JPH08222671A - 回路モジュールの冷却装置 - Google Patents
回路モジュールの冷却装置Info
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Abstract
ることなく効率良く逃すことができる回路モジュールの
冷却装置を得ることにある。 【構成】回路モジュールは、半導体チップ28が実装され
た回路基板18を有する。回路基板は半導体チップよりも
大きな孔35を有し、この回路基板の裏面28b に熱伝導性
の放熱部材41が配置されている。放熱部材は孔に入り込
む凸部50を有し、この凸部の接触面50a が半導体チップ
の裏面28b に接触されている。接触面は、半導体チップ
の裏面よりも大きな面積を有する。回路基板の表面28a
にはカバー42が配置されている。カバーと半導体チップ
との間には、ゴム状弾性体58が配置されている。カバー
と放熱部材とは、回路基板を貫通するねじ56によって結
合され、半導体チップを接触面とゴム状弾性体とで挾み
込んでいる。
Description
と、この回路基板に実装された半導体チップとを有する
回路モジュールにおいて、特に動作中に発熱する半導体
チップを冷却するための装置に関する。
タブルコンピュータは、コンパクト化とともに高機能化
が押し進められている。そのため、コンピュータに搭載
されるLSIパッケージにしても、大容量化や多機能化
が進んでいる。このLSIパッケージの大容量化や多機
能化は、チップサイズの大型化や多ピン化を招き、その
分、回路基板上でのLSIパッケージの占有面積が大き
くなる。このLSIパッケージの占有面積を抑制しつつ
多ピン化に対応するためには、LSIパッケージのリー
ドピッチを微細化することが必要となってくる。
ージとして、最近、TCP(tapecarrier package )が
注目されている。TCPは、リードを有する樹脂フィル
ムと、この樹脂フィルムに支持された半導体チップとを
有している。そして、このTCPでは、樹脂フィルムの
外周縁部にリードの先端が導出されており、このリード
の先端が回路基板上の接続パッドに半田付けされてい
る。
プが樹脂によってモールドされておらず、この半導体チ
ップが外方に露出されている。そのため、TCPは、P
GA(pin grid array)に比べて機械的強度が弱く、動
作時の発熱量が大きいにも拘らず、多数の放熱フィンを
有するヒートシンクを直接取り付けることが困難とな
る。したがって、発熱するTCPを回路基板と共にコン
ピュータの筐体に収容するに当たっては、このTCPの
低熱抵抗化を図ることが重要となってくる。
熱量の大きな半導体チップの低熱抵抗化を達成するため
の手段が開示されている。この先行技術では、回路基板
の表面に半導体チップを含む電子デバイスが実装されて
いる。この回路基板は、電子デバイスと向かい合い部分
に比較的大きな一つのスルーホールを備えている。
置されている。冷却板は、上記スルーホールに嵌合され
る別体もしくは一体の凸部を有している。この凸部は、
銅あるいは真鍮のような熱伝導性を有する材料にて構成
されている。そして、凸部の先端面は、電子デバイスの
裏面に隙間なく接しており、この接触により、電子デバ
イスの熱が凸部を通じて冷却板に逃がされるようになっ
ている。
術によると、冷却板の凸部は、スルーホールの内面を覆
うメッキ層に接しているため、電子デバイスから凸部に
伝えられた熱が、メッキ層を通じて直接回路基板に伝わ
ってしまう。しかも、スルーホールは、電子デバイスの
平面形状よりも遥かに小径であり、この電子デバイスの
裏面の多くは、半田又はサーマルコンパウンドの層を介
して回路基板の表面に接している。
板に伝わり易くなり、この回路基板に電子デバイスの熱
が籠る傾向にある。すると、この回路基板上には、発熱
量が大きな電子デバイス以外にも数多くの半導体チップ
や回路部品が実装されているので、これら半導体チップ
や回路部品に回路基板を通じて電子デバイスの熱が伝え
られてしまう。そのため、電子デバイスの周囲に位置す
るその他の半導体チップや回路部品に大きな熱影響を及
ぼすといった不具合がある。
子デバイスの平面形状よりも遥かに小径であるため、凸
部と電子デバイスとの接触面積が少なく、この凸部に電
子デバイスの熱を効率良く伝えることができない。その
ため、電子デバイスから冷却板に至る熱伝導経路を形成
した構成でありながら、電子デバイスの放熱効果が不十
分となり、電子デバイスの熱抵抗を低下させる上で今一
歩改善の余地が残されている。
されたもので、半導体チップの熱を回路基板に伝えるこ
となく効率良く外部に逃がすことができ、半導体チップ
の熱抵抗を低減することができる回路モジュールの冷却
装置の提供を目的とする。
良く冷却しつつ、放熱部材を利用して半導体チップを接
地させることができ、格別な接地手段を省略できる回路
モジュールの冷却装置を得ることにある。
め、請求項1に記載された回路モジュールは、接続パッ
ドを有する第1の面およびこの第1の面の反対側に位置
された第2の面を含む回路基板と、この回路基板の接続
パッドにリードを介して接続され、動作中に発熱する半
導体チップとを備えている。
の接続部を有する第1のチップ面と、この第1のチップ
面の反対側に位置された第2のチップ面とを有し、この
第2のチップ面を上記回路基板の第1の面に向けた姿勢
で上記回路基板に実装されるとともに、上記回路基板
は、上記半導体チップと向かい合う部分に、この半導体
チップよりも大きな開口形状を有する孔を備え、この回
路基板の上記半導体チップとは反対側の第2の面に、上
記孔に入り込む凸部を有する熱伝導性の放熱部材を配置
し、この放熱部材の凸部は、上記半導体チップの第2の
チップ面よりも大きな面積を有して、この半導体チップ
の第2のチップ面に接触される平坦な接触面を含み、こ
の放熱部材と上記回路基板との間および上記孔と凸部と
の間に、夫々遮熱用の隙間を形成するとともに、上記回
路基板の第1の面に、上記半導体チップおよび上記リー
ドと接続パッドとの接続部分を覆うカバーを配置し、こ
のカバーと半導体チップの第1のチップ面との間に、弾
性変形が可能なゴム状弾性体を配置するとともに、上記
カバーと上記放熱部材とを、上記回路基板を厚み方向に
貫通する締め付け部材を介して結合することにより、上
記半導体チップを上記凸部の接触面とゴム状弾性体との
間で挾み込んだことを特徴としている。
回路基板は、その第2の面にグランド配線層を有し、ま
た、上記放熱部材は、導電性を有する金属材料にて構成
され、この放熱部材に上記グランド配線層が接している
ことを特徴としている。
ゴム状弾性体は、熱伝導性を有し、また、上記カバー
は、熱伝導性を有する金属材料にて構成されていること
を特徴としている。
れた凸部の接触面と上記半導体チップの第2のチップ面
とは、導電性の接着剤を介して互いに接着されているこ
とを特徴としている。
半導体チップは、上記リードを有する柔軟な樹脂フィル
ムに支持されていることを特徴としている。請求項6に
よれば、上記請求項1又は3に記載の放熱部材は、上記
凸部とは反対側に向けて突出する多数の冷却フィンを備
えていることを特徴としている。
に記載された回路モジュールは、接続パッドを有する第
1の面およびこの第1の面の反対側に位置された第2の
面を含む回路基板と、この回路基板の接続パッドにリー
ドを介して接続され、動作中に発熱する半導体チップと
を備えている。
の接続部を有する第1のチップ面と、この第1のチップ
面の反対側に位置された第2のチップ面とを有し、この
第2のチップ面を上記回路基板の第1の面に向けた姿勢
で上記回路基板に実装されるとともに、上記回路基板
は、上記半導体チップの実装部分にこの半導体チップよ
りも大きな開口形状を有する孔と、この孔の周囲に位置
する複数の嵌合孔とを備えており、この回路基板の上記
半導体チップとは反対側の第2の面に、熱伝導性を有す
る放熱部材を配置し、この放熱部材は、上記孔に入り込
む凸部と、上記嵌合孔に圧入される複数の脚部とを有す
るとともに、上記凸部は、上記半導体チップの第2のチ
ップ面よりも大きな面積を有してこの半導体チップの第
2のチップ面に接触される平坦な接触面を有し、この放
熱部材と上記回路基板との間および上記孔と凸部との間
に、夫々遮熱用の隙間を形成したことを特徴としてい
る。
回路基板は、その第2の面にグランド配線層を有し、ま
た、上記放熱部材は、導電性を有する金属材料にて構成
され、この放熱部材に上記グランド配線層が接している
ことを特徴としている。
れた凸部の接触面と上記半導体チップの第2のチップ面
とは、導電性の接着剤を介して互いに接着されているこ
とを特徴としている。
に記載の放熱部材は、上記凸部とは反対側に向けて突出
する多数の冷却フィンを備えていることを特徴としてい
る。請求項11によれば、上記請求項7に記載の回路基
板は、複数の配線層と絶縁層とを交互に積み重ねた多層
構造をなしており、また、上記回路基板の嵌合孔は、上
記接続パッドと上記孔との間に配置されていることを特
徴としている。
の回路基板は、絶縁層によって覆われたグランド配線層
を有するとともに、上記嵌合孔の内面は、上記グランド
配線層に電気的に接続された導電層によって覆われてお
り、また、上記放熱部材は導電性を有する金属材料にて
構成され、この放熱部材の脚部が上記導電層に圧接され
ていることを特徴としている。
された回路基板の第1の面に、上記半導体チップおよび
上記リードと接続パッドとの接続部を覆うカバーを配置
したことを特徴としている。
載のカバーは、熱導電性を有する金属材料にて構成し、
このカバーと半導体チップの第1のチップ面との間に、
ゴム状弾性体からなる伝熱シートを配置したことを特徴
としている。
項15に記載された回路モジュールは、接続パッドを有
する第1の面と、この第1の面の反対側に位置され、グ
ランド配線層を有する第2の面とを含む回路基板と、こ
の回路基板の接続パッドにリードを介して接続され、動
作中に発熱する半導体チップとを備えている。
の接続部を有する第1のチップ面と、この第1のチップ
面の反対側に位置された第2のチップ面とを有し、この
第2のチップ面を上記回路基板の第1の面に向けた姿勢
で上記回路基板に実装されるとともに、上記回路基板
は、上記半導体チップと向かい合う部分に、この半導体
チップよりも大きな開口形状を有する孔を備え、この孔
内に熱伝導性および導電性を有する放熱部材を収容する
とともに、この放熱部材は、上記半導体チップの第2の
チップ面よりも大きな面積を有してこの半導体チップの
第2のチップ面に接触される平坦な接触面と、上記回路
基板の第2の面と略面一をなす平坦な放熱面とを有し、
この放熱部材の放熱面を含む回路基板の第2の面に、ハ
ンダ・ペーストをリフローリングしてなる導電被膜を被
着し、この導電被膜を介して上記グランド配線層と放熱
部材とを電気的に接続したことを特徴としている。
載された放熱部材の接触面と上記半導体チップの第2の
チップ面とは、導電性の接着剤を介して互いに接着され
ていることを特徴としている。
載の放熱部材は、熱抵抗の大きな電気絶縁性の接着剤を
介して上記孔の内周面に接着されていることを特徴とし
ている。
載された回路モジュールは、接続パッドを有するチップ
搭載面を含む回路基板と、この回路基板の接続パッドに
リードを介して接続され、動作中に発熱する半導体チッ
プとを備えている。
の接続部を有する第1のチップ面と、この第1のチップ
面の反対側に位置された第2のチップ面とを有し、この
第2のチップ面を上記回路基板のチップ搭載面とは反対
方向に向けた姿勢で上記回路基板に実装されるととも
に、上記回路基板のチップ搭載面に、上記半導体チップ
および上記リードと上記接続パッドとの接続部分を覆う
熱伝導性の放熱部材を取り付け、この放熱部材と半導体
チップの第2のチップ面とを、熱伝導性を有する接着剤
を介して互いに接着するとともに、上記回路基板のチッ
プ搭載面と半導体チップの第1のチップ面との間には、
上記接着剤が硬化するまでの期間中、上記半導体チップ
を上記放熱部材に向けて押圧する押圧部材を介在させ、
かつ、上記回路基板は、上記半導体チップと向かい合う
部分に、上記接着剤が硬化した後に上記押圧部材を半導
体チップと回路基板との間から取り出すための通孔を有
していることを特徴としている。
れた回路基板は、グランド配線層を有し、また、上記放
熱部材は、導電性を有する金属材料にて構成され、この
放熱部材に上記グランド配線層が電気的に接続されてい
ることを特徴としている。請求項20によれば、請求項
18に記載された放熱部材は、多数の冷却フィンを備え
ていることを特徴としている。
ードが連なる第1のチップ面を回路基板とは反対方向に
向けた、いわゆるフェースアップの姿勢で回路基板に実
装される。そして、半導体チップの動作に伴い、この半
導体チップが発熱すると、半導体チップの熱は、第2の
チップ面から凸部を通じて放熱部材に逃がされる。この
場合、凸部の接触面に接する半導体チップの第2のチッ
プ面には、リードの接続部が存在しないので、この第2
のチップ面の隅々までを平坦な熱伝導面として利用する
ことができる。それとともに、凸部の接触面は、半導体
チップの第2のチップ面よりも大きな面積を有するの
で、上記半導体チップの熱は、第2のチップ面の全面か
ら凸部に伝えられることになる。
ゴム状弾性体との間で挾み込まれているので、この半導
体チップの第2のチップ面が接触面に対し隙間なく押し
付けられることになり、半導体チップと接触面との接触
状態が良好となる。そのため、上記半導体チップと凸部
との接触面積が増大することと合わせて、この半導体チ
ップの熱を効率良く放熱部材に伝えることができる。
板の孔との間、および放熱部材と回路基板との間には隙
間が存在するので、この隙間内の空気が断熱層として機
能する。そのため、凸部や放熱部材に伝えられた半導体
チップの熱が、回路基板に直接伝わり難くなり、この回
路基板の内部に熱が籠るのを防止できる。
ゴム状弾性体との間で半導体チップを挾み込むと、半導
体チップが凸部および放熱部材を介して回路基板のグラ
ンド配線層に電気的に接続される。そのため、回路基板
に放熱部材およびカバーを取り付けると同時に半導体チ
ップの接地がなされ、格別な接地作業を省略することが
できる。
よびカバーは、共に熱伝導性を有するので、半導体チッ
プの第1のチップ面とカバーとが熱的に接続される。そ
のため、半導体チップの熱は、第1のチップ面からゴム
状弾性体を経てカバーに逃されることになり、この半導
体チップの第1および第2のチップ面の双方から放熱を
行なうことができる。
第2のチップ面が凸部の接触面に隙間なく強固に密接さ
れ、この半導体チップの熱を効率良く凸部に逃すことが
できる。
に寸法精度が悪く、特にその厚み寸法にばらつきが生じ
易い。そのため、回路基板の第2の面に放熱部材を取り
付けた時に、放熱部材の凸部の接触面が回路基板の第1
の面から大きく突出したり、逆に孔の内側に引っ込むこ
とがあり、回路基板に対する半導体チップの位置が回路
基板の厚み方向に変動する虞れがあり得る。しかるに、
半導体チップを支持する樹脂フィルムは、柔軟で弾性変
形が可能であるから、回路基板の第1の面に対する接触
面の位置が変動した場合には、樹脂フィルムが変形し、
回路基板の厚み寸法のばらつきを吸収する。そのため、
半導体チップとリードとの接続部およびリードと接続パ
ッドとの接続部に無理な力が加わることもなく、リード
の剥離や断線を未然に防止することができる。
在により、放熱部材の放熱面積が増大する。このため、
放熱部材の放熱性が向上し、半導体チップの熱を効率良
く外部に逃すことができる。
の脚部を回路基板の嵌合孔に圧入することで、回路基板
に抜け止め固定されることになり、放熱部材を回路基板
に止めるための格別なねじ類が不要となる。また、半導
体チップは、リードが連なる第1のチップ面を回路基板
とは反対方向に向けた、いわゆるフェースアップの姿勢
で回路基板に実装される。このため、放熱部材を回路基
板に固定すると、凸部の接触面が半導体チップの第2の
チップ面に接触する。そして、半導体チップの動作に伴
い、この半導体チップが発熱すると、半導体チップの熱
は、上記接触面から凸部を通じて放熱部材に逃がされ
る。この場合、接触面に接する半導体チップの第2のチ
ップ面には、リードの接続部が存在しないので、この第
2のチップ面の隅々までを平坦な熱伝導面として利用す
ることができる。しかも、凸部の接触面は、半導体チッ
プの第2のチップ面よりも大きな面積を有するので、半
導体チップの熱は、第2のチップ面の全面から凸部に伝
えられることになる。
放熱部材と回路基板との間には、夫々隙間が存在するの
で、この隙間内の空気が断熱層として機能する。そのた
め、凸部や放熱部材に伝えられた半導体チップの熱が、
回路基板に直接伝わり難くなり、この回路基板の内部に
熱が籠るのを防止できる。
を回路基板の嵌合孔に圧入すると、半導体チップが凸部
および放熱部材を介して回路基板のグランド配線層と電
気的に接続される。そのため、回路基板に放熱部材を取
り付けると同時に半導体チップの接地がなされ、格別な
接地作業が不要となる。
第2のチップ面が凸部の接触面に隙間なく強固に密接さ
れ、この半導体チップの熱を効率良く凸部に逃すことが
できる。
存在により、放熱部材の放熱面積が増大する。このた
め、放熱部材の放熱性が向上し、半導体チップの熱を効
率良く外部に逃すことができる。
ち接続パッドと孔との間の領域は、リードと向かい合っ
ており、通常この領域に配線層は存在しないために、こ
の配線層に制約を受けることなく回路基板に嵌合孔を開
けることができる。また、逆に接続パッドの外周囲に嵌
合孔が存在しないので、回路基板に配線層を配置する上
での自由度が大きくなる。
部を嵌合孔に圧入すると、この脚部が導電層に電気的に
接触し、半導体チップが脚部および導電層を介して回路
基板のグランド配線層に電気的に接続される。そのた
め、回路基板に放熱部材を取り付けると同時に半導体チ
ップの接地がなされ、格別な接地作業が不要となる。
からの衝撃を荷担するため、機械的強度が弱い裸の半導
体チップの耐衝撃性能を充分に確保することができる。
請求項14の構成によると、半導体チップの第1のチッ
プ面とカバーとが伝熱シートを介して熱的に接続される
ので、半導体チップの熱を、第1のチップ面からカバー
に逃がすことができ、この半導体チップの第1および第
2のチップ面の双方から放熱を行なうことができる。し
かも、カバーに外部からの衝撃が加わった場合、この衝
撃を伝熱シートによっても受け止めることができるとと
もに、この衝撃は伝熱シートの変形によって吸収緩和さ
れる。そのため、半導体チップに直に衝撃が加わること
はなく、半導体チップの耐衝撃性能を充分に確保でき
る。
は、リードが連なる第1のチップ面を回路基板とは反対
方向に向けた、いわゆるフェースアップの姿勢で回路基
板に実装される。そして、半導体チップの動作に伴い、
この半導体チップが発熱すると、半導体チップの熱は、
接触面から放熱部材に逃がされる。この場合、接触面に
接する半導体チップの第2のチップ面には、リードの接
続部が存在しないので、この第2のチップ面の隅々まで
を平坦な熱伝導面として利用することができる。しか
も、放熱部材の接触面は、半導体チップの第2のチップ
面よりも大きな面積を有するので、半導体チップの熱
は、第2のチップ面の全面から凸部に伝えられることに
なる。そのため、半導体チップの熱を効率良く放熱部材
に伝えることができ、この半導体チップの放熱効果が向
上する。
供給されたハンダ・ペーストを加熱することで溶かし、
この溶けたハンダを硬化させることによって得られるの
で、放熱部材の放熱面を含む回路基板の第2の面が凹凸
のない平滑な面となる。そのため、放熱部材の放熱面に
放熱用のヒートシンクを容易に取り付けることができ、
放熱部材の放熱性を高める上で好都合となる。
ンド配線層とが電気的に接続されるので、この放熱部材
を半導体チップの接地回路の一部として利用することが
でき、接地用の格別な部材が不要となる。
の第2のチップ面が放熱部材の接触面に隙間なく強固に
密接され、この半導体チップの熱を効率良く放熱部材に
逃すことができる。
の内周面に固定する接着剤が一種の断熱層として機能す
るので、放熱部材に伝えられた半導体チップの熱が回路
基板に伝わるのを防止でき、この回路基板の内部に熱が
籠り難くなる。
は、リードが連なる第1のチップ面を回路基板のチップ
搭載面に向けた、いわゆるフェースダウンの姿勢で回路
基板に実装される。そして、半導体チップの動作に伴っ
て、この半導体チップが発熱すると、半導体チップの熱
は、回路基板とは反対側の第2のチップ面を通じて放熱
部材に逃がされる。この半導体チップの第2のチップ面
と放熱部材とは、熱伝導性の接着剤を介して接着されて
いるので、第2のチップ面と放熱部材との間に熱伝導を
妨げるような隙間が生じることはなく、この半導体チッ
プの熱を効率良く放熱部材に逃がすことができる。した
がって、半導体チップをフェースダウンの姿勢で回路基
板に実装する場合でも、この半導体チップの回路基板と
は反対側に充分な放熱経路を確保することができる。
勢で回路基板に実装すると、この半導体チップの第1の
チップ面と回路基板のチップ搭載面との間には隙間が生
じる。そのため、上記接着剤が硬化するまでの間に半導
体チップが放熱部材から剥がれたり、ずれ動き易くな
り、半導体チップの姿勢が変動する虞があり得る。
プは、接着剤が硬化するまでの期間中、押圧部材を介し
て放熱部材に押圧されているので、半導体チップの姿勢
変化が抑えられる。そのため、半導体チップの第2のチ
ップ面を放熱部材に確実に接着することができ、半導体
チップの熱を効率良く放熱部材に伝えることができる。
た後、回路基板の通孔を通じて半導体チップと回路基板
との間から取り除かれるので、半導体チップの熱が押圧
部材を経て回路基板に伝わることはない。それととも
に、押圧部材を取り出すと、半導体チップの第1のチッ
プ面と回路基板との間には隙間が生じるので、この隙間
が一種の断熱空間となり、半導体チップの輻射熱が回路
基板に直に伝わり難くなる。
導体チップの輻射熱を通孔を経て外部に逃がすことがで
きる。そのため、上記放熱部材と回路基板との間に半導
体チップの熱が籠り難くなり、上記隙間が断熱空間とな
ることと合わせて、回路基板への熱影響を極力少なく抑
えることができる。
ップ搭載面に放熱部材を取り付けると、半導体チップが
放熱部材を介して回路基板のグランド配線層に電気的に
接続され、この半導体チップの格別な接地作業を省略す
ることができる。
存在により、放熱部材の放熱面積が増大するので、半導
体チップの回路基板とは反対側に充分な放熱経路を確保
することができる。このため、放熱部材の放熱性が向上
し、半導体チップの熱を回路基板とは反対側から効率良
く外部に逃がすことができる。
タブルコンピュータに適用した図1ないし図7にもとづ
いて説明する。図5は、A4サイズのブック形のポータ
ブルコンピュータ1を示している。このコンピュータ1
は、四角形箱状をなす筐体2と、この筐体2に支持され
たフラットパネル形のディスプレイユニット3とを備え
ている。筐体2は、ロアハウジング4とアッパハウジン
グ5とに分割されている。これらロアハウジング4およ
びアッパハウジング5は、例えばABS樹脂のような合
成樹脂材料にて構成されている。
ら両方の壁6a,6bに連なる四つの側壁6cとを有し
ている。筐体2の上壁6bの前半部には、キーボード8
が配置されている。上壁6bの後端部には、中空の凸部
9が配置されている。凸部9は、筐体2の幅方向に延び
ており、この凸部9の左右両端部には、ディスプレイ支
持部10a,10bが形成されている。
状をなすハウジング12と、このハウジング12の内部
に収容された液晶ディスプレイ13とを備えている。ハ
ウジング12は、一対の枢支用脚部14a,14bを有
している。これら枢支用脚部14a,14bは、上記デ
ィスプレイ支持部10a,10bに夫々図示しないヒン
ジ装置を介して回動可能に支持されている。
部には、フレーム16が収容されている。フレーム16
は、図示しないハードディスク駆動装置やフロッピーデ
ィスク駆動装置を支持する第1の支持部17と、本発明
に係る回路モジュール11を支持する第2の支持部19
とを一体に有している。このフレーム16は、熱伝導性
を有するマグネシウム合金あるいはアルミニウム合金に
て構成され、ロアハウジング4の内側にきっちりと嵌ま
り込むような大きさを有している。
第2の支持部19には、金属製のシールド板15が取り
付けられている。シールド板15は、回路モジュール1
1と筐体2の上壁6bとの間に介在されており、この回
路モジュール11を上方から覆い隠している。
方形状の回路基板18を備えている。回路基板18は、
第1の面となる表面18aと、第2の面となる裏面18
bとを有している。この回路基板18は、図4に示すよ
うに、筐体2の底壁6aおよび上壁6bと平行な姿勢で
上記第2の支持部19に支持されている。この第2の支
持部19は、回路基板18の裏面18bの右端部と向か
い合う壁部20を有している。
の信号配線層21と絶縁層22とを交互に積層してなる
多層構造をなしており、その一つの信号配線層21が回
路基板18の表面18aに配置されている。また、回路
基板18の裏面18bには、グランド配線層23が配置
されている。
bには、夫々複数のコネクタ24やLSIパッケージと
しての複数のQFP(quad flat package )25が実装
されている。また、回路基板18の表面18aの右端部
には、TCP(tapecarrier package )26が実装され
ている。このTCP26は、コンピュータ1の機能の多
用化要求に伴う高速化および大容量化のために、動作中
の発熱量が非常に大きなものとなっている。
柔軟な樹脂フィルムからなるキャリア27と、このキャ
リア27に支持された半導体チップ28とを備えてい
る。キャリア27は、互いに直交し合う四つの縁部27
a〜27dを有する四角形枠状をなしている。このキャ
リア27には、銅箔からなる数多くのリード30がエッ
チングにより形成されている。これらリード30の先端
は、キャリア27の縁部27a〜27dから外方に導出
されている。
8bとを有する略正方形状をなしている。半導体チップ
28の表面28aの外周部には、複数のバンプ31が形
成されており、これらバンプ31にリード30の基端が
ボンディングされている。このため、本実施例の場合
は、上記表面28aがリード30の接続部を有する第1
のチップ面となっており、このリード30とバンプ31
との接続部は、ポッティング樹脂32によって封止され
ている。このポッティング樹脂32は、半導体チップ2
8の表面28a上に位置されている。
上記ポッティング樹脂32によって覆われることなく、
そのまま外部に露出されている。この半導体チップ28
の裏面28bの全面には、導電性のメッキが施されてい
る。
に、上記リード30が連なる半導体チップ28の表面2
8aを回路基板18とは反対方向に向けた、いわゆるフ
ェースアップの姿勢で回路基板18に実装されている。
このため、半導体チップ28の裏面28bは、回路基板
28の表面28aと向かい合っており、この裏面28b
が上記リード30の接続部とは反対側に位置する第2の
チップ面となっている。
複数の接続パッド33に半田付けされている。接続パッ
ド33は、回路基板18の表面18aにおいて、上記キ
ャリア27の縁部27a〜27dに沿うように配置され
ている。これら接続パッド33は、回路基板18の所望
の信号配線層21に電気的に接続されている。
TCP26の実装部分に位置して、正方形状の孔35を
備えている。この孔35は、半導体チップ28と向かい
合うとともに、上記接続パッド33で囲まれた部分に位
置されている。そして、孔35は、半導体チップ28と
相似形をなしており、この半導体チップ28の平面形状
よりも大きな開口面積を有している。
信号配線層21は、TCP26の実装領域には存在せ
ず、この回路基板18のうち、TCP26の実装領域は
絶縁層22のみとなっている。そのため、上記孔35
は、絶縁層22の部分に形成されている。
は、放熱器40が取り付けられている。放熱器40は、
回路基板18の裏面18bに配置される放熱部材41
と、回路基板18の表面18aに配置されるカバー42
とを備えており、これら放熱部材41およびカバー42
は、互いに協同して回路基板18を挾み込んでいる。
のような熱伝導性に優れ、しかも、導電性を有する金属
材料にて構成されている。放熱部材41は、上記孔35
よりも遥かに大きな平面形状を有する平坦な四角形板状
をなしている。この放熱部材41は、回路基板18の裏
面18bと向かい合う平坦な上面41aと、この上面4
1aと平行をなす平坦な下面41bとを有している。
じ孔43を有するボス部44が一体に突設されている。
各ボス部44は、ねじ孔43が開口された平坦な支持面
44aを有している。これら支持面44aは、同一平面
上に位置されており、夫々上記回路基板18の裏面18
bに面接触されている。
触部分に複数の取り付け孔45を有している。取り付け
孔45は、TCP26の実装領域の外側に配置されてお
り、夫々の取り付け孔45は、上記ねじ孔43に連なっ
ている。
座部47が突設されている。座部47は、上記孔35と
向かい合う平坦な座面47aを有し、この座面47a
は、孔35の開口面積よりも大きな面積を有している。
そして、座面47aは、上記ボス部44の支持面44a
と同一平面上に位置されており、この座面47aの外周
部が回路基板18の裏面18bに接触されている。その
ため、放熱部材41は、回路基板18の裏面18bの方
向から孔35を閉塞している。
ランド配線層23は、図1や図2に示すように、孔35
の開口周縁部に位置されており、このグランド配線層2
3に上記座部47の座面47aが接触されている。そし
て、放熱部材41を回路基板18の裏面18bに重ねた
状態では、この放熱部材41の上面41aは、ボス部4
4および座部47の突出高さ分だけ回路基板18の裏面
18bから離間されており、これら裏面18bと上面4
1aとの間には、第1の隙間48が形成されている。
に突設されている。凸部50は、孔35の内側に入り込
んでいる。この凸部50の外周面と孔35の内周面との
間には、周方向に連続する第2の隙間51が形成されて
いる。
なしている。接触面50aは、上記孔35を通じて回路
基板18の表面18a上に露出されている。そして、接
触面50aは、上記半導体チップ28の裏面28bより
も大きな面積を有し、上記回路基板18の表面18aと
面一をなしている。なお、ここで面一とは、製造誤差に
伴う多少の凹凸を含むものであり、接触面50aが表面
18aから僅かに突出していたり、僅かに凹んでいても
何等差し支えないものである。
の接触面50aに半導体チップ28の裏面28bがダイ
アタッチ材としての導電性の接着剤52を介して隙間な
く接着されている。
1と略同じ大きさを有する略正方形状のパネル53と、
このパネル53の下面に接着された合成樹脂製の支持枠
54とを備えている。パネル53は、例えばアルミニウ
ム合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて構成さ
れ、このパネル53の下面中央部が半導体チップ28の
表面28aと向かい合っている。支持枠54は、パネル
53の周縁部に沿っており、この支持枠54によってT
CP26のリード30と接続パッド33との接続部が取
り囲まれている。
孔55を有している。挿通孔55は、TCP26の実装
領域の外側に位置されており、上記回路基板18の取り
付け孔45を介して上記放熱部材41のねじ孔43に連
なっている。
ねじ56が挿通されている。ねじ56は、取り付け孔4
5を通じて回路基板18を厚み方向に貫通しており、そ
の先端部が上記ねじ孔43にねじ込まれている。このね
じ込みにより、カバー42と放熱部材41とが互いに近
接する方向に締め付けられて、上記回路基板18を挾み
込んでおり、これらカバー42と放熱部材41との間に
上記TCP26が収められている。
面28aとの間には、軟質な伝熱シート58が配置され
ている。伝熱シート58は、例えばシリコーン樹脂にア
ルミナを添加してなるゴム状の弾性体であり、熱伝導性
を有している。この伝熱シート58は、上記ねじ56の
締め込みにより、パネル53と半導体チップ28の表面
28aとの間で挾み込まれており、これらパネル53と
半導体チップ28とを熱的に接続している。
41は、上記フレーム16の壁部20の真上に位置され
ている。この壁部20の上面には、座部60が一体に突
設されている。座部60は、図6に示すように、平坦な
座面60aを有し、この座面60aに放熱部材41の下
面41bが接触されている。この座部60と放熱部材4
1との接触部分は、上記半導体チップ28の真下に位置
されている。また、放熱器40のカバー42は、上記シ
ールド板15の真下に位置されている。このカバー42
は、TCP26を衝撃から保護する機能も有している。
の動作時には、TCP26の半導体チップ28が発熱す
る。この場合、TCP26が実装された回路基板18に
は、TCP26を挾み込む放熱器40が取り付けられて
おり、この放熱器40の放熱部材41は、回路基板18
の孔35に入り込む凸部50を有している。この凸部5
0の先端の接触面50aは、回路基板18の表面18a
に面一に露出され、この接触面50aに半導体チップ2
8の裏面28bが熱伝導性の接着剤52を介して接着さ
れている。
接触面50aから凸部50を通じて放熱部材41に逃さ
れることになり、半導体チップ28から放熱部材41に
直接連なるような熱伝導経路が形成される。
に接する半導体チップ28の裏面28bには、リード3
0の接続部が存在しないので、この裏面28bの隅々ま
でを平坦な熱伝導面として利用することができる。それ
とともに、凸部50の接触面50aは、半導体チップ2
8の裏面28bよりも大きな面積を有するので、上記半
導体チップ28の熱は、その裏面28bの全面から凸部
50に伝えられる。
同して回路基板18を挾み込んでいるので、この放熱部
材41の接触面50aと伝熱シート58との間で半導体
チップ28が挾み込まれる。そのため、半導体チップ2
8の裏面28bは、凸部50の接触面50aに押し付け
られるような力を受け、半導体チップ28と接触面50
aとの接触状態が良好となる。
部50とが導電性の接着剤52を介して互いに接着され
ているから、これら両者の接触部分がずれたり、ここに
熱伝導を妨げるような隙間が生じることはなく、半導体
チップ28から放熱部材41への熱伝導を効率良く行な
うことができる。
ム16の座部60に面接触されているので、放熱部材4
1に伝えられた熱は、座部60を通じてフレーム16に
伝達され、このフレーム16の広範囲に亘って拡散され
る。
る冷却が困難とされているTCP26においても、半導
体チップ28の熱を効率良く外部に逃がすことができ、
TCP26の低熱抵抗化を実現できる。
接する伝熱シート58およびカバー42のパネル53
は、共に熱伝導性を有するので、半導体チップ28の熱
は、伝熱シート58を介してパネル53にも拡散される
ことになり、半導体チップ28の回路基板18とは反対
側にも放熱経路を確保することができる。そのため、半
導体チップ28の熱を、裏面28bばかりでなく表面2
8aからも外部に逃すことができ、TCP26の放熱効
果をより高めることができる。
裏面18bと放熱部材41の上面41aとの間および孔
35の内周面と凸部50の外周面との間には、夫々第1
および第2の隙間48,51が存在するので、これら隙
間48,51内の空気が断熱層として機能する。そのた
め、凸部50や放熱部材41に伝えられた熱が、回路基
板18に直に伝わり難くなり、この回路基板18の内部
に熱が籠るのを防止できる。
の他の回路部品、例えばQFP25やコネクタ24に伝
わるのを防止することができ、これら他の回路部品に対
する熱影響を極力少なく抑えることができる。
カバー42とで回路基板18を挾み込むと、放熱部材4
1の座面47aが回路基板18の裏面18bのグランド
配線層23に接触する。この放熱部材41は、導電性を
有しているので、半導体チップ28とグランド配線層2
3とを、放熱部材41を利用して電気的に接続すること
ができる。そのため、放熱部材41を回路基板18に取
り付けると同時に、半導体チップ28を接地させること
ができ、格別な接地作業が不要となる。
8は、一般に寸法精度が悪く、特にその厚み寸法が製品
毎にばらつく傾向にある。そのため、凸部50を含む放
熱部材41を規定の寸法に仕上げても、この凸部50は
回路基板18を厚み方向に貫通するので、凸部50の接
触面50aが回路基板18の表面18aから誤差の範囲
を上回って突出したり、あるいは孔35の内側に引っ込
む虞れがあり得る。
は、柔軟なキャリア27に支持されているので、半導体
チップ28に接する凸部50の接触面50aが回路基板
18の表面18aから大きく突出したり、逆に孔35の
内側に引っ込む等して、回路基板18上での半導体チッ
プ28の位置が変動したとしても、キャリア27が弾性
的に変形し、上記回路基板18の寸法誤差分を吸収す
る。
0との接続部およびリード30と接続パッド33との接
続部に無理な力が加わることはなく、回路基板18とT
CP26との接続の信頼性を充分に確保できる。
るものではなく、図8に本発明の第2実施例を示す。こ
の第2実施例は、半導体チップ28の裏面28bを、接
着剤を用いることなく、直接凸部50の接触面50aに
接触させたものであり、それ以外の構成は上記第1実施
例と同様である。
の凸部50は、カバー42側の伝熱シート58と協同し
て半導体チップ28を挾み込んでいるので、凸部50の
接触面50aが半導体チップ28の裏面28bに隙間な
く接触される。そのため、半導体チップ28から凸部5
0への熱伝達が良好に行なわれ、この半導体チップ28
の熱を効率良く放熱部材41に逃すことができる。
た第3実施例が開示されている。この第3実施例は、放
熱部材41の形状が上記第1実施例と相違しており、そ
れ以外の構成は上記第1実施例と同様である。
面41aに多数の放熱フィン71を一体に備えている。
放熱フィン71は、放熱部材41の下面41aにおい
て、凸部50の反対側に位置されている。そして、放熱
フィン71は、筐体2の内部において、フレーム16の
壁部20と回路基板18との間の空間部分に露出されて
いる。
8の熱が伝わる放熱部材41は、放熱フィン71を有し
ているので、その分、放熱部材41の表面積が増大す
る。そして、この場合、放熱フィン71が露出される空
間部分に積極的に冷却風を送風すれば、冷却フィン71
による放熱効果をより高めることができ、TCP26の
低熱抵抗化を実現する上でより好都合となる。
施例が開示されている。この第4実施例は、主に放熱器
40を回路基板18に取り付けるための構成が上記第1
実施例と相違しており、それ以外の構成は上記第1実施
例と同様である。そのため、この第4実施例において、
上記第1実施例と同一の構成部分には同一の参照符号を
付して、その説明を省略する。
1の四つの支持面44aには、夫々嵌合突起81が一体
に突設されている。各嵌合突起81は、角柱状をなして
いる。また、回路基板18には、四つの嵌合孔82が開
口されている。嵌合孔82は、孔35の周囲において、
隣り合う接続パッド33の間に位置されている。嵌合孔
82は角孔状をなしており、これら嵌合孔82に嵌合突
起81が隙間なく嵌合されている。この嵌合により、放
熱部材41が回路基板18の裏面18bに保持され、そ
の凸部50が孔35に入り込んでいる。
面が接着剤83を介して回路基板18の表面18aに固
定されている。そのため、本実施例の場合、放熱部材4
1およびカバー42は、夫々個別に回路基板18に保持
されており、この放熱部材41の凸部50およびカバー
42側の伝熱シート58が、夫々半導体チップ28に接
している。
41とカバー42とが互いに結合されていない点以外
は、上記第1実施例と同一であるから、半導体チップ2
8の熱を放熱部材41とカバー42の双方に逃すことが
できる。そのため、半導体チップ28の放熱を効率良く
行なえ、TCP26の低熱抵抗化を図れる。
は、図10に二点鎖線で示すように、放熱部材41の下
面41bに多数の冷却フィン71を一体に形成しても良
い。また、回路基板18は、その嵌合突起81を嵌合孔
82に圧入することで回路基板18に保持されるので、
カバー42は必ずしも必要なものではなく、場合によっ
てはTCP26を回路基板18の表面18aに露出させ
ても良い。
第5実施例が開示されている。この第5実施例では、グ
ランド配線層23が回路基板18の内部に積層され、絶
縁層22によって覆われている。そのため、放熱部材4
1にあっても、孔35の開口周縁部に接する座部を備え
ておらず、この放熱部材41の上面41aに凸部50が
直接突設されている。
合される四つのスルーホール91を備えている。スルー
ホール91は、図13の(B)に示すように、断面円形
をなしており、その内面が導電性のメッキ層92によっ
て覆われている。このメッキ層92は、回路基板18の
内部において、上記グランド配線層23に電気的に接続
されている。
ルーホール91に嵌合させると、各嵌合突起81の角部
がメッキ層92にきつく圧接する。この圧接により、回
路基板18と放熱部材41との機械的な結合と、グラン
ド配線層23と放熱部材41との電気的な接続が同時に
なされるようになっている。
導体チップ28の熱を放熱部材41とカバー42との双
方に逃すことができ、半導体チップ28の放熱を効率良
く行なうことができる。
突起81が、スルーホール91の内面のメッキ層92に
接しているので、放熱部材41と回路基板18との結合
部分を利用して半導体チップ28をグランド配線層23
に電気的に接続することができる。そのため、半導体チ
ップ28を接地させる格別な作業が不要となるといった
利点がある。
させた第6実施例が開示されている。この第6実施例で
は、放熱部材41の上面41aの嵌合突起81が、この
放熱部材41の角部よりも凸部50に隣接した位置に配
置されている。そのため、回路基板18の嵌合孔82に
しても、孔35と接続パッド33との間に配置されてお
り、これら嵌合孔82と嵌合突起81との嵌合部分がT
CP26の外周部よりも内側に入り込んでいる。そし
て、回路基板18の内部の信号配線層21は、嵌合孔8
2がずれた分だけ孔35の方向に向けて延長されてお
り、この延長部21aが接続パッド33の下方に位置さ
れている。
うち、接続パッド33と孔35との間の領域には、通常
信号配線層21が存在しないために、この回路基板18
に嵌合孔82を開けるに際して信号配線層21が邪魔と
なることはなく、これら嵌合孔82を配置する上での自
由度が増大する。
82が存在しないので、信号配線層21を接続パッド3
3に対応する位置まで容易に延長することができる。そ
のため、信号配線層21を形成する上での自由度が増大
し、回路基板18を多層構造とするに当って好都合とな
る。
示されている。この第7実施例は、主に半導体チップ2
8の熱を逃す構成が上記第1実施例と相違しており、T
CP26および回路基板18の基本的な構成は、上記第
1実施例と同一である。そのため、この第7実施例にお
いて、上記第1実施例と同一構成部分には同一の参照符
号を付して、その説明を省略する。
5の内部には、放熱部材101が配置されている。この
放熱部材101は、例えばアルミニウム合金のような導
電性を有し、しかも、熱伝導性に優れた金属材料にて構
成されている。放熱部材101は、孔35と相似形をな
すとともに、回路基板18と同等の肉厚を有する四角形
板状をなしている。放熱部材101は、接着剤102を
介して孔35の内部に固定されている。この接着剤10
2は、放熱部材101の外周面と孔35の内周面との間
の隙間に充填されている。そして、接着剤102は、熱
抵抗の大きな非導電性のものを選択して使用しており、
このことにより、放熱部材101と回路基板18とは、
互いに電気的に絶縁された状態で一体化されている。
1aと放熱面101bとを有している。放熱部材101
の接触面101aは、回路基板18の表面18aに面一
に露出されている。同様に、放熱部材101の放熱面1
01bは、回路基板18の裏面18bに面一に露出され
ている。ここで面一とは、製造誤差に伴う多少の凹凸を
含むものであり、接触面101aが表面18aから僅か
に突出していたり、僅かに凹んでいても何等差し支えな
いものである。そして、放熱部材101の接触面101
aは、半導体チップ28の裏面28bよりも大きな面積
を有し、この接触面101aに接着剤52を介して半導
体チップ28の裏面28bが接着されている。
8の裏面18bに配置されている。この裏面18bに
は、放熱部材101の放熱面101bに跨がる導電被膜
としてのハンダ層103が被着されている。
ず、回路基板18に放熱部材101を接着し、この回路
基板18の裏面18bおよび放熱部材101の放熱面1
01bに、夫々ペースト状のハンダを塗布する。次に、
回路基板18を加熱して、ペースト状のハンダを溶か
し、この溶けたハンダを硬化させる。このことにより、
ハンダ層103は、薄い膜状となり、放熱部材101の
放熱面101bを含む回路基板18の裏面18bは、凹
凸のない平坦面に保たれる。
材101とは、上記膜状のハンダ層103を介して電気
的に接続される。なお、このハンダ層103で覆われた
回路基板18の裏面18bは、フレーム16の座面60
aに接触されている。
8の熱は、その裏面28bの全面から接着剤52を介し
て放熱部材101に伝えられ、この放熱部材101の放
熱面101bからフレーム16に逃される。そのため、
半導体チップ28の熱をフレーム16を利用して効率良
く放熱することができる。
しているので、回路基板18の裏面18bが凹凸のない
平坦面となり、この回路基板18の裏面18bをフレー
ム16の座面60aに隙間なく接触させることができ
る。そのため、放熱部材101とフレーム16との間に
熱伝導を妨げるような隙間が生じることはなく、放熱部
材101に伝えられた熱をフレーム16に効率良く逃す
ことができる。
のグランド配線層23と放熱部材101とがハンダ層1
03を介して電気的に接続されるので、この放熱部材1
01を接地回路の一部として利用することができる。そ
のため、半導体チップ28を接地させる格別な作業が不
要となる。
着する接着剤102は、大きな熱抵抗を有しているの
で、この接着剤102が放熱部材101から回路基板1
8への熱伝達を妨げる一種の断熱層としても機能する。
このため、放熱部材101に伝えられた熱が、回路基板
18に直に伝わり難くなり、この回路基板18の内部に
熱が籠るのを防止できる。
の他の回路部品、例えばQFP25やコネクタ24に伝
わるのを防止することができ、これら他の回路部品に対
する熱影響を極力少なく抑えることができる。
上記第6実施例に示されるようなカバー42を回路基板
18の表面18aに接着し、このカバー42でTCP2
6を覆うようにしても良い。
第8実施例が開示されている。この第8実施例は、主に
回路基板18とTCP26との接続法およびこのTCP
26の放熱経路が上記第1実施例と相違しており、TC
P26の基本的な構成は、上記第1実施例と同様であ
る。そのため、この第8実施例において、上記第1実施
例と同一の構成部分には、同一の参照符号を付してその
説明を省略する。
ド30が連なる半導体チップ28の表面28aを回路基
板18に向けた、いわゆるフェースダウンの姿勢で回路
基板18に実装されている。このため、回路基板18の
表面18aは、チップ搭載面となっている。
回路基板18の表面18aとは反対方向を向いており、
この回路基板18の表面18aと半導体チップ28の表
面28aとの間には、隙間120が生じている。
れたグランド配線層23を有している。このグランド配
線層23は、図17に示すように、TCP26の実装領
域を外れた位置に形成されている。そのため、回路基板
18のうち、TCP26の実装領域に対応した部分は、
絶縁層22のみとなっている。
は、放熱部材123が取り付けられている。放熱部材1
23は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優
れ、しかも、導電性を有する金属材料にて構成されてい
る。この放熱部材123は、TCP26よりも大きな平
面形状を有する略正方形状のパネル部124と、このパ
ネル部124の周縁部から下向きに延びる枠部125と
を一体に有している。枠部125は、TCP26の実装
領域の外側に位置されており、この枠部125の下面が
回路基板18の表面18aに重ねられている。
その四つの角部に夫々ねじ孔126を有している。ねじ
孔126は、TCP26の実装領域の外側に位置されて
おり、上記回路基板18の取り付け孔45と向かい合っ
ている。回路基板18の取り付け孔45には、その裏面
18bの方向からねじ127が挿通されており、これら
ねじ127の先端部は、上記ねじ孔126にねじ込まれ
ている。このねじ込みにより、放熱部材123が回路基
板18の表面18aに固定され、上記TCP26を始め
として、このTCP26のリード30と接続パッド33
との接続部分が上記放熱部材123によって覆い隠され
ている。
央部は、半導体チップ28の裏面28bと向かい合って
いる。そして、この半導体チップ28の裏面28bは、
ダイアタッチ材としての導電性の接着剤128を介して
パネル部124に接着されている。
18aには、導通層131が配置されている。導通層1
31は、TCP26の実装領域の外側に位置されてい
る。そして、この導通層131は、上記放熱部材123
を回路基板18の表面18aに固定した時に、この放熱
部材123の枠部125の下面に接するようになってい
る。
の上方に位置されている。これら導通層131とグラン
ド配線層23とは、導通ピン132を介して電気的に接
続されている。導通ピン132は、回路基板18および
グランド配線層23を厚み方向に貫通しており、この導
通ピン132の先端が上記導通層131に接している。
このため、回路基板18の表面18aにねじ127を介
して放熱部材123を固定すると、この放熱部材123
の枠部125が導電層131および導通ピン132を介
してグランド配線層23に電気的に接続されるようにな
っている。
18に放熱部材123を取り付けると同時に、半導体チ
ップ28をグランド配線層23に接続することができ、
TCP26の格別な接地作業を省略することができる。
を厚み方向に貫通する通孔135を備えている。通孔1
35は、上記TCP26の実装部分に位置されており、
上記半導体チップ28の表面28aと向かい合ってい
る。
で回路基板18に実装した場合、上記のように、半導体
チップ28の表面28aと回路基板18の表面18aと
の間に隙間120が生じ、この半導体チップ28を回路
基板18によって支えることができない。そのため、こ
の半導体チップ28は、図20に示すように、上記接着
剤128が硬化するまでの間、押圧部材136を介して
放熱部材123のパネル部124に押し付けられてい
る。
面18aと半導体チップ28の表面28aとの間に介在
される本体136aと、上記通孔135を貫通して回路
基板18の裏面18b側に導出されるガイド部136b
とを有している。この押圧部材136は、例えば弾性変
形が可能なゴム状弾性体にて構成されている。
は、接着剤128が硬化した後に、上記押圧部材136
を回路基板18と半導体チップ28との間から取り出す
ためのものであって、上記本体部136aよりも小さな
開口面積を有している。すなわち、図20に示すよう
に、押圧部材136のガイド部136bは、通孔135
を通じて回路基板18の裏面18bの方向に導出されて
いるので、上記接着剤128が硬化した状態において、
このガイド部136bの先端部を引っ張ると、本体13
6aが弾性変形しつつ通孔135内に引き込まれ、この
通孔135を通じて回路基板18の裏面18b側に取り
出されるようになっている。
は、接着剤128を介してパネル部124の下面に吊り
下げられた状態に保持される。次に、TCP26を回路
基板18に実装する手順について説明する。
の通孔135に、この回路基板18の表面18aの方向
から押圧部材136を挿通し、この押圧部材136の本
体136aを通孔135の開口縁部に引っ掛ける。
26を供給する。この際、TCP26は、リード30が
連なる半導体チップ28の表面28aを回路基板18に
向けたフェースダウンの姿勢で回路基板18に供給し、
リード30の先端を接続パッド33に半田付けする。こ
の半田付けにより、半導体チップ18の表面18aに押
圧部材136の本体136aが接触し、この半導体チッ
プ18が押圧部材136を介して支持される。
着剤128を塗布する。この後、回路基板18の表面1
8aに放熱部材123を被せ、この放熱部材123によ
ってTCP26およびこのTCP26のリード30と接
続パッド33との接続部分を覆い隠す。そして、回路基
板18の取り付け孔45に裏面18bの方向からねじ1
27を挿通し、このねじ127をねじ孔126にねじ込
むことで、放熱部材123を回路基板18に締め付け固
定する。
部124と押圧部材136との間で半導体チップ28が
挾み込まれ、この半導体チップ28の裏面28bとパネ
ル部124の下面との間に接着剤128が充填される。
この場合、上記押圧部材136は弾性を有しているの
で、半導体チップ28は、パネル部124に向けて押し
付けられる。このため、接着剤128が硬化するまでの
間に、半導体チップ28がパネル部124から垂れ下が
ったり、ずれ動くのを防止することができ、この半導体
チップ28の姿勢が一体に保たれる。
28がパネル部124に固定されたならば、図20の矢
印に示すように、通孔135から導出されている押圧部
材136のガイド部136bを引っ張る。すると、押圧
部材136の本体136aが弾性変形しつつ通孔135
内に引き込まれるとともに、この通孔135を通じて回
路基板18の裏面18b側に取り出され、押圧部材13
6がTCP26と回路基板18との間から取り除かれ
る。
半導体チップ28が発熱すると、この半導体チップ28
の熱は、回路基板18とは反対側の裏面28bから放熱
部材123に逃がされる。半導体チップ28の裏面28
bは、接着剤128を介してパネル部124の下面に接
着されているので、これら半導体チップ28とパネル部
124との間に熱伝導を妨げるような隙間が生じること
はなく、半導体チップ28の熱を効率良く放熱部材12
3に逃がすことができる。
の姿勢で回路基板18に実装する場合でも、半導体チッ
プ28の回路基板18とは反対側に充分な放熱経路を確
保することができ、TCP26の放熱を、回路基板18
を利用することなく積極的に行なうことができる。
導体チップ28との間から取り除いた状態では、これら
回路基板18と半導体チップ28との間には隙間120
が生じるので、この隙間120が半導体チップ28から
回路基板18に向う輻射熱を遮る一種の断熱空間とな
り、回路基板18への熱影響を少なく抑えることができ
る。
記隙間120に回路基板18の通孔135が連なるとと
もに、この通孔135が半導体チップ28の表面28a
と向かい合うので、半導体チップ28の輻射熱を通孔1
35を通じて外部に逃がすことができる。そのため、放
熱部材123と回路基板18との間に、半導体チップ2
8の熱が籠り難くなり、この点でも回路基板18に対す
る熱影響を少なく抑えることができる。
8は、接着剤128が硬化するまでの期間中、押圧部材
136を介して放熱部材123のパネル部124に押し
付けられているので、半導体チップ28の姿勢が一定に
保たれる。そのため、半導体チップ28の裏面28bを
パネル部124の下面に確実に接着することができ、半
導体チップ28の熱を効率良くパネル部124に伝える
ことができる。
させた第9実施例が開示されている。この第9実施例
は、放熱部材123の形状が上記第8実施例と相違して
おり、それ以外の構成は、上記第8実施例と同一であ
る。
ル部124の上面に多数の放熱フィン141を一体に備
えている。これら放熱フィン141は、半導体チップ2
8とパネル部124との接着部に対応した位置に配置さ
れている。
8の熱が直接伝わるパネル部124の放熱面積が増大す
るので、このパネル部124の放熱効果をより高めるこ
とができ、TCP26の低熱抵抗化を実現する上でより
好都合となるといった利点がある。
れたリードを半導体チップの表面のバンプに接続した
が、本発明はこれに限らず、半導体チップのバンプと回
路基板の接続パッドとを、ワイヤ・ボンディングによっ
て接続しても良い。
却装置は、ポータブルコンピュータ用に特定されるもの
ではなく、その他の電子機器や種々の分野に適用可能な
ことは勿論である。
は、第2のチップ面の全面から凸部を通じて放熱部材に
逃がされるので、発熱する半導体チップと放熱部材とを
直接結ぶような熱伝導経路を形成することができる。し
かも、半導体チップの第2のチップ面が接触面に対し隙
間なく押し付けられ、半導体チップと接触面との接触状
態が良好に維持されるので、この半導体チップの熱を効
率良く放熱部材に伝えることができ、半導体チップの低
熱抵抗化を実現できる。
び放熱部材と回路基板との間の隙間が断熱層として機能
するから、凸部や放熱部材に伝えられた半導体チップの
熱が回路基板に直接伝わり難くなる。そのため、回路基
板の内部に熱が籠るのを防止することができ、この回路
基板に実装された他の回路部品への熱影響を小さく抑え
ることができる。
および放熱部材を介して回路基板のグランド配線層と電
気的に接続されるので、回路基板に放熱部材とカバーを
取り付けると同時に半導体チップの接地がなされ、格別
な接地作業が不要となる。
チップ面とカバーとが熱的に接続されるので、この半導
体チップの第1および第2のチップ面の双方から夫々放
熱を行なうことができ、その分、半導体チップの放熱性
能を高めることができる。
チップ面が凸部の接触面に隙間なく強固に密接されるの
で、この半導体チップの熱を効率良く凸部に逃すことが
できる。
る樹脂フィルムは、弾性変形が可能であるから、回路基
板の厚み寸法のばらつきに伴い、凸部の接触面が回路基
板の第1の面から突出したり、逆に孔内に引っ込んだと
しても、半導体チップの位置に追従するように樹脂フィ
ルムが変形し、回路基板の厚み寸法のばらつきを吸収す
る。そのため、半導体チップとリードとの接続部および
リードと接続パッドとの接続部に無理な力が加わること
もなく、リードの剥離や断線を未然に防止できる。
り、放熱部材の放熱面積が増大するので、放熱部材の放
熱性が向上し、半導体チップの熱を効率良く外部に逃す
ことができる。
第2のチップ面の全面から凸部を通じて放熱部材に逃が
されるので、発熱する半導体チップと放熱部材とを直接
結ぶような熱伝導経路を形成することができる。そのた
め、半導体チップの熱を効率良く放熱部材に伝えること
ができ、半導体チップの低熱抵抗化を実現できる。
び放熱部材と回路基板との間の隙間が断熱層として機能
するから、凸部や放熱部材に伝えられた半導体チップの
熱が回路基板に直接伝わり難くなる。そのため、回路基
板の内部に熱が籠るのを防止することができ、この回路
基板に実装された他の回路部品への熱影響を小さく抑え
ることができる。
よび放熱部材を介して回路基板のグランド配線層と電気
的に接続されるので、回路基板に放熱部材を取り付ける
と同時に半導体チップの接地がなされ、格別な接地作業
が不要となる。
チップ面が凸部の接触面に隙間なく強固に密接されるの
で、この半導体チップの熱を効率良く凸部に逃すことが
できる。
より、放熱部材の放熱面積が増大するので、放熱部材の
放熱性が向上し、半導体チップの熱を効率良く外部に逃
すことができる。
を受けることなく嵌合孔を自由に開けることができると
ともに、逆に接続パッドの外周囲に嵌合孔が存在しない
ので、回路基板の内部に配線層を配置する上での自由度
が大きくなる。
および導電層を介して回路基板のグランド配線層に電気
的に接続されるので、回路基板に放熱部材を取り付ける
と同時に半導体チップの接地がなされ、格別な接地作業
が不要となる。
衝撃を荷担するため、機械的強度が弱い裸の半導体チッ
プの耐衝撃性能を充分に高めることができる。請求項1
4によれば、半導体チップの第1のチップ面とカバーと
が伝熱シートを介して熱的に接続されるので、半導体チ
ップの熱を第1のチップ面から伝熱シートを経てカバー
に逃がすことができ、この半導体チップの第1および第
2のチップ面の双方から夫々放熱を行なうことができ
る。しかも、カバーに外部からの衝撃が加わった場合、
この衝撃は伝熱シートが変形することによって吸収緩和
されるので、半導体チップに衝撃が加わることはなく、
半導体チップの耐衝撃性能を充分に確保できる。
は、第2のチップ面の全面から放熱部材に逃がされるの
で、発熱する半導体チップと放熱部材とを直接結ぶよう
な熱伝導経路を形成することができる。そのため、半導
体チップの熱を効率良く放熱部材に伝えることができ、
半導体チップの低熱抵抗化を実現できる。また、導電被
膜は、溶融されたハンダ・ペーストを硬化させたもので
あるから、放熱部材の放熱面を含む回路基板の第2の面
が凹凸のない平滑な面となる。そのため、放熱部材の放
熱面に放熱用のヒートシンクを取り付けるにしても何等
問題はなく、放熱部材の放熱性を高める上で好都合とな
る。
ンド配線層とが電気的に接続されるので、この放熱部材
を半導体チップの接地回路として利用することができ、
接地用の格別な部材が不要となる。
のチップ面が放熱部材の接触面に隙間なく強固に密接さ
れるので、この半導体チップの熱を効率良く放熱部材に
逃すことができる。
に固定する接着剤が一種の断熱層として機能するので、
放熱部材に伝えられた半導体チップの熱が回路基板に伝
わるのを防止できる。このため、回路基板の内部に熱が
籠り難くなり、この回路基板に実装された他の回路部品
に対する熱影響を少なく抑えることができる。
のリードが連なる第1のチップ面を回路基板に向けたフ
ェースダウンの姿勢で実装する場合でも、この半導体チ
ップの回路基板とは反対側に充分な放熱経路を確保する
ことができ、半導体チップの放熱を、回路基板を利用す
ることなく積極的に行なうことができる。
との間から取り除いた状態では、これら回路基板と半導
体チップとの間に生じる隙間が半導体チップから回路基
板に向う輻射熱を遮る一種の断熱空間となり、この回路
基板への熱影響を少なく抑えることができる。それとと
もに、押圧部材を取り除くと、回路基板の通孔が半導体
チップの接続面と向かい合い、この通孔を通じて半導体
チップの輻射熱が外部に逃がされるので、放熱部材と回
路基板との間に半導体チップの熱が籠り難くなり、回路
基板に対する熱影響を少なく抑えることができる。
るまでの期間中、押圧部材を介して放熱部材に押し付け
られているので、この半導体チップを放熱部材に確実に
接着することができ、半導体チップの熱を効率良く放熱
部材に伝えることができる。
部材を介して回路基板のグランド配線層と電気的に接続
されるので、放熱部材を回路基板に取り付けると同時に
半導体チップの接地がなされ、格別な接地作業が不要と
なる。
より、放熱部材の放熱面積が増大するので、放熱部材の
放熱性が向上し、半導体チップの熱を外部に効率良く逃
すことができる。
を示す断面図。
せた状態を示す断面図。
せた状態を示す斜視図。
た状態を示すポータブルコンピュータの断面図。
分離させた状態を示す斜視図。
状態を示す斜視図。
を示す断面図。
を示す断面図。
分を示す断面図。
させた状態を示す断面図。
させた状態を示す斜視図。
Pの実装部分を示す断面図。(B)は、図13(A)の
A−A線に沿う断面図。
分を示す断面図。
させた状態を示す斜視図。
分を示す断面図。
分を示す断面図。
離させた状態を示す斜視図。
を互いに分離させた状態を示す断面図。
熱部材に押し付けた状態を示す断面図。
分を示す断面図。
Claims (20)
- 【請求項1】 接続パッドを有する第1の面およびこの
第1の面の反対側に位置された第2の面を含む回路基板
と、 この回路基板の接続パッドにリードを介して接続され、
動作中に発熱する半導体チップと、を備えている回路モ
ジュールにおいて、 上記半導体チップは、上記リードの接続部を有する第1
のチップ面と、この第1のチップ面の反対側に位置され
た第2のチップ面とを有し、この第2のチップ面を上記
回路基板の第1の面に向けた姿勢で上記回路基板に実装
されるとともに、 上記回路基板は、上記半導体チップと向かい合う部分
に、この半導体チップよりも大きな開口形状を有する孔
を備え、 この回路基板の上記半導体チップとは反対側の第2の面
に、上記孔に入り込む凸部を有する熱伝導性の放熱部材
を配置し、この放熱部材の凸部は、上記半導体チップの
第2のチップ面よりも大きな面積を有して、この半導体
チップの第2のチップ面に接触される平坦な接触面を含
み、 この放熱部材と上記回路基板との間および上記孔と凸部
との間に、夫々遮熱用の隙間を形成するとともに、 上記回路基板の第1の面に、上記半導体チップおよび上
記リードと接続パッドとの接続部分を覆うカバーを配置
し、 このカバーと半導体チップの第1のチップ面との間に、
弾性変形が可能なゴム状弾性体を配置するとともに、 上記カバーと上記放熱部材とを、上記回路基板を厚み方
向に貫通する締め付け部材を介して結合することによ
り、上記半導体チップを上記凸部の接触面とゴム状弾性
体との間で挾み込んだことを特徴とする回路モジュール
の冷却装置。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、上記回路基板
は、その第2の面にグランド配線層を有し、また、上記
放熱部材は、導電性を有する金属材料にて構成され、こ
の放熱部材に上記グランド配線層が接していることを特
徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項3】 請求項1の記載において、上記ゴム状弾
性体は、熱伝導性を有し、また、上記カバーは、熱伝導
性を有する金属材料にて構成されていることを特徴とす
る回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項4】 請求項1の記載において、上記凸部の接
触面と上記半導体チップの第2のチップ面とは、導電性
の接着剤を介して互いに接着されていることを特徴とす
る回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項5】 請求項1の記載において、上記半導体チ
ップは、上記リードを有する柔軟な樹脂フィルムに支持
されていることを特徴とする回路モジュールの冷却装
置。 - 【請求項6】 請求項1又は3の記載において、上記放
熱部材は、上記凸部とは反対側に向けて突出する多数の
冷却フィンを備えていることを特徴とする回路モジュー
ルの冷却装置。 - 【請求項7】 接続パッドを有する第1の面およびこの
第1の面の反対側に位置された第2の面を含む回路基板
と、 この回路基板の接続パッドにリードを介して接続され、
動作中に発熱する半導体チップと、を備えている回路モ
ジュールにおいて、 上記半導体チップは、上記リードの接続部を有する第1
のチップ面と、この第1のチップ面の反対側に位置され
た第2のチップ面とを有し、この第2のチップ面を上記
回路基板の第1の面に向けた姿勢で上記回路基板に実装
されるとともに、 上記回路基板は、上記半導体チップの実装部分にこの半
導体チップよりも大きな開口形状を有する孔と、この孔
の周囲に位置する複数の嵌合孔とを備えており、 この回路基板の上記半導体チップとは反対側の第2の面
に、熱伝導性を有する放熱部材を配置し、この放熱部材
は、上記孔に入り込む凸部と、上記嵌合孔に圧入される
複数の脚部とを有するとともに、上記凸部は、上記半導
体チップの第2のチップ面よりも大きな面積を有して、
この半導体チップの第2のチップ面に接触される平坦な
接触面を有し、 この放熱部材と上記回路基板との間および上記孔と凸部
との間に、夫々遮熱用の隙間を形成したことを特徴とす
る回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項8】 請求項7の記載において、上記回路基板
は、その第2の面にグランド配線層を有し、また、上記
放熱部材は、導電性を有する金属材料にて構成され、こ
の放熱部材に上記グランド配線層が接していることを特
徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項9】 請求項7の記載において、上記凸部の接
触面と上記半導体チップの第2のチップ面とは、導電性
の接着剤を介して互いに接着されていることを特徴とす
る回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項10】 請求項7又は9の記載において、上記
放熱部材は、上記凸部とは反対側に向けて突出する多数
の冷却フィンを備えていることを特徴とする回路モジュ
ールの冷却装置。 - 【請求項11】 請求項7の記載において、上記回路基
板は、複数の配線層と絶縁層とを交互に積み重ねた多層
構造をなしており、また、上記回路基板の嵌合孔は、上
記接続パッドと上記孔との間に配置されていることを特
徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項12】 請求項7の記載において、上記回路基
板は、絶縁層によって覆われたグランド配線層を有する
とともに、上記嵌合孔の内面は、上記グランド配線層に
電気的に接続された導電層によって覆われており、ま
た、上記放熱部材は導電性を有する金属材料にて構成さ
れ、この放熱部材の脚部が上記導電層に圧接されている
ことを特徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項13】 請求項7の記載において、上記回路基
板の第1の面に、上記半導体チップおよび上記リードと
接続パッドとの接続部を覆うカバーを配置したことを特
徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項14】 請求項13の記載において、上記カバ
ーは、熱導電性を有する金属材料にて構成し、このカバ
ーと半導体チップの第1のチップ面との間に、ゴム状弾
性体からなる伝熱シートを配置したことを特徴とする回
路モジュールの冷却装置。 - 【請求項15】 接続パッドを有する第1の面と、この
第1の面の反対側に位置され、グランド配線層を有する
第2の面を含む回路基板と、 この回路基板の接続パッドにリードを介して接続され、
動作中に発熱する半導体チップと、を備えている回路モ
ジュールであって、 上記半導体チップは、上記リードの接続部を有する第1
のチップ面と、この第1のチップ面の反対側に位置され
た第2のチップ面とを有し、この第2のチップ面を上記
回路基板の第1の面に向けた姿勢で上記回路基板に実装
されるとともに、 上記回路基板は、上記半導体チップと向かい合う部分
に、この半導体チップよりも大きな開口形状を有する孔
を備え、 この孔内に熱伝導性および導電性を有する放熱部材を収
容するとともに、この放熱部材は、上記半導体チップの
第2のチップ面よりも大きな面積を有してこの半導体チ
ップの第2のチップ面に接触される平坦な接触面と、上
記回路基板の第2の面と略面一をなす平坦な放熱面とを
有し、 この放熱部材の放熱面を含む回路基板の第2の面に、ハ
ンダ・ペーストをリフローリングしてなる導電被膜を被
着し、この導電被膜を介して上記グランド配線層と放熱
部材とを電気的に接続したことを特徴とする回路モジュ
ールの冷却装置。 - 【請求項16】 請求項15の記載において、上記放熱
部材の接触面と上記半導体チップの第2のチップ面と
は、導電性の接着剤を介して互いに接着されていること
を特徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項17】 請求項15の記載において、上記放熱
部材は、熱抵抗の大きな電気絶縁性の接着剤を介して上
記孔の内周面に接着されていることを特徴とする回路モ
ジュールの冷却装置。 - 【請求項18】 接続パッドを有するチップ搭載面を含
む回路基板と、 この回路基板の接続パッドにリードを介して接続され、
動作中に発熱する半導体チップと、を備えている回路モ
ジュールにおいて、 上記半導体チップは、上記リードの接続部を有する第1
のチップ面と、この第1のチップ面の反対側に位置され
た第2のチップ面とを有し、この第2のチップ面を上記
回路基板のチップ搭載面とは反対方向に向けた姿勢で上
記回路基板に実装されるとともに、 上記回路基板のチップ搭載面に、上記半導体チップおよ
び上記リードと上記接続パッドとの接続部分を覆う熱伝
導性の放熱部材を取り付け、この放熱部材と半導体チッ
プの第2のチップ面とを、熱伝導性を有する接着剤を介
して互いに接着するとともに、 上記回路基板のチップ搭載面と半導体チップの第1のチ
ップ面との間には、上記接着剤が硬化するまでの期間
中、上記半導体チップを上記放熱部材に向けて押圧する
押圧部材を介在させ、 かつ、上記回路基板は、上記半導体チップと向かい合う
部分に、上記接着剤が硬化した後に上記押圧部材を半導
体チップと回路基板との間から取り出すための通孔を有
していることを特徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項19】 請求項18の記載において、上記回路
基板は、グランド配線層を有し、また、上記放熱部材
は、導電性を有する金属材料にて構成され、この放熱部
材に上記グランド配線層が電気的に接続されていること
を特徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項20】 請求項18の記載において、上記放熱
部材は、多数の冷却フィンを備えていることを特徴とす
る回路モジュールの冷却装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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