JPH08247261A - ディファレンシャル装置 - Google Patents
ディファレンシャル装置Info
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- JPH08247261A JPH08247261A JP7240184A JP24018495A JPH08247261A JP H08247261 A JPH08247261 A JP H08247261A JP 7240184 A JP7240184 A JP 7240184A JP 24018495 A JP24018495 A JP 24018495A JP H08247261 A JPH08247261 A JP H08247261A
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Abstract
潤滑し、安定した差動制限機能を得る。 【解決手段】 エンジンにより回転駆動されるデフケー
ス21と、スラストワッシャ53、55を介してデフケ
ース21と摺動する出力側サイドギヤ35、37と、こ
れらを連結すると共にデフケース21の収納孔59、6
1に摺動回転自在に収納されたピニオンギヤ63、65
と、デフケース21のボス部49、51の内周に形成さ
れデフケース21外部のオイル溜りからオイルを導入す
るオイル溝79と、ギヤ63とギヤ37との噛み合い部
と対向する位置にまで形成され、オイル溝79と連通す
るオイル溝85とを備えた。
Description
ンシャル装置に関する。
のようなディファレンシャル装置501が記載されてい
る。このディファレンシャル装置501では、ケース本
体503aとカバー503b、503cからなるデフケ
ース503を回転させるエンジンの駆動力は、第1と第
2のピニオンギヤ505、507から左右のサイドギヤ
509、511を介して車輪に伝達される。第1と第2
のピニオンギヤ505、507及び左右のサイドギヤ5
09、511はスパーギヤで構成されている。ピニオン
ギヤ505、507は、デフケース503のケース本体
503aの収容孔513、515にそれぞれ摺動回転自
在に収容されている。
間、ピニオンギヤ505、507はサイドギヤ509、
511との噛み合いによって、またピニオンギヤ50
5、507同士の噛み合いによって、それぞれ収容孔5
13、515の壁面に押し付けられ、摩擦しながら回転
する。この摩擦抵抗によって差動制限力を得ている。
に、図9のようなディファレンシャル装置601が記載
されている。このディファレンシャル装置601では、
デフケース603を回転させるエンジンの駆動力は、ピ
ニオンギヤ605、607から出力側サイドギヤ60
9、611を介して車輪に伝達される。ピニオンギヤ6
05、607は、デフケース603の収納孔613、6
15にそれぞれ摺動回転自在に収納されている。ピニオ
ンギヤ605、607とサイドギヤ609、611はそ
れぞれヘリカルギヤで構成されている。また、デフケー
ス603の側壁部にはオイルを導入するための開口61
9が形成されている。
05、607はサイドギヤ609、611との噛み合い
反力により収納孔613、615の壁面に押し付けられ
て摩擦抵抗が生じると共に、ヘリカルギヤの噛み合いス
ラスト力によって、サイドギヤ609、611の間や、
各ギヤ605、607、609、611とデフケース6
03との間で摩擦抵抗が生じ、これらの摩擦抵抗によっ
て差動制限力を得ている。
図10、図11のようなディファレンシャル装置が記載
されている。このディファレンシャル装置701では、
ケース本体702とカバー703からなるデフケース7
04を回転させるエンジンの駆動力は、互いに噛み合う
複数個(この例では3個)を一組としたピニオンギヤ7
05、707(これらのピニオンギヤは別の組の中央の
ピニオンギヤである)から左右のサイドギヤ709、7
11を介して車輪に伝達される。ピニオンギヤ705、
707は、デフケース704のケース本体702の収容
孔713、715にそれぞれ摺動回転自在に収容されて
いる。また、デフケース704のケース本体702の外
周壁には開口720が設けられている。
05、707はサイドギヤ709、711との噛み合い
反力により収納孔713、715の壁面に押し付けられ
て摩擦抵抗が生じると共に、各ギヤがヘリカルギヤの場
合、噛み合いスラスト力によって、サイドギヤ709、
711の間や、各ギヤ705、707、709、711
とデフケース704との間で摩擦抵抗が生じ、これらの
摩擦抵抗によって差動制限力を得ている。
ディファレンシャル装置501、601、701におい
ては、入力トルクに応じたサイドギヤやピニオンギヤの
噛み合い反力や、噛み合いスラスト力によりデフケース
との間で摩擦抵抗を生じ、差動制限力を得ているが、ピ
ニオンギヤ505、507、605、607、705、
707と収容孔513、515、613、615、71
3、715の摺動部では、デフケース内へのオイルの導
入が充分でないと、オイル切れを起し、焼き付きやカジ
リが発生して、差動制限機能が不安定になるという問題
