JPH08321146A - 情報記録再生装置 - Google Patents
情報記録再生装置Info
- Publication number
- JPH08321146A JPH08321146A JP12479395A JP12479395A JPH08321146A JP H08321146 A JPH08321146 A JP H08321146A JP 12479395 A JP12479395 A JP 12479395A JP 12479395 A JP12479395 A JP 12479395A JP H08321146 A JPH08321146 A JP H08321146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- head
- moving
- information recording
- abnormality
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複雑な検知回路を要することなく、簡単かつ
正確にシーク中の異常を検知できるようにする。 【構成】 光ヘッドの移動速度の変化に基づいてシーク
中の異常を検知するための異常検知手段を設け、この異
常検知手段の検知感度を光ヘッドの移動速度に応じて設
定する。また、光ヘッドの移動速度の変化に基づいてシ
ーク中の異常を検知するための第1の異常検知手段と、
光ヘッドの移動時間に基づいてシーク中の異常を検知す
るための第2の異常検知手段とを設け、光ヘッドの移動
速度が予め決められた所定値よりも大きい場合は、第1
の異常検知手段でシーク中の異常を検知し、所定値より
も小さい場合は、第2の異常検知手段でシーク中の異常
を検知する。
正確にシーク中の異常を検知できるようにする。 【構成】 光ヘッドの移動速度の変化に基づいてシーク
中の異常を検知するための異常検知手段を設け、この異
常検知手段の検知感度を光ヘッドの移動速度に応じて設
定する。また、光ヘッドの移動速度の変化に基づいてシ
ーク中の異常を検知するための第1の異常検知手段と、
光ヘッドの移動時間に基づいてシーク中の異常を検知す
るための第2の異常検知手段とを設け、光ヘッドの移動
速度が予め決められた所定値よりも大きい場合は、第1
の異常検知手段でシーク中の異常を検知し、所定値より
も小さい場合は、第2の異常検知手段でシーク中の異常
を検知する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体に情報を
記録、あるいは再生する情報記録再生装置に関し、特に
ヘッドを記録媒体の目標位置までシークさせるシーク制
御に関するものである。
記録、あるいは再生する情報記録再生装置に関し、特に
ヘッドを記録媒体の目標位置までシークさせるシーク制
御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録または再生用ヘッドを目
標位置まで安定に移動させる方式としては、ヘッドの速
度を逐次監視し、所定の運行予定に従って移動させる速
度制御方式が一般的である。しかし、ヘッドが目標トラ
ックに移動中に外部振動などが生じると、光学系の制御
回路(フォーカス制御回路)の動作が不安定になること
がある。そのため、振動が大きいとフォーカス制御が外
れることがあり、このような場合にはトラッキング誤差
信号も得られないので、安定した速度制御ができないば
かりか、目的のトラックも検出できなくなる問題点があ
った。この解決策として、例えば特公平2−34089
号公報に示されるが如く、フォーカス制御の外れを検知
し、フォーカス制御が外れた場合には、ヘッドの移動制
御を中止して、一旦停止させた後、再度目標トラックへ
の移動制御を開始するといった方式が知られている。
標位置まで安定に移動させる方式としては、ヘッドの速
度を逐次監視し、所定の運行予定に従って移動させる速
度制御方式が一般的である。しかし、ヘッドが目標トラ
ックに移動中に外部振動などが生じると、光学系の制御
回路(フォーカス制御回路)の動作が不安定になること
がある。そのため、振動が大きいとフォーカス制御が外
れることがあり、このような場合にはトラッキング誤差
信号も得られないので、安定した速度制御ができないば
かりか、目的のトラックも検出できなくなる問題点があ
った。この解決策として、例えば特公平2−34089
号公報に示されるが如く、フォーカス制御の外れを検知
し、フォーカス制御が外れた場合には、ヘッドの移動制
御を中止して、一旦停止させた後、再度目標トラックへ
の移動制御を開始するといった方式が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフォーカス外れの検知方式では、フォーカスロック
検出回路などの付加回路を多く必要とするために、装置
の回路構成が複雑かつ大規模になるという問題があっ
た。
来のフォーカス外れの検知方式では、フォーカスロック
検出回路などの付加回路を多く必要とするために、装置
の回路構成が複雑かつ大規模になるという問題があっ
た。
【0004】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、その目的は何ら複雑な検知回路を
要することなく、簡単かつ正確にシーク中の異常を検知
することが可能な情報記録再生装置を提供することにあ
る。
めになされたもので、その目的は何ら複雑な検知回路を
要することなく、簡単かつ正確にシーク中の異常を検知
することが可能な情報記録再生装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報記
録媒体に情報を記録し、あるいは再生するためのヘッド
を前記記録媒体のトラック横断方向に移動させる移動手
段と、目標位置までの残差距離に応じて前記ヘッドの目
標速度を求めるための手段と、前記ヘッドの移動速度を
検出するための速度検出手段と、周期的に前記目標速度
と前記速度検出手段で検出された移動速度をもとに前記
移動手段を制御して前記ヘッドを目標位置までシークさ
せるための制御手段とを有する情報記録再生装置におい
て、前記ヘッドの移動速度の変化に基づいてシーク中の
異常を検知するための異常検知手段を設け、この異常検
知手段の検知感度を前記ヘッドの移動速度に応じて設定
することを特徴とする情報記録再生装置によって達成さ
れる。
録媒体に情報を記録し、あるいは再生するためのヘッド
を前記記録媒体のトラック横断方向に移動させる移動手
段と、目標位置までの残差距離に応じて前記ヘッドの目
標速度を求めるための手段と、前記ヘッドの移動速度を
検出するための速度検出手段と、周期的に前記目標速度
と前記速度検出手段で検出された移動速度をもとに前記
移動手段を制御して前記ヘッドを目標位置までシークさ
せるための制御手段とを有する情報記録再生装置におい
て、前記ヘッドの移動速度の変化に基づいてシーク中の
異常を検知するための異常検知手段を設け、この異常検
知手段の検知感度を前記ヘッドの移動速度に応じて設定
することを特徴とする情報記録再生装置によって達成さ
れる。
【0006】また、本発明の目的は、情報記録媒体に情
報を記録し、あるいは再生するためのヘッドを前記記録
媒体のトラック横断方向に移動させる移動手段と、目標
位置までの残差距離に応じて前記ヘッドの目標速度を求
めるための手段と、前記ヘッドの移動速度を検出するた
めの手段と、周期的に前記目標速度と前記速度検出手段
で検出された移動速度をもとに前記移動手段を制御して
前記ヘッドを目標位置までシークさせる制御手段とを有
する情報記録再生装置において、前記ヘッドの移動速度
の変化に基づいてシーク中の異常を検知するための第1
の異常検知手段と、前記ヘッドの移動時間に基づいてシ
ーク中の異常を検知するための第2の異常検知手段とを
具備し、前記ヘッドの移動速度が予め決められた所定値
よりも大きい場合は、前記第1の異常検知手段で、前記
所定値よりも小さい場合は、前記第2の異常検知手段で
シーク中の異常をそれぞれ検知することを特徴とする情
報記録再生装置によって達成される。
報を記録し、あるいは再生するためのヘッドを前記記録
媒体のトラック横断方向に移動させる移動手段と、目標
位置までの残差距離に応じて前記ヘッドの目標速度を求
めるための手段と、前記ヘッドの移動速度を検出するた
めの手段と、周期的に前記目標速度と前記速度検出手段
で検出された移動速度をもとに前記移動手段を制御して
前記ヘッドを目標位置までシークさせる制御手段とを有
する情報記録再生装置において、前記ヘッドの移動速度
の変化に基づいてシーク中の異常を検知するための第1
の異常検知手段と、前記ヘッドの移動時間に基づいてシ
ーク中の異常を検知するための第2の異常検知手段とを
具備し、前記ヘッドの移動速度が予め決められた所定値
よりも大きい場合は、前記第1の異常検知手段で、前記
所定値よりも小さい場合は、前記第2の異常検知手段で
シーク中の異常をそれぞれ検知することを特徴とする情
報記録再生装置によって達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の情報記録再生装置の
一実施例を示したブロック図である。なお、図1では情
報記録再生装置として光ディスク装置を例として示して
いる。図1において、1は情報記録媒体であるところの
光ディスクであり、図示しない駆動系の駆動により一定
速度で回転する。2は光ディスク1に情報を光学的に記
録したり、あるいは光ディスク1の記録情報を再生する
ための光学系である。光学系2は記録再生用の光源であ
る半導体レーザ、そのレーザ光束に所定の光学的処理を
施す種々の光学素子、光ディスク1からの反射光を検出
するための光センサなどから構成されている。
て詳細に説明する。図1は本発明の情報記録再生装置の
一実施例を示したブロック図である。なお、図1では情
報記録再生装置として光ディスク装置を例として示して
いる。図1において、1は情報記録媒体であるところの
光ディスクであり、図示しない駆動系の駆動により一定
速度で回転する。2は光ディスク1に情報を光学的に記
録したり、あるいは光ディスク1の記録情報を再生する
ための光学系である。光学系2は記録再生用の光源であ
る半導体レーザ、そのレーザ光束に所定の光学的処理を
施す種々の光学素子、光ディスク1からの反射光を検出
するための光センサなどから構成されている。
【0008】3は光学系2内に設けられた集光用対物レ
ンズ(図示せず)を光ディスク1のトラッキング方向に
移動させるトラッキングアクチュエータ、4は対物レン
ズを光ディスク1の面に対して垂直方向に移動させるフ
ォーカスアクチュエータである。光学系2とこの2つの
アクチュエータ3、4は光ヘッド内に組み込まれ、光デ
ィスク1の半径方向に移動できるように構成されてい
る。5はその光ヘッドを光ディスク1の半径方向へ移動
させるためのリニアモータ、6はリニアモータ5を駆動
するためのドライバーである。7は光学系2内の光セン
サの出力に基づいてトラッキング誤差信号及びフォーカ
ス誤差信号を検出する誤差検出器である。この誤差検出
器7で検出された各誤差信号は、A/D、D/A変換部
8でデジタル信号に変換された後、CPU9へ出力され
る。
ンズ(図示せず)を光ディスク1のトラッキング方向に
移動させるトラッキングアクチュエータ、4は対物レン
ズを光ディスク1の面に対して垂直方向に移動させるフ
ォーカスアクチュエータである。光学系2とこの2つの
アクチュエータ3、4は光ヘッド内に組み込まれ、光デ
ィスク1の半径方向に移動できるように構成されてい
る。5はその光ヘッドを光ディスク1の半径方向へ移動
させるためのリニアモータ、6はリニアモータ5を駆動
するためのドライバーである。7は光学系2内の光セン
サの出力に基づいてトラッキング誤差信号及びフォーカ
ス誤差信号を検出する誤差検出器である。この誤差検出
器7で検出された各誤差信号は、A/D、D/A変換部
8でデジタル信号に変換された後、CPU9へ出力され
る。
【0009】CPU9は本実施例の光ディスク装置の主
制御部をなすもので、光ヘッドがシークするときの制御
の役割を持っている。光ヘッドのシーク動作を制御する
場合は、CPU9ではリニアモータ5のドライバー6へ
の指令値が演算され、得られた指令値はA/D、D/A
変換部8でアナログ値に変換されてドライバー6に出力
される。また、CPU9は光学系2から光ディスク1へ
照射される光ビームのトラッキング制御やフォーカス制
御の役割も持っている。即ち、トラッキングアクチュエ
ータ3やフォーカスアクチュエータ4の指令値もCPU
9で算出され、これらも同様にA/D、D/A変換部8
を介してトラッキングアクチュエータ3やフォーカスア
クチュエータ4へ出力される。
制御部をなすもので、光ヘッドがシークするときの制御
の役割を持っている。光ヘッドのシーク動作を制御する
場合は、CPU9ではリニアモータ5のドライバー6へ
の指令値が演算され、得られた指令値はA/D、D/A
変換部8でアナログ値に変換されてドライバー6に出力
される。また、CPU9は光学系2から光ディスク1へ
照射される光ビームのトラッキング制御やフォーカス制
御の役割も持っている。即ち、トラッキングアクチュエ
ータ3やフォーカスアクチュエータ4の指令値もCPU
9で算出され、これらも同様にA/D、D/A変換部8
を介してトラッキングアクチュエータ3やフォーカスア
クチュエータ4へ出力される。
【0010】10はシーク動作で使用される目標速度プ
ロファイルなどを格納するためのメモリであり、CPU
9によってアクセス(R/W)される。11はホストコ
ンピュータ、12はホストコンピュータ11の指令を受
けて記録再生データを送受信するためのホストインター
フェースコントローラである。本実施例の光ディスク装
置は、ホストコンピュータ11に外部記憶装置として接
続され、光ディスク装置ではホストコンピュータ11か
ら発行される記録、再生命令に基づいて情報の記録、再
生を行う。
ロファイルなどを格納するためのメモリであり、CPU
9によってアクセス(R/W)される。11はホストコ
ンピュータ、12はホストコンピュータ11の指令を受
けて記録再生データを送受信するためのホストインター
フェースコントローラである。本実施例の光ディスク装
置は、ホストコンピュータ11に外部記憶装置として接
続され、光ディスク装置ではホストコンピュータ11か
ら発行される記録、再生命令に基づいて情報の記録、再
生を行う。
【0011】次に、本実施例の動作について説明する。
図2は光ヘッドのシーク動作時におけるCPU9の処理
の流れを示したフローチャートである。図2において、
まずホストコンピュータ11から光ディスク装置に情報
の読み出し、または書き込みなどの指令がホストインタ
ーフェースコントローラ12を経由して発行されたもの
とする。CPU9ではこの指令を受け取ると、そのコマ
ンドに従って光ディスク1の目的の位置へ光ヘッドをシ
ークさせる制御を行う。このようなシーク制御に際して
は、CPU9では、まず1サンプル前の速度信号を初期
化し、速度変化しきい値Vthを高速シークに対応したし
きい値VH に設定する(S1)。しきい値Vthはシーク
中の異常を検出するときの基準となるものであり、本実
施例では高速シーク時と低速シーク時で切り換えられ
る。
図2は光ヘッドのシーク動作時におけるCPU9の処理
の流れを示したフローチャートである。図2において、
まずホストコンピュータ11から光ディスク装置に情報
の読み出し、または書き込みなどの指令がホストインタ
ーフェースコントローラ12を経由して発行されたもの
とする。CPU9ではこの指令を受け取ると、そのコマ
ンドに従って光ディスク1の目的の位置へ光ヘッドをシ
ークさせる制御を行う。このようなシーク制御に際して
は、CPU9では、まず1サンプル前の速度信号を初期
化し、速度変化しきい値Vthを高速シークに対応したし
きい値VH に設定する(S1)。しきい値Vthはシーク
中の異常を検出するときの基準となるものであり、本実
施例では高速シーク時と低速シーク時で切り換えられ
る。
【0012】一方、CPU9には誤差検出器7からトラ
ッキングエラー信号が入力され、不図示の2値化回路に
よってトラッキングエラー信号がパルス化されている。
CPU9ではこのパルスをカウントしてトラッキングカ
ウント数Nを得ており、このカウント値によって光ヘッ
ドの移動距離を検出している。CPU9ではこのトラッ
クカウント数Nを読み出し(S2)、これをもとに目標
位置までの残差距離を求め、目標速度Vref を演算する
(S3)。具体的には、目標速度Vref は次式により得
ることができる。
ッキングエラー信号が入力され、不図示の2値化回路に
よってトラッキングエラー信号がパルス化されている。
CPU9ではこのパルスをカウントしてトラッキングカ
ウント数Nを得ており、このカウント値によって光ヘッ
ドの移動距離を検出している。CPU9ではこのトラッ
クカウント数Nを読み出し(S2)、これをもとに目標
位置までの残差距離を求め、目標速度Vref を演算する
(S3)。具体的には、目標速度Vref は次式により得
ることができる。
【0013】 Vref =[2×α×(S−λ×N)]1/2 ・・・(1) 但し、Sは目標までの移動距離、λはトラックピッチ、
αは減速加速度である。ここで、本実施例では、実際に
は目標速度としては図3に示すように目標速度プロフィ
ールとしてテーブル化され、予めメモリ10に格納され
ている。従って、このように目標速度プロフィールをテ
ーブル化しておけば、目標までの残差距離に応じてメモ
リ10から目標速度を読み出すだけでよい。図3では、
シーク開始時の残差距離SはPe −Ps である。
αは減速加速度である。ここで、本実施例では、実際に
は目標速度としては図3に示すように目標速度プロフィ
ールとしてテーブル化され、予めメモリ10に格納され
ている。従って、このように目標速度プロフィールをテ
ーブル化しておけば、目標までの残差距離に応じてメモ
リ10から目標速度を読み出すだけでよい。図3では、
シーク開始時の残差距離SはPe −Ps である。
【0014】目標速度が求まると、CPU9は光ヘッド
の速度の検出を行う。速度の検出に当たっては、CPU
9では、まず図4に示すようにトラック間の時間Tint
をトラッキングエラー信号のゼロクロス間の時間を計時
することにより求める(S4)。トラッキングエラー信
号は前述のようにパルス化されているので、パルス化さ
れた信号のパルス間隔を計時することで簡単に求めるこ
とができる。次いで、得られた時間Tint を用いて次式
により光ヘッドの現在速度Vt が演算される(S5)。
の速度の検出を行う。速度の検出に当たっては、CPU
9では、まず図4に示すようにトラック間の時間Tint
をトラッキングエラー信号のゼロクロス間の時間を計時
することにより求める(S4)。トラッキングエラー信
号は前述のようにパルス化されているので、パルス化さ
れた信号のパルス間隔を計時することで簡単に求めるこ
とができる。次いで、得られた時間Tint を用いて次式
により光ヘッドの現在速度Vt が演算される(S5)。
【0015】Vt =(λ/2)Tint ・・・(2) 但し、Tint は図4のようにトラッキングエラー信号の
ゼロクロス間の時間であるが、これはトラック間を光ヘ
ッドが横切る時間に対応している。
ゼロクロス間の時間であるが、これはトラック間を光ヘ
ッドが横切る時間に対応している。
【0016】光ヘッドの速度Vt が求まると、CPU9
ではVt とVc を比較し(S6)、移動速度Vt が所定
値Vc より速い時は高速モードとし、移動速度がVc よ
り遅いときは低速モードとする。即ち、低速モードであ
った場合は、速度変化しきい値Vthを低速シークに対応
したしきい値VL に設定する(S10)。VL とVHは
VH >VL の関係である。次いで、CPU9は前回の速
度Vt-1 と今回の速度Vt からフォーカス外れ等による
シーク中の異常を検知するが(S7)、これについては
詳しく後述する。従って、ここではフォーカス外れは発
生せず、正常であるものとして先に得られた光ヘッドの
現在の速度Vt をメモリ10に格納する(S8)。CP
U9では、この現在の移動速度と先に得られた目標速度
を用いてリニアモータ5のドライバー6に与える制御量
Actを演算する(S9)。制御量Actは、次式によって
求められる。
ではVt とVc を比較し(S6)、移動速度Vt が所定
値Vc より速い時は高速モードとし、移動速度がVc よ
り遅いときは低速モードとする。即ち、低速モードであ
った場合は、速度変化しきい値Vthを低速シークに対応
したしきい値VL に設定する(S10)。VL とVHは
VH >VL の関係である。次いで、CPU9は前回の速
度Vt-1 と今回の速度Vt からフォーカス外れ等による
シーク中の異常を検知するが(S7)、これについては
詳しく後述する。従って、ここではフォーカス外れは発
生せず、正常であるものとして先に得られた光ヘッドの
現在の速度Vt をメモリ10に格納する(S8)。CP
U9では、この現在の移動速度と先に得られた目標速度
を用いてリニアモータ5のドライバー6に与える制御量
Actを演算する(S9)。制御量Actは、次式によって
求められる。
【0017】Act=K(Vref −Vt )・・・(3) 但し、Kは速度制御系のゲイン定数である。
【0018】得られた制御量は、A/D、D/A変換部
8を介してドライバー6へ送られ、ドライバー6では制
御量に従ってリニアモータ5を駆動し、これによって光
ヘッドの速度は目標速度に追従するように制御される。
このようにして1回の制御動作が終了し、再びS2に戻
って前記と同様の処理を繰り返し実行する。即ち、一定
周期毎にトラッキングエラー信号から得られた現在速度
とそのときの目標速度に基づいてドライバー6への制御
量を演算し、逐次光ヘッドの速度を制御することによ
り、光ヘッドは図3に示すように目標速度にほぼ追従し
ながら目標位置に向かって移動していく。
8を介してドライバー6へ送られ、ドライバー6では制
御量に従ってリニアモータ5を駆動し、これによって光
ヘッドの速度は目標速度に追従するように制御される。
このようにして1回の制御動作が終了し、再びS2に戻
って前記と同様の処理を繰り返し実行する。即ち、一定
周期毎にトラッキングエラー信号から得られた現在速度
とそのときの目標速度に基づいてドライバー6への制御
量を演算し、逐次光ヘッドの速度を制御することによ
り、光ヘッドは図3に示すように目標速度にほぼ追従し
ながら目標位置に向かって移動していく。
【0019】ここで、光ヘッドの移動中に図3のA部に
おいて、振動などの何らかの原因によってフォーカス外
れが発生したと仮定する。このようにフォーカス外れが
発生した場合、トラッキングエラー信号は検出できなく
なり、図4に示す如くトラッキングエラー信号のn+1 以
降の速度信号は不定となる。S7においては、このフォ
ーカス外れを検知するために、前回得られた光ヘッドの
速度Vt-1 と今回の速度Vt との差を算出し、得られた
差の値と所定値Vthを比較してその比較結果によってフ
ォーカス外れが発生したか否かを判断している。ここ
で、もし前回と今回の速度差が所定値よりも大きかった
場合は、フォーカス外れが発生したと判断し、シーク動
作を中止する(S11)。つまり、フォーカス外れが生
じると、前述のように速度信号は不定となるために、フ
ォーカス外れの前と後では、速度値がかけ離れた値にな
るので、この現象を有効に利用し、前回と今回の速度差
が所定値よりも大きかった場合は、フォーカス外れが発
生したと判断している。シーク動作中止後は、改めてフ
ォーカス引き込み動作を開始するなどのエラー回復処理
を行い、シーク動作を再開する。
おいて、振動などの何らかの原因によってフォーカス外
れが発生したと仮定する。このようにフォーカス外れが
発生した場合、トラッキングエラー信号は検出できなく
なり、図4に示す如くトラッキングエラー信号のn+1 以
降の速度信号は不定となる。S7においては、このフォ
ーカス外れを検知するために、前回得られた光ヘッドの
速度Vt-1 と今回の速度Vt との差を算出し、得られた
差の値と所定値Vthを比較してその比較結果によってフ
ォーカス外れが発生したか否かを判断している。ここ
で、もし前回と今回の速度差が所定値よりも大きかった
場合は、フォーカス外れが発生したと判断し、シーク動
作を中止する(S11)。つまり、フォーカス外れが生
じると、前述のように速度信号は不定となるために、フ
ォーカス外れの前と後では、速度値がかけ離れた値にな
るので、この現象を有効に利用し、前回と今回の速度差
が所定値よりも大きかった場合は、フォーカス外れが発
生したと判断している。シーク動作中止後は、改めてフ
ォーカス引き込み動作を開始するなどのエラー回復処理
を行い、シーク動作を再開する。
【0020】本実施例では、前述のようにフォーカス外
れを検知するときの基準となるVthの値を、高速シーク
動作時と低速シーク動作時で異なった値に設定してい
る。これは、高速シーク時と低速シーク時とでは、シー
ク制御時の速度変動分の占める割合が異なるという理由
に基づいている。具体的に説明すると、例えば、高速移
動時の10%の速度と低速移動時の10%の速度では、
同じ10%でも速度変動分は大きく異なると言える。そ
こで、本実施例では、高速移動時の許容できる速度変動
量に対応する基準値と低速移動時の許容できる速度変動
量に対応する基準値をそれぞれ別々に設定することによ
り、高速、低速ともにそれぞれの移動速度にあった速度
基準値でシーク中の異常を検知している。
れを検知するときの基準となるVthの値を、高速シーク
動作時と低速シーク動作時で異なった値に設定してい
る。これは、高速シーク時と低速シーク時とでは、シー
ク制御時の速度変動分の占める割合が異なるという理由
に基づいている。具体的に説明すると、例えば、高速移
動時の10%の速度と低速移動時の10%の速度では、
同じ10%でも速度変動分は大きく異なると言える。そ
こで、本実施例では、高速移動時の許容できる速度変動
量に対応する基準値と低速移動時の許容できる速度変動
量に対応する基準値をそれぞれ別々に設定することによ
り、高速、低速ともにそれぞれの移動速度にあった速度
基準値でシーク中の異常を検知している。
【0021】また、これ以外にも高速時と低速時におい
て、Vthを変える理由がある。それは、高速時と低速時
で速度検知方式が異なった場合である。例えば、低速シ
ーク時には前述した方式で速度検知を行い、高速シーク
時の速度検知方式として、本実施例のようなトラック間
を計測して速度を求める方式でなく、一定時間内に移動
する距離を測定することによって求める方式がある。つ
まり、高速シーク時に一定時間内のトラックカウントを
計測することによって、以下の式から速度を求めるよう
な場合である。
て、Vthを変える理由がある。それは、高速時と低速時
で速度検知方式が異なった場合である。例えば、低速シ
ーク時には前述した方式で速度検知を行い、高速シーク
時の速度検知方式として、本実施例のようなトラック間
を計測して速度を求める方式でなく、一定時間内に移動
する距離を測定することによって求める方式がある。つ
まり、高速シーク時に一定時間内のトラックカウントを
計測することによって、以下の式から速度を求めるよう
な場合である。
【0022】Vt =(λ/2)×N/TS ・・・(4) 但し、TS はサンプル時間、Nはサンプル時間内のトラ
ックカウント数である。このような場合、高速時と低速
時では、表現できる速度信号の分解能が異なるので、高
速時の速度分解能は低速時の速度分解能より粗くなり、
高速時の速度変動は低速時に比べて大きな変動になって
しまう。そこで、前述のように低速シーク時と高速シー
ク時に応じてVthを設定することにより、速度検知方式
の違いによる速度分解能に関係なく、正確にシーク中の
異常で検出することができる。
ックカウント数である。このような場合、高速時と低速
時では、表現できる速度信号の分解能が異なるので、高
速時の速度分解能は低速時の速度分解能より粗くなり、
高速時の速度変動は低速時に比べて大きな変動になって
しまう。そこで、前述のように低速シーク時と高速シー
ク時に応じてVthを設定することにより、速度検知方式
の違いによる速度分解能に関係なく、正確にシーク中の
異常で検出することができる。
【0023】このように本実施例では、光ヘッドのシー
ク動作時に光ヘッドの速度の変化を監視し、速度が所定
値以上変化したときにフォーカス外れなどのシーク異常
と判断するようにしたので、従来のようにそれ専用の特
殊な検知回路を必要とすることがなく、速度の比較だけ
で簡単にフォーカス外れを検知することができる。ま
た、高速時と低速時とでシーク異常の基準となるVthを
変えているので、より正確にフォーカス外れなどによる
シーク中の異常を検知することができる。
ク動作時に光ヘッドの速度の変化を監視し、速度が所定
値以上変化したときにフォーカス外れなどのシーク異常
と判断するようにしたので、従来のようにそれ専用の特
殊な検知回路を必要とすることがなく、速度の比較だけ
で簡単にフォーカス外れを検知することができる。ま
た、高速時と低速時とでシーク異常の基準となるVthを
変えているので、より正確にフォーカス外れなどによる
シーク中の異常を検知することができる。
【0024】なお、以上の実施例では、シーク動作の異
常を外乱によるフォーカス外れによる異常として説明し
たが、これ以外にもシーク中の異常として、例えばリニ
アモータ5の異常も検出することができる。即ち、シー
ク中にリニアモータ5が異常を発生すると、実際の検知
速度Vt と前回の検知速度Vt-1 が時間とともにかけ離
れるために異常と検知することができる。
常を外乱によるフォーカス外れによる異常として説明し
たが、これ以外にもシーク中の異常として、例えばリニ
アモータ5の異常も検出することができる。即ち、シー
ク中にリニアモータ5が異常を発生すると、実際の検知
速度Vt と前回の検知速度Vt-1 が時間とともにかけ離
れるために異常と検知することができる。
【0025】次に、本発明の他の実施例を図5に基づい
て説明する。なお、図5では図2のフローチャートと同
じ処理を行うところは同一ステップ番号を付して詳しい
説明を省略する。この実施例は、高速モードと低速モー
ドとでシーク異常の検知方法を変えるところに特徴を持
っている。図5において、まずホストコンピュータ11
から記録または再生命令が発行されると、CPU9では
前回の速度値を初期化するとともに、シークモード(m
ode)を“H”(高速モード)に設定する(S1
2)。次いで、S2〜S4でトラックカウント値の読み
出し、目標速度の算出、トラック間の時間の計測を行
う。これは、図2と同じである。続いて、シークモード
をチェックし(S13)、このときはS12で高速モー
ドに設定されているので、高速モードと判定され、S5
へ進んで光ヘッドの移動速度Vt を検出し、S6で移動
速度Vt と予め決められた所定値Vc を比較する。
て説明する。なお、図5では図2のフローチャートと同
じ処理を行うところは同一ステップ番号を付して詳しい
説明を省略する。この実施例は、高速モードと低速モー
ドとでシーク異常の検知方法を変えるところに特徴を持
っている。図5において、まずホストコンピュータ11
から記録または再生命令が発行されると、CPU9では
前回の速度値を初期化するとともに、シークモード(m
ode)を“H”(高速モード)に設定する(S1
2)。次いで、S2〜S4でトラックカウント値の読み
出し、目標速度の算出、トラック間の時間の計測を行
う。これは、図2と同じである。続いて、シークモード
をチェックし(S13)、このときはS12で高速モー
ドに設定されているので、高速モードと判定され、S5
へ進んで光ヘッドの移動速度Vt を検出し、S6で移動
速度Vt と予め決められた所定値Vc を比較する。
【0026】ここで、もしVt がVc よりも大きい場合
は、図2と同様にS7で前回の光ヘッドの速度値Vt-1
と今回の速度値Vt の差と所定の速度値を比較し、その
比較結果によってフォーカス外れが発生したかどうかを
判断する。フォーカス外れが発生していなければ、速度
値Vt をメモリ10に格納し(S8)、速度値Vt と目
標速度Vref を用いてリニアモータ5のドライバー6へ
の制御量を演算する(S9)。以上で1回の制御動作が
終了し、以後所定の周期で同様の処理を繰り返し行うこ
とにより、図3に示すように光ヘッドは目標速度に追従
しつつ目標位置へ向けて移動していく。なお、S7でフ
ォーカス外れが発生したと判定された場合は、図2と同
様にS11でシーク動作を中止する。
は、図2と同様にS7で前回の光ヘッドの速度値Vt-1
と今回の速度値Vt の差と所定の速度値を比較し、その
比較結果によってフォーカス外れが発生したかどうかを
判断する。フォーカス外れが発生していなければ、速度
値Vt をメモリ10に格納し(S8)、速度値Vt と目
標速度Vref を用いてリニアモータ5のドライバー6へ
の制御量を演算する(S9)。以上で1回の制御動作が
終了し、以後所定の周期で同様の処理を繰り返し行うこ
とにより、図3に示すように光ヘッドは目標速度に追従
しつつ目標位置へ向けて移動していく。なお、S7でフ
ォーカス外れが発生したと判定された場合は、図2と同
様にS11でシーク動作を中止する。
【0027】こうして光ヘッドは図3のように目標位置
に向かって減速しつつシークし、やがてS6において光
ヘッドの移動速度Vt が所定速度Vc よりも小さいと判
定されると、シークモードを“L”(低速モード)と設
定する(S15)。つまり、所定速度Vc を基準にして
それよりも光ヘッドの速度値が大きければ高速モード
に、小さければ低速モードに設定する。このように低速
モードに設定すると、次の制御周期にはS13で低速モ
ードと判定され、S14以降においてそれに対応したシ
ーク異常の検出を行う。
に向かって減速しつつシークし、やがてS6において光
ヘッドの移動速度Vt が所定速度Vc よりも小さいと判
定されると、シークモードを“L”(低速モード)と設
定する(S15)。つまり、所定速度Vc を基準にして
それよりも光ヘッドの速度値が大きければ高速モード
に、小さければ低速モードに設定する。このように低速
モードに設定すると、次の制御周期にはS13で低速モ
ードと判定され、S14以降においてそれに対応したシ
ーク異常の検出を行う。
【0028】具体的には、S4で得られたトラック間の
時間Tint と予め決められた所定時間間隔Tthを比較し
(S14)、Tint がTthよりも小さければ正常、Tin
t がTthよりも大きければシークに異常が発生したと判
定する。つまり、トラッキングエラー信号のゼロクロス
間の時間Tint が所定時間Tthよりも大きい場合、トラ
ッキングエラー信号のゼロクロスを所定時間を経過して
も検出できないときであるので、トラッキングエラー信
号が正常に得られず、フォーカス外れが生じたと判定す
る。S14において、フォーカスはずれが生じていない
場合は、光ヘッドの移動速度Vt を算出し(S5)、得
られた移動速度と目標速度からドライバー6への制御量
を演算する(S9)。一方、S14でフォーカス外れが
生じたと判定された場合は、シーク動作を中止し(S1
1)、その後改めてフォーカス引き込み動作を開始する
などのエラー回復処理を行う。
時間Tint と予め決められた所定時間間隔Tthを比較し
(S14)、Tint がTthよりも小さければ正常、Tin
t がTthよりも大きければシークに異常が発生したと判
定する。つまり、トラッキングエラー信号のゼロクロス
間の時間Tint が所定時間Tthよりも大きい場合、トラ
ッキングエラー信号のゼロクロスを所定時間を経過して
も検出できないときであるので、トラッキングエラー信
号が正常に得られず、フォーカス外れが生じたと判定す
る。S14において、フォーカスはずれが生じていない
場合は、光ヘッドの移動速度Vt を算出し(S5)、得
られた移動速度と目標速度からドライバー6への制御量
を演算する(S9)。一方、S14でフォーカス外れが
生じたと判定された場合は、シーク動作を中止し(S1
1)、その後改めてフォーカス引き込み動作を開始する
などのエラー回復処理を行う。
【0029】本実施例では、光ヘッドの速度が所定速度
よりも遅くなった場合、トラッキングエラー信号のゼロ
クロス間の時間を計測し、得られた結果に基づいてフォ
ーカス外れか否かを判定するので、先の実施例と全く同
様に正確にフォーカス外れを検知することができる。即
ち、移動速度の変化分をもとにフォーカス外れを検知し
ようとすると、移動速度が遅くなった場合、移動速度が
速度変化分と変わらなくなるので、フォーカス外れを正
確に検知できなくなる。そこで、光ヘッドのゼロクロス
間の移動時間、つまりこれは光ヘッドの絶対速度である
が、この絶対速度に基づいてフォーカス外れを検知する
ことにより、光ヘッドの移動速度が遅くなっても、正確
な検知が可能となる。
よりも遅くなった場合、トラッキングエラー信号のゼロ
クロス間の時間を計測し、得られた結果に基づいてフォ
ーカス外れか否かを判定するので、先の実施例と全く同
様に正確にフォーカス外れを検知することができる。即
ち、移動速度の変化分をもとにフォーカス外れを検知し
ようとすると、移動速度が遅くなった場合、移動速度が
速度変化分と変わらなくなるので、フォーカス外れを正
確に検知できなくなる。そこで、光ヘッドのゼロクロス
間の移動時間、つまりこれは光ヘッドの絶対速度である
が、この絶対速度に基づいてフォーカス外れを検知する
ことにより、光ヘッドの移動速度が遅くなっても、正確
な検知が可能となる。
【0030】なお、本実施例においても、シーク中の異
常を外乱によるフォーカス外れとして説明したが、これ
以外にもシーク中の異常としてリニアモータ5の異常も
検出することができる。即ち、シーク中にリニアモータ
5に異常が発生すると、トラックカウントが正常になさ
れず、トラック間の計測時間が異常となるので、リニア
モータ5の異常も検知することができる。
常を外乱によるフォーカス外れとして説明したが、これ
以外にもシーク中の異常としてリニアモータ5の異常も
検出することができる。即ち、シーク中にリニアモータ
5に異常が発生すると、トラックカウントが正常になさ
れず、トラック間の計測時間が異常となるので、リニア
モータ5の異常も検知することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ーク中の異常をヘッドの移動速度の変化に基づいて検知
し、かつヘッドの移動速度に応じて検知感度を設定する
ことにより、何ら複雑な検知回路を要することなく簡単
で、しかも正確にシーク中の異常を検知できるという効
果がある。また、ヘッドの移動速度が所定速度よりも速
い場合は、シーク中の異常をヘッドの移動速度の変化を
もとに検知し、遅い場合はヘッドの移動時間をもとに検
知するので、同様に簡単かつ正確にシーク中の異常を検
知することができる。
ーク中の異常をヘッドの移動速度の変化に基づいて検知
し、かつヘッドの移動速度に応じて検知感度を設定する
ことにより、何ら複雑な検知回路を要することなく簡単
で、しかも正確にシーク中の異常を検知できるという効
果がある。また、ヘッドの移動速度が所定速度よりも速
い場合は、シーク中の異常をヘッドの移動速度の変化を
もとに検知し、遅い場合はヘッドの移動時間をもとに検
知するので、同様に簡単かつ正確にシーク中の異常を検
知することができる。
【図1】本発明の情報記録再生装置の一実施例を示した
構成図である。
構成図である。
【図2】図1の実施例のシーク時の動作を示したフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】図1の実施例のシーク動作時の目標速度とこれ
に追従する光ヘッドの速度の関係を示した図である。
に追従する光ヘッドの速度の関係を示した図である。
【図4】図1の実施例のシーク動作時のトラッキングエ
ラー信号と光ヘッドの速度の関係を示した図である。
ラー信号と光ヘッドの速度の関係を示した図である。
【図5】本発明の他の実施例を示したフローチャートで
ある。
ある。
1 光ディスク 2 光学系 3 トラッキングアクチュエータ 4 フォーカスアクチュエータ 5 リニアモータ 6 ドライバー 7 誤差検出器 8 A/D、D/A変換部 9 CPU 10 メモリ 11 ホストコンピュータ 12 ホストインターフェースコントローラ
Claims (5)
- 【請求項1】 情報記録媒体に情報を記録し、あるいは
再生するためのヘッドを前記記録媒体のトラック横断方
向に移動させる移動手段と、目標位置までの残差距離に
応じて前記ヘッドの目標速度を求めるための手段と、前
記ヘッドの移動速度を検出するための速度検出手段と、
周期的に前記目標速度と前記速度検出手段で検出された
移動速度をもとに前記移動手段を制御して前記ヘッドを
目標位置までシークさせるための制御手段とを有する情
報記録再生装置において、前記ヘッドの移動速度の変化
に基づいてシーク中の異常を検知するための異常検知手
段を設け、この異常検知手段の検知感度を前記ヘッドの
移動速度に応じて設定することを特徴とする情報記録再
生装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の情報記録再生装置にお
いて、前記異常検知手段は、前記速度検出手段で前回検
出された速度値と今回の速度値の差を算出し得られた差
の値が予め決められた所定値以上となった場合に、シー
ク中の異常を検知することを特徴とする情報記録再生装
置。 - 【請求項3】 情報記録媒体に情報を記録し、あるいは
再生するためのヘッドを前記記録媒体のトラック横断方
向に移動させる移動手段と、目標位置までの残差距離に
応じて前記ヘッドの目標速度を求めるための手段と、前
記ヘッドの移動速度を検出するための手段と、周期的に
前記目標速度と前記速度検出手段で検出された移動速度
をもとに前記移動手段を制御して前記ヘッドを目標位置
までシークさせる制御手段とを有する情報記録再生装置
において、前記ヘッドの移動速度の変化に基づいてシー
ク中の異常を検知するための第1の異常検知手段と、前
記ヘッドの移動時間に基づいてシーク中の異常を検知す
るための第2の異常検知手段とを具備し、前記ヘッドの
移動速度が予め決められた所定値よりも大きい場合は、
前記第1の異常検知手段で、前記所定値よりも小さい場
合は、前記第2の異常検知手段でそれぞれシーク中の異
常を検知することを特徴とする情報記録再生装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の情報記録再生装置にお
いて、前記第1の異常検知手段は、前記速度検出手段で
前回検出された速度値と今回の速度値の差を算出し、得
られた差の値が予め決められた所定値以上となった場合
に、シーク中の異常を検知することを特徴とする情報記
録再生装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の情報記録再生装置にお
いて、前記第2の異常検知手段は、トラッキングエラー
信号のゼロクロス間の時間を計時することによって前記
ヘッドのトラック間の移動時間を計測し、得られた移動
時間が予め決められた所定時間以上となった場合に、シ
ーク中の異常を検知することを特徴とする情報記録再生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12479395A JPH08321146A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 情報記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12479395A JPH08321146A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 情報記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08321146A true JPH08321146A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14894269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12479395A Pending JPH08321146A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 情報記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08321146A (ja) |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP12479395A patent/JPH08321146A/ja active Pending
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