JPH08245505A - ジテルペン誘導体、その製造法及びそれを有効成分として含有する抗腫瘍剤 - Google Patents
ジテルペン誘導体、その製造法及びそれを有効成分として含有する抗腫瘍剤Info
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- JPH08245505A JPH08245505A JP22896595A JP22896595A JPH08245505A JP H08245505 A JPH08245505 A JP H08245505A JP 22896595 A JP22896595 A JP 22896595A JP 22896595 A JP22896595 A JP 22896595A JP H08245505 A JPH08245505 A JP H08245505A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】医農薬原体をはじめとする生理活性物質やその
製造用中間体として有用である、新規なジテルペン誘導
体を提供する。 【解決手段】一般式[I] 【化1】 [式中、R1はn−OCOC11H23、R2、R3及びR4は
水素原子、R5はCH2Phを示す。]で表されるジテル
ペン誘導体、その製造法、及びそれを有効成分として含
有する抗腫瘍剤。
製造用中間体として有用である、新規なジテルペン誘導
体を提供する。 【解決手段】一般式[I] 【化1】 [式中、R1はn−OCOC11H23、R2、R3及びR4は
水素原子、R5はCH2Phを示す。]で表されるジテル
ペン誘導体、その製造法、及びそれを有効成分として含
有する抗腫瘍剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なジテルペン
誘導体、その製造方法及びそれを有効成分として含有す
る抗腫瘍剤に関する。本発明によるジテルペン誘導体
は、医農薬原体をはじめとする生理活性物質として有用
であり、特に抗腫瘍剤として有用である。さらに、医農
薬原体をはじめとする生理活性物質の製造用の中間体と
しても有用である。
誘導体、その製造方法及びそれを有効成分として含有す
る抗腫瘍剤に関する。本発明によるジテルペン誘導体
は、医農薬原体をはじめとする生理活性物質として有用
であり、特に抗腫瘍剤として有用である。さらに、医農
薬原体をはじめとする生理活性物質の製造用の中間体と
しても有用である。
【0002】
【従来の技術】ジテルペンであるインゲノールや13−
オキシインゲノールは、多くの植物が含有する。これら
を含有する植物として、トウダイグサ科(Euphor
biaceae)の植物などをあげることができる。ト
ウダイグサ科の植物としては、ユーホルビア・カンスイ
(Euphorbia kansui Liou)、ホ
ルトソウ(Euphorbia lathyris
L.)、ハナキリン(Euphorbia Milli
i)などをあげることができる。これらの植物のうち、
ユーホルビア・カンスイの根部は、生薬である甘遂(E
uphorbiakansui radix)として中
医学で用いられる。
オキシインゲノールは、多くの植物が含有する。これら
を含有する植物として、トウダイグサ科(Euphor
biaceae)の植物などをあげることができる。ト
ウダイグサ科の植物としては、ユーホルビア・カンスイ
(Euphorbia kansui Liou)、ホ
ルトソウ(Euphorbia lathyris
L.)、ハナキリン(Euphorbia Milli
i)などをあげることができる。これらの植物のうち、
ユーホルビア・カンスイの根部は、生薬である甘遂(E
uphorbiakansui radix)として中
医学で用いられる。
【0003】本発明者らの一部は、13−オキシインゲ
ノール−13−ドデカノエート−20−ヘキサノエート
などのジテルペン類を甘遂から単離し、構造決定して報
告している。また、13−オキシインゲノール−13−
ドデカノエート−20−ヘキサノエートより誘導した1
3−オキシインゲノールなどの化合物の構造についても
報告している。(ピュア・アンド・アプライド・ケミス
トリー(Pure and Applied Chem
istry),41(1−2),175−99(197
5);テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedr
on Letters),2527(1974))。
ノール−13−ドデカノエート−20−ヘキサノエート
などのジテルペン類を甘遂から単離し、構造決定して報
告している。また、13−オキシインゲノール−13−
ドデカノエート−20−ヘキサノエートより誘導した1
3−オキシインゲノールなどの化合物の構造についても
報告している。(ピュア・アンド・アプライド・ケミス
トリー(Pure and Applied Chem
istry),41(1−2),175−99(197
5);テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedr
on Letters),2527(1974))。
【0004】一方、抗腫瘍剤としてタキソールなどのジ
テルペン誘導体が知られている。
テルペン誘導体が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、医農薬原体
をはじめとする生理活性物質として有用であり、特に抗
腫瘍剤として有用であり、さらに、医農薬原体をはじめ
とする生理活性物質製造用中間体として有用である、新
規なジテルペン誘導体を提供することを目的とするもの
である。
をはじめとする生理活性物質として有用であり、特に抗
腫瘍剤として有用であり、さらに、医農薬原体をはじめ
とする生理活性物質製造用中間体として有用である、新
規なジテルペン誘導体を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に関し鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
に関し鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち本発明の特徴は、一般式[I]
【0008】
【化8】
【0009】[式中、R1は水素原子または炭素数1〜
20のアシルオキシ基を示し、R1が水素原子であると
きは、R2、R5は同一又は相異なって水素原子かピバリ
ル基を示し、R3、R4は水素原子を示し、一方、R1が
炭素数1〜20のアシルオキシ基であるときは、R2〜
R5は同一又は相異なって水素原子、炭素数1〜20の
アシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換も
しくは無置換のベンジル基、トリチル基、COOR
6基、CONR7R8基、または、任意の2つが互いに結
合して−CR9R10−基もしくは−CO−基を示す。C
OOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、R8は同
一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アル
キル基を示す。−CR9R10−基においてR9、R10は同
一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アル
キル基、置換もしくは無置換のフェニル基を示すか、互
いに連結してnが4、5である−(CH2)n−基を示
す。ただし、R1、R2、R5は同時に水素原子ではな
く、R1がn−ドデカノイル基でありR3が水素原子であ
るとき、(R2、R4、R5が水素原子、あるいは、この
うちいずれか一つのみが2,3−ジメチルブタノイル
基)、(R2、R4、R5がアセチル基)、(R2が2,3
−ジメチルブタノイル基、R4が水素原子かアセチル
基、R5がn−ヘキサデカノイル基)、(R2が2,3
−ジメチルブタノイル基でR4、R5が互いに結合して−
C(CH3)2−基)、(R2、R4が水素原子、R5がn
−ヘキサノイル基)、(R2、R5がベンゾイル基、R4
が水素原子)、または(R2、R3が互いに連結して−C
O−基かつR4、R5が互いに連結して−CO−基)では
なく、R1がn−デカノイル基でありR2が2,3−ジメ
チルブタノイル基であるとき、R3、R4、R5は水素原
子ではない。]で表されることを特徴とするジテルペン
誘導体である。
20のアシルオキシ基を示し、R1が水素原子であると
きは、R2、R5は同一又は相異なって水素原子かピバリ
ル基を示し、R3、R4は水素原子を示し、一方、R1が
炭素数1〜20のアシルオキシ基であるときは、R2〜
R5は同一又は相異なって水素原子、炭素数1〜20の
アシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換も
しくは無置換のベンジル基、トリチル基、COOR
6基、CONR7R8基、または、任意の2つが互いに結
合して−CR9R10−基もしくは−CO−基を示す。C
OOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、R8は同
一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アル
キル基を示す。−CR9R10−基においてR9、R10は同
一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アル
キル基、置換もしくは無置換のフェニル基を示すか、互
いに連結してnが4、5である−(CH2)n−基を示
す。ただし、R1、R2、R5は同時に水素原子ではな
く、R1がn−ドデカノイル基でありR3が水素原子であ
るとき、(R2、R4、R5が水素原子、あるいは、この
うちいずれか一つのみが2,3−ジメチルブタノイル
基)、(R2、R4、R5がアセチル基)、(R2が2,3
−ジメチルブタノイル基、R4が水素原子かアセチル
基、R5がn−ヘキサデカノイル基)、(R2が2,3
−ジメチルブタノイル基でR4、R5が互いに結合して−
C(CH3)2−基)、(R2、R4が水素原子、R5がn
−ヘキサノイル基)、(R2、R5がベンゾイル基、R4
が水素原子)、または(R2、R3が互いに連結して−C
O−基かつR4、R5が互いに連結して−CO−基)では
なく、R1がn−デカノイル基でありR2が2,3−ジメ
チルブタノイル基であるとき、R3、R4、R5は水素原
子ではない。]で表されることを特徴とするジテルペン
誘導体である。
【0010】また本発明は、製法(1)
【0011】
【化9】
【0012】一般式[II][式中、R11は水素原子ま
たは炭素数1〜20のアシルオキシ基を示し、R11が水
素原子であるときは、R12はピバリル基を示し、一方、
R11が炭素数1〜20のアシルオキシ基であるときは、
R12は炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換
のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル基、ト
リチル基、COOR6基、CONR7R8基を示す。CO
OR6基、CONR7R8基においてR6、R7、R8は同一
または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキ
ル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体と一般式
[III][式中、R13は炭素数1〜20のアシル基、
置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置
換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7
R8基を示し、Xはハロゲン原子を示す。COOR6基、
CONR7R8基においてR6、R7、R8は同一または相
異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示
す。]であらわされるハロゲン化物とを反応させること
を特徴とする一般式[IV][式中、R11は水素原子ま
たは炭素数1〜20のアシルオキシ基を示し、R11が水
素原子であるときは、R12、R14はピバリル基を示し、
R15は水素原子かピバリル基を示し、一方、R11が炭素
数1〜20のアシルオキシ基であるときは、R12は炭素
数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイ
ル基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、
COOR6基、CONR7R8基を示し、R14は炭素数1
〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル
基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、C
OOR6基、CONR7R8基を示し、R15は水素原子、
炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベン
ジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を
示す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、
R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜
5の低級アルキル基を示す。ただし、R12、R14、R15
は同時にアセチル基ではない。]で表されるジテルペン
誘導体の製造方法にある。
たは炭素数1〜20のアシルオキシ基を示し、R11が水
素原子であるときは、R12はピバリル基を示し、一方、
R11が炭素数1〜20のアシルオキシ基であるときは、
R12は炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換
のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル基、ト
リチル基、COOR6基、CONR7R8基を示す。CO
OR6基、CONR7R8基においてR6、R7、R8は同一
または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキ
ル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体と一般式
[III][式中、R13は炭素数1〜20のアシル基、
置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置
換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7
R8基を示し、Xはハロゲン原子を示す。COOR6基、
CONR7R8基においてR6、R7、R8は同一または相
異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示
す。]であらわされるハロゲン化物とを反応させること
を特徴とする一般式[IV][式中、R11は水素原子ま
たは炭素数1〜20のアシルオキシ基を示し、R11が水
素原子であるときは、R12、R14はピバリル基を示し、
R15は水素原子かピバリル基を示し、一方、R11が炭素
数1〜20のアシルオキシ基であるときは、R12は炭素
数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイ
ル基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、
COOR6基、CONR7R8基を示し、R14は炭素数1
〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル
基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、C
OOR6基、CONR7R8基を示し、R15は水素原子、
炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベン
ジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を
示す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、
R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜
5の低級アルキル基を示す。ただし、R12、R14、R15
は同時にアセチル基ではない。]で表されるジテルペン
誘導体の製造方法にある。
【0013】さらに本発明は、製法(2)
【0014】
【化10】
【0015】一般式[V][式中、R16は炭素数1〜2
0のアシルオキシ基を示し、R17、R18は同一または相
異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、置
換もしくは無置換のフェニル基を示すか、互いに連結し
てnが4、5である−(CH2)n−基を示す。]で表さ
れるジテルペン誘導体と一般式[III][式中、R13
は炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベ
ンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチ
ル基、COOR6基、CONR7R8基を示し、Xはハロ
ゲン原子を示す。COOR6基、CONR7R8基におい
てR6、R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素
数1〜5の低級アルキル基を示す。]であらわされるハ
ロゲン化物とを反応させることを特徴とする一般式[V
I][式中、R16は炭素数1〜20のアシルオキシ基を
示し、R17、R18は同一または相異なって水素原子、炭
素数1〜5の低級アルキル基、置換もしくは無置換のフ
ェニル基を示すか、互いに連結してnが4、5である−
(CH2)n−基を示す。R19は、2,3−ジメチルブタ
ノイル基を除く炭素数1〜20のアシル基、置換もしく
は無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジ
ル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を示
す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、
R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の
低級アルキル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体
の製造方法にある。
0のアシルオキシ基を示し、R17、R18は同一または相
異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、置
換もしくは無置換のフェニル基を示すか、互いに連結し
てnが4、5である−(CH2)n−基を示す。]で表さ
れるジテルペン誘導体と一般式[III][式中、R13
は炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベ
ンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチ
ル基、COOR6基、CONR7R8基を示し、Xはハロ
ゲン原子を示す。COOR6基、CONR7R8基におい
てR6、R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素
数1〜5の低級アルキル基を示す。]であらわされるハ
ロゲン化物とを反応させることを特徴とする一般式[V
I][式中、R16は炭素数1〜20のアシルオキシ基を
