JPH08208658A - 新規化合物チオマリノールd、eおよびf - Google Patents
新規化合物チオマリノールd、eおよびfInfo
- Publication number
- JPH08208658A JPH08208658A JP1498395A JP1498395A JPH08208658A JP H08208658 A JPH08208658 A JP H08208658A JP 1498395 A JP1498395 A JP 1498395A JP 1498395 A JP1498395 A JP 1498395A JP H08208658 A JPH08208658 A JP H08208658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thiomarinol
- formula
- thiomalinol
- methanol
- culture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】下記の構造式を有するチオマリノ−ルD、Eお
よびF。 【化1】 式中、チオマリノ−ルDはR1 が水酸基を示し、R2 が
メチル基を示し、nが6の整数を示す。チオマリノ−ル
EはR1 が水酸基を示し、R2 が水素原子を示し、nが
8の整数を示す。チオマリノ−ルFはR1 がカルボニル
基を示し、R2 が水素原子を示し、nが6の整数を示
す。 【効果】本発明の新規化合物チオマリノ−ル類は抗菌作
用を示し、各種細菌に対する抗菌剤として有用である。
よびF。 【化1】 式中、チオマリノ−ルDはR1 が水酸基を示し、R2 が
メチル基を示し、nが6の整数を示す。チオマリノ−ル
EはR1 が水酸基を示し、R2 が水素原子を示し、nが
8の整数を示す。チオマリノ−ルFはR1 がカルボニル
基を示し、R2 が水素原子を示し、nが6の整数を示
す。 【効果】本発明の新規化合物チオマリノ−ル類は抗菌作
用を示し、各種細菌に対する抗菌剤として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌作用を有する新規化
合物チオマリノ−ルD、EおよびF(Thiomarinol D 、E
および F) 、およびその製法に関する。
合物チオマリノ−ルD、EおよびF(Thiomarinol D 、E
および F) 、およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】海水より分離したアルテロモナス・ラバ
(Alteromonas rava) に属する微生物が、例えばチオマ
リノール(特開平5−132486号)、チオマリノー
ルB(特開平6−336487号)、チオマリノールC
(特開平6−199865号)を生産することが知られ
ている。
(Alteromonas rava) に属する微生物が、例えばチオマ
リノール(特開平5−132486号)、チオマリノー
ルB(特開平6−336487号)、チオマリノールC
(特開平6−199865号)を生産することが知られ
ている。
【0003】更に、チオマリノールを酸化処理すること
によりチオマリノールB(特開平6−206884号)
が得られることも知られている。
によりチオマリノールB(特開平6−206884号)
が得られることも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、海水よ
り分離したアルテロモナス・ラバ (Alteromonas rava)
に属する SANK 73390株の培養物から、抗菌作用を有す
る新規化合物チオマリノ−ルD、EおよびFが生産され
ることを見出して本発明を完成した。
り分離したアルテロモナス・ラバ (Alteromonas rava)
に属する SANK 73390株の培養物から、抗菌作用を有す
る新規化合物チオマリノ−ルD、EおよびFが生産され
ることを見出して本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のチオマリノ−ル
D、EおよびFは下記の構造式を有する。
D、EおよびFは下記の構造式を有する。
【0006】
【化5】
【0007】式中、チオマリノ−ルDはR1 が水酸基を
示し、R2 がメチル基を示し、nが6の整数を示す。チ
オマリノ−ルEはR1 が水酸基を示し、R2 が水素原子
を示し、nが8の整数を示す。チオマリノ−ルFはR1
がカルボニル基を示し、R2 が水素原子を示し、nが6
の整数を示す。
示し、R2 がメチル基を示し、nが6の整数を示す。チ
オマリノ−ルEはR1 が水酸基を示し、R2 が水素原子
を示し、nが8の整数を示す。チオマリノ−ルFはR1
がカルボニル基を示し、R2 が水素原子を示し、nが6
の整数を示す。
【0008】本発明のチオマリノ−ルDは下記の構造式
および性状を有する。
および性状を有する。
【0009】
【化6】
【0010】1)物質の性状:黄色粉末 2)分子式:C31 H46 N2 O9 S2 3)分子量: 654 (FAB-MS法により測定) 4)高分解能質量分析:C31 H47 N2 O9 S2[(M+H)+ FAB
-MS 法により測定] 実測値 655.2723 計算値 655.2723 5)赤外線吸収スペクトル:νmaxcm-1 臭化カリウム(KBr) 錠剤法で測定した赤外線吸収スペク
トルは、次に示す通りである。 3401、1651、1598、1526、1457、1290、1216、1155、11
09、1052975 。
-MS 法により測定] 実測値 655.2723 計算値 655.2723 5)赤外線吸収スペクトル:νmaxcm-1 臭化カリウム(KBr) 錠剤法で測定した赤外線吸収スペク
トルは、次に示す通りである。 3401、1651、1598、1526、1457、1290、1216、1155、11
09、1052975 。
【0011】6)紫外線吸収スペクトル:λmax nm
(ε) メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは、次に
示す通りである。 210(20、900) 、300(2、600)、385(8、900) 7)比旋光度:[α]D 25 =+1.48°(C 0.81 、メタノ
−ル) 8)高速液体クロマトグラフィー: 分離カラム;YMC A−312 (カラムサイズ、 φ6
× 150 mm、山村科学(株)製 ) 溶媒; 40 % アセトニトリル−水 流速; 1.5 ml /分 波長; 220-450 nm (フォトダイオ−ドアレイ検出) 保持時間; 8.7 分。
(ε) メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは、次に
示す通りである。 210(20、900) 、300(2、600)、385(8、900) 7)比旋光度:[α]D 25 =+1.48°(C 0.81 、メタノ
−ル) 8)高速液体クロマトグラフィー: 分離カラム;YMC A−312 (カラムサイズ、 φ6
× 150 mm、山村科学(株)製 ) 溶媒; 40 % アセトニトリル−水 流速; 1.5 ml /分 波長; 220-450 nm (フォトダイオ−ドアレイ検出) 保持時間; 8.7 分。
【0012】9) 1Hー核磁気共鳴スペクトル:(δ:
ppm ) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(400 MHz) は、次に
示す通りである。 0.94(3H,t,J=7.3 Hz) 、 1.01(3H,d,J=6.9 Hz)、 1.40(8
H,br.s) 、1.70(5H,m)、2.13(3H,s)、2.15(2H,m)、2.25
(1H,m)、2.40(2H,t,J=7.4 Hz) 、 3.29(1H,m)、3.54(1
H,d,J=11.3 Hz)、3.70(1H,dd,J=9.6および 1.7 Hz)、3.
77(1H,dd,J=11.3 および 2.5 Hz)、3.84(1H,dd,J=9.6お
よび 3.2 Hz)、3.92(1H, br.s)、4.09(2H,t,J=6.4 Hz)
、4.33(1H,s)、 5.45(2H,m)、6.08(1H,s)、7.08(1H,
s)。
ppm ) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(400 MHz) は、次に
示す通りである。 0.94(3H,t,J=7.3 Hz) 、 1.01(3H,d,J=6.9 Hz)、 1.40(8
H,br.s) 、1.70(5H,m)、2.13(3H,s)、2.15(2H,m)、2.25
(1H,m)、2.40(2H,t,J=7.4 Hz) 、 3.29(1H,m)、3.54(1
H,d,J=11.3 Hz)、3.70(1H,dd,J=9.6および 1.7 Hz)、3.
77(1H,dd,J=11.3 および 2.5 Hz)、3.84(1H,dd,J=9.6お
よび 3.2 Hz)、3.92(1H, br.s)、4.09(2H,t,J=6.4 Hz)
、4.33(1H,s)、 5.45(2H,m)、6.08(1H,s)、7.08(1H,
s)。
【0013】10)13Cー核磁気共鳴スペクトル:(
δ:ppm) 重ジメチルスルホキシド中、内部基準にテトラメチルシ
ランを使用して測定した核磁気共鳴スペクトル(90 MHz)
は、次に示す通りである。 171.7(s)、167.8(s)、166.0(s)、160.8(s)、133.9(d)、
133.8(s)、133.6(s)、127.6(s)、115.2(d)、114.2(d)、
110.4(d)、 76.1(d)、74.9(d)、 72.3(d)、 69.5(d)、
64.1(t)、 63.8(d)、 62.9(t)、42.1(d)、 41.7(d)、 3
4.5(t)、 31.8(t)、 28.3(t)、 28.2(t)、28.1(t)、 2
6.8(t)、 25.2(t)、 24.8(t)、 16.9(q)、 15.6(q)、1
0.4(q)。
δ:ppm) 重ジメチルスルホキシド中、内部基準にテトラメチルシ
ランを使用して測定した核磁気共鳴スペクトル(90 MHz)
は、次に示す通りである。 171.7(s)、167.8(s)、166.0(s)、160.8(s)、133.9(d)、
133.8(s)、133.6(s)、127.6(s)、115.2(d)、114.2(d)、
110.4(d)、 76.1(d)、74.9(d)、 72.3(d)、 69.5(d)、
64.1(t)、 63.8(d)、 62.9(t)、42.1(d)、 41.7(d)、 3
4.5(t)、 31.8(t)、 28.3(t)、 28.2(t)、28.1(t)、 2
6.8(t)、 25.2(t)、 24.8(t)、 16.9(q)、 15.6(q)、1
0.4(q)。
【0014】11)薄層クロマトグラフィー: Rf値; 0.45 吸着剤; シリカゲル(メルク社製、Art.5715) 展開溶剤;ジクロロメタン:メタノール = 85 :15
。
。
【0015】本発明のチオマリノ−ルEは下記の構造式
および性状を有する。
および性状を有する。
【0016】
【化7】
【0017】1)物質の性状:黄色粉末 2)分子式:C32 H48 N2 O9 S2 3)分子量: 668 (FAB-MS法により測定) 4)高分解能質量分析:C32 H49 N2 O9 S2[(M+H)+ FAB
-MS 法により測定] 実測値 669.2875 計算値 669.2880 5)紫外線吸収スペクトル:λmax nm(ε) メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは、次に
示す通りである。 210 、300 、385 6)高速液体クロマトグラフィー: 分離カラム;YMC A−312 (カラムサイズ、 φ6
× 150 mm、山村科学(株)製 ) 溶媒; 40 % アセトニトリル−水 流速; 1.5 ml /分 波長; 220-450 nm (フォトダイオ−ドアレイ検出) 保持時間; 11.8 分。
-MS 法により測定] 実測値 669.2875 計算値 669.2880 5)紫外線吸収スペクトル:λmax nm(ε) メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは、次に
示す通りである。 210 、300 、385 6)高速液体クロマトグラフィー: 分離カラム;YMC A−312 (カラムサイズ、 φ6
× 150 mm、山村科学(株)製 ) 溶媒; 40 % アセトニトリル−水 流速; 1.5 ml /分 波長; 220-450 nm (フォトダイオ−ドアレイ検出) 保持時間; 11.8 分。
【0018】7) 1Hー核磁気共鳴スペクトル:(δ:
ppm ) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(400 MHz) は、次に
示す通りである。 0.98(3H,d,J=6.7 Hz) 、 1.09(3H,d,J=6.4 Hz)、 1.35(1
0H,br.s)、1.65(5H,m)、2.14(3H,s)、2.17(2H,m)、2.25
(1H,m)、2.40(2H,t,J=7.4 Hz) 、 3.54(1H,d,J=11.4 H
z)、3.60(1H,m)、 3.70(1H,dd,J=9.5 および 1.5 Hz)、
3.78(1H,dd,J=11.4 および 2.5 Hz)、3.84(1H,dd,J=9.5
および 3.2 Hz)、3.92(1H, br.s)、4.08(2H,t,J=6.4 H
z) 、4.35(1H,s)、 5.46(2H,m)、6.07(1H,s)、7.08(1
H,s)。
ppm ) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(400 MHz) は、次に
示す通りである。 0.98(3H,d,J=6.7 Hz) 、 1.09(3H,d,J=6.4 Hz)、 1.35(1
0H,br.s)、1.65(5H,m)、2.14(3H,s)、2.17(2H,m)、2.25
(1H,m)、2.40(2H,t,J=7.4 Hz) 、 3.54(1H,d,J=11.4 H
z)、3.60(1H,m)、 3.70(1H,dd,J=9.5 および 1.5 Hz)、
3.78(1H,dd,J=11.4 および 2.5 Hz)、3.84(1H,dd,J=9.5
および 3.2 Hz)、3.92(1H, br.s)、4.08(2H,t,J=6.4 H
z) 、4.35(1H,s)、 5.46(2H,m)、6.07(1H,s)、7.08(1
H,s)。
【0019】8)13Cー核磁気共鳴スペクトル:( δ:
ppm) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(100 MHz) は、次に
示す通りである。 174.4(s)、170.4(s)、168.6(s)、161.2(s)、138.0(s)、
135.7(d)、135.1(s)、129.8(d)、116.2(d)、115.8(s)、
113.6(d)、 77.5(d)、74.4(d)、 72.1(d)、 71.8(d)、
65.9(t)、 65.7(t)、 64.9(t)、45.3(d)、 44.9(d)、 3
6.6(t)、 33.4(t)、 30.4(t)、30.2(t)×2 、 30.1
(t)、 29.8(t)、 27.1(t)、 26.7(t)、20.3(q)、 16.6
(q)、16.3(q) 。
ppm) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(100 MHz) は、次に
示す通りである。 174.4(s)、170.4(s)、168.6(s)、161.2(s)、138.0(s)、
135.7(d)、135.1(s)、129.8(d)、116.2(d)、115.8(s)、
113.6(d)、 77.5(d)、74.4(d)、 72.1(d)、 71.8(d)、
65.9(t)、 65.7(t)、 64.9(t)、45.3(d)、 44.9(d)、 3
6.6(t)、 33.4(t)、 30.4(t)、30.2(t)×2 、 30.1
(t)、 29.8(t)、 27.1(t)、 26.7(t)、20.3(q)、 16.6
(q)、16.3(q) 。
【0020】9)薄層クロマトグラフィー: Rf値; 0.50 吸着剤; シリカゲル(メルク社製、Art.5715) 展開溶剤;ジクロロメタン:メタノール = 85 :15
。
。
【0021】本発明のチオマリノ−ルFは下記の構造式
および性状を有する。
および性状を有する。
【0022】
【化8】
【0023】1)物質の性状:黄色粉末 2)分子式:C30 H42 N2 O9 S2 3)分子量: 638 (FAB-MS法により測定) 4)高分解能質量分析:C30 H43 N2 O9 S2[(M+H)+ FAB
-MS 法により測定] 実測値 639.2411 計算値 639.2410 5)赤外線吸収スペクトル:νmaxcm-1 臭化カリウム(KBr) 錠剤法で測定した赤外線吸収スペク
トルは、次に示す通りである。 3408、1698、1652、1598、1523、1455、1290、1216、11
55、1114、1053、 975。
-MS 法により測定] 実測値 639.2411 計算値 639.2410 5)赤外線吸収スペクトル:νmaxcm-1 臭化カリウム(KBr) 錠剤法で測定した赤外線吸収スペク
トルは、次に示す通りである。 3408、1698、1652、1598、1523、1455、1290、1216、11
55、1114、1053、 975。
【0024】6)紫外線吸収スペクトル:λmax nm
(ε) メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは、次に
示す通りである。 210(21、200) 、300(2、600)、385(8、500) 7)比旋光度:[α]D 25 =−1.66°(C 0.78 、メタノ
−ル) 8)高速液体クロマトグラフィー: 分離カラム;YMC A−312 (カラムサイズ、 φ6
× 150 mm、山村科学(株)製 ) 溶媒; 40 % アセトニトリル−水 流速; 1.5 ml /分 波長; 220-450 nm (フォトダイオ−ドアレイ検出) 保持時間; 6.7 分。
(ε) メタノール中で測定した紫外線吸収スペクトルは、次に
示す通りである。 210(21、200) 、300(2、600)、385(8、500) 7)比旋光度:[α]D 25 =−1.66°(C 0.78 、メタノ
−ル) 8)高速液体クロマトグラフィー: 分離カラム;YMC A−312 (カラムサイズ、 φ6
× 150 mm、山村科学(株)製 ) 溶媒; 40 % アセトニトリル−水 流速; 1.5 ml /分 波長; 220-450 nm (フォトダイオ−ドアレイ検出) 保持時間; 6.7 分。
【0025】9) 1Hー核磁気共鳴スペクトル:(δ:
ppm ) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(400 MHz) は、次に
示す通りである。 1.11(3H,d,J=6.8 Hz)、 1.40(6H,br.s)、1.65(5H,m)、2.
12(6H,s)、2.18(1H,m)、2.28(1H,m)、2.40(2H,t,J=7.4
Hz) 、3.25(1H,m)、3.50(1H,d,J=11.5 Hz)、 3.70(1H,d
d,J=9.5 および 1.5 Hz)、3.79(1H,dd,J=11.5 および
2.3 Hz)、3.85(1H,dd,J=9.5および 3.0 Hz)、3.91(1H,
br.s)、4.10(2H,m)、4.35(1H,s)、 5.52(1H,m)、 5.63
(1H,m) 、6.08(1H,s)、7.08(1H,s)。
ppm ) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(400 MHz) は、次に
示す通りである。 1.11(3H,d,J=6.8 Hz)、 1.40(6H,br.s)、1.65(5H,m)、2.
12(6H,s)、2.18(1H,m)、2.28(1H,m)、2.40(2H,t,J=7.4
Hz) 、3.25(1H,m)、3.50(1H,d,J=11.5 Hz)、 3.70(1H,d
d,J=9.5 および 1.5 Hz)、3.79(1H,dd,J=11.5 および
2.3 Hz)、3.85(1H,dd,J=9.5および 3.0 Hz)、3.91(1H,
br.s)、4.10(2H,m)、4.35(1H,s)、 5.52(1H,m)、 5.63
(1H,m) 、6.08(1H,s)、7.08(1H,s)。
【0026】10)13Cー核磁気共鳴スペクトル:(
δ:ppm) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(100 MHz) は、次に
示す通りである。 212.4(s)、174.3(s)、170.4(s)、168.6(s)、161.1(s)、
137.9(s)、135.1(s)、132.5(d)、132.4(d)、116.2(d)、
115.8(s)、113.6(d)、77.5(d)、 74.3(d)、 71.7(d)、
65.8(t)、 65.6(d)、 64.8(t)、52.0(d)、 43.7(d)、 3
6.5(t)、 33.2(t)、 30.0(t)、 29.9(t)、29.7(t)、 2
8.1(q)、 26.9(t)、 26.6(t)、 16.4(q)、 16.2(q)。
δ:ppm) 重メタノール中、内部基準にテトラメチルシランを使用
して測定した核磁気共鳴スペクトル(100 MHz) は、次に
示す通りである。 212.4(s)、174.3(s)、170.4(s)、168.6(s)、161.1(s)、
137.9(s)、135.1(s)、132.5(d)、132.4(d)、116.2(d)、
115.8(s)、113.6(d)、77.5(d)、 74.3(d)、 71.7(d)、
65.8(t)、 65.6(d)、 64.8(t)、52.0(d)、 43.7(d)、 3
6.5(t)、 33.2(t)、 30.0(t)、 29.9(t)、29.7(t)、 2
8.1(q)、 26.9(t)、 26.6(t)、 16.4(q)、 16.2(q)。
【0027】11)薄層クロマトグラフィー: Rf値; 0.50 吸着剤; シリカゲル(メルク社製、Art.5715) 展開溶剤;ジクロロメタン:メタノール = 85 :15
。
。
【0028】本発明のチオマリノ−ルD、EおよびFは
いくつかの不整炭素原子およびいくつかの二重結合を有
する。特にα、β−不飽和カルボニル部分は異性化され
る可能性がある。それ故、種々の光学および幾何異性体
が存在する。本発明においては、これらの異性体がすべ
て単一の式で示されている。従って、本発明において
は、ラセミ化合物を含むこれらの異性体およびこれらの
異性体の混合物をもすべて含むものである。立体特異的
合成法が使用される場合、または光学活性化合物が原料
化合物として使用される場合、個々の異性体は直接的に
製造してもよいし、一方、異性体の混合物が製造されれ
ば個々の異性体は常法により得てもよい。更に、これら
のチオマリノールが、溶剤和物(例えば水和物)を形成
する場合には、これらもすべて含むものである。
いくつかの不整炭素原子およびいくつかの二重結合を有
する。特にα、β−不飽和カルボニル部分は異性化され
る可能性がある。それ故、種々の光学および幾何異性体
が存在する。本発明においては、これらの異性体がすべ
て単一の式で示されている。従って、本発明において
は、ラセミ化合物を含むこれらの異性体およびこれらの
異性体の混合物をもすべて含むものである。立体特異的
合成法が使用される場合、または光学活性化合物が原料
化合物として使用される場合、個々の異性体は直接的に
製造してもよいし、一方、異性体の混合物が製造されれ
ば個々の異性体は常法により得てもよい。更に、これら
のチオマリノールが、溶剤和物(例えば水和物)を形成
する場合には、これらもすべて含むものである。
【0029】本発明のチオマリノ−ルD、Eおよび/ま
たはFを生産する上記 SANK 73390株の由来、菌学的性
状、命名の由来は既に前述の例えば特開平5−1324
86号、特開平6−336487号などに記載されてい
る。
たはFを生産する上記 SANK 73390株の由来、菌学的性
状、命名の由来は既に前述の例えば特開平5−1324
86号、特開平6−336487号などに記載されてい
る。
【0030】本菌株は、アルテロモナス・ラバ・ SANK
73390 (Alteromonas rava SANK 73390 )株としてブダ
ペスト条約に従って通商産業省工業技術院微生物工業技
術研究所に国際寄託されている(寄託番号、微工研条寄
第 3381 号 (FERM BP-3381):原寄託日、1991年 4月30
日)。
73390 (Alteromonas rava SANK 73390 )株としてブダ
ペスト条約に従って通商産業省工業技術院微生物工業技
術研究所に国際寄託されている(寄託番号、微工研条寄
第 3381 号 (FERM BP-3381):原寄託日、1991年 4月30
日)。
【0031】以上、SANK 73390 株について説明した
が、周知の如くアルテロモナス属の菌類の諸性質は一定
したものではなく、自然的、または人工的な操作(例え
ば、紫外線照射、放射線照射、化学薬品処理等)によ
り、変異を起こし易く、本発明のSANK 73390 株もこの
点は同じである。本発明にいう SANK 73390 株はその
すべての変異株を包含する。また、これらの変異株の中
には、遺伝学的方法、例えば、組み替え、形質導入、形
質転換等により得られたものも包含される。即ち、アル
テロモナス属に属するチオマリノ−ルを生産する、SANK
73390 株、その変異株およびそれらと明確に区別され
ない菌株は、すべて SANK 73390 株に包含されるもので
ある。
が、周知の如くアルテロモナス属の菌類の諸性質は一定
したものではなく、自然的、または人工的な操作(例え
ば、紫外線照射、放射線照射、化学薬品処理等)によ
り、変異を起こし易く、本発明のSANK 73390 株もこの
点は同じである。本発明にいう SANK 73390 株はその
すべての変異株を包含する。また、これらの変異株の中
には、遺伝学的方法、例えば、組み替え、形質導入、形
質転換等により得られたものも包含される。即ち、アル
テロモナス属に属するチオマリノ−ルを生産する、SANK
73390 株、その変異株およびそれらと明確に区別され
ない菌株は、すべて SANK 73390 株に包含されるもので
ある。
【0032】本発明の新規化合物チオマリノ−ルD、E
および/またはFを得るため、これらの微生物の培養は
他の発酵生成物を生産するために用いられるような培地
中で行なわれる。このような培地中には、微生物が資化
出来る炭素源、窒素源および無機塩を含有する。
および/またはFを得るため、これらの微生物の培養は
他の発酵生成物を生産するために用いられるような培地
中で行なわれる。このような培地中には、微生物が資化
出来る炭素源、窒素源および無機塩を含有する。
【0033】一般に、炭素源としてグルコース、フラク
トース、マルトース、シュークロース、マンニトール、
グリセロール、デキストリン、オート麦、ライ麦、トウ
モロコシデンプン、ジャガイモ、トウモロコシ粉、大豆
粉、綿実油、糖蜜、クエン酸、酒石酸などを単一に、あ
るいは併用して用いる事が出来る。一般には、培地量の
1ー10 重量%で変量する。
トース、マルトース、シュークロース、マンニトール、
グリセロール、デキストリン、オート麦、ライ麦、トウ
モロコシデンプン、ジャガイモ、トウモロコシ粉、大豆
粉、綿実油、糖蜜、クエン酸、酒石酸などを単一に、あ
るいは併用して用いる事が出来る。一般には、培地量の
1ー10 重量%で変量する。
【0034】窒素源としては、一般に蛋白質を含有する
物質を発酵工程に用いる。適当な窒素源としては、大豆
粉、フスマ、落花生粉、綿実粉、カゼイン加水分解物、
ファーマミン、魚粉、コーンスチープリカー、ペプト
ン、肉エキス、イースト、イーストエキス、マルトエキ
ス等の動物系、植物系またはエキス類の窒素源、硝酸ナ
トリウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等の無
機窒素源である。窒素源は、単一または併用して培地量
の 0.1-6重量%の範囲で用いる。
物質を発酵工程に用いる。適当な窒素源としては、大豆
粉、フスマ、落花生粉、綿実粉、カゼイン加水分解物、
ファーマミン、魚粉、コーンスチープリカー、ペプト
ン、肉エキス、イースト、イーストエキス、マルトエキ
ス等の動物系、植物系またはエキス類の窒素源、硝酸ナ
トリウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等の無
機窒素源である。窒素源は、単一または併用して培地量
の 0.1-6重量%の範囲で用いる。
【0035】培地中に取り入れる栄養無機塩は、ナトリ
ウム、アンモニウム、カルシウム、カリウム、マグネシ
ウム、鉄、フォスフェート、サルフェート、クロライ
ド、カーボネート等のイオンを得ることの出来る通常の
塩類である。また、コバルト、マンガン、ストロンチウ
ム等の微量の金属、その他ブロマイド、フルオライド、
ボレ−ト、シリケ−ト等の微量イオンを得る塩も含む。
ウム、アンモニウム、カルシウム、カリウム、マグネシ
ウム、鉄、フォスフェート、サルフェート、クロライ
ド、カーボネート等のイオンを得ることの出来る通常の
塩類である。また、コバルト、マンガン、ストロンチウ
ム等の微量の金属、その他ブロマイド、フルオライド、
ボレ−ト、シリケ−ト等の微量イオンを得る塩も含む。
【0036】液体培養に際しては、消泡剤としてシリコ
ン油、植物油、界面活性剤等が使用される。
ン油、植物油、界面活性剤等が使用される。
【0037】アルテロモナス・ラバ(Alteromonas rav
a) SANK 73390 株を培養しチオマリノ−ルD、Eおよ
び/またはFを生産する培地の pH は、5.0ー8.0 に変化
させることが出来る。
a) SANK 73390 株を培養しチオマリノ−ルD、Eおよ
び/またはFを生産する培地の pH は、5.0ー8.0 に変化
させることが出来る。
【0038】菌の生育温度は 4 ℃ から 32 ℃ まで
であるが 17 ℃ から 26 ℃ の範囲が生育良好であ
り、 更にチオマリノ−ルD、Eおよび/またはFの生産
には、20 ℃ から 26 ℃ が好適である。
であるが 17 ℃ から 26 ℃ の範囲が生育良好であ
り、 更にチオマリノ−ルD、Eおよび/またはFの生産
には、20 ℃ から 26 ℃ が好適である。
【0039】チオマリノ−ルD、Eおよび/またはF
は、好気的に培養して得られるが通常用いられる好気的
培養法、例えば固体培養法,振とう培養法、通気撹拌培
養法等が用いられる。
は、好気的に培養して得られるが通常用いられる好気的
培養法、例えば固体培養法,振とう培養法、通気撹拌培
養法等が用いられる。
【0040】小規模な培養においては、20 ℃ から 2
6 ℃で数日間振とう培養を行うのが良好である。培養は
三角フラスコ中で、1ー2段階の種の発育工程により開
始する。種発育段階の培地は、炭素源および窒素源を併
用出来る。種フラスコは定温インキュベーター中で 23
℃、1 乃至 3 日間振とうするか、または充分に成長す
るまで振とうする。成長した種は第二の種培地、または
生産培地に接種するのに用いる。中間の発育工程を用い
る場合には、本質的に同様の方法で成長させ、生産培地
に接種するためにそれを部分的に用いる。接種したフラ
スコを一定温度で 1 乃至3 日間、または生産量が最大
に達するまで振とうし、インキュベーションが終わった
らフラスコの含有物を遠心分離またはろ過する。
6 ℃で数日間振とう培養を行うのが良好である。培養は
三角フラスコ中で、1ー2段階の種の発育工程により開
始する。種発育段階の培地は、炭素源および窒素源を併
用出来る。種フラスコは定温インキュベーター中で 23
℃、1 乃至 3 日間振とうするか、または充分に成長す
るまで振とうする。成長した種は第二の種培地、または
生産培地に接種するのに用いる。中間の発育工程を用い
る場合には、本質的に同様の方法で成長させ、生産培地
に接種するためにそれを部分的に用いる。接種したフラ
スコを一定温度で 1 乃至3 日間、または生産量が最大
に達するまで振とうし、インキュベーションが終わった
らフラスコの含有物を遠心分離またはろ過する。
【0041】大量培養の場合には、撹拌機、通気装置を
付けた適当なタンクで培養するのが好ましい。この方法
によれば、栄養培地をタンクの中で作成出来る。栄養培
地を120 ℃ まで加熱して滅菌し、冷却後、滅菌培地
にあらかじめ成長させてあった種を接種する。培養は 2
0 ℃乃至 26 ℃で通気撹拌して行う。この方法は、多量
の化合物を得るのに適している。
付けた適当なタンクで培養するのが好ましい。この方法
によれば、栄養培地をタンクの中で作成出来る。栄養培
地を120 ℃ まで加熱して滅菌し、冷却後、滅菌培地
にあらかじめ成長させてあった種を接種する。培養は 2
0 ℃乃至 26 ℃で通気撹拌して行う。この方法は、多量
の化合物を得るのに適している。
【0042】培養の経過に伴って生産されるチオマリノ
−ルD、Eおよび/またはFの量の経時変化は、高速液
体クロマトグラフィーを用いて測定することが出来る。
通常は、70 時間から 150 時間の培養でチオマリノ−
ルD、Eおよび/またはFの生産量は最高値に達する。
−ルD、Eおよび/またはFの量の経時変化は、高速液
体クロマトグラフィーを用いて測定することが出来る。
通常は、70 時間から 150 時間の培養でチオマリノ−
ルD、Eおよび/またはFの生産量は最高値に達する。
【0043】培養終了後、培養液中の液体部分及び菌体
内に存在するチオマリノ−ルD、Eおよび/またはF
は、菌体、その他の固形部分を珪藻土をろ過助剤とす
る、ろ過操作または遠心分離によって分別し、そのろ液
または上清中および菌体中に存在するチオマリノ−ル
を、その物理化学的性状を利用し抽出精製することによ
り得られる。例えば、ろ液または、上清中に存在するチ
オマリノ−ルD、Eおよび/またはFは、中性または酸
性 pH 条件下で水と混和しない有機溶剤、例えば酢酸エ
チル、クロロホルム、塩化エチレン、塩化メチレンなど
の単独または、それらの組み合わせにより抽出精製する
ことができる。あるいは吸着剤として、例えば活性炭ま
たは吸着用樹脂であるアンバーライト XAD−2 、XAD −
4 ( ローム・アンド・ハース社製) 等や、ダイアイオン
HP −10、HP−20、 CHP−20、HP−50(三菱化成(株)
製) 等が使用される。チオマリノ−ルD、Eおよび/ま
たはFを含む液を上記のごとき吸着剤の層を通過させて
不純物を吸着させて取り除くか、またはチオマリノ−ル
D、Eおよび/またはFを吸着させた後、メタノール
水、アセトン水、n−ブタノール水などを用いて溶出さ
せることにより得られる。また、菌体内に存在するチオ
マリノ−ルD、Eおよび/またはFは、50-90 % 含水
アセトンまたは含水メタノールにより抽出し有機溶剤を
除去した後、ろ液と同様な抽出精製操作を行なうことに
より得られる。
内に存在するチオマリノ−ルD、Eおよび/またはF
は、菌体、その他の固形部分を珪藻土をろ過助剤とす
る、ろ過操作または遠心分離によって分別し、そのろ液
または上清中および菌体中に存在するチオマリノ−ル
を、その物理化学的性状を利用し抽出精製することによ
り得られる。例えば、ろ液または、上清中に存在するチ
オマリノ−ルD、Eおよび/またはFは、中性または酸
性 pH 条件下で水と混和しない有機溶剤、例えば酢酸エ
チル、クロロホルム、塩化エチレン、塩化メチレンなど
の単独または、それらの組み合わせにより抽出精製する
ことができる。あるいは吸着剤として、例えば活性炭ま
たは吸着用樹脂であるアンバーライト XAD−2 、XAD −
4 ( ローム・アンド・ハース社製) 等や、ダイアイオン
HP −10、HP−20、 CHP−20、HP−50(三菱化成(株)
製) 等が使用される。チオマリノ−ルD、Eおよび/ま
たはFを含む液を上記のごとき吸着剤の層を通過させて
不純物を吸着させて取り除くか、またはチオマリノ−ル
D、Eおよび/またはFを吸着させた後、メタノール
水、アセトン水、n−ブタノール水などを用いて溶出さ
せることにより得られる。また、菌体内に存在するチオ
マリノ−ルD、Eおよび/またはFは、50-90 % 含水
アセトンまたは含水メタノールにより抽出し有機溶剤を
除去した後、ろ液と同様な抽出精製操作を行なうことに
より得られる。
【0044】このようにして得られたチオマリノ−ル
D、Eおよび/またはFは、更にシリカゲル、マグネシ
ウムーシリカゲル系のフロリジルのような担体を用いた
吸着カラムクロマトグラフィー、セファデックス LH −
20( ファルマシア社製) などを用いた分配カラムクロマ
トグラフィー、および順相、逆相カラムを用いた高速液
体クロマトグラフィー等で精製することが出来る。以上
の分離、精製の手段を単独または適宜組み合わせ反復用
いることによりチオマリノ−ルD、Eおよび/またはF
を分離精製することができる。
D、Eおよび/またはFは、更にシリカゲル、マグネシ
ウムーシリカゲル系のフロリジルのような担体を用いた
吸着カラムクロマトグラフィー、セファデックス LH −
20( ファルマシア社製) などを用いた分配カラムクロマ
トグラフィー、および順相、逆相カラムを用いた高速液
体クロマトグラフィー等で精製することが出来る。以上
の分離、精製の手段を単独または適宜組み合わせ反復用
いることによりチオマリノ−ルD、Eおよび/またはF
を分離精製することができる。
【0045】
【作用】本発明のチオマリノ−ルD、Eおよび/または
Fは、文献未載の新規化合物であり、動物( 例、ヒト、
イヌ、ネコ、ウサギ等) において、グラム陽性細菌、グ
ラム陰性細菌およびマイコプラズマ菌に対し抗菌作用を
示すことから、各種細菌感染症を対照とする抗菌剤とし
て有用である。
Fは、文献未載の新規化合物であり、動物( 例、ヒト、
イヌ、ネコ、ウサギ等) において、グラム陽性細菌、グ
ラム陰性細菌およびマイコプラズマ菌に対し抗菌作用を
示すことから、各種細菌感染症を対照とする抗菌剤とし
て有用である。
【0046】本発明のチオマリノ−ルD、Eおよび/ま
たはFを医薬として用いる場合、常法に従って種々の形
態で投与される。その投与形態としては例えば散剤、顆
粒剤、錠剤、カプセル剤、シロップ剤などの形態で経口
的または注射剤(静脈内、筋肉内、皮下)、点滴剤、座
剤、塗布剤、軟膏剤などの形態で非経口的に安全に投与
することが出来る。これらの各種製剤は、常法に従って
主薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味
矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コ−ティング剤、希釈剤
などの医薬の製剤技術分野において通常使用しうる既知
の補助剤を用いて製剤化することができる。投与量は対
象疾患、投与経路および投与回数などにより異なるが、
例えば成人に対しては 1 日 20 mg から 2000 mg
を、症状に応じて 1 回または数回に分けて投与するの
が好ましい。
たはFを医薬として用いる場合、常法に従って種々の形
態で投与される。その投与形態としては例えば散剤、顆
粒剤、錠剤、カプセル剤、シロップ剤などの形態で経口
的または注射剤(静脈内、筋肉内、皮下)、点滴剤、座
剤、塗布剤、軟膏剤などの形態で非経口的に安全に投与
することが出来る。これらの各種製剤は、常法に従って
主薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定剤、矯味
矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コ−ティング剤、希釈剤
などの医薬の製剤技術分野において通常使用しうる既知
の補助剤を用いて製剤化することができる。投与量は対
象疾患、投与経路および投与回数などにより異なるが、
例えば成人に対しては 1 日 20 mg から 2000 mg
を、症状に応じて 1 回または数回に分けて投与するの
が好ましい。
【0047】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を更に具体的に説
明するが、 本発明はこれらに限定されるものではない。実施例1.チオマリノ−ルD、Eおよび/またはFのタ
ンク培養 A)培養 アルテロモナス・ラバ SANK 73390 株を、マリンアガ−
(Marine Agar、 Difco社製)斜面培地上で 22 ℃で 3
日間培養を行い、それを人工海水 3 ml に懸濁させ、そ
の 0.1 ml を無菌的に、滅菌した後述の組成の培地 100
mlを含む 500mlの三角フラスコに接種し、 23 ℃ で、
200 rpm (7 cmの回転半径) のロータリー振とう培養機
で 24 時間培養し、一次種培養とした。その 300 ml を
無菌的に滅菌した同様の組成の培地 30 リットルを含む 60
リットルのジャ−ファ−メンタ−に埴菌し、 23 ℃で、通気
(15 リットル /分)、攪拌(165-175 rpm )下に 20 時間
培養し、二次種培養とした。
明するが、 本発明はこれらに限定されるものではない。実施例1.チオマリノ−ルD、Eおよび/またはFのタ
ンク培養 A)培養 アルテロモナス・ラバ SANK 73390 株を、マリンアガ−
(Marine Agar、 Difco社製)斜面培地上で 22 ℃で 3
日間培養を行い、それを人工海水 3 ml に懸濁させ、そ
の 0.1 ml を無菌的に、滅菌した後述の組成の培地 100
mlを含む 500mlの三角フラスコに接種し、 23 ℃ で、
200 rpm (7 cmの回転半径) のロータリー振とう培養機
で 24 時間培養し、一次種培養とした。その 300 ml を
無菌的に滅菌した同様の組成の培地 30 リットルを含む 60
リットルのジャ−ファ−メンタ−に埴菌し、 23 ℃で、通気
(15 リットル /分)、攪拌(165-175 rpm )下に 20 時間
培養し、二次種培養とした。
【0048】この二次種培養液 3 リットル を無菌的に滅
菌した同様の組成の培地 300 リットルを含む 600 リットル
タンク 2 基に植菌し、23 ℃で、通気(150 リットル/
分)、攪拌(82-92 rpm )下に 7 日間培養した。
菌した同様の組成の培地 300 リットルを含む 600 リットル
タンク 2 基に植菌し、23 ℃で、通気(150 リットル/
分)、攪拌(82-92 rpm )下に 7 日間培養した。
【0049】培地組成 グルコース 1.5 % バクトペプトン(Difco社製) 1.5 % バクトイーストエキス(Difco社製) 0.2 % 塩化ナトリウム 3.89 % 塩化マグネシウム・6水和物 2.52 % 硫酸ナトリウム 0.648 % 塩化カルシウム・2水和物 0.4767 % 塩化カリウム 0.11 % 炭酸ナトリウム 0.038 % クエン酸第二鉄 0.02 % ───────────────────────── 滅菌前の pH は7.6 であった。
【0050】B)単離 得られた培養液 600 リットル を、75 %硫酸溶液で pH 3.
12 に調整し、アセトン 600 リットルを添加し、攪拌し
た。次いで、この培養液にセライト 545(米国ジョーン
ズ・マンビル・プロジェクト・コーポレーション製)
18 Kg を加えてろ過した。更に、セライト 545に吸着し
ているチオマリノール類を得るために、50 %アセトン
水 150 リットル で洗浄した。得られたアセトン洗浄液と
ろ液を合わせた。得られた合併液に酢酸エチル 600 リット
ル を加えて抽出した。抽出液より酢酸エチル層を分取し
た。水層は更に酢酸エチル 300 リットル を加えて抽出し
た。得られた酢酸エチル抽出液を合併し、順次 5% 炭
酸水素ナトリウム水溶液300 リットル、飽和食塩水 300 リット
ル で洗浄した。酢酸エチル抽出液を約 10 リットルまで濃縮
した。得られた濃縮液を二等分し、各々にシリカゲル 8
00 g を加えて濃縮乾固した。これを各々シリカゲル 4
Kg を用いて、ジクロロメタンで充填したカラム(2
本)に付した。これを、順次ジクロロメタン、酢酸エチ
ル、メタノールで溶出した。次いで、酢酸エチル−メタ
ノール (9 :1)で溶出し、チオマリノールを除去した。
次いで、その前後で溶出したマイナー成分を含むフラク
ションを集めて濃縮して、チオマリノ−ルD、Eおよび
Fを含む黄色の油状物25 g を得た。得られた油状物を
コスモシール(ナカダイ ケスク(株)製、6.5 × 54
cm)カラムに充填し、40 %アセトニトリルで溶出し
た。チオマリノ−ルFを含むフラクション 101〜130 、
チオマリノ−ルDを含むフラクション131 〜160 および
チオマリノ−ルEを含むフラクション 206〜230 をそれ
ぞれ集めて濃縮し、それぞれ粗粉末 14.5 g 、4.9 g 、
2.8 g を得た。チオマリノ−ルFを含む 14.5 g の粗粉
末を再度、コスモシール(5 × 27 cm)カラムに充填
し、38 %アセトニトリルで溶出して、チオマリノ−ル
F 630 mg を含む粗粉末を得た。得られた粗粉末をセフ
ァデックス LH −20( 5 × 30 cm) カラムに付し、ジク
ロロメタン−酢酸エチル−メタノール(20:20:3 )混
合溶剤で溶出した。高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)でモニターして、チオマリノ−ルFを含むフラクシ
ョンを集め、濃縮すると黄色粉末 41 mg が得られた。
得られた黄色粉末を更に、高速液体クロマトグラフィー
(センシューパック ODS H −4251、 10×250 mm、セン
シュー科学(株)製)に付して40 %アセトニトリルで
溶出すると、チオマリノ−ルF 37 mg が得られた。
12 に調整し、アセトン 600 リットルを添加し、攪拌し
た。次いで、この培養液にセライト 545(米国ジョーン
ズ・マンビル・プロジェクト・コーポレーション製)
18 Kg を加えてろ過した。更に、セライト 545に吸着し
ているチオマリノール類を得るために、50 %アセトン
水 150 リットル で洗浄した。得られたアセトン洗浄液と
ろ液を合わせた。得られた合併液に酢酸エチル 600 リット
ル を加えて抽出した。抽出液より酢酸エチル層を分取し
た。水層は更に酢酸エチル 300 リットル を加えて抽出し
た。得られた酢酸エチル抽出液を合併し、順次 5% 炭
酸水素ナトリウム水溶液300 リットル、飽和食塩水 300 リット
ル で洗浄した。酢酸エチル抽出液を約 10 リットルまで濃縮
した。得られた濃縮液を二等分し、各々にシリカゲル 8
00 g を加えて濃縮乾固した。これを各々シリカゲル 4
Kg を用いて、ジクロロメタンで充填したカラム(2
本)に付した。これを、順次ジクロロメタン、酢酸エチ
ル、メタノールで溶出した。次いで、酢酸エチル−メタ
ノール (9 :1)で溶出し、チオマリノールを除去した。
次いで、その前後で溶出したマイナー成分を含むフラク
ションを集めて濃縮して、チオマリノ−ルD、Eおよび
Fを含む黄色の油状物25 g を得た。得られた油状物を
コスモシール(ナカダイ ケスク(株)製、6.5 × 54
cm)カラムに充填し、40 %アセトニトリルで溶出し
た。チオマリノ−ルFを含むフラクション 101〜130 、
チオマリノ−ルDを含むフラクション131 〜160 および
チオマリノ−ルEを含むフラクション 206〜230 をそれ
ぞれ集めて濃縮し、それぞれ粗粉末 14.5 g 、4.9 g 、
2.8 g を得た。チオマリノ−ルFを含む 14.5 g の粗粉
末を再度、コスモシール(5 × 27 cm)カラムに充填
し、38 %アセトニトリルで溶出して、チオマリノ−ル
F 630 mg を含む粗粉末を得た。得られた粗粉末をセフ
ァデックス LH −20( 5 × 30 cm) カラムに付し、ジク
ロロメタン−酢酸エチル−メタノール(20:20:3 )混
合溶剤で溶出した。高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)でモニターして、チオマリノ−ルFを含むフラクシ
ョンを集め、濃縮すると黄色粉末 41 mg が得られた。
得られた黄色粉末を更に、高速液体クロマトグラフィー
(センシューパック ODS H −4251、 10×250 mm、セン
シュー科学(株)製)に付して40 %アセトニトリルで
溶出すると、チオマリノ−ルF 37 mg が得られた。
【0051】次に、チオマリノ−ルDを含む粗粉末 4.9
g をセファデックス LH −20( 5× 30 cm) カラムに
付し、ジクロロメタン−酢酸エチル−メタノール(20:
20:3 )混合溶剤で溶出した。高速液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)でモニターして、チオマリノ−ルDを含む
フラクションを集め、濃縮すると黄色粉末 39 mgが得ら
れた。得られた黄色粉末を更に、高速液体クロマトグラ
フィー(センシューパック ODS H −4251、 10×250 m
m、センシュー科学(株)製)に付して40 %アセトニ
トリルで溶出すると、チオマリノ−ルD 16 mg が得ら
れた。
g をセファデックス LH −20( 5× 30 cm) カラムに
付し、ジクロロメタン−酢酸エチル−メタノール(20:
20:3 )混合溶剤で溶出した。高速液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)でモニターして、チオマリノ−ルDを含む
フラクションを集め、濃縮すると黄色粉末 39 mgが得ら
れた。得られた黄色粉末を更に、高速液体クロマトグラ
フィー(センシューパック ODS H −4251、 10×250 m
m、センシュー科学(株)製)に付して40 %アセトニ
トリルで溶出すると、チオマリノ−ルD 16 mg が得ら
れた。
【0052】次に、チオマリノ−ルEを含む粗粉末 2.8
gをセファデックス LH −20( 5 ×30 cm) カラムに付
し、ジクロロメタン−酢酸エチル−メタノール(20:2
0:3)混合溶剤で溶出した。高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)でモニターして、チオマリノ−ルEを含むフ
ラクションを集め、濃縮すると黄色粉末 34 mgが得られ
た。得られた黄色粉末を更に、高速液体クロマトグラフ
ィー(センシューパック ODS H −4251、 10×250 mm、
センシュー科学(株)製)に付して40 %アセトニトリ
ルで溶出すると、チオマリノ−ルE 27 mg が得られ
た。
gをセファデックス LH −20( 5 ×30 cm) カラムに付
し、ジクロロメタン−酢酸エチル−メタノール(20:2
0:3)混合溶剤で溶出した。高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)でモニターして、チオマリノ−ルEを含むフ
ラクションを集め、濃縮すると黄色粉末 34 mgが得られ
た。得られた黄色粉末を更に、高速液体クロマトグラフ
ィー(センシューパック ODS H −4251、 10×250 mm、
センシュー科学(株)製)に付して40 %アセトニトリ
ルで溶出すると、チオマリノ−ルE 27 mg が得られ
た。
【0053】試験例1.チオマリノ−ルD、EおよびF
の抗菌作用 一般グラム陽性および陰性細菌に対するチオマリノ−ル
D、EおよびFの最小阻止濃度(MIC )は、普通寒天培
地(栄研化学(株)製)を用いた寒天培地希釈法によっ
て測定した。結果を表1に示す。
の抗菌作用 一般グラム陽性および陰性細菌に対するチオマリノ−ル
D、EおよびFの最小阻止濃度(MIC )は、普通寒天培
地(栄研化学(株)製)を用いた寒天培地希釈法によっ
て測定した。結果を表1に示す。
【0054】
【表1】 ─────────────────────────────────── 被検菌 最小阻止濃度(MIC )(μg /ml) チオマリノール D E F ─────────────────────────────────── スタフィロコッカス アウレウス 209P ≦ 0.01 ≦ 0.01 ≦ 0.01 スタフィロコッカス アウレウス 56R ≦ 0.01 ≦ 0.01 ≦ 0.01 スタフィロコッカス アウレウス 535(MRSA) ≦ 0.01 ≦ 0.01 ≦ 0.01 エンテロコッカス フェカリス 681 0.2 0.05 0.2 エシェリシア コリ NHIJ 1.5 1.5 6.2 エシェリシア コリ 609 1.5 0.8 3.1 サルモネラ エンテリティディス 0.8 0.8 3.1 クレブシェラ ニューモニエ 806 0.8 0.8 3.1 クレブシェラ ニューモニエ 846(R) 0.4 0.4 1.5 エンテロバクタ クロアカエ 963 1.5 1.5 12.5 セラチア マルセセンス 1184 6.2 6.2 25 プロテウス ブルガリス 1420 0.1 0.2 1.5 モルガネラ モルガニー 1510 12.5 12.5 100 シュードモナス エルギノーザ 1001 0.4 0.4 3.1 シュードモナス エルギノーザ N07 1.5 0.4 3.1 シュードモナス エルギノーザ 3719 0.4 0.4 6.2 ─────────────────────────────────── 表1から明かのごとく、チオマリノ−ルD、EおよびF
は一般グラム陽性および陰性細菌に対して優れた効果を
示した。
は一般グラム陽性および陰性細菌に対して優れた効果を
示した。
【0055】
【発明の効果】以上から、本発明の新規化合物チオマリ
ノ−ルD、EおよびFは抗菌作用を示し、各種細菌に対
する抗菌剤として有用である。
ノ−ルD、EおよびFは抗菌作用を示し、各種細菌に対
する抗菌剤として有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】下記の構造式を有するチオマリノールD、
EおよびF。 【化1】 式中、 チオマリノ−ルDはR1 が水酸基を示し、R2 がメチル
基を示し、nが6の整数を示す。チオマリノ−ルEはR
1 が水酸基を示し、R2 が水素原子を示し、nが8の整
数を示す。チオマリノ−ルFはR1 がカルボニル基を示
し、R2 が水素原子を示し、nが6の整数を示す。 - 【請求項2】下記の構造式を有するチオマリノールD。 【化2】
- 【請求項3】下記の構造式を有するチオマリノールE。 【化3】
- 【請求項4】下記の構造式を有するチオマリノ−ルF。 【化4】
- 【請求項5】アルテロモナス属に属するチオマリノ−ル
D、Eおよび/またはF生産菌を培養し、その培養物よ
りチオマリノ−ルD、Eおよび/またはFを採取するこ
とを特徴とするチオマリノ−ルD、Eおよび/またはF
の製法。 - 【請求項6】[請求項5]において、アルテロモナス属
に属するチオマリノ−ルD、Eおよび/またはF生産菌
がアルテロモナス・ラバ・SANK 73390株である製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1498395A JPH08208658A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 新規化合物チオマリノールd、eおよびf |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1498395A JPH08208658A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 新規化合物チオマリノールd、eおよびf |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08208658A true JPH08208658A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=11876205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1498395A Withdrawn JPH08208658A (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 新規化合物チオマリノールd、eおよびf |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08208658A (ja) |
-
1995
- 1995-02-01 JP JP1498395A patent/JPH08208658A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4946941A (en) | Novel glycopeptide antibiotics | |
JPS61274696A (ja) | 抗生物質クロロポリスポリンbまたはc | |
JP2766421B2 (ja) | 新規化合物チオマリノール | |
US5405762A (en) | Culture of alteromonas and process of using the same to produce an antibacterial compound | |
JP2863637B2 (ja) | 新規なアミノオリゴ糖誘導体およびその製造方法 | |
JP3166126B2 (ja) | 新規な抗生物質およびそれらの製造 | |
JPH08208658A (ja) | 新規化合物チオマリノールd、eおよびf | |
JP3123864B2 (ja) | 新規化合物チオマリノールcおよびその製造法 | |
US5334613A (en) | Antibacterial substance BE-24566B | |
CA1220746A (en) | Luzopeptin e.sub.2 | |
JP2532199B2 (ja) | 新規化合物チオマリノ―ルb | |
US4895864A (en) | Antibiotic TAN-950A, its production and use | |
JPS62294676A (ja) | パチュロリドおよびその製造法 | |
JPH07291992A (ja) | 新規化合物b4317 | |
JP2000086627A (ja) | 抗菌性物質be−54476及びその製造法 | |
JPH08217760A (ja) | 新規抗生物質b−4607a | |
JPH0578355A (ja) | B−1015化合物 | |
JPH0123473B2 (ja) | ||
JPH10114778A (ja) | 新規化合物f−12517 | |
JPS623789A (ja) | 抗生物質トキマイシンaおよびその製造法 | |
JPS5932120B2 (ja) | 9−β−Dアラビノフラノシル・アデニンの製造法 | |
JPS63159390A (ja) | 抗生物質MG398−hF9Aおよび抗生物質MG398−hF9B並びにそれらの製造方法 | |
JPS59210897A (ja) | β−ラクタム化合物の製造法 | |
JPH0794458B2 (ja) | 新規化合物チオマリノールbの製造方法 | |
JPS624116B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040402 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20040419 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |