【発明の詳細な説明】
無溶剤水性エマルジョンつや出し剤技術分野
本発明は特に自動車用として有用な、実質的に添加有機溶剤と感水性界面活性
剤とを含有していない水性の水中油型エマルジョンつや出し剤組成物に関する。
この組成物は従来の有機溶液型つや出し剤と同等なバフ磨き性能、耐久性および
外観(たとえば膜光沢)特性を有するつや出し剤を得るため重合体シリコーンワ
ックス、シリコーン樹脂、特別なタイプの重合体静電乳化剤との組み合わせをベ
ースとしているものである。背景技術
大気に有機溶剤を放出する揮発性有機溶液型製品による潜在的環境破壊につい
て世界の生態学的意識が高まるにつれて、このような製品に代わる、実質的に溶
剤を含まない組成物を得ようとする要望がますます大きくなってきている。残念
ながら、製品の中の溶液型組成物を水性組成物で代替することによってしばしば
好ましい特性が犠牲にされたりあるいは製品のコストが土昇する。なぜならば、
水性製品の製造には高価な材料と方法が必要となるからである。
このことは、特に戸外で使用される、たとえば、自動車みがき剤のようなつや
出し製品について該当する。すなわち、特に暑い季節や太陽光下では水性製品は
有機溶液型製品よりも速く乾燥してしまう傾向があるから、水性製品を塗ったり
、バフ磨きして高度の輝きを得ることがより困難となる。さらに、水性つや出し
剤
は対応する有機溶液型よりも持続性が劣ることが多い。これは、成分を水に分散
または乳化するために感水性界面活性剤が必要であり、この界面活性剤が光沢膜
の中に残存して塗膜の損壊をもたらすことがあるからである。さらにエマルジョ
ンつや出し剤は安定性に問題があり、したがって製品の安定性を保持するため通
常相当量の界面活性剤を添加しなければならない。耐候性および洗剤の作用に対
する耐久性は従来の有機溶液型自動車用組成物に使用されているような塗料塗膜
と結合するアミノ官能性シリコーン重合体を添加することによって助長すること
ができる。しかし、このような成分は製品のコストアップを招く。ワックスのよ
うな自動車の表面に耐久性のある光沢膜を形成するために使用されている成分の
多くは水に分散させるのが困難である。なぜならば、撥水性光沢膜の形成のため
に利用されているのがそれらの望ましい疎水特性であるからである。
すでに、多種多様な成分がつや出し剤組成物に使用されている。また、有機溶
液型つや出し剤に代替使用するための各種タイプの水性つや出し剤も提案されて
いる。
Cooke等の米国特許第2626870号は分散相に少量のシリコーン油を含有
している水中油型自動車用ワックスエマルジョンを教示している。これらの組成
物はワックスが水中に分散される前にそのワックスを溶解するため添加された約
3乃至25重量%の量の有機溶剤を含有している。約0.2乃至4重量%の”乳
化剤”が使用されており、この剤は、たとえば、トラガカントゴム、アラビアゴ
ム、ベントナイト、イナゴマメゴム、スターチ、胚乳、カラヤゴム、アイリッシ
ュモス、水コロイド形成可能なセルロースなどである。”乳化剤”のいくつかに
ポリマーが教示されているが、すべて感水性である。さらに付加的に、水溶性湿
潤剤たとえばアニオン界面活性剤または非イオン界面活性剤も1%以下の量で使
用されうる。シリコーン油類としてはそのメチル基が他の有機または無機の基に
よってまたは単一原子によって置換されていてもよいポリジメチルシロキサンが
教示されている。これらのつや出し剤は水性であるが、かなりの量の添加有機溶
剤、感水性界面活性剤および乳化剤を含有している。
Lohr等の米国特許第4347333号は自動車用つや出し剤として有用な、優
秀な洗剤耐性ならびに良好な光沢およびバフ性を有するエマルジョン硬質表面コ
ーティンダ組成物を教示している。これら組成物は有機溶剤およびシリコーン流
体、さらに溶剤に溶解性のアクリルポリマー、界面活性剤、水、および場合によ
ってはワックスと研磨剤を含有している。すなわち、これら組成物はアクリルボ
リマーを溶解するための添加有機溶剤とアニオン界面活性剤または非イオン界面
活性剤のごとき界面活性剤との両方を必要としている。
Wolstoncroftの米国特許第3429846号は乳化可能なポリオレフィンワッ
クス、アクリルのインターポリマー、アルカリ溶解性樹脂、トリブトキシエチル
ホスフェート含有レベリング剤、加水分解安定性ポリシロキサンーオキシアルキ
レンブロック共重合体およびジエチレングリコールモノエチルエーテルを含有す
る水性つや出し剤調合物を教示している。この調合物には、エーテル溶剤のほか
に、他の液体炭化水素溶剤がポリエチレンワックスを溶解するために存在しうる
。
アクリルのインターポリマーとポリオレフィンワックスとが後に残る光沢膜の主
構成要素である。このアクリルのインターボリマーはアクリルラテックスの形状
でありそして”それからつくられたワックスの乳化能を実質的に助長する”ため
アクリ酸基を10%まで含有しうる。この調合物に存在するアルカリ溶解性樹脂
は水に不溶であるが、アンモニア溶液やアルカリ金属水酸化物溶液のごとき塩基
性溶液に可溶である。このアルカリ溶解性樹脂が含有されるのは乾燥膜を基質た
とえば床タイルから除去可能とするためである。
Lockhart等の米国特許第3393078号は水−エマルジョンつや出し剤組成
物を教示しており、これは有効量の乳化剤ならびに存在するワックスと液体シリ
コーンポリマーのための有機溶剤として揮発性脂肪族炭化水素液体20乃至55
%を含有している。
共にHoldstock等に与えられた米国特許第3544498号および第3576
779号はつや出し剤のこすり性、光沢、洗剤耐性を向上するためアミノ官能性
オルガノポリシロキサンを含有する水性洗剤耐性つや出し剤を開示している。こ
のつや出し剤を製造するためには、常用乳化剤たとえばカチオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤または非イオン界面活性剤が0.5乃至5%の量で添加され、
さらに有機溶剤が10乃至60%の量で添加される。
van der Lindeに与えられた米国特許第4398953号は向上された水玉形
成能を有する自動車ワックスを教示しており、これはモンタンワックス、乳化剤
、シリコーン油、アミノ官能性オルガノポリシロキサン、微粉末研磨剤、水、揮
発
性脂肪族炭化水素溶剤および、場合により、顔料から構成される。溶剤は30乃
至75%の量で存在する。乳化剤は有効量のモルホリンとトール油脂肪酸からな
り、そのモルホリンが脂肪酸およびモンタンワックス内の酸基と反応して乳化剤
を形成する。
Sanders等の米国特許第4509981号は2乃至10%の非イオン乳化剤、
紫外線吸収剤および水と共に、2つの異なるシリコーン流体の混合物、すなわち
一方がアミノ官能性そして他方が線状または環状オルガノポリシロキサンである
混合物1乃至60%を含有するコーティング組成物を教示している。使用される
乳化剤は感水性であるが、有機溶剤の使用は記載されていない。
Gilicinski等の米国特許第4265663号には自動車用つや出し剤に使用す
クス調合物が教示されている。シリコーンがエマルジョンとして添加されそして
として添加されたワックスおよび乳化剤も含有しうる。さらに、6乃至20%の
炭化水素有機溶剤の使用も記載されている。
エマルジョンつや出し剤の技術分野の技術水準を示す特許の他の例はCurrieの
米国特許第2523281号、Geen等の同第2839482号、Hirschの同第3
028350号、Chapman等の同第3929492号、Wise等同第393107
9号、Traver等の同第4600436号、Hurley等の同第4936914号およ
び第4997478号などである。Shinohara等の米国特許第5043012
号は長時間持続する撥水性を有する溶液型光沢剤を教示しているが、これは実質
的に水を含有していない。Svedas等に与えられた米国特許第4113677号に
は耐水性でほとんどバフみがきを必要としない自動車表面に高度の深い光沢を与
えるために使用される、温水で希釈するようになっている有機溶剤含有つや出し
剤組成物が記載されている。また、Gregoryの米国特許第4317755号は床
、金属部品などに使用するための水性自己研磨組成物を教示しており、これは相
溶性のある界面活性剤であらかじめ乳化されており、ある特定溶解度パラメータ
の炭化水素有機溶剤を含有している。suttonの米国特許第4354871号は家
具表面を処理するために使用される水性エマルジョンクリーナーつや出し組成物
を教示している。この組成物は、レベリング剤として働くほかにそれが代替する
有機溶剤の洗浄力の幾分かを引き継ぐため10乃至18個の炭素原子を有するα
−オレフィンと共に低レベルの有機炭化水素溶剤を含有している。
したがって、現在もなお、有機溶剤と感水性界面活性剤を含まないが、しかし
良好な耐久性、使用容易性、バフ性能ならびに良好なエマルジョン安定性はなお
保有しているウォーターベースエマルジョンつや出し剤が求められている。発明の要約開示
本発明の1つの目的はほとんどそして好ましくは全く添加有機溶剤または感水
性界面活性剤を含まない、特に、自動車用つや出し剤として有用な水中油型エマ
ルジョンつや出し剤組成物を提供することである。本発明のいま1つの目的は有
機溶剤を含有している従来のつや出し剤と同等またはそれ以上の優れた使用容易
性とバフ性能ならびにつやのごとき光沢膜外観特性を有している水性エマルジョ
ンつや出し剤組成物を提供することである。本発明のさらにいま1つの目的は、
炭化水素溶剤または高価なアミノ官能性ポリオルガノシロキサンの使用を必要と
することなく良好な耐久性を有する水性エマルジョンつや出し剤組成物を提供す
ることである。
本発明のこれらならびにその他の目的は下記成分を含有する水性水中油型エマ
ルジョンつや出し剤組成物によって達成される。
A.全組成物の約0.01乃至25重量%、より好ましくは約0.05乃至3
重量%、最も好ましくは約1乃至1.5重量%の重合体シリコーンワックス:
B.全組成物の約0.1乃至25重量%、より好ましくは約0.1乃至5重量
%のポリオルガノシロキサン樹脂:
C.有効量、より好ましくは全組成物の約0.01乃至5重量%、最も好まし
くは約0.05乃至0.5重量%の、水中油型エマルジョンを形成するための重
合体静電乳化剤、これは好ましくは軽度に架橋結合された変性ポリマーであり、
炭素原子3乃至6個のモノオレフィン不飽和カルボン酸モノマーまたはその無水
物の主量部と、長鎖アクリレートまたはメタクリレートモノマーの少量部とを有
しており、このポリマーは有効量の塩基で中和されており且つ土記成分(A)と
(B)を下記成分中に分散させることができる:および
D 水中油型エマルジョンを形成するための本組成物の残分である水:なお、
