【発明の詳細な説明】
洗浄中における染料移動を抑制するための非鉄
金属触媒と漂白剤とを含有する洗剤
技術分野
本発明は、洗浄時の布帛間の染料移動(色移り)を抑制するための組成物およ
び方法に関する。
背景技術
現代の布帛洗濯操作時に生ずる最もしつこいやっかいな問題の1つは、ある種
の着色布帛が染料を洗濯液に放出する傾向があるということである。そのような
染料は、洗浄すべき他の布帛上に移動する。
この問題を克服する1つの方法は、洗浄液中の他の物品に接触する機会が生じ
る前に染色布帛から洗い出る不堅牢染料を漂白する方法であろう。
懸濁または可溶化された染料は、既知の漂白剤を使用することによって溶液中
で或る程度酸化できる。
しかしながら、同時に、布帛上に実際に残る染料を漂白しないこと、即ち、色
損傷を生じないことが重要である。
米国特許第4,077,768号明細書は、酸化漂白剤と鉄ポルフィンなどの
触媒化合物との併用によって染料移動を抑制するための方法を記載している。
1991年10月9日出願の同時係属EP特許出願第91202655.6号
明細書は、過酸化水素を発生できる酵素系およびポルフィン触媒を含む染料移動
抑制組成物に関する。
効率的な量の迅速放出性漂白剤の存在下における非鉄金属触媒は、染料移動を
防止する際に非常に効率的であることが今や見出された。
従って、最適の染料移動抑制性を示す染料移動抑制組成物が、提供される。
別の態様によれば、本発明は、着色布帛を包含する洗濯操作に効率的な方法を
提供する。
発明の開示
本発明は、
(A) (a)非鉄金属ポルフィンおよびその水溶性ま
たは水分散性誘導体;
(b)非鉄金属ポルフィリンおよびその水溶性
または水分散性誘導体;
(c)非鉄金属フタロシアニンおよびその水溶
性または水分散性誘導体
から選ばれる非鉄金属触媒;
(B)効率的な量の迅速放出性漂白剤(漂白剤は組成物を水に溶解または分散
した後に最初の5分以内に洗浄液に放出されるような形である)
を含むことを特徴とする染料移動抑制組成物に関する。
本発明の別の態様によれば、着色布帛を包含する洗濯操作用方法も、提供され
る。
発明を実施するための最良の形態
本発明は、
(A) (a)非鉄金属ポルフィンおよびその水溶性ま
たは水分散性誘導体;
(b)非鉄金属ポルフィリンおよびその水溶性
または水分散性誘導体;
(c)非鉄金属フタロシアニンおよびその水溶
性または水分散性誘導体
から選ばれる非鉄金属触媒;
(B)効率的な量の迅速放出性漂白剤(漂白剤は組成物を水に溶解または分散
した後に最初の5分以内に洗浄液に放出されるような形である)
を含むことを特徴とする染料移動抑制組成物を提供する。A)非鉄金属触媒
洗浄液中の触媒の好ましい使用範囲は、10-8モル〜10-3モル、より好まし
くは10-6〜10-4モルである。
必須の金属ポルフィン構造は、添付図面で式Iに指摘するように可視化しても
よい。式I中、ポルフィン構造の原子位置は、通常のように番号をつけ且つ二重
結合は、通常のように入れる。他の式中、二重結合は、図面で省略するが、実際
にはIと同様に存在する。
好ましい金属ポルフィン構造は、式Iの5、10、
15および20炭素位の1以上において(メソ位)
(式中、nおよびmは0または1であってもよく;Aは水溶化基、例えば、サル
フェート、スルホネート、ホスフェートおよびカルボキシレート基から選ばれ;
BはC1〜C10アルキル、ポリエトキシアルキルまたはC1〜C10ヒドロキシアル
キルからなる群から選ばれる)
からなる群から選ばれるフェニルまたはピリジル置換基で置換されたものである
。
好ましい分子は、フェニルまたはピリジル基上の置換基が−CH3、−C2H5
、−CH2CH2CH2SO3−、−CH2−−、および−CH2CH(OH)CH2
SO3−、−SO3からなる群から選ばれるものである。
特に好ましい金属ポルフィンは、分子が5、10、15、および20炭素位に
おいて置換基
で置換されたものである。
この好ましい化合物は、金属テトラスルホン化テトラ
フェニルポルフィンとして既知である。記号X1は、(=CY−)(式中、各Y
は独立に水素、塩素、臭素、フッ素またはメソ置換アルキル、シクロアルキル、
アラルキル、アリール、アルカリールまたはヘテロアリールである)である。
式Iの記号X2は、陰イオン、好ましくはOH~またはCl-を表わす。式Iの
化合物は、残りの炭素位の1以上においてC1〜C10アルキル、ヒドロキシアル
キルまたはオキシアルキル基で置換してもよい。
ポルフィン誘導体としては、クロロフィル、クロリン、即ち、イソバクテリオ
クロリンおよびバクテリオクロリンも挙げられる。
金属ポルフィリンおよびその水溶性または水分散性誘導体は、式II
(式中、Xはアルキル、アルキルカルボキシ、アルキルヒドロキシル、ビニル、
アルケニル、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート、サルフェート、ス
ルホネート、アリールであることができる)
で与えられる構造を有する。
式IIの記号X2は、陰イオン、好ましくはOH-またはCl-を表わす。
記号Xiはアルキル、アルキルカルボキシ、アルキルヒドロキシル、ビニル、
アルケニル、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート、サルフェート、ス
ルホネートであることができる。
金属フタロシアニンおよび誘導体は、式IIIに示す構造を有する(フタロシア
ニン構造の原子位置は通常のように番号をつける)。前記構造中の陰イオン基は
、ナトリウムおよびカリウム陽イオンまたは構造を水溶性のままにしておく他の
非妨害陽イオンからなる群から選ばれる陽イオンを含有する。好ましいフタロシ
アニン誘導体は、金属フタロシアニントリスルホネートおよび金属フタロ
シアニンテトラスルホネートである。
本発明に可能な別の形の置換は、Mn、Co、Rh、Cr、Ru、Moまたは
他の遷移金属による中心金属の置換である。
なお多数の考慮は、基本ポルフィンまたはアザポルフィン構造の変形または置
換基を選ぶ際に有意である。第一に、入手できるか容易に合成できる化合物を選
ぶであろう。
このこと以外に、置換基の選択は、水中または洗剤溶液中の触媒の溶解度を制
御するために使用できる。もう一度、特に固体表面に結合された染料を攻撃する
のを回避することが望まれる場合には、置換基は、表面に対する触媒化合物の親
和力を制御できる。このように、強く負に荷電された置換化合物、例えば、テト
ラスルホン化ポルフィンは、負に荷電されたしみまたは汚れた表面によって反発
されることがあり、それゆえ固定された染料上への攻撃を生じないらしい一方、
陽イオンまたは双性
化合物は、このような汚れた表面に引き付けられるか少なくとも反発されないこ
とがある。
B. 効率的な量の迅速放出性漂白剤(漂白剤は組成物を水に溶解または分散
した後に最初の5分以内に洗浄液に放出されるような形である)。
異なる例で使用する漂白剤は、酸素活性種の少なくとも70%、好ましくはす
べてが40℃で5分後に入手できるようなものであるべきである。有効酸素種は
、当業者による滴定によって非常に容易に測定できる。
洗剤の1%溶液は、40℃の水中で調製する。5分後、溶液は、遠心分離して
、すべての未溶解物質を沈殿する。上澄みから、有効酸素は、次の通り測定する
:測定すベき上澄み液の既知の重量は、採取し、氷酢酸を使用して反応は停止す
る。過剰のヨウ化カリウム(KI)は、溶液に加える。
H2O2+2KI+2CH3COOH--->I2+2CH3COOK+2H2O(式1)
次いで、遊離されたヨウ素(式1に準拠)は、チオ硫酸ナトリウム(Na2S2
O3)で滴定する。I−との紫色/青色複合体を与えるデンプンは、指示薬とし
て使用する。
I2+2Na2S2O3+(CH3COOH)--->
2NaI+Na2S4O6+(CH3COOH)(式2)
迅速放出性漂白剤は、40℃での5分後に溶液中の有効酸素少なくとも70%
、好ましくはすべてを有してい
るべきである。
本発明に好適な迅速放出性漂白剤としては、過酸素漂白剤が挙げられる。好適
な水溶性固体過酸素漂白剤の例としては、過酸化水素放出剤、例えば、過酸化水
素、ペルボレート、例えば、ペルボレート1水和物、ペルボレート4水和物、ペ
ルサルフェート、ペルカーボネート、ペルオキシジサルフェート、ペルホスフェ
ートおよび過酸化水素化物が挙げられる。好ましい漂白剤は、ペルカーボネート
およびペルボレートである。
過酸化水素放出剤は、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ノナノ
イルオキシベンゼンスルホネート(米国特許第4,412,934号明細書に記
載のNOBS)、3,5,5−トリメチルヘキサノールオキシベンゼンスルホネ
ート(EP第120,591号明細書に記載のISONOBS)、ペンタアセチ
ルグルコース(PAG)などの漂白活性剤(それらは過加水分解して活性漂白種
として過酸を生成して、改善された漂白効果をもたらす)と併用できる。
本発明に好適な他の過酸素漂白剤としては、過カルボン酸などの有機ペルオキ
シ酸が挙げられる。
本発明によれば、効率的な量の漂白剤は、定義によって、漂白剤触媒と組み合
わせて当業者によって確認される最適条件下で達成できる染料酸化の最大(Z)
%の40%〜100%、好ましくは40%〜60%、より好
ましくは60%〜80%、最も好ましくは80%〜100%である染料酸化の水
準をもたらす漂白剤の必要量である。
試験法
所定の触媒濃度、温度およびpHの場合には、下記の2種の試験法が、染料酸
化の最大水準、即ち、Zを与える最適の漂白剤量を算定するために使用できる。(a)溶液中染料漂白
洗剤溶液中、染料の初濃度(例えば、40ppm)および触媒の初濃度を固定
する。当業者に既知の方法に従ってUV−Vis分光光度計を使用して、この溶
液の吸光度スペクトルを記録する。所定の濃度の漂白剤(H2O2、オキソン、
ペルカーボネート、ペルボレート、活性化漂白剤など)を加え、染料と触媒とを
含有する溶液を攪拌する。30分間攪拌後、溶液の吸光度スペクトルを再度記録
する。次いで、染料酸化の量は、染料の場合の吸光度極大の変化から求めること
ができる。実験条件を同じに保って、漂白剤の量を変化して最大染料酸化を達成
する。(b)布帛から別の布帛への染料移動の減少
洗濯機またはラウンダーオメーターのいずれかにおいて、既知のブリード布帛
および既知の非着色ピックアップトレーサー(例えば、綿)を洗浄負荷に加える
。洗浄サイクルを模擬した後、当業者に既知の方法に従ってト
レーサーによってピックアップされた染料の量を測定する。今や別個の洗濯機に
、同量のブリード布帛およびピックアップトレーサー、固定量の染料を加え、漂
白剤量を変化する。ピックアップトレーサー上への染料移動の水準を測定し、当
業者に既知の標準最適化法に従って漂白剤の量を変化して染料移動を最小限にす
る。このようにして、最適の漂白剤濃度は、決定できる。
本組成物は、好都合には、洗濯操作で使用するための通常の洗剤組成物への添
加剤として使用される。
また、本発明は、洗剤成分を含有するであろうし、このように洗剤組成物とし
て役立つ染料移動抑制組成物を包含する。
洗剤成分
広範囲の界面活性剤は、洗剤組成物で使用できる。陰イオン界面活性剤、非イ
オン界面活性剤、両性界面活性剤および双性界面活性剤、およびこれらの界面活
性剤の種の典型的なリストは、1972年5月23日にノリスに発行の米国特許
第3,664,961号明細書に与えられている。
陰イオン界面活性剤の混合物、特に5:1から1:2、好ましくは3:1から
2:3、より好ましくは3:1から1:1の重量比のスルホネート界面活性剤と
サルフェート界面活性剤との混合物が、ここで特に好適である。好ましいスルホ
ネートとしては、アルキル基中に9〜
15個、特に11〜13個の炭素原子を有するアルキルベンゼンスルホネート、
および脂肪酸がC12〜C18脂肪源、好ましくはC16〜C18脂肪源に由来するα−
スルホン化メチル脂肪酸エステルが挙げられる。各々の場合に、陽イオンは、ア
ルカリ金属、好ましくはナトリウムである。好ましいサルフェート界面活性剤は
、アルキル基中に12〜18個の炭素原子を有するアルキルサルフェート(場合
によってアルキル基中に10〜20個、好ましくは10〜16個の炭素原子を有
し且つ平均エトキシ化度1〜6を有するエトキシサルフェートとの混合物)であ
る。ここで好ましいアルキルサルフェートの例は、タローアルキルサルフェート
、ココナツアルキルサルフェート、およびC14〜15ルサルフェートである。各々
の場合の陽イオンは、再度、アルカリ金属陽イオン、好ましくはナトリウムであ
る。
本発明で有用な1つの種類の非イオン界面活性剤は、平均親水性親油性バラン
ス(HLB)8〜17、好ましくは9.5〜13.5、より好ましくは10〜1
2.5を有する界面活性剤を与えるための疎水部分とエチレンオキシドとの縮合
物である。疎水(親油)部分は、性状が脂肪族または芳香族であってもよく且つ
特定の疎水基と縮合するポリオキシエチレン基の長さは、親水性エレメントと疎
水性エレメントとの間の所望のバランス度を有する水溶性化合物を生成するよう
に容易に調整できる。
この種の特に好ましい非イオン界面活性剤は、アルコール1モル当たり3〜8
モルのエチレンオキシドを含有するC9〜C15第一級アルコールエトキシレート
、特にアルコール1モル当たり6〜8モルのエチレンオキシドを含有するC14〜
C15第一級アルコールおよびアルコール1モル当たり3〜5モルのエチレンオキ
シドを含有するC12〜C14第一級アルコールである。
別の種類の非イオン界面活性剤は、一般式
RO(CnH2nO)tZx
(式中、Zはグルコースに由来する部分であり;Rは12〜18個の炭素原子を
有する飽和アルキル疎水基であり;tは0〜10であり、nは2または3であり
;xは1.3〜4である)
のアルキルポリグルコシド化合物(化合物は未反応脂肪アルコール10%未満お
よび短鎖アルキルポリグルコシド50%未満を包含する)からなる。この種の化
合物および洗剤での用途は、EP−B第0 070 077号明細書、第0 0
75 996号明細書および第0 094 118号明細書に開示されている。
また、式
(式中、R1はHであるか、R1はC1〜4ヒドロカル
ビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物で
あり、R2はC5〜31ヒドロカルビルであり、Zは鎖に直結された少なくとも3個
のヒドロキシルを有する線状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカ
ルビル、またはそのアルコキシ化誘導体である)
のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、非イオン界面活性剤として好適で
ある。好ましくは、R1はメチルであり、R2はC11〜15アルキルまたはアルケニ
ル直鎖、例えば、ココナツアルキルまたはそれらの混合物であり、Zは還元アミ
ノ化反応においてグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトースなどの還
元糖から誘導される。
本発明に係る組成物は、ビルダー系を更に含んでもよい。アルミノシリケート
物質、シリケート、ポリカルボキシレートおよび脂肪酸、エチレンジアミンテト
ラアセテートなどの物質、アミノポリホスホネートなどの金属イオン封鎖剤、特
にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペン
タメチレンホスホン酸を含めていかなる通常のビルダー系も、ここで使用するの
に好適である。自明の環境上の理由で余り好ましくないが、ホスフェートビルダ
ーも、ここで使用できる。
好適なビルダーは、無機イオン交換物質、通常無機水
和アルミノシリケート物質、より特に水和合成ゼオライト、例えぱ、水和ゼオラ
イトA、X、BまたはHSであることができる。
別の好適な無機ビルダー物質は、層状シリケート、例えば、SKS−6(ヘキ
スト)である。SKS−6は、ケイ酸ナトリウム(Na2Si2O5)からなる結
晶性層状シリケートである。
ここで使用するのに好適なポリカルボキシレートビルダーとしては、クエン酸
(好ましくは水溶性塩の形)、式 R−CH(COOH)CH2(COOH)(
式中、RはC10〜20アルキルまたはアルケニル、好ましくはC12〜16であるか、
Rはヒドロキシル、スルホスルホキシルまたはスルホン置換基で置換できる)の
コハク酸の誘導体が挙げられる。特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸
ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル、コハク酸2−テト
ラデセニルが挙げられる。スクシネートビルダーは、好ましくは、ナトリウム塩
、カリウム塩、アンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩を含めて水溶
性塩の形で使用される。
他の好適なポリカルボキシレートは、オキソジスクシネートおよびタルトレー
トモノコハク酸とタルトレートジコハク酸との混合物、例えば、米国特許第4,
663,071号明細書に記載のものである。
特に本発明の液体処方物の場合には、ここで使用する
のに好適な脂肪酸ビルダーは、飽和または不飽和C10〜18脂肪酸、並びに対応石
鹸である。好ましい飽和種は、アルキル鎖中に12〜16個の炭素原子を有する
。好ましい不飽和脂肪酸は、オレイン酸である。液体組成物に好ましい別のビル
ダー系は、ドデセニルコハク酸をベースとする。
粒状組成物で使用するのに好ましいビルダー系は、ゼオライトAなどの水不溶
性アルミノシリケートビルダーとクエン酸などの水溶性カルボキシレートキレー
ト化剤との混合物を包含する。
本発明の目的で粒状組成物で使用するためのビルダー系の一部分を構成できる
他のビルダー物質としては、アルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩などの
無機物質、および有機ホスホネート、アミノポリアルキレンホスホネート、アミ
ノポリカルボキシレートなどの有機物質が挙げられる。
他の好適な水溶性有機塩は、単独重合体または共重合体酸またはそれらの塩(
ポリカルボン酸は2個以下の炭素原子によって互いに分離された少なくとも2個
のカルボキシル基を含む)である。
この種の重合体は、英国特許第1,596,756号明細書に開示されている
。このような塩の例は、分子量2000〜5000のポリアクリレートおよびそ
れらと無水マレイン酸との共重合体(このような共重合体は分
子量20,000〜70,000)特に約40,000を有する)である。
洗浄性ビルダー塩は、通常、組成物の10〜80重量%、好ましくは20〜7
0重量%、最も通常30〜60重量%の量で配合する。
洗剤組成物で使用されている他の成分、例えば、増泡剤または抑泡剤、酵素お
よびそのための安定剤または活性剤、汚れ沈殿防止剤、防汚剤、光学増白剤、研
磨剤、殺細菌剤、曇り抑制剤、着色剤、および香料は、使用してもよい。或る種
のカラーケア上の利益も与える酵素テクノロジーとの組み合わせは、特に好まし
い。例は、色維持/若返り用セルラーゼである。他の例は、1992年1月31
日出願のEP第92870017.8号明細書に開示の重合体および1992年
1月31日出願のEP第92870018.6号明細書に開示の酵素酸化捕捉剤
である。
1992年1月31日出願のEP第92870019.4号明細書に開示のア
ミンベース触媒安定剤も、特に好適である。
これらの成分、特に酵素、光学増白剤、着色剤、および香料は、好ましくは、
組成物の漂白剤成分と相容性であるように選ぶべきである。
本発明に係る洗剤組成物は、液体、ペーストまたは粒状形であることができる
。本発明に係る粒状組成物は、
「コンパクト形」であることもでき、即ち、通常の粒状洗剤より比較的高い密度
、即ち、550〜950g/lを有していてもよく;このような場合には、本発
明に係る粒状洗剤組成物は、通常の粒状洗剤と比較して少量の「無機充填剤塩」
を含有するであろうし;典型的な充填剤塩は、硫酸および塩化物のアルカリ土類
金属塩、典型的には硫酸ナトリウムであり;「コンパクト」洗剤は、典型的には
、充填剤塩10%以下を含む。
また、本発明は、着色布帛を包含する布帛洗濯操作時に遭遇する可溶化懸濁染
料の1つの布帛から別の布帛への染料移動の抑制法に関する。
方法は、布帛を前記のような洗濯液と接触することからなる。
本発明の方法は、好都合には、洗浄法のコースで行う。
洗浄法は、好ましくは、5℃〜90℃、特に20〜60℃で行うが、触媒は、9
5℃までで有効である。処理液のpHは、好ましくは、7〜11、特に7.0〜
9.0である。
本発明の方法および組成物は、洗濯操作時に添加剤としても使用できる。
下記の例は、本発明の組成物を例証することを意味するが、本発明の範囲を限
定するか、さもなければ規定することを必ずしも意味せず、前記範囲は以下の請
求の範囲に従って決定される。例1
染料酸化の程度は、2種の異なる方法:(i)溶液中染料漂白法および(2)
布類から布類への染料移動の減少の測定法によって測定した。溶液中染料漂白実験
染料(最終濃度40ppm)および触媒(1×10-5M)を含有する洗剤溶液
(100ml)を調製し、そのpH値を8.0または10に調整した。
実験条件
吸光度スペクトルを350〜800nmで記録した。この領域は、染料の波長極
大(若干の例の場合には以下の表に認めるように)および触媒の最大吸光度(そ
れぞれポルフィリンおよびフタロシアニンの場合のソーレー帯およびQ帯)を包
含すべきである。次いで、オキシダント(H2O2、ペルボレート、ペルカーボネ
ート、活性化漂白剤またはオキソン)を攪拌溶液に加えて反応を開始した。オキ
シダントの量は、試験法Aに規定のように最適であるべきである。30分後、吸
光度スペクトルを記録し、染料の吸光度の減少が認められた。
ブランク実験は、染料の酸化が触媒またはオキシダントの不在下で同じ期間に
わたって生じないことを示した。
pH 8
pH 10
MnTPPS: マンガノテトラスルホン化フェニルポルフィリン
MnTDPP8S: マンガノオクタスルホン化ジクロロフェニルポルフィリン
Cr−TPPS: クロム−テトラスルホン化フェニルポルフィリン
MnPC: マンガノ−テトラスルホン化フェニルポルフィリン布類から布類への染料移動の減少
綿上でダイレクトブル−Iまたはダイレクトブルー90で染色された布帛およ
びナイロン上でアシッドレッド151で染色された布帛をこれらの実験で使用し
た。本実験においては、洗浄をラウンダーオメーター中で行った。染料移動の程
度は、各ラウンダーオメータービーカーに加えたマルチファイバー(テストファ
ブリックス・インコーポレーテッド)で評価した。各見本は、一緒に縫われた布
類(1.5cm×5cm)の6ストリップからなっていた。6布類型は、ポリアセテ
ート、綿、ポリアミド、ポリエステル、オーロン、および羊毛であった。モデル
洗浄液は、pH値が8.0またはpH 10に調整された洗剤溶液(フル洗濯機
条件下で使用するような洗剤濃度を有するもの200ml)からなっていた。
実験条件
染色された布帛(10×10cm)の1片および1個のマルチファイバーをラウ
ンダーオメータービーカーに入れた。ビーカー1においては、前記のような洗剤
溶液を加え、ビーカー2においては、触媒(最終濃度10ppm)と前記試験法
に規定のような最適量の漂白剤とを含有する洗剤溶液を加えた。60rpmで3
0〜40℃において30分の洗浄を行った後、見本を水道水中ですすぎ、乾燥し
た。ハンター色差読み(L、a、b)は、比色計(ICS製のスペクトラフラッ
シュ)を使用して
マルチファイバーの場合には得られた。布帛の色の変化は、ΔC=(Δa2+Δ
b2)1/2(式中、ΔaおよびΔbは試験マルチファイバーと、染色された布帛と
接触していないマルチファイバー対照との間の反射光の強度の差を表わす)と定
義されるパラメーターΔCによって特徴づけることができる。bは、反射された
黄色光の強度(正のb値)または反射された青色光の強度(負の青色値)を表わ
し、且つaは、反射された赤色光の強度(正のa値)または反射された緑色光の
強度(負のa値)の尺度を表わす。ΔCが高ければ高い程、より多い染料移動が
マルチファイバー上に移動した。
触媒なし MnPC
ΔC ΔC
綿上のダイレクトブルー90 8.9 2.0
綿上のアシッドレッド114 20.1 13.8例II(A/B/C)
下記の組成を有する本発明に係る液体染料移動抑制組成物は、調製する。
直鎖アルキルベンゼンスルホネート 10
C12〜15アルキル硫酸ナトリウム 3
C14〜15アルキル2.5倍エトキシ化サルフェート 0
C12グルコースアミド 0
7倍エトキシ化されたC12〜15アルコール 11.6
オレイン酸 2.5
クエン酸 1
C12〜14アルケニル置換コハク酸 0
水酸化ナトリウム 3.5
エタノール 6
モノエタノールアミン 0
トリエタノールアミン 6.4
1,2−プロパンジオール 1.5
グリセロール 0
ホウ酸 0
ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホ 0.8
ン酸)
CaCl2 0
防汚重合体 0.5
脂肪酸 12
酵素 0.65
水および微量成分 残部(100% とする)
前記組成物を表Iに係る触媒および漂白剤で補完した。
例III (A/B/C)
下記の処方を有する本発明に係るコンパクト粒状染料移動抑制組成物は、調製
する。
%
直鎖アルキルベンゼンスルホネート 11.40
タローアルキルサルフェート 1.80
C45アルキルサルフェート 3.00
7倍エトキシ化されたC45アルコール 4.00
11倍エトキシ化されたタローアルコール 1.80
分散剤 0.07
シリコーン流体 0.80
クエン酸三ナトリウム 14.00
クエン酸 3.00
ゼオライト 32.50
マレイン酸アクリル酸共重合体 5.00
DETMPA 1.00
セルラーゼ(活性タンパク質) 0.03
アルカラーゼ/BAN 0.60
リパーゼ 0.36
ケイ酸ナトリウム 2.00
硫酸ナトリウム 3.50
微量成分 残部(100とする)
前記組成物を表IIに係る触媒および漂白剤で補完した。
Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to a detergent containing a non-ferrous metal catalyst and a bleaching agent for suppressing dye transfer during washing, and a method for suppressing dye transfer (color transfer) between cloths during washing. To compositions and methods. BACKGROUND OF THE INVENTION One of the most persistent and troublesome problems that arises in modern fabric washing operations is that certain colored fabrics tend to release dyes into the wash liquor. Such dyes migrate onto other fabrics to be washed. One way to overcome this problem would be to bleach fugitive dyes that wash out of the dyed fabric before the opportunity to come into contact with other articles in the wash liquor. Suspended or solubilized dyes can be oxidized to some extent in solution by using known bleaching agents. At the same time, however, it is important that the dye that actually remains on the fabric is not bleached, i.e. does not cause color damage. U.S. Pat. No. 4,077,768 describes a method for inhibiting dye transfer by the combined use of an oxidative bleach and a catalyst compound such as iron porphine. Co-pending EP patent application No. 91202655.6, filed October 9, 1991, relates to a dye transfer inhibiting composition comprising an enzyme system capable of generating hydrogen peroxide and a porphine catalyst. It has now been found that non-ferrous metal catalysts in the presence of effective amounts of rapid release bleach are very efficient at preventing dye transfer. Accordingly, a dye transfer inhibiting composition is provided that exhibits optimal dye transfer inhibiting properties. According to another aspect, the present invention provides an efficient method for laundry operations involving colored fabrics. DISCLOSURE OF THE INVENTION The present invention includes (A) (a) a non-ferrous metal porphine and a water-soluble or water-dispersible derivative thereof; (b) a non-ferrous metal porphyrin and a water-soluble or water-dispersible derivative thereof; (c) a non-ferrous metal phthalocyanine. And a non-ferrous metal catalyst selected from water-soluble or water-dispersible derivatives thereof; (B) Efficient amount of rapid-release bleach (a bleach is a wash solution within the first 5 minutes after the composition is dissolved or dispersed in water). And a dye transfer inhibiting composition. According to another aspect of the invention, there is also provided a method for laundry operations involving a colored fabric. BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION The present invention comprises: (A) (a) a non-ferrous metal porphine and a water-soluble or water-dispersible derivative thereof; (b) a non-ferrous metal porphyrin and a water-soluble or water-dispersible derivative thereof; (C) a non-ferrous metal catalyst selected from non-ferrous metal phthalocyanines and their water-soluble or water-dispersible derivatives; (B) an efficient amount of a fast-release bleach (a bleach is first obtained after dissolving or dispersing the composition in water). The dye transfer inhibiting composition is characterized in that it is released into the washing liquid within 5 minutes. A) The preferred range of use of the catalyst in the non-ferrous metal catalyst washing liquid is 10 -8 mol to 10 -3 mol, more preferably 10 -6 to 10 -4 mol. The requisite metal porphine structure may be visualized as pointed out in Formula I in the accompanying drawings. In formula I, the atomic positions of the porphine structure are numbered as usual and the double bonds are put as usual. In the other formulas, the double bond is omitted in the drawings, but actually exists in the same manner as I. Preferred metal porphine structures are preferred in one or more of the 5, 10, 15 and 20 carbon positions of formula I (meso). (Wherein n and m may be 0 or 1; A is selected from water-solubilizing groups such as sulfate, sulfonate, phosphate and carboxylate groups; B is C 1 -C 10 alkyl, polyethoxyalkyl Or selected from the group consisting of C 1 -C 10 hydroxyalkyl) and substituted with a phenyl or pyridyl substituent. Preferred molecules are substituents on the phenyl or pyridyl group is -CH 3, -C 2 H 5, -CH 2 CH 2 CH 2 SO 3 -, - CH 2 -, and -CH 2 CH (OH) CH 2 It is selected from the group consisting of SO 3 − and —SO 3 . Particularly preferred metal porphines are those in which the molecule has substituents at the 5, 10, 15, and 20 carbon positions. It has been replaced with. This preferred compound is known as the metal tetrasulfonated tetraphenylporphine. Symbol X 1 is, (= CY -) a (wherein each Y is independently hydrogen, chlorine, bromine, fluorine or meso substituted alkyl, cycloalkyl, aralkyl, aryl, alkaryl or heteroaryl). The symbol X 2 of formula I represents an anion, preferably OH or Cl − . The compounds of formula I, C 1 -C 10 alkyl in one or more of the remaining carbon positions, may be substituted with hydroxyalkyl or oxyalkyl groups. Porphin derivatives also include chlorophyll, chlorin, ie, isobacteriochlorin and bacteriochlorin. The metalloporphyrins and their water-soluble or water-dispersible derivatives have the formula II Wherein X can be alkyl, alkylcarboxy, alkylhydroxyl, vinyl, alkenyl, alkylsulfate, alkylsulphonate, sulphate, sulphonate, aryl. The symbol X 2 in formula II represents an anion, preferably OH − or Cl − . The symbol X i can be alkyl, alkylcarboxy, alkylhydroxyl, vinyl, alkenyl, alkylsulfate, alkylsulfonate, sulfate, sulfonate. Metal phthalocyanines and derivatives have the structure shown in Formula III (atomic positions of the phthalocyanine structure are numbered as usual). The anionic groups in the structure contain cations selected from the group consisting of sodium and potassium cations or other non-interfering cations that leave the structure water soluble. Preferred phthalocyanine derivatives are metal phthalocyanine trisulfonates and metal phthalocyanine tetrasulfonates. Another form of substitution possible in the present invention is the substitution of the central metal by Mn, Co, Rh, Cr, Ru, Mo or other transition metals. Still, a number of considerations are significant in choosing variations or substituents for the basic porphine or azaporphine structure. First, they will select compounds that are available or easily synthesized. Apart from this, the choice of substituents can be used to control the solubility of the catalyst in water or in detergent solutions. Once again, especially if it is desired to avoid attacking the dye bound to the solid surface, the substituents can control the affinity of the catalytic compound for the surface. Thus, strongly negatively charged substituted compounds, such as tetrasulfonated porphine, can be repelled by negatively charged spots or soiled surfaces, thus attacking the immobilized dye. While unlikely to occur, cations or zwitterions may be attracted or at least not repelled to such soiled surfaces. B. Efficient amount of rapid release bleach (bleach is such that it is released into the wash liquor within the first 5 minutes after the composition is dissolved or dispersed in water). The bleach used in the different examples should be such that at least 70%, preferably all of the oxygen-active species are available after 5 minutes at 40 ° C. Available oxygen species can be measured very easily by titration by those skilled in the art. A 1% solution of detergent is prepared in water at 40 ° C. After 5 minutes, the solution is centrifuged to precipitate all undissolved material. From the supernatant, the available oxygen is measured as follows: The known weight of the supernatant to be measured is taken and the reaction is stopped using glacial acetic acid. Excess potassium iodide (KI) is added to the solution. H 2 O 2 + 2KI + 2CH 3 COOH ---> I 2 + 2CH 3 COOK + 2H 2 O (Formula 1) Then, the liberated iodine (according to Formula 1) is titrated with sodium thiosulfate (Na 2 S 2 O 3 ). . Starch, which gives a purple / blue complex with I-, is used as an indicator. I 2 + 2Na 2 S 2 O 3 + (CH 3 COOH) ---> 2NaI + Na 2 S 4 O 6 + (CH 3 COOH) (Formula 2) The rapid release bleach is in solution after 5 minutes at 40 ° C. Should have at least 70%, and preferably all, of available oxygen. Rapid release bleaches suitable for the present invention include peroxygen bleaches. Examples of suitable water-soluble solid peroxygen bleaches include hydrogen peroxide releasing agents such as hydrogen peroxide, perborates such as perborate monohydrate, perborate tetrahydrate, persulfates, percarbonates, peroxydiesters. Mention may be made of sulfates, perphosphates and hydrogen peroxides. Preferred bleaching agents are percarbonates and perborates. Hydrogen peroxide releasing agents include tetraacetylethylenediamine (TAED), nonanoyloxybenzenesulfonate (NOBS described in US Pat. No. 4,412,934), 3,5,5-trimethylhexanoloxybenzenesulfonate (EP). Bleach activators such as ISONOBS) and pentaacetyl glucose (PAG) as described in 120,591, which are perhydrolyzed to produce peracids as active bleaching species resulting in an improved bleaching effect. ) Can be used together. Other peroxygen bleaches suitable for the present invention include organic peroxy acids such as percarboxylic acids. According to the present invention, an effective amount of bleach, by definition, is 40% to 100% of the maximum (Z)% of dye oxidation that can be achieved under optimal conditions ascertained by those skilled in the art in combination with a bleach catalyst. The amount of bleaching agent that provides a level of dye oxidation which is preferably 40% to 60%, more preferably 60% to 80%, most preferably 80% to 100%. Test Methods For a given catalyst concentration, temperature and pH, the following two test methods can be used to calculate the maximum level of dye oxidation, ie, the optimum amount of bleach to give Z. (A) Fix the initial concentration of the dye (for example, 40 ppm) and the initial concentration of the catalyst in the dye bleaching detergent solution. The absorbance spectrum of this solution is recorded using a UV-Vis spectrophotometer according to methods known to those skilled in the art. A predetermined concentration of bleaching agent (H2O2, oxone, percarbonate, perborate, activated bleaching agent, etc.) is added and the solution containing the dye and catalyst is stirred. After stirring for 30 minutes, the absorbance spectrum of the solution is recorded again. The amount of dye oxidation can then be determined from the change in absorbance maximum for the dye. Keeping the experimental conditions the same, varying the amount of bleach to achieve maximum dye oxidation. (B) Reduction of dye transfer from one fabric to another. In either a washing machine or a round odometer, a known bleed fabric and a known unpigmented pick up tracer (eg cotton) are added to the wash load. After simulating the wash cycle, the amount of dye picked up by the tracer is measured according to methods known to those skilled in the art. Now in a separate washing machine, add the same amount of bleed fabric and pickup tracer, a fixed amount of dye, and change the amount of bleach. The level of dye transfer onto the pickup tracer is measured and the amount of bleach is varied according to standard optimization methods known to those skilled in the art to minimize dye transfer. In this way the optimum bleach concentration can be determined. The composition is conveniently used as an additive to conventional detergent compositions for use in laundry operations. The present invention also includes dye transfer inhibiting compositions that will contain detergent ingredients and thus serve as detergent compositions. Detergent Ingredients A wide range of surfactants can be used in detergent compositions. A typical list of anionic surfactants, nonionic surfactants, amphoteric surfactants and zwitterionic surfactants, and species of these surfactants is available in Norris, USA, May 23, 1972. No. 3,664,961. Mixtures of anionic surfactants, especially 5: 1 to 1: 2, preferably 3: 1 to 2: 3, more preferably 3: 1 to 1: 1 weight ratios of sulfonate surfactant and sulfate surfactant. Mixtures with are particularly suitable here. Preferred sulfonate, 15 9 in the alkyl group, alkyl benzene sulfonates, and fatty acid C 12 -C 18 fatty source, especially having 11 to 13 carbon atoms, preferably derived from C 16 -C 18 fatty source Examples include α-sulfonated methyl fatty acid ester. In each case, the cation is an alkali metal, preferably sodium. Preferred sulphate surfactants are alkyl sulphates having 12 to 18 carbon atoms in the alkyl group (optionally 10 to 20, preferably 10 to 16 carbon atoms in the alkyl group and average ethoxylated. Mixture with ethoxysulfate having a degree of 1 to 6). Examples of preferred alkyl sulphates here are tallow alkyl sulphates, coconut alkyl sulphates, and C 14-15 sulphates. The cation in each case is again an alkali metal cation, preferably sodium. One class of nonionic surfactants useful in the present invention has an average hydrophilic-lipophilic balance (HLB) of 8-17, preferably 9.5-13.5, more preferably 10-12.5. It is a condensate of ethylene oxide with a hydrophobic portion for providing a surfactant. The hydrophobic (lipophilic) portion may be aliphatic or aromatic in nature and the length of the polyoxyethylene group that is condensed with the particular hydrophobic group is determined by the desired length between the hydrophilic and hydrophobic elements. It can be easily adjusted to produce a water-soluble compound having a balance. Particularly preferred nonionic surfactants of this type contain C 9 to C 15 primary alcohol ethoxylates containing 3 to 8 moles of ethylene oxide per mole of alcohol, especially 6 to 8 moles of ethylene oxide per mole of alcohol. is a C 12 -C 14 primary alcohols containing C 14 ~ C 15 primary alcohol and alcohol per mole 3-5 mol of ethylene oxide to. Another class of nonionic surfactants has the general formula RO in (C n H 2n O) t Z x ( wherein, Z is a moiety derived from glucose; R is saturated with 12 to 18 carbon atoms An alkylhydrophobic group; t is 0-10, n is 2 or 3; x is 1.3-4), wherein the compound is an unreacted fatty alcohol less than 10% and a short chain Including less than 50% of alkyl polyglucosides). Compounds of this type and their use in detergents are disclosed in EP-B 0 070 077, 0 0 75 996 and 0 094 118. Also, the formula Wherein R 1 is H, R 1 is C 1-4 hydrocarbyl, 2-hydroxyethyl, 2-hydroxypropyl or a mixture thereof, R 2 is C 5 -31 hydrocarbyl, and Z is Polyhydroxy fatty acid amide surfactants, which are polyhydroxyhydrocarbyls having a linear hydrocarbyl chain having at least 3 hydroxyls attached directly to the chain, or alkoxylated derivatives thereof) are suitable as nonionic surfactants. Preferably, R 1 is methyl, R 2 is a C 11-15 alkyl or alkenyl straight chain, such as coconut alkyl or mixtures thereof, Z is glucose, fructose, maltose, lactose, etc. in a reductive amination reaction. Derived from reducing sugars. The composition according to the invention may further comprise a builder system. Any conventional builder system including aluminosilicate materials, silicates, polycarboxylates and fatty acids, materials such as ethylenediaminetetraacetate, sequestering agents such as aminopolyphosphonates, especially ethylenediaminetetramethylenephosphonic acid and diethylenetriaminepentamethylenephosphonic acid. , Suitable for use here. Although less preferred for obvious environmental reasons, phosphate builders can also be used here. Suitable builders can be inorganic ion exchange materials, usually inorganic hydrated aluminosilicate materials, more particularly hydrated synthetic zeolites, eg hydrated zeolites A, X, B or HS. Another suitable inorganic builder material is layered silicate, eg SKS-6 (Hoechst). SKS-6 is a crystalline layered silicate made of sodium silicate (Na 2 Si 2 O 5 ). Suitable polycarboxylate builders for use herein include citric acid (preferably in the form of a water soluble salt), the formula R-CH (COOH) CH2 (COOH), where R is C10-20 alkyl or alkenyl. , Preferably C12-16, or R can be substituted with hydroxyl, sulfosulfoxyl or sulfone substituents). Specific examples include lauryl succinate, myristyl succinate, palmityl succinate, 2-dodecenyl succinate, 2-tetradecenyl succinate. The succinate builder is preferably used in the form of water-soluble salts, including sodium, potassium, ammonium and alkanol ammonium salts. Other suitable polycarboxylates are oxodisuccinates and tartrate mixtures of monosuccinic acid and tartrate disuccinic acid, such as those described in US Pat. No. 4,663,071. Suitable fatty acid builders for use herein, especially in the case of the liquid formulations of the present invention, are saturated or unsaturated C10-18 fatty acids, as well as the corresponding soaps. Preferred saturated species have 12 to 16 carbon atoms in the alkyl chain. A preferred unsaturated fatty acid is oleic acid. Another preferred builder system for liquid compositions is based on dodecenylsuccinic acid. A preferred builder system for use in the particulate composition includes a mixture of a water insoluble aluminosilicate builder such as Zeolite A and a water soluble carboxylate chelating agent such as citric acid. Other builder materials that may form part of the builder system for use in granular compositions for the purposes of the present invention include inorganic materials such as alkali metal carbonates, bicarbonates, silicates, and organic phosphonates, aminos. Organic substances such as polyalkylenephosphonates and aminopolycarboxylates can be mentioned. Other suitable water-soluble organic salts are homopolymer or copolymer acids or salts thereof (polycarboxylic acids contain at least two carboxyl groups separated from each other by not more than two carbon atoms). Polymers of this type are disclosed in GB 1,596,756. Examples of such salts include polyacrylates having a molecular weight of 2000 to 5000 and copolymers thereof with maleic anhydride (such copolymers have a molecular weight of 20,000 to 70,000), especially about 40,000. ). The detersive builder salt is typically incorporated in an amount of 10-80% by weight of the composition, preferably 20-70% by weight and most usually 30-60% by weight. Other ingredients used in detergent compositions, such as foam boosters or foam suppressants, enzymes and stabilizers or activators therefor, dirt settling agents, antifouling agents, optical brighteners, abrasives, killing agents. Bacterial agents, haze suppressants, colorants, and fragrances may be used. The combination with enzyme technology that also provides certain color care benefits is particularly preferred. An example is a color maintenance / rejuvenation cellulase. Other examples are the polymers disclosed in EP 928700178 filed Jan. 31, 1992 and the enzymatic oxidation scavengers disclosed in EP 928700188.6 filed Jan. 31, 1992. Is. The amine-based catalyst stabilizers disclosed in EP 928700199.4 filed Jan. 31, 1992 are also particularly suitable. These ingredients, especially enzymes, optical brighteners, colorants, and perfumes, should preferably be chosen to be compatible with the bleach component of the composition. The detergent composition according to the invention can be in liquid, paste or granular form. The granular composition according to the invention may also be in "compact form", ie it may have a relatively higher density than conventional granular detergents, ie 550-950 g / l; In particular, the granular detergent composition according to the invention will contain a small amount of "inorganic filler salt" compared to conventional granular detergents; typical filler salts are sulfuric and chloride alkalis. An earth metal salt, typically sodium sulphate; "compact" detergents typically contain up to 10% filler salt. The present invention also relates to a method of inhibiting dye transfer of solubilized, suspending dyes encountered from one fabric to another encountered during fabric washing operations involving colored fabrics. The method comprises contacting the fabric with a wash liquor as described above. The method of the invention is conveniently carried out in the course of washing methods. The washing method is preferably carried out at 5 ° C to 90 ° C, particularly 20 to 60 ° C, but the catalyst is effective up to 95 ° C. The pH of the treatment liquid is preferably 7 to 11, particularly 7.0 to 9.0. The methods and compositions of the present invention can also be used as an additive during laundry operations. The following examples are meant to illustrate the compositions of the invention, but not necessarily to limit or otherwise define the scope of the invention, which scope is determined according to the following claims. To be done. Example 1 The degree of dye oxidation was measured by two different methods: (i) dye bleaching in solution and (2) measurement of reduction of dye transfer from fabric to fabric. Dye bleaching experiment in solution A detergent solution (100 ml) containing the dye (final concentration 40 ppm) and catalyst (1 x 10-5 M) was prepared and its pH value was adjusted to 8.0 or 10. Experimental conditions Absorbance spectra were recorded at 350-800 nm. This region should include the wavelength maxima of the dye (as seen in the table below in some cases) and the maximum absorbance of the catalyst (Soret and Q bands for porphyrin and phthalocyanine, respectively). The oxidant (H 2 O 2 , perborate, percarbonate, activated bleach or oxone) was then added to the stirred solution to initiate the reaction. The amount of oxidant should be optimal as specified in Test Method A. After 30 minutes, the absorbance spectrum was recorded and a decrease in the absorbance of the dye was observed. Blank experiments showed that dye oxidation did not occur over the same period in the absence of catalyst or oxidant. pH 8 pH 10 MnTPPS: manganotetrasulfonated phenylporphyrin MnTDPP8S: manganooctasulfonated dichlorophenylporphyrin Cr-TPPS: chromium-tetrasulfonated phenylporphyrin MnPC: mangano-tetrasulfonated phenylporphyrin Reduced dye transfer from fabrics to fabrics Fabrics dyed with Direct Bull-I or Direct Blue 90 above and with Acid Red 151 on nylon were used in these experiments. In this experiment, washing was done in a round odometer. The extent of dye transfer was evaluated with Multifiber (Test Fabrics Inc.) added to each Rounder Ometer beaker. Each swatch consisted of 6 strips of cloth (1.5 cm x 5 cm) sewn together. The 6 fabric types were polyacetate, cotton, polyamide, polyester, auron, and wool. The model wash consisted of a detergent solution adjusted to a pH value of 8.0 or pH 10 (200 ml with detergent concentration for use under full washing machine conditions). Experimental conditions One piece of dyed fabric (10 x 10 cm) and one multifiber were placed in a rounder ometer beaker. In beaker 1 was added the detergent solution as described above, and in beaker 2 was added the detergent solution containing the catalyst (final concentration 10 ppm) and the optimum amount of bleach as specified in the test method. After washing for 30 minutes at 30-40 ° C. at 60 rpm, the sample was rinsed in tap water and dried. Hunter color difference readings (L, a, b) were obtained in the case of multifiber using a colorimeter (SpectraFlash from ICS). The change in fabric color is ΔC = (Δa 2 + Δ b 2 ) 1/2 , where Δa and Δb are the reflected light between the test multifiber and the multifiber control not in contact with the dyed fabric. , Which represents the difference in intensity of). b represents the intensity of the reflected yellow light (positive b value) or the intensity of the reflected blue light (negative blue value), and a is the intensity of the reflected red light (positive a value). Or it represents a measure of the intensity (negative a value) of the reflected green light. The higher the ΔC, the more dye transfer moved onto the multifiber. No Catalyst MnPC ΔC ΔC Direct Blue on Cotton 90 8.9 2.0 Acid Red on Cotton 114 20.1 13.8 Example II (A / B / C) A liquid dye transfer inhibiting composition according to the invention having the following composition is prepared. Linear alkyl benzene sulfonate 10 C 12-15 sodium alkylsulfate 3 C 14-15 alkyl 2.5-fold ethoxylated sulfate 0 C 12 glucose amide 0 7-fold ethoxylated C 12-15 alcohol 11.6 oleic acid 2.5 citric acid 1 C 12- 14 Alkenyl-substituted succinic acid 0 Sodium hydroxide 3.5 Ethanol 6 Monoethanolamine 0 Triethanolamine 6.4 1,2-Propanediol 1.5 Glycerol 0 Boric acid 0 Diethylenetriamine penta (methylenephospho 0.8 acid) CaCl 2 0 Antifouling polymer 0.5 Fatty acid 12 Enzyme 0.65 Water and minor components balance (to 100%) The composition was supplemented with the catalyst and bleach according to Table I. Example III (A / B / C) A compact particulate dye transfer inhibiting composition according to the present invention having the following formulation is prepared. % Linear alkyl benzene sulfonate 11.40 Tallow alkyl sulphate 1.80 C 45 alkyl sulphate 3.00 7 times ethoxylated C 45 alcohol 4.00 11 times ethoxylated tallow alcohol 1.80 Dispersant 0.07 Silicone fluid 0.80 Trisodium citrate 14.00 Citric acid 3.00 Zeolite 32.50 Maleic Acrylic Acid Copolymer 5.00 DETMPA 1.00 Cellulase (Active Protein) 0.03 Alcalase / BAN 0.60 Lipase 0.36 Sodium Silicate 2.00 Sodium Sulfate 3.50 Minor Components Remainder (100) The above composition with the catalyst and bleaching agent according to Table II Complemented.
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(81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG,
CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T
D,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
Z,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LV
,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,
SD,SK,UA,US,UZ,VN
(72)発明者 コンバン,アンドレ クリスチァン
ベルギー国ディーゲム、ドリーリンデン、
14
(72)発明者 ジョンストン,ジェイムズ パイオット
ベルギー国オバリース、バイデラーン、17
(72)発明者 ラベック,レジン
ベルギー国ブリュッセル、ロンバルトツィ
ーデストラート、27
(72)発明者 トーエン,クリスティアーン アーサー
ジェイ.ケイ.
ベルギー国ハースドンク、ベークバイソフ
ストラート、4─────────────────────────────────────────────────── ───
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(81) Designated countries OA (BF, BJ, CF, CG,
CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN, T
D, TG), AU, BB, BG, BR, BY, CA, C
Z, FI, HU, JP, KP, KR, KZ, LK, LV
, MG, MN, MW, NO, NZ, PL, RO, RU,
SD, SK, UA, US, UZ, VN
(72) Inventor Conban, Andre Christian
Die Gemm, Dolly Linden, Belgium
14
(72) Inventor Johnston, James Piot
Belgium O'Balize, Beidelern, 17
(72) Inventor Labec, Resin
Lombardy, Brussels, Belgium
-Destrat, 27
(72) Inventor Tohen, Christine Arthur
Jay. Kay.
Bakebysov, Haasdonk, Belgium
Strat, 4