JPH0824274B2 - ホームバス電源分離・重畳回路 - Google Patents
ホームバス電源分離・重畳回路Info
- Publication number
- JPH0824274B2 JPH0824274B2 JP33386790A JP33386790A JPH0824274B2 JP H0824274 B2 JPH0824274 B2 JP H0824274B2 JP 33386790 A JP33386790 A JP 33386790A JP 33386790 A JP33386790 A JP 33386790A JP H0824274 B2 JPH0824274 B2 JP H0824274B2
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- Japan
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- power supply
- home bus
- resistor
- separation
- home
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- Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はEIAJ標準規格等に基づくホームバスに接続す
るホームバスコントローラあるいは装置に使用するホー
ムバス電源分離・重畳回路に関する。
るホームバスコントローラあるいは装置に使用するホー
ムバス電源分離・重畳回路に関する。
従来の技術 第5図は従来のホームテレホン等で使用されている電
源分離回路(直交分離回路)の一例を示している。
源分離回路(直交分離回路)の一例を示している。
第5図において、Q1は出力トランジスタであり、この
コレクタは音声信号が重畳された電源線である内線Vin
に接続され、またベースはバイアス抵抗器R1を介して、
内線Vinに接続され、さらにバイアス抵抗器R2とバイパ
スコンデンサC1を通して内部電源Voutに接続されてい
る。また、エミッタは抵抗器R3を介して内部電源Voutに
接続されている。C2は内部電源の安定化のためのコンデ
ンサである。
コレクタは音声信号が重畳された電源線である内線Vin
に接続され、またベースはバイアス抵抗器R1を介して、
内線Vinに接続され、さらにバイアス抵抗器R2とバイパ
スコンデンサC1を通して内部電源Voutに接続されてい
る。また、エミッタは抵抗器R3を介して内部電源Voutに
接続されている。C2は内部電源の安定化のためのコンデ
ンサである。
次に、上記従来例の動作を説明する。
第5図において、内線Vinには主装置から供給される
各ホームテレホン端末の電源に内線通話の音声信号が重
畳されている。音声信号が内線Vinに入力されると、こ
の音声信号により抵抗器R1を介して交流電流が流れる。
この場合、出力トランジスタQ1のベースからみた入力イ
ンピーダンスZiは下記式(1)で表される。
各ホームテレホン端末の電源に内線通話の音声信号が重
畳されている。音声信号が内線Vinに入力されると、こ
の音声信号により抵抗器R1を介して交流電流が流れる。
この場合、出力トランジスタQ1のベースからみた入力イ
ンピーダンスZiは下記式(1)で表される。
Zi=hfe×(Re+r3) ……(1) Re:出力トランジスタQ1の内部抵抗値 r3:抵抗器R3の値、 音声信号の周波数がf(Hz)の場合、バイパスコンデ
ンサC1のインピーダンスZcは、下記の式(2)で表され
る。
ンサC1のインピーダンスZcは、下記の式(2)で表され
る。
Zc=1/(2πf×c1) ……(2) c1:バイパスコンデンサC1の容量 この場合、ベース電流IB2の変化は、Zi、Zc、R2の分
流比によって決まり、そのhfe倍のコレクタ電流が生じ
る。入力インピーダンスZ2は下記式(3)で表される。
流比によって決まり、そのhfe倍のコレクタ電流が生じ
る。入力インピーダンスZ2は下記式(3)で表される。
Z2=r1/hfe×(Zi/Zc+1) +Zi/hfe×(r1/r2+1) ……(3) r1:抵抗器R1の値 r2:抵抗器R2の値 この式(3)で示すようにバイパスコンデンサC1の容
量を十分に大きく取ることによりZcが小さくなり、ベー
ス電流IB2の変化を小さくすることができ交流信号に対
する入力インピーダンスZ2を大きくすることができる。
すなわち、直流・交流分離(直交分離)行われる。
量を十分に大きく取ることによりZcが小さくなり、ベー
ス電流IB2の変化を小さくすることができ交流信号に対
する入力インピーダンスZ2を大きくすることができる。
すなわち、直流・交流分離(直交分離)行われる。
第6図は内線Vinからみたインピーダンス対周波数特
性を示している。
性を示している。
このようにホームテレホン等で使用されている電源分
離回路でも容量の大きなバイパスコンデンサを接続する
ことにより、電源に交流信号を重畳させて用いることが
できる。
離回路でも容量の大きなバイパスコンデンサを接続する
ことにより、電源に交流信号を重畳させて用いることが
できる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のホームテレホン等で使用さ
れている定電流回路によってホームバス電源分離回路を
構成すると、低周波数に対する入力インピーダンスが高
いため、端末の消費電流の急変によって電源電圧が変動
して重畳された制御信号に歪みが生じるものとなり伝送
エラーが発生する欠点がある。
れている定電流回路によってホームバス電源分離回路を
構成すると、低周波数に対する入力インピーダンスが高
いため、端末の消費電流の急変によって電源電圧が変動
して重畳された制御信号に歪みが生じるものとなり伝送
エラーが発生する欠点がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであ
り、低周波数に対する入力インピーダンスを低くして、
端末の消費電流の急変による電源電圧の変動を阻止し、
伝送エラーを低減できる優れたホームバス電源分離・重
畳回路を提供することを目的とするものである。
り、低周波数に対する入力インピーダンスを低くして、
端末の消費電流の急変による電源電圧の変動を阻止し、
伝送エラーを低減できる優れたホームバス電源分離・重
畳回路を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、ホームバス制御
信号と電源電圧が重畳された制御チャネルラインにコレ
クタが接続されるトランジスタを有し、トランジスタの
ベースとコレクタ間に抵抗器を接続し、エミッタに一方
が接続され、他方が制御チャネルラインに重畳された電
源電圧の出力端あるいは供給電源電圧端となるコイル
と、ベースとコイルの他方に並列接続される抵抗器とコ
ンデンサとを備える。
信号と電源電圧が重畳された制御チャネルラインにコレ
クタが接続されるトランジスタを有し、トランジスタの
ベースとコレクタ間に抵抗器を接続し、エミッタに一方
が接続され、他方が制御チャネルラインに重畳された電
源電圧の出力端あるいは供給電源電圧端となるコイル
と、ベースとコイルの他方に並列接続される抵抗器とコ
ンデンサとを備える。
作用 本発明は上記のような構成により次のような作用を有
する。すなわち、低周波数に対する入力インピーダンス
を低くして、端末の消費電流の急変による電源電圧の変
動を阻止し、伝送エラーを低減できるという作用を有す
る。
する。すなわち、低周波数に対する入力インピーダンス
を低くして、端末の消費電流の急変による電源電圧の変
動を阻止し、伝送エラーを低減できるという作用を有す
る。
実施例 第1図は本発明のホームバス電源分離・重畳回路の一
実施例を示す回路図である。
実施例を示す回路図である。
第1図において、Q11は出力トランジスタであり、コ
レクタは電源に制御信号を重畳した制御チャネルライン
Vinに接続され、ベースに接続されるバイアス抵抗器R11
を介して制御チャネルラインVinに接続され、さらにバ
イアス抵抗器R12とバイパスコンデンサC11を介して内部
電源端Voutに接続されている。また、出力トランジスタ
Q11のエミッタはチョークコイルL11を介して内部電源端
Voutに接続されている。コンデンサC12は内部電源の安
定化用である。
レクタは電源に制御信号を重畳した制御チャネルライン
Vinに接続され、ベースに接続されるバイアス抵抗器R11
を介して制御チャネルラインVinに接続され、さらにバ
イアス抵抗器R12とバイパスコンデンサC11を介して内部
電源端Voutに接続されている。また、出力トランジスタ
Q11のエミッタはチョークコイルL11を介して内部電源端
Voutに接続されている。コンデンサC12は内部電源の安
定化用である。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第1図において、制御チャネルラインVinにはホーム
バスコントローラからの各端末に対する供給電源に制御
信号が重畳されている。制御信号が制御チャネルライン
Vinに入力されると、この制御信号により抵抗器R11を介
して交流電流が流れる。入力される制御信号が周波数f
(Hz)の場合、出力トランジスタQ11のベースからみた
入力インピーダンスは下記式(4)で表される。
バスコントローラからの各端末に対する供給電源に制御
信号が重畳されている。制御信号が制御チャネルライン
Vinに入力されると、この制御信号により抵抗器R11を介
して交流電流が流れる。入力される制御信号が周波数f
(Hz)の場合、出力トランジスタQ11のベースからみた
入力インピーダンスは下記式(4)で表される。
Zi=hfe×(Re+2πf×l11) ……(4) Re:出力トランジスタQ11の内部抵抗値 l11:チョークコイルL11のインタグタンス ここでバイパスコンデンサC11のインピーダンスZcは
下記式(5)で表される。
下記式(5)で表される。
Zc=1/(2πf×c11) ……(5) c11:バイパスコンデンサC11の容量 この場合、ベース電流IB1の変化はZi、Zc、r12の分流
比によって決まり、そのhfe倍のコレクタ電流の変化が
起きる。
比によって決まり、そのhfe倍のコレクタ電流の変化が
起きる。
ここで、入力インピーダンスZ1は下記式(6)で表さ
れる。
れる。
Z1=r11/hfe×(Zi/Zc+1) +Zi/hfe×(r11/r12+1) ……(6) r11:抵抗器R11の値 r12:抵抗器R12の値 この式(6)から入力インピーダンスZ1は制御信号の
周波数の2乗に比例して大きくなるためコンデンサC11
の容量を小さくしても、第3図に示すようにホームバス
の制御信号周波数帯に対して十分な入力インピーダンス
を実現することができる。すなわち、直流・交流分離
(直交分離)行われる。
周波数の2乗に比例して大きくなるためコンデンサC11
の容量を小さくしても、第3図に示すようにホームバス
の制御信号周波数帯に対して十分な入力インピーダンス
を実現することができる。すなわち、直流・交流分離
(直交分離)行われる。
また、第3図の周波数特性に示すようにバイパスコン
デンサC11を小さい値にし、チョークコイルL11を適当な
値に設定することにより、低周波数帯においてインピー
ダンスを低くすることができるため、端末の消費電流の
急変による電源電圧の変動を阻止することができるもの
となり、制御信号の伝送エラーを低減できる。
デンサC11を小さい値にし、チョークコイルL11を適当な
値に設定することにより、低周波数帯においてインピー
ダンスを低くすることができるため、端末の消費電流の
急変による電源電圧の変動を阻止することができるもの
となり、制御信号の伝送エラーを低減できる。
第4図はホームテレホン13に電源受電側であるホーム