本組成物は実質的に何らの添加有機溶剤も感水性界面活性剤も含有していない。
さらに付加的に、このつや出し剤組成物は、好ましくは、バフ性能と耐久性を向
上させるための有機ワックスを約0.05乃至25%の量で、そして膜耐久性、
バフ性能および膜外観特性を向上させるための炭化水素樹脂を約0.01乃至2
0%の量で含有することができる。発明を実施するための最良の態様
本発明の水中油型エマルジョンつや出し剤組成物は、本組成物の残分となる水
道水または脱イオン水に加えて3つの成分を必要とする。水は脱イオン水または
低ミネラル濃度の軟水道水が好ましい。本明細書に記載するパーセントは、別途
記載のない限り、非揮発固形分(活性分)を基準とした数値である。
第1の必須成分は、全組成物の約0.05乃至25重量%の重合体シリコーン
ワックス組成物である。これは室温(25℃)で粘性液体乃至ワックス状固体を
呈するが、約100℃を上回らない融点を有するものである。このようなワック
スは当技術分野に通常の知識を有する者にとって公知であり、そしてジメチルシ
ロキシ単位[(CH3)2Si O]とメチルアルキルシロキシ単位[CH3 R
Si O]との共重合体から構成されるか、またはメチルアルキルシロキシ単位
[CH3RSi O]のホモ重合体から構成される。ここで、アルキルすなわち
R基は約8乃至30の炭素原子を含有する。これらの共重合体とホモ重合体は、
通常はトリメチルシロキシ単位[(CH3)2Si O1/2]で末端ブロクされて
いる。このようなワックスはドイツ国エッセンのTh.Goldschmidt AG Chemische
Fabriken、ドイツ国、ブルクハウゼンのWacker-Chemie GmbH.および米国、
ニユーヨーク、ウオータフオードのthe General Electric Company,Silicone P
roducts Divisionから市場で入手可能である。目下のところ好ましいシリコーン
である。これはポリシロキサンポリアルキレン共重合体として記載されている高
分子シリコーンワックスである。CH3RSi O単位のホモ重合体がトリメチ
ルシロキシで末端ブロックされた重合体でり、25℃で白色ワックス状外観を呈
し、融点は64±2℃、70℃で比重は0.83±0.01グラム/立方センチ
(”g/cm3)、引火点(DIN 51758)は150℃より高くそして活性分は(非揮発
性固形分)100%である。90℃、10%濃度でこのワックスは水およびグリ
セリンに不溶であるが、鉱油、ミリスチン酸イソプロピルおよびヒマワリ油に可
溶である。他のタイプのこのようなシリコーンワックスがTh.Goldschmidtから商
Chemieから”SLM 50553/1”または”Wacker Wax W 23”の商品名で入手可能であ
る。これは50℃の粘度が約300mPa・sそして融点が35乃至45℃の白色ワ
ックス状非セッケン(non-soapable)メチル置換シロキサンである。
これらの重合体シリコーンワックスは通常の界面活性剤を少量使用して水中エ
エマルジョンとすることができる。これによって生の重合体シリコーンワックス
の代わりにそのエマルジョンが使用されるので本発明のエマルジョンつや出し剤
組成物の製造の容易性が向上される。添加される界面活性剤は少量なので、得ら
れるつや出し剤組成物の耐久性が大きく低下されることはない。Wacker Chemie
は、エマルジヨン粘度が7mm2/秒、25℃そして粒子サイズが約300ナノメー
タである、商品名”SLM 23032”または”Fluid Emulsion E32”の乳化剤として
の非イオン界面活性剤を使用して非揮発固形分35%である重合体シリコーンワ
ックスの水性乳状水中油型エマルジョンを販売している。
より好ましくは、シリコーンワックスは約0.05乃至25重量%の量で使用
される。この成分は本発明のつや出し剤組成物に良好なバフ性能を与えるためな
らびに場合によってはこの組成物に添加されうる付加的有機ワックスの表面保護
作用を保持するために使用される。このシリコーンワックスはまた光沢膜の長期
持続性を向上させるためにも役立つ。シリコーンワックスの使用量が少な過ぎる
と、本つや出し剤組成物のバフ性能が損なわれ、他方シリコーンワックスの使用
量が多過ぎると本つや出し剤組成物に不必要な費用を加えることになる。シリコ
ーンワックスはさらに好ましくは約0.05乃至3重量%、最も好ましくは約1
乃至1.5重量%使用される。
本発明の組成物によって与えられるバフ性能の程度は驚くべきである。従来の
水性エマルジョンつや出し剤は通常水性エマルジョン膜があまりに速く乾燥して
しまい、高い光沢までみがくのが困難になってしまうのを防止するためにグリセ
リンまたは他の湿潤剤の添加を必要としている。この感水性湿潤剤の必要をなく
すことによって、製品コストの低下に加えて、1つの重要な利点がもたらされる
。
われわれのつや出し剤組成物によって残される光沢膜の耐久性は向上されている
。なぜならば、光沢膜上の水が湿潤剤を湿らし、それが磨かれた表面から膜を遊
離させるように作用するからである。
第2の必須成分は約0.1乃至25重量%のポリオルガノシロキサン樹脂であ
り、これは本エマルジョンつや出し剤組成物を施与した後に残される光沢膜に耐
久性を付与するために使用される。ポリオルガノシロキサン樹脂はよく知られた
製品であり、世界中の多数の製造会社から入手可能である。たとえば、ドイツ国
、ブルクハウゼンのWacker-Chemie GmbH,米国ミシガン州、ミドランドのDow Co
rning Corporationおよび米国、ニューヨーク州、ウォータフォードのthe Gener
al Electric Company,Silicone Products Divisionから入手可能である。この
種の樹脂は一般に有機溶剤に可溶性固体、通常は25℃で脆い固体である特徴を
示す。これら樹脂はトリメチルシロキシ単位[(CH3)3 Si O 1/2]、ジ
メチルシロキシ単位[(CH3)2Si O]、シリカ単位[(Si O4/2]の
組み合わせから構成されていおり、下記一般式で表すことができる
((CH3)3Si O1/2)a(Si O4/2)b((CH3)2Si O2/2)c
ここで、存在する単位の数と割合は重合体に所望の樹脂特性を与えるような数値
である。
目下のところ好ましいいくつかのシリコーン樹脂が、Wacker Chemieによって
商品名”Wacker Release Agent TP”および”Wacker Release Agent VP 1038”
として販売されている。製造業者の記載によればこれは上記式でa+bが樹脂の
20
乃至50重量%、cが樹脂の50乃至80重量%そしてaとbの割合が6:10
乃至8:10であるものに相当する。また、製造業者は、Release Agent TPRを
融点が−35℃以下、25℃における密度が1.02g/cm3,25℃における粘
度が250乃至400mPa・s、そして引火点(DIN51758)が165℃以上の無
色液体であると記載している。製造業者はRelease Agent VP 1038についてRelea
se Agent TPRと同様に記載しているが、粘度は1000乃至3000mPa・s,25
℃であると表記している。シリコーン樹脂は一般的に固体であるので、Wacker C
hemieは製品が液状となって使用が容易になるようにするため、Release Agent
VP 1038およびRelease Agent TPRの中に、ある量のジメチコーンを含有させてい
る。樹脂の含有量はRelease Agent VP 1038の方が、Release Agent TPRよりも高
く、このため前者の粘度が後者よりも高くなっていると言っている。
固体または疎水性液体樹脂製品は溶剤なしで水に分散させるのは困難であるか
ら、Wacker Chemieは、また、陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤を共に
少量使用してつくった、pH7.5で非揮発性固形分が35%の水性エマルジョン
を同社のRelease Agent TPRの水性エマルジョン変形タイプとして商品名”SL
M55072/1”または”Fluid Fmulsion E 37”として提供している。重合体シリコ
ーンワックスとしてはエマルジョン形態のものがより好ましい。
シリコーン樹脂は、より好ましくは、約0.1乃至5重量%使用される。この
成分は本発明のつや出し剤組成物から得られる光沢膜に耐久性をあたえるため、
ならびに良好なバフ性能と施用特性を与えるために使用されるものである。シリ
コーンワックスの使用量が少なすぎると、本つや出し剤組成物の耐久性、バフ性
能および塗布特性が損なわれ、他方シリコーン樹脂の使用量が多過ぎると本つや
出し剤組成物に不要な費用を加えることになる。最も好ましくは、シリコーン樹
脂は約0.05乃至3重量%使用される。
第3の必須成分は本組成物に存在する水の中に前記重合体シリコーンワックス
とシリコーン樹脂とを分散できる、水中油型エマルジョンを形成するための有効
量の重合体静電乳化剤である。この重合体静電乳化剤を使用することによって、
従来の界面活性剤と増粘剤とを使用して製造されたエマルジョンつや出し剤組成
物に比較して、塗布特性およびバフ性能がさらに向上される。より好ましくは、
約0.05乃至5重量%の重合体静電乳化剤が使用される。この重合体静電乳化
剤は水との親和性を提供する親水基と長鎖アルキル(炭素原子数が8またはそれ
以上)のごとき疎水性基との組み合わせを有していなければならない。これによ
り本重合体静電乳化剤が親水性の低いまたは実質的に疎水性である成分と関係し
てエマルジョンを形成することが可能となる。存在する親水基は、好ましくは、
塩基の添加によって中和されて塩を形成して強く親水性を示すようになりうるカ
ルボキシル基である。すなわち、本重合体静電乳化剤は、好ましくは軽度に架橋
結合された、炭素原子数が3乃至6のモノオレフィン不飽和カルボン酸モノマー
またはその無水物である主量部と、長鎖アクリレートまたはメタクリレートモノ
マーである少量部とを有する変性ポリマーである。
このような特性を有する好ましい重合体静電乳化剤は、米国オハイオ州ブレッ
クスビルのThe BFGoodrich Company,Specialty Polymer & Chemicals Division
に
る重合体静電乳化剤のクラスである。製造業者はこれらの重合体静電乳化剤が主
として、水を好み(親水性)大部分と、油を好み(親油性または疎水性)、当該
重合体が水中油形エマルジョン中で一次乳化剤として働くことを許容する小部分
とを有する高分子ポリアクリル酸重合体であると記載している。The Cosmetics.
Toiletryand Fragrance Association ("CTFA")がこれら重合体に与えた名称は
、アクリレー卜/CIO−C30アルキルアクリレートクロスポリマーである。
濃度で18000センチポイズ(18Pa.s)の典型的粘度を有している:
%の濃度で5000センチポイズ(5Pa.s)の典型的粘度を有している:
濃度範囲にわたって卓越した乳化能を示し、そしてここで示した1600シリー
ズの4つの製品の中で最も高レベルの疎水基を含有しているといわれている:
最もイオン抵抗性であると記載されており、そしてミネラルスピリットを含有し
ているからこの製品は本発明に使用するためには望ましくない。本発明に使用す
ボリマー、たとえばシックナーとして使用するためのBFGoodrichによって販売さ
なぜならば、後記の米国特許第5,004.598号明細書の第9欄、50−6
5行に記載されているように疎水基が存在しているからである。
これらの重合体静電乳化剤は、BFGoodrich社のLochhead等に与えられた米国特
許第5004598号、Hsuに与えられた同第4923940号およびHsuに与え
られた同第4758641号に記載されていると思われ、これら明細書はそのよ
うな重合体静電乳化剤をさらに教示するものとして本明細書に参考引用されてい
る。これら特許明細書によれば、それら重合体の特徴は下記のものから構成され
ていることにある:
全モノマーの50乃至99重量%、より好ましくは80乃至99重量%、最も好
ましくは90乃至98重量%の1つまたはそれ以上の上記のごときカルボン酸モ
ノマーたとえばアクリル酸、メタクリル酸およびマレイン酸無水物:
全モノマーの1乃至50重量%、好ましくは1乃至20重量%、最も好ましくは
2乃至10重量%の1つまたはそれ以上のアクリレートエステルまたはメタクリ
レートエステルたとえばデシルアクリレート、ラルリルアクリレート、ステアリ
ルアクリレート、ベヘニルアクリレート、メリシルアクリレートおよび対応する
メタクリレート:および所望成分として、ただし
好ましくは少量、約5%まで、より好ましくは0.1乃至2%の2つ以上の不飽
和基を有する架橋剤たとえば0.1乃至1.4%のアリルペンタエリトリトール
:0.1乃至0.8%のアリルアクリレート:0.1乃至1.4%のアリルスク
ロース、および0.4乃至2.5%のトリメチロールプロパンジアリルエーテル
。この重合体の架橋は共重合体に対して向上した膨潤性を与えると記載されてい
る。かかる1つの重合体の特定例が上記’598号特許の実施例1に、アクリル
酸250.28g,ステアリルメタクリレート5.72g、アリルペンタエリト
リトール0.858gの重合生成物として示されている。
この重合体静電乳化剤に存在する有効量、すなわち化学的理論量の約80乃至
100%のカルボン酸はその乳化剤をより親水性にするため中和される。この中
和は次のようなアルカリ性中和剤を使用して実施することができる:有機塩基、
たとえば、トリメタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
(”AMP”)および2−アミノ−2−メチル−1、3−プロパンジオールのご
ときアミノアルコールおよび2乃至22個の炭素原子を有する有機アミンたとえ
ばトリエチルアミンやラウリルアミン、あるいは無機塩基たとえば水酸化アンモ
ニウム、水酸化ナトリウムなど。揮発性中和剤はより長期の光沢膜安定性に寄与
するであろう。なぜならば、この中和剤は蒸発してしまいそして光沢膜が基質上
で乾燥された後に水に対する感応性のより低い重合体乳化剤を残すことができる
からである。AMPが現在のところ好ましい中和剤である。
この成分は水に疎水性成分を分散させるためにエマルジョンつや出し剤組成物
に通常使用されている添加界面活性剤の代わりに使用されるものである。従来の
界面活性剤は水や洗剤にさらされた時に耐久性の低下を招く可能性があり、かつ
、また重合体膜の老化による膜光沢の損失の原因にもなりうる。重合体静電乳化
剤の使用量が少な過ぎると、本エマルジョンつや出し剤組成物の安定性が損なわ
れ、そして重合体静電乳化剤が多過ぎると組成物が不当に増粘され、生じる光沢
膜が水や洗剤の作用により敏感になってしまい、本つや出し剤組成物に不要な費
用を加えることになる。最も好ましくは、重合体静電乳化剤は約0.05乃至0
.5重量%の量で使用される。
任意の、しかし好ましいその他成分はつや出し剤組成物に通常使用されるタイ
プの従来のワックスである。カルナバワックスのごとき硬質ワックスは高光沢の
重合体膜を形成するのに役立ち、他方軟質ワックスたとえばパラフィンワックス
は本つや出し剤組成物のバフ性能を向上させることができる。本発明のエマルジ
ョンつや出し剤組成物に使用することのできるその他のワックスの例としては、
合成および天然ワックスたとえばポリエチレンワックス、変性ポリエチレンワッ
クスたとえばマレイン化またはアクリル化ポリエチレンワックス、酸化ポリオレ
フィンワックス、微結晶質ワックス、酸化微結晶ワックス、モンタンワックス、
密蝋ワックス、水素化ヒマシ油などがあげられる。このようなワックスは本発明
の組成物の中に、全組成物の約0.1乃至30%、より好ましくは約0.1乃至
18%の量で含有されうる。
さらに別の任意の、しかし好ましい成分はポリ(α−オレフィン)重合体であ
り、これは本発明のエマルジョンつや出し剤組成物の耐久性およびバフ性能をさ
らに向上させるために使用される。このような公知の炭化水素重合体の例は米国
特許第2937129号に記載されている1分子あたり約5乃至20個の炭素原
子を有する1−アルケン類から製造されたエチレン誘導炭化水素重合体である。
これらは米国オクラホマ州タルサのthe Petrolite Specialty Polymers Group
37.8℃の粘度が0.53Pa.sである液体であり、前記Gilicinski等に与えら
れた米国特許第4265663号に記載されており、その記載によればこの生成
物は米国特許第2937129号の実施例3に記載されているという。VYB
0.36Pa.sである室温で固体の重合体である。この種の重合体は本発明の組成
物の中に全組成物の約0.1乃至20%、より好ましくは約0.1乃至5%の量
で含有される。
所望の場合は、従来のみがき剤調合物に通常使用されているタイプの研磨剤が
、全組成物の約0.1乃至20%の量で含有されうる。このような研磨剤の例は
無定形シリカ、ケイソウ土、ケイ酸アルミニウムたとえば力焼ケイ酸アルミニウ
ムおよび酸化アルミニウムたとえば水和アルミナなどである。研磨剤の含有量が
増加すると本発明のエマルジョンつや出し剤から得られる光沢膜の耐久性が低下
するので、研磨剤が使用される場合には約0.5乃至3.5%程度の低レベルで
研
磨剤を使用するのがより好ましい。
上記のシリコーンポリマーに加えて、さらに光沢膜形成剤としての本発明の組
成物に、非揮発性ポリジメチルシロキサンポリマー、たとえば25℃の粘度が約
50乃至10000センチストークス(0.00005乃至0.01m2/s)の範
囲のジメチコーンを含有させることができる。
その他の少量の相溶性のある常用光沢剤組成物用添加物が、全エマルジョンつ
や出し剤組成物の約1パーセント以下で使用することができる。たとえば、防腐
剤、紫外線吸収剤、スリップ剤たとえばポリテトラフルオロエチレン添加剤およ
び増粘剤たとえば軽度に架橋結合されたボリアクリル酸ポリマーたとえばCTF
使用された場合は増粘剤の使用が好ましい。なぜならば、それは研磨剤を本エマ
ルジョンつや出し剤組成物中に沈殿防止させておくのに役立つからである。産業上の利用可能性
本発明のエマルジョンつや出し剤組成物は使用される成分の性質により一般に
2つの方法でつくられる。第1の方法は諸成分が実質的に非エマルジョンの形態
である場合に使用される。すなわち、この場合には、重合体シリコーンワックス
、ポリオルガノシロキサン樹脂および他のワックスや炭化水素ポリマーのごとき
疎水性成分は溶融容器(たとえば、攪拌器、好ましくは、アンカー撹拌器を具備
し、容器に入れられた内容物を加熱できる容器)に装填されそして約100℃ま
で加熱しながら攪拌して液化される。使用される実際の温度はそれら成分の融点
によ
り決定される。水が別の混合容器(たとえば、撹拌器を具備し、さらにホモジナ
イザーを含み、容器内容物を加熱できる容器)に入れられて85℃まで加熱され
、次いで撹拌しながら任意の研磨剤と紫外線吸収剤が添加される。この後、ホモ
ジナイザーを作動させて、温度を約85乃至90℃に保持しながら、通常約15
分間、水の中に研磨剤を均一分散させる。溶融容器の内容物を85℃まで冷却し
温度を85℃に保持して撹拌しながらその溶融容器に重合体静電乳化剤を添加す
る。このあと、溶融容器からその液化混合物を混合容器へ強力撹拌しながら時間
をかけてゆっくりと加える。添加終了後、混合容器の加熱を止めそして内容物が
よく混ざり合うまで少なくとも10分間撹拌放置する。使用された重合体静電乳
化剤について特定された中和剤の全量の約85%をつぎに混合容器の撹拌内容物
に添加し、そして内容物が均質になるまで少なくともさらに10分間内容物を撹
拌放置する。防腐剤を使用する場合は、これを添加しそして均質になるまで内容
物に撹拌混合する。所望の場合は、この組成物をホモジナイザーにかけてさらに
完全
は、混合容器の内容物の温度を55乃至50℃に調整しそしてそのあと増粘剤を
、好ましくは増粘剤の水性溶液の形で、撹拌内容物に添加する。この内容物を撹
拌しながら25乃至30℃まで急冷しそして内容物が均質になるまで少なくとも
30分間撹拌を続ける。残りの中和剤を使用して所望の最終pH値(通常pH7乃至
9.5)に内容物を調整し、そして本発明のエマルジョン型つや出し剤組成物が
完成するまで均質撹拌する。
前記したように、疎水性成分は分散が困難であるから、このような成分を水性
エマルジョンの形で添加するのが好都合であろう。ただし、これは本発明のエマ
ルジョンつや出し剤組成物の中にやや所望されざる少量の常用界面活性剤を導入
することになる。この場合、本組成物の第2の製造方法ではエマルジョン化され
た成分が直接メーカーから入手されるか、あるいは後記実施例に記載されている
ようにワックスのような成分がまとめて別個に分散される。水性エマルジョンの
形態ではない疎水性成分(たとえばシリコーン樹脂またはワックス、炭化水素ポ
リマーまたはワックス)が溶融容器へ装填され、そして内容物が均質になるまで
撹拌しながら100℃まで加熱される。別に、水を混合容器に入れ、85乃至9
0℃まで加熱しそして撹拌を開始する。第1の方法の場合に記載したようにこの
水に任意の研磨剤を添加することができる。溶融容器の内容物を85℃乃至90
℃まで冷却した。そして重合体静電乳化剤をその溶融容器の撹拌内容物に添加し
、85℃の温度で内容物の中に混合させる。溶融容器の内容物を混合容器へ強力
撹拌しながら時間をかけてゆっくりと加える。添加終了後、混合容器の加熱を止
め、そして内容物が均質になるまでさらに少なくとも10分間撹拌放置する。本
エマルジョン組成物のために特定された中和剤の全量の約85%をつぎに混合容
器の撹拌内容物に添加しそして内容物が均質になるまで少なくともさらに10分
間内容物を撹拌放置する。防腐剤および他の添加剤を使用する場合は、それらを
混合容器の内容物に添加しそして内容物が均質になるまで少なくとも10分間撹
拌を続ける。このあと、シリコーンワックス、シリコーン樹脂のすべての水性
エマルジョンまたは他のワックスおよび炭化水素のエマルジョンを撹拌しながら
順次添加する。この内容物を少なくとも30分間撹拌しそして25乃至30℃ま
で冷却する。残りの中和剤を使用して所望の最終pH値(通常pH7乃至9.5)に
内容物を調整しそして本発明のエマルジョンつや出し剤組成物を完成させる。所
望の場合には、この組成物をさらに良好なエマルジョンの形成を確実にするため
に均質化処理にかけることができる。
本発明のエマルジョンつや出し剤組成物はこの製品の意図する用途に応じて液
体、ゲルまたはペーストの形状をとることができる。これらの組成物は自動車用
つや出し剤として特に有用である。しかし、プラスチックまたは他の塗装物品た
とえばキャビネット、家具の表面保護のためにもあるいはまたクロムやアルミニ
ウムのごとき金属基質用にも使用することができる。
以下、本発明の範囲と精神から逸脱することなく本発明の種々の実施態様を示
すため実施例を記載する。実施例中に使用される部およびパーセントは、特に別
途記載のない限り、すべて重量ベースである。実施例中に記載されている粘度は
Brookfield Viscometer Model No.LVTで30rpm.において#3スピンドルを使用
して20℃で測定された。記載の非揮発性固形分は材料2gを145℃の炉内に
30分間置くことにより測定された。実施例1
下記エマルジョンつや出し剤組成物が非金属塗料で塗装された表面に使用する
ための液体自動車つや出し剤組成物を説明するため製造された。
1.米国ノースカロライナ州シヤーロツトのHoechst Celanese Corporationから
入手の添加アクリル基を有するモンタン酸エステルワックス
2.Hoechst Celanese Corporationから入手のモンタン酸エステルワツクス
3.米国ニュージャージー州エジソンのEngelhard Industriesから入手の焼成ケ
イ酸アルミニウム
4.ドイツ国ハンブルグのBode Chemie GmbH & Companyから入手の防腐剤(1、6-
シヒトロキシ−2、5−シオキサヘキサンーシヒトロキシメチレン尿素) 。
自動車つや出しとして好適なこの液体つや出し剤組成物は1つの溶融容器に下
記のものを装填して製造された:
および103ポリマー:カルバナワックス:Hoechst Wax VPFAとE:およびパラフ
ィンワックス。この溶融容器の内容物を撹拌しながら100℃まで加熱する。撹
拌器、加熱手段およびホモジナイザーを具備した別の混合容器に85℃の水道水
を装填し、撹拌器を始動させ、温度を85−90℃に調整する。この混合容器の
作動させ、温度を85−90℃に保持しながら研磨剤を水中に分散させる。溶融
容器の内容物の温度を85−90℃まで下げる。撹拌しながらこの溶融容器に
を避けるため、内容物の温度を85℃を超えない温度に保持する。
つぎに、溶融容器の内容物を上記の混合容器へ激しく撹拌しながらゆっくりと
加える。添加が終了したら加熱を止め、内容物を10分間撹拌する。中和剤(2
−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(水中90%)−0.23%)の全量
の約85%を混合容器の撹拌内容物に添加し、さらに10分間撹拌を続ける。次
を10分間撹拌する。次いで、内容物を25−30℃まで冷却し、撹拌器を具備
した貯蔵タンクに圧送する。このタンクで最終製品のpHを残りの中和剤を使用し
てpH7.2乃至7.7に調整する。しかして得られる製品は20℃において28
00−3300センチポイズ(2.8乃至3.3Pa.s)の粘度を有し、非揮発性
成分23.00−24.00%を有する白色粘性不透明液体エマルジョンつや出
し剤組成物である。これは自動車上塗りのつや出しのために有用であり溶液
型つや出し剤組成物に匹敵するバフ性能と耐久性とを有する。実施例2
この実施例は、特にメタリック塗装の自動車に使用するために処方された本発
明の液体エマルジョンつや出し剤組成物の例を示す。このつや出し剤は上記実施
例1の組成物に比較して、より温和かつ低研磨度の力焼ケイ酸アルミニウムをよ
り少ない量で含有している。
1.米国ニュージャージー州エジソンのFngelhard Industriesから入手の焼成ケ
イ酸アルミニウム。
このエマルジョンつや出し剤組成物は上記実施例1に記載した方法と同じ方法
で製造される。本エマルジョンつや出し剤組成物の最終pHは7.2乃至7.7で
あり、20℃における粘度は2800−3300センチポイズ(2.8−3.3
Pa.sであり、その非揮発性成分含有量は23.00−24.00%である。実施例3
これは本発明の増粘化エマルジョンつや出し剤組成物の実施例である。この組
成物は非メタリック塗料で塗装された表面に使用するための事前軟化ペースト状
自動車用つや出し剤組成物として好適である。
1.米国ニュージャージ−州クリフトンのGivaudan Corporationから入手のN−
(p−エトキシカルボニルフェニル)−N’−メチル−N’−フェニル−ホルマ
ミジン紫外線吸収剤。
2.本実施例ならびに後記実施例で使用されているこの溶液は水道水97.97
−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン)0.03%からなる。
混合タンクの内容物を55−50℃まで冷却し、次に撹拌しながらこの混合タン
30℃に急冷し、均質ペーストを形成する。ついで、この混合タンクの撹拌内容
物のpHを残量の2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(水中90%)を使
用してpH9.00−9.50に調整する。得られたエマルジョンつや出し剤組成
物をさらに30分間撹拌し、pHと粘度の最終チェックを行う。生じた生成物は非
揮発分が27.40−28.40%のコンパクトな白色ペースト状エマルジョン
つや出し剤組成物である。実施例4
これは本発明の増粘化エマルジョンつや出し剤組成物の実施例である。この組
成物はメタリック塗料で塗装された表面に使用するための事前軟化ペースト状自
動車用つや出し剤組成物として好適である。
このエマルジョンつや出し剤組成物は実施例3と同じ方法で製造される。得ら
れる組成物はpH9.0−9.5、非揮発分27.40−28.40%のコンパク
トな白色ペーストである。実施例5
この実施例は本発明の研磨剤を含まないエマルジョンつや出し剤組成物の例を
示す。この組成物は特に新車表面に使用するための自動車用つや出し剤組成物と
して好適である。本例はさらに本発明の組成物があらかじめ乳化された成分、例
えばシリコーンワックスエマルジョン、シリコーン樹脂エマルジョン、ワックス
エマルジョンを使用していかに製造することができるかを示す。
”ワックスエマルジョンA”と呼ぶワックスエマルジョンは下記組成を有する
。
1.ドイツ国フランクフルトのHoechst AGから入手のアルキルエトキシレートの
非イオン性界面活性剤混合物。
このワックスエマルジョンAをつくるため、Hoechst Wax VPEA;Hoechst WaxK
SL;およびカルナバワックスを溶融容器に入れて撹拌しながら105−110℃
まで加熱する。ついで、この溶融容器の内容物にHoechst乳化剤4106を添加し、
プロペラミキサーを使用して内容物の中に十分に混ぜ合わせる。混合容器に水を
入れて96℃まで加熱する。混合容器中の水の中に、撹拌しながら上記溶融容器
の内容物を105−110℃の温度でゆっくりと装填する。撹拌をさらに10分
間続けた後、混合容器の内容物をよく撹拌しながら30℃の温度まで冷却
し、10分間撹拌して上記生成物中に混合する。生成物は非揮発分が19.50
−20.50%で9.00−9.50のpH価を有する乳状白色エマルジョンであ
る。
本実施例のエマルジョンつや出し剤組成物は下記組成を有する:
1.米国デラウエア州ウイルミントンのE.I.Du Pont De Nemours & Companyから
入手の非イオンフルオロカーボン界面活性剤。
このエマルジョンつや出し剤組成物を製造するために、Wacker TPRシリコーン
(Wax W 23)シリコーンワックスを溶融容器に装填して攪拌しながら100℃ま
で加熱する。混合容器に水を入れて撹拌しながら85−90℃まで加熱する。溶
融
する。このあと溶融容器の内容物を激しく撹拌しながら混合容器へゆっくりと加
える。添加が完了したら、加熱を停止しそして混合容器の内容物を少なくともさ
らに10分間内容物が均質となるまで撹拌する。このあと、2−アミノ−2−メ
チル−1−プロパノール(水中90%)の全量の85%を溶融容器の内容物に添
加し、10分間撹拌混合する。つぎに、混合容器の内容物を25−30℃まで冷
容物へ撹拌しながら添加する。撹拌をさらに10分間続ける。このあと、撹拌し
ながらWacker SLM 55072/l TPR樹脂エマルジョン(流体エマルジョンE37)、Wac
ker SLM 23032シリコーンワックスエマルジョン(流体エマルジョンE32)および
ワックスエマルジョンAを攪拌しながら混合容器に装填する。2−アミノ−2−
メチル−1−プロパノール(水中90%)の残量を使用して、得られたエマルジ
ョンつや出し剤組成物のpHを9.00−9.50に調整する。撹拌を30分間続
けて均質なエマルジョンつや出し剤組成物を得る。その非揮発分は4.10乃至
4.16%であって、20℃における粘度は150乃至500センチポイズ(0
.15−0.50Pa.s)である。実施例6
本実施例では、独立の試験会社が、ドイツの独立自動車協会であるIndustrie-
verband Putz Pflegemittelによって発表された試験プロトコールを使用して実
施例1乃至5の本発明のエマルジョンつや出し剤組成物を、市場で入手可能な溶
液型自動車用つや出し剤組成物と比較して評価した。試験の評点および評価の結
果は次表に記載されている。これらの結果は実施例1乃至5のエマルジョンつや
出し剤組成物が市販の溶液型自動車用つや出し剤組成物と匹敵し得するものであ
ることを示している。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION Solvent-free aqueous emulsion polish Technical field The present invention relates to an aqueous oil-in-water emulsion polish composition that is substantially free of added organic solvents and water-sensitive surfactants and is particularly useful for automobiles. This composition is a polymeric silicone wax, a silicone resin, and a special type of polymer vulcanizing agent to obtain a polish with buffing performance, durability and appearance (eg, film luster) properties comparable to conventional organic solution polishes. It is based on a combination with an electro-emulsifier. Background technology As the world's ecological awareness of the potential environmental damage from volatile organic solution-based products that release organic solvents into the atmosphere, they seek to replace these products with substantially solvent-free compositions. The demands are increasing. Unfortunately, the replacement of solution-based compositions in products with aqueous compositions often sacrifices favorable properties or adds to the cost of the product. This is because the production of aqueous products requires expensive materials and methods. This is especially true for polish products used outdoors, for example car polishes. That is, especially in hot seasons and in the sun, water-based products tend to dry faster than organic solution-based products, making it more difficult to apply water-based products or buff to obtain a high degree of brilliance. . In addition, aqueous polishes are often less durable than the corresponding organic solution types. This is because a water-sensitive surfactant is necessary to disperse or emulsify the components in water, and this surfactant may remain in the glossy film, resulting in damage to the coating film. In addition, emulsion polishes have stability problems and, therefore, usually significant amounts of surfactant must be added to maintain product stability. Weather resistance and resistance to detergent action can be enhanced by the addition of amino-functional silicone polymers that bind to paint coatings such as are used in conventional organic solution automotive compositions. However, such components increase the cost of the product. Many of the components used to form durable glossy films on automobile surfaces, such as wax, are difficult to disperse in water. It is because of their desirable hydrophobic properties that are utilized for the formation of water-repellent glossy films. A wide variety of ingredients have already been used in polish compositions. Various types of aqueous polishes have also been proposed for use as substitutes for organic solution polishes. U.S. Pat. No. 2,626,870 to Cooke et al. Teaches an oil-in-water automotive wax emulsion containing a small amount of silicone oil in the dispersed phase. These compositions contain an amount of about 3 to 25% by weight organic solvent added to dissolve the wax before it is dispersed in water. About 0.2 to 4% by weight of "emulsifier" is used, for example tragacanth gum, acacia gum, bentonite, carob gum, starch, endosperm, karaya gum, Irish moss, water colloid-forming cellulose. And so on. Polymers have been taught in some of the "emulsifiers" but all are water sensitive. In addition, water-soluble wetting agents such as anionic or nonionic surfactants can also be used in amounts up to 1%. As silicone oils are taught polydimethylsiloxanes whose methyl groups may be replaced by other organic or inorganic groups or by a single atom. Although these polishes are aqueous, they contain significant amounts of added organic solvents, water sensitive surfactants and emulsifiers. Lohr et al., U.S. Pat. No. 4,347,333, teaches emulsion hard surface coating compositions having excellent detergent resistance and good gloss and buffing properties useful as automotive polishes. These compositions contain organic solvents and silicone fluids, as well as solvent soluble acrylic polymers, surfactants, water, and optionally waxes and abrasives. That is, these compositions require both an added organic solvent to dissolve the acrylic polymer and a surfactant such as an anionic or nonionic surfactant. Wolstoncroft U.S. Pat. No. 3,429,846 discloses emulsifiable polyolefin waxes, acrylic interpolymers, alkali soluble resins, tributoxyethyl phosphate containing leveling agents, hydrolytically stable polysiloxane-oxyalkylene block copolymers and diethylene glycol monoethyl ether. It teaches an aqueous polish formulation containing. In addition to ether solvents, other liquid hydrocarbon solvents may be present in the formulation to dissolve the polyethylene wax. The acrylic interpolymer and the polyolefin wax are the main constituents of the gloss film that remain behind. The acrylic interpolomer is in the form of an acrylic latex and may contain up to 10% of acrylic acid groups to "substantially enhance the emulsifying capacity of the wax made therefrom". The alkali-soluble resin present in this formulation is insoluble in water but soluble in basic solutions such as ammonia solutions and alkali metal hydroxide solutions. The alkali-soluble resin is included to allow the dry film to be removed from the substrate, such as floor tiles. Lockhart et al., U.S. Pat. No. 3,393,078, teaches a water-emulsion polish composition which comprises an effective amount of an emulsifier as well as a volatile aliphatic hydrocarbon liquid 20 as an organic solvent for the wax and liquid silicone polymer present. To 55%. U.S. Pat. Nos. 3,544,498 and 3,576,779, both issued to Holdstock et al., Disclose aqueous detergent-resistant polishes containing aminofunctional organopolysiloxanes to improve the rubbing, gloss, and detergent resistance of the polish. There is. In order to produce this polish, conventional emulsifiers such as cationic surfactants, anionic surfactants or nonionic surfactants are added in amounts of 0.5 to 5%, and organic solvents of 10 to 60% are added. Added in quantity. U.S. Pat. No. 4,398,953 to van der Linde teaches an automobile wax with improved polka dot forming ability, which includes montan wax, emulsifiers, silicone oils, amino-functional organopolysiloxanes, fine powder abrasives. , Water, a volatile aliphatic hydrocarbon solvent and, optionally, a pigment. The solvent is present in an amount of 30 to 75%. The emulsifier consists of an effective amount of morpholine and tall oil fatty acid, which morpholine reacts with the fatty acid and the acid groups in the montan wax to form the emulsifier. Sanders et al., U.S. Pat. No. 4,509,981 is a mixture of two different silicone fluids with 2-10% nonionic emulsifier, UV absorber and water, one amino functional and the other linear or cyclic organopolysiloxane. It teaches coating compositions containing 1-60% of a mixture. The emulsifiers used are water-sensitive, but the use of organic solvents is not mentioned. US Pat. No. 4,265,663 to Gilicinski et al. Is used in automotive polishes. Kusu formulations are taught. The silicone is added as an emulsion and Waxes and emulsifiers added as can also be included. Furthermore, the use of 6 to 20% of hydrocarbon organic solvent is also described. Other examples of patents demonstrating the state of the art in the field of emulsion polishes are Currie U.S. Pat. No. 2,523,281, Geen et al. 2839482, Hirsch No. 3028350, Chapman et al. 3929492, Wise. Et al., 3931079, Traver et al., No. 4600436, Hurley et al., No. 4936914, and 4997478. U.S. Pat. No. 5,043,012 to Shinohara et al. Teaches a solution-type brightener with long lasting water repellency, which