JPH083547Y2 - デッキプレート用吊持具 - Google Patents
デッキプレート用吊持具Info
- Publication number
- JPH083547Y2 JPH083547Y2 JP4961393U JP4961393U JPH083547Y2 JP H083547 Y2 JPH083547 Y2 JP H083547Y2 JP 4961393 U JP4961393 U JP 4961393U JP 4961393 U JP4961393 U JP 4961393U JP H083547 Y2 JPH083547 Y2 JP H083547Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut member
- side plates
- rod
- deck plate
- holding pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建造物において用いら
れるデッキプレートの下面に天井、ダクト、その他の部
材を吊持するに用いるデッキプレート用吊持具に関す
る。
れるデッキプレートの下面に天井、ダクト、その他の部
材を吊持するに用いるデッキプレート用吊持具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリートスラブを構築する場合、金
属板を台形が連続するよう凹凸状に褶曲された所謂デッ
キプレートを水平に架設し、その上に配筋してコンクリ
ートを打設し、デッキプレートと一体化させてコンクリ
ートスラブとする工法が広く用いられている。
属板を台形が連続するよう凹凸状に褶曲された所謂デッ
キプレートを水平に架設し、その上に配筋してコンクリ
ートを打設し、デッキプレートと一体化させてコンクリ
ートスラブとする工法が広く用いられている。
【0003】このようなデッキプレートを用いたスラブ
に配管や内装用天井を取付ける場合、下方からデッキプ
レートの下面に吊持具を固着し、この吊持具にロッドを
継ぎ足して垂下させ、このロッドに必要な取付部材を取
付けるようにしている。
に配管や内装用天井を取付ける場合、下方からデッキプ
レートの下面に吊持具を固着し、この吊持具にロッドを
継ぎ足して垂下させ、このロッドに必要な取付部材を取
付けるようにしている。
【0004】従来の上記吊持具は、例えば実公平2−8
965号、同8966号公報に示されるものがある。こ
のものは図11に概要を示すように、デッキプレート1
の下面に折曲げにより突出する断面三角形状のリブ2を
両側から挟むように一対の挾持片3,3を持ち、この挾
持片3,3の基部3a,3aを重ねてその上方からボル
ト4を通し、基部3aの下方に突出するボルト4のネジ
軸部に軸長の長い継手ナット5を螺合し、前記挾持片
3,3をリブ2に係合したのち継手ナット5を回して締
込むことによりボルト4の頭部4aと継手ナット5とで
重ね合わされた挾持片3,3の基部3a,3aを接近さ
せ、挾持片3,3を閉じてリブ2に固定する構造とされ
ている。
965号、同8966号公報に示されるものがある。こ
のものは図11に概要を示すように、デッキプレート1
の下面に折曲げにより突出する断面三角形状のリブ2を
両側から挟むように一対の挾持片3,3を持ち、この挾
持片3,3の基部3a,3aを重ねてその上方からボル
ト4を通し、基部3aの下方に突出するボルト4のネジ
軸部に軸長の長い継手ナット5を螺合し、前記挾持片
3,3をリブ2に係合したのち継手ナット5を回して締
込むことによりボルト4の頭部4aと継手ナット5とで
重ね合わされた挾持片3,3の基部3a,3aを接近さ
せ、挾持片3,3を閉じてリブ2に固定する構造とされ
ている。
【0005】ついで上紀継手ナット5の下半部にロッド
6の上端のネジ部を螺挿し、ロッド6を吊持してこれに
必要な取付部材を取付けるようになっている。
6の上端のネジ部を螺挿し、ロッド6を吊持してこれに
必要な取付部材を取付けるようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかるに上記従来の吊
持具では、デッキプレート1の下面のリブ2に吊持具を
取付けるとき継手ナット5を締込む必要があることから
高い位置での作業となり、踏台や仮設台等の足場に乗っ
て作業しなければならず、そのため吊持具の取付け作業
が容易でないものとなる。特に天井の取付けには多数の
