JPH087077B2 - 車両用状態検出器判定装置 - Google Patents
車両用状態検出器判定装置Info
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- JPH087077B2 JPH087077B2 JP228991A JP228991A JPH087077B2 JP H087077 B2 JPH087077 B2 JP H087077B2 JP 228991 A JP228991 A JP 228991A JP 228991 A JP228991 A JP 228991A JP H087077 B2 JPH087077 B2 JP H087077B2
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Description
サや操舵角センサ等の車両の旋回状態に係わる物理量を
検出する検出器の異常の有無を判定する車両用状態検出
器判定装置に関するものである。
号公報に示されるように、角速度(ヨーレイト)センサ
及び操舵角センサからの信号に基づいて、後輪の転舵量
を制御する装置が知られている。さらに、この他にも車
両の操縦性や走行安定性を向上させることを目的とし
て、ヨーレイト信号又は操舵角信号に基づいて車両の走
行状態を制御する各種の装置が種々提案されている。
ンサや操舵角センサに異常が生じ、誤った信号を出力す
ると、これらの信号に基づいて車両の走行状態を制御す
る場合、目的とする制御が行えないばかりか、車両挙動
に悪影響を及ぼす可能性が大きい。そこで従来は、上記
センサの出力値が仕様範囲内であるか否か、あるいは正
常な状態では発生しえない変化率でセンサ出力信号が変
化したか否か等を監視し、センサ出力信号の異常を検出
している。
センサ出力信号が変化しないといった異常や、センサ出
力信号に過大なオフセット成分が含まれる異常は、検出
しえないという問題がある。また、ヨーレイトを検出す
る他の手法として、特開昭63−218866号公報
に、車両の左右従動輪の速度差から、ヨーレイトを演算
することが提案されている。しかし、この方式では、例
えば大舵角操舵時や操舵速度が速い場合、或いは車輪が
スリップしている場合等、正確なヨーレイトを算出する
ことができない。すなわち、車両の走行状態によって
は、誤ったヨーレイトが算出される可能性があるという
問題がある。
で、ヨーレイトセンサや操舵角センサ等の車両の旋回状
態に係わる物理量を検出する検出器の異常状態の判定精
度を向上させ、もって検出器による検出値の精度を向上
させることが可能な車両用状態検出器判定装置を提供す
ることを目的とする。
に、本発明による車両用状態検出器判定装置は、図1に
示す如く、車両の旋回状態に係わる物理量を検出する検
出器と、車両の左右車輪の速度をそれぞれ検出する速度
検出手段と、前記速度検出手段によってそれぞれ検出さ
れる左右車輪の速度差に基づき、車両の旋回状態に係わ
る物理量の推定値を算出する算出手段と、前記検出器の
異常の有無を、前記検出された物理量と前記算出された
物理量との比較により判定する判定手段と、車両の運転
状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検出
手段によって検出される車両の運転状態が、前記算出手
段によって算出される物理量の推定値に誤差が含まれる
状態か否かを判断する判断手段と、前記判断手段によっ
て誤差が含まれる状態と判断されたとき、前記判定手段
における判定を禁止する禁止手段とを備える。
理量は、車両の左右車輪の速度差から算出された物理量
の推定値と比較され、上記検出された物理量が異常であ
るか否かが判定される。このため、例えば検出器によっ
て検出される物理量が変化しないといった異常や、オフ
セット成分を含む異常なども漏れなく検出することがで
きる。
の速度差から算出された物理量の推定値が誤差を含むと
判断された場合、上記の判定処理が禁止される。このた
め、誤った物理量の推定値から、検出された物理量が異
常であると誤判定されることを防止できる。
の構成を示す。図2において、後輪操舵機構1内に取り
付けられた直流サーボモータ2は電子的制御装置(EC
U)3の指令信号を受けて正逆方向に回転し、減速ギア
4を通して油圧パワーアシスト付ラック・アンドピニオ
ン機構つまり操舵機構1の入力軸(図示しないトーショ
ンバー)の一端に連結されている。トーションバーの他
端にはピニオンギア5が装着されており、パワーピスト
ン6の一端に形成されたラック7と噛み合っている。即
ち、モータ2によりトーションバーの一端が回され、ト
ーションバーが捩じれ、油圧バルブ8の絞り面積が変化
し、トーションバーが捩じれ、油圧バルブ8の絞り面積
が変化し、トーションバーの捩じれを修正する方向に油
圧を供給してパワーピストン6を動かす機構となってい
る。
ロッド9を介してナックムアーム10に連結されてい
