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JPH0831920A - ウェーハ収納容器のウェーハ抑え - Google Patents

ウェーハ収納容器のウェーハ抑え

Info

Publication number
JPH0831920A
JPH0831920A JP16685094A JP16685094A JPH0831920A JP H0831920 A JPH0831920 A JP H0831920A JP 16685094 A JP16685094 A JP 16685094A JP 16685094 A JP16685094 A JP 16685094A JP H0831920 A JPH0831920 A JP H0831920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
retainer
shape
elastic member
lid body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16685094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2908985B2 (ja
Inventor
Shinichi Ohori
伸一 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd, Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP16685094A priority Critical patent/JP2908985B2/ja
Publication of JPH0831920A publication Critical patent/JPH0831920A/ja
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】クリープ変形を起こしたり、作業性を損ねるこ
とがなく、しかもウェーハの形状が変わっても保持力に
影響を与えることのないウェーハ収納容器のウェーハ抑
えを提供する。 【構成】蓋体3の底面に装着されて、内箱1に収納され
た各ウェーハWの上縁を弾性的に支持するウェーハ抑え
4が、直方形をした支持枠5と、その内の相対する二辺
に基部が連設され内方へU字状に屈曲すると共に幅方向
が櫛状に分岐する、左右対称の片持ち構造の弾性部材6
とからなり、弾性部材6の先端は蓋体3の底面と 0.5〜
10mmの間隙αをおいて配設されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウェーハを損傷、
汚染から防いで安全に輸送し、保管し、取り扱うための
ウェーハ収納容器に用いられるウェーハ抑えに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のウェーハ収納容器は、例えば図4
に示すような構造をしていて、ウェーハWを内箱aに収
納した後、内箱aを容器本体bに入れ、その嵌合周縁部
にシール部材cを装着する。他方、蓋体dの内面に、両
側に多数の短冊状の弾性片eが片持ち梁状に対設されて
いるウェーハ抑えfを装着した後、蓋体dを容器本体b
に被せて嵌合すると共に、ウェーハ抑えfで各ウェーハ
Wの上縁部を弾性的に支持するという方法で使用してい
た。この構造のウェーハ抑えfに代えて、図5に示すよ
うに蓋体gの内面両側に垂直の弾性板材を二重にして対
設させた構造のウェーハ抑えhとし、両弾性板材を外側
に曲げることで各ウェーハWの斜め上縁を弾性的に支持
する方法、図6に示すように弓状弾性片iをウェーハ抑
えjの内面両側で固設し、弓状弾性片iの中央部で各ウ
ェーハWの上縁部を弾性的に支持する方法、図7に示す
ように蓋体kの内面中央部に相対して設けられた1対の
係止片mと、その両側より設けられた片持ち梁状の弾性
片nとからなるウェーハ抑えを用いて、係止片mでウェ
ーハWの上縁部を支持すると共に、弾性片nの先端部が
上方へ曲がることでウェーハWの斜め上縁部を弾性的に
支持する方法などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4、図5お
よび図7に示すウェーハ抑えf、h、m、nはいずれも
一端だけが固定された垂直または片持ち梁状の弾性片か
らなっているため、弾性片の撓み部分がクリープ変形を
起こし易く、とくにウェーハを長期間保管すると、クリ
ープ変形によって弾性片の反発力が低下し、ウェーハ保
持力が弱まって輸送中にウェーハが回転したりガタつい
たりして擦れが発生し、ウェーハまたはウェーハ抑えの
摩耗による発塵でウェーハが汚染される可能性が大きか
った。その点、図6に示す弓状弾性片iは両側で保持さ
れているためクリープ変形のおそれはないが、構造的に
ウェーハの上面全体を覆う状態になるため、このウェー
ハ抑えが邪魔になって、容器に収納したウェーハの枚数
を蓋体の外側から確認することができず、作業性を著し
く損ねるという不都合があった。さらに、ウェーハWの
形状には、基準位置を示す方式として、図5に示すよう
な頂部の一部にだけ切り欠きのあるノッチ式W1 と、図
7に示すような上部がフラットになったオリフラ式W2
とがあるため、ウェーハ抑えの形状によっては両方式の
保持力に差が生じ、一方では満足しても他方ではウェー
ハの回転やガタつきによる発塵汚染が生ずるという問題
があった。したがって、本発明の目的は、クリープ変形
を起こしたり、作業性を損ねることがなく、しかもウェ
ーハの形状が変わっても保持力に影響を与えることのな
いウェーハ収納容器のウェーハ抑えを提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による上記ウェー
ハ抑えは、蓋体の底面に装着されて、内箱に収納された
各ウェーハの上縁を弾性的に支持するウェーハ抑えが、
直方形をした支持枠と、その内の相対する二辺に基部が
連設され内方にU字状に屈曲すると共に幅方向が櫛状に
分岐する、左右対称の片持ち構造の弾性部材とからな
り、弾性部材の先端は蓋体の底面と 0.5〜10mmの間隙を
おいて配設されていることを特徴とするものである。
【0005】以下、本発明のウェーハ収納容器のウェー
ハ抑えについて、例示した図1〜図3に基づいて詳細に
説明する。図1はウェーハを個別に担持する箱状の本体
と本発明のウェーハ抑えを装着した蓋体との関係を示す
縦断面図で、図(a)は嵌合前、図(b)は嵌合後の状
態である。図2は図1(a)の底面図である。上記各図
において、1はウェーハWを収納する内箱、2はこの内
箱1を収納・係止する容器本体、3は蓋体、4は本発明
のウェーハ抑えである。ウェーハ抑え4は、直方形をし
た支持枠5と、その内の相対する二辺に基部が連設さ
れ、内方にU字状に屈曲すると共に幅方向が櫛状に分岐
する、左右対称の片持ち構造の弾性部材6とからなり、
支持枠5の周縁が蓋体3の底面の適所に設けられたリブ
7と嵌合することで、蓋体3に着脱自在に装着されると
共に、弾性部材6の先端は蓋体3の底面と 0.5〜10mm、
好ましくは2〜5mmの間隙αをおいて配設されている。
また、8はそれぞれ蓋体3を容器本体2に被せたとき
に、それぞれの周縁で係止するための係止部、9は弾性
部材6のC位置両側に設けられた、ウェーハWの周縁を
挿入・支持するためのリブである。
【0006】これにより、ウェーハWを収納した内箱1
を容器本体2に入れ、蓋体3を被せたときには、ウェー
ハ抑え4の弾性部材6の先端は蓋体3の底面と間隙αを
おいて配設されているため、片持ち梁の状態となり、ウ
ェーハWに小さな力で接触してウェーハWを溝の中心に
ガイドする。さらに、蓋体3を押し込んで完全に容器本
体2に被せたときには容器内ではウェーハ抑え4の弾性
部材6の先端が蓋体3の底面に接触する両持ち梁の状態
となり、弾性部材6のC位置下面でウェーハWの左右斜
め上縁を弾性的に保持する。しかも、この状態では押圧
力を弾性部材6の基部と先端部の2個所で支持すること
になるため、変形が分散され、ウェーハ抑え4の耐久力
が向上する。
【0007】上記弾性部材6の断面形状は、図示のよう
に、基部Aより2〜5°内側に傾いた状態で垂下した
(B位置)後、Rを画いて50〜70°の勾配で内方へ上昇
し(C位置)、その後さらに、2〜5°の角度で上昇す
る(D位置)、下方内側の角がとれたU字状をしている
ことが好ましく、これによりウェーハWと弾性部材6と
の接触面積が大きくなり、ウェーハ抑え4の耐久性が一
層向上する。このため弾性部材6の厚みを 1.5mm程度に
薄くできるという利点もある。図3はウェーハ抑えの別
の実施態様を示すもので、このウェーハ抑え14では、支
持枠15の両端に図示の形状の弾性部材16が設けられると
共に、底面中央部に図7(a)にmとして示したのと同
様の左右1対の係止片17が設けられている。これによれ
ば収納するウェーハWが図7に示した上部がフラットに
なったオリフラ式W2 の場合に、より有効に保持するこ
とができる。本発明によるウェーハ抑え4、14は、透明
または着色無地の、PE、PPなどのポリオレフィン、
ABS、PS、PC、PBTなどの熱可塑性樹脂および
ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系な
どの熱可塑性エラストマーが用いられる。
【0008】
【作用】多数のウェーハWを収納した内箱1を、容器本
体2内に収納・係止する。一方、蓋体3の底面に本発明
のウェーハ抑え4を装着した後、蓋体3を容器本体2に
被せ、それぞれの周縁の係止部8で嵌合・係止する。こ
のとき、容器内ではウェーハ抑え4の弾性部材6の先端
が蓋体3の底面に接触する状態となり、弾性部材6のC
位置下面でウェーハWの左右斜め上縁を弾性的に保持す
る。また、この状態では押圧力を弾性部材6の基部と先
端部の2個所で支持することになるため、変形が分散さ
れ、ウェーハ抑え4の耐久力が向上する。
【0009】
【発明の効果】本発明のウェーハ収納容器のウェーハ抑
えによれば、 1)従来のものよりもクリープ変形が少なく、ウェーハ保
持力の低下が少なくなり、長期保管後の輸送においても
パーティクルの発生を抑制することができる。 2)弾性部材が左右対称に2列に設けられているので、中
央部からの収納されているウェーハの透視・確認が容易
である。 3)ノッチ式ウェーハ、オリフラ式ウェーハの別なく、同
じ保持力が安定的に付与される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェーハを収納する本体と本発明のウェーハ抑
えを装着した蓋体との関係を示すもので、図(a)は嵌
合前の状態での縦断面図、図(b)は嵌合後の状態での
部分縦断面図である。
【図2】図1(a)に示した本発明のウェーハ抑えを蓋
体の内面に装着した状態で示す底面図である。
【図3】本発明のウェーハ抑えの別の実施態様を示す縦
断面図である。
【図4】従来のウェーハ収納容器の一例を示す分解斜視
図である。
【図5】従来のウェーハ収納容器の他の例を示す縦断面
図である。
【図6】従来のウェーハ抑えの別の例を示す縦断面図で
ある。
【図7】ウェーハを収納する本体と従来の更に別のウェ
ーハ抑えを装着した蓋体との関係を示すもので、図
(a)は嵌合前の状態での縦断面図、図(b)は嵌合後
の状態での部分縦断面図ある。
【符号の説明】
1‥内箱、 2‥容器本
体、3‥蓋体、 4、14‥ウェ
ーハ抑え、5、15‥支持枠、
6、16‥弾性部材、7‥リブ、
8‥係止部、9‥リブ、
17‥係止片、α‥間隙。a‥内箱、
b‥容器本体、c‥シール部材、
d、g、k‥蓋体、e、n‥弾性片、
f、h、j‥ウェーハ抑え、i‥弓状弾性
片、 m‥係止片、W‥ウェーハ
1 ‥ノッチ式ウェーハ、W
2 ‥オリフラ式ウェーハ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋体の底面に装着されて、内箱に収納され
    た各ウェーハの上縁を弾性的に支持するウェーハ抑え
    が、直方形をした支持枠と、その内の相対する二辺に基
    部が連設され内方にU字状に屈曲すると共に幅方向が櫛
    状に分岐する、左右対称の片持ち構造の弾性部材とから
    なり、弾性部材の先端は蓋体の底面と 0.5〜10mmの間隙
    をおいて配設されていることを特徴とするウェーハ収納
    容器のウェーハ抑え。
JP16685094A 1994-07-19 1994-07-19 ウェーハ収納容器のウェーハ抑え Expired - Fee Related JP2908985B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2725960A1 (fr) * 1994-10-06 1996-04-26 Shinetsu Polymer Co Support de plaquettes, notamment de silicium semi-conducteur
WO2002097879A1 (fr) * 2001-05-30 2002-12-05 Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. Recipient de stockage de substrat de precision et son element de retenue
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CN116101634A (zh) * 2023-03-07 2023-05-12 中国工程物理研究院总体工程研究所 一种热源的抗事故包装箱

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