JPH08259257A - 光学ガラス - Google Patents
光学ガラスInfo
- Publication number
- JPH08259257A JPH08259257A JP7070171A JP7017195A JPH08259257A JP H08259257 A JPH08259257 A JP H08259257A JP 7070171 A JP7070171 A JP 7070171A JP 7017195 A JP7017195 A JP 7017195A JP H08259257 A JPH08259257 A JP H08259257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical glass
- chemical durability
- molding
- optical
- refractive index
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屈折率(nd)が約1.67〜1.78、ア
ッベ数(νd)が約48〜55の光学恒数を持ち、屈伏
点がモールド成形可能な630℃以下であり、さらにモ
ールド成形中の揮発がなく化学的耐久性に優れた新規な
光学ガラスを提供する。 【構成】 SiO2−B2O3−Li2O−ZnO−La2
O3を基本組成系からなり、屈折率(nd)が約1.6
7〜1.78、アッベ数(νd)が約48〜55、屈伏
点(At)が630℃以下であることを特徴とするモー
ルド成形用光学ガラス。
ッベ数(νd)が約48〜55の光学恒数を持ち、屈伏
点がモールド成形可能な630℃以下であり、さらにモ
ールド成形中の揮発がなく化学的耐久性に優れた新規な
光学ガラスを提供する。 【構成】 SiO2−B2O3−Li2O−ZnO−La2
O3を基本組成系からなり、屈折率(nd)が約1.6
7〜1.78、アッベ数(νd)が約48〜55、屈伏
点(At)が630℃以下であることを特徴とするモー
ルド成形用光学ガラス。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SiO2−B2O3−L
i2O−ZnO−La2O3を基本組成系からなり、屈折
率(nd)が約1.67〜1.78、アッベ数(νd)
が約48〜55である光学ガラスに関する。さらに、本
発明による光学ガラスは、低温でのプレス成形が可能で
あり、特にモールド成形に有用な光学ガラスに関する。
i2O−ZnO−La2O3を基本組成系からなり、屈折
率(nd)が約1.67〜1.78、アッベ数(νd)
が約48〜55である光学ガラスに関する。さらに、本
発明による光学ガラスは、低温でのプレス成形が可能で
あり、特にモールド成形に有用な光学ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学系を使用する機器の高集積
化、高機能化が進められる中で、光学系に対する高精度
化、軽量・小型化の要求も大きく、この要求を実現する
ために非球面レンズを使用した光学設計が主流となりつ
つある。このため、非球面レンズを低コストで大量に安
定供給するために、プレス成形で直接光学面を形成し、
最終的な研削・研磨工程を必要としないモールド成形技
術が盛んに研究され、モールド成形に適した光学ガラス
に対する要求も年々大きくなってきている。
化、高機能化が進められる中で、光学系に対する高精度
化、軽量・小型化の要求も大きく、この要求を実現する
ために非球面レンズを使用した光学設計が主流となりつ
つある。このため、非球面レンズを低コストで大量に安
定供給するために、プレス成形で直接光学面を形成し、
最終的な研削・研磨工程を必要としないモールド成形技
術が盛んに研究され、モールド成形に適した光学ガラス
に対する要求も年々大きくなってきている。
【0003】従来、前記光学恒数を有する光学ガラス
は、B2O3、La2O3を必須成分とする種々のガラスが
古くから知られている。しかし、これらはいずれも化学
的耐久性や耐失透性の向上に重点がおかれており、熱間
成形性については十分な配慮が成されておらず、モール
ド成形に適しているとは言い難い。これらは、一般に高
い屈伏点を持つため、プレス温度が650℃以上と高く
なり、成形型の劣化を招き易く、高い精度を実現するこ
とも困難となる。
は、B2O3、La2O3を必須成分とする種々のガラスが
古くから知られている。しかし、これらはいずれも化学
的耐久性や耐失透性の向上に重点がおかれており、熱間
成形性については十分な配慮が成されておらず、モール
ド成形に適しているとは言い難い。これらは、一般に高
い屈伏点を持つため、プレス温度が650℃以上と高く
なり、成形型の劣化を招き易く、高い精度を実現するこ
とも困難となる。
【0004】そこで、低い屈伏点を持つモールド成形用
光学ガラスとして、B2O3、Li2O、La2O3を主成分
とする種々の光学ガラスが開発されている。例えば、特
開平4−92835号の「精密プレス用光学ガラス」に
は、nd=1.740〜1.785、νd=38.0〜
47.0、Atが570℃以下(実施例At=500〜
569℃)を特徴とする光学ガラス、特開平5−586
69号の「光学ガラス」には、nd=約1.63〜1.
