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JPH08333550A - 粘着シート - Google Patents

粘着シート

Info

Publication number
JPH08333550A
JPH08333550A JP14205895A JP14205895A JPH08333550A JP H08333550 A JPH08333550 A JP H08333550A JP 14205895 A JP14205895 A JP 14205895A JP 14205895 A JP14205895 A JP 14205895A JP H08333550 A JPH08333550 A JP H08333550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
sensitive adhesive
acid
parts
meth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14205895A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kunihiro
明 國弘
Kenji Suzuki
賢治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Oji Paper Co Ltd filed Critical New Oji Paper Co Ltd
Priority to JP14205895A priority Critical patent/JPH08333550A/ja
Publication of JPH08333550A publication Critical patent/JPH08333550A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】表面基材にフィルムを用いた粘着シートに関
し、パルプを再生する際に粘着剤及びフィルムが悪影響
を及ぼすことなく容易に離解することのできる、リサイ
クル工程に混入しても構わない粘着シートを提供する。 【構成】表面基材が、アルカリ水溶液に対して離解性を
有し、乳酸系ポリマーから成るフィルムであり、粘着剤
層を構成する粘着剤が下記の組成からなるカルボン酸変
性ロジン含有アクリル酸エステル共重合体をアルカリ性
物質で中和した共重合体であり、水またはアルカリ水溶
液に対して再離解性を有する粘着剤であることを特徴と
する粘着シート。 (a)カルボン酸変性ロジンエステルモノマー ・・5〜40重量% (b)(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレートモノマー ・・5〜40重量% (c)(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエステルモノマー ・・30〜60重量% (d)エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー ・・5〜20重量% (e)上記a,b,cおよびdと共重合可能なモノマー ・・5〜20重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面基材にフィルムを
用いた粘着シートに関するものであり、詳しくは、パル
プを再生する際に粘着剤及びフィルムが悪影響を及ぼす
ことなく容易に離解することのできる、リサイクル工程
に混入しても構わない粘着シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘着シートは、商業用、事務用、家庭用
など非常に広範囲にわたってラベル、シール、ステッカ
ー、ワッペン等に加工して使用されている。粘着シート
の一般的な構成は、表面基材と剥離シートとの間に粘着
剤層を形成したものであり、表面基材には紙、フィル
ム、金属フォイル等が用いられ、剥離シートとしてはグ
ラシン紙のような高密度原紙、クレーコート紙、ポリエ
チレンラミネート原紙等にシリコーン化合物や弗素化合
物の如き剥離剤を塗被したものが用いられる。また、粘
着剤としては、ゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系
等のエマルジョン、溶剤又は無溶剤型の各種粘着剤が使
用される。かかる粘着シートは、商品等に貼付けされた
後は被着体に貼りついたまま永続的に利用される永久接
着タイプのものと、商品等の関係から表示の目的を達成
した後は剥離され破棄される再剥離タイプのものとあ
る。
【0003】一方、古紙のリサイクルに関しては、現在
わが国ではパルプ製造のための原料として、再生用損紙
を含む古紙の使用量は、紙、板紙生産原料の50%を超
えており、既に主原料の位置を占めるまでになってい
る。再生パルプ化可能な古紙は、新聞、ダンボール、雑
誌、模造、色上(アートを含む)、上白、カード、特
白、中白、白マニラ、切符、中更反古、茶模造紙(洋段
を含む)、台紙、地券、ボール、感熱記録紙、感圧複写
紙、OCR用紙などである。これら古紙からの再生パル
プ化法は、一般的には古紙を離解してパルプ懸濁液を得
る離解工程、パルプ懸濁液中の異物を分離する粗選、精
選工程、印刷インクを分離する脱墨工程、色を白くする
漂白工程を経て再生パルプ化が行われる。
【0004】しかし、ワックス加工した紙や、ポリエチ
レンラミネートを施した紙、粘着シートなどは、パルプ
繊維から水に不溶なワックス、ポリエチレン、粘着剤な
どを分離することができず再生パルプ化が困難な古紙と
されている。特に粘着シートの場合は、水に不溶な粘着
剤が5〜50%も含まれており、更にこの粘着剤は粘着