バス電源分離回路14が内蔵され、また、ホームバスコン
トローラ11に電源供給側であるホームバス電源重畳回路
15が内蔵された例である。
バス電源分離回路14が内蔵され、また、ホームバスコン
トローラ11に電源供給側であるホームバス電源重畳回路
15が内蔵された例である。
ホームバス電源重畳回路15は上記実施例であるホーム
バス電源分離回路14を適用できる。この場合、ホームバ
ス電源重畳回路15に設ける出力トランジスタ(出力トラ
ンジスタQ11)をNPN型からPNP型に変更して構成すれば
よく、また上記同様の特性が実現できる。
バス電源分離回路14を適用できる。この場合、ホームバ
ス電源重畳回路15に設ける出力トランジスタ(出力トラ
ンジスタQ11)をNPN型からPNP型に変更して構成すれば
よく、また上記同様の特性が実現できる。
発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、低周波数に
対する入力インピーダンスを低くすることにより、端末
の消費電流の急変による電源電圧の変動を阻止して、伝
送エラーを低減できるという効果を有する。
対する入力インピーダンスを低くすることにより、端末
の消費電流の急変による電源電圧の変動を阻止して、伝
送エラーを低減できるという効果を有する。
第1図は本発明の一実施例におけるホームバス電源分離
・重畳回路の構成を示す回路図、第2図は第1図の実施
例における周波数特性図、第3図はホームバス制御チャ
ネルライン上の制御信号の周波数スペクトラム図、第4
図は第1図に示す実施例が適用されるホームテレホンの
システム構成図、第5図は従来のホームテレホンで用い
られる直交分離回路図、第6図は第5図に示す直交分離
回路の周波数特性図である。 C11……バイパスコンデンサ、L11……チョークコイル、
Q11……出力トランジスタ、R11、R12……バイアス抵抗
器、Vin……制御チャネルライン、Vout……内部電源端
・重畳回路の構成を示す回路図、第2図は第1図の実施
例における周波数特性図、第3図はホームバス制御チャ
ネルライン上の制御信号の周波数スペクトラム図、第4
図は第1図に示す実施例が適用されるホームテレホンの
システム構成図、第5図は従来のホームテレホンで用い
られる直交分離回路図、第6図は第5図に示す直交分離
回路の周波数特性図である。 C11……バイパスコンデンサ、L11……チョークコイル、
Q11……出力トランジスタ、R11、R12……バイアス抵抗
器、Vin……制御チャネルライン、Vout……内部電源端
Claims (1)
- 【請求項1】ホームバス制御信号と電源電圧が重畳され
た制御チャネルラインにコレクタが接続区れるトランジ
スタを有し、 このトランジスタのベースとコレクタ間に接続される抵
抗器と、 上記トランジスタのエミッタに一方が接続され、他方が
制御チャネルラインに重畳された電源電圧の出力端ある
いは供給電源電圧端となるコイルと、 上記トランジスタのベースと上記コイルの他方に並列接
続する抵抗器とコンデンサとを備えたことを特徴とする
ホームバス電源分離・重畳回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33386790A JPH0824274B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | ホームバス電源分離・重畳回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33386790A JPH0824274B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | ホームバス電源分離・重畳回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04200022A JPH04200022A (ja) | 1992-07-21 |
JPH0824274B2 true JPH0824274B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=18270836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33386790A Expired - Fee Related JPH0824274B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | ホームバス電源分離・重畳回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824274B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4424907A1 (de) * | 1994-07-14 | 1996-01-18 | Siemens Ag | Bordnetzversorgung bei Busankoppler ohne Übertrager |
ITMI20051248A1 (it) | 2005-07-01 | 2007-01-02 | Vimar Spa | Modem per bus per impianti elettrici civili ed industriali |
JP4966215B2 (ja) * | 2008-01-23 | 2012-07-04 | パナソニック株式会社 | 交流直流分離回路 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP33386790A patent/JPH0824274B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04200022A (ja) | 1992-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |