【発明の詳細な説明】
アキシャルピストン装置、特にアキシャルピ
ストンポンプ又はアキシャルピストンモータ
関連出願のクロスリファレンス
本出願は、1992年8月6日提出のスイス出願番号第02566/92−4
の優先権を請求するものであり、前記出願の開示内容は、その全体を参照するこ
とにより本明細書に組込まれている。
発明の背景
1. 発明の分野
本発明は、アキシャルピストン装置、特に第1サブアセンブリと第2サブアセ
ンブリとを有する型式のアキシャルピストンポンプ又はアキシャルピストンモー
タ、それも第1サブアセンブリが、中心軸線を中心とする周方向に間隔をおいた
複数シリンダ・ピストン・ユニットを有し、第2サブアセンブリが、中心軸線に
対し所定角度で配置された連結平面内でシリンダ・ピストン・ユニットを介して
力を伝達するように、第1サブアセンブリと回転可能に接続されており、しかも
、これらサブアセンブリの一方が、ハウジング内に回転可能に配置され、回転可
能の駆動手段と連結されている形式の装置に関するものである。
2. 発明の背景に関する論議と材料に関する情報
この種のアキシャルピストン装置については、当技術分野では種々の型式のも
の、すなわち“斜板式装置”、“食違い板式装置”、“食違いドラム式装置”等
が公知である。これらの装置は、たとえば、アーヘンのライン/ヴェストファー
レン工科大学液圧・空気式駆動・制御研究所教授W.バッケ著『油圧装置の基礎
』1974年第2版P.116及び4−22〜4−25の図に記載されている。
これらの装置は、参照することにより本明細書に組入れられている。
アキシャルピストン装置の種類は次の型式に細分される:
I、 斜板式装置
II、 食違い板式(skewplate)装置
III、 食違いドラム式装置
本発明には、これら3つのすべての型式が包含される。型式Iの場合、第1サ
ブアセンブリは、ハウジング内に固定されたシリンダ・ピストン・ユニットに相
当し、第2サブアセンブリは回転する斜板に相当する。したがって、第2サブア
センブリは駆動サブアセンブリである。
型式IIの場合は、第1サブアセンブリが、シリンダ・ピストン・ユニットを有
する回転ドラムに相当する。したがって、第1サブアセンブリが駆動サブアセン
ブリである。これに対し、第2サブアセンブリは固定食違い板に相当する。
型式IIIの場合も、第1サブアセンブリが、シリンダ・ピストン・ユニットを
有する回転ドラムに相当し、他方、第2サブアセンブリは、回転軸線に対して直
角に配置された回転駆動板に相当する。双方のサブアセンブリの回転軸線は互い
に或る角度をなして配置されている。本発明の実施例では、第2サブアセンブリ
が駆動サブアセンブリである。実質的には、第1サブアセンブリに対して駆動ト
ルクは伝達されない。
発明の要約
本発明に包含されるアキシャルピストンの前記定義に関連して、本発明が第1
に目的とする点は、軸方向の支承アセンブリの構成を改善することである。この
支承アセンブリの主な機能は、装置の使用液圧により造出されるピストンの力を
伝達することにある。この問題は、本発明により、アキシャルピストン装置、特
にアキシャルピストンポンプ又はアキシャルピストンモータを次のように構成す
ることにより解決された。すなわち、前記アキシャルピストン装置が第1サブア
センブリと第2サブアセンブリとを有するようにし、前記第1サブアセンブリが
、中心軸線から間隔をおいて、かつまた中心軸線と平行に又は鋭角をなして配置
された複数シリンダ・ピストン・ユニット、それも中心軸線を中心として互いに
所定角度だけ周方向にずらされて位置する前記・ユニットを有しており、他方、
第2サブアセンブリが、前記第1サブアセンブリと回
転可能に連結され、また連結平面の範囲内でシリンダ・ピストン・ユニットと力
伝達接続され、更に前記連結平面が中心軸線に対し所定角度で配置されており、
それにより、シリンダ・ピストン・ユニットの振動駆動力を受取るようにされて
おり、更にまた、第1と第2のサブアセンブリの一方が、ハウジング内に回転可
能に配置された駆動サブアセンブリであって、回転可能の駆動手段と連結されて
おり、この駆動サブアセンブリが、2つの第1軸受を有する支承組立体を有し、
これら第1軸受が少なくとも実質的に半径方向に作用し、かつ互いに所定軸方向
間隔をおいて位置しており、更に、回り継手式の第2軸受が、軸方向と半径方向
双方に作用し、かつ旋回中心を有しており、この旋回中心が、2つの第1軸受の
中心と中心との間のほぼ軸方向中点に位置するようにしたのである。
これらの前記特徴により、自動調心式又は回り継手式のころ軸受、特に球面こ
ろ軸受の使用が可能又は容易になる。この軸受は駆動サブアセンブリの軸方向又
は縦方向の支承用であり、横方向支承用の軸方向に可能のラジアル軸受と組合せ
て用いるのが有利である。このラジアル軸受は軸方向又は縦方向の荷重は受けな
