JPH08208646A - 化合物b90063 - Google Patents
化合物b90063Info
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- JPH08208646A JPH08208646A JP7290727A JP29072795A JPH08208646A JP H08208646 A JPH08208646 A JP H08208646A JP 7290727 A JP7290727 A JP 7290727A JP 29072795 A JP29072795 A JP 29072795A JP H08208646 A JPH08208646 A JP H08208646A
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- JP
- Japan
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- salt
- compound
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- preventive
- blastobacter
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- Pending
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高血圧症、心臓血管系疾患、脳血管系疾患など
の予防薬および/または治療薬の提供。 【解決手段】式(I) 【化1】
の予防薬および/または治療薬の提供。 【解決手段】式(I) 【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンドセリン変換酵
素阻害作用を有する新規化合物B90063及びその製
造法に関する。
素阻害作用を有する新規化合物B90063及びその製
造法に関する。
【0002】
【従来の技術】エンドセリン(ET)にはET−1、E
T−2、ET−3のisopeptideがあることが知られてい
る(A. Inoue 等, Proc. Natl. Acad. Sci.,86, 2863-28
67 (1989))。そのうちET−1は、生体内においてビッ
グエンドセリン−1(BigET−1)にホスホラミド
ン感受性中性金属プロテアーゼ、すなわちエンドセリン
変換酵素(Endothelin-converting Enzyme: ECE)が
働くことにより生合成される21個のアミノ酸からなる
ペプチドである(M. Yanagisawa 等, Nature,332, 411-
415 (1988); T. Sawamura等, Biochem. Biphys. Res. C
ommun., 162,1287-1294 (1989)) 。
T−2、ET−3のisopeptideがあることが知られてい
る(A. Inoue 等, Proc. Natl. Acad. Sci.,86, 2863-28
67 (1989))。そのうちET−1は、生体内においてビッ
グエンドセリン−1(BigET−1)にホスホラミド
ン感受性中性金属プロテアーゼ、すなわちエンドセリン
変換酵素(Endothelin-converting Enzyme: ECE)が
働くことにより生合成される21個のアミノ酸からなる
ペプチドである(M. Yanagisawa 等, Nature,332, 411-
415 (1988); T. Sawamura等, Biochem. Biphys. Res. C
ommun., 162,1287-1294 (1989)) 。
【0003】ET−1は強力な血管平滑筋収縮作用を有
しており(M. Yanagisawa 等,Nature, 332, 411-415
(1988))心臓、腎臓、副腎、気道、肝臓、中枢神経系と
広範囲に分布するので高血圧症、心臓血管系疾患(例え
ば,心筋梗塞,心不全等)、脳血管系疾患(例えば,く
も膜下出血,急性脳梗塞等)、腎疾患(例えば,急性腎
不全等)などの病態と関係していると示唆されている
(M.D. Randall, Pharmacol. Ther., 50, 73-93 (199
1))。またET−1は気管支平滑筋収縮作用も有してい
るので、気管支喘息、肺高血圧との関連も推定されてい
る(C. Advenier等, Br.J. Pharmacol., 100, 168-172
(1990)) 。
しており(M. Yanagisawa 等,Nature, 332, 411-415
(1988))心臓、腎臓、副腎、気道、肝臓、中枢神経系と
広範囲に分布するので高血圧症、心臓血管系疾患(例え
ば,心筋梗塞,心不全等)、脳血管系疾患(例えば,く
も膜下出血,急性脳梗塞等)、腎疾患(例えば,急性腎
不全等)などの病態と関係していると示唆されている
(M.D. Randall, Pharmacol. Ther., 50, 73-93 (199
1))。またET−1は気管支平滑筋収縮作用も有してい
るので、気管支喘息、肺高血圧との関連も推定されてい
る(C. Advenier等, Br.J. Pharmacol., 100, 168-172
(1990)) 。
【0004】ET−1の作用はエンドセリン受容体(E
T受容体)との結合を介して発現する(M. Ihara 等, Bi
ochem. Biphys. Res. Commun.,178, 132-137 (1991);
R. C.Millar 等, Trends Pharmacol. Sci., 14, 54-60
(1993)) 為、その受容体と拮抗する化合物は上記疾患の
予防、治療薬となりうる。ペプチド性ET受容体拮抗物
質としては、例えばFR−139317(K. Sogabe等,
J. Pharmacol. Exp. Ther., 264, 1040-1046 (1993))、
BE−18257B(M. Ihara 等, Biochem. Biophys.
Res. Commun., 178, 132-137 (1992))、BQ−123
(K. Ishikawa等,J. Med. Chem., 35, 2139-2142 (199
2))、BQ−788(K. Ishikawa, Pro. Natl. Acad. Sc
i. U.S.A., 91, 4892-4896 (1994)) 、PD−1428
93(W.L. Cody等, J. Med. Chem., 35, 3301-3303 (19
92))、PD−165065( W.L. Cody 等, Med. Chem.
Res., 3, 154-162 (1993)) 、TAK−044( 特開平
6−172384号)、RES−701−1(Y. Morish
ita, J. Antibiotics, 47, 269-275 (1994); M. Yamasa
ki, ibid., 47, 276-280 (1994))などが知られている。
T受容体)との結合を介して発現する(M. Ihara 等, Bi
ochem. Biphys. Res. Commun.,178, 132-137 (1991);
R. C.Millar 等, Trends Pharmacol. Sci., 14, 54-60
(1993)) 為、その受容体と拮抗する化合物は上記疾患の
予防、治療薬となりうる。ペプチド性ET受容体拮抗物
質としては、例えばFR−139317(K. Sogabe等,
J. Pharmacol. Exp. Ther., 264, 1040-1046 (1993))、
BE−18257B(M. Ihara 等, Biochem. Biophys.
Res. Commun., 178, 132-137 (1992))、BQ−123
(K. Ishikawa等,J. Med. Chem., 35, 2139-2142 (199
2))、BQ−788(K. Ishikawa, Pro. Natl. Acad. Sc
i. U.S.A., 91, 4892-4896 (1994)) 、PD−1428
93(W.L. Cody等, J. Med. Chem., 35, 3301-3303 (19
92))、PD−165065( W.L. Cody 等, Med. Chem.
Res., 3, 154-162 (1993)) 、TAK−044( 特開平
6−172384号)、RES−701−1(Y. Morish
ita, J. Antibiotics, 47, 269-275 (1994); M. Yamasa
ki, ibid., 47, 276-280 (1994))などが知られている。
【0005】非ペプチド性エンドセリン受容体拮抗物質
としては、例えばWS−009A、B(S. Miyata等,
J. Antibiotics, 45, 1029-1040 (1992); S. Miyata
等, ibid., 45, 1041-1046 (1992))、Ro−46−20
05(M. Closel等, Nature,365, 759-761 (1993))、R
o−47−0203(P.D. Stein 等, J. Med. Chem.,3
7, 329-331 (1994))、50−235(S. Mihara等, Eur.
J. Pharmacol., 246,33-38 (1993))、97−139(S.
Mihara, J. Pharmacol. Exp. Ther., 268,1122-1128
(1994)) 、BMS−182874(EP-558258-A)、SB
−209670(D.P.Brooks, Experimental Biology 9
4, Anaheim, Poster 3389 April 27, (1994))、コチン
ミシン1、2、3(Y.K. Tomy Lam等, J. Antibiotics,
45, 1709-1716 (1992); D. Zink 等, ibid., 1717-1722
(1992))等が知られている。
としては、例えばWS−009A、B(S. Miyata等,
J. Antibiotics, 45, 1029-1040 (1992); S. Miyata
等, ibid., 45, 1041-1046 (1992))、Ro−46−20
05(M. Closel等, Nature,365, 759-761 (1993))、R
o−47−0203(P.D. Stein 等, J. Med. Chem.,3
7, 329-331 (1994))、50−235(S. Mihara等, Eur.
J. Pharmacol., 246,33-38 (1993))、97−139(S.
Mihara, J. Pharmacol. Exp. Ther., 268,1122-1128
(1994)) 、BMS−182874(EP-558258-A)、SB
−209670(D.P.Brooks, Experimental Biology 9
4, Anaheim, Poster 3389 April 27, (1994))、コチン
ミシン1、2、3(Y.K. Tomy Lam等, J. Antibiotics,
45, 1709-1716 (1992); D. Zink 等, ibid., 1717-1722
(1992))等が知られている。
【0006】BigET−1が有する摘出血管収縮作用
は、ETが有する摘出血管収縮作用の1/50−1/1
00である(S. Kimura等, J. Cardiovasc. Pharmacol.,
13(Supple. 5), S5-S7 (1989)) から、ECEを阻害す
る化合物は、生体内のエンドセリン濃度を低下させる事
により上記受容体拮抗物質と同じ効果が期待され、上記
疾患の予防、治療薬となりうる。ECE阻害物質として
は天然物であるホスホラミドン(E. G. McMahon等, Am.
J. Hypertension, 6, 667-673 (1993); S. Vemulapalli
等, Life Sciences, 53, 783-793 (1993))、ホスホラミ
ドンの構造を基にしてデザインされた合成リン酸アミド
誘導体(特開平2−146737号,特開平5−148
277号,EP-518299-A2,特開平4−79883号, WO
-9311154-AL , J. Med. Chem., 36, 173-176 (1993)
)、及び天然物であるWS79089A、B、C(Y. T
surumi 等, J. Antibiotics, 47, 619-630 (1994)) 等
が知られている。
は、ETが有する摘出血管収縮作用の1/50−1/1
00である(S. Kimura等, J. Cardiovasc. Pharmacol.,
13(Supple. 5), S5-S7 (1989)) から、ECEを阻害す
る化合物は、生体内のエンドセリン濃度を低下させる事
により上記受容体拮抗物質と同じ効果が期待され、上記
疾患の予防、治療薬となりうる。ECE阻害物質として
は天然物であるホスホラミドン(E. G. McMahon等, Am.
J. Hypertension, 6, 667-673 (1993); S. Vemulapalli
等, Life Sciences, 53, 783-793 (1993))、ホスホラミ
ドンの構造を基にしてデザインされた合成リン酸アミド
誘導体(特開平2−146737号,特開平5−148
277号,EP-518299-A2,特開平4−79883号, WO
-9311154-AL , J. Med. Chem., 36, 173-176 (1993)
)、及び天然物であるWS79089A、B、C(Y. T
surumi 等, J. Antibiotics, 47, 619-630 (1994)) 等
が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、エンド
セリン変換酵素を強く且つ選択的に阻害する物質を探索
し、海洋より分離したブラストバクター(Blastobacte
r)属に属するブラストバクター エスピー(Blastobac
ter sp.)SANK71894株の培養液中に、B90
063が生産されることを見出して本発明を完成した。
更に、本発明の他の目的は、高血圧症、心臓血管系疾患
(例えば,心筋梗塞,心不全等)、脳血管系疾患(例え
ば,くも膜下出血,急性脳梗塞等)、腎疾患(例えば,
急性腎不全等)、気管支喘息、肺高血圧などの予防薬お
よび/または治療薬を提供することにある。
セリン変換酵素を強く且つ選択的に阻害する物質を探索
し、海洋より分離したブラストバクター(Blastobacte
r)属に属するブラストバクター エスピー(Blastobac
ter sp.)SANK71894株の培養液中に、B90
063が生産されることを見出して本発明を完成した。
更に、本発明の他の目的は、高血圧症、心臓血管系疾患
(例えば,心筋梗塞,心不全等)、脳血管系疾患(例え
ば,くも膜下出血,急性脳梗塞等)、腎疾患(例えば,
急性腎不全等)、気管支喘息、肺高血圧などの予防薬お
よび/または治療薬を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)下記式
(I)
(I)
【0009】
【化2】
【0010】を有する化合物B90063またはその
塩、(2)以下の物理化学的性状を有する化合物B90
063またはその塩、 1) 性状;黄色粉末 2) 融点;73−74℃ 3) 元素分析(%);C28H30N4 O6 S2 ・H2
O 実測値 C 55.75 H 5.60 N 9.35 S 10.44 計算値 C 55.99 H 5.37 N 9.33 S 10.68 4) 分子式;C28H30N4 O6 S2 (高分解能FAB−MSスペクトルより) 5) 分子量;582(FAB−MSスペクトルよ
り) 6) 紫外線吸収スペクトル(アセトニトリル中);
λmax nm(ε) 214 (47400), 261(37200), 340 (sh, 8100), 380 (sh,4
100) 7) 赤外線吸収スペクトル(KBr);νmax cm-1 3302, 1706, 1674, 1629, 1602, 1550, 1467, 1178, 11
13, 1046,1007 8) 1H−核磁気共鳴スペクトル;δppm, 重クロロホルム中で内部基準としてテトラメチルシラン
を使用した1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z)を以下に示す。
塩、(2)以下の物理化学的性状を有する化合物B90
063またはその塩、 1) 性状;黄色粉末 2) 融点;73−74℃ 3) 元素分析(%);C28H30N4 O6 S2 ・H2
O 実測値 C 55.75 H 5.60 N 9.35 S 10.44 計算値 C 55.99 H 5.37 N 9.33 S 10.68 4) 分子式;C28H30N4 O6 S2 (高分解能FAB−MSスペクトルより) 5) 分子量;582(FAB−MSスペクトルよ
り) 6) 紫外線吸収スペクトル(アセトニトリル中);
λmax nm(ε) 214 (47400), 261(37200), 340 (sh, 8100), 380 (sh,4
100) 7) 赤外線吸収スペクトル(KBr);νmax cm-1 3302, 1706, 1674, 1629, 1602, 1550, 1467, 1178, 11
13, 1046,1007 8) 1H−核磁気共鳴スペクトル;δppm, 重クロロホルム中で内部基準としてテトラメチルシラン
を使用した1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z)を以下に示す。
【0011】0.93 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.38 (4H, m),
1.79 (2H, quintet, J=7.6 Hz), 2.81 (2H, t, J=7.6 H
z),7.15 (1H, s), 8.81 (1H, s), 9.74 (1H, s) 9) 13C−核磁気共鳴スペクトル;δppm, 重クロロホルム中で内部基準としてテトラメチルシラン
を使用した13 C−核磁気共鳴スペクトル(68MHz)を以下に示
す。
1.79 (2H, quintet, J=7.6 Hz), 2.81 (2H, t, J=7.6 H
z),7.15 (1H, s), 8.81 (1H, s), 9.74 (1H, s) 9) 13C−核磁気共鳴スペクトル;δppm, 重クロロホルム中で内部基準としてテトラメチルシラン
を使用した13 C−核磁気共鳴スペクトル(68MHz)を以下に示
す。
【0012】14.6 (q), 22.9 (t), 27.0 (t), 28.4
(t), 31.9 (t), 121.2 (d),123.8 (s), 132.5 (s), 14
1.2 (s), 143.4 (d), 144.9 (s),166.3 (s), 179.6
(s), 186.3 (d) 10) 高速液体クロマトグラフィー; 分離カラム;PEGASIL-ODS(4.6φx250mm, センシュー科学
(株)社製) 移動相;0.2%トリフロロ酢酸を含む75%メタノー
ル水 流速;1ml/min 検出波長;350nm 保持時間;8.6分 11) 溶解性;メタノ−ル,エタノ−ル,酢酸に可
溶。酢酸エチル,クロロホルム,アセトン,アセトニト
リルに僅かに溶けるが、ベンゼン,エ−テル,ヘキサ
ン,水に不溶。
(t), 31.9 (t), 121.2 (d),123.8 (s), 132.5 (s), 14
1.2 (s), 143.4 (d), 144.9 (s),166.3 (s), 179.6
(s), 186.3 (d) 10) 高速液体クロマトグラフィー; 分離カラム;PEGASIL-ODS(4.6φx250mm, センシュー科学
(株)社製) 移動相;0.2%トリフロロ酢酸を含む75%メタノー
ル水 流速;1ml/min 検出波長;350nm 保持時間;8.6分 11) 溶解性;メタノ−ル,エタノ−ル,酢酸に可
溶。酢酸エチル,クロロホルム,アセトン,アセトニト
リルに僅かに溶けるが、ベンゼン,エ−テル,ヘキサ
ン,水に不溶。
【0013】(3)ブラストバクター属に属するB90
063生産菌を培養し、その培養物よりB90063を
採取することを特徴とするB90063の製造法、
(4)ブラストバクター属に属するB90063生産菌
が、ブラストバクターエスピーSANK71894株で
ある(2)に記載の製造法、(5)ブラストバクター
エスピー (Blastobacter sp.) SANK71894株に
関する。
063生産菌を培養し、その培養物よりB90063を
採取することを特徴とするB90063の製造法、
(4)ブラストバクター属に属するB90063生産菌
が、ブラストバクターエスピーSANK71894株で
ある(2)に記載の製造法、(5)ブラストバクター
エスピー (Blastobacter sp.) SANK71894株に
関する。
【0014】本発明の式(I)を有する化合物B900
63は常法にしたがって塩にすることが出来る。その様
な塩としては、好適にはナトリウム塩、カリウム塩、リ
チウム塩、のようなアルカリ金属塩;カルシウム塩、マ
グネシウム塩、のようなアルカリ土類金属塩;アルミニ
ウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩
等の金属塩;アンモニウム塩;t−オクチルアミン塩、
ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、
フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミ
ン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチ
ルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルア
ミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、ク
ロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン
塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、
テトラメチルアンモニア塩、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩;弗化
水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のよう
なハロゲン化水素酸塩;硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、
燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオ
ロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低
級アルカンスルホン酸塩;ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩;
酢酸、リンゴ酸、フマール酸塩、コハク酸塩、クエン酸
塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシ
ン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタ
ミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げ
ることができる。
63は常法にしたがって塩にすることが出来る。その様
な塩としては、好適にはナトリウム塩、カリウム塩、リ
チウム塩、のようなアルカリ金属塩;カルシウム塩、マ
グネシウム塩、のようなアルカリ土類金属塩;アルミニ
ウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩
等の金属塩;アンモニウム塩;t−オクチルアミン塩、
ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、
フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミ
ン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチ
ルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルア
ミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、ク
ロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン
塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、
テトラメチルアンモニア塩、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩;弗化
水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のよう
なハロゲン化水素酸塩;硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、
燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオ
ロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低
級アルカンスルホン酸塩;ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩;
酢酸、リンゴ酸、フマール酸塩、コハク酸塩、クエン酸
塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシ
ン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタ
ミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げ
ることができる。
【0015】本発明の一般式(I)を有する化合物B9
0063またはその塩は、大気中に放置したり、又は、
再結晶をすることにより、水分を吸収し、吸着水が付い
たり、水和物となる場合があり、そのような水和物も本
発明に包含される。
0063またはその塩は、大気中に放置したり、又は、
再結晶をすることにより、水分を吸収し、吸着水が付い
たり、水和物となる場合があり、そのような水和物も本
発明に包含される。
【0016】本発明のB90063を生産するブラスト
バクター エスピーSANK71894株は、宮城県牡
鹿半島の海岸で採取した海水から分離した海洋細菌であ
る。本菌株の菌学的性状は以下の通りである。
バクター エスピーSANK71894株は、宮城県牡
鹿半島の海岸で採取した海水から分離した海洋細菌であ
る。本菌株の菌学的性状は以下の通りである。
【0017】1. 形態学的性状 マリンアガ−(ディフコ社製)上で23℃、2日間培養
後の観察では、細胞は円筒形、楕円形、球形で、その大
きさは幅0.3−0.7μm、長さ0.5−1.3μm
である。グラム陰性で、出芽で増殖する。細胞は運動し
ない。胞子を形成しない。
後の観察では、細胞は円筒形、楕円形、球形で、その大
きさは幅0.3−0.7μm、長さ0.5−1.3μm
である。グラム陰性で、出芽で増殖する。細胞は運動し
ない。胞子を形成しない。
【0018】2. 培養学的性状 マリンアガ−(ディフコ社製)上で23℃、7日間培養
したコロニ−は暗緑色であり、不透明で円形、扁平状、
全縁である。水溶性色素を生成しない。
したコロニ−は暗緑色であり、不透明で円形、扁平状、
全縁である。水溶性色素を生成しない。
【0019】3. 生理学的性状 a)海水の要求性:生育に海水を要求する。
【0020】b)O−F(オキシダティブ−ファ−メン
タティブ)テスト:− (マリンブロスにグルコ−ス1%,ブロモチモ−ルブル
−0.008%,寒天0.2%を加えた場合)。 c)カタラ−ゼ活性: + d)オキシダ−ゼ活性: + e)生育温度: 10−37℃ 4. クロロフィルの有無: − 5. DNAのGC含量: 57.3% 6. キノン型: ユビキノンQ−10。
タティブ)テスト:− (マリンブロスにグルコ−ス1%,ブロモチモ−ルブル
−0.008%,寒天0.2%を加えた場合)。 c)カタラ−ゼ活性: + d)オキシダ−ゼ活性: + e)生育温度: 10−37℃ 4. クロロフィルの有無: − 5. DNAのGC含量: 57.3% 6. キノン型: ユビキノンQ−10。
【0021】SANK71894は出芽で増殖するが、
その様式や細胞の形はア−カイブス・オブ・マイクロバ
イオロジ−(Archives of Microbiology,147,92
−99(1987年))やバ−ジ−ス・マニュアル・オ
ブ・システマティク バクテリオロジ−(Bergey's Manu
al of Systematic Bacteriology, 3巻,1963−1
968(1989))に記載されている出芽細菌のブラ
ストバクター属にもっとも近い。又、DNAのGC含量
やキノン型もブラストバクター属の値と一致する。従っ
て、SANK71894株はブラストバクター属に属す
る。しかし、SANK71894株は海水から分離さ
れ、生育に海水を要求するのに対し、既知のブラストバ
クター属細菌は陸上環境から分離され、生育に海水を要
求しない。また、コロニ−が暗緑色のブラストバクター
属細菌は報告されていない。それ故、本発明者は本菌株
をブラストバクター属の新種、ブラストバクター エス
ピーSANK71894とした。なお、本菌株は、19
94年9月16日に通商産業省工業技術院生命工学工業
研究所に寄託され、寄託番号FERM BP−4802
を付された。
その様式や細胞の形はア−カイブス・オブ・マイクロバ
イオロジ−(Archives of Microbiology,147,92
−99(1987年))やバ−ジ−ス・マニュアル・オ
ブ・システマティク バクテリオロジ−(Bergey's Manu
al of Systematic Bacteriology, 3巻,1963−1
968(1989))に記載されている出芽細菌のブラ
ストバクター属にもっとも近い。又、DNAのGC含量
やキノン型もブラストバクター属の値と一致する。従っ
て、SANK71894株はブラストバクター属に属す
る。しかし、SANK71894株は海水から分離さ
れ、生育に海水を要求するのに対し、既知のブラストバ
クター属細菌は陸上環境から分離され、生育に海水を要
求しない。また、コロニ−が暗緑色のブラストバクター
属細菌は報告されていない。それ故、本発明者は本菌株
をブラストバクター属の新種、ブラストバクター エス
ピーSANK71894とした。なお、本菌株は、19
94年9月16日に通商産業省工業技術院生命工学工業
研究所に寄託され、寄託番号FERM BP−4802
を付された。
【0022】以上、B90063生産菌について説明し
たが、細菌の諸性質は一定したものではなく、自然にあ
るいは人工的に容易に変化することは周知の通りであ
り、本発明のSANK71894株もこの点は同じであ
る。本発明にいうSANK71894株はそのすべての
変異株を含有する。また、これらの変異株には遺伝学的
方法、例えば組換え、形質導入、形質転換等によりえら
れたものも包含される。すなわち、エンドセリン変換酵
素阻害物質を生産するSANK71894株、その変異
株およびそれらと明確に区別されない菌株は、すべてS
ANK71894株に包含されるものである。
たが、細菌の諸性質は一定したものではなく、自然にあ
るいは人工的に容易に変化することは周知の通りであ
り、本発明のSANK71894株もこの点は同じであ
る。本発明にいうSANK71894株はそのすべての
変異株を含有する。また、これらの変異株には遺伝学的
方法、例えば組換え、形質導入、形質転換等によりえら
れたものも包含される。すなわち、エンドセリン変換酵
素阻害物質を生産するSANK71894株、その変異
株およびそれらと明確に区別されない菌株は、すべてS
ANK71894株に包含されるものである。
【0023】本発明の新規な医薬、特に「エンドセリン
変換酵素阻害剤」、特に、「高血圧症、心臓血管系疾
患、脳血管系疾患、腎疾患、気管支喘息または肺高血圧
症の予防薬および/または治療薬」はB90063を有
効成分として含有する。
変換酵素阻害剤」、特に、「高血圧症、心臓血管系疾
患、脳血管系疾患、腎疾患、気管支喘息または肺高血圧
症の予防薬および/または治療薬」はB90063を有
効成分として含有する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明のB90063を得るため
のこれらの微生物の培養は一般の発酵生産物生産用培地
中で行われる。この様な培地には、微生物が資化できる
炭素源、窒素源及び無機塩を含有する。培地の調製には
天然海水、あるいはジャマリン−S(ジャマリンラボラ
トリ−社製)またはマリンブロス(ディフコ社製)を蒸
留水に溶かした人工海水を用いる。
のこれらの微生物の培養は一般の発酵生産物生産用培地
中で行われる。この様な培地には、微生物が資化できる
炭素源、窒素源及び無機塩を含有する。培地の調製には
天然海水、あるいはジャマリン−S(ジャマリンラボラ
トリ−社製)またはマリンブロス(ディフコ社製)を蒸
留水に溶かした人工海水を用いる。
【0025】一般に、炭素源としてグルコース、フラク
ト−ス、マルト−ス、シュ−クロ−ス、マンニト−ル、
グリセロ−ル、デキストリン、オ−トミ−ル、ライ麦、
ト−モロコシ澱粉、ジャガイモ、大豆粉、綿実油、糖
蜜、クエン酸、酒石酸等を単一に、あるいは併用して用
いることができる。一般には培地量の1−10重量%用
いる。窒素源としては一般に蛋白質を含有する物質を発
酵工程に用いる。適当な窒素源としては大豆粉、フス
マ、落花生粉、綿実油、綿実粉、カゼイン加水分解物、
ファ−マミン、魚粉、ペプトン、肉エキス、イ−ストエ
キス、マルトエキス、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム等である。窒素源は単一に又は併
用して培地量の0.2−0.6重量%用いる。培地中に
取り入れる栄養無機塩はナトリウム、アンモニウム、カ
ルシウム、フォスフェ−ト、サルフェート、クロリド、
カ−ボネ−ト等のイオンを与える通常の塩類である。
又、カリウム、コバルト、マンガン、マグネシウム等の
微量の金属も含む。液体培養に際してはシリコン油、植
物油、界面活性剤が消泡剤として用いられる。
ト−ス、マルト−ス、シュ−クロ−ス、マンニト−ル、
グリセロ−ル、デキストリン、オ−トミ−ル、ライ麦、
ト−モロコシ澱粉、ジャガイモ、大豆粉、綿実油、糖
蜜、クエン酸、酒石酸等を単一に、あるいは併用して用
いることができる。一般には培地量の1−10重量%用
いる。窒素源としては一般に蛋白質を含有する物質を発
酵工程に用いる。適当な窒素源としては大豆粉、フス
マ、落花生粉、綿実油、綿実粉、カゼイン加水分解物、
ファ−マミン、魚粉、ペプトン、肉エキス、イ−ストエ
キス、マルトエキス、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウ
ム、硫酸アンモニウム等である。窒素源は単一に又は併
用して培地量の0.2−0.6重量%用いる。培地中に
取り入れる栄養無機塩はナトリウム、アンモニウム、カ
ルシウム、フォスフェ−ト、サルフェート、クロリド、
カ−ボネ−ト等のイオンを与える通常の塩類である。
又、カリウム、コバルト、マンガン、マグネシウム等の
微量の金属も含む。液体培養に際してはシリコン油、植
物油、界面活性剤が消泡剤として用いられる。
【0026】B90063を得るためにブラストバクタ
ー エスピーSANK71894を培養する時のpHは
6.5−9.0、好適には6.5−8.5、最適には
7.0−8.5である。菌の生育温度は10−30℃、
好適には20−25℃、最適には22−24℃である。
ー エスピーSANK71894を培養する時のpHは
6.5−9.0、好適には6.5−8.5、最適には
7.0−8.5である。菌の生育温度は10−30℃、
好適には20−25℃、最適には22−24℃である。
【0027】B90063はブラストバクター エスピ
ーSANK71894を好気的に培養して得られるが、
好気的培養法としては液体振とう培養法、通気撹拌液体
培養法等が用いられる。スラントより前述の炭素源、窒
素源、及び無機塩を適当に含み、120℃,15分間加
熱滅菌した培養培地中へ接種し、22−24℃で3−4
日間前培養する。その後同じ培養培地へ接種して22−
24℃で3−4日間本培養する。培養は三角フラスコ中
で行われる。
ーSANK71894を好気的に培養して得られるが、
好気的培養法としては液体振とう培養法、通気撹拌液体
培養法等が用いられる。スラントより前述の炭素源、窒
素源、及び無機塩を適当に含み、120℃,15分間加
熱滅菌した培養培地中へ接種し、22−24℃で3−4
日間前培養する。その後同じ培養培地へ接種して22−
24℃で3−4日間本培養する。培養は三角フラスコ中
で行われる。
【0028】培養終了後、培養液を遠心分離(3,00
0−8,000rpm)に供して菌体と上清とに分け
る。その上清を酢酸エチルで抽出して中性もしくはアル
カリ性物質を除去する。この水層に塩酸を加えてpHを
3に調整し、再度酢酸エチルで抽出する。この酸性酢酸
エチルエキスは更に吸着剤、例えば活性炭、アンバーラ
イトXAD−1、XAD−4(ロ−ム&ハ−ス社製)、
ダイヤイオンHP−20、CHP−20、HP−50
(三菱化成(株)社製)等を用いて精製できる。あるい
は上記の遠心分離に供した上清を酢酸エチル抽出して中
性もしくはアルカリ性物質を除去し、pH3に調整した
水層を直接吸着剤、例えば活性炭、アンバ−ライトXA
D−1、XAD−4(ロ−ム&ハ−ス社製)、ダイヤイ
オンHP−20、CHP−20、HP−50(三菱化成
(株)社製)等に付しても精製できる。
0−8,000rpm)に供して菌体と上清とに分け
る。その上清を酢酸エチルで抽出して中性もしくはアル
カリ性物質を除去する。この水層に塩酸を加えてpHを
3に調整し、再度酢酸エチルで抽出する。この酸性酢酸
エチルエキスは更に吸着剤、例えば活性炭、アンバーラ
イトXAD−1、XAD−4(ロ−ム&ハ−ス社製)、
ダイヤイオンHP−20、CHP−20、HP−50
(三菱化成(株)社製)等を用いて精製できる。あるい
は上記の遠心分離に供した上清を酢酸エチル抽出して中
性もしくはアルカリ性物質を除去し、pH3に調整した
水層を直接吸着剤、例えば活性炭、アンバ−ライトXA
D−1、XAD−4(ロ−ム&ハ−ス社製)、ダイヤイ
オンHP−20、CHP−20、HP−50(三菱化成
(株)社製)等に付しても精製できる。
【0029】この様にして得られたエキスは更にセファ
デックスLH−20(ファルマシア社製)等の分配カラ
ムクロマトグラフィー、あるいはオクチル化またはオク
タデシル化されたシリカゲルを充填剤として用いたロー
バーカラム(RP−8、18(メルク社製))、HPL
C(センシューパックODS−H、S;ペガシルODS
(センシュー科学(株)社製))等で精製できる。
デックスLH−20(ファルマシア社製)等の分配カラ
ムクロマトグラフィー、あるいはオクチル化またはオク
タデシル化されたシリカゲルを充填剤として用いたロー
バーカラム(RP−8、18(メルク社製))、HPL
C(センシューパックODS−H、S;ペガシルODS
(センシュー科学(株)社製))等で精製できる。
【0030】また精製過程におけるB90063の挙動
はエンドセリン変換酵素(ECE)阻害活性の有無を確
認することにより知ることができる。ECE阻害活性は
BigET−1を基質、ヒト血管内皮細胞から調製した
ECEを酵素としてET−1を生成する酵素反応を利用
する。ECEは岡田らの方法(K. Okada等, Biochem.Bi
phys. Res. Commun., 171, 1192-1198 (1990)) に従っ
て調製することができる。B90063存在下、および
非存在下で上述の酵素反応をおこさせ、生成するET−
1をサンドイッチEnzyme Immuno Ass
ay(EIA)法で定量する。更にその測定値をもとに
ET−1の濃度を求めて下記の式にあてはめれば、EC
E阻害率を算出することができる。
はエンドセリン変換酵素(ECE)阻害活性の有無を確
認することにより知ることができる。ECE阻害活性は
BigET−1を基質、ヒト血管内皮細胞から調製した
ECEを酵素としてET−1を生成する酵素反応を利用
する。ECEは岡田らの方法(K. Okada等, Biochem.Bi
phys. Res. Commun., 171, 1192-1198 (1990)) に従っ
て調製することができる。B90063存在下、および
非存在下で上述の酵素反応をおこさせ、生成するET−
1をサンドイッチEnzyme Immuno Ass
ay(EIA)法で定量する。更にその測定値をもとに
ET−1の濃度を求めて下記の式にあてはめれば、EC
E阻害率を算出することができる。
【0031】 ECE阻害活性 ={1−(A/B)}×100
(%) A:阻害物質存在下でのET−1生成量 B:阻害物質非存在下でのET−1生成量 ECEは中性でエンドペプチダーゼ活性を示す酵素であ
り、このECEと同じく分類される酵素のひとつにNeut
ral Endopeptidase(NEP: EC.3.4.24.11) がある。N
EPに対する阻害活性を測定し、ECE阻害活性と比較
する(Y. Tsurumi 等, J. Antibiotics, 47, 619-630 (1
994)) ことにより選択性を知ることができる。
(%) A:阻害物質存在下でのET−1生成量 B:阻害物質非存在下でのET−1生成量 ECEは中性でエンドペプチダーゼ活性を示す酵素であ
り、このECEと同じく分類される酵素のひとつにNeut
ral Endopeptidase(NEP: EC.3.4.24.11) がある。N
EPに対する阻害活性を測定し、ECE阻害活性と比較
する(Y. Tsurumi 等, J. Antibiotics, 47, 619-630 (1
994)) ことにより選択性を知ることができる。
【0032】NEP阻害活性は、NEP画分をマルフロ
イらの方法(B. Malfroy等, J. Biol. Chem., 259, 143
65-14370 (1984))に従いラット摘出腎臓から調製し、フ
レンチらの方法(J. F. French等, J. Pharmacol. Exp.
Ther., 268, 180-186 (1994))に従って測定することが
できる。すなわちN-dansyl-D-Ala-Gly-(p-nitro)Phe-Gl
y-OHを基質、上述のNEP画分を酵素とする酵素反応を
本物質存在下、及び非存在下で行い、基質が加水分解さ
れて生成するダンシルクロライドの蛍光を蛍光光度計で
測定する。この測定を経時的に行い1分間あたりの測定
値の変化を反応速度と考え、下記の式に代入しNEP阻
害率を求めることができる。
イらの方法(B. Malfroy等, J. Biol. Chem., 259, 143
65-14370 (1984))に従いラット摘出腎臓から調製し、フ
レンチらの方法(J. F. French等, J. Pharmacol. Exp.
Ther., 268, 180-186 (1994))に従って測定することが
できる。すなわちN-dansyl-D-Ala-Gly-(p-nitro)Phe-Gl
y-OHを基質、上述のNEP画分を酵素とする酵素反応を
本物質存在下、及び非存在下で行い、基質が加水分解さ
れて生成するダンシルクロライドの蛍光を蛍光光度計で
測定する。この測定を経時的に行い1分間あたりの測定
値の変化を反応速度と考え、下記の式に代入しNEP阻
害率を求めることができる。
【0033】 NEP阻害率 ={1−(a/b)}×100 (%) a:阻害物質存在下における反応速度 b:阻害物質非存在下における反応速度 本発明のB90063またはその塩は文献未記載の新規
化合物であり、in vitroで選択的にBigET−1をE
T−1へ変換するECEを阻害する。従って、本化合物
は高血圧症、心臓血管系疾患(例えば心筋梗塞、心不全
等)、脳血管系疾患(例えばくも膜下出血、急性脳梗塞
等)、腎疾患(例えば急性腎不全等)、気管支喘息、肺
高血圧症などの予防薬および/または治療薬として有用
である。
化合物であり、in vitroで選択的にBigET−1をE
T−1へ変換するECEを阻害する。従って、本化合物
は高血圧症、心臓血管系疾患(例えば心筋梗塞、心不全
等)、脳血管系疾患(例えばくも膜下出血、急性脳梗塞
等)、腎疾患(例えば急性腎不全等)、気管支喘息、肺
高血圧症などの予防薬および/または治療薬として有用
である。
【0034】その投与形態としては、例えば錠剤、カプ
セル剤、顆粒剤、シロップ剤等による経口投与、また注
射剤(静脈内、筋肉内、皮下)、坐薬等による非経口投
与を挙げることができる。これらの製剤は賦形剤、滑沢
剤、結合剤、崩壊剤、安定剤、矯味矯臭剤、希釈剤など
の添加剤を用いて周知の方法で製造される。ここに、賦
形剤としては、例えば乳糖、白糖、ぶどう糖、マンニッ
ト、ソルビットのような糖誘導体;トウモロコシデンプ
ン、バレイショデンプン、α−デンプン、デキストリ
ン、カルボキシメチルデンプンのような澱粉誘導体;結
晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム
のようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラ
ン;プルラン;などの有機系賦形剤;および軽質無水珪
酸、合成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネ
シウムのような珪酸塩誘導体;燐酸カルシウムのような
燐酸塩;炭酸カルシウムのような炭酸塩;硫酸カルシウ
ムのような硫酸塩;などの無機系賦形剤をあげることが
できる。滑沢剤としては、例えばステアリン酸、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのような
ステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガ
ム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸:アジピン酸;硫
酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;
安息香酸ナトリウム;DL−ロイシン;脂肪酸ナトリウ
ム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシ
ウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物の
ような珪酸類;および、上記澱粉誘導体などをあげるこ
とができる。結合剤としては、例えばポリビニルピロリ
ドン、マクロゴールおよび前記賦形剤と同様の化合物を
あげることができる。崩壊剤としては、例えば前記賦形
剤と同様の化合物およびクロスカルメロースナトリウ
ム、カルボキシメチルスターチナトリウム、架橋ポリビ
ニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セル
ロース類をあげることができる。安定剤としては、例え
ばメチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキ
シ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルア
ルコール、フェニルエチルアルコールのようなアルコー
ル類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾール
のようなフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;
およびソルビン酸をあげることができる。矯味矯臭剤と
しては、例えば通常使用される、甘味料、酸味料、香料
等をあげることができる。
セル剤、顆粒剤、シロップ剤等による経口投与、また注
射剤(静脈内、筋肉内、皮下)、坐薬等による非経口投
与を挙げることができる。これらの製剤は賦形剤、滑沢
剤、結合剤、崩壊剤、安定剤、矯味矯臭剤、希釈剤など
の添加剤を用いて周知の方法で製造される。ここに、賦
形剤としては、例えば乳糖、白糖、ぶどう糖、マンニッ
ト、ソルビットのような糖誘導体;トウモロコシデンプ
ン、バレイショデンプン、α−デンプン、デキストリ
ン、カルボキシメチルデンプンのような澱粉誘導体;結
晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム
のようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラ
ン;プルラン;などの有機系賦形剤;および軽質無水珪
酸、合成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネ
シウムのような珪酸塩誘導体;燐酸カルシウムのような
燐酸塩;炭酸カルシウムのような炭酸塩;硫酸カルシウ
ムのような硫酸塩;などの無機系賦形剤をあげることが
できる。滑沢剤としては、例えばステアリン酸、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのような
ステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーガ
ム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸:アジピン酸;硫
酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;
安息香酸ナトリウム;DL−ロイシン;脂肪酸ナトリウ
ム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシ
ウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物の
ような珪酸類;および、上記澱粉誘導体などをあげるこ
とができる。結合剤としては、例えばポリビニルピロリ
ドン、マクロゴールおよび前記賦形剤と同様の化合物を
あげることができる。崩壊剤としては、例えば前記賦形
剤と同様の化合物およびクロスカルメロースナトリウ
ム、カルボキシメチルスターチナトリウム、架橋ポリビ
ニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セル
ロース類をあげることができる。安定剤としては、例え
ばメチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキ
シ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルア
ルコール、フェニルエチルアルコールのようなアルコー
ル類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾール
のようなフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;
およびソルビン酸をあげることができる。矯味矯臭剤と
しては、例えば通常使用される、甘味料、酸味料、香料
等をあげることができる。
【0035】本発明の式(I)を有する化合物B900
63またはその塩の使用量は症状、年齢、投与方法等に
よって異なるが、例えば経口投与の場合には、成人に対
して1日あたり、下限として0.1mg(好ましくは1
mg)、上限として、1000mg(好ましくは100
mg)を1回または数回に分けて、症状に応じて投与す
ることが望ましい。静脈内投与の場合には、成人に対し
て1日当たり、下限として0.01mg(好ましくは
0.1mg)、上限として、100mg(好ましくは1
0mg)を1回または数回に分けて、症状に応じて投与
することが望ましい。
63またはその塩の使用量は症状、年齢、投与方法等に
よって異なるが、例えば経口投与の場合には、成人に対
して1日あたり、下限として0.1mg(好ましくは1
mg)、上限として、1000mg(好ましくは100
mg)を1回または数回に分けて、症状に応じて投与す
ることが望ましい。静脈内投与の場合には、成人に対し
て1日当たり、下限として0.01mg(好ましくは
0.1mg)、上限として、100mg(好ましくは1
0mg)を1回または数回に分けて、症状に応じて投与
することが望ましい。
【0036】製剤例1. カプセル剤 本発明の新規化合物B90063またはその塩を含有す
るカプセル剤を製造する場合は、例えば以下のように製
造することができる。B90063 10g、乳糖 1
0g、トウモロコシ澱粉 15.8gおよびステアリン
酸マグネシウム 0.2gをV型混合機を用いて混合し
た後、3号カプセルに180mgずつ充填すると、カプ
セル剤が得られる。該カプセル剤は1カプセル当たりB
90063 50mgを含有する。
るカプセル剤を製造する場合は、例えば以下のように製
造することができる。B90063 10g、乳糖 1
0g、トウモロコシ澱粉 15.8gおよびステアリン
酸マグネシウム 0.2gをV型混合機を用いて混合し
た後、3号カプセルに180mgずつ充填すると、カプ
セル剤が得られる。該カプセル剤は1カプセル当たりB
90063 50mgを含有する。
【0037】
【実施例】以下に実施例を挙げて更に詳細に説明するが
本発明はこれに限定されない。
本発明はこれに限定されない。
【0038】実施例1 (1) 培養 ブラストバクター エスピーSANK71894をその
スラントから120℃、20分間滅菌した後述の組成の
培地20mlを含む100ml三角フラスコに1白金耳
接種した。次いで、これを23℃で3日間、200rp
mで振とうしながら前培養した。緑色となった前培養液
0.5mlを前培養で用いた培地と同じ培地100ml
を含む500ml三角フラスコ35本それぞれに接種し
た。これを23℃で4日間、200rpmで振とうしな
がら培養した。
スラントから120℃、20分間滅菌した後述の組成の
培地20mlを含む100ml三角フラスコに1白金耳
接種した。次いで、これを23℃で3日間、200rp
mで振とうしながら前培養した。緑色となった前培養液
0.5mlを前培養で用いた培地と同じ培地100ml
を含む500ml三角フラスコ35本それぞれに接種し
た。これを23℃で4日間、200rpmで振とうしな
がら培養した。
【0039】
【表1】 培地組成 マリンブロス(ディフコ社製) 37.4g ファイトン(BBL社製) 10.0g グルコース 10.0g 蒸留水 1,000ml ──────────────────────── pH無調整 (2) 単離 a) (1)に示した培養をおこなって得た暗緑色培養
液を8,000rpm、15分の遠心分離に供して菌体
と上清(3リットル)に分けた。活性物質は上清に認め
られた。上清(pH7.56)を同量の酢酸エチルを用
いて抽出し、その水層に1N塩酸を加えてpHを3.0
に調整し、同量の酢酸エチルで二回抽出した。抽出液を
半量の水で2回で洗い、更に半量の飽和食塩水で1回洗
った後、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した。減圧
下、酢酸エチルを留去して0.362gの緑色油状物を
得た。この緑色油状物をカラムクロマトグラフィ−(カ
ラム:ロ−バ−カラム RP−18,Bサイズ(メルク
社製),移動相:80%メタノ−ル水,流速:9ml/
分)に付し、8−11分の分画を集めた。集めた分画を
減圧下で濃縮して42.1mgの暗褐色アモルファスを
得た。これを高速液体クロマトグラフィー(カラム:Se
nshu Pak PEGASIL ODS, 20φx250mm(センシュー科学
(株)社製), 移動相:0.2%トリフロロ酢酸を含む
75%メタノール水,流速:10ml/分)に注入して
19−20分の分画を集めた。減圧下溶媒を留去して、
30mgのB90063を得た。
液を8,000rpm、15分の遠心分離に供して菌体
と上清(3リットル)に分けた。活性物質は上清に認め
られた。上清(pH7.56)を同量の酢酸エチルを用
いて抽出し、その水層に1N塩酸を加えてpHを3.0
に調整し、同量の酢酸エチルで二回抽出した。抽出液を
半量の水で2回で洗い、更に半量の飽和食塩水で1回洗
った後、無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した。減圧
下、酢酸エチルを留去して0.362gの緑色油状物を
得た。この緑色油状物をカラムクロマトグラフィ−(カ
ラム:ロ−バ−カラム RP−18,Bサイズ(メルク
社製),移動相:80%メタノ−ル水,流速:9ml/
分)に付し、8−11分の分画を集めた。集めた分画を
減圧下で濃縮して42.1mgの暗褐色アモルファスを
得た。これを高速液体クロマトグラフィー(カラム:Se
nshu Pak PEGASIL ODS, 20φx250mm(センシュー科学
(株)社製), 移動相:0.2%トリフロロ酢酸を含む
75%メタノール水,流速:10ml/分)に注入して
19−20分の分画を集めた。減圧下溶媒を留去して、
30mgのB90063を得た。
【0040】b) (1)に示した培養をおこなって得
た暗緑色培養液を8,000rpm、15分間の遠心分
離に供して菌体と上清(3リットル)に分けた。ダイヤ
イオンHP−20(三菱化成(株)社製) 500ml
をカラム(6φ×20cm)に充填して水で平衡化し、そ
のカラムに上清(3リットル)を付した。これを水、1
0%、20%、30%、40%、50%、60%、70
%、80%、90%メタノール水、メタノールそれぞれ
500mlによる段階的濃度勾配により溶出した。80
%、90%メタノール水およびメタノール溶出画分を集
め、これを減圧下で濃縮して緑色油状物400mgを得
た。この油状物をカラムクロマトグラフィ−(カラム:
ロ−バ−カラム RP−18,Bサイズ(メルク社
製),移動相:80%メタノ−ル水,流速:9ml/
分)に付し、8−11分の分画を集めた。この分画を減
圧下で濃縮して得られた薄緑色アモルファスを高速液体
クロマトグラフィー(カラム:Senshu Pak
PEGASIL ODS, 20φx250mm(センシュー
科学(株)社製), 移動相:0.2%トリフロロ酢酸を
含む75%メタノール水,流速:10ml/分)に注入
して、19−20分の分画を集めた。この分画を減圧下
で濃縮して64.7mgのB90063を得た。
た暗緑色培養液を8,000rpm、15分間の遠心分
離に供して菌体と上清(3リットル)に分けた。ダイヤ
イオンHP−20(三菱化成(株)社製) 500ml
をカラム(6φ×20cm)に充填して水で平衡化し、そ
のカラムに上清(3リットル)を付した。これを水、1
0%、20%、30%、40%、50%、60%、70
%、80%、90%メタノール水、メタノールそれぞれ
500mlによる段階的濃度勾配により溶出した。80
%、90%メタノール水およびメタノール溶出画分を集
め、これを減圧下で濃縮して緑色油状物400mgを得
た。この油状物をカラムクロマトグラフィ−(カラム:
ロ−バ−カラム RP−18,Bサイズ(メルク社
製),移動相:80%メタノ−ル水,流速:9ml/
分)に付し、8−11分の分画を集めた。この分画を減
圧下で濃縮して得られた薄緑色アモルファスを高速液体
クロマトグラフィー(カラム:Senshu Pak
PEGASIL ODS, 20φx250mm(センシュー
科学(株)社製), 移動相:0.2%トリフロロ酢酸を
含む75%メタノール水,流速:10ml/分)に注入
して、19−20分の分画を集めた。この分画を減圧下
で濃縮して64.7mgのB90063を得た。
【0041】
【発明の効果】試験例1 エンドセリン変換酵素(ECE)阻害率の測
定 ECE画分の調製は岡田らの方法(k. Okada等, Bioche
m. Biphys. Res. Commun., 171, 1192-1198 (1990)) を
参照した。すなわち、ヒト臍帯静脈内皮細胞(倉敷紡績
(株)製)を血管内皮細胞増殖改変培地(M119(シ
グマ社製)、0.15%炭酸ナトリウム(シグマ社
製)、50U/mlペニシリン(大日本製薬(株)
製)、50μMストレプトマイシン(大日本製薬(株)
製)、2.5μg/mlファンギゾン(ライフテクノロ
ジー社製)、10U/mlヘパリン(小玉(株)製)、
20μg/mlウシ内皮細胞増殖因子(バイオメディカ
ルテクノロジー社製)、10%ウシ胎児血清(ハイクロ
ンラボラトリー社製)中、37℃、加湿、5%炭酸ガス
雰囲気下、培養した。増殖した後、内皮細胞をかきと
り、内皮細胞5×108 個をプロテアーゼ阻害剤(1m
M E−64、0.4mMロイペプチン、10μMペプ
スタチンA(いずれもペプチド研究所製))を含む50
mMリン酸緩衝液(以下この緩衝液を緩衝液Aという)
30ml中でポリトロンを用いて破砕した。これを16
00×gの遠心分離に供して得られた上清を集めた。次
に、105000×gの遠心分離に供して得た沈殿(ミ
クロソーム画分)を集め、更に0.5%トライトンX−
100を含む緩衝液A用いて可溶化し、105000×
gで遠心分離に供して得た上清をECE画分とした。
定 ECE画分の調製は岡田らの方法(k. Okada等, Bioche
m. Biphys. Res. Commun., 171, 1192-1198 (1990)) を
参照した。すなわち、ヒト臍帯静脈内皮細胞(倉敷紡績
(株)製)を血管内皮細胞増殖改変培地(M119(シ
グマ社製)、0.15%炭酸ナトリウム(シグマ社
製)、50U/mlペニシリン(大日本製薬(株)
製)、50μMストレプトマイシン(大日本製薬(株)
製)、2.5μg/mlファンギゾン(ライフテクノロ
ジー社製)、10U/mlヘパリン(小玉(株)製)、
20μg/mlウシ内皮細胞増殖因子(バイオメディカ
ルテクノロジー社製)、10%ウシ胎児血清(ハイクロ
ンラボラトリー社製)中、37℃、加湿、5%炭酸ガス
雰囲気下、培養した。増殖した後、内皮細胞をかきと
り、内皮細胞5×108 個をプロテアーゼ阻害剤(1m
M E−64、0.4mMロイペプチン、10μMペプ
スタチンA(いずれもペプチド研究所製))を含む50
mMリン酸緩衝液(以下この緩衝液を緩衝液Aという)
30ml中でポリトロンを用いて破砕した。これを16
00×gの遠心分離に供して得られた上清を集めた。次
に、105000×gの遠心分離に供して得た沈殿(ミ
クロソーム画分)を集め、更に0.5%トライトンX−
100を含む緩衝液A用いて可溶化し、105000×
gで遠心分離に供して得た上清をECE画分とした。
【0042】得られたECEに対する阻害作用をB90
063とホスホラミドンについて調べた。ダルベッコ改
変リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)130μl 、ま
たはダルベッコ改変リン酸緩衝生理食塩水(pH7.
4)にB90063またはホスホラミドンを加えて調製
した溶液130μlを、抗ET−1 15-21ウサギIgG
((株)免疫生物研究所製)を固相化した96穴のマイ
クロタイタープレートのウェルに加えた。そこに更に2
0nMBigET−1((株)ペプチド研究所製)10
μl とECE画分10μl を加えて反応を開始し、37
℃で2時間反応させた。このマイクロタイタープレート
を4℃に冷却することによりBigET−1分解反応を
停止した。
063とホスホラミドンについて調べた。ダルベッコ改
変リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)130μl 、ま
たはダルベッコ改変リン酸緩衝生理食塩水(pH7.
4)にB90063またはホスホラミドンを加えて調製
した溶液130μlを、抗ET−1 15-21ウサギIgG
((株)免疫生物研究所製)を固相化した96穴のマイ
クロタイタープレートのウェルに加えた。そこに更に2
0nMBigET−1((株)ペプチド研究所製)10
μl とECE画分10μl を加えて反応を開始し、37
℃で2時間反応させた。このマイクロタイタープレート
を4℃に冷却することによりBigET−1分解反応を
停止した。
【0043】この反応で生成したET−1をサンドイッ
チEIA法にて定量した。即ち、4℃に冷却した上記マ
イクロプレ−トのウエルを30分間放置し、ET−1と
抗ET−1 15-21ウサギIgGの結合を安定化させた。
反応液を捨て、水洗した後、ペルオキシダ−ゼで標識し
た抗ET−1 15-21ウサギIgG(Fab’)−HRP
((株)免疫生物研究所製)を加えET−1に結合させ
た。結合しなかった過剰の抗ET−1 15-21ウサギIg
G(Fab’)−HRPを洗い流した後、このIgG−
(ET−1)−IgG(Fab’)−HRP複合体をペ
ルオキシダ−ゼ反応により発色させ比色定量した。
チEIA法にて定量した。即ち、4℃に冷却した上記マ
イクロプレ−トのウエルを30分間放置し、ET−1と
抗ET−1 15-21ウサギIgGの結合を安定化させた。
反応液を捨て、水洗した後、ペルオキシダ−ゼで標識し
た抗ET−1 15-21ウサギIgG(Fab’)−HRP
((株)免疫生物研究所製)を加えET−1に結合させ
た。結合しなかった過剰の抗ET−1 15-21ウサギIg
G(Fab’)−HRPを洗い流した後、このIgG−
(ET−1)−IgG(Fab’)−HRP複合体をペ
ルオキシダ−ゼ反応により発色させ比色定量した。
【0044】このペルオキシダーゼ反応は基質溶液とし
てオルト−フェニレンジアミン(o-phenylenediamine)
13mgを0.2Mリン酸カリウム−クエン酸緩衝液
(pH5.1)7mlに溶かした溶液100μlを加え
て反応を開始させ、室温で15分間反応させた後、1N
硫酸100μlを加えて反応を停止した。
てオルト−フェニレンジアミン(o-phenylenediamine)
13mgを0.2Mリン酸カリウム−クエン酸緩衝液
(pH5.1)7mlに溶かした溶液100μlを加え
て反応を開始させ、室温で15分間反応させた後、1N
硫酸100μlを加えて反応を停止した。
【0045】こうして発色させた反応液の吸光度をもと
にしてET−1濃度を求め、ECE阻害率を以下の式に
より算出した。
にしてET−1濃度を求め、ECE阻害率を以下の式に
より算出した。
【0046】 ECE阻害率 ={1−(A/B)}×100 (%) A:阻害物質を加えた反応液のET−1濃度 B:阻害物質を加えない反応液のET−1濃度 B90063のECEに対する50%阻害濃度(I
C50)は1.0μM、ホスホラミドンのECEに対する
50%阻害濃度(IC50)は0.9μMであった。すな
わちB90063はin vitroでホスホラミドン
と同程度にECEを阻害する。
C50)は1.0μM、ホスホラミドンのECEに対する
50%阻害濃度(IC50)は0.9μMであった。すな
わちB90063はin vitroでホスホラミドン
と同程度にECEを阻害する。
【0047】試験例2 中性エンドペプチダ−ゼ(NE
P)阻害率の測定 摘出ラット腎臓7匹分を125mM D−マンニトー
ル、12mM塩化マグネシウムを含むpH7.4の5m
Mトリス−塩酸緩衝液200ml中でポリトロンを用い
て破砕し、マルフロイらの方法(B. Malfroy等, J. Bio
l. Chem., 259, 14365-14370 (1984))に従い7,000
xgで遠心分離に供して得た沈殿を粗膜画分として集め
た。次に、1%トライトンX−100を含む5mM H
EPES緩衝液(pH7.4)20mlに可溶性の画分
を80,000xg遠心分離に供してその上清を除き、
更に5%トライトンX−100を含む5mM HEPE
S緩衝液(pH7.4)15mlを用いて可溶化後,8
0,000xgで遠心分離に供して得られた上清を可溶
化中性エンドペプチダ−ゼ画分(NEP)とした。
P)阻害率の測定 摘出ラット腎臓7匹分を125mM D−マンニトー
ル、12mM塩化マグネシウムを含むpH7.4の5m
Mトリス−塩酸緩衝液200ml中でポリトロンを用い
て破砕し、マルフロイらの方法(B. Malfroy等, J. Bio
l. Chem., 259, 14365-14370 (1984))に従い7,000
xgで遠心分離に供して得た沈殿を粗膜画分として集め
た。次に、1%トライトンX−100を含む5mM H
EPES緩衝液(pH7.4)20mlに可溶性の画分
を80,000xg遠心分離に供してその上清を除き、
更に5%トライトンX−100を含む5mM HEPE
S緩衝液(pH7.4)15mlを用いて可溶化後,8
0,000xgで遠心分離に供して得られた上清を可溶
化中性エンドペプチダ−ゼ画分(NEP)とした。
【0048】このNEPに対するB90063とホスホ
ラミドンの阻害活性を、フレンチらの方法(J. F. Fren
ch等, J. Pharmacol. Exp. Ther., 268, 180-186 (199
4))に従って測定した。即ち、NEP画分40μl に、
5mM HEPES緩衝液(pH7.4) 1.92m
l,50mMアスコルビン酸 20μl に溶かして酵素
溶液とした。コントロールとしてはこのままの酵素溶液
を利用し、阻害活性の試験を行うものにはさらにB90
063またはホスホラミドンを加えた。ここに4mMの
N-dansyl-D-Ala-Gly-(p-nitro)Phe-Gly-OH (シグマ社
製) 20μlを基質として加えて反応を開始し、25
℃で6分間反応させた。基質が加水分解されて生成する
ダンシルクロリドが発する蛍光を蛍光光度計により経時
的に測定した。1分間あたりの蛍光強度の変化量を反応
速度として以下の式に代入することによりNEP阻害率
を求めた。
ラミドンの阻害活性を、フレンチらの方法(J. F. Fren
ch等, J. Pharmacol. Exp. Ther., 268, 180-186 (199
4))に従って測定した。即ち、NEP画分40μl に、
5mM HEPES緩衝液(pH7.4) 1.92m
l,50mMアスコルビン酸 20μl に溶かして酵素
溶液とした。コントロールとしてはこのままの酵素溶液
を利用し、阻害活性の試験を行うものにはさらにB90
063またはホスホラミドンを加えた。ここに4mMの
N-dansyl-D-Ala-Gly-(p-nitro)Phe-Gly-OH (シグマ社
製) 20μlを基質として加えて反応を開始し、25
℃で6分間反応させた。基質が加水分解されて生成する
ダンシルクロリドが発する蛍光を蛍光光度計により経時
的に測定した。1分間あたりの蛍光強度の変化量を反応
速度として以下の式に代入することによりNEP阻害率
を求めた。
【0049】 NEP阻害率 ={1−(a/b)}×100 (%) a:阻害物質存在下での反応速度 b:阻害物質非存在下での反応速度 B90063のNEPに対する50%阻害濃度(I
C50)は70μM、ホスホラミドンのNEPに対する5
0%阻害濃度(IC50)は4.5nMであった。すなわ
ちB90063はホスホラミドンに比べ、NEP阻害活
性が著しく低かった。
C50)は70μM、ホスホラミドンのNEPに対する5
0%阻害濃度(IC50)は4.5nMであった。すなわ
ちB90063はホスホラミドンに比べ、NEP阻害活
性が著しく低かった。
【0050】本発明のB90063またはその塩は高血
圧症、心臓血管系疾患(例えば心筋梗塞、心不全等)、
脳血管疾患(例えばくも膜下出血、急性脳梗塞等)、腎
疾患(例えば急性腎不全等)、気管支喘息、肺高血圧症
の予防および/または治療薬として有用である。
圧症、心臓血管系疾患(例えば心筋梗塞、心不全等)、
脳血管疾患(例えばくも膜下出血、急性脳梗塞等)、腎
疾患(例えば急性腎不全等)、気管支喘息、肺高血圧症
の予防および/または治療薬として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 1/04 Z // C12N 9/99 (C12P 1/04 C12R 1:01) (72)発明者 根岸 昭明 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 高松 安行 福島県いわき市泉町下川字大剱389−4 三共株式会社内 (72)発明者 春山 英幸 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 木下 武 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 小玉 健太郎 茨城県つくば市御幸が丘33 三共株式会社 内 (72)発明者 石井 晃 茨城県つくば市御幸が丘33 三共株式会社 内
Claims (13)
- 【請求項1】式(I) 【化1】 を有する化合物B90063またはその塩。
- 【請求項2】以下の物理化学的性状を有する化合物B9
0063またはその塩; 1) 性状;黄色粉末 2) 融点;73−74℃ 3) 元素分析(%);C28H30N4 O6 S2 ・H2
O 実測値 C 55.75 H 5.60 N 9.35 S 10.44 計算値 C 55.99 H 5.37 N 9.33 S 10.68 4) 分子式;C28H30N4 O6 S2 (高分解能FAB−MSスペクトルより) 5) 分子量;582 (FAB−MSスペクトルよ
り) 6) 紫外線吸収スペクトル(アセトニトリル中);
λmax nm(ε) 214 (47400), 261(37200), 340 (sh, 8100), 380 (sh,4
100) 7) 赤外線吸収スペクトル(KBr);νmax cm-1 3302, 1706, 1674, 1629, 1602, 1550, 1467, 1178, 11
13,1046, 1007 8) 1H−核磁気共鳴スペクトル;δppm, 重クロロホルム中でテトラメチルシランを内部基準とし
て使用した1H−核磁気共鳴スペクトル(270MH
z)を以下に示す。 0.93 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.38 (4H, m),1.79 (2H, qui
ntet, J=7.6 Hz), 2.81 (2H, t, J=7.6 Hz),7.15 (1H,
s), 8.81 (1H, s), 9.74 (1H, s) 9) 13C−核磁気共鳴スペクトル;δppm, 重クロロホルム中でテトラメチルシランを内部基準とし
て使用した13C−核磁気共鳴スペクトル(68MHz)
を以下に示す。 14.6 (q), 22.9 (t), 27.0 (t), 28.4 (t), 31.9 (t),
121.2 (d),123.8 (s), 132.5 (s), 141.2 (s), 143.4
(d), 144.9 (s),166.3 (s), 179.6 (s), 186.3 (d) 10) 高速液体クロマトグラフィー; 分離カラム;PEGASIL-ODS(4.6φx250mm, センシュー科学
(株)社製) 移動相;0.2%トリフロロ酢酸を含む75%メタノー
ル水 流速;1ml/min 検出波長;350nm 保持時間;8.6分 11) 溶解性;メタノ−ル,エタノ−ル,酢酸に可
溶。酢酸エチル,クロロホルム,アセトン,アセトニト
リルに僅かに溶けるが、ベンゼン,エ−テル,ヘキサ
ン,水に不溶。 - 【請求項3】ブラストバクター属に属するB90063
生産菌を培養し、その培養物よりB90063を採取す
ることを特徴とするB90063の製造法。 - 【請求項4】ブラストバクター属に属するB90063
生産菌が、ブラストバクター エスピーSANK718
94株である請求項2に記載の製造法。 - 【請求項5】ブラストバクター エスピーSANK71
894株。 - 【請求項6】化合物B90063またはその塩を有効成
分として含有する医薬。 - 【請求項7】化合物B90063またはその塩を有効成
分として含有するエンドセリン変換酵素阻害剤。 - 【請求項8】化合物B90063またはその塩を有効成
分として含有する高血圧症予防薬および/または治療
薬。 - 【請求項9】化合物B90063またはその塩を有効成
分として含有する心臓血管系疾患予防薬および/または
治療薬。 - 【請求項10】化合物B90063またはその塩を有効
成分として含有する脳血管系疾患予防薬および/または
治療薬。 - 【請求項11】化合物B90063またはその塩を有効
成分として含有する腎疾患予防薬および/または治療
薬。 - 【請求項12】化合物B90063またはその塩を有効
成分として含有する気管支喘息予防薬および/または治
療薬。 - 【請求項13】化合物B90063またはその塩を有効
成分として含有する肺高血圧予防薬および/または治療
薬
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7290727A JPH08208646A (ja) | 1994-11-28 | 1995-11-09 | 化合物b90063 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-293184 | 1994-11-28 | ||
JP29318494 | 1994-11-28 | ||
JP7290727A JPH08208646A (ja) | 1994-11-28 | 1995-11-09 | 化合物b90063 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08208646A true JPH08208646A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=26558202
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7290727A Pending JPH08208646A (ja) | 1994-11-28 | 1995-11-09 | 化合物b90063 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08208646A (ja) |
-
1995
- 1995-11-09 JP JP7290727A patent/JPH08208646A/ja active Pending
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