JPH0824882A - 生物濾過装置 - Google Patents
生物濾過装置Info
- Publication number
- JPH0824882A JPH0824882A JP6184170A JP18417094A JPH0824882A JP H0824882 A JPH0824882 A JP H0824882A JP 6184170 A JP6184170 A JP 6184170A JP 18417094 A JP18417094 A JP 18417094A JP H0824882 A JPH0824882 A JP H0824882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ozone
- biological filtration
- activated carbon
- packed bed
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚水をオゾンで処理したオゾン処理水を、1
つの濾過槽でオゾンを分解し、且つ有機物を生物学的に
処理する。 【構成】 オゾン処理水が上向流する生物濾過槽10中
に、活性炭による下部充填層11と、この下部充填層の
上方に間隔12を保って微生物を付着した浮上性濾材に
よる上部充填層13と、下部充填層の下に曝気手段14
とを設ける。
つの濾過槽でオゾンを分解し、且つ有機物を生物学的に
処理する。 【構成】 オゾン処理水が上向流する生物濾過槽10中
に、活性炭による下部充填層11と、この下部充填層の
上方に間隔12を保って微生物を付着した浮上性濾材に
よる上部充填層13と、下部充填層の下に曝気手段14
とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、有機物を含有する汚
水をオゾンで処理し、そのオゾン処理水を微生物によっ
て生物学的に処理するための生物濾過装置に関する。
水をオゾンで処理し、そのオゾン処理水を微生物によっ
て生物学的に処理するための生物濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】汚水をオゾンで処理し、そのオゾン処理
水を生物濾過により生物学的に処理することは、従来か
ら周知である。その場合、オゾン処理水に残溜するオゾ
ンが生物濾過の濾材に付着した微生物の生物膜に接触す
ることによってオゾンの酸化殺菌作用で微生物は阻害さ
れ、充分な生物学的処理が行えなくなる。
水を生物濾過により生物学的に処理することは、従来か
ら周知である。その場合、オゾン処理水に残溜するオゾ
ンが生物濾過の濾材に付着した微生物の生物膜に接触す
ることによってオゾンの酸化殺菌作用で微生物は阻害さ
れ、充分な生物学的処理が行えなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来はオゾ
ン処理槽と、生物濾過槽との間にオゾン分解用の滞溜
槽、又は活性炭充填槽を設け、オゾン処理水に残溜する
オゾンを滞溜槽で自己分解するか、活性炭充填槽の活性
炭で残溜オゾンを分解したのち生物濾過槽に供給してい
る。従って、オゾン分解用の滞溜槽や、活性炭充填槽が
必要なので、設備コストが嵩むと共に、広い設置スペー
スを要する。
ン処理槽と、生物濾過槽との間にオゾン分解用の滞溜
槽、又は活性炭充填槽を設け、オゾン処理水に残溜する
オゾンを滞溜槽で自己分解するか、活性炭充填槽の活性
炭で残溜オゾンを分解したのち生物濾過槽に供給してい
る。従って、オゾン分解用の滞溜槽や、活性炭充填槽が
必要なので、設備コストが嵩むと共に、広い設置スペー
スを要する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み開
発されたもので、汚水をオゾンで処理したオゾン処理水
を上向流で供給して生物濾過する生物濾過装置におい
て、オゾン処理水が上向流する生物濾過槽中に、活性炭
による下部充填層と、この下部充填層の上方に間隔を保
って微生物を付着した浮上性濾材による上部充填層と、
下部充填層の下に曝気手段とを設けたことを特徴とす
る。
発されたもので、汚水をオゾンで処理したオゾン処理水
を上向流で供給して生物濾過する生物濾過装置におい
て、オゾン処理水が上向流する生物濾過槽中に、活性炭
による下部充填層と、この下部充填層の上方に間隔を保
って微生物を付着した浮上性濾材による上部充填層と、
下部充填層の下に曝気手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0005】
【実施例】図示の実施例において、1はオゾン処理槽
で、槽内の水面上に適宜の充填層2を設け、有機物を含
む汚水は散布管3で充填層2上に散布し、オゾンは槽内
底部に給気管4で吹込む。これによって、充填層2中を
下向流する汚水は、該充填層中を上向流するオゾンと向
流接触し、オゾンで酸化、殺菌される。オゾン処理水
は、ポンプピット6及びポンプを経由して生物濾過槽1
0の槽底に供給される。余剰のオゾンはオゾン処理槽の
上壁の排気口5から逃出する。
で、槽内の水面上に適宜の充填層2を設け、有機物を含
む汚水は散布管3で充填層2上に散布し、オゾンは槽内
底部に給気管4で吹込む。これによって、充填層2中を
下向流する汚水は、該充填層中を上向流するオゾンと向
流接触し、オゾンで酸化、殺菌される。オゾン処理水
は、ポンプピット6及びポンプを経由して生物濾過槽1
0の槽底に供給される。余剰のオゾンはオゾン処理槽の
