JPH08218B2 - 塗装方法 - Google Patents
塗装方法Info
- Publication number
- JPH08218B2 JPH08218B2 JP62167881A JP16788187A JPH08218B2 JP H08218 B2 JPH08218 B2 JP H08218B2 JP 62167881 A JP62167881 A JP 62167881A JP 16788187 A JP16788187 A JP 16788187A JP H08218 B2 JPH08218 B2 JP H08218B2
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- JP
- Japan
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- coating
- tertiary amine
- paint
- mixed gas
- gun
- Prior art date
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建設機械、冷熱製品、橋りよう、自動車部
品、パイプ内外面、船舶用艤装品など小物、中物及び大
物部品の塗装方法に関し、特に塗膜の硬化を迅速に行う
ことのできる塗装方法に関する。
品、パイプ内外面、船舶用艤装品など小物、中物及び大
物部品の塗装方法に関し、特に塗膜の硬化を迅速に行う
ことのできる塗装方法に関する。
量産製品の塗装では塗装後硬化までの時間を短縮させ
るため、加温、焼付けなどを採用し、時間短縮により量
産を確保していた。
るため、加温、焼付けなどを採用し、時間短縮により量
産を確保していた。
上記従来の方法では中物及び大物の製品塗装の場合、
被塗物の熱容量が大きいため、加温、焼付けが十分でな
く、そのため塗装の品質が保たれにくかつた。
被塗物の熱容量が大きいため、加温、焼付けが十分でな
く、そのため塗装の品質が保たれにくかつた。
従来、常温で迅速硬化する塗装方法が一部にはあつた
が、主剤(すなわち塗料)と硬化剤の混合後の可使時間
が短かく、実用向きでない。また、常温迅速硬化方法と
して、例えばベーボチヤンバー方法、あるいはアツシユ
ランド社のインジエクシヨン方法が知られているが、い
ずれも塗装時の材料ロスが多い。
が、主剤(すなわち塗料)と硬化剤の混合後の可使時間
が短かく、実用向きでない。また、常温迅速硬化方法と
して、例えばベーボチヤンバー方法、あるいはアツシユ
ランド社のインジエクシヨン方法が知られているが、い
ずれも塗装時の材料ロスが多い。
本発明はこのような従来方法の欠点の解決を目的とす
るものである。
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明はエアレス塗装機により二液硬化型ウレタン塗
料を、塗装ガンの中央部から吹付けると同時に、気化し
た第三級アミンを塗料に対して0.5〜2.0wt%含む空気を
2〜8kg/cm2の圧力で、上記塗装ガンの周辺部から上記
ウレタン塗料のミストの外縁に沿って吹付けることを特
徴とする塗装方法である。
料を、塗装ガンの中央部から吹付けると同時に、気化し
た第三級アミンを塗料に対して0.5〜2.0wt%含む空気を
2〜8kg/cm2の圧力で、上記塗装ガンの周辺部から上記
ウレタン塗料のミストの外縁に沿って吹付けることを特
徴とする塗装方法である。
本発明において、上記第三級アミンとしては、上記二
液硬化型ウレタン塗料の硬化反応に対し硬化促進触媒と
して作用するものであればどのようなものでも使用でき
る。
液硬化型ウレタン塗料の硬化反応に対し硬化促進触媒と
して作用するものであればどのようなものでも使用でき
る。
空気に含ませる上記第三級アミン量を0.5〜2.0wt%と
するのは、上記第三級アミンが0.5wt%よりも少ないと
後述する塗料の硬化反応の触媒作用が十分でなく、逆に
2.0wt%よりも多くても触媒作用の向上はみられないか
らである。
するのは、上記第三級アミンが0.5wt%よりも少ないと
後述する塗料の硬化反応の触媒作用が十分でなく、逆に
2.0wt%よりも多くても触媒作用の向上はみられないか
らである。
また本発明において、上記の第三級アミンを含む空気
を2〜8kg/cm2の圧力で吹付けるのは、もし、この範囲
外であると、良好な塗料ミストを形成せず、また上記第
三級アミンが塗料ミスト中に均一に分散せず、アミンの
触媒効果を十分に発揮できないためである。
を2〜8kg/cm2の圧力で吹付けるのは、もし、この範囲
外であると、良好な塗料ミストを形成せず、また上記第
三級アミンが塗料ミスト中に均一に分散せず、アミンの
触媒効果を十分に発揮できないためである。
本発明は上記のように構成するので次の作用を有す
る。
る。
即ち、塗料の噴霧はエアレス塗装機を使用し,塗装ガ
ンの中央部から吹付けて行うため、エアの吹付がなく、
これにより塗料ロスを低減する。又、この塗装機の塗装
ガンに工夫を加え、エアレスポンプで霧化した塗料ミス
トにさらに三級アミンと空気との混合ガスを上記塗装ガ
ンの周辺部から上記ウレタン塗料ミストの外縁に沿って
吹付け、霧化した塗料ミストの流れを整流することがで
きるため、塗料ミストの飛散をさらに充分に防止し得
る。
ンの中央部から吹付けて行うため、エアの吹付がなく、
これにより塗料ロスを低減する。又、この塗装機の塗装
ガンに工夫を加え、エアレスポンプで霧化した塗料ミス
トにさらに三級アミンと空気との混合ガスを上記塗装ガ
ンの周辺部から上記ウレタン塗料ミストの外縁に沿って
吹付け、霧化した塗料ミストの流れを整流することがで
きるため、塗料ミストの飛散をさらに充分に防止し得
る。
また、本発明では、この混合ガス中の気化した上記第
三級アミンが上記二液硬化型ウレタン塗料のミスト中に
分散し、塗料の硬化反応に触媒的に作用して硬化反応を
促進させるので、熱容量の大きな中物及び大物製品でも
十分な品質の塗装を果せる。因みに、この迅速硬化反応
を化学式で示すと次のようになる。
三級アミンが上記二液硬化型ウレタン塗料のミスト中に
分散し、塗料の硬化反応に触媒的に作用して硬化反応を
促進させるので、熱容量の大きな中物及び大物製品でも
十分な品質の塗装を果せる。因みに、この迅速硬化反応
を化学式で示すと次のようになる。
〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図及び第2図により説明す
る。
る。
両図において、塗装ガン1と空気及び第三級アミンの
混合ガス発生装置2を組み合せて塗料ミスト3を吹付け
る。
混合ガス発生装置2を組み合せて塗料ミスト3を吹付け
る。
塗装ガン1には図示省略のエアレス塗装機から高圧
(50〜150kg/cm2)塗料4が送られ、塗装ガン1の先端
中央から塗料ミスト3になつて吹き出す。なお、エアレ
ス塗装機は通常のものが用いられる。
(50〜150kg/cm2)塗料4が送られ、塗装ガン1の先端
中央から塗料ミスト3になつて吹き出す。なお、エアレ
ス塗装機は通常のものが用いられる。
高圧塗料4と同時に空気及び霧化第三級アミン8の混
合ガス5が2〜8kg/cm2で塗装ガン1の周辺部から吹き
出し。塗料ミスト3となつて被塗物に吹付け塗装され
る。
合ガス5が2〜8kg/cm2で塗装ガン1の周辺部から吹き
出し。塗料ミスト3となつて被塗物に吹付け塗装され
る。
この空気及び霧化第三級アミン8の混合ガス5は混合
ガス発生装置2から送られる。混合ガス発生装置2は、
第2図に示すようにアミン供給槽6に貯留された第三級
アミンの液体7を霧吹きの原理で霧化し、霧化第三級ア
ミン8を生成する。アミン供給槽6には流量制御可能な
フローメーター10が取りつけてありアミン供給量を制御
する。
ガス発生装置2から送られる。混合ガス発生装置2は、
第2図に示すようにアミン供給槽6に貯留された第三級
アミンの液体7を霧吹きの原理で霧化し、霧化第三級ア
ミン8を生成する。アミン供給槽6には流量制御可能な
フローメーター10が取りつけてありアミン供給量を制御
する。
混合ガス5中の第三級アミンの濃度を種々変えて上記
要領にて塗装を実施し、混合ガス5中の第三級アミン濃
度とウレタン塗膜の指触乾燥(JIS K−5400の規格に
従う)の関係を調べた。結果を第1表に示す。
要領にて塗装を実施し、混合ガス5中の第三級アミン濃
度とウレタン塗膜の指触乾燥(JIS K−5400の規格に
従う)の関係を調べた。結果を第1表に示す。
なお、DMEA(ジメチルエタノールアミン)の代りに他
の第三級アミンを使用しても上記と略同様の結果が得ら
れた。
の第三級アミンを使用しても上記と略同様の結果が得ら
れた。
また、第1図に示す塗装ガン1の代りに通常のエアス
プレーガンを使用し、空気送入孔から空気・気化第三級
アミンの混合ガス5を吹付けるようにして実施しても同
様の結果が得られた。
プレーガンを使用し、空気送入孔から空気・気化第三級
アミンの混合ガス5を吹付けるようにして実施しても同
様の結果が得られた。
なお、本実施例の説明中で使用した用語の霧化第三級
アミンも気化第三級アミンも、アミンが霧化すればその
一部は気化しているという意味において特段の差異を示
すものではない。
アミンも気化第三級アミンも、アミンが霧化すればその
一部は気化しているという意味において特段の差異を示
すものではない。
本発明によれば次のような効果を得ることができる。
(ア) 本発明方法により塗装されたウレタン塗料の塗
膜は、混合ガス中の第三級アミンの触媒作用によつて混
合ガスを使用しない塗膜よりも2〜9倍の迅速硬化を得
ることができる。
膜は、混合ガス中の第三級アミンの触媒作用によつて混
合ガスを使用しない塗膜よりも2〜9倍の迅速硬化を得
