JPH08505364A - カルシトニン含有医薬組成物 - Google Patents
カルシトニン含有医薬組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
カルシトニンおよび加多価グリコール分解グリセリドからなる医薬組成物。
Description
【発明の詳細な説明】
カルシトニン含有医薬組成物
本発明は、カルシトニン含有医薬組成物および粘膜を通してのカルシトニン吸
収を促進する新規方法に関する。
カルシトニンは、天然および合成起源の薬理学的活性ペプチドの1のクラスで
あって、約32個のアミノ酸からなり、血清カルシウムレベルを調節する能力が
ある。
例えば、天然のヒト、サケおよびウナギおよび合成のウナギ・カルシトニンア
ナログであるエルカトニンをはじめとする種々のカルシトニンは現在市販されて
おり、例えば、パジェット病(Paget's disease)、サデック病(Sudeck's di
sease)および骨粗彫症において、一般的に使用されている。
ペプチド投与に関する、かなり、そしてよく知られた問題は、経口投与された
場合、ペプチドが、酸および酵素による急激な分解を受けるということである。
このため、今までのところ、非経口投与が、最も広く用いられている投与手段で
あって、カルシトニンのごとき高分子ペプチドの場合には唯一の重要な投与方法
である。
注射による投与は、特に、例えば、カルシトニンでの閉経期後の骨粗鬆症の治
療のように長期間にわたり一定間隔をおいて投与しなければならない場合、患者
にとって不便で不愉快である可能性がある。よって、より許容できる非侵害的な
投与の別経路、例えば舌下錠、坐薬、肺内投与粉末、鼻腔内滴剤、スプレー、粉
末、ゲル、軟膏および挿入物によるペプチドの投与に対する興味が深まってきて
いる。
多くのペプチド、特に高分子ペプチドに伴う重要な問題は、それらが、例えば
粘膜のような生体膜を通してほとんど吸収ず、したがって、そのペプチドの生体
利用性がしばしば低いということである。それゆえ、ペプチドの経皮的吸収の改
善方法を見いだすために、かなりの研究がなされている。1つのアプローチは、
アジュバントまたは吸収促進物質の使用であって、ペプチド吸収促進特性を有す
ると言われる化合物の報告は膨大である。
よって、例えば、コリンエステル類(EP第214898号)、アシルカルニ
チン類(EP第215697号),アルドース類およびグルコサミン類(日本国
特許出願第61−126034号)、アスコルビン酸類およびサリチル酸類(E
P第37943号)、アルファーシクロデキストリン(EP第0094157号
)、ピログルタミン酸エステル類(EP第173990号)、キレート剤(米国
特許第4,476,116号)、エタノール、ベンジルアルコールおよびポリエチ
レングリコール400(EP第371010号)が吸収促進剤として提案されて
いる。
界面活性剤が、ポリペプチドの吸収を促進しうるという多くの公表された報告
がある。例えば、EP第116527号(アーマー(Armour))、英国特許第2
,1272689号(サンド(Sandoz))、米国特許第4,548,922号(
カレイ(Carey)ら)およびヒライ(Hirai)ら,インターナショナル・ジャーナ
ル・オブ・ファーマコロジー(Int.J.Pharm.)第9巻,165〜184頁(19
81年)参照。しかしながら、界面活性吸収促進剤に関して認識されている問題
は、それらが、投与部位において刺激および組織傷害を引き起こし得るというこ
とである。いくつかの場合、このことは、使用量に依存する。ペプチドを長期間
にわたり常に投与する場合、これらの問題が重要となる。
本発明者らは、加多価グリコール分解グリセリドを伴う処方としてカルシトニ
ンを投与する場合、直腸投与後のカルシトニン吸収が驚くほど促進されること、
ならびにかかる処方は刺激または組織傷害を引き起こさないことを、ついに見い
だした。さらに本発明者らは、加多価グリコール分解グリセリドを伴う処方とし
