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JPH08192725A - ウインド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法及びその装置 - Google Patents

ウインド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法及びその装置

Info

Publication number
JPH08192725A
JPH08192725A JP7005995A JP599595A JPH08192725A JP H08192725 A JPH08192725 A JP H08192725A JP 7005995 A JP7005995 A JP 7005995A JP 599595 A JP599595 A JP 599595A JP H08192725 A JPH08192725 A JP H08192725A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
washer
time
predetermined time
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7005995A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi KOMIYAMA
武 小見山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP7005995A priority Critical patent/JPH08192725A/ja
Publication of JPH08192725A publication Critical patent/JPH08192725A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパミスト専用スイッチを設けずに、ウイ
ンド・ウォッシャ付きワイパのウォッシャ連動ワイパ機
能とワイパミスト機能の双方を確実に達成する。 【構成】 ウォッシャスイッチ31のオン操作時間を判
別する判別手段33と同判別手段による判別結果に応動
する駆動制御手段34とを含む電子制御ユニット32の
入力側にはウォッシャスイッチが接続され、出力側には
ワイパモータ14及びウォッシャモータ24の駆動回路
が接続されている。オン操作時間が短いとワイパモータ
14のみが駆動されてワイパがワイパミスト動作し、操
作時間が長いと両モータが駆動されてウインド・ウォッ
シャがワイパに連動して作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】
【従来の技術】車両には、そのフロントガラス面に付着
した雨水、泥土、塵埃等を拭き取るワイパが装備され、
運転者の前方視界を確保するようにしている。このワイ
パは、フロントガラス面に圧接して配された一対のワイ
パブレードを、ワイパアームおよびリンク機構を介して
ワイパモータにより駆動して、フロントガラス面上の付
着物をワイパブレードにより払い拭うようになってい
る。
【0003】また、車両には、フロントガラス面の汚れ
を効果的に払拭するウインド・ウォッシャがワイパの補
助装置として装備されている。ウインド・ウォッシャ
は、ウォッシャタンク内のウォッシャ液をウォッシャパ
イプを介してウォッシャモータによりウォッシャノズル
へ圧送し、更に、ウォッシャノズルからフロントガラス
面へ吹き付けようになっている。
【0004】そして、ウインド・ウォッシャ付きワイパ
は、一般に、単位時間あたりの払拭回数が多い高速動
作、払拭回数が少ない低速動作などを選択的に行うワイ
パ機能に加えて、ウインド・ウォッシャをワイパに連動
させるウォッシャ連動機能と、霧または小雨時などにウ
ォッシャ液を出さずにワイパのみを駆動して払拭を1回
だけ行うワイパミスト機能とを有している。
【0005】このため、ウインド・ウォッシャ付きワイ
パには、ワイパ機能に関連する操作スイッチ(ワイパス
イッチ)に加えて、ウォッシャ連動機能およびワイパミ
スト機能に関連する操作スイッチ(ウォッシャスイッ
チ)が付設され、ウォッシャスイッチのオン操作時間に
応じて両機能を使い分けている。すなわち、操作スイッ
チが短時間だけオン操作されると、ワイパがワイパミス
ト動作するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ウインド・ウォッシャ付きワイパの駆動回路において、
ウォッシャモータ巻線の一端は電源に接続され、巻線の