力が強いために、パルプ繊維からの分離が不可能とされ
ている。
【0005】再生パルプ中に粘着剤が含まれたままで、
該再生パルプを使用して抄紙すると、抄紙工程で粘着剤
がワイヤーの目を塞いだり、プレスロールや毛布を汚し
たりし、紙切れ等を起こす原因となり、抄紙効率を著し
く低下させるという問題が生じたり、紙面上に斑点を形
成してしまうなど、紙層形成または品質面で悪影響を及
ぼすという問題がある。
【0006】取り分け、表面基材にポリエチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト等のプラスチックフィルムを用いた粘着シートは、離
解されない、或いは殆ど離解されず、除去が困難である
とともに再生パルプ化工程に悪影響を及ぼしている。現
状ではフィルムを表面基材にした粘着シートを含む古紙
は、例えば、回収された雑誌の中よりいちいち手作業で
粘着シートだけを分離し、産業廃棄物として処理してい
るのが実状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、一般古紙に混入されていても容易に離解さ
れ、再生パルプ化に悪影響を及ぼすことがない、表面基
材にフィルムを用いた粘着シートを提供するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、剥離シート、
粘着剤層、表面基材を積層してなる粘着シートにおい
て、表面基材が、アルカリ水溶液に対して離解性を有
し、乳酸系ポリマーから成るフィルムであり、粘着剤層
を構成する粘着剤が下記の組成からなるカルボン酸変性
ロジン含有アクリル酸エステル共重合体をアルカリ性物
質で中和した共重合体であり、水またはアルカリ水溶液
に対して再離解性を有する粘着剤であることを特徴とす
る粘着シートである。 (a)カルボン酸変性ロジンエステルモノマー ・・5〜40重量% (b)(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレートモノマー ・・5〜40重量% (c)(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエステルモノマー ・・30〜60重量% (d)エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー ・・5〜20重量% (e)上記a,b,cおよびdと共重合可能なモノマー ・・5〜20重量%
【0009】
【作用】本発明は、表面基材として乳酸系ポリマーから
なるフィルムを用いるものである。本発明の課題を解決
するために、ポリヒドロキシ酪酸やヒドロキシ酪酸とヒ
ドロキシ吉草酸の共重合体、ポリ(3−ヒドロキシアル
カノエート)等のヒドロキシカルボン酸のポリマー、ポ
リブチレンサクシネートやポリエチレンサクシネートあ
るいはそれらとコハク酸との縮合体といった、アルカリ
水溶液に対して離解性を有するフィルムも考えられる
が、これらはフィルムが不透明であり、また弾力性があ
り粘着加工時にしわが発生する恐れがあり、粘着シート
としての品質が不十分である。
【0010】乳酸系ポリマーの具体例としては、ポリ乳
酸、乳酸またはラクチドとグリコール酸、ヒドロキシ酪
酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシペンタン酸、ヒドロ
キシカプロン酸、ヒドロキシヘプタン酸等のヒドロキシ
カルボン酸との共重合体などを挙げることができる。ポ
リ乳酸の構成単位は、L−乳酸からのみなるポリ(L−
乳酸)、D−乳酸からのみなるポリ(D−乳酸)、およ
びその両方が色々な割合で連なるポリ(DL−乳酸)の
いずれも使用できる。
【0011】好ましく用いられる乳酸系ポリマーは、原
料モノマーを脱水縮合するか、或いは乳酸の環状二量体
であるラクチド、およびグリコリド、カプロラクトン、
プロピオラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトンな
どの環状エステル類を開環重合することにより得ること
ができる。なお,ポリマーの分子量は、重量平均分子量
で5万〜100万程度であることが好ましい。因みに、
分子量が5万に満たない場合、物理強度や耐熱寸法安定
性が悪くなる傾向にあり、粘着加工に適さない。また、
分子量が100万を越えるとフィルムが鋼直になりす
ぎ、やはり粘着加工に適さない。
【0012】かかる表面基材は、粘着シートの分野で行
われている各種加工が施してもよく、例えば、顔料塗被
層を設けて印刷適正を改良したり、感熱発色層やインク
受容層等を設けて各種記録体としての機能を付与した
り、或いは隠蔽層などを設けてもよく、更には着色や印
刷を施しても構わない。
【0013】本発明の粘着シートにおいて使用される粘
着剤は、 (a)カルボン酸変性ロジンエステルモノマー ・・5〜40重量% (b)(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレートモノマー ・・5〜40重量% (c)(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエステルモノマー ・・30〜60重量% (d)エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー ・・5〜20重量% (e)上記a,b,cおよびdと共重合可能なモノマー ・・5〜20重量% の組成からなるカルボン酸変性ロジン含有アクリル酸エ
ステル共重合体を、アルカリで中和した共重合体であ
る。
【0014】かかる(a)カルボン酸変性ロジンエステ
ルモノマーとしては、下記一般式1に表される化合物が
例示できる。
【0015】
