JPH0831920A - ウェーハ収納容器のウェーハ抑え - Google Patents
ウェーハ収納容器のウェーハ抑えInfo
- Publication number
- JPH0831920A JPH0831920A JP16685094A JP16685094A JPH0831920A JP H0831920 A JPH0831920 A JP H0831920A JP 16685094 A JP16685094 A JP 16685094A JP 16685094 A JP16685094 A JP 16685094A JP H0831920 A JPH0831920 A JP H0831920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- retainer
- shape
- elastic member
- lid body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Packaging Frangible Articles (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
とがなく、しかもウェーハの形状が変わっても保持力に
影響を与えることのないウェーハ収納容器のウェーハ抑
えを提供する。 【構成】蓋体3の底面に装着されて、内箱1に収納され
た各ウェーハWの上縁を弾性的に支持するウェーハ抑え
4が、直方形をした支持枠5と、その内の相対する二辺
に基部が連設され内方へU字状に屈曲すると共に幅方向
が櫛状に分岐する、左右対称の片持ち構造の弾性部材6
とからなり、弾性部材6の先端は蓋体3の底面と 0.5〜
10mmの間隙αをおいて配設されているものである。
Description
汚染から防いで安全に輸送し、保管し、取り扱うための
ウェーハ収納容器に用いられるウェーハ抑えに関するも
のである。
に示すような構造をしていて、ウェーハWを内箱aに収
納した後、内箱aを容器本体bに入れ、その嵌合周縁部
にシール部材cを装着する。他方、蓋体dの内面に、両
側に多数の短冊状の弾性片eが片持ち梁状に対設されて
いるウェーハ抑えfを装着した後、蓋体dを容器本体b
に被せて嵌合すると共に、ウェーハ抑えfで各ウェーハ
Wの上縁部を弾性的に支持するという方法で使用してい
た。この構造のウェーハ抑えfに代えて、図5に示すよ
うに蓋体gの内面両側に垂直の弾性板材を二重にして対
設させた構造のウェーハ抑えhとし、両弾性板材を外側
に曲げることで各ウェーハWの斜め上縁を弾性的に支持
する方法、図6に示すように弓状弾性片iをウェーハ抑
えjの内面両側で固設し、弓状弾性片iの中央部で各ウ
ェーハWの上縁部を弾性的に支持する方法、図7に示す
ように蓋体kの内面中央部に相対して設けられた1対の
係止片mと、その両側より設けられた片持ち梁状の弾性
片nとからなるウェーハ抑えを用いて、係止片mでウェ
ーハWの上縁部を支持すると共に、弾性片nの先端部が
上方へ曲がることでウェーハWの斜め上縁部を弾性的に
支持する方法などが知られている。
よび図7に示すウェーハ抑えf、h、m、nはいずれも
一端だけが固定された垂直または片持ち梁状の弾性片か
らなっているため、弾性片の撓み部分がクリープ変形を
起こし易く、とくにウェーハを長期間保管すると、クリ
ープ変形によって弾性片の反発力が低下し、ウェーハ保
持力が弱まって輸送中にウェーハが回転したりガタつい
たりして擦れが発生し、ウェーハまたはウェーハ抑えの
摩耗による発塵でウェーハが汚染される可能性が大きか
った。その点、図6に示す弓状弾性片iは両側で保持さ
れているためクリープ変形のおそれはないが、構造的に
ウェーハの上面全体を覆う状態になるため、このウェー
ハ抑えが邪魔になって、容器に収納したウェーハの枚数
を蓋体の外側から確認することができず、作業性を著し
く損ねるという不都合があった。さらに、ウェーハWの
形状には、基準位置を示す方式として、図5に示すよう
な頂部の一部にだけ切り欠きのあるノッチ式W1 と、図
7に示すような上部がフラットになったオリフラ式W2
とがあるため、ウェーハ抑えの形状によっては両方式の
保持力に差が生じ、一方では満足しても他方ではウェー
ハの回転やガタつきによる発塵汚染が生ずるという問題
があった。したがって、本発明の目的は、クリープ変形
を起こしたり、作業性を損ねることがなく、しかもウェ
ーハの形状が変わっても保持力に影響を与えることのな
いウェーハ収納容器のウェーハ抑えを提供するものであ
る。
ハ抑えは、蓋体の底面に装着されて、内箱に収納された
各ウェーハの上縁を弾性的に支持するウェーハ抑えが、
直方形をした支持枠と、その内の相対する二辺に基部が
連設され内方にU字状に屈曲すると共に幅方向が櫛状に
分岐する、左右対称の片持ち構造の弾性部材とからな
り、弾性部材の先端は蓋体の底面と 0.5〜10mmの間隙を
おいて配設されていることを特徴とするものである。
ハ抑えについて、例示した図1〜図3に基づいて詳細に
説明する。図1はウェーハを個別に担持する箱状の本体
と本発明のウェーハ抑えを装着した蓋体との関係を示す
縦断面図で、図(a)は嵌合前、図(b)は嵌合後の状
態である。図2は図1(a)の底面図である。上記各図
において、1はウェーハWを収納する内箱、2はこの内
箱1を収納・係止する容器本体、3は蓋体、4は本発明
のウェーハ抑えである。ウェーハ抑え4は、直方形をし
た支持枠5と、その内の相対する二辺に基部が連設さ
れ、内方にU字状に屈曲すると共に幅方向が櫛状に分岐
する、左右対称の片持ち構造の弾性部材6とからなり、
支持枠5の周縁が蓋体3の底面の適所に設けられたリブ
7と嵌合することで、蓋体3に着脱自在に装着されると
共に、弾性部材6の先端は蓋体3の底面と 0.5〜10mm、
好ましくは2〜5mmの間隙αをおいて配設されている。
また、8はそれぞれ蓋体3を容器本体2に被せたとき
に、それぞれの周縁で係止するための係止部、9は弾性
部材6のC位置両側に設けられた、ウェーハWの周縁を
挿入・支持するためのリブである。
を容器本体2に入れ、蓋体3を被せたときには、ウェー