吊持具を要するため一層容易でなく、作業能率も低いも
のとならざらるを得なかった。また継手ナット5を締込
むまでは挾持片3,3をリブ2に嵌合した状態を一方の
手で保持しながら他方の手で継手ナット5を回して締込
まなければならなず、しかもその締込みには工具を用い
て強固に固定する必要があるため、高所での作業である
ことと相俟って一層作業を困難にしている。
持具では、デッキプレート1の下面のリブ2に吊持具を
取付けるとき継手ナット5を締込む必要があることから
高い位置での作業となり、踏台や仮設台等の足場に乗っ
て作業しなければならず、そのため吊持具の取付け作業
が容易でないものとなる。特に天井の取付けには多数の
吊持具を要するため一層容易でなく、作業能率も低いも
のとならざらるを得なかった。また継手ナット5を締込
むまでは挾持片3,3をリブ2に嵌合した状態を一方の
手で保持しながら他方の手で継手ナット5を回して締込
まなければならなず、しかもその締込みには工具を用い
て強固に固定する必要があるため、高所での作業である
ことと相俟って一層作業を困難にしている。
【0007】本考案はこれに鑑み、デッキプレートのリ
ブの下方からロッドを回動させることによりリブに挟着
させることができ、作業時に足場がいらず、高能率にロ
ッドの取付けができるデッキプレート用吊持具を提供す
ることを目的とする。
ブの下方からロッドを回動させることによりリブに挟着
させることができ、作業時に足場がいらず、高能率にロ
ッドの取付けができるデッキプレート用吊持具を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本考案は、天板、左右側
板、および下縁とで断面略C形状に形成された吊持具本
体と、この吊持具本体の左右側板の各端部に枢支されデ
ッキプレートの下面に垂下するリブに係合し得る一対の
挾持片と、前記側板間にあって前記吊持具本体内に位置
する挟持片の基部間に跨がるようにおかれネジ穴が前記
基部間から下面に露出するよう吊持具本体に回転不能に
内蔵されたナット部材とを有してなり、ロッドの上端の
ネジ部を前記ナット部材に螺挿することによりナット部
材を呼び込んで挾持片の基部を押下げ、挾持片の先端が
閉じられるようにしたことを特徴とし、また請求項2は
前記一対の挾持片に閉じ方向へ付勢するバネ部材を付設
したものである。
問題点を解決する手段として、本考案は、天板、左右側
板、および下縁とで断面略C形状に形成された吊持具本
体と、この吊持具本体の左右側板の各端部に枢支されデ
ッキプレートの下面に垂下するリブに係合し得る一対の
挾持片と、前記側板間にあって前記吊持具本体内に位置
する挟持片の基部間に跨がるようにおかれネジ穴が前記
基部間から下面に露出するよう吊持具本体に回転不能に
内蔵されたナット部材とを有してなり、ロッドの上端の
ネジ部を前記ナット部材に螺挿することによりナット部
材を呼び込んで挾持片の基部を押下げ、挾持片の先端が
閉じられるようにしたことを特徴とし、また請求項2は
前記一対の挾持片に閉じ方向へ付勢するバネ部材を付設
したものである。
【0009】
【作用】吊持具本体に内蔵されているナット部材のネジ
穴に下方からロッドの上端のネジ部を若干螺挿してお
き、そのロッドを持ってデッキプレートの下面のリブに
向けてそのリブを挾持片が挟むように吊持具を押し上げ
ると、左右の挾持片の先端はリブに嵌り、ついでロッド
を回転させるとロッドの上端が吊持具本体の天板の下面
に当り、さらにロッドを回すことによりナット部材が呼
び込まれて左右の挾持片の基部を同時に押圧し、挾持片
の先端がリブの側面に強圧されて固定状熊となる。この
固定と同時にロッドも固定されて垂下され、このロッド
の下方部に必要な取付け部材を取付けて天井やダクト等
の吊持に使用される。
穴に下方からロッドの上端のネジ部を若干螺挿してお
き、そのロッドを持ってデッキプレートの下面のリブに
向けてそのリブを挾持片が挟むように吊持具を押し上げ
ると、左右の挾持片の先端はリブに嵌り、ついでロッド
を回転させるとロッドの上端が吊持具本体の天板の下面
に当り、さらにロッドを回すことによりナット部材が呼
び込まれて左右の挾持片の基部を同時に押圧し、挾持片
の先端がリブの側面に強圧されて固定状熊となる。この
固定と同時にロッドも固定されて垂下され、このロッド
の下方部に必要な取付け部材を取付けて天井やダクト等