が発生していた。
ャル装置601、701のように、サイドギヤ609、
611、709、711やピニオンギヤ605、60
7、705、707をヘリカルギヤで構成した場合、前
記スラスト力によるピニオンギヤやサイドギヤの端面摩
擦が差動制限力に大きく寄与するため、端面の潤滑が特
に必要であるが、デフケースの側壁や外周壁に設けた開
口619、720からのオイルの導入だけでは、潤滑が
不十分であった。
は、遠心力で後方向外側に飛ばされてしまうから、サイ
ドギヤ端面とデフケースとの摺動部や、ピニオンギヤ端
面とデフケースとの摺動部に対する潤滑効果は小さく、
それらの摺動部でオイル切れによる焼き付きやカジリの
問題がより顕著に発生し、差動制限機能が不安定になっ
ていた。
フケース間の摺動部が充分に潤滑され、安定した差動制
限機能が得られるディファレンシャル装置の提供を目的
とする。
ル溜りの中に配置されエンジンにより回転駆動されるデ
フケースと、それぞれの端面がスラストワッシャを介し
てあるいは直接デフケースと摺動する一対の出力側サイ
ドギヤと、サイドギヤの径方向外側に配置され互いに噛
み合うと共に各別にサイドギヤと噛み合う少なくとも一
対のピニオンギヤと、デフケースに形成されピニオンギ
ヤを摺動回転自在に収納する収納孔と、サイドギヤに連
結された出力軸が貫通するデフケースのボス部と、出力
軸の外周とボス部の内周との間に形成された第1のオイ
ル通路と、デフケースとサイドギヤとの間に形成され一
端が前記第1のオイル通路と連通し他端がサイドギヤと
デフケースの摺動部に連通する第2のオイル通路とを備
えたことを特徴とする。
の回転によってオイル溜りからデフケースのボス部内周
と出力軸外周との間に形成された第1のオイル通路に流
入したオイルは、第1のオイル通路と連通する第2のオ
イル通路の一端から他端のサイドギヤとデフケース間の
摺動部に供給され、潤滑性が向上し、焼き付き等が防止
される。
ァレンシャル装置であって、前記第2のオイル通路の他
端が、サイドギヤとデフケースの摺動部に連通すると共
に、ピニオンギヤとサイドギヤとの噛み合い部と対向す
る箇所に連通したことを特徴とする。
ル通路の他端がピニオンギヤとサイドギヤとの噛み合い
部と対向する箇所に連通するので、流入したオイルはサ
イドギヤとデフケース間の摺動部に供給された後、ピニ
オンギヤとサイドギヤとの噛み合い部と対向する箇所に
供給される。したがって、サイドギヤとデフケース間の
摺動部およびピニオンギヤとサイドギヤとの噛み合い部
や、ピニオンギヤと収納孔との間の潤滑が充分なされ
る。さらにピニオンギヤとサイドギヤとの噛み合い回転
が生じると、これらのギヤ間のポンプ作用によってサイ
ドギヤとデフケース間の摺動部へのオイルの供給か更に
促進され、潤滑性が向上する。
ァレンシャル装置であって、前記第2のオイル通路の他
端が、サイドギヤとデフケースの摺動部に連通すると共
に、ピニオンギヤの互いの噛み合い部と対向する箇所に
連通したことを特徴とする。
オイル通路の他端がピニオンギヤの互いの噛み合い部と
対向する箇所に連通するので、流入したオイルはサイド
ギヤとデフケース間の摺動部に供給された後、ピニオン
ギヤの互いの噛み合い部と対向する箇所に供給される。
したがって、サイドギヤとデフケース間の摺動部および
ピニオンギヤの互いの噛み合い部や、ピニオンギヤと収
納孔との間の潤滑が充分なされ、潤滑性が向上する。
ァレンシャル装置であって、前記第2のオイル通路の他
端が、サイドギヤの端面とデフケースとの摺動部に連通
すると共に、ピニオンギヤの端面とデフケースとの摺動
部に連通したことを特徴とする。
オイル通路の他端がサイドギヤの端面とデフケースの摺
動部に連通すると共に、ピニオンギヤの端面とデフケー
スの摺動部に連通するので、流入したオイルは、サイド
ギヤ端面とデフケース間の摺動部に供給された後、ピニ
オンギヤ端面とデフケースの摺動部に供給される。した
がって、サイドギヤとデフケース間の摺動部およびピニ
オンギヤとデフケースの摺動部の潤滑が充分なされる。
ァレンシャル装置であって、前記第2のオイル通路の他
端が、ピニオンギヤ相互の噛み合い部に対向する箇所に
連通したことを特徴とする。
おける第2のオイル通路の他端をピニオンギヤ相互の噛
み合い部に対向する箇所に連通させたので、ピニオンギ
ヤの互いの噛み合い部と対向する箇所にも十分なオイル
を供給できる。
かに記載のディファレンシャル装置であって、前記第2
の通路が、相互に噛み合うピニオンギヤの対毎、または
各ピニオンギヤ毎にそれぞれ設けられていることを特徴
とする。
ンギヤの対毎、あるいは各ピニオンギヤ毎に第2のオイ
ル通路を設けたので、より潤滑性能が増す。
かに記載のディファレンシャル装置であって、前記第1
のオイル通路は、デフケースのボス部内周または出力軸
外周に設けられたオイル溝であり、前記第2のオイル通
路は、デフケースまたはサイドギヤに設けられ前記他端
が一端に比しデフケースの回転軸からの距離を大とする
オイル溝であることを特徴とする。
ースのボス部内周または出力軸外周にオイル溝を設けた
ので、充分なオイル量が導入され、オイルはデフケース
またはサイドギヤに設けたオイル溝の―端から、この一
端に比しデフケースの回転軸からの距離を大とするよう
に設けた他端に、デフケースの回転によって遠心力を受
けて流動し、確実に摺動部やギヤの噛み合い部に供給さ
れ、それらの部分の潤滑性が向上する。
ァレンシャルであって、前記第1のオイル通路は、デフ
ケースのボス部内周に形成されデフケースの回転によっ
て前記オイル溜りからデフケース内部にオイルを導入す
る方向に傾斜角を与えた螺旋状のオイル溝であり、前記
第2のオイル通路は、デフケースに形成され一端が前記
螺旋状のオイル溝と連通し他端が一端に比しデフケース
の回転軸からの距離を大とするオイル溝であり、デフケ
ースに、第2のオイル通路の他端よりデフケースの回転
軸からの距離が大きくデフケースの内外部を連通する開
口を設け、オイル溜りから第1のオイル通路を通って導
入されるオイルを、前記第2のオイル通路から前記開口
を介してデフケースの外部に排出するオイル循環路を形
成したことを特徴とする。
ースが回転すると、オイルはデフケースのボス部内周に
形成されオイル溜りからデフケース内部にオイルを導入
する方向に傾斜角を与えた螺旋状の第1のオイル溝によ
って積極的に導入され、デフケースに形成され螺旋状の
前記第1のオイル溝と連通した第2のオイル溝の一端か
らデフケースの回転によって遠心力を受けて流動し、他
端からデフケースとサイドギヤとの摺動部および各ギヤ
の噛み合い部やピニオンギヤと収納孔との摺動部に充分
にかつ確実に導入される。この後オイルはデフケースの
回転によって遠心力を受け、オイル溝の他端よりデフケ
ースの回転軸からの距離が大きくデフケースの内外部を
連通する開口から、デフケースの外部に放出される。ま
た、螺旋状のオイル溝は、デフケースの回転時にデフケ
ースによって掻きあげられるオイルも、デフケース内部
に積極的に導入するとができる。本潤滑経路を設けるこ
とにより、オイルの流動作用が充分行なわれ、各部の潤
滑性と冷却性が向上する。
施形態の説明をする。
右の方向は図1での左右の方向であり、符号を与えてい
ない部材等は図示されでいない。
のデフケース21は、ケーシング本体31とカバー33
とをボルトで固定して構成されている。デフケース31
の内部には共にヘリカルギヤで構成された左右のサイド
ギヤ35、37か配置されている。ディファレンシャル
装置7は図示外のデフキャリアにベアリングを介してデ
フケース21のボス部49、51を支承され、回転駆動
されていない状態においてはオイル溜まり8に浸ってい
る。
9、41はデフケース21の支承部43、45によって
回転自在に支承されている。サイドギヤ35、37の内
側には、これらの内周に跨がってスラストブロック47
が配置され、サイドギヤ35、37の各自由端を支承し
センターリングしている。
ボス部49、51を貫通し、サイドギヤ35、37にス
プライン連結されている。サイドギヤ35、37とデフ
ケース21との間にはスラストワッシャ53、55がそ
れぞれ配置されており、サイドギヤ35、37の間(ス
ラストブロック47の外周側)にはスラストワッシャ5
7が配置されている。
1が周方向等間隔に4組形成されている。これらの収納
孔59、61にはそれぞれヘリカルギヤで構成された長
短のピニオンギヤ63、65が摺動回転自在に収納され
ている。
ヤ部67、69とこれらを連結する小径の軸部71とか
らなり、第1ギヤ部67は右のサイドギヤ37と噛み合
っている。また、短いピニオンギヤ65の第1ギヤ部7
3は左のサイドギヤ35と噛み合い、第2ギヤ部75は
長いピニオンギヤ63の第2ギヤ部69と噛み合ってい
る。
動力はピニオンギヤ63、65からサイドギヤ35、3
7を介して左右の出力軸に分配され、悪路での片輪空転
などによって、出力軸間に駆動抵抗差が生じると、ピニ
オンギヤ63、65の自転によりエンジンの駆動力は左
右各側に差動分配される。
5の歯先はサイドギヤ35、37との噛み合い反力によ
り、収納孔59、61の壁面に押しつけられて摩擦抵抗
が発生する。また、ヘリカルギヤの噛み合いスラスト力
によって、各ピニオンギヤ63、65の端面とデフケー
ス31との間で摩擦抵抗が発生し、スラストワッシャ5
3、55を介してサイドギヤ35、37とデフケース2
1との間で、またはスラストワッシャ57を介してサイ
ドギヤ35、37の間で摩擦抵抗が発生する。これらの
摩擦抵抗により、トルク感応型の差動制限機能が得られ
る。
9、51内周にはデフケース21の回転によってオイル
溜り8からデフケース21内部にオイルを導入する方向
に傾斜角θを与えた螺旋状のオイル溝77、79(第1
のオイル通路)が形成されている。また、カバー33に
は、一端80がオイル溝77と連通し、図2のように他
端87が、短いピニオンギヤ65と左のサイドギヤ35
との噛み合い部より径方向外側の短いピニオンギヤ65
の第2ギヤ部75と、長いピニオンギヤ63の第2ギヤ
部69との噛み合い部(互いの噛み合い部)の方向に延
長されたオイル溝81(第2のオイル通路)か形成され
ている。
がオイル溝79と連通すると共に、図1と図3のよう