ることができる。
(イ) 吹付け時の塗料ミストの塗着率は混合ガスで塗
料ミストの流れを整流されることによつて吹付け塗料ロ
スが1/2以下に減小する。
料ミストの流れを整流されることによつて吹付け塗料ロ
スが1/2以下に減小する。
第1図及び第2図は本発明方法の実施に適した装置の一
例を示す構成図で、第1図は塗装ガンの断面図、第2図
は空気・第三級アミン混合ガス発生装置の断面図であ
る。 1……塗装ガン、2……混合ガス発生装置、 3……塗料ミスト、4……高圧塗料、 5……混合ガス、6……アミン供給槽、 7……液体(第三級アミン)、 8……霧化第三級アミン、9……送入管、 10……フローメーター。
例を示す構成図で、第1図は塗装ガンの断面図、第2図
は空気・第三級アミン混合ガス発生装置の断面図であ
る。 1……塗装ガン、2……混合ガス発生装置、 3……塗料ミスト、4……高圧塗料、 5……混合ガス、6……アミン供給槽、 7……液体(第三級アミン)、 8……霧化第三級アミン、9……送入管、 10……フローメーター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 弘 長崎県長崎市飽の浦町5番7号 (菱興ビ ル別館5階)長菱エンジニアリング株式会 社内 (56)参考文献 特開 昭60−58271(JP,A) 特開 昭60−47035(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】エアレス塗装機により二液硬化型ウレタン
塗料を,塗装ガンの中央部から吹付けると同時に、気化
した第三級アミンを,塗料に対して0.5〜2.0wt%含む空
気を2〜8kg/cm2の圧力で,上記塗装ガンの周辺部から
上記ウレタン塗料のミストの外縁に沿って吹付けること
を特徴とする塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62167881A JPH08218B2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62167881A JPH08218B2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6415174A JPS6415174A (en) | 1989-01-19 |
JPH08218B2 true JPH08218B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=15857812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62167881A Expired - Fee Related JPH08218B2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08218B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0356179A (ja) * | 1989-07-26 | 1991-03-11 | Dyflex Corp | 湿気硬化型ポリウレタン樹脂組成物の塗布方法 |
JP2923516B2 (ja) * | 1993-09-14 | 1999-07-26 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続子 |
JPH0824781A (ja) * | 1994-07-18 | 1996-01-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船体ブロックの塗装方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6047035A (ja) * | 1983-08-23 | 1985-03-14 | Shinto Paint Co Ltd | ポリオレフイン系樹脂成形物品の塗装方法 |
JPS6058271A (ja) * | 1983-09-07 | 1985-04-04 | Nissan Motor Co Ltd | 部分塗装方法 |
JPS63137771A (ja) * | 1986-12-01 | 1988-06-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 塗装方法 |
-
1987
- 1987-07-07 JP JP62167881A patent/JPH08218B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6415174A (en) | 1989-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |