JPH08307937A - 無線通信システム及びその通信端末装置 - Google Patents
無線通信システム及びその通信端末装置Info
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- JPH08307937A JPH08307937A JP7128967A JP12896795A JPH08307937A JP H08307937 A JPH08307937 A JP H08307937A JP 7128967 A JP7128967 A JP 7128967A JP 12896795 A JP12896795 A JP 12896795A JP H08307937 A JPH08307937 A JP H08307937A
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- H04W88/02—Terminal devices
- H04W88/06—Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は無線通信システムに関し、簡易な構成
で、既存のマイクロ波通信システムに対する妨害を回避
し得る無線通信システムを実現する。 【構成】既存のマイクロ波通信システムの周波数帯域を
使用して第1の通信端末装置と第2の通信端末装置との
間で通信する無線通信システムにおいて、第1の通信端
末装置が他の無線通信システムの基地局から得た当該基
地局の所在地を特定する情報を基に通信動作が可能な地
域であるか否かを判断し、通信動作が可能な地域であれ
ば送信許可状態に遷移すると共に、登録メツセージを送
信することによつて第2の通信端末装置を送信許可状態
に遷移させるようにしたことにより、従来のように所在
地確認のための回路を付加することなく、簡易な構成で
既存のマイクロ波通信システムに対する妨害を回避する
ことができる。
で、既存のマイクロ波通信システムに対する妨害を回避
し得る無線通信システムを実現する。 【構成】既存のマイクロ波通信システムの周波数帯域を
使用して第1の通信端末装置と第2の通信端末装置との
間で通信する無線通信システムにおいて、第1の通信端
末装置が他の無線通信システムの基地局から得た当該基
地局の所在地を特定する情報を基に通信動作が可能な地
域であるか否かを判断し、通信動作が可能な地域であれ
ば送信許可状態に遷移すると共に、登録メツセージを送
信することによつて第2の通信端末装置を送信許可状態
に遷移させるようにしたことにより、従来のように所在
地確認のための回路を付加することなく、簡易な構成で
既存のマイクロ波通信システムに対する妨害を回避する
ことができる。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 (1)第1実施例(図1〜図4) (2)第2実施例(図5及び図6) (3)他の実施例(図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信システム及びそ
の通信端末装置に関し、例えば米国で開始されるアンラ
イセンスドPCS(Unlicensed Personal Communicatio
n Service )と呼ばれる通信システムに適用して好適な
ものである。
の通信端末装置に関し、例えば米国で開始されるアンラ
イセンスドPCS(Unlicensed Personal Communicatio
n Service )と呼ばれる通信システムに適用して好適な
ものである。
【0003】
【従来の技術】米国におけるPCSと呼ばれる通信シス
テムには、所定の通信サービスを介して通信することに
より利用する際に課金されるライセンスドPCS(Lice
nsed Personal Communication Service )と呼ばれる通
信システムと、所定の通信サービスを介さずに通信する
ことにより利用する際に課金されないアンライセンスド
PCSと呼ばれる通信システムがある。
テムには、所定の通信サービスを介して通信することに
より利用する際に課金されるライセンスドPCS(Lice
nsed Personal Communication Service )と呼ばれる通
信システムと、所定の通信サービスを介さずに通信する
ことにより利用する際に課金されないアンライセンスド
PCSと呼ばれる通信システムがある。
【0004】このうちアンライセンスドPCSは現在マ
イクロ波通信システムに使われている周波数帯域を解放
してもらうことによつて実現される。そのためマイクロ
波通信システムが他の周波数帯域に移行する必要がある
が、それが完了するまでには現状では7年から10年か
かると言われている。その間、アンライセンスドPCS
は既存のマイクロ波通信システムに影響を与えないよう
にシステム運用することになつており、それを保証する
手段を付加することが義務付けられている。
イクロ波通信システムに使われている周波数帯域を解放
してもらうことによつて実現される。そのためマイクロ
波通信システムが他の周波数帯域に移行する必要がある
が、それが完了するまでには現状では7年から10年か
かると言われている。その間、アンライセンスドPCS
は既存のマイクロ波通信システムに影響を与えないよう
にシステム運用することになつており、それを保証する
手段を付加することが義務付けられている。
【0005】ここでアンライセンスドPCSの従来例を
図8を用いて説明する。この図8に示すように、従来、
アンライセンスドPCSの通信端末装置1においては、
GPS(Global Positioning System )受信機2が付加
されており、このGPS受信機2によつて所在地を確認
することにより通信するようになされている。すなわち
通信端末装置1では、起動後、まず受信高周波回路3及
び復調器4からなる受信系をイネーブル状態(いわゆる
能動状態)、送信高周波回路5及び変調器6からなる送
信系をデイセーブル状態(いわゆる待機状態)にしてお
き、GPS信号S1をアンテナ7で受信する。
図8を用いて説明する。この図8に示すように、従来、
アンライセンスドPCSの通信端末装置1においては、
GPS(Global Positioning System )受信機2が付加
されており、このGPS受信機2によつて所在地を確認
することにより通信するようになされている。すなわち
通信端末装置1では、起動後、まず受信高周波回路3及
び復調器4からなる受信系をイネーブル状態(いわゆる
能動状態)、送信高周波回路5及び変調器6からなる送
信系をデイセーブル状態(いわゆる待機状態)にしてお
き、GPS信号S1をアンテナ7で受信する。
【0006】GPS受信機2は受信したGPS信号S1
を基に現在の所在地を計算し、その結果得た所在地情報
S2を制御回路8に出力する。制御回路8は所在地情報
S2を基に現在の所在地が予め登録されている所在地と
一致するか否かを判断し、所在地が一致する場合に送信
制御信号S3を出力して送信高周波回路5及び変調器6
を動作させ、送信系をイネーブル状態にする。これによ
り通信端末装置1では、送信データS4を変調器6、送
信高周波回路5、アンテナ共用器9、アンテナ10を順
に介して通信相手に送信すると共に、当該通信相手から
の送信信号をアンテナ10、アンテナ共用器9、受信高
周波回路3、復調器4を順に介して受信し、受信データ
S5を得る。
を基に現在の所在地を計算し、その結果得た所在地情報
S2を制御回路8に出力する。制御回路8は所在地情報
S2を基に現在の所在地が予め登録されている所在地と
