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JPH08251004A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

Info

Publication number
JPH08251004A
JPH08251004A JP7047008A JP4700895A JPH08251004A JP H08251004 A JPH08251004 A JP H08251004A JP 7047008 A JP7047008 A JP 7047008A JP 4700895 A JP4700895 A JP 4700895A JP H08251004 A JPH08251004 A JP H08251004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
type mos
mos transistor
output
potential
gate
Prior art date
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Granted
Application number
JP7047008A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3557694B2 (ja
Inventor
Shoichi Yoshizaki
昇一 吉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP04700895A priority Critical patent/JP3557694B2/ja
Publication of JPH08251004A publication Critical patent/JPH08251004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3557694B2 publication Critical patent/JP3557694B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的低い内部電源電圧によって動作する出
力回路において、出力電位をハイレベル、ロウレベル、
ハイインピーダンスのいずれに設定しても、内部で貫通
電流が発生しない出力回路を提供する。 【構成】 信号生成回路101と、出力パッド部OUT
に供給するP型MOSトランジスタ107との間の第1
のトランスファーゲート110のP型MOSトランジス
タ105のゲートを、第2のトランスファーゲート21
0を介して出力パッド部OUTに接続し、第2のトラン
スファーゲート210のN型MOSトランジスタ203
のゲートを出力制御端子nENに接続し、第1のトラン
スファーゲート110のP型MOSトランジスタ105
のゲートを、カスケード接続された第1および第2のN
型MOSトランジスタ201、202によりプルダウン
した構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、比較的低い電源電圧で
動作する出力回路について、この出力回路が、出力回路
内の電源電圧(以下「オンチップ電源電圧」という)よ
り高い電圧で動作する他の半導体集積回路と接続された
場合のインターフェースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの微細化に伴い、半導体デ
バイス自身、特にゲート酸化膜が5V以上の電圧に耐え
られず、オンチップ電源電圧が3Vやそれ以下の低い電
圧になってきている。しかし、オンチップ電源電圧が3
Vであっても接続する外部のLSIが5V動作品である
場合は、この外部のLSIと直接に接続される出力回路
が5Vの影響を受ける。このため出力回路をオンチップ
電源電圧(3V)より高い電圧(5V)に耐えうるよう
に設計する必要がある。
【0003】以下、図面を用いて従来の出力回路につい
て説明する。この出力回路は、ハイレベル、ロウレベ
ル、ハイインピーダンスのいずれかの電位状態を出力す
る回路であって、特に、各トランジスタのゲート酸化膜
に5V以上の電圧がかからないような工夫がされてい
る。
【0004】図2(a)は従来の出力回路の構成、また
図2(b)はその内部節点の過渡的電圧変動状態の模式
である。
【0005】図2(a)において、OUTはオンチップ
電源電圧より高い電圧で動作する外部LSIの信号線が
接続される出力パッド部である。INおよびnENは出
力パッド部OUTの電位状態を制御する出力制御端子で
あって、INはオンチップ回路からの入力端子、nEN
はイネーブル端子である。VDDはオンチップ電源であ
り、その電圧はたとえば3V、VDD1はオンチップ電
源より高い電圧の電源であり、その電圧はたとえば5V
である。また、NP、NP1、NNは内部節点である。
【0006】101は出力制御端子INおよびnENの
電位に応じてプルアップ制御信号を生成する信号生成回
路である。102はNANDゲート、103はNORゲ
ートであって、これらで信号生成回路101を構成して
いる。
【0007】105,106,107はP型MOSトラ
ンジスタであって、いずれの基板もVDD1に接続され
ている。104,108,109はN型MOSトランジ
スタであって、いずれの基板も接地されている。
【0008】110はトランスファーゲートであって、
N型MOSトランジスタ104とP型MOSトランジス
タ105で構成している。
【0009】また図2(b)において、V(IN)、V
(NP)、V(NP1)、V(NN)、V(OUT)は
それぞれ、入力端子IN、節点NP、節点NP1、節点
NN、出力パッド部OUTの過渡的電圧変動を示す。
【0010】以上のように構成された出力回路につい
て、以下その動作について説明する。なお、以下の説明
ではディジタル信号のハイレベルを“H”とし、ロウレ
ベルを“L”とする。
【0011】出力パッドOUTから“H”を出力する場
合は、イネーブル端子nENを“L”にし、入力端子I
Nを“H”にする。第2の電源電圧VDD1は5Vとす
る。すると、NANDゲート102の出力は“L”、N
ORゲート103の出力も“L”となる。N型MOSト
ランジスタ104はオン状態であるので、P型MOSト
ランジスタ107のゲート電位は“L”となり、P型M
OSトランジスタ107はオンとなる。一方、N型MO
Sトランジスタ109は、NORゲート103の出力が
“L”のため、オフになり、出力パッド部OUTは
“H”となる。このとき、P型MOSトランジスタ10
5は、ゲート電位が“H”であるので、オフになる。
【0012】次に、出力パッドOUTから“L”を出力
する場合は、イネーブル端子nENを“L”にし、入力
端子INを“L”にする。すると、NANDゲート10
2の出力、すなわち節点NPは“H”、NORゲート1
03の出力、すなわち節点NNも“H”となる。N型M
OSトランジスタ109はオン状態となり、N型MOS
トランジスタ108もオン状態であるので、これら直列
接続されたオン状態のN型MOSトランジスタは出力パ
ッド部OUTの電位を下げ始める。出力パッド部OUT
の電位降下により、P型MOSトランジスタ105はオ
ン状態となる。一方、“H”状態の節点NPとオン状態
のN型MOSトランジスタ104およびP型MOSトラ
ンジスタ105によってP型MOSトランジスタ107
のゲート電位は“H”になり、オフ状態となる。したが
って、出力パッド部OUTは“L”となる。
【0013】なお、P型MOSトランジスタ105はゲ
ート電位が0V、基板電位が5Vであり、ゲート酸化膜
に5Vがかかってしまうようにも思えるが、節点NPが
“H”であるのでチャネル電位がオンチップ電源電圧
(3V)となっており、P型MOSトランジスタ105
のゲート酸化膜に5Vがかかることはない。
【0014】次に、ハイインピーダンス状態とする場合
は、イネーブル端子nENを“H”にする。すると、N
ANDゲート102の出力は“H”、NORゲート10
3の出力は“L”となりN型MOSトランジスタ109
はオフ状態となる。出力パッド部OUTがオンチップ電
源電圧より高い5Vとなった場合は、P型MOSトラン
ジスタ106はオン状態となり、P型MOSトランジス
タ107のゲート電位は5Vとなる。P型MOSトラン
ジスタ105はオフ状態、N型MOSトランジスタ10
4のゲート電位は5Vより低いオンチップ電源電圧であ
るので、P型MOSトランジスタ107のゲートの5V
電位がNANDゲート102まで伝搬しリーク電流が発
生することはない。また、P型MOSトランジスタ10
7はゲート電位および基板電位が5Vのオフ状態である
ので出力パッド部OUTからP型MOSトランジスタ1
07を通してオンチップ電源へリーク電流が発生するこ
ともない。さらに、N型MOSトランジスタ108のド
レイン電位は5Vとなるが、ゲート電位はオンチップ電
源電圧(3V)であるのでゲート酸化膜に5Vがかかる
ことはない。また、N型MOSトランジスタ108のソ
ース電位Vdは、オンチップ電源電圧をV(VDD)、
N型MOSトランジスタの基板バイアス効果を考慮した
閾値電圧をVtn’とすると、 Vd=V(VDD)−Vtn’ となり、N型MOSトランジスタ109のゲート酸化膜
にも5Vがかかることはない。
【0015】また、ハイインピーダンス状態で出力パッ
ド部OUTが0Vとなった場合は、P型MOSトランジ
スタ105がオン状態、P型MOSトランジスタ106
がオフ状態となり、P型MOSトランジスタ107はゲ
ート電位が“H”でオフ状態となる。
【0016】このように従来の出力回路では各トランジ
スタのゲート酸化膜に5Vの電圧が印加することを防
ぎ、またリーク電流の発生も防ぐための構成が採られて
いた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、出力パッド部OUTを“H”から
“L”にしようとするとき、一時的にオンチップ電源か
らグランドへ貫通電流が発生するという問題を有してい
る。
【0018】つまり、出力パッド部OUTを“H”から
“L”にしようとするとき、NANDゲート102の出
力、すなわち節点NPは“L”から“H”に変化する
が、P型MOSトランジスタ105はゲート電位が
“H”のためオフ状態である。したがって、P型MOS
トランジスタ107のゲート電位V(NP1)は、 V(NP1)=V(VDD)−Vtn’ となる。P型MOSトランジスタの閾値電圧をVtpと
すると、P型MOSトランジスタ107がオフ状態とな
るのはゲート電位V(NP1)が、 V(NP1)≧V(VDD)−|Vtp| のときである。しかし、N型MOSトランジスタ104
のソース電位はオンチップ電源電圧V(VDD)近くに
なっているため、基板バイアス効果により閾値が大きく
なるので、 Vtn’≧|Vtp| となる。したがって、 V(NP1)=V(VDD)−Vtn’≦V(VDD)
−|Vtp| となり得るので、P型MOSトランジスタ107はオフ
状態ではなくなるおそれがある。このためP型MOSト
ランジスタ107、N型MOSトランジスタ108,1
09はすべてオン状態となり、オンチップ電源からグラ
ンドへ貫通電流が発生する。
【0019】この貫通電流は、P型MOSトランジスタ
107がオフ状態となるまで続く。つまり、貫通電流が
発生している状態でのP型MOSトランジスタ107
は、ゲート−ソース間電圧が小さいのでオン抵抗が大き
く、そのため出力パッド部OUTの電位V(OUT)は
徐々に降下してく。P型MOSトランジスタの基板バイ
アス効果を考慮した閾値電圧をVtp’とすると、出力
パッド部OUTの電位V(OUT)が V(OUT)≦V(VDD)−|Vtp’| になると、P型MOSトランジスタ105がオン状態と
なり、P型MOSトランジスタ107のゲート電位V
(NP1)が、 V(NP1)≧V(VDD)−|Vtp| となり、P型MOSトランジスタ107がオフ状態とな
って、前記貫通電流がなくなり、出力パッド部OUTの
電位もグランド電位となる。
【0020】この貫通電流が生じる状態を各節点の電位
で表したのが図2(b)である。同図に示すように出力
制御端子INの電位V(IN)が“H”から“L”に変
化して、節点NPの電位V(NP)が“L”から“H”
に変化しても、P型MOSトランジスタ105をすぐに
オン状態にできないので、節点NP1の電位V(NP
1)が“H”レベルになるには一定時間を要してしま
う。すなわち、P型MOSトランジスタ107を完全に
オフ状態にするタイミングが遅れてしまう。この遅れた
時間にP型MOSトランジスタ107とN型MOSトラ
ンジスタ109が同時にオン状態になってしまい、貫通
電流が発生することになる。
【0021】オンチップ電源VDDからグランドへ貫通
電流が発生すると、オンチップ電源の瞬間的な電位ドロ
ップによる誤動作、消費電力の増大を招くという問題点
を有している。また、出力パッド部OUTの電位がすぐ
に降下しないため、遅延時間が増大するという問題点も
有している。
【0022】本発明では、上記従来の問題点を解決する
もので、オンチップ電源からグランドへの貫通電流が少
ない出力回路を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の出力回路は、信号生成回路と、出力パッ
ド部に供給するP型MOSトランジスタとの間の第1の
トランスファーゲートのP型MOSトランジスタのゲー
トは、第2のトランスファーゲートを介して出力パッド
部に接続し、前記第2のトランスファーゲートのP型M
OSトランジスタのゲートはオンチップ電源電圧とし、
前記第2のトランスファーゲートのN型MOSトランジ
スタのゲートは出力制御端子に接続し、さらに前記第1
のトランスファーゲートのP型MOSトランジスタのゲ
ートは、カスケード接続された第1および第2のN型M
OSトランジスタによりプルダウンし、前記カスケード
接続された第1のN型MOSトランジスタのゲートはオ
ンチップ電源電圧とし、前記カスケード接続された第2
のN型MOSトランジスタのゲートは、出力制御端子に
接続した構成である。
【0024】
【作用】上記の構成によって、出力パッド部OUTを
“H”から“L”にしようとするときでも、第1のトラ
ンスファーゲートのP型MOSトランジスタは、ゲート
がカスケード接続されたN型MOSトランジスタにより
プルダウンされているのでオン状態となる。このため、
出力パッド部に供給するP型MOSトランジスタは、ゲ
ート電位がオンチップ電源電圧V(VDD)でオフ状態
となるため、オンチップ電源からグランドへの貫通電流
の発生を防止することができる。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0026】図1(a)および(b)は、それぞれ本発
明の第1の実施例における出力回路の構成、並びにその
内部節点の過渡的電圧変動状態の模式である。
【0027】図1(a)において、OUTはオンチップ
電源電圧より高い電圧を有する外部信号線が接続されう
る出力パッド部である。INおよびEN、nENは出力
パッド部OUTを制御する出力制御端子であって、IN
はオンチップ回路からの入力端子、EN、nENはイネ
ーブル端子である。なお、nENはENの反転信号であ
る。VDDはオンチップ電源であり本実施例では3V、
VDD1はオンチップ電源より高い電圧の電源であり本
実施例では5Vである。また、NP、NP1、NNは内
部節点を示す。
【0028】また、101は出力制御端子INおよびn
ENの電位に応じてプルアップ制御信号を生成する信号
生成回路である。102はNANDゲート、103はN
ORゲートであって、これらで信号生成回路101を構
成している。
【0029】さらに、105,106,107,204
はP型MOSトランジスタであって、いずれも基板は第
2の電源電圧VDD1に接続されている。
【0030】さらに、104,108,109,20
1,202,203はN型MOSトランジスタであり、
いずれも基板は接地電位に接続されている。またN型M
OSトランジスタ108と同109、ならびにN型MO
Sトランジスタ201と同202とはそれぞれカスケー
ド接続している。
【0031】これらのトランジスタのうち、第1のP型
MOSトランジスタ107は、信号生成回路101の出
力する信号を制御端子に受けて電源電圧VDDを出力パ
ッド部OUTに供給する役割であり、また第1のN型M
OSトランジスタ109は、信号生成回路101の出力
する信号を制御端子に受けて出力パッド部OUTの電位
を引き下げる役割である。なお第1のN型MOSトラン
ジスタ109には、制御端子をオンチップ電源電圧VD
Dに接続したN型MOSトランジスタ108がカスケー
ド接続されている。
【0032】また、110は第1のトランスファーゲー
トであって、第2のN型MOSトランジスタ104と第
2のP型MOSトランジスタ105で構成している。こ
の第1のトランスファーゲート110は、NANDゲー
ト102の出力と第1のP型MOSトランジスタ107
の制御端子との間の導通/非導通を制御している。ま
た、第2のN型MOSトランジスタ104の制御端子
(ゲート端子)はオンチップ電源電圧VDDに接続して
いる。さらに第2のP型MOSトランジスタ105の制
御端子は、第2のトランスファーゲート210を介して
出力パッド部OUTに接続していると同時に、N型MO
Sトランジスタ201および第4のN型MOSトランジ
スタ202を介して接地電位にも接続している。本実施
例において、従来と特に異なる構成は、この第2のP型
MOSトランジスタ105の制御端子を出力パッド部O
UTに直接接続せずに第2のトランスファーゲート21
0を介している点と、またN型MOSトランジスタ20
1および第4のN型MOSトランジスタ202を介して
接地電位に接続している点である。
【0033】第2のトランスファーゲート210は、第
3のN型MOSトランジスタ203と第3のP型MOS
トランジスタ204で構成している。この第2のトラン
スファーゲート210は、出力パッド部OUTと第2の
P型MOSトランジスタ105の制御端子との間の導通
/非導通を制御している。第3のN型MOSトランジス
タ203の制御端子は出力制御端子nENに接続してお
り、第3のP型MOSトランジスタ204の制御端子は
オンチップ電源電圧VDDに接続している。
【0034】また、第4のN型MOSトランジスタ20
2の制御端子は出力制御端子nENの反転信号を出力す
る端子ENに接続している。また第4のN型MOSトラ
ンジスタ202にカスケード接続されているN型MOS
トランジスタ201の制御端子はオンチップ電源電圧V
DDに接続している。
【0035】また、出力パッド部OUTと第1のP型M
OSトランジスタ107の制御端子とは、制御端子がオ
ンチップ電源電圧VDDに接続された第4のP型MOS
トランジスタを介して互いに接続されている。
【0036】図1(b)において、V(IN)、V(N
P)、V(NP1)、V(NN)、V(OUT)はそれ
ぞれ入力端子IN、節点NP、節点NP1、節点NN、
出力パッド部OUTの過渡的電圧変動である。
【0037】以上のように構成された出力回路につい
て、以下その動作について説明する。出力パッド部OU
Tから“H”を出力する場合は、イネーブル端子ENを
“H”に、nENを“L”にし、入力端子INを“H”
にする。第2の電源電圧は5Vとする。すると、NAN
Dゲート102の出力は“L”、NORゲート103の
出力も“L”となる。一方、第2のトランスファーゲー
ト210はオフ状態で、さらにN型MOSトランジスタ
201,202はオン状態なので、P型MOSトランジ
スタ105はゲートがプルダウンされオン状態となる。
N型MOSトランジスタ104もオン状態なので、P型
MOSトランジスタ107のゲート電位は“L”とな
り、P型MOSトランジスタ107はオン状態となる。
一方、N型MOSトランジスタ109はオフとなり、出
力パッド部OUTは“H”となる。
【0038】次に、“L”を出力する場合は、イネーブ
ル端子ENを“H”に、nENを“L”にし、入力端子
INを“L”にする。すると、NANDゲート102の
出力、すなわち節点NPは“H”、NORゲート103
の出力、すなわち節点NNも“H”となる。“H”を出
力する場合と同様に、第2のトランスファーゲート21
0はオフ状態で、さらにN型MOSトランジスタ20
1,202はオン状態なので、P型MOSトランジスタ
105はオン状態である。N型MOSトランジスタ10
4もオン状態なので、P型MOSトランジスタ107の
ゲート電位、すなわち節点NP1は“H”となり、P型
MOSトランジスタ107はオフ状態となる。一方、N
型MOSトランジスタ109はオン状態であり、N型M
OSトランジスタ108もオン状態であるので、出力パ
ッド部OUTは“L”となる。
【0039】以上のように、“L”を出力する場合は、
従来例では、出力パッド部OUTの電位V(OUT)
が、 V(OUT)≦V(VDD)−|Vtp’| となって初めて、P型MOSトランジスタ105がオン
状態になっていたのに対し、本実施例ではトランスファ
ーゲート210を設けているので、出力パッド部OUT
の電位とP型MOSトランジスタ105の制御端子の電
位を断ち切ることができる。したがって、N型MOSト
ランジスタ202がオン状態になれば、“H”レベルに
なっている出力パッド部OUTの電位V(OUT)に依
存せずに、P型MOSトランジスタ105の制御端子を
“L”レベルに引き下げることができ、P型MOSトラ
ンジスタ105をオン状態にすることができる。この結
果、“H”レベル状態の節点NPとP型MOSトランジ
スタ107の制御端子を確実に導通することができる。
つまりP型MOSトランジスタ107を確実にオフ状態
にすることができる。このためP型MOSトランジスタ
107が、N型MOSトランジスタ108,109と同
時にオン状態となることはないので、オンチップ電源か
らグランドへ貫通電流が発生することはない。
【0040】なお、P型MOSトランジスタ105はゲ
ート電位が0V、基板電位が5Vであるが、オン状態で
あり、チャネル電位がオンチップ電源電圧(3V)とな
るので、ゲート酸化膜に5Vがかかる心配はなく、この
点は従来例と同様である。
【0041】このときの各節点の電位変化の様子を図に
表したのが図1(b)である。同図に示すように出力制