他端は操作スイッチを介して接地されると共に電子制御
ユニットの入力側に接続され、電子制御ユニットの出力
側にワイパモータが接続されている。このため、操作ス
イッチをオン操作するとウォッシャモータが電源に直ち
に接続されることになる。従って、ワイパをワイパミス
ト動作させるべく、運転者が操作スイッチを短時間だけ
オン操作した場合にも、ウインド・ウォッシャが動作し
てウォッシャ液の吹き付けが行われることがある。
【0007】斯かる不都合は、ワイパミスト専用の操作
スイッチをウォッシャ連動用の操作スイッチと別に設け
ることにより解消可能ではある。しかしながら、この場
合、ワイパミスト専用スイッチの配設スペースを要し、
操作系が複雑になり、コスト高にもなり、不都合であ
る。そこで、本発明は、ウォッシャ連動用の操作スイッ
チのみを用いて、従って、ワイパミスト専用の操作スイ
ッチを設けることなしに、ウォッシャ連動ワイパ機能と
ワイパミスト機能の双方を確実に達成可能なウインド・
ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
によるウインド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法
は、ウォッシャ連動用の操作スイッチのオン操作時間が
第1の所定時間よりも短いか否かを判別する工程と、オ
ン操作時間が第1の所定時間よりも短いと判別されたと
きにワイパのみを駆動する工程と、オン操作時間が第1
の所定時間よりも長いと判別されたときにワイパとウイ
ンド・ウォッシャの双方を駆動する工程とを備えること
を特徴とする。
【0009】請求項2の方法は、請求項1の方法におい
て、オン操作時間が第1の所定時間よりも短いと判別さ
れたとき、ワイパを第1の所定回数だけ払拭動作させる
ことを特徴とする。請求項3の方法は、請求項1又は2
の方法において、オン操作時間が第1の所定時間よりも
長い第2の所定時間よりも短いか否かを判別する工程
と、オン操作時間が第2の所定時間よりも短いと判別さ
れたとき、ウインド・ウォッシャの作動完了後にワイパ
を第2の所定回数だけ払拭動作させる工程と、オン操作
時間が第2の所定時間よりも長いと判別されたとき、ウ
インド・ウォッシャの作動完了後にワイパを所定時間に
わたり払拭動作させる工程とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項4の方法は、請求項3の方法におい
て、第1の所定回数および第2の所定回数が共に1回で
あることを特徴とする。請求項5に記載の本発明による
ウインド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御装置は、運
転者によりオン操作可能な操作スイッチと、操作スイッ
チのオン操作時間を判別する判別手段と、判別手段によ
る判別結果に応じてワイパおよびウインド・ウォッシャ
のうち所要のものを駆動制御する駆動制御手段とを備
え、オン操作時間が所定時間よりも短いことが判別手段
により判別されたとき、駆動制御手段は、ワイパのみを
駆動することを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の方法では、ウォッシャ連動用の操作
スイッチのオン操作時間が第1の所定時間よりも短いか
否かが判別され、このオン操作時間が第1の所定時間よ
りも短ければワイパのみが駆動され、オン操作時間が第
1の所定時間よりも長ければワイパとウインド・ウォッ
シャの双方が駆動される。この結果、操作スイッチのオ
ン操作時間が短ければ、ウインド・ウォッシャが非作動
化された状態でワイパのみが駆動される。即ち、ワイパ
のワイパミスト機能が確実に達成される。また、オン操
作時間が長ければ、ウインド・ウォッシャとワイパとが
駆動される。即ち、ウォッシャ連動ワイパ機能が達成さ
れる。
【0012】請求項2の方法では、オン操作時間が第1
の所定時間よりも短ければ、ワイパが第1の所定回数だ
け払拭動作する。請求項3の方法では、操作スイッチの
オン操作時間が第1の所定時間よりも長い第2の所定時
間よりも短いか否かが判別され、オン操作時間が第2の
所定時間よりも短ければウインド・ウォッシャが作動
し、ウォッシャの作動完了後にワイパが第2の所定回数
だけ払拭動作する。また、オン操作時間が第2の所定時
間よりも長ければウインド・ウォッシャが作動し、その
作動完了後にワイパが所定時間にわたり払拭動作する。
【0013】請求項4の方法では、操作スイッチのオン
操作時間が第1の所定時間よりも短ければワイパが1回
だけ払拭動作する。また、オン操作時間が第1の所定時
間よりも長くかつ第2の所定時間よりも短ければ、ウイ
ンド・ウォッシャの作動完了後にワイパが1回だけ払拭
動作する。請求項5のウインド・ウォッシャ付きワイパ
の駆動制御装置では、運転者によってウォッシャ連動用
の操作スイッチがオン操作されると、判別手段によりオ
ン操作時間が判別される。そして、判別手段による判別
結果に応じて、ワイパ及びウインド・ウォッシャのうち
所要の一方または双方が駆動制御手段により駆動制御さ
れる。この際、オン操作時間が所定時間よりも短いこと
が判別手段により判別された場合は、ワイパのみが駆動
される。
【0014】
【実施例】図1に示すように、ウインド・ウォッシャ付
きワイパは、車両1のフロントガラス面2に付着した雨
水等を拭き取るワイパ10と、フロントガラス面2にウ
ォッシャ液を吹き付けるウインド・ウォッシャ20とを
有している。ワイパ10は、フロントガラス面2に圧接
して配された一対のワイパブレード11と、両ワイパブ
レード11を支持するワイパアーム12と、リンク機構
13を介してワイパアーム12に連結されたワイパモー
タ14とを有し、モータ14を駆動してリンク機構13
を介してワイパアーム12を回動させてワイパブレード
11によりフロントガラス面2上の付着物を払拭するよ
うになっている。
【0015】ウインド・ウォッシャ20は、フロントガ
ラス面2に臨んで車両1に装着された一対のウォッシャ
ノズル21と、ウォッシャタンク22内のウォッシャ液
をウォッシャパイプ23を介してウォッシャノズル21
へ圧送するためのウォッシャモータ24とを有し、モー
タ24を駆動してウォッシャノズル21からフロントガ
ラス面2にウォッシャ液を噴射するようになっている。
【0016】上記構成のウインド・ウォッシャ付きワイ
パを駆動制御するための、本発明の一実施例による駆動
制御装置は、図2に示すように、ウォッシャ連動用の操
作スイッチとしてのウォッシャスイッチ31と、入力側
にスイッチ31が接続された電子制御ユニット(EC
U)32とを有している。ウォッシャスイッチ31は、
車両1のステアリングハンドル(図示略)付近に配設さ
れ、例えば運転者による引っ張り操作によりオンし、引
っ張り操作解除によりオフするように設けられている。
そして、ウォッシャスイッチ31がオン操作されると、
同スイッチ31から出力信号+VがECU32へ送出さ
れるようになっている。
【0017】ECU32は、コンピュータ、メモリ、入
出力回路、タイマ等(図示略)を内蔵しており、機能的
には、ウォッシャスイッチ31からの出力信号+Vに基
づいて同スイッチ31のオン操作時間を判別する判別手
段33と、この判別手段33による判別結果に応じてワ
イパ10およびウインド・ウォッシャ20のうち所要の
ものを駆動制御する駆動制御手段34とからなる。EC
U32(駆動制御手段34)の出力側には、モータドラ
イバとしての第1及び第2のパワートランジスタ35、
36が接続されている。そして、駆動制御手段34の制
御下で第1のトランジスタ35が導通するとワイパモー
タ14に駆動電流が流れて同モータ14ひいてはワイパ
10が作動し、また、第2のトランジスタ36が導通す
るとウォッシャモータ24に駆動電流が流れて同モータ
24ひいてはウインド・ウォッシャ20が作動するよう
になっている。
【0018】以下、図3ないし図6を参照して、図1及
び図2に示したウインド・ウォッシャ付きワイパの作動
を説明する。運転者が車両のイグニッションキー(図示
略)をオン操作すると、図3及び図4に示すワイパ駆動
制御ルーチンのECU32による実行が開始され、ウォ
ッシャ連動用操作スイッチとしてのウォッシャスイッチ
31のオン操作時間Tonが先ず判別される(ステップ
S1)。
【0019】オン操作時間Tonの判別のため、例え
ば、図5及び図6に示すオン操作時間判別ルーチンが実
行される。この判別ルーチンにおいて、ウォッシャスイ
ッチ31がオン操作されたか否かを先ず判別する(ステ
ップS101)。ウォッシャスイッチ31がオン操作さ
れていなければ、ステップS101での判別結果が否定
になる。この場合、フラグF2の値がウォッシャスイッ
チ31のオン操作時点から所定時間T1が経過したこと
を表す「1」であるか否かが判別される(ステップS1
07)。ここでは、ウォッシャスイッチ31のオン操作
が未だ行われていないので、ステップS107での判別
結果は否定になり、制御フローはステップS108に移
行する。このステップS108では、ウォッシャスイッ
チ31のオン操作時間を計時するためのタイマ(図示
略)がリセットされると共にフラグF1の値が「0」に
リセットされる。次に、制御フローはステップS101
に戻る。
【0020】その後、ウォッシャスイッチ31のオン操
作がステップS101で判別されると、フラグF1の値
がウォッシャスイッチ31のオン操作中であることを表
す「1」であるか否かが判別される(ステップS10
2)。この判別結果が否定であれば、フラグF1の値が
「1」にセットされると共に上述のオン操作時間計時用
タイマが始動され(ステップS103)、次に、所定時
間T1(例えば0.1秒)が経過したか否かが判別され
る(ステップS104)。この判別結果が否定であれ
ば、制御フローはステップS101に戻る。
【0021】そして、ウォッシャスイッチ31が引き続
きオン操作されている間、ウォッシャスイッチ31のオ
ン操作時間Tonが所定時間T1に達するまでは、一連
のステップS101、S102、S106及びS104
が繰り返し実行され、オン操作時間Tonが所定時間T
1に達したか否かが繰り返し判別される。オン操作時間
Tonが所定時間T1に達する前にウォッシャスイッチ
31のオン操作が終了すると、制御フローはステップS
107に移行する。この場合、ステップS107での判
別結果が否定になるので、オン操作時間計時用タイマが
リセットされると共にフラグF1の値が「0」にリセッ
トされ、制御フローはステップS101に戻る。即ち、
ウォッシャスイッチ31のオン操作時間Tonが所定時
間T1を下回る場合、実質的にはスイッチ31のオン操
作が無視され、次のオン操作に待機する。
【0022】一方、ウォッシャスイッチ31のオン操作
が所定時間T1にわたって継続した場合、ステップS1
04での判別結果が肯定になるので、フラグF2の値が
オン操作が所定時間T1継続したことを表す「1」にセ
ットされ(ステップS105)、次いで、オン操作時間
Tonが第1の所定時間としての所定時間T2(例えば
0.3秒)に達したか否かが判別される(ステップS1
11)。この判別結果が否定であれば、制御フローはス
テップS101に戻る。
【0023】ウォッシャスイッチ31のオン操作時間が
所定時間T2に達する前にウォッシャスイッチ31のオ
ン操作が終了すると、制御フローはステップS107へ
移行する。上述のようにフラグF2の値が「1」にセッ
ト済みであって、ステップS107での判別結果が肯定
になるので、「ウォッシャスイッチ31のオン操作時間
Tonは所定時間T1よりも長くかつ所定時間T2より
も短い」と判別される(ステップS109)。この場
合、オン操作時間計時用タイマがリセットされ(ステッ
プS110)、フラグF1及びF2がリセットされる
(ステップS113)。そして、制御フローは図3のメ
インルーチンに戻る。
【0024】また、ウォッシャスイッチ31のオン操作
時間Tonが所定時間T2に達した場合には、「ウォッ
シャスイッチ31のオン操作時間Tonは所定時間T2
よりも長い」と判別され(ステップS112)、フラグ
F1及びF2がリセットされ(ステップS113)、制
御フローは図3のメインルーチンに戻る。図3のステッ
プS1(図5及び図6のオン操作時間判別ルーチン)に
おいて、判別手段33としてのECU32により、「ウ
ォッシャスイッチ31のオン操作時間Tonは所定時間
T1よりも長くかつ所定時間T2よりも短い」と判別さ
れた場合、ワイパモータ駆動時間計測用のタイマ(図示
略)が始動される(ステップS2)。なお、このタイマ
として、上述のオン操作時間計測用タイマを使用可能で
ある。
【0025】次に、判別手段33による判別結果に応動
する駆動制御手段34としてのECU32により、第1
のトランジスタ35が導通状態にされ、これによりワイ
パモータ14の駆動が開始される(ステップS3)。更
に、ワイパモータ駆動時間Twiが第4の所定時間T4
に達したか否かが判別され(ステップS4)、この判別
の結果が否定であれば同ステップS4が再度実行され
る。なお、所定時間T4は、ワイパ10により第1の所
定回数(好ましくは1回)の払拭動作が行われるような
時間(例えば0.8秒)に設定されている。
【0026】その後、ワイパモータ駆動時間Twiが所
定時間T4に達すると、第1のトランジスタ35が遮断
状態にされてワイパモータ14の駆動が停止されると共
にワイパモータ駆動時間計測用タイマがリセットされ
(ステップS5)、制御フローはステップS1に戻る。
この結果、ウォッシャスイッチ31が所定時間T1より
も長くかつ所定時間T2よりも短い時間にわたってオン
操作された場合には、ワイパ10のみが所定時間T4に
わたって駆動され、好ましくは1回の払拭動作(ワイパ
ミスト動作)が行われることになる(図7参照)。
【0027】また、ステップS1において、「ウォッシ
ャスイッチ31のオン操作時間Tonは所定時間T2よ
りも長い」と判別された場合には、駆動制御手段34と
してのECU32により第2のトランジスタ36が導通
状態にされ、これによりウォッシャモータ24の駆動が
開始されて(ステップS6)、ウインド・ウォッシャ2
0のウォッシャノズル21から車両1のフロントガラス
面2へウォッシャ液が吹き付けられる。
【0028】次いで、ウォッシャスイッチ31が引き続
いてオン操作されているか否かが判別される(ステップ
S7)。この判別結果が肯定であれば、ウォッシャスイ
ッチ31のオン操作時間Tonが第2の所定時間として
の所定時間T3(例えば1秒)に達したか否かが判別さ
れ(ステップS8)、この判別結果が否定であれば制御
フローはステップS7に戻る。
【0029】その後、オン操作時間Tonが所定時間T
3に達する前にウォッシャスイッチ31のオン操作が終
了してステップS7での判別結果が否定になると、第2
のトランジスタ36が遮断状態にされてウォッシャモー
タ24の駆動が停止される(ステップS9)。次いで、
上述の一連のステップS2〜S5が順次実行された後
で、制御フローはステップS1に戻る。この結果、ウォ
ッシャスイッチ31が所定時間T2よりも長くかつ所定
時間T3よりも短い時間にわたってオン操作された場
合、ウインド・ウォッシャ20のウォッシャ液噴射動作
が終了した後で、ワイパ10が所定時間T4にわたって
駆動されて、ワイパ10により第1の所定回数に等しい
第2の所定回数(好ましくは1回)の払拭動作が行われ
ることになる(図8参照)。なお、本実施例のように、
T2<Ton<T3の場合のワイパ駆動時間(第2の所
定払拭回数)とT1<Ton<T2の場合のワイパ駆動
時間T4(第1の所定払拭回数)とを同一にすることは
必須ではない。
【0030】一方、ウォッシャスイッチ31のオン操作
開始時点から所定時間T3が経過したにも関わらずオン
操作が引き続き継続し、これによりステップS8での判
別結果が肯定になった場合、オン操作時間計時用タイマ
がリセットされ(ステップS10)、ワイパモータ14
の駆動が開始される(ステップS11)。この結果、ウ
ォッシャスイッチ31のオン操作開始時点から所定時間
T3が経過すると、所定時間T2の経過時点から開始さ
れたウインド・ウォッシャ20の作動が引き続き継続す
ると共にワイパ10の作動が開始する。
【0031】次に、ウォッシャスイッチ31がオン操作
されているか否かが判別され(ステップS12)、この
判別結果が肯定であれば同ステップS12が再度実行さ
れる。その後、ウォッシャスイッチ31のオン操作が終
了してステップS12での判別結果が否定になると、ウ
ォッシャモータの駆動が停止され(ステップS13)、
これによりウインド・ウォッシャ20の作動が停止す
る。このとき、ワイパ10は引き続き作動している。
【0032】次いで、ウインド・ウォッシャ20の作動
終了時点からのワイパモータ駆動時間Twi’を計時す
るタイマ(オン操作時間計時用タイマと同一のもので良
い)が始動され(ステップS14)、同ワイパモータ駆
動時間Twi’が所定時間T5に達したか否かが判別さ
れる(ステップS15)。この判別結果が否定であれば
同ステップS15が再度実行される。所定時間T5は、
ワイパ10により第3の所定回数(好ましくは3回)の
払拭動作が行われるような時間(例えば3秒)に設定さ
れている。
【0033】その後、ウインド・ウォッシャ20の作動
終了時点から所定時間T5にわたってワイパ10が引き
続いて作動し、これによりステップS15での判別結果
が肯定になると、ワイパモータ14の駆動が停止され
(ステップS16)、ワイパモータ駆動時間Twi’計
時用タイマがリセットされる(ステップS17)。そし
て、制御フローはステップS1に戻る。
【0034】この結果、ウォッシャスイッチ31が所定
時間T3よりも長い時間にわたってオン操作された場
合、オン操作開始時点から所定時間T2が経過した時点
でウインド・ウォッシャ20のウォッシャ液噴射動作が
開始され、また、所定時間T3が経過した時点でワイパ
10の払拭動作が開始される。そして、ウインド・ウォ
ッシャ20の作動が終了してから所定時間T5が経過す
るまで、ワイパ10の払拭動作が引き続き行われること
になる(図9参照)。
【0035】本発明は、上述の実施例に限定されず、種
々に変形可能である。例えば、実施例では、ウォッシャ
スイッチ31のオン操作時間Tonが所定時間T1より
も長くかつ第1の所定時間としての所定時間T2よりも
短い場合にワイパ10によって好ましくは1回の払拭動
作(ワイパミスト動作)が行われるようにしたが、「オ
ン操作時間Tonが第1の所定時間よりも短い」との条
件の下でワイパ10を1回以上払拭動作させるようにし
ても良い。
【0036】また、実施例では、オン操作時間Tonが
所定時間T2に達したときにウインド・ウォッシャ20
を作動させ、第2の所定時間としての所定時間T3が経
過する前にウォッシャスイッチ31のオン操作が終了し
た場合にウインド・ウォッシャ20の作動終了後にワイ
パ10に好ましくは1回の払拭動作を行わせ、また、所
定時間T3経過時点でウォッシャスイッチ31が引き続
いてオン操作されている場合には所定時間T3経過時か
らワイパ10を作動させると共にウインド・ウォッシャ
20の作動終了後もワイパ10の払拭動作を所定時間T
5にわたって引き続き行うようにしたが、本発明の骨子
は、オン操作時間Tonが第1の所定時間T2に達した
後はワイパ10およびウインド・ウォッシャ20の双方
を駆動することにある。
【0037】従って、オン操作時間Tonが第2の所定
時間T3に達したか否かに応じてワイパ10およびウイ
ンド・ウォッシャ20の作動態様を上記実施例のように
異ならせることは必須ではない。また、ワイパ10およ
びウインド・ウォッシャ20の作動時間、作動開始タイ
ミングなどは上記実施例に例示したものに限定されるも
のでもない。
【0038】更に、実施例では、判別手段33および駆
動制御手段34として、コンピュータなどから構成され
両手段33、34の機能を奏する電子制御ユニット32
を用いたが、両手段33、34は、同等の機能を奏する
電気回路などによって構成可能である。
【0039】
【発明の効果】上述のように、請求項1に記載の本発明
によるウインド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法
は、ウォッシャ連動用の操作スイッチのオン操作時間が
第1の所定時間よりも短いか否かを判別する工程と、オ
ン操作時間が第1の所定時間よりも短いと判別されたと
きにワイパのみを駆動する工程と、オン操作時間が第1
の所定時間よりも長いと判別されたときにワイパとウイ
ンド・ウォッシャの双方を駆動する工程とを備えるの
で、操作スイッチのオン操作時間が短ければウインド・
ウォッシャが非作動化された状態でワイパのみが駆動さ
れ、これによりワイパのワイパミスト機能が確実に達成
される。従って、ワイパミスト動作時にウォッシャ液が
フロントガラス面に無用に吹き付けられることがない。
また、オン操作時間が長ければ、ウインド・ウォッシャ
とワイパとが駆動されて、ウォッシャ連動ワイパ機能が
達成される。換言すれば、ウインド・ウォッシャとの関
連では、操作スイッチのオン操作に遅延時間が付与され
る。結果として、オン操作時間に現れる運転者の意向を
反映して、ワイパミスト機能およびウォッシャ連動ワイ
パ機能のうち所要の一方を確実に達成できる。しかも、
この方法は、ウォッシャ連動用の操作スイッチのみを用
いて実施可能で、ワイパミスト専用の操作スイッチが不
要である。このため、広い操作スイッチ配設スペースが
不要になり、操作系を簡易に構成可能で、コストを低減
可能である。
【0040】請求項2の方法によれば、オン操作時間が
第1の所定時間よりも短いと判別されたとき、ワイパを
第1の所定回数だけ払拭動作させるので、好適なワイパ
ミスト動作を行うことができる。請求項3の方法によれ
ば、オン操作時間が第1の所定時間よりも長い第2の所
定時間よりも短いか否かを判別する工程と、オン操作時
間が第2の所定時間よりも短いと判別されたとき、ウイ
ンド・ウォッシャの作動完了後にワイパを第2の所定回
数だけ払拭動作させる工程と、オン操作時間が第2の所
定時間よりも長いと判別されたとき、ウインド・ウォッ
シャの作動完了後にワイパを所定時間にわたり払拭動作
させる工程とを含むので、オン操作時間に現れる運転者
の意向を良好に反映したウォッシャ連動ワイパ動作を行
うことができる。
【0041】請求項4の方法によれば、第1の所定回数
および第2の所定回数が共に1回であるので、より適正
なワイパミスト動作およびウォッシャ連動ワイパ動作を
行うことができる。請求項5に記載の本発明によるウイ
ンド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御装置によれば、
運転者によりオン操作可能な操作スイッチと、操作スイ
ッチのオン操作時間を判別する判別手段と、判別手段に
よる判別結果に応じてワイパおよびウインド・ウォッシ
ャのうち所要のものを駆動制御する駆動制御手段とを備
え、オン操作時間が所定時間よりも短いことが判別手段
により判別されたとき、駆動制御手段は、ワイパのみを
駆動するので、請求項1の方法を好適に実施可能であ
り、これにより請求項1の方法により達成される効果と
同等の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウインド・ウォッシャ付きワイパの概略斜視図
である。
【図2】一部をブロック図で示した、本発明の一実施例
によるウインド・ウォッシャ付きワイパ駆動制御装置の
概略図である。
【図3】図2に示した電子制御ユニットにより実施され
るワイパ駆動制御ルーチンの一部を示すフローチャート
である。
【図4】ワイパ駆動制御ルーチンの、図3に続く残部を
示すフローチャートである。
【図5】図3及び図4に示したワイパ駆動制御ルーチン
において実行されるオン操作時間判別ルーチンの一部を
示すフローチャートである。
【図6】オン操作時間判別ルーチンの、図5に続く残部
を示すフローチャートである。
【図7】ワイパミスト動作時のウォッシャスイッチ、ウ
ォッシャモータおよびワイパモータの作動を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】ウォッシャ連動動作時のウォッシャスイッチ、
ウォッシャモータおよびワイパモータの作動を示すタイ
ミングチャートである。
【図9】別のウォッシャ連動動作時のウォッシャスイッ
チ、ウォッシャモータおよびワイパモータの作動を示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
10 ワイパ 14 ワイパモータ 20 ウインド・ウォッシャ 24 ウォッシャモータ 31 ウォッシャスイッチ 32 電子制御ユニット 33 判別手段 34 駆動制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォッシャ連動用の操作スイッチのオン
    操作時間が第1の所定時間よりも短いか否かを判別する
    工程と、 前記オン操作時間が前記第1の所定時間よりも短いと判
    別されたときにワイパのみを駆動する工程と、 前記オン操作時間が前記第1の所定時間よりも長いと判
    別されたときに前記ワイパとウインド・ウォッシャの双
    方を駆動する工程とを備えることを特徴とするウインド
    ・ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 前記オン操作時間が前記第1の所定時間
    よりも短いと判別されたとき、前記ワイパを第1の所定
    回数だけ払拭動作させることを特徴とする請求項1に記
    載のウインド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法。
  3. 【請求項3】 前記オン操作時間が前記第1の所定時間
    よりも長い第2の所定時間よりも短いか否かを判別する
    工程と、 前記オン操作時間が前記第2の所定時間よりも短いと判
    別されたとき、ウインド・ウォッシャの作動完了後に前
    記ワイパを第2の所定回数だけ払拭動作させる工程と、 前記オン操作時間が前記第2の所定時間よりも長いと判
    別されたとき、前記ウインド・ウォッシャの作動完了後
    に前記ワイパを所定時間にわたり払拭動作させる工程と
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のウイン
    ド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の所定回数および前記第2の所
    定回数が共に1回であることを特徴とする請求項3に記
    載のウインド・ウォッシャ付きワイパの駆動制御方法。
  5. 【請求項5】 運転者によりオン操作可能な操作スイッ
    チと、 前記操作スイッチのオン操作時間を判別する判別手段
    と、 前記判別手段による判別結果に応じてワイパおよびウイ
    ンド・ウォッシャのうち所要のものを駆動制御する駆動
    制御手段とを備え、 前記オン操作時間が所定時間よりも短いことが前記判別
    手段により判別されたとき、前記駆動制御手段は、前記
    ワイパのみを駆動することを特徴とするウインド・ウォ
    ッシャ付きワイパの駆動制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068319A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Yanmar Co Ltd 窓ガラス付き車両
JP2011240920A (ja) * 2010-04-20 2011-12-01 Denso Corp 車載光学センサカバー及び車載光学センサ装置
JP2016022900A (ja) * 2014-07-23 2016-02-08 アスモ株式会社 ワイパ装置
CN113734098A (zh) * 2021-10-18 2021-12-03 一汽解放汽车有限公司 挡风玻璃清洁方法、装置、计算机设备和存储介质

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