JPH08337754A - 水性塗料組成物および屋外物品 - Google Patents
水性塗料組成物および屋外物品Info
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- JPH08337754A JPH08337754A JP7143756A JP14375695A JPH08337754A JP H08337754 A JPH08337754 A JP H08337754A JP 7143756 A JP7143756 A JP 7143756A JP 14375695 A JP14375695 A JP 14375695A JP H08337754 A JPH08337754 A JP H08337754A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 防汚染付着性、汚染除去性に優れ、さらに貯
蔵安定性、造膜性、硬化性、耐候性に優れた水性塗料組
成物および該組成物を塗装してえられる物品を提供す
る。 【構成】 式(1): 【化7】 で示される化合物1〜50重量部と水溶性および/また
は水分散性樹脂100重量部と水性媒体とからなり、さ
らに水溶性および/または自己水分散性硬化剤10〜2
00重量部や界面活性剤0.05〜5重量部を混合して
えられる水性塗料組成物。
蔵安定性、造膜性、硬化性、耐候性に優れた水性塗料組
成物および該組成物を塗装してえられる物品を提供す
る。 【構成】 式(1): 【化7】 で示される化合物1〜50重量部と水溶性および/また
は水分散性樹脂100重量部と水性媒体とからなり、さ
らに水溶性および/または自己水分散性硬化剤10〜2
00重量部や界面活性剤0.05〜5重量部を混合して
えられる水性塗料組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性塗料組成物および
屋外物品に関する。
屋外物品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、公害問題、溶剤排出規制などの観
点から、水溶性または水分散性塗料への関心が高まって
いる。また、美観保持、景観重視の観点から、建築外装
や車両外装などの汚れに関する分析および防止方法が種
々検討されており、とくに都市部での雨水により運ばれ
る汚れにたいし、汚れが付着堆積しにくい機能(防汚染
付着性)、付着堆積しても洗浄により容易に除去できる
機能(汚染除去性)に優れた外装材が求められている。
さらに、この汚染除去性向上のためには塗膜の架橋密度
をあげるなどの方法が有効であり、また汚染付着性改良
のためには物品の表面を親水性(対水接触角を低くす
る)にすることが有効であることが知られている。
点から、水溶性または水分散性塗料への関心が高まって
いる。また、美観保持、景観重視の観点から、建築外装
や車両外装などの汚れに関する分析および防止方法が種
々検討されており、とくに都市部での雨水により運ばれ
る汚れにたいし、汚れが付着堆積しにくい機能(防汚染
付着性)、付着堆積しても洗浄により容易に除去できる
機能(汚染除去性)に優れた外装材が求められている。
さらに、この汚染除去性向上のためには塗膜の架橋密度
をあげるなどの方法が有効であり、また汚染付着性改良
のためには物品の表面を親水性(対水接触角を低くす
る)にすることが有効であることが知られている。
【0003】たとえばWO 94/06870号、WO
95/02645号およびWO95/02462号各
公報には、(オルガノ)シリケートおよび/またはその
縮合物を配合してなる水性塗料組成物またはその組成物
による表面処理方法が汚染付着性改良に有効であること
が開示されている。しかしながら硬化剤やシリケートが
水性塗料に配合されるときに、硬化剤およびシリケート
が難分散性である問題や、硬化剤やシリケートと塗料中
の水とが急速に反応を起すために塗料の貯蔵安定性、ポ
ットライフ、造膜性、硬化性、塗装作業性および塗膜の
防汚染付着性、外観、耐候性に問題があった。
95/02645号およびWO95/02462号各
公報には、(オルガノ)シリケートおよび/またはその
縮合物を配合してなる水性塗料組成物またはその組成物
による表面処理方法が汚染付着性改良に有効であること
が開示されている。しかしながら硬化剤やシリケートが
水性塗料に配合されるときに、硬化剤およびシリケート
が難分散性である問題や、硬化剤やシリケートと塗料中
の水とが急速に反応を起すために塗料の貯蔵安定性、ポ
ットライフ、造膜性、硬化性、塗装作業性および塗膜の
防汚染付着性、外観、耐候性に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、防汚
染付着性、汚染除去性に優れ、さらに貯蔵安定性、造膜
性、硬化性、耐候性に優れた水性塗料組成物および該組
成物を塗装してえられる物品を提供することにある。
染付着性、汚染除去性に優れ、さらに貯蔵安定性、造膜
性、硬化性、耐候性に優れた水性塗料組成物および該組
成物を塗装してえられる物品を提供することにある。
【0005】
(A)式(1):
【0006】
【化4】
【0007】(式中、Rは同じかまたは異なりいずれも
一価の有機基および/または水素原子、nは1〜100
の整数を表す)で示される化合物1〜50重量部、
(B)水溶性および/または水分散性樹脂100重量部
ならびに(C)水性媒体からなる水性塗料組成物に関す
る。
一価の有機基および/または水素原子、nは1〜100
の整数を表す)で示される化合物1〜50重量部、
(B)水溶性および/または水分散性樹脂100重量部
ならびに(C)水性媒体からなる水性塗料組成物に関す
る。
【0008】また本発明は、(A)式(1):
【0009】
【化5】
【0010】(式中、Rは同じかまたは異なりいずれも
一価の有機基および/または水素原子、nは1〜100
の整数を表す)で示される化合物1〜50重量部、
(B)水溶性および/または水分散性樹脂100重量
部、(D)水溶性および/または自己水分散性硬化剤1
0〜200重量部ならびに(C)水性媒体からなる水性
塗料組成物に関する。
一価の有機基および/または水素原子、nは1〜100
の整数を表す)で示される化合物1〜50重量部、
(B)水溶性および/または水分散性樹脂100重量
部、(D)水溶性および/または自己水分散性硬化剤1
0〜200重量部ならびに(C)水性媒体からなる水性
塗料組成物に関する。
【0011】また本発明は、(A)式(1):
【0012】
【化6】
【0013】(式中、Rは同じかまたは異なりいずれも
一価の有機基および/または水素原子、nは1〜100
の整数を表す)で示される化合物1〜50重量部、
(B)水溶性および/または水分散性樹脂100重量
部、(D)水溶性および/または自己水分散性硬化剤1
0〜200重量部、(E)界面活性剤0.05〜5重量
部ならびに(C)水性媒体からなる水性塗料組成物に関
する。
一価の有機基および/または水素原子、nは1〜100
の整数を表す)で示される化合物1〜50重量部、
(B)水溶性および/または水分散性樹脂100重量
部、(D)水溶性および/または自己水分散性硬化剤1
0〜200重量部、(E)界面活性剤0.05〜5重量
部ならびに(C)水性媒体からなる水性塗料組成物に関
する。
【0014】さらに本発明は、前記いずれかの水性塗料
組成物を塗装してえられる物品に関する。
組成物を塗装してえられる物品に関する。
【0015】
【作用および実施例】本発明において、防汚染付着性、
汚染除去性に優れるという効果がなぜえられるのかとい
うことについては、明らかではないが、たとえばシリケ
ートが塗膜表面で縮合を起こすことにより、塗膜表面の
架橋密度が上がり、Si−OH基が生じることにより表
面が親水化されるというようなことが考えられ、とくに
前記(A)成分が含フッ素化合物のばあい、該化合物が
表面濃縮性を有しているので表面でのシリケート濃度が
上がり、効率的に表面が高架橋密度、高親水性になると
いうようなことが考えられる。
汚染除去性に優れるという効果がなぜえられるのかとい
うことについては、明らかではないが、たとえばシリケ
ートが塗膜表面で縮合を起こすことにより、塗膜表面の
架橋密度が上がり、Si−OH基が生じることにより表
面が親水化されるというようなことが考えられ、とくに
前記(A)成分が含フッ素化合物のばあい、該化合物が
表面濃縮性を有しているので表面でのシリケート濃度が
上がり、効率的に表面が高架橋密度、高親水性になると
いうようなことが考えられる。
【0016】また、本発明においてはさらに水溶性およ
び/または自己水分散性硬化剤を用いることにより、た
とえば該硬化剤の液滴は、水中においてその親水性基が
外側に多く存在して、硬化反応に係る官能基が内側に多
く存在するような構造を有していることも考えられ、さ
らに前記(A)成分は該硬化剤の液滴の内側に多く存在
することも考えられるので、該硬化剤および(A)成分
が水性塗料組成物中で安定に存在するものと考えられ
る。
び/または自己水分散性硬化剤を用いることにより、た
とえば該硬化剤の液滴は、水中においてその親水性基が
外側に多く存在して、硬化反応に係る官能基が内側に多
く存在するような構造を有していることも考えられ、さ
らに前記(A)成分は該硬化剤の液滴の内側に多く存在
することも考えられるので、該硬化剤および(A)成分
が水性塗料組成物中で安定に存在するものと考えられ
る。
【0017】さらに本発明においては、界面活性剤を用
いることにより、該界面活性剤は水溶性および/または
自己分散性硬化剤と協同して前記(A)成分を水性塗料
組成物中で安定に存在させることができるので、優れた
効果がえられるものと考えられる。
いることにより、該界面活性剤は水溶性および/または
自己分散性硬化剤と協同して前記(A)成分を水性塗料
組成物中で安定に存在させることができるので、優れた
効果がえられるものと考えられる。
【0018】なお、前記(A)成分を界面活性剤を用い
て水性塗料組成物中において、単に分散または可溶化し
たり、(A)成分を酸またはアルカリを用いて加水分解
して水性塗料組成物中に単に分散または可溶化しても、
本発明におけるような効果はえられない。
て水性塗料組成物中において、単に分散または可溶化し
たり、(A)成分を酸またはアルカリを用いて加水分解
して水性塗料組成物中に単に分散または可溶化しても、
本発明におけるような効果はえられない。
【0019】本発明の水性塗料組成物に用いることので
きる各成分についてつぎに説明する。
きる各成分についてつぎに説明する。
【0020】前記(A)成分の式(1)において、Rの
炭素数としては、安定性と加水分解性と縮合性とのバラ
ンスに優れているという点から1〜15であり、2〜1
0であることが好ましい。
炭素数としては、安定性と加水分解性と縮合性とのバラ
ンスに優れているという点から1〜15であり、2〜1
0であることが好ましい。
【0021】また、nとしては、塗料の貯蔵安定性、作
業性や塗装中の飛散のしにくさに優れているという点か
ら1〜100の整数であり、2〜10の整数であること
がさらに好ましい。
業性や塗装中の飛散のしにくさに優れているという点か
ら1〜100の整数であり、2〜10の整数であること
がさらに好ましい。
【0022】また、Rとしては安定性と加水分解性と縮
合性とのバランスに優れているという点からアルキル
基、水素原子の一部もしくは全部がフッ素原子で置換さ
れている1価の有機基が好ましく、そのうちでも水素原
子の一部もしくは全部がフッ素原子で置換されているア
ルキル基が、安定性、表面濃縮性の点からとくに好まし
い。
合性とのバランスに優れているという点からアルキル
基、水素原子の一部もしくは全部がフッ素原子で置換さ
れている1価の有機基が好ましく、そのうちでも水素原
子の一部もしくは全部がフッ素原子で置換されているア
ルキル基が、安定性、表面濃縮性の点からとくに好まし
い。
【0023】このようなRとしては、たとえばH(CH
2)n、(CH3)2CH、H(CH2)nC=O、F(CF
2)n(CH2)m、(CF3)2CH、H(CF2)n(CH
2)m、F(CF2)n(CH2)mC=O、H(CF2)
n(CH2)mC=O、(H(CH2)n)2C=N、((C
H3)2CH)2C=N、H(CH2)nC=ONZ、(F
(CF2)n(CH2)m)2C=N、((CF3)2CH)2
C=N、(H(CF2)n(CH2)m)2C=N、F(C
F2)n(CH2)mC=ONZ、H(CF2)n(CH2)m
C=ONZ(式中、nは1〜10の整数、mは0または
1〜6の整数、Zは炭素数1〜10のアルキル基を表
し、フッ素原子の一部は塩素原子で置換されていてもよ
く、またRは直鎖、分岐鎖のいずれでもよい)などがあ
げられる。
2)n、(CH3)2CH、H(CH2)nC=O、F(CF
2)n(CH2)m、(CF3)2CH、H(CF2)n(CH
2)m、F(CF2)n(CH2)mC=O、H(CF2)
n(CH2)mC=O、(H(CH2)n)2C=N、((C
H3)2CH)2C=N、H(CH2)nC=ONZ、(F
(CF2)n(CH2)m)2C=N、((CF3)2CH)2
C=N、(H(CF2)n(CH2)m)2C=N、F(C
F2)n(CH2)mC=ONZ、H(CF2)n(CH2)m
C=ONZ(式中、nは1〜10の整数、mは0または
1〜6の整数、Zは炭素数1〜10のアルキル基を表
し、フッ素原子の一部は塩素原子で置換されていてもよ
く、またRは直鎖、分岐鎖のいずれでもよい)などがあ
げられる。
【0024】これらのRのうちでも、安定性と加水分解
性と縮合性とのバランス、分散性、入手のしやすさに優
れているという点からH(CH2)n、F(CF2)n(C
H2)mが好ましい。これらの具体例としては、たとえば
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、CF3C
F2CH2、F(CF2)4CH2CH2などがあげられる
が、とくにメチル基、エチル基、プロピル基が好まし
い。
性と縮合性とのバランス、分散性、入手のしやすさに優
れているという点からH(CH2)n、F(CF2)n(C
H2)mが好ましい。これらの具体例としては、たとえば
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、CF3C
F2CH2、F(CF2)4CH2CH2などがあげられる
が、とくにメチル基、エチル基、プロピル基が好まし
い。
【0025】前記式(1)で示される化合物の市販品と
しては、たとえばコルコート(株)製メチルシリケート
39、メチルシリケート51、エチルシリケート28、
エチルシリケート40などがあげられる。Rが水素原子
のばあい、市販品としてはコルコート(株)製 HAS
−1などがあげられる。
しては、たとえばコルコート(株)製メチルシリケート
39、メチルシリケート51、エチルシリケート28、
エチルシリケート40などがあげられる。Rが水素原子
のばあい、市販品としてはコルコート(株)製 HAS
−1などがあげられる。
【0026】前記(B)成分の水溶性および/または水
分散性樹脂としては、たとえばアクリルエマルション、
水溶性アクリル樹脂、アクリルシリコンエマルション、
フッ素樹脂エマルション、水溶性フッ素樹脂、これらの
架橋硬化型タイプなどがあげられる。
分散性樹脂としては、たとえばアクリルエマルション、
水溶性アクリル樹脂、アクリルシリコンエマルション、
フッ素樹脂エマルション、水溶性フッ素樹脂、これらの
架橋硬化型タイプなどがあげられる。
【0027】前記アクリルエマルション、水溶性アクリ
ル樹脂の市販品または試作品としては、たとえば住友バ
イエルウレタン製バイヒドロールTPLS−2940、
TPLS−2052などがあげられる。
ル樹脂の市販品または試作品としては、たとえば住友バ
イエルウレタン製バイヒドロールTPLS−2940、
TPLS−2052などがあげられる。
【0028】前記フッ素樹脂エマルションとしては、た
とえば特開平7−53911号公報記載のフルオロオレ
フィン共重合体などがあげられる。さらに、特願平5−
236493号明細書記載の水分散性フッ化ビニリデン
共重合体水性組成物およびそのフッ化ビニリデン共重合
体水性分散液をシードにして水酸基などの官能基を有す
るモノマーを後重合した水性組成物などがあげられ、よ
り好ましい。
とえば特開平7−53911号公報記載のフルオロオレ
フィン共重合体などがあげられる。さらに、特願平5−
236493号明細書記載の水分散性フッ化ビニリデン
共重合体水性組成物およびそのフッ化ビニリデン共重合
体水性分散液をシードにして水酸基などの官能基を有す
るモノマーを後重合した水性組成物などがあげられ、よ
り好ましい。
【0029】前記水溶性フッ素樹脂としては、たとえば
特開昭62−143915号公報記載の水酸基および/
またはカルボキシル基含有のフルオロエチレン共重合体
などがあげられ、より好ましい。
特開昭62−143915号公報記載の水酸基および/
またはカルボキシル基含有のフルオロエチレン共重合体
などがあげられ、より好ましい。
【0030】前記(D)成分の水溶性および/または自
己水分散性硬化剤としては、たとえば(ブロック)イソ
シアネート類、アミノプラスト類、オキサゾリン類、シ
ロキサン類、アジリジン類、エポキシ類、ヒドラジド
類、カルボジイミド類、ケチミン類などがあげられる。
己水分散性硬化剤としては、たとえば(ブロック)イソ
シアネート類、アミノプラスト類、オキサゾリン類、シ
ロキサン類、アジリジン類、エポキシ類、ヒドラジド
類、カルボジイミド類、ケチミン類などがあげられる。
【0031】前記自己水分散性は、たとえば前記(D)
成分の硬化剤のうち、水不溶性のものに、親水基(ポリ
エチレンオキシド、イオン性基など)を導入することに
より水に分散するようなことを含む。
成分の硬化剤のうち、水不溶性のものに、親水基(ポリ
エチレンオキシド、イオン性基など)を導入することに
より水に分散するようなことを含む。
【0032】前記(ブロック化)イソシアネート類とし
ては、たとえば2,4−トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタン−4,4´−ジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
リジンメチルエステルジイソシアネート、メチルシクロ
ヘキシルジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
n−ペンタン−1,4−ジイソシアネートおよびこれら
の3量体、アダクト体、ビュレット体、これらの重合体
で2個以上のイソシアネート基を有するもの、さらにブ
ロック化されたイソシアネート類などがあげられる。
ては、たとえば2,4−トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタン−4,4´−ジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
リジンメチルエステルジイソシアネート、メチルシクロ
ヘキシルジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
n−ペンタン−1,4−ジイソシアネートおよびこれら
の3量体、アダクト体、ビュレット体、これらの重合体
で2個以上のイソシアネート基を有するもの、さらにブ
ロック化されたイソシアネート類などがあげられる。
【0033】これらのなかでも耐候性、耐黄変性の点か
ら芳香族基を含まないイソシアネートが好ましい。ま
た、これらをポリエチレンオキシドまたはカルボキシル
基で変性して(自己)水溶性または(自己)水分散性に
したものがあげられる。
ら芳香族基を含まないイソシアネートが好ましい。ま
た、これらをポリエチレンオキシドまたはカルボキシル
基で変性して(自己)水溶性または(自己)水分散性に
したものがあげられる。
【0034】前記水溶性または自己水分散性のイソシア
ネートとしては、たとえば特開平5−179191号公
報記載のものがあげられる。さらに、特開平5−221
50号、特開平5−271177号、EP−54866
9号各公報などに記載のポリエチレンオキシドまたはカ
ルボキシル基で変性された2液タイプ(常温架橋硬化)
のイソシアネートがあげられ、好ましい。これらの市販
品または試作品として、たとえば住友バイエルウレタン
(株)製Bayhydur TPLS−2032やSB
U−イソシアネートL801などがあげられる。
ネートとしては、たとえば特開平5−179191号公
報記載のものがあげられる。さらに、特開平5−221
50号、特開平5−271177号、EP−54866
9号各公報などに記載のポリエチレンオキシドまたはカ
ルボキシル基で変性された2液タイプ(常温架橋硬化)
のイソシアネートがあげられ、好ましい。これらの市販
品または試作品として、たとえば住友バイエルウレタン
(株)製Bayhydur TPLS−2032やSB
U−イソシアネートL801などがあげられる。
【0035】前記アミノプラスト類としては特開平5−
179191号公報記載のものがあげられる。また、た
とえば、メチロールメラミン類、メチロールグアナミン
類、メチロール尿素類などがあげられる。メチロールメ
ラミン類としては、ブチル化メチロールメラミン、メチ
ル化メチロールメラミンなどの低級アルコールによりエ
ーテル化されたもの、エポキシ変性メチロールメラミン
などがあげられる。
179191号公報記載のものがあげられる。また、た
とえば、メチロールメラミン類、メチロールグアナミン
類、メチロール尿素類などがあげられる。メチロールメ
ラミン類としては、ブチル化メチロールメラミン、メチ
ル化メチロールメラミンなどの低級アルコールによりエ
ーテル化されたもの、エポキシ変性メチロールメラミン
などがあげられる。
【0036】前記メチロール尿素類としては、たとえば
メチル化メチロール尿素、エチル化メチロール尿素など
のアルキル化メチロール尿素などもあげられる。また、
これらをポリエチレンオキシドまたはカルボキシル基な
どで変性し、水溶性または水分散性としたアミノプラス
ト類があげられる。以上のアミノプラスト類を使用する
ばあいは酸性触媒、ブロック化酸性触媒を使用できる。
メチル化メチロール尿素、エチル化メチロール尿素など
のアルキル化メチロール尿素などもあげられる。また、
これらをポリエチレンオキシドまたはカルボキシル基な
どで変性し、水溶性または水分散性としたアミノプラス
ト類があげられる。以上のアミノプラスト類を使用する
ばあいは酸性触媒、ブロック化酸性触媒を使用できる。
【0037】前記(E)成分の界面活性剤としては、た
とえばアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、
またはそれらを組み合わせたもの、両性界面活性剤があ
げられる。
とえばアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、
またはそれらを組み合わせたもの、両性界面活性剤があ
げられる。
【0038】前記アニオン系界面活性剤としては、たと
えば高級アルキル硫酸塩類、たとえばアルキルスルホン
酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、コハク酸ジアルキルエステルスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウ
ムなどがあげられる。
えば高級アルキル硫酸塩類、たとえばアルキルスルホン
酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、コハク酸ジアルキルエステルスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウ
ムなどがあげられる。
【0039】前記ノニオン系界面活性剤としては、たと
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエ
チレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエステ
ル類、グリセリンエステル類、およびそれらの誘導体な
どがあげられる。
えばポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエ
チレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエステ
ル類、グリセリンエステル類、およびそれらの誘導体な
どがあげられる。
【0040】前記両性界面活性剤としては、たとえばラ
ウリルベタイン類などがあげられる。
ウリルベタイン類などがあげられる。
【0041】また、含フッ素アニオン系界面活性剤も用
いることができ、たとえばF(CF2)q(CH2)PCO
2H、H(CF2)q(CH2)pCO2H(式中、pは0ま
たは1〜6の整数、qは1〜10の整数、フッ素原子の
一部は塩素原子で置換されていてもよく、含フッ素アル
キル基は直鎖のみならず分岐鎖でもよい)などで示され
る化合物の金属(Li、Na、K、Ca、Mg、Znな
ど)塩類およびアミン(NH3、メチルアミン、エチル
アミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリメチル
アミン、トリエチルアミンなど)塩類などがあげられ
る。
いることができ、たとえばF(CF2)q(CH2)PCO
2H、H(CF2)q(CH2)pCO2H(式中、pは0ま
たは1〜6の整数、qは1〜10の整数、フッ素原子の
一部は塩素原子で置換されていてもよく、含フッ素アル
キル基は直鎖のみならず分岐鎖でもよい)などで示され
る化合物の金属(Li、Na、K、Ca、Mg、Znな
ど)塩類およびアミン(NH3、メチルアミン、エチル
アミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリメチル
アミン、トリエチルアミンなど)塩類などがあげられ
る。
【0042】また、含フッ素ノニオン系界面活性剤を用
いることができ、たとえばRf−(CH2CH2O)x−
(CH2CHCH3O)y−RfまたはRf−(CH2C
H2O)x−(CH2CHCH3O)y−Ra[式中、x
は0または1〜100の整数、yは0または1〜100
の整数であり、これらの化合物はブロックまたはランダ
ム共重合体を表し、RfはF(CF2)q(CH2)p、
(CF3)2CH、H(CF2)q(CH2)p、F(CF
2)q(CH2)pCO2、H(CF2)q(CH2)pC
O2(式中、pは0または1〜6の整数、qは1〜10
の整数、フッ素原子の一部は塩素原子で置換されていて
もよく、含フッ素アルキル基は直鎖のみならず分岐鎖で
もよい)を表し、Raは水素原子、またはメチル、エチ
ル、ブチル、ラウリルなどのアルキル基またはフェニル
基、アルキルフェニル基である]で示される化合物など
があげられる。
いることができ、たとえばRf−(CH2CH2O)x−
(CH2CHCH3O)y−RfまたはRf−(CH2C
H2O)x−(CH2CHCH3O)y−Ra[式中、x
は0または1〜100の整数、yは0または1〜100
の整数であり、これらの化合物はブロックまたはランダ
ム共重合体を表し、RfはF(CF2)q(CH2)p、
(CF3)2CH、H(CF2)q(CH2)p、F(CF
2)q(CH2)pCO2、H(CF2)q(CH2)pC
O2(式中、pは0または1〜6の整数、qは1〜10
の整数、フッ素原子の一部は塩素原子で置換されていて
もよく、含フッ素アルキル基は直鎖のみならず分岐鎖で
もよい)を表し、Raは水素原子、またはメチル、エチ
ル、ブチル、ラウリルなどのアルキル基またはフェニル
基、アルキルフェニル基である]で示される化合物など
があげられる。
【0043】オルガノシリコン系界面活性剤としては、
たとえばポリエーテル(たとえばポリオキシエチレン、
ポリプロピレンオキシドなど)変性シリコーン類などが
あげられる。さらに、これら変性シリコーンの側鎖また
は末端に水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アルコキ
シシリル基、エポキシ基などの官能基を有するものなど
があげられ、好ましい。
たとえばポリエーテル(たとえばポリオキシエチレン、
ポリプロピレンオキシドなど)変性シリコーン類などが
あげられる。さらに、これら変性シリコーンの側鎖また
は末端に水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アルコキ
シシリル基、エポキシ基などの官能基を有するものなど
があげられ、好ましい。
【0044】前記(C)成分の水性媒体としては、たと
えば水、酢酸エチレングリコールモノメチルエーテル、
酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル、酢酸エチ
レングリコールモノブチルエーテル、酢酸ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、酢酸ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、酢酸ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、酢酸エチレングリコール、酢酸ジエチ
レングリコールなどのエステル系溶剤、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサ
ンなどのエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、アセトンなどのケトン系溶剤、N,
N−ジメチルアセトアミド、N−メチルアセトアミド、
アセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジエチルホルムアミド、N−メチルホルムアミドなど
のアミド系溶剤、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール(重合度3〜10
0)、CF3CH2OH、F(CF2)2CH2OH、(C
F3)2CHOH、F(CF2)3CH2OH、F(CF2)
4C2H5OH、H(CF2)2CH2OH、H(CF2)3C
H2OH、H(CF2)4CH2OHなどのアルコール系溶
剤などがあげられる。
えば水、酢酸エチレングリコールモノメチルエーテル、
酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル、酢酸エチ
レングリコールモノブチルエーテル、酢酸ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、酢酸ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、酢酸ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、酢酸エチレングリコール、酢酸ジエチ
レングリコールなどのエステル系溶剤、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサ
ンなどのエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、アセトンなどのケトン系溶剤、N,
N−ジメチルアセトアミド、N−メチルアセトアミド、
アセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジエチルホルムアミド、N−メチルホルムアミドなど
のアミド系溶剤、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール(重合度3〜10
0)、CF3CH2OH、F(CF2)2CH2OH、(C
F3)2CHOH、F(CF2)3CH2OH、F(CF2)
4C2H5OH、H(CF2)2CH2OH、H(CF2)3C
H2OH、H(CF2)4CH2OHなどのアルコール系溶
剤などがあげられる。
【0045】これらの溶剤のうちでも、生成するシラノ
