JPH08228472A - チャージ・ポンプ回路におけるトランスミッション・ゲートのゲート電圧を低下させる回路および方法 - Google Patents
チャージ・ポンプ回路におけるトランスミッション・ゲートのゲート電圧を低下させる回路および方法Info
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- JPH08228472A JPH08228472A JP7299311A JP29931195A JPH08228472A JP H08228472 A JPH08228472 A JP H08228472A JP 7299311 A JP7299311 A JP 7299311A JP 29931195 A JP29931195 A JP 29931195A JP H08228472 A JPH08228472 A JP H08228472A
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トランスミッション・ゲートのゲート電圧を
低下させ、当該トランスミッション・ゲートの信頼性に
損傷や影響を与え得る過電圧を防止する回路および方法
を提供する。 【解決手段】 トランスミッション・ゲートはチャージ
・ポンプ回路(41)内に常駐し、電源電圧より高い電
圧を発生するためのコンデンサに結合されている。バッ
ファ(44,45)が制御信号を受け、トランスミッシ
ョン・ゲートのゲート端子に結合する。バッファ(4
4,45)は、可変電圧基準(43)に結合された電源
端子を含む。可変電源基準(43)は、チャージ・ポン
プ回路の出力電圧が所定電圧に達したとき、トランスミ
ッション・ゲートのゲート電圧を低下させる電圧を発生
する。可変電圧基準(43)は、バッファ(44,4
5)によって供給される論理レベル間の電圧範囲を狭
め、トランスミッション・ゲートを過剰電圧から保護す
る。
低下させ、当該トランスミッション・ゲートの信頼性に
損傷や影響を与え得る過電圧を防止する回路および方法
を提供する。 【解決手段】 トランスミッション・ゲートはチャージ
・ポンプ回路(41)内に常駐し、電源電圧より高い電
圧を発生するためのコンデンサに結合されている。バッ
ファ(44,45)が制御信号を受け、トランスミッシ
ョン・ゲートのゲート端子に結合する。バッファ(4
4,45)は、可変電圧基準(43)に結合された電源
端子を含む。可変電源基準(43)は、チャージ・ポン
プ回路の出力電圧が所定電圧に達したとき、トランスミ
ッション・ゲートのゲート電圧を低下させる電圧を発生
する。可変電圧基準(43)は、バッファ(44,4
5)によって供給される論理レベル間の電圧範囲を狭
め、トランスミッション・ゲートを過剰電圧から保護す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に電源電圧より
も高い電圧を必要とする回路に関し、更に特定すればチ
ャージ・ポンプ電圧回路に関するものである。
も高い電圧を必要とする回路に関し、更に特定すればチ
ャージ・ポンプ電圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チャージ・ポンプ回路は、それ自体が受
ける電圧よりも高い電圧を発生する回路である。一般的
に、チャージ・ポンプ回路は、充電用コンデンサを充電
し、この充電用コンデンサを電圧源またはその他の電圧
素子(第2充電コンデンサのような)に直列に配置する
段階を交互に行うことによって、高い電圧を発生するよ
うに作用する。
ける電圧よりも高い電圧を発生する回路である。一般的
に、チャージ・ポンプ回路は、充電用コンデンサを充電
し、この充電用コンデンサを電圧源またはその他の電圧
素子(第2充電コンデンサのような)に直列に配置する
段階を交互に行うことによって、高い電圧を発生するよ
うに作用する。
【0003】充電用コンデンサは、充電用構成から直列
構成にスイッチによって結合される。スイッチは、制御
論理回路によって制御される。より高い電圧を発生する
には、1つ以上のコンデンサを充電し、それらを直列に
配置すれば所望の電圧を発生することができる。
構成にスイッチによって結合される。スイッチは、制御
論理回路によって制御される。より高い電圧を発生する
には、1つ以上のコンデンサを充電し、それらを直列に
配置すれば所望の電圧を発生することができる。
【0004】一般的に、回路に連続電圧を供給するに
は、蓄積用コンデンサを充電用コンデンサと共に用い
る。例えば、電源電圧より高い電圧を発生する回路に、
蓄積用コンデンサを結合する。充電された蓄積用コンデ
ンサは、その回路への電圧を不特定に(indefinitely)保
持することはできず、その電圧を維持するには再充電し
なければならない。この蓄積用コンデンサに充電するた
めに、直列構成の充電用コンデンサを用いる。
は、蓄積用コンデンサを充電用コンデンサと共に用い
る。例えば、電源電圧より高い電圧を発生する回路に、
蓄積用コンデンサを結合する。充電された蓄積用コンデ
ンサは、その回路への電圧を不特定に(indefinitely)保
持することはできず、その電圧を維持するには再充電し
なければならない。この蓄積用コンデンサに充電するた
めに、直列構成の充電用コンデンサを用いる。
【0005】例えば、第1サイクルにおいて、充電用コ
ンデンサを電源電圧にまで充電する。蓄積用コンデンサ
は、第1サイクルの間回路への電圧を維持する。蓄積用
コンデンサによって供給される電圧は、回路の負荷のた
めに放電するにつれて、低下する。第2サイクルでは、
充電用コンデンサは、電源電圧(またはその他の電圧
源)と直列構成に結合され、発生する電圧が高くなる。
次に、充電用コンデンサを蓄積用コンデンサに結合し、
蓄積用コンデンサを充電する。電荷を供給して蓄積用コ
ンデンサの電圧を上昇させた後、充電用コンデンサを蓄
積用コンデンサから切断する。第1および第2サイクル
を連続的に繰り返し、蓄積用コンデンサ上の電圧を最少
値より高く維持する。充電用および蓄積用コンデンサの
サイズ、ならびに第1および第2サイクルを繰り返す頻
度は、回路の負荷によって異なる。
ンデンサを電源電圧にまで充電する。蓄積用コンデンサ
は、第1サイクルの間回路への電圧を維持する。蓄積用
コンデンサによって供給される電圧は、回路の負荷のた
めに放電するにつれて、低下する。第2サイクルでは、
充電用コンデンサは、電源電圧(またはその他の電圧
源)と直列構成に結合され、発生する電圧が高くなる。
次に、充電用コンデンサを蓄積用コンデンサに結合し、
蓄積用コンデンサを充電する。電荷を供給して蓄積用コ
ンデンサの電圧を上昇させた後、充電用コンデンサを蓄
積用コンデンサから切断する。第1および第2サイクル
を連続的に繰り返し、蓄積用コンデンサ上の電圧を最少
値より高く維持する。充電用および蓄積用コンデンサの
サイズ、ならびに第1および第2サイクルを繰り返す頻
度は、回路の負荷によって異なる。
【0006】通常半導体回路に供給される電源電圧より
高い電圧を必要とする素子の一例は、液晶表示素子(L
CD)である。電源電圧Vddは、LCDと共に動作す
る電力用集積回路に供給される。典型的なLCDには、
4つの論理レベルが必要とされる(接地、Vdd、2*
Vdd、および3*Vdd)。電源電圧を3倍に増大す
るチャージ・ポンプ回路を用いて2*Vddおよび3*V
ddを発生する。
高い電圧を必要とする素子の一例は、液晶表示素子(L
CD)である。電源電圧Vddは、LCDと共に動作す
る電力用集積回路に供給される。典型的なLCDには、
4つの論理レベルが必要とされる(接地、Vdd、2*
Vdd、および3*Vdd)。電源電圧を3倍に増大す
るチャージ・ポンプ回路を用いて2*Vddおよび3*V
ddを発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】チャージ・ポンプ回路
を集積回路(電源電圧Vddで動作する)と一体化する
場合、チャージ・ポンプ回路によって発生される電圧が
集積回路の素子仕様を越える可能性がある。動作電圧の
上昇によってチャージ・ポンプ内の素子に発生する応力
が、素子特性を低下または悪化させたり、破壊的故障を
起こす可能性がある。
を集積回路(電源電圧Vddで動作する)と一体化する
場合、チャージ・ポンプ回路によって発生される電圧が
集積回路の素子仕様を越える可能性がある。動作電圧の
上昇によってチャージ・ポンプ内の素子に発生する応力
が、素子特性を低下または悪化させたり、破壊的故障を
起こす可能性がある。
【0008】チャージ・ポンプ回路内の素子にかかる電
圧を低下させるようにチャージ・ポンプ回路を動作させ
ることができる回路および方法を提供できれば、大きな
利益となろう。
圧を低下させるようにチャージ・ポンプ回路を動作させ
ることができる回路および方法を提供できれば、大きな
利益となろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランスミッ
ション・ゲートのゲート電圧を低下させ、当該トランス
ミッション・ゲートの信頼性に損傷や影響を与え得る過
電圧を防止する回路および方法を提供する。トランスミ
ッション・ゲートはチャージ・ポンプ回路内に常駐し、
電源電圧より高い電圧を発生するためのコンデンサに結
合されている。バッファが制御信号を受け、トランスミ
ッション・ゲートのゲート端子に結合する。バッファ
は、可変電圧基準に結合された電源端子を含む。可変電
源基準は、チャージ・ポンプ回路の出力電圧が所定電圧
に達したとき、トランスミッション・ゲートのゲート電
圧を低下させる電圧を発生する。可変電圧基準は、バッ
ファによって供給される論理レベル間の電圧範囲を狭
め、トランスミッション・ゲートを過剰電圧から保護す
る。
ション・ゲートのゲート電圧を低下させ、当該トランス
ミッション・ゲートの信頼性に損傷や影響を与え得る過
電圧を防止する回路および方法を提供する。トランスミ
ッション・ゲートはチャージ・ポンプ回路内に常駐し、
電源電圧より高い電圧を発生するためのコンデンサに結
合されている。バッファが制御信号を受け、トランスミ
ッション・ゲートのゲート端子に結合する。バッファ
は、可変電圧基準に結合された電源端子を含む。可変電
源基準は、チャージ・ポンプ回路の出力電圧が所定電圧
に達したとき、トランスミッション・ゲートのゲート電
圧を低下させる電圧を発生する。可変電圧基準は、バッ
ファによって供給される論理レベル間の電圧範囲を狭
め、トランスミッション・ゲートを過剰電圧から保護す
る。
【0010】
【実施例】半導体業界の一般的な傾向は、トランジスタ
・サイズを縮小し、電源も低下させることによって、回
路密度を高め、電力消費を最少に抑える方向に向かって
いる。ここで問題となるのは、全ての回路が集積回路の
電源電圧で動作する訳ではないことである。電源回路を
新たに追加して異なる電圧を供給するのは、状況によっ
ては費用有効性がよくないだけでなく、製品を小型軽量
にしなければならない場合非効率的である。チャージ・
ポンプ回路は、電源電圧から効率的にそれより高い電圧
を発生するための公知の解決案である。
・サイズを縮小し、電源も低下させることによって、回
路密度を高め、電力消費を最少に抑える方向に向かって
いる。ここで問題となるのは、全ての回路が集積回路の
電源電圧で動作する訳ではないことである。電源回路を
新たに追加して異なる電圧を供給するのは、状況によっ
ては費用有効性がよくないだけでなく、製品を小型軽量
にしなければならない場合非効率的である。チャージ・
ポンプ回路は、電源電圧から効率的にそれより高い電圧
を発生するための公知の解決案である。
【0011】チャージ・ポンプ回路は、典型的に電源電
圧である入力電圧を受け、この入力電圧よりも高い出力
電圧を生成する。一般的に、チャージ・ポンプ回路は、
例えば、電圧二倍回路(voltage doubler)または電圧三
倍回路(voltage tripler)のような、入力電圧の何倍か
である出力電圧を発生する構成に組み込まれる。全ての
チャージ・ポンプ回路において用いられる基本的原理
は、コンデンサを所定電圧に充電し、次に充電したコン
デンサを電圧源(電源)またはその他の電圧素子(充電
されたコンデンサのような)に直列に配置するというも
のである。複数の素子の直列構成が各素子の電圧を共に
加算することによって、高い電圧を生成する。素子はス
イッチと直列構成に配置される。
圧である入力電圧を受け、この入力電圧よりも高い出力
電圧を生成する。一般的に、チャージ・ポンプ回路は、
例えば、電圧二倍回路(voltage doubler)または電圧三
倍回路(voltage tripler)のような、入力電圧の何倍か
である出力電圧を発生する構成に組み込まれる。全ての
チャージ・ポンプ回路において用いられる基本的原理
は、コンデンサを所定電圧に充電し、次に充電したコン
デンサを電圧源(電源)またはその他の電圧素子(充電
されたコンデンサのような)に直列に配置するというも
のである。複数の素子の直列構成が各素子の電圧を共に
加算することによって、高い電圧を生成する。素子はス
イッチと直列構成に配置される。
【0012】チャージ・ポンプ回路を集積回路上に一体
化する場合、電界効果トランジスタ(FET)がスイッ
チに用いられる。例えば、CMOS(相補型金属酸化物
半導体)FETが、単一素子としてあるいは相補対とし
て、スイッチに用いられる。FETスイッチの一般的な
名称は、トランスミッション・ゲートという。図1は、
チャージ・ポンプ回路において一般的にスイッチとして
用いられる、三トランスミッション・ゲート構造の回路
図である。FETは、ゲート、ドレイン、およびソース
を有する。FETのドレインとソースは、スイッチの切
り替え端子に対応する。ゲート電圧を素子に印加するこ
とによって、FETをイネーブルし、ドレインをソース
に結合する。ゲート電圧は、FETのゲートからドレイ
ンまたはゲートからソースの電圧と定義される。
化する場合、電界効果トランジスタ(FET)がスイッ
チに用いられる。例えば、CMOS(相補型金属酸化物
半導体)FETが、単一素子としてあるいは相補対とし
て、スイッチに用いられる。FETスイッチの一般的な
名称は、トランスミッション・ゲートという。図1は、
チャージ・ポンプ回路において一般的にスイッチとして
用いられる、三トランスミッション・ゲート構造の回路
図である。FETは、ゲート、ドレイン、およびソース
を有する。FETのドレインとソースは、スイッチの切
り替え端子に対応する。ゲート電圧を素子に印加するこ
とによって、FETをイネーブルし、ドレインをソース
に結合する。ゲート電圧は、FETのゲートからドレイ
ンまたはゲートからソースの電圧と定義される。
【0013】FETは効果的なスイッチ即ちトランスミ
ッション・ゲートである。FETは、ゲート電圧が素子
に印加されるとドレインからソースに導電路を形成する
ことによって導通する。ゲート電圧を高めると、チャン
ネルが大きくなり、チャンネル抵抗が減少する。MOS
FET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)は、
ゲート酸化物の薄層によって、ゲートがバルク材料から
絶縁されている。MOSFETのゲート電圧は、ゲート
酸化物層間に大きな電界を発生する。素子のゲート電圧
がMOSFETプロセスの仕様を越える場合、素子の破
壊的な故障や長期間信頼性の問題が発生する可能性があ
る。チャージ・ポンプ回路は、トランスミッション・ゲ
ートのプロセス仕様よりも高い出力電圧を発生し得るも
のである。チャージ・ポンプ回路の出力電圧は、チャー
ジ・ポンプ回路のトランスミッション・ゲートをイネー
ブルおよびディゼーブルするために用いられるので、チ
ャージ・ポンプ回路のトランスミッション・ゲートを形
成する素子は、故障や信頼性が未解決の条件に置かれる
ことになる。
ッション・ゲートである。FETは、ゲート電圧が素子
に印加されるとドレインからソースに導電路を形成する
ことによって導通する。ゲート電圧を高めると、チャン
ネルが大きくなり、チャンネル抵抗が減少する。MOS
FET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)は、
ゲート酸化物の薄層によって、ゲートがバルク材料から
絶縁されている。MOSFETのゲート電圧は、ゲート
酸化物層間に大きな電界を発生する。素子のゲート電圧
がMOSFETプロセスの仕様を越える場合、素子の破
壊的な故障や長期間信頼性の問題が発生する可能性があ
る。チャージ・ポンプ回路は、トランスミッション・ゲ
ートのプロセス仕様よりも高い出力電圧を発生し得るも
のである。チャージ・ポンプ回路の出力電圧は、チャー
ジ・ポンプ回路のトランスミッション・ゲートをイネー
ブルおよびディゼーブルするために用いられるので、チ
ャージ・ポンプ回路のトランスミッション・ゲートを形
成する素子は、故障や信頼性が未解決の条件に置かれる
ことになる。
【0014】従来技術のチャージ・ポンプ回路は、トラ
ンスミッション・ゲートのFET素子に過剰な応力を与
えるという潜在的問題を、ゲート酸化物の厚さを増大さ
せることによって解消している。ゲート酸化物の厚さを
増すことによって、信頼性を損なうことなく、より高い
ゲート電圧に耐えることができる。しかしながら、少数
の素子上のゲート酸化物を厚くするためにウエハ・プロ
セス・フローを変更するのは費用がかかり、しかも必要
なウエハ・プロセス工程を追加することによって生産性
が低下する。以下に記載するよりよい解決案は、トラン
スミッション・ゲート間のゲート電圧を低下させる解決
案を、回路によって提供するものであり、標準のウエハ
・プロセスを用いることができる。
ンスミッション・ゲートのFET素子に過剰な応力を与
えるという潜在的問題を、ゲート酸化物の厚さを増大さ
せることによって解消している。ゲート酸化物の厚さを
増すことによって、信頼性を損なうことなく、より高い
ゲート電圧に耐えることができる。しかしながら、少数
の素子上のゲート酸化物を厚くするためにウエハ・プロ
セス・フローを変更するのは費用がかかり、しかも必要
なウエハ・プロセス工程を追加することによって生産性
が低下する。以下に記載するよりよい解決案は、トラン
スミッション・ゲート間のゲート電圧を低下させる解決
案を、回路によって提供するものであり、標準のウエハ
・プロセスを用いることができる。
【0015】トランスミッション・ゲート21は単一n
−チャネル・エンハンスメントMOSFETである。ト
ランスミッション・ゲート21はドレイン11、ゲート
13およびソース12を有し、それぞれ第1電極、制御
電極、および第2電極に対応する。トランスミッション
・ゲート22は単一p−チャネル・エンハンスメントM
OSFETである。トランスミッション・ゲート22は
ドレイン15、ゲート16、およびソース14を有し、
それぞれ第1電極、制御電極、および第2電極に対応す
る。トランスミッション・ゲート21およびトランスミ
ッション・ゲート22は双方とも完全なスイッチではな
い。トランスミッション・ゲート21,22のドレイン
に印加される入力電圧は、ソースに電圧を発生するが、
これは各素子のスレシホールド電圧分だけ差がある。こ
の問題に対する一般的な解決案は、トランスミッション
・ゲートのゲート電圧をスレシホールド電圧分より高く
することによって、トランスミッション・ゲートにその
入力電圧に等しい電圧を通過可能にする、「ブートスト
ラップ法」として知られている回路技法を用いることで
ある。
−チャネル・エンハンスメントMOSFETである。ト
ランスミッション・ゲート21はドレイン11、ゲート
13およびソース12を有し、それぞれ第1電極、制御
電極、および第2電極に対応する。トランスミッション
・ゲート22は単一p−チャネル・エンハンスメントM
OSFETである。トランスミッション・ゲート22は
ドレイン15、ゲート16、およびソース14を有し、
それぞれ第1電極、制御電極、および第2電極に対応す
る。トランスミッション・ゲート21およびトランスミ
ッション・ゲート22は双方とも完全なスイッチではな
い。トランスミッション・ゲート21,22のドレイン
に印加される入力電圧は、ソースに電圧を発生するが、
これは各素子のスレシホールド電圧分だけ差がある。こ
の問題に対する一般的な解決案は、トランスミッション
・ゲートのゲート電圧をスレシホールド電圧分より高く
することによって、トランスミッション・ゲートにその
入力電圧に等しい電圧を通過可能にする、「ブートスト
ラップ法」として知られている回路技法を用いることで
ある。
【0016】トランスミッション・ゲート23は、p−
チャネルおよびn−チャネル・エンハンスメントMOS
FETから成る。pおよびn−チャネル・エンハンスメ
ントMOSFETは、ドレイン、ゲート、およびソース
を有し、それぞれ第1電極、制御電極、および第2電極
に対応する。p−チャネル・エンハンスメントMOSF
ETは、端子17に結合されたドレインと、ゲート19
と、端子16に結合されたソースとを有する。n−チャ
ネル・エンハンスメントMOSFETは、端子16に結
合されたドレインと、ゲート18と、および端子17に
結合されたソースとを有する。トランスミッション・ゲ
ート23はnおよびp−チャネルMOSFETの双方を
用いて、ブートストラップの必要性を無くしている。ト
ランスミッション・ゲート23は、ゲート18,19上
に相補信号を必要とするので、トランスミッション・ゲ
ート23を用いるために必要な回路が増加することにな
る。
チャネルおよびn−チャネル・エンハンスメントMOS
FETから成る。pおよびn−チャネル・エンハンスメ
ントMOSFETは、ドレイン、ゲート、およびソース
を有し、それぞれ第1電極、制御電極、および第2電極
に対応する。p−チャネル・エンハンスメントMOSF
ETは、端子17に結合されたドレインと、ゲート19
と、端子16に結合されたソースとを有する。n−チャ
ネル・エンハンスメントMOSFETは、端子16に結
合されたドレインと、ゲート18と、および端子17に
結合されたソースとを有する。トランスミッション・ゲ
ート23はnおよびp−チャネルMOSFETの双方を
用いて、ブートストラップの必要性を無くしている。ト
ランスミッション・ゲート23は、ゲート18,19上
に相補信号を必要とするので、トランスミッション・ゲ
ート23を用いるために必要な回路が増加することにな
る。
【0017】図2は、基本的なチャージ・ポンプ回路3
0のブロック図である。チャージ・ポンプ回路30の基
本動作原理について以下に述べる。これは、電源電圧よ
り高い電圧を発生するチャージ・ポンプ回路の殆ど全て
に適用される。チャージ・ポンプ回路30は電源電圧V
ddをほぼ二倍に高め、FETで形成した場合に、トラ
ンスミッション・ゲート31またはトランスミッション
・ゲート32のいずれかに損傷を与え得るゲート電圧
が、いかにして発生されるかを例示するものである。チ
ャージ・ポンプ回路30は、トランスミッション・ゲー
ト31−34と、コンデンサCc,Csを含む。例示の
目的のために、トランスミッション・ゲート31−34
はn−チャネル・エンハンスメントMOSFETとする
が、図1に示したトランスミッション・ゲートのどの形
式のものを用いてもよい。
0のブロック図である。チャージ・ポンプ回路30の基
本動作原理について以下に述べる。これは、電源電圧よ
り高い電圧を発生するチャージ・ポンプ回路の殆ど全て
に適用される。チャージ・ポンプ回路30は電源電圧V
ddをほぼ二倍に高め、FETで形成した場合に、トラ
ンスミッション・ゲート31またはトランスミッション
・ゲート32のいずれかに損傷を与え得るゲート電圧
が、いかにして発生されるかを例示するものである。チ
ャージ・ポンプ回路30は、トランスミッション・ゲー
ト31−34と、コンデンサCc,Csを含む。例示の
目的のために、トランスミッション・ゲート31−34
はn−チャネル・エンハンスメントMOSFETとする
が、図1に示したトランスミッション・ゲートのどの形
式のものを用いてもよい。
【0018】トランスミッション・ゲート31は、電源
電圧Vddを充電用コンデンサCcに結合する。トラン
スミッション・ゲート31は、電源電圧Vddを受ける
ように結合された第1端子と、ノード35に結合された
第2端子と、ゲート端子S3とを含む。トランスミッシ
ョン・ゲート32はコンデンサCcをコンデンサCsに
結合する。トランスミッション・ゲート32は、ノード
35に結合された第1端子と、出力37に結合された第
2端子と、ゲート端子S4とを含む。コンデンサCs
は、電源電圧Vddよりも高い出力電圧を発生するため
の蓄積用コンデンサである。コンデンサCcは、コンデ
ンサCsを電源電圧Vddよりも高い出力電圧に充電す
るための充電用コンデンサである。コンデンサCsは、
出力37に結合された第1端子と、接地に結合された第
2端子とを含む。コンデンサCcは、ノード35に結合
された第1端子と、ノード36に結合された第2端子と
を含む。トランスミッション・ゲート33はコンデンサ
Ccを接地に結合する。トランスミッション・ゲート3
3は、接地に結合された第1端子と、ノード36に結合
された第2端子と、ゲート端子S1とを含む。トランス
ミッション・ゲート34は電源電圧Vddを、充電され
たコンデンサCcに結合する。トランスミッション・ゲ
ート34は、充電されたコンデンサCcを電源電圧Vd
dに直列に配置し、電源電圧Vddよりも高い電圧を発
生する。トランスミッション・ゲート34は、ノード3
6に結合された第1端子と、電源電圧Vddを受けるよ
うに結合された第2端子と、ゲート端子S2とを含む。
電圧Vddを充電用コンデンサCcに結合する。トラン
スミッション・ゲート31は、電源電圧Vddを受ける
ように結合された第1端子と、ノード35に結合された
第2端子と、ゲート端子S3とを含む。トランスミッシ
ョン・ゲート32はコンデンサCcをコンデンサCsに
結合する。トランスミッション・ゲート32は、ノード
35に結合された第1端子と、出力37に結合された第
2端子と、ゲート端子S4とを含む。コンデンサCs
は、電源電圧Vddよりも高い出力電圧を発生するため
の蓄積用コンデンサである。コンデンサCcは、コンデ
ンサCsを電源電圧Vddよりも高い出力電圧に充電す
るための充電用コンデンサである。コンデンサCsは、
出力37に結合された第1端子と、接地に結合された第
2端子とを含む。コンデンサCcは、ノード35に結合
された第1端子と、ノード36に結合された第2端子と
を含む。トランスミッション・ゲート33はコンデンサ
Ccを接地に結合する。トランスミッション・ゲート3
3は、接地に結合された第1端子と、ノード36に結合
された第2端子と、ゲート端子S1とを含む。トランス
ミッション・ゲート34は電源電圧Vddを、充電され
たコンデンサCcに結合する。トランスミッション・ゲ
ート34は、充電されたコンデンサCcを電源電圧Vd
dに直列に配置し、電源電圧Vddよりも高い電圧を発
生する。トランスミッション・ゲート34は、ノード3
6に結合された第1端子と、電源電圧Vddを受けるよ
うに結合された第2端子と、ゲート端子S2とを含む。
【0019】初期化プロセスは、コンデンサCc,Cs
双方を電源電圧Vddに充電する動作を含む。また、初
期化プロセスは、起動中コンデンサCc,Csを放電し
たときに行われる。イネーブル信号(enabling signal)
がゲート端子S1,S3,S4に供給される。コンデン
サCcは、トランスミッション・ゲート31,33を介
して、電源電圧Vddに充電される。また、コンデンサ
Csは、トランスミッション・ゲート31,32を介し
て、電源電圧Vddに充電される。
双方を電源電圧Vddに充電する動作を含む。また、初
期化プロセスは、起動中コンデンサCc,Csを放電し
たときに行われる。イネーブル信号(enabling signal)
がゲート端子S1,S3,S4に供給される。コンデン
サCcは、トランスミッション・ゲート31,33を介
して、電源電圧Vddに充電される。また、コンデンサ
Csは、トランスミッション・ゲート31,32を介し
て、電源電圧Vddに充電される。
【0020】初期化プロセスの後、第1サイクルおよび
第2サイクルによって特徴付けられる充電工程(chargin
g sequence)が連続的に繰り返される。第1サイクルに
おいて、トランスミッション・ゲート31,33はディ
ゼーブルされ、トランスミッション・ゲート32,34
はイネーブルされる。トランスミッション・ゲート34
は、電源電圧Vddを、充電されたコンデンサCcと直
列に配置し、ノード35に電源電圧よりも高い電圧を発
生する。トランスミッション・ゲート32は、蓄積用コ
ンデンサCsをノード35に結合する。コンデンサCc
は、ノード35の電圧と出力37がほぼ等しくなるま
で、コンデンサCsを充電する。次に、トランスミッシ
ョン・ゲート32,34がディゼーブルされ、ノード3
5を出力37から切断する。出力37における出力電圧
は、第1サイクルの間上昇する。コンデンサCs上の電
圧上昇量は、CcおよびCsの容量値ならびに第1サイ
クルの周期によって異なる。
第2サイクルによって特徴付けられる充電工程(chargin
g sequence)が連続的に繰り返される。第1サイクルに
おいて、トランスミッション・ゲート31,33はディ
ゼーブルされ、トランスミッション・ゲート32,34
はイネーブルされる。トランスミッション・ゲート34
は、電源電圧Vddを、充電されたコンデンサCcと直
列に配置し、ノード35に電源電圧よりも高い電圧を発
生する。トランスミッション・ゲート32は、蓄積用コ
ンデンサCsをノード35に結合する。コンデンサCc
は、ノード35の電圧と出力37がほぼ等しくなるま
で、コンデンサCsを充電する。次に、トランスミッシ
ョン・ゲート32,34がディゼーブルされ、ノード3
5を出力37から切断する。出力37における出力電圧
は、第1サイクルの間上昇する。コンデンサCs上の電
圧上昇量は、CcおよびCsの容量値ならびに第1サイ
クルの周期によって異なる。
【0021】第2サイクルでは、コンデンサCcが電源
電圧Vddに充電される。トランスミッション・ゲート
31,33がイネーブルされコンデンサCcを充電す
る。トランスミッション・ゲート31は電源電圧Vdd
をノード35に結合し、一方トランスミッション・ゲー
ト33はノード36を接地に結合する。コンデンサCc
が充電された後に、第1サイクルが繰り返される。
電圧Vddに充電される。トランスミッション・ゲート
31,33がイネーブルされコンデンサCcを充電す
る。トランスミッション・ゲート31は電源電圧Vdd
をノード35に結合し、一方トランスミッション・ゲー
ト33はノード36を接地に結合する。コンデンサCc
が充電された後に、第1サイクルが繰り返される。
【0022】出力37における出力電圧が電源電圧Vd
dの2倍に近づくまで、第1および第2サイクルは繰り
返される。一般的に、出力37はある回路の負荷を受け
る。コンデンサCsは、回路負荷のため、第2サイクル
の間にコンデンサCcによって供給される全ての電荷を
放電してはならない。こうすることによって、各充電連
続行程の後、出力電圧は連続的に上昇することができ
る。
dの2倍に近づくまで、第1および第2サイクルは繰り
返される。一般的に、出力37はある回路の負荷を受け
る。コンデンサCsは、回路負荷のため、第2サイクル
の間にコンデンサCcによって供給される全ての電荷を
放電してはならない。こうすることによって、各充電連
続行程の後、出力電圧は連続的に上昇することができ
る。
【0023】トランスミッション・ゲート33,34
は、充電連続行程の間は応力を受けない。ほぼ電源電圧
Vddのゲート電圧がゲート端子S1,S2に印加さ
れ、トランスミッション・ゲート33,34をイネーブ
ルする。電源電圧Vddにn−チャネル・エンハンスメ
ントMOSFETのスレシホールド電圧(Vth)を加
えた電圧を、トランスミッション・ゲート34のゲート
端子S4に印加し、トランスミッション・ゲート34が
スイッチとして作用することを保証する。ゲート端子S
4に電源電圧Vddより高い電圧(電源電圧Vddより
もわずかに高い)を発生するには、半導体業界で広く用
いられている公知のブートストラップ技法を用いる。ト
ランスミッション・ゲートのゲート電圧は、ゲートにお
ける電圧とドレインまたはソースのいずれかにおける電
圧との間の電圧差である。トランスミッション・ゲート
33,34では、ゲート電圧は、Vdd+Vthを越え
ることはない。この値は、ほとんどの半導体素子の仕様
の許容範囲内のものである。
は、充電連続行程の間は応力を受けない。ほぼ電源電圧
Vddのゲート電圧がゲート端子S1,S2に印加さ
れ、トランスミッション・ゲート33,34をイネーブ
ルする。電源電圧Vddにn−チャネル・エンハンスメ
ントMOSFETのスレシホールド電圧(Vth)を加
えた電圧を、トランスミッション・ゲート34のゲート
端子S4に印加し、トランスミッション・ゲート34が
スイッチとして作用することを保証する。ゲート端子S
4に電源電圧Vddより高い電圧(電源電圧Vddより
もわずかに高い)を発生するには、半導体業界で広く用
いられている公知のブートストラップ技法を用いる。ト
ランスミッション・ゲートのゲート電圧は、ゲートにお
ける電圧とドレインまたはソースのいずれかにおける電
圧との間の電圧差である。トランスミッション・ゲート
33,34では、ゲート電圧は、Vdd+Vthを越え
ることはない。この値は、ほとんどの半導体素子の仕様
の許容範囲内のものである。
【0024】トランスミッション・ゲート31,32
は、電源電圧Vddよりもかなり高い電圧を受け、トラ
ンスミッション・ゲートを形成するトランジスタのゲー
ト酸化物を潜在的に損傷する可能性がある。トランスミ
ッション・ゲート32のゲート端子S4は、ノード35
から出力37への最大電圧転送を保証するためには、ほ
ぼスレシホールド電圧(Vth)だけ出力電圧よりも高
い電圧を必要とする。トランスミッション・ゲート32
(n−チャネル・エンハンスメントMOSFET)をイ
ネーブルする回路に給電するための電圧は、典型的に、
ブートストラップ技法を用いて追加量だけ電圧を上昇さ
せることによって、出力37から供給される。
は、電源電圧Vddよりもかなり高い電圧を受け、トラ
