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JPH08293462A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH08293462A
JPH08293462A JP7353473A JP35347395A JPH08293462A JP H08293462 A JPH08293462 A JP H08293462A JP 7353473 A JP7353473 A JP 7353473A JP 35347395 A JP35347395 A JP 35347395A JP H08293462 A JPH08293462 A JP H08293462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resist layer
exposure light
forming
resist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7353473A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ogoshi
健 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP7353473A priority Critical patent/JPH08293462A/ja
Priority to TW085101198A priority patent/TW317001B/zh
Priority to KR1019960003827A priority patent/KR100387456B1/ko
Priority to US08/604,700 priority patent/US5688365A/en
Publication of JPH08293462A publication Critical patent/JPH08293462A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
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    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ARC(Anti Reflection Coat)材料を均一
な膜厚で塗布でき、しかも、レジスト層の露光時にスル
ープットを低下することなく十分に露光させて、そのレ
ジストパターンの寸法制御性を向上させる。 【解決手段】 段差部10を含む領域を覆って被エッチ
ング層13を形成し、その上に第1の露光光により感光
される材料より成る第1のレジスト層14を、1.5μ
m以下の膜厚にて形成して平坦化する。さらに、第2の
露光光に対して低反射率のARC材料15を、0.2μ
m以下の厚さにて形成する。さらに、第2の露光光によ
り感光される材料より成る第2のレジスト層16を形成
する。第2のレジスト層16に、第2の露光光による露
光と現像によりにパターンを形成する。ARC材料15
にも第2のレジスト層16のパターンと実質的に同一の
パターンを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、微細加工に適した半導体装置の製造
方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年の半
導体装置において、その集積度の向上や付加価値をあげ
るために、微細化が飛躍的に進んでいる。それに伴い、
微細加工に要求される重ね合わせ精度、寸法精度、ある
いは、異物管理等に非常に高いレベルが要求されてい
る。
【0003】図10に従来の微細加工技術の例を示す。
図10において、基板51上にアルミニウム配線52が
存在し、さらに、酸化膜からなる被エッチング層53が
基板11上の全面に形成されている。そして、酸化膜か
らなる被エッチング層53を加工するためのマスキング
層を形成するためのレジスト層54が、被エッチング層
53上に塗布されている。
【0004】レジスト層54にパターンを形成するため
に、マスク57を介して露光を実施し、前記レジスト層
54がポジレジストの場合、被露光部55を露光、現像
してパターン形成を行う。
【0005】しかし、微細化が進むと、寸法精度が非常
に高いレベルが要求されるため、レジスト層54の下地
での反射による寸法変動が無視できなくなる。具体的に
は、図10の光路56に代表されるハレーションと呼ば
れる現象である。被エッチング層53のハレーションに
よる寸法精度の低下は、被エッチング層53の露光光に
対する反射率に依存する。酸化膜からなる被エッチング
層の下層に、露光光に対して高い反射率を持つアルミニ
ウム等の層がある場合や、被エッチング層自体がアルミ
ニウムやタングステンシリサイド等の金属系の場合、こ
の傾向が顕著に現れる。
【0006】この問題を解決するための技術として、1