【化1】
【0016】〔式中、Rはメチル基または水素原子、m
は1〜8の整数を示す。〕
【0017】なお、カルボン酸変性ロジンエステルモノ
マーは、5〜40重量%の範囲で共重合させる必要があ
る。因みに、5重量%未満では、水再離解性が不十分と
なる。一方、40重量%を越えると、粘着剤の凝集力が
乏しくなり、粘着シートの機能が低下する。
【0018】また、(b)(ポリ)エチレングリコール
(メタ)アクリレートモノマーとしては、下記一般式2
に表される化合物が例示できる。
【0019】
【化2】
【0020】〔式中、R1 はメチル基または水素原子、
2 はメチル基、フェニル基、アクリロイル基またはメ
タクロリル基、nは1〜10の整数を示す。〕
【0021】なお、(ポリ)エチレングリコール(メ
タ)アクリレートモノマーは、5〜40重量%の範囲で
共重合させる必要がある。因みに5重量%未満では、ア
ルカリ水溶液に対する離解性が不十分となる。一方、4
0重量%を超えると、粘着剤の凝集力が低下して、粘着
シートの機能が低下する。
【0022】また、(c)(メタ)アクリル酸のC4
18アルキルエステルモノマーの具体例としては、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、
(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸−2
−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ステアリル等が
挙げられる。そして、このモノマーの共重合体部分に占
める割合は、30〜60重量%の範囲で共重合される。
因みに、30重量%未満では、粘着剤の粘着力が乏しく
なり、60重量%を越えると、水再離解性が不十分とな
る。
【0023】また、(d)エチレン性不飽和カルボン酸
含有モノマーの具体例としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、モノアルキ
ルマレイン酸、モノアルキルイタコン酸、モノアルキル
フマル酸等が挙げられる。そして、このモノマーの共重
合体部分に占める割合は、5〜20重量%の範囲で共重
合される。因みに、5重量%未満では、粘着剤の凝集力
が乏しくなり、20重量%を越えると、粘着剤の粘着力
が不十分となる。
【0024】更に、(e)上記(a),(b),(c)
および(d)と共重合可能な他のモノマーの具体例とし
ては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリ
ル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸メトキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アク
リル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエ
チルアミノエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、スチレン、ジビニルベンゼン、エチレン、(メ
タ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−
ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N’−メ
チレンビス(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。そ
して、共重合体に占めるこれらの共重合可能なモノマー
の割合は、5〜20重量%の範囲で調節される。
【0025】なお、これらの共重合可能な他のモノマー
(e)の中でも特に、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリ
ル酸グリシジル、ジビニルベンゼン、(メタ)アクリロ
ニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)
アクリルアミド等は架橋性、ガラス転移温度、接着性能
等の面から好ましい。
【0026】ここで、本発明の粘着剤に対する上記各モ
ノマーの役割について簡単に説明すると、粘着剤の水再
分散性を付与する成分として、(a)カルボン酸変性ロ
ジンエステルモノマーと(b)(ポリ)エチレングリコ
ール(メタ)アクリレートモノマーが共に重要であり、
次に粘着剤の粘着性を付与する成分としては、(c)
(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエステルモノ
マーが重要であり、更に粘着剤の凝集力を付与する成分
としては、(d)エチレン性不飽和カルボン酸含有モノ
マーが重要である。
【0027】従って、本発明の如く水に対して再離解性
が優れ、且つ良好な接着性能を有する粘着剤を得るため
には、上記の(a)カルボン酸変性ロジンエステルモノ
マー、(b)(ポリ)エチレングリコール(メタ)アク
リレートモノマー、(c)(メタ)アクリル酸のC4
18アルキルエステルモノマー、(d)エチレン性不飽
和カルボン酸含有モノマー、及び、(e)それらと共重
合可能な他のモノマーの配合のバランスが極めて重要で
ある。
【0028】なお、上記の共重合体の製造方法について
は、特に限定されるものではなく、例えば、水、溶剤、
連鎖移動剤、重合開始剤等の存在下で溶液重合する方法
や、乳化剤、連鎖移動剤、重合開始剤、分散剤等の存在
下の水系でエマルジョン重合する方法などの公知の方法
で製造される。
【0029】重合時のモノマー濃度は、通常30〜70
重量%、好ましくは40〜60重量%程度が適当であ
る。また重合の際に使用される重合開始剤としては、例
えば過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸
塩、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のア
ゾ系化合物、過酸化水素、ベンゾイルパーオキサイド、
ラウリルパーオキサイド等の過酸化物、過硫酸アンモニ
ウムと亜硫酸ソーダ、酸性亜硫酸ソーダ等との組合せか
らなる、いわゆるレドックス系の重合開始剤等が挙げら
れる。重合開始剤の使用量は、通常重合に共するモノマ
ー全量に対して、0.2〜2重量部、より好ましくは、
0.3〜1重量部の範囲で調節される。
【0030】更に、共重合に際して添加する連鎖移動剤
としては、オクチルメルカプタン、ノニルメルカプタ
ン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等のア
ルキルメルカプタン類、チオグリコール酸オクチル、チ
オグリコール酸ノニル、チオグリコール酸−2−エチル
ヘキシル、β−メルカプトプロピオン酸−2−エチルヘ
キシル等のチオグリコール酸エステル類、2,4−ジフ
ェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル−4−
イソプロピリデン−1−シクロヘキセン等を挙げること
ができる。特に、チオグリコール酸エステル類、2,4
−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン、1−メチル
−4−イソプロピリデン−1−シクロヘキセンを使用し
た場合には、得られる共重合体が低臭気となり好まし
い。なお、連鎖移動剤の使用量は、重合させる全モノマ
ーの0.001〜3重量部程度の範囲で調節される。
【0031】なお、重合反応は、通常60〜100℃の
温度条件下で、2〜8時間かけて行われる。さらに、濡
れ剤、レベリング剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤等を適宣
添加することができる。
【0032】上記の方法で得られた共重合体は、その共
重合体中のカルボキシル基を、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、アンモニア、各種の第1級、第2
級、第3級アミン等の適当なアルカリ性物質で中和する
ことにより水溶性を付与し、従って得られた共重合体皮
膜の水再分散性が出現するものである。
【0033】上記の共重合体のガラス転移温度は、−6
0〜−30℃の範囲のものであり、目的に応じて適宣選
択される。因みに、共重合体のガラス転移温度が−60
℃未満になると、得られる皮膜の凝集力が不十分とな
り、逆に−30℃を越えると、得られる共重合体の皮膜
が硬くなりすぎて、実用性に乏しくなる傾向がある。
【0034】本発明は、このような共重合体を粘着剤と
して用い、表面基材に特定のフィルムを採用することに
より、古紙のリサイクル工程に混入しても構わない表面
基材にフィルムを用いた粘着シートが得られるものであ
る。
【0035】発明において使用される剥離シートの基材
としては、グラシン紙の如き高密度原紙,クレーコート
紙,クラフト紙,または上質紙等に、例えばカゼイン,
デキストリン,澱粉,カルボキシメチルセルロース,メ
チルセルロース,エチルセルロース,ヒドロキシエチル
セルロース,ポリビニルアルコール,スチレン−ブタジ
エン共重合体,メチルメタクリレート−ブタジエン共重
合体,エチレン−塩化ビニル共重合体,エチレン−酢酸
ビニル共重合体,アクリル酸エステル共重合体などの、
天然または合成樹脂と顔料とを主成分とした目止め層を
設けたシート、クラフト紙または上質紙等にポリエチレ
ン等をラミネートしたポリラミ紙、ポリプロピレンなど
のフィルム等の剥離基材を用いることができる。またク
ラフト紙または上質紙等に、ポリ乳酸、乳酸またはラク
チドとグリコール酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草
酸、ヒドロキシペンタン酸、ヒドロキシカプロン酸、ヒ
ドロキシヘプタン酸等のヒドロキシカルボン酸との共重
合体等の乳酸系ポリマーをラミネートしたものや、これ
らの乳酸系ポリマーフィルム自体を用いても良い。そし
てこれら剥離基材に、水分散型、溶剤型あるいは無溶剤
型のシリコーン樹脂やフッ素樹脂等を乾燥重量で0.0
5〜3g/m2 程度塗被後、熱硬化、電離放射線硬化等
によって剥離層を形成したものが使用される。
【0036】特に、剥離シートも含んだ粘着シートの構
成で、リサイクル工程へ混入することを考慮すると、上
記剥離基材の中で、クレーコート紙、クラフト紙、また
は上質紙等に、天然または合成樹脂と顔料とを主成分と
した目止め層を乾燥重量で0.1〜10g/m2 程度設
けた剥離基材、またはポリビニルアルコール、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース等の水溶性高分
子より成形した水溶性フィルム、或いはポリ乳酸、乳酸
またはラクチドとグリコール酸、ヒドロキシ酪酸、ヒド
ロキシ吉草酸、ヒドロキシペンタン酸、ヒドロキシカプ
ロン酸、ヒドロキシヘプタン酸等のヒドロキシカルボン
酸との共重合体より成形したアルカリ水溶液で加水分解
される乳酸系ポリマーフィルム、クラフト紙または上質
紙等に上記乳酸系ポリマーをラミネートしたものからな
る剥離基材が望ましい。
【0037】粘着シートを構成する方法については格別
の限定は無く、常法に従って剥離シートの剥離剤層面上
に粘着剤を塗被、乾燥することにより粘着剤層を形成
し、表面基材を貼り合わせて仕上げられる。この場合、
粘着剤は分子量の調節、水による希釈、或いは増粘等の
手段によって、通常10〜8,000センチポイズ程度
の粘度に調節して剥離シートに塗被されるが、この場合
の塗被装置としては、例えばリバースロールコーター、
ナイフコーター、エアーナイフコーター、バーコータ
ー、スロットダイコーター、リップコーター、リバース
グラビアコーター等が使用され、粘着剤の塗被量は、5
〜50g/m2 程度の範囲で調節される。因みに、5g
/m2 未満では、得られる粘着シートの接着性能が不十
分となり、一方50g/m2 を越えると粘着シートの貼
り合わせ時に粘着剤がはみ出したり、剥離の際に凝集破
壊の原因となる恐れがある。
【0038】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はこれらに限定されるものでは
ない。また例中の部、割合、塗被量等は特に断わらない
かぎり、全て固形分重量で示すものである。
【0039】実施例1 (カルボン酸変性ロジンエステルの合成)撹拌機、排気
管、滴下ロート、窒素吸入管、温度計を付帯したフラス
コにメタクリル酸を70gとエピクロルヒドリン90g
を仕込み、窒素ガス下で100℃に昇温して2時間保っ
た。次いで十分に溶解させたアビエチン酸ロジンを、3
00g添加し、230℃で2時間保った。次いで無水グ
ルタン酸125gを添加し、230℃で2時間保ち下記
〔化3〕に示すカルボン酸変性ロジンエステルを合成し
た。
【0040】
【化3】
【0041】(粘着剤の製造)まず乳化モノマー混合液
として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:6
0部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:60部 アクリル酸ブチル:100部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:100部 アクリル酸:40部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:40部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。
【0042】次ぎに撹拌機、クーラー、滴下ロート、窒
素吸入管、温度計を付帯したフラスコに、イオン交換水
150部、過酸化カリウム3部、オクチルメルカプタン
3部を仕込み、窒素置換しながら80℃に昇温した後、
上記乳化モノマー混合液を1/6滴下した。反応率が9
0%に達した時点で残りのモノマー混合液を3時間かけ
て滴下し重合を行った。滴下終了後、80℃で3時間熟
成して反応を完結させた。次にフラスコ内容物を40℃
に冷却し、アンモニア水を添加して中和反応を行い、反
応終了後に強撹拌して本発明に使用する粘着剤を製造し
た。
【0043】(粘着シートの作成)市販のクレーコート
剥離紙に上記粘着剤を乾燥重量で22g/m2 となるよ
うに塗被、乾燥させた後、この粘着剤層面と市販のポリ
乳酸フィルム(商品名:ラクティー,島津製作所製)裏
面とを貼り合わせて粘着シートを作成した。
【0044】実施例2 (カルボン酸変性ロジンエステルの合成)メタクリル酸
のかわりにアクリル酸を60g、無水グルタン酸のかわ
りに無水アジピン酸を140gとした以外は、実施例1
と同様にして下記〔化4〕に示すカルボン酸変性ロジン
エステルを合成した。
【0045】
【化4】
【0046】(粘着剤の製造)まず乳化モノマー混合液
として、 〔化4〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:6
0部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:60部 アクリル酸ブチル:100部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:100部 アクリル酸:40部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:40部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。次いで、実施例1と同様にして
粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0047】実施例3 (粘着剤の製造)まず乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:2
8部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:152
部 アクリル酸ブチル:40部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:100部 アクリル酸:60部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:20部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。次いで、実施例1と同様にして
粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0048】実施例4 剥離シートとして、下記に示す基材を用いた以外は実施
例1と同様にして粘着シートを作成した。 (剥離シートの作成)塗被液として、カオリン(商品
名:UW−90,EMC社製):15部、リン酸エステ
ル化澱粉(商品名:ニールガムA−55C,アベベ社
製):5部、ポリビニルアルコール(商品名:クラレP
VA−103,クラレ社製):80部、分散剤(商品
名:アロンA−9,東亞合成化学工業社製):0.1部
から成る組成物を、固形分濃度が40%となるように混
合調製して市販の米坪64g/m2 の上質紙の上に乾燥
重量が5g/m2 となるように塗被、乾燥して目止め層
を設けた。次いで、スーパーキャレンダーにて平滑仕上
げを行い、剥離基材を得た。
【0049】次に、かくして得られた剥離基材の目止め
層上に溶剤型のシリコーン剥離剤(商品名:LTC−3
00B,東レ・ダウコーニング社製):100部、触媒
(商品名SRX−212,東レ・ダウコーニング社
製):0.8部を乾燥重量が1.0g/m2 となるよう
に塗被、熱硬化して剥離シートを得た。
【0050】実施例5 剥離シートの基材として、市販の米坪72g/m2 のク
ラフト紙の上に厚みが20μmとなるようにポリ乳酸
(商品名:ラクティー,島津製作所製)をラミネートし
た基材を用いた以外は実施例4と同様にして粘着シート
を作成した。
【0051】実施例6 表面基材、剥離基材ともに、市販のポリ乳酸フィルム
(商品名:ラクティー,島津製作所社製)を用いた以外
は実施例4と同様にして粘着シートを作成した。
【0052】実施例7 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:1
50部 フェノキシジエチレングリコールアクリレート:20部 アクリル酸ブチル:60部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:100部 アクリル酸:50部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:20部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。次いで、実施例1と同様にして
粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0053】実施例8 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:6
0部 フェノキシジエチレングリコールアクリレート:70部 アクリル酸ブチル:60部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:100部 アクリル酸:80部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:30部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。次いで、実施例1と同様にして
粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0054】実施例9 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:8
0部 フェノキシジエチレングリコールアクリレート:20部 アクリル酸ブチル:100部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:140部 アクリル酸:20部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:40部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。次いで、実施例1と同様にして
粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0055】実施例10 (表面基材の作成)D,L−ラクチド100gおよびオ
クタン酸第1スズ0.01重量%とラウリルアルコール
0.03重量%をガラス製重合管へ入れ、真空で1時間
脱気した後封管した。この混合物封入管を200℃、4
時間加熱し開環重合させ、反応生成物としてポリ(D,
L−乳酸)を得た。得られた樹脂の平均分子量は3万で
あった。得られた樹脂を二軸スクリュウー押出機を用い
てペレット化した後、一軸押出機を用いて溶融押出し、
厚さ50〜60μmのフィルムを得た。 (粘着シートの作成)前記表面基材を使用した以外は、
実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0056】比較例1 表面基材として、市販のポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(東洋紡績株式会社製)を用いた以外は実施例1
と同様にして粘着シートを作成した。
【0057】比較例2 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:1
0部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:60部 アクリル酸ブチル:60部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:200部 アクリル酸:20部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:30部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。次いで、実施例1と同様にして
粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0058】比較例3 (粘着剤の製造)乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:1