is substantially free of water. U.S. Pat. No. 4,113,677 to Svedas et al. Contains an organic solvent intended to be diluted with warm water, which is used to impart a high degree of deep luster to automotive surfaces that are water resistant and require little buffing. A polish composition is described. Also, US Pat. No. 4,317,755 to Gregory teaches an aqueous self-polishing composition for use in floors, metal parts, etc., which is pre-emulsified with a compatible surfactant and has a certain solubility. Contains the parameter hydrocarbon organic solvent. Sutton U.S. Pat. No. 4,354,871 teaches an aqueous emulsion cleaner polish composition used to treat furniture surfaces. This composition contains low levels of organic hydrocarbon solvents along with alpha-olefins having 10 to 18 carbon atoms to act as a leveling agent as well as take over some of the detergency of the organic solvent it replaces. ing. Therefore, there is still a demand for a water-based emulsion polish which does not contain an organic solvent and a water-sensitive surfactant, but still has good durability, ease of use, buff performance and good emulsion stability. Has been. SUMMARY DISCLOSURE OF THE INVENTION One object of the present invention is to provide an oil-in-water emulsion polish composition that contains little and preferably no added organic solvents or water sensitive surfactants, and is particularly useful as a polish for automobiles. Another object of the present invention is an aqueous emulsion polish composition having excellent ease of use and buffing performance equal to or more than conventional polishes containing an organic solvent and glossy film appearance properties such as gloss. It is to provide things. Yet another object of the present invention is to provide an aqueous emulsion polish composition having good durability without the need for the use of hydrocarbon solvents or expensive amino-functional polyorganosiloxanes. These and other objects of the present invention are accomplished by an aqueous oil-in-water emulsion polish composition containing the following components: A. About 0.01 to 25% by weight of the total composition, more preferably about 0.05 to 3%, most preferably about 1 to 1.5% by weight of the polymeric silicone wax: B. About 0.1 to 25%, more preferably about 0.1 to 5% by weight of the total composition of a polyorganosiloxane resin: C.I. A polymeric electrostatic emulsifier for forming an oil-in-water emulsion in an effective amount, more preferably about 0.01 to 5% by weight of the total composition, most preferably about 0.05 to 0.5% by weight, Is preferably a lightly cross-linked modified polymer having a major part of a mono-olefinically unsaturated carboxylic acid monomer of 3 to 6 carbon atoms or its anhydride and a minor part of a long chain acrylate or methacrylate monomer. The polymer is neutralized with an effective amount of base and is capable of dispersing the soil components (A) and (B) in the following components: and D to form an oil-in-water emulsion Water, the balance of the composition: Note that the composition contains substantially no added organic solvent or water-sensitive surfactant. Additionally, the polish composition preferably further comprises an organic wax in an amount of about 0.05 to 25% to improve buff performance and durability, and film durability, buff performance and film appearance properties. A hydrocarbon resin for improving the composition can be contained in an amount of about 0.01 to 20%. BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION The oil-in-water emulsion polish composition of the present invention requires three components in addition to tap water or deionized water which is the balance of the composition. The water is preferably deionized water or soft tap water with low mineral concentration. Unless otherwise specified, the percentages described in the present specification are numerical values based on the nonvolatile solid content (active content). The first essential ingredient is a polymeric silicone wax composition at about 0.05 to 25% by weight of the total composition. It exhibits a viscous liquid or waxy solid at room temperature (25 ° C), but has a melting point not exceeding about 100 ° C. Such waxes are known to those of ordinary skill in the art and include dimethylsiloxy units [(CH 3 ) 2 Si 2 O] and methylalkylsiloxy units [CH 3 R 2 Si 2 O] or a methylalkylsiloxy unit [CH 3 RSi 2 O] homopolymer. Here, the alkyl or R group contains about 8 to 30 carbon atoms. These copolymers and homopolymers usually contain trimethylsiloxy units [(CH 3 ) 2 Si O 1/2 ] It has been end block. Such waxes are available from Th. Goldschmidt AG Chemische Fabriken, Essen, Germany; Wacker-Chemie GmbH, Burghausen, Germany. And commercially available from the General Electric Company, Silicon Products Division, Waterford, NY, USA. Presently preferred silicone Is. It is a polymeric silicone wax described as a polysiloxane polyalkylene copolymer. CH 3 A homopolymer of RSiO units is a polymer end-blocked with trimethylsiloxy, and has a white waxy appearance at 25 ° C, a melting point of 64 ± 2 ° C and a specific gravity of 0.83 ± 0.01 g at 70 ° C. / Cubic centimeter ("g / cm 3 ), The flash point (DIN 51758) is above 150 ° C. and the active content is 100% (non-volatile solids). At 90 ° C., 10% concentration, this wax is insoluble in water and glycerin, but soluble in mineral oil, isopropyl myristate and sunflower oil. Other types of such silicone waxes are available from Th. Goldschmidt. It is available from Chemie under the trade names "SLM 50553/1" or "Wacker Wax W 23". It is a white waxy non-soapable methyl-substituted siloxane with a viscosity of about 300 mPa · s at 50 ° C and a melting point of 35-45 ° C. These polymer silicone waxes can be made into an emulsion in water by using a small amount of a usual surfactant. This improves the ease of manufacture of the emulsion polish composition of the present invention because the emulsion is used in place of the raw polymeric silicone wax. Since the amount of the surfactant added is small, the durability of the resulting polish composition is not significantly reduced. Wacker Chemie has an emulsion viscosity of 7 mm 2 Polymer with 35% non-volatile solids using a non-ionic surfactant as emulsifier under the trade name "SLM 23032" or "Fluid Emulsion E32" having a particle size of about 300 nanometers per second at 25 ° C. We sell water-based, oil-in-water emulsions of silicone wax. More preferably, the silicone wax is used in an amount of about 0.05 to 25% by weight. This component is used to impart good buffing properties to the polish composition of the present invention as well as to retain the surface protection of additional organic waxes that may optionally be added to the composition. The silicone wax also serves to improve the long-term durability of the gloss film. If the amount of the silicone wax used is too low, the buffing performance of the book polish composition will be impaired, while if the amount of the silicone wax used is too high, unnecessary cost will be added to the book polish composition. The silicone wax is more preferably used in an amount of about 0.05 to 3% by weight, most preferably about 1 to 1.5% by weight. The degree of buff performance provided by the composition of the present invention is surprising. Conventional aqueous emulsion polishes usually require the addition of glycerin or other wetting agents to prevent the aqueous emulsion film from drying too quickly and becoming difficult to polish to high gloss. Eliminating the need for this water sensitive wetting agent offers one important advantage in addition to lowering product cost. The durability of the gloss film left by our polish composition is improved. This is because the water on the glossy film moistens the wetting agent, which acts to release the film from the polished surface. The second essential ingredient is about 0.1 to 25% by weight of polyorganosiloxane resin, which is used to impart durability to the gloss film left after application of the emulsion polish composition. . Polyorganosiloxane resins are well known products and are available from numerous manufacturers worldwide. For example, it is available from Wacker-Chemie GmbH of Burghausen, Germany, Dow Corning Corporation of Midland, Michigan, USA and the General Electric Company, Silicon Products Division of Waterford, NY, USA. Resins of this type are generally characterized as solids soluble in organic solvents, usually brittle solids at 25 ° C. These resins have trimethylsiloxy units [(CH 3 ) 3 Si O 1/2 ], Dimethylsiloxy unit [(CH 3 ) 2 Si 2 O], silica unit [(Si 2 O 3 4/2 ], And can be represented by the following general formula ((CH 3 ) 3 Si O 1/2 ) A (Si 2 O 3 4/2 ) B ((CH 3 ) 2 Si O 2/2 ) C Here, the number and proportion of the units present are values that give the polymer desired resin properties. Some currently preferred silicone resins are sold by Wacker Chemie under the trade names "Wacker Release Agent TP" and "Wacker Release Agent VP 1038". According to the manufacturer's statement, this corresponds to the above formula in which a + b is 20 to 50% by weight of the resin, c is 50 to 80% by weight of the resin and the ratio of a to b is 6:10 to 8:10. To do. Also, the manufacturer recommends that Release Agent TPR has a melting point of −35 ° C. or lower and a density at 25 ° C. of 1.02 g / cm 3. 3 , A colorless liquid having a viscosity at 25 ° C. of 250 to 400 mPa · s and a flash point (DIN 51758) of 165 ° C. or higher. The manufacturer describes Release Agent VP 1038 as well as Release Agent TPR, but states that the viscosity is 1000 to 3000 mPa · s, 25 ° C. Since silicone resins are generally solids, Wacker Chemie has included a certain amount of dimethicone in Release Agent VP 1038 and Release Agent TPR to make the product liquid and easy to use. ing. The resin content of Release Agent VP 1038 is higher than that of Release Agent TPR, and the former viscosity is said to be higher than the latter. Since solid or hydrophobic liquid resin products are difficult to disperse in water without solvents, Wacker Chemie also made a pH of 7. using both small amounts of anionic and nonionic surfactants. We provide an aqueous emulsion with a non-volatile solid content of 35% under the trade name of "SLM55072 / 1" or "Fluid Fmulsion E37" as a variant of the same company's Release Agent TPR. The polymer silicone wax is more preferably in the emulsion form. The silicone resin is more preferably used in an amount of about 0.1 to 5% by weight. This component is used to impart durability to the glossy film obtained from the polish composition of the present invention and to provide good buff performance and application properties. If the amount of silicone wax used is too low, the durability, buff performance and coating properties of the polish composition will be impaired, while if the amount of silicone resin used is too high, unnecessary costs will be added to the polish composition. become. Most preferably, the silicone resin is used at about 0.05 to 3% by weight. The third essential ingredient is an effective amount of a polymeric electrostatic emulsifier for forming an oil-in-water emulsion which is capable of dispersing the polymeric silicone wax and silicone resin in the water present in the composition. The use of this polymeric electrostatic emulsifier further improves coating properties and buff performance as compared to emulsion polish compositions made using conventional surfactants and thickeners. More preferably, about 0.05 to 5% by weight of polymeric electrostatic emulsifier is used. The polymeric electrostatic emulsifier must have a combination of hydrophilic groups that provide affinity for water and hydrophobic groups such as long chain alkyls (8 or more carbon atoms). This allows the polymer electrostatic emulsifier to form an emulsion in association with the less hydrophilic or substantially hydrophobic component. The hydrophilic groups present are preferably carboxyl groups, which can be neutralized by the addition of bases to form salts and become strongly hydrophilic. That is, the present polymer electrostatic emulsifier is preferably a mildly cross-linked main part which is a monoolefin unsaturated carboxylic acid monomer having 3 to 6 carbon atoms or its anhydride, and a long chain acrylate or methacrylate. It is a modified polymer having a small amount of a monomer. Preferred polymeric electrostatic emulsifiers having these properties are available at The BFGoodrich Company, Specialty Polymer & Chemicals Division, Brexville, Ohio, USA. Is a class of polymer electrostatic emulsifiers. Manufacturers prefer these polymer electrostatic emulsifiers primarily to water (hydrophilic) and oil (lipophilic or hydrophobic) to the extent that the polymer acts as the primary emulsifier in an oil-in-water emulsion. It is described as a high molecular weight polyacrylic acid polymer having a small portion that allows The Cosmetics. Toiletry and Fragrance Association ("CTFA") gave these polymers the name Acrylic / C. IO -C 30 It is an alkyl acrylate cross polymer. It has a typical viscosity of 18,000 centipoise (18 Pa.s) at concentration: It has a typical viscosity of 5000 centipoise (5 Pa.s) at a concentration of: It exhibits excellent emulsifying capacity over a range of concentrations and is said to contain the highest levels of hydrophobic groups of the four products of the 1600 series shown here: This product is not desirable for use in the present invention because it is described as being most ion resistant and contains mineral spirits. Used in the present invention Sold by BFGoodrich for use as a volimer, eg thickener. This is because the hydrophobic group is present as described in U.S. Pat. No. 5,004,598, column 9, column 50-65, which will be described later. These polymeric electrostatic emulsifiers are believed to be described in US Pat. No. 5,0045,984 to Lochhead et al., BF Goodrich, US Pat. No. 4,923,940 to Hsu, and US Pat. No. 4,758,641 to Hsu. However, these specifications are incorporated herein by reference to further teach such polymeric electrostatic emulsifiers. According to these patents, the polymers are characterized by being composed of: 50 to 99% by weight of the total monomers, more preferably 80 to 99% by weight, most preferably 90 to 98%. % By weight of one or more carboxylic acid monomers such as those mentioned above, for example acrylic acid, methacrylic acid and maleic anhydride: 1 to 50% by weight, preferably 1 to 20% by weight, most preferably 2 to 10% of the total monomers. % By weight of one or more acrylate or methacrylate esters such as decyl acrylate, lauryl acrylate, stearyl acrylate, behenyl acrylate, melysyl acrylate and the corresponding methacrylates: and as desired ingredients, but preferably in small amounts, up to about 5%. , More preferably 0.1 to 2% crosslinker having two or more unsaturated groups, for example 0.1 to 1.4% allyl pentaerythritol: 0.1 to 0.8% allyl acrylate: 0.1 to 1. 4% allyl sucrose and 0.4-2.5% trimethylolpropane diallyl ether. Crosslinking of this polymer is described as providing improved swellability to the copolymer. A specific example of one such polymer is shown in Example 1 of the '598 patent as a polymerization product of 250.28 g of acrylic acid, 5.72 g of stearyl methacrylate and 0.858 g of allyl pentaerythritol. The effective amount of carboxylic acid present in the polymeric electrostatic emulsifier, ie about 80-100% of stoichiometric amount, is neutralized to make the emulsifier more hydrophilic. This neutralization can be carried out using alkaline neutralizing agents such as: organic bases such as trimethanolamine, 2-amino-2-methyl-1-propanol ("AMP") and 2- Amino alcohols such as amino-2-methyl-1,3-propanediol and organic amines having 2 to 22 carbon atoms such as triethylamine and laurylamine, or inorganic bases such as ammonium hydroxide and sodium hydroxide. Volatile neutralizers will contribute to longer term gloss film stability. This is because the neutralizing agent can evaporate and leave a less water sensitive polymeric emulsifier after the glossy film is dried on the substrate. AMP is currently the preferred neutralizing agent. This component is used in place of the additive surfactants commonly used in emulsion polish compositions to disperse hydrophobic components in water. Conventional surfactants can lead to reduced durability when exposed to water and detergents, and can also cause loss of film gloss due to aging of the polymer film. If the amount of the polymer electrostatic emulsifier used is too small, the stability of the present emulsion polish composition will be impaired, and if the amount of the polymer electrostatic emulsifier is too large, the composition will be unduly thickened and the resulting glossy film will be wet. It becomes sensitive to the action of detergents and detergents, which adds unnecessary expense to the polish composition. Most preferably, the polymeric electrostatic emulsifier is about 0.05 to 0. Used in an amount of 5% by weight. Another optional but preferred ingredient is a conventional wax of the type commonly used in polish compositions. Hard waxes such as carnauba wax help to form high gloss polymer films, while soft waxes such as paraffin wax can improve the buff performance of the polish compositions. Examples of other waxes that may be used in the emulsion polish composition of the present invention include synthetic and natural waxes such as polyethylene wax, modified polyethylene wax such as maleated or acrylated polyethylene wax, oxidized polyolefin wax, microcrystalline wax. , Oxidized microcrystalline wax, montan wax, beeswax wax, hydrogenated castor oil and the like. Such waxes may be included in the compositions of this invention in an amount of about 0.1 to 30% of the total composition, more preferably about 0.1 to 18%. Yet another optional, but preferred component is a poly ([alpha] -olefin) polymer, which is used to further improve the durability and buff performance of the emulsion polish compositions of this invention. Examples of such known hydrocarbon polymers are ethylene-derived hydrocarbon polymers prepared from 1-alkenes having about 5 to 20 carbon atoms per molecule as described in US Pat. No. 2,937,129. is there. These are the Petrolite Specialty Polymers Group in Tulsa, Oklahoma, USA. A liquid having a viscosity of 0.53 Pa.s at 37.8 ° C. and is described in US Pat. No. 4,265,663 to Gilicinski et al., Mentioned above, which product is described in US Pat. No. 2,937,129. Example 3 of the above. VYB It is a solid polymer at room temperature which is 0.36 Pa.s. Polymers of this kind are included in the compositions of the invention in amounts of about 0.1 to 20% of the total composition, more preferably about 0.1 to 5%. If desired, abrasives of the type commonly used in conventional polish formulations may be included in amounts of about 0.1 to 20% of the total composition. Examples of such abrasives are amorphous silica, diatomaceous earth, aluminum silicates such as calcined aluminum silicates and aluminum oxides such as hydrated alumina. When the content of the abrasive is increased, the durability of the glossy film obtained from the emulsion polish of the present invention is deteriorated. Therefore, when the abrasive is used, the low level of about 0.5 to 3.5% is required. It is more preferable to use an abrasive. In addition to the silicone polymer described above, the composition of the present invention as a glossy film forming agent also includes a non-volatile polydimethylsiloxane polymer, such as a viscosity of about 50 to 10,000 centistokes (0.00005 to 0.01 m) at 25 ° C. 2 / s) in the range of dimethicone. Other minor compatible compatible brightener composition additives can be used in up to about 1 percent of the total emulsion polish composition. For example, preservatives, UV absorbers, slip agents such as polytetrafluoroethylene additives and thickeners such as lightly crosslinked polyacrylic acid polymers such as CTF. If used, the use of thickeners is preferred. Because it helps keep the abrasive settling out in the emulsion polish composition. Industrial availability The emulsion polish compositions of the present invention are generally made in two ways depending on the nature of the ingredients used. The first method is used when the components are in substantially non-emulsion form. That is, in this case, hydrophobic components such as polymeric silicone waxes, polyorganosiloxane resins and other waxes and hydrocarbon polymers are melted in a vessel (e.g., equipped with a stirrer, preferably an anchor stirrer, The contained contents are loaded into a heatable container) and liquefied by stirring while heating to about 100 ° C. The actual temperatures used will be determined by the melting points of the components. Water is placed in another mixing container (for example, a container equipped with a stirrer, further including a homogenizer, and capable of heating the contents of the container) and heated to 85 ° C., and then, with stirring, an optional abrasive and an ultraviolet absorber. Is added. After that, the homogenizer is operated to keep the temperature at about 85 to 90 ° C. and uniformly disperse the abrasive in water for about 15 minutes. The contents of the melting vessel are cooled to 85 ° C, the temperature is maintained at 85 ° C and the polymer electrostatic emulsifier is added to the melting vessel while stirring. Then, the liquefied mixture is slowly added from the melting vessel to the mixing vessel with vigorous stirring over time. After the addition is complete, stop heating the mixing vessel and allow to stir for at least 10 minutes until the contents are well mixed. About 85% of the total amount of neutralizing agent specified for the polymer electrostatic emulsifier used is then added to the stirred contents of the mixing vessel and the contents are stirred for at least an additional 10 minutes until the contents are homogeneous. put. If a preservative is used, add it and stir mix to contents until homogeneous. If desired, this composition can be homogenized for more completeness. Adjusts the temperature of the contents of the mixing vessel to 55 to 50 ° C. and then adds the thickener, preferably in the form of an aqueous solution of the thickener, to the stirred contents. Quench the contents with stirring to 25-30 ° C. and continue stirring for at least 30 minutes until the contents are homogeneous. The remaining neutralizing agent is used to adjust the contents to the desired final pH value (usually pH 7 to 9.5) and homogenized until the emulsion polish composition of the present invention is complete. As mentioned above, hydrophobic components are difficult to disperse, so it may be advantageous to add such components in the form of an aqueous emulsion. However, this will introduce a somewhat undesired small amount of conventional surfactant into the emulsion polish composition of this invention. In this case, in the second method of making the composition, the emulsified components are obtained directly from the manufacturer, or the wax-like components are dispersed together as described in the Examples below. It A hydrophobic component that is not in the form of an aqueous emulsion (eg, a silicone resin or wax, a hydrocarbon polymer or wax) is charged to the melting vessel and heated to 100 ° C with stirring until the contents are homogeneous. Separately, add water to the mixing vessel, heat to 85-90 ° C. and start stirring. Any abrasive can be added to this water as described for the first method. The contents of the melting vessel were cooled to 85 ° C to 90 ° C. The polymer electrostatic emulsifier is then added to the stirred contents of the melting vessel and mixed into the contents at a temperature of 85 ° C. The contents of the melting vessel are added slowly to the mixing vessel over time with vigorous stirring. After the addition is complete, heat the mixing vessel and allow to stir for an additional at least 10 minutes until the contents are homogenous. About 85% of the total amount of neutralizing agent specified for the emulsion composition is then added to the stirred contents of the mixing vessel and the contents are left to stir for at least an additional 10 minutes until the contents are homogeneous. If preservatives and other additives are used, add them to the contents of the mixing vessel and continue stirring for at least 10 minutes until the contents are homogeneous. After this, the silicone wax, all aqueous emulsions of silicone resins or emulsions of other waxes and hydrocarbons are added sequentially with stirring. The contents are stirred for at least 30 minutes and cooled to 25-30 ° C. The remaining neutralizing agent is used to adjust the contents to the desired final pH value (usually pH 7 to 9.5) and complete the emulsion polish composition of this invention. If desired, the composition can be subjected to a homogenization treatment to ensure a better emulsion formation. The emulsion polish composition of the present invention may take the form of a liquid, gel or paste depending on the intended use of the product. These compositions are particularly useful as automotive polishes. However, it can also be used for surface protection of plastics or other coated articles such as cabinets, furniture or also for metal substrates such as chrome and aluminum. Examples are set forth below to illustrate various embodiments of the present invention without departing from the scope and spirit of the invention. All parts and percentages used in the examples are on a weight basis unless otherwise noted. The viscosity described in the examples is 30 rpm on a Brookfield Viscometer Model No. LVT. Was measured at 20 ° C. using a # 3 spindle. The stated non-volatile solids were determined by placing 2 g of material in a 145 ° C. oven for 30 minutes. Example 1 The following emulsion polish compositions were prepared to illustrate liquid automotive polish compositions for use on surfaces coated with non-metallic paints. 