つとしては、レジスト自身の透過率を低下させる染料を
混入したダイ入りレジストを用いる技術がある。
【0007】しかし、レジストに染料を入れることによ
り、レジスト性能の低下があり、微細なパターンが要求
される最先端の半導体装置製造の工程では不向きになり
つつある。また、ダイ入りレジストは、ハレーションの
根本的な解決策ではない。
【0008】そこで、近年、ARC(Anti Reflection
Coat)と呼ばれる技術が開発されている。このARCに
は、上塗りのタイプと下塗りのタイプの2種類のものが
ある。 図11(A)、(B)は、ハレーションに対し
て効果的な下塗りタイプのARCを用いた技術を示して
いる。図11(A)において、基板61上にアルミニウ
ム配線62が存在し、さらに被エッチング層63が形成
されている。被エッチング層63の露光時に、その露光
光の反射を防止するために、ARC材料64が塗布され
ている。さらに、ARC材料64の表面にレジスト層6
5が形成されている。
【0009】このARC技術を用いた露光方法は、従来
技術と同様にレジスト層65にパターン形成するため
に、マスク68を介して被露光部66を露光する。AR
C材料64として、現像の際に、現像液のウェットエッ
チング効果により、被露光部66の下部に位置するAR
C層のパターン領域67を除去するタイプがある。他の
タイプとして、現像の際にはARC層のパターン領域6
7が除去されずに、上部のレジスト65をマスキング層
としてドライエッチングにより、ARC層のパターン領
域67を除去してパターンを形成するタイプがある。前
者は、工程が短いが、ウェットエッチングの際にサイド
エッチが入る傾向があり、寸法精度に多少の難がある。
後者は、寸法制御性は高いが、工程が増加する。いずれ
かの方法を用いて、ARC材料64を局所的に除去し
て、図11(B)のように加工する。
【0010】しかし、図11に示す従来技術には以下の
ような問題点を有する。図11に示す従来技術では、A
RC材料64を直接、急峻な段差のある被エッチング層
63上に塗布するため、場所により、ARC材料64の
厚さが異なることになる。ARC材料64の露光光に対
する反射防止効果は、ARC材料64の膜厚に依存する
ため、場所により、露光光に対する反射率が異なること
になる。この結果、段差部の上部のレジストパターンの
寸法が変わってしまうことがある。そのため、ARC材
料を用いた場合、寸法制御が結果的に低下し、半導体装
置が要求する寸法精度を得られないという問題点があっ
た。
【0011】本発明の目的は、段差部を覆って形成され
た被エッチング層をエッチングする際に、ARC材料を
均一な膜厚で塗布でき、しかも、レジスト層の露光時に
スループットを低下することなく十分に露光させて、そ
のレジストパターンの寸法制御性を向上させることので
きる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、ARC材料を均一な
膜厚で塗布させるための平坦化層を設けながらも、リソ
グラフィ工程が増加することなく、被エッチング層を精
度高くエッチングすることができる半導体装置の製造方
法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、段差部を含む領域を覆って被エッチング
層を形成する工程と、前記被エッチング層上に、第1の
露光光により感光される材料より成る第1のレジスト層
を、1.5μm以下の膜厚にて形成し、前記段差部を反
映して前記被エッチング層に生ずる段差高さの70%以
上を緩和させて前記第1のレジスト層の表面を平坦化す
る工程と、前記第1のレジスト層上に、第2の露光光に
対して低反射率の非反射層を、0.2μm以下の厚さに
て形成する工程と、前記非反射層上に、前記第2の露光
光により感光される材料より成る第2のレジスト層を形
成する工程と、前記第2のレジスト層を前記第2の露光
光により露光し、その後現像して、前記第2のレジスト
層にパターンを形成する工程と、前記非反射層に、前記
第2のレジスト層の前記パターンと実質的に同一のパタ
ーンを形成する工程と、前記第2のレジスト層及び前記
非反射層をマスクとして前記第1の露光光により全面露
光し、その後現像することで、前記第1のレジスト層
に、前記第2のレジスト層の前記パターンと実質的に同
一のパターンを形成する工程と、その後、少なくとも前
記第1のレジスト層をマスクとして、被エッチング層を
局所的にエッチングする工程と、を有することを特徴と
する。
【0014】本発明方法によれば、被エッチング層と非
反射層との間に、段差部を反映して被エッチング層に生
ずる段差高さの70%以上を緩和させる膜厚の第1のレ
ジスト層が形成されているので、非反射層をほぼ均一の
膜厚に形成することができる。さらに、平坦化された第
1のレジスト層の上に非反射層が形成されるので、その
反射層の膜厚を、2μm以下、さらに好ましくは1.5
μmと薄膜としても、均一な膜厚にて形成できる。これ
により、非反射層の上層の第2のレジスト層のパターン
精度が高く確保される。非反射層及び第1のレジスト層
は、精度の高い第2のレジスト層をマスキング層として
パターニングされるので、結果として被エッチングのエ
ッチング領域の寸法精度が向上する。特に、非反射層が
0.2μm以下の薄膜であることから、非反射層のパタ
ーン領域の寸法変動や形状劣化につながるサイドエッチ
や裾引きの要因を少なくすることができる。このことに
よっても、被エッチングのエッチング領域の寸法精度が
向上する。
【0015】本発明方法によればさらに、第1のレジス
ト層は1.5μm以下の膜厚であるので、その上層をマ
スキング層として第1のレジスト層を全面露光する際
に、スループットを低下せずに、その膜厚方向にて十分
に露光させることができる。
【0016】この観点から言えば、第1のレジスト層の
厚さは、段差部の高さの2倍未満とすることが好まし
い。
【0017】前記第2のレジスト層は、前記第1のレジ
スト層よりも高解像度の材料にて形成することが好まし
い。第2のレジスト層より下層(第1のレジスト層を含
む)のパターニング精度は、第2のレジスト層のパター
ニング精度に依存するからである。
【0018】一方、前記第1のレジスト層は、前記第2
のレジスト層よりも高い露光感度の材料にて形成される
ことが好ましい。こうすると、第1のレジスト層を、そ
の上層をマスキング層として全面露光により露光する際
に、スループットを向上させることができる。
【0019】前記第1のレジスト層中には吸光剤が混入
することができる。これにより、第2のレジスト層の露
光精度がさらに向上する。
【0020】前記非反射層のパターン形成工程では、前
記第2のレジスト層をマスキング層として、前記非反射
層をウェットエッチングすることができる。第2のレジ
スト層のパターニング精度が向上しているので、非反射
層を従来よりも高い精度にてパターニングすることがで
きる。
【0021】前記非反射層のパターン形成工程では、前
記第2のレジスト層をマスキング層として、前記非反射
層をドライエッチングするとさらに良い。被反射層のパ
ターン領域にサイドエッチングが少なくなり、被反射層
のパターニング精度はさらに向上する。
【0022】前記第2のレジスト層上に、上塗りタイプ
の他の非反射層を形成する工程をさらに設けても良い。
この場合、前記第2の露光光により前記第2のレジスト
層を露光する際に、前記第2のレジスト層中にて前記第
2の露光光が多重干渉することを防止できる。従って、
第2のレジスト層のパターニング精度はさらに向上す
る。この場合、前記第2のレジストの前記第2の露光光
に対する屈折率をnとしたとき、前記他の非反射層の前
記第2の露光光に対する屈折率Nをnより小さくし、前
記第2の露光光の波長をλとしたとき、前記他の非反射
層の厚さdを、実質的にd=λ/4Nとすることが好ま
しい。こうすると、前記第2のレジスト層中にて前記第
2の露光光が多重干渉することを効果的に防止できる。
特に、前記他の非反射層の前記第2の露光光に対する屈
折率Nを(n)1/2に近づけると、多重反射の防止効果
をより高めることができる。
【0023】前記第2のレジスト層上に、不透明膜を形
成する工程をさらに設けることもできる。この場合、前
記第2のレジスト層の露光工程では、前記不透明膜のう
ち、前記第2の露光光が照射された領域が透明領域に変
化される。さらにこの露光工程では、前記不透明膜の前
記透明領域を介して、前記第2の露光光により前記第2
のレジスト層が露光されることになる。従って、第2の
レジスト層のパターン形成領域の外側に露光光が入射す
ることが抑制され、第2のレジスト層のパターニング精
度が向上する。
【0024】前記第1の露光光として、エキシマレーザ
光を用いることが好ましい。第1のレジスト層を露光す
る際の非反射層での第1の露光光の回折は、短波長ほど
少ないからである。これにより、第1のレジスト層のパ
ターニング精度が向上する。
【0025】前記第2の露光光としては、第2のレジス
ト層の加工寸法に応じて、i線又はエキシマレーザ光を
用いるができる。
【0026】本発明方法の半導体層の製造方法の他の態
様によれば、段差部を含む領域を覆って被エッチング層
を形成する工程と、前記被エッチング層上に平坦化層を
形成して、該平坦化層の表面をほぼ平坦にする工程と、
前記平坦化層上に、露光光に対して低反射率の非反射層
を形成する工程と、前記非反射層上に、前記露光光によ
り感光される材料より成るレジスト層を、前記段差部の
高さよりも厚く形成する工程と、前記レジスト層を前記
露光光により露光し、その後現像して、前記レジスト層
を局所的に除去してパターンを形成する工程と、その
後、前記レジスト層の前記パターンと対応する領域に
て、前記被エッチング層が局所的に除去されるまで、全
面を異方性エッチングする工程と、を有することを特徴
とする。
【0027】こうすると、非反射層を均一な膜厚とする
ために平坦化層を追加しても、この平坦化層をパターニ
ングするためのリソグラフィ工程は不要であり、工程が
増大することがない。平坦化層は、非反射層の上層のレ
ジストパターンをマスクとして被エッチング層をエッチ
ングするときに同時にエッチングされる。
【0028】ここで、前記非反射層は、平坦化層の上塗
りタイプとして機能させることができる。この場合、非
反射層は、前記レジスト層を介して入射された前記露光
光を透過させ、その透過光を前記平坦化層中に閉じこめ
ることができる。これにより、非反射層の上層であるレ
ジスト層のパターニング精度が向上する。
【0029】ここで、前記レジスト層の前記露光光に対
する屈折率をnとしたとき、前記非反射層の前記露光光
に対する屈折率Nがnより小さい値とすることが好まし
い。さらには、前記非反射層の前記露光光に対する屈折
率Nが(n)1/2に近い値であることが好ましい。ま
た、前記露光光の波長をλとしたとき、前記非反射層の
膜厚dは、実質的にd=λ/2Nであることが好まし
い。こうすると、前記平坦化層での露光光の閉じこめ効
果が高まる。
【0030】前記平坦化層は、リソグラフィ工程により
パターニングされる必要がないので、前記露光光に対し
て感光しない材料、例えば感光機能を有しないレジスト
等にて形成することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して説明する。
【0032】第1実施例 図1において、基板11上にアルミニウム(Al)配線
12が形成されている。このアルミニウム配線12は、
予めリソグラフィ工程を用いてパターニングされてお
り、基板11上には、アルミニウム配線11が存在する
領域としない領域との間で、段差部10が形成されてい
る。この段差部10の高さTは、アルミニウム配線12
の膜厚に一致し、本実施例では、T=0.4μmであ
る。この段差部10が形成された基板11の全表面を覆
って、酸化膜からなる被エッチング層13が形成されて
いる。このとき、この被エッチング層13に生ずる段差
高さは(a−b)となり、この値は段差部10の高さT
より小さくなる。
【0033】この被エッチング層13の表面に、平坦化
を目的とした感光機能を有する第1のレジスト層14
を、段差部10の高さTの2倍未満である0.7μmの
厚さにて、スピン塗布法により塗布した。塗布後、基板
温度70℃にて90秒間のベーク処理を実施した。前記
第1のレジスト層14により、被エッチング層13の段
差高さ(a−b)の70%以上を緩和した平坦化がなさ
れ、第1のレジスト層14の表面には急峻な段差が形成
されることが解消される。ここで、被エッチング層13
の段差高さ(a−b)の70%以上を緩和した平坦化を
換言すれば、段差部10を反映して第1のレジスト層1
4上に残存する段差の高さが、被エッチング層13の段
差高さ(a−b)の30%以下であることである。すな
わち、基板11の表面から第1のレジスト層14の表面
までの最大距離をHMAXとし、最小距離をHMINとしたと
き、[(HMAX−HMIN)/(a−b)]×100の値が
30%以下となる。
【0034】ここで、第1のレジスト層14は、平坦化
を行うためには、その膜厚が厚いほど良いが、後の全面
露光を考慮すると、厚すぎる場合には特に下部に位置す
る層の露光が不完全となる。そこで、第1のレジスト層
14の厚さを、1.5μm以下、本実施例では段差部1
0の高さTの2倍未満である0.7μmとしている。
【0035】ここで、段差部10の高さTは、配線層1
2の膜厚と同じであり、この配線層12の厚さは最大で
も0.8μmである。このことから、第1のレジスト1
4の厚さは、段差部10の最大値の2倍未満である1.
5μmを上限とし、それ以下であっても平坦化は十分に
可能である。そして、この1.5μm以下の厚さの第1
のレジスト層であれば、全面露光時に厚さ方向にて十分
な露光を行うことが可能となる。
【0036】この平坦化された表面上に、ARC材料1
5を0.2μmの厚さで、スピン塗布法により塗布し
た。ここで、下層の第1のレジスト層14により、AR
C材料15が塗布形成される表面が予め平坦化されてい
るので、0.2μmもの薄さでARC材料を均一に塗布
できた。平坦化層が存在しないと、約0.5μm程の厚
さでARC材料を塗布する必要があったのに対して、本
実施例のようにARC材料は約0.2μm程と薄膜化も
同時に達成した。この薄膜化により、後述する通り、上
層の第2のレジスト層16をマスクにしてARC材料1
5を除去する際に、ARC材料15のパターン領域15
a(図2参照)の寸法変動や形状劣化につながるサイド
エッチや裾引きの要因を少なくすることができる。
【0037】その後、前記ARC材料15上に感光機能
を有する第2のレジスト層16を1.1μmの厚さで、
スピン塗布法により塗布した。塗布後、基板温度90℃
にて、90秒間のベーク処理を実施した。
【0038】次に、図2に示す通り、第2のレジスト層
16のパターニングを実施する。第2のレジスト層16
にパターンを形成するために、マスク20を通して被露
光部16aを露光し、その後現像を行い、前記被露光部
16aを除去した。
【0039】この時、露光光の多くはARC材料15に
より吸収されるので、下地のアルミニウム配線12に入
射する露光光は少なくなる。従って、下地のアルミニウ
ム配線12からの露光光の反射は、パターン形成に影響
がない程度に抑えられている。なお、第1のレジスト層
14に吸光剤を混入させて、下地のアルミニウム配線1
2からの露光光の反射を低減させることもできる。
【0040】また、本実施例の場合、被露光部16aの
下部に位置するARC材料15のパターン領域15a
を、第2のレジスト層16の現像の際に同時に除去して
いる。この場合、ARC材料15のパターン領域15a
は、アルカリ性の現像液に対して溶解性を示しものであ
り、現像時にウェットエッチングされる。これにより、
図3に示すように、第2のレジスト層16とARC材料
15とが同時にパターン形成される。しかも、ARC材
料15は、0.2μmと薄いので、パターン領域15a
に、サイドエッチング、裾引きなどの形状変化が生じ難
く、高い寸法精度にて加工することができた。なお、パ
ターン領域15aの形状変化を抑制する観点から、AR
C材料15の厚さは、好ましくは0.2μm以下、さら
に好ましくは0.15μm以下で0.10μm以上とす
るのが良い。下限の値を下回ると、ARC材料15を均
一に形成することが困難であり、さらには下地層からの
反射が増大してしまうからである。
【0041】ここで、以降の工程では、第2のレジスト
層16のパターン領域16aの寸法精度に依存するの
で、第2のレジスト層16は、該第2のレジスト層16
の露光に用いられる光に対して高解像度の材料であるこ
とが好ましい。このために、第2のレジスト層16は、
第1のレジスト層14よりも高解像度の材料、例えば露
光光の波長又はそれ以下の寸法まで解像できる材料とす
ることが好ましい。
【0042】第2のレジスト層16のための露光光とし
ては、微細パターンの解像を考慮すると、その加工寸法
に応じた最適な波長の光が用いられる。たとえば、加工
寸法が0.35μmまではi線が用いられ、それ以下の
0.25μmまでの加工にはエキシマレーザを用いるこ
とができる。
【0043】その後、図3に示すように、この基板11
をマスク20を用いずに全面露光を行う。この時、第1
のレジスト層14のパターン領域14a以外の領域に
は、露光光に対する吸収率が高いARC材料205の層
と、第2のレジスト層16が存在しているため、第1の
レジスト層14のパターン領域14a以外の部分は、ほ
とんど露光されない。実際には、多少の露光光の透過が
あり、若干の光化学反応が生ずるが、露光後の現像で
は、第1のレジスト層14のパターン領域14aの部分
のみに現像液が接触するため、その他の部分はほとんど
現像される恐れはない。また、第1のレジスト層14の
膜厚は、0.7μmと薄いので、その厚さ方向にて第1
のレジスト膜14を完全に露光することができた。
【0044】この第1のレジスト層14の露光に用いら
れる露光光は、波長が短い光例えばエキシマレーザ光を
用いることが好ましい。露光光の波長が短いほど、AR
C材料15のパターン部での光の回折が少なく、寸法精
度が向上するからである。
【0045】また、第1のレジスト層14は、全面露光
されることを考慮すると、露光感度が高い材料を用いる
ことが好ましい。このために、第1のレジスト層14
は、第2のレジスト層16よりも高感度材料、例えば露
光感度が100mJ/mm2以下の材料とすることが好
ましい。
【0046】現像後、耐エッチング性を向上させるため
に、基板11を115℃にて、120秒間のベーク処理
を実施した。
【0047】次に、図4に示すように、パターニングさ
れた第1のレジスト層14、ARC材料15及び第2の
レジスト層16をマスキング材料として、酸化膜からな
る被エッチング層13の被エッチング領域13aを、ド
ライエッチングにより除去した。この際、上層のマスキ
ング層の寸法精度が高いため、結果として、被エッチン
グ層13の寸法精度も向上した。そして、半導体装置製
造において、全体的な寸法精度向上が達成され、半導体
装置の性能向上につながった。
【0048】この実施例により形成された0.5μmの
ライン&スペースの寸法制御性を下記に表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1は、基板11の面内の異なる9ポイン
トの寸法の平均値、ばらつき3σ及び最大値と最小値と
の差であるレンジを、平坦化層を有しない従来技術と本
実施例の場合についてそれぞれ示している。
【0051】このように、本実施例を用いた場合、従来
技術に比べて、ばらつきもレンジも大幅に向上してい
る。
【0052】第2実施例 次に、本発明の第2実施例について、図5(A)〜図5
(C)を参照して説明する。
【0053】図5(A)において、基板101上に、厚
さT=0.4μmのアルミニウム配線102と、酸化膜
からなる被エッチング層103とが形成されている。第
1実施例と同様の方法で、平坦化のための第1のレジス
ト層104と、ARC材料105と、更に第2のレジス
ト層106が、それぞれ0.7μm、0.2μm、1.
1μmの厚さで塗布されている。
【0054】第1実施例と同様に、第2のレジスト層1
06にパターンを形成するため、マスク107を介して
被露光部106aを露光し、その後現像を行い、前記被
露光部106aを除去して、図5(B)のように、レジ
スト層パターンを形成した。この時、ARC材料105
により、下地のアルミ配線102からの露光光の反射
は、パターン形成に影響がない程度に抑えられている。
また、本実施例の場合、被露光部106aの下部に位置
するARC材料105のパターン領域105aは、前記
の実施例と異なり、現像の際に、アルカリ性の現像液に
対して、溶解性を示さない。このため、現像時には、A
RC材料105のパターン領域105aは除去されずに
残っている。
【0055】ARC材料105のパターン領域105a
を除去するため、酸素系のプラズマエッチングにより、
レジスト層106をマスクとして、エッチングを行っ
た。このことにより、図5(C)のようにパターンが形
成される。
【0056】次に、上記実施例と同様にして、マスクを
用いずに、基板101の全面露光を行う。この時、前記
被露光部106a以外の領域には、露光光に対して吸収
が高いARC材料105と、第2のレジスト層106が
存在しているため、第1のレジスト層104のパターン
領域104a以外の部分は、ほとんど露光されない。
【0057】現像後、耐エッチング性を向上させるため
に、基板101を115℃にて、120秒間のベーク処
理を実施した。そして、この後、図4と同様にして、被
エッチング層103のエッチングが実施される。
【0058】この第2実施例を使用した場合の0.50
μmL&Sの寸法制御性を、下記に表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】このように、第2実施例を用いた場合も、
従来技術に比べて、ばらつきもレンジも大幅に向上して
いる。しかも、第2実施例によれば、表1に示す第1実
施例による寸法制御性よりも良好な結果が得られた。第
2実施例では、ARC材料105のパターン領域105
aをエッチングにより除去しているので、より高い寸法
制御性が得られたものと推測される。
【0061】第3実施例 この第3実施例は、図6に示す通り、第1実施例の図1
に第2のレジスト層16の表面に、ARC材料30を形
成して、第2のレジスト層16を露光するものである。
【0062】図6に示すARC材料30は、上塗りタイ
プのARCとして機能する。すなわち、ARC材料30
の存在により、第2のレジスト層16中での露光光の多
重干渉が低減され、パターン領域16aの寸法精度をさ
らに向上させることができる。
【0063】ここで、第2のレジスト層16の露光光に
対する屈折率をnとしたとき、ARC材料30の露光光
に対する屈折率Nをnより小さくすると、第2のレジス
ト層16中での露光光の多重干渉が効果的に低減され
る。特に、ARC材料30の露光光に対する屈折率Nを
(n)1/2に近い値とするとさらに良い。また、第2の
露光光の波長をλとしたとき、ARC材料30の厚さd
を、実質的にd=λ/4Nとすることが好ましい。
【0064】なお、この第3実施例は、第2実施例にも
適用することが可能である。
【0065】第4実施例 この第4実施例では、図7(A)に示すように、第2の
レジスト層16の表面に、不透明なCEL(Contr
ast Enhance Lithography)膜
40を形成している。
【0066】この後、図7(B)に示すように、マスク
20を用いて第2のレジスト層16を露光する。このと
き、マスク20を通過してCEL膜40に露光光が入射
すると、その光が入射した領域40aのみが透明になる
ように変化する。従って、第2のレジスト層16には、
この透明領域40aを介して露光光が入射するので、パ
ターン領域16a以外に露光光がより入射し難くなり、
パターン領域16aの寸法精度がさらに向上する。な
お、この第4実施例を第2実施例に適用することも可能
である。
【0067】第5実施例 次に、本発明の第5実施例について説明する。
【0068】図8(A)において、基板201上に、厚
さが例えばT=0.4μmのアルミニウム配線202
と、酸化膜からなる被エッチング層203とが形成され
ている。第1実施例と同様の方法で、平坦化のための第
1のレジスト層204と、ARC材料205と、更に第
2のレジスト層206が、それぞれ0.7μm、0.2
μm、1.1μmの厚さで塗布されている。
【0069】ここで、この第3実施例では、第1のレジ
スト層204として非感光性のレジスト層材料が用いら
れるが、必ずしもレジスト材料に限らず非感光であって
平坦化が可能な材料であれば良い。また、ARC材料2
05は、上方からの露光光は透過させるが、その透過光
がアルミニウム配線202にて反射され、その反射光が
下方から入射した場合には、これを上方に透過させない
ようになっている。
【0070】そして、第1実施例と同様に、第2のレジ
スト層206にパターンを形成するため、マスク207
を介して被露光部206aを露光し、その後現像を行
い、前記被露光部206aを除去して、図8(B)のよ
うに、レジストパターンを形成した。この時、ARC材
料205により、下地のアルミ配線202からの露光光
の反射は、パターン形成に影響がない程度に抑えられ、
第1のレジスト層204内に閉じこめられる。また、こ
の第1のレジスト層204は非感光性であるから、光が
閉じこめられても感光しない。
【0071】上記の作用が得られるARC材料205は
下記の通りとすると良い。第1のレジスト層16の露光
光に対する屈折率をnとしたとき、ARC材料205の
露光光に対する屈折率Nをnより小さくすると、下地か
らの光に対するARC材料205での反射効果を高める
ことができる。特に、ARC材料205の露光光に対す
る屈折率Nを(n)1/2に近い値とするとさらに良い。
また、露光光の波長をλとしたとき、ARC材料205
の厚さdを、実質的にd=λ/2Nとすることが好まし
い。
【0072】また、第2のレジスト層206の被露光部
206aを現像により除去する際には、被露光部206
aの下部に位置するARC材料205は、第1実施例と
異なり、現像の際に、アルカリ性の現像液に対して、溶
解性を示さない。このため、現像時には、ARC材料2
05は除去されずに残っている。
【0073】この第3実施例が、第1,2実施例と相違
する点は、以降の工程ではリソグラフィ工程を用いず
に、図9(A)〜図9(C)に示す通り、基板201上
の薄膜を、異方性の高いエッチング方法を用いて、全面
エッチングしている点である。
【0074】ここで、基板201上の薄膜を全面エッチ
ングすると、第2のレジスト層206の被露光部206
aと対向する領域では、ARC材料205から順次下層
に向けてエッチングが進行する。一方、第2のレジスト
層206の被露光部206aと非対向の領域では、第2
のレジスト層206から順次下層に向けてエッチングが
進行することになる。
【0075】従って、全面エッチングを実施した場合、
第2のレジスト層206の被露光部206aと対向する
領域では、図9(A)、(B)に示す通り、その両側の
薄膜がマスクとして機能しながらエッチングが進行す
る。そして、被露光部206aと対向する領域では、図
9(B)に示す通り、それ以外の領域と比較して早く、
被エッチング層203のエッチングが開始されることに
なる。しかも、第2のレジスト層206の膜厚が、アル
ミニウム配線202の膜厚に一致する段差210の高さ
Tよりも十分厚ければ、第2のレジスト層206の被露
光部206aと対向する領域203aのみについて、被
エッチング層203を局所的に除去できる。すなわち、
このエッチング領域203aをエッチング中には、図9
(B)、(C)の通り、第2のレジスト層206の被露
光部206aと非対向の領域にて、第1のレジスト層2
04が必ず存在し、これがマスクとして機能するからで
ある。
【0076】さらに、第2のレジスト層206の被露光
部206aと非対向の領域では、耐エッチング性を有す
る第2のレジスト層が最初にエッチングされるため、A
RC材料205のエッチング速度に比べて十分に遅くな
り、上記のエッチング領域203aの局所的エッチング
が十分可能となる。
【0077】この第3実施例での寸法制御性は、全面エ
ッチングの際の異方性の依存する。従って、異方性の高
いエッチング方法、例えば、反応性イオンエッチング
(RIE)方法、マイクロ波励起によるECR(Ele
ctron Cycloctron Resonanc
e)型のイオン源を用いたエッチング方法等が適してい
る。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る半導体製造方法にお
ける膜形成工程を示す概略断面図である。
【図2】本発明の第1実施例での第の2レジスト層の露
光工程を示す概略断面図である。
【図3】本発明の第1実施例での第1のレジスト層の露
光工程を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の被エッチング層のエッチ
ング工程を示す概略断面図である。
【図5】(A)は本発明の第2実施例での第2のレジス
ト層の露光工程を示す概略断面図、(B)はARC材料
のエッチング工程を示す概略断面図、(C)は第1のレ
ジスト層の露光工程を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第3実施例での第2のレジスト層の露
光工程を示す概略断面図である。
【図7】(A)は本発明の第4実施例での膜形成工程を
示す概略断面図、(B)は第2のレジスト層の露光工程
を示す概略断面図である。
【図8】(A)は本発明の第5実施例での第2のレジス
ト膜の露光工程を示す概略断面図、(B)はその後実施
される第2のレジスト膜の現像工程を示す概略断面図で
ある。
【図9】(A)〜(C)はそれぞれ、基板上の薄膜の全
面エッチング工程の進行過程を示す概略断面図である。
【図10】従来技術の露光工程を示す概略断面図であ
る。
【図11】(A)は他の従来技術の露光工程を示す概略
断面図、(B)はその後実施される現像工程の概略断面
図である。
【符号の説明】
11、101、201 基板 12、102、202 アルミニウム配線 13、103、203 被エッチング層 13a、103a、203a エッチング領域 14、104、204 第1のレジスト層 14a、104a パターン領域 15、30、105、205 ARC材料 15a、105a パターン領域 16、106、206 第2のレジスト層 16a、106a、206a 被露光部 20、107、207 マスク 40 CECC膜 40a 透明領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段差部を含む領域を覆って被エッチング
    層を形成する工程と、 前記被エッチング層上に、第1の露光光により感光され
    る材料より成る第1のレジスト層を、1.5μm以下の
    膜厚にて形成し、前記段差部を反映して前記被エッチン
    グ層に生ずる段差高さの70%以上を緩和させて、前記
    第1のレジスト層の表面を平坦化する工程と、 前記第1のレジスト層上に、第2の露光光に対して低反
    射率の非反射層を、0.2μm以下の厚さにて形成する
    工程と、 前記非反射層上に、前記第2の露光光により感光される
    材料より成る第2のレジスト層を形成する工程と、 前記第2のレジスト層を前記第2の露光光により露光
    し、その後現像して、前記第2のレジスト層にパターン
    を形成する工程と、 前記非反射層に、前記第2のレジスト層の前記パターン
    と実質的に同一のパターンを形成する工程と、 前記第2のレジスト層及び前記非反射層をマスクとして
    前記第1の露光光により全面露光し、その後現像するこ
    とで、前記第1のレジスト層に、前記第2のレジスト層
    の前記パターンと実質的に同一のパターンを形成する工
    程と、 その後、少なくとも前記第1のレジスト層をマスクとし
    て、被エッチング層を局所的にエッチングする工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 段差部を含む領域を覆って被エッチング
    層を形成する工程と、 前記被エッチング層上に、第1の露光光により感光され
    る材料より成る第1のレジスト層を、前記段差部の高さ
    の2倍未満の膜厚にて形成し、前記段差部を反映して前
    記被エッチング層に生ずる段差高さの70%以上を緩和
    させて、前記第1のレジスト層の表面を平坦化する工程
    と、 前記第1のレジスト層上に、第2の露光光に対して低反
    射率の非反射層を、0.2μm以下の厚さにて形成する
    工程と、 前記非反射層上に、前記第2の露光光により感光される
    材料より成る第2のレジスト層を形成する工程と、 前記第2のレジスト層を前記第2の露光光により露光
    し、その後現像して、前記第2のレジスト層にパターン
    を形成する工程と、 前記非反射層に、前記第2のレジスト層の前記パターン
    と実質的に同一のパターンを形成する工程と、 前記第2のレジスト層及び前記非反射層をマスクとして
    前記第1の露光光により全面露光し、その後現像するこ
    とで、前記第1のレジスト層に、前記第2のレジスト層
    の前記パターンと実質的に同一のパターンを形成する工
    程と、 その後、少なくとも前記第1のレジスト層をマスクとし
    て、被エッチング層を局所的にエッチングする工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記第2のレジスト層上に、他の非反射層を形成する工
    程をさらに有し、 前記第2の露光光により前記第2の
    レジスト層を露光する際に、前記第2のレジスト層中に
    て前記第2の露光光が多重干渉することを防止すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第2のレジストの前記第2の露光光に対する屈折率
    をnとしたとき、前記他の非反射層の前記第2の露光光
    に対する屈折率Nをnより小さくし、 前記第2の露光光の波長をλとしたとき、前記他の非反
    射層の厚さdを、実質的にd=λ/4Nとしたことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2において、 前記第2のレジスト層上に、不透明膜を形成する工程を
    さらに有し、 前記第2のレジスト層の露光工程では、前記不透明膜の
    うち、前記第2の露光光が照射された領域を透明領域に
    変化させ、前記不透明膜の前記透明領域を介して、前記
    第2の露光光により前記第2のレジスト層を露光するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 段差部を含む領域を覆って被エッチング
    層を形成する工程と、 前記被エッチング層上に平坦化層を形成して、該平坦化
    層の表面をほぼ平坦にする工程と、 前記平坦化層上に、露光光に対して低反射率の非反射層
    を形成する工程と、 前記非反射層上に、前記露光光により感光される材料よ
    り成るレジスト層を、前記段差部の高さよりも厚く形成
    する工程と、 前記レジスト層を前記露光光により露光し、その後現像
    して、前記レジスト層を局所的に除去してパターンを形
    成する工程と、 その後、前記レジスト層の前記パターンと対応する領域
    にて、前記被エッチング層が局所的に除去されるまで、
    全面を異方性エッチングする工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記非反射層は、前記レジスト層を介して入射された前
    記露光光を透過させ、その透過光を前記平坦化層中に閉
    じこめることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記レジスト層の前記露光光に対する屈折率をnとした
    とき、前記非反射層の前記露光光に対する屈折率Nをn
    より小さくし、 前記露光光の波長をλとしとき、前記非反射層の膜厚d
    は、実質的にd=λ/2Nであることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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