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JPH08256316A - 通信会議システム - Google Patents

通信会議システム

Info

Publication number
JPH08256316A
JPH08256316A JP7058634A JP5863495A JPH08256316A JP H08256316 A JPH08256316 A JP H08256316A JP 7058634 A JP7058634 A JP 7058634A JP 5863495 A JP5863495 A JP 5863495A JP H08256316 A JPH08256316 A JP H08256316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
information
image
conference
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7058634A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Arai
康記 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7058634A priority Critical patent/JPH08256316A/ja
Publication of JPH08256316A publication Critical patent/JPH08256316A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信による会議を、より自然な会議形態に近
づける。 【構成】この通信会議システムは、カメラ25で取り込
んだ画面着目者Aの映像情報を基に、画面着目者Aが分
割画面中の所望の小画面23に着目したことを検出する
着目方向検出部30と、この小画面23に表示されてい
る被着目者Cの映像情報を取得する被着目者検出部31
と、この被着目者Cおよび画面着目者Aの各映像情報を
フレーム情報として送信するフレーム化部32と、フレ
ーム情報を受け取り画面着目者Aおよび被着目者Cの各
映像情報に分解し対応する小画面21、23に分配する
フレーム分解部33と、画面着目者Aの小画面21と被
着目者Cの小画面との位置関係情報を検出する位置関係
検出部34と、この位置関係情報および方向情報を基
に、画面着目者Aの顔の向きを被着目者Cの小画面23
の方向に向けるよう画像回転制御を行う画像回転部35
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔にある端末間で通
信路を介して会議を行う通信会議システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信会議システムは、遠方の人の移動時
間を短縮できることから、近年、利用が多くなっている
が、ディスプレイ上における会議形態のため、人と人が
会話する会議としては自然さが欠けており、より自然な
会議形態に近づくよう改善が望まれている。
【0003】従来の通信会議システムは、遠隔にある複
数の端末を通信路を介して結合して構成されている。
【0004】この通信会議システムでは、各端末にそれ
ぞれ設けたカメラで会議参加者の顔の映像を取り込み、
その映像情報を各端末に送信する一方、各端末がその映
像情報を受信し、ディスプレイ上の複数の小画面にそれ
ぞれ1人づつ会議参加者を表示している。なおディスプ
レイの画面全体を縦に複数に区切り分割して各参加者を
配置する形態もあるが、これはディスプレイに小画面を
隣り合うように配置した形態と同じと考えることができ
る。
【0005】ところで、従来の通信会議システムのカメ
ラは、一般に、ディスプレイ上の中央部に設置されてい
ることが多く、その位置から取り込まれた会議参加者の
映像情報が各端末に送信される。
【0006】この場合、映像情報を受け取った各端末で
は、送られてきた映像情報をそのままの形で表示してい
るため、各会議参加者はディスプレイの画面を正面から
見ているにもかかわらず、その映像は、それぞれの視線
が下方向に向いたものになる。 これでは、会議参加者
全員が下を向いて会議をしているようで不自然である。
そこで、ディスプレイ全体を一つの画面として、この
画面中央部に一人の参加者のみを表示し、相手と視線を
一致させる技術はこれまでにも提案されている。 この
技術としては、例えば液晶スクリーンなどをディスプレ
イ面としてこの裏面より画像を投影しながらスクリーン
の一部を正面からの光が透過できるように走査し、この
透過光を裏面に設置したカメラより撮影する技術やハー
フミラーを用いる技術などがある。
【0007】しかしながら、これらの技術はいずれの場
合もディスプレイに相手のうち一人しか表示できず、そ
の一人は会話を交わす相手だけであるため、回りの人の
様子が判らず、複数の人が参加する会議としては、上記
した視線のこととは異なる面で不自然になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の通信会議システムでは、1つのディスプレイ画面上
に複数の小画面を設けて複数の会議参加者を表示した場
合、各端末の各小画面の配置は、端末毎に変えられるこ
とから異なることが考えられるため、端末画面上の他の
参加者が実際に誰を見ているのか、誰と誰が話をしてい
るのかなどが画面からは判らず、会議形態として不自然
であった。
【0009】一般的にわれわれは会話をするとき、相手
の目を見ながら行うことが多いが、従来の通信端末間の
会議では原理的に相手と目を合わせることが困難であ
り、会話が不自然な感じになることを避けられないとい
う問題があった。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、通信による会議をより自然な会議形態
に近づけることのできる通信会議システムを提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数の端末を通信路を介し
て結合し、各端末上の分割画面に表示された会議参加者
を見ながら会議を行う通信会議システムにおいて、前記
各端末の画面前方に存在する画面着目者の映像情報を取
り込む映像取込手段と、前記映像取込手段により取り込
まれた画面着目者の映像情報を基に、前記画面着目者が
前記分割画面中の所望の小画面に着目したことを検出す
る着目方向検出手段と、前記着目方向検出手段により検
出された前記小画面に表示されている被着目者の映像情
報と、前記映像取込手段により取り込まれた画面着目者
の映像情報とをフレーム情報として前記通信路上に送出
する送信手段と、前記通信路を通じて前記フレーム情報
を受け取り分解する受信手段と、前記受信手段により受
信され分解された画面着目者の映像情報を分割画面上の
対応する小画面に分配する分配手段と、前記分配手段に
よって前記画面着目者の映像情報が分配された小画面と
被着目者の映像情報が分配された小画面との位置関係を
検出する位置関係検出手段と、前記画面着目者の顔およ
び目の向きを変えた複数の映像パターンを記憶した記憶
手段と、前記位置関係検出手段により検出された位置関
係を基に、前記画面着目者の映像情報中の顔の向きを前
記被着目者が表示される小画面の方向に向けるようその
位置関係に対応する前記映像パターンを前記記憶手段か
ら読み出し、前記画面着目者の映像情報に合成する画像
回転手段と、合成された画面着目者の映像情報と前記被
着目者の映像情報とをそれぞれが分配された小画面に表
示する手段とを具備している。
【0012】また請求項2記載の発明は、位置関係検出
手段により検出された位置関係を基に、画面着目者の映
像情報中の目の向きを被着目者が表示される小画面の方
向に向けるようその位置関係に対応する映像パターンを
記憶手段から読み出し、前記画面着目者の映像情報に合
成する視線回転手段を備えている。
【0013】さらに請求項3記載の発明は、各端末の小
画面に対して発っせられた画面着目者の音声を取り込む
音声取込手段と、音声取込手段により取り込まれた音声
情報を前記フレーム情報に付加する手段と、通信路から
受信手段に受け取られた前記フレーム情報中から音声情
報を取り出す手段と、取り出された画面着目者の音声情
報に応じて前記画像回転手段により合成された前記映像
パターンを切り替えるタイミング制御を行う手段とを具
備している。
【0014】また請求項4記載の発明は、分割画面の中
の一つの小画面に会議資料が表示されており、この会議
資料の小画面を画面着目者が見たことが検知された場
合、画面回転手段は、他の被着目者の映像情報を考慮す
ることなく前記画面着目者の顔を前記会議資料の小画面
の方向に向けるよう画像パターンを記憶手段から読み出
し、前記画面着目者が表示されている小画面の映像情報
に合成する画像回転制御を行うことを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、遠隔にある端末間を
通信路を介して結合し、端末上の分割画面に表示される
参加者を見ながら会議を行うとき、端末に表示されてい
る会議参加者である被着目者の小画面を、画面着目者が
着目すると、画面着目者の映像情報に、その人の顔の方
向が被着目者の方に向くように記憶手段から映像パター
ンが読み出されて合成されるので、より自然な形態に近
い形で通信会議を行うことができる。
【0016】請求項2記載の発明では、画面着目者が所
望の被着目者に着目すると、画面着目者の映像情報中の
目の向きを被着目者が表示される小画面の方向に向ける
ようその位置関係に対応する映像パターンが記憶手段か
ら読み出されて、画面着目者の映像情報に合成されるの
で、各端末の分割画面内に表示される各会議参加者はお
互いに向き合い視線を合わせた状態で会話している状態
になり、より自然な形態に近い形で通信会議を行うこと
ができる。
【0017】請求項3記載の発明では、画面着目者の音
声情報に応じて、画面上に前記記憶手段の複数の画像パ
ターンを切り替え表示されるので、画面着目者の音声に
その人の口の動きが連動するようになり、より自然な形
態に近い形で通信会議を行うことができる。
【0018】請求項4記載の発明では、画面着目者が会
議資料の小画面を見たことが検知された場合、画面回転
手段により、他の被着目者の映像情報を考慮することな
くその会議資料が表示されている小画面の方向に画面着
目者の顔を向けるよう画像パターンを記憶手段から読み
出し前記画面着目者の映像に合成するので、より自然な
形態に近い形で通信会議を行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0020】図1は本発明に係る一実施例の通信会議シ
ステムの概略構成を示す図、図2は図1の通信会議シス
テム内のある端末の表示部を示す外観図である。
【0021】図1に示すように、この通信会議システム
は、遠隔に存在する複数の端末1、2、3〜nが通信網
4を介して結合されて構成されている。
【0022】図2に示すように、この通信会議システム
の各端末の表示部20には、複数の小画面21〜24な
どが表示され、小画面21内には、会議参加者Aが表示
されている。小画面22内には、会議参加者Bが表示さ
れている。小画面23内には、会議参加者Cが表示され
ている。小画面24内には、会議の資料が表示されてい
る。なおこれらの小画面21〜24は、1つの画面が複
数分割されたものでもよい。またこの表示部20の上部
には、表示部前方に存在する会議参加者の顔を含む映像
を取り込む映像取込手段としてのカメラ25などが設け
られている。また各端末には、会議参加者が発した音声
を取り込む音声取込手段としてのマイク26などが設け
られている。さらに各端末には、他の会議参加者からの
音声を出力するスピーカ27などが設けられている。
【0023】図3は各端末の内部構成を示す図である。
【0024】同図において、30は被着目画面検出部で
あり、カメラ25から取り込まれた画像情報を基に、そ
の人(画面着目者)が着目している画面上の位置、つま
り小画面21〜24のうちのいずれか1つの位置を検出
する。31は被着目者検出部であり、被着目画面検出部
30により検出された画面上の位置を基に、その位置に
ある小画面に表示されている人(または資料)を検出し
着目関係情報を作成する。32はフレーム化部であり、
カメラ25からの映像情報、着目関係情報およびマイク
26からの音声情報をフレーム情報化した後、通信網4
に送信する。33はフレーム分解部であり、通信網4を
通じてフレーム情報を受け取り、そのフレーム情報から
映像情報、着目関係情報および音声情報を分解する。分
解した着目関係情報は位置関係検出部34に分配され出
力される。この位置関係検出部34は入力された着目関
係情報から、その端末上での画面着目者と被着目者との
関係がどのような位置関係になるかを検出し着目関係情
報を作成する。この着目関係情報は座標X、Yなどの座
標情報であり、ここでは説明の便宜のためXがYの方向
を向くという情報をX→Yと表現する。また音声情報は
スピーカ27へ出力される。映像情報は画像回転部35
へ出力される。この画像回転部35は、位置関係検出部
34により作成された方向情報を基にフレーム分解部3
3で得た映像情報を回転させる。この画像回転部35に
は、会議参加者それぞれの顔、目および口などの映像パ
ターンが複数種格納されている。この画像回転部35に
は、会議参加者の顔の向き目線あるいは口の開き具合な
どが変化したときの何パターンかの映像パターンが格納
されている。36は画像メモリであり、入力された映像
パターンを対応する分割画面の位置の映像情報に嵌め込
む(合成する)。
【0025】このとき、端末名と着目関係情報の被着目
画面名とが互いに対応するもの、つまり端末1、端末
2、端末3にそれぞれ小画面21、小画面22、小画面
23が対応しているならば、各端末に対応する小画面に
表示される着目者の顔は正面を向き、さらに端末の前方
に座っている会議参加者と視線が対面する形の画像を表
示する。
【0026】以下、図4および図5を参照して、この通
信会議システムにて、会議参加者A、B、Cなどの 3人
が会議を行う場面を想定して説明する。
【0027】図4は会議参加者A、B、Cの 3人で会議
をしているときの各小画面の配置例を示す図である。
【0028】同図に示すように、会議参加者A、B、C
に対して各端末1、2、3が対応している。各会議参加
者A、B、Cは、自分の好みに合わせて、各端末1、
2、3のどこかの位置にカメラ25を配設している都合
上、そのカメラ位置で各会議参加者A、B、Cの顔面映
像が撮像されている。
【0029】図5は上記した配置例で会議参加者A、
B、Cが会議した一場面を示す図であり、この図を基に
この通信会議システムの動作を説明する。
【0030】同図に示すように、この場合、会議参加者
Aと会議参加者Cが互いに相手の分割画面を見ており、
会議参加者Bは資料画面の方を見ているものとする。
【0031】会議参加者Aの端末1で取り込まれた画像
の中で会議参加者Aの小画面は、被着目画面検出部30
により左下方向であることが検出される。
【0032】そして次段の被着目者検出部31により左
下方向に会議参加者Cの小画面があることが判る。これ
により被着目者検出部31では会議参加者A→Cという
着目関係情報が作成されフレーム化部32に転送され
る。フレーム化部32は、入力された着目関係情報、映
像情報および音声情報をフレーム情報化して通信網4に
送出し、このフレーム情報は通信網4を介して各端末
1、2、3などに届けられる。
【0033】フレーム情報が端末2に受け取られると、
そのフレーム分解部33で会議参加者A→Cの着目関係
情報が取り出され、位置関係検出部34に出力される。
【0034】この位置関係検出部34では、まず、端末
2の着目関係情報中の分割画面配置情報から会議参加者
Aと会議参加者Cの画面関係を調べる。会議参加者Aの
小画面の中心座標と会議参加者Cの小画面の中心座標よ
りX軸方向とY軸方向のベクトル量が得られる。これよ
り合成ベクトル方向が得られる。この合成ベクトルの方
向情報は、次段の画像回転部35に出力される。画像回
転部35は、入力された方向情報を基にフレーム分解部
33から入力された映像情報を回転させる。この回転技
術としては、例えば画像合成技術を用いる。
【0035】ここで、位置関係検出部34により方向情
報が生成されるまでの手順について細かく説明する。
【0036】方向情報、つまり着目されている人(被着
目者)の顔の向きおよび目の向きなどの情報は、上記着
目関係情報を基に以下に示す手順で生成される。
【0037】位置関係検出部34は、まず、着目関係情
報の中の、顔の左右の縁と両目頭の中心位置から顔の水
平回転角を求める(ステップ1)。
【0038】次に両目尻(両目頭)を結ぶ線分と、両目
頭の中点と唇の両端点の中点を結ぶ線分とがなす角と、
ステップ1で求めた顔の水平回転角とを基に、あおり角
を求める(ステップ2)。また顔断面楕円の中心から両
目尻間を結ぶ直線の中点を結んだ直線を顔の正面の向き
とし、目尻の奥行きを求める(ステップ3)。
【0039】そして画面上での眼球中心を求める(ステ
ップ4)。
【0040】さらにステップ3で求めた目尻の奥行きと
目頭の位置とを基に眼球の大きさを求める(ステップ
5)。この際、眼球の直径は目頭・目尻間の距離に等し
いものと仮定する。顔の水平断面と眼球の断面の歪みか
たが等しいことから眼球の中心位置を求める(ステップ
6)。続いて黒目のエッジを求め、円近似することで黒
目の中心方向を求める(ステップ7)。なお端末と会議
参加者との距離は、カメラ25から基準距離で取り込ん
だ参加者の映像の大きさを予め各端末側に記憶してお
き、距離計算時に会議参加者の映像の大きさを読み出す
ことにより算出できる。
【0041】このような手順で顔の回転角、あおり角、
目の回転角および距離などが判るので、これらの情報お
よび分割画面配置情報を元の情報と比較することによ
り、被着目画面がどの画面に位置するものか、またその
画面に表示されている内容(人がだれであるか、また人
でなければ資料であるということ)が判る。
【0042】これにより端末2上の小画面の会議参加者
Aの顔の方向は会議参加者Cの小画面の方向を向くよう
になる。
【0043】会議参加者Cが座っている端末3にフレー
ム情報が届いたとき、フレーム分解部33でA→Cとい
う着目関係情報が取り出され、位置関係検出部34に入
力される。ここで端末名(端末3)と被着目端末名が同
じなので、端末3の画面上の小画面21に表示されてい
る会議参加者Aの顔の映像は画像回転部35により端末
3の前に座る会議参加者Cの視線の向きと対面する形、
つまり会議参加者Aの正面の顔の映像を表示するよう、
対応する映像パターンが画像回転部35の所定の記憶領
域から取り出されて小画面21の映像情報に画像合成さ
れる。
【0044】画像合成された映像情報は画像メモリ36
に送られ、対応する小画面21の位置に嵌め込まれた上
で表示部20に表示される。
【0045】また会議参加者が多数存在するときなど
は、画面上に小画面が存在する。
【0046】これでは、着目者の着目位置の変化が顔の
回転表現に余り反映させれない。
【0047】この場合、さらに着目位置の変化を目の動
きに反映させる。画像回転部35はこの機能も合せ持っ
ている。
【0048】図6は音声を画面と連動させる構成図であ
る。
【0049】なお上記実施例と同じ構成には同一の符号
を付し、その説明は省略する。
【0050】この場合、同図に示すように、フレーム分
解部33はフレーム情報が受信されると、映像情報と音
声情報とを分解して、映像情報を画像回転に出力する。
また音声情報は画像回転部6および音声タイミング調整
部61にそれぞれ出力される。 画像回転部35は、フ
レーム分解部33から映像情報を取り込むと、上記同様
に画像合成を実行する。また画像回転部35は、音声情
報を取り込むと、音声の出方に合わせて口の画像を動か
すため、画像合成を終了し映像情報を各小画面に出力で
きる状態になるまで待ち、そのときに音声タイミング調
整部61に音声出力命令を出す。音声タイミング調整部
61は、画像回転部35からの出力命令に合わせて音声
を出力する。
【0051】ここで画像回転部35による画面の合成処
理について説明する。
【0052】画像回転部35は顔の形状を表現するため
に、顔の頂点座標とそれらを結合する線分で近似した 3
次元モデルを用意する。なおこの 3次元モデルを頭部全
周にわたって作成するため、 3次元形状とカラー画像を
同時計測できるスキャナが利用される。
【0053】このスキャナを対象人物の回りに一周させ
ることにより人物の完全な 3次元形状と円筒方向からの
平面投影像を取り込む。一周 360度回転するうちに 512
回走査し、各走査について512 点の 3次元座標とカラー
情報とを得る。こうして得た3次元情報は高精細であ
り、全周からの平面投影像を用いることにより任意の方
向から見た顔の画像を合成できる。
【0054】なおこの実施例では、端末の画面上部中央
にカメラ25を1つだけ配置したが、このカメラ25の
台数はこれに制限されるものではなく、各端末にカメラ
25を複数台設置するようにしてもよい。また口の動き
については、画像回転部35に予め人がしゃべっている
ときの口の動きの像(映像パターン)を複数記憶してお
き、それを音声に合わせて切り替え表示すれば、より違
和感がなくなるものと考えられる。
【0055】このように本実施例の通信会議システムに
よれば、会議参加者A、B、Cなどはそれぞれの端末
1、2、3の分割画面上に表示された相手を見ながら話
しをすると、その中の小画面21〜23に表示された自
分(画面着目者)の顔の映像が、他の小画面の相手(被
着目者)に向かって話しをする映像になるので、あたか
も相手と向き合った状態で会話しているようになり、従
来のように会議参加者全員が下を向いて並んでいたとき
と比べて、不自然さをなくすことができる。
【0056】また、端末上の分割画面に表示される会議
参加者A、B、Cの顔の向きや視線の方向から各人がど
の画面(人または資料)を見ているかが判るという従来
にない機能を提供できる。
【0057】なお、上記実施例では、会議参加者それぞ
れの顔、目および口などの映像パターンを予め画像回転
部35に複数格納していたが、各端末の記憶容量、通信
路など伝送容量などに余裕があり、かつMPEGなどの
圧縮画像処理技術を用いることにより、カメラが取り込
んだ各会議参加者のリアルタイムの 3次元映像パターン
を動画状態で順次表示することにより、通信による会議
をより自然な形に近づけることもできる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、端末に表示されている被着目者の小画面を、
画面着目者が着目すると、画面着目者の映像情報に、そ
の人の顔の方向が被着目者の方に向くよう記憶手段から
映像パターンが読み出されて合成されるので、小画面に
表示された被着目者と向き合った状態で会話できるよう
になり通信会議による不自然さがなくなる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、画面着目者
の映像情報中の目線を被着目者が表示される小画面の方
向に向けるようその位置関係に対応する映像パターンが
記憶手段から読み出され、画面着目者の映像情報に合成
されるので、小画面に表示された各会議参加者は互いの
視線を合わせた状態で会話できるようになる。
【0060】請求項3記載の発明によれば、画面着目者
の音声情報に応じて、画面上に前記記憶手段の複数の画
像パターンを切り替え表示されるので、画面着目者の音
声にその人の口の動きが連動するようになる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、画面着目者
が会議資料の小画面を見たことが検知された場合、画面
回転手段により、他の被着目者の映像情報を考慮するこ
となくその会議資料が表示されている小画面の方向に画
面着目者の顔を向けるよう画像パターンが記憶手段から
読み出されて、前記画面着目者の映像に合成される。こ
のようにして、より自然な形態に近い形で通信会議を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の通信会議システムの概
略構成を示す図である。
【図2】この通信会議システムのある端末の表示部を示
す外観図である。
【図3】図2の端末の内部構成を示す図である。
【図4】会議参加者A、B、Cなどの 3人で会議を行っ
ているときの各端末の画面配置例を示す図である。
【図5】会議参加者Aが会議参加者Cを、会議参加者C
が会議参加者Aを、会議参加者Bが資料をそれぞれ見た
ときの各端末上の画面の向きを示す図である。
【図6】この通信会議システムの応用例として、音声に
対して画面上の口の動きを連動させる場合の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1、2、3〜n…端末、4…通信網、20…表示部、2
1〜24…小画面、25…カメラ、26…マイク、27
…スピーカ、30…被着目画面検出部、31…被着目者
検出部、32…フレーム化部、33…フレーム分解部、
34…位置関係検出部、35…画像回転部、36…画像
メモリ、61…音声タイミング調整部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末を通信路を介して結合し、各
    端末上の分割画面に表示された会議参加者を見ながら会
    議を行う通信会議システムにおいて、 前記各端末の画面前方に存在する画面着目者の映像情報
    を取り込む映像取込手段と、 前記映像取込手段により取り込まれた画面着目者の映像
    情報を基に、前記画面着目者が前記分割画面中の所望の
    小画面に着目したことを検出する着目方向検出手段と、 前記着目方向検出手段により検出された前記小画面に表
    示されている被着目者の映像情報と、前記映像取込手段
    により取り込まれた画面着目者の映像情報とをフレーム
    情報として前記通信路上に送出する送信手段と、 前記通信路を通じて前記フレーム情報を受け取り分解す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信され分解された画面着目者の映
    像情報を分割画面上の対応する小画面に分配する分配手
    段と、 前記分配手段によって前記画面着目者の映像情報が分配
    された小画面と被着目者の映像情報が分配された小画面
    との位置関係を検出する位置関係検出手段と、 前記画面着目者の顔および目の向きを変えた複数の映像
    パターンを記憶した記憶手段と、 前記位置関係検出手段により検出された位置関係を基
    に、前記画面着目者の映像情報中の顔の向きを前記被着
    目者が表示される小画面の方向に向けるようその位置関
    係に対応する前記映像パターンを前記記憶手段から読み
    出し、前記画面着目者の映像情報に合成する画像回転手
    段と、 合成された画面着目者の映像情報と前記被着目者の映像
    情報とをそれぞれが分配された小画面に表示する手段と
    を具備したことを特徴とする通信会議システム。
  2. 【請求項2】 位置関係検出手段により検出された位置
    関係を基に、画面着目者の映像情報中の目の向きを被着
    目者が表示される小画面の方向に向けるようその位置関
    係に対応する映像パターンを記憶手段から読み出し、前
    記画面着目者の映像情報に合成する視線回転手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の通信会議システム。
  3. 【請求項3】 各端末の小画面に対して発っせられた画
    面着目者の音声を取り込む音声取込手段と、 音声取込手段により取り込まれた音声情報を前記フレー
    ム情報に付加する手段と、 通信路から受信手段に受け取られた前記フレーム情報中
    から音声情報を取り出す手段と、 取り出された画面着目者の音声情報に応じて前記画像回
    転手段により合成された前記映像パターンを切り替える
    タイミング制御を行う手段とを具備したことを特徴とす
    る請求項1記載の通信会議システム。
  4. 【請求項4】 分割画面の中の一つの小画面に会議資料
    が表示されており、この会議資料の小画面を画面着目者
    が見たことが検知された場合、画面回転手段は、他の被
    着目者の映像情報を考慮することなく前記画面着目者の
    顔を前記会議資料の小画面の方向に向けるよう画像パタ
    ーンを記憶手段から読み出し、前記画面着目者が表示さ
    れている小画面の映像情報に合成する画像回転制御を行
    うことを特徴とする請求項1記載の通信会議システム。
JP7058634A 1995-03-17 1995-03-17 通信会議システム Withdrawn JPH08256316A (ja)

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