示し、R17、R18は同一または相異なって水素原子、炭
素数1〜5の低級アルキル基、置換もしくは無置換のフ
ェニル基を示すか、互いに連結してnが4、5である−
(CH2)n−基を示す。R19は、2,3−ジメチルブタ
ノイル基を除く炭素数1〜20のアシル基、置換もしく
は無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジ
ル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を示
す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、
R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の
低級アルキル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体
の製造方法にある。
【0016】また本発明は、製法(3)
【0017】
【化11】
【0018】一般式[VII][式中、R20は炭素数1
〜20のアシルオキシ基を示し、R21、R22は、同一又
は相異なって水素原子、炭素数1〜20のアシル基、置
換もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換
のベンジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R
8基を示す。COOR6基、CONR7R8基において
R6、R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素
数1〜5の低級アルキル基を示す。]で表されるジテル
ペン誘導体を脱トリチル化することを特徴とする一般式
[VIII][式中、R20は炭素数1〜20のアシルオ
キシ基を示し、R21、R22は、同一又は相異なって水素
原子、炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換
のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル基、ト
リチル基、COOR6基、CONR7R8基を示す。CO
OR6基、CONR7R8基においてR6、R7、R8は同一
または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキ
ル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体の製造方法
にある。
〜20のアシルオキシ基を示し、R21、R22は、同一又
は相異なって水素原子、炭素数1〜20のアシル基、置
換もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換
のベンジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R
8基を示す。COOR6基、CONR7R8基において
R6、R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素
数1〜5の低級アルキル基を示す。]で表されるジテル
ペン誘導体を脱トリチル化することを特徴とする一般式
[VIII][式中、R20は炭素数1〜20のアシルオ
キシ基を示し、R21、R22は、同一又は相異なって水素
原子、炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換
のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル基、ト
リチル基、COOR6基、CONR7R8基を示す。CO
OR6基、CONR7R8基においてR6、R7、R8は同一
または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキ
ル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体の製造方法
にある。
【0019】さらに本発明は、製法(4)
【0020】
【化12】
【0021】一般式[VI][式中、R16は炭素数1〜
20のアシルオキシ基を示し、R17、R18は同一または
相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、
置換もしくは無置換のフェニル基を示すか、互いに連結
してnが4、5である−(CH2)n−基を示す。R
19は、2,3−ジメチルブタノイル基を除く炭素数1〜
20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、
置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、COO
R6基、CONR7R8基を示す。COOR6基、CONR
7R8基においてR6、R7、R8は同一または相異なって
水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で
表されるジテルペン誘導体より脱−CR17R18−基する
ことを特徴とする、一般式[IX][式中、R16は炭素
数1〜20のアシルオキシ基を示し、R19は、2,3−
ジメチルブタノイル基を除く炭素数1〜20のアシル
基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは
無置換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、CO
NR7R8基を示す。COOR6基、CONR7R8基にお
いてR6、R7、R8は同一または相異なって水素原子、
炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で表されるジ
テルペン誘導体の製造方法にある。
20のアシルオキシ基を示し、R17、R18は同一または
相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、
置換もしくは無置換のフェニル基を示すか、互いに連結
してnが4、5である−(CH2)n−基を示す。R
19は、2,3−ジメチルブタノイル基を除く炭素数1〜
20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、
置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、COO
R6基、CONR7R8基を示す。COOR6基、CONR
7R8基においてR6、R7、R8は同一または相異なって
水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で
表されるジテルペン誘導体より脱−CR17R18−基する
ことを特徴とする、一般式[IX][式中、R16は炭素
数1〜20のアシルオキシ基を示し、R19は、2,3−
ジメチルブタノイル基を除く炭素数1〜20のアシル
基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは
無置換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、CO
NR7R8基を示す。COOR6基、CONR7R8基にお
いてR6、R7、R8は同一または相異なって水素原子、
炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で表されるジ
テルペン誘導体の製造方法にある。
【0022】また本発明は、製法(5)
【0023】
【化13】
【0024】一般式[X][式中、R23は水素原子、炭
素数1〜20のアシルオキシ基を示す。]で表されるジ
テルペン誘導体と一般式[III][式中、R13は炭素
数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイ
ル基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、
COOR6基、CONR7R8基を示し、Xはハロゲン原
子を示す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、
R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜
5の低級アルキル基を示す。]であらわされるハロゲン
化物とを反応させることを特徴とする一般式[XI]
[式中、R23は水素原子または炭素数1〜20のアシル
オキシ基を示し、R23が水素原子であるときは、R24は
水素原子かピバリル基を示し、R25は水素原子を示し、
R26はピバリル基を示し、一方、R23が炭素数1〜20
のアシルオキシ基であるときは、R24、R25は同一又は
相異なって水素原子、炭素数1〜20のアシル基、置換
もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換の
ベンジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8
基を示し、R26は炭素数1〜20のアシル基、置換もし
くは無置換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、
CONR7R8基を示す。COOR6基、CONR7R8基
においてR6、R7、R8は同一または相異なって水素原
子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で表され
るジテルペン誘導体の製造方法にある。
素数1〜20のアシルオキシ基を示す。]で表されるジ
テルペン誘導体と一般式[III][式中、R13は炭素
数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイ
ル基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、
COOR6基、CONR7R8基を示し、Xはハロゲン原
子を示す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、
R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜
5の低級アルキル基を示す。]であらわされるハロゲン
化物とを反応させることを特徴とする一般式[XI]
[式中、R23は水素原子または炭素数1〜20のアシル
オキシ基を示し、R23が水素原子であるときは、R24は
水素原子かピバリル基を示し、R25は水素原子を示し、
R26はピバリル基を示し、一方、R23が炭素数1〜20
のアシルオキシ基であるときは、R24、R25は同一又は
相異なって水素原子、炭素数1〜20のアシル基、置換
もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換の
ベンジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8
基を示し、R26は炭素数1〜20のアシル基、置換もし
くは無置換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、
CONR7R8基を示す。COOR6基、CONR7R8基
においてR6、R7、R8は同一または相異なって水素原
子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で表され
るジテルペン誘導体の製造方法にある。
【0025】さらに本発明は、製法(6)
【0026】
【化14】
【0027】一般式[XII][式中、R23は炭素数1
〜20のアシルオキシ基を示す。]で表されるジテルペ
ン誘導体と一般式[XIII][式中、R30、R31は同
一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アル
キル基、置換もしくは無置換のフェニル基を示すか、互
いに連結してnが4、5である−(CH2)n−基を示
す。]であらわされるカルボニル化合物とを反応させる
ことを特徴とする一般式[XIV][式中、R23は炭素
数1〜20のアシルオキシ基を示し、R26、R27は水素
原子または互いに結合して−CR30R31−基を示し、R
28、R29は互いに結合して−CR30R31−基を示す。−
CR30R31−基においてR30、R31は同一または相異な
って水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、置換も
しくは無置換のフェニル基を示すか、互いに連結してn
が4、5である−(CH2)n−基を示す。]で表される
ジテルペン誘導体の製造方法にある。
〜20のアシルオキシ基を示す。]で表されるジテルペ
ン誘導体と一般式[XIII][式中、R30、R31は同
一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アル
キル基、置換もしくは無置換のフェニル基を示すか、互
いに連結してnが4、5である−(CH2)n−基を示
す。]であらわされるカルボニル化合物とを反応させる
ことを特徴とする一般式[XIV][式中、R23は炭素
数1〜20のアシルオキシ基を示し、R26、R27は水素
原子または互いに結合して−CR30R31−基を示し、R
28、R29は互いに結合して−CR30R31−基を示す。−
CR30R31−基においてR30、R31は同一または相異な
って水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、置換も
しくは無置換のフェニル基を示すか、互いに連結してn
が4、5である−(CH2)n−基を示す。]で表される
ジテルペン誘導体の製造方法にある。
【0028】また本発明は、一般式[I]で表されるジ
テルペン誘導体を有効成分として含有することを特徴と
するする抗腫瘍剤にある。
テルペン誘導体を有効成分として含有することを特徴と
するする抗腫瘍剤にある。
【0029】以下、本発明を具体的に説明する。
【0030】一般式[I]〜[XIV]で置換基として
あげられている炭素数1〜20のアシルオキシ基として
は、例えばホルミルオキシ基、アセトキシ基、プロパノ
イルオキシ基、ブタノイルオキシ基、ペンタノイルオキ
シ基、ヘキサノイルオキシ基、ピバロイルオキシ基、
2,3−ジメチルブタノイルオキシ基、2,4−オクタ
ジエノイルオキシ基、n−デカノイルオキシ基、2,4
−デカジエノイルオキシ基、2,4−ウンデカジエノイ
ルオキシ基、ドデカノイルオキシ基、2,4,6,8,
10−テトラデカペンタエノイルオキシ基、ヘキサデカ
ノイルオキシ基、オクタデカノイルオキシ基などをあげ
ることができる。
あげられている炭素数1〜20のアシルオキシ基として
は、例えばホルミルオキシ基、アセトキシ基、プロパノ
イルオキシ基、ブタノイルオキシ基、ペンタノイルオキ
シ基、ヘキサノイルオキシ基、ピバロイルオキシ基、
2,3−ジメチルブタノイルオキシ基、2,4−オクタ
ジエノイルオキシ基、n−デカノイルオキシ基、2,4
−デカジエノイルオキシ基、2,4−ウンデカジエノイ
ルオキシ基、ドデカノイルオキシ基、2,4,6,8,
10−テトラデカペンタエノイルオキシ基、ヘキサデカ
ノイルオキシ基、オクタデカノイルオキシ基などをあげ
ることができる。
【0031】炭素数1〜20のアシル基としては、例え
ばホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイ
ル基、ペンタノイル基、ヘキサノイル基、ピバロイル
基、2,3−ジメチルブタノイル基、2,4−オクタジ
エノイル基、n−デカノイル基、2,4−デカジエノイ
ル基、2,4−ウンデカジエノイル基、ドデカノイル
基、2,4,6,8,10−テトラデカペンタエノイル
基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基などをあ
げることができる。
ばホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイ
ル基、ペンタノイル基、ヘキサノイル基、ピバロイル
基、2,3−ジメチルブタノイル基、2,4−オクタジ
エノイル基、n−デカノイル基、2,4−デカジエノイ
ル基、2,4−ウンデカジエノイル基、ドデカノイル
基、2,4,6,8,10−テトラデカペンタエノイル
基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基などをあ
げることができる。
【0032】置換もしくは無置換のベンゾイル基として
は、例えばベンゾイル基、p−クロロベンゾイル基、p
−メチルベンゾイル基などをあげることができ、置換も
しくは無置換のベンジル基としては、例えばベンジル
基、p−クロロベンジル基、p−メチルベンジル基、p
−メトキシベンジル基などをあげることができ、炭素数
1〜5の低級アルキル基としては、例えばメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基などをあげること
ができ、置換もしくは無置換のフェニル基としては、例
えばフェニル基、p−クロロフェニル基、p−メチルフ
ェニル基などをあげることができ、ハロゲン原子として
はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を上げ
ることができる。
は、例えばベンゾイル基、p−クロロベンゾイル基、p
−メチルベンゾイル基などをあげることができ、置換も
しくは無置換のベンジル基としては、例えばベンジル
基、p−クロロベンジル基、p−メチルベンジル基、p
−メトキシベンジル基などをあげることができ、炭素数
1〜5の低級アルキル基としては、例えばメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基などをあげること
ができ、置換もしくは無置換のフェニル基としては、例
えばフェニル基、p−クロロフェニル基、p−メチルフ
ェニル基などをあげることができ、ハロゲン原子として
はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を上げ
ることができる。
【0033】一般式[I]で表される化合物は複数の不
斉炭素を持ち、従って多くの立体異性体が存在する。本
発明のジテルペン誘導体には、これらの立体異性体全て
が含まれる。一般式[I]で表される本発明の化合物の
立体配置の具体例として、下記式[XV]で表されるイ
ンゲノール誘導体をあげることができる。
斉炭素を持ち、従って多くの立体異性体が存在する。本
発明のジテルペン誘導体には、これらの立体異性体全て
が含まれる。一般式[I]で表される本発明の化合物の
立体配置の具体例として、下記式[XV]で表されるイ
ンゲノール誘導体をあげることができる。
【0034】
【化15】
【0035】[式中、R1〜R5は先に示した意味と同じ
意味を示す。] 本発明の化合物のうち、一般式[XV]で表されるイン
ゲノール類の具体例として、表1に示す化合物をあげる
事ができる。
意味を示す。] 本発明の化合物のうち、一般式[XV]で表されるイン
ゲノール類の具体例として、表1に示す化合物をあげる
事ができる。
【0036】
【表1】
【0037】本発明のジテルペン誘導体は、インゲノー
ル及び13−オキシインゲノールより誘導することがで
きる。インゲノールは、広く植物などに含有されるイン
ゲノール誘導体を加水分解することにより得ることがで
き、13−オキシインゲノールは、広く植物などに含有
される13−オキシインゲノール誘導体を加水分解する
ことにより得ることができる。例えば、甘遂のエタノー
ル抽出物を、分画後、加水分解して単離精製することに
より、インゲノール及び13−オキシインゲノールが得
られる。
ル及び13−オキシインゲノールより誘導することがで
きる。インゲノールは、広く植物などに含有されるイン
ゲノール誘導体を加水分解することにより得ることがで
き、13−オキシインゲノールは、広く植物などに含有