る。後輪11はナックムアーム10によって左右方向へ
揺動自在に支持されている。従って、図中のA矢印方向
にパワーピストン6が動くことで、後輪11は左右に操
舵される。そして、トーションバーの捩じれがなくなる
と油圧バルブ8の絞り面積は「0」となり、パワーピス
トン6を動かす油圧は「0」となってパワーピストン6
は停止する。ここで、後輪操舵角センサ12は、パワー
ピストン6の位置を検出し信号を出力する。ECU3
は、この信号に基づいて、パワーピストン6の位置と後
輪実舵角との関係から、後輪実舵角を求める。
3とによって、後輪操舵角指令位置に後輪実舵角が一致
するように後輪11を位置決め制御する位置決めサーボ
系を構成している。尚、13は油圧バルブ8を介してパ
ワーピストン6に油圧を供給する油圧ポンプ、14はオ
イルタンクを示す。車速センサ15は車軸又は車輪の回
転速度を検出して、車速Vに応じた車速信号をECU3
に出力する。前輪操舵角センサ16はインクリメトタイ
プのロータリエンコーダよりなり、被回転体としてのス
テアリングシャフト17に設けられている。そして、ス
テアリングホイール18のハンドル操作に伴うステアリ
ングシャフト17の回転を検出して前輪19の操舵角θ
sに応じた前輪操舵角信号をECU3に出力する。ヨー
レイトセンサ20はジャイロ等で構成され、車両の重心
を中心とした車両の回転角速度(ヨーレイトWa)に応
じたヨーレイト信号をECU3に出力する。左車輪速セ
ンサ21は前輪19の左車輪の回転速(左車輪速ωl )
を検出し、右車輪速センサ22は前輪19の右車輪の回
転速(右車輪速ωR )を検出する。ブレーキスイッチ2
3はABS(アンチロックブレーキシステム)制御実行
中、もしくは、ブレーキペダル操作が行われるとオンす
る。
CU3はマイクロコンピュータ(以下、マイコンとい
う)24と、波形整形回路25〜28と、アナログバッ
ファ29と、A/Dコンバータ30と、デジタルバッフ
ァ31と、駆動回路32とから構成されている。波形整
形回路25〜28は車速センサ15、左車輪速センサ2
1、右車輪速センサ22、前輪操舵角センサ16からの
信号を波形整形してマイコン24に取り込ませる。ま
た、アナログバッファ29は後輪操舵角センサ12とヨ
ーレイトセンサ20からの各信号を取り込み、A/Dコ
ンバータ30はアナログデジタル変換を行う。デジタル
バッファ31はブレーキスイッチ23からの信号をラッ
チする。さらに、駆動回路32はマイコン24からの電
流指令値信号Ifに応じた電流を直流サーボモータ2に
供給する。
作用を説明する。図4はマイコン24のメインルーチン
を示し、図5は車速センサ及び左右車輪速センサ21,
22からのパルス信号によって割り込み処理される車速
パルス処理を示し、図6は所定時間毎(例えば、5ms
毎)に実行される割り込み処理ルーチンを示す。
にステップA10で初期化を行い、ステップA20で各
種処理を繰り返し行う。一方、図5に示すように、マイ
コン24はステップB10で前回のパルス割り込みが発
生した時刻と今回の割り込み発生時刻とから車速パルス
幅を算出して記憶する。
80までのステップを所定時間毎に(例えば5ms毎
に)処理する。マイコン24はステップC10で車速パ
ルス割り込み処理で記憶された車速パルス幅から車速V
を算出する。また、同様に、左車輪速センサ21と右車
輪速センサ22についても、その車輪速パルス幅により
前輪19の左右の車輪速ωL ,ωR が計算される。な
お、本実施例では車速センサ15にて車速Vを求めた
が、車速Vを左右車輪速センサ21,22より(ωL +
ωR )/2として求めるようにしてもよい。
角センサ12とヨーレイトセンサ20からA/Dコンバ
ータ30を介してA/D変換データを取り込み、ステッ
プC30で後輪実舵角θrと実ヨーレートWsを算出す
る。次にステップC40において、ブレーキスイッチ2
3からの信号をデジタルバッファを介して取り込む。
サ16から出力されるパルス数をカウントすることによ
り、前輪操舵角(ハンドル角)θsを算出する。またス
テップC60では、今回の処理で算出された前輪操舵角
θsと前回の処理で算出された前輪操舵角θs-1とから
操舵速度θv を算出する。ステップC70では、ヨーレ
イトセンサ20及び前輪操舵角センサ16の異常判定処
理が行われる。その内容を図7から図10を用いて説明
する。
理の概要を示すブロック図である。ブロックD1では、
図6のフローチャートのステップC10で算出した左右
車輪速ωL ,ωR に基づいて次式により推定ヨーレイト
γを算出する。
基づき、算出された推定ヨーレイトγを異常判定処理に
用いるかどうか判定する。これは、車両の運転状態によ
っては、左右車輪速ωL ,ωR から算出される推定ヨー
レイトγの値に誤差が含まれることがあるためである。
度)
度)
3 ,C6 については第11図,第12図に示す様に車速
Vによって変化する値にしても良い。各条件は数式1に
基づいて左右車輪速ωL,ωR から正確な推定ヨーレイ
トγが算出できる車両運転条件であるか否かを判定する
ものである。つまり、上記各条件は、車両を線形領域の
車両モデルとして扱える範囲の車両運転状態を示すもの
である。
は、車速信号そのものが車両の速度として正確に扱える
状態であるときにのみ、推定ヨーレイトγが異常判定処
理に用いられるように条件を設定している。つまり、例
えば制動時には、車両の速度とは異なった車輪速ωL ,
ωR が算出される可能性があり、この場合に算出される
推定ヨーレイトγは誤差を含む可能性がある。このた
め、ブレーキスイッチ23のオフ状態を条件の1つとし
て設定している。また、センサの構造上、極低速時はセ
ンサから送られてくるパルスが減少する。従って、車輪
速の演算周期が長くなり、左右車輪速ωL ,ωR の変化
が同期しない場合等、過渡的に推定ヨーレイトγに誤差
が生じる場合がある。これを防止するために、車輪速セ
ンサ21,22が検出する左右車輪速ωL ,ωR に低速
側の限界値C1 を設けている。さらにマイコン24の演
算精度上の問題で速度が高速になるにつれ、分解能が悪
化する場合等、低速時と同様の問題が発生する場合があ
る。そこで低速側の限界値C1 に加えて、高速側の限界
値C2 を設けている。
定結果を受けて、異常判定処理に推定ヨーレイトγを用
いるか否かを切換えるスイッチを表す。なお、推定ヨー
レイトγを異常判定処理に用いない場合には、そのとき
に検出されているヨーレイトWaも異常判定処理に用い
るデータから除外する。これは、同時期に検出され或い
は推定されたヨーレイトを比較しなければ異常判定とし
て意味をなさないためである。ブロックD4は、ヨーレ
イトWa及び推定ヨーレイトγそれぞれについて所定時
間における平均値を算出する平均処理が行われる。ブロ
ックD5では、ブロックD4にて算出される平均値を用
いてヨーレイトセンサ20が異常か否かの判定処理が行
われる。
フローチャートである。ステップE1では前述の数式1
に基づいて、推定ヨーレイトγが算出される。ステップ
E2では、前述の数式2〜数式10に基づいて車両の運
転状態を判定する。このとき、全ての条件が成立してい
た場合はステップE3へ進む。一方、各数式2〜数式1
0のうち、ひとつでも成立していない場合は、センサ異
常判定ルーチンを抜ける。ステップE3では、推定ヨー
レイトγ及びヨーレイトWaそれぞれについて平均処理
が行われる。つまり、ステップE3では、例えば所定時
間の平均値を各々推定ヨーレイト平均値γavg 及びヨー
レイト平均値Waavg として算出する。
たか否かを判定し、経過していなければ各平均値
γavg ,Waavg が算出されていないものとして本ルー
チンを抜ける。一方、所定時間が経過していると判定さ
れたときにはステップE5に進む。ステップE5からE
10は、ヨーレイトWaが変化しない異常を判定する処
理であり、ステップE11からE15は、ヨーレイトW
aが異常なオフセット成分を有する異常を判定する処理
である。
の今回の検出値Waiと前回の検出値Wai-1 との差の
絶対値が、所定値C7以下であるか否かが判定される。
このとき、所定値C7より大きいと判定された場合、少
なくともヨーレイトセンサ20の検出値が変化しない異
常は発生していないと判断して、ステップE8に進む。
ステップE8ではフラグFF1,F1を共に0に設定
し、その後ステップE11に進む。
の変化が所定値C7より小さいと判定された場合は、ス
テップE6に進む。ステップE6では、センサ検出値が
変化しない異常が発生しているか、それとも直進状態等
の走行状態であるかを判断するため、推定ヨーレイトの
前回値γi-1 と今回値γiとの差の絶対値が所定値C8
以上か否か判定する(∵C7 ≦C8 )。この結果、所定
値C8 以上と判定された場合、推定ヨーレイトγが変化
しているにもかかわらず、ヨーレイトWaの変化がほと
んどないため、センサ検出値が変化しない異常と判断す
る。そして、ステップE7に進み、フラグFF1=1に
設定する。ステップE9では、ノイズ等による誤判定を
防止するため、フラグFF1=1と設定される状態が、
連続して所定回数に達したか否かを判定する。この結
果、所定回数に達したと判定された場合、センサ検出値
が変化しない異常と判断して、ステップE10にて異常
判定フラグF1=1とする。ステップE6,ステップE
9で判定結果がNOの時はステップE11へ進む。
値γavg とヨーレイト平均値Waav g との差の絶対値が
所定値C9 以上か否か判定される。この差がヨーレイト
Waのオフセット成分であり、このオフセット成分が所
定値C9 以上である場合は、ステップE12へ進み、オ
フセット異常としてフラグFF2=1とする。この場合
も誤判定防止のため、ステップE14にて、フラグFF
2=1の状態が所定回数連続して発生したか否かを判定
する。この結果、所定回数連続して発生したと判定され
た場合、ヨーレイトセンサ20のオフセット異常と判断
してステップE15にて、オフセット異常フラグF2=
1とする。また、ステップE11,ステップE14にお
ける判定結果がNOのときは、ステップE13にて、各
フラグFF2,F2が共に0に設定される。
ωL ,ωR から推定した推定ヨーレイトγとを比較する
ことにより、ヨーレイトセンサ20の異常が、誤判定す
ることなく素早く判定できる。次に図9及び図10に前
輪操舵角センサ16の異常判定について、その概要を示
すブロック図及びフローチャートを示す。
ヨーレイトセンサ20の異常判定処理とほぼ同様の処理
となるため、以下異なる処理についてのみ説明する。図
9におけるブロックF1は、左右車輪速ωL ,ωR から
ブロックF2にて算出した推定舵角θrと前輪操舵角セ
ンサ16によって検出した前輪操舵角θsとの位相のず
れを補正するためのものである。具体的には、前輪操舵
角センサ16によって検出した前輪操舵角θsに、例え
ば1次遅れの伝達特性を持たせる様にして算出する。よ
り精度を向上するためには、2次遅れの伝達特性を持た
せる様構成しても良いが、ここでは1次遅れの伝達特性
によって近似した例ついて説明する。
された補正前輪操舵角θ´sは次式によって求めること
ができる。
ブロックF7における判定条件は、前述のヨーレイトセ
ンサ20の異常判定処理に用いた条件とほぼ同様であ
る。ただし条件数式5の推定ヨーレイトに代えて推定舵
角θrが用いられ、推定舵角θrが所定範囲内の時に推
定舵角θrを用いて、異常判定を行う。即ち、その条件
は、
示すように変化する値でも良い。ブロックF2では、左
右車輪速ωL ,ωR に基づき、下式により推定舵角θr
を算出する。
ωL ,ωR ,車速V及び車両諸元から算出される。な
お、スタビリティファクタKは車両のアンダーステア、
オーバーステアの特性を表す定数であり、実走行によっ
ても計測される。
図8のフローチャートとほぼ同様であり、ステップG1
では推定舵角θrを数式13に基づき算出し、ステップ
G2では数式11に基づいて前輪操舵角θsの位相補正
を行う。ステップG3において、車両の運転状態に関す
る条件が全て成立していればステップG4,G5で推定
舵角θr及び補正前輪操舵角θ´sそれぞれについて平
均処理を行う。
常判定と処理と同様に、ステップG6からステップG1
1では、前輪操舵角センサ16の出力が変化しない異常
の発生を判定する。また、ステップG12からステップ
G16では、前輪操舵角センサ16のオフセット異常を
判定する。以上のようにして、図6のステップC70に
おいてヨーレイトセンサ20及び前輪操舵角センサ16
の異常判定処理が実行される。
16,20が異常と判定されない場合、ステップC80
にて、車両の走行状態に基づいて後輪指令舵角θr* が
例えば下式によって算出される。
a K1 ,K2 は車速Vによって変化する変数 なお、ステップC70において前輪操舵角センサ16が
異常と判定された場合は、数式14の前輪操舵角θsを
含まない項のみから後輪指令舵角θr* が算出される。
この場合数式14における変数K2 (V)の特性を変更
し、下式のように後輪指令舵角θr* を算出しても良
い。
異常と判定された場合は、数式14のヨーレイトWaを
含まない項のみから後輪指令舵角θr* を算出する。こ
の場合も数式14における変数K1 (V)の特性を変更
し、下式のように後輪指令舵角θr* を算出しても良
い。
2 (V)及び特性を変更した係数K1 ´(V),K2 ´
(V)の一例を示す。通常、変数K1 (V)は図14に
示すように前輪操舵角θsに対して逆相項として設定さ
れ、K2 (V)は、図15に示すように同相項として設
定されている。しかし、前輪操舵角センサ16の異常時
はヨーレイト項のみから後輪指令舵角θr* が算出され
るため、図17に示すようにヨーレイトWaの係数K2
´(V)を若干低くして車両のアンダーステア感を抑え
る様にしている。また、ヨーレイトセンサ20の異常時
は、前輪操舵角項のみとなるため、後輪指令舵角θr*
は逆相項のみから算出されることになり、車両が不安定
になる。そのため、ヨーレイトセンサ異常時は、図16
に示すように、係数K1 ´(V)を同相項として設定
し、前輪操舵角θsに対して同相項として後輪指令舵角
θr*を算出することにより、車両の安定性を確保して
いる。
トセンサ20のいずれか一方あるいは両方とも異常判定
された場合は、後輪指令舵角θr* をその判定時点の指
令舵角に固定して以後後輪制御を停止する様にしても良
い。また、後輪指令舵角θr* の算出式が切り換わる際
に、後輪舵角が急変しない様、除々に変化させる様にし
ても良い。
0で算出した後輪指令舵角θr* とステップC30で算
出した後輪指令舵角θrとに基づいて、その両者の差を
零とすべく公知の後輪位置決めサーボ演算を行う。そし
て、この演算結果によりステップC100でモータ電流
指令値Ifを算出し、サーボモータ2を駆動すべく駆動
回路32に出力する。
前輪舵角センサの検出値が、出力仕様範囲外か否かの判
定や、出力値の急変に関する異常判定は公知として省略
したが、これらの異常判定も合わせて実施しても良い。
検出器によって検出される物理量が変変化しないといっ
た異常や、オフセット成分を含む異常なども検出するこ
とができ、また異常判定時の誤判定を防止しているため
に、ヨーレイトセンサや操舵角センサ等の車両の旋回状
態に係わる物理量を検出する検出器の異常状態の判定精
度を向上させることができる。これにより、上記の検出
器より高精度な検出値を得ることができる。
ャートである。
トである。
ブロック図である。
フローチャートである。
ブロック図である。
すフローチャートである。
性図である
性図である
性図である
す特性図である。
す特性図である。
す特性図である。
す特性図である。
Claims (1)
- 【請求項1】車両の旋回状態に係わる物理量を検出する
検出器と、車両の左右車輪の速度をそれぞれ検出する速
度検出手段と、前記速度検出手段によってそれぞれ検出
される左右車輪の速度差に基づき、車両の旋回状態に係
わる物理量の推定値を算出する算出手段と、前記検出器
の異常の有無を、前記検出された物理量と前記算出され
た物理量との比較により判定する判定手段と、車両の運
転状態を検出する運転状態検出手段と、前記運転状態検
出手段によって検出される車両の運転状態が、前記算出
手段によって算出される物理量の推定値に誤差が含まれ
る状態か否かを判断する判断手段と、前記判断手段によ
って誤差が含まれる状態と判断されたとき、前記判定手
段における判定を禁止する禁止手段と、を備えることを
特徴とする車両用状態検出器判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP228991A JPH087077B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 車両用状態検出器判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP228991A JPH087077B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 車両用状態検出器判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04235312A JPH04235312A (ja) | 1992-08-24 |
JPH087077B2 true JPH087077B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=11525216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP228991A Expired - Lifetime JPH087077B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 車両用状態検出器判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087077B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08136569A (ja) | 1994-11-09 | 1996-05-31 | Toyota Motor Corp | 検出装置 |
DE19744725A1 (de) | 1997-10-10 | 1999-04-15 | Itt Mfg Enterprises Inc | Verfahren zum Bestimmen von Zustandsgrößen eines Kraftfahrzeuges |
EP2450668B1 (en) * | 2010-11-04 | 2014-01-15 | u-blox AG | A method for tracking the position and the heading of a vehicle using dead reckoning and a tracking device for carrying out the method |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP228991A patent/JPH087077B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04235312A (ja) | 1992-08-24 |
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