80部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:10部 アクリル酸ブチル:50部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:60部 アクリル酸:10部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:90部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。次いで、実施例1と同様にして
粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0059】比較例4 (粘着剤の製造) 乳化モノマー混合液として、 〔化3〕に示されるカルボン酸変性ロジンエステル:1
0部 メトキシジエチレングリコールメタクリレート:180
部 アクリル酸ブチル:30部 アクリル酸−2−エチルヘキシル:30部 アクリル酸:140部 メタアクリル酸ジメチルアミノエチル:10部 アニオン系乳化剤(商品名:エマールNC−35,花王
社製):6部 イオン交換水:150部 を混合して、調製した。次いで、実施例1と同様にして
粘着剤を製造した。 (粘着シートの作成)前記粘着剤を使用した以外は、実
施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0060】比較例5 粘着剤として、水およびアルカリ水溶液に不溶なアクリ
ル系粘着剤(商品名:ニカゾールL−145,日本カー
バイド工業株式会社製)を乾燥重量で22g/m2 とな
るように塗被、乾燥した以外は、実施例1と同様にして
粘着シートを作成した。
【0061】比較例6 表面基材として市販の水溶性フィルム(商品名:フレキ
シーヌ,第一工業製薬株式会社製)を用いた以外は実施
例1と同様にして粘着シートを作成した。
【0062】上記のようにして得られた粘着シートにつ
いて、下記の評価試験を行い、得られた結果を表1にま
とめて示した。
【0063】(評価試験項目) 〔接着力〕JISZ−0237の常態粘着力の測定方法
に準拠し、SUS板およびガラス板に対する接着力を測
定した。(単位:g/25mm)
【0064】〔リサイクル適性評価〕剥離シートも含ん
だ粘着シートの形態で、古紙リサイクル工程への混入を
想定して、粘着シートそのものを評価用試料とした。シ
ートを約20mm角の大きさにカットした試料45gに
対して、水1500mlを加え、さらにNaOH1gを
加えてTAPPI離解機にて150000回転処理した
後、60メッシュのナイロンスクリーンで脱水し、残留
物を再び5000mlの水に分散させ、18%濃度のN
aOH水溶液を1.5g、脱墨剤(商品名:DI−60
0,花王社製)10%濃度溶液を1.8gそれぞれ添加
後、55℃に保ちながら120分撹拌した。
【0065】次に、この分散液をフローテーターにて1
0分間浮上分離処理を行い、その際発生する泡をスクレ
ーパーにて取り除き、もう一度60メッシュのナイロン
スクリーンで脱水後、水1000mlで洗浄し、残量物
を水4500mlに分散させ手抄きシートを作成し、未
離解物の残留状態を目視し下記評価基準にて判定した。 (リサイクル適性評価基準) ◎:未離解物がほとんどない。 ○:未離解物が僅かにあるが、実用上問題ないレベル。 ×:未離解物がかなり目立つ。
【0066】〔粘着加工適正〕剥離シートの剥離剤層側
に粘着剤を塗工し、乾燥機にて乾燥させた後、粘着剤面
の一辺と表面基材の一辺とを貼り合わせ、しっかり固定
し、表面基材を引っ張りながら粘着剤層と表面基材の裏
面とを貼り合わせ、粘着シートを作成し、熱収縮による
表面基材へのシワの発生、あるいは表面基材の弾性又は
伸びによる表面基材へのシワの発生について下記評価基
準にて判定した。 (粘着加工適正評価基準) ○:粘着シート作成後、表面基材へのシワが発生しな
い。 △:粘着シート作成後、表面基材への少しシワが発生す
る。 ×:粘着シート作成後、表面基材へのシワが発生しる。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】表1の如く、本発明の粘着シートは、表
面基材にフィルムを使用しているにもかかわらず、製造
の際にシワを生じることもなく、貼り付け時には必要な
接着力を示し、使用後、或いは未使用のまま古紙再生リ
サイクル工程に混入しても容易に分解或いは分散して工
程外へ除去される粘着シートであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剥離シート、粘着剤層、表面基材を積層し
    てなる粘着シートにおいて、表面基材が、アルカリ水溶
    液に対して離解性を有し、乳酸系ポリマーから成るフィ
    ルムであり、粘着剤層を構成する粘着剤が下記の組成か
    らなるカルボン酸変性ロジン含有アクリル酸エステル共
    重合体をアルカリ性物質で中和した共重合体であり、水
    またはアルカリ水溶液に対して再離解性を有する粘着剤
    であることを特徴とする粘着シート。 (a)カルボン酸変性ロジンエステルモノマー ・・5〜40重量% (b)(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレートモノマー ・・5〜40重量% (c)(メタ)アクリル酸のC4 〜C18アルキルエステルモノマー ・・30〜60重量% (d)エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー ・・5〜20重量% (e)上記a,b,cおよびdと共重合可能なモノマー ・・5〜20重量%
  2. 【請求項2】剥離シートが、水またはアルカリ水溶液に
    対して再離解性を有する基材からなることを特徴とする
    請求項1記載の粘着シート。
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