される13−オキシインゲノール誘導体を加水分解する
ことにより得ることができる。例えば、甘遂のエタノー
ル抽出物を、分画後、加水分解して単離精製することに
より、インゲノール及び13−オキシインゲノールが得
られる。
【0038】本発明の一般式[I]で表されるジテルペ
ン誘導体は、例えば、前述の6つの製法(1)〜(6)
により得ることができる。
ン誘導体は、例えば、前述の6つの製法(1)〜(6)
により得ることができる。
【0039】製法(1)で示される反応は、塩基存在
下、溶媒中または無溶媒で行う。反応時間は1時間〜数
日間であり、好ましくは2時間〜2日間である。反応温
度は0℃〜200℃であり、好ましくは10℃〜120
℃である。
下、溶媒中または無溶媒で行う。反応時間は1時間〜数
日間であり、好ましくは2時間〜2日間である。反応温
度は0℃〜200℃であり、好ましくは10℃〜120
℃である。
【0040】塩基としては、ピリジン、トリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン、4−ジメチルアミノピ
リジンなどの有機塩基、水酸化カリウム等のアルカリ金
属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアル
カリ金属の炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金属
の水素化物、酸化銀等の金属酸化物などが用いられる。
ン、N,N−ジメチルアニリン、4−ジメチルアミノピ
リジンなどの有機塩基、水酸化カリウム等のアルカリ金
属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアル
カリ金属の炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金属
の水素化物、酸化銀等の金属酸化物などが用いられる。
【0041】溶媒としては、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
が用いられる。
プロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
が用いられる。
【0042】反応に供される試剤の量は、通常一般式
[II]のジテルペン誘導体1当量に対して一般式[I
II]のハロゲン化物1当量から大過剰、塩基は1当量
から大過剰である。
[II]のジテルペン誘導体1当量に対して一般式[I
II]のハロゲン化物1当量から大過剰、塩基は1当量
から大過剰である。
【0043】製法(2)で示される反応は、塩基存在
下、溶媒中もしくは無溶媒で行う。反応時間は、1時間
〜数日間であり好ましくは2時間〜2日間である。反応
温度は0℃〜200℃であり、好ましくは、10℃〜1
20℃である。
下、溶媒中もしくは無溶媒で行う。反応時間は、1時間
〜数日間であり好ましくは2時間〜2日間である。反応
温度は0℃〜200℃であり、好ましくは、10℃〜1
20℃である。
【0044】塩基としては、ピリジン、トリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン、4−ジメチルアミノピ
リジンなどの有機塩基、水酸化カリウム等のアルカリ金
属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアル
カリ金属の炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金属
の水素化物、酸化銀等の金属酸化物などが用いられる。
ン、N,N−ジメチルアニリン、4−ジメチルアミノピ
リジンなどの有機塩基、水酸化カリウム等のアルカリ金
属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアル
カリ金属の炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金属
の水素化物、酸化銀等の金属酸化物などが用いられる。
【0045】溶媒としては、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
が用いられる。
プロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素、アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル
類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなど
が用いられる。
【0046】反応に供される試剤の量は、通常一般式
[V]のジテルペン誘導体1当量に対して一般式[II
I]のハロゲン化物1当量から大過剰、塩基は1当量か
ら大過剰である。
[V]のジテルペン誘導体1当量に対して一般式[II
I]のハロゲン化物1当量から大過剰、塩基は1当量か
ら大過剰である。
【0047】製法(3)で示される脱トリチル化におい
て、加水分解により脱トリチル化する反応は、酸触媒存
在下、溶媒中で行う。反応時間は、1時間〜数日間であ
り好ましくは2時間〜24時間である。反応温度は0℃
〜200℃であり、好ましくは、10℃〜50℃であ
る。酸触媒としてはp−トルエンスルホン酸、酢酸など
の有機酸、塩酸、硫酸、過塩素酸などの鉱酸などが用い
られる。溶媒としては、メタノール、エタノール、プロ
パノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジ
クロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素、アセトニトリル、イソブチロニト
リル等のニトリル類、水などが用いられる。
て、加水分解により脱トリチル化する反応は、酸触媒存
在下、溶媒中で行う。反応時間は、1時間〜数日間であ
り好ましくは2時間〜24時間である。反応温度は0℃
〜200℃であり、好ましくは、10℃〜50℃であ
る。酸触媒としてはp−トルエンスルホン酸、酢酸など
の有機酸、塩酸、硫酸、過塩素酸などの鉱酸などが用い
られる。溶媒としては、メタノール、エタノール、プロ
パノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジ
クロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素、アセトニトリル、イソブチロニト
リル等のニトリル類、水などが用いられる。
【0048】反応に供される試剤の量は、通常一般式
[VII]のジテルペン誘導体1当量に対して酸は1×
10-7当量から0.5当量である。
[VII]のジテルペン誘導体1当量に対して酸は1×
10-7当量から0.5当量である。
【0049】製法(4)で示される反応は、酸触媒存在
下、溶媒中で行う。反応時間は、1時間〜数日間であり
好ましくは2時間〜5日間である。反応温度は0℃〜2
00℃であり、好ましくは、10℃〜50℃である。酸
触媒としてはp−トルエンスルホン酸、酢酸などの有機
酸、塩酸、硫酸、過塩素酸などの鉱酸などが用いられ
る。溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノ
ールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素、アセトニトリル、イソブチロニトリル等
のニトリル類、水などが用いられる。
下、溶媒中で行う。反応時間は、1時間〜数日間であり
好ましくは2時間〜5日間である。反応温度は0℃〜2
00℃であり、好ましくは、10℃〜50℃である。酸
触媒としてはp−トルエンスルホン酸、酢酸などの有機
酸、塩酸、硫酸、過塩素酸などの鉱酸などが用いられ
る。溶媒としては、メタノール、エタノール、プロパノ
ールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素、アセトニトリル、イソブチロニトリル等
のニトリル類、水などが用いられる。
【0050】反応に供される試剤の量は、通常一般式
[VI]のジテルペン誘導体1当量に対して酸は1×1
0-7当量から0.5当量である。
[VI]のジテルペン誘導体1当量に対して酸は1×1
0-7当量から0.5当量である。
【0051】製法(5)で示される反応は、塩基存在
下、溶媒中もしくは無溶媒で行う。反応時間は、1時間
〜数日間であり好ましくは2時間〜2日間である。反応
温度は0℃〜200℃であり、好ましくは、10℃〜1
20℃である。塩基としては、ピリジン、トリエチルア
ミン、N,N−ジメチルアニリン、4−ジメチルアミノ
ピリジンなどの有機塩基、水酸化カリウム等のアルカリ
金属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のア
ルカリ金属の炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金
属の水素化物、酸化銀等の金属酸化物などが用いられ
る。溶媒としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、アセト
ニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどが用いられ
る。
下、溶媒中もしくは無溶媒で行う。反応時間は、1時間
〜数日間であり好ましくは2時間〜2日間である。反応
温度は0℃〜200℃であり、好ましくは、10℃〜1
20℃である。塩基としては、ピリジン、トリエチルア
ミン、N,N−ジメチルアニリン、4−ジメチルアミノ
ピリジンなどの有機塩基、水酸化カリウム等のアルカリ
金属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のア
ルカリ金属の炭酸塩、水素化ナトリウム等のアルカリ金
属の水素化物、酸化銀等の金属酸化物などが用いられ
る。溶媒としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、アセト
ニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどが用いられ
る。
【0052】反応に供される試剤の量は、通常一般式
[X]のジテルペン誘導体1当量に対して一般式[II
I]のハロゲン化物1当量から大過剰、塩基は1当量か
ら大過剰である。
[X]のジテルペン誘導体1当量に対して一般式[II
I]のハロゲン化物1当量から大過剰、塩基は1当量か
ら大過剰である。
【0053】製法(6)で示される反応は、酸触媒存在
下、溶媒中もしくは無溶媒で行う。反応時間は、1時間
〜数日間であり好ましくは1時間〜10時間である。反
応温度は0℃〜200℃であり、好ましくは、10℃〜
50℃である。酸触媒としてはp−トルエンスルホン
酸、酢酸などの有機酸、塩酸、硫酸、過塩素酸などの鉱
酸などが用いられる。溶媒としては、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジエチレングリコールジメチルエーテル
等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン等のハロゲン化炭化水素、アセトニトリル、イソ
ブチロニトリル等のニトリル類、水などが用いられる。
下、溶媒中もしくは無溶媒で行う。反応時間は、1時間
〜数日間であり好ましくは1時間〜10時間である。反
応温度は0℃〜200℃であり、好ましくは、10℃〜
50℃である。酸触媒としてはp−トルエンスルホン
酸、酢酸などの有機酸、塩酸、硫酸、過塩素酸などの鉱
酸などが用いられる。溶媒としては、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジエチレングリコールジメチルエーテル
等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン等のハロゲン化炭化水素、アセトニトリル、イソ
ブチロニトリル等のニトリル類、水などが用いられる。
【0054】反応に供される試剤の量は、通常一般式
[XII]のジテルペン誘導体1当量に対して一般式
[XIII]のカルボニル化合物1当量から大過剰、酸
は1×10-7当量から5当量である。
[XII]のジテルペン誘導体1当量に対して一般式
[XIII]のカルボニル化合物1当量から大過剰、酸
は1×10-7当量から5当量である。
【0055】本発明によるジテルペン誘導体は、有用な
薬理学的性質、特に抗腫瘍作用を有している。すなわ
ち、腫瘍細胞に対して高い増殖阻害活性を有し、抗腫瘍
剤として有用である。
薬理学的性質、特に抗腫瘍作用を有している。すなわ
ち、腫瘍細胞に対して高い増殖阻害活性を有し、抗腫瘍
剤として有用である。
【0056】本発明による化合物を抗腫瘍剤として使用
する場合、経口投与、非経口投与(皮下、静脈、筋肉、
胸骨注射など)または直腸投与などに供することができ
る。投与量は、腫瘍の種類、対象となる人間の症状、年
齢、投与方法によっても異なるが、通常有効成分量とし
て0.01〜500mg/kg/日程度である。有効成
分は、適当な製剤用担体と混合して調製した製剤の形で
投与される。製剤の形としては錠剤、顆粒剤、細粒剤、
散剤、カプセル剤、注射剤、点眼剤、眼軟膏剤または坐
剤などが用いられる。製剤に含まれる有効成分量は、約
0.01〜99.99%程度である。また本発明による
抗腫瘍剤は、他の薬剤と混合して投与することができ
る。
する場合、経口投与、非経口投与(皮下、静脈、筋肉、
胸骨注射など)または直腸投与などに供することができ
る。投与量は、腫瘍の種類、対象となる人間の症状、年
齢、投与方法によっても異なるが、通常有効成分量とし
て0.01〜500mg/kg/日程度である。有効成
分は、適当な製剤用担体と混合して調製した製剤の形で
投与される。製剤の形としては錠剤、顆粒剤、細粒剤、
散剤、カプセル剤、注射剤、点眼剤、眼軟膏剤または坐
剤などが用いられる。製剤に含まれる有効成分量は、約
0.01〜99.99%程度である。また本発明による
抗腫瘍剤は、他の薬剤と混合して投与することができ
る。
【0057】
【発明の効果】本発明により、医農薬原体をはじめとす
る生理活性物質として有用であり、さらに、医農薬原体
をはじめとする生理活性物質の製造用中間体として有用
である、新規なジテルペン誘導体を提供することができ
る。これらのジテルペン誘導体は、抗腫瘍活性を有する
ため、抗腫瘍剤としての利用が期待される。
る生理活性物質として有用であり、さらに、医農薬原体
をはじめとする生理活性物質の製造用中間体として有用
である、新規なジテルペン誘導体を提供することができ
る。これらのジテルペン誘導体は、抗腫瘍活性を有する
ため、抗腫瘍剤としての利用が期待される。
【0058】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0059】[参考例1] 甘遂よりのインゲノール及び13−オキシインゲノール
の単離精製 中華人民共和国内で市販の甘遂50kgに対してエタノ
ール約60Lを用い、以下の抽出操作を行った。すなわ
ち、ブレンダーの容器に甘遂を投入し、甘遂が浸る程度
までエタノールを加えて粉砕し、ポリタンクに移した。
ポリタンクへ残りのエタノールを加えて室温で1週間静
置した。静置中、数回震蕩し、抽出効率の向上を図っ
た。静置後の混合物を吸引濾過し、エタノール抽出液を
得た。このエタノール抽出液を減圧下濃縮するとエタノ
ール抽出物810gが得られた。
の単離精製 中華人民共和国内で市販の甘遂50kgに対してエタノ
ール約60Lを用い、以下の抽出操作を行った。すなわ
ち、ブレンダーの容器に甘遂を投入し、甘遂が浸る程度
までエタノールを加えて粉砕し、ポリタンクに移した。
ポリタンクへ残りのエタノールを加えて室温で1週間静
置した。静置中、数回震蕩し、抽出効率の向上を図っ
た。静置後の混合物を吸引濾過し、エタノール抽出液を
得た。このエタノール抽出液を減圧下濃縮するとエタノ
ール抽出物810gが得られた。
【0060】このエタノール抽出物のうち74.4gを
用い、分画操作を行った。まず、エタノール抽出物を液
々分配で分画した。すなわちメタノール−ヘキサン2層
中で分配してヘキサン層を取り出し、残ったメタノール
へ水と酢酸エチルを加えて分配し、酢酸エチル層と水−
メタノール層とを取出した。酢酸エチル層を減圧下濃縮
し、褐色の粘稠油状物17.78gを得た。これをシリ
カゲル・カラム・クロマトグラフィー(WAKOGEL
C−300 和光純薬社製、展開溶媒:メタノール−
クロロホルム系、メタノール濃度0%、1%、2%、5
%、10%、50%で順次展開)により6画分に分画し
た。
用い、分画操作を行った。まず、エタノール抽出物を液
々分配で分画した。すなわちメタノール−ヘキサン2層
中で分配してヘキサン層を取り出し、残ったメタノール
へ水と酢酸エチルを加えて分配し、酢酸エチル層と水−
メタノール層とを取出した。酢酸エチル層を減圧下濃縮
し、褐色の粘稠油状物17.78gを得た。これをシリ
カゲル・カラム・クロマトグラフィー(WAKOGEL
C−300 和光純薬社製、展開溶媒:メタノール−
クロロホルム系、メタノール濃度0%、1%、2%、5
%、10%、50%で順次展開)により6画分に分画し
た。
【0061】このうち第4画分(2.518g)のNM
Rを測定するとインゲノール誘導体や13−オキシイン
ゲノール誘導体に特徴的なδ6ppm付近のオレフィン
プロトンのピークを観察できた。そこで、第4画分を加
水分解した後、13−オキシインゲノールを単離精製す
ることとした。すなわち、第4画分をメタノール50m
Lに溶解し、10%NaOH水溶液5mLを加えて室温
で1時間撹拌した。反応混合物を水中へ注ぎクロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を1NNaOH水溶液、
飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4で乾燥した。Mg
SO4を濾別後、減圧下濃縮し、残渣1.690gを得
た。
Rを測定するとインゲノール誘導体や13−オキシイン
ゲノール誘導体に特徴的なδ6ppm付近のオレフィン
プロトンのピークを観察できた。そこで、第4画分を加
水分解した後、13−オキシインゲノールを単離精製す
ることとした。すなわち、第4画分をメタノール50m
Lに溶解し、10%NaOH水溶液5mLを加えて室温
で1時間撹拌した。反応混合物を水中へ注ぎクロロホル
ムで抽出した。クロロホルム層を1NNaOH水溶液、
飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4で乾燥した。Mg
SO4を濾別後、減圧下濃縮し、残渣1.690gを得
た。
【0062】これをシリカゲル・カラム・クロマトグラ
フィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、
展開溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃
度0%、1%、2%、3%、5%、8%、16%で順次
展開)により分画した。メタノール濃度5%付近で溶出
した画分より13−オキシインゲノール298mgが得
られた。
フィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、
展開溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃
度0%、1%、2%、3%、5%、8%、16%で順次
展開)により分画した。メタノール濃度5%付近で溶出
した画分より13−オキシインゲノール298mgが得
られた。
【0063】前記の画分の直後からメタノール濃度8%
付近までで溶出した画分292mgを逆相カラム・クロ
マトグラフィー(YMC GEL ODS−AQ120
−S50,展開溶媒:水−メタノール系、水分濃度50
%、25%、12.5%、5%、2.5%、0%、クロ
ロホルムで順次展開)により分画した。水分濃度50%
〜25%付近で溶出した画分よりインゲノール149.
4mgが得られ、同じく5%付近で溶出した画分より1
3−オキシインゲノール48.4mgが得られた。
付近までで溶出した画分292mgを逆相カラム・クロ
マトグラフィー(YMC GEL ODS−AQ120
−S50,展開溶媒:水−メタノール系、水分濃度50
%、25%、12.5%、5%、2.5%、0%、クロ
ロホルムで順次展開)により分画した。水分濃度50%
〜25%付近で溶出した画分よりインゲノール149.
4mgが得られ、同じく5%付近で溶出した画分より1
3−オキシインゲノール48.4mgが得られた。
【0064】[実施例1] 13−オキシインゲノール 20−トリチルエーテル
(化合物番号1)の合成 13−オキシインゲノール48.6mg、トリチルクロ
ライド265.5mg、4−ジメチルアミノピリジン1
18.6mgをDMF5mlに溶解し、100℃で1時
間撹拌した。反応混合物をNH4Cl飽和水溶液中へ注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸層を飽和食塩水で洗浄
後、MgSO4で乾燥した。MgSO4を濾別後、減圧下
濃縮すると残渣441.1mgが得られた。これをシリ
カゲル・カラム・クロマトグラフィー(WAKOGEL
C−300 和光純薬社製、展開溶媒:メタノール−
クロロホルム系、メタノール濃度0%、1%、2%、4
%、8%、16%で順次展開)により分画した。メタノ
ール濃度1%付近で溶出した画分を捕集し、減圧下濃縮
すると、13−オキシインゲノール 20−トリチルエ
ーテル(化合物番号1)57.5mgが得られた(収率
81%)。
(化合物番号1)の合成 13−オキシインゲノール48.6mg、トリチルクロ
ライド265.5mg、4−ジメチルアミノピリジン1
18.6mgをDMF5mlに溶解し、100℃で1時
間撹拌した。反応混合物をNH4Cl飽和水溶液中へ注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸層を飽和食塩水で洗浄
後、MgSO4で乾燥した。MgSO4を濾別後、減圧下
濃縮すると残渣441.1mgが得られた。これをシリ
カゲル・カラム・クロマトグラフィー(WAKOGEL
C−300 和光純薬社製、展開溶媒:メタノール−
クロロホルム系、メタノール濃度0%、1%、2%、4
%、8%、16%で順次展開)により分画した。メタノ
ール濃度1%付近で溶出した画分を捕集し、減圧下濃縮
すると、13−オキシインゲノール 20−トリチルエ
ーテル(化合物番号1)57.5mgが得られた(収率
81%)。
【0065】粘稠油状物〜固体。
【0066】1H−NMR(CDCl3,δppm) 7.44−7.23(15H,m),6.06(1H,
d,J=4.4Hz),5.85(1H,d,J=1.
5Hz),4.30(1H,s),4.15(1H,d
d,J=12.1,4.4Hz),4.00(1H,
s),3.70(2H,s),3.10(1H,m),
2.75(1H,dd,J=16.4,3.3Hz),
2.53(1H,m),2.20(3H,m),1.8
3(3H,d,J=1.5Hz),1.25(22H,
s),1.09(3H,s),0.96(3H,d,J
=7.1Hz),0.88(3H,t,J=6.5H
z)。
d,J=4.4Hz),5.85(1H,d,J=1.
5Hz),4.30(1H,s),4.15(1H,d
d,J=12.1,4.4Hz),4.00(1H,
s),3.70(2H,s),3.10(1H,m),
2.75(1H,dd,J=16.4,3.3Hz),
2.53(1H,m),2.20(3H,m),1.8
3(3H,d,J=1.5Hz),1.25(22H,
s),1.09(3H,s),0.96(3H,d,J
=7.1Hz),0.88(3H,t,J=6.5H
z)。
【0067】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3419,2954,2925,2854,1737,
1724,1593,1490。
m-1) 3419,2954,2925,2854,1737,
1724,1593,1490。
【0068】[実施例2] 13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号2)の合成 13−オキシインゲノール 20−トリチルエーテル4
8.0mg、N,N−ジメチルアニリン0.5ml、ピ
バリルクロライド0.5mlの混合物を50℃で24時
間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、ジエチルエーテル
で抽出した。エーテル層を1NHCl水溶液、1NNa
OH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4で乾
燥した。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣2
90.3mgが得られた。
リチルエーテル(化合物番号2)の合成 13−オキシインゲノール 20−トリチルエーテル4
8.0mg、N,N−ジメチルアニリン0.5ml、ピ
バリルクロライド0.5mlの混合物を50℃で24時
間撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、ジエチルエーテル
で抽出した。エーテル層を1NHCl水溶液、1NNa
OH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4で乾
燥した。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣2
90.3mgが得られた。
【0069】これをシリカゲル・カラム・クロマトグラ
フィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、
展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃度5
%、10%、20%で順次展開)により5画分に分画し
た。このうち第2画分をシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒:1%メタノール−クロロホルム)によ
り分画した。Rf値0.8程度の画分22.7mgが、
13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号2)であった(収率43
%)。
フィー(WAKOGEL C−300 和光純薬社製、
展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃度5
%、10%、20%で順次展開)により5画分に分画し
た。このうち第2画分をシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒:1%メタノール−クロロホルム)によ
り分画した。Rf値0.8程度の画分22.7mgが、
13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号2)であった(収率43
%)。
【0070】粘稠油状物。
【0071】1H−NMR(CDCl3,δppm) 7.43−7.22(15H,m),6.00(1H,
d,J=1.4Hz),5.92(1H,d,J=4.
5Hz),5.47(1H,s),4.27(1H,
d,J=2.8Hz),4.18(1H,m),3.8
5(1H,m),3.70(1H,m),3.61(1
H,m),2.80−2.55(2H,m),2.60
−2.15(3H,m),1.75(3H,d,1.4
Hz),1.25(19H,s),1.22(12H,
s),1.08(3H,s),0.98(3H,d,J
=7.1Hz),0.88(3H,t,J=7.0H
z)。
d,J=1.4Hz),5.92(1H,d,J=4.
5Hz),5.47(1H,s),4.27(1H,
d,J=2.8Hz),4.18(1H,m),3.8
5(1H,m),3.70(1H,m),3.61(1
H,m),2.80−2.55(2H,m),2.60
−2.15(3H,m),1.75(3H,d,1.4
Hz),1.25(19H,s),1.22(12H,
s),1.08(3H,s),0.98(3H,d,J
=7.1Hz),0.88(3H,t,J=7.0H
z)。
【0072】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3461,2958,2927,2856,1726,
1157。
m-1) 3461,2958,2927,2856,1726,
1157。
【0073】[実施例3] 13−オキシインゲノール−3−ピバレート(化合物番
号3)の合成 13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号2)22.7mgをメタノ
ールに溶解し、p−トルエンスルホン酸2mgを加えて
室温で8時間撹拌した。反応混合物を水中へ注ぎ、ジエ
チルエーテルで抽出した。エーテル層を1NNaOH水
溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4で乾燥し
た。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣24.
3mgが得られた。これを、シリカゲル・カラム・クロ
マトグラフィー(WAKOGELC−300 和光純薬
社製、展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル
濃度10%、50%で順次展開)により分画し、13−
オキシインゲノール−3−ピバレート(化合物番号3)
8.7mgを得た(収率53%)。
号3)の合成 13−オキシインゲノール−3−ピバレート 20−ト
リチルエーテル(化合物番号2)22.7mgをメタノ
ールに溶解し、p−トルエンスルホン酸2mgを加えて
室温で8時間撹拌した。反応混合物を水中へ注ぎ、ジエ
チルエーテルで抽出した。エーテル層を1NNaOH水
溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、MgSO4で乾燥し
た。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣24.
3mgが得られた。これを、シリカゲル・カラム・クロ
マトグラフィー(WAKOGELC−300 和光純薬
社製、展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル
濃度10%、50%で順次展開)により分画し、13−
オキシインゲノール−3−ピバレート(化合物番号3)
8.7mgを得た(収率53%)。
【0074】粘稠油状物。
【0075】1H−NMR(CDCl3,δppm) 6.02(2H,m),5.40(1H,s),4.1
6(2H,broads),4.12(1H,m),
4.06(2H,m),3.46(1H,s),2.8
0−2.55(2H,m),2.21(2H,t,J=
7.3Hz),2.16(1H,m),1.78(3
H,d,J=1.3Hz),1.25(19H,s),
1.24(9H,s),1.20(3H,s),1.0
7(3H,s),0.98(3H,d,J=7.0H
z),0.88(3H,t,J=6.5Hz)。
6(2H,broads),4.12(1H,m),
4.06(2H,m),3.46(1H,s),2.8
0−2.55(2H,m),2.21(2H,t,J=
7.3Hz),2.16(1H,m),1.78(3
H,d,J=1.3Hz),1.25(19H,s),
1.24(9H,s),1.20(3H,s),1.0
7(3H,s),0.98(3H,d,J=7.0H
z),0.88(3H,t,J=6.5Hz)。
【0076】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3423,2958,2925,2856,1724,
1713,1160。
m-1) 3423,2958,2925,2856,1724,
1713,1160。
【0077】[実施例4] 13−オキシインゲノール−3,20−ジピバレート
(化合物番号4)の合成 13−オキシインゲノール43.1mg、ピバリルクロ
ライド1ml、ピリジン2mlの混合物を室温で20時
間撹拌した。反応混合物を水中へ注ぎ酢酸エチルで抽出
した。酢酸層を1NHCl水溶液、1NNaOH水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4で乾燥した。M
gSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣548.2m
gが得られた。これをシリカゲル・カラム・クロマトグ
ラフィー (WAKOGEL C−300 和光純薬社
製、展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃
度5%、10%、20%で順次展開)により分画し、1
3−オキシインゲノール−3,20−ジピバレート(化
合物番号4)19.1mgを得た(収率33.6%)。
(化合物番号4)の合成 13−オキシインゲノール43.1mg、ピバリルクロ
ライド1ml、ピリジン2mlの混合物を室温で20時
間撹拌した。反応混合物を水中へ注ぎ酢酸エチルで抽出
した。酢酸層を1NHCl水溶液、1NNaOH水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4で乾燥した。M
gSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣548.2m
gが得られた。これをシリカゲル・カラム・クロマトグ
ラフィー (WAKOGEL C−300 和光純薬社
製、展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃
度5%、10%、20%で順次展開)により分画し、1
3−オキシインゲノール−3,20−ジピバレート(化
合物番号4)19.1mgを得た(収率33.6%)。
【0078】粘稠油状物。
【0079】1H−NMR(CDCl3,δppm) 6.08(1H,d,J=4.8Hz),6.03(1
H,d,J=1.4Hz),5.41(1H,s),
4.76(1H,d,J=12.8Hz),4.48
(1H,d,J=12.8Hz),4.07(1H,d
d,J=12.1,4.8Hz),3.84(1H,b
road s),3.48(1H,s),2.72(1
H,dd,J=16.7,2.8Hz),2.60(1
H,m),2.21(3H,m),1.76(3H,
d,J=1.4Hz),1.25(19H,s),1.
23(12H,s),1.18(9H,s),1.06
(3H,s),0.98(3H,d,J=7.2H
z),0.88(3H,t,J=6.5Hz)。
H,d,J=1.4Hz),5.41(1H,s),
4.76(1H,d,J=12.8Hz),4.48
(1H,d,J=12.8Hz),4.07(1H,d
d,J=12.1,4.8Hz),3.84(1H,b
road s),3.48(1H,s),2.72(1
H,dd,J=16.7,2.8Hz),2.60(1
H,m),2.21(3H,m),1.76(3H,
d,J=1.4Hz),1.25(19H,s),1.
23(12H,s),1.18(9H,s),1.06
(3H,s),0.98(3H,d,J=7.2H
z),0.88(3H,t,J=6.5Hz)。
【0080】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3504,2960,2929,2856,1727,
1710,1159。
m-1) 3504,2960,2929,2856,1727,
1710,1159。
【0081】[実施例5] 13−オキシインゲノール−3,20−ビス(ジメチル
カーバメート)(化合物番号5)の合成 13−オキシインゲノール14.6mg、塩化ジメチル
カルバモイル0.1mL、炭酸カリウム102.8mg
をアセトニトリル10mLで懸濁液とし、20時間加熱
環流した。反応混合物を水中へ注ぎ、酢酸エチルにより
抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、MgS
O4で乾燥した。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると
残渣19.0mgが得られた。
カーバメート)(化合物番号5)の合成 13−オキシインゲノール14.6mg、塩化ジメチル
カルバモイル0.1mL、炭酸カリウム102.8mg
をアセトニトリル10mLで懸濁液とし、20時間加熱
環流した。反応混合物を水中へ注ぎ、酢酸エチルにより
抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、MgS
O4で乾燥した。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると
残渣19.0mgが得られた。
【0082】これをシリカゲル薄層クロマトグラフィー
(展開溶媒:1%メタノール−クロロホルム)により分
画した。Rf値0.4程度の画分2.8mgを、再度シ
リカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:50%酢
酸エチル−ヘキサン2回展開)により分画した。Rf値
0.4程度の画分1.3mgが目的とする13−オキシ
インゲノール−3,20−ビス(ジメチルカーバメー
ト)(化合物番号5)であった(収率7%)。
(展開溶媒:1%メタノール−クロロホルム)により分
画した。Rf値0.4程度の画分2.8mgを、再度シ
リカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:50%酢
酸エチル−ヘキサン2回展開)により分画した。Rf値
0.4程度の画分1.3mgが目的とする13−オキシ
インゲノール−3,20−ビス(ジメチルカーバメー
ト)(化合物番号5)であった(収率7%)。
【0083】粘稠油状物。
【0084】1H−NMR(CDCl3,δppm) 6.22(1H,m),5.95(1H,d,J=1.
2Hz),5.48(1H,broads),4.90
(1H,s),4.66(1H,d,J=12,3H
z),4.45(1H,d,12.3Hz),3.90
(1H,m),3.0−2.8(7H,m),2.7−
2.3(2H,m),2.22(2H,t,J=7.5
Hz),1.91(3H,d,J=1.2Hz),1.
30(3H,s),1.26(19H,s),1.11
(3H,s),0.96(3H,d,J=6.9H
z),0.88(3H,t,J=6.3Hz)。
2Hz),5.48(1H,broads),4.90
(1H,s),4.66(1H,d,J=12,3H
z),4.45(1H,d,12.3Hz),3.90
(1H,m),3.0−2.8(7H,m),2.7−
2.3(2H,m),2.22(2H,t,J=7.5
Hz),1.91(3H,d,J=1.2Hz),1.
30(3H,s),1.26(19H,s),1.11
(3H,s),0.96(3H,d,J=6.9H
z),0.88(3H,t,J=6.3Hz)。
【0085】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 2958,2926,2854,1817,1722,
1711。
m-1) 2958,2926,2854,1817,1722,
1711。
【0086】[実施例6] 13−オキシインゲノール−20−ベンジルエーテル
(化合物番号9)の合成 13−オキシインゲノール19.2mg、ベンジルブロ
マイド23.7mg、酸化銀17.0mgをDMF1m
Lに溶解し、室温で2日間撹拌した。反応混合物をジエ
チルエーテルで希釈し、これを、水、飽和食塩水で順次
洗浄しMgSO4で乾燥した。MgSO4を濾別後、減圧
下濃縮すると残渣30.0mgが得られた。これをシリ
カゲル・カラム・クロマトグラフィー(展開溶媒:50
%酢酸エチル−ヘキサン)により分画し、13−オキシ
インゲノール−20−ベンジルエーテル(化合物番号
9)3.8mgを得た(収率17%)。
(化合物番号9)の合成 13−オキシインゲノール19.2mg、ベンジルブロ
マイド23.7mg、酸化銀17.0mgをDMF1m
Lに溶解し、室温で2日間撹拌した。反応混合物をジエ
チルエーテルで希釈し、これを、水、飽和食塩水で順次
洗浄しMgSO4で乾燥した。MgSO4を濾別後、減圧
下濃縮すると残渣30.0mgが得られた。これをシリ
カゲル・カラム・クロマトグラフィー(展開溶媒:50
%酢酸エチル−ヘキサン)により分画し、13−オキシ
インゲノール−20−ベンジルエーテル(化合物番号
9)3.8mgを得た(収率17%)。
【0087】化合物番号9 粘稠油状物。
【0088】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 7.37(5H,m),6.01(1H,d,J=3.
5Hz),5.90(1H,d,J=1.4Hz),
4.79(1H,d,J=11.6Hz),4.65
(1H,d,J=11.6Hz),4.32(1H,
s),4.15(2H,m),4.04(1H,s),
3.96(1H,dd,J=12.3,5.5Hz),
3.78(1H,d,J=9.0Hz),2.96(1
H,d,J=9.0Hz),2.67(1H,m),
2.40(1H,m),2.20(2H,t,J=7.
5Hz),2.10(1H,m),1.75(3H,
d,J=1.4Hz),1.25(19H,s),1.
20(3H,s),1.06(3H,s),0.95
(3H,d,J=7.2Hz),0.88(3H,t,
J=6.2Hz)。
δppm) 7.37(5H,m),6.01(1H,d,J=3.
5Hz),5.90(1H,d,J=1.4Hz),
4.79(1H,d,J=11.6Hz),4.65
(1H,d,J=11.6Hz),4.32(1H,
s),4.15(2H,m),4.04(1H,s),
3.96(1H,dd,J=12.3,5.5Hz),
3.78(1H,d,J=9.0Hz),2.96(1
H,d,J=9.0Hz),2.67(1H,m),
2.40(1H,m),2.20(2H,t,J=7.
5Hz),2.10(1H,m),1.75(3H,
d,J=1.4Hz),1.25(19H,s),1.
20(3H,s),1.06(3H,s),0.95
(3H,d,J=7.2Hz),0.88(3H,t,
J=6.2Hz)。
【0089】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3456,2954,2926,1726,1456,
1381,1146,1117。
m-1) 3456,2954,2926,1726,1456,
1381,1146,1117。
【0090】[実施例7] 13−オキシインゲノール−20−ピバレート(化合物
番号11)の合成 13−オキシインゲノール15.1mg、ピバリルクロ
ライド142.4mg、ピリジン196.0mgをジク
ロロメタン3mLに溶解し、室温で14時間撹拌した。
反応混合物を酢酸エチルで希釈し、これを、水、飽和食
塩水で順次洗浄しMgSO4で乾燥した。MgSO4を濾
別後、減圧下濃縮すると残渣30.0mgが得られた。
これをシリカゲル・カラム・クロマトグラフィー(展開
溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃度0
%、1%で順次展開)により分画し、13−オキシイン
ゲノール−20−ピバレート(化合物番号11)11.
8mgを得た(収率67%)。
番号11)の合成 13−オキシインゲノール15.1mg、ピバリルクロ
ライド142.4mg、ピリジン196.0mgをジク
ロロメタン3mLに溶解し、室温で14時間撹拌した。
反応混合物を酢酸エチルで希釈し、これを、水、飽和食
塩水で順次洗浄しMgSO4で乾燥した。MgSO4を濾
別後、減圧下濃縮すると残渣30.0mgが得られた。
これをシリカゲル・カラム・クロマトグラフィー(展開
溶媒:メタノール−クロロホルム系、メタノール濃度0
%、1%で順次展開)により分画し、13−オキシイン
ゲノール−20−ピバレート(化合物番号11)11.
8mgを得た(収率67%)。
【0091】化合物番号11 粘稠油状物。
【0092】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.06(1H,d,J=4.1Hz),5.91(1
H,d,J=0.8Hz),4.69(1H,d,J=
13.0Hz),4.54(1H,d,J=13.0H
z),4.43(1H,d,J=6.3Hz),4.0
8(1H,s),4.04(1H,dd,J=15.
4,4.1Hz),3.67(1H,d,J=10.7
Hz),3.00(1H,d,J=10.7Hz),
2.73(1H,dd,J=16.6,2.6Hz),
2.58(1H,m),2.43(1H,m),2.2
0(2H,t,J=7.6Hz),2.19(1H,
m),1.85 (3H,d,J=0.8Hz),1.
25(19H,s),1.21(3H,s),1.19
(9H,s),1.08(3H,s),0.97(3
H,d,J=7.2Hz),0.89(3H,t,J=
5.8Hz)。
δppm) 6.06(1H,d,J=4.1Hz),5.91(1
H,d,J=0.8Hz),4.69(1H,d,J=
13.0Hz),4.54(1H,d,J=13.0H
z),4.43(1H,d,J=6.3Hz),4.0
8(1H,s),4.04(1H,dd,J=15.
4,4.1Hz),3.67(1H,d,J=10.7
Hz),3.00(1H,d,J=10.7Hz),
2.73(1H,dd,J=16.6,2.6Hz),
2.58(1H,m),2.43(1H,m),2.2
0(2H,t,J=7.6Hz),2.19(1H,
m),1.85 (3H,d,J=0.8Hz),1.
25(19H,s),1.21(3H,s),1.19
(9H,s),1.08(3H,s),0.97(3
H,d,J=7.2Hz),0.89(3H,t,J=
5.8Hz)。
【0093】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3440,2958,2927,2854,1728,
1462,1381,1282,1147,1117。
m-1) 3440,2958,2927,2854,1728,
1462,1381,1282,1147,1117。
【0094】[実施例8] 13−オキシインゲノール−20−(メチルカーボネー
ト)(化合物番号13)及び13−オキシインゲノール
−3,4−カルボニルジオキシド−20−(メチルカー
ボネート)(化合物番号22)の合成 13−オキシインゲノール16.4mg、メチルクロロ
ホルメート96.0mg、ピリジン159.8mgをジ
クロロメタン2mLに溶解し、室温で20時間撹拌し
た。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、これを、水、1
NHCl水溶液、1NNaOH水溶液、飽和食塩水で順
次洗浄しMgSO4で乾燥した。MgSO4を濾別後、減
圧下濃縮すると残渣16.8mgが得られた。これを高
速液体クロマトグラフィー(カラム:TSKgel O
H−120、展開溶媒:50%酢酸エチル−ヘキサン、
検出条件:UV300nm)により分画し、13−オキ
シインゲノール−20−(メチルカーボネート)(化合
物番号13)3.0mg (収率17%)及び13−オ
キシインゲノール−3,4−カルボニルジオキシド−2
0−(メチルカーボネート)(化合物番号22)7.1
mg(収率41%)を得た。
ト)(化合物番号13)及び13−オキシインゲノール
−3,4−カルボニルジオキシド−20−(メチルカー
ボネート)(化合物番号22)の合成 13−オキシインゲノール16.4mg、メチルクロロ
ホルメート96.0mg、ピリジン159.8mgをジ
クロロメタン2mLに溶解し、室温で20時間撹拌し
た。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、これを、水、1
NHCl水溶液、1NNaOH水溶液、飽和食塩水で順
次洗浄しMgSO4で乾燥した。MgSO4を濾別後、減
圧下濃縮すると残渣16.8mgが得られた。これを高
速液体クロマトグラフィー(カラム:TSKgel O
H−120、展開溶媒:50%酢酸エチル−ヘキサン、
検出条件:UV300nm)により分画し、13−オキ
シインゲノール−20−(メチルカーボネート)(化合
物番号13)3.0mg (収率17%)及び13−オ
キシインゲノール−3,4−カルボニルジオキシド−2
0−(メチルカーボネート)(化合物番号22)7.1
mg(収率41%)を得た。
【0095】化合物番号13 粘稠油状物。
【0096】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.13(1H,br.d,J=4.2Hz),5.9
2(1H,d,J=1.5Hz),4.78(1H,
d,J=12.3Hz),4.59(1H,d,J=1
2.3Hz),4.45(1H,d,J=6.7H
z),4.10(1H,br.s),4.03(1H,
m),3.78(3H,s),3.73(1H,br.
d,J=11.4Hz),2.79(1H,d,J=1
1.4Hz),2.72(1H,dd,J=16.4,
2.8Hz),2.40(2H,m),2.20(2
H,t,J=7.5Hz),2.19(1H,m),
1.86(3H,d,J=1.5Hz),1.25(1
9H,s),1.21(3H,s),1.07(3H,
s),0.97(3H,d,J=7.0Hz),0.8
8(3H,t,J=6.5Hz)。
δppm) 6.13(1H,br.d,J=4.2Hz),5.9
2(1H,d,J=1.5Hz),4.78(1H,
d,J=12.3Hz),4.59(1H,d,J=1
2.3Hz),4.45(1H,d,J=6.7H
z),4.10(1H,br.s),4.03(1H,
m),3.78(3H,s),3.73(1H,br.
d,J=11.4Hz),2.79(1H,d,J=1
1.4Hz),2.72(1H,dd,J=16.4,
2.8Hz),2.40(2H,m),2.20(2
H,t,J=7.5Hz),2.19(1H,m),
1.86(3H,d,J=1.5Hz),1.25(1
9H,s),1.21(3H,s),1.07(3H,
s),0.97(3H,d,J=7.0Hz),0.8
8(3H,t,J=6.5Hz)。
【0097】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3431,2956,2926,2854,1743,
1730,1444,1383,1275,1147,
1117。
m-1) 3431,2956,2926,2854,1743,
1730,1444,1383,1275,1147,
1117。
【0098】化合物番号22 粘稠油状物。
【0099】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.25(1H,m),6.00(1H,d,J=1.
6Hz),5.21(1H,2),4.78(1H,
d,J=12.2Hz),4.59(1H,d,J=1
2.2Hz),4.03(1H,d,J=9.9H
z),3.80(3H,s),3.75(1H,m),
2.99(1H,d−like),2.76(2H,d
d,J=16.4,2.6Hz),2.51(1H,
m),2.21(2H,t,J=7.4Hz),2.0
2(2H,dd,J=16.4,8.8Hz),1.9
3(3H,br.s),1.25(22H,s),1.
09(3H,s),0.94(3H,d,J=7.0H
z),0.88(3H,t,J=6.7Hz)。
δppm) 6.25(1H,m),6.00(1H,d,J=1.
6Hz),5.21(1H,2),4.78(1H,
d,J=12.2Hz),4.59(1H,d,J=1
2.2Hz),4.03(1H,d,J=9.9H
z),3.80(3H,s),3.75(1H,m),
2.99(1H,d−like),2.76(2H,d
d,J=16.4,2.6Hz),2.51(1H,
m),2.21(2H,t,J=7.4Hz),2.0
2(2H,dd,J=16.4,8.8Hz),1.9
3(3H,br.s),1.25(22H,s),1.
09(3H,s),0.94(3H,d,J=7.0H
z),0.88(3H,t,J=6.7Hz)。
【0100】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3462,2956,2926,2854,1813,
1751,1444,1377,1279,1119,
1032。
m-1) 3462,2956,2926,2854,1813,
1751,1444,1377,1279,1119,
1032。
【0101】[実施例9] 13−オキシインゲノール−5,20−アセトニド(化
合物番号17)の合成 13−オキシインゲノール154.2mgを、p−トル
エンスルホン酸・一水和物−アセトン溶液(0.47m
g/mL)10mLに溶解し、室温で10分間撹拌し
た。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、これを、1NN
aOH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4で乾
燥した。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣1
62.3mgが得られた。これをシリカゲル・カラム・
クロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
系、酢酸エチル濃度30%、80%で順次展開)により
分画し、13−オキシインゲノール−5,20−アセト
ニド(化合物番号17)91.5mgを得た(収率55
%)。
合物番号17)の合成 13−オキシインゲノール154.2mgを、p−トル
エンスルホン酸・一水和物−アセトン溶液(0.47m
g/mL)10mLに溶解し、室温で10分間撹拌し
た。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、これを、1NN
aOH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4で乾
燥した。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣1
62.3mgが得られた。これをシリカゲル・カラム・
クロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル−ヘキサン
系、酢酸エチル濃度30%、80%で順次展開)により
分画し、13−オキシインゲノール−5,20−アセト
ニド(化合物番号17)91.5mgを得た(収率55
%)。
【0102】化合物番号17 粘稠油状物。
【0103】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 5.89(1H,d,J=1.4Hz),5.77(1
H,m),4.28(1H,d,J=4.5Hz),
4.18(2H,br.s),4.04(1H,m),
3.93(1H,br.s),3.57(1H,s),
2.74(1H,dd,J=16.6,3.1Hz),
2.58(1H,d,J=4.5Hz),2.57(1
H,m),2.20(2H,t,J=7.4Hz),
2.14(1H,dd,J=16.6,6.3Hz),
1.86(3H,d,J=1.4Hz),1.41(3
H,s),1.35(3H,s),1.25(19H,
s),1.23(3H,s),1.07(3H,s),
0.95(3H,d,J=7.0Hz),0.88(3
H,t,J=6.3Hz)。
δppm) 5.89(1H,d,J=1.4Hz),5.77(1
H,m),4.28(1H,d,J=4.5Hz),
4.18(2H,br.s),4.04(1H,m),
3.93(1H,br.s),3.57(1H,s),
2.74(1H,dd,J=16.6,3.1Hz),
2.58(1H,d,J=4.5Hz),2.57(1
H,m),2.20(2H,t,J=7.4Hz),
2.14(1H,dd,J=16.6,6.3Hz),
1.86(3H,d,J=1.4Hz),1.41(3
H,s),1.35(3H,s),1.25(19H,
s),1.23(3H,s),1.07(3H,s),
0.95(3H,d,J=7.0Hz),0.88(3
H,t,J=6.3Hz)。
【0104】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3444,2954,2926,2854,1738,
1728,1462,1454,1379,1223,
1157,1119,1072。
m-1) 3444,2954,2926,2854,1738,
1728,1462,1454,1379,1223,
1157,1119,1072。
【0105】[実施例10] 13−オキシインゲノール−3,4:5,20−ジアセ
トニド(化合物番号16)の合成 13−オキシインゲノール48.9mg、p−トルエン
スルホン酸・一水和物108.3mgをアセトン10m
Lに溶解し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸
エチルで希釈し、これを、1NNaOH水溶液、飽和食
塩水で順次洗浄しMgSO4で乾燥した。MgSO4を濾
別後、減圧下濃縮すると残渣48.7mgが得られた。
これをシリカゲル・カラム・クロマトグラフィー(展開
溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃度2%、
5%、10%で順次展開)により分画し、13−オキシ
インゲノール−3,4:5,20−ジアセトニド(化合
物番号16)27.3mgを得た(収率49%)。
トニド(化合物番号16)の合成 13−オキシインゲノール48.9mg、p−トルエン
スルホン酸・一水和物108.3mgをアセトン10m
Lに溶解し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸
エチルで希釈し、これを、1NNaOH水溶液、飽和食
塩水で順次洗浄しMgSO4で乾燥した。MgSO4を濾
別後、減圧下濃縮すると残渣48.7mgが得られた。
これをシリカゲル・カラム・クロマトグラフィー(展開
溶媒:酢酸エチル−ヘキサン系、酢酸エチル濃度2%、
5%、10%で順次展開)により分画し、13−オキシ
インゲノール−3,4:5,20−ジアセトニド(化合
物番号16)27.3mgを得た(収率49%)。
【0106】化合物番号16 粘稠油状物。
【0107】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 5.94(1H,d,J=1.5Hz),5.68(1
H,dd,J=3.6,2.0Hz),4.87(1
H,s),4.26(1H,dd,J=14.1,1.
8Hz),4.10(1H,d,J=14.1Hz),
3.94(1H,br.s),3.54(1H,m),
2.72(1H,dd,J=16.3,2.8Hz),
2.61(1H,m),2.21(2H,t,J=7.
5Hz),2.14(1H,dd,J=16.3,1
0.2Hz),1.86(3H,d,J=1.5H
z),1.55(3H,s),1.51(3H,s),
1.41(3H,s),1.33(3H,s),1.2
5(19H,s),1.22(3H,s),1.06
(3H,s),0.98(3H,d,J=7.0H
z),0.88(3H,t,J=6.4Hz)。
δppm) 5.94(1H,d,J=1.5Hz),5.68(1
H,dd,J=3.6,2.0Hz),4.87(1
H,s),4.26(1H,dd,J=14.1,1.
8Hz),4.10(1H,d,J=14.1Hz),
3.94(1H,br.s),3.54(1H,m),
2.72(1H,dd,J=16.3,2.8Hz),
2.61(1H,m),2.21(2H,t,J=7.
5Hz),2.14(1H,dd,J=16.3,1
0.2Hz),1.86(3H,d,J=1.5H
z),1.55(3H,s),1.51(3H,s),
1.41(3H,s),1.33(3H,s),1.2
5(19H,s),1.22(3H,s),1.06
(3H,s),0.98(3H,d,J=7.0H
z),0.88(3H,t,J=6.4Hz)。
【0108】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 2980,2927,2854,1738,1732,
1462,1452,1381,1223,1211,
1163,1146。
m-1) 2980,2927,2854,1738,1732,
1462,1452,1381,1223,1211,
1163,1146。
【0109】[実施例11] 13−オキシインゲノール−5,20−アセトニド−3
−オクタデカノエート(化合物番号18)の合成 13−オキシインゲノール−5,20−アセトニド1
2.5mg、オクタデカノイルクロライド0.3mL、
ピリジン1mLをジクロロメタン3mLに溶解し、室温
で20時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈
し、これを、水、1NHCl水溶液、1NNaOH水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4で乾燥した。M
gSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣192.2m
gが得られた。これをシリカゲル・カラム・クロマトグ
ラフィー(展開溶媒:10%酢酸エチル−ヘキサン)を
2回繰り返すことにより分画し、13−オキシインゲノ
ール−5,20−アセトニド−3−オクタデカノエート
(化合物番号18)15.2mgを得た(収率83
%)。
−オクタデカノエート(化合物番号18)の合成 13−オキシインゲノール−5,20−アセトニド1
2.5mg、オクタデカノイルクロライド0.3mL、
ピリジン1mLをジクロロメタン3mLに溶解し、室温
で20時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈
し、これを、水、1NHCl水溶液、1NNaOH水溶
液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4で乾燥した。M
gSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残渣192.2m
gが得られた。これをシリカゲル・カラム・クロマトグ
ラフィー(展開溶媒:10%酢酸エチル−ヘキサン)を
2回繰り返すことにより分画し、13−オキシインゲノ
ール−5,20−アセトニド−3−オクタデカノエート
(化合物番号18)15.2mgを得た(収率83
%)。
【0110】化合物番号18 粘稠油状物。
【0111】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.03(1H,d,J=1.5Hz),5.76(1
H,m),5.55(1H,s),4.28〜3.98
(4H,m),3.17(1H,s),2.77〜2.
60(2H,m),2.36(2H,t,J=7.3H
z),2.22(1H,m),2.20(2H,t,J
=7.4Hz),1.77(3H,d,J=1.5H
z),1.46(3H,s),1.42(3H,s),
1.25(49H,s),1.20(3H,s),1.
06(3H,s),0.99(3H,d,J=7.0H
z),0.88(6H,t,J=6.4Hz)。
δppm) 6.03(1H,d,J=1.5Hz),5.76(1
H,m),5.55(1H,s),4.28〜3.98
(4H,m),3.17(1H,s),2.77〜2.
60(2H,m),2.36(2H,t,J=7.3H
z),2.22(1H,m),2.20(2H,t,J
=7.4Hz),1.77(3H,d,J=1.5H
z),1.46(3H,s),1.42(3H,s),
1.25(49H,s),1.20(3H,s),1.
06(3H,s),0.99(3H,d,J=7.0H
z),0.88(6H,t,J=6.4Hz)。
【0112】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3398,2953,2926,2850,1732,
1713,1468,1383,1375,1369,
1230,1200,1159,1120,1066,
1016。
m-1) 3398,2953,2926,2850,1732,
1713,1468,1383,1375,1369,
1230,1200,1159,1120,1066,
1016。
【0113】[実施例12] 13−オキシインゲノール−3−オクタデカノエート
(化合物番号6)の合成 13−オキシインゲノール−5,20−アセトニド−3
−オクタデカノエート10.0mgを過塩素酸メタノー
ル溶液(70%過塩素酸0.34mL/メタノール10
0mL)2mLに溶解し、室温で20時間撹拌した。反
応混合物をジエチルエーテルで希釈し、これを、水、1
NNaOH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4
で乾燥した。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残
渣16.1mgが得られた。これを高速液体クロマトグ
ラフィー(カラム:TSKgelOH−120、展開溶
媒:50%酢酸エチル−ヘキサン、検出条件:UV30
0nm)により分画し、13−オキシインゲノール−3
−オクタデカノエート (化合物番号6)6.3mgを
得た(収率66%)。
(化合物番号6)の合成 13−オキシインゲノール−5,20−アセトニド−3
−オクタデカノエート10.0mgを過塩素酸メタノー
ル溶液(70%過塩素酸0.34mL/メタノール10
0mL)2mLに溶解し、室温で20時間撹拌した。反
応混合物をジエチルエーテルで希釈し、これを、水、1
NNaOH水溶液、飽和食塩水で順次洗浄しMgSO4
で乾燥した。MgSO4を濾別後、減圧下濃縮すると残
渣16.1mgが得られた。これを高速液体クロマトグ
ラフィー(カラム:TSKgelOH−120、展開溶
媒:50%酢酸エチル−ヘキサン、検出条件:UV30
0nm)により分画し、13−オキシインゲノール−3
−オクタデカノエート (化合物番号6)6.3mgを
得た(収率66%)。
【0114】化合物番号6 粘稠油状物。
【0115】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.02(2H,m),5.44(1H,s),4.2
1〜4.02(5H,m),3.50(1H,s),
2.79〜2.52(2H,m),2.41(2H,
t,J=7.3Hz),2.22(1H,m),2.2
1(2H,t,J=7.3Hz),1.79(3H,
d,J=1.4Hz),1.25(48H,s),1.
20(3H,s),1.07(3H,s),0.97
(3H,d,J=7.0Hz),0.88(6H,t,
J=6.4Hz)。
δppm) 6.02(2H,m),5.44(1H,s),4.2
1〜4.02(5H,m),3.50(1H,s),
2.79〜2.52(2H,m),2.41(2H,
t,J=7.3Hz),2.22(1H,m),2.2
1(2H,t,J=7.3Hz),1.79(3H,
d,J=1.4Hz),1.25(48H,s),1.
20(3H,s),1.07(3H,s),0.97
(3H,d,J=7.0Hz),0.88(6H,t,
J=6.4Hz)。
【0116】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 2926,2854,1740,1466,1381,
1169,1119。
m-1) 2926,2854,1740,1466,1381,
1169,1119。
【0117】以下に、同様の方法で合成した化合物の物
性値を示す。
性値を示す。
【0118】[実施例13] 13−オキシインゲノール−3−ドデカノエート(化合
物番号7) 粘稠油状物。
物番号7) 粘稠油状物。
【0119】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.07〜6.00(2H,m),5.45(1H,
s),4.26〜4.02(5H,m),3.51(1
H,s),2.78〜2.54(2H,m),2.41
(2H,t,J=7.4Hz),2.23(1H,
m),2.21(2H,t,J=7.4Hz),1.7
9(3H,d,J=1.3Hz),1.26(19H,
s),1.25(18H,s),1.20(3H,
s),1.07(3H,s),0.97(3H,d,J
=7.0Hz),0.88(6H,t,J=6.5H
z)。
δppm) 6.07〜6.00(2H,m),5.45(1H,
s),4.26〜4.02(5H,m),3.51(1
H,s),2.78〜2.54(2H,m),2.41
(2H,t,J=7.4Hz),2.23(1H,
m),2.21(2H,t,J=7.4Hz),1.7
9(3H,d,J=1.3Hz),1.26(19H,
s),1.25(18H,s),1.20(3H,
s),1.07(3H,s),0.97(3H,d,J
=7.0Hz),0.88(6H,t,J=6.5H
z)。
【0120】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3462,2954,2931,2854,1740,
1730,1466,1381,1171,1119。
m-1) 3462,2954,2931,2854,1740,
1730,1466,1381,1171,1119。
【0121】[実施例14] 13−オキシインゲノール−20−ベンゾエート(化合
物番号8) 粘稠油状物。
物番号8) 粘稠油状物。
【0122】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 8.04(2H,d−like),7.58(1H,t
−like),7.45(2H,t−like),6.
17(1H,dd,J=4.4,1.1Hz),5.9
3(1H,d,J=1.4Hz),4.96(1H,
d,J=12.8Hz),4.81(1H,d,J=1
2.8Hz),4.48(1H,d,J=4.2H
z),4.11(1H,s),4.08(1H,dd,
J=10.3,4.4Hz),3.77(1H,m),
3.00(1H,d,J=10.5Hz),2.75
(1H,dd,J=16.6,3.2Hz),2.47
(2H,m),2.21(2H,t,J=7.5H
z),2.19(1H,m),1.86(3H,d,J
=1.4Hz),1.25(19H,s),1.23
(3H,s),1.08(3H,s),0.98(3
H,d,J=7.2Hz),0.88(3H,t,J=
6.5Hz)。
δppm) 8.04(2H,d−like),7.58(1H,t
−like),7.45(2H,t−like),6.
17(1H,dd,J=4.4,1.1Hz),5.9
3(1H,d,J=1.4Hz),4.96(1H,
d,J=12.8Hz),4.81(1H,d,J=1
2.8Hz),4.48(1H,d,J=4.2H
z),4.11(1H,s),4.08(1H,dd,
J=10.3,4.4Hz),3.77(1H,m),
3.00(1H,d,J=10.5Hz),2.75
(1H,dd,J=16.6,3.2Hz),2.47
(2H,m),2.21(2H,t,J=7.5H
z),2.19(1H,m),1.86(3H,d,J
=1.4Hz),1.25(19H,s),1.23
(3H,s),1.08(3H,s),0.98(3
H,d,J=7.2Hz),0.88(3H,t,J=
6.5Hz)。
【0123】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3419,2954,2926,2854,1722,
1452,1377,1271,1146,1115。
m-1) 3419,2954,2926,2854,1722,
1452,1377,1271,1146,1115。
【0124】[実施例15] 13−オキシインゲノール−3−ヘキサノエート(化合
物番号10) 粘稠油状物。
物番号10) 粘稠油状物。
【0125】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.03(2H,m),5.45(1H,s),4.2
3〜4.10(4H,m),4.05(1H,d,J=
2.9Hz),3.51(1H,s),2.79〜2.
34(2H,m),2.41(2H,t,J=7.5H
z),2.22(1H,m),2.21(2H,t,J
=7.5Hz),1.79(3H,br.s),1.7
9(7H,m),1.25(18H,s),1.20
(3H,s),1.07(3H,s),0.97(3
H,d,J=7.2Hz),0.89(6H,m)。
δppm) 6.03(2H,m),5.45(1H,s),4.2
3〜4.10(4H,m),4.05(1H,d,J=
2.9Hz),3.51(1H,s),2.79〜2.
34(2H,m),2.41(2H,t,J=7.5H
z),2.22(1H,m),2.21(2H,t,J
=7.5Hz),1.79(3H,br.s),1.7
9(7H,m),1.25(18H,s),1.20
(3H,s),1.07(3H,s),0.97(3
H,d,J=7.2Hz),0.89(6H,m)。
【0126】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3466,2956,2933,2854,1736,
1466,1381,1173,1120。
m-1) 3466,2956,2933,2854,1736,
1466,1381,1173,1120。
【0127】[実施例16] 13−オキシインゲノール−3−ベンゾエート(化合物
番号12) 粘稠油状物。
番号12) 粘稠油状物。
【0128】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 8.03(2H,d,J=7.3Hz),7.62(1
H,t,J=7.3Hz),7.48(2H,t,J=
7.3Hz),6.10(1H,d,J=1.2H
z),6.06(1H,m),5.74(1H,s),
4.40(1H,m),4.22〜4.06(4H,
m),3.61(1H,s),2.73(2H,m),
2.22(1H,m),2.21(2H,t,J=7.
5Hz),1.85 (3H,d,J=1.2Hz),
1.25(19H,s),1.16(3H,s),1.
06(3H,s),1.04(3H,m),0.88
(3H,t,J=6.8Hz)。
δppm) 8.03(2H,d,J=7.3Hz),7.62(1
H,t,J=7.3Hz),7.48(2H,t,J=
7.3Hz),6.10(1H,d,J=1.2H
z),6.06(1H,m),5.74(1H,s),
4.40(1H,m),4.22〜4.06(4H,
m),3.61(1H,s),2.73(2H,m),
2.22(1H,m),2.21(2H,t,J=7.
5Hz),1.85 (3H,d,J=1.2Hz),
1.25(19H,s),1.16(3H,s),1.
06(3H,s),1.04(3H,m),0.88
(3H,t,J=6.8Hz)。
【0129】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3469,2953,2926,2854,1738,
1722,1601,1452,1383,1275,
1176,1117。
m-1) 3469,2953,2926,2854,1738,
1722,1601,1452,1383,1275,
1176,1117。
【0130】[実施例17] インゲノール−3,20−ジピバレート(化合物番号1
4) 粘稠油状物。
4) 粘稠油状物。
【0131】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.11(1H,d,J=4.4Hz),6.03(1
H,br.s),5.42(1H,s),4.76(1
H,d,J=12.8Hz),4.46(1H,d,J
=12.8Hz),4.42(1H,d,J=6.7H
z),4.10(1H,dd,J=11.4,4.4H
z),3.81(1H,d,J=6.4Hz),3.6
3(1H,d,J=6.4Hz),3.39(1H,
s),2.49(1H,m),2.26(1H,dd
d,J=15.1,8.7,2.5Hz),1.75
(1H,dt,J=15.1,5.7Hz),1.75
(3H,br.s),1.24(9H,s),1.17
(9H,s),1.07(3H,s),1.05(3
H,s),0.97(3H,d,J=7.2Hz),
0.95(1H,m),0.69(1H,q,J=8.
0Hz)。
δppm) 6.11(1H,d,J=4.4Hz),6.03(1
H,br.s),5.42(1H,s),4.76(1
H,d,J=12.8Hz),4.46(1H,d,J
=12.8Hz),4.42(1H,d,J=6.7H
z),4.10(1H,dd,J=11.4,4.4H
z),3.81(1H,d,J=6.4Hz),3.6
3(1H,d,J=6.4Hz),3.39(1H,
s),2.49(1H,m),2.26(1H,dd
d,J=15.1,8.7,2.5Hz),1.75
(1H,dt,J=15.1,5.7Hz),1.75
(3H,br.s),1.24(9H,s),1.17
(9H,s),1.07(3H,s),1.05(3
H,s),0.97(3H,d,J=7.2Hz),
0.95(1H,m),0.69(1H,q,J=8.
0Hz)。
【0132】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3444,2974,2935,2872,1732,
1711,1481,1460,1398,1381,
1367,1284,1188,1163。
m-1) 3444,2974,2935,2872,1732,
1711,1481,1460,1398,1381,
1367,1284,1188,1163。
【0133】[実施例18] インゲノール−20−ピバレート(化合物番号15) 粘稠油状物。
【0134】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.10(1H,br.d,J=4.5Hz),5.9
6(1H,m),4.71(1H,d,J=12.8H
z),4.52(1H,d,J=12.8Hz),4.
42(1H,d,J=6.7Hz),4.10(1H,
dd,J=11.7,3.7Hz),4.03(1H,
s),3.64(1H,d,J=10.1Hz),2.
97(1H,d,J=10.1Hz),2.32(2
H,m),2.23(1H,d,J=6.7Hz),
1.85(3H,s),1.76(1H,m),1.1
8(9H,s),1.11(3H,s),1.07(3
H,s),0.98(3H,d,J=7.2Hz),
0.95(1H,m),0.72(1H,m)。
δppm) 6.10(1H,br.d,J=4.5Hz),5.9
6(1H,m),4.71(1H,d,J=12.8H
z),4.52(1H,d,J=12.8Hz),4.
42(1H,d,J=6.7Hz),4.10(1H,
dd,J=11.7,3.7Hz),4.03(1H,
s),3.64(1H,d,J=10.1Hz),2.
97(1H,d,J=10.1Hz),2.32(2
H,m),2.23(1H,d,J=6.7Hz),
1.85(3H,s),1.76(1H,m),1.1
8(9H,s),1.11(3H,s),1.07(3
H,s),0.98(3H,d,J=7.2Hz),
0.95(1H,m),0.72(1H,m)。
【0135】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3440,2958,2935,2871,1726,
1713,1481,1462,1396,1381,
1367,1282,1157。
m-1) 3440,2958,2935,2871,1726,
1713,1481,1462,1396,1381,
1367,1282,1157。
【0136】[実施例19] 13−オキシインゲノール−5,20−アセトニド−3
−ドデカノエート(化合物番号19) 粘稠油状物。
−ドデカノエート(化合物番号19) 粘稠油状物。
【0137】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.03(1H,d,J=1.4Hz),5.76(1
H,m),5.54(1H,s),4.29〜3.99
(4H,m),3.18(1H,s),2.78〜2.
60(2H,m),2.36(2H,t,J=7.2H
z),2.22(1H,m),2.21(2H,t,J
=7.4Hz),1.77(3H,d,J=1.4H
z),1.44(3H,s),1.41(3H,s),
1.25(37H,s),1.20(3H,s),1.
06(3H,s),0.99(3H,d,J=7.2H
z),0.88(6H,m)。
δppm) 6.03(1H,d,J=1.4Hz),5.76(1
H,m),5.54(1H,s),4.29〜3.99
(4H,m),3.18(1H,s),2.78〜2.
60(2H,m),2.36(2H,t,J=7.2H
z),2.22(1H,m),2.21(2H,t,J
=7.4Hz),1.77(3H,d,J=1.4H
z),1.44(3H,s),1.41(3H,s),
1.25(37H,s),1.20(3H,s),1.
06(3H,s),0.99(3H,d,J=7.2H
z),0.88(6H,m)。
【0138】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3406,2956,2931,2854,1738,
1711,1466,1381,1221,1200,
1163,1120,1068。
m-1) 3406,2956,2931,2854,1738,
1711,1466,1381,1221,1200,
1163,1120,1068。
【0139】[実施例20] 3−オキシインゲノール−5,20−アセトニド−3−
ヘキサノエート(化合物番号20) 粘稠油状物。
ヘキサノエート(化合物番号20) 粘稠油状物。
【0140】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 6.04(1H,br.s),5.75(1H,m),
5.55(1H,s),4.34〜3.98(4H,
m),3.18(1H,s),2.80〜2.60(2
H,m),2.37(2H,t,J=7.5Hz),
2.22(1H,m),2.21(2H,t,J=7.
5Hz),1.77(3H,br.s),1.47(3
H,s),1.41(3H,s),1.33(7H,
m),1.25(18H,s),1.20(3H,
s),1.08(3H,s),0.99(3H,d,J
=7.2Hz),0.89(6H,m)。
δppm) 6.04(1H,br.s),5.75(1H,m),
5.55(1H,s),4.34〜3.98(4H,
m),3.18(1H,s),2.80〜2.60(2
H,m),2.37(2H,t,J=7.5Hz),
2.22(1H,m),2.21(2H,t,J=7.
5Hz),1.77(3H,br.s),1.47(3
H,s),1.41(3H,s),1.33(7H,
m),1.25(18H,s),1.20(3H,
s),1.08(3H,s),0.99(3H,d,J
=7.2Hz),0.89(6H,m)。
【0141】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3406,2956,2927,2854,1738,
1711,1462,1381,1242,1221,
1200,1169,1122,1095,1066。
m-1) 3406,2956,2927,2854,1738,
1711,1462,1381,1242,1221,
1200,1169,1122,1095,1066。
【0142】[実施例21] 13−オキシインゲノール−5,20−アセトニド−3
−ベンゾエート(化合物番号21) 粘稠油状物。
−ベンゾエート(化合物番号21) 粘稠油状物。
【0143】1H−NMR(200MHz/CDCl3,
δppm) 8.02(2H,d−like),7.60(1H,t
−like),7.47(2H,t−like),6.
11(1H,d,J=1.6Hz),5.80(1H,
s),5.79(1H,m),4.31〜4.06(4
H,m),3.27(1H,s),2.78(1H,
m),2.73(1H,dd,J=16.8,2.8H
z),2.26(1H,m),2.22(2H,t,J
=7.5Hz),1.83(3H,d,J=1.6H
z),1.50(3H,s),1.47(3H,s),
1.25(19H,s),1.18(3H,s),1.
07(3H,d,J=4.7Hz),1.06(3H,
s),0.89(3H,t,J=6.4)。
δppm) 8.02(2H,d−like),7.60(1H,t
−like),7.47(2H,t−like),6.
11(1H,d,J=1.6Hz),5.80(1H,
s),5.79(1H,m),4.31〜4.06(4
H,m),3.27(1H,s),2.78(1H,
m),2.73(1H,dd,J=16.8,2.8H
z),2.26(1H,m),2.22(2H,t,J
=7.5Hz),1.83(3H,d,J=1.6H
z),1.50(3H,s),1.47(3H,s),
1.25(19H,s),1.18(3H,s),1.
07(3H,d,J=4.7Hz),1.06(3H,
s),0.89(3H,t,J=6.4)。
【0144】IR(顕微反射法/アルミ板蒸着,c
m-1) 3454,2954,2927,2854,1726,
1452,1381,1373,1273,1223,
1188,1161,1109,1097,1068。
m-1) 3454,2954,2927,2854,1726,
1452,1381,1373,1273,1223,
1188,1161,1109,1097,1068。
【0145】[実施例22]マウスリンパ性白血病細胞
(P388)を2−ヒドロキシエチルジスルフィド5μ
M、硫酸カナマイシン100μg/mlを添加した10
%牛胎児血清含有のRPMI−1640培地に加え、培
養細胞を1×104個/mlに調製し、本発明化合物及
び対照例として塩酸ドキソルビシン(ADM)を所定の
濃度になるように添加し、CO2培養器(CO2 5%、
湿度100%、37℃)で4日間培養した。MTT比色
法により生存細胞数を計測して、対照群に対する増殖阻
害率から50%細胞増殖阻害濃度(IC50)を求めた。
結果を表2に示す。
(P388)を2−ヒドロキシエチルジスルフィド5μ
M、硫酸カナマイシン100μg/mlを添加した10
%牛胎児血清含有のRPMI−1640培地に加え、培
養細胞を1×104個/mlに調製し、本発明化合物及
び対照例として塩酸ドキソルビシン(ADM)を所定の
濃度になるように添加し、CO2培養器(CO2 5%、
湿度100%、37℃)で4日間培養した。MTT比色
法により生存細胞数を計測して、対照群に対する増殖阻
害率から50%細胞増殖阻害濃度(IC50)を求めた。
結果を表2に示す。
【0146】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 博幸 山口県新南陽市土井二丁目東ソー水源池第 4社宅208号
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式[I] 【化1】 [式中、R1は水素原子または炭素数1〜20のアシル
オキシ基を示し、R1が水素原子であるときは、R2、R
5は同一又は相異なって水素原子かピバリル基を示し、
R3、R4は水素原子を示し、一方、R1が炭素数1〜2
0のアシルオキシ基であるときは、R2〜R5は同一又は
相異なって水素原子、炭素数1〜20のアシル基、置換
もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換の
ベンジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8
基、または、任意の2つが互いに結合して−CR9R10
−基もしくは−CO−基を示す。COOR6基、CON
R7R8基においてR6、R7、R8は同一または相異なっ
て水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。−
CR9R10−基においてR9、R10は同一または相異なっ
て水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、置換もし
くは無置換のフェニル基を示すか、互いに連結してnが
4、5である−(CH2)n−基を示す。ただし、R1、
R2、R5は同時に水素原子ではなく、R1がn−ドデカ
ノイル基でありR3が水素原子であるとき、(R2、
R4、R5が水素原子、あるいは、このうちいずれか一つ
のみが2,3−ジメチルブタノイル基)、(R2、R4、
R5がアセチル基)、(R2が2,3−ジメチルブタノイ
ル基、R4が水素原子かアセチル基、R5がn−ヘキサ
デカノイル基)、(R2が2,3−ジメチルブタノイル
基でR4、R5が互いに結合して−C(CH3)2−基)、
(R2、R4が水素原子、R5がn−ヘキサノイル基)、
(R2、R5がベンゾイル基、R4が水素原子)、または
(R2、R3が互いに連結して−CO−基かつR4、R5が
互いに連結して−CO−基)ではなく、R1がn−デカ
ノイル基でありR2が2,3−ジメチルブタノイル基で
あるとき、R3、R4、R5は水素原子ではない。]で表
されることを特徴とするジテルペン誘導体。 - 【請求項2】 【化2】 一般式[II][式中、R11は水素原子または炭素数1
〜20のアシルオキシ基を示し、R11が水素原子である
ときは、R12はピバリル基を示し、一方、R11が炭素数
1〜20のアシルオキシ基であるときは、R12は炭素数
1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル
基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、C
OOR6基、CONR7R8基を示す。COOR6基、CO
NR7R8基においてR6、R7、R8は同一または相異な
って水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示
す。]で表されるジテルペン誘導体と一般式[III]
[式中、R13は炭素数1〜20のアシル基、置換もしく
は無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジ
ル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を示
し、Xはハロゲン原子を示す。COOR6基、CONR7
R8基においてR6、R7、R8は同一または相異なって水
素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]であ
らわされるハロゲン化物とを反応させることを特徴とす
る一般式[IV][式中、R11は水素原子または炭素数
1〜20のアシルオキシ基を示し、R11が水素原子であ
るときは、R12、R14はピバリル基を示し、R15は水素
原子かピバリル基を示し、一方、R11が炭素数1〜20
のアシルオキシ基であるときは、R12は炭素数1〜20
のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換
もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、COOR6
基、CONR7R8基を示し、R14は炭素数1〜20のア
シル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換もし
くは無置換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、
CONR7R8基を示し、R15は水素原子、炭素数1〜2
0のアシル基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリ
チル基、COOR6基、CONR7R8基を示す。COO
R6基、CONR7R8基においてR6、R7、R8は同一ま
たは相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル
基を示す。ただし、R12、R14、R15は同時にアセチル
基ではない。]で表されるジテルペン誘導体の製造方
法。 - 【請求項3】 【化3】 一般式[V][式中、R16は炭素数1〜20のアシルオ
キシ基を示し、R17、R18は同一または相異なって水素
原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、置換もしくは無
置換のフェニル基を示すか、互いに連結してnが4、5
である−(CH2)n−基を示す。]で表されるジテルペ
ン誘導体と一般式[III][式中、R13は炭素数1〜
20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、
置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル基、COO
R6基、CONR7R8基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、
R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の
低級アルキル基を示す。]であらわされるハロゲン化物
とを反応させることを特徴とする一般式[VI][式
中、R16は炭素数1〜20のアシルオキシ基を示し、R
17、R18は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜
5の低級アルキル基、置換もしくは無置換のフェニル基
を示すか、互いに連結してnが4、5である−(C
H2)n−基を示す。R19は、2,3−ジメチルブタノイ
ル基を除く炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無
置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル
基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を示
す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、
R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の
低級アルキル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体
の製造方法。 - 【請求項4】 【化4】 一般式[VII][式中、R20は炭素数1〜20のアシ
ルオキシ基を示し、R21、R22は、同一又は相異なって
水素原子、炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは無
置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル
基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を示
す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、
R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の
低級アルキル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体
を脱トリチル化することを特徴とする一般式[VII
I][式中、R20は炭素数1〜20のアシルオキシ基を
示し、R21、R22は、同一又は相異なって水素原子、炭
素数1〜20のアシル基、置換もしくは無置換のベンゾ
イル基、置換もしくは無置換のベンジル基、トリチル
基、COOR6基、CONR7R8基を示す。COOR
6基、CONR7R8基においてR6、R7、R8は同一また
は相異なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基
を示す。]で表されるジテルペン誘導体の製造方法。 - 【請求項5】 【化5】 一般式[VI][式中、R16は炭素数1〜20のアシル
オキシ基を示し、R17、R18は同一または相異なって水
素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、置換もしくは
無置換のフェニル基を示すか、互いに連結してnが4、
5である−(CH2)n−基を示す。R19は、2,3−ジ
メチルブタノイル基を除く炭素数1〜20のアシル基、
置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置
換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7
R8基を示す。COOR6基、CONR7R8基においてR
6、R7、R8は同一または相異なって水素原子、炭素数
1〜5の低級アルキル基を示す。]で表されるジテルペ
ン誘導体より脱−CR17R18−基することを特徴とす
る、一般式[IX][式中、R16は炭素数1〜20のア
シルオキシ基を示し、R19は、2,3−ジメチルブタノ
イル基を除く炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは
無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベンジル
基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を示
す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、
R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の
低級アルキル基を示す。]で表されるジテルペン誘導体
の製造方法。 - 【請求項6】 【化6】 一般式[X][式中、R23は水素原子、炭素数1〜20
のアシルオキシ基を示す。]で表されるジテルペン誘導
体と一般式[III][式中、R13は炭素数1〜20の
アシル基、置換もしくは無置換のベンゾイル基、置換も
しくは無置換のベンジル基、トリチル基、COOR
6基、CONR7R8基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。COOR6基、CONR7R8基においてR6、R7、
R8は同一または相異なって水素原子、炭素数1〜5の
低級アルキル基を示す。]であらわされるハロゲン化物
とを反応させることを特徴とする一般式[XI][式
中、R23は水素原子または炭素数1〜20のアシルオキ
シ基を示し、R23が水素原子であるときは、R24は水素
原子かピバリル基を示し、R25は水素原子を示し、R26
はピバリル基を示し、一方、R23が炭素数1〜20のア
シルオキシ基であるときは、R24、R25は同一又は相異
なって水素原子、炭素数1〜20のアシル基、置換もし
くは無置換のベンゾイル基、置換もしくは無置換のベン
ジル基、トリチル基、COOR6基、CONR7R8基を
示し、R26は炭素数1〜20のアシル基、置換もしくは
無置換のベンジル基、トリチル基、COOR6基、CO
NR7R8基を示す。COOR6基、CONR7R8基にお
いてR6、R7、R8は同一または相異なって水素原子、
炭素数1〜5の低級アルキル基を示す。]で表されるジ
テルペン誘導体の製造方法。 - 【請求項7】 【化7】 一般式[XII][式中、R23は炭素数1〜20のアシ
ルオキシ基を示す。]で表されるジテルペン誘導体と一
般式[XIII][式中、R30、R31は同一または相異
なって水素原子、炭素数1〜5の低級アルキル基、置換
もしくは無置換のフェニル基を示すか、互いに連結して
nが4、5である−(CH2)n−基を示す。]であらわ
されるカルボニル化合物とを反応させることを特徴とす
る一般式[XIV][式中、R23は炭素数1〜20のア
シルオキシ基を示し、R26、R27は水素原子または互い
に結合して−CR30R31−基を示し、R28、R29は互い
に結合して−CR30R31−基を示す。−CR30R31−基
においてR30、R31は同一または相異なって水素原子、
炭素数1〜5の低級アルキル基、置換もしくは無置換の
フェニル基を示すか、互いに連結してnが4、5である
−(CH2)n−基を示す。]で表されるジテルペン誘導
体の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1記載のジテルペン誘導体を有効
成分として含有することを特徴とする抗腫瘍剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22896595A JPH08245505A (ja) | 1994-09-09 | 1995-09-06 | ジテルペン誘導体、その製造法及びそれを有効成分として含有する抗腫瘍剤 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21576694 | 1994-09-09 | ||
JP327995 | 1995-01-12 | ||
JP6-215766 | 1995-01-12 | ||
JP7-3279 | 1995-01-12 | ||
JP22896595A JPH08245505A (ja) | 1994-09-09 | 1995-09-06 | ジテルペン誘導体、その製造法及びそれを有効成分として含有する抗腫瘍剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08245505A true JPH08245505A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=27275736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22896595A Pending JPH08245505A (ja) | 1994-09-09 | 1995-09-06 | ジテルペン誘導体、その製造法及びそれを有効成分として含有する抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08245505A (ja) |
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RU2572549C2 (ru) * | 2010-12-22 | 2016-01-20 | Лео Лэборетериз Лимитед | Ингенол-3-ацилаты iii и ингенол-3-карбаматы |
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- 1995-09-06 JP JP22896595A patent/JPH08245505A/ja active Pending
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