上壁の排気口5から逃出する。
【0006】オゾン処理水が上向流する生物濾過槽10
の内部には活性炭による下部充填層11と、この下部充
填層の上方に間隔12を保ち微生物を付着した浮上性濾
材による上部充填層13と、下部充填層の下に曝気手段
としての散気管14とが設けてある。下部充填層11の
活性炭は、例えばクラレケミカル(株)製のクラレコー
ル2GG(2.0mmφ×3.0mmL)で、予め活性
汚泥処理水を連続通水し、活性炭本体のCOD吸着能を
ほゞ飽和したものを使用する。又、上部充填層13の浮
上性濾材には平均粒径3mm程度の球状の発泡スチロー
ル粒(比重0.03〜0.08)を使用する。尚、上部
充填層13の上面には浮上性濾材の粒径よりも目開きの
小さい通水性の集水板15を設け、濾材の流出を防止す
る。
の内部には活性炭による下部充填層11と、この下部充
填層の上方に間隔12を保ち微生物を付着した浮上性濾
材による上部充填層13と、下部充填層の下に曝気手段
としての散気管14とが設けてある。下部充填層11の
活性炭は、例えばクラレケミカル(株)製のクラレコー
ル2GG(2.0mmφ×3.0mmL)で、予め活性
汚泥処理水を連続通水し、活性炭本体のCOD吸着能を
ほゞ飽和したものを使用する。又、上部充填層13の浮
上性濾材には平均粒径3mm程度の球状の発泡スチロー
ル粒(比重0.03〜0.08)を使用する。尚、上部
充填層13の上面には浮上性濾材の粒径よりも目開きの
小さい通水性の集水板15を設け、濾材の流出を防止す
る。
【0007】運転に際しては散気管14に空気を供給し
て気泡を濾過槽内で浮上させ、上部充填層13に付着す
る微生物に酸素を供給する。これにより濾過槽の槽底に
供給されて槽内を上向流するオゾン処理水は下部充填層
11中で溶解しているオゾンを活性炭によって効率的に
分解される。そして、浮上性濾材による上部充填層13
中を上向流する際には、該濾材に付着した微生物の生物
膜により含有する有機物を生物学的に分解され、有機物
を含まない処理水となって排水管16から流出する。
て気泡を濾過槽内で浮上させ、上部充填層13に付着す
る微生物に酸素を供給する。これにより濾過槽の槽底に
供給されて槽内を上向流するオゾン処理水は下部充填層
11中で溶解しているオゾンを活性炭によって効率的に
分解される。そして、浮上性濾材による上部充填層13
中を上向流する際には、該濾材に付着した微生物の生物
膜により含有する有機物を生物学的に分解され、有機物
を含まない処理水となって排水管16から流出する。
【0008】実際には、直径400mm、高さ3500
mmの生物濾過槽内に平均粒径3mmの球状の発泡スチ
ロール(比重0.03〜0.05)によって層高2.0
mの上部充填層と、活性炭(前述の直径2mm、長さ3
mmのクラレコール2GG)によって層高0.8mの下
部充填層とを設けた。そして、浮上性濾材に生物膜を生
成させるためと、活性炭のCOD吸着能をほゞ飽和させ
るための準備運転として、散気管から空気をLV=10
m/時で散気しながら食品加工工場の総合排水の活性汚
泥処理水を槽底に供給し、LV=20m/時の上向流で
1週間通水した。尚、その間、散気管から洗浄用の空気
(LV=50m/時)を吹込み、上部充填層に上から逆
洗水を供給し、逆洗排水を上下の充填層の間隔から排水
する逆洗工程を1回/日の頻度で行った。
mmの生物濾過槽内に平均粒径3mmの球状の発泡スチ
ロール(比重0.03〜0.05)によって層高2.0
mの上部充填層と、活性炭(前述の直径2mm、長さ3
mmのクラレコール2GG)によって層高0.8mの下
部充填層とを設けた。そして、浮上性濾材に生物膜を生
成させるためと、活性炭のCOD吸着能をほゞ飽和させ
るための準備運転として、散気管から空気をLV=10
m/時で散気しながら食品加工工場の総合排水の活性汚
泥処理水を槽底に供給し、LV=20m/時の上向流で
1週間通水した。尚、その間、散気管から洗浄用の空気
(LV=50m/時)を吹込み、上部充填層に上から逆
洗水を供給し、逆洗排水を上下の充填層の間隔から排水
する逆洗工程を1回/日の頻度で行った。
【0009】同じ活性汚泥処理水をオゾン処理槽に供給
し、オゾン吹込量30mg/立で処理したオゾン処理水
(O3 として0.6〜2.2mg/立のオゾンが残溜)
を生物処理槽の槽底に供給し、LV=20m/時で上向
流させて生物学的処理を行った所、連続して1.5カ月
間、安定した処理が行えた(図2参照)。尚、逆洗は前
述したように上部充填層13上に逆洗水を散水管17で
散水し、散気管14からは逆洗用空気を散気し、逆洗廃
水は上下の充填層の間隔12から抜出管18で排水す
る。散気管14は上部充填層の浮上性濾材に付着する微
生物への酸素の供給と、逆洗用空気の供給を兼ね、上下
の充填層間の間隔12は逆洗排水の抜出し用になる。
し、オゾン吹込量30mg/立で処理したオゾン処理水
(O3 として0.6〜2.2mg/立のオゾンが残溜)
を生物処理槽の槽底に供給し、LV=20m/時で上向
流させて生物学的処理を行った所、連続して1.5カ月
間、安定した処理が行えた(図2参照)。尚、逆洗は前
述したように上部充填層13上に逆洗水を散水管17で
散水し、散気管14からは逆洗用空気を散気し、逆洗廃
水は上下の充填層の間隔12から抜出管18で排水す
る。散気管14は上部充填層の浮上性濾材に付着する微
生物への酸素の供給と、逆洗用空気の供給を兼ね、上下
の充填層間の間隔12は逆洗排水の抜出し用になる。