75、νd=約45〜60、At=555〜640℃を
特徴とする光学ガラス、特開平5−201743号の
「光学ガラスおよびそれを用いた光学レンズ」には、n
d=1.65〜1.75、νdが50以上でAt=56
0℃以下を特徴とする光学ガラス等が示されている。
光学ガラスとして、B2O3、Li2O、La2O3を主成分
とする種々の光学ガラスが開発されている。例えば、特
開平4−92835号の「精密プレス用光学ガラス」に
は、nd=1.740〜1.785、νd=38.0〜
47.0、Atが570℃以下(実施例At=500〜
569℃)を特徴とする光学ガラス、特開平5−586
69号の「光学ガラス」には、nd=約1.63〜1.
75、νd=約45〜60、At=555〜640℃を
特徴とする光学ガラス、特開平5−201743号の
「光学ガラスおよびそれを用いた光学レンズ」には、n
d=1.65〜1.75、νdが50以上でAt=56
0℃以下を特徴とする光学ガラス等が示されている。
【0005】しかし、前記従来の光学ガラス、特にモー
ルド成形用光学ガラスは、加熱成型時にガラス組成中の
特定元素が揮発し、成形型に付着することにより高精度
なモールド成形を困難にするという問題点があった。そ
こで、加熱成型時にガラス組成中の特定元素が揮発する
ことなく、化学的耐久性、失透に対する安定性に優れた
モールド成形用光学ガラスが開発されている。例えば、
特願平6−156300号の「光学ガラス」には、nd
=1.66〜1.77、νd=43〜55でAt=62
0℃以下を特徴とする光学ガラス、特願平6−1563
01号の「光学ガラス」には、nd=1.68〜1.8
0、νd=44〜53でAt=630℃以下を特徴とす
る光学ガラス、特願平6−199210号の「光学ガラ
ス」には、nd=1.65〜1.70、νd=50〜5
6でAt=630℃以下を特徴とする光学ガラス等が示
されている。
ルド成形用光学ガラスは、加熱成型時にガラス組成中の
特定元素が揮発し、成形型に付着することにより高精度
なモールド成形を困難にするという問題点があった。そ
こで、加熱成型時にガラス組成中の特定元素が揮発する
ことなく、化学的耐久性、失透に対する安定性に優れた
モールド成形用光学ガラスが開発されている。例えば、
特願平6−156300号の「光学ガラス」には、nd
=1.66〜1.77、νd=43〜55でAt=62
0℃以下を特徴とする光学ガラス、特願平6−1563
01号の「光学ガラス」には、nd=1.68〜1.8
0、νd=44〜53でAt=630℃以下を特徴とす
る光学ガラス、特願平6−199210号の「光学ガラ
ス」には、nd=1.65〜1.70、νd=50〜5
6でAt=630℃以下を特徴とする光学ガラス等が示
されている。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
の加熱成型時にガラス組成中の特定元素が揮発すること
なく、化学的耐久性、失透に対する安定性に優れたモー
ルド成形用光学ガラスは、必須のガラス形成酸化物とし
てB2O3を使用しており、SiO2の含有量は非常に少
ないため、化学的耐久性が十分に優れているとはいえな
い。
の加熱成型時にガラス組成中の特定元素が揮発すること
なく、化学的耐久性、失透に対する安定性に優れたモー
ルド成形用光学ガラスは、必須のガラス形成酸化物とし
てB2O3を使用しており、SiO2の含有量は非常に少
ないため、化学的耐久性が十分に優れているとはいえな
い。
【0007】本発明は、前記した従来の光学ガラス及び
モールド成形用光学ガラスの諸問題を鑑みてなされたも
のである。本発明の目的は、屈折率(nd)が約1.6
7〜1.78、アッベ数(νd)が約48〜55の光学
恒数を持ち、屈伏点がモールド成形可能な630℃以下
であり、さらにモールド成形中の揮発がなく化学的耐久
性に優れた新規な光学ガラスを提供することにある。
モールド成形用光学ガラスの諸問題を鑑みてなされたも
のである。本発明の目的は、屈折率(nd)が約1.6
7〜1.78、アッベ数(νd)が約48〜55の光学
恒数を持ち、屈伏点がモールド成形可能な630℃以下
であり、さらにモールド成形中の揮発がなく化学的耐久
性に優れた新規な光学ガラスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、SiO2、B2O
3、Li2O、ZnO、La2O3を必須成分とする光学ガ
ラス組成が、所定の組成範囲内において所望の光学恒数
とモールド成形に適した屈伏点を持ち、さらにモールド
成形中の揮発がなく、優れた化学的耐久性を実現できる
ことを見い出し、本発明を成すに至った。すなわち、本
発明は、重量比(以下wt%)で、 SiO2 6 〜 14 wt% B2O3 15 〜 33 wt% Li2O 0.1〜 2 wt% Na2O 0 〜 5 wt% K2O 0 〜 5 wt% 但し、Li2O+Na2O+K2O 0.1〜 7.0wt% MgO 0 〜 5 wt% CaO 0 〜 10 wt% SrO 0 〜 10 wt% BaO 0 〜 10 wt% ZnO 1 〜 30 wt% ZrO2 0 〜 7 wt% La2O3 16 〜 42 wt% Gd2O3 0 〜 30 wt% Y2O3 0 〜 10 wt% Yb2O3 0 〜 10 wt% As2O3 0 〜 1 wt% Sb2O3 0 〜 1 wt% から成る組成を有し、屈折率(nd)が約1.67〜
1.78、アッベ数(νd)が約48〜55、屈伏点
(At)が630℃以下であることを特徴とするモール
ド成形用光学ガラスを提供する。
達成するために鋭意研究を重ねた結果、SiO2、B2O
3、Li2O、ZnO、La2O3を必須成分とする光学ガ
ラス組成が、所定の組成範囲内において所望の光学恒数
とモールド成形に適した屈伏点を持ち、さらにモールド
成形中の揮発がなく、優れた化学的耐久性を実現できる
ことを見い出し、本発明を成すに至った。すなわち、本
発明は、重量比(以下wt%)で、 SiO2 6 〜 14 wt% B2O3 15 〜 33 wt% Li2O 0.1〜 2 wt% Na2O 0 〜 5 wt% K2O 0 〜 5 wt% 但し、Li2O+Na2O+K2O 0.1〜 7.0wt% MgO 0 〜 5 wt% CaO 0 〜 10 wt% SrO 0 〜 10 wt% BaO 0 〜 10 wt% ZnO 1 〜 30 wt% ZrO2 0 〜 7 wt% La2O3 16 〜 42 wt% Gd2O3 0 〜 30 wt% Y2O3 0 〜 10 wt% Yb2O3 0 〜 10 wt% As2O3 0 〜 1 wt% Sb2O3 0 〜 1 wt% から成る組成を有し、屈折率(nd)が約1.67〜
1.78、アッベ数(νd)が約48〜55、屈伏点
(At)が630℃以下であることを特徴とするモール
ド成形用光学ガラスを提供する。
【0009】
【作用】前記組成範囲は、実験化学的に見い出されたも
のであり、組成範囲限定の理由は次の通りである。Si
O2はガラス形成酸化物であり失透に対する安定性を向
上させ、化学的耐久性を良化させるが6wt%未満では
十分な効果が得られず、14wt%を越えると、未溶物
が生じ易くなり、溶融温度及び屈伏点を上昇させる。
のであり、組成範囲限定の理由は次の通りである。Si
O2はガラス形成酸化物であり失透に対する安定性を向
上させ、化学的耐久性を良化させるが6wt%未満では
十分な効果が得られず、14wt%を越えると、未溶物
が生じ易くなり、溶融温度及び屈伏点を上昇させる。
【0010】B2O3はSiO2と同様にガラス形成酸化
物であり、本発明において必須成分である。15wt%
未満では失透に対して十分な安定性を得られないが、3
3wt%を越えると屈折率が低下し、化学的耐久性を悪
化させる。Li2Oは他のアルカリ金属酸化物に比べて
大幅な屈折率低下、化学的耐久性の悪化を伴うことな
く、溶融温度及び屈伏点を低下させる必須成分である
が、0.1wt%未満では十分な効果が得られず、2.
0wt%を越えると化学的耐久性及び失透に対する安定
性が悪化する。
物であり、本発明において必須成分である。15wt%
未満では失透に対して十分な安定性を得られないが、3
3wt%を越えると屈折率が低下し、化学的耐久性を悪
化させる。Li2Oは他のアルカリ金属酸化物に比べて
大幅な屈折率低下、化学的耐久性の悪化を伴うことな
く、溶融温度及び屈伏点を低下させる必須成分である
が、0.1wt%未満では十分な効果が得られず、2.
0wt%を越えると化学的耐久性及び失透に対する安定
性が悪化する。
【0011】Na2O、K2Oは溶融温度及び屈伏点を低
下させるが、5wt%を越えると屈折率が低下し、化学
的耐久性及び失透に対する安定性も悪化する。但し、L
i2O、Na2O、K2Oの合計量として、7.0wt%
を越えると、屈折率が低下し、化学的耐久性及び失透に
対する安定性も悪化する。MgOは溶融温度を低下させ
るが、5wt%を越えると失透に対する安定性が低下
し、分相傾向も増大する。
下させるが、5wt%を越えると屈折率が低下し、化学
的耐久性及び失透に対する安定性も悪化する。但し、L
i2O、Na2O、K2Oの合計量として、7.0wt%
を越えると、屈折率が低下し、化学的耐久性及び失透に
対する安定性も悪化する。MgOは溶融温度を低下させ
るが、5wt%を越えると失透に対する安定性が低下
し、分相傾向も増大する。
【0012】CaO、SrO、BaOは屈折率の調整、
失透に対する安定性向上に有用であるが、10wt%を
越えると逆に失透傾向が増大し、化学的耐久性も悪化さ
せる。ZnOは溶融温度及び屈伏点を低下させ、屈折率
の調整にも有効な必須成分であるが、1wt%未満では
十分な効果が得られず、30wt%を越えると分散が大
きくなり、失透に対する安定性が低下し、化学的耐久性
も悪化する。
失透に対する安定性向上に有用であるが、10wt%を
越えると逆に失透傾向が増大し、化学的耐久性も悪化さ
せる。ZnOは溶融温度及び屈伏点を低下させ、屈折率
の調整にも有効な必須成分であるが、1wt%未満では
十分な効果が得られず、30wt%を越えると分散が大
きくなり、失透に対する安定性が低下し、化学的耐久性
も悪化する。
【0013】ZrO2は失透に対する安定性、化学的耐
久性を向上させるが、7wt%を越えると、逆に失透傾
向が増大し、屈伏点も上昇する。La2O3は比較的に失
透に対する安定性を低下させることなく、屈折率を高く
し、化学的耐久性を向上させる必須成分であるが、16
wt%未満では十分な効果が得られず、42wt%を越
えると失透に対する安定性が低下し、屈伏点も上昇す
る。
久性を向上させるが、7wt%を越えると、逆に失透傾
向が増大し、屈伏点も上昇する。La2O3は比較的に失
透に対する安定性を低下させることなく、屈折率を高く
し、化学的耐久性を向上させる必須成分であるが、16
wt%未満では十分な効果が得られず、42wt%を越
えると失透に対する安定性が低下し、屈伏点も上昇す
る。
【0014】Gd2O3は比較的に失透に対する安定性を
低下させることなく、屈折率を高くし、化学的耐久性を
向上させるが、30wt%を越えると失透に対する安定
性が低下し、屈伏点も上昇する。Y2O3、Yb2O3は屈
折率を高くし、化学的耐久性を向上させるが、10wt
%を越えると失透に対する安定性が低下し、屈伏点も上
昇する。
低下させることなく、屈折率を高くし、化学的耐久性を
向上させるが、30wt%を越えると失透に対する安定
性が低下し、屈伏点も上昇する。Y2O3、Yb2O3は屈
折率を高くし、化学的耐久性を向上させるが、10wt
%を越えると失透に対する安定性が低下し、屈伏点も上
昇する。
【0015】As2O3、Sb2O3は脱泡剤としてして用
いるが、1wt%以下で十分な効果を得ることができ
る。また、Sb2O3は1wt%を越えるとガラスに着色
が認められる。以下、本発明を実施例によりさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではない。
いるが、1wt%以下で十分な効果を得ることができ
る。また、Sb2O3は1wt%を越えるとガラスに着色
が認められる。以下、本発明を実施例によりさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるもの
ではない。
【0016】
【実施例】次に本発明に係る実施組成例(数値はwt
%)を、光学恒数(nd,νd)及び屈伏点(At、数
値は℃)とともに表1、表2に示す。本発明に係る光学
ガラスは、各成分の原料として各々相当する酸化物、炭
酸塩、硝酸塩等を使用し、所望の割合に秤量し、粉末で
十分に混合して調合原料と成し、これを例えば1100
〜1300℃に加熱された電気炉中の白金坩堝に投入
し、溶融清澄後、攪拌均質化して予め加熱された鉄製の
鋳型に鋳込み、徐冷して製造することができる。
%)を、光学恒数(nd,νd)及び屈伏点(At、数
値は℃)とともに表1、表2に示す。本発明に係る光学
ガラスは、各成分の原料として各々相当する酸化物、炭
酸塩、硝酸塩等を使用し、所望の割合に秤量し、粉末で
十分に混合して調合原料と成し、これを例えば1100
〜1300℃に加熱された電気炉中の白金坩堝に投入
し、溶融清澄後、攪拌均質化して予め加熱された鉄製の
鋳型に鋳込み、徐冷して製造することができる。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、屈折率(nd)が約
1.67〜1.78、アッベ数(νd)が約48〜5
5、屈伏点(At)が630℃以下であることを特徴と
し、化学的耐久性、失透に対する安定性に優れた光学ガ
ラスが得られる。しかも、本発明による光学ガラスは屈
伏点が低いため、特に、プレス成形で直接光学面を形成
し、最終的な研削・研磨工程を必要としないモールド成
形にきわめて有用である。
1.67〜1.78、アッベ数(νd)が約48〜5
5、屈伏点(At)が630℃以下であることを特徴と
し、化学的耐久性、失透に対する安定性に優れた光学ガ
ラスが得られる。しかも、本発明による光学ガラスは屈
伏点が低いため、特に、プレス成形で直接光学面を形成
し、最終的な研削・研磨工程を必要としないモールド成
形にきわめて有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】重量比(以下wt%)で、 SiO2 6 〜 14 wt% B2O3 15 〜 33 wt% Li2O 0.1〜 2 wt% Na2O 0 〜 5 wt% K2O 0 〜 5 wt% 但し、Li2O+Na2O+K2O 0.1〜 7.0wt% MgO 0 〜 5 wt% CaO 0 〜 10 wt% SrO 0 〜 10 wt% BaO 0 〜 10 wt% ZnO 1 〜 30 wt% ZrO2 0 〜 7 wt% La2O3 16 〜 42 wt% Gd2O3 0 〜 30 wt% Y2O3 0 〜 10 wt% Yb2O3 0 〜 10 wt% As2O3 0 〜 1 wt% Sb2O3 0 〜 1 wt% の組成を有し、屈折率(nd)が約1.67〜1.7
8、アッベ数(νd)が約48〜55、屈伏点(At)
が630℃以下であることを特徴とする光学ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070171A JPH08259257A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 光学ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070171A JPH08259257A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 光学ガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08259257A true JPH08259257A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13423828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7070171A Pending JPH08259257A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 光学ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08259257A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6251813B1 (en) | 1998-04-28 | 2001-06-26 | Hoya Corporation | Optical glass and its use |
JP2005170782A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-30 | Ohara Inc | 光学ガラス |
JP2006111482A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Konica Minolta Opto Inc | 光学ガラス及び光学素子 |
JP2007137701A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Nippon Electric Glass Co Ltd | モールドプレス成形用光学ガラス |
JP2009073674A (ja) * | 2006-09-04 | 2009-04-09 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラスの製造方法 |
WO2009116645A1 (ja) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | 旭硝子株式会社 | 光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用プリフォームおよびそれを用いた光学素子 |
JP2010053020A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-03-11 | Nippon Electric Glass Co Ltd | レンズアレイ |
US7700507B2 (en) | 2004-09-29 | 2010-04-20 | Hoya Corporation | Optical glass, preform for precision press-molding, process for the production of the preform, optical element, and process for the production of the element |
JP2012025638A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Ohara Inc | 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子 |
JP2012041268A (ja) * | 2011-11-14 | 2012-03-01 | Ohara Inc | 光学ガラス |
CN106746597A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-05-31 | 成都光明光电股份有限公司 | 光学玻璃 |
CN107922242A (zh) * | 2015-11-30 | 2018-04-17 | 株式会社尼康 | 光学玻璃、使用有光学玻璃的光学元件和光学装置 |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP7070171A patent/JPH08259257A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6251813B1 (en) | 1998-04-28 | 2001-06-26 | Hoya Corporation | Optical glass and its use |
JP2005170782A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-30 | Ohara Inc | 光学ガラス |
JP4739721B2 (ja) * | 2003-11-17 | 2011-08-03 | 株式会社オハラ | 光学ガラス |
US7700507B2 (en) | 2004-09-29 | 2010-04-20 | Hoya Corporation | Optical glass, preform for precision press-molding, process for the production of the preform, optical element, and process for the production of the element |
JP2006111482A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Konica Minolta Opto Inc | 光学ガラス及び光学素子 |
TWI391353B (zh) * | 2005-11-16 | 2013-04-01 | Nippon Electric Glass Co | Molded glass for molding |
JP2007137701A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Nippon Electric Glass Co Ltd | モールドプレス成形用光学ガラス |
JP2009073674A (ja) * | 2006-09-04 | 2009-04-09 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラスの製造方法 |
WO2009116645A1 (ja) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | 旭硝子株式会社 | 光学ガラス、それを用いた精密プレス成形用プリフォームおよびそれを用いた光学素子 |
JP2010053020A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-03-11 | Nippon Electric Glass Co Ltd | レンズアレイ |
JP2012025638A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Ohara Inc | 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子 |
JP2012041268A (ja) * | 2011-11-14 | 2012-03-01 | Ohara Inc | 光学ガラス |
CN107922242A (zh) * | 2015-11-30 | 2018-04-17 | 株式会社尼康 | 光学玻璃、使用有光学玻璃的光学元件和光学装置 |
CN107922242B (zh) * | 2015-11-30 | 2021-02-05 | 株式会社尼康 | 光学玻璃、使用有光学玻璃的光学元件和光学装置 |
CN106746597A (zh) * | 2016-12-15 | 2017-05-31 | 成都光明光电股份有限公司 | 光学玻璃 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3458462B2 (ja) | 光学ガラス | |
JP3113604B2 (ja) | 負の異常分散性を有する光学ガラス | |
CN100422102C (zh) | 光学玻璃、压模用成型玻璃材料、光学元件和制造光学元件的方法 | |
US7603876B2 (en) | Optical glass, shapable glass material for press-shaping, optical element and process for producing optical element | |
TWI594966B (zh) | Optical glass, preform and optical element | |
JP3347106B2 (ja) | 無鉛光学ガラス | |
JP3458461B2 (ja) | 光学ガラス | |
JP3015078B2 (ja) | 精密プレス用光学ガラス | |
JPH10130033A (ja) | 光学ガラス | |
JP2001348244A (ja) | 光学ガラスおよび光学製品の製造方法 | |
JP4677193B2 (ja) | 精密プレス成形用光学ガラス | |
JP2005047732A (ja) | 光学ガラス及び光学素子 | |
JP2015024952A (ja) | 光学ガラス、光学素子およびガラス成形体の製造方法 | |
JP2003054983A (ja) | 光学ガラス | |
JPH08259257A (ja) | 光学ガラス | |
JPH0859282A (ja) | 光学ガラス | |
JPS6042245A (ja) | 直接成形可能な光学ガラス | |
JP2001072432A (ja) | 光学ガラス | |
JPH05193979A (ja) | 精密プレス成形用光学ガラス | |
JP3015079B2 (ja) | 精密プレス用光学ガラス | |
JP2002362939A (ja) | 光学ガラス | |
JP2002211949A (ja) | プレス成形用光学ガラス、プレス成形用プリフォーム材およびこれを用いた光学素子 | |
JP2004168593A (ja) | 光学ガラス | |
JPH11139845A (ja) | 精密プレス成形用光学ガラス | |
JP3122236B2 (ja) | 精密プレス用光学ガラス |