御端子INの電位V(IN)が“H”から“L”に変化
して、節点NPの電位V(NP)が“L”から“H”に
変化すると、P型MOSトランジスタ105はすぐにオ
ン状態になるので、節点NP1の電位V(NP1)もす
ぐに“H”レベルになる。すなわち、P型MOSトラン
ジスタ107が遅れなく完全にオフ状態になる。このた
め、P型MOSトランジスタ107とN型MOSトラン
ジスタ109が同時にオン状態になることもなく、貫通
電流は発生しない。
【0042】次に、出力パッド部OUTをハイインピー
ダンス状態とする場合は、イネーブル端子ENを“L”
に、nENを“H”にする。すると、NANDゲート1
02の出力は“H”、NORゲート103の出力は
“L”となりN型MOSトランジスタ109はオフ状態
となる。また、N型MOSトランジスタ202はオフ状
態、N型MOSトランジスタ203はオン状態となる。
【0043】このとき、出力パッド部OUTに接続され
ている外部回路の電位が0Vのような十分に低い電位で
あれば、まず、P型MOSトランジスタ106がオフ状
態になる。また、N型MOSトランジスタ203がオン
状態であるのでP型MOSトランジスタ105の制御端
子には出力パッド部OUTの電位0Vが供給されて、P
型MOSトランジスタ105はオン状態となる。このた
め、P型MOSトランジスタ107のゲート電位は節点
NPの電位が伝えられて“H”になる。すなわち、P型
MOSトランジスタ107もN型MOSトランジスタ1
09と同様にオフ状態になり、出力パッド部OUTはハ
イインピーダンス状態になる。
【0044】また、出力パッド部OUTに接続されてい
る外部回路の電位がオンチップ電源電圧より高い5Vと
なった場合は、P型MOSトランジスタ106はオン状
態となり、P型MOSトランジスタ107のゲート電位
は5Vとなる。これによって、P型MOSトランジスタ
107をオフ状態にして、出力パッド部OUTをハイイ
ンピーダンス状態にすることができる。なお、このとき
P型MOSトランジスタ204もオン状態となり、N型
MOSトランジスタ202はオフ状態であるので、P型
MOSトランジスタ105のゲート電位は5Vとなる。
このため、P型MOSトランジスタ105はオフ状態で
あり、N型MOSトランジスタ104もゲート電位は5
Vより低いオンチップ電源電圧(3V)でありオフ状態
になるため、P型MOSトランジスタ107のゲート電
位の5VがNANDゲート102まで伝搬しリーク電流
が発生することはない。すなわち、この構成によれば、
出力パッド部OUTをハイインピーダンス状態にしたと
きに、外部回路がオンチップ電源電圧より高い5Vで動
作する場合でも、トランスファーゲートやトランジスタ
の働きにより、内部回路を的確に保護することができ
る。
【0045】また、このときP型MOSトランジスタ1
07はゲート電位および基板電位が5Vのオフ状態であ
るので出力パッド部OUTの電位が5Vであっても、P
型MOSトランジスタ107を通してオンチップ電源へ
リーク電流が発生することもない。
【0046】さらに、N型MOSトランジスタ108の
ドレイン電位は5Vとなるが、ゲート電位はオンチップ
電源電圧(3V)であるのでゲート酸化膜に5Vがかか
る心配はない。また、N型MOSトランジスタ108の
ソース電位Vdは、オンチップ電源電圧をV(VD
D)、N型MOSトランジスタの基板バイアス効果を考
慮した閾値電圧をVtn’とすると、 Vd=V(VDD)−Vtn’ となり、N型MOSトランジスタ109のゲート酸化膜
にも5Vがかかることはない。
【0047】同様に、N型MOSトランジスタ201の
ドレイン電位は5Vとなるが、ゲート電位はオンチップ
電源電圧であるのでゲート酸化膜に5Vがかかることは
ない。また、N型MOSトランジスタ201のソース電
位は、V(VDD)−Vtn’となり、N型MOSトラ
ンジスタ202のゲート酸化膜にも5Vがかかることは
ない。
【0048】また、ハイインピーダンス状態で出力パッ
ド部OUTが0Vとなった場合は、P型MOSトランジ
スタ105がオン状態、P型MOSトランジスタ107
はゲート電位が“H”でオフ状態となる。
【0049】なお、第1のトランスファーゲート110
は、クロックドインバータ構成としてもよい。
【0050】なお、以上の実施例ではN型MOSトラン
ジスタ201と202や、N型MOSトランジスタ10
8と109をカスケード接続として構成したが、これは
N型MOSトランジスタ109や202のゲート酸化膜
を保護するためであり、本発明の目的である貫通電流の
発生防止とは直接関係がない。したがって、これらのN
型MOSトランジスタはカスケード接続になっていれ
ば、より好ましいが、必ずしもこの構成に限られるもの
ではなく、接地電位に引き下げるためのプルダウン手段
として機能していればよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の出力回路
によれば、出力パッド部の電位に依存せずにP型MOS
トランジスタがオフ状態になるので、P型MOSトラン
ジスタが、N型MOSトランジスタと同時にオン状態と
なることはなく、オンチップ電源からグランドへ貫通電
流が発生することはない。したがって、オンチップ電源
の瞬間的な電位ドロップによる誤動作や消費電力の増大
や、また出力パッド部の電位がすぐに降下しないための
遅延時間の増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例における出力回
路の構成を示す図 (b)はその内部節点の過渡的電圧変動状態を示す図
【図2】(a)は従来の出力回路の構成を示す図 (b)はその内部節点の過渡的電圧変動状態を示す図
【符号の説明】
101 プルアップ制御信号を生成する信号生成回路 102 NANDゲート 103 NORゲート 104 N型MOSトランジスタ 105〜107 P型MOSトランジスタ 108,109 N型MOSトランジスタ 110 第1のトランスファーゲート 201〜203 N型MOSトランジスタ 204 P型MOSトランジスタ 210 第2のトランスファーゲート OUT 出力パッド部 IN オンチップ回路からの入力端子 nEN イネーブル端子 VDD オンチップ電源 VDD1 オンチップ電源より高い電圧の電源 NP、NP1、NN 内部節点 V(IN) 入力端子INの過渡的電圧変動 V(NP) 節点NPの過渡的電圧変動 V(NP1) 節点NP1の過渡的電圧変動 V(NN) 節点NNの過渡的電圧変動 V(OUT) 出力パッド部OUTの過渡的電圧変動

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部信号線が接続される出力パッド部
    と、制御信号を供給するための出力制御端子と、前記出
    力制御端子の電位に応じて制御信号を生成する信号生成
    回路と、前記信号生成回路の制御信号を受けて電源電圧
    を前記出力パッド部に供給する第1のP型MOSトラン
    ジスタと、前記信号生成回路の制御信号を受けて前記出
    力パッド部の電位を引き下げる第1のN型MOSトラン
    ジスタを有し、前記第1のP型MOSトランジスタと前
    記第1のN型MOSトランジスタのオンオフ動作に応じ
    て前記出力パッド部の電位状態をハイレベル、ロウレベ
    ルおよびハイインピーダンスのいずれかの状態にする出
    力回路であって、前記信号生成回路は、第2のP型MO
    Sトランジスタと第2のN型MOSトランジスタで構成
    した第1のトランスファーゲートを介して前記第1のP
    型MOSトランジスタの制御端子に接続し、前記第2の
    N型MOSトランジスタの制御端子はオンチップ電源電
    圧とし、前記第2のP型MOSトランジスタの制御端子
    は、第3のP型MOSトランジスタと第3のN型MOS
    トランジスタで構成した第2のトランスファーゲートを
    介して前記出力パッド部に接続し、前記第3のP型MO
    Sトランジスタの制御端子はオンチップ電源電圧とし、
    前記第3のN型MOSトランジスタの制御端子は前記出
    力制御端子に接続し、また前記第2のP型MOSトラン
    ジスタの制御端子を、電位を引き下げるための第4のN
    型MOSトランジスタにも接続し、前記第4のN型MO
    Sトランジスタの制御端子は前記出力制御端子に接続
    し、さらに前記第1のP型MOSトランジスタの制御端
    子は、制御端子をオンチップ電源電圧とした第4のP型
    MOSトランジスタを介して前記出力パッド部にも接続
    し、前記第1から第4のP型MOSトランジスタの基板
    電位をオンチップ電源電圧より高い電圧とし、また前記
    第1から第4のN型MOSトランジスタの基板電位を接
    地電位としたことを特徴とする出力回路。
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