てカルシトニンを結腸粘膜に投与する場合、驚くべき吸収促進を見いだした。
それゆえ、第1の態様において、本発明は、カルシトニン、加多価グリコール
分解グリセリドおよび医薬上許容される担体を含有する組成物を提供する。
また本発明は、粘膜を通しての吸収を促進する方法であって、加多価グリコー
ル分解グリセリドである有効量の吸収促進剤をカルシトニンとともに投与するこ
とからなる方法を提供する。
本発明の加多価グリコール分解グリセリドは、飽和であっても不飽和であって
もよい。加多価グリコール分解飽和グリセリドは、ポリエチレングリコールで水
素化植物油を部分的に加アルコール分解することにより、あるいはポリエチレン
グリコールおよびグリセロールで飽和脂肪酸をエステル化することにより得るこ
とができる。加多価グリコール分解不飽和グリセリドは、ポリエチレングリコー
ルで水素化されていない植物油を部分的に加アルコール分解することにより得る
ことができる。
本発明に使用しうる加多価グリコール分解グリセリドとしては、例えば、商品
名ゲルサイア(Ge1ucire)33/01、35/10または44/14のようなゲ
ルサイア;および、例えば、ラブラフィル(Labrafil)WL2514CSのよう
なラブラフィルのごとき市販のC8〜C18グリセリドおよびポリエチレングリコ
ールエステルからなる加多価グリコール分解飽和グリセリド;商品名ラブラフィ
ルWL2609またはM2125CSのようなラブラフィルのごとき市販のC16
〜C20グリセリドおよびポリエチレングリコールエステルからなる加多価グリコ
ール分解不飽和グリセリド;ならびに商品名ラブラソール(Labrasol)として市
販されているような加多価グリコール分解飽和C8〜C10グリセリドが挙げられ
る。所望ならば、加多価グリコール分解グリセリド混合物を使用することができ
る。本発明における使用に特に好ましい加多価グリコール分解グリセリドとして
は、ゲルサイア44/14およびラブラソールが挙げられる。
加多価グリコール分解グリセリドは、5ないし100重量%、例えば5ないし
50重量%の全賦形剤からなる。よって、それをカルシトニン用担体としてのみ
使用することができ、あるいは他の賦形剤と混合することもできる。その能力か
ら見て、処方中のカルシトニン重量は、賦形剤重量に対して非常に少ないことが
理解されよう。
本明細書で使用するカルシトニンなる語は、天然に存在するカルシトニンのみ
ならず、例えば1個またはそれ以上のアミノ酸残基または天然に存在する配列が
除去、置換、反転された、もしくは誘導体化された、あるいはNまたはC末端が
修飾された種々のカルシトニン誘導体およびアナログをはじめとする薬理学的に
活性なペプチドをいう。
本明細書で用いる一般的な用語であるカルシトニンは、天然のものであれ合成
されたものであれ、かかるすべてのカルシトニンを意味する。
天然に存在するカルシトニンの例としては:
で示される構造を有するヒト・カルシトニン(ケミカル・アブストラクト・サー
ビス・レジストリー・ナンバー(Chemical Abstract Service Registry Number
)(CASRN)=21215−62−3);
で示される構造を有するラット・カルシトニン(CASRN=11118−25
−5);
で示される構造を有するサケ・カルシトニン(CASRN=47931−85−
1);
で示される構造を有するウナギ・カルシトニン(CASRN=57014−02
−5);
で示される構造を有する還元ニワトリ・カルシトニンI(CASRN=9615
7−98−1);
で示される構造を有するニワトリ・カルシトニンII(CASRN=103468
−65−1);
で示される構造を有するスイギュウ・カルシトニン(CASRN=26112−
29−8);
で示される構造を有するブタ・カルシトニン(CASRN=12321−44−
7);および
で示される構造を有するヒツジ・カルシトニン(CASRN=40998−57
−6)が挙げられる。
1個またはそれ以上のアミノ酸が除去されているカルシトニンの例としては、
米国特許第4,597,900号記載のデス−[Ser2,Tyr22]−Gly8−
カルシトニンおよび米国特許第4,304,692号記載のデス−[Tyr22]−
サケ・カルシトニンが挙げられる。
天然配列が修飾されているカルシトニンの例としては、
で示される構造を有するウナギ・1,7−ジカルバカルシトニン(エルカトニン
CASRN=60731−46−6);
で示される構造を有するサケ・1,7−ジカルバカルシトニン(CASRN=6
0864−37−1);および
で示される構造を有するヒト・1,7−ジカルバカルシトニン(CASRN=6
6811−56−1)のごとき1,7−ジカルバ−カルシトニンが挙げられる。
本発明の文脈内において、特に好ましいカルシトニンは、エルカトニン(CA
SRN=60731−46−6)である。エルカトニンおよび関連1,7−ジカ
ルバカルシトニンの調製および性質は、英国特許第1,516,947号(東洋醸
造)に記載されている。
もう1つの好ましいカルシトニンは、天然のウナギ・カルシトニン(CASR
N=57014−02−5)である。ウナギ・カルシトニンの調製および性質は
、米国特許第3,988,309号(マツダ(Matsuda)ら)に記載されている。
本発明組成物は、適当には、粘膜を通しての、および経皮的な薬理学的活性物
質の送達に関する分野で知られた方法により投与することができる。本発明組成
物を、例えば、直腸、膣、鼻腔内、舌下、ほほ側および結腸粘膜ならびに皮膚か
ら投与することができる。本発明組成物は、滴剤、エアロゾル、錠剤、カプセル
剤、腸溶コーチングされた固形経口用組成物、ウエハー、ゲル、軟膏、挿入物、
坐薬、ペッサリー、パッチおよび膜の形態であってよい。
特別な組成物は、直腸および膣粘膜への投与のための組成物である。組成物を
直腸または膣粘膜に適用する場合、特別な剤形としては、ペッサリー、坐薬、溶
液、泡状物、懸濁液、ゲル、軟膏、錠剤および軟ゼラチンカプセルが挙げられる
。
一般的には、直腸または膣に投与する組成物は、固形坐薬または半固形あるい
は軟ゼラチンカプセルに充填された液体処方として提供される。それゆえ、かか
る坐薬またはカプセル剤処方に使用される賦形剤を選択し、必要ならば混合して
室温および体温において所望の稠度の処方を得る。よって、坐薬基材が、例えば
、多価グリコールを加えて分解されたグリセリドと混合しうる油、脂肪およびポ
リエチレングリコールから選択される1種またはそれ以上の成分からなっていて
もよい。好ましくは、油および/または脂肪は、ヤシ油、分別ヤシ油(例えばミ
グリオール(Miglyol))、パーム核油、カカオバターまたはラードのごとき主
成分である1種またはそれ以上のトリグリセリドからなる。硬脂肪坐薬基材の例
としては、ウィテプソール(Witepsol)およびサポサイア(Suppocire)が挙げ
られる。カプセル剤処方で使用するためには、好ましくは、ポリエチレングリコ
ール成分は、室温において液体であるポリエチレングリコール−200、300
、400または600のごときものであるが、固形坐薬には、より高分子のポリ
エチレングリコールが好ましい。賦形剤の相対的割合は、とりわけ、必要とされ
る処方の稠度に依存するのはもちろんである。所望ならば、多価グリコールを加
えて分解されたグリセリドを、カプセル処方における単一の担体として用いるこ
とができる。
上記直腸投与用組成物が、特に好ましい。
活性成分を結腸粘膜に送達する組成物もまた好ましい。これらの組成物として
は、経口投与を意図した腸溶コーチングされた組成物が挙げられ、例えば、カル
シトニンに胃を通過せしめ、ついで好ましくは結腸にて放出せしめるコーチング
剤でコーチングされたカプセルの形態であってもよい。適当なコーチング剤とし
ては、アクリル酸/メタクリル酸エステルコポリマー(例えばユードラギットS
(Eudragit S))のごときがアニオン性ポリマー挙げられる。別法として、処方
を、WO 90/09168記載のごとき放出調節送達形態(controlled relea
se delivery form)中に入れてもよい。かかる腸溶カプセルまたは放出調
節送達形態中に入れることのできる賦形剤としては、例えば、上記の直腸または
膣用処方に用いるものが挙げられる。
組成物を鼻腔内送達に用いる場合、特別な剤形は溶液、エアロゾル、滴剤およ
びゲルである。
特別なほほ側および舌下投与用剤形は、ゲル、懸濁液、錠剤、パッチ、軟膏、
溶液、エアロゾルおよびウエハーである。
エアロゾル処方は、典型的には、医薬上許容される水性または非水性溶媒中の
活性成分の溶液または微粒子懸濁液からなり、通常は、密閉容器に入れて1回ま
たは複数回投与するために提供される。密閉容器は、霧化装置付きのカートリッ
ジまたはリフィルであってもよく、1回用鼻腔内吸入器(フランス特許出願FE
第2578426号)のごとき1回分を分注する装置、または容器内容物が使用
されれば使い捨てにする計量弁つきエアロゾル分注器の形態であってもよい。剤
形がエアロゾル分注器からなる場合、圧縮空気のごとき気体、またはフルオロク
ロロ炭化水素のごとき有機推進剤であってよい推進剤を含有するであろう。あか
るエアロゾル分注器は当該分野で知られている。さらにエアロゾル剤形がポンプ
−霧化器の形態であってもよく、かかる形態もまた当該分野で知られている。霧
化または分注器は当該分野で知られている。さらにエアロゾル剤形がポンプ−霧
化器の形態であってもよく、かかる形態もまた当該分野で知られている。エアロ
ゾルのスプレーを分注するための霧化または分注装置は、典型的には、10ミク
ロンより大きいサイズの粒子を分注するように設計される。有意量の組成物が口
腔または鼻腔粘膜と接触したままであり、吸い込まれないようにするには、粒子
サイズは、適当には約10〜160ミクロンである。
組成物を液体スプレーとして投与する場合には、組成物をスプレーできるよう
にするための知られた方法により、液体の粘度を必要に応じて調節することがで
きる。
ウエハー形態の組成物は、例えばPCT/GB91/00651記載のごとき
ものである。かかるウエハーは、実質的には、澱粉から調製され、厚み0.3な
いし1.0mmが適当である。
本発明組成物が、水性または生理学的に許容される非水性溶媒あるいは液体担
体を含有していてもよい。非水性溶媒または担体は、アルコール類、特に、プロ
ピレングリコールおよびグリセロールのごときポリヒドロキシアルコール類、な
らびに植物油および鉱油である。所望であれば、かかる非水性溶媒または担体を
水と混合して、例えばエマルジョンを形成することができる。
本発明処方が、抗酸化剤、安定剤、保存料(例えばパラベンまたはベンジルア
ルコール)、界面活性剤(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、粘度調節剤、浸透
圧調節剤(例えば塩化ナトリウム、グリセリンまたはマンニトール)、および緩
衝化剤を含有していてもよい。
組成物が、グリシルリチン酸またはその塩、例えば、グリチルリチン酸ナトリ
ウムまたはカリウムあるいはグリチルリチン酸アンモニウムを含有していてもよ
い。グリチルリチン酸またはその塩の濃度は、典型的には、組成物の全重量に対
して少なくとも0.1%(w/w)、適当には0.1ないし10%(w/w)、そ
して好ましくは0.2ないし5%(w/w)である。直腸または膣投与用の坐薬
および軟ゼラチンカプセル中、適当には、グリチルリチン酸またはその塩は、組
成物100gにつき0.1ないし2gの間に対応する量で存在する。好ましくは
、グリチルリチン酸またはその塩は、組成物100gにつき0.2gないし1g
の間に対応する量で存在する。
組成物が、プロテアーゼ阻害剤、好ましくは、EP127535に記載のよう
な非界面活性剤系プロテアーゼ阻害剤を含有していてもよい。
本発明組成物のpHを、組成物中のそれぞれの成分の物理化学的性質に応じて
広範囲にわたり変化させることができる。しかしながら、適当には、組成物のp
Hは、3ないし8の範囲、好ましくは、pH約3.5ないし約7の範囲である。
pHを調節し、適当な値を維持させるために、緩衝化剤が組成物中に含まれてい
てもよい。使用可能な緩衝化剤の例としては、クエン酸塩(例えば、クエン酸と
クエン酸ナトリウムの混合物)、酢酸塩、リン酸塩およびアジピン酸塩が挙げら
れる。上記緩衝化剤のほかに、アルカリ金属水酸化物、例えば、水酸化ナトリウ
ムが、pH調節のために含有されてもよい。
誤解を避けるため、カルシトニン、ゲルサイア、グリチルリチン酸アンモニウ
ムおよびベンジルアルコールからなる混合物を含有する組成物を、特別に本願か
ら除外する。かかる処方は、国際出願WO93/06854に記載されている。
一般的には、上記組成物を、よく知られた製薬方法により製造することができ
る。例えば、レミントンズ・ファーマシューティカル・サイエンシズ(Remingto
n's Pharmaceutical Sciences)第17版、マーク・パブリッシング・カンパニ
ー(Mark Pub1ishing Company),1985年参照。軟ゼラチンカプセルを、例
えば、WO84/03417またはEPA122463記載のようにして製造す
ることができる。
本発明組成物を、パジェット病(変形性骨炎)、閉経後の骨粗鬆症を誘導する
骨粗鬆症、サデック病および種々の高カルシウム血症のごとき疾病の治療に用い
ることができる(例えば、フィジシャンズ・デスク・リファレンス(Physician'
s Desk Reference)第42版,1988年,1796および1797頁参照)。
本発明組成物1剤形中医薬上活性のある物質の量は、カルシトニンの効力およ
び組成物の性質に応じて変更されよう。しかしながら、一般的には、ヒト用途の
組成物の1剤形は、典型的には、1ないし1000国際単位(I.U.)の間のカ
ルシトニンを含有する。エルカトニンについては、一般的には、1剤形は、5な
いし200I.U.を含有する。結腸投与用の1剤形は、好ましくは、40ないし
800I.U.のエルカトニンを含有する。問題となっている疾病を治療するのに
有効な量のカルシトニンを含有する用量にて、組成物が患者に投与されよう。エ
ルカトニンに関する典型的な投与規則は、1日あたり5ないし200I.U.(あ
るいは、直腸投与には40〜800I.U.)であって、これを、例えば連日また
は1日おきに、1回で、あるいは何回かに分けて投与することができる。
「国際単位」なる語は、英国,EN6 3QG,ハートフォードシャー(Hertf
ordshire),サウス・ミムス(South Mimms),ブランシェ・レイン(Blanche L
ane)のザ・ナショナル・インスティテュート・フォー・バイオロジカル・スタ
ンダーズ・アンド・コントロール(the National Institute for Biological St
andards and Control)により確立された、ヒト、サケまたはブタ・
カルシトニンの適切なインターナショナル・リファレンス・プレパレイション(
International Reference Preparation)(I.R.P.)をいう。
以下の実施例により本発明をより詳細に説明する。
膣、直腸または経口投与用処方
実施例1
方法
クエン酸、クエン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、蒸留水、エルカトニンおよ
び必要に応じてグリチルリチンアンモニウムおよび水酸化ナトリウムを、約70
℃に調節した水浴中で混合し、ついで、約55℃に冷却する。約50ないし60
℃においてゲルサイアを融解し、ポリエチレングリコール600を添加し、つい
で、約45ないし50℃に冷却し、攪拌しながら上記溶液を添加する。
約30℃に冷却された最終的に得られた混合物を、膣投与用に軟ゼラチンカプ
セル中(カプセル1個につき1gの処方(a))または経口投与用に軟ゼラチン
カプセル中(カプセル1個につき300mgの処方(b))に充填する。所望に
より、該混合物を真空乾燥し、経口投与用に硬ゼラチンカプセル中(カプセル1
個あたり290mg(b)の処方)に充填する。経口投与用カプセルを以下のコ
ーチングで被覆してもよい。
mg/カプセル
ユードラギットS 33.0
タルク 9.0
フタル酸ギブチル 6.6
PEG6000 0.9
実施例2
方法
ゲルサイアを約50℃ないし60℃において融解し、ポリエチレングリコール
を添加し、ついで、約45ないし50℃に冷却する。混合物を、直腸、膣または
経口投与用に軟ゼラチンカプセル中に充填することができ、ついで、所望により
実施例1のごとく経口投与用にコーチングを行ってもよい。別法として、経口投
与用に、該混合物を、上記のごとくコーチングした硬ゼラチンカプセル中に充填
してもよい。
実施例3
方法
ポリエチレングリコールを含有させずに、実施例1と同様のやり方で処方を製
造する。
実施例4
方法
ゲルサイアを50ないし60゜において融解し、ついで、約45ないし50℃
に冷却し、エルカトニンを添加する。混合物をゼラチンカプセルに充填し、所望
により実施例1および2のごとくコーチングする。
実施例5
方法
ポリエチレングリコールを含有させずに、実施例1と同様のやり方で処方を製
造する。
実施例6
方法
ゲルサイアを50ないし60゜において融解し、ついで、約45ないし50℃
に冷却し、エルカトニンを添加する。混合物をゼラチンカプセルに充填し、所望
により実施例1および2のごとくコーチングしてもよい。
実施例7
方法
ゲルサイアを約50ないし60℃にて融解し、ラブラフィルを添加し、ついで
、約45℃ないし50℃に冷却し、ついで、実施例1記載のごとく緩衝化された
エルカトニン溶液を添加する。実施例1記載のごとく、混合物をカプセル中に充
填してもよい。
実施例8
方法
ゲルサイアを約50ないし60℃にて融解し、ラブラフィルを添加し、ついで
、約45℃ないし50℃に冷却し、攪拌しながらエルカトニンを添加する。実施
例1および2記載のごとく、混合物をカプセル中に充填してもよい。
実施例9
方法
緩衝化されたエルカトニン溶液を実施例1のごとく調製し、ついで、攪拌しな
がらラブラソールを添加する。実施例1記載のごとく、混合物をカプセル中に充
填してもよい。
実施例10
方法
ラブラソールおよびエルカトニンを攪拌しながら混合する。実施例1および2
記載のごとく、混合物をカプセル中に充填してもよい。
実施例11
方法
ラブラソールをポリエチレングリコールと混合し、攪拌しながら緩衝化された
エルカトニン溶液を添加する。実施例1のごとく混合物をカプセル中に充填して
もよい。
実施例12
方法
実施例2と同様。
実施例13
方法
実施例10と同様。
実施例14
方法
実施例10と同様。
実施例15
方法
実施例8と同様。
実施例16
方法
実施例8と同様。
実施例17
方法
実施例8と同様。
直腸または膣投与用坐薬
実施例18
エルカトニン(mg)
(効力6500I.U/mg) 15.4
硬脂肪(g) 750.0
ラブフィルWL2514CS(g) 750.0
方法
硬脂肪およびラブラフィルを50ないし60℃にて融解、混合し、ついで、4
5ないし50℃に冷却し、攪拌しながらエルカトニンを添加する。得られた物質
を坐薬型に入れ、室温まで冷却して各1.5gの坐薬を得る。
鼻腔内、舌下、ほほ側、直腸または膣投与用溶液
実施例19
方法
エルカトニン以外のすべての成分を、約35ないし40℃にて、80%の水に
溶解し、得られた溶液を室温まで冷却する。残りの20%の水にエルカトニンを
溶解し、攪拌しながら2つの溶液を混合する。鼻腔内、舌下またはほほ側投与用
には、溶液を100μlの体積として投与することができ、直腸または膣投与用
には200ないし400μlの体積とすることができる。
経皮投与用剤形
実施例20
エルカトニン(g)
(効力6500I.U./mg) 6.0 6.0
ゲルサイア44/14または35/10(g) 8.0 8.0
ポリエチレンゴリコール600(g) 11.0 11.0
グリチルリチアンモニウム(g) 2.0 −
カーボポール934(g) 2.0 2.0
クエン酸(mg) 37.0 37.0
クエン酸ナトリウム2水和物(mg) 463.0 463.0
塩化ナトリウム(mg) 600.0 600.0
蒸留水 添加して100gとする
1N NaOH 添加してpH6とする
方法
ゲルサイア、ポリエチレングリコール600、クエン酸、クエン酸ナトリウム
2水和物、塩化ナトリウム、カーボポール934、水酸化ナトリウム、グリチル
リチン酸アンモニウム(使用する場合)および蒸留水の一部を、約70℃の温度
に調節した水浴中で混合することにより実施例20の処方を調製する。室温まで
冷却し、得られたゲルに、残りの蒸留水中のエルカトニン溶液を添加する。最終
的に得られたゲルを各500mgのパッチ中に充填する。
直腸または膣投与用処方
実施例21
エルカトニン(mg)
(効力6500I.U./mg) 14.8
ポリエチレングリコール600(g) 550.0
ゲルサイア44/14(g) 400.0
蒸留水(g) 49.449
塩化ナトリウム(mg) 300.0
クエン酸ナトリウム2水和物(mg) 231.5
クエン酸(mg) 18.5
水酸化ナトリウム(mg) 1.0
方法
クエン酸、クエン酸ナトリウム2水和物、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム
、蒸留水およびエルカトニンを、約55℃の温度の水浴中で混合する。50ない
し60℃にてゲルサイアを融解し、ポリエチレングリコール600を添加する。
この混合物を約45ないし50℃に冷却し、ついで、攪拌しながら上記溶液に添
加する。
約30℃に冷却して最終的に得られた混合物を、直腸または膣投与用に軟ゼラ
チンカプセル中に充填してもよい(カプセル1個につき1g)。
膣、直腸または経口投与用処方
実施例22
方法
エルカトニンをポリエチレングリコール200に溶解し、ついで、他のすべて
の成分を添加し、混合する。
最終的に得られる混合物を、実施例1記載のごとくカプセル中に充填してもよ
い。
実施例23
エルカトニン(mg)
(効力6500I.U./mg) 2.55
ラブラソール(g) 500.0
ポリエチレングリコール600(g) 398.5
ポリエチレングリコール200(g) 100.0
ラウリル硫酸ナトリウム(g) 1.5
方法
実施例23の処方を、実施例22記載のごとく調製した。
実施例24
方法
クエン酸、クエン酸ナトリウム2水和物、塩化ナトリウム、グリチルリチン酸
アンモニウム、蒸留水およびエルカトニンを、約55℃の水浴で混合する。ポリ
エチレングリコール200、ポリエチレングリコール600およびラブラソール
を混合する。2つの混合物を混ぜ、室温まで冷却する。
最終的に得られた混合物を、実施例1記載のごとくカプセル中に充填してもよ
い。
実施例25
方法
エルカトニンをポリエチレングリコール200および蒸留水に溶解し、ついで
、ラブラソール、ラウリル硫酸ナトリウム、アジピン酸および酢酸ナトリウム3
水和物を添加し、混合する。
最終的に得られた混合物を、実施例1記載のごとくカプセル中に充填してもよ
い。
試行A
加多価グリコール分解グリセリド(ゲルサイア44/14)の吸収促進特性を
、以下の試行により示した。
ゲルサイア44/14を40%含有する実施例21に示した標品を、ウサギに
おける薬理学的活性試験にて、すなわち、血清中のカルシウム濃度低下について
、以下の組成を有するゲルサイア不含リファレンス標品と比較した。
リファレンス標品
エルカトニン(mg)
(効力6500I.U./mg) 14.8
ポリエチレングリコール600(g) 880.0
ポリエチレングリコール4000(g) 70.0
蒸留水(g) 49.449
塩化ナトリウム(mg) 300.0
クエン酸ナトリウム2水和物(mg) 231.5
クエン酸(mg) 18.5
水酸化ナトリウム(mg) 1.0
(実施例21の標品の粘度と同様にするために、ポリエチレングリコール400
0を添加した。調製法は実施例21と同様である。)
標品を、体重約2Kgの一晩絶食させた意識のあるニュージーランドラビット
(New Zealand rabbit)6匹からなるグループに、体重1Kgあたり0.5gの
量(約50 I.U./Kgに相当)となるよう小型のカテーテルで直腸から投与
した。
標品の投与から、0、60、120、180および240分後に、各動物の耳
の外側の静脈から得た血液試料について血清カルシウム濃度を測定した(原子吸
収スペクトル光度計VARIAN30/40にて)。
ベースライン値(0分)と比較した血清カルシウム濃度の残存パーセント値と
して表された結果を、表1に示す。
試行B
加多価グリコール分解グリセリド(ラバソール)の吸収促進特性を、この試行
により示す。
50%のラバソールを含有する実施例23に示す標品を、ラットにおける薬理
学的活性試験にて、すなわち、血清中のカルシウム濃度低下について、ラバソー
ル不含リファレンス標品と比較した(ラバソールを完全にポリエチレングリコー
ル600に置き換えた)。
標品を、体重約220±20gの一晩絶食させた意識のあるスプラグ・ダウリ
ー・ラット(Sprague Dawley rat)4匹からなるグループに、体重1Kgあたり
2mlの量(約30 I.U./Kgに相当)となるよう小型のカテーテルで結腸
から投与した。
標品の投与から、0、60および120分後に、各動物の尾の外側の静脈から
得た血液試料について血清カルシウム濃度を測定した(原子吸収スペクトル光度
計VARIAN30/40にて)。
ベースライン値(0分)と比較した血清カルシウム濃度の残存パーセント値と
して表された結果を、表2に示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,H
U,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN
,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,
SD,SE,SK,UA,US,VN
(72)発明者 フォニオ,テオドロ
イタリア国ミラノ20021バランツァーテ・
ディ・ボッラーテ、ヴィア・ザンベレッテ
ィ(番地の表示なし) スミスクライン・
ビーチャム・ファーマシューティチ・ソシ
エタ・ペル・アチオニ
(72)発明者 ランカティ,ジャンフランコ
イタリア国ミラノ20021バランツァーテ・
ディ・ボッラーテ、ヴィア・ザンベレッテ
ィ(番地の表示なし) スミスクライン・
ビーチャム・ファーマシューティチ・ソシ
エタ・ペル・アチオニ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.カルシトニンおよび加多価グリコール分解グリセリドからなる医薬組成物 。 2.加多価グリコール分解したグリセリドが加多価グリコール分解飽和グリセ リドである請求項1記載の組成物。 3.加多価グリコール分解飽和グリセリドがC8〜C18グリセリドおよびポリ エチレングリコールエステルからなる請求項2記載の組成物。 4.加多価グリコール分解飽和グリセリドがC8〜C10グリセリドを含有する 請求項2記載の組成物。 5.加多価グリコール分解グリセリドが不飽和である請求項1記載の組成物。 6.加多価グリコール分解不飽和グリセリドがC16〜C20グリセリドおよびポ リエチレングリコールエステルからなる請求項5記載の組成物。 7.カルシトニンがエルカトニンである請求項1ないし6いずれか1に記載の 組成物。 8.直腸、膣、鼻腔内、舌下、ほほ側、経口、経皮または結腸投与に適合した 請求項1ないし7いずれか1に記載の組成物。 9.経口投与およびその後の結腸粘膜領域における放出に適合した放出調節送 達形態からなる請求項8記載の組成物。 10.1ないし1000I.U.のカルシトニンを含有する剤形の形態である請 求項1ないし9のいずれか1に記載の組成物。 11.約3.5ないし約7の範囲のpHを有する請求項1ないし10いずれか 1に記載の組成物。
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