JPH08282734A - 液状乳化食品用の外装容器 - Google Patents
液状乳化食品用の外装容器Info
- Publication number
- JPH08282734A JPH08282734A JP9277395A JP9277395A JPH08282734A JP H08282734 A JPH08282734 A JP H08282734A JP 9277395 A JP9277395 A JP 9277395A JP 9277395 A JP9277395 A JP 9277395A JP H08282734 A JPH08282734 A JP H08282734A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emulsified food
- outer container
- container
- liquid
- liquid emulsified
- Prior art date
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液状乳化食品を容易に満液充填でき、消費段
階においても温度制御が容易な液状乳化食品用の外装容
器を提供すること。 【構成】 内部に柔軟な樹脂製の液状乳化食品の充填用
袋を収納する、天面が開放可能な構造の外装容器10で
あって、外装容器10の側面および/または底面に、外
部から熱媒または冷媒を供給されることによって内容物
の温度を制御する温度制御手段13が装備されている。
階においても温度制御が容易な液状乳化食品用の外装容
器を提供すること。 【構成】 内部に柔軟な樹脂製の液状乳化食品の充填用
袋を収納する、天面が開放可能な構造の外装容器10で
あって、外装容器10の側面および/または底面に、外
部から熱媒または冷媒を供給されることによって内容物
の温度を制御する温度制御手段13が装備されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液状乳化食品を充填す
る液状乳化食品用の外装容器に関し、更に詳しく言え
ば、液状乳化食品を容易に充填でき、かつ、消費段階に
おいても容易に温度制御できる、液状乳化食品用の外装
容器に関する。
る液状乳化食品用の外装容器に関し、更に詳しく言え
ば、液状乳化食品を容易に充填でき、かつ、消費段階に
おいても容易に温度制御できる、液状乳化食品用の外装
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、牛乳や果汁等の大型容器とし
て、ジャケット付きの箱型、筒型の金属製コンテナが実
用的な技術として活用されている。この様な従来の容器
では、充填に際して満液充填は不可能であることから容
器上部に空間ができることは避けられない。この結果、
流通途上における荷扱いに伴って攪拌作用が発生する。
この攪拌作用は、容器の上部空間が大きい程増大し、特
に乳化食品には品質上のダメージを与える場合がしばし
ばであった。特に、生クリームやホイップクリーム等の
液状乳化食品を従来型の金属製密封容器に充填した場
合、保管流通の過程での衝撃や振動で、増粘や固化に至
る不具合が発生し全く商品価値を失うこととなる。
て、ジャケット付きの箱型、筒型の金属製コンテナが実
用的な技術として活用されている。この様な従来の容器
では、充填に際して満液充填は不可能であることから容
器上部に空間ができることは避けられない。この結果、
流通途上における荷扱いに伴って攪拌作用が発生する。
この攪拌作用は、容器の上部空間が大きい程増大し、特
に乳化食品には品質上のダメージを与える場合がしばし
ばであった。特に、生クリームやホイップクリーム等の
液状乳化食品を従来型の金属製密封容器に充填した場
合、保管流通の過程での衝撃や振動で、増粘や固化に至
る不具合が発生し全く商品価値を失うこととなる。
【0003】また、この種の液状乳化食品は、高温の室
内に長時間放置されると内容物の性能劣化や細菌増殖の
危険があるので、消費が完了するまでその温度を、例え
ばおよそ3〜7°Cの範囲に保持する必要がある。
内に長時間放置されると内容物の性能劣化や細菌増殖の
危険があるので、消費が完了するまでその温度を、例え
ばおよそ3〜7°Cの範囲に保持する必要がある。
【0004】容器上部に空間が生じることにより液状乳
化食品が攪拌される問題を解決するために、従来より、
内部に防波板を設け、液状乳化食品が空気と攪拌される
ことを回避する技術や、ドラム容器の内部に樹脂製の袋
を備え、この樹脂製の袋に液状乳化食品を収容する技術
がある。また、液状乳化食品の温度を一定に保つための
技術としては、冷凍・冷蔵食品等の輸送、保管用容器と
して、断熱材を施した箱型のコンテナがある。
化食品が攪拌される問題を解決するために、従来より、
内部に防波板を設け、液状乳化食品が空気と攪拌される
ことを回避する技術や、ドラム容器の内部に樹脂製の袋
を備え、この樹脂製の袋に液状乳化食品を収容する技術
がある。また、液状乳化食品の温度を一定に保つための
技術としては、冷凍・冷蔵食品等の輸送、保管用容器と
して、断熱材を施した箱型のコンテナがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記に示した
ような従来の技術においては、種々の問題点があった。
即ち、防波板を設ける技術では、容器内部の洗浄を完全
に行うことが困難となり、衛生上問題がある。また、空
間部の空気を吸引除去する技術では、容器内部の圧力が
減少するため外部から細菌が混入しやすくなり、衛生上
好ましくない。更に、ドラム容器の内部に樹脂製の袋を
備える技術は、満液充填が困難である。また、断熱材を
施したコンテナは、最終製品を製造する現場で出し入れ
使用する等には不便であり、簡便な手段による温度制御
はなしえていないのが現状である。
ような従来の技術においては、種々の問題点があった。
即ち、防波板を設ける技術では、容器内部の洗浄を完全
に行うことが困難となり、衛生上問題がある。また、空
間部の空気を吸引除去する技術では、容器内部の圧力が
減少するため外部から細菌が混入しやすくなり、衛生上
好ましくない。更に、ドラム容器の内部に樹脂製の袋を
備える技術は、満液充填が困難である。また、断熱材を
施したコンテナは、最終製品を製造する現場で出し入れ
使用する等には不便であり、簡便な手段による温度制御
はなしえていないのが現状である。
【0006】従って、本発明の目的は、液状乳化食品を
容易に満液充填でき、消費段階においても温度制御が容
易な液状乳化食品用の外装容器を提供するものである。
容易に満液充填でき、消費段階においても温度制御が容
易な液状乳化食品用の外装容器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に柔軟な
樹脂製の液状乳化食品充填用袋を収納する、天面が開放
可能な構造の外装容器であって、該外装容器の側面およ
び/または底面に、外部から熱媒または冷媒を供給され
ることによって内容物の温度を制御する温度制御手段を
装備した、液状乳化食品用の外装容器を提供することに
より、上記目的を達成したものである。
樹脂製の液状乳化食品充填用袋を収納する、天面が開放
可能な構造の外装容器であって、該外装容器の側面およ
び/または底面に、外部から熱媒または冷媒を供給され
ることによって内容物の温度を制御する温度制御手段を
装備した、液状乳化食品用の外装容器を提供することに
より、上記目的を達成したものである。
【0008】また、本発明は、請求項1に記載の液状乳
化食品用の外装容器の内部に、柔軟な樹脂製の液状乳化
食品充填用袋を収納した、液状乳化食品用の包装容器を
提供することにより、上記目的を達成したものである。
化食品用の外装容器の内部に、柔軟な樹脂製の液状乳化
食品充填用袋を収納した、液状乳化食品用の包装容器を
提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0009】本発明の液状乳化食品用の外装容器によれ
ば、天面が開放可能となっているので、天面を開放した
状態で、容易に、柔軟な樹脂製の液状乳化食品の充填用
袋を仮置きし、液状乳化食品を充填し、満液状態とする
ことができる。つまり、乳化食品の輸送中に起こる攪拌
・振動による品質劣化を防止するには、充填袋または容
器等に乳化食品を満液充填し、上部に空間ができないよ
うにすればよい。満液充填にあたっては、外装容器内面
寸法に準拠した柔軟な樹脂製の液状乳化食品充填用袋を
外装容器内に仮置きした状態から充填を開始するのがよ
く、本発明の上部全面開口構造は、このような充填に非
常に適している。
ば、天面が開放可能となっているので、天面を開放した
状態で、容易に、柔軟な樹脂製の液状乳化食品の充填用
袋を仮置きし、液状乳化食品を充填し、満液状態とする
ことができる。つまり、乳化食品の輸送中に起こる攪拌
・振動による品質劣化を防止するには、充填袋または容
器等に乳化食品を満液充填し、上部に空間ができないよ
うにすればよい。満液充填にあたっては、外装容器内面
寸法に準拠した柔軟な樹脂製の液状乳化食品充填用袋を
外装容器内に仮置きした状態から充填を開始するのがよ
く、本発明の上部全面開口構造は、このような充填に非
常に適している。
【0010】また、上記液状乳化食品用の外装容器の側
面および/または底面に装備する温度制御手段によれ
ば、簡易な冷媒または熱媒供給ユニット(チラーユニッ
ト)から冷水や温水等の冷媒又は熱媒を循環・供給する
ことによって、保温室に収納せずに、液状乳化食品を最
終加工する場所で、充填した内容物の温度を容易に制御
することができる。即ち、このような乳化食品を収納し
た外装容器を輸送する際には、冷蔵車等によれば、製品
を適温に保ことができるが、製品を消費する段階におい
ては、冷蔵庫等に収容して用いるのでは不便である。本
発明の外装容器によれば、簡易な冷媒循環ユニットによ
るのみで適温に保ことができ、かつ、消費段階での作業
が容易になる。また、本発明の外装容器は、樹脂製の柔
軟な液状乳化食品充填用袋を収納しても用いられ、攪拌
・振動による品質劣化を簡便に防止でき、満液充填が可
能である。
面および/または底面に装備する温度制御手段によれ
ば、簡易な冷媒または熱媒供給ユニット(チラーユニッ
ト)から冷水や温水等の冷媒又は熱媒を循環・供給する
ことによって、保温室に収納せずに、液状乳化食品を最
終加工する場所で、充填した内容物の温度を容易に制御
することができる。即ち、このような乳化食品を収納し
た外装容器を輸送する際には、冷蔵車等によれば、製品
を適温に保ことができるが、製品を消費する段階におい
ては、冷蔵庫等に収容して用いるのでは不便である。本
発明の外装容器によれば、簡易な冷媒循環ユニットによ
るのみで適温に保ことができ、かつ、消費段階での作業
が容易になる。また、本発明の外装容器は、樹脂製の柔
軟な液状乳化食品充填用袋を収納しても用いられ、攪拌
・振動による品質劣化を簡便に防止でき、満液充填が可
能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の液状乳化食品用の外装容器の
一実施例について図面を参照しながら具体的に説明す
る。図1は、本発明の液状乳化食品の外装容器の実施例
を示す概略構成斜視図、図2は、図1の外装容器に備え
られるプレート式コイルを示す斜視図、図3は、図1の
液状乳化食品の外装容器に収納される充填用袋を示す斜
視図である。
一実施例について図面を参照しながら具体的に説明す
る。図1は、本発明の液状乳化食品の外装容器の実施例
を示す概略構成斜視図、図2は、図1の外装容器に備え
られるプレート式コイルを示す斜視図、図3は、図1の
液状乳化食品の外装容器に収納される充填用袋を示す斜
視図である。
【0012】本実施例の液状乳化食品の包装容器は、箱
状の外装容器10と、この外装容器10に収納される充
填用袋20とを備えている。外装容器10は、天面が開
放されており、箱状の本体11と、該本体11に冠着可
能な天蓋12とを備えている。上記本体11の側面に
は、外部から冷却水を循環させることによって内容物の
温度を制御するプレート式コイル13(温度制御手段)
を装備している。
状の外装容器10と、この外装容器10に収納される充
填用袋20とを備えている。外装容器10は、天面が開
放されており、箱状の本体11と、該本体11に冠着可
能な天蓋12とを備えている。上記本体11の側面に
は、外部から冷却水を循環させることによって内容物の
温度を制御するプレート式コイル13(温度制御手段)
を装備している。
【0013】上記天蓋12は、本体11に対して着脱可
能となっており、バンド(図示せず)によって本体11
に固定されるようになっている。天蓋12には、四隅か
ら上方に向かって突出する突起12aが設けられてい
る。上記外装容器10の本体11は、側面が断熱材より
なっており、そのうちの一つの側面(以下、前面)は、
最下部に内部と連通する内容物取り出し口11aを有し
ている。また、本体11の底面は、内側面が内容物取り
出し口11aを有する前面にいくに従って低くなるよう
に傾斜している。更に、本体11の底面には、上述の突
起12aと係合可能な形状の凹部(図示せず)が穿設さ
れており、外装容器10を積み重ねてもずれないによう
になっている。また、本体11には、金属製であって、
フォーク差し込み口14aを有する運搬用パレット14
が、前記フォーク差し込み口14aを前面に向けて固着
されている。
能となっており、バンド(図示せず)によって本体11
に固定されるようになっている。天蓋12には、四隅か
ら上方に向かって突出する突起12aが設けられてい
る。上記外装容器10の本体11は、側面が断熱材より
なっており、そのうちの一つの側面(以下、前面)は、
最下部に内部と連通する内容物取り出し口11aを有し
ている。また、本体11の底面は、内側面が内容物取り
出し口11aを有する前面にいくに従って低くなるよう
に傾斜している。更に、本体11の底面には、上述の突
起12aと係合可能な形状の凹部(図示せず)が穿設さ
れており、外装容器10を積み重ねてもずれないによう
になっている。また、本体11には、金属製であって、
フォーク差し込み口14aを有する運搬用パレット14
が、前記フォーク差し込み口14aを前面に向けて固着
されている。
【0014】上記プレート式コイル13は、図2に示す
ように、細いパイプ13aが横方向に往復しながら下降
するように巡らされているものであり、パイプ13aの
両端は本体11の前面に露出して冷却水の出入口13b
を形成し、これらの出入口13bのうち一方を冷却水の
ホースに接続して冷却水を供給し、他方から排出させる
ようになっている。この出入口13bは、他のプレート
式コイルの出入口と接続させることも可能である。
ように、細いパイプ13aが横方向に往復しながら下降
するように巡らされているものであり、パイプ13aの
両端は本体11の前面に露出して冷却水の出入口13b
を形成し、これらの出入口13bのうち一方を冷却水の
ホースに接続して冷却水を供給し、他方から排出させる
ようになっている。この出入口13bは、他のプレート
式コイルの出入口と接続させることも可能である。
【0015】液状乳化食品の充填用袋20は、図3に示
すように、ナイロンやポリエチレン等のラミネートフィ
ルムよりなっており、袋内の気体を全て排出させたフィ
ルム状の状態で、本体11に収納されている。この充填
用袋20は、本体11とほぼ同容量となっている。この
充填用袋20には、上面に、液状乳化食品を流入させる
ための充填口20aが、また、下部には内部の液状乳化
食品を流出させるための取り出し口20bが設けられて
いる。
すように、ナイロンやポリエチレン等のラミネートフィ
ルムよりなっており、袋内の気体を全て排出させたフィ
ルム状の状態で、本体11に収納されている。この充填
用袋20は、本体11とほぼ同容量となっている。この
充填用袋20には、上面に、液状乳化食品を流入させる
ための充填口20aが、また、下部には内部の液状乳化
食品を流出させるための取り出し口20bが設けられて
いる。
【0016】上述の構成を有する本実施例の液状乳化食
品の包装容器では、ベルト(図示せず)をはずし、天蓋
12を取り外すことによって、外装容器10本体11の
天面が開放される。従って、外装容器10に液状乳化食
品の充填用袋20をフィルム状のまま容易に収納するこ
とができる。また、充填用袋20は柔軟な樹脂でできお
り、充填用袋20内の空気が全て除去されてフィルム状
になった状態から、液状乳化食品の充填を行うことがで
きるので、内部を減圧内することなく液状乳化食品を満
液充填でき、雑菌の混入を回避することができる。そし
て、このように液状乳化食品を満液充填することによっ
て、液状乳化食品が空気と攪拌されることがなくなり、
液状乳化食品の増粘や固化を回避できる。更に、プレー
ト式コイル13の出入口の一方から冷却水を供給すると
いう容易な方法によって、外装容器10の内部を容易に
冷却しておくことが可能である。この様に、本実施例で
は、冷却水等を供給するという容易な手法によって、冷
蔵庫等に貯蔵しなくても液状乳化食品を最終製品の製造
場所で冷却保存することができ、冷蔵庫等からの出し入
れ等の手間を省くことができる。特に、本実施例では、
外装容器10の本体11側面が断熱材により形成されて
いるため、内部を効率的に温度制御しておくことができ
る。
品の包装容器では、ベルト(図示せず)をはずし、天蓋
12を取り外すことによって、外装容器10本体11の
天面が開放される。従って、外装容器10に液状乳化食
品の充填用袋20をフィルム状のまま容易に収納するこ
とができる。また、充填用袋20は柔軟な樹脂でできお
り、充填用袋20内の空気が全て除去されてフィルム状
になった状態から、液状乳化食品の充填を行うことがで
きるので、内部を減圧内することなく液状乳化食品を満
液充填でき、雑菌の混入を回避することができる。そし
て、このように液状乳化食品を満液充填することによっ
て、液状乳化食品が空気と攪拌されることがなくなり、
液状乳化食品の増粘や固化を回避できる。更に、プレー
ト式コイル13の出入口の一方から冷却水を供給すると
いう容易な方法によって、外装容器10の内部を容易に
冷却しておくことが可能である。この様に、本実施例で
は、冷却水等を供給するという容易な手法によって、冷
蔵庫等に貯蔵しなくても液状乳化食品を最終製品の製造
場所で冷却保存することができ、冷蔵庫等からの出し入
れ等の手間を省くことができる。特に、本実施例では、
外装容器10の本体11側面が断熱材により形成されて
いるため、内部を効率的に温度制御しておくことができ
る。
【0017】また、特に本実施例では、本体11底面の
内側が、内容物取り出し口11aを有する前面に近づく
に従って低くなるように傾斜しているので、液状乳化食
品が充填された充填用袋20は本体11底面にそった形
状となる。従って、充填された液状乳化食品を、内容物
取り出し口11aから容易に流出させることができる。
更に、外装容器10の本体11底面に運搬用パレット1
4が固定されているので、液状乳化食品充填後も、包装
容器全体を容易に移動・搬送することが可能である。
内側が、内容物取り出し口11aを有する前面に近づく
に従って低くなるように傾斜しているので、液状乳化食
品が充填された充填用袋20は本体11底面にそった形
状となる。従って、充填された液状乳化食品を、内容物
取り出し口11aから容易に流出させることができる。
更に、外装容器10の本体11底面に運搬用パレット1
4が固定されているので、液状乳化食品充填後も、包装
容器全体を容易に移動・搬送することが可能である。
【0018】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、具体的な各部材の形状や寸法、或いは各々の
取付位置等は適宜変更可能である。例えば、外装容器1
0は、上述のような箱型のものの他、筒型等のものを用
いることができる。また、外装容器の容量は特に限定さ
れるものではないが、従来の容器では、通常、内容積が
200〜1000リットル程度である。更に、外装容器
10の本体11は、溶接により形成しても、底面と各側
面とに分解可能な構造として、この外装容器10を使用
しない時の保管・運搬の利便を図ってもよい。更に、外
装容器10には、運搬用パレットの他、温度計を装備し
てもよい。また、上述のように運搬用パレット14を装
備する場合に、この運搬用パレット14には樹脂製のも
のを用いることもできる。運搬用パレットは、本体11
と一体化していても、していなくてよもい。更に、外装
容器10の本体11と天蓋12とを固定する方法も、フ
ック式としてもよい。温度制御手段は、上述のようなプ
レート式コイルの他、ジャケット等を用いることができ
る。液状乳化食品の充填用袋は、外装容器の内部形状に
より適宜設定されるが、外装容器の内部形状に近い大き
さであることが、保温効率の面からも好ましい。
ではなく、具体的な各部材の形状や寸法、或いは各々の
取付位置等は適宜変更可能である。例えば、外装容器1
0は、上述のような箱型のものの他、筒型等のものを用
いることができる。また、外装容器の容量は特に限定さ
れるものではないが、従来の容器では、通常、内容積が
200〜1000リットル程度である。更に、外装容器
10の本体11は、溶接により形成しても、底面と各側
面とに分解可能な構造として、この外装容器10を使用
しない時の保管・運搬の利便を図ってもよい。更に、外
装容器10には、運搬用パレットの他、温度計を装備し
てもよい。また、上述のように運搬用パレット14を装
備する場合に、この運搬用パレット14には樹脂製のも
のを用いることもできる。運搬用パレットは、本体11
と一体化していても、していなくてよもい。更に、外装
容器10の本体11と天蓋12とを固定する方法も、フ
ック式としてもよい。温度制御手段は、上述のようなプ
レート式コイルの他、ジャケット等を用いることができ
る。液状乳化食品の充填用袋は、外装容器の内部形状に
より適宜設定されるが、外装容器の内部形状に近い大き
さであることが、保温効率の面からも好ましい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、外装容器の天面が開放可能となっているの
で、容易に液状乳化食品の充填用袋を収納し、この充填
用袋に液状乳化食品を満液充填することができる。ま
た、本体の側面および/または底面に温度制御手段を備
えているので、この温度制御手段へ外部から熱媒または
冷媒を供給することによって、最終製品を加工する現場
で外装容器の内部の温度を容易に制御することができ
る。
発明では、外装容器の天面が開放可能となっているの
で、容易に液状乳化食品の充填用袋を収納し、この充填
用袋に液状乳化食品を満液充填することができる。ま
た、本体の側面および/または底面に温度制御手段を備
えているので、この温度制御手段へ外部から熱媒または
冷媒を供給することによって、最終製品を加工する現場
で外装容器の内部の温度を容易に制御することができ
る。
【0020】請求項2に記載の発明では、外装容器の内
部に柔軟な樹脂でできている乳化食品の充填用袋を備え
ているので、この充填用袋に液状乳化食品を満液の状態
まで充填でき、液状乳化食品が攪拌されることによる固
化や増粘を回避することができる。
部に柔軟な樹脂でできている乳化食品の充填用袋を備え
ているので、この充填用袋に液状乳化食品を満液の状態
まで充填でき、液状乳化食品が攪拌されることによる固
化や増粘を回避することができる。
【図1】本発明の一実施例である液状乳化食品の外装容
器を示す概略構成斜視図である。
器を示す概略構成斜視図である。
【図2】図1の外装容器に備えられるプレート式コイル
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】図1の液状乳化食品用の外装容器に収納される
充填用袋を示す斜視図である。
充填用袋を示す斜視図である。
10 外装容器 11 本体 12 天蓋 13 プレート式コイル 14 運搬用ベルト 20 充填用袋
フロントページの続き (72)発明者 加藤 直樹 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に柔軟な樹脂製の液状乳化食品充填
用袋を収納する、天面が開放可能な構造の外装容器であ
って、該外装容器の側面および/または底面に、外部か
ら熱媒または冷媒を供給されることによって内容物の温
度を制御する温度制御手段を装備した、液状乳化食品用
の外装容器。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載の液状乳化食品用の
外装容器の内部に、柔軟な樹脂製の液状乳化食品充填用
袋を収納した、液状乳化食品用の包装容器。 - 【請求項3】 内容積が200〜1000リットルであ
る、請求項1記載の液状乳化食品の外装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277395A JPH08282734A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 液状乳化食品用の外装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9277395A JPH08282734A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 液状乳化食品用の外装容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08282734A true JPH08282734A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14063748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9277395A Pending JPH08282734A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 液状乳化食品用の外装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08282734A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2439151A1 (en) * | 2009-06-04 | 2012-04-11 | Fuji Electric Retail Systems Co. Ltd. | Chocolate heating and transporting device |
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1995
- 1995-04-18 JP JP9277395A patent/JPH08282734A/ja active Pending
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