一致するか否かを判断し、所在地が一致する場合に送信
制御信号S3を出力して送信高周波回路5及び変調器6
を動作させ、送信系をイネーブル状態にする。これによ
り通信端末装置1では、送信データS4を変調器6、送
信高周波回路5、アンテナ共用器9、アンテナ10を順
に介して通信相手に送信すると共に、当該通信相手から
の送信信号をアンテナ10、アンテナ共用器9、受信高
周波回路3、復調器4を順に介して受信し、受信データ
S5を得る。
【0007】このようにアンライセンスドPCSの通信
端末装置1では、GPS受信機2を用いて現在の所在地
を確認することにより、指定された場所だけで動作する
ように通信動作を制御し、既存のマイクロ波通信システ
ムに妨害を与えないようになされている。またこの他に
も、GPS受信機2の代わりに有線系の電話回線を用い
て所在地を確認することにより通信動作を制御し、既存
のマイクロ波通信システムに妨害を与えないようにする
方法もある。
端末装置1では、GPS受信機2を用いて現在の所在地
を確認することにより、指定された場所だけで動作する
ように通信動作を制御し、既存のマイクロ波通信システ
ムに妨害を与えないようになされている。またこの他に
も、GPS受信機2の代わりに有線系の電話回線を用い
て所在地を確認することにより通信動作を制御し、既存
のマイクロ波通信システムに妨害を与えないようにする
方法もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の通信端
末装置1では、上述のようにGPS受信機2を付加しな
ければならず、構成が複雑になると共に、コストが高く
なる問題がある。同様に有線系の電話回線を用いた場合
にも、電話回線とのインターフエイス等を付加しなけれ
ばならず、同様の問題が発生する。ところが所在地確認
のために付加した回路は、周波数帯域の解放後、いずれ
不要になることが予想されており、このような回路を付
加せずに通信動作を制御する方が望ましい。
末装置1では、上述のようにGPS受信機2を付加しな
ければならず、構成が複雑になると共に、コストが高く
なる問題がある。同様に有線系の電話回線を用いた場合
にも、電話回線とのインターフエイス等を付加しなけれ
ばならず、同様の問題が発生する。ところが所在地確認
のために付加した回路は、周波数帯域の解放後、いずれ
不要になることが予想されており、このような回路を付
加せずに通信動作を制御する方が望ましい。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で、既存のマイクロ波通信システムに対
する妨害を回避し得る無線通信システム及びその通信端
末装置を提案しようとするものである。
で、簡易な構成で、既存のマイクロ波通信システムに対
する妨害を回避し得る無線通信システム及びその通信端
末装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、既存のマイクロ波通信システムの
周波数帯域を使用して第1の通信端末装置と第2の通信
端末装置との間で通信する無線通信システムにおいて、
第1の通信端末装置は、既存のマイクロ波通信システム
に妨害を与えない他の無線通信システムの基地局が送信
する送信信号を受信して得た当該基地局の所在地を特定
する情報を基に通信動作が可能な地域であるか否かを判
断し、通信動作が可能な地域であれば送信許可状態に遷
移すると共に、第2の通信端末装置に対して通信動作が
可能であることを通知する登録メツセージを送信するよ
うにし、第2の通信端末装置は登録メツセージを受信す
ることによつて送信許可状態に遷移するようにした。
め本発明においては、既存のマイクロ波通信システムの
周波数帯域を使用して第1の通信端末装置と第2の通信
端末装置との間で通信する無線通信システムにおいて、
第1の通信端末装置は、既存のマイクロ波通信システム
に妨害を与えない他の無線通信システムの基地局が送信
する送信信号を受信して得た当該基地局の所在地を特定
する情報を基に通信動作が可能な地域であるか否かを判
断し、通信動作が可能な地域であれば送信許可状態に遷
移すると共に、第2の通信端末装置に対して通信動作が
可能であることを通知する登録メツセージを送信するよ
うにし、第2の通信端末装置は登録メツセージを受信す
ることによつて送信許可状態に遷移するようにした。
【0011】
【作用】第1の通信端末装置が他の無線通信システムの
基地局から得た当該基地局の所在地を特定する情報を基
に通信動作が可能な地域であるか否かを判断し、通信動
作が可能な地域であれば送信許可状態に遷移すると共
に、登録メツセージを送信することによつて第2の通信
端末装置を送信許可状態に遷移させるようにしたことに
より、従来のように所在地確認のための回路を付加する
ことなく、既存のマイクロ波通信システムに対する妨害
を回避することができる。
基地局から得た当該基地局の所在地を特定する情報を基
に通信動作が可能な地域であるか否かを判断し、通信動
作が可能な地域であれば送信許可状態に遷移すると共
に、登録メツセージを送信することによつて第2の通信
端末装置を送信許可状態に遷移させるようにしたことに
より、従来のように所在地確認のための回路を付加する
ことなく、既存のマイクロ波通信システムに対する妨害
を回避することができる。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0013】(1)第1実施例 図8との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、20は全体としてこの実施例によるアンライセンス
ドPCSの移動局側の通信端末装置を示し、アンテナ1
0で受信した受信信号をアンテナ共用器9を介して受信
高周波回路21に入力するようになされている。
て、20は全体としてこの実施例によるアンライセンス
ドPCSの移動局側の通信端末装置を示し、アンテナ1
0で受信した受信信号をアンテナ共用器9を介して受信
高周波回路21に入力するようになされている。
【0014】受信高周波回路21は入力された受信信号
を増幅すると共に、受信信号を低周波の信号に周波数変
換し、その結果得た受信信号S10を出力する回路であ
り、アンライセンスドPCSの受信信号とライセンスド
PCSの受信信号の両方の信号を扱うことができる。こ
の場合、受信高周波回路21は制御回路22からの制御
信号S11によつて動作が切り換わり、アンライセンス
ドPCSの場合には受信信号S10をアンライセンスド
PCS用復調器23に出力し、ライセンスドPCSの場
合には受信信号S10をライセンスドPCS用復調器2
4に出力する。
を増幅すると共に、受信信号を低周波の信号に周波数変
換し、その結果得た受信信号S10を出力する回路であ
り、アンライセンスドPCSの受信信号とライセンスド
PCSの受信信号の両方の信号を扱うことができる。こ
の場合、受信高周波回路21は制御回路22からの制御
信号S11によつて動作が切り換わり、アンライセンス
ドPCSの場合には受信信号S10をアンライセンスド
PCS用復調器23に出力し、ライセンスドPCSの場
合には受信信号S10をライセンスドPCS用復調器2
4に出力する。
【0015】アンライセンスドPCS用復調器23は文
字通りアンライセンスドPCSの信号を復調するもので
あり、受信信号S10に復調を施してアンライセンスド
PCSの固定局から送信されたデータを復元し、これを
受信データS5として出力する。一方、ライセンスドP
CS用復調器24は文字通りライセンスドPCSの信号
を復調するものであり、受信信号S10に復調を施して
ライセンスドPCSの基地局から送信されたデータを復
元し、これを受信データS12として制御回路22に出
力する。
字通りアンライセンスドPCSの信号を復調するもので
あり、受信信号S10に復調を施してアンライセンスド
PCSの固定局から送信されたデータを復元し、これを
受信データS5として出力する。一方、ライセンスドP
CS用復調器24は文字通りライセンスドPCSの信号
を復調するものであり、受信信号S10に復調を施して
ライセンスドPCSの基地局から送信されたデータを復
元し、これを受信データS12として制御回路22に出
力する。
【0016】制御回路22はライセンスドPCSの基地
局からの受信データS12を基に、送信高周波回路5及
びアンライセンスドPCS用変調器25からなる送信系
の動作/停止を送信制御信号S13を用いて制御するも
のである。この場合、制御回路22は受信データS12
を基にアンライセンスドPCSの信号を送信しても良い
か否かを判断し、送信しても良い場合には送信高周波回
路5及びアンライセンスドPCS用変調器25を動作可
能状態にする。
局からの受信データS12を基に、送信高周波回路5及
びアンライセンスドPCS用変調器25からなる送信系
の動作/停止を送信制御信号S13を用いて制御するも
のである。この場合、制御回路22は受信データS12
を基にアンライセンスドPCSの信号を送信しても良い
か否かを判断し、送信しても良い場合には送信高周波回
路5及びアンライセンスドPCS用変調器25を動作可
能状態にする。
【0017】アンライセンスドPCS用変調器25は、
送信時、送信データS4を基に所定の搬送波に対して変
調を施し、その結果得た送信信号S14を送信高周波回
路5に出力する。送信高周波回路5はその送信信号S1
4を高周波の信号に周波数変換して出力する。この送信
高周波回路5から出力された送信信号はアンテナ共用器
9を介してアンテナ10に供給され、当該アンテナ10
からアンライセンスドPCSの固定局に送信される。
送信時、送信データS4を基に所定の搬送波に対して変
調を施し、その結果得た送信信号S14を送信高周波回
路5に出力する。送信高周波回路5はその送信信号S1
4を高周波の信号に周波数変換して出力する。この送信
高周波回路5から出力された送信信号はアンテナ共用器
9を介してアンテナ10に供給され、当該アンテナ10
からアンライセンスドPCSの固定局に送信される。
【0018】これに対してアンライセンスドPCSの固
定局側の通信端末装置の構成を図2に示す。この図2に
示すように、固定局側の通信端末装置30では、アンテ
ナ31で受信した受信信号をアンテナ共用器32を介し
て受信高周波回路33に入力するようになされている。
定局側の通信端末装置の構成を図2に示す。この図2に
示すように、固定局側の通信端末装置30では、アンテ
ナ31で受信した受信信号をアンテナ共用器32を介し
て受信高周波回路33に入力するようになされている。
【0019】受信高周波回路33は受信信号を増幅する
と共に、受信信号を低周波の信号に周波数変換し、その
結果得た受信信号S20をアンライセンスドPCS用復
調器34に出力する。アンライセンスドPCS用復調器
34は受信信号S20に復調を施してアンライセンスド
PCSの移動局から送信されたデータを復元し、これを
受信データS21として出力する。
と共に、受信信号を低周波の信号に周波数変換し、その
結果得た受信信号S20をアンライセンスドPCS用復
調器34に出力する。アンライセンスドPCS用復調器
34は受信信号S20に復調を施してアンライセンスド
PCSの移動局から送信されたデータを復元し、これを
受信データS21として出力する。
【0020】制御回路35にはこの受信データS21が
入力されており、制御回路35はこの受信データS21
を基に送信高周波回路36及びアンライセンスドPCS
用変調器37からなる送信系の動作/停止を送信制御信
号S22を用いて制御する。この場合、制御回路35は
受信データS12を基にアンライセンスドPCSの信号
を送信しても良いか否かを判断し、送信しても良い場合
に送信高周波回路36及びアンライセンスドPCS用変
調器37を動作可能状態にする。
入力されており、制御回路35はこの受信データS21
を基に送信高周波回路36及びアンライセンスドPCS
用変調器37からなる送信系の動作/停止を送信制御信
号S22を用いて制御する。この場合、制御回路35は
受信データS12を基にアンライセンスドPCSの信号
を送信しても良いか否かを判断し、送信しても良い場合
に送信高周波回路36及びアンライセンスドPCS用変
調器37を動作可能状態にする。
【0021】アンライセンスドPCS用変調器37は、
送信時、送信データS23を基に所定の搬送波に対して
変調を施し、その結果得た送信信号S24を送信高周波
回路36に出力する。送信高周波回路36はその送信信
号S24を高周波の信号に周波数変換して出力する。こ
の送信高周波回路36から出力された送信信号はアンテ
ナ共用器32を介してアンテナ31に供給され、当該ア
ンテナ31からアンライセンスドPCSの移動局に送信
される。
送信時、送信データS23を基に所定の搬送波に対して
変調を施し、その結果得た送信信号S24を送信高周波
回路36に出力する。送信高周波回路36はその送信信
号S24を高周波の信号に周波数変換して出力する。こ
の送信高周波回路36から出力された送信信号はアンテ
ナ共用器32を介してアンテナ31に供給され、当該ア
ンテナ31からアンライセンスドPCSの移動局に送信
される。
【0022】ここで上述のような構成を有する移動局側
の通信端末装置20及び固定局側の通信端末装置30の
動作手順について図3及び図4を用いて説明する。まず
図3に示すように、移動局側の通信端末装置20におい
ては、ステツプSP1から入つて起動した後、ステツプ
SP2において送信許可状態を示す登録フラグをリセツ
トすることにより送信を禁止する。具体的には、登録フ
ラグをリセツトすることによりアンライセンスドPCS
用変調器25及び送信高周波回路5の動作を停止する。
の通信端末装置20及び固定局側の通信端末装置30の
動作手順について図3及び図4を用いて説明する。まず
図3に示すように、移動局側の通信端末装置20におい
ては、ステツプSP1から入つて起動した後、ステツプ
SP2において送信許可状態を示す登録フラグをリセツ
トすることにより送信を禁止する。具体的には、登録フ
ラグをリセツトすることによりアンライセンスドPCS
用変調器25及び送信高周波回路5の動作を停止する。
【0023】次に通信端末装置20では、ステツプSP
3において登録フラグがセツトされているか否かを調
べ、セツトされていればステツプSP4に移行し、セツ
トされていなければステツプSP5に移行する。この場
合、ステツプSP2において登録フラグをリセツトした
ため、最初は必ずステツプSP5に移行する。
3において登録フラグがセツトされているか否かを調
べ、セツトされていればステツプSP4に移行し、セツ
トされていなければステツプSP5に移行する。この場
合、ステツプSP2において登録フラグをリセツトした
ため、最初は必ずステツプSP5に移行する。
【0024】ステツプSP5において、通信端末装置2
0は、ライセンスドPCSの基地局が送信した送信信号
を受信する。そして次のステツプSP6において、アン
ライセンスドPCSの送信が可能か否か判断し、送信が
可能であればステツプSP7に移行し、送信が不可であ
ればステツプSP3に戻る。この場合、ライセンスドP