ンスミッション・ゲートを形成するトランジスタのゲー
ト酸化物を潜在的に損傷する可能性がある。トランスミ
ッション・ゲート32のゲート端子S4は、ノード35
から出力37への最大電圧転送を保証するためには、ほ
ぼスレシホールド電圧(Vth)だけ出力電圧よりも高
い電圧を必要とする。トランスミッション・ゲート32
(n−チャネル・エンハンスメントMOSFET)をイ
ネーブルする回路に給電するための電圧は、典型的に、
ブートストラップ技法を用いて追加量だけ電圧を上昇さ
せることによって、出力37から供給される。
【0025】第1サイクルでは、コンデンサCcは電源
電圧Vddに直列に配置される。コンデンサCcは、ノ
ード35および出力37がほぼ同一電圧となるまで、コ
ンデンサCsを充電する。出力37の出力電圧は電源電
圧Vddよりも高く、最大限度で2*Vddに近づく
(電源電圧の2倍)。トランスミッション・ゲート31
(n−チャネル・エンハンスメントMOSFET)は、
ゲート端子S3における論理0レベルによってディゼー
ブルされる。論理0レベルは、通常得られる最低の電圧
電位であり、本例では接地である。トランスミッション
・ゲート31のゲート電圧(接地に結合されたゲート端
子S3を有する)は、第1サイクルの間、ほぼ出力37
の出力電圧に等しい。トランスミッション・ゲート31
を構成する素子に対する応力は、出力37における出力
電圧が各充電工程において上昇し続けるにしたがって増
加する。
電圧Vddに直列に配置される。コンデンサCcは、ノ
ード35および出力37がほぼ同一電圧となるまで、コ
ンデンサCsを充電する。出力37の出力電圧は電源電
圧Vddよりも高く、最大限度で2*Vddに近づく
(電源電圧の2倍)。トランスミッション・ゲート31
(n−チャネル・エンハンスメントMOSFET)は、
ゲート端子S3における論理0レベルによってディゼー
ブルされる。論理0レベルは、通常得られる最低の電圧
電位であり、本例では接地である。トランスミッション
・ゲート31のゲート電圧(接地に結合されたゲート端
子S3を有する)は、第1サイクルの間、ほぼ出力37
の出力電圧に等しい。トランスミッション・ゲート31
を構成する素子に対する応力は、出力37における出力
電圧が各充電工程において上昇し続けるにしたがって増
加する。
【0026】同様に、トランスミッション・ゲート32
も、出力37における出力電圧の上昇によって、応力を
受ける。第2サイクルでは、コンデンサCcが電源電圧
Vddに充電される。トランスミッション・ゲート32
は、ゲート端子32の論理0レベル(接地)によってデ
ィゼーブルされる。第2サイクルの間、トランスミッシ
ョン・ゲート32のゲート電圧は、出力37の出力電圧
にほぼ等しい。従来技術のチャージ・ポンプ回路は、ゲ
ート酸化物の厚さを増大させたトランジスタを利用して
トランスミッション・ゲートを形成することにより、チ
ャージ・ポンプ回路の出力電圧を越えるゲート電圧に、
トランスミッション・ゲートが耐え得るようにしてい
た。
も、出力37における出力電圧の上昇によって、応力を
受ける。第2サイクルでは、コンデンサCcが電源電圧
Vddに充電される。トランスミッション・ゲート32
は、ゲート端子32の論理0レベル(接地)によってデ
ィゼーブルされる。第2サイクルの間、トランスミッシ
ョン・ゲート32のゲート電圧は、出力37の出力電圧
にほぼ等しい。従来技術のチャージ・ポンプ回路は、ゲ
ート酸化物の厚さを増大させたトランジスタを利用して
トランスミッション・ゲートを形成することにより、チ
ャージ・ポンプ回路の出力電圧を越えるゲート電圧に、
トランスミッション・ゲートが耐え得るようにしてい
た。
【0027】FETで形成されたトランスミッション・
ゲートを利用するチャージ・ポンプ回路は、チャージ・
ポンプ回路の電源電圧よりも高い電圧を受けるコンデン
サに、少なくとも1つのトランスミッション・ゲートが
結合されている。チャージ・ポンプ回路の出力電圧が、
素子の仕様を越えるゲート電圧を継続して生成する場
合、トランスミッション・ゲートの素子に信頼性または
故障の問題が生じ得る。より高い電圧に耐え得る特別な
素子を構築することは、この問題に対する費用効率のよ
い解決案ではない。特別な処理を必要としない別の解決
案は、素子の仕様を越える前に、素子上のゲート電圧を
低下させることである。
ゲートを利用するチャージ・ポンプ回路は、チャージ・
ポンプ回路の電源電圧よりも高い電圧を受けるコンデン
サに、少なくとも1つのトランスミッション・ゲートが
結合されている。チャージ・ポンプ回路の出力電圧が、
素子の仕様を越えるゲート電圧を継続して生成する場
合、トランスミッション・ゲートの素子に信頼性または
故障の問題が生じ得る。より高い電圧に耐え得る特別な
素子を構築することは、この問題に対する費用効率のよ
い解決案ではない。特別な処理を必要としない別の解決
案は、素子の仕様を越える前に、素子上のゲート電圧を
低下させることである。
【0028】図3は、図2に示したような充電工程の間
に、出力37における出力電圧を段階的に(incremental
ly)上昇させた場合の出力電圧を示すグラフである。電
圧の各段階的利得(incremental gain)は、第1および第
2充電サイクルに対応する。グラフは、出力37に負荷
がないことを仮定している。
に、出力37における出力電圧を段階的に(incremental
ly)上昇させた場合の出力電圧を示すグラフである。電
圧の各段階的利得(incremental gain)は、第1および第
2充電サイクルに対応する。グラフは、出力37に負荷
がないことを仮定している。
【0029】図4は、供給電圧Vddよりも高い出力電
圧を発生する回路40を示す。回路40は、電源電圧V
ddよりも高い電圧に結合される、チャージ・ポンプ回
路41内のトランスミッション・ゲート上のゲート電圧
を低下させる。例示の目的のために、チャージ・ポンプ
回路41は、図2のチャージ・ポンプ30に対応するも
のとする。チャージ・ポンプ回路41は、図2のチャー
ジ・ポンプ回路30のゲート端子S1−S4に対応する
ゲート端子G1−G4と、電源電圧Vddよりも高い出
力電圧を発生する出力とを含む。
圧を発生する回路40を示す。回路40は、電源電圧V
ddよりも高い電圧に結合される、チャージ・ポンプ回
路41内のトランスミッション・ゲート上のゲート電圧
を低下させる。例示の目的のために、チャージ・ポンプ
回路41は、図2のチャージ・ポンプ30に対応するも
のとする。チャージ・ポンプ回路41は、図2のチャー
ジ・ポンプ回路30のゲート端子S1−S4に対応する
ゲート端子G1−G4と、電源電圧Vddよりも高い出
力電圧を発生する出力とを含む。
【0030】制御論理回路42は、図2の詳細な説明に
おいて先に記載したのと同様の充電工程において、トラ
ンスミッション・ゲートをイネーブルする制御信号を発
生する。制御論理回路42は、チャージ・ポンプ回路4
1の出力に結合された入力55と、入力56と、出力5
1と、出力52と、ゲート端子G2に結合された出力5
3と、ゲート端子G1に結合された出力54とを含む。
おいて先に記載したのと同様の充電工程において、トラ
ンスミッション・ゲートをイネーブルする制御信号を発
生する。制御論理回路42は、チャージ・ポンプ回路4
1の出力に結合された入力55と、入力56と、出力5
1と、出力52と、ゲート端子G2に結合された出力5
3と、ゲート端子G1に結合された出力54とを含む。
【0031】バッファ44およびバッファ45は、電圧
範囲を論理1および論理0レベルの間で変化させるため
に可変となっている。バッファ44は、制御論理回路4
2の出力51に結合された入力と、チャージ・ポンプ回
路41のゲート端子G4に結合された出力と、チャージ
・ポンプ回路41の出力に結合された第1電源端子と、
第2電源端子とを有する。バッファ44は、トランジス
タ46とトランジスタ47で構成されている。
範囲を論理1および論理0レベルの間で変化させるため
に可変となっている。バッファ44は、制御論理回路4
2の出力51に結合された入力と、チャージ・ポンプ回
路41のゲート端子G4に結合された出力と、チャージ
・ポンプ回路41の出力に結合された第1電源端子と、
第2電源端子とを有する。バッファ44は、トランジス
タ46とトランジスタ47で構成されている。
【0032】バッファ45は、制御論理回路42の出力
52に結合された入力と、チャージ・ポンプ回路41の
ゲート端子G3に結合された出力と、チャージ・ポンプ
回路41の出力に結合された第1電源端子と、第2電源
端子とを有する。バッファ45は、トランジスタ48と
トランジスタ49とで構成されている。トランジスタ4
6−49は各々、ドレイン、ゲート、およびソースを有
し、これらは第1電極、制御電極、および第2電極に対
応する。
52に結合された入力と、チャージ・ポンプ回路41の
ゲート端子G3に結合された出力と、チャージ・ポンプ
回路41の出力に結合された第1電源端子と、第2電源
端子とを有する。バッファ45は、トランジスタ48と
トランジスタ49とで構成されている。トランジスタ4
6−49は各々、ドレイン、ゲート、およびソースを有
し、これらは第1電極、制御電極、および第2電極に対
応する。
【0033】バッファ44のトランジスタ46はp−チ
ャネル・エンハンスメントMOSFETであり、バッフ
ァ44の出力、入力、および第1電源端子にそれぞれ結
合された、ドレイン、ゲート、およびソースを有する。
トランジスタ47はn−チャネル・エンハンスメントM
OSFETであり、バッファ44の出力、入力、および
第2電源端子にそれぞれ結合された、ドレイン、ゲー
ト、およびソースを有する。
ャネル・エンハンスメントMOSFETであり、バッフ
ァ44の出力、入力、および第1電源端子にそれぞれ結
合された、ドレイン、ゲート、およびソースを有する。
トランジスタ47はn−チャネル・エンハンスメントM
OSFETであり、バッファ44の出力、入力、および
第2電源端子にそれぞれ結合された、ドレイン、ゲー
ト、およびソースを有する。
【0034】バッファ45のトランジスタ48はp−チ
ャネル・エンハンスメントMOSFETであり、バッフ
ァ45の出力、入力、および第1電源端子にそれぞれ結
合されたドレイン、ゲート、およびソースを有する。ト
ランジスタ49はn−チャネル・エンハンスメントMO
SFETであり、バッファ45の出力、入力、および第
2電源端子にそれぞれ結合されたドレイン、ゲート、お
よびソースを有する。
ャネル・エンハンスメントMOSFETであり、バッフ
ァ45の出力、入力、および第1電源端子にそれぞれ結
合されたドレイン、ゲート、およびソースを有する。ト
ランジスタ49はn−チャネル・エンハンスメントMO
SFETであり、バッファ45の出力、入力、および第
2電源端子にそれぞれ結合されたドレイン、ゲート、お
よびソースを有する。
【0035】可変電圧基準43が、バッファ44,45
の出力において、論理1レベルと論理0レベルとの間で
電圧範囲を変化させ、チャージ・ポンプ回路41内のト
ランスミッション・ゲート上のゲート電圧を低下させ
る。可変電圧基準43は、制御論理回路42の入力56
およびバッファ44,45の第2電源端子に結合された
出力端子を含む。
の出力において、論理1レベルと論理0レベルとの間で
電圧範囲を変化させ、チャージ・ポンプ回路41内のト
ランスミッション・ゲート上のゲート電圧を低下させ
る。可変電圧基準43は、制御論理回路42の入力56
およびバッファ44,45の第2電源端子に結合された
出力端子を含む。
【0036】先に述べたように、チャージ・ポンプ回路
41内でトランスミッション・ゲートを形成するトラン
ジスタのゲート電圧は、チャージ・ポンプ回路41の出
力電圧が電源電圧Vddを越えて上昇すると、素子の仕
様を越える恐れがある。実際の電圧を用いた例によっ
て、この問題が最良に説明されよう。電源電圧Vddが
5ボルトであり、可変電圧基準43の出力における初期
電圧が接地であると仮定する。チャージ・ポンプ回路4
1の出力電圧は5ボルトに予め充電されており、最大1
0ボルトに達する。チャージ・ポンプ回路41内でトラ
ンスミッション・ゲートを形成するトランジスタの信頼
性が、8ボルト以上のゲート電圧によって影響を受ける
とすると、出力電圧が8ボルトに達する前に、トランス
ミッション・ゲートに印加される論理レベルの電圧範囲
を狭めなければならない。更に、バッファ44,45に
よって供給される論理1レベルの大きさは、少なくとも
チャージ・ポンプ回路41の出力電圧と等しくし、その
中のトランスミッション・ゲートをイネーブルして電源
電圧Vddよりも高い電圧を結合することを保証しなけ
ればならない。
41内でトランスミッション・ゲートを形成するトラン
ジスタのゲート電圧は、チャージ・ポンプ回路41の出
力電圧が電源電圧Vddを越えて上昇すると、素子の仕
様を越える恐れがある。実際の電圧を用いた例によっ
て、この問題が最良に説明されよう。電源電圧Vddが
5ボルトであり、可変電圧基準43の出力における初期
電圧が接地であると仮定する。チャージ・ポンプ回路4
1の出力電圧は5ボルトに予め充電されており、最大1
0ボルトに達する。チャージ・ポンプ回路41内でトラ
ンスミッション・ゲートを形成するトランジスタの信頼
性が、8ボルト以上のゲート電圧によって影響を受ける
とすると、出力電圧が8ボルトに達する前に、トランス
ミッション・ゲートに印加される論理レベルの電圧範囲
を狭めなければならない。更に、バッファ44,45に
よって供給される論理1レベルの大きさは、少なくとも
チャージ・ポンプ回路41の出力電圧と等しくし、その
中のトランスミッション・ゲートをイネーブルして電源
電圧Vddよりも高い電圧を結合することを保証しなけ
ればならない。
【0037】可変電圧基準43は、チャージ・ポンプ回
路41の出力電圧が8ボルトに達する前に、バッファ4
4,45の出力における論理1レベルと論理0レベルと
の間の電圧範囲を狭める。まず最初に、可変電圧基準4
3の出力を0ボルト即ち接地にする。バッファ44,4
5のいずれかの出力における電圧範囲は、チャージ・ポ
ンプ回路41の出力電圧(論理1レベル)と接地(論理
0レベル)との間である。先に述べた図2のチャージ・
ポンプ回路30の説明において、トランスミッション・
ゲートの素子に電圧上の問題が発生するのは、ゲート端
子G3,G4のいずれかが論理ゼロレベル(接地)に保
持されるときである。可変電圧基準43は、チャージ・
ポンプ回路41の出力電圧が、チャージ・ポンプ回路4
1内のトランスミッション・ゲート素子に有害なレベル
に達する前に、第1論理0レベル(接地)から第2論理
0レベル(3ボルト)に変化させる。バッファ44,4
5の論理1レベルは同一のままである。例えば、チャー
ジ・ポンプ回路41の出力電圧が7ボルトのときに可変
電圧基準43を接地から3ボルトに切り替えた場合、論
理0レベルと論理1レベルとの間の電圧範囲は、7ボル
トから4ボルトに狭められる。3ボルトの論理0レベル
は、充電工程の間にチャージ・ポンプ回路41内のトラ
ンスミッション・ゲートをディゼーブルするには十分で
ある。チャージ・ポンプ回路41内のゲート電圧が最大
の7ボルトに達するのは、チャージ・ポンプ回路41の
出力電圧が7ボルトのとき、およびそれが10ボルトの
ときである。7ボルトの最大ゲート電圧は、素子仕様の
8ボルト限度より低いので、トランスミッション・ゲー
トには、信頼性問題が発生し得る程の応力はかからな
い。
路41の出力電圧が8ボルトに達する前に、バッファ4
4,45の出力における論理1レベルと論理0レベルと
の間の電圧範囲を狭める。まず最初に、可変電圧基準4
3の出力を0ボルト即ち接地にする。バッファ44,4
5のいずれかの出力における電圧範囲は、チャージ・ポ
ンプ回路41の出力電圧(論理1レベル)と接地(論理
0レベル)との間である。先に述べた図2のチャージ・
ポンプ回路30の説明において、トランスミッション・
ゲートの素子に電圧上の問題が発生するのは、ゲート端
子G3,G4のいずれかが論理ゼロレベル(接地)に保
持されるときである。可変電圧基準43は、チャージ・
ポンプ回路41の出力電圧が、チャージ・ポンプ回路4
1内のトランスミッション・ゲート素子に有害なレベル
に達する前に、第1論理0レベル(接地)から第2論理
0レベル(3ボルト)に変化させる。バッファ44,4
5の論理1レベルは同一のままである。例えば、チャー
ジ・ポンプ回路41の出力電圧が7ボルトのときに可変
電圧基準43を接地から3ボルトに切り替えた場合、論
理0レベルと論理1レベルとの間の電圧範囲は、7ボル
トから4ボルトに狭められる。3ボルトの論理0レベル
は、充電工程の間にチャージ・ポンプ回路41内のトラ
ンスミッション・ゲートをディゼーブルするには十分で
ある。チャージ・ポンプ回路41内のゲート電圧が最大
の7ボルトに達するのは、チャージ・ポンプ回路41の
出力電圧が7ボルトのとき、およびそれが10ボルトの
ときである。7ボルトの最大ゲート電圧は、素子仕様の
8ボルト限度より低いので、トランスミッション・ゲー
トには、信頼性問題が発生し得る程の応力はかからな
い。
【0038】要約すれば、チャージ・ポンプ回路の出力
電圧が所定電圧を越える前に、可変電圧基準がチャージ
ポンプ回路内のトランスミッション・ゲートのゲート電
圧を低下させる訳である。可変電圧基準は、トランスミ
ッション・ゲートに結合されたバッファの論理1レベル
と論理0レベルとの間の電圧範囲を狭めることによっ
て、トランスミッション・ゲートのゲート電圧を低下さ
せる。トランスミッション・ゲートを形成する素子のゲ
ート電圧は、最大許容ゲート電圧である所定電圧よりも
低い。また、低下されたゲート電圧は、チャージ・ポン
プ回路の出力電圧が最大であるときの最大許容ゲート電
圧よりも低い。
電圧が所定電圧を越える前に、可変電圧基準がチャージ
ポンプ回路内のトランスミッション・ゲートのゲート電
圧を低下させる訳である。可変電圧基準は、トランスミ
ッション・ゲートに結合されたバッファの論理1レベル
と論理0レベルとの間の電圧範囲を狭めることによっ
て、トランスミッション・ゲートのゲート電圧を低下さ
せる。トランスミッション・ゲートを形成する素子のゲ
ート電圧は、最大許容ゲート電圧である所定電圧よりも
低い。また、低下されたゲート電圧は、チャージ・ポン
プ回路の出力電圧が最大であるときの最大許容ゲート電
圧よりも低い。
【0039】制御論理回路42を含む回路の実際の実施
形態はさほど重大ではないが、標準論理レベル(論理0
レベル=接地、および論理1レベル=Vdd)とバッフ
ァ57およびバッファ58によって発生される論理レベ
ルとの間で変換を行う回路を含む。制御論理回路42
は、チャージ・ポンプ回路41の出力電圧と、変換回路
(図示せず)がバッファ44,45を駆動するための可
変電圧基準43からの電圧とを受ける。
形態はさほど重大ではないが、標準論理レベル(論理0
レベル=接地、および論理1レベル=Vdd)とバッフ
ァ57およびバッファ58によって発生される論理レベ
ルとの間で変換を行う回路を含む。制御論理回路42
は、チャージ・ポンプ回路41の出力電圧と、変換回路
(図示せず)がバッファ44,45を駆動するための可
変電圧基準43からの電圧とを受ける。
【0040】図5は、標準論理レベルを変換論理レベル
に変換し、チャージ・ポンプ回路内のトランスミッショ
ン・ゲート上のゲート電圧を低下させる変換回路の回路
図である。変換回路60は、制御論理回路42(図4)
内で、論理信号をバッファ44またはバッファ45(図
4)に供給するために用いられる。変換回路60は、電
流源61、トランジスタ62−71、および反転器72
から成る。トランジスタ62,63,64,65,7
0,71はn−チャネル・エンハンスメントMOSFE
Tであり、トランジスタ66−69はp−チャネル・エ
ンハンスメントMOSFETである。変換回路60は、
論理信号を受ける入力82と、チャージ・ポンプ回路か
らの電圧を受ける端子79と、可変電圧基準からの電圧
を受ける端子80と、変換論理信号をノード78に発生
する出力とを含む。
に変換し、チャージ・ポンプ回路内のトランスミッショ
ン・ゲート上のゲート電圧を低下させる変換回路の回路
図である。変換回路60は、制御論理回路42(図4)
内で、論理信号をバッファ44またはバッファ45(図
4)に供給するために用いられる。変換回路60は、電
流源61、トランジスタ62−71、および反転器72
から成る。トランジスタ62,63,64,65,7
0,71はn−チャネル・エンハンスメントMOSFE
Tであり、トランジスタ66−69はp−チャネル・エ
ンハンスメントMOSFETである。変換回路60は、
論理信号を受ける入力82と、チャージ・ポンプ回路か
らの電圧を受ける端子79と、可変電圧基準からの電圧
を受ける端子80と、変換論理信号をノード78に発生
する出力とを含む。
【0041】電流源61は、変換回路60の第1段にバ
イアス電流を供給する。第1段は、電流源61、反転器
72、およびトランジスタ62−67で構成される。第
1段は、入力79に印加される論理信号に対応する差電
圧を発生する。電流源61は、電源電圧(例えば、接
地)を受けるように結合された第1端子と、ノード74
に結合された第2端子とを含む。
イアス電流を供給する。第1段は、電流源61、反転器
72、およびトランジスタ62−67で構成される。第
1段は、入力79に印加される論理信号に対応する差電
圧を発生する。電流源61は、電源電圧(例えば、接
地)を受けるように結合された第1端子と、ノード74
に結合された第2端子とを含む。
【0042】トランジスタ62,63は差動入力段を形
成する。トランジスタは、ドレインと、ゲートと、ノー
ド74に結合されたソースとを含む。トランジスタ63
は、ドレインと、入力79に結合されたゲートと、ノー
ド74に結合されたソースとを含む。反転器72は、入
力79に結合された入力と、トランジスタ62のゲート
に結合された出力とを含む。
成する。トランジスタは、ドレインと、ゲートと、ノー
ド74に結合されたソースとを含む。トランジスタ63
は、ドレインと、入力79に結合されたゲートと、ノー
ド74に結合されたソースとを含む。反転器72は、入
力79に結合された入力と、トランジスタ62のゲート
に結合された出力とを含む。
【0043】トランジスタ64,66は、各素子間の電
圧降下を減少するために、カスコード構成となってい
る。トランジスタ64は、ノード75に結合されたドレ
インと、電源電圧Vddを受けるように結合されたゲー
トと、トランジスタ62のドレインに結合されたソース
とを含む。トランジスタ66は、ドレインと、ノード7
5に結合されたゲートと、端子79に結合されたソース
とを含む。
圧降下を減少するために、カスコード構成となってい
る。トランジスタ64は、ノード75に結合されたドレ
インと、電源電圧Vddを受けるように結合されたゲー
トと、トランジスタ62のドレインに結合されたソース
とを含む。トランジスタ66は、ドレインと、ノード7
5に結合されたゲートと、端子79に結合されたソース
とを含む。
【0044】同様に、トランジスタ65,67も、各素
子間の電圧降下を減少するために、カスコード構成とな
っている。トランジスタ65は、ノード76に結合され
たドレインと、電源電圧Vddを受けるように結合され
たゲートと、トランジスタ63のドレインに結合された
ソースとを含む。トランジスタ67は、ノード76に結
合されたドレインおよびゲート、ならびに端子79に結
合されたソースを含む。
子間の電圧降下を減少するために、カスコード構成とな
っている。トランジスタ65は、ノード76に結合され
たドレインと、電源電圧Vddを受けるように結合され
たゲートと、トランジスタ63のドレインに結合された
ソースとを含む。トランジスタ67は、ノード76に結
合されたドレインおよびゲート、ならびに端子79に結
合されたソースを含む。
【0045】トランジスタ68−71は、変換回路60
の第2段を形成する。トランジスタ68−71はラッチ
を形成する。第2段は、第1段からの差電圧を受け、入
力79に印加される論理信号に対応する変換論理信号を
発生する。トランジスタ68は、ノード78に結合され
たドレインと、ノード76に結合されたゲートと、端子
79に結合されたソースとを含む。トランジスタ69
は、ノード81に結合されたドレインと、ノード75に
結合されたゲートと、端子79に結合されたソースとを
含む。トランジスタ70は、ノード78に結合されたド
レインと、ノード81に結合されたゲートと、端子80
に結合されたソースとを含む。トランジスタ71は、ノ
ード81に結合されたドレインと、ノード78に結合さ
れたゲートと、端子80に結合されたソースとを含む。
の第2段を形成する。トランジスタ68−71はラッチ
を形成する。第2段は、第1段からの差電圧を受け、入
力79に印加される論理信号に対応する変換論理信号を
発生する。トランジスタ68は、ノード78に結合され
たドレインと、ノード76に結合されたゲートと、端子
79に結合されたソースとを含む。トランジスタ69
は、ノード81に結合されたドレインと、ノード75に
結合されたゲートと、端子79に結合されたソースとを
含む。トランジスタ70は、ノード78に結合されたド
レインと、ノード81に結合されたゲートと、端子80
に結合されたソースとを含む。トランジスタ71は、ノ
ード81に結合されたドレインと、ノード78に結合さ
れたゲートと、端子80に結合されたソースとを含む。
【0046】端子79は、電源電圧Vdd以上の電圧を
発生するチャージ・ポンプ回路に結合する。第1段で
は、カスコード回路が用いられ、チャージ・ポンプ回路
によって発生される高い電圧による、変換回路60の第
1段を構成する各素子間の電圧を低下させている。電源
電圧Vddと接地との間の電圧範囲を有する論理信号が
入力79に印加される。差動入力段はこの論理信号を受
け、電流源61からの電流をトランジスタ66または6
7のいずれかに通す。トランジスタ66,67は、ノー
ド75,76間に差電圧を発生するための負荷である。
差電圧は、ラッチである変換回路60の第2段に印加さ
れる。ラッチに給電する端子79,80に供給される電
源電圧は、それぞれ、チャージ・ポンプ回路の出力電圧
と、可変電圧基準回路の出力電圧である。次に、ラッチ
によって、チャージ・ポンプ回路の出力範囲から可変電
圧基準回路の出力電圧までの電圧範囲を有するように論
理信号を変換する。変換回路60によって発生される論
理信号は、チャージ・ポンプ回路41(図4)のトラン
スミッション・ゲート間の電圧を低下させるために、図
4のバッファ57,58によって発生される論理レベル
に対応する。
発生するチャージ・ポンプ回路に結合する。第1段で
は、カスコード回路が用いられ、チャージ・ポンプ回路
によって発生される高い電圧による、変換回路60の第
1段を構成する各素子間の電圧を低下させている。電源
電圧Vddと接地との間の電圧範囲を有する論理信号が
入力79に印加される。差動入力段はこの論理信号を受
け、電流源61からの電流をトランジスタ66または6
7のいずれかに通す。トランジスタ66,67は、ノー
ド75,76間に差電圧を発生するための負荷である。
差電圧は、ラッチである変換回路60の第2段に印加さ
れる。ラッチに給電する端子79,80に供給される電
源電圧は、それぞれ、チャージ・ポンプ回路の出力電圧
と、可変電圧基準回路の出力電圧である。次に、ラッチ
によって、チャージ・ポンプ回路の出力範囲から可変電
圧基準回路の出力電圧までの電圧範囲を有するように論
理信号を変換する。変換回路60によって発生される論
理信号は、チャージ・ポンプ回路41(図4)のトラン
スミッション・ゲート間の電圧を低下させるために、図
4のバッファ57,58によって発生される論理レベル
に対応する。
【0047】図6は、チャージ・ポンプ回路内のトラン
スミッション・ゲート上のゲート電圧を低下させる可変
電圧基準回路90である。可変電圧基準回路90は、図
4の可変電圧基準43に対応する。可変電圧基準回路9
0は、分圧器91、比較器92、制御論理回路93、お
よびバッファ94を含む。可変電圧基準90は、バッフ
ァ97,98の電源端子を結合し、これらバッファによ
って供給される論理レベル間の電圧範囲を狭める。
スミッション・ゲート上のゲート電圧を低下させる可変
電圧基準回路90である。可変電圧基準回路90は、図
4の可変電圧基準43に対応する。可変電圧基準回路9
0は、分圧器91、比較器92、制御論理回路93、お
よびバッファ94を含む。可変電圧基準90は、バッフ
ァ97,98の電源端子を結合し、これらバッファによ
って供給される論理レベル間の電圧範囲を狭める。
【0048】分圧器91は、チャージ・ポンプ回路の出
力電圧に対応する電圧を発生する。分圧器91によって
発生される電圧は、電源電圧Vddより低い強度を有す
る。分圧器91は、チャージ・ポンプ回路の出力に結合
された端子と、出力とを含む。比較器92は、チャージ
ポンプ回路の出力電圧を基準電圧Vref1と比較し、
バッファ97,98の論理レベル間の電圧範囲を狭め
て、チャージ・ポンプ回路内のトランスミッション・ゲ
ートへの損傷を防止すべきときに警告を発する。比較器
92は、分圧器91の出力に結合された非反転入力と、
基準電圧Vref1を受けるように結合された反転入力
と、出力とを含む。
力電圧に対応する電圧を発生する。分圧器91によって
発生される電圧は、電源電圧Vddより低い強度を有す
る。分圧器91は、チャージ・ポンプ回路の出力に結合
された端子と、出力とを含む。比較器92は、チャージ
ポンプ回路の出力電圧を基準電圧Vref1と比較し、
バッファ97,98の論理レベル間の電圧範囲を狭め
て、チャージ・ポンプ回路内のトランスミッション・ゲ
ートへの損傷を防止すべきときに警告を発する。比較器
92は、分圧器91の出力に結合された非反転入力と、
基準電圧Vref1を受けるように結合された反転入力
と、出力とを含む。
【0049】制御論理回路93は、比較器92の出力に
結合された入力と、出力とを含む。本例では、制御論理
回路93はバッファのように単純にすることができる
が、他の用途では、より多くの制御信号(図示せず)が
制御論理回路93に印加されることもあり、この場合バ
ッファ94にイネーブル信号を発生するためには、より
複雑なデジタル論理回路が必要となる。
結合された入力と、出力とを含む。本例では、制御論理
回路93はバッファのように単純にすることができる
が、他の用途では、より多くの制御信号(図示せず)が
制御論理回路93に印加されることもあり、この場合バ
ッファ94にイネーブル信号を発生するためには、より
複雑なデジタル論理回路が必要となる。
【0050】バッファ94は、バッファ97,98の電
源端子に2つの電圧レベルを供給する。バッファ94
は、制御論理回路93の出力に結合された入力と、出力
とを含む。バッファ94はトランジスタ95,96で構
成される。トランジスタ95はp−チャネル・エンハン
スメントMOSFETであり、バッファ94の出力に結
合されたドレインと、バッファ94の入力に結合された
ゲートと、基準電圧Vref2を受けるように結合され
たソースとを有する。トランジスタ96はn−チャネル
・エンハンスメントMOSFETであり、バッファ94
の出力に結合されたドレインと、バッファ94の入力に
結合されたゲートと、接地に結合されたソースとを有す
る。トランジスタ95,96は反転器として構成されて
いる。
源端子に2つの電圧レベルを供給する。バッファ94
は、制御論理回路93の出力に結合された入力と、出力
とを含む。バッファ94はトランジスタ95,96で構
成される。トランジスタ95はp−チャネル・エンハン
スメントMOSFETであり、バッファ94の出力に結
合されたドレインと、バッファ94の入力に結合された
ゲートと、基準電圧Vref2を受けるように結合され
たソースとを有する。トランジスタ96はn−チャネル
・エンハンスメントMOSFETであり、バッファ94
の出力に結合されたドレインと、バッファ94の入力に
結合されたゲートと、接地に結合されたソースとを有す
る。トランジスタ95,96は反転器として構成されて
いる。
【0051】バッファ97,98は、図4のバッファ4
4,45に対応し、チャージ・ポンプ回路41(図4)
内のトランスミッション・ゲートへ供給するゲート電圧
を低下させる。バッファ97は、入力102と、出力9
9と、バッファ94の出力に結合された電源端子とを含
む。バッファ98は、入力101と、出力100と、バ
ッファ94の出力に結合された電源端子とを含む。バッ
ファ97,98の電源端子は、図4に示すように、トラ
ンジスタのソースに結合される。バッファ97,98の
入力101,102は、図4の制御論理回路42と同様
の制御論理回路に結合する。バッファ97,98の出力
99,100は、チャージ・ポンプ回路(図4に示す)
のトランスミッション・ゲートのゲート端子(図示せ
ず)に結合する。
4,45に対応し、チャージ・ポンプ回路41(図4)
内のトランスミッション・ゲートへ供給するゲート電圧
を低下させる。バッファ97は、入力102と、出力9
9と、バッファ94の出力に結合された電源端子とを含
む。バッファ98は、入力101と、出力100と、バ
ッファ94の出力に結合された電源端子とを含む。バッ
ファ97,98の電源端子は、図4に示すように、トラ
ンジスタのソースに結合される。バッファ97,98の
入力101,102は、図4の制御論理回路42と同様
の制御論理回路に結合する。バッファ97,98の出力
99,100は、チャージ・ポンプ回路(図4に示す)
のトランスミッション・ゲートのゲート端子(図示せ
ず)に結合する。
【0052】可変電圧基準90は、チャージ・ポンプ回
路の出力電圧が所定電圧より低いとき第1電圧を発生
し、この出力電圧が所定電圧より高いとき第2電圧を発
生する。第1の場合、分圧器91によって発生される電
圧はVref1より低い。比較器92は論理0レベルを
制御論理回路93に供給する。制御論理回路93は、バ
ッファ94のトランジスタ96をイネーブルし、バッフ
ァ97,98の電源端子に第1電圧(0ボルトまたは接
地)を供給する。バッファ97,98は、チャージ・ポ
ンプ回路の出力電圧と接地(第1電圧)との間の電圧範
囲を有する論理信号を発生する。バッファ97または9
8のいずれかによって発生される論理信号の強度は不十
分であり、チャージ・ポンプ回路内のトランスミッショ
ン・ゲートに損傷を与える程のものではない。
路の出力電圧が所定電圧より低いとき第1電圧を発生
し、この出力電圧が所定電圧より高いとき第2電圧を発
生する。第1の場合、分圧器91によって発生される電
圧はVref1より低い。比較器92は論理0レベルを
制御論理回路93に供給する。制御論理回路93は、バ
ッファ94のトランジスタ96をイネーブルし、バッフ
ァ97,98の電源端子に第1電圧(0ボルトまたは接
地)を供給する。バッファ97,98は、チャージ・ポ
ンプ回路の出力電圧と接地(第1電圧)との間の電圧範
囲を有する論理信号を発生する。バッファ97または9
8のいずれかによって発生される論理信号の強度は不十
分であり、チャージ・ポンプ回路内のトランスミッショ
ン・ゲートに損傷を与える程のものではない。
【0053】第2の場合、分圧器91によって発生され
る電圧は、基準電圧Vref1よりも高い。これは、所
定電圧よりも高いチャージ・ポンプ回路の出力電圧に対
応する。この所定電圧は、チャージ・ポンプ回路の出力
電圧が、チャージ・ポンプ回路内のトランスミッション
・ゲートに損傷を与え得るレベルに近づきつつあること
を示す。比較器92は、論理1レベルを制御論理回路9
3に供給する。制御論理回路93は、バッファ94のト
ランジスタ95をイネーブルし、バッファ97,98の
電源端子に第2電圧(Vref2)を供給する。バッフ
ァ97,98は、チャージ・ポンプ回路の出力電圧とV
ref2(第2電圧)との間の電圧範囲を有する論理信
号を発生する。バッファ97,98によって供給される
電圧範囲が狭められた論理信号は、(チャージ・ポンプ
回路の)出力電圧が上昇し続ける際に、チャージ・ポン
プ回路内のトランスミッション・ゲートへの損傷を防止
する。
る電圧は、基準電圧Vref1よりも高い。これは、所
定電圧よりも高いチャージ・ポンプ回路の出力電圧に対
応する。この所定電圧は、チャージ・ポンプ回路の出力
電圧が、チャージ・ポンプ回路内のトランスミッション
・ゲートに損傷を与え得るレベルに近づきつつあること
を示す。比較器92は、論理1レベルを制御論理回路9
3に供給する。制御論理回路93は、バッファ94のト
ランジスタ95をイネーブルし、バッファ97,98の
電源端子に第2電圧(Vref2)を供給する。バッフ
ァ97,98は、チャージ・ポンプ回路の出力電圧とV
ref2(第2電圧)との間の電圧範囲を有する論理信
号を発生する。バッファ97,98によって供給される
電圧範囲が狭められた論理信号は、(チャージ・ポンプ
回路の)出力電圧が上昇し続ける際に、チャージ・ポン
プ回路内のトランスミッション・ゲートへの損傷を防止
する。
【0054】図7は、本発明による可変電圧基準回路1
10のブロック図である。可変電圧基準回路110は、
バッファ113の出力およびバッファ114の出力にお
ける電圧範囲を狭めるために、第1および第2電圧を発
生する。バッファ113,114は、図4のチャージ・
ポンプ回路41内のトランスミッション・ゲートのゲー
ト電圧に結合する、バッファ44,45(図4)に対応
する。
10のブロック図である。可変電圧基準回路110は、
バッファ113の出力およびバッファ114の出力にお
ける電圧範囲を狭めるために、第1および第2電圧を発
生する。バッファ113,114は、図4のチャージ・
ポンプ回路41内のトランスミッション・ゲートのゲー
ト電圧に結合する、バッファ44,45(図4)に対応
する。
【0055】可変電圧基準回路110は、タイマ回路1
11と、第1および第2電圧を発生するバッファ112
によって構成される。タイマ回路111は、所定時間期
間の後に信号を発生する出力を含む。バッファ112
は、タイマ回路111の出力に結合された入力と、出力
と、基準電圧Vrefを受けるように結合された第1電
源端子と、接地を受けるように結合された第2電源端子
とを含む。バッファ112によって発生される第1電圧
はほぼ接地であり、バッファ113によって発生される
第2電圧はほぼVrefである。本例では、バッファ1
13は反転器として構成されるが、非反転バッファを用
いることも可能である。
11と、第1および第2電圧を発生するバッファ112
によって構成される。タイマ回路111は、所定時間期
間の後に信号を発生する出力を含む。バッファ112
は、タイマ回路111の出力に結合された入力と、出力
と、基準電圧Vrefを受けるように結合された第1電
源端子と、接地を受けるように結合された第2電源端子
とを含む。バッファ112によって発生される第1電圧
はほぼ接地であり、バッファ113によって発生される
第2電圧はほぼVrefである。本例では、バッファ1
13は反転器として構成されるが、非反転バッファを用
いることも可能である。
【0056】バッファ113は入力115と出力117
とを含む。バッファ114は入力116と出力118と
を含む。入力115,116は、図4の制御論理回路4
2に対応する制御論理回路に結合する。出力117,1
18は、図4のチャージ・ポンプ回路41に対応するチ
ャージ・ポンプ回路のゲート端子に結合する。図示しな
いが、バッファ113,114は各々、チャージ・ポン
プ回路の出力に結合された電源端子を有する。バッファ
113,114は、チャージ・ポンプ回路の出力が所定
電圧に達したとき、狭められた電圧範囲を有する論理信
号を発生する。電圧範囲を狭めることによって、チャー
ジ・ポンプ回路の高い出力電圧によって損傷を受け得る
チャージ・ポンプ回路内のトランスミッション・ゲート
を形成する素子への損傷を防止する。
とを含む。バッファ114は入力116と出力118と
を含む。入力115,116は、図4の制御論理回路4
2に対応する制御論理回路に結合する。出力117,1
18は、図4のチャージ・ポンプ回路41に対応するチ
ャージ・ポンプ回路のゲート端子に結合する。図示しな
いが、バッファ113,114は各々、チャージ・ポン
プ回路の出力に結合された電源端子を有する。バッファ
113,114は、チャージ・ポンプ回路の出力が所定
電圧に達したとき、狭められた電圧範囲を有する論理信
号を発生する。電圧範囲を狭めることによって、チャー
ジ・ポンプ回路の高い出力電圧によって損傷を受け得る
チャージ・ポンプ回路内のトランスミッション・ゲート
を形成する素子への損傷を防止する。
【0057】まず最初に、タイマ回路111はバッファ
112に論理1レベルを供給し、バッファ112の出力
に論理0レベルを生成する。論理0レベルはほぼ接地で
あり、バッファ113,114に、チャージ・ポンプ回
路の出力電圧と接地との間の論理レベルを発生させる。
所定時間の後、タイマ回路111は論理0レベルをバッ
ファ112に供給し、バッファ112の出力に論理1レ
ベルを生成する。バッファ112によって発生された論
理1レベルは、ほぼVrefの電圧である。バッファ1
13,114はチャージ・ポンプ回路の出力電圧とVr
efとの間の論理レベルを発生する。タイマ回路111
が論理0レベルに与える所定時間は、チャージ・ポンプ
回路の出力における所定電圧に対応する。チャージ・ポ
ンプ回路の出力における出力電圧は、その最大電圧に向
かって上昇し続け(チャージ・ポンプが充電するにした
がって)、バッファ113,114の出力における電圧
範囲を拡大する。Vrefは、チャージ・ポンプがその
最大電圧にあるときに、素子のプロセス仕様の範囲内に
あるゲート電圧を生成するように選択される。
112に論理1レベルを供給し、バッファ112の出力
に論理0レベルを生成する。論理0レベルはほぼ接地で
あり、バッファ113,114に、チャージ・ポンプ回
路の出力電圧と接地との間の論理レベルを発生させる。
所定時間の後、タイマ回路111は論理0レベルをバッ
ファ112に供給し、バッファ112の出力に論理1レ
ベルを生成する。バッファ112によって発生された論
理1レベルは、ほぼVrefの電圧である。バッファ1
13,114はチャージ・ポンプ回路の出力電圧とVr
efとの間の論理レベルを発生する。タイマ回路111
が論理0レベルに与える所定時間は、チャージ・ポンプ
回路の出力における所定電圧に対応する。チャージ・ポ
ンプ回路の出力における出力電圧は、その最大電圧に向
かって上昇し続け(チャージ・ポンプが充電するにした
がって)、バッファ113,114の出力における電圧
範囲を拡大する。Vrefは、チャージ・ポンプがその
最大電圧にあるときに、素子のプロセス仕様の範囲内に
あるゲート電圧を生成するように選択される。
【0058】図8は、本発明による可変電圧基準回路1
20のブロック図である。可変電圧基準回路120は、
バッファ122の出力およびバッファ123の出力にお
ける電圧範囲を狭めるための電圧を発生する。バッファ
122,123は、図4のチャージ・ポンプ回路41内
のトランスミッション・ゲートのゲート端子に結合され
た、 バッファ44,45(図4)に対応する。
20のブロック図である。可変電圧基準回路120は、
バッファ122の出力およびバッファ123の出力にお
ける電圧範囲を狭めるための電圧を発生する。バッファ
122,123は、図4のチャージ・ポンプ回路41内
のトランスミッション・ゲートのゲート端子に結合され
た、 バッファ44,45(図4)に対応する。
【0059】可変電圧基準120は分圧回路121を含
む。分圧回路121は、チャージ・ポンプ回路の出力電
圧を受けるように結合された入力と、出力とを含む。分
圧回路121は、チャージ・ポンプ回路の出力に比例す
る電圧を、その出力に発生する。分圧器121の出力に
おける電圧は、チャージ・ポンプ回路の出力電圧が段階
的に上昇するにつれて、段階的に上昇する。
む。分圧回路121は、チャージ・ポンプ回路の出力電
圧を受けるように結合された入力と、出力とを含む。分
圧回路121は、チャージ・ポンプ回路の出力に比例す
る電圧を、その出力に発生する。分圧器121の出力に
おける電圧は、チャージ・ポンプ回路の出力電圧が段階
的に上昇するにつれて、段階的に上昇する。
【0060】バッファ122は入力124と出力126
とを含む。バッファ123は入力125と出力127と
を含む。入力124,125は、図4の制御論理回路4
2に対応する制御論理回路に結合する。出力126,1
27は、図4のチャージ・ポンプ回路41に対応するチ
ャージ・ポンプ回路のゲート端子に結合する。図示しな
いが、バッファ122,123は各々、チャージ・ポン
プ回路の出力に結合された電源端子を有する。チャージ
・ポンプ回路の出力電圧が上昇すると、バッファ12
2,123は、分圧回路121を介して、狭められた電
圧範囲を有する論理信号を発生する。バッファ122,
123の論理レベルの電圧範囲を狭めることによって、
チャージ・ポンプ回路内のトランスミッション・ゲート
のゲート電圧が、トランスミッション・ゲートを形成す
る素子の信頼性に損傷を与えたり低下させ得る電圧に達
するのを防止する。
とを含む。バッファ123は入力125と出力127と
を含む。入力124,125は、図4の制御論理回路4
2に対応する制御論理回路に結合する。出力126,1
27は、図4のチャージ・ポンプ回路41に対応するチ
ャージ・ポンプ回路のゲート端子に結合する。図示しな
いが、バッファ122,123は各々、チャージ・ポン
プ回路の出力に結合された電源端子を有する。チャージ
・ポンプ回路の出力電圧が上昇すると、バッファ12
2,123は、分圧回路121を介して、狭められた電
圧範囲を有する論理信号を発生する。バッファ122,
123の論理レベルの電圧範囲を狭めることによって、
チャージ・ポンプ回路内のトランスミッション・ゲート
のゲート電圧が、トランスミッション・ゲートを形成す
る素子の信頼性に損傷を与えたり低下させ得る電圧に達
するのを防止する。
【0061】可変電圧基準120は、チャージ・ポンプ
回路の出力電圧の一部をフィードバックする。この電圧
のフィードバックされる部分(分圧回路121の出力)
は、バッファ122,123によって発生される論理レ
ベルの電圧範囲を狭めるために用いられ、チャージ・ポ
ンプ回路内の素子に損傷を与え得る電圧を防止する。チ
ャージ・ポンプ回路の出力電圧の一部を供給して電圧範
囲を狭めることによっても、電圧検出回路の必要性をな
くすることができる。
回路の出力電圧の一部をフィードバックする。この電圧
のフィードバックされる部分(分圧回路121の出力)
は、バッファ122,123によって発生される論理レ
ベルの電圧範囲を狭めるために用いられ、チャージ・ポ
ンプ回路内の素子に損傷を与え得る電圧を防止する。チ
ャージ・ポンプ回路の出力電圧の一部を供給して電圧範
囲を狭めることによっても、電圧検出回路の必要性をな
くすることができる。
【0062】以上の説明から、チャージポンプ回路内の
トランスミッション・ゲートのゲート電圧を低下させる
回路が提供されたことが認められよう。トランスミッシ
ョン・ゲートは、電源電圧よりも高い電圧を発生するた
めのチャージ・ポンプ回路内のコンデンサに結合されて
いる。トランスミッション・ゲートを形成する素子のプ
ロセス仕様を越える電圧をトランスミッション・ゲート
が供給する前に、トランスミッション・ゲートをイネー
ブルおよびディゼーブルする論理1レベルおよび論理0
レベルの間の電圧範囲を、可変電圧基準が狭める。言い
換えれば、トランスミッション・ゲートのゲート電圧
は、チャージ・ポンプ回路の出力電圧が所定電圧を越え
る前に低下される。
トランスミッション・ゲートのゲート電圧を低下させる
回路が提供されたことが認められよう。トランスミッシ
ョン・ゲートは、電源電圧よりも高い電圧を発生するた
めのチャージ・ポンプ回路内のコンデンサに結合されて
いる。トランスミッション・ゲートを形成する素子のプ
ロセス仕様を越える電圧をトランスミッション・ゲート
が供給する前に、トランスミッション・ゲートをイネー
ブルおよびディゼーブルする論理1レベルおよび論理0
レベルの間の電圧範囲を、可変電圧基準が狭める。言い
換えれば、トランスミッション・ゲートのゲート電圧
は、チャージ・ポンプ回路の出力電圧が所定電圧を越え
る前に低下される。
【0063】以上本発明の具体的な実施例について示し
かつ説明してきたが、それ以外の変更や改良も当業者に
は思い付くであろう。本発明は、ここに示した特定形状
に限定されるのではないことは理解すべきであり、本発
明の精神および範囲から逸脱しない全ての変更は、特許
請求の範囲に含まれることを意図するものである。
かつ説明してきたが、それ以外の変更や改良も当業者に
は思い付くであろう。本発明は、ここに示した特定形状
に限定されるのではないことは理解すべきであり、本発
明の精神および範囲から逸脱しない全ての変更は、特許
請求の範囲に含まれることを意図するものである。
【図1】チャージ・ポンプ回路においてスイッチとして
一般的に用いられている三トランスミッション・ゲート
構成の回路図。
一般的に用いられている三トランスミッション・ゲート
構成の回路図。
【図2】基本的なチャージ・ポンプ回路のブロック図。
【図3】起動中における、図2のチャージ・ポンプの出
力電圧における段階的上昇を示すグラフ。
力電圧における段階的上昇を示すグラフ。
【図4】本発明による供給電圧より高い電圧を発生する
回路のブロック図。
回路のブロック図。
【図5】本発明による論理レベルを変換する変換回路の
回路図。
回路図。
【図6】本発明による可変電圧基準回路のブロック図。
【図7】本発明による可変電圧基準回路の別の実施例を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図8】本発明による可変電圧基準回路の別の実施例を
示すブロック図。
示すブロック図。
40 回路 41 チャージ・ポンプ回路 42 制御論理回路 44,45 バッファ 43 可変電圧基準 G1−G4 ゲート端子 60 変換回路 61 電流源 62−71 トランジスタ 72 反転器 90 可変電圧基準回路 91 分圧器 92 比較器 93 制御論理回路 94,97,98 バッファ 110 可変電圧基準回路 111 タイマ回路 112,113,114 バッファ 120 可変電圧基準回路 121 分圧回路 122,123 バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・エイチ・キグレイ アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス、 イースト・デザート・トランペット1442
Claims (5)
- 【請求項1】チャージ・ポンプ回路(41)内において
コンデンサに結合されたトランスミッション・ゲートを
動作させる方法であって、前記チャージ・ポンプ回路
は、該チャージ・ポンプ回路の電源電圧の大きさよりも
大きい出力電圧を供給し、:前記チャージ・ポンプ回路
(41)の出力電圧が所定電圧を越える前に、前記トラ
ンスミッション・ゲートのゲート電圧を低下させる段階
を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項2】チャージ・ポンプ回路(41)内において
コンデンサに結合されたトランスミッション・ゲートを
イネーブルおよびディゼーブルする回路であって、前記
チャージ・ポンプ回路は、該チャージ・ポンプ回路の電
源電圧より大きい出力電圧を供給し、前記回路は:入力
と、出力と、電源端子とを有する前記トランスミッショ
ン・ゲートに論理信号を供給するバッファ(45,4
6);および前記バッファ(45,46)の電源端子に
結合された出力を有する可変電圧基準(43)であっ
て、前記バッファ(45,46)の出力における論理レ
ベル間の電圧範囲を狭める前記可変電圧基準(43);
から成ることを特徴とする回路。 - 【請求項3】チャージ・ポンプ回路(41)内において
コンデンサに結合されたトランスミッション・ゲートを
作動させる方法であって、前記チャージ・ポンプは該チ
ャージ・ポンプの電源電圧より大きい出力電圧を供給
し、前記トランスミッション・ゲートは論理信号によっ
てイネーブルおよびディゼーブルされ、前記方法は:前
記チャージ・ポンプ回路(41)の出力電圧を検出する
段階;および前記チャージ・ポンプ回路(41)の出力
電圧が所定電圧を越えたとき、前記論理信号の論理1レ
ベルと論理0レベルとの間の電圧範囲を狭める段階;か
ら成ることを特徴とする方法。 - 【請求項4】チャージ・ポンプ回路(41)内において
コンデンサに結合されたトランスミッション・ゲートの
ゲート電圧を低下させる回路であって、前記チャージ・
ポンプ回路は、該チャージ・ポンプ回路の電源電圧の大
きさより大きい出力電圧を供給し、前記回路は:前記チ
ャージ・ポンプ回路の出力電圧に比例する電圧を受ける
ように結合された第1入力と、第1基準電圧を受けるよ
うに結合された第2入力と、出力とを有する比較器(9
2);前記比較器(92)の出力に結合された入力と、
出力とを有する制御論理回路(93);第1電極と、前
記制御論理回路の出力に結合された制御電極と、第2基
準電圧を受けるように結合された第2電極とを有する第
1トランジスタ(96);前記第1トランジスタ(9
6)の第1電極に結合された第1電極と、前記制御論理
回路(93)の出力に結合された制御電極と、第3基準
電圧を受けるように結合された第2電極とを有する第2
トランジスタ(95);および論理信号を受けるように
結合された入力と、前記トランスミッション・ゲートの
ゲートに結合された出力と、前記第1トランジスタ(9
6)の第1電極に結合された電源端子とを有するバッフ
ァ(97,98);から成り、 前記制御論理回路(93)は、前記チャージ・ポンプ回
路(41)の出力電圧に比例する前記電圧の大きさが前
記第1基準電圧の大きさより低いとき、前記第1トラン
ジスタ(96)をイネーブルして前記第2基準電圧を前
記バッファ(97,98)の電源端子に結合し、前記制
御論理回路(93)は、前記チャージ・ポンプ回路(4
1)の出力電圧に比例する前記電圧の大きさが前記第1
基準電圧の大きさより高いとき、前記第2トランジスタ
(95)をイネーブルして前記第3基準電圧を前記バッ
ファ(97,98)の電源端子に結合し、前記第3基準
電圧は前記トランスミッション・ゲートのゲート電圧を
低下させることを特徴とする回路。 - 【請求項5】チャージ・ポンプ回路(41)内において
コンデンサに結合されたトランスミッション・ゲートを
動作させる方法であって、前記チャージ・ポンプ回路
は、該チャージ・ポンプ回路の電源電圧より大きい出力
電圧を供給し、前記方法は:前記トランスミッション・
ゲートをイネーブルおよびディゼーブルするために前記
トランスミッション・ゲートに論理信号を供給する段階
であって、前記論理信号は第1論理レベルまたは第2論
理レベルのいずれかであり、前記第1および第2論理レ
ベルは、前記チャージ・ポンプ回路(41)の出力電圧
の大きさが所定電圧の大きさより低いとき、第1および
第2電圧をそれぞれ有する、前記論理信号を前記トラン
スミッション・ゲートに供給する段階;および前記チャ
ージ・ポンプ回路(41)の出力電圧の大きさが前記所
定電圧の大きさより高いとき、前記第2論理レベルを前
記第2電圧から第3電圧に変化させ、前記第1および第
2論理レベル間の電圧範囲を狭める段階;から成ること
を特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/334,176 US5539351A (en) | 1994-11-03 | 1994-11-03 | Circuit and method for reducing a gate volage of a transmission gate within a charge pump circuit |
US334176 | 1994-11-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08228472A true JPH08228472A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=23305951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7299311A Pending JPH08228472A (ja) | 1994-11-03 | 1995-10-25 | チャージ・ポンプ回路におけるトランスミッション・ゲートのゲート電圧を低下させる回路および方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5539351A (ja) |
EP (1) | EP0711026A1 (ja) |
JP (1) | JPH08228472A (ja) |
KR (1) | KR960019932A (ja) |
CN (1) | CN1129369A (ja) |
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