JPH0829537A - 距離測定装置 - Google Patents
距離測定装置Info
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- JPH0829537A JPH0829537A JP6161525A JP16152594A JPH0829537A JP H0829537 A JPH0829537 A JP H0829537A JP 6161525 A JP6161525 A JP 6161525A JP 16152594 A JP16152594 A JP 16152594A JP H0829537 A JPH0829537 A JP H0829537A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 誤検知なく確実に対象物までの距離の検知が
可能で、かつ、小型で低コストな距離測定装置を提供す
る。 【構成】 対象物に向けて照射した光の反射光を、光学
手段3を介して、受光素子1側に受光させることによ
り、対象物までの距離を検出する距離測定装置におい
て、所定方向からの反射光を減光するように、受光素子
1の一部を減光フィルタ2で覆った。すなわち、この小
型で低コストな減光フィルター2により、例えば、車両
前方の左右両側からくる反射光の検知感度を低下させる
ことができるようになる。このことにより、車両前方の
左右両側を走行する先行車のうち自己の車両の近傍のも
ののみを検出することができるようになり、対向レーン
中の対向車を誤検知することはなくなる。
可能で、かつ、小型で低コストな距離測定装置を提供す
る。 【構成】 対象物に向けて照射した光の反射光を、光学
手段3を介して、受光素子1側に受光させることによ
り、対象物までの距離を検出する距離測定装置におい
て、所定方向からの反射光を減光するように、受光素子
1の一部を減光フィルタ2で覆った。すなわち、この小
型で低コストな減光フィルター2により、例えば、車両
前方の左右両側からくる反射光の検知感度を低下させる
ことができるようになる。このことにより、車両前方の
左右両側を走行する先行車のうち自己の車両の近傍のも
ののみを検出することができるようになり、対向レーン
中の対向車を誤検知することはなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、対象物に向けて照射
した光の反射光を、光学手段を介して受光素子側に受光
させることにより、対象物までの距離を検出する距離測
定装置に関するものである。
した光の反射光を、光学手段を介して受光素子側に受光
させることにより、対象物までの距離を検出する距離測
定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばレーザ光を対象物に向けて照射
し、その反射光を凸レンズや凹面鏡といった光学手段に
より集光して、送光から受光までの時間差をもとに距離
を測定する距離測定装置は知られている。例えば、この
距離測定装置は、自動車に塔載されることにより、前方
を走行する先行車までの距離を測定し、追突の危険が生
じた場合に警報を発する車間距離警報装置として実用化
されている。
し、その反射光を凸レンズや凹面鏡といった光学手段に
より集光して、送光から受光までの時間差をもとに距離
を測定する距離測定装置は知られている。例えば、この
距離測定装置は、自動車に塔載されることにより、前方
を走行する先行車までの距離を測定し、追突の危険が生
じた場合に警報を発する車間距離警報装置として実用化
されている。
【0003】図4は道路の車両走行レーンを上方から見
た状態を示している。図において、C1は距離測定装置
(図示せず)を塔載した自動車である。そして、この自
動車C1の前方には、距離Rをおいて、先行車C2が走
行している。この場合、走行レーンTの幅をWとすれ
ば、自動車C1からの照射光による先行車C2の水平方
向の検知角αは、 α=2tan-1(W/2R) となる。
た状態を示している。図において、C1は距離測定装置
(図示せず)を塔載した自動車である。そして、この自
動車C1の前方には、距離Rをおいて、先行車C2が走
行している。この場合、走行レーンTの幅をWとすれ
ば、自動車C1からの照射光による先行車C2の水平方
向の検知角αは、 α=2tan-1(W/2R) となる。
【0004】ここで、走行レーンTの幅Wは、一般に一
定(例えば3.5m)であるため、検知角αが距離Rに
応じて変化しなければ、先行車C2の充分な検知ができ
なくなるとともに、誤検知も生じてしまう。すなわち、
検知角αが一定であって必要値より小さければ、走行レ
ーンTの端部において近距離を走行する先行車C2を検
知できず、逆に、検知角αが一定であって必要値より大
きければ、遠距離において隣の対向レーンの走行車を誤
検知してしまうという問題が生じる。
定(例えば3.5m)であるため、検知角αが距離Rに
応じて変化しなければ、先行車C2の充分な検知ができ
なくなるとともに、誤検知も生じてしまう。すなわち、
検知角αが一定であって必要値より小さければ、走行レ
ーンTの端部において近距離を走行する先行車C2を検
知できず、逆に、検知角αが一定であって必要値より大
きければ、遠距離において隣の対向レーンの走行車を誤
検知してしまうという問題が生じる。
【0005】この問題を解決するために、図5で示され
るように、距離測定装置に例えば3個の光源101,1
02,103を備え、この光源101,102,103
からレンズ104を介して3方向に光を射出するように
している。この場合、図6で示されるように、中央の射
出光L1に対して、両側の射出光L2の照射距離を(例
えば35m程度)短くすることにより、遠距離を走行す
る隣の対向レーンの走行車を誤って検知するようなこと
を防止している。
るように、距離測定装置に例えば3個の光源101,1
02,103を備え、この光源101,102,103
からレンズ104を介して3方向に光を射出するように
している。この場合、図6で示されるように、中央の射
出光L1に対して、両側の射出光L2の照射距離を(例
えば35m程度)短くすることにより、遠距離を走行す
る隣の対向レーンの走行車を誤って検知するようなこと
を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の距離測定装置では、3個の光源を必要とするため、
発光素子が3個必要になるとともに、この発光素子を駆
動する電気回路も複雑になって、装置の大型化および高
コスト化を招いてしまうという課題があった。
来の距離測定装置では、3個の光源を必要とするため、
発光素子が3個必要になるとともに、この発光素子を駆
動する電気回路も複雑になって、装置の大型化および高
コスト化を招いてしまうという課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、誤検知なく確実に対象物までの距
離の検出が可能で、かつ、小型で低コストな距離測定装
置を提供することを目的とする。
めになされたもので、誤検知なく確実に対象物までの距
離の検出が可能で、かつ、小型で低コストな距離測定装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の発
明は、対象物に向けて照射した光の反射光を、光学手段
を介して受光素子側に受光させることにより、対象物ま
での距離を検出する距離測定装置において、受光素子の
一部を減光フィルタで覆ったものである。
明は、対象物に向けて照射した光の反射光を、光学手段
を介して受光素子側に受光させることにより、対象物ま
での距離を検出する距離測定装置において、受光素子の
一部を減光フィルタで覆ったものである。
【0009】この発明の請求項2の発明は、請求項1の
発明の場合において、減光フィルタは、光の透過率、並
びにこの減光フィルタの受光素子に対する減光部の位置
および減光部の面積を変更する変更手段を備えたもので
ある。
発明の場合において、減光フィルタは、光の透過率、並
びにこの減光フィルタの受光素子に対する減光部の位置
および減光部の面積を変更する変更手段を備えたもので
ある。
【0010】
【作用】例えば、この距離測定装置を車両に塔載した場
合に、受光素子の開口部の両側を減光フィルタで覆っ
て、車両前方の左右両側から受光素子に入射される反射
光を制限するようにする。このことにより、車両前方の
左右両側からくる反射光の検知感度を低下させることが
できるため、車両前方の左右両側を走行する先行車のう
ち車両近傍のもののみを検出して、距離を測定すること
ができるようになり、対向レーンの走行車を誤検知して
しまうことがなくなる。
合に、受光素子の開口部の両側を減光フィルタで覆っ
て、車両前方の左右両側から受光素子に入射される反射
光を制限するようにする。このことにより、車両前方の
左右両側からくる反射光の検知感度を低下させることが
できるため、車両前方の左右両側を走行する先行車のう
ち車両近傍のもののみを検出して、距離を測定すること
ができるようになり、対向レーンの走行車を誤検知して
しまうことがなくなる。
【0011】また、減光フィルタの光の透過率、並びに
この減光フィルタの受光素子に対する減光部の位置およ
び減光部の面積を変更手段で可変とすることにより、例
えば車両の運転状況に応じて、適正に先行車の検出(先
行車までの距離の測定)ができるようになる。
この減光フィルタの受光素子に対する減光部の位置およ
び減光部の面積を変更手段で可変とすることにより、例
えば車両の運転状況に応じて、適正に先行車の検出(先
行車までの距離の測定)ができるようになる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の請求項1の発明の一実施例
に係る距離測定装置の受光素子の斜視図、図2はこの受
光素子の作用説明図である。
る。 実施例1.図1はこの発明の請求項1の発明の一実施例
に係る距離測定装置の受光素子の斜視図、図2はこの受
光素子の作用説明図である。
【0013】図において、1は前面にカバーガラス1a
が取り付けられられ、このカバーガラス1aの後部側本
体1bの中央に、光の取り入れ用開口1cが形成された
受光素子である。この受光素子1の本体1bの内方に
は、光を電気信号に変換する光電素子が配置されてい
る。2は受光素子1のカバーガラス1aの表面に取り付
けられた一対の減光フィルタである。この減光フィルタ
2は、写真用等に用いられる市販のプラスチック製のシ
ート状フィルタであり、一対のものが受光素子1の開口
1cの左右の1/3ずつを覆うように、カバーガラス1
aに取り付けられている。3は外部から入射してくる反
射光を収束させた状態で、受光素子1の開口1cに入射
させる光学手段としての凸レンズである。この凸レンズ
3は受光素子1より焦点距離fだけ前方に配置されてい
る。
が取り付けられられ、このカバーガラス1aの後部側本
体1bの中央に、光の取り入れ用開口1cが形成された
受光素子である。この受光素子1の本体1bの内方に
は、光を電気信号に変換する光電素子が配置されてい
る。2は受光素子1のカバーガラス1aの表面に取り付
けられた一対の減光フィルタである。この減光フィルタ
2は、写真用等に用いられる市販のプラスチック製のシ
ート状フィルタであり、一対のものが受光素子1の開口
1cの左右の1/3ずつを覆うように、カバーガラス1
aに取り付けられている。3は外部から入射してくる反
射光を収束させた状態で、受光素子1の開口1cに入射
させる光学手段としての凸レンズである。この凸レンズ
3は受光素子1より焦点距離fだけ前方に配置されてい
る。
【0014】なお、距離測定装置は、対象物に対して所
定のレーザ光を照射する送光ユニット(図示せず)と、
対象物からのレーザ光の反射光を受光する受光ユニット
(図示せず)と、送光ユニット等をコントロールすると
ともに、送光から受光までの時間差によって対象物まで
の距離を算出するコントローラ(図示せず)等から構成
されている。そして、受光ユニットは上記受光素子1、
減光フィルタ2、および凸レンズ3等から構成されてい
る。
定のレーザ光を照射する送光ユニット(図示せず)と、
対象物からのレーザ光の反射光を受光する受光ユニット
(図示せず)と、送光ユニット等をコントロールすると
ともに、送光から受光までの時間差によって対象物まで
の距離を算出するコントローラ(図示せず)等から構成
されている。そして、受光ユニットは上記受光素子1、
減光フィルタ2、および凸レンズ3等から構成されてい
る。
【0015】つぎに、減光フィルタ2等の作用について
図2を参照しつつ説明する。図において、R1は対象物
からの反射光のうち、受光素子1の開口1cの、減光フ
ィルタ2の取り付けられていない、中央部に入射される
中央反射光の凸レンズ3を中心とした入射角領域を示し
ている。この入射角領域R1は、光軸Aを中心とした角
度(θ1)/2の範囲に存在している。そして、角度θ
1は、受光素子1の減光フィルタ2の無い部分の開口1
cの幅をaとすれば、 θ1=2tanー1(a/2f) で示される。
図2を参照しつつ説明する。図において、R1は対象物
からの反射光のうち、受光素子1の開口1cの、減光フ
ィルタ2の取り付けられていない、中央部に入射される
中央反射光の凸レンズ3を中心とした入射角領域を示し
ている。この入射角領域R1は、光軸Aを中心とした角
度(θ1)/2の範囲に存在している。そして、角度θ
1は、受光素子1の減光フィルタ2の無い部分の開口1
cの幅をaとすれば、 θ1=2tanー1(a/2f) で示される。
【0016】R2は対象物からの反射光Lのうち、受光
素子1の開口1cの、減光フィルタ2が取り付けられ
た、左部または右部に入射される端部反射光の凸レンズ
3を中心とした入射角領域を示している。この場合、角
度θ2は、 θ2=tanー1(1.5a/f) で示される。
素子1の開口1cの、減光フィルタ2が取り付けられ
た、左部または右部に入射される端部反射光の凸レンズ
3を中心とした入射角領域を示している。この場合、角
度θ2は、 θ2=tanー1(1.5a/f) で示される。
【0017】ここで、受光素子1による凸レンズ3より
前方の検知距離Sは、他の要因が変化しないとすれば、
光学系の透過率Trの4乗根に比例すると考えられる。
このため、検知距離Sは、比例定数をkとすれば、 S=k(Tr)1/4 で示される。
前方の検知距離Sは、他の要因が変化しないとすれば、
光学系の透過率Trの4乗根に比例すると考えられる。
このため、検知距離Sは、比例定数をkとすれば、 S=k(Tr)1/4 で示される。
【0018】したがって、減光フィルタ2の透過率を所
定値に定めることにより、図3で示されるように、中央
反射光に対する検知距離S1に対して、端部反射光に対
する検知距離S2を充分に小さく設定することができ
る。すなわち、光軸A側の入射角領域R1から入る中央
反射光によって遠くの対象物までの距離が検知できると
ともに、光軸Aから離れた外側の入射角領域R2から入
る端部反射光によって、中央反射光からはずれた左右両
側の近くの対象物までの距離が検知できることとなる。
定値に定めることにより、図3で示されるように、中央
反射光に対する検知距離S1に対して、端部反射光に対
する検知距離S2を充分に小さく設定することができ
る。すなわち、光軸A側の入射角領域R1から入る中央
反射光によって遠くの対象物までの距離が検知できると
ともに、光軸Aから離れた外側の入射角領域R2から入
る端部反射光によって、中央反射光からはずれた左右両
側の近くの対象物までの距離が検知できることとなる。
【0019】つぎに、この距離測定装置を車両に塔載し
た場合の動作について説明する。まず、コントローラ
(図示せず)からの指令によって、送光ユニット(図示
せず)の光源から車両の前方の先行車(対象物)に向か
って検知光が射出される。この場合の検知光の光軸Aを
中心とした車両の前方への送光の広がり角度θ3は、図
3の破線で示されるように、端部反射光の最大角度θ2
よりも大きくする。
た場合の動作について説明する。まず、コントローラ
(図示せず)からの指令によって、送光ユニット(図示
せず)の光源から車両の前方の先行車(対象物)に向か
って検知光が射出される。この場合の検知光の光軸Aを
中心とした車両の前方への送光の広がり角度θ3は、図
3の破線で示されるように、端部反射光の最大角度θ2
よりも大きくする。
【0020】そして、先行車が、中央反射光の入射角領
域R1、すなわち、道路の走行レーンの中央を走行して
いる場合は、先行車に当たった検知光の反射光は、中央
反射光の入射角領域R1を通って凸レンズ3側に入射さ
れ、受光素子1の開口1cの減光フィルタ2の無い部分
に収束される。したがって、先行車が距離測定装置を備
えた車両からある程度離れた位置にあっても、この先行
車からの反射光は受光素子1によって容易に検出され
る。
域R1、すなわち、道路の走行レーンの中央を走行して
いる場合は、先行車に当たった検知光の反射光は、中央
反射光の入射角領域R1を通って凸レンズ3側に入射さ
れ、受光素子1の開口1cの減光フィルタ2の無い部分
に収束される。したがって、先行車が距離測定装置を備
えた車両からある程度離れた位置にあっても、この先行
車からの反射光は受光素子1によって容易に検出され
る。
【0021】また、先行車が、端部反射光の入射角領域
R2、すなわち、走行レーンの左端または右端側で、距
離測定装置を備えた車両の近傍を走行している場合に
は、先行車に当たった検知光の反射光は、端部反射光の
入射角領域R2を通って凸レンズ3側に入射され、受光
素子1の開口1cの減光フィルタ2のある部分に収束さ
れる。すなわち、減光フィルタ2の作用により、受光素
子1は、先行車が距離測定装置を備えた車両の近くを走
行している場合のみ、この先行車からの反射光を検出
し、距離測定装置を備えた車両よりある程度離れた対向
レーンに車両が走行していても、この車両からの反射光
を検出することはない。
R2、すなわち、走行レーンの左端または右端側で、距
離測定装置を備えた車両の近傍を走行している場合に
は、先行車に当たった検知光の反射光は、端部反射光の
入射角領域R2を通って凸レンズ3側に入射され、受光
素子1の開口1cの減光フィルタ2のある部分に収束さ
れる。すなわち、減光フィルタ2の作用により、受光素
子1は、先行車が距離測定装置を備えた車両の近くを走
行している場合のみ、この先行車からの反射光を検出
し、距離測定装置を備えた車両よりある程度離れた対向
レーンに車両が走行していても、この車両からの反射光
を検出することはない。
【0022】なお、受光素子1は先行車からの反射光を
検出することによって、検出信号をコントローラに送
る。そして、コントローラ3は、送光から受光までの時
間差をもとに先行車までの距離を算出後、これをディス
プレー等に表示させて運転者に知らせるとともに、車間
距離が所定値より小さければ、ディスプレー等を介して
警報を発し、このことを運転者に知らせる。
検出することによって、検出信号をコントローラに送
る。そして、コントローラ3は、送光から受光までの時
間差をもとに先行車までの距離を算出後、これをディス
プレー等に表示させて運転者に知らせるとともに、車間
距離が所定値より小さければ、ディスプレー等を介して
警報を発し、このことを運転者に知らせる。
【0023】以上のように、この距離測定装置では、受
光素子1の表面に、小型かつ低コストで入手容易な減光
フィルタ2を取り付けるだけで、誤検知をすることな
く、車両前方の遠くの対象物および近くの対象物をもれ
なく検出でき、この対象物までの距離を確実に算出でき
る。したがって、光源を複数個設けた従来の距離測定装
置に比べ、装置の小型化、低コスト化を図ることができ
る。
光素子1の表面に、小型かつ低コストで入手容易な減光
フィルタ2を取り付けるだけで、誤検知をすることな
く、車両前方の遠くの対象物および近くの対象物をもれ
なく検出でき、この対象物までの距離を確実に算出でき
る。したがって、光源を複数個設けた従来の距離測定装
置に比べ、装置の小型化、低コスト化を図ることができ
る。
【0024】実施例2.この実施例はこの発明の請求項
2の発明の一実施例に係る距離測定装置に関するもので
ある。
2の発明の一実施例に係る距離測定装置に関するもので
ある。
【0025】実施例1の距離測定装置では、受光素子1
のカバーガラス1aに、光の透過度が一定な減光フィル
タ2を固定状態で取り付けたが、この実施例に係る距離
測定装置では、減光フィルタ2は光の透過度、並びに減
光フィルタ2の受光素子に対する減光部の位置および減
光部の面積を変えることができる変更手段を備えてい
る。
のカバーガラス1aに、光の透過度が一定な減光フィル
タ2を固定状態で取り付けたが、この実施例に係る距離
測定装置では、減光フィルタ2は光の透過度、並びに減
光フィルタ2の受光素子に対する減光部の位置および減
光部の面積を変えることができる変更手段を備えてい
る。
【0026】例えば、減光フィルタ2は、多数のセグメ
ントからなる、変更手段である液晶フィルタを備え、こ
れを受光素子1のカバーガラス1aに、開口1cを塞ぐ
ようにを取り付る。そして、この液晶フィルタの各セグ
メントの光の透過率を電気的に変更できるようにする。
そして、車両の運転状況、例えば走行速度、ハンドルの
操作角などに応じて、この液晶フィルタの各セグメント
の光の透過率を制御して、常に最適な状態で、先行車の
検出ができるようにする。
ントからなる、変更手段である液晶フィルタを備え、こ
れを受光素子1のカバーガラス1aに、開口1cを塞ぐ
ようにを取り付る。そして、この液晶フィルタの各セグ
メントの光の透過率を電気的に変更できるようにする。
そして、車両の運転状況、例えば走行速度、ハンドルの
操作角などに応じて、この液晶フィルタの各セグメント
の光の透過率を制御して、常に最適な状態で、先行車の
検出ができるようにする。
【0027】このことにより、例えば車両が屈曲道路
(カーブ)を走行する場合に、変更手段である液晶フィ
ルタを備えた減光フィルタ2を使って、旋回方向側から
の反射光の検知感度を高くし(光の透過率を大きくす
る)、これと反対方向からくる反射光の検知感度を低く
する(光の透過率を小さくする)ことにより、誤検知な
く、確実に先行車の検出ができるようになる。
(カーブ)を走行する場合に、変更手段である液晶フィ
ルタを備えた減光フィルタ2を使って、旋回方向側から
の反射光の検知感度を高くし(光の透過率を大きくす
る)、これと反対方向からくる反射光の検知感度を低く
する(光の透過率を小さくする)ことにより、誤検知な
く、確実に先行車の検出ができるようになる。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】この発明の請求項1の発明によれば、対象
物に向けて照射した光の反射光を、光学手段を介して受
光素子側に受光させることにより、対象物までの距離を
検出する距離測定装置において、所定方向からの反射光
を減光するように、受光素子の一部を減光フィルタで覆
ったので、誤検知なく確実に対象物までの距離の検出を
することができるとともに、装置も小型で低コストなも
のとすることができる。
物に向けて照射した光の反射光を、光学手段を介して受
光素子側に受光させることにより、対象物までの距離を
検出する距離測定装置において、所定方向からの反射光
を減光するように、受光素子の一部を減光フィルタで覆
ったので、誤検知なく確実に対象物までの距離の検出を
することができるとともに、装置も小型で低コストなも
のとすることができる。
【0030】この発明の請求項2の発明によれば、請求
項1の発明の場合において、減光フィルタは、光の透過
率、並びにこの減光フィルタの受光素子に対する減光部
の位置および減光部の面積が、それぞれ変更可能となる
変更手段を備えたので、種々の状況に対応させて、対象
物までの距離を検出できることとなる。
項1の発明の場合において、減光フィルタは、光の透過
率、並びにこの減光フィルタの受光素子に対する減光部
の位置および減光部の面積が、それぞれ変更可能となる
変更手段を備えたので、種々の状況に対応させて、対象
物までの距離を検出できることとなる。
【図1】 この発明の実施例1に係る距離測定装置の受
光素子周りの斜視図である。
光素子周りの斜視図である。
【図2】 減光フィルタの作用説明図である。
【図3】 減光フィルタの作用説明図である。
【図4】 車両の走行レーンを上方から見た図である。
【図5】 従来の距離測定装置の送光ユニットの動作説
明図である。
明図である。
【図6】 従来の距離測定装置の動作説明図である。
1 受光素子、2 減光フィルタ、3 凸レンズ(光学
手段)。
手段)。
Claims (2)
- 【請求項1】 対象物に向けて照射した光の反射光を、
光学手段を介して受光素子側に受光させることにより、
前記対象物までの距離を検出する距離測定装置におい
て、 前記受光素子の一部を減光フィルタで覆ったことを特徴
とする距離測定装置。 - 【請求項2】 減光フィルタは、光の透過率、並びにこ
の減光フィルタの受光素子に対する減光部の位置および
減光部の面積を変更する変更手段を備えたことを特徴と
する請求項1記載の距離測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6161525A JPH0829537A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 距離測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6161525A JPH0829537A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 距離測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0829537A true JPH0829537A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15736750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6161525A Pending JPH0829537A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 距離測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0829537A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010282566A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Murata Machinery Ltd | 走行車 |
JP2015152574A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 株式会社豊田中央研究所 | 物体検出装置及び距離測定装置 |
JP2021193398A (ja) * | 2017-08-24 | 2021-12-23 | 株式会社トプコン | 3次元測量装置 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP6161525A patent/JPH0829537A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010282566A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Murata Machinery Ltd | 走行車 |
JP2015152574A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 株式会社豊田中央研究所 | 物体検出装置及び距離測定装置 |
JP2021193398A (ja) * | 2017-08-24 | 2021-12-23 | 株式会社トプコン | 3次元測量装置 |
US11520015B2 (en) | 2017-08-24 | 2022-12-06 | Topcon Corporation | 3-dimensional measuring device |
US11733357B2 (en) | 2017-08-24 | 2023-08-22 | Topcon Corporation | 3-dimensional measuring device |
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