に、他端89には、長いピニオンギヤ63の第1ギヤ部
67と右のサイドギヤ37との噛み合い部より径方向の
外側まで延長された延長部83を有するオイル溝85
(第2のオイル通路)が形成されている。各オイル溝8
1、85の他端87、89はそれぞれの一端80、84
に比べ、デフケース21の回転軸26からの距離が大と
されている。これらのオイル溝81、85は、ケーシン
グ本体31とカバー33の鋳造時にそれぞれ形成され
る。
91が周方向等間隔に2箇所形成されており、これらの
切欠部91とサイドギヤ35、37との間にオイル溜ま
りが形成されている。また、出力軸とサイドギヤ35、
37のボス部39、41とのスブライン部には欠歯部が
設けられ、デフケース21のオイル溝77、79と前記
のオイル溜まりとを連通するオイル流路を形成してい
る。
1、85の他端87、89に比べ、デフケース21の回
転軸26からの距離が大とされデフケース21の内外を
連通する開口93、95、97が形成されている。
ル溝77、79(第1のオイル通路)を通り、オイル溝
81、85(第3のオイル通路)から開口93、95、
97を介してデフケース21の外部に至るオイルの循環
路と、オイル溝77、79から欠歯部とスラストブロッ
ク47のオイル溜りとを通り、開口93、95、97か
らデフケース21の外部に至るオイルの循環路とが形成
されている。
フキャリヤ内のオイル溜りから流入あるいは撥ね上げら
れたオイルは、オイル溝77、79からデフケース21
の内部に導入され、遠心力を受けて、オイル溝81、8
5を流動したのち、サイドギヤ35、37とスラストワ
ッシャ53、55とデフケース21との摺動部に供給さ
れ、これらの摺動部を潤滑したオイルは、各ギヤの噛み
合い部や収納孔59、61の壁面などを潤滑した後、遠
心力で開口93、95、97からデフケース21の外部
に排出されて、デフキャリヤのオイル溜りに戻る。
とによって、オイルの流れが円滑になり、潤滑効果及び
デフケース内の冷却効果が向上する。特に、オイルの循
環路は、オイル溝77、79から開口93、95、97
に至るまで、常時デフケースの回転軸から距離を大とす
るように設定されているので、遠心力を受けて径方向外
側に押し出され、オイルの流れが促進される。
が生じた場合、オイル溝81のオイルは、短いピニオン
ギヤ65の第2ギヤ部75から、短いピニオンギヤ65
の第2ギヤ部75と長いピニオンギヤ63の第2ギヤ部
69との噛み合いによって、この噛み合い部に導入さ
れ、オイルの流れが促進されると共に、短いピニオンギ
ヤ65の第1ギヤ部73と左のサイドギヤ部35との噛
み合い部に導入されたオイルは、ギヤのポンプ作用によ
って、サイドギヤ35とスラストワッシャ53とデフケ
ース21との摺動部に押し込まれる。
63の第1ギヤ部67と右のサイドギヤ37との噛み合
いによるポンプ作用によって、延長部83からオイルが
吸い込まれ、オイルの流れが促進されると共に、このポ
ンプ作用によって、サイドギヤ37とスラストワッシャ
55とデフケース21との摺動部にオイルが押し込まれ
る。
トワッシャ53、55とデフケース21との摺動部及び
各ギヤの噛み合い部や、長短のピニオンギヤ63、65
の収納孔59、61等の他の潤滑部に多量のオイルが確
実に供給され、潤滑性が更に向上している。そして、こ
れにより、サイドギヤ35、37とスラストワッシャ5
3、55とデフケース21との摺動部、及びピニオンギ
ヤ63、65と収納孔59、61との摺動部の焼き付き
やカジリか防止されると共に、ピニオンギヤ63、65
とサイドギヤ35、37との各噛み合い部、及びピニオ
ンギヤ63、65同士の噛み合い部におけるピッチング
やカジリの発生が防止される。
21の内部に導入されたオイルは、スプライン部の欠歯
部を通ってスラストブロック47のオイル溜りに入り、
スラストブロック47とサイドギヤ35、37との摺動
部を潤滑すると共に、遠心力でスラストワッシャ57側
に押し出されて、サイドギヤ35、37との摺動部を潤
滑し、更に各ギヤの噛み合い部や収納孔59、61の壁
面などを潤滑した後、遠心力で開口93、95、97か
らデフケース21の外部に排出され、デフキャリヤのオ
イル溜りに戻る。
とによってオイルの流れが円滑になり、潤滑効果か向上
する。
リカルギヤで構成しているので、デフケース21への入
力トルクに応じたギヤスラスト力が特にサイドギヤ3
5、37とスラストワッシャ53、55とデフケース3
1の間の摺動部にかかり、摺動面圧が高くなるが、本発
明のオイル溝を形成することにより、この摺動部に十分
なオイルを導入することができる。
ス部39、41の内径より大径にされているから、遠心
力によってオイルの流れが促進され、スラストワッシャ
57とサイドギヤ35、37との摺動部及び他の潤滑部
の潤滑性を更に向上させている。
35、37とデフケース21との摺動部と、スラストワ
ッシャ57とサイドギヤ35、37との摺動部や、ピニ
オンギヤ63、65とデフケース21の収納孔59、6
1の摺動部や、各ギヤの噛み合い部などに多量のオイル
が供給されて、十分にかつ確実に潤滑されるから、焼き
付きやカジリなどか生じていた従来の実験条件に対し
て、デフケースヘの入力駆動トルクを従来の2倍にし
て、その他の条件を従来と同―にした実験において、焼
き付きやカジリなどの発生がないことが確認された。従
って、本構造をとることにより安定した差動制限機能が
得られる。
載した場合、前述した摺動部や各ギヤ噛み合い部での焼
き付きやカジリが生じないので、安定した差動制限機能
が得られて、優れた操縦性と安定性が得られる。
21との間が、上記のように十分に潤滑されるから、サ
イドギヤ35、37とデフケース21は、スラストワッ
シャ53、55を介してではなく、直接摺動させてもよ
い。
例えば第1のオイル通路として出力軸の外周にオイル溝
を設け、第2のオイル通路としてサイドギヤボス部の端
面にオイル溝を形成しても良い。また、オイル溝81、
85の数はもっと増やしてもよく、ピニオンギヤの対
(あるいは組)ごとに設けてもよいし、全部のピニオン
ギヤに対応させてオイル溝81、85を設けてもよい。
多数のオイル溝を設ければ、それだけ潤滑性能は当然向
上する。また、ピニオンギヤ63、65同士の互いの噛
み合い部に直接オイル溝81、85を導通させても良
く、この場合、噛み合い部の潤滑がさらに向上する(請
求項3の発明)。
路)を、ピニオンギヤの対(セットあるいは組)の数だ
け設けた場合の、他の実施形態のディファレンシャル装
置におけるカバー33Bの構成図である。
3Bの内面図、図5は図4のC−C矢視断面図である。
図中、図1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付
して説明を省略する。
に螺旋状のオイル溝77を2条設けている。また、第2
の通路としてのオイル溝81を、周方向に等間隔に4本
設けている。そして、各1条の螺旋状のオイル溝71
に、それぞれ隣接する2つのオイル溝(第2のオイル通
路)81、81の一端80、80を連通させ、全部のオ
イル溝81を、第1のオイル通路としての螺旋状のオイ
ル溝77に連通させている。
のデフケースの回転方向(前進時の回転方向)において
後行する側のピニオンギヤに対応した位置(図4中、回
転方向をRとした場合、対をなす収納孔61、63のう
ちの回転方向の後側の収納孔63)に配設している。こ
れは、後行する側のピニオンギヤは、デフケースと一緒
に公転するとき、先行するピニオンギヤよりも収納孔に
対する摩擦力が大きくなるからである。このように直接
的に後行するピニオンギヤ側にオイルを導入すること
で、摩擦部分への潤滑が十分に行われることになる。
る位置にオイル溝81を導いた場合は、デフケースの回
転により、先行するピニオンギヤから後行するピニオン
ギヤにオイルがスムーズに行き渡る効果を期待できる。
ル溝85、79(図1参照)についても略同様の構成と
し、オイル溝85の数を4個、螺旋状のオイル溝79を
2条とする。
る。
ーのデフケース内側から見た内面図である。なお、図6
は図7のD−D矢視部の断面図に相当する。
00のデフケース221は、側壁部232および円筒状
ボス部234を有するケーシング本体231と、円筒状
ボス部235を有するカバー233からなる。カバー2
33は側壁部232と反対側の開口面を塞ぐように、ケ
ーシング本体231に図示しないボルトで結合されてい
る。デフケース221の内部には、左右の出力側サイド
ギヤ239、241が配置されている。
を介して図示外の左の出力軸にスプライン連結され、右
のサイドギヤ241はボス部245を介して図示外の右
の出力軸にスプライン連結されている。各出力軸(回転
軸)は、カバー233のボス部235およびケーシング
本体231のボス部234を貫通して装備される。カバ
ー233のボス部235およびケーシング本体231の
ボス部234の各内周には、図1に示した前記実施形態
と同様に、螺旋状のオイル溝(第1のオイル通路)7
7、79が形成されている。
243、245とデフケース221またはカバー233
との間には、ワッシャ251、253が介在され、両サ
イドギヤ239、241間にはワッシャ255が介在さ
れている。
57、259が、周方向等間隔に複数組(複数セット)
形成されている。収納孔257、259にはそれぞれピ
ニオンギヤ261、263が摺動回転自在に収納されて
いる。この場合のピニオンギヤ261、263は同じ形
状のものであり、収納孔257、259内に単に逆向き
に挿入されている。なお、サイドギヤ239、241、
ピニオンギヤ261、263のギヤ部はヘリカルギヤで
構成されている。
部265、266、第2ギヤ部267、268と、これ
らを連結する小径の軸部269、270とからなる。一
方のピニオンギヤ261の第1ギヤ部265は、左のサ
イドギヤ239と噛み合っている。また、反対向きに収
容された他方のピニオンギヤ263の第1ギヤ部266
は、右のサイドギヤ241と噛み合っている。そして、
両方のピニオンギヤ261、263の第2ギヤ部26
7、268が相互に噛み合っている。その相互噛み合い
部は、ピニオンギヤ261、263の軸方向の両端であ
り、その相互噛み合い部の間に、ピニオンギヤ261、
263とサイドギヤ239、241の噛み合い部が位置
している。
は、旋盤加工時のチャック穴としてのセンター孔275
が設けられている。また、これらピニオンギヤ261、
263を収納するデフケース221の収納孔257、2
59の位置に対応させて、ケーシング本体231の側壁
部232の内面、およびカバー233の内面(ピニオン
ギヤ261、263およびサイドギヤ239、241の
摺動面)には、デフケース221の半径方向に延びるオ
イル溝277、278が形成されている。これらオイル
溝277、278は、第2のオイル通路としてのもので
あり、内周側端部(一端)277a、278aが、第1
の通路である螺旋状のオイル溝77、79に連通し、外
周側端部(他端)277b、278bが、ピニオンギヤ
261、263の端面に設けたセンター孔275に連通
する位置まで連続して延びている。
2のオイル通路としてのオイル溝277、278を確実
に連通させるために、ボス部235、234の貫通孔の
デフケース221内への開口縁には、面取部236、2
37が設けられており、この面取部236、237とワ
ッシャ251、253との間にできる空隙により、螺旋
状のオイル溝77、79と、第2のオイル通路としての
全オイル溝277、278とが連通している。面取部2
36、237の代わりに、環状の切欠あるいは段差部を
設けても、全部のオイル溝277、278を螺旋状のオ
イル溝77、79に連通させることは可能である。
ヤ261の収納孔257と連通する複数個の開口279
と、ピニオンギヤ263の収納孔259と連通する複数
個の開口281とが形成され、ディファレンシャル装置
200が回転した際に、図示しないリングギヤによって
図示しないデフキャリヤのオイル溜まりから撥ね上げら
れたオイルが、これらの開口279、281からデフケ
ース221に流出入するようになっている。
00では、第2のオイル通路としてのオイル溝277、
278を、ピニオンギヤ261、263の端面のセンタ
ー孔275に連通する位置まで連続して延ばしたので、
螺旋状のオイル溝77、79から取り入れたオイルを、
サイドギヤ239、241の端面とデフケース221と
との摺動部、サイドギヤ239、241とピニオンギヤ
261、263の噛み合い部、ピニオンギヤ261、2
63の端面とデフケース221との摺動部に、十分に行
き渡らせることができる。
ことができ、焼き付きやカジリ、あるいは異音の発生を
防止することができる。特に、ピニオンギヤ261、2
63の端面、サイドギヤ239、241の端面の摺動部
の潤滑が良好になることにより、差動制限特性が安定す
る。また、オイルは、その他の摺動部やピニオンギヤ2
61、263の相互噛み合い部にも十分行き渡るので、
全体の潤滑性向上が図れる。また、オイルの循環につい
ては、デフケース221の外周壁に開口279、281
があるので、図1に示した前記実施形態と同じ効果が期
待できる。
に、一端278aから他端278bへ至る途中に段差2
78cを設け、一端278aから他端278bへ至る間
にオイル溝278の断面積を小さくすれば、デフケース
221の回転時の遠心力でオイル溝278内をオイルが
流通する速度を速めることができ、ピニオンギヤ26
1、263の端面へのオイルの押し込み作用を、より効
果的に行わせることができる。
上記実施形態に限らず、例えば第1のオイル通路として
出力軸の外周にオイル溝を設け、第2のオイル通路とし
てサイドギヤのボス部の端面にオイル溝を形成しても良
い。
を例にして説明したが、この発明のディファレンシャル
装置は、リヤデフ、またはフロントデフ(前輪側の車軸
デフ)やセンターデフ(前輪と後輪とに駆動力を分配す
るディファレンシャル装置)にも用いられる。
よれば、デフケースの回転によってオイル溜りからデフ
ケースのボス部内周と出力軸外周との間に形成された第
1のオイル通路に流入したオイルは、第1のオイル通路
と連通する第2のオイル通路の一端から他端のサイドギ
ヤとデフケース間の摺動部に供給されるので、この部分
の潤滑性が向上し、焼き付きが防止され、安定した差動
制限機能が得られる。
路の他端がピニオンギヤとサイドギヤとの噛み合い部と
対向する箇所に連通するので、流入したオイルはサイド
ギヤとデフケース間の摺動部に供給された後、ピニオン
ギヤとサイドギヤとの噛み合い部と対向する箇所に供給
される。従って、サイドギヤとデフケース間の摺動部お
よびピニオンギヤとサイドギヤとの噛み合い部や、ピニ
オンギヤと収納孔との間の焼き付き、カジリの防止が十
分になされる。さらにピニオンギヤとサイドギヤとの噛
み合い回転が生じると、これらのギヤ間のポンプ作用に
よってサイドギヤとデフケース間の摺動部へのオイルの
供給が更に促進されるので、この部の焼き付き、カジリ
かさらに防止される。
路の他端がピニオンギヤの互いの噛み合い部と対向する
箇所に連通するので、流入したオイルはサイドギヤとデ
フケース間の摺動部に供給された後、ピニオンギヤの互
いの噛み合い部と対向する箇所に供給される。したがっ
て、サイドギヤとデフケース間の摺動部およびピニオン
ギヤの互いの噛み合い部やピニオンギヤと収納孔との間
の焼き付き、カジリの防止が十分になされる。
路の他端を、サイドギヤの端面とデフケースの摺動部に
連通させると共に、ピニオンギヤの端面とデフケースの
摺動部に連通させたので、サイドギヤやピニオンギヤの
端面を十分に潤滑することができる。従って、ギヤ部を
ヘリカルギヤで構成した場合、噛み合いスラストによる
摺動摩擦が大きく、差動制限特性に大きな影響を及ぼす
摺動部分の潤滑を十分に行うことができ、それにより差
動制限特性の安定化が図れる。
路をさらにピニオンギヤの互いの噛み合い部に連通させ
たので、ピニオンギヤと収納孔との間の焼き付きやカジ
リの防止が十分になされる。
ギヤの摺動部の潤滑性能が増し、異音発生や焼き付き、
カジリ等をより確実に防止することができる。
ス部内周または出力軸外周にオイル溝を設けたので、十
分なオイル量が導入され、オイルはデフケースまたはサ
イドギヤに設けたオイル溝の―端から、この一端に比し
デフケースの回転軸からの距離を大とするように設けた
他端に、デフケースの回転によって遠心力を受けて流動
し、確実に摺動部やギヤの噛み合い部に供給される。従
って、それらの部分の焼き付きやカジリを防止できる。
ると、オイルはデフケースのボス部内周に形成されオイ
ル溜りからデフケース内部にオイルを導入する方向に傾
斜角を与えた螺旋状のオイル溝によって積極的に導入さ
れ、デフケースに形成され螺旋状のオイル溝と連通した
オイル溝の一端からデフケースの回転によって遠心力を
受け流動し、他端からデフケースとサイドギヤとの摺動
邸および各ギヤの噛み合い部やピニオンギヤと収納孔と
の摺動部に十分にかつ確実に導入される。この後オイル
はデフケースの回転によって遠心力を受け、オイル溝の
他端よりデフケースの回転軸からの距離が大きくデフケ
ースの内外部を連通する開口からデフケースの外部に放
出される。また、螺旋状のオイル溝は、デフケースの回
転時にデフケースによって掻き上げられるオイルも、デ
フケース内部に積極的に導入するとかできる。本潤滑通
路を設けることにより、オイルの流動作用か十分行なわ
れ、各部の潤滑性と冷却性が向上するので、焼き付き、
カジリが防止される。
バーの内面図である。
ル装置の側断面図である。
するカバーの内面図である。
通路) 80,84,277a,278a ―端 87,89,277b,278b 他端 93,95,97,279,281 開口
Claims (8)
- 【請求項1】 オイル溜りの中に配置されエンジンによ
り回転駆動されるデフケースと、 それぞれの端面がスラストワッシャを介してあるいは直
接デフケースと摺動する一対の出力側サイドギヤと、 サイドギヤの径方向外側に配置され互いに噛み合うと共
に各別にサイドギヤと噛み合う少なくとも一対のピニオ
ンギヤと、 デフケースに形成されピニオンギヤを摺動回転自在に収
納する収納孔と、 サイドギヤに連結された出力軸が貫通するデフケースの
ボス部と、 出力軸の外周とボス部の内周との間に形成された第1の
オイル通路と、 デフケースとサイドギヤとの間に形成され一端が前記第
1のオイル通路と連通し他端がサイドギヤとデフケース
の摺動部に連通する第2のオイル通路とを備えたことを
特徴とするディファレンシャル装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のディファレンシャル装置
であって、 前記第2のオイル通路の他端が、サイドギヤとデフケー
スの摺動部に連通すると共に、ピニオンギヤとサイドギ
ヤとの噛み合い部と対向する箇所に連通したことを特徴
とするディファレンシャル装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のディファレンシャル装置
であって、 前記第2のオイル通路の他端が、サイドギヤとデフケー
スの摺動部に連通すると共に、ピニオンギヤの互いの噛
み合い部と対向する箇所に連通したことを特徴とするデ
ィファレンシャル装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のディファレンシャル装置
であって、 前記第2のオイル通路の他端が、サイドギヤの端面とデ
フケースとの摺動部に連通すると共に、ピニオンギヤの
端面とデフケースとの摺動部に連通したことを特徴とす
るディファレンシャル装置。 - 【請求項5】 請求項4記載のディファレンシャル装置
であって、 前記第2のオイル通路の他端が、ピニオンギヤ相互の噛
み合い部に対向する箇所に連通したことを特徴とするデ
ィファレンシャル装置。 - 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載のディフ
ァレンシャル装置であって、 前記第2の通路が、相互に噛み合うピニオンギヤの対
毎、または各ピニオンギヤ毎にそれぞれ設けられている
ことを特徴とするディファレンシャル装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のディフ
ァレンシャル装置であって、 前記第1のオイル通路は、デフケースのボス部内周また
は出力軸外周に設けられたオイル溝であり、 前記第2のオイル通路は、デフケースまたはサイドギヤ
に設けられ前記他端が一端に比しデフケースの回転軸か
らの距離を大とするオイル溝であることを特徴とするデ
ィファレンシャル装置。 - 【請求項8】 請求項7記載のディファレンシャルであ
って、 前記第1のオイル通路は、デフケースのボス部内周に形
成されデフケースの回転によって前記オイル溜りからデ
フケース内部にオイルを導入する方向に傾斜角を与えた
螺旋状のオイル溝であり、 前記第2のオイル通路は、デフケースに形成され一端が
前記螺旋状のオイル溝と連通し他端が一端に比しデフケ
ースの回転軸からの距離を大とするオイル溝であり、 デフケースに、第2のオイル通路の他端よりデフケース
の回転軸からの距離が大きくデフケースの内外部を連通
する開口を設け、 オイル溜りから第1のオイル通路を通って導入されるオ
イルを、前記第2のオイル通路から前記開口を介してデ
フケースの外部に排出するオイル循環路を形成したこと
を特徴とするディファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24018495A JP3219979B2 (ja) | 1995-01-12 | 1995-09-19 | ディファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP331995 | 1995-01-12 | ||
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Publications (2)
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JPH08247261A true JPH08247261A (ja) | 1996-09-24 |
JP3219979B2 JP3219979B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=26336870
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3219979B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000329213A (ja) * | 1999-05-13 | 2000-11-30 | American Accel & Manufacturing Inc | ヘリカルギヤ差動装置 |
JP2006083876A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Toyota Motor Corp | 回転軸支持装置 |
DE102018209417A1 (de) | 2017-06-30 | 2019-01-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeugdifferentialvorrichtung |
CN110131395A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-08-16 | 株洲齿轮有限责任公司 | 差速器及其差速器壳体 |
JP2020029919A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 本田技研工業株式会社 | 回転部材と回転軸との連結構造、及びそれを備えた車両の動力伝達装置 |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP24018495A patent/JP3219979B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4581578B2 (ja) * | 2004-09-14 | 2010-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 回転軸支持装置 |
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US10527153B2 (en) | 2017-06-30 | 2020-01-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle differential device |
JP2020029919A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 本田技研工業株式会社 | 回転部材と回転軸との連結構造、及びそれを備えた車両の動力伝達装置 |
CN110131395A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-08-16 | 株洲齿轮有限责任公司 | 差速器及其差速器壳体 |
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