JPH08233396A - 給湯機能付きエンジン駆動式ヒートポンプエアコン - Google Patents
給湯機能付きエンジン駆動式ヒートポンプエアコンInfo
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- JPH08233396A JPH08233396A JP7038753A JP3875395A JPH08233396A JP H08233396 A JPH08233396 A JP H08233396A JP 7038753 A JP7038753 A JP 7038753A JP 3875395 A JP3875395 A JP 3875395A JP H08233396 A JPH08233396 A JP H08233396A
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- Japan
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- cooling water
- engine
- hot water
- heat exchanger
- radiator
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
- Y02A30/274—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine
Landscapes
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空調負荷や給湯負荷が変動しても、エンジン
には所定の温度に冷却した冷却水を還流させ、安定した
冷却作用が行えるようにする。 【構成】 冷却水ポンプ4によって循環力を与えられた
冷却水が、排ガス熱交換器5・エンジン1・給湯用熱交
換器2・放熱器3・ワックス式流量制御弁V1を巡って
排ガス熱交換器5に還流する冷却水回路R1と、ワック
ス式流量制御弁V1の残余の入口と、給湯用熱交換器2
と放熱器3との間を接続するバイパス回路R3とからな
る冷却水回路を設けた。
には所定の温度に冷却した冷却水を還流させ、安定した
冷却作用が行えるようにする。 【構成】 冷却水ポンプ4によって循環力を与えられた
冷却水が、排ガス熱交換器5・エンジン1・給湯用熱交
換器2・放熱器3・ワックス式流量制御弁V1を巡って
排ガス熱交換器5に還流する冷却水回路R1と、ワック
ス式流量制御弁V1の残余の入口と、給湯用熱交換器2
と放熱器3との間を接続するバイパス回路R3とからな
る冷却水回路を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯機能を備えたエン
ジン駆動式ヒートポンプエアコンに関するものであり、
特に詳しくはエンジンの冷却水回路に改良を施したもの
である。
ジン駆動式ヒートポンプエアコンに関するものであり、
特に詳しくはエンジンの冷却水回路に改良を施したもの
である。
【0002】
【従来の技術】給湯機能を備えたエンジン駆動式ヒート
ポンプエアコンにおけるエンジンの冷却水回路として
は、図示しない圧縮機を駆動するエンジン1を冷却して
高温になった冷却水を、三方弁V2により二手に分岐し
て給湯用熱交換器2・放熱器3に供給してここで放熱さ
せ、その後排ガス熱交換器5を通ってエンジン1に還流
するように配管接続した、図3に示す構成のものが周知
である。
ポンプエアコンにおけるエンジンの冷却水回路として
は、図示しない圧縮機を駆動するエンジン1を冷却して
高温になった冷却水を、三方弁V2により二手に分岐し
て給湯用熱交換器2・放熱器3に供給してここで放熱さ
せ、その後排ガス熱交換器5を通ってエンジン1に還流
するように配管接続した、図3に示す構成のものが周知
である。
【0003】なお、図中4は冷却水を循環させるための
冷却水ポンプであり、V3は夏の冷房時に開き、冬の暖
房時に閉じる開閉弁、V4は夏の冷房時に閉じ、冬の暖
房時に開く開閉弁である。
冷却水ポンプであり、V3は夏の冷房時に開き、冬の暖
房時に閉じる開閉弁、V4は夏の冷房時に閉じ、冬の暖
房時に開く開閉弁である。
【0004】すなわち、従来のエンジン冷却水回路は、
排ガス熱交換器5とエンジン1を通って冷却作用をな
し、自身の温度が上昇した冷却水を3個の弁を操作する
ことによって、給湯用熱交換器2または放熱器3に供給
して冷却する構成であり、保護制御として設定温度に達
すると弁は他の熱交換器へと切り換えられるが、基本的
には給湯・空調などの負荷とは無関係に、エンジン1を