ール基との相互作用の点から水、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N,N−ジメチルホルムアミドが好ましい。
ール基との相互作用の点から水、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N,N−ジメチルホルムアミドが好ましい。
【0046】本発明の水性塗料組成物をうるための前記
各成分の混合割合としては、前記(B)成分100部
(重量部、以下同様)に対し、前記(A)成分1〜50
部、好ましくは10〜30部であり、(A)成分をこの
範囲内で混合することにより水性塗料組成物の安定性、
作業性、塗膜の外観、防汚染付着性、汚染除去性、可と
う性に優れているという効果がえられる。
各成分の混合割合としては、前記(B)成分100部
(重量部、以下同様)に対し、前記(A)成分1〜50
部、好ましくは10〜30部であり、(A)成分をこの
範囲内で混合することにより水性塗料組成物の安定性、
作業性、塗膜の外観、防汚染付着性、汚染除去性、可と
う性に優れているという効果がえられる。
【0047】また、前記(B)成分100部に対し、前
記(C)成分をたとえば以下にあげる割合で混合するこ
とができる。
記(C)成分をたとえば以下にあげる割合で混合するこ
とができる。
【0048】(C)成分の混合割合としては、10〜1
000部、好ましくは50〜300部であり、この範囲
内で混合することにより、塗装作業性、ポットライフ、
塗膜外観に優れているという効果がえられる。
000部、好ましくは50〜300部であり、この範囲
内で混合することにより、塗装作業性、ポットライフ、
塗膜外観に優れているという効果がえられる。
【0049】また本発明の他の水性塗料組成物をうるた
めの前記各成分の混合割合としては、前記(B)成分1
00部(重量部、以下同様)に対し、前記(A)成分1
〜50部、好ましくは10〜30部であり、前記(B)
成分100部に対し、さらに前記(C)および(D)の
各成分をたとえば以下にあげる割合で混合することがで
きる。
めの前記各成分の混合割合としては、前記(B)成分1
00部(重量部、以下同様)に対し、前記(A)成分1
〜50部、好ましくは10〜30部であり、前記(B)
成分100部に対し、さらに前記(C)および(D)の
各成分をたとえば以下にあげる割合で混合することがで
きる。
【0050】(D)成分の混合割合としては、10〜2
00部、好ましくは50〜150部であり、この範囲内
で混合することにより、硬化性、塗膜の可とう性や耐溶
剤性や外観に優れているという効果がえられる。
00部、好ましくは50〜150部であり、この範囲内
で混合することにより、硬化性、塗膜の可とう性や耐溶
剤性や外観に優れているという効果がえられる。
【0051】(C)成分の混合割合としては、10〜1
000部、好ましくは50〜300部であり、この範囲
内で混合することにより、塗装作業性、ポットライフ、
塗膜外観に優れているという効果がえられる。
000部、好ましくは50〜300部であり、この範囲
内で混合することにより、塗装作業性、ポットライフ、
塗膜外観に優れているという効果がえられる。
【0052】本発明のさらに他の水性塗料組成物をうる
ための前記各成分の混合割合としては、前記(B)成分
100部(重量部、以下同様)に対し、前記(A)成分
1〜50部、好ましくは10〜30部であり、前記
(B)成分100部に対し、前記(C)〜(E)の各成
分をたとえば以下にあげる割合で混合することができ
る。
ための前記各成分の混合割合としては、前記(B)成分
100部(重量部、以下同様)に対し、前記(A)成分
1〜50部、好ましくは10〜30部であり、前記
(B)成分100部に対し、前記(C)〜(E)の各成
分をたとえば以下にあげる割合で混合することができ
る。
【0053】(D)成分の混合割合としては、10〜2
00部、好ましくは50〜150部であり、この範囲内
で混合することにより、硬化性、塗膜の可とう性や耐溶
剤性や外観に優れているという効果がえられる。
00部、好ましくは50〜150部であり、この範囲内
で混合することにより、硬化性、塗膜の可とう性や耐溶
剤性や外観に優れているという効果がえられる。
【0054】(E)成分の混合割合としては、0.05
〜5部、好ましくは0.5〜2部であり、この範囲内で
混合することにより、分散安定性に優れているという効
果がえられる。
〜5部、好ましくは0.5〜2部であり、この範囲内で
混合することにより、分散安定性に優れているという効
果がえられる。
【0055】(C)成分の混合割合としては、10〜1
000部、好ましくは50〜300部であり、この範囲
内で混合することにより、塗装作業性、ポットライフ、
塗膜外観に優れているという効果がえられる。
000部、好ましくは50〜300部であり、この範囲
内で混合することにより、塗装作業性、ポットライフ、
塗膜外観に優れているという効果がえられる。
【0056】本発明の塗料用組成物には、たとえば顔
料、顔料分散剤、増粘剤、レベリング剤、消泡剤、造膜
助剤、紫外線吸収剤、HALS、艶消し剤、フィラー、
コロイダルシリカ、防カビ剤、シランカップリング剤な
どの塗料用添加剤を配合することもできる。
料、顔料分散剤、増粘剤、レベリング剤、消泡剤、造膜
助剤、紫外線吸収剤、HALS、艶消し剤、フィラー、
コロイダルシリカ、防カビ剤、シランカップリング剤な
どの塗料用添加剤を配合することもできる。
【0057】前記シランカップリング剤としては、たと
えばN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−トリメトキ
シシリルプロピルイソシアネート、3−トリエトキシシ
リルプロピルイソシアネートなどのアミノ基またはイソ
シアネート基を含有するものが好ましい。
えばN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−トリメトキ
シシリルプロピルイソシアネート、3−トリエトキシシ
リルプロピルイソシアネートなどのアミノ基またはイソ
シアネート基を含有するものが好ましい。
【0058】これらの塗料用添加剤の混合割合として
は、(B)成分100部に対し、0.1〜50部であれ
ばよく、混合方法も通常の方法でよい。
は、(B)成分100部に対し、0.1〜50部であれ
ばよく、混合方法も通常の方法でよい。
【0059】本発明の各水性塗料組成物をうるための各
成分の混合方法としては、たとえば撹拌機付の容器に
(A)成分を入れたのち、100〜5000rpmの速
度で撹拌しながら、(D)成分を(C)成分や(E)成
分などとともに混合すればよく、さらに(B)成分を
(C)成分やその他添加剤とともに混合する方法などが
あげられる。
成分の混合方法としては、たとえば撹拌機付の容器に
(A)成分を入れたのち、100〜5000rpmの速
度で撹拌しながら、(D)成分を(C)成分や(E)成
分などとともに混合すればよく、さらに(B)成分を
(C)成分やその他添加剤とともに混合する方法などが
あげられる。
【0060】このようにしてえられた各水性塗料組成物
は、屋外物品に塗装されるが、本発明において屋外物品
としては、たとえば塗料が塗装された屋外物品、金属パ
ネル、プラスチックボード、タイル、ガラス、フィルム
などがあげられる。
は、屋外物品に塗装されるが、本発明において屋外物品
としては、たとえば塗料が塗装された屋外物品、金属パ
ネル、プラスチックボード、タイル、ガラス、フィルム
などがあげられる。
【0061】前記屋外物品に各水性塗料組成物を塗装す
る方法としては、たとえば屋外物品の表面に該水性塗料
組成物をスプレー塗装し、0〜200℃で1分〜10日
間乾燥硬化させて、膜厚が0.1〜100μmの塗膜を
形成すればよい。
る方法としては、たとえば屋外物品の表面に該水性塗料
組成物をスプレー塗装し、0〜200℃で1分〜10日
間乾燥硬化させて、膜厚が0.1〜100μmの塗膜を
形成すればよい。
【0062】本発明の各水性塗料組成物において、つぎ
のものが好ましくあげられる。なお、以下において式と
は前記式(1)を示し、Rfはフルオロアルキル基を表
す。
のものが好ましくあげられる。なお、以下において式と
は前記式(1)を示し、Rfはフルオロアルキル基を表
す。
【0063】(1) (A1)式中RがRfである化合物 1〜50部 (B) 水溶性および/または水分散性樹脂 100部 (C) 水性媒体 この組成物は、化合物(A1)が高疎水性で水性媒体と
低相溶性、低反応性である点で有利である。
低相溶性、低反応性である点で有利である。
【0064】より好ましくは、 (A1)式中RがRfである化合物 1〜50部 (B1)水溶性および/または水分散性の含フッ素樹脂 100部 (C1)水 である。この組成物は化合物(A1)が高疎水性で水性
媒体と低相溶性、低反応性である点、塗膜の耐候性、防
汚染付着性、汚染除去性の点ですぐれている。
媒体と低相溶性、低反応性である点、塗膜の耐候性、防
汚染付着性、汚染除去性の点ですぐれている。
【0065】(2) (A1)式中RがRfである化合物 1〜50部 (B)水溶性および/または水分散性樹脂 100部 (D)水溶性および/または自己水分散性硬化剤 10〜200部 (C)水性媒体 この組成物は、化合物(A1)が高疎水性で水性媒体と
低相溶性、低反応性である点、樹脂が化学的に架橋され
るため塗膜の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、防汚染付
着性、汚染除去性の点で有利である。
低相溶性、低反応性である点、樹脂が化学的に架橋され
るため塗膜の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、防汚染付
着性、汚染除去性の点で有利である。
【0066】より好ましくは、 (A1)式中RがRfである化合物 1〜50部 (B1)水溶性および/または水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D1)自己水分散性硬化剤 10〜200部 (C1)水 この組成物は、化合物(A1)が高疎水性で水性媒体と
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(D
1)により高水分散化される点、含フッ素樹脂が化学的
に架橋されるため塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤
性、耐水性、防汚染付着性、汚染除去性の点で優れてい
る。
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(D
1)により高水分散化される点、含フッ素樹脂が化学的
に架橋されるため塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤
性、耐水性、防汚染付着性、汚染除去性の点で優れてい
る。
【0067】さらに、 (A1)式中RがRfである化合物 1〜50部 (B2)イソシアネート基と反応する基を有する水溶性および/または 水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D2)自己水分散性のイソシアネート系硬化剤 10〜200部 (C1)水 この組成物は、化合物(A1)が高疎水性で水性媒体と
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(D
2)により高水分散化される点、イソシアネートが高反
応性であるため常温硬化できる点、イソシアネートから
生成するウレタン基がシリケート(シラノール基)と相
溶性がよい点、フッ素樹脂が化学的に架橋されるため塗
膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付
着性、汚染除去性の点で優れている。
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(D
2)により高水分散化される点、イソシアネートが高反
応性であるため常温硬化できる点、イソシアネートから
生成するウレタン基がシリケート(シラノール基)と相
溶性がよい点、フッ素樹脂が化学的に架橋されるため塗
膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付
着性、汚染除去性の点で優れている。
【0068】また、(D2)自己乳化性のイソシアネー
ト系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含ま
ないものが好ましい。
ト系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含ま
ないものが好ましい。
【0069】(3) (A1)式中RがRfである化合物 1〜50部 (B)水溶性および/または水分散性樹脂 100部 (D)水溶性および/または自己水分散性硬化剤 10〜200部 (E)界面活性剤 0.01〜20部 (C)水性媒体 この組成物は、化合物(A1)が高疎水性で水性媒体と
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(E)
により易水分散化される点、樹脂が化学的に架橋される
ため塗膜の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着
性、汚染除去性の点で有利である。
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(E)
により易水分散化される点、樹脂が化学的に架橋される
ため塗膜の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着
性、汚染除去性の点で有利である。
【0070】より好ましくは、 (A1)式中RがRfである化合物 1〜50部 (B1)水溶性および/または水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D1)自己水分散性硬化剤 10〜200部 (E1)含フッ素界面活性剤または変性オルガノシリコン系界面活性剤 0.01〜20部 (C1)水 この組成物は、化合物(A1)が高疎水性で水性媒体と
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(D
1)および(E1)により高水分散化される点、化合物
(A1)と(E1)との相溶性がよい点、樹脂が化学的
に架橋されるため塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤
性、耐水性、防汚染付着性、汚染除去性の点で優れてい
る。
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(D
1)および(E1)により高水分散化される点、化合物
(A1)と(E1)との相溶性がよい点、樹脂が化学的
に架橋されるため塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤
性、耐水性、防汚染付着性、汚染除去性の点で優れてい
る。
【0071】さらに、 (A1)式中RがRfである化合物 1〜50部 (B2)イソシアネート基と反応する基を有する水溶性および/または 水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D2)自己水分散性のイソシアネート系硬化剤 10〜200部 (E1)含フッ素系界面活性剤または変性オルガノシリコン系界面活性剤 0.01〜20部 (C1)水 この組成物は、化合物(A1)が高疎水性で水性媒体と
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(D
2)および(E1)により高水分散化される点、化合物
(A1)と(E1)との相溶性がよい点、イソシアネー
トが高反応性であるため常温硬化できる点、イソシアネ
ートから生成するウレタン基がシリケート(シラノール
基)と相溶性がよい点、樹脂が化学的に架橋されるため
塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染
付着性、汚染除去性の点で優れている。
低相溶性、低反応性である点、化合物(A1)が(D
2)および(E1)により高水分散化される点、化合物
(A1)と(E1)との相溶性がよい点、イソシアネー
トが高反応性であるため常温硬化できる点、イソシアネ
ートから生成するウレタン基がシリケート(シラノール
基)と相溶性がよい点、樹脂が化学的に架橋されるため
塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染
付着性、汚染除去性の点で優れている。
【0072】また、(D2)自己水分散性のイソシアネ
ート系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含
まないものがより好ましい。(E1)含フッ素系界面活
性剤としてはF(CF2)nCOOQ(nは1〜9、Qは
アンモニウム基、ナトリウム原子またはカリウム原子)
がとくに好ましい。
ート系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含
まないものがより好ましい。(E1)含フッ素系界面活
性剤としてはF(CF2)nCOOQ(nは1〜9、Qは
アンモニウム基、ナトリウム原子またはカリウム原子)
がとくに好ましい。
【0073】(4) (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子を有している化合物 1〜50部 (B)水溶性および/または水分散性樹脂 100部 (D1)自己水分散性硬化剤 10〜200部 (C)水性媒体 この組成物は、化合物(A2)が自己水分散性硬化剤に
より高水分散化される点、化合物(A2)が工業的に大
量に生産されているために安価であり、また不純物をほ
とんど含まない点、樹脂が化学的に架橋されるため塗膜
の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、汚染
除去性の点で有利である。
より高水分散化される点、化合物(A2)が工業的に大
量に生産されているために安価であり、また不純物をほ
とんど含まない点、樹脂が化学的に架橋されるため塗膜
の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、汚染
除去性の点で有利である。
【0074】より好ましくは、 (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子である化合物 1〜50部 (B1)水溶性および/または水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D1)自己水分散性硬化剤 10〜200部 (C1)水 この組成物は、化合物(A2)が(D1)により高水分
散化される点、化合物(A2)が工業的に大量に生産さ
れているために安価であり、また不純物をほとんど含ま
ない点、フッ素樹脂が化学的に架橋されるため塗膜の物
理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、
汚染除去性の点で優れている。
散化される点、化合物(A2)が工業的に大量に生産さ
れているために安価であり、また不純物をほとんど含ま
ない点、フッ素樹脂が化学的に架橋されるため塗膜の物
理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、
汚染除去性の点で優れている。
【0075】さらに、 (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子である化合物 1〜50部 (B2)イソシアネート基と反応する基を有する水溶性および/または 水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D2)自己水分散性のイソシアネート系硬化剤 10〜200部 (C1)水 この組成物は、化合物(A2)が(D2)により高水分
散化される点、化合物(A2)が工業的に大量に生産さ
れているために安価であり、また不純物をほとんど含ま
ない点、イソシアネートが高反応性であるため常温硬化
できる点、イソシアネートから生成するウレタン基がシ
リケート(シラノール基)と相溶性がよい点、フッ素樹
脂が化学的に架橋されるため塗膜の物理的強度、耐候
性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、汚染除去性の点
で優れている。
散化される点、化合物(A2)が工業的に大量に生産さ
れているために安価であり、また不純物をほとんど含ま
ない点、イソシアネートが高反応性であるため常温硬化
できる点、イソシアネートから生成するウレタン基がシ
リケート(シラノール基)と相溶性がよい点、フッ素樹
脂が化学的に架橋されるため塗膜の物理的強度、耐候
性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、汚染除去性の点
で優れている。
【0076】また、(D2)自己水分散性のイソシアネ
ート系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含
まないものが好ましい。
ート系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含
まないものが好ましい。
【0077】(5) (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子である化合物 1〜50部 (B)水溶性および/または水分散性樹脂 100部 (D1)自己水分散性硬化剤 10〜200部 (E)界面活性剤 0.01〜20部 (C)水性媒体 この組成物は化合物(A2)が(D1)および(E)に
より高水分散化される点、化合物(A2)が工業的に大
量に生産されているために安価であり、また不純物をほ
とんど含まない点、樹脂が化学的に架橋されるため塗膜
の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、汚染
除去性の点で有利である。
より高水分散化される点、化合物(A2)が工業的に大
量に生産されているために安価であり、また不純物をほ
とんど含まない点、樹脂が化学的に架橋されるため塗膜
の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、汚染
除去性の点で有利である。
【0078】より好ましくは、 (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子である化合物 1〜50部 (B1)水溶性および/または水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D1)自己水分散性硬化剤 10〜200部 (E1)含フッ素界面活性剤または変性オルガノシリコン系界面活性剤 0.01〜20部 (C1)水 この組成物は、(A2)が(D1)および(E1)によ
り高分散化される点、化合物(A2)が工業的に大量に
生産されているために安価であり、また不純物をほとん
ど含まない点、塗膜中に残存した(E1)が耐水性など
に悪影響しない点、フッ素樹脂が化学的に架橋されるた
め塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚
染付着性、汚染除去性の点で優れている。
り高分散化される点、化合物(A2)が工業的に大量に
生産されているために安価であり、また不純物をほとん
ど含まない点、塗膜中に残存した(E1)が耐水性など
に悪影響しない点、フッ素樹脂が化学的に架橋されるた
め塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚
染付着性、汚染除去性の点で優れている。
【0079】さらに、 (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子である化合物 1〜50部 (B2)イソシアネート基と反応する基を有する水溶性および/または 水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D2)自己水分散性のイソシアネート系硬化剤 10〜200部 (E1)含フッ素界面活性剤または変性オルガノシリコン系界面活性剤 0.01〜20部 (C1)水 この組成物は、化合物(A2)が(D2)および(E
1)により高水分散化される点、イソシアネートが高反
応性であるため常温硬化できる点、イソシアネートから
生成するウレタン基がシリケート(シラノール基)と相
溶性がよい点、塗膜中に残存した(E1)が耐水性など
に悪影響しない点、樹脂が化学的に架橋されるため塗膜
の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着
性、汚染除去性の点で優れている。
1)により高水分散化される点、イソシアネートが高反
応性であるため常温硬化できる点、イソシアネートから
生成するウレタン基がシリケート(シラノール基)と相
溶性がよい点、塗膜中に残存した(E1)が耐水性など
に悪影響しない点、樹脂が化学的に架橋されるため塗膜
の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着
性、汚染除去性の点で優れている。
【0080】また、(D2)自己水分散性のイソシアネ
ート系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含
まないものがより好ましい。(E1)含フッ素系界面活
性剤としてはF(CF2)nCOOQ(nは1〜9、Qは
アンモニウム基、ナトリウム原子またはカリウム原子)
が特に好ましい。
ート系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含
まないものがより好ましい。(E1)含フッ素系界面活
性剤としてはF(CF2)nCOOQ(nは1〜9、Qは
アンモニウム基、ナトリウム原子またはカリウム原子)
が特に好ましい。
【0081】(6) (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子である化合物 1〜50部 (B)水溶性および/または水分散性樹脂 100部 (D1)自己水分散性硬化剤 10〜200部 (C2)水およびアミド基含有化合物 この組成物は、化合物(A2)が自己水分散性硬化剤に
より高水分散化される点、化合物(A2)が(C2)の
アミド基含有化合物により安定化される点化合物(A
2)が工業的に大量に生産されているために安価であ
り、また不純物をほとんど含まない点、樹脂が化学的に
架橋されるため塗膜の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、
防汚染付着性、汚染除去性の点で有利である。
より高水分散化される点、化合物(A2)が(C2)の
アミド基含有化合物により安定化される点化合物(A
2)が工業的に大量に生産されているために安価であ
り、また不純物をほとんど含まない点、樹脂が化学的に
架橋されるため塗膜の物理的強度、耐溶剤性、耐水性、
防汚染付着性、汚染除去性の点で有利である。
【0082】より好ましくは、 (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子である化合物 1〜50部 (B1)水溶性および/または水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D1)自己水分散性硬化剤 10〜200部 (C2)水およびアミド基含有化合物 この組成物は、化合物(A2)が(D1)により高水分
散化される点、化合物(A2)が(C2)のアミド基含
有化合物により安定化される点、化合物(A2)が工業
的に大量に生産されているために安価であり、また不純
物をほとんど含まない点、フッ素樹脂が化学的に架橋さ
れているため塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐
水性、防汚染付着性、汚染除去性の点で優れている。
散化される点、化合物(A2)が(C2)のアミド基含
有化合物により安定化される点、化合物(A2)が工業
的に大量に生産されているために安価であり、また不純
物をほとんど含まない点、フッ素樹脂が化学的に架橋さ
れているため塗膜の物理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐
水性、防汚染付着性、汚染除去性の点で優れている。
【0083】さらに、 (A2)式中Rがアルキル基および/または水素原子である化合物 1〜50部 (B2)イソシアネート基と反応する基を有する水溶性および/または 水分散性の含フッ素樹脂 100部 (D2)自己水分散性のイソシアネート系硬化剤 10〜200部 (C2)水およびアミド基含有化合物 この組成物は、化合物(A2)が(D2)により高水分
散化される点、化合物(A2)が(C2)のアミド基含
有化合物により安定化される点、化合物(A2)が工業
的に大量に生産されているために安価であり、また不純
物をほとんど含まない点、イソシアネートが高反応性で
あるため常温硬化できる点、イソシアネートから生成す
るウレタン基がシリケート(シラノール基)と相溶性が
よい点、フッ素樹脂が化学的に架橋されるため塗膜の物
理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、
汚染除去性の点で優れている。
散化される点、化合物(A2)が(C2)のアミド基含
有化合物により安定化される点、化合物(A2)が工業
的に大量に生産されているために安価であり、また不純
物をほとんど含まない点、イソシアネートが高反応性で
あるため常温硬化できる点、イソシアネートから生成す
るウレタン基がシリケート(シラノール基)と相溶性が
よい点、フッ素樹脂が化学的に架橋されるため塗膜の物
理的強度、耐候性、耐溶剤性、耐水性、防汚染付着性、
汚染除去性の点で優れている。
【0084】また、(D2)自己水分散性のイソシアネ
ート系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含
まないものが好ましい。
ート系硬化剤は耐候性、耐黄変性の点から芳香族基を含
まないものが好ましい。
【0085】つぎに、本発明を実施例に基いてさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるも
のではない。
体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるも
のではない。
【0086】合成例1 6Lステンレス製オートクレーブにアセトン1.6k
g、イソプロピルアルコール500g、テトラフルオロ
エチレン680g(6.8モル)を加え、窒素置換し、
67.5℃まで昇温する。これに撹拌下オクタノイルパ
ーオキサイド溶液(固形分30%)を60g加え、エチ
ルビニルエーテル178g(2.5モル)、ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル287g(2.5モル)、3−
(2−アリロキシエトキシカルボニル)プロピオン酸
[エチレングリコールモノアリルエーテルと無水コハク
酸との反応物]250g(1.2モル)の混合物を2時
間かけて加えた。モノマーの添加終了後のさらに2時間
後に同一の過酸化物溶液をさらに60g追加した。さら
に2時間撹拌を続けた後80℃まで昇温し3時間撹拌し
た。反応混合物を室温まで冷却し、未反応モノマーをパ
ージしたのちさらに窒素置換して、生成物3.4kg
(固形分36.9%)をえた。えられたポリマーはテト
ラフルオロエチレン50モル%、エチルビニルエーテル
20モル%、ヒドロキシブチルビニルエーテル20モル
%、3−(2−アリロキシエトキシカルボニル)プロピ
オン酸10モル%の組成で、数平均分子量Mn500
0、水酸基価104(mg/KOH)、酸価52(mg
/KOH)であった。この溶液にアンモニア水を加え、
カルボキシル基を中和した。減圧下に有機溶剤を徐々に
除きながら水2.8kgを徐々に加え水溶液(固形分3
0%)とした。これをW−1とする。
g、イソプロピルアルコール500g、テトラフルオロ
エチレン680g(6.8モル)を加え、窒素置換し、
67.5℃まで昇温する。これに撹拌下オクタノイルパ
ーオキサイド溶液(固形分30%)を60g加え、エチ
ルビニルエーテル178g(2.5モル)、ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル287g(2.5モル)、3−
(2−アリロキシエトキシカルボニル)プロピオン酸
[エチレングリコールモノアリルエーテルと無水コハク
酸との反応物]250g(1.2モル)の混合物を2時
間かけて加えた。モノマーの添加終了後のさらに2時間
後に同一の過酸化物溶液をさらに60g追加した。さら
に2時間撹拌を続けた後80℃まで昇温し3時間撹拌し
た。反応混合物を室温まで冷却し、未反応モノマーをパ
ージしたのちさらに窒素置換して、生成物3.4kg
(固形分36.9%)をえた。えられたポリマーはテト
ラフルオロエチレン50モル%、エチルビニルエーテル
20モル%、ヒドロキシブチルビニルエーテル20モル
%、3−(2−アリロキシエトキシカルボニル)プロピ
オン酸10モル%の組成で、数平均分子量Mn500
0、水酸基価104(mg/KOH)、酸価52(mg
/KOH)であった。この溶液にアンモニア水を加え、
カルボキシル基を中和した。減圧下に有機溶剤を徐々に
除きながら水2.8kgを徐々に加え水溶液(固形分3
0%)とした。これをW−1とする。
【0087】合成例2 温度計、還流管、滴下ロートを装備した300ml三つ
口フラスコにメチルシリケート51を50.0g(4量
体として0.106mol)、トリエチルアミン0.1
1gと2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノー
ル(5FP)239g(1.59mol)を加え85〜
120℃で加熱し、4時間の間に蒸留成分を除いた。フ
ラスコに残存した生成物(収量97g)をNMR、元素
分析したところ、フッ素含量46%の化合物であった。
これを5F−1とする。
口フラスコにメチルシリケート51を50.0g(4量
体として0.106mol)、トリエチルアミン0.1
1gと2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノー
ル(5FP)239g(1.59mol)を加え85〜
120℃で加熱し、4時間の間に蒸留成分を除いた。フ
ラスコに残存した生成物(収量97g)をNMR、元素
分析したところ、フッ素含量46%の化合物であった。
これを5F−1とする。
【0088】合成例3 合成例2の5FPのかわりにF(CF2)4C2H4OH
(9FOH)を74.0gを用い、トリエチルアミンを
用いないこと以外を同様にしてえられた生成物(収量1
10g)のフッ素含量は42%であった。これを9F−
1とする。
(9FOH)を74.0gを用い、トリエチルアミンを
用いないこと以外を同様にしてえられた生成物(収量1
10g)のフッ素含量は42%であった。これを9F−
1とする。
【0089】実施例1 100mlポリカップに50gのバイヒドロールTPL
S−2940を入れ、さらに0.55gのプライマルQ
R708、0.33gのByk023、5.13gのイ
オン交換水を加え、ホモディスパーを用いて1000r
pmで20分撹拌し、一晩放置した。これに14.5g
のバイヒジュールTPLS−2032、メトキシプロピ
ルアセテート4.83gと7.5g(アクリル樹脂10
0重量部にたいし50重量部)のエチルシリケート40
の混合溶液を加え、2000rpmで撹拌しながらイオ
ン交換水23.41gを徐々に加え、約5分間撹拌し
た。この混合物をメッシュで濾過して、あらかじめ溶剤
可溶型架橋型フッ素塗料(白)を塗装しサンディング処
理したアルミ板上に、アプリケーターを用いて塗装して
塗板をえた。これを室温で1週間放置して試験片とし、
大阪府下において南面30°傾斜の条件で3カ月間およ
び6カ月間屋外暴露したのち、つぎの試験を行った。
S−2940を入れ、さらに0.55gのプライマルQ
R708、0.33gのByk023、5.13gのイ
オン交換水を加え、ホモディスパーを用いて1000r
pmで20分撹拌し、一晩放置した。これに14.5g
のバイヒジュールTPLS−2032、メトキシプロピ
ルアセテート4.83gと7.5g(アクリル樹脂10
0重量部にたいし50重量部)のエチルシリケート40
の混合溶液を加え、2000rpmで撹拌しながらイオ
ン交換水23.41gを徐々に加え、約5分間撹拌し
た。この混合物をメッシュで濾過して、あらかじめ溶剤
可溶型架橋型フッ素塗料(白)を塗装しサンディング処
理したアルミ板上に、アプリケーターを用いて塗装して
塗板をえた。これを室温で1週間放置して試験片とし、
大阪府下において南面30°傾斜の条件で3カ月間およ
び6カ月間屋外暴露したのち、つぎの試験を行った。
【0090】汚染付着性は塗板の初期明度と暴露後の明
度との差(−ΔL*)を測定して、つぎのように評価し
た。
度との差(−ΔL*)を測定して、つぎのように評価し
た。
【0091】−ΔL*が0〜2未満のときをA、2〜5
未満のときをB、5〜8未満のときをC、8以上のとき
をDとして評価した。
未満のときをB、5〜8未満のときをC、8以上のとき
をDとして評価した。
【0092】外観については、異常がないときをA、多
少くすみがあるときをB、異常があるときをCとし、異
常があるときはその内容を併記した。
少くすみがあるときをB、異常があるときをCとし、異
常があるときはその内容を併記した。
【0093】また、同様に塗装した塗板を室温で3時間
硬化させ、さらに80℃で3時間加熱乾燥した塗板につ
いてつぎの試験を行った。
硬化させ、さらに80℃で3時間加熱乾燥した塗板につ
いてつぎの試験を行った。
【0094】光沢:JIS K−5400に準じて、6
0度の鏡面光沢度を測定した。
0度の鏡面光沢度を測定した。
【0095】鉛筆硬度:JIS K−5400に準じ
て、測定した。結果を表1に示す。
て、測定した。結果を表1に示す。
【0096】実施例2〜5 100mlポリカップに50gの前記W−1を入れ、
0.5gのプライマルQR708、0.25gのByk
023、5.0gのイオン交換水を加え、ホモディスパ
ーで1000rpmで20分撹拌し、一晩放置した。こ
れに14.5gのバイヒジュールTPLS−2032、
メトキシプロピルアセテート3.5gとフッ素樹脂10
0重量部に対し表1に示す量の各シリケートの混合溶液
を加え、2000rpmで撹拌しながらイオン交換水2
0gを徐々に加え、約5分間撹拌した。この混合物をメ
ッシュで濾過して、あらかじめ溶剤可溶型架橋型フッ素
塗料(白)を塗装しサンディング処理したアルミ板上
に、アプリケーターを用いて塗装し、実施例1に準じて
塗板、および試験片を作成し、実施例1と同様の試験を
行った。結果を表1に示す。
0.5gのプライマルQR708、0.25gのByk
023、5.0gのイオン交換水を加え、ホモディスパ
ーで1000rpmで20分撹拌し、一晩放置した。こ
れに14.5gのバイヒジュールTPLS−2032、
メトキシプロピルアセテート3.5gとフッ素樹脂10
0重量部に対し表1に示す量の各シリケートの混合溶液
を加え、2000rpmで撹拌しながらイオン交換水2
0gを徐々に加え、約5分間撹拌した。この混合物をメ
ッシュで濾過して、あらかじめ溶剤可溶型架橋型フッ素
塗料(白)を塗装しサンディング処理したアルミ板上
に、アプリケーターを用いて塗装し、実施例1に準じて
塗板、および試験片を作成し、実施例1と同様の試験を
行った。結果を表1に示す。
【0097】比較例1 実施例2において、シリケートを用いなかったこと以外
は実施例2と同様の方法により塗板および試験片をえ、
実施例2と同様の試験を行った。結果を表1に示す。
は実施例2と同様の方法により塗板および試験片をえ、
実施例2と同様の試験を行った。結果を表1に示す。
【0098】実施例6 100mlポリカップに50gのW−1を入れ、さらに
0.5gのプライマルQR708、0.25gのByk
023、5.0gのイオン交換水を、ホモディスパーを
用いて1000rpmで20分撹拌し、一晩放置した。
これに14.5gのバイヒジュールTPLS−203
2、メトキシプロピルアセテート3.5gと7.5g
(フッ素樹脂100重量部にたいし50重量部)のエチ
ルシリケート40の混合溶液とパーフルオロオクタノイ
ック酸のアンモニウム塩0.05gを加え、2000r
pmで撹拌しながらイオン交換水20gとジメチルホル
ムアミド3.0gを徐々に加え、約5分間撹拌した。こ
の混合物をメッシュで濾過して、あらかじめ溶剤型架橋
型フッ素塗料(白)を塗装しサンディング処理したアル
ミ板上に、アプリケーターを用いて塗装し、実施例1に
準じて塗装および試験片を作成し、実施例1と同様の試
験を行った。結果を表1に示す。
0.5gのプライマルQR708、0.25gのByk
023、5.0gのイオン交換水を、ホモディスパーを
用いて1000rpmで20分撹拌し、一晩放置した。
これに14.5gのバイヒジュールTPLS−203
2、メトキシプロピルアセテート3.5gと7.5g
(フッ素樹脂100重量部にたいし50重量部)のエチ
ルシリケート40の混合溶液とパーフルオロオクタノイ
ック酸のアンモニウム塩0.05gを加え、2000r
pmで撹拌しながらイオン交換水20gとジメチルホル
ムアミド3.0gを徐々に加え、約5分間撹拌した。こ
の混合物をメッシュで濾過して、あらかじめ溶剤型架橋
型フッ素塗料(白)を塗装しサンディング処理したアル
ミ板上に、アプリケーターを用いて塗装し、実施例1に
準じて塗装および試験片を作成し、実施例1と同様の試
験を行った。結果を表1に示す。
【0099】実施例7 100mlポリカップに50gのW−1を入れ、さらに
0.5gのプライマルQR708、0.25gのByk
023、5.0gのイオン交換水を、ホモディスパーを
用いて1000rpmで20分撹拌し、一晩放置した。
これに14.5gのバイヒジュールTPLS−203
2、メトキシプロピルアセテート3.5gと4.5g
(フッ素樹脂100重量部にたいし30重量部)の5F
−1の混合溶液とパーフルオロオクタノイック酸のアン
モニウム塩0.05gを加え、2000rpmで撹拌し
ながらイオン交換水20gとジメチルホルムアミド3.
0gを徐々に加え、約5分間撹拌した。この混合物をメ
ッシュで濾過して、あらかじめ溶剤型架橋型フッ素塗料
(白)を塗装しサンディング処理したアルミ板上に、ア
プリケーターを用いて塗装し、実施例1に準じて塗板お
よび試験片を作成し、実施例1と同様の試験を行った。
結果を表1に示す。
0.5gのプライマルQR708、0.25gのByk
023、5.0gのイオン交換水を、ホモディスパーを
用いて1000rpmで20分撹拌し、一晩放置した。
これに14.5gのバイヒジュールTPLS−203
2、メトキシプロピルアセテート3.5gと4.5g
(フッ素樹脂100重量部にたいし30重量部)の5F
−1の混合溶液とパーフルオロオクタノイック酸のアン
モニウム塩0.05gを加え、2000rpmで撹拌し
ながらイオン交換水20gとジメチルホルムアミド3.
0gを徐々に加え、約5分間撹拌した。この混合物をメ
ッシュで濾過して、あらかじめ溶剤型架橋型フッ素塗料
(白)を塗装しサンディング処理したアルミ板上に、ア
プリケーターを用いて塗装し、実施例1に準じて塗板お
よび試験片を作成し、実施例1と同様の試験を行った。
結果を表1に示す。
【0100】比較例2 100mlポリカップに50gのW−1を入れ、さらに
0.5gのプライマルQR708、0.25gのByk
023を加え、ホモディスパーで1000rpmで20
分撹拌し、一晩放置した。これに16gのコロネートH
X(ヘキサメチレンジイソシアネート3量体)、メトキ
シプロピルアセテート3.5gと7.5g(フッ素樹脂
100重量部にたいし50重量部)のエチルシリケート
40の混合溶液とパーフルオロオクタノイック酸のアン
モニウム塩0.3gを加え、2000rpmで撹拌しな
がらイオン交換水20gとジメチルホルムアミド3.0
gを徐々に加え、約10分間撹拌した。この混合物をメ
ッシュで濾過して、あらかじめ溶剤型架橋型フッ素塗料
(白)を塗装しサンディング処理したアルミ板上に、ア
プリケーターを用いて塗装し、実施例1に準じて塗板お
よび試験片を作成し、実施例1と同様の試験を行った。
結果を表1に示す。
0.5gのプライマルQR708、0.25gのByk
023を加え、ホモディスパーで1000rpmで20
分撹拌し、一晩放置した。これに16gのコロネートH
X(ヘキサメチレンジイソシアネート3量体)、メトキ
シプロピルアセテート3.5gと7.5g(フッ素樹脂
100重量部にたいし50重量部)のエチルシリケート
40の混合溶液とパーフルオロオクタノイック酸のアン
モニウム塩0.3gを加え、2000rpmで撹拌しな
がらイオン交換水20gとジメチルホルムアミド3.0
gを徐々に加え、約10分間撹拌した。この混合物をメ
ッシュで濾過して、あらかじめ溶剤型架橋型フッ素塗料
(白)を塗装しサンディング処理したアルミ板上に、ア
プリケーターを用いて塗装し、実施例1に準じて塗板お
よび試験片を作成し、実施例1と同様の試験を行った。
結果を表1に示す。
【0101】なお、実施例および比較例において用いる
略号などは次のものを示す。
略号などは次のものを示す。
【0102】Et40:コルコート(株)製エチルシリ
ケートの5量体 Bu:テトラブチルシリケート(モノマー) プライマルQR708:ロームアンドハースジャパン
(株)製 塗料用添加剤 Byk023:ビックケミージャパン(株)製 塗料用
添加剤 バイヒドロールTPLS−2940:住友バイエルウレ
タン(株)製水溶性アクリルポリオール バイヒジュールTPLS−2032:住友バイエルウレ
タン(株)製自己水分散性イソシアネート コロネートHX:日本ポリウレタン(株)製イソシアネ
ート
ケートの5量体 Bu:テトラブチルシリケート(モノマー) プライマルQR708:ロームアンドハースジャパン
(株)製 塗料用添加剤 Byk023:ビックケミージャパン(株)製 塗料用
添加剤 バイヒドロールTPLS−2940:住友バイエルウレ
タン(株)製水溶性アクリルポリオール バイヒジュールTPLS−2032:住友バイエルウレ
タン(株)製自己水分散性イソシアネート コロネートHX:日本ポリウレタン(株)製イソシアネ
ート
【0103】
【表1】
【0104】表1に示す結果から明らかなように、本発
明の水性塗料組成物は、常温硬化性、塗膜の防汚染付着
性、外観、硬度に優れていることがわかる。
明の水性塗料組成物は、常温硬化性、塗膜の防汚染付着
性、外観、硬度に優れていることがわかる。
【0105】
【発明の効果】本発明の水性塗料組成物は、常温硬化
性、安定性、作業性、塗膜の防汚染付着性、汚染除去性
に優れたものである。
性、安定性、作業性、塗膜の防汚染付着性、汚染除去性
に優れたものである。
【0106】また本発明の屋外物品は、防汚染付着性、
汚染除去性、外観に優れたものである。
汚染除去性、外観に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 彰 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 長門 大 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 國政 恵子 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内
Claims (12)
- 【請求項1】 (A)式(1): 【化1】 (式中、Rは同じかまたは異なりいずれも一価の有機基
および/または水素原子、nは1〜100の整数を表
す)で示される化合物1〜50重量部、(B)水溶性お
よび/または水分散性樹脂100重量部ならびに(C)
水性媒体からなる水性塗料組成物。 - 【請求項2】 (A)式(1): 【化2】 (式中、Rは同じかまたは異なりいずれも一価の有機基
および/または水素原子、nは1〜100の整数を表
す)で示される化合物1〜50重量部、(B)水溶性お
よび/または水分散性樹脂100重量部、(D)水溶性
および/または自己水分散性硬化剤10〜200重量部
ならびに(C)水性媒体からなる水性塗料組成物。 - 【請求項3】 (A)式(1): 【化3】 (式中、Rは同じかまたは異なりいずれも一価の有機基
および/または水素原子、nは1〜100の整数を表
す)で示される化合物1〜50重量部、(B)水溶性お
よび/または水分散性樹脂100重量部、(D)水溶性
および/または自己水分散性硬化剤10〜200重量
部、(E)界面活性剤0.05〜5重量部ならびに
(C)水性媒体からなる水性塗料組成物。 - 【請求項4】 (A)が含フッ素化合物である請求項1
〜3のいずれかに記載の水性塗料組成物。 - 【請求項5】 (B)が含フッ素樹脂である請求項1〜
4のいずれかに記載の水性塗料組成物。 - 【請求項6】 (B)としてイソシアネート基と反応す
る基を有する樹脂、(D)として自己水分散性のイソシ
アネート系硬化剤を含む請求項1〜5のいずれかに記載
の水性塗料組成物。 - 【請求項7】 (E)として含フッ素系界面活性剤また
は変性オルガノシリコン系界面活性剤を含む請求項1〜
6のいずれかに記載の水性塗料組成物。 - 【請求項8】 (A)の式(1)中、Rが炭素数2〜1
0の一価の有機基である請求項1〜7のいずれかに記載
の水性塗料組成物。 - 【請求項9】 (D)としてポリエチレンオキシドモノ
アルキルエーテル変性のイソシアネート系硬化剤を含む
請求項1〜8のいずれかに記載の水性塗料組成物。 - 【請求項10】 水性塗料が常温架橋硬化型水性塗料で
ある請求項1〜9のいずれかに記載の水性塗料組成物。 - 【請求項11】 (C)が水および/またはアミド基を
有する化合物である請求項1〜10のいずれかに記載の
水性塗料組成物。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の水
性塗料組成物を塗装してえられる屋外物品。
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- 1995-06-09 JP JP14375695A patent/JP3298363B2/ja not_active Expired - Fee Related
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