1. 1. A montanic acid ester wax having an added acrylic group, obtained from Hoechst Celanese Corporation of Shearlot, North Carolina, USA 2. 2. Montanate ester wax obtained from Hoechst Celanese Corporation. 3. Calcined aluminum silicate available from Engelhard Industries, Edison, NJ 4. Preservative (1,6-Cythroxy-2,5-cioxahexane-cythroxymethyleneurea) from Bode Chemie GmbH & Company, Hamburg, Germany. This liquid polish composition, suitable for automotive polish, was prepared by loading one melt vessel with: And 103 Polymer: Carbana Wax: Hoechst Wax VPFA and E: and Paraffin Wax. The contents of this melting vessel are heated to 100 ° C. with stirring. A separate mixing vessel equipped with a stirrer, heating means and homogenizer is charged with tap water at 85 ° C, the stirrer is started and the temperature is adjusted to 85-90 ° C. Of this mixing container When activated, the abrasive is dispersed in water while maintaining the temperature at 85-90 ° C. Lower the temperature of the contents of the melting vessel to 85-90 ° C. In this melting container while stirring In order to avoid, keep the temperature of the contents at a temperature not exceeding 85 ° C. Next, the contents of the melting vessel are slowly added to the above mixing vessel with vigorous stirring. When the addition is complete, turn off the heat and stir the contents for 10 minutes. About 85% of the total amount of neutralizing agent (2-amino-2-methyl-1-propanol (90% in water) -0.23%) is added to the stirring contents of the mixing vessel and stirring is continued for another 10 minutes. Next Is stirred for 10 minutes. The contents are then cooled to 25-30 ° C and pumped to a storage tank equipped with a stirrer. In this tank the pH of the final product is adjusted to pH 7.2 to 7.7 with the remaining neutralizing agent. The product thus obtained has a viscosity of 2800-3300 centipoise (2.8 to 3.3 Pa.s) at 20 ° C. and a white viscous opaque liquid emulsion with 23.00-24.00% of non-volatile constituents. It is a polish composition. It is useful for polishing automotive topcoats and has buff performance and durability comparable to solution-type polish compositions. Example 2 This example illustrates an example of a liquid emulsion polish composition of the present invention specifically formulated for use in metallic painted automobiles. This polish contains a smaller amount of calcined aluminum silicate which is milder and has a lower degree of polishing than the composition of Example 1 above. 1. Calcined aluminum silicate obtained from Fngelhard Industries of Edison, NJ, USA. This emulsion polish composition is prepared in the same manner as described in Example 1 above. The final pH of the emulsion polish composition is 7.2 to 7.7, the viscosity at 20 ° C. is 2800-3300 centipoise (2.8-3.3 Pa.s), and its nonvolatile component content is Is 23.00-24.00%. Example 3 This is an example of a thickened emulsion polish composition of the present invention. This composition is suitable as a pre-softening paste automotive polish composition for use on surfaces coated with non-metallic paints. 1. N- (p-ethoxycarbonylphenyl) -N'-methyl-N'-phenyl-formamidine UV absorber available from Givaudan Corporation of Clifton, NJ, USA. 2. This solution used in this example as well as the examples described below is tap water 97.97. 2-methyl-4-isothiazolin-3-one) 0.03%. Cool the contents of the mixing tank to 55-50 ° C and then mix with stirring. Quench to 30 ° C. to form a homogenous paste. The pH of the stirred contents of the mixing tank is then adjusted to pH 9.00-9.50 using the remaining amount of 2-amino-2-methyl-1-propanol (90% in water). The resulting emulsion polish composition is stirred for an additional 30 minutes to make a final check of pH and viscosity. The resulting product is a compact white pasty emulsion polish composition with a non-volatile content of 27.40-28.40%. Example 4 This is an example of a thickened emulsion polish composition of the present invention. This composition is suitable as a presoftening paste automotive polish composition for use on surfaces painted with metallic paints. This emulsion polish composition is prepared in the same manner as in Example 3. The resulting composition is a compact white paste with a pH of 9.0-9.5 and a non-volatile content of 27.40-28.40%. Example 5 This example illustrates an example of an abrasive polish-free emulsion polish composition of the present invention. This composition is particularly suitable as an automotive polish composition for use on new car surfaces. This example further illustrates how the compositions of the present invention can be prepared using pre-emulsified components such as silicone wax emulsions, silicone resin emulsions, wax emulsions. The wax emulsion, called "wax emulsion A", has the following composition: 1. Nonionic surfactant mixture of alkyl ethoxylates obtained from Hoechst AG, Frankfurt, Germany. To make this wax emulsion A, Hoechst Wax VPEA; Hoechst WaxK SL; and carnauba wax are placed in a melting vessel and heated to 105-110 ° C with stirring. Hoechst emulsifier 4106 is then added to the contents of this melting vessel and mixed well into the contents using a propeller mixer. Add water to a mixing vessel and heat to 96 ° C. The contents of the melting vessel are slowly charged into the water in the mixing vessel with stirring at a temperature of 105-110 ° C. After stirring for another 10 minutes, cool the contents of the mixing vessel to a temperature of 30 ° C with good stirring. Then stir for 10 minutes and mix into the above product. The product is a milky white emulsion with a non-volatile content of 19.50-20.50% and a pH value of 9.00-9.50. The emulsion polish composition of this example has the following composition: 1. Nonionic fluorocarbon surfactant available from EIDu Pont De Nemours & Company, Wilmington, Del., USA. To make this emulsion polish composition, Wacker TPR Silicone (Wax W23) Silicone wax is loaded into a melting vessel and heated to 100 ° C with stirring. Add water to a mixing vessel and heat to 85-90 ° C with stirring. Melting To do. Then the contents of the melting vessel are slowly added to the mixing vessel with vigorous stirring. When the addition is complete, stop heating and stir the contents of the mixing vessel for at least an additional 10 minutes until the contents are homogeneous. Then, 85% of the total amount of 2-amino-2-methyl-1-propanol (90% in water) is added to the contents of the melting vessel and stirred and mixed for 10 minutes. Next, cool the contents of the mixing container to 25-30 ° C. Add to the vessel with stirring. Stirring is continued for another 10 minutes. After this, the Wacker SLM 55072 / l TPR resin emulsion (fluid emulsion E37), Wacker SLM 23032 silicone wax emulsion (fluid emulsion E32) and wax emulsion A are loaded into the mixing vessel with stirring. The pH of the resulting emulsion polish composition is adjusted to 9.00-9.50 using the balance of 2-amino-2-methyl-1-propanol (90% in water). Stirring is continued for 30 minutes to obtain a homogeneous emulsion polish composition. Its non-volatile content is 4.10-4.16% and its viscosity at 20 ° C. is 150-500 centipoise (0.15-0.50 Pa.s). Example 6 In this example, an independent test company marketed the emulsion polish compositions of the present invention of Examples 1-5 using a test protocol published by Industrie-verband Putz Pflegemittel, a German Automobile Association. It was evaluated in comparison with the solution type polish agent composition for automobiles available in. The test scores and evaluation results are listed in the following table. These results indicate that the emulsion polish compositions of Examples 1-5 are comparable to commercially available solution-type automotive polish compositions.
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