の吊持に使用される。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例を参照して
説明する。図1は本考案による吊持具の一実施例の外観
斜視図であり、図2は正面図、図3は平面図、図4は側
面図である。
説明する。図1は本考案による吊持具の一実施例の外観
斜視図であり、図2は正面図、図3は平面図、図4は側
面図である。
【0011】吊持具本体7は、天板8と、左右の側板
9,9と、この側板9,9の下部に内側に折れ曲がった
下縁10,10とで断面が略C形状に形成されたもの
で、これは金属板の折曲加工によって形成される。
9,9と、この側板9,9の下部に内側に折れ曲がった
下縁10,10とで断面が略C形状に形成されたもの
で、これは金属板の折曲加工によって形成される。
【0012】左右一対の挾持片11,11は、正面形状
が略L形状をなすもので、その一方のみについて説明す
ると、略L形状を有する2枚の部片11a,11aの下
端間が基部12により一体に継がった構成を有し、その
幅は吊持具本体7の側板9,9間に嵌入し得る寸法とさ
れている。そしてこの基部12から立ち上がった部分の
部片11a,11aが吊持具本体7の側板9,9にピン
13により下方向に揺動可能に取付けられている。
が略L形状をなすもので、その一方のみについて説明す
ると、略L形状を有する2枚の部片11a,11aの下
端間が基部12により一体に継がった構成を有し、その
幅は吊持具本体7の側板9,9間に嵌入し得る寸法とさ
れている。そしてこの基部12から立ち上がった部分の
部片11a,11aが吊持具本体7の側板9,9にピン
13により下方向に揺動可能に取付けられている。
【0013】一対の挾持片11,11を枢支するピン1
3,13の間にはナット部材14が嵌合され、このナッ
ト部材14の六角形状の周面のうちの直径線上相対応す
る2辺が前記挾持片11,11の部片11a,11aの
内側面に正対し、直径線上相対応する2つの稜線部分が
前記ピン13,13の側面に正対しておかれ、これによ
りナット部材14は吊持具本体7内に回転不能でかつ脱
出不能に包蔵されている。なおこの場合、ナット部材1
4の相対応する2辺がピン13,13に正対するように
してもよい。
3,13の間にはナット部材14が嵌合され、このナッ
ト部材14の六角形状の周面のうちの直径線上相対応す
る2辺が前記挾持片11,11の部片11a,11aの
内側面に正対し、直径線上相対応する2つの稜線部分が
前記ピン13,13の側面に正対しておかれ、これによ
りナット部材14は吊持具本体7内に回転不能でかつ脱
出不能に包蔵されている。なおこの場合、ナット部材1
4の相対応する2辺がピン13,13に正対するように
してもよい。
【0014】このナット部材14のネジ穴14aの下部
は吊持具本体7の下面の下縁10,10間に臨んでおか
れるよう、前記挾持片11,11の基部12,12の互
いに対向する端部に切欠15,15が形成されている。
は吊持具本体7の下面の下縁10,10間に臨んでおか
れるよう、前記挾持片11,11の基部12,12の互
いに対向する端部に切欠15,15が形成されている。
【0015】前記吊持具本体7の下縁10,10上に
は、線バネまたは板バネからなるバネ部材16が支持さ
れ、このバネ部材16の両端部が挾持片11,11の下
面に係合されていて挾持片11,11の先端11b,1
1bが常時は閉じる方向に付勢されている。なおバネ部
材16が板バネで構成される場合には、その中央位置に
ロッド17を挿通するための穴があけられる。
は、線バネまたは板バネからなるバネ部材16が支持さ
れ、このバネ部材16の両端部が挾持片11,11の下
面に係合されていて挾持片11,11の先端11b,1
1bが常時は閉じる方向に付勢されている。なおバネ部
材16が板バネで構成される場合には、その中央位置に
ロッド17を挿通するための穴があけられる。
【0016】図6〜図9はバネ部材16の変形例を示す
もので、図9に示すように挟持片11,11の部片11
a,11a間に納まる幅を有し、ピン13,13間の内
のり寸法に相当する長さを有する板バネ18の両端にバ
ネ片19,19が立ち上げられ、このバネ片19,19
の上端19a,19aは外方へ屈曲されていて吊持具本
体7の天板8の端部下面に当っており、板バネ18には
ロッド17を通す穴18aがあけられている。
もので、図9に示すように挟持片11,11の部片11
a,11a間に納まる幅を有し、ピン13,13間の内
のり寸法に相当する長さを有する板バネ18の両端にバ
ネ片19,19が立ち上げられ、このバネ片19,19
の上端19a,19aは外方へ屈曲されていて吊持具本
体7の天板8の端部下面に当っており、板バネ18には
ロッド17を通す穴18aがあけられている。
【0017】上記板バネ18が左右一対の挟持片11,
11の基部12,12に跨っておかれ、その上にナット
部材14がおかれて組込まれ、挟持片11,11の間隔
を開けたとき各バネ片19,19の上端19a,19a
が吊持具本体7の天板8の下面で相対的に押され、これ
により挟持片11,11が閉じる方向に付勢されるよう
になっている。なお図6〜図9において前述の図1〜図
5と共通する部材にはこれと同一符号を付すに留め、説
明は省略する。
11の基部12,12に跨っておかれ、その上にナット
部材14がおかれて組込まれ、挟持片11,11の間隔
を開けたとき各バネ片19,19の上端19a,19a
が吊持具本体7の天板8の下面で相対的に押され、これ
により挟持片11,11が閉じる方向に付勢されるよう
になっている。なお図6〜図9において前述の図1〜図
5と共通する部材にはこれと同一符号を付すに留め、説
明は省略する。
【0018】図10(A),(B)は、図1におけるバ
ネ部材16の変形例を示すもので、線バネに代え板バネ
とした場合であり、この板バネ16’,16”は吊持具
本体7の下縁10,10と挟持片11,11の基部1
2,12との間に挟むようにして組込まれるが、輸送中
に振動等によって抜け落ちることを防ぐため吊持具本体
7の下縁10,10の端部に係合する突部20,20を
形成したものである。なお符号21はロッド17を通す
穴である。
ネ部材16の変形例を示すもので、線バネに代え板バネ
とした場合であり、この板バネ16’,16”は吊持具
本体7の下縁10,10と挟持片11,11の基部1
2,12との間に挟むようにして組込まれるが、輸送中
に振動等によって抜け落ちることを防ぐため吊持具本体
7の下縁10,10の端部に係合する突部20,20を
形成したものである。なお符号21はロッド17を通す
穴である。
【0019】これにより突部20,20間に吊持具本体
7の下縁10,10が位置するので板バネ16’,1
6”が抜け落ちることがない。
7の下縁10,10が位置するので板バネ16’,1
6”が抜け落ちることがない。
【0020】ロッド17は必要な長さを有し、少くとも
上端から所要の長さにわたり前記ナット部材14のネジ
穴14aに螺合し得るネジ部17aが形成され、下方部
に目的に応じた取付部材が取付けられるものである。
上端から所要の長さにわたり前記ナット部材14のネジ
穴14aに螺合し得るネジ部17aが形成され、下方部
に目的に応じた取付部材が取付けられるものである。
【0021】次に上記実施例の作用を説明する。吊持具
をデッキプレート1の下面のリブ2に取付けるに際して
は、吊持具本体7に内蔵されているナット部材14のネ
ジ穴14aにその下面側からロッド17の上端のネジ部
17aを若干螺挿しておき、そのロッド17を持ってデ
ッキプレート1の下面のリブ2に向けそのリブ2を挾持
片11,11が挟むように吊持具を押し上げると、左右
の挾持片11,11の先端11b,11bはリブ2にな
らってバネ部材16による付勢に抗して開き(図5
(A))、図5(B)の状態を経てリブ2に嵌った状態
となったときバネ付勢により閉じ、リブ2に仮付けされ
る。この場合、リブ2の斜め下方から嵌め込むようにす
れば、リブ2の下端一側の鋭角な部分から挾持片11,
11が嵌り込むので嵌めやすい。
をデッキプレート1の下面のリブ2に取付けるに際して
は、吊持具本体7に内蔵されているナット部材14のネ
ジ穴14aにその下面側からロッド17の上端のネジ部
17aを若干螺挿しておき、そのロッド17を持ってデ
ッキプレート1の下面のリブ2に向けそのリブ2を挾持
片11,11が挟むように吊持具を押し上げると、左右
の挾持片11,11の先端11b,11bはリブ2にな
らってバネ部材16による付勢に抗して開き(図5
(A))、図5(B)の状態を経てリブ2に嵌った状態
となったときバネ付勢により閉じ、リブ2に仮付けされ
る。この場合、リブ2の斜め下方から嵌め込むようにす
れば、リブ2の下端一側の鋭角な部分から挾持片11,
11が嵌り込むので嵌めやすい。
【0022】ついでロッド17を回転させると、ロッド
17の上端がナット部材14を貫通して吊持具本体7の
天板8の下面に当り、さらにロッド17を回すことによ
りナット部材14が呼び込まれて左右の挾持片11,1
1の基部12,12の対向端部がナット部材14により
同時に押され、各挟持片11,11が閉じる方向に強制
回動してその先端11b,11bがリブ2の側面に強圧
固定され、強固に取付けられる(図5(C))。これと
同時にロッド17も固定され、このロッド17の下部に
必要な部材を取付けて天井その他の吊持に使用される。
17の上端がナット部材14を貫通して吊持具本体7の
天板8の下面に当り、さらにロッド17を回すことによ
りナット部材14が呼び込まれて左右の挾持片11,1
1の基部12,12の対向端部がナット部材14により
同時に押され、各挟持片11,11が閉じる方向に強制
回動してその先端11b,11bがリブ2の側面に強圧
固定され、強固に取付けられる(図5(C))。これと
同時にロッド17も固定され、このロッド17の下部に
必要な部材を取付けて天井その他の吊持に使用される。
【0023】なお、図6〜図9に示す実施例の場合も上
記実施例におけると同様にしてリブ2に取付けることが
できる。
記実施例におけると同様にしてリブ2に取付けることが
できる。
【0024】吊持具本体7の天板8の上面にゴム板を貼
着しておけば、ロッド17による締込みの際にがたなし
に取付けることができる。また挾持片11,11の先端
11b,11bの形状は、デッキプレート1のリブ2の
形状に合わせて適宜選択することができる。また上記実
施例によれば、リブ2に取付ける際に仮付けができるよ
うバネ部材16を設けているが、仮付けを要しない場合
はバネ部材16を省略すればよい。さらにデッキプレー
ト1としては種々の形態のものを対象とし得ることはも
ちろんである。さらにバネ部材16の形状や構造に関し
ても任意に変更することができる。
着しておけば、ロッド17による締込みの際にがたなし
に取付けることができる。また挾持片11,11の先端
11b,11bの形状は、デッキプレート1のリブ2の
形状に合わせて適宜選択することができる。また上記実
施例によれば、リブ2に取付ける際に仮付けができるよ
うバネ部材16を設けているが、仮付けを要しない場合
はバネ部材16を省略すればよい。さらにデッキプレー
ト1としては種々の形態のものを対象とし得ることはも
ちろんである。さらにバネ部材16の形状や構造に関し
ても任意に変更することができる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、従
来用いられてきた軸長の大きなナットを使用する必要が
なく、デッキプレートの下方からロッドを持ってデッキ
プレートのリブに当てがい、そのままロッドを回転させ
ることにより吊持具をリブに固着することができるの
で、踏台や足場等を使用する必要がなくなり、安全かつ
高能率に吊持具の取付け作業を行なうことができる。ま
たナット部材は吊持具本体内に包蔵されているので、部
品の分離がなく、一体ものとして取扱うことができ、取
扱いやすく、部品の紛失もない。さらに吊持具本体内に
ナットが内蔵される構成であるためボルト等の突出物が
なく、コンパクトであり、かつ部品価格が低廉となって
低コストで得られ、安価に提供することができるなど、
従来のものに較べ種々優れた効果がある。
来用いられてきた軸長の大きなナットを使用する必要が
なく、デッキプレートの下方からロッドを持ってデッキ
プレートのリブに当てがい、そのままロッドを回転させ
ることにより吊持具をリブに固着することができるの
で、踏台や足場等を使用する必要がなくなり、安全かつ
高能率に吊持具の取付け作業を行なうことができる。ま
たナット部材は吊持具本体内に包蔵されているので、部
品の分離がなく、一体ものとして取扱うことができ、取
扱いやすく、部品の紛失もない。さらに吊持具本体内に
ナットが内蔵される構成であるためボルト等の突出物が
なく、コンパクトであり、かつ部品価格が低廉となって
低コストで得られ、安価に提供することができるなど、
従来のものに較べ種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるデッキプレート用吊持具の一実施
例を示す斜視図。
例を示す斜視図。
【図2】同、正面図
【図3】同、平面図
【図4】同、側面図
【図5】(A)〜(C)は取付け過程を示す説明図
【図6】本考案によるデッキプレート用吊持具の変形例
を示す正面図。
を示す正面図。
【図7】同、平面図。
【図8】同、側面図。
【図9】図6に用いられるバネ部材の斜視図
【図10】(A),(B)は図1におけるバネ部材の変
形例を示す斜視図。
形例を示す斜視図。
【図11】従来のデッキプレート用吊持具を示す正面図
1 デッキプレート 2 リブ 3,11 挾持片 6,17 ロッド 7 吊持具本体 8 天板 9 側板 10 下縁 12 基部 13 ピン 14 ナット部材 16 バネ部材
Claims (2)
- 【請求項1】天板、左右側板、および下縁とで断面略C
形状に形成された吊持具本体と、この吊持具本体の左右
側板の各端部に枢支されデッキプレートの下面に垂下す
るリブに係合し得る一対の挾持片と、前記側板間にあっ
て前記吊持具本体内に位置する挾持片の基部間に跨がる
ようにおかれネジ穴が前記基部間から下面に露出するよ
う吊持具本体に回転不能に内蔵されたナット部材とを有
してなり、ロッドの上端のネジ部を前記ナット部材に螺
挿することによりナット部材を呼び込んで挾持片の基部
を押下げ、挾持片の先端が閉じられるようにしたことを
特徴とするデッキプレート用吊持具。 - 【請求項2】天板、左右側板、および下縁とで断面略C
形状に形成された吊持具本体と、この吊持具本体の左右
側板の各端部に枢支されデッキプレートの下面に垂下す
るリブに係合し得る一対の挾持片と、前記側板間にあっ
て前記吊持具本体内に位置する挾持片の基部間に跨がる
ようにおかれネジ穴が前記基部間から下面に露出するよ
う吊持具本体に回転不能に内蔵されたナット部材と、前
記吊持具本体に支持され前記挾持片の先端が閉じる方向
に付属するバネ部材とを有してなり、ロッドの上端のネ
ジ部を前記ナット部材に螺挿することによりナット部材
を呼び込んで挾持片の基部を押下げ、挾持片の先端が閉
じられるようにしたことを特徴とするデッキプレート用
吊持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4961393U JPH083547Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-09-13 | デッキプレート用吊持具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP752393 | 1993-02-26 | ||
JP5-7523 | 1993-02-26 | ||
JP4961393U JPH083547Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-09-13 | デッキプレート用吊持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071122U JPH071122U (ja) | 1995-01-10 |
JPH083547Y2 true JPH083547Y2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=26341830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4961393U Expired - Lifetime JPH083547Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-09-13 | デッキプレート用吊持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083547Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5308313B2 (ja) * | 2009-11-16 | 2013-10-09 | 未来工業株式会社 | 配設体支持具及び配設体支持具の設置構造 |
JP7051627B2 (ja) * | 2018-07-19 | 2022-04-11 | 未来工業株式会社 | ボルト支持具 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP4961393U patent/JPH083547Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH071122U (ja) | 1995-01-10 |
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