冷却した冷却水は給湯用熱交換器2・放熱器3に送られ
るようになっている。
排ガス熱交換器5とエンジン1を通って冷却作用をな
し、自身の温度が上昇した冷却水を3個の弁を操作する
ことによって、給湯用熱交換器2または放熱器3に供給
して冷却する構成であり、保護制御として設定温度に達
すると弁は他の熱交換器へと切り換えられるが、基本的
には給湯・空調などの負荷とは無関係に、エンジン1を
冷却した冷却水は給湯用熱交換器2・放熱器3に送られ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記構成
の従来のエンジン冷却水回路においては、給湯・空調な
どの負荷の変動に伴ってエンジン冷却水の放熱量が大き
く変動するので、排ガス熱交換器・エンジンに還流する
冷却水の温度も大きく変動する。このため、エンジンお
よびエンジン冷却水の劣化が早く進行するだけでなく、
負荷が小さい場合にはエンジン冷却水の温度が上昇して
ユニットに異常を来す要因となっていた。また、市場に
おけるクレームの発生やメンテナンス件数が増加すると
云った問題点もあり、これらの解決が課題となってい
た。
の従来のエンジン冷却水回路においては、給湯・空調な
どの負荷の変動に伴ってエンジン冷却水の放熱量が大き
く変動するので、排ガス熱交換器・エンジンに還流する
冷却水の温度も大きく変動する。このため、エンジンお
よびエンジン冷却水の劣化が早く進行するだけでなく、
負荷が小さい場合にはエンジン冷却水の温度が上昇して
ユニットに異常を来す要因となっていた。また、市場に
おけるクレームの発生やメンテナンス件数が増加すると
云った問題点もあり、これらの解決が課題となってい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、エンジン駆動式ヒートポンプエア
コンのエンジン本体と、給湯用熱交換器と、放熱器と、
冷却水ポンプと、排ガス熱交換器とを環状に配管接続し
て形成する冷却水回路の放熱器と冷却水ポンプとの間に
ワックス式流量制御弁を設け、このワックス式流量制御
弁の入口の一方を放熱器出口側に配管接続し、入口の他
方を給湯用熱交換器と放熱器との間から延設したバイパ
ス回路に配管接続し、出口を冷却水ポンプの吸込側に配
管接続したものであり、
課題を解決するため、エンジン駆動式ヒートポンプエア
コンのエンジン本体と、給湯用熱交換器と、放熱器と、
冷却水ポンプと、排ガス熱交換器とを環状に配管接続し
て形成する冷却水回路の放熱器と冷却水ポンプとの間に
ワックス式流量制御弁を設け、このワックス式流量制御
弁の入口の一方を放熱器出口側に配管接続し、入口の他
方を給湯用熱交換器と放熱器との間から延設したバイパ
ス回路に配管接続し、出口を冷却水ポンプの吸込側に配
管接続したものであり、
【0007】エンジン駆動式ヒートポンプエアコンのエ
ンジン本体と、給湯用熱交換器と、放熱器と、冷却水ポ
ンプと、排ガス熱交換器とを環状に配管接続して形成す
る冷却水回路の放熱器と冷却水ポンプとの間に三方弁を
設け、この三方弁の入口の一方を放熱器出口側に配管接
続し、入口の他方を給湯用熱交換器と放熱器との間から
延設したバイパス回路に配管接続し、出口を冷却水ポン
プの吸込側に配管接続し、さらに、この三方弁の下流側
に設けた温度検出手段が出力する温度信号に基づいて前
記三方弁の開度を制御する制御手段を設けたものであ
る。
ンジン本体と、給湯用熱交換器と、放熱器と、冷却水ポ
ンプと、排ガス熱交換器とを環状に配管接続して形成す
る冷却水回路の放熱器と冷却水ポンプとの間に三方弁を
設け、この三方弁の入口の一方を放熱器出口側に配管接
続し、入口の他方を給湯用熱交換器と放熱器との間から
延設したバイパス回路に配管接続し、出口を冷却水ポン
プの吸込側に配管接続し、さらに、この三方弁の下流側
に設けた温度検出手段が出力する温度信号に基づいて前
記三方弁の開度を制御する制御手段を設けたものであ
る。
【0008】
【作用】請求項1の場合;排ガス熱交換器とエンジンで
冷却作用をなし、温度の上がった冷却水は、給湯用に水
を加熱して自身の温度を下げた後、放熱器のある回路と
放熱器のないバイパス回路とに分岐して流れ、ワックス
式流量制御弁で合流して排ガス熱交換器・エンジンへと
還流するが、ワックス式流量制御弁による高温流体と低
温流体の流量比率制御作用によって流出温度は一定とな
るので、空調負荷の変動によってエンジン回転数が増減
したり、給湯負荷が変動するなどして給湯用熱交換器か
ら流れ出る冷却水温度が変動しても、所定の温度に冷却
された冷却水が排ガス熱交換器・エンジンに供給され、
安定した冷却動作が行なわれる。
冷却作用をなし、温度の上がった冷却水は、給湯用に水
を加熱して自身の温度を下げた後、放熱器のある回路と
放熱器のないバイパス回路とに分岐して流れ、ワックス
式流量制御弁で合流して排ガス熱交換器・エンジンへと
還流するが、ワックス式流量制御弁による高温流体と低
温流体の流量比率制御作用によって流出温度は一定とな
るので、空調負荷の変動によってエンジン回転数が増減
したり、給湯負荷が変動するなどして給湯用熱交換器か
ら流れ出る冷却水温度が変動しても、所定の温度に冷却
された冷却水が排ガス熱交換器・エンジンに供給され、
安定した冷却動作が行なわれる。
【0009】請求項2の場合;温度検出手段が検出して
出力する温度信号に基づいて、制御器が三方弁を前記し
た請求項1におけるワックス式流量制御弁のように機能
させることによって、空調負荷の変動によってエンジン
回転数が増減したり、給湯負荷が変動するなどして給湯
用熱交換器から流れ出る冷却水温度が変動しても、所定
の温度に冷却された冷却水が排ガス熱交換器・エンジン
に供給され、安定した冷却動作が可能になる。
出力する温度信号に基づいて、制御器が三方弁を前記し
た請求項1におけるワックス式流量制御弁のように機能
させることによって、空調負荷の変動によってエンジン
回転数が増減したり、給湯負荷が変動するなどして給湯
用熱交換器から流れ出る冷却水温度が変動しても、所定
の温度に冷却された冷却水が排ガス熱交換器・エンジン
に供給され、安定した冷却動作が可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1と図2に基づい
て説明する。これらの図において前記図3の符号と同一
符号で示した部分は、図3によって説明したものと同様
の機能を持つ部分であり、本発明の理解を妨げない範囲
で説明は省略した。
て説明する。これらの図において前記図3の符号と同一
符号で示した部分は、図3によって説明したものと同様
の機能を持つ部分であり、本発明の理解を妨げない範囲
で説明は省略した。
【0011】図1に例示した本発明になる給湯機能付き
エンジン駆動式ヒートポンプエアコンの冷却水回路は、
冷却水ポンプ4によって循環力を与えられた冷却水が、
排ガス熱交換器5・エンジン1・給湯用熱交換器2・放
熱器3・ワックス式流量制御弁V1を巡って排ガス熱交
換器5に還流する冷却水回路R1と、ワックス式流量制
御弁V1の残余の入口と、給湯用熱交換器2と放熱器3
との間を接続するバイパス回路R3とからなっている。
エンジン駆動式ヒートポンプエアコンの冷却水回路は、
冷却水ポンプ4によって循環力を与えられた冷却水が、
排ガス熱交換器5・エンジン1・給湯用熱交換器2・放
熱器3・ワックス式流量制御弁V1を巡って排ガス熱交
換器5に還流する冷却水回路R1と、ワックス式流量制
御弁V1の残余の入口と、給湯用熱交換器2と放熱器3
との間を接続するバイパス回路R3とからなっている。
【0012】なお、冷却水回路R1の内で、バイパス回
路R3に並列に配管された放熱器3を有する部分を放熱
回路R2と呼ぶ。
路R3に並列に配管された放熱器3を有する部分を放熱
回路R2と呼ぶ。
【0013】したがって、上記構成の冷却水回路におい
ては、排ガス熱交換器5とエンジン1を通って冷却作用
をなし、自身の温度が例えば80℃に上昇した冷却水
は、給湯用熱交換器2において給湯用の水を例えば50
℃に加熱し、冷却水自身は例えば70℃になって、放熱
回路R2とバイパス回路R3とに流れ込む。
ては、排ガス熱交換器5とエンジン1を通って冷却作用
をなし、自身の温度が例えば80℃に上昇した冷却水
は、給湯用熱交換器2において給湯用の水を例えば50
℃に加熱し、冷却水自身は例えば70℃になって、放熱
回路R2とバイパス回路R3とに流れ込む。
【0014】放熱回路R2に流れた冷却水は、放熱器3
で大気に放熱して、例えば50℃になってワックス式流
量制御弁V1に至り、バイパス回路R3に流れた冷却水
は温度低下することなく、70℃のままワックス式流量
制御弁V1に至る。
で大気に放熱して、例えば50℃になってワックス式流
量制御弁V1に至り、バイパス回路R3に流れた冷却水
は温度低下することなく、70℃のままワックス式流量
制御弁V1に至る。
【0015】ワックス式流量制御弁V1は、弁から流れ
出る流体の温度が所定の温度、例えば65℃一定となる
ように、高温側の流入流体と低温側の流入流体との流入
比率を制御する弁であるので、ワックス式流量制御弁V
1から出る冷却水の温度が所定の65℃より低い場合に
は、バイパス回路R3から流入する温度の高い冷却水の
量が増加し、放熱回路R2から流入する温度の低い冷却
水の量が減少して、弁から流れ出る冷却水の温度を上
げ、ワックス式流量制御弁V1から出る冷却水の温度が
所定の65℃より逆に高い場合には、バイパス回路R3
から流入する温度の高い冷却水の量が減少し、放熱回路
R2から流入する温度の低い冷却水の量が増加して、弁
から流れ出る冷却水の温度を下げることで、ワックス式
流量制御弁V1から出る冷却水の温度は所定の温度65
℃に自動的に制御される。
出る流体の温度が所定の温度、例えば65℃一定となる
ように、高温側の流入流体と低温側の流入流体との流入
比率を制御する弁であるので、ワックス式流量制御弁V
1から出る冷却水の温度が所定の65℃より低い場合に
は、バイパス回路R3から流入する温度の高い冷却水の
量が増加し、放熱回路R2から流入する温度の低い冷却
水の量が減少して、弁から流れ出る冷却水の温度を上
げ、ワックス式流量制御弁V1から出る冷却水の温度が
所定の65℃より逆に高い場合には、バイパス回路R3
から流入する温度の高い冷却水の量が減少し、放熱回路
R2から流入する温度の低い冷却水の量が増加して、弁
から流れ出る冷却水の温度を下げることで、ワックス式
流量制御弁V1から出る冷却水の温度は所定の温度65
℃に自動的に制御される。
【0016】したがって、空調負荷の変動によってエン
ジン1の回転数が増減したり、給湯負荷が変動するなど
して、給湯用熱交換器2から放熱回路R2・バイパス回
路R3に流れ出る冷却水の温度が例えば高くなると、ワ
ックス式流量制御弁V1の作用によって、バイパス回路
R3を流れる冷却水の流量が減少し、放熱回路R2を流
れる冷却水の流量が増加して、ワックス式流量制御弁V
1から混合して流れ出る冷却水の温度は所定の65℃が
維持される。
ジン1の回転数が増減したり、給湯負荷が変動するなど
して、給湯用熱交換器2から放熱回路R2・バイパス回
路R3に流れ出る冷却水の温度が例えば高くなると、ワ
ックス式流量制御弁V1の作用によって、バイパス回路
R3を流れる冷却水の流量が減少し、放熱回路R2を流
れる冷却水の流量が増加して、ワックス式流量制御弁V
1から混合して流れ出る冷却水の温度は所定の65℃が
維持される。
【0017】また、給湯用熱交換器2から流れ出る冷却
水の温度が低下したときにも、ワックス式流量制御弁V
1の作用によって、放熱回路R2を流れる冷却水の流量
が減少し、バイパス回路R3を流れる冷却水の流量が増
加して、ワックス式流量制御弁V1から混合して流れ出
る冷却水の温度は所定の65℃が維持される。
水の温度が低下したときにも、ワックス式流量制御弁V
1の作用によって、放熱回路R2を流れる冷却水の流量
が減少し、バイパス回路R3を流れる冷却水の流量が増
加して、ワックス式流量制御弁V1から混合して流れ出
る冷却水の温度は所定の65℃が維持される。
【0018】すなわち、上記構成の冷却水回路を備えた
本発明の給湯機能付きエンジン駆動式ヒートポンプエア
コンにおいては、ワックス式流量制御弁V1の作用によ
って所定の温度に冷却された冷却水が排ガス熱交換器5
・エンジン1に還流し、常に安定した冷却作用が行われ
るので、人為的な温度制御を行う必要は全くない。ま
た、弁開度を調節するための、温度検出手段や制御器と
云った制御手段を全く設ける必要がないので、構成が簡
単になると云った利点もある。
本発明の給湯機能付きエンジン駆動式ヒートポンプエア
コンにおいては、ワックス式流量制御弁V1の作用によ
って所定の温度に冷却された冷却水が排ガス熱交換器5
・エンジン1に還流し、常に安定した冷却作用が行われ
るので、人為的な温度制御を行う必要は全くない。ま
た、弁開度を調節するための、温度検出手段や制御器と
云った制御手段を全く設ける必要がないので、構成が簡
単になると云った利点もある。
【0019】図2に例示した本発明になる給湯機能付き
エンジン駆動式ヒートポンプエアコンの冷却水回路は、
図1におけるワックス式流量制御弁V1に代えて三方弁
V2を同様に設置すると共に、この三方弁V2の下流側
に温度検出手段6を設置し、この温度検出手段が検出す
る温度信号に基づいて、この三方弁V2の開度を制御す
る制御器7を設けたものである。
エンジン駆動式ヒートポンプエアコンの冷却水回路は、
図1におけるワックス式流量制御弁V1に代えて三方弁
V2を同様に設置すると共に、この三方弁V2の下流側
に温度検出手段6を設置し、この温度検出手段が検出す
る温度信号に基づいて、この三方弁V2の開度を制御す
る制御器7を設けたものである。
【0020】なお、制御器7は記憶・演算・比較などの
所要の機能を備えたマイクロコンピュータなどを内蔵し
て、温度検出手段6が検出する冷却水の温度が所定の温
度になるように、三方弁V2の開度を調節するように構
