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JPH0830695B2 - 液体クロマトグラフ・質量分析装置 - Google Patents

液体クロマトグラフ・質量分析装置

Info

Publication number
JPH0830695B2
JPH0830695B2 JP63332977A JP33297788A JPH0830695B2 JP H0830695 B2 JPH0830695 B2 JP H0830695B2 JP 63332977 A JP63332977 A JP 63332977A JP 33297788 A JP33297788 A JP 33297788A JP H0830695 B2 JPH0830695 B2 JP H0830695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
ion
ionization
discharge
mass
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP63332977A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02176459A (ja
Inventor
勝章 白土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
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Publication of JPH02176459A publication Critical patent/JPH02176459A/ja
Publication of JPH0830695B2 publication Critical patent/JPH0830695B2/ja
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液体クロマトグラフ・質量分析装置(LC-M
S)に関する。
(従来の技術) 飛行時間型質量分析法は、印加電圧とイオンの電荷に
より与えられるエネルギーにより、イオンを同時に加速
させた時に、質量が大きいほど加速される速度が小さ
く、検出器に到達するまでにかかる時間が長くなるとい
うことを利用して、イオンが検出器に到達する時間によ
ってその質量の分析を行うもので、従って、イオンを同
時に、かつ、パルス的に(断続して)加速する必要があ
るが、このようなパルスイオン化法が可能な方式として
レーザ照射イオン化法が用いられている。しかし、レー
ザイオン化方式ではイオン化できる試料が限定されると
いう問題がある。
一方、LC-MSにおいて、試料(流出溶液)をイオン化
する方法として、流出溶液を気化させた後、フィラメン
トから放出される電子を試料ガス分子に衝突させる電子
衝撃イオン化法、電圧を印加した電極先端に形成される
コロナ放電によりイオン化させるディスチャージイオン
化法などもあるが、しかし、このようなイオン化法では
連続的にイオン化が行われるので、飛行時間型質量分析
法に適用することは困難であった。
加えて、色々なイオン化手段を選択可能にしようとす
ると、それらイオン化手段によるイオン生成空間を共通
にする必要があって、選択できるイオン化法が限定さ
れ、構造的にも複雑になるという問題もあった。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明は、飛行時間型質量分析装置で、構造的
にも複雑になることがなく、レーザイオン化法以外のイ
オン化法も適用可能にして、分析可能な試料範囲を拡大
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、液体クロマトグラフのカラムにベーパライ
ザを介して接続される試料イオン化室と、このイオン化
室よりイオン導入口を介して導入されたイオンを飛行時
間型質量分析法により質量分析する質量分析手段とより
なり、イオン化室内であってベーパライザが形成する噴
流の軸方向に沿って、かつ、その噴流を挟んでイオン導
入口の対向側に、試料にレーザを照射するレーザ照射手
段、試料をイオン化する電子を放射するフィラメント、
ディスチャージイオン化法により試料をイオン化するデ
ィスチャージ電極をこの順に並べて付設し、同じく噴流
を挟んでイオン導入口に対向した位置であってディスチ
ャージ電極部にリペラ電極を配置し、電子衝撃イオン化
法、ディスチャージイオン化法、レーザイオン化法の各
種イオン化法を選択して実施可能状態にする選択手段を
備えると共に、その印加電圧がパルス的にカットされる
イオンビーム偏向電極をイオン導入口と質量分析手段と
の間に配置したものである。
(作用) 従って、ベーパライザにより形成される噴流に沿わせ
て並べた各種のイオン化手段でその噴流内にイオンを生
成させ、噴流によって生成されたイオンを所定の空間ま
で運ぶので、選択できるイオン化法も自由になり、各種
イオン化手段のイオン生成空間を共通にする必要がな
く、イオン化室の構造も簡単にできる。
また、飛行時間型質量分析装置では、イオンを同時
に、かつ、パルス的に加速する必要があるが、レーザイ
オン化法以外のパルス的にイオン化することが難しい電
子衝撃イオン化法、ディスチャージイオン化法を実施す
る場合には、イオン導入口と質量分析手段との間に配置
されているイオンビーム偏向電極の印加電圧をごく短時
間カットし、イオン化室でイオン化されイオン導入口よ
りイオンビーム偏向電極間を通って質量分析空間に入射
するイオンビームをパルス変調するようにしている。
(実施例) 図面に本発明の一実施例を示す。
Iはイオン化室で、1はLCから流出してくる試料溶液
を加熱気化するベーパライザで、内径の異なるものを用
いることにより、摩擦によるイオン化も合わせ行うサー
モスプレーイオン化用プローブと交換可能である。2は
イオン化室内Iであってベーパライザ1が形成する噴流
の軸方向に沿って、かつ、その噴流を挟んでイオン導入
口6の対向側に付設されたレーザ銃で、レーザ光を窓3
を透過してベーパライザ1から出てくる試料溶液に集中
的に照射することにより、試料溶液を気化すると共にイ
オン化するか、気化された試料をイオン化する。レーザ
光の照射位置はできるだけベーパライザ出口近傍がよ
い。
4、5は同じくイオン化室内Iであってベーパライザ
1が形成する噴流の軸方向に沿って、かつ、その噴流を
挟んでイオン導入口6の対向側に付設されたフィラメン
ト及びディスチャージ電極で、フィラメント4はイオン
化室Iに対し負電圧が印加され、電子を気化された試料
に衝突させてイオン化する。また、ディスチャージ電極
5はコロナ放電により試料をイオン化させる。Rは噴流
を挟んでイオン導入口6に対向した位置であってディス
チャージ電極5部に配置されたリペラ電極で、イオンを
イオン導入口6より質量分析手段側へ押出す。7はイオ
ン化室Iでイオン化されイオン導入口6を通して押出さ
れたイオンを飛行時間型質量分析器M内に導入するイオ
ン導入収束レンズ系、8はイオンビーム偏向電極で、通
常は電圧を印加して導入されたイオンを偏向して質量分
析器Mにイオンが入射しないようにしておき、分析を行
う時だけ、ごく短時間電圧をカットして質量分析器Mに
イオンを導入するようにしている。9はイオンを加速さ
せる加速電極、10はイオンを検出する検出器である。
次に測定動作について説明する。レーザ光のみでイオ
ン化する時はレーザ光をパルス的にベーパライザ1の出
射開口付近に照射し、ベーパライザ1から流出する試料
溶液をイオン化する。レーザ光によりイオン化されたイ
オンはリペラ電極Rによりイオン化室Iからイオン導入
口6を通して押出され、イオン導入収束レンズ系7によ
りイオンビーム偏向電極8間を通過し、加速電極9で加
速されて質量分析空間に入射される。
質量数m、電荷Z、印加電圧Vとすると、イオンが加
速される速度vは、 となり、V/mの大きいイオンから順に検出器10で検出さ
れることとなり、検出時間によって質量分析が行われ
る。
ベーパライザ1、フィラメント4及びディスチャージ
電極5を用いて試料をイオン化する時は、イオン化が連
続的に行われるので、イオンビーム偏向電極8の印加電
圧をパルス的にカットし、イオン化されたイオンをパル
ス変調して質量分析器Mに短時間の間だけ入射させる。
(発明の効果) 試料により夫々適したイオン化法があるが、本発明に
よれば、多種のイオン化法を選択でき、従って、試料の
種類の制限なしに高感度の飛行時間型質量分析法を利用
することができ、質量分析の測定精度及び感度が向上し
た。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例の構成図である。 I……イオン化室、M……飛行時間型質量分析器、R…
…リペラ電極、1……ベーパライザ、2……レーザ銃、
3……窓、4……フィラメント、5……ディスチャージ
電極、6……イオン導入口、7……イオン導入収束レン
ズ系、8……偏向電極、9……加速電極、10……検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体クロマトグラフのカラムにベーパライ
    ザを介して接続される試料イオン化室と、このイオン化
    室よりイオン導入口を介して導入されたイオンを飛行時
    間型質量分析法により質量分析する質量分析手段とより
    なり、前記試料イオン化室内であって前記ベーパライザ
    が形成する噴流の軸方向に沿って、かつ、その噴流を挟
    んで前記イオン導入口の対向側に、試料にレーザを照射
    するレーザ照射手段、試料をイオン化する電子を放射す
    るフィラメント、ディスチャージイオン化法により試料
    をイオン化するディスチャージ電極をこの順に並べて付
    設し、同じく前記噴流を挟んで前記イオン導入口に対向
    した位置であって前記ディスチャージ電極部にリペラ電
    極を配置し、電子衝撃イオン化法、ディスチャージイオ
    ン化法、レーザイオン化法の各種イオン化法を選択して
    動作可能状態にする選択手段を備えると共に、前記イオ
    ン導入口と前記質量分析手段との間にその印加電圧がパ
    ルス的にカットされるイオンビーム偏向電極を配置した
    ことを特徴とする液体クロマトグラフ・質量分析装置。
JP63332977A 1988-12-27 1988-12-27 液体クロマトグラフ・質量分析装置 Expired - Fee Related JPH0830695B2 (ja)

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JPH02176459A JPH02176459A (ja) 1990-07-09
JPH0830695B2 true JPH0830695B2 (ja) 1996-03-27

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JPH02176459A (ja) 1990-07-09

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