JPH08243195A - アイアンクラブ及びアイアンクラブセット - Google Patents
アイアンクラブ及びアイアンクラブセットInfo
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- JPH08243195A JPH08243195A JP7049777A JP4977795A JPH08243195A JP H08243195 A JPH08243195 A JP H08243195A JP 7049777 A JP7049777 A JP 7049777A JP 4977795 A JP4977795 A JP 4977795A JP H08243195 A JPH08243195 A JP H08243195A
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- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/047—Heads iron-type
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0458—Heads with non-uniform thickness of the impact face plate
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、アイアンクラブ及びアイアンクラ
ブセットに関し、安定した打球の方向性，狙ったポイン
トまでの飛びを確保し、同時にショートアイアンからロ
ングアイアンへと打球の飛距離の向上を図ったアイアン
クラブとそのアイアンクラブセットを提供することを目
的とする。 【構成】 請求項１に係るアイアンクラブは、ヘッド本
体のバック部に、その周縁部を残してトップ側，ソール
側，トゥ側及びヒール側からフェース部のスイートスポ
ットに向かって当該フェース部の肉厚が順次薄肉となる
凹部を形成し、当該スイートスポットに肉厚の最も薄い
薄肉部を設けたことを特徴とする。
ブセットに関し、安定した打球の方向性，狙ったポイン
トまでの飛びを確保し、同時にショートアイアンからロ
ングアイアンへと打球の飛距離の向上を図ったアイアン
クラブとそのアイアンクラブセットを提供することを目
的とする。 【構成】 請求項１に係るアイアンクラブは、ヘッド本
体のバック部に、その周縁部を残してトップ側，ソール
側，トゥ側及びヒール側からフェース部のスイートスポ
ットに向かって当該フェース部の肉厚が順次薄肉となる
凹部を形成し、当該スイートスポットに肉厚の最も薄い
薄肉部を設けたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アイアンクラブとその
アイアンクラブセットに関する。
アイアンクラブセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、アイアンクラブのヘッド本体
は、軟鉄やステンレス等の金属によりホーゼル部やフェ
ース部が一体的に成形されて各番手に合わせた形状にな
っているが、従来、この種のヘッド本体にあっては、ヘ
ッド本体のバック部に凹部を形成することによって、打
球時に於けるヘッド本体の慣性モーメントが大きくなる
ことが知られている。
は、軟鉄やステンレス等の金属によりホーゼル部やフェ
ース部が一体的に成形されて各番手に合わせた形状にな
っているが、従来、この種のヘッド本体にあっては、ヘ
ッド本体のバック部に凹部を形成することによって、打
球時に於けるヘッド本体の慣性モーメントが大きくなる
ことが知られている。
【０００３】図１１は実開昭５０−１０３７０号公報に
開示されたアイアンクラブを示し、このアイアンクラブ
１は、ヘッド本体３のバック部５に断面円弧状（アーチ
状）の凹部７を上下方向に形成して、ヘッド本体３の肉
厚をそのトップ，ソール側からフェース部９の中央にか
けて順次薄くしたものである。而して、斯かるアイアン
クラブ１によれば、ヘッド本体３のトップ，ソール方向
の慣性モーメントが大きくなるため、打球時にヘッド本
体３が矢印方向へぶれることがなくなって狙ったポイン
トにボール１１を飛ばすことが可能となる。
開示されたアイアンクラブを示し、このアイアンクラブ
１は、ヘッド本体３のバック部５に断面円弧状（アーチ
状）の凹部７を上下方向に形成して、ヘッド本体３の肉
厚をそのトップ，ソール側からフェース部９の中央にか
けて順次薄くしたものである。而して、斯かるアイアン
クラブ１によれば、ヘッド本体３のトップ，ソール方向
の慣性モーメントが大きくなるため、打球時にヘッド本
体３が矢印方向へぶれることがなくなって狙ったポイン
トにボール１１を飛ばすことが可能となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記アイア
ンクラブ１にあっては、トップ，ソール方向の慣性モー
メントを大きくして矢印方向へのヘッド本体３のぶれを
なくしたものの、ヘッド本体３のトゥ，ヒール方向のぶ
れに対する対策は何等講じられていない。そのため、打
球時にヘッド本体３がシャフト１３を中心にぶれて打球
がフック又はスライスし易くなり、打球の方向性が悪い
といった欠点が指摘されている。尚、ウッドのゴルフク
ラブに関する考案ではあるが、実公平２−３２３０６号
公報には、図１２及び図１３に示すように内部に中空部
分１５を有するヘッド本体１７のフェース面１９の中央
部を最も薄くし、そして、トゥ，ヒール方向に順次厚く
なるアーチ構造としたゴルフクラブ２１が開示されてい
る。
ンクラブ１にあっては、トップ，ソール方向の慣性モー
メントを大きくして矢印方向へのヘッド本体３のぶれを
なくしたものの、ヘッド本体３のトゥ，ヒール方向のぶ
れに対する対策は何等講じられていない。そのため、打
球時にヘッド本体３がシャフト１３を中心にぶれて打球
がフック又はスライスし易くなり、打球の方向性が悪い
といった欠点が指摘されている。尚、ウッドのゴルフク
ラブに関する考案ではあるが、実公平２−３２３０６号
公報には、図１２及び図１３に示すように内部に中空部
分１５を有するヘッド本体１７のフェース面１９の中央
部を最も薄くし、そして、トゥ，ヒール方向に順次厚く
なるアーチ構造としたゴルフクラブ２１が開示されてい
る。
【０００５】而して、斯かるゴルフクラブ２１によれ
ば、上述したアイアンクラブ１と反対に、ヘッド本体１
７のトゥ，ヒール方向の慣性モーメントが大きくなるた
め、ボールの打球時にヘッド本体１７がシャフトを中心
にぶれることがなくなって打球の方向性がよくなるが、
その一方でトップ，ソール方向のぶれに対する対策が何
等講じられていないため、打球時にヘッド本体１７がト
ップ，ソール方向にぶれて狙ったポイントにボールを飛
ばすことができない欠点があった。
ば、上述したアイアンクラブ１と反対に、ヘッド本体１
７のトゥ，ヒール方向の慣性モーメントが大きくなるた
め、ボールの打球時にヘッド本体１７がシャフトを中心
にぶれることがなくなって打球の方向性がよくなるが、
その一方でトップ，ソール方向のぶれに対する対策が何
等講じられていないため、打球時にヘッド本体１７がト
ップ，ソール方向にぶれて狙ったポイントにボールを飛
ばすことができない欠点があった。
【０００６】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、安定した打球の方向性，狙ったポイントまでの飛び
を確保し、同時にショートアイアンからロングアイアン
へと打球の飛距離の向上を図ったアイアンクラブとその
アイアンクラブセットを提供することを目的とする。
で、安定した打球の方向性，狙ったポイントまでの飛び
を確保し、同時にショートアイアンからロングアイアン
へと打球の飛距離の向上を図ったアイアンクラブとその
アイアンクラブセットを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項１に係るアイアンクラブは、ヘッド本体のバ
ック部に、その周縁部を残してトップ側，ソール側，ト
ゥ側及びヒール側からフェース部のスイートスポットに
向かって当該フェース部の肉厚が順次薄肉となる凹部を
形成し、当該スイートスポットに肉厚の最も薄い薄肉部
を設けたことを特徴とする。
め、請求項１に係るアイアンクラブは、ヘッド本体のバ
ック部に、その周縁部を残してトップ側，ソール側，ト
ゥ側及びヒール側からフェース部のスイートスポットに
向かって当該フェース部の肉厚が順次薄肉となる凹部を
形成し、当該スイートスポットに肉厚の最も薄い薄肉部
を設けたことを特徴とする。
【０００８】そして、請求項２に係る発明は、ロングア
イアン，ミドルアイアン及びショートアイアンからなる
アイアンクラブセットに於て、各アイアンクラブのヘッ
ド本体のバック部に、周縁部を残してトップ側，ソール
側，トゥ側及びヒール側からフェース部のスイートスポ
ットに向かって当該フェース部の肉厚が順次薄肉となる
凹部を形成し、当該スイートスポットに肉厚の最も薄い
薄肉部を設けると共に、当該薄肉部の肉厚を、ロングア
イアンからミドルアイアン，ショートアイアンになるに
連れて薄くしたことを特徴とし、請求項３に係る発明
は、請求項２記載のアイアンクラブセットに於て、ロン
グアイアンからミドルアイアン，ショートアイアンにな
るに連れて、薄肉部が広く形成されていることを特徴と
する。
イアン，ミドルアイアン及びショートアイアンからなる
アイアンクラブセットに於て、各アイアンクラブのヘッ
ド本体のバック部に、周縁部を残してトップ側，ソール
側，トゥ側及びヒール側からフェース部のスイートスポ
ットに向かって当該フェース部の肉厚が順次薄肉となる
凹部を形成し、当該スイートスポットに肉厚の最も薄い
薄肉部を設けると共に、当該薄肉部の肉厚を、ロングア
イアンからミドルアイアン，ショートアイアンになるに
連れて薄くしたことを特徴とし、請求項３に係る発明
は、請求項２記載のアイアンクラブセットに於て、ロン
グアイアンからミドルアイアン，ショートアイアンにな
るに連れて、薄肉部が広く形成されていることを特徴と
する。
【０００９】又、請求項４に係る発明は、請求項２又は
請求項３記載のアイアンクラブセットに於て、ロングア
イアンからミドルアイアン，ショートアイアンになるに
連れて、薄肉部への凹部の肉厚の変化量が小であること
を特徴としている。
請求項３記載のアイアンクラブセットに於て、ロングア
イアンからミドルアイアン，ショートアイアンになるに
連れて、薄肉部への凹部の肉厚の変化量が小であること
を特徴としている。
【００１０】
【作用】請求項１に係るアイアンクラブによれば、ヘッ
ド本体の重量はその周縁部に分散されるため、打球時に
ヘッド本体のトップ側，ソール側，トゥ側及びヒール側
の慣性モーメントが大きくなってヘッド本体のぶれが防
止されることとなる。
ド本体の重量はその周縁部に分散されるため、打球時に
ヘッド本体のトップ側，ソール側，トゥ側及びヒール側
の慣性モーメントが大きくなってヘッド本体のぶれが防
止されることとなる。
【００１１】そして、請求項２乃至請求項４に係るアイ
アンクラブセットによれば、ロングアイアンからミドル
アイアン，ショートアイアンになるに連れて、スイート
スポットで打球した場合に、ショートアイアンではボー
ルの食いつき、即ち、ボールとヘッド本体との接触時間
が長くなるため、ボールのコントロールが容易となり、
そして、ロングアイアンになるに従いスイートスポット
周縁の剛性が高くなって、打球が遠くへ飛んでいくこと
となる。
アンクラブセットによれば、ロングアイアンからミドル
アイアン，ショートアイアンになるに連れて、スイート
スポットで打球した場合に、ショートアイアンではボー
ルの食いつき、即ち、ボールとヘッド本体との接触時間
が長くなるため、ボールのコントロールが容易となり、
そして、ロングアイアンになるに従いスイートスポット
周縁の剛性が高くなって、打球が遠くへ飛んでいくこと
となる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図１乃至図４は請求項１に係るアイアンクラ
ブの一実施例を示し、図中、２３は軟鉄やステンレス等
の金属でヘッド本体２５が成形された２番アイアンのゴ
ルフクラブで、ヘッド本体２５は、従来と同様、ホーゼ
ル部２７やソール部２９，フェース部３１等が一体的に
成形されている。
説明する。図１乃至図４は請求項１に係るアイアンクラ
ブの一実施例を示し、図中、２３は軟鉄やステンレス等
の金属でヘッド本体２５が成形された２番アイアンのゴ
ルフクラブで、ヘッド本体２５は、従来と同様、ホーゼ
ル部２７やソール部２９，フェース部３１等が一体的に
成形されている。
【００１３】そして、図２乃至図４に示すようにヘッド
本体２５のバック部３３には、その周縁部を残してヘッ
ド本体２５のトップ側，ソール側，トゥ側及びヒール側
から、夫々、フェース部３１のスイートスポットＳＳに
向かって当該フェース部３１の肉厚ｍが順次薄肉となる
凹部３５が四つの傾斜面３５ａ〜３５ｄによって形成さ
れている。そして、スイートスポットＳＳ上に、フェー
ス部３１の肉厚ｍの最も薄い薄肉部３７が設けられてい
る。
本体２５のバック部３３には、その周縁部を残してヘッ
ド本体２５のトップ側，ソール側，トゥ側及びヒール側
から、夫々、フェース部３１のスイートスポットＳＳに
向かって当該フェース部３１の肉厚ｍが順次薄肉となる
凹部３５が四つの傾斜面３５ａ〜３５ｄによって形成さ
れている。そして、スイートスポットＳＳ上に、フェー
ス部３１の肉厚ｍの最も薄い薄肉部３７が設けられてい
る。
【００１４】このように、本実施例は、ヘッド本体２５
のバック部３３にその周縁部を残して凹部３５を形成し
たので、ヘッド本体２５の重量はその周縁部に分散され
ることとなる。そのため、上記ヘッド本体２５を装着し
たゴルフクラブ２３でボールを打球すると、ヘッド本体
２５のトップ側，ソール側，トゥ側及びヒール側の慣性
モーメントが大きくなってヘッド本体２５が上下方向に
ぶれたり、ヘッド本体２５がシャフト３９を中心にぶれ
て打球がフック又はスライスしてしまうことがない。
のバック部３３にその周縁部を残して凹部３５を形成し
たので、ヘッド本体２５の重量はその周縁部に分散され
ることとなる。そのため、上記ヘッド本体２５を装着し
たゴルフクラブ２３でボールを打球すると、ヘッド本体
２５のトップ側，ソール側，トゥ側及びヒール側の慣性
モーメントが大きくなってヘッド本体２５が上下方向に
ぶれたり、ヘッド本体２５がシャフト３９を中心にぶれ
て打球がフック又はスライスしてしまうことがない。
【００１５】従って、本実施例によれば、従来に比し狙
った距離に打球し易く、又、打球の方向性が安定してま
っすぐ打ち易くなる。然も、上記ヘッド本体２５は、ス
イートスポットＳＳを中心にフェース部３１の剛性が順
次大きくなっているため、従来に比しスイートスポット
ＳＳでボールをとらえた場合、従来に比し打球時の初速
が大きくなってボールの飛距離が向上するし、又、スイ
ートスポットＳＳを外して打球しても、薄肉部３７の周
縁部の剛性が高いためボールの飛距離が著しく低下する
こともない。
った距離に打球し易く、又、打球の方向性が安定してま
っすぐ打ち易くなる。然も、上記ヘッド本体２５は、ス
イートスポットＳＳを中心にフェース部３１の剛性が順
次大きくなっているため、従来に比しスイートスポット
ＳＳでボールをとらえた場合、従来に比し打球時の初速
が大きくなってボールの飛距離が向上するし、又、スイ
ートスポットＳＳを外して打球しても、薄肉部３７の周
縁部の剛性が高いためボールの飛距離が著しく低下する
こともない。
【００１６】又、上記薄肉部３７の肉厚を薄くしたりそ
の広さを広くすればボールの飛距離は低下するが、打球
時にボールとの接触時間が長くなってボールのコントロ
ールがし易くなるため、ミドルアイアンやショートアイ
アンに適したアイアンクラブとなる。図５乃至図１０は
請求項２乃至請求項４に係るアイアンクラブセットの一
実施例を示し、図５乃至図７は５番アイアンのヘッド本
体、そして、図８乃至図１０は８番アイアンのヘッド本
体を示し、上述した図１乃至図４の２番アイアンと共に
本実施例に係るアイアンクラブセットを構成している。
の広さを広くすればボールの飛距離は低下するが、打球
時にボールとの接触時間が長くなってボールのコントロ
ールがし易くなるため、ミドルアイアンやショートアイ
アンに適したアイアンクラブとなる。図５乃至図１０は
請求項２乃至請求項４に係るアイアンクラブセットの一
実施例を示し、図５乃至図７は５番アイアンのヘッド本
体、そして、図８乃至図１０は８番アイアンのヘッド本
体を示し、上述した図１乃至図４の２番アイアンと共に
本実施例に係るアイアンクラブセットを構成している。
【００１７】而して、これらのアイアンクラブのヘッド
本体４１，４３も、ホーゼル部４５，４７やフェース部
４９，５１等が一体的に成形されて、番手が上がるに従
いロフト角が大きくなるように設定されているが、上述
したヘッド本体２５からヘッド本体４１，４３へと番手
が上がるに従い、スイートスポットＳＳがトゥ側からヒ
ール側へ移動した構造となっている。
本体４１，４３も、ホーゼル部４５，４７やフェース部
４９，５１等が一体的に成形されて、番手が上がるに従
いロフト角が大きくなるように設定されているが、上述
したヘッド本体２５からヘッド本体４１，４３へと番手
が上がるに従い、スイートスポットＳＳがトゥ側からヒ
ール側へ移動した構造となっている。
【００１８】又、図５及び図８に示すようにヘッド本体
４１，４３のバック部５３，５５には、各々の周縁部を
残してヘッド本体４１，４３のトップ側，ソール側，ト
ゥ側及びヒール側から、各フェース部４９，５１のスイ
ートスポットＳＳに向かってフェース部４９，５１の肉
厚ｍが順次薄肉となる凹部５７，５９が、夫々、四つの
傾斜面５７ａ〜５７ｄ，５９ａ〜５９ｄによって形成さ
れており、フェース部４９，５１のスイートスポットＳ
Ｓ上に、当該フェース部４９，５１の肉厚が最も薄い四
角形状の薄肉部６１，６３が夫々設けられている。
４１，４３のバック部５３，５５には、各々の周縁部を
残してヘッド本体４１，４３のトップ側，ソール側，ト
ゥ側及びヒール側から、各フェース部４９，５１のスイ
ートスポットＳＳに向かってフェース部４９，５１の肉
厚ｍが順次薄肉となる凹部５７，５９が、夫々、四つの
傾斜面５７ａ〜５７ｄ，５９ａ〜５９ｄによって形成さ
れており、フェース部４９，５１のスイートスポットＳ
Ｓ上に、当該フェース部４９，５１の肉厚が最も薄い四
角形状の薄肉部６１，６３が夫々設けられている。
【００１９】そして、斯かる薄肉部６１，６３は、図２
に示すヘッド本体２５の薄肉部３７に比し、ミドルアイ
アン，ショートアイアンと番手が上がるに従いその肉厚
が薄くされると共に広く形成されている。更に又、本実
施例に係るアイアンクラブセットは、図４，図７及び図
１０に示すようにロングアイアンからミドルアイアン，
ショートアイアンになるに連れて、ヘッド本体２５，４
１，４３全体の厚みが薄く形成されて、薄肉部３７，６
１，６３への凹部３５，５７，５９の肉厚の変化量が小
さくなっている。
に示すヘッド本体２５の薄肉部３７に比し、ミドルアイ
アン，ショートアイアンと番手が上がるに従いその肉厚
が薄くされると共に広く形成されている。更に又、本実
施例に係るアイアンクラブセットは、図４，図７及び図
１０に示すようにロングアイアンからミドルアイアン，
ショートアイアンになるに連れて、ヘッド本体２５，４
１，４３全体の厚みが薄く形成されて、薄肉部３７，６
１，６３への凹部３５，５７，５９の肉厚の変化量が小
さくなっている。
【００２０】このように、本実施例に係るアイアンクラ
ブセットも、各ヘッド本体２５，４１，４３のバック部
３３，５３，５５に、夫々の周縁部を残して凹部３５，
５７，５９を形成したので、ヘッド本体２５，４１，４
３の重量は各周縁部に分散され、打球時に各ヘッド本体
２５，４１，４３のトップ側，ソール側，トゥ側及びヒ
ール側の慣性モーメントが大きくなって各ヘッド本体２
５，４１，４３が上下方向にぶれたり、シャフト３９を
中心にぶれてしまうことがない。
ブセットも、各ヘッド本体２５，４１，４３のバック部
３３，５３，５５に、夫々の周縁部を残して凹部３５，
５７，５９を形成したので、ヘッド本体２５，４１，４
３の重量は各周縁部に分散され、打球時に各ヘッド本体
２５，４１，４３のトップ側，ソール側，トゥ側及びヒ
ール側の慣性モーメントが大きくなって各ヘッド本体２
５，４１，４３が上下方向にぶれたり、シャフト３９を
中心にぶれてしまうことがない。
【００２１】又、ロングアイアンからミドルアイアン，
ショートアイアンになるに連れて、薄肉部３７，６１，
６３への凹部３５，５７，５９の肉厚の変化量を小さく
すると共に、当該各薄肉部３７，６１，６３を順次薄く
且つ広くしたため、スイートスポットＳＳで打球した場
合に、ショートアイアンではボールの食いつき、即ち、
ボールとヘッド本体４３との接触時間が長くなり、そし
て、ロングアイアンになるに従いスイートスポットＳＳ
周縁の剛性が高くなる。
ショートアイアンになるに連れて、薄肉部３７，６１，
６３への凹部３５，５７，５９の肉厚の変化量を小さく
すると共に、当該各薄肉部３７，６１，６３を順次薄く
且つ広くしたため、スイートスポットＳＳで打球した場
合に、ショートアイアンではボールの食いつき、即ち、
ボールとヘッド本体４３との接触時間が長くなり、そし
て、ロングアイアンになるに従いスイートスポットＳＳ
周縁の剛性が高くなる。
【００２２】従って、本実施例によれば、ショートアイ
アンになるに従い打球の方向性のコントロールがし易く
なり、又、ロングアイアンでは打球時の初速が大きくな
って従来に比し飛距離が向上することとなった。
アンになるに従い打球の方向性のコントロールがし易く
なり、又、ロングアイアンでは打球時の初速が大きくな
って従来に比し飛距離が向上することとなった。
【００２３】
【発明の効果】以上述べたように、請求項１に係るアイ
アンクラブによれば、打球時にヘッド本体が上下方向に
ぶれたりシャフトを中心にぶれてしまうことがないの
で、従来に比し狙った距離に打球し易く、又、打球の方
向性が安定してまっすぐ打ち易くなった。
アンクラブによれば、打球時にヘッド本体が上下方向に
ぶれたりシャフトを中心にぶれてしまうことがないの
で、従来に比し狙った距離に打球し易く、又、打球の方
向性が安定してまっすぐ打ち易くなった。
【００２４】そして、請求項２に係るアイアンクラブセ
ットによれば、スイートスポットを中心にフェース部の
剛性が順次大きくなっているため、ロングアイアンにあ
っては、スイートスポットでボールをとらえた場合、従
来に比し打球時の初速が大きくなってボールの飛距離が
向上するし、又、スイートスポットを外して打球して
も、薄肉部の周縁部の剛性が高いためボールの飛距離が
著しく低下することもない。
ットによれば、スイートスポットを中心にフェース部の
剛性が順次大きくなっているため、ロングアイアンにあ
っては、スイートスポットでボールをとらえた場合、従
来に比し打球時の初速が大きくなってボールの飛距離が
向上するし、又、スイートスポットを外して打球して
も、薄肉部の周縁部の剛性が高いためボールの飛距離が
著しく低下することもない。
【００２５】又、ミドルアイアン，ショートアイアンと
番手が上がるに従い、打球時に薄肉部とボールとの接触
時間が長くなるので、ボールのコントロールがし易くな
る利点を有する。そして、請求項３又は請求項４に係る
発明の如く薄肉部への凹部の肉厚の変化量を変えたり薄
肉部の広さを広くすれば、ミドルアイアンからショート
アイアンになるに従いボールの飛距離は低下するが、ボ
ールとの接触時間が更に長くなってボールのコントロー
ルがよりし易くなる利点を有する。
番手が上がるに従い、打球時に薄肉部とボールとの接触
時間が長くなるので、ボールのコントロールがし易くな
る利点を有する。そして、請求項３又は請求項４に係る
発明の如く薄肉部への凹部の肉厚の変化量を変えたり薄
肉部の広さを広くすれば、ミドルアイアンからショート
アイアンになるに従いボールの飛距離は低下するが、ボ
ールとの接触時間が更に長くなってボールのコントロー
ルがよりし易くなる利点を有する。
【図１】請求項１に係るアイアンクラブの一実施例の全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図２】２番アイアンのヘッド本体の背面図である。
【図３】図２に示すヘッド本体の縦断面図である。
【図４】図２に示すヘッド本体の横断面図である。
【図５】請求項２乃至請求項４に係るアイアンクラブセ
ットの５番アイアンのヘッド本体の背面図である。
ットの５番アイアンのヘッド本体の背面図である。
【図６】図５に示すヘッド本体の縦断面図である。
【図７】図５に示すヘッド本体の横断面図である。
【図８】請求項２乃至請求項４に係るアイアンクラブセ
ットの８番アイアンのヘッド本体の背面図である。
ットの８番アイアンのヘッド本体の背面図である。
【図９】図８に示すヘッド本体の縦断面図である。
【図１０】図８に示すヘッド本体の横断面図である。
【図１１】従来のアイアンクラブの断面図である。
【図１２】従来のゴルフクラブの正面図である。
【図１３】図１２に示すゴルフクラブの横断面図であ
る。
る。
２３ ゴルフクラブ ２５，４１，４３ ヘッド本体 ３１，４９，５１ フェース部 ３３，５３，５５ バック部 ３５，５７，５９ 凹部 ３７，６１，６３ 薄肉部
Claims (4)
- 【請求項１】 ヘッド本体のバック部に、その周縁部を
残してトップ側，ソール側，トゥ側及びヒール側からフ
ェース部のスイートスポットに向かって当該フェース部
の肉厚が順次薄肉となる凹部を形成し、当該スイートス
ポットに肉厚の最も薄い薄肉部を設けたことを特徴とす
るアイアンクラブ。 - 【請求項２】 ロングアイアン，ミドルアイアン及びシ
ョートアイアンからなるアイアンクラブセットに於て、
各アイアンクラブのヘッド本体のバック部に、周縁部を
残してトップ側，ソール側，トゥ側及びヒール側からフ
ェース部のスイートスポットに向かって当該フェース部
の肉厚が順次薄肉となる凹部を形成し、当該スイートス
ポットに肉厚の最も薄い薄肉部を設けると共に、当該薄
肉部の肉厚を、ロングアイアンからミドルアイアン，シ
ョートアイアンになるに連れて薄くしたことを特徴とす
るアイアンクラブセット。 - 【請求項３】 ロングアイアンからミドルアイアン，シ
ョートアイアンになるに連れて、薄肉部が広く形成され
ていることを特徴とする請求項２記載のアイアンクラブ
セット。 - 【請求項４】 ロングアイアンからミドルアイアン，シ
ョートアイアンになるに連れて、薄肉部への凹部の肉厚
の変化量が小であることを特徴とする請求項２又は請求
項３記載のアイアンクラブセット。
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| JP7049777A JPH08243195A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | アイアンクラブ及びアイアンクラブセット |
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