CSの基地局が送信する送信信号の中にはライセンスド
PCSの基地局の所在地を特定する情報が含まれてお
り、通信端末装置20はその所在地を特定する情報を基
にアンライセンスドPCSとして動作可能な地域(すな
わちマイクロ波通信システムに妨害を与えない地域)に
いるか否かを確認することにより、送信可能か否かを判
断する。
0は、ライセンスドPCSの基地局が送信した送信信号
を受信する。そして次のステツプSP6において、アン
ライセンスドPCSの送信が可能か否か判断し、送信が
可能であればステツプSP7に移行し、送信が不可であ
ればステツプSP3に戻る。この場合、ライセンスドP
CSの基地局が送信する送信信号の中にはライセンスド
PCSの基地局の所在地を特定する情報が含まれてお
り、通信端末装置20はその所在地を特定する情報を基
にアンライセンスドPCSとして動作可能な地域(すな
わちマイクロ波通信システムに妨害を与えない地域)に
いるか否かを確認することにより、送信可能か否かを判
断する。
【0025】ステツプSP7において、通信端末装置2
0は送信高周波回路5及びアンライセンスドPCS用変
調器25を動作させてアンライセンスドPCSの固定局
側の通信端末装置30に対して登録メツセージを送信す
る。そして次のステツプSP8において、固定局側の通
信端末装置30からのACK信号(Acknowledgement:
肯定応答信号)を待ち、ACK信号が受け取れなかつた
場合にはステツプSP3に戻り、ACK信号が受け取れ
た場合には次のステツプSP9に移行し、登録フラグを
セツトして送信許可状態に遷移し、さらに次のステツプ
SP10に移行して送信許可状態の有効時間をカウント
するタイマを起動し、ステツプSP3に戻る。因みに、
固定局側に対してはこの登録メツセージによつて送信可
能であることが通知される。
0は送信高周波回路5及びアンライセンスドPCS用変
調器25を動作させてアンライセンスドPCSの固定局
側の通信端末装置30に対して登録メツセージを送信す
る。そして次のステツプSP8において、固定局側の通
信端末装置30からのACK信号(Acknowledgement:
肯定応答信号)を待ち、ACK信号が受け取れなかつた
場合にはステツプSP3に戻り、ACK信号が受け取れ
た場合には次のステツプSP9に移行し、登録フラグを
セツトして送信許可状態に遷移し、さらに次のステツプ
SP10に移行して送信許可状態の有効時間をカウント
するタイマを起動し、ステツプSP3に戻る。因みに、
固定局側に対してはこの登録メツセージによつて送信可
能であることが通知される。
【0026】ステツプSP3における登録フラグについ
ての判断の結果、ステツプSP4に移行した場合、通信
端末装置20では、送信要求があるか否かを調べ、送信
要求がある場合にはステツプSP11に移行し、送信高
周波回路5及びアンライセンスドPCS用変調器25を
動作させてデータ送信を行い、ステツプSP3に戻る。
因みに、ステツプSP11においてデータ送信を行う場
合には、送信許可状態の有効時間をカウントするタイマ
は再起動され、送信許可状態が延長させられる。一方、
送信要求がない場合には、ステツプSP12において送
信許可状態の有効時間をカウントするタイマがタイムア
ウトしたか否かを調べ、タイムアウトしていなければそ
のままステツプSP3に戻り、タイムアウトしていれば
次のステツプSP13に移行し、登録フラグをリセツト
して送信を禁止し、ステツプSP3に戻る。
ての判断の結果、ステツプSP4に移行した場合、通信
端末装置20では、送信要求があるか否かを調べ、送信
要求がある場合にはステツプSP11に移行し、送信高
周波回路5及びアンライセンスドPCS用変調器25を
動作させてデータ送信を行い、ステツプSP3に戻る。
因みに、ステツプSP11においてデータ送信を行う場
合には、送信許可状態の有効時間をカウントするタイマ
は再起動され、送信許可状態が延長させられる。一方、
送信要求がない場合には、ステツプSP12において送
信許可状態の有効時間をカウントするタイマがタイムア
ウトしたか否かを調べ、タイムアウトしていなければそ
のままステツプSP3に戻り、タイムアウトしていれば
次のステツプSP13に移行し、登録フラグをリセツト
して送信を禁止し、ステツプSP3に戻る。
【0027】このようにして移動局側の通信端末装置2
0では、起動直後はまず送信を禁止し、ライセンスドP
CSの基地局からの情報を基にしてアンライセンスドP
CSの通信動作が可能であるか否かを判断し、通信可能
であれば登録フラグをセツトして送信許可状態に遷移す
る。
0では、起動直後はまず送信を禁止し、ライセンスドP
CSの基地局からの情報を基にしてアンライセンスドP
CSの通信動作が可能であるか否かを判断し、通信可能
であれば登録フラグをセツトして送信許可状態に遷移す
る。
【0028】また通信端末装置20では、登録メツセー
ジを固定局側の通信端末装置30に対して送信し、送信
許可状態を当該固定局側に知らせる(固定局側としては
この登録メツセージによつて送信許可状態に遷移す
る)。この場合、送信許可状態はタイマによつて解除さ
れるため、通信端末装置20が他の場所に移動させられ
た場合でも自動的に送信が停止させられる。
ジを固定局側の通信端末装置30に対して送信し、送信
許可状態を当該固定局側に知らせる(固定局側としては
この登録メツセージによつて送信許可状態に遷移す
る)。この場合、送信許可状態はタイマによつて解除さ
れるため、通信端末装置20が他の場所に移動させられ
た場合でも自動的に送信が停止させられる。
【0029】これに対して図4に示すように、固定局側
の通信端末装置30においては、ステツプSP20から
入つて起動した後、ステツプSP21において送信許可
状態を示す登録フラグをリセツトすることにより送信を
禁止する。具体的には、登録フラグをリセツトすること
によりアンライセンスドPCS用変調器37及び送信高
周波回路36の動作を停止する。
の通信端末装置30においては、ステツプSP20から
入つて起動した後、ステツプSP21において送信許可
状態を示す登録フラグをリセツトすることにより送信を
禁止する。具体的には、登録フラグをリセツトすること
によりアンライセンスドPCS用変調器37及び送信高
周波回路36の動作を停止する。
【0030】次に通信端末装置30では、ステツプSP
22において受信高周波回路33及びアンライセンスド
PCS用復調器34を動作して受信動作を開始し、移動
局側の通信端末装置20が送信する登録メツセージを受
信待ちする。次に通信端末装置30では、ステツプSP
23において登録フラグがセツトされているか否かを調
べ、セツトされていればステツプSP24に移行し、セ
ツトされていなければステツプSP25に移行する。こ
の場合、ステツプSP21において登録フラグをリセツ
トしたため、最初は必ずステツプSP25に移行する。
22において受信高周波回路33及びアンライセンスド
PCS用復調器34を動作して受信動作を開始し、移動
局側の通信端末装置20が送信する登録メツセージを受
信待ちする。次に通信端末装置30では、ステツプSP
23において登録フラグがセツトされているか否かを調
べ、セツトされていればステツプSP24に移行し、セ
ツトされていなければステツプSP25に移行する。こ
の場合、ステツプSP21において登録フラグをリセツ
トしたため、最初は必ずステツプSP25に移行する。
【0031】ステツプSP25において、通信端末装置
30は、移動局側からの登録メツセージの受信があるか
否かを調べ、受信がなければステツプSP23に戻り、
受信があれば次のステツプSP26に移行し、登録フラ
グをセツトして送信許可状態に遷移し、さらに次のステ
ツプSP27に移行して送信許可状態の有効時間をカウ
ントするタイマを起動し、ステツプSP23に戻る。
30は、移動局側からの登録メツセージの受信があるか
否かを調べ、受信がなければステツプSP23に戻り、
受信があれば次のステツプSP26に移行し、登録フラ
グをセツトして送信許可状態に遷移し、さらに次のステ
ツプSP27に移行して送信許可状態の有効時間をカウ
ントするタイマを起動し、ステツプSP23に戻る。
【0032】ステツプSP23における登録フラグにつ
いての判断の結果、ステツプSP24に移行した場合、
通信端末装置30では、送信要求があるか否かを調べ、
送信要求がある場合にはステツプSP28に移行し、送
信高周波回路36及びアンライセンスドPCS用変調器
37を動作させてデータ送信を行い、ステツプSP23
に戻る。因みに、ステツプSP28においてデータ送信
を行う場合には、送信許可状態の有効時間をカウントす
るタイマは再起動され、送信許可状態は延長させられ
る。一方、送信要求がない場合には、ステツプSP29
において送信許可状態の有効時間をカウントするタイマ
がタイムアウトしたか否かを調べ、タイムアウトしてい
なければそのままステツプSP23に戻り、タイムアウ
トしていれば次のステツプSP30に移行し、登録フラ
グをリセツトして送信を禁止し、ステツプSP23に戻
る。
いての判断の結果、ステツプSP24に移行した場合、
通信端末装置30では、送信要求があるか否かを調べ、
送信要求がある場合にはステツプSP28に移行し、送
信高周波回路36及びアンライセンスドPCS用変調器
37を動作させてデータ送信を行い、ステツプSP23
に戻る。因みに、ステツプSP28においてデータ送信
を行う場合には、送信許可状態の有効時間をカウントす
るタイマは再起動され、送信許可状態は延長させられ
る。一方、送信要求がない場合には、ステツプSP29
において送信許可状態の有効時間をカウントするタイマ
がタイムアウトしたか否かを調べ、タイムアウトしてい
なければそのままステツプSP23に戻り、タイムアウ
トしていれば次のステツプSP30に移行し、登録フラ
グをリセツトして送信を禁止し、ステツプSP23に戻
る。
【0033】このようにして固定局側の通信端末装置3
0では、起動直後はまず送信を禁止して移動局側の通信
端末装置20が送信する登録メツセージを待ち、その結
果、登録メツセージが受信できたら送信許可状態に遷移
する。この場合、送信許可状態はタイマによつて解除さ
れるため、仮に通信端末装置30が他の場所に移動させ
られた場合でも自動的に送信が停止させられる。
0では、起動直後はまず送信を禁止して移動局側の通信
端末装置20が送信する登録メツセージを待ち、その結
果、登録メツセージが受信できたら送信許可状態に遷移
する。この場合、送信許可状態はタイマによつて解除さ
れるため、仮に通信端末装置30が他の場所に移動させ
られた場合でも自動的に送信が停止させられる。
【0034】以上の構成において、通信端末装置20及
び30の間でアンライセンスドPCSの通信を行う場
合、まず移動局側の通信端末装置20がライセンスドP
CSの基地局が送信する送信信号を受信し、その送信信
号に含まれる基地局の所在地を特定する情報を基にアン
ライセンスドPCSとして動作可能な地域であるか否か
を確認する。その結果、動作可能な地域であれば、移動
局側の通信端末装置20は送信許可状態に遷移すると共
に、登録メツセージを固定局側の通信端末装置30に送
信する。これにより固定局側の通信端末装置30は送信
許可状態に遷移する。以後、送信要求が発生すれば、通
信端末装置20及び30の間でアンライセンスドPCS
の信号を送受信して通信を行う。
び30の間でアンライセンスドPCSの通信を行う場
合、まず移動局側の通信端末装置20がライセンスドP
CSの基地局が送信する送信信号を受信し、その送信信
号に含まれる基地局の所在地を特定する情報を基にアン
ライセンスドPCSとして動作可能な地域であるか否か
を確認する。その結果、動作可能な地域であれば、移動
局側の通信端末装置20は送信許可状態に遷移すると共
に、登録メツセージを固定局側の通信端末装置30に送
信する。これにより固定局側の通信端末装置30は送信
許可状態に遷移する。以後、送信要求が発生すれば、通
信端末装置20及び30の間でアンライセンスドPCS
の信号を送受信して通信を行う。
【0035】このようにほぼ同一の周波数で運用が予定
され、既存のマイクロ波通信システムに妨害を与えない
ライセンスドPCSの基地局が送信する情報を基に、所
在地を特定して送信系の動作を制御するようにしたこと
により、従来のようにGPS受信機や電話回線とのイン
ターフエイス等を付加することなく、簡易な構成で既存
のマイクロ波通信システムに対する妨害を回避すること
ができる。
され、既存のマイクロ波通信システムに妨害を与えない
ライセンスドPCSの基地局が送信する情報を基に、所
在地を特定して送信系の動作を制御するようにしたこと
により、従来のようにGPS受信機や電話回線とのイン
ターフエイス等を付加することなく、簡易な構成で既存
のマイクロ波通信システムに対する妨害を回避すること
ができる。
【0036】また通信端末装置20及び30では、タイ
マによつて送信許可状態を示す登録フラグをリセツトす
るようにしたことにより、通信端末装置20及び30が
アンライセンスドPCSの禁止地域に移動させられた場
合でも送信を自動的に停止することができる。
マによつて送信許可状態を示す登録フラグをリセツトす
るようにしたことにより、通信端末装置20及び30が
アンライセンスドPCSの禁止地域に移動させられた場
合でも送信を自動的に停止することができる。
【0037】以上の構成によれば、ライセンスドPCS
の基地局が送信する情報を基に動作可能な地域であるか
否かを判断して送信動作を制御するようにしたことによ
り、従来に比して簡易な構成で、既存のマイクロ波通信
システムに対する妨害を回避することができる。
の基地局が送信する情報を基に動作可能な地域であるか
否かを判断して送信動作を制御するようにしたことによ
り、従来に比して簡易な構成で、既存のマイクロ波通信
システムに対する妨害を回避することができる。
【0038】(2)第2実施例 この実施例においては、ライセンスドPCSとアンライ
センスドPCSの両方に対応できるデユアルモードの通
信端末装置について説明する。因みに、このようにデユ
アルモードの通信端末装置が実現できる理由は、ライセ
ンスドPCSの周波数帯域がアンライセンスドPCSの
周波数帯域に接しているため送受信系の回路が共通化で
きるためである。
センスドPCSの両方に対応できるデユアルモードの通
信端末装置について説明する。因みに、このようにデユ
アルモードの通信端末装置が実現できる理由は、ライセ
ンスドPCSの周波数帯域がアンライセンスドPCSの
周波数帯域に接しているため送受信系の回路が共通化で
きるためである。
【0039】図1との対応部分に同一符号を付して示す
図5において、40はこの実施例による移動局側の通信
端末装置を示し、アンテナ10、アンテナ共用器9、受
信高周波回路41、PCS用復調器42、制御回路4
3、送信高周波回路44及びPCS用変調器45によつ
て構成されている。この場合、受信高周波回路41、P
CS用復調器42、送信高周波回路44及びPCS用変
調器45はそれぞれライセンスドPCSとアンライセン
スドPCSの両方に対応できるものである。
図5において、40はこの実施例による移動局側の通信
端末装置を示し、アンテナ10、アンテナ共用器9、受
信高周波回路41、PCS用復調器42、制御回路4
3、送信高周波回路44及びPCS用変調器45によつ
て構成されている。この場合、受信高周波回路41、P
CS用復調器42、送信高周波回路44及びPCS用変
調器45はそれぞれライセンスドPCSとアンライセン
スドPCSの両方に対応できるものである。
【0040】まずアンテナ10で受信した受信信号はア
ンテナ共用器9を介して受信高周波回路41に入力され
る。受信高周波回路41は入力された受信信号を増幅す
ると共に、受信信号を低周波の信号に周波数変換し、そ
の結果得た受信信号S30を出力する。PCS用復調器
42は受信信号S30に復調を施してアンライセンスド
PCSの固定局又はライセンスドPCSの基地局から送
信されたデータを復元し、これを受信データS31とし
て出力する。
ンテナ共用器9を介して受信高周波回路41に入力され
る。受信高周波回路41は入力された受信信号を増幅す
ると共に、受信信号を低周波の信号に周波数変換し、そ
の結果得た受信信号S30を出力する。PCS用復調器
42は受信信号S30に復調を施してアンライセンスド
PCSの固定局又はライセンスドPCSの基地局から送
信されたデータを復元し、これを受信データS31とし
て出力する。
【0041】制御回路43には受信データS31が入力
されており、制御回路43はこの受信データS31を基
に送信高周波回路44及びPCS用変調器45からなる
送信系の動作/停止を送信制御信号S32を用いて制御
する。具体的には、制御回路43は受信データS31の
うちライセンスドPCSの基地局からのデータを基に動
作可能であるか否かを判断し、動作可能な場合には送信
高周波回路44及びPCS用変調器45を動作可能状態
にする。
されており、制御回路43はこの受信データS31を基
に送信高周波回路44及びPCS用変調器45からなる
送信系の動作/停止を送信制御信号S32を用いて制御
する。具体的には、制御回路43は受信データS31の
うちライセンスドPCSの基地局からのデータを基に動
作可能であるか否かを判断し、動作可能な場合には送信
高周波回路44及びPCS用変調器45を動作可能状態
にする。
【0042】PCS用変調器45は、送信時、送信デー
タS33を基に所定の搬送波に対して変調を施し、その
結果得た送信信号S34を送信高周波回路44に出力す
る。送信高周波回路44はその送信信号S34を高周波
の信号に周波数変換して出力する。この送信高周波回路
44から出力された送信信号はアンテナ共用器9を介し
てアンテナ10に供給され、当該アンテナ10からアン
ライセンスドPCSの固定局又はライセンスドPCSの
基地局に送信される。
タS33を基に所定の搬送波に対して変調を施し、その
結果得た送信信号S34を送信高周波回路44に出力す
る。送信高周波回路44はその送信信号S34を高周波
の信号に周波数変換して出力する。この送信高周波回路
44から出力された送信信号はアンテナ共用器9を介し
てアンテナ10に供給され、当該アンテナ10からアン
ライセンスドPCSの固定局又はライセンスドPCSの
基地局に送信される。
【0043】ここでこのような構成を有する移動局側の
通信端末装置40において、アンライセンスドPCSに
よる通信を優先させる場合には、図6に示すようなアン
ライセンスドPCS優先モードを実行する。すなわち図
6に示すように、移動局側の通信端末装置40において
は、ステツプSP40から入つて起動した後、ステツプ
SP41において送信許可状態を示す登録フラグをリセ
ツトすることにより送信を禁止する。具体的には、登録
フラグをリセツトすることによりPCS用変調器45及
び送信高周波回路44の動作を停止する。
通信端末装置40において、アンライセンスドPCSに
よる通信を優先させる場合には、図6に示すようなアン
ライセンスドPCS優先モードを実行する。すなわち図
6に示すように、移動局側の通信端末装置40において
は、ステツプSP40から入つて起動した後、ステツプ
SP41において送信許可状態を示す登録フラグをリセ
ツトすることにより送信を禁止する。具体的には、登録
フラグをリセツトすることによりPCS用変調器45及
び送信高周波回路44の動作を停止する。
【0044】次に通信端末装置40では、ステツプSP
42においてライセンスドPCSの基地局が送信する送
信信号を受信し、続くステツプSP43において受信し
たライセンスドPCSの基地局の情報を基にアンライセ
ンスドPCSとして動作可能か否かを判断する。この場
合、第1実施例と同様に、ライセンスドPCSの送信信
号に含まれる基地局の所在地を特定する情報を基にアン
ライセンスドPCSとして動作可能な地域であるか否か
を判断する。
42においてライセンスドPCSの基地局が送信する送
信信号を受信し、続くステツプSP43において受信し
たライセンスドPCSの基地局の情報を基にアンライセ
ンスドPCSとして動作可能か否かを判断する。この場
合、第1実施例と同様に、ライセンスドPCSの送信信
号に含まれる基地局の所在地を特定する情報を基にアン
ライセンスドPCSとして動作可能な地域であるか否か
を判断する。
【0045】その判断の結果、アンライセンスドPCS
として動作可能であれば、ステツプSP44に移行して
アンライセンスドPCSモードを起動し、続くステツプ
SP45において通常のアンライセンスドPCSの移動
局として動作する。一方、判断の結果アンライセンスド
PCSとして動作不可能であれば、ステツプSP46に
移行してライセンスドPCSモードを起動し、続くステ
ツプSP47において通常のライセンスドPCSの移動
局として動作する。
として動作可能であれば、ステツプSP44に移行して
アンライセンスドPCSモードを起動し、続くステツプ
SP45において通常のアンライセンスドPCSの移動
局として動作する。一方、判断の結果アンライセンスド
PCSとして動作不可能であれば、ステツプSP46に
移行してライセンスドPCSモードを起動し、続くステ
ツプSP47において通常のライセンスドPCSの移動
局として動作する。
【0046】以上の構成において、通信端末装置40で
は、ライセンスドPCSの周波数帯域がアンライセンス
ドPCSの周波数帯域に接していることを利用し、送受
信系の回路(受信高周波回路41、PCS用復調器4
2、送信高周波回路44及びPCS用変調器45)をア
ンライセンスドPCSとライセンスドPCSとで共通化
する。このように送受信系の回路を共通化することによ
り、第1実施例よりも更に構成を簡易にすることができ
る。
は、ライセンスドPCSの周波数帯域がアンライセンス
ドPCSの周波数帯域に接していることを利用し、送受
信系の回路(受信高周波回路41、PCS用復調器4
2、送信高周波回路44及びPCS用変調器45)をア
ンライセンスドPCSとライセンスドPCSとで共通化
する。このように送受信系の回路を共通化することによ
り、第1実施例よりも更に構成を簡易にすることができ
る。
【0047】因みに、この場合も第1実施例と同様に、
ライセンスドPCSの基地局が送信する情報を基にアン
ライセンスドPCSとして動作可能であるか否かを判断
して送信動作を制御することにより、簡易な構成で既存
のマイクロ波通信システムに対する妨害を回避すること
ができる。
ライセンスドPCSの基地局が送信する情報を基にアン
ライセンスドPCSとして動作可能であるか否かを判断
して送信動作を制御することにより、簡易な構成で既存
のマイクロ波通信システムに対する妨害を回避すること
ができる。
【0048】以上の構成によれば、送受信系の回路をア
ンライセンスドPCSとライセンスドPCSとで共通化
するようにしたことにより、一段と構成を簡易にするこ
とができる。
ンライセンスドPCSとライセンスドPCSとで共通化
するようにしたことにより、一段と構成を簡易にするこ
とができる。
【0049】(3)他の実施例 なお上述の第2実施例においては、通信端末装置40に
おいてアンライセンスドPCSによる通信を優先させる
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ライセンスドPCSによる通信を優先させる場合に
は、図7に示すようなライセンスドPCS優先モードを
実行するようにすれば良い。
おいてアンライセンスドPCSによる通信を優先させる
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ライセンスドPCSによる通信を優先させる場合に
は、図7に示すようなライセンスドPCS優先モードを
実行するようにすれば良い。
【0050】すなわち図7に示すように、通信端末装置
40においては、ステツプSP50から入つて起動した
後、ステツプSP51において送信許可状態を示す登録
フラグをリセツトすることにより送信を禁止する。具体
的には、登録フラグをリセツトすることによりPCS用
変調器45及び送信高周波回路44の動作を停止する。
次に通信端末装置40では、ステツプSP52において
ライセンスドPCSの基地局が送信する送信信号を受信
し、続くステツプSP53において受信したライセンス
ドPCSの基地局の情報を基にライセンスドPCSとし
て動作可能か否かを判断する。その結果、ライセンスド
PCSとして動作可能であれば、ステツプSP54に移
行してライセンスドPCSモードを起動し、続くステツ
プSP55において通常のライセンスドPCSの移動局
として動作する。
40においては、ステツプSP50から入つて起動した
後、ステツプSP51において送信許可状態を示す登録
フラグをリセツトすることにより送信を禁止する。具体
的には、登録フラグをリセツトすることによりPCS用
変調器45及び送信高周波回路44の動作を停止する。
次に通信端末装置40では、ステツプSP52において
ライセンスドPCSの基地局が送信する送信信号を受信
し、続くステツプSP53において受信したライセンス
ドPCSの基地局の情報を基にライセンスドPCSとし
て動作可能か否かを判断する。その結果、ライセンスド
PCSとして動作可能であれば、ステツプSP54に移
行してライセンスドPCSモードを起動し、続くステツ
プSP55において通常のライセンスドPCSの移動局
として動作する。
【0051】一方、判断の結果ライセンスドPCSとし
て動作不可能であれば、ステツプSP56に移行してア
ンライセンスドPCSの解放フラグがセツトされている
か否かを調べる。この解放フラグはアンライセンスドP
CSに対して周波数帯域が完全に解放され、どの地域で
もアンライセンスドPCSとして動作可能であることを
意味し、周波数帯域解放後、特定の権限が与えられた者
(例えば所定のサービス業者)によつてセツトされるも
のである。
て動作不可能であれば、ステツプSP56に移行してア
ンライセンスドPCSの解放フラグがセツトされている
か否かを調べる。この解放フラグはアンライセンスドP
CSに対して周波数帯域が完全に解放され、どの地域で
もアンライセンスドPCSとして動作可能であることを
意味し、周波数帯域解放後、特定の権限が与えられた者
(例えば所定のサービス業者)によつてセツトされるも
のである。
【0052】ステツプSP56において解放フラグがセ
ツトされていれば、ステツプSP57に移行してアンラ
イセンスドPCSモードを起動し、続くステツプSP5
8において通常のアンライセンスドPCSの移動局とし
て動作する。これに対して解放フラグがセツトされてい
なければ(すなわちアンライセンスドPCSに対して周
波数帯域が解放されていなければ)、ステツプSP59
に移行し、ライセンスドPCS、アンライセンスドPC
Sどちらも起動せずに終了する。このようにすることに
より、ライセンスドPCSによる通信を優先させるよう
にすることができる。
ツトされていれば、ステツプSP57に移行してアンラ
イセンスドPCSモードを起動し、続くステツプSP5
8において通常のアンライセンスドPCSの移動局とし
て動作する。これに対して解放フラグがセツトされてい
なければ(すなわちアンライセンスドPCSに対して周
波数帯域が解放されていなければ)、ステツプSP59
に移行し、ライセンスドPCS、アンライセンスドPC
Sどちらも起動せずに終了する。このようにすることに
より、ライセンスドPCSによる通信を優先させるよう
にすることができる。
【0053】また上述の実施例においては、移動局側の
通信端末装置20、40がライセンスドPCSの基地局
が送信する情報を基にアンライセンスドPCSとして動
作可能か否かを判断し、動作可能であれば固定局側に対
して動作可能であることを通知するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、固定局側の通信
端末装置がライセンスドPCSの基地局が送信する情報
を基にアンライセンスドPCSとして動作可能か否かを
判断し、動作可能であれば移動局側に対して動作可能で
あることを通知するようにしても上述の場合と同様の効
果を得ることができる。
通信端末装置20、40がライセンスドPCSの基地局
が送信する情報を基にアンライセンスドPCSとして動
作可能か否かを判断し、動作可能であれば固定局側に対
して動作可能であることを通知するようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、固定局側の通信
端末装置がライセンスドPCSの基地局が送信する情報
を基にアンライセンスドPCSとして動作可能か否かを
判断し、動作可能であれば移動局側に対して動作可能で
あることを通知するようにしても上述の場合と同様の効
果を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1の通
信端末装置が他の無線通信システムの基地局から得た当
該基地局の所在地を特定する情報を基に通信動作が可能
な地域であるか否かを判断し、通信動作が可能な地域で
あれば送信許可状態に遷移すると共に、登録メツセージ
を送信することによつて第2の通信端末装置を送信許可
状態に遷移させるようにしたことにより、従来のように
所在地確認のための回路を付加することなく、既存のマ
イクロ波通信システムに対する妨害を回避することがで
き、かくするにつき簡易な構成で、既存のマイクロ波通
信システムに対する妨害を回避し得る無線通信システム
を実現し得る。
信端末装置が他の無線通信システムの基地局から得た当
該基地局の所在地を特定する情報を基に通信動作が可能
な地域であるか否かを判断し、通信動作が可能な地域で
あれば送信許可状態に遷移すると共に、登録メツセージ
を送信することによつて第2の通信端末装置を送信許可
状態に遷移させるようにしたことにより、従来のように
所在地確認のための回路を付加することなく、既存のマ
イクロ波通信システムに対する妨害を回避することがで
き、かくするにつき簡易な構成で、既存のマイクロ波通
信システムに対する妨害を回避し得る無線通信システム
を実現し得る。
【図1】本発明の一実施例によるアンライセンスドPC
Sの移動局側の通信端末装置の構成を示すブロツク図で
ある。
Sの移動局側の通信端末装置の構成を示すブロツク図で
ある。
【図2】アンライセンスドPCSの固定局側の通信端末
装置の構成を示すブロツク図である。
装置の構成を示すブロツク図である。
【図3】移動局側の通信端末装置の動作手順を示すフロ
ーチヤートである。
ーチヤートである。
【図4】固定局側の通信端末装置の動作手順を示すフロ
ーチヤートである。
ーチヤートである。
【図5】第2実施例による移動局側の通信端末装置の構
成を示すブロツク図である。
成を示すブロツク図である。
【図6】アンライセンスドPCS優先モードの動作手順
を示すフローチヤートである。
を示すフローチヤートである。
【図7】ライセンスドPCS優先モードの動作手順を示
すフローチヤートである。
すフローチヤートである。
【図8】従来のアンライセンスドPCSの通信端末装置
の構成を示すブロツク図である。
の構成を示すブロツク図である。
1、20、30、40……通信端末装置、2……GPS
受信機、3、21、33、41……受信高周波回路、4
……復調器、5、36、44……送信高周波回路、6…
…変調器、7、10、31……アンテナ、8、22、3
5、43……制御回路、9、32……アンテナ共用器、
23、34……アンライセンスドPCS用復調器、24
……ライセンスドPCS用復調器、25、37……アン
ライセンスドPCS用変調器、42……PCS用復調
器、45……PCS用変調器。
受信機、3、21、33、41……受信高周波回路、4
……復調器、5、36、44……送信高周波回路、6…
…変調器、7、10、31……アンテナ、8、22、3
5、43……制御回路、9、32……アンテナ共用器、
23、34……アンライセンスドPCS用復調器、24
……ライセンスドPCS用復調器、25、37……アン
ライセンスドPCS用変調器、42……PCS用復調
器、45……PCS用変調器。
Claims (10)
- 【請求項1】既存のマイクロ波通信システムの周波数帯
域を使用して第1の通信端末装置と第2の通信端末装置
との間で通信する無線通信システムにおいて、 上記第1の通信端末装置は、 既存のマイクロ波通信システムに妨害を与えない他の無
線通信システムの基地局が送信する送信信号を受信して
得た当該基地局の所在地を特定する情報を基に通信動作
が可能な地域であるか否かを判断し、通信動作が可能な
地域であれば送信許可状態に遷移すると共に、上記第2
の通信端末装置に対して通信動作が可能であることを通
知する登録メツセージを送信し、 上記第2の通信端末装置は、上記登録メツセージを受信
することによつて送信許可状態に遷移することを特徴と
する無線通信システム。 - 【請求項2】上記第1の通信端末装置は、 起動後まず送信許可状態を示す登録フラグをリセツトす
ることによつて送信動作を禁止し、 上記他の無線通信システムの基地局が送信する送信信号
を受信すると共に復調することによつて当該基地局の所
在地を特定する情報を得、その基地局の所在地を特定す
る情報を基に通信動作が可能な地域であるか否かを判断
し、 通信動作が可能な地域であれば、上記登録フラグをセツ
トして送信許可状態に遷移すると共に当該送信許可状態
の有効時間をカウントするタイマを起動し、かつ上記第
2の通信端末装置に対して上記登録メツセージを送信
し、 上記タイマがタイムアウトしたならば上記登録フラグを
リセツトすることによつて送信動作を禁止することを特
徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 【請求項3】上記第2の通信端末装置は、 起動後まず送信許可状態を示す登録フラグをリセツトす
ることによつて送信動作を禁止して上記第1の通信端末
装置が送信する上記登録メツセージを受信待ちし、 上記登録メツセージを受信したならば上記登録フラグを
セツトして送信許可状態に遷移すると共に当該送信許可
状態の有効時間をカウントするタイマを起動し、 上記タイマがタイムアウトしたならば上記登録フラグを
リセツトすることによつて送信動作を禁止することを特
徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 【請求項4】上記第1及び第2の通信端末装置はアンラ
イセンスドパーソナルコミユニケーシヨンサービスに準
拠した通信システムの通信端末装置であり、上記他の無
線通信システムはライセンスドパーソナルコミユニケー
シヨンサービスに準拠した通信システムであることを特
徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 【請求項5】既存のマイクロ波通信システムの周波数帯
域を使用して固定局と通信し、無線通信システムを形成
する通信端末装置において、 既存のマイクロ波通信システムに妨害を与えない他の無
線通信システムの基地局が送信する送信信号を受信して
得た当該基地局の所在地を特定する情報を基に通信動作
が可能な地域であるか否かを判断し、通信動作が可能な
地域であれば送信許可状態に遷移すると共に、上記固定
局に対して登録メツセージを送信して通信動作が可能で
あることを通知することにより当該固定局を送信許可状
態に遷移させることを特徴とする通信端末装置。 - 【請求項6】上記無線通信システムはアンライセンスド
パーソナルコミユニケーシヨンサービスに準拠した通信
システムであり、上記他の無線通信システムはライセン
スドパーソナルコミユニケーシヨンサービスに準拠した
通信システムであることを特徴とする請求項5に記載の
通信端末装置。 - 【請求項7】既存のマイクロ波通信システムの周波数帯
域を使用して固定局と通信し、無線通信システムを形成
する通信端末装置において、 上記固定局と通信し得ると共に既存のマイクロ波通信シ
ステムに妨害を与えない他の無線通信システムの基地局
とも通信し得る送受信手段を具え、上記固定局と通信が
可能な場合には当該固定局と通信し、上記他の無線通信
システムの基地局と通信可能な場合には当該基地局と通
信することを特徴とする通信端末装置。 - 【請求項8】起動後まず送信許可状態を示す登録フラグ
をリセツトすることによつて送信動作を禁止し、 上記他の無線通信システムの基地局が送信する送信信号
を受信すると共に復調することによつて当該基地局の所
在地を特定する情報を得、その基地局の所在地を特定す
る情報を基に通信動作が可能な地域であるか否かを判断
し、 通信動作が可能な地域であれば上記固定局と通信し、通
信動作が不可能な地域であれば上記他の無線通信システ
ムの基地局と通信することを特徴とする請求項7に記載
の通信端末装置。 - 【請求項9】起動後まず送信許可状態を示す登録フラグ
をリセツトすることによつて送信動作を禁止し、 上記他の無線通信システムの基地局が送信する送信信号
を受信して得た情報を基に上記基地局と通信可能である
か否かを判断し、 上記基地局と通信可能であれば当該基地局と通信し、上
記基地局と通信不可能であれば上記固定局との通信解放
を示す解放フラグを調べ、当該解放フラグがセツトされ
ていれば当該固定局と通信することを特徴とする請求項
7に記載の通信端末装置。 - 【請求項10】上記無線通信システムはアンライセンス
ドパーソナルコミユニケーシヨンサービスに準拠した通
信システムであり、上記他の無線通信システムはライセ
ンスドパーソナルコミユニケーシヨンサービスに準拠し
た通信システムであることを特徴とする請求項7に記載
の通信端末装置。
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