ハ抑え4の弾性部材6の先端は蓋体3の底面と間隙αを
おいて配設されているため、片持ち梁の状態となり、ウ
ェーハWに小さな力で接触してウェーハWを溝の中心に
ガイドする。さらに、蓋体3を押し込んで完全に容器本
体2に被せたときには容器内ではウェーハ抑え4の弾性
部材6の先端が蓋体3の底面に接触する両持ち梁の状態
となり、弾性部材6のC位置下面でウェーハWの左右斜
め上縁を弾性的に保持する。しかも、この状態では押圧
力を弾性部材6の基部と先端部の2個所で支持すること
になるため、変形が分散され、ウェーハ抑え4の耐久力
が向上する。
に、基部Aより2〜5°内側に傾いた状態で垂下した
(B位置)後、Rを画いて50〜70°の勾配で内方へ上昇
し(C位置)、その後さらに、2〜5°の角度で上昇す
る(D位置)、下方内側の角がとれたU字状をしている
ことが好ましく、これによりウェーハWと弾性部材6と
の接触面積が大きくなり、ウェーハ抑え4の耐久性が一
層向上する。このため弾性部材6の厚みを 1.5mm程度に
薄くできるという利点もある。図3はウェーハ抑えの別
の実施態様を示すもので、このウェーハ抑え14では、支
持枠15の両端に図示の形状の弾性部材16が設けられると
共に、底面中央部に図7(a)にmとして示したのと同
様の左右1対の係止片17が設けられている。これによれ
ば収納するウェーハWが図7に示した上部がフラットに
なったオリフラ式W2 の場合に、より有効に保持するこ
とができる。本発明によるウェーハ抑え4、14は、透明
または着色無地の、PE、PPなどのポリオレフィン、
ABS、PS、PC、PBTなどの熱可塑性樹脂および
ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系な
どの熱可塑性エラストマーが用いられる。
体2内に収納・係止する。一方、蓋体3の底面に本発明
のウェーハ抑え4を装着した後、蓋体3を容器本体2に
被せ、それぞれの周縁の係止部8で嵌合・係止する。こ
のとき、容器内ではウェーハ抑え4の弾性部材6の先端
が蓋体3の底面に接触する状態となり、弾性部材6のC
位置下面でウェーハWの左右斜め上縁を弾性的に保持す
る。また、この状態では押圧力を弾性部材6の基部と先
端部の2個所で支持することになるため、変形が分散さ
れ、ウェーハ抑え4の耐久力が向上する。
えによれば、 1)従来のものよりもクリープ変形が少なく、ウェーハ保
持力の低下が少なくなり、長期保管後の輸送においても
パーティクルの発生を抑制することができる。 2)弾性部材が左右対称に2列に設けられているので、中
央部からの収納されているウェーハの透視・確認が容易
である。 3)ノッチ式ウェーハ、オリフラ式ウェーハの別なく、同
じ保持力が安定的に付与される。
えを装着した蓋体との関係を示すもので、図(a)は嵌
合前の状態での縦断面図、図(b)は嵌合後の状態での
部分縦断面図である。
体の内面に装着した状態で示す底面図である。
断面図である。
図である。
図である。
ある。
ーハ抑えを装着した蓋体との関係を示すもので、図
(a)は嵌合前の状態での縦断面図、図(b)は嵌合後
の状態での部分縦断面図ある。
体、3‥蓋体、 4、14‥ウェ
ーハ抑え、5、15‥支持枠、
6、16‥弾性部材、7‥リブ、
8‥係止部、9‥リブ、
17‥係止片、α‥間隙。a‥内箱、
b‥容器本体、c‥シール部材、
d、g、k‥蓋体、e、n‥弾性片、
f、h、j‥ウェーハ抑え、i‥弓状弾性
片、 m‥係止片、W‥ウェーハ
W1 ‥ノッチ式ウェーハ、W
2 ‥オリフラ式ウェーハ。
Claims (1)
- 【請求項1】蓋体の底面に装着されて、内箱に収納され
た各ウェーハの上縁を弾性的に支持するウェーハ抑え
が、直方形をした支持枠と、その内の相対する二辺に基
部が連設され内方にU字状に屈曲すると共に幅方向が櫛
状に分岐する、左右対称の片持ち構造の弾性部材とから
なり、弾性部材の先端は蓋体の底面と 0.5〜10mmの間隙
をおいて配設されていることを特徴とするウェーハ収納
容器のウェーハ抑え。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16685094A JP2908985B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | ウェーハ収納容器のウェーハ抑え |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16685094A JP2908985B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | ウェーハ収納容器のウェーハ抑え |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831920A true JPH0831920A (ja) | 1996-02-02 |
JP2908985B2 JP2908985B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=15838813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16685094A Expired - Fee Related JP2908985B2 (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | ウェーハ収納容器のウェーハ抑え |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2908985B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2725960A1 (fr) * | 1994-10-06 | 1996-04-26 | Shinetsu Polymer Co | Support de plaquettes, notamment de silicium semi-conducteur |
WO2002097879A1 (fr) * | 2001-05-30 | 2002-12-05 | Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. | Recipient de stockage de substrat de precision et son element de retenue |
EP1605496A3 (en) * | 2004-06-11 | 2011-01-19 | Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. | Substrate storage container |
CN116101634A (zh) * | 2023-03-07 | 2023-05-12 | 中国工程物理研究院总体工程研究所 | 一种热源的抗事故包装箱 |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP16685094A patent/JP2908985B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2725960A1 (fr) * | 1994-10-06 | 1996-04-26 | Shinetsu Polymer Co | Support de plaquettes, notamment de silicium semi-conducteur |
WO2002097879A1 (fr) * | 2001-05-30 | 2002-12-05 | Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. | Recipient de stockage de substrat de precision et son element de retenue |
US7017749B2 (en) | 2001-05-30 | 2006-03-28 | Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. | Precision substrate storage container and retaining member therefor |
KR100890884B1 (ko) * | 2001-05-30 | 2009-03-31 | 신에츠 폴리머 가부시키가이샤 | 정밀기판 수납용기 및 그 누름부재 |
EP1605496A3 (en) * | 2004-06-11 | 2011-01-19 | Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. | Substrate storage container |
CN116101634A (zh) * | 2023-03-07 | 2023-05-12 | 中国工程物理研究院总体工程研究所 | 一种热源的抗事故包装箱 |
CN116101634B (zh) * | 2023-03-07 | 2024-09-03 | 中国工程物理研究院总体工程研究所 | 一种热源的抗事故包装箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2908985B2 (ja) | 1999-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7017750B2 (en) | Thin plate storage container | |
US5725100A (en) | Semiconductor wafer case | |
TWI429011B (zh) | 用於晶圓容器之可重覆使用彈性襯墊 | |
US5782362A (en) | Wafer cassette in wafer carrier | |
KR101472145B1 (ko) | 기판 수납 용기 | |
JPH08107141A (ja) | ウェーハ収納容器のウェーハ抑え | |
TWI259501B (en) | Seal and substrate container using same | |
JP4213078B2 (ja) | リテーナ及び基板収納容器 | |
JPWO2009131016A1 (ja) | リテーナ、及びリテーナを備えた基板収納容器 | |
US20060021904A1 (en) | Thin plate storage container | |
JP4918495B2 (ja) | 二次ウェハ拘束システムを備えたウェハ容器 | |
JPH0831920A (ja) | ウェーハ収納容器のウェーハ抑え | |
JP4372313B2 (ja) | 基板収納容器 | |
JP4181926B2 (ja) | 基板収納容器 | |
JP4980252B2 (ja) | 基板収納容器及びそのシールガスケットの取り付け方法 | |
JP2011138863A (ja) | 基板収納容器 | |
JP2009124063A (ja) | リテーナ及び基板収納容器 | |
JPH06204328A (ja) | ウェーハケース | |
JPH10279071A (ja) | ウエーハ接触防止装置 | |
JPH11111835A (ja) | ウエハ収納容器 | |
JPH0864669A (ja) | ウエハボックス | |
JP3180693B2 (ja) | ウェーハ収納容器のウェーハ押え部材 | |
US6041937A (en) | Wafer cassette retainer in a wafer container | |
JPH11121601A (ja) | ウエハ収納容器 | |
KR20010091650A (ko) | 액정표시장치 글래스 셀 운반용 박스 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 15 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 15 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |