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JPH08266707A - ボールゲーム機 - Google Patents

ボールゲーム機

Info

Publication number
JPH08266707A
JPH08266707A JP7166395A JP7166395A JPH08266707A JP H08266707 A JPH08266707 A JP H08266707A JP 7166395 A JP7166395 A JP 7166395A JP 7166395 A JP7166395 A JP 7166395A JP H08266707 A JPH08266707 A JP H08266707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pocket
ball
game
pockets
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7166395A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuro Nishikawa
郁朗 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNIE KIKI KK
Unie Kiki KK
Original Assignee
UNIE KIKI KK
Unie Kiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UNIE KIKI KK, Unie Kiki KK filed Critical UNIE KIKI KK
Priority to JP7166395A priority Critical patent/JPH08266707A/ja
Publication of JPH08266707A publication Critical patent/JPH08266707A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールを流下させてゲームを行うボールゲー
ム機に、遊技者の技能がより活かされるような新たな興
趣を盛り込む。 【構成】 レール板18の降下によりボール16が遊技
盤11上を流下する。遊技盤11に第1ポケット群2
2,第2ポケット群23,第3ポケット群24を設け
る。各々のポケット群は、遊技盤11の幅方向に整列さ
れた複数個のポケットからなる。遊技者がポケット群選
択レバー32を操作して第1〜第3ポケット群のいずれ
かを選択し、さらにポケット選択ボタン33のいずれか
を押すと、各々の操作位置に対応したポケットが開放さ
れる。第3ポケット群24よりも下流側に設けられたア
ウト穴にボール16が到達しないように、ボール16の
流下経路及び各ポケット群を流下するタイミングを見計
らってポケットを開放操作し、ボール16を捕捉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手前側に低く傾斜した
遊技盤上を転動してくるボールを対象にしてゲームを行
うボールゲーム機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スマートボールゲーム機やアレンジボー
ルゲーム機は、ボール発射装置を操作してボールを遊技
盤の奥側に打ち出し、ボールが遊技盤の手前側に転動し
てくる過程でボールが入賞穴や整列穴に入るかどうかを
競うものである。また、ピンボールゲーム機は、同様に
してボールを遊技盤の奥側に打ち出した後、ボールが遊
技盤の手前側に転動し、あるいは弾球器で弾かれて転動
する過程で、ボールが得点領域を通過したときの加点に
よって得点を競うものである。ピンボールゲーム器で
は、さらに遊技盤の最も手前側に設けられたアウト穴の
直前でボールを打ち返すことができるようにしたフリッ
パーあるいはキッカーと称される打球器が設けられ、そ
の操作の巧拙によってゲーム展開に変化を与えることが
できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなボールゲ
ーム機のうち、スマートボールゲーム機やアレンジボー
ルゲーム機では、遊技盤内の適宜の個所に障害釘が設け
られ、ボールの転動経路に様々な変化が与えられるよう
になっているが、ボール発射装置でボールを打ち出した
後は遊技者の技能を活かすことができない。また、ボー
ル発射装置によるボールの打ち出し位置を微妙にコント
ロールすることが極めて困難であるため、ゲームの結果
はほとんど偶然性によるものとなっている。一方、ピン
ボールゲーム機ではフリッパーの操作に遊技者の技能が
活かされるとは言え、ボールをアウト穴に落とさないよ
うにゲームを行うのが精一杯で、加点の経過も複雑で分
りにくく、最終的な得点はやはり偶然性によるものとな
っている。
【0004】本発明は上記従来技術を考慮してなされた
もので、ゲームの成否に遊技者の技能を大きく反映させ
ることができ、しかもゲームの内容や得点の経過が分り
やすいボールゲーム機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、遊技盤の幅方向のランダムな位置からボー
ルを一個ずつ放出するボール放出手段と、その下流側に
複数段設けられたポケット群と、各々のポケット群を構
成している複数のポケットを選択的に開放させるために
遊技者によって操作されるポケット開放操作部と、各ポ
ケット群よりも下流側に設けられたアウト穴とを備え、
ボール放出手段から流下されたボールがアウト穴に入る
前に、ボールをポケットで捕捉できるか否かでゲームが
競われるようにしてある。得点の算出は、アウト穴に入
ったボールの個数により一定の持ち点から減点を行う
か、又はポケットに入ったボールの数に基づいて加点す
ることによって行われ、こうして算出された得点は得点
表示器に表示される。
【0006】ポケットでボールを捕捉するためには、ボ
ールが流下してきたタイミングを見計らって、複数段の
ポケット群のうちのいずれのポケット群を選択するか、
そして選択したポケット群のうちのいずれのポケットを
選択するかという2種類の選択操作を遊技者に行わせる
ことができ、遊技者の技能をゲームに大きく反映させる
ことができる。
【0007】偶然性を付加するためには、ランダムに選
択されたポケットでボールを捕捉したときには、その下
流側に設けられたポケット群の中の少なくとも一個のポ
ケットを所定時間開放し、ボールを捕捉しやすくする手
法を採用することができる。このためには、その上流側
のポケット群を構成しているポケットに各々対応して発
光表示器を付設し、その点灯によってランダムに選択さ
れたポケットがいずれであるかを遊技者に表示するのが
好適である。さらに、ゲームの進行に応じて難易度を変
化させることも、ゲーム性をより高める上で効果的であ
る。
【0008】
【実施例】本発明を用いたボールゲーム機の外観及び要
部断面をそれぞれ図1及び図2に示す。キャビネット1
0内に、奥側から手前側に向かって低くなるように、例
えば5°〜30°内の範囲で傾斜した遊技盤11が収納
され、その上面はガラス板12でカバーされている。遊
技盤11の上方に放出穴13が設けられ、ゲームをスタ
ートさせるとボール放出器14が作動し、例えば3秒間
隔でタンク15からボール16を一個ずつ放出穴13を
通して遊技盤11に供給する。ボール16は外径が20
〜30mm程度のもので、その材質としては鋼球など適
宜のものを選択できるが、合成樹脂製やゴム製のものの
ように適度な弾性をもっている方がゲームに様々な変化
を与えるのに有利である。
【0009】放出穴13の下方には、遊技盤11の幅方
向のランダムな位置からボールを流下させるためのボー
ル放出手段として作用するレール板18が設けられてい
る。レール板18は放出穴13から出てきたボール16
を受け、遊技盤11を横切るように斜め下方にボール1
6の転動路を規制する。このレール板18は、ボール1
6が放出された後にランダムなタイミングで駆動される
レール駆動機構19により、遊技盤11から引っ込んだ
解放位置に移動される。これによりボール16の規制が
解かれ、ボール16はその位置から遊技盤11に流下さ
れる。遊技盤11には固定障害釘20が適宜突設され、
ボール16の流下経路に変化を与えるようになってい
る。
【0010】遊技盤11には、上流側から下流側に向か
って第1ポケット群22,第2ポケット群23,第3ポ
ケット群24が設けられている。これらのポケット群
は、それぞれ遊技盤11の幅方向に並べられた8個のポ
ケット22a〜22h,23a〜23h,24a〜24
hからなる。これらのポケットは常態では図1に示した
閉じ位置にあり、この状態ではボール16はそのままポ
ケットの上面を転動して流下する。また、図2にポケッ
ト24dについて示すように、ポケット開放機構25の
駆動によりポケットが開き位置に移動したときには、転
動してきたボール16を捕捉して遊技盤11の下に取り
込む。
【0011】第3ポケット群24の上流側に近接して可
動板26が設けられ、ゲームが開始されると駆動機構2
7により遊技盤11の幅方向に20〜30mm程度のス
トロークで往復移動される。可動板26の上面には障害
釘28が植設され、第3ポケット群20の直前でボール
16の流下経路に変化を与える。第3ポケット群24の
さらに下流にはアウト穴30が設けられ、第1〜第3ポ
ケット群22,23,24のいずれでも捕捉し得なかっ
たボール16を回収する。
【0012】キャビネット10の手前側に設けられた操
作パネルには、コイン投入口31と、ポケット群選択レ
バー(第1選択操作部材)32と、横並びに配列された
8個のポケット選択ボタン(第2選択操作部材)33と
が設けられている。ポケット群選択レバー32は上に傾
けた位置と、中立位置と、下に傾けた位置とのいずれか
に遊技者によって操作され、その操作位置に応じて第1
〜第3ポケット群22,23,24のいずれかが選択さ
れる。またポケット選択ボタン33は、ポケット群選択
レバー32で選択されたポケット群に属するポケットの
うち、いずれを開放させるかを決めるときに遊技者によ
って操作される。第1〜第3ポケット群22〜24の端
部に位置するように、発光表示器35a,35b,35
cが設けられ、ポケット群選択レバー32の操作位置に
応じてそのいずれかを点灯させ、これによりどのポケッ
ト群が選択されているかを遊技者に表示する。
【0013】第1ポケット群22に属するポケット22
a〜22h、そして第2ポケット群23に属するポケッ
ト23a〜23hの各々に対応し、それぞれLEDから
なる8個ずつの発光表示器36,37が設けられてい
る。これらの発光表示器36,37はゲーム中に適宜1
〜2個程度選択的に駆動され、各ポケット群の中のボー
ナスポケットを表示する。操作パネル手前の前面パネル
には景品排出口39が設けられ、遊技者がゲームに成功
したときにはここに景品が排出される。
【0014】遊技盤奥の正面パネルには、残りゲーム時
間を表示するタイム表示器41と、遊技者の持ち点を表
示するスコア表示器42とが設けられている。タイム表
示器41には2桁の7セグメントLEDが用いられ、こ
れによりデジタル表示が行われるが、その他に針回転式
のアナログ表示器を用いることももちろん可能である。
スコア表示器42は、数字を記した表示板の背後でラン
プを点灯させる形式のものが用いられ、ランプ点灯によ
り持ち点を表示するようにしてあるが、これにしても7
セグメントLEDを利用したデジタル表示器に代えるこ
ともできる。
【0015】図2に示すように、遊技盤11はその奥側
端部が軸44に軸着され、遊技盤11の手前側に設けた
昇降機構45の駆動によりその傾斜角度を変えることが
できるようになっている。遊技盤11の傾斜角度が大き
くなるとボール16が早く転動するようになり、ゲーム
の難易度が高くなる。したがって、ゲームのセットアッ
プ時やゲーム進行に応じて昇降機構45を作動させるこ
とによって、難易度の調節ができる。
【0016】遊技盤11の下面にはポケット群22〜2
4の各ポケットごとに樋46が固定されている。これら
の樋46は、ポケットから流下してくるボール16を所
定経路にしたがって転動させ、キャビネット10の内壁
に固定された樋47,48,49を経てボールリフト5
0に送る。なお、上記のように遊技盤11の傾斜を変更
し得る範囲内では、樋46と樋47とが干渉することが
ないようにしてある。また、アウト穴30に達したボー
ル16は、ボール16が一個ずつ通過する開口径に制限
されている回収路51を通って樋49に流下される。回
収路51にはフォトインタラプタからなるアウトボール
センサ52が設けられ、アウト穴30に入ったボール1
6を一個ずつ計数する。また、図2の符号53はポケッ
ト群選択レバー32及びポケット選択ボタン33の操作
を検知する操作検知回路を示し、符号54は景品排出器
を示す。
【0017】ボールリフト50は、表面にゴムびきした
エンドレスベルト56と、エンドレスベルト56の上昇
経路側に沿って配置された受けプレート57と、受けプ
レート57の上端に軸着され、エンドレスベルト上端の
円弧形状に合わせて屈曲させたガイドプレート58とを
有する。エンドレスベルト56と受けプレート57との
間隔は、ボール16の外径よりもわずかに狭く設定され
ている。そして、モータ59を駆動してエンドレスベル
ト56を走行させると、下端側から供給されてくるボー
ル16はエンドレスベルト56と受けプレート57との
間に進入し、これらの間で転動しながら上方に送られ
る。
【0018】ボール16は、エンドレスベルト56によ
って図中時計方向に回転され、受けプレート57の壁面
に沿って転動しながら上方に送られることになるが、エ
ンドレスベルト56の上端部分ではボール16と受けプ
レート57との圧着力が弱まる。このため、ボール16
の転動速度が遅くなり、次に送られてきたボール16と
接触した状態になることがある。すると、ボール16が
接触し合った部分では各々の回転方向が逆向きになって
いるため、単にボール16の転動経路に沿って固定した
受けプレートを用いた場合には、エンドレスベルト56
と受けプレートとの間でボール16が互いに強く噛み合
ってしまい、ボール詰まりを生じさせてしまう。
【0019】こうした弊害を除くのにガイドプレート5
8が有効である。ガイドプレート58は常態ではバネ6
0の付勢により図示の位置にあるが、上記のようにボー
ル16が互いに噛み合い、ボール16から過大な押圧力
を受けたときにはバネ60に抗してエンドレスベルト5
6から離れる方向に逃げる。これによりボール16に対
する拘束力が弱まるから、ボール16が互いに強く噛み
合うことがなくなり、ボール16は除々に所定の送り方
向に転動してタンク15まで送られるようになる。
【0020】図3にボール放出器14の一例を示す。ボ
ール放出器14は、一端がタンク15に連なるパイプ状
の通路62の出口近傍に設けられている。ボール放出器
14は、軸63に軸着された二股レバー64とソレノイ
ド65とから構成され、ソレノイド65を駆動すること
によって二股レバー64が左旋する。これにより二股レ
バー64の一方のアームが通路62の底から退避して先
頭のボール16の係止を解除するとともに、他方のアー
ムは通路62に入り込んで2番目のボールを係止する。
これにより、ボール16が一個だけ放出穴13に向か
い、そこから遊技盤11に放出される。そしてソレノイ
ド65の駆動を断つと、二股レバー64がバネ付勢によ
り図示位置に戻って、図示の状態となる。
【0021】ソレノイド65を3秒おきに駆動すること
によって、放出穴13から3秒おきにボール16が一個
ずつ放出することができる。通路62の先端部にはフォ
トインタラプタからなるボール放出センサ66が設けら
れ、ボール16が放出されたことを検知する。この検知
信号を計数することによって、ボール16の放出個数を
知ることができる。
【0022】図4はレール駆動機構19の一例を示す。
レール板18は、一端が軸着されたリンクレバー67を
介してソレノイド68に連繋されている。ソレノイド6
8がオフ状態のときには、図示のようにレール板18が
遊技盤11から突出した位置にあり、ソレノイド68が
オンするとバネ付勢に抗してリンクレバー67が引き下
げられることによって遊技盤11から下降する。レール
板18が突出している状態では、放出穴13からボール
16が放出されると、ボール16はまずレール板18に
沿って遊技盤11を斜めに横断するようにその転動方向
が規制される。そして、ソレノイド68が駆動される
と、その瞬間にボール16は遊技盤11を下に向かって
自由に流下する。これにより、簡単構造でボール16を
様々な位置から流下させることができるようになる。
【0023】図5に可動板26の駆動機構27の一例を
示す。障害釘28を植設した可動板26は、その底面に
ガイド板69が固定され、長穴とガイドピンにより遊技
盤11の左右方向にスライド自在に支持されている。ガ
イド板69には連結レバー70の一端が軸着され、また
連結レバー70の他端は回転板71に軸着されている。
回転板71の周面に形成したギヤはモータ72のピニオ
ンギヤに噛み合っている。モータ72を駆動すると回転
板71が回転し、可動板26は連結レバー70を介して
左右に往復移動する。モータ72はゲームスタートと同
時に駆動され、ゲーム終了になるまで継続して可動板2
6を移動させる。なお、図示した例では可動障害釘28
を一列にしてあるが2〜3列にしてもよく、これらを1
枚の可動板で一斉に移動させる他、各列ごとに別々の可
動板を設けて各々個別に移動させるようにしてもよい。
【0024】各ポケット群22〜24を構成している各
々のポケットはそれぞれ同じ構造であり、図6に第3ポ
ケット群24中のポケット24dの構成を概略的に示
す。ポケット24dは天板74aと受け板74bと左右
の側板74cとを備え、ソレノイド75により実線で示
す閉じ位置と二点鎖線で示す開き位置との間で回動自在
になっている。閉じ位置では、遊技盤11上を転動して
きたボール16はそのまま天板74aの上を通過して流
下する。また、ソレノイド75を駆動して開き位置に回
動したときには、遊技盤11上を転動してきたボール1
6を受け入れ、遊技盤11の下方に設けられた樋46に
導く。樋46にはフォトインタラプタからなるボールセ
ンサ77が設けられ、ボール16がいずれかのポケット
に入ると、各ポケット群22〜24の中のどのポケット
に入ったかが識別される。
【0025】上記ボールゲーム機の電気的構成を概略的
に示す図7、及び処理の流れをフローチャートにて示す
図8を参照しながら本発明ボールゲーム機の作用につい
て説明する。制御部80はマイクロコンピュータによっ
て構成され、メモリ81のROM領域に書き込まれたシ
ーケンスプログラムにしたがって、以下に述べるように
ゲームの全体の流れを管制する。メモリ81のRAM領
域にはゲームの進行に伴って得られる各種のデータ,フ
ラグ類が逐次書き込まれ、必要に応じて制御部80によ
って読み出される。
【0026】コインセンサ82はコイン投入口31から
適正なコインが投入されたことを検知し、スタート信号
を制御部80,乱数発生器83,ゲームタイマー84に
入力する。乱数発生器83は、スタート信号を受けて2
つの乱数値を発生してこれう制御部80に入力する。制
御部80は、これらの乱数値に対応してLEDドライバ
85,86を駆動し、第1ポケット群22及び第2ポケ
ット群23の各ポケットごとに設けられた発光表示器3
6,37のうちの一個を点灯させる。これにより、遊技
者はいずれのポケットがボーナスポケットになったかを
知ることができる。
【0027】また、制御部80はスタート信号を受ける
と、ドライバを介してモータ59,72を駆動する。モ
ータ59の駆動によりボールリフト50が作動し、ボー
ル16を順次にタンク15へと送る。他方、モータ72
の駆動により駆動機構27が作動して可動板26が往復
移動を開始し、遊技盤11上では障害釘28が左右方向
に往復移動を繰り返す。
【0028】ゲームタイマー84は、スタート信号を受
けると60秒に設定されているゲーム時間の計時を開始
するとともに、3秒ごとにドライバを介してソレノイド
65を瞬間的に駆動する。これによりボール放出器14
は3秒ごとに一個ずつボール16を放出し、放出穴13
を通って遊技盤11に流下される。ボール放出器14か
らボール16が放出されると、ボール放出センサ66か
らの検知パルスを受けてランダムタイマー87が作動
し、3秒以内のランダムなタイミングでレール降下信号
を制御部80に入力する。
【0029】制御部80は、これに応答してドライバを
介してソレノイド68を瞬間的に駆動する。ソレノイド
68の駆動によりレール板18が解放位置に移動し、そ
れまでレール板18に沿って遊技盤11の幅方向に斜め
に転動していたボール16が遊技盤11上を自由に流下
する。遊技盤11上を流下するボール16は、固定の障
害釘20で様々に流下経路を変化させながら第1ポケッ
ト群22に向かって転動してゆく。
【0030】遊技者は、ボール16の転動経路を観察し
ながら、第1ポケット群22を構成しているポケット2
2a〜22hのいずれの上を通過してゆくか予想する。
そして、ポケット群選択レバー32を上位置に操作して
第1ポケット群22を選択してから、ポケット選択ボタ
ン33のいずれか一個を押圧操作する。操作検知回路5
3は、ポケット群選択レバー32の操作位置と、ポケッ
ト選択ボタン33を押した位置に対応した操作信号を制
御部80に入力する。
【0031】制御部80は、操作検知回路53からの操
作信号を受けて第1ポケット群ドライバ88を作動させ
る。第1ポケット群ドライバ88は、ポケット22a〜
22hごとに設けられたポケット開放機構25を個別に
駆動するようになっており、結果的に遊技者が押圧操作
したポケット選択ボタン33の位置に対応した一個のポ
ケットだけが例えば0.5秒程度の一定時間開き位置に
移動する。そして、丁度その位置にボール16が流下し
てきたときには、ボール16はポケットで受け止めら
れ、遊技盤11下方の樋46に流下する。なお、ポケッ
ト群選択レバー32を上に操作した時点で発光表示器3
5aが点灯し、遊技者に第1ポケット群22が選択され
ていることを表示する。
【0032】遊技盤11の下面には、第1ポケット群2
2を構成している各ポケット22a〜22hに対応して
それぞれ独立した樋46が設けられ、その各々に付設さ
れたボールセンサ77は第1ボールセンサ群89を構成
している。そして、ボール16が樋46に送られるとボ
ールセンサ77がこれを検知し、その検知信号を制御部
80に入力する。制御部80は、いずれの位置に設けら
れたボールセンサ77からの信号であるかにより、どの
位置のポケットにボール16が入ったかを識別する。
【0033】ボール16が入ったポケットがボーナスポ
ケットに一致していることが識別されると、制御部80
は操作検知回路53からの操作信号とは無関係に、第2
ポケット群ドライバ90及び第3ポケット群ドライバ9
1を作動させ、第2ポケット群23のポケット23a〜
23hのうちの1個のポケットと、第3ポケット群24
のポケット24a〜24hのうちの2個のポケットとを
自動的に開放し、ポケットでボール6が捕捉しやすくな
るように遊技者に特典が与えられる。
【0034】いずれのポケットを開放させるかは、乱数
発生器83を併用してランダムに決められる。また、そ
の開放時間は、第2ポケット群23中のポケットについ
ては、第1ポケット群22を通過したボール16が第2
ポケット群23を通過し終わるまでの時間に、第3ポケ
ット群24中のポケットについては、第1ポケット群2
2を通過したボール16が第3ポケット群23を通過し
終わるまでの時間に設定されている。
【0035】第1ポケット群22でボール16を捕捉し
損なったときには、ボール16はそのまま第2ポケット
群23に向かって流下する。したかがって遊技者は、今
度はポケット群選択レバー32を中位置に操作する。こ
れにより、発光表示器35bが点灯し、第2ポケット群
23が選択されていることを表示する。そして、遊技者
はボール16の流下経路を見計らって、適宜の位置のポ
ケット選択ボタン33を押す。これにより、第2ポケッ
ト群ドライバ90を介し、遊技者が押したポケット選択
ボタン33の位置に対応したポケットが一定時間開放さ
れる。
【0036】第2ポケット群23のポケット23a〜2
3hのいずれかでボール16が捕捉された場合には、第
2ボールセンサ群92によりその捕捉位置が確認され、
以後の処理は、第1ポケット群22のポケットでボール
が捕捉されたときと同様に行われる。第2ポケット群2
3の中のボーナスポケットでボール16を捕捉したとき
には、第3ポケット群24中のポケットがランダムに3
個自動的に開放され、やはり遊技者に特典が与えられ
る。なお、第1ポケット群22又は第2ポケット群23
のボーナスポケットでボール16が捕捉されたときに
は、制御部80は再度乱数発生器83にアクセスして新
たに乱数値をサンプリングし、それぞれのポケット群に
ついて新たなボーナスポケットが再指定される。
【0037】第2ポケット群23を通過する際にもボー
ル16をポケットで捕捉し得なかった場合には、遊技者
はポケット群選択レバー32を下位置に移動させ、今度
は第3ポケット群24のポケットでボール16を捕捉で
きるようにポケット選択ボタン33を押圧操作する。そ
して、第3ポケット群24でボール16が捕捉されると
第3ボールセンサ群93のいずれかから検知信号が得ら
れ、またいずれのポケット群でも捕捉されなかったボー
ル16はアウト穴30で回収され、樋51を通過する際
にアウトボールセンサ52によって検知される。
【0038】アウトボールセンサ52がボール16の通
過を検知し、この検知信号が制御部80に入力される
と、制御部80はスコアを1点だけ減点する。ゲーム開
始時の遊技者の持ち点は10点となっており、これがス
コア表示器42によって表示されている。したがって、
アウト穴30にボール16が入るごとに1点ずつの減点
が行われ、これに対応してスコア表示器42の表示点数
が減ってゆく。
【0039】アウト穴30にボール16が10個入った
時点で遊技者の持ち点が「0」になり、この場合には6
0秒のゲーム時間が経過する前にゲームオーバーとな
る。また、60秒のゲーム時間が経過しても持ち点が残
っている場合には、遊技者の勝ちゲームとなり、景品排
出器54が作動して持ち点に応じた枚数の景品メダルが
払い出される。なお、ゲーム時間が経過した時点でボー
ル放出器14の駆動が禁止され、そしてボール放出器1
4から放出されたボール16の総数と、ポケット及びア
ウト穴に入ったボール16の総数とが一致した時点でゲ
ームオーバーとなる。
【0040】ゲームが開始された後、残りゲーム時間は
タイム表示器41によって刻々と表示される。そして遊
技者は、3秒おきに遊技盤11の幅方向のランダムな位
置から流下されるボール16に対し、その流下経路を予
測しながら適宜のタイミングでポケット選択ボタン33
を押圧操作し、60秒のゲーム時間が経過するまで持ち
点が「0」にならないようにポケット群操作レバー3
2,ポケット選択ボタン33を操作することによってゲ
ームが進行する。持ち点の減少は、ボール16がアウト
穴30に入ることによって行われ、また遊技盤11の途
中にあるポケット群でボール16を捕捉して持ち点の減
少を抑えるという非常に分りやすいゲーム内容であるた
め、年齢,性別を問わず誰でも簡単にゲームを行うこと
ができ、しかも非常にスリリングな興趣を楽しむことが
できる。
【0041】なお、さらにゲームの興趣を高めるため
に、例えば第2ポケット群23のポケットごとに設けら
れた発光表示器37のいずれかを点滅させ、これにより
特別ボーナスポケットを指定するようにしてもよい。そ
して、この特別ボーナスポケットでボール16を捕捉し
たときには、第3ポケット群24の全ポケットを一定時
間一斉に開放させる。また、第1ポケット群22の各ポ
ケット位置ごとに設けられた発光表示器36の各々に近
接して反射型のフォトセンサを併設しておき、ボール1
6が第1ポケット群22のボーナスポケット位置を通過
した後に、第2ポケット群23の中のボーナスポケット
で捕捉されたときには、第3ポケット群24の中の適数
個あるいは全部のポケットを一斉に一定時間開放するな
ど、様々な態様を付加することができる。
【0042】上記ボールゲーム機には、さらに営業サイ
ドでの得失、あるいは遊技者の技量に応じてゲームの難
易度が調節できるように昇降機構45が設けられてい
る。昇降機構45は制御部80からの信号により遊技盤
11の傾斜を変えて、ボール16の流下速度を変更す
る。したがって、営業成績を考慮して難易度を変えるに
は、キャビネット内に昇降機構45の調節用にディップ
スイッチや調節ダイヤルを設け、このボールゲーム機の
セットアップ時に適宜の難易度に設定すればよい。ま
た、遊技者の技量に対応して難易度を変えるには、制御
部80によって残り時間が例えば30秒になった時点で
持ち点を参照し、持ち点が5点以上あったときには遊技
盤11の傾斜を2°〜5°の範囲で急にする等の処理を
行えばよい。
【0043】以上、図示した実施例をもとに本発明につ
いて説明したが、本発明を実施するにあたっては、例え
ばポケット群の段数や、各段のポケット群を構成してい
るポケットの個数、さらにはボール放出器14の作動時
間間隔等、適宜の変更を行っても何ら差し支えない。そ
して、遊技盤11にボーナス穴を追加し、ボーナス穴に
ボール16が入ったときにポケットを自動的に所定時間
開放する等の変化を与えることも可能である。また、ア
ウト穴30にボールが入ったときに持ち点を減点する代
わりに、各ポケットによりボール16を捕捉したときに
得点を与え、ゲーム時間が経過したときの得点によりゲ
ームの勝敗を決めるようにしてもよい。さらに、ポケッ
トにしても必ずしも回動式のものだけでなく、スライド
によりボールが落下する開口を開閉する形態のものにし
てもよい。
【0044】
【発明の効果】上述したように、本発明のボールゲーム
機は、遊技盤に複数段のポケット群を順次に設け、遊技
盤を流下してくるボールをポケット群を構成している各
々のポケットを開き操作し、ポケット群よりも下流に設
けられたアウト穴にボールが達しないようにボールを遊
技盤内に捕捉するという簡単でしかも斬新なゲーム内容
であり、しかも持ち点の減点経過又は得点の経過も非常
に理解しやすいものであるから、誰でも即座にゲームを
楽しむことができる。
【0045】また、遊技者が意図したポケットを開放さ
せるには、複数段のポケット群の選択操作と、選択され
たポケット群の中のどのポケットを選択するかという2
段階の操作が必要になり、遊技者の技量がゲームの展開
に活かされ、スリリングで興趣に富んだゲームを提供す
ることができる。さらに、特定のポケットでボールが捕
捉されたときには、その下段にあるポケット群の適宜の
ものを開放して遊技者に特典を与えることによって、偶
然性の要素を盛り込むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたボールゲーム機の外観図であ
る。
【図2】図1のボールゲーム機の要部断面図である。
【図3】ボール放出器の構造を示す概略図である。
【図4】レール板を下降させるための構造を示す概略図
である。
【図5】可動板の移動機構を示す概略図である。
【図6】入賞ポケットの開閉機構を示す概略図である。
【図7】本発明のボールゲーム機の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図8】ボールゲーム機の基本的なゲーム処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11 遊技盤 14 ボール放出器 16 ボール 18 レール板 22 第1ポケット群 23 第2ポケット群 24 第3ポケット群 25 ポケット開閉機構 32 ポケット群選択レバー 33 ポケット選択ボタン 41 タイム表示器 42 スコア表示器 50 ボールリフト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 奥側から手前側に向かって低く傾斜した
    遊技盤と、遊技盤の上流側に設けられ、遊技盤の幅方向
    でランダムな位置から順次にボールを一個ずつ放出する
    ボール放出手段と、このボール放出手段から下流側に向
    かって相互に間隔を開けて複数段設けられたポケット群
    であって、その各々は、遊技盤を幅方向に区画するよう
    に整列されるとともにボールを受け入れる開き位置とボ
    ールを流下させる閉じ位置との間で可動な複数個のポケ
    ットからなるポケット群と、これらのポケット群よりも
    下流側に設けられ、前記複数段のポケット群を通過して
    きたボールを回収するアウト穴と、前記ポケットの各々
    を個別に開閉させるポケット駆動機構と、前記各々のポ
    ケットのうち任意のものを閉じ位置から開き位置に移動
    させるために遊技者によって操作されるポケット開放操
    作部と、前記アウト穴に入ったボールの個数に応じて一
    定の持ち点から減点し、又は前記ポケットに入ったボー
    ルの個数に応じて得点を加点してこれを表示させる制御
    手段とを備えたことを特徴とするボールゲーム機。
  2. 【請求項2】 前記ポケット開放操作部は、複数段のポ
    ケット群のうちのいずれかを選択する第1選択操作部材
    と、これにより選択されたポケット群の中からいずれか
    のポケットを選択する第2選択操作部材とからなること
    を特徴とする請求項1記載のボールゲーム機。
  3. 【請求項3】 前記複数段のポケット群のうち、上流側
    の少なくとも1つのポケット群を構成しているポケット
    の各々に対応して発光表示器を設け、これらの発光表示
    器を選択的に点灯させて、その点灯位置のポケットにボ
    ールが入ったときには、下流側のポケット群のうちの少
    なくとも1個のポケットを所定時間開放位置に移動させ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のボールゲーム
    機。
  4. 【請求項4】 ゲームが開始されてから一定時間が経過
    した後に得点を参照し、その得点が所定の範囲であると
    きにはゲームの難易度を変更するようにしたことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のボールゲ
    ーム機。
  5. 【請求項5】 遊技盤の傾斜角度を変えることによって
    ゲームの難易度を変更することを特徴とする請求項4記
    載のボールゲーム機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007075593A (ja) * 2005-08-19 2007-03-29 Aruze Corp ゲーム装置
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