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JPH0873066A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0873066A
JPH0873066A JP6213551A JP21355194A JPH0873066A JP H0873066 A JPH0873066 A JP H0873066A JP 6213551 A JP6213551 A JP 6213551A JP 21355194 A JP21355194 A JP 21355194A JP H0873066 A JPH0873066 A JP H0873066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer material
conveying belt
material conveying
image
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6213551A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3443460B2 (ja
Inventor
Takeshi Todome
剛 留目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21355194A priority Critical patent/JP3443460B2/ja
Publication of JPH0873066A publication Critical patent/JPH0873066A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443460B2 publication Critical patent/JP3443460B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】転写材搬送ベルトの内周面のクリーニングを実
施して、異物の付着に起因する周速差による色ズレをな
くし、画像品質の良い画像形成を可能とした画像形成装
置を提供することを目的とする。 【構成】感光体ドラム2Y,2M,2C,2BKに対し
て順次転写材(用紙)8を搬送する転写材搬送ベルト1
2の内側に、内側クリーナ27を傾斜状態に設けて、転
写材搬送ベルト12の内側に付着した異物Xを掻き落と
すと共に、掻き落した異物Xを内側クリーナ27の傾斜
により自動的に転写材搬送ベルト12の外側に搬送し、
異物回収ホッパ28に回収するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー複写機や、ビ
ジネスカラー複写機など、複数の感光体を用いて用紙な
どの転写材上に画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスのカラー指向に応えて、
カラー複写機が登場してきた。このカラー複写機の方式
の1つに感光体ドラム4連タンデム方式がある。この方
式は、像担持体である感光体ドラムを4本平行に並べ、
それぞれの感光体ドラム上に、イエロー,マゼンダ,シ
アン,ブラックのトナーを用いてトナー像を形成し、1
枚の転写材に順次このトナー像を転写し、カラー画像を
得る方式である。
【0003】さて、この4連タンデム方式では、転写材
搬送ベルトに載せられた転写材が、次々と、4つの感光
体に接触してトナー像が転写される。また、カラー画像
の形成以外の時は、例えば、黒色の画像のみ形成する場
合は、イエロー,マゼンダ,シアンの3本のドラムには
トナー像を形成せず、ブラックのトナーによるトナー像
形成して転写材に転写することにより黒色のみの画像を
得るようにしている。
【0004】この種の画像形成装置においては、転写材
搬送ベルトの内側にトナー粉や紙粉等の異物が舞い込ん
で、転写材搬送ベルトの内周面に付着し、さらに、転写
材搬送ベルトが掛け渡された駆動ローラや従動ローラの
表面に付着することがあった。
【0005】この異物の付着が発生すると、転写材搬送
ベルトの場合、部分的にベルトの厚さが厚くなり、一定
速度で回転している駆動ローラによって搬送されている
転写材搬送ベルトは、ベルトの厚さが厚くなった部分で
は転写材搬送ベルトの表面の周速が早くなる。
【0006】今、転写材搬送ベルト表面の周速をv、駆
動ローラの半径をr、駆動ローラの回転速度をω、転写
材搬送ベルトの厚さをtとしたとき、本来の転写材搬送
ベルト表面の周速は以下の式で表される。
【0007】v=ω×(r+t) これが異物の付着によって部分的にΔtだけ転写材搬送
ベルト内側の厚さが厚くなった場合の転写材搬送ベルト
表面の周速v1 は、 v1 =ω×{r+(t+Δt)} となり、周速の差Δvは、 Δv=v−v1 =ω×Δt で表される。さて、角速度ωと回転数Nの間には次式の
関係がある。
【0008】ω=πN/30 従って、 Δv=ω×Δt=πNΔt/30 駆動ローラの回転数を42.273rpmとすると、仮
に0.1mmの異物が付着した場合、上式を用いると、 Δv=π×42.273×0.1/30=0.443
[mm] つまり、0.1mmの異物が転写材搬送ベルト内側に付
着すると、その部分が駆動ローラに接触した領域では、
0.443[mm]早く転写材搬送ベルトが搬送される
ことになる。
【0009】さて、フルカラープリンタではその装置に
よって解像度が異なるが、一般的な200DPI、30
0DPI、400DPIの解像度の時、どのくらいの位
置ズレが発生するかを計算してみる。
【0010】各解像度がそれぞれ描画される1本の線の
太さを、S200 ・S300 ・S400 とすると、 S200 =25.4/200=0.127[mm] S300 =25.4/300=0.085[mm] S400 =25.4/400=0.064[mm] であるから、先の0.1mmの異物が付着すると、それ
ぞれの線は、 200DPIの場合:0.443/1.127=3.5
本 300DPIの場合:0.443/0.085=5.2
本 400DPIの場合:0.443/0.064=6.9
本 分の印字位置のズレが発生することになる。フルカラー
プリンタの場合、モノクロプリンタと違って、本来、1
本でも印字位置が違うと再現される色は全く別の物にな
ってしまう。この様に、僅かな大きさの異物が転写材搬
送ベルトに付着するだけで画像の品質を大きく損なう結
果となる。
【0011】また、駆動ローラ表面に異物が付着した場
合も同様で、異物が付着した部分が転写材搬送ベルトを
搬送するとき転写材搬送ベルトの周速が早くなる。先に
説明した様に、色トナーを複数回転写してカラー画像を
形成する転写材は、転写材搬送ベルトに静電的に固定さ
れて、4つの感光体ドラムへ順次運ばれる。従って、転
写材搬送ベルト表面の周速がある一時的な部分であって
も早くなると、本来画像を転写すべき位置は先行した状
態となり、色ズレが発生する。
【0012】従動ローラに異物が付着した場合は、直接
的に転写材搬送ベルト表面の周速が変化することはない
が、従動ローラからこの異物が取れて、転写材搬送ベル
トや駆動ローラに再付着する可能性が生じる。この場
合、やはり色ズレが発生することとなる。
【0013】従来は転写材搬送ベルトの表面のクリーニ
ングは実施されていたが、転写材搬送ベルトの内側のク
リーニングは実施されておらず、このため、転写材搬送
ベルトの内周面や転写材搬送ベルトが掛け渡された駆動
ローラや従動ローラの表面に付着した異物が、転写材搬
送ベルトの周速に変化をもたらして、色ズレを発生させ
るという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
画像形成装置においては、各像担持体に対して順次転写
材を搬送する転写材搬送ベルトの内側のクリーニングは
実施されておらず、転写材搬送ベルトの内周面や転写材
搬送ベルトが掛け渡された駆動ローラや従動ローラの表
面に付着した異物が、転写材搬送ベルトの周速に変化を
もたらして、色ズレを発生させるという問題があった。
【0015】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、転写材搬送ベルトの内周面のクリーニングを実施し
て、異物の付着に起因する周速差による色ズレをなく
し、画像品質の良い画像形成を可能とした画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する第1の手段として、列設された複数の像担持体に
それぞれ対応して設けられ、その各像担持体上にそれぞ
れ画像を形成する複数の画像形成手段と、駆動ローラと
従動ローラに掛け渡されて中途部が前記各像担持体に対
向するよう張設された無端状の転写材搬送ベルトを有
し、前記各像担持体に対して順次転写材を搬送する搬送
手段と、前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、
前記搬送手段で搬送される転写材に対して前記各像担持
体上に形成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手
段と、前記転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って
転写材搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの
内周面をクリーニングするクリーニング手段とを具備し
てなる構成としたものである。
【0017】また、第2の手段として、列設された複数
の像担持体にそれぞれ対応して設けられ、その各像担持
体上にそれぞれ画像を形成する複数の画像形成手段と、
駆動ローラと従動ローラに掛け渡されて中途部が前記各
像担持体に対向するよう張設された無端状の転写材搬送
ベルトを有し、前記各像担持体に対して順次転写材を搬
送する搬送手段と、前記各像担持体にそれぞれ対応して
設けられ、前記搬送手段で搬送される転写材に対して前
記各像担持体上に形成された画像をそれぞれ転写する複
数の転写手段と、前記転写材搬送ベルトの幅よりも長い
長さ持って転写材搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬
送ベルトの内周面をクリーニングすると共にクリーニン
グ後の残留物を転写材搬送ベルト外に導くクリーニング
手段とを具備してなる構成としたものである。
【0018】また、第3の手段として、列設された複数
の像担持体にそれぞれ対応して設けられ、その各像担持
体上にそれぞれ画像を形成する複数の画像形成手段と、
駆動ローラとテーパローラからなる従動ローラに掛け渡
されて中途部が前記各像担持体に対向するよう張設され
た無端状の転写材搬送ベルト及び転写材搬送ベルトの前
記テーパローラの小径側に位置する一側縁と接触するよ
うに設けられ前記転写材搬送ベルトの寄りを防止する寄
り止め規制部材を有し、前記各像担持体に対して順次転
写材を搬送する搬送手段と、前記各像担持体にそれぞれ
対応して設けられ、前記搬送手段で搬送される転写材に
対して前記各像担持体上に形成された画像をそれぞれ転
写する複数の転写手段と、前記転写材搬送ベルトの幅よ
りも長い長さ持ち、かつテーパローラからなる従動ロー
ラの大径側が近くなるように従動ローラに対して角度を
持って設けられ、前記転写材搬送ベルトの内周面に当接
することにより転写材搬送ベルトの内周面をクリーニン
グすると共に前記寄り止め規制部材への転写材搬送ベル
トの寄り力を付与するクリーニング手段とを具備してな
る構成としたものである。
【0019】また、第4の手段として、列設された複数
の像担持体にそれぞれ対応して設けられ、その各像担持
体上にそれぞれ画像を形成する複数の画像形成手段と、
駆動ローラと従動ローラに掛け渡されて中途部が前記各
像担持体に対向するよう張設された無端状の転写材搬送
ベルトを有し、前記各像担持体に対して順次転写材を搬
送する搬送手段と、前記各像担持体にそれぞれ対応して
設けられ、前記搬送手段で搬送される転写材に対して前
記各像担持体上に形成された画像をそれぞれ転写する複
数の転写手段と、前記転写材搬送ベルトの幅よりも長い
長さ持って転写材搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬
送ベルトの内周面をクリーニングする第1のクリーニン
グ手段と、この第1のクリーニング手段に前記転写材搬
送ベルトを挟んで対向し前記転写材搬送ベルトの外周面
に当接することにより転写材搬送ベルトの外周面をクリ
ーニングする第2のクリーニング手段とを具備してなる
構成としたものである。
【0020】
【作用】上記第1の手段の画像形成装置によれば、転写
材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材搬送ベル
トの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面をクリー
ニングするクリーニング手段を設けたから、転写材搬送
ベルトの内周面に付着した異物、あるいは転写材搬送ベ
ルトから転写して駆動ローラや従動ローラの表面に付着
した異物による転写材搬送ベルトの周速の変化を防止で
き、周速の変化に起因する色ズレの無い画像品質の良い
画像形成が可能となる。また、クリーニング手段は、ブ
レード等の安価で安易なもので構成することが可能とな
る。
【0021】また、第2の手段の画像形成装置によれ
ば、転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
をクリーニングするクリーニング手段を設けたから、転
写材搬送ベルトの内周面に付着した異物、あるいは転写
材搬送ベルトから転写して駆動ローラや従動ローラの表
面に付着した異物による転写材搬送ベルトの周速の変化
を防止でき、周速の変化に起因する色ズレの無い画像品
質の良い画像形成が可能となる。また、クリーニング手
段は、ブレード等の安価で安易なもので構成することが
可能となる。
【0022】さらに、クリーニング手段が、クリーニン
グ後の残留物を転写材搬送ベルト外に自動的に導く構成
であるため、クリーニング後の残留物を転写材搬送ベル
ト外に人為的に除去する必要が無く、長期に亘って安定
したクリーニング動作が維持できる。
【0023】また、第3の手段の画像形成装置によれ
ば、転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
をクリーニングするクリーニング手段を設けたから、転
写材搬送ベルトの内周面に付着した異物、あるいは転写
材搬送ベルトから転写して駆動ローラや従動ローラの表
面に付着した異物による転写材搬送ベルトの周速の変化
を防止でき、周速の変化に起因する色ズレの無い画像品
質の良い画像形成が可能となる。また、クリーニング手
段は、ブレード等の安価で安易なもので構成することが
可能となる。
【0024】さらに、クリーニング手段が、テーパロー
ラからなる従動ローラの大径側が近くなるように従動ロ
ーラに対して角度を持って設けられ、転写材搬送ベルト
の寄りを防止する寄り止め規制部材への転写材搬送ベル
トの寄り力を増加させることができるようにしたから、
転写材搬送ベルトの蛇行を確実に防止でき、転写材搬送
ベルトの蛇行に起因する色ズレの無い画像品質の良い画
像形成が可能となる。
【0025】また、第4の手段の画像形成装置によれ
ば、転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
をクリーニングする第1のクリーニング手段を設けたか
ら、転写材搬送ベルトの内周面に付着した異物、あるい
は転写材搬送ベルトから転写して駆動ローラや従動ロー
ラの表面に付着した異物による転写材搬送ベルトの周速
の変化を防止でき、周速の変化に起因する色ズレの無い
画像品質の良い画像形成が可能となる。また、クリーニ
ング手段は、ブレード等の安価で安易なもので構成する
ことが可能となる。
【0026】さらに、この第1のクリーニング手段に転
写材搬送ベルトを挟んで対向し転写材搬送ベルトの外周
面に当接することにより転写材搬送ベルトの外周面をク
リーニングする第2のクリーニング手段を設けたから、
転写材搬送ベルトの外周面をクリーニングができること
は勿論のこと、転写材搬送ベルトと第1のクリーニング
手段との密着性が向上し、第1のクリーニング手段のク
リーニング効率を向上させることが可能となる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1〜
図3を参照して説明する。まず、図1を参照して画像形
成装置としての4連タンデム方式のカラー複写機の全体
構成を説明する。
【0028】このカラー複写機は、順次平行状態に列設
された4つの像担持体としての感光体ドラム2Y,2
M,2C,2BKと、これら各感光体ドラム2Y,2
M,2C,2BKにそれぞれ対応して設けられ、その各
2Y,2M,2C,2BK上にそれぞれ画像を形成する
複数の画像形成手段150Y,150M,150C,1
50BKと、前記感光体ドラム2Y,2M,2C,2B
Kに対して順次用紙からなる転写材8を搬送する搬送手
段200と、前記感光体ドラム2Y,2M,2C,2B
Kにそれぞれ対応して設けられ、前記搬送手段200で
搬送される転写材8に対して前記感光体ドラム2Y,2
M,2C,2BK上に形成されたトナー画像をそれぞれ
転写する複数の転写手段としての転写ローラ5Y,5
M,5C,5BKを有する。
【0029】また、4組の画像形成手段150Y,15
0M,150C,150BKは、固体走査ヘッド1Y,
1M,1C,1BK,等倍結像光学系などからなる記録
部と、帯電装置3Y,3M,3C,3BK、現像装置4
Y,4M,4C,4BK、クリーニング装置6Y,6
M,6C,6BK、除電装置7Y,7M,7C,7BK
などからなる画像形成部からなっている。
【0030】イエロー画像形成手段150Yについて説
明すると、図示しない印字制御部から送られてくるイエ
ローの画像データにしたがって固体走査ヘッド1Yが感
光体ドラム2Yに対して露光光を出力する。この固体走
査ヘッド1Yは、主走査方向ライン上に微小な発光部が
等間隔に配設された構造を持ち、印字すべきパターンに
応じて印字制御部から送られてくるオンーオフ信号に応
じて、主走査方向ラインの個別発光部を点灯制御するこ
とにより、この発光部の光を1対1に結像する等倍結像
光学系によって、感光体ドラム2Y上に光を結像して露
光を行なう。
【0031】なお、具体的には、固体走査ヘッド1Yに
は解像度400DPIのLEDヘッドアレイを、等倍結
像光学系にはセルフォックレンズアレイを用いた。感光
体ドラム2Yの周囲には、感光体ドラム2Yの表面を帯
電する帯電装置3Y、固体走査ヘッド1Y、現像装置4
Y、転写装置5Y、クリーニング装置6Y、除電装置7
Yが配設されている。
【0032】感光体ドラム2Yは、駆動モータ(図示し
ない)により、V0 の外周速度で回転駆動される。この
感光体ドラム2Yは、感光体ドラム2Yの表面に接して
設けられている導電性を有する帯電ローラからなる帯電
装置3Yによって表面が帯電される。なお、この帯電ロ
ーラは、感光体ドラム2Yの表面に接触することによっ
て回転している。
【0033】感光体ドラム2Yの表面は、有機系光導電
体によって形成されている。この光導電体は、通常は高
抵抗であるが、光が照射されると、光照射部の比抵抗が
変化する性質を持っている。そこで、帯電したイエロー
感光体ドラム2Yの表面に、イエロー印字パターンに応
じた光を、固体走査ヘッド1Yから等倍結像光学系を通
して照射することによって、イエロー印字パターンの静
電潜像が感光体ドラム2Yの表面に形成される。
【0034】静電潜像とは、帯電によって感光体ドラム
2Yの表面に形成される像であり、固体走査ヘッド1Y
からの光照射によって、光導電体の被照射面の比抵抗が
低下し、感光体ドラム2Y表面の帯電した電荷が流れ、
一方、固体走査ヘッド1Yからの光照射されなかった部
分の電荷が残留することによって形成される、いわゆる
ネガ潜像である。
【0035】このようにして帯電された感光体ドラム2
Y上の露光位置に、固体走査ヘッド1Yの光が結像さ
れ、潜像が形成された感光体ドラム2Yは、現像位置ま
でV0の速度で回転する。そして、この現像位置で、感
光体ドラム2Y上の潜像は、現像装置4Yによって可視
像であるトナー像化される。
【0036】現像装置4Y内には、イエロー染料を含み
樹脂にて形成されるイエロートナーが準備されている。
イエロートナーは、現像装置4Yの内部で攪拌されるこ
とで摩擦帯電し、感光体ドラム2Y上に帯電した帯電荷
と同極性の電荷を持つ。感光体ドラム2Yの表面が現像
装置4Yを通過していくことにより、帯電が除去された
潜像部にのみイエロートナーが静電的に付着して、潜像
がイエロートナーによって現像される(反転現像)。
【0037】イエローのトナー像が形成された感光体ド
ラム2Yは、引続き外周V0 で回転し、転写位置の地点
で転写装置5Yによって、給紙系によりタイミングを取
って供給された転写材搬送ベルト12上の転写材(用
紙)8上にトナー像が転写される。
【0038】給紙系は、ピックアップローラ9、フィー
ドローラ10、および、レジストローラ11からなる。
ピックアップローラ9によって、給紙カセット39内か
ら持ち上げられた転写材8は、フィードローラ10によ
って1枚だけレジストローラ11に搬送される。レジス
トローラ11は、転写材8の姿勢をただした後、転写材
搬送ベルト12上に送る。レジストローラ11の外周速
度、転写材搬送ベルト12の周速は、感光体ドラム2Y
の周速V0 と等速になるように設定されている。転写材
8は、その一部をレジストローラ11に保持された状態
で、感光体ドラム2Yと等速のV0 で転写材搬送ベルト
12と共に感光体ドラム2Yの転写位置に送られる。
【0039】転写位置において、転写材8と接した感光
体ドラム2Y上のイエロートナー像は、転写装置5Yに
よって、感光体ドラム2Yから離脱して転写材8上に転
写され、この結果、イエロー印字信号に基づく印字パタ
ーンのイエロートナー像が転写材8上に形成される。
【0040】転写装置5Yは、導電性を有する転写ロー
ラによって構成されている。この転写ローラは、転写材
搬送ベルト12の裏側から、感光体ドラム2Yに静電的
に付着しているイエロートナーの電位と逆極性を有する
電界を供給する。この電界は、転写材搬送ベルト12、
および、転写材8を通して感光体ドラム2Y上のイエロ
ートナー像に作用し、その結果、感光体ドラム2Yから
転写材8へトナー像を転写する。
【0041】こうして、イエロートナー像を転写した転
写材8は、次にマゼンダ画像形成手段150Mに、さら
にシアン画像形成手段150Cに、さらにブラック画像
形成手段150BKに順次供給される。
【0042】なお、マゼンダ画像形成手段150M、シ
アン画像形成手段150C、ブラック画像形成手段15
0BKは、上述したイエロー画像形成手段150Yにお
けるイエロー(Y)を、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)に置き換えた、同じ構成部材
および作用より成り立っているので、説明を簡略化する
ため、これらの画像形成手段については説明を省略す
る。
【0043】さて、イエロー転写位置、マゼンダ転写位
置、シアン転写位置、ブラック転写位置を順次通過し
て、色重ね画像を形成した転写材8は、定着装置13へ
と送り込まれる。
【0044】定着装置13は、ヒータを組み込んだヒー
トローラから構成されており、転写材8上に電荷力によ
って載っているだけのトナー像を加熱することにより、
色重ねしたトナー像を溶融して、転写材8への永久定着
を行なう。定着の完了した転写材8は、送り出しローラ
14によって排紙トレイ15に搬出される。
【0045】一方、転写位置を通過した各色の感光体ド
ラム2Y,2M,2C,2BKは、そのまま外周速度V
0 にて回転駆動され、クリーニング装置6Y,6M,6
C,6BKによって残留トナーや紙粉がクリーニングさ
れ、さらに、除電装置7Y,7M,7C,7BKの除電
ランプで表面の電位が一定にされ、必要に応じて再び帯
電装置3Y,3M,3C,3BKからの一連のプロセス
に入る。
【0046】また、転写材8を搬送した転写材搬送ベル
ト12は、エンドレス構造を有していて、定着装置13
側の駆動ローラ16と転写材供給口側の従動ローラ17
とによって保持されている。駆動ローラ16は、図示し
ない駆動モータからその駆動力を伝達され、前述したよ
うに感光体ドラム2Y,2M,2C,2BKの外周速度
0 と転写材搬送ベルト12ベルト外周速度が等速にな
るように駆動されている。
【0047】一方、従動ローラ17は、ローラ両側の軸
部に転写材搬送方向と平行な方向に移動可能な機構を持
ち、転写材搬送方向と反対方向に付勢部材である圧縮ス
プリング18,18によって、転写材搬送ベルト12に
引張り荷重を加えるべく押圧されている。従動ローラ1
7が転写材搬送方向と平行な方向に移動可能とする機構
は、フレームに設けられた長穴(図示しない)と、これ
を摺動し、かつ、従動ローラ17を回転可能とする従動
ローラ保持部材21から構成される。
【0048】転写材搬送ベルト12は、転写材8を定着
装置13に送り出した後、ベルト表面に付着した残留ト
ナーや紙粉がベルトクリーニング装置22によってクリ
ーニングされ、必要に応じて次の転写材8を搬送する。
【0049】また、単色印字の場合は、上述した任意の
単色の記録部・画像形成部による作像を行なう。このと
き、選択された色以外の記録部・画像形成部は動作を行
なわないようになっている。
【0050】次に、図2および図3を参照して前記転写
材8を搬送する搬送手段200について説明する。搬送
手段200は、駆動ローラ16と従動ローラ17とに掛
け渡されて中途部が前記感光体ドラム2Y,2M,2
C,2BKに対向するよう張設された無端状の転写材搬
送ベルト12を有した構成となっている。
【0051】また、従動ローラ17は、従動ローラ圧縮
スプリング18,18によって押圧され転写材搬送ベル
ト12に張力を付与させている。まず、転写材8を搬送
する転写材搬送ベルト12は、無端のエンドレス構造を
有し、定着装置13側の駆動ローラ16と、転写材供給
口側の従動ローラ17によって保持されている。駆動ロ
ーラ16は図示しない駆動モータからその駆動力を伝達
されて図中反時計方向に感光体ドラム外周速度V0 とベ
ルト外周速度が等速になるように駆動されている。
【0052】一方、従動ローラ17は、ローラ両側の軸
部に転写材搬送方向と平行な方向に移動可能な機構を持
ち、転写材搬送方向と反対方向に圧縮スプリング18,
18によって、転写材搬送ベルト12に引張荷重を加え
るべく、押圧されている。従動ローラ17が転写材搬送
方向と平行な方向に移動可能とする機構は、フレームに
設けられた長穴(図示しない)と、これを摺動し、かつ
従動ローラ17を回転可能とする従動ローラ保持部材2
1から構成される。
【0053】さらに、このように構成された搬送手段2
00には、図2及び図3に詳図するように、駆動ローラ
16の転写材搬送ベルト12の接触領域をクリーニング
するクリーニング手段としての駆動ローラクリーナ2
5、従動ローラ17の転写材搬送ベルト12の接触領域
をクリーニングするクリーニング手段としての従動ロー
ラクリーナ26、転写材搬送ベルト12の内周面(以
後、内側という)をクリーニングするクリーニング手段
としての内側クリーナ27、及び異物回収ホッパ28が
組込まれている。
【0054】これら従来の装置では設けられていなかっ
たクリーニング手段としての前記駆動ローラクリーナ2
5、従動ローラクリーナ26、内側クリーナ27は、そ
れぞれポリエステルフィルム等の樹脂製ブレードで構成
されており、図示しない保持部材を介して所定位置に保
持されている。
【0055】無端状の転写材搬送ベルト12は、駆動ロ
ーラ16の回転に従って搬送される。尚、駆動ローラ1
6の回転方向は図中反時計回りの方向であり、感光体ド
ラム2Y,2M,2C,2BKに対向する転写材搬送ベ
ルト12の上面は、図中、右から左方向へと搬送され
る。
【0056】駆動ローラクリーナ25は、転写材搬送ベ
ルト12の内側で、駆動ローラ16の回転方向に対向す
る向きに配設され、その先端部がローラ表面に押圧され
ている。そして、駆動ローラ16の表面に付着した異物
Xは駆動ローラ16の回転に従って駆動ローラクリーナ
25の配設位置まで搬送され、駆動ローラクリーナ25
によって掻き落とされる。この掻き落とされた異物X
は、転写材搬送ベルト12の内側に落とされる様になっ
ている。
【0057】従動ローラクリーナ26は、転写材搬送ベ
ルト12の内側で、従動ローラ17の回転方向に対向す
る向きに配設され、その先端部がローラ表面に押圧され
ている。そして、従動ローラ17の表面に付着した異物
Xは従動ローラ17の回転に従って従動ローラクリーナ
26の配設位置まで搬送され、従動ローラクリーナ26
によって掻き落とされる。この掻き落とされた異物X
は、比較的長い寸法で作られた従動ローラクリーナ26
の斜面を転がって、転写材搬送ベルト12の内側に落と
される様になっている。
【0058】また、内側クリーナ27は、従動ローラク
リーナ26の下面側、すなわち、転写材搬送ベルト12
と従動ローラクリーナ26との間に挟まれた領域に配設
されている。この内側クリーナ27は、転写材搬送ベル
ト12の幅よりも長い長さを持っており、転写材搬送ベ
ルト12に対して斜め(この例では図中前側が従動ロー
ラ17との距離が短く、図中奥側が従動ローラ17との
距離が長くなっている。)状態で、少なくとも一端が転
写材搬送ベルト12から飛び出した状態で取り付けられ
ている。この実施例では、図中前側の従動ローラ17と
の距離が短い方のクリーナ端部が転写材搬送ベルト12
から飛び出した状態となっている。さらに、内側クリー
ナ27は、転写材搬送ベルト12の進行方向に対向する
向きに配設され、その先端部が転写材搬送ベルト12の
内側に押圧されている。
【0059】そして、駆動ローラ16の回転により転写
材搬送ベルト12が走行されると、転写材搬送ベルト1
2の内側に付着した異物Xは、内側クリーナ27によっ
て掻き落とされる。
【0060】この掻き落とされた異物Xは、内側クリー
ナ27が斜めに配設されている為、そのクリーナ先端部
の稜線に沿って、転写材搬送ベルト12の走行に伴い、
従動ローラ17との距離が短い方向(この例では図中前
側)に自動的に搬送され、内側クリーナ27の端部が転
写材搬送ベルト12の外側に飛び出した構造であるため
に、ついには、転写材搬送ベルト12の外側に運ばれ
る。その位置には、異物回収ホッパ28が用意されてお
り、クリーニングされた異物Xは異物回収ホッパ28内
に溜められる。
【0061】また、駆動ローラクリーナ25によって掻
き落とされた異物Xは、内側クリーナ27の上流の転写
材搬送ベルト12の内側に掻き落とされ、従動ローラク
リーナ26によって掻き落とされた異物Xも、内側クリ
ーナ27の上流の転写材搬送ベルト12の内側に掻き落
とされる。そして、この両クリーナ25,26によって
クリーニングされた異物Xは、そのまま転写材搬送ベル
ト12の走行により転内側クリーナ27の部分に運ば
れ、転写材搬送ベルト12の内側に付着した異物Xと共
にクリーニングされ、転写材搬送ベルト12の外側に搬
送される。
【0062】この様に、この第1の実施例によれば、転
写材搬送ベルト12の内側に付着した異物Xや、転写材
搬送ベルト12から転写し、あるいは直接、駆動ローラ
16や従動ローラ17の表面に付着した異物Xによる転
写材搬送ベルト12の周速の変化を防止でき、周速の変
化に起因する色ズレの無い画像品質の良い画像形成が可
能となる。
【0063】また、上記クリーニング手段としての前記
駆動ローラクリーナ25、従動ローラクリーナ26、内
側クリーナ27は、それぞれポリエステルフィルム等の
樹脂製ブレードで良く、安価で安易なもので構成するこ
とが可能となる。
【0064】さらに、内側クリーナ27が、クリーニン
グ後の残留物である異物Xを転写材搬送ベルト12外に
自動的に導く構成であるため、クリーニング後の異物X
を転写材搬送ベルト12外に人為的に除去する必要が無
く、長期に亘って安定したクリーニング動作が維持でき
るものである。
【0065】次に、本発明の第2の実施例について、図
4〜図6を参照して説明する。この第2の実施例は、転
写材搬送ベルト12の蛇行対策として、寄り止め規制部
材である規制板31と、テーパローラからなる従動ロー
ラ17aを採用した搬送手段200に、クリーニング手
段としての前述の第1の実施例と同様の駆動ローラクリ
ーナ25、従動ローラクリーナ26、内側クリーナ2
7、及び異物回収ホッパ28を組込んだものである。
【0066】なお、この第2の実施例の説明において、
前述の第1の実施例と同一構成部分は同一の符号を付し
て一部重複説明を省略する。転写材搬送ベルト12は、
駆動ローラ16の回転に従って搬送される。尚、駆動ロ
ーラ16の回転方向は図中反時計回りの方向であり、感
光体ドラム2Y,2M,2C,2BKに対向する転写材
搬送ベルト12の上面は図中、右から左方向へと搬送さ
れる。
【0067】さて、駆動ローラ16の回転により転写材
搬送ベルト12が搬送されると、テーパローラからなる
従動ローラ17aによって転写材搬送ベルト12は次第
に従動ローラ17aの小径側、つまり手前側に片寄りが
進行する。転写材搬送ベルト12の片寄りが進行してい
くと、駆動ローラ16の図中手前側に固定状態で配設し
てある規制板31に接触、常に摺動して搬送されるよう
になる。規制板31は静止状態に固定してあるので一定
量転写材搬送ベルト12の片寄りが進行すると、片寄り
規制板31を押す力とこれによって発生する反作用とが
釣り合って片寄りは停止する。
【0068】一方、転写材搬送ベルト12の蛇行力は、
転写材搬送ベルト12の寄り力より一般に小さいので寄
り力が釣り合っている状態では蛇行力はその寄り力の作
用と反作用の力の中に内包され転写材搬送ベルト12の
蛇行は生じない。また、従動ローラ17aのローラ長
は、転写材搬送ベルト12の幅以上に設計されており、
テーパの効果がベルト全幅に作用する構造となってい
る。
【0069】駆動ローラクリーナ25は、転写材搬送ベ
ルト12の内側で、駆動ローラ16の回転方向に対向す
る向きに配設され、その先端部がローラ表面に押圧され
ている。そして、駆動ローラ16の表面に付着した異物
Xは駆動ローラ16の回転に従って駆動ローラクリーナ
25の配設位置まで搬送され、駆動ローラクリーナ25
によって掻き落とされる。この掻き落とされた異物X
は、転写材搬送ベルト12の内側に落とされる様になっ
ている。
【0070】従動ローラクリーナ26は、転写材搬送ベ
ルト12の内側で、従動ローラ17の回転方向に対向す
る向きに配設され、その先端部がローラ表面に押圧され
ている。そして、従動ローラ17の表面に付着した異物
Xは従動ローラ17の回転に従って従動ローラクリーナ
26の配設位置まで搬送され、従動ローラクリーナ26
によって掻き落とされる。この掻き落とされた異物X
は、比較的長い寸法で作られた従動ローラクリーナ26
の斜面を転がって、転写材搬送ベルト12の内側に落と
される様になっている。
【0071】また、内側クリーナ27は、従動ローラク
リーナ26の下面側、すなわち、転写材搬送ベルト12
と従動ローラクリーナ26との間に挟まれた領域に配設
されている。この内側クリーナ27は、転写材搬送ベル
ト12の幅よりも長い長さを持っており、転写材搬送ベ
ルト12に対して斜め(この例では図中奥側が従動ロー
ラ17aとの距離が短く、図中前側が従動ローラ17a
との距離が長くなっている。)状態で、少なくとも一端
が転写材搬送ベルト12から飛び出した状態で取り付け
られている。この実施例では図中奥側の従動ローラ17
aとの距離が短い方のクリーナ端部が転写材搬送ベルト
12から飛び出した状態となっている。さらに、内側ク
リーナ27は、転写材搬送ベルト12の進行方向に対向
する向きに配設され、その先端部が転写材搬送ベルト1
2の内側に押圧されている。
【0072】そして、駆動ローラ16の回転により転写
材搬送ベルト12が走行されると、転写材搬送ベルト1
2の内側に付着した異物Xは、内側クリーナ27によっ
て掻き落とされる。
【0073】この掻き落とされた異物Xは、内側クリー
ナ27が斜めに配設されている為、そのクリーナ先端部
の稜線に沿って、転写材搬送ベルト12の走行に伴い、
従動ローラ17aとの距離が短い方向(この例では図中
奥側)に自動的に搬送され、内側クリーナ27の端部が
転写材搬送ベルト12の外側に飛び出した構造であるた
めに、ついには、転写材搬送ベルト12の外側に運ばれ
る。その位置には、異物回収ホッパ28が用意されてお
り、クリーニングされた異物Xは異物回収ホッパ28内
に溜められる。
【0074】また、駆動ローラクリーナ25によって掻
き落とされた異物Xは、内側クリーナ27の上流の転写
材搬送ベルト12の内側に掻き落とされ、従動ローラク
リーナ26によって掻き落とされた異物Xも、内側クリ
ーナ27の上流の転写材搬送ベルト12の内側に掻き落
とされる。そして、この両クリーナ25,26によって
クリーニングされた異物Xは、そのまま転写材搬送ベル
ト12の走行により転内側クリーナ27の部分に運ば
れ、転写材搬送ベルト12の内側に付着した異物Xと共
にクリーニングされ、転写材搬送ベルト12の外側に搬
送される。
【0075】この様に、この第2の実施例によれば、転
写材搬送ベルト12の内側に付着した異物Xや、転写材
搬送ベルト12から転写し、あるいは直接、駆動ローラ
16や従動ローラ17の表面に付着した異物Xによる転
写材搬送ベルト12の周速の変化を防止でき、周速の変
化に起因する色ズレの無い画像品質の良い画像形成が可
能となる。
【0076】また、上記クリーニング手段としての前記
駆動ローラクリーナ25、従動ローラクリーナ26、内
側クリーナ27は、それぞれポリエステルフィルム等の
樹脂製ブレードで良く、安価で安易なもので構成するこ
とが可能となる。
【0077】さらに、内側クリーナ27が、クリーニン
グ後の残留物である異物Xを転写材搬送ベルト12外に
自動的に導く構成であるため、クリーニング後の異物X
を転写材搬送ベルト12外に人為的に除去する必要が無
く、長期に亘って安定したクリーニング動作が維持でき
るものである。
【0078】また、この第2の実施例では転写材搬送ベ
ルト12の奥側がテーパ従動ローラ17aとの距離が短
くなる様に内側クリーナ27を設けてある。この様に内
側クリーナ27を斜めに配設すると、図6に示すよう
に、内側クリーナ27に垂直な方向に進もうとする推力
が転写材搬送ベルト12に発生する。この力をFtとす
ると、これを転写材搬送ベルト12の搬送方向とこれに
垂直な方向の力に分解すると、転写材搬送ベルト12の
搬送方向への力Fhとこれに垂直な方向の力Fvが得られ
る。この搬送方向に垂直な力Fvが転写材搬送ベルト1
2を片寄り走行させる力となって転写材搬送ベルト12
に作用する。
【0079】つまり、本実施例のように転写材搬送ベル
ト12の奥側がテーパ従動ローラ17aとの距離が短く
なる様に内側クリーナ27を設けた場合、転写材搬送ベ
ルト12の搬送方向に垂直な力Fvが得られる向きは図
中前側となり、従動ローラ17aの滑り方向と一致し
て、図中前側に配設した寄り止め規制部材である規制板
31の向きに寄り力を増加させることが出来るので、転
写材搬送ベルト12の安定した寄り方向規制を実施する
ことができる。
【0080】したがって、転写材搬送ベルト12の蛇行
を確実に防止でき、転写材搬送ベルト12の蛇行に起因
する色ズレの無い画像品質の良い画像形成が可能となる
ものである。
【0081】次に、本発明の第3の実施例について、図
7及び図8を参照して説明する。この第3の実施例は、
搬送手段200に、クリーニング手段としての前述の第
1の実施例と同様の駆動ローラクリーナ25、従動ロー
ラクリーナ26、内側クリーナ27、及び異物回収ホッ
パ28aを組込むと共に、第1のクリーニング手段とし
ての内側クリーナ27に対向して第2のクリーニング手
段としての外側クリーナ29を設け、こられ両クリーナ
27,29により転写材搬送ベルト12を挾持する構成
としたものである。
【0082】なお、この第3の実施例の説明において、
前述の第1の実施例と同一構成部分は同一の符号を付し
て一部重複説明を省略する。前記駆動ローラクリーナ2
5、従動ローラクリーナ26、内側クリーナ27、及び
外側クリーナ29は、それぞれポリエステルフィルム等
の樹脂製ブレードで構成されており、図示しない保持部
材を介して所定位置に保持されている。
【0083】無端状の転写材搬送ベルト12は、駆動ロ
ーラ16の回転に従って搬送される。尚、駆動ローラ1
6の回転方向は図中反時計回りの方向であり、感光体ド
ラム2Y,2M,2C,2BKに対向する転写材搬送ベ
ルト12の上面は、図中、右から左方向へと搬送され
る。
【0084】駆動ローラクリーナ25は、転写材搬送ベ
ルト12の内側で、駆動ローラ16の回転方向に対向す
る向きに配設され、その先端部がローラ表面に押圧され
ている。そして、駆動ローラ16の表面に付着した異物
Xは駆動ローラ16の回転に従って駆動ローラクリーナ
25の配設位置まで搬送され、駆動ローラクリーナ25
によって掻き落とされる。この掻き落とされた異物X
は、転写材搬送ベルト12の内側に落とされる様になっ
ている。
【0085】従動ローラクリーナ26は、転写材搬送ベ
ルト12の内側で、従動ローラ17の回転方向に対向す
る向きに配設され、その先端部がローラ表面に押圧され
ている。そして、従動ローラ17の表面に付着した異物
Xは従動ローラ17の回転に従って従動ローラクリーナ
26の配設位置まで搬送され、従動ローラクリーナ26
によって掻き落とされる。この掻き落とされた異物X
は、比較的長い寸法で作られた従動ローラクリーナ26
の斜面を転がって、転写材搬送ベルト12の内側に落と
される様になっている。
【0086】また、内側クリーナ27は、従動ローラク
リーナ26の下面側、すなわち、転写材搬送ベルト12
と従動ローラクリーナ26との間に挟まれた領域に配設
されている。この内側クリーナ27は、転写材搬送ベル
ト12の幅よりも長い長さを持っており、転写材搬送ベ
ルト12に対して斜め(この例では図中前側が従動ロー
ラ17との距離が短く、図中奥側が従動ローラ17との
距離が長くなっている。)状態で、少なくとも一端が転
写材搬送ベルト12から飛び出した状態で取り付けられ
ている。この実施例では、図中前側の従動ローラ17と
の距離が短い方のクリーナ端部が転写材搬送ベルト12
から飛び出した状態となっている。さらに、内側クリー
ナ27は、転写材搬送ベルト12の進行方向に対向する
向きに配設され、その先端部が転写材搬送ベルト12の
内側に押圧されている。
【0087】そして、駆動ローラ16の回転により転写
材搬送ベルト12が走行されると、転写材搬送ベルト1
2の内側に付着した異物Xは、内側クリーナ27によっ
て掻き落とされる。
【0088】この掻き落とされた異物Xは、内側クリー
ナ27が斜めに配設されている為、そのクリーナ先端部
の稜線に沿って、転写材搬送ベルト12の走行に伴い、
従動ローラ17との距離が短い方向(この例では図中前
側)に自動的に搬送され、内側クリーナ27の端部が転
写材搬送ベルト12の外側に飛び出した構造であるため
に、ついには、転写材搬送ベルト12の外側に運ばれ
る。その位置には、異物回収ホッパ28が用意されてお
り、クリーニングされた異物Xは異物回収ホッパ28a
内に溜められる。
【0089】また、駆動ローラクリーナ25によって掻
き落とされた異物Xは、内側クリーナ27の上流の転写
材搬送ベルト12の内側に掻き落とされ、従動ローラク
リーナ26によって掻き落とされた異物Xも、内側クリ
ーナ27の上流の転写材搬送ベルト12の内側に掻き落
とされる。そして、この両クリーナ25,26によって
クリーニングされた異物Xは、そのまま転写材搬送ベル
ト12の走行により転内側クリーナ27の部分に運ば
れ、転写材搬送ベルト12の内側に付着した異物Xと共
にクリーニングされ、転写材搬送ベルト12の外側に搬
送される。
【0090】また、外側クリーナ29によって掻き落と
された異物Xは、そのまま異物Xの自重によって落下
し、外側クリーナ29の下に設けられた異物回収ホッパ
28の中に溜められる。この外側クリーナ29によって
掻き落とされる異物Xは、内側クリーナ27の場合と違
って、外側クリーナ29の長さのどの位置からも落下す
るので、異物回収ホッパ28は外側クリーナ29の長さ
よりも長い回収口を持つように設計されている。
【0091】また、内側クリーナ27と外側クリーナ2
9はそのクリーナの先端部が転写材搬送ベルト12を挟
み込んだ構造となっているため、両クリーナ27,29
とも転写材搬送ベルト12に対する密着性が向上し高い
クリーニング効率が得られるものである。
【0092】この様に、この第3の実施例によれば、転
写材搬送ベルト12の内側に付着した異物Xや、転写材
搬送ベルト12から転写し、あるいは直接、駆動ローラ
16や従動ローラ17の表面に付着した異物Xによる転
写材搬送ベルト12の周速の変化を防止でき、周速の変
化に起因する色ズレの無い画像品質の良い画像形成が可
能となる。
【0093】また、上記クリーニング手段としての前記
駆動ローラクリーナ25、従動ローラクリーナ26、内
側クリーナ27は、それぞれポリエステルフィルム等の
樹脂製ブレードで良く、安価で安易なもので構成するこ
とが可能となる。
【0094】さらに、内側クリーナ27が、クリーニン
グ後の残留物である異物Xを転写材搬送ベルト12外に
自動的に導く構成であるため、クリーニング後の異物X
を転写材搬送ベルト12外に人為的に除去する必要が無
く、長期に亘って安定したクリーニング動作が維持でき
るものである。
【0095】さらに、内側クリーナ27に転写材搬送ベ
ルト12を挟んで対称形状に転写材搬送ベルト12の外
周面に当接することにより転写材搬送ベルト12の外周
面をクリーニングする外側クリーナ29を設けたから、
転写材搬送ベルト12の外周面をクリーニングができる
ことは勿論のこと、転写材搬送ベルト12と内側クリー
ナ27との密着性が向上し、内側クリーナ27のクリー
ニング効率を向上させることが可能となる。また、内側
クリーナ27の押付け力により転写材搬送ベルト12と
外側クリーナ29との密着性も向上し、外側クリーナ2
9のクリーニング効率の向上も可能となる。
【0096】次に、本発明の第4の実施例について、図
9及び図10を参照して説明する。この第4の実施例
は、外側クリーナ22を従来の位置にそのまま配設し
て、前記第3の実施例の外側クリーナ29の代わりにバ
ックアップ部材として例えば図に示すようにバックアッ
プローラ30を配設し、内側クリーナ27と転写材搬送
ベルト12との密着性を高め、内側クリーナ27のクリ
ーニング効率を向上させるようにしたものである。
【0097】この場合、駆動ローラクリーナ25と従動
ローラクリーナ26で掻き落とされた異物は、前述の説
明と同様に転写材搬送ベルト内側クリーナ27によって
一方向に運ばれ転写材搬送ベルト12外側に排出される
ので、その位置に異物回収ホッパ28を設ければよい。
しかし、外側クリーナ22が別の位置にあるので、それ
に対応した位置に外側クリーナ用の異物回収ホッパ28
bを別途設ける必要がある。尚、詳しい説明は前述の内
容とほぼ同じであるので、この第4の実施例の説明にお
いて、前述の第3の実施例と同一構成部分は同一の符号
を付して重複説明を省略する。その他、本発明は、本発
明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿
論である。
【0098】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにしたか
ら、次のような効果を奏する。請求項1記載の画像形成
装置によれば、転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持
って転写材搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベル
トの内周面をクリーニングするクリーニング手段を設け
たから、転写材搬送ベルトの内周面に付着した異物、あ
るいは転写材搬送ベルトから転写して駆動ローラや従動
ローラの表面に付着した異物による転写材搬送ベルトの
周速の変化を防止でき、周速の変化に起因する色ズレの
無い画像品質の良い画像形成が可能となる。また、クリ
ーニング手段は、ブレード等の安価で安易なもので構成
することができる。
【0099】また、請求項2記載の画像形成装置によれ
ば、転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
をクリーニングするクリーニング手段を設けたから、転
写材搬送ベルトの内周面に付着した異物、あるいは転写
材搬送ベルトから転写して駆動ローラや従動ローラの表
面に付着した異物による転写材搬送ベルトの周速の変化
を防止でき、周速の変化に起因する色ズレの無い画像品
質の良い画像形成が可能となる。また、クリーニング手
段は、ブレード等の安価で安易なもので構成することが
できる。
【0100】さらに、クリーニング手段が、クリーニン
グ後の残留物を転写材搬送ベルト外に自動的に導く構成
であるため、クリーニング後の残留物を転写材搬送ベル
ト外に人為的に除去する必要が無く、長期に亘って安定
したクリーニング動作が維持できる。
【0101】また、請求項3記載の画像形成装置によれ
ば、転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
をクリーニングするクリーニング手段を設けたから、転
写材搬送ベルトの内周面に付着した異物、あるいは転写
材搬送ベルトから転写して駆動ローラや従動ローラの表
面に付着した異物による転写材搬送ベルトの周速の変化
を防止でき、周速の変化に起因する色ズレの無い画像品
質の良い画像形成が可能となる。また、クリーニング手
段は、ブレード等の安価で安易なもので構成することが
できる。
【0102】さらに、クリーニング手段が、テーパロー
ラからなる従動ローラの大径側が近くなるように従動ロ
ーラに対して角度を持って設けられ、転写材搬送ベルト
の寄りを防止する寄り止め規制部材への転写材搬送ベル
トの寄り力を増加させることができるようにしたから、
転写材搬送ベルトの蛇行を確実に防止でき、転写材搬送
ベルトの蛇行に起因する色ズレの無い画像品質の良い画
像形成が可能となる。
【0103】また、請求項4記載の画像形成装置によれ
ば、転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
をクリーニングする第1のクリーニング手段を設けたか
ら、転写材搬送ベルトの内周面に付着した異物、あるい
は転写材搬送ベルトから転写して駆動ローラや従動ロー
ラの表面に付着した異物による転写材搬送ベルトの周速
の変化を防止でき、周速の変化に起因する色ズレの無い
画像品質の良い画像形成が可能となる。また、クリーニ
ング手段は、ブレード等の安価で安易なもので構成する
ことができる。
【0104】さらに、この第1のクリーニング手段に転
写材搬送ベルトを挟んで対向し転写材搬送ベルトの外周
面に当接することにより転写材搬送ベルトの外周面をク
リーニングする第2のクリーニング手段を設けたから、
転写材搬送ベルトの外周面をクリーニングができること
は勿論のこと、転写材搬送ベルトと第1のクリーニング
手段との密着性が向上し、第1のクリーニング手段のク
リーニング効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す4連タンデム方式
カラー画像形成装置の概略図。
【図2】同実施例の要部である搬送手段付近を一部切欠
して示す斜視図。
【図3】同実施例の要部である搬送手段付近の概略的正
面図。
【図4】本発明の第2実施例の要部である搬送手段付近
を一部切欠して示す斜視図。
【図5】同実施例の要部である搬送手段付近の概略的正
面図。
【図6】同実施例における内側クリーナの転写材搬送ベ
ルトへ与える力を示す説明図。
【図7】本発明の第3実施例の要部である搬送手段付近
を一部切欠して示す斜視図。
【図8】同実施例の要部である搬送手段付近の概略的正
面図。
【図9】本発明の第4実施例の要部である搬送手段付近
を一部切欠して示す斜視図。
【図10】同実施例の要部である搬送手段付近の概略的
正面図。
【符号の説明】
1…個体走査ヘッド、2…感光体ドラム、3…帯電装
置、4…現像装置、5…転写装置、6…クリーニング装
置、7…除電装置、8…転写材、9…ピックアップロー
ラ、10…フィードローラ、11…レジストローラ、1
2…転写材搬送ベルト、13…定着装置、14…送り出
しローラ、15…排紙トレイ、16…駆動ローラ、17
…従動ローラ、17a…テーパ従動ローラ、18…従動
ローラ押圧スプリング、19…寄り力センサ、21…従
動ローラ軸受け、22…ベルト外側クリーナ、23…給
紙カセット、24…寄り止めガイド部材、25…駆動ロ
ーラクリーナ、26…従動ローラクリーナ、27…内側
クリーナ(第1のクリーニング手段)、28,28a…
異物回収ホッパ、29…ベルト外側クリーナ(第2のク
リーニング手段)、30…バックアップローラ、31…
規制板(寄り止め規制部材)、150…画像形成手段、
200…搬送手段、X…異物(残留物)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 510 // B65G 45/10 A 45/12 A 45/26 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列設された複数の像担持体にそれぞれ対応
    して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成
    する複数の画像形成手段と、 駆動ローラと従動ローラに掛け渡されて中途部が前記各
    像担持体に対向するよう張設された無端状の転写材搬送
    ベルトを有し、前記各像担持体に対して順次転写材を搬
    送する搬送手段と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、 前記転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
    搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
    をクリーニングするクリーニング手段と、を具備してな
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】列設された複数の像担持体にそれぞれ対応
    して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成
    する複数の画像形成手段と、 駆動ローラと従動ローラに掛け渡されて中途部が前記各
    像担持体に対向するよう張設された無端状の転写材搬送
    ベルトを有し、前記各像担持体に対して順次転写材を搬
    送する搬送手段と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、 前記転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
    搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
    をクリーニングすると共にクリーニング後の残留物を転
    写材搬送ベルト外に導くクリーニング手段と、を具備し
    てなることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】列設された複数の像担持体にそれぞれ対応
    して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成
    する複数の画像形成手段と、 駆動ローラとテーパローラからなる従動ローラに掛け渡
    されて中途部が前記各像担持体に対向するよう張設され
    た無端状の転写材搬送ベルト及び転写材搬送ベルトの前
    記テーパローラの小径側に位置する一側縁と接触するよ
    うに設けられ前記転写材搬送ベルトの寄りを防止する寄
    り止め規制部材を有し、前記各像担持体に対して順次転
    写材を搬送する搬送手段と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、 前記転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持ち、かつテ
    ーパローラからなる従動ローラの大径側が近くなるよう
    に従動ローラに対して角度を持って設けられ、前記転写
    材搬送ベルトの内周面に当接することにより転写材搬送
    ベルトの内周面をクリーニングすると共に前記寄り止め
    規制部材への転写材搬送ベルトの寄り力を付与するクリ
    ーニング手段と、を具備してなることを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】列設された複数の像担持体にそれぞれ対応
    して設けられ、その各像担持体上にそれぞれ画像を形成
    する複数の画像形成手段と、 駆動ローラと従動ローラに掛け渡されて中途部が前記各
    像担持体に対向するよう張設された無端状の転写材搬送
    ベルトを有し、前記各像担持体に対して順次転写材を搬
    送する搬送手段と、 前記各像担持体にそれぞれ対応して設けられ、前記搬送
    手段で搬送される転写材に対して前記各像担持体上に形
    成された画像をそれぞれ転写する複数の転写手段と、 前記転写材搬送ベルトの幅よりも長い長さ持って転写材
    搬送ベルトの内周面に当接し転写材搬送ベルトの内周面
    をクリーニングする第1のクリーニング手段と、 この第1のクリーニング手段に前記転写材搬送ベルトを
    挟んで対向し前記転写材搬送ベルトの外周面に当接する
    ことにより転写材搬送ベルトの外周面をクリーニングす
    る第2のクリーニング手段と、を具備してなることを特
    徴とする画像形成装置。
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