【0010】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
生物濾過槽内に、浮上性濾材による生物処理用の上部充
填層から下に離して活性炭の下部充填層を設けたので、
残溜オゾンを含むオゾン処理水を槽内に上向流させる
と、下部充填層の活性炭がオゾンを有効に分解する。従
って上部充填層の浮上性濾材に付着する微生物はオゾン
で阻害されることなく水中の有機物を生物学的に分解で
きる。そして、オゾン分解用の滞流槽や、活性炭充填層
を別に設置する必要がないので設備コストは嵩まず、且
つスペースも節約できる。
生物濾過槽内に、浮上性濾材による生物処理用の上部充
填層から下に離して活性炭の下部充填層を設けたので、
残溜オゾンを含むオゾン処理水を槽内に上向流させる
と、下部充填層の活性炭がオゾンを有効に分解する。従
って上部充填層の浮上性濾材に付着する微生物はオゾン
で阻害されることなく水中の有機物を生物学的に分解で
きる。そして、オゾン分解用の滞流槽や、活性炭充填層
を別に設置する必要がないので設備コストは嵩まず、且
つスペースも節約できる。
【図1】本発明の一実施例のフローシートである。
【図2】処理状況のグラフである。
1 オゾン処理槽 2 充填層 3 散布管 4 給気管 5 排気口 6 ポンプピット 10 オゾン処理層 11 活性炭による下部充填層 12 間隔 13 浮上性濾材による上部充填層 14 散気管(曝気手段) 15 集水板 16 排水管 17 逆洗水散水管 18 逆洗排水抜出管
Claims (1)
- 【請求項1】 汚水をオゾンで処理したオゾン処理水を
上向流で供給して生物濾過する生物濾過装置において、
オゾン処理水が上向流する生物濾過槽中に、活性炭によ
る下部充填層と、この下部充填層の上方に間隔を保って
微生物を付着した浮上性濾材による上部充填層と、下部
充填層の下に曝気手段とを設けたことを特徴とする生物
濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6184170A JPH0824882A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 生物濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6184170A JPH0824882A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 生物濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824882A true JPH0824882A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16148595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6184170A Pending JPH0824882A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 生物濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824882A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2508488A1 (en) * | 2011-04-04 | 2012-10-10 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Improved biological waste water purification reactor and method |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP6184170A patent/JPH0824882A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2508488A1 (en) * | 2011-04-04 | 2012-10-10 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Improved biological waste water purification reactor and method |
WO2012136654A1 (en) * | 2011-04-04 | 2012-10-11 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Improved biological waste water purification reactor and method |
CN103547535A (zh) * | 2011-04-04 | 2014-01-29 | 威立雅水务解决方案与技术支持公司 | 改进的生物污水净化反应器和方法 |
RU2606435C2 (ru) * | 2011-04-04 | 2017-01-10 | Веолия Уотер Солюшнз Энд Текнолоджиз Саппорт | Реактор для биологической очистки сточных вод и способ |
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