い。アキシャルピストン装置内に発生する軸方向力は、偏心的に作用し、かつ中
心軸線に対して循環する形で作用する。ラジアル軸受の隙間により与えられる限
界内で、軸方向力は、駆動サブアセンブリの循環及び
振動のスイベル運動を伴う。この駆動サブアセンブリに含まれるアキシャル軸受
のエッジ圧力の危険は、先述の措置によって大幅に防止される。
本発明の別の目的は、型式I及びIIに関するものである。この目的は、有利に
はディスク状の連結部材によるピストンの支持又は軸受の改善である。この連結
部材は駆動サブアセンブリと、先述の図4−22の形式で、回転可能に連結され
ている。この目的は、次のようにすることにより達成された。すなわち、アキシ
ャルピストン装置が、中心軸線から間隔をおいて、中心軸線と平行に、もしくは
鋭角をなして配置された複数シリンダ・ピストン・ユニット、それも中心軸線を
中心として互いに周方向に所定角度だけずらされて配置された前記・ユニットを
有する第1サブアセンブリと、前記・ユニットの振動駆動力を受取るために前記
・ユニットと力伝達接続された第2サブアセンブリとを有するようにし、これら
のサブアセンブリが中心軸線と中心として互いに回転可能に配置されており、ま
た、これらサブアセンブリの一方が、ハウジング内に回転可能に配置され、駆動
サブアセンブリとして機能し、かつ回転駆動手段と接続されており、更にまた、
有利にはディスク状の連結部材が、前記中心軸線に対して所定角度で配置された
斜軸線を中心として第2サブアセンブリに対して回転可能に第2サブアセンブリ
に連結されており、更に、前記連結部材が、第1サブ
アセンブリに連結され、それにより中心軸線を中心として連続的に回転せぬよう
阻止され、更にまた前記連結部材が、連結平面の範囲内でシリンダ・ピストン・
ユニットと力伝達接続され、この連結平面が、斜軸線に対し少なくともほぼ直角
であり、それによってシリンダ・ピストン・ユニットの振動駆動を受取り、更に
、前記連結部材が、確動保持装置により第1サブアセンブリと回転阻止接続され
ているようにしたのである。
連結部材と第1サブアセンブリとの間の前述の連結によって、力伝達連結面の
相対運動が低減される。これにより、摩擦及び摩耗の所期の低減が可能になる。
この場合、前記回転阻止接続が、定置の第1サブアセンブリ(“斜板式”)の場
合には連結部材の定常的な回転阻止をともなうことが分かるであろう。
本発明の別の一実施例にはカルダン式保持装置が備えられている。安定性と操
作上の安全性の面で特に効果的なため、この保持装置はカルダン式リングを有す
るように構成されている。このカルダン式リングは、連結部材の外周に沿って延
びている。連結部材は、1対の直径方向の継手を介して前記リング及び第1サブ
アセンブリと結合されている。
有利には、第1サブアセンブリはハウジング内に固定され、他方、カルダン式
リングは1対の直径継手を介してハウジングに固定される。これと関連して、別
の一実施例では、2重継手ロッドが、有利には2重玉継手ロッドが用いられ、シ
リンダ・ピストン・ユニットと連結部材との間の力伝達が行なわれる。2重継手
ロッドのそれぞれが、第1継手を介しては対応ピストンと連結され、第2継手を
介しては連結部材の対応連結体に連結される。この構成の利点は、ピストンの横
力を最低減に抑え、しかも、中心軸線を中心とする第1サブアセンブリに対する
必要な僅かの角振動を行なう連結部材の自由を損うことがない。
最後に、本発明のもう1つの目的は、アキシャルピストン装置、特に型式Iの
装置を改良して、危険もしくは腐食性であることの多い液圧媒体と接触する装置
の諸部品を所望の組合せに構成し、更に、サービスや修理のさい、容易に弁や補
助ユニットその他に接近可能にすることである。
この目的は、次のようにすることで達成された。すなわち、アキシャルピスト
ン装置が複数のシリンダ・ピストン・ユニットを有するようにし、これらユニッ
トが、中心軸線から間隔をおいて、中心軸線と平行に、もしくは鋭角をなして配
置され、かつ中心軸線を中心として互いに周方向に所定角度だけずらされた位置
にあり、第2サブアセンブリが、駆動軸上に中心軸線と同軸的、かつ中心軸線を
中心として回転可能に配置され、更に、シリンダ・ピストン・ユニットと力伝達
接続され、それにより前記ユニットの振動駆動力を受
取るようにされており、更にまた、好ましくは少なくとも2つの回転可能に連結
された縦区画を有する駆動軸が、中心軸線と同軸的に駆動入力端から、第1サブ
アセンブリ又はハウジングそれぞれの対応中心開口を通って、頭部サブアセンブ
リまで延びており、頭部サブアセンブリが、駆動軸と連結された少なくとも1つ
の補助ユニットを有しているようにしたのである。
したがって、弁、補助ユニット、その他は、比較的自由に接近可能な頭部サブ
アセンブリ内に配置することができる。この構成の特別な利点は、第1サブアセ
ンブリ内に配置され、それと連結されたピストンにも容易に接近可能な点にある