成してある。
所要の機能を備えたマイクロコンピュータなどを内蔵し
て、温度検出手段6が検出する冷却水の温度が所定の温
度になるように、三方弁V2の開度を調節するように構
成してある。
【0021】すなわち、制御器7は、温度検出手段6の
検出温度が所定の温度より高いときは、三方弁V2の空
気熱交換器3側の開度を増加させ、バイパス回路R3側
の開度を減少させ、検出温度が所定の温度より低いとき
は、三方弁V2の空気熱交換器3側の開度を減少させ、
バイパス回路R3側の開度を増加させるように開度信号
を出力する。
検出温度が所定の温度より高いときは、三方弁V2の空
気熱交換器3側の開度を増加させ、バイパス回路R3側
の開度を減少させ、検出温度が所定の温度より低いとき
は、三方弁V2の空気熱交換器3側の開度を減少させ、
バイパス回路R3側の開度を増加させるように開度信号
を出力する。
【0022】したがって、この図2に示した冷却水回路
を備えた本発明になる給湯機能付きエンジン駆動式ヒー
トポンプエアコンにおいても、空調負荷の変動によって
エンジン1の回転数が増減したり、給湯負荷が変動する
などして給湯用熱交換器2から放熱回路R2・バイパス
回路R3に流れ出る冷却水の温度が変動しても、三方弁
V2の弁開度制御によって放熱回路R2とバイパス回路
R3とに流れる冷却水の流量が制御されて、排ガス熱交
換器5・エンジン1に還流する冷却水は所定の温度(例
えば、65℃)になるので、安定した冷却作用がなされ
る。
を備えた本発明になる給湯機能付きエンジン駆動式ヒー
トポンプエアコンにおいても、空調負荷の変動によって
エンジン1の回転数が増減したり、給湯負荷が変動する
などして給湯用熱交換器2から放熱回路R2・バイパス
回路R3に流れ出る冷却水の温度が変動しても、三方弁
V2の弁開度制御によって放熱回路R2とバイパス回路
R3とに流れる冷却水の流量が制御されて、排ガス熱交
換器5・エンジン1に還流する冷却水は所定の温度(例
えば、65℃)になるので、安定した冷却作用がなされ
る。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0024】例えば、実施例の給湯用熱交換器2は、エ
ンジン1の冷却水だけを熱源とした構成であるが、エン
ジン1が駆動する図示しない圧縮機によって循環する冷
媒の加熱作用を併用した熱源構成としても良い。
ンジン1の冷却水だけを熱源とした構成であるが、エン
ジン1が駆動する図示しない圧縮機によって循環する冷
媒の加熱作用を併用した熱源構成としても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、空
調負荷の変動によってエンジンの回転数が増減したり、
給湯負荷が変動するなどして、給湯用熱交換器から熱交
換して流れ出る冷却水の温度が変動しても、放熱器のあ
る冷却水回路と放熱器のないバイパス回路とに流れる冷
却水の流量がワックス式流量制御弁または三方弁により
制御されて、排ガス熱交換器とエンジンには所定の温度
に冷却した冷却水が還流するので、常に安定した冷却作
用がなされる。
調負荷の変動によってエンジンの回転数が増減したり、
給湯負荷が変動するなどして、給湯用熱交換器から熱交
換して流れ出る冷却水の温度が変動しても、放熱器のあ
る冷却水回路と放熱器のないバイパス回路とに流れる冷
却水の流量がワックス式流量制御弁または三方弁により
制御されて、排ガス熱交換器とエンジンには所定の温度
に冷却した冷却水が還流するので、常に安定した冷却作
用がなされる。
【0026】したがって、エンジンおよびエンジン冷却
水の劣化を遅らせることができると共に、市場における
クレームの発生やメンテナンス件数が増加すると云った
従来技術の問題点が解消できる。
水の劣化を遅らせることができると共に、市場における
クレームの発生やメンテナンス件数が増加すると云った
従来技術の問題点が解消できる。
【0027】特に、請求項1の装置においては、弁自体
が持つ機能によって弁から流れ出る冷却水の温度が一定
に制御されるので、人為的な温度制御を行う必要が全く
ないし、弁開度を調節するための温度検出手段や制御器
と云った制御手段を設ける必要がないので、構成が簡単
になると云った利点がある。
が持つ機能によって弁から流れ出る冷却水の温度が一定
に制御されるので、人為的な温度制御を行う必要が全く
ないし、弁開度を調節するための温度検出手段や制御器
と云った制御手段を設ける必要がないので、構成が簡単
になると云った利点がある。
【図1】一実施例の構成を示す説明図である。
【図2】他の実施例の構成を示す説明図である。
【図3】従来技術を示す説明図である。
1 エンジン 2 給湯用熱交換器 3 放熱器 4 冷却水ポンプ 5 排ガス熱交換器 6 温度検出手段 7 制御器 R1 冷却水回路 R2 放熱回路 R3 バイパス回路 V1 ワックス式流量制御弁 V2 三方弁 V3・V4 開閉弁
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジン駆動式ヒートポンプエアコンの
エンジン本体と、給湯用熱交換器と、放熱器と、冷却水
ポンプと、排ガス熱交換器とを環状に配管接続して形成
する冷却水回路の放熱器と冷却水ポンプとの間にワック
ス式流量制御弁を設け、このワックス式流量制御弁の入
口の一方を放熱器出口側に配管接続し、入口の他方を給
湯用熱交換器と放熱器との間から延設したバイパス回路
に配管接続し、出口を冷却水ポンプの吸込側に配管接続
したことを特徴とする給湯機能付きエンジン駆動式ヒー
トポンプエアコン。 - 【請求項2】 エンジン駆動式ヒートポンプエアコンの
エンジン本体と、給湯用熱交換器と、放熱器と、冷却水
ポンプと、排ガス熱交換器とを環状に配管接続して形成
する冷却水回路の放熱器と冷却水ポンプとの間に三方弁
を設け、この三方弁の入口の一方を放熱器出口側に配管
接続し、入口の他方を給湯用熱交換器と放熱器との間か
ら延設したバイパス回路に配管接続し、出口を冷却水ポ
ンプの吸込側に配管接続し、さらに、この三方弁の下流
側に設けた温度検出手段が出力する温度信号に基づいて
前記三方弁の開度を制御する制御手段を設けたことを特
徴とする給湯機能付きエンジン駆動式ヒートポンプエア
コン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7038753A JPH08233396A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 給湯機能付きエンジン駆動式ヒートポンプエアコン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7038753A JPH08233396A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 給湯機能付きエンジン駆動式ヒートポンプエアコン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08233396A true JPH08233396A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12534062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7038753A Pending JPH08233396A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 給湯機能付きエンジン駆動式ヒートポンプエアコン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08233396A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002213837A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-07-31 | Sanyo Electric Co Ltd | エンジン冷却装置及び冷凍装置 |
JP2002228294A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Sanyo Electric Co Ltd | エンジン冷却方法及び装置並びに冷凍装置 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP7038753A patent/JPH08233396A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002213837A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-07-31 | Sanyo Electric Co Ltd | エンジン冷却装置及び冷凍装置 |
JP2002228294A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Sanyo Electric Co Ltd | エンジン冷却方法及び装置並びに冷凍装置 |
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