。
有利には頭部サブアセンブリは、駆動軸と連結された供給ポンプ及び又はポン
プ組立体もしくはモータ弁組立体を有している。この構成のもう1つの利点は、
頭部サブアセンブリにだけ耐食性材料が用いられる点である。
図面の簡単な説明
以下の詳説により、本発明の理解が進み、前述の目的以外の目的も明らかにな
るであろう。この説明は添付図面を参照して行なわれる。図面には、すべての図
面を通じて同一部品又は類似部品には同じ符号が付されている。図面は、
図1が型式Iのアキシャルピストンポンプの軸方向断面図、
図2が図1のポンプの別の部分の軸方向断面図。図1と図2とには、このポン
プの、軸方向に隣接する2つの部分が示されている。これら部分の共通の半径方
向平面はO−O線によって確認できる。
有利な実施例の詳細な説明
本発明を以下で、図示の型式Iの斜板式アキシャルピストンポンプの例により
詳説する。本発明のすべての特徴は、図示の実施例、特に既述の型式IIとIIIの
装置に関連して構成可能なものであることも理解できよう。
特に、図2の第1サブアセンブリ1は、複数の、たとえば5つのシリンダ・ピ
ストン・ユニット2から成っており、これらのユニットが縦の中心軸線から間隔
をおいて、かつまた中心軸線と平行に配置され、加えて、中心軸線を中心として
互いに周方向に適宜な角度だけ、たとえば72゜だけずらされて位置している。
前記各ユニットは、シリンダ5内にしゅう動可能に配置されたピストン4から成
っている。ピストン4とシリンダ5とは、その軸方向長さの一部だけが、縦断面
で示されている。シリンダ5とピストン4との特別な構成の細部は、ここでは重
要ではない。前記ユニット2は、いずれの型式も技術上周知だからである。
予圧を与えられた戻しコイルばね、又は圧縮ばね6が、シリンダを取囲み、ス
リーブ7を介してピストン4の、半径方向に突出する底部フランジに対して作用
し、これによりピストン4が、戻し方向又はシリンダ充填方向(図2では左から
右)へ押戻される。ばね6の内端(図2では左)は、ハウジング10の軸方向孔
内に固定保持された支持スリーブ9の右端面に支えられている。支持スリーブ9
の右側はシリンダ5の左端に固定されている。
シリンダ5を軸線3と平行に配置する代りに、シリンダ軸線を軸線3に対し鋭
角で、たとえば5゜〜10゜で配置する構成も可能である。この構成は、シリン
ダ間に補助部材又は補助ユニットを配置するスペースが得られる点で有利である
。
ハウジング10の左端面は、たとえば、高い予圧を与えられた軸方向ねじ11
により、頭部サブアセンブリ12と密接されている。サブアセンブリ12は、他
の部品の間に弁組立体13と、駆動軸16(図1)の一区画15に付加された充
填ポンプ又は供給ポンプ14とを収容している。駆動軸の区画15は歯付クラッ
チ17を介して駆動軸中央区画18と連結されている。充填ポンプ14は、シリ
ンダ・ピストン・ユニット2に対する入力液圧を高め、キャビテーションを防止
するのに十分な液圧を生じさせる。中央区画18は、また、潤滑ポンプ19を駆
動し、このポンプ19が潤滑剤フィルタ21を経て潤滑路システム20へ潤滑剤
を供給する。
各ユニット2には同軸的に入口弁兼出口弁22が組
合され、この弁22が、流入路システム24を経て充填ポンプ14の出口25へ
接続されている。ポンプ14は、たとえば周知の“サイド・チャネル”型であり
、本発明の本質又は機能の素材ではないので、ここでは詳説しない。充填ポンプ
14は入口26を経て、図示されていない外部低液圧供給システムに接続されて
いる。入口弁兼出口弁22は、更に、図示されていない外部高液圧システムに出
口流路システム28を介して接続されている。弁22は、実質的に同軸的な内部
流路システムと、双方向の流れ、すなわち対応ユニット2への、又はユニット2
からの流れに対するばね負荷された逆止め弁部材とを有している。弁22の内部
構造は、本発明にとって特別の関心事ではないので、これ以上詳説はしない。原
則として、ここで説明した入口弁・出口弁の組合せ弁22の代りに、他の従来型
式の公知の弁を用いることもできる。
図1の第2サブアセンブリ29は、第1サブアセンブリ1に対し回転可能に配
置されている。サブアセンブリ29は、連結平面30の範囲内でユニット2と力
伝達接続されており、連結平面30は縦中心軸線3と少なくともほぼ直角又は垂
直に配置され、この結果、ユニット2により発生する振動駆動力が吸収される。
サブアセンブリ29は駆動サブアセンブリとして構成されており、回転可能にハ
ウジング10内に配置され、駆動軸16の主要区画31と連結されている。駆動
軸の区画18と区画31とは、何らかの種類の従来式クラッチを介して連結され
ている。
サブアセンブリ29は別の構成態様又は型式のものでもよい。したがって、ユ
ニット2は回転ドラムとして、すなわち既述の型式II及び型式IIIとして構成す
ることもできる。型式IIIの場合は、事実上、無トルクの回転ユニットとなろう
。
駆動サブアセンブリ29は、2つの第1軸受33,34を有する支承組立体と
、軸方向と半径方向双方に作用する回り継手又は旋回型の第2軸受35とを有し
ている。2つの第1軸受33,34は、少なくとも事実上半径方向に作用し、所
定軸方向間隔で、もしくは互いに間隔をおいて配置されている。図示の実施例で
は、軸受33,34は、軸方向に可動の円筒ころ軸受形式であるが、軸受35は
主として軸方向に作用する球面ころ軸受である。
第2軸受35の回転又は旋回中心36は、軸方向に間隔をおいた第1軸受33
,34の軸方向幅39の中点38の中間に位置する軸方向中点37(中点38と
中点38との中間)と、ほぼ等しい位置にある。
サブアセンブリ1と29とは、共通の中心軸線3を中心として互いに回転可能
となるように配置されている。これらのサブアセンブリのうち一方だけが、ここ
ではサブアセンブリ29だけが、ハウジング10内に回転可能に配置されており
、駆動軸16と接続された
駆動サブアセンブリとして機能する。しかし、既述のように、型式IIIの構成も
可能である。
加えて、ディスク状連結部材40が、斜軸線41を中心として回転可能に第2
サブアセンブリ29に連結されている。斜軸線41は中心軸線3に対し角度をな
して位置している。連結部材40は、更に、第1サブアセンブリ1に連結されて
おり、それにより中心軸線3を中心とする連続的な回転が阻止される。連結部材
40は、また、連結平面30の範囲内でユニット2と力伝達接続されている。連
結平面30は、斜軸線41と少なくともほぼ直角又は垂直に配置されている。し
たがって、連結部材40はユニット2により生ぜしめられる事実上軸方向の振動
駆動力を引継ぐか、もしくは吸収し、第2サブアセンブリ29へ伝達する。連結
部材40も第2サブアセンブリ29の一部と見なすことができる。
連結部材40と第1サブアセンブリ1との間の既述の回転阻止接続は、確動保
持装置42を介して達せられる。図示の実施例では、保持装置42はカルダンリ
ング43を有するカルダン式装置である。カルダンリング43は、連結部材40
の外周に沿って延び、1対の直径方向ピボット44を介して連結部材40とサブ
アセンブリ1のそれぞれと結合されている。ハウジング10内に固定配置されて
いる第1サブアセンブリ1を考慮して、カルダンリング43は、図示されていな
い別の1対の直径方向ポボットを介してハウジング10に固定されている。図示
の実施例の場合、2重継手ロッド42、有利には2重玉継手ロッドがユニット2
と連結部材40との間の力伝達用に備えられている。ロッド45のそれぞれは、
第1の継手により対応ピストン2に連結され、第2の継手により連結部材40の
対応連結組立体48に連結されている。
既述のように、図示の実施例の場合、駆動軸16が、回転可能に連結された3
つの区画31,18,15から成っている。駆動軸16は、中心軸線3と同軸的
に、駆動入力端49から、第1サブアセンブリ1とハウジング10との対応中心
開口を通り、供給ポンプ14及び弁組立体13を有する頭部サブアセンブリ12
まで延びている。
本発明による構成の態様は、図示の実施例を通じて具体的に示したように、ア
キシャルピストンモータにも利用できることは言うまでもない。もちろん、その
場合には、弁組立体は、駆動軸と確実接続され、駆動軸の回転と同期化されねば
ならない。駆動軸は、その場合、出力軸として機能する。
以上、本発明の現時点において有利な実施例について説明したが、本発明は前
記実施例に限定されるものではなく、添付クレイム及びそれと同等の妥当な構成
の範囲内で種々他の実施例も可能である。
特に、斜軸線と中心軸線との角度は、鋭角の固定値
となるように定めるが、もしくは使用時に0゜と最大鋭角値との間を可変調節が
可能となるように定め、更に、液圧媒体の流れ方向が逆転する場合には、0゜か
ら両方向へ角度変更が可能になるようにする。この角度変更は、連結平面と中心
軸線との角度の相応の変更を伴う。この角度は、斜軸線と中心軸線との角度と相
補的な角度であり、ピストン行程の大きさを決定する。この種の、斜軸線角度が
可変の斜板式アキシャルピストン装置は、技術上自体公知である。したがって、
その種の装置に対して本発明を適用することは、手近の通常の構造体を用いて可
能であり、これ以上の説明は要しない。Detailed Description of the Invention
Axial piston device, especially axial piston
Stone pump or axial piston motor
Cross-reference of related applications
This application is filed on August 6, 1992 in Swiss Application No. 02566 / 92-4.
The entire disclosure of the application is referred to in its entirety.
And are incorporated herein by reference.
BACKGROUND OF THE INVENTION
1. Field of invention
The present invention relates to an axial piston device, in particular a first subassembly and a second subassembly.
Axial piston pump or axial piston model of
, The first subassembly is also circumferentially spaced about the central axis
It has a multi-cylinder piston unit and the second subassembly is located on the central axis.
Through the cylinder-piston unit in the connecting plane that is arranged at a predetermined angle to
Rotatably connected to the first subassembly for transmitting force, and
, One of these subassemblies is rotatably disposed in the housing and
It relates to a device of the type which is connected to a Noh drive means.
2. Discussion of the Background of the Invention and Information on Materials
Various types of axial piston devices of this type are known in the art.
, Ie "swash plate type device", "difference plate type device", "difference drum type device" etc.
Is known. These devices are, for example, the Aachen line / Westfer
Professor W. Ren Institute of Technology, Hydraulic and Pneumatic Drive and Control Laboratory Bakke "Basics of hydraulic systems"
1974 second edition P. 116 and 4-22 to 4-25.
These devices are incorporated herein by reference.
The types of axial piston devices are subdivided into the following types:
I, swash plate type device
II, Skewplate device
III, staggered drum type device
The present invention includes all three forms. In case of model I, the first
The cylinder assembly is fitted with a cylinder piston unit fixed in the housing.
The second subassembly corresponds to a rotating swash plate. Therefore, the second subsidiary
The assembly is the drive subassembly.
In the case of model II, the first subassembly has a cylinder / piston unit.
It corresponds to the rotating drum. Therefore, the first subassembly is the drive subassembly.
It is yellowtail. On the other hand, the second subassembly corresponds to the fixed stagger plate.
Also in the case of model III, the first subassembly includes the cylinder / piston unit.
Corresponding to the rotating drum, while the second subassembly has a straight line with respect to the axis of rotation.
Corresponds to a rotary drive plate arranged at a corner. The axes of rotation of both subassemblies are
Are arranged at an angle to. In an embodiment of the present invention, the second subassembly
Is the drive subassembly. Substantially, a drive plate is provided for the first subassembly.
Luk is not transmitted.
SUMMARY OF THE INVENTION
In connection with the above definition of an axial piston included in the present invention, the present invention is
The aim is to improve the construction of the axial bearing assembly. this
The main function of the bearing assembly is to support the force of the piston created by the working hydraulic pressure of the device.
To communicate. This problem is addressed by the present invention by an axial piston device,
Configure an axial piston pump or axial piston motor as follows.
It was solved by That is, the axial piston device is
An assembly and a second subassembly, wherein the first subassembly is
, Spaced from the central axis and also parallel to or at an acute angle to the central axis
Multi-cylinder piston units, which are also centered around the central axis
It has the above-mentioned unit that is displaced by a predetermined angle in the circumferential direction, while
A second subassembly is coupled with the first subassembly.
It is rotatably connected, and the force is applied to the cylinder / piston unit within the connecting plane.
Transmission connection, the connection plane is further arranged at a predetermined angle with respect to the central axis,
As a result, it receives the vibration driving force of the cylinder piston unit.
And also one of the first and second subassemblies is rotatable within the housing.
A drive subassembly, which is connected to a rotatable drive means.
The drive subassembly has a bearing assembly with two first bearings,
These first bearings act at least substantially in the radial direction and are in a predetermined axial direction with respect to each other.
The second bearings of the swivel joint type, which are located at intervals, have axial and radial directions.
It acts on both sides and has a center of rotation, which is the center of rotation of the two first bearings.
It was located approximately at the midpoint in the axial direction between the centers.
Due to these features, self-aligning or swivel type roller bearings, especially spherical bearings
The use of filter bearings is possible or facilitated. This bearing can be used in the axial or
Is for vertical bearings, combined with axial bearing radial bearings for horizontal bearings
It is advantageous to use This radial bearing does not receive axial or vertical loads.
Yes. The axial force generated in the axial piston device acts eccentrically and
It operates in a circulating manner with respect to the axis of the heart. Limit given by the clearance of the radial bearing
In the field, the axial force is
Accompanied by oscillating swivel movement. Axial bearing included in this drive subassembly
The risk of edge pressure is largely prevented by the measures described above.
Another object of the invention relates to forms I and II. This purpose is advantageous
Is the support of the piston or the improvement of the bearing by the disc-shaped connecting member. This connection
The member is rotatably connected to the drive subassembly in the form of Figures 4-22 above.
ing. This objective has been achieved by: I.e.
The parallel piston device is spaced from the central axis, parallel to the central axis, or
A multiple cylinder piston unit arranged at an acute angle, which also has a central axis
The units are arranged with their centers offset from each other in the circumferential direction by a predetermined angle.
A first subassembly having; and said means for receiving a vibration driving force of said unit
· Having a unit and a second subassembly in force transmission connection, these
Subassemblies are rotatably arranged relative to each other about the central axis.
One of these subassemblies is rotatably mounted in the housing
It functions as a subassembly and is connected to the rotary drive means, and also
Advantageously, the disc-shaped connecting member is arranged at an angle with respect to said central axis
The second subassembly is rotatable about the oblique axis with respect to the second subassembly.
Is further connected to the first sub-member.
Coupled to the assembly so that it does not rotate continuously about the central axis
And further, the connecting member has a cylinder, piston,
Force-transmitted connection with the unit, this connecting plane being at least approximately perpendicular to the oblique axis
, Which receives the vibration drive of the cylinder-piston unit, and
, The connection member is connected to the first subassembly by a positive holding device so as to prevent rotation.
I did so.
Due to the aforementioned connection between the connection member and the first subassembly, the force transmission connection surface
Relative motion is reduced. This allows for the desired reduction of friction and wear.
In this case, the anti-rotation connection is in the case of a stationary first subassembly (“swash plate”).
It will be appreciated that in the case of a joint, there is a steady blocking of the coupling member.
Another embodiment of the invention comprises a cardan-type holding device. Stability and control
This holding device has a cardan ring because it is particularly effective in terms of operational safety.
It is configured to: This cardan ring extends along the outer circumference of the connecting member.
It is growing. The connecting member includes the ring and the first sub member via a pair of diametrical joints.
Combined with the assembly.
Advantageously, the first subassembly is fixed in the housing while the cardan type
The ring is secured to the housing via a pair of diameter fittings. In connection with this, another
In one embodiment, a double joint rod, preferably a double ball joint rod is used,
Force transmission takes place between the Linda piston unit and the connecting member. Double joint
Each of the rods is connected to a corresponding piston via a first joint and a second joint
It is connected to the corresponding connecting body of the connecting member. The advantage of this configuration is that the side of the piston
The force is reduced to the minimum and the first subassembly centered on the central axis is used.
It does not impair the freedom of the connecting member to carry out the required slight angular vibrations.
Finally, another object of the invention is the axial piston device, especially of the type I
Equipment modified to come into contact with hydraulic media, which are often hazardous or corrosive
Configure the various parts in the desired combination, and then, during servicing and repair, easily install valves and
It is to be able to access the auxiliary unit and others.
This goal has been achieved by: That is, the axial fixie
The device has multiple cylinder / piston units and these units
Are placed at a distance from the central axis, parallel to the central axis, or at an acute angle.
Positions that are offset from each other by a specified angle in the circumferential direction around the central axis
The second subassembly is coaxial with the central axis and has a central axis on the drive shaft.
It is rotatably arranged as a center, and the force is transmitted with the cylinder piston unit.
Connected, thereby receiving the vibration driving force of the unit.
And preferably also at least two rotatably connected
A drive shaft having a longitudinal section formed coaxially with the central axis from the drive input end to the first sub
Head subassembly through corresponding central opening in each assembly or housing
At least one head subassembly connected to the drive shaft.
It has an auxiliary unit.
Therefore, the valves, auxiliary units, etc. are
It can be placed in the assembly. The particular advantage of this configuration is that the first subassemblies
Located inside the cylinder and easily accessible to the piston connected to it
.
Advantageously, the head subassembly is a feed pump and / or pump connected to the drive shaft.
A valve assembly or a motor valve assembly. Another advantage of this configuration is
The point is that the corrosion resistant material is used only for the head subassembly.
Brief description of the drawings
The following detailed description will provide a better understanding of the present invention and clarify other objects than the above-mentioned objects.
Will This description will be made with reference to the accompanying drawings. All drawings in drawings
Throughout the plane, the same parts or similar parts are given the same reference numerals. The drawings are
FIG. 1 is an axial sectional view of a type I axial piston pump,
FIG. 2 is an axial sectional view of another portion of the pump shown in FIG. 1. 1 and 2 show this
The two axially adjacent portions of the pump are shown. Common radius of these parts
The orientation plane can be confirmed by the line OO.
Detailed description of the preferred embodiments
The invention will now be described below by way of example of a type I swash plate axial piston pump as shown.
I will explain in detail. All the features of the invention can be found in the illustrated embodiments, in particular of the type II and III already mentioned.
It will also be appreciated that it is configurable in relation to the device.
In particular, the first subassembly 1 of FIG. 2 comprises a plurality of, for example five, cylinder pistons.
Consists of Ston Units 2 and these units are spaced from the vertical center axis
, And also parallel to the central axis, in addition to the central axis
They are offset from each other in the circumferential direction by an appropriate angle, for example 72 °.
Each unit is composed of a piston 4 slidably arranged in a cylinder 5.
ing. The piston 4 and the cylinder 5 have only a part of their axial length in the longitudinal section.
Indicated by. The details of the special construction of the cylinder 5 and piston 4 are
It doesn't matter. This is because both types of the unit 2 are known in the art.
A pre-loaded return coil spring or compression spring 6 surrounds the cylinder and
Acts on the radially projecting bottom flange of the piston 4 via the leaves 7.
This causes the piston 4 to move in the return direction or the cylinder filling direction (from the left in FIG. 2).
Is pushed back to the right). The inner end of the spring 6 (left in FIG. 2) is an axial hole of the housing 10.
It is supported on the right end surface of a support sleeve 9 which is fixedly held inside. Support sleeve 9
The right side of is fixed to the left end of the cylinder 5.
Instead of arranging the cylinder 5 parallel to the axis 3, the cylinder axis should be sharp with respect to the axis 3.
A configuration of arranging at an angle, for example, 5 ° to 10 ° is also possible. This configuration is
Advantageous in that space is provided between auxiliary members or auxiliary units
.
The left end surface of the housing 10 is, for example, a high preloaded axial screw 11
Are in close contact with the head subassembly 12. Sub-assembly 12 is another
Between the components of the valve assembly 13 and one of the compartments 15 attached to the drive shaft 16 (FIG. 1).
It contains a filling pump or supply pump 14. Drive shaft section 15 is a toothed claw
It is connected to the drive shaft central section 18 via a lever 17. The filling pump 14 is
Cavitation is prevented by increasing the input fluid pressure to the piston unit 2
Produce sufficient hydraulic pressure to operate. The central compartment 18 also drives the lubrication pump 19.
When the pump 19 is operated, the pump 19 passes through the lubricant filter 21 to the lubricant passage system 20.
Supply.
An inlet valve / outlet valve 22 is coaxially assembled to each unit 2.
This valve 22 is fitted to the outlet 25 of the filling pump 14 via the inflow system 24.
It is connected. The pump 14 is of the well-known "side channel" type, for example.
Since it is not the material of the essence or function of the present invention, it will not be described in detail here. Filling pump
14 is connected via an inlet 26 to an external low hydraulic pressure supply system (not shown)
There is. The inlet valve / outlet valve 22 is further connected to an external high hydraulic system (not shown).
It is connected through the mouth channel system 28. The valve 22 has a substantially coaxial interior
Flow system and bidirectional flow, ie to corresponding unit 2 or unit 2
And a spring-loaded check valve member for the flow from. Inside the valve 22
The structure is not of particular interest to the present invention and will not be further detailed. original
As a rule, instead of the combination valve 22 of the inlet valve and the outlet valve described here, another conventional type
Known valves of the formula can also be used.
The second subassembly 29 of FIG. 1 is rotatably arranged with respect to the first subassembly 1.
Is placed. The sub-assembly 29 and the unit 2 are connected to each other within the connecting plane 30.
The transmission plane is connected, and the connecting plane 30 is at least approximately perpendicular to or perpendicular to the longitudinal center axis 3.
It is arranged directly, and as a result, the vibration driving force generated by the unit 2 is absorbed.
The subassembly 29 is configured as a drive subassembly and is rotatably mounted.
It is arranged in the housing 10 and is connected to the main section 31 of the drive shaft 16. Drive
Axle section 18 and section 31 are connected via some type of conventional clutch.
ing.
Subassembly 29 may be of another construction or type. Therefore, you
The knit 2 is constructed as a rotating drum, that is to say as type II and type III already mentioned.
You can also. In the case of Type III, it would be a torqueless rotary unit.
.
The drive subassembly 29 includes a bearing assembly having two first bearings 33 and 34.
, A swivel or swivel type second bearing 35 that acts both axially and radially.
ing. The two first bearings 33, 34 act at least substantially radially and
They are arranged at constant axial intervals or at intervals. In the illustrated embodiment
, The bearings 33 and 34 are cylindrical roller bearing types movable in the axial direction, but the bearing 35 is
It is a spherical roller bearing that acts mainly in the axial direction.
The center of rotation or rotation 36 of the second bearing 35 is the first bearing 33 that is axially spaced.
, 34 in the axial width 39 of the axial direction 39, which is located midway between the midpoints 38 (the midpoint 38 and
(The middle of the midpoint 38), and the positions are almost equal to each other.
Subassemblies 1 and 29 are rotatable with respect to a common central axis 3
It is arranged so that. Only one of these subassemblies is here
Only the subassembly 29 is rotatably arranged in the housing 10.
, Connected with drive shaft 16
Acts as a drive subassembly. However, as mentioned above, the structure of model III is also
It is possible.
In addition, the disc-shaped connecting member 40 is rotatable about the oblique axis 41 as the second
It is connected to the subassembly 29. The oblique axis 41 forms an angle with the central axis 3.
Is located. The connecting member 40 is further connected to the first subassembly 1.
Which prevents continuous rotation about the central axis 3. Connecting member
40 is also in force-transmitting connection with the unit 2 within the connecting plane 30. Communicating
The connection plane 30 is arranged at least substantially perpendicular or perpendicular to the oblique axis 41. Shi
Therefore, the coupling member 40 causes the virtually axial vibrations produced by the unit 2.
The driving force is taken over or absorbed and transmitted to the second subassembly 29. Linking
The member 40 can also be considered as part of the second subassembly 29.
The anti-rotation connection described above between the connecting member 40 and the first subassembly 1 ensures a positive movement protection.
It is reached via the holding device 42. In the illustrated embodiment, the retention device 42 is a cardan
Cardan type device having a ring 43. The cardan ring 43 is connected to the connecting member 40.
Extending along the outer periphery of the connecting member 40 and a sub-member via a pair of diametrical pivots 44.
Associated with each of the assemblies 1. Fixed in the housing 10
In view of the first subassembly 1 present, the cardan ring 43 is not shown.
It is secured to the housing 10 via another pair of diametrical pobots. Illustration
In the case of the embodiment described above, the double joint rod 42, preferably the double ball joint rod, is the unit 2
It is provided for the force transmission between the connection member 40 and the connection member 40. Each of the rods 45
It is connected to the corresponding piston 2 by the first joint, and the connecting member 40 is connected by the second joint.
It is connected to the corresponding connection assembly 48.
As described above, in the illustrated embodiment, the drive shaft 16 is rotatably connected to
It consists of one compartment 31, 18, 15. The drive shaft 16 is coaxial with the central axis line 3.
From the drive input end 49 to the corresponding center of the first subassembly 1 and the housing 10.
Head subassembly 12 through the opening and having a feed pump 14 and a valve assembly 13.
Has been extended to.
Aspects of the configuration according to the present invention are, as specifically illustrated through the illustrated embodiment,
It goes without saying that it can also be used for a axial piston motor. Of course that
In some cases, the valve assembly must be securely connected to the drive shaft and synchronized with the rotation of the drive shaft.
I won't. The drive shaft then functions as the output shaft.
The presently advantageous embodiments of the present invention have been described above.
The present invention is not limited to the embodiments described above, and the attached claim and a reasonable configuration equivalent thereto.
Various other embodiments are possible within the scope of
Especially, the angle between the oblique axis and the central axis is a fixed value of acute angle.
Or a variable adjustment between 0 ° and the maximum acute angle value during use.
If the flow direction of the hydraulic medium is reversed, it should be 0 ° or less.
The angle can be changed in both directions. This angle change is centered on the connecting plane
With a corresponding change in the angle with the axis. This angle corresponds to the angle between the oblique axis and the central axis.
It is a complementary angle and determines the size of the piston stroke. This kind of diagonal axis angle
Variable swash plate axial piston devices are known per se in the art. Therefore,
It is possible to apply the present invention to such a device by using an ordinary structure at hand.
No, no further explanation is required.
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