JPH08197448A - アンカーボルトの施工工具 - Google Patents
アンカーボルトの施工工具Info
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- JPH08197448A JPH08197448A JP2748295A JP2748295A JPH08197448A JP H08197448 A JPH08197448 A JP H08197448A JP 2748295 A JP2748295 A JP 2748295A JP 2748295 A JP2748295 A JP 2748295A JP H08197448 A JPH08197448 A JP H08197448A
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- Japan
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- bolt
- collar
- piece
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- Pending
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- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 片手で軽い力でアンカーボルトを固設できる
施工工具の提供を目的とする。 【構成】 ボルト2と、ボルト2が螺合する雌ネジ4c
を内側に有し先端側へ拡径した円錐部4bを有する埋設
ナット4と、前記ボルト2を引っ張ることにより埋設ナ
ット4の円錐部4bが圧入されて外側へ拡径する拡径片
部5cを有するカラー5とで構成されるアンカーボルト
1を、コンクリート壁Wに形成したドリル穴7内に固設
する施工工具10であって、施工工具10は、握り片部
11a,12aを握ることにより、前記カラー5をドリ
ル穴7内へ押圧する押圧片部11bと、逆にボルト2の
頭部2aをドリル穴7の外側へ引っ張る引張片部12b
を備えて構成されている。
施工工具の提供を目的とする。 【構成】 ボルト2と、ボルト2が螺合する雌ネジ4c
を内側に有し先端側へ拡径した円錐部4bを有する埋設
ナット4と、前記ボルト2を引っ張ることにより埋設ナ
ット4の円錐部4bが圧入されて外側へ拡径する拡径片
部5cを有するカラー5とで構成されるアンカーボルト
1を、コンクリート壁Wに形成したドリル穴7内に固設
する施工工具10であって、施工工具10は、握り片部
11a,12aを握ることにより、前記カラー5をドリ
ル穴7内へ押圧する押圧片部11bと、逆にボルト2の
頭部2aをドリル穴7の外側へ引っ張る引張片部12b
を備えて構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンカーボルトを壁
面に固設する施工工具に関する。
面に固設する施工工具に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図6に示すようなア
ンカーボルトが存在し、このアンカーボルト1は、先端
に拡径した頭部2aを有するボルト2と、このボルト2
の外側に嵌め込まれるゴム筒3と、ボルト2が螺合する
雌ネジ4cを内側に有する軸部4aと、軸部4aから先
端側へ向かって拡径した円錐部4bからなる埋設ナット
4と、埋設ナット4の外側に外嵌され内部にボルト2が
挿通できる基部5aから先端側へ向かって拡径可能にス
リット5b,5b,5bで割られた複数の拡径片部5c
からなるカラー5で構成されており、カラー5を埋設ナ
ット4に外嵌させて、埋設ナット4にボルト2を螺合さ
せた状態で、図7に示すように、コンクリート壁Wに予
め形成されているドリル穴7内に前記埋設ナット4及び
カラー5を挿入し、ドリル穴7からボルト2の頭部2a
を突出させた状態として、この状態で左手でゴム筒3を
握り、右手でボルト2の頭部2aを握って、頭部2aを
外側へ強く引っ張ることにより、図8に示すように、ボ
ルト2が外側へ引っ張られることにより埋設ナット4が
カラー5の拡径片部5c内に圧入されて、拡径片部5c
が円錐部4bに沿って外側へ拡径し、これによりカラー
5の拡径片部5cがドリル穴7の内壁に強固に圧着され
て、ドリル穴7内に埋設ナット4及びカラー5が固定さ
れるものであり、この状態でボルト2をネジを介して外
側へ抜き取り、ボルト2に例えば浴槽,その他の洗面器
等の取付孔部を係合させて、再びボルト2を埋設ナット
4に螺合させることにより、ボルト2を締め付けて洗面
器とか浴槽等をコンクリート壁Wに強固に取り付けるこ
とができるものとなっている。
ンカーボルトが存在し、このアンカーボルト1は、先端
に拡径した頭部2aを有するボルト2と、このボルト2
の外側に嵌め込まれるゴム筒3と、ボルト2が螺合する
雌ネジ4cを内側に有する軸部4aと、軸部4aから先
端側へ向かって拡径した円錐部4bからなる埋設ナット
4と、埋設ナット4の外側に外嵌され内部にボルト2が
挿通できる基部5aから先端側へ向かって拡径可能にス
リット5b,5b,5bで割られた複数の拡径片部5c
からなるカラー5で構成されており、カラー5を埋設ナ
ット4に外嵌させて、埋設ナット4にボルト2を螺合さ
せた状態で、図7に示すように、コンクリート壁Wに予
め形成されているドリル穴7内に前記埋設ナット4及び
カラー5を挿入し、ドリル穴7からボルト2の頭部2a
を突出させた状態として、この状態で左手でゴム筒3を
握り、右手でボルト2の頭部2aを握って、頭部2aを
外側へ強く引っ張ることにより、図8に示すように、ボ
ルト2が外側へ引っ張られることにより埋設ナット4が
カラー5の拡径片部5c内に圧入されて、拡径片部5c
が円錐部4bに沿って外側へ拡径し、これによりカラー
5の拡径片部5cがドリル穴7の内壁に強固に圧着され
て、ドリル穴7内に埋設ナット4及びカラー5が固定さ
れるものであり、この状態でボルト2をネジを介して外
側へ抜き取り、ボルト2に例えば浴槽,その他の洗面器
等の取付孔部を係合させて、再びボルト2を埋設ナット
4に螺合させることにより、ボルト2を締め付けて洗面
器とか浴槽等をコンクリート壁Wに強固に取り付けるこ
とができるものとなっている。
【0003】このように従来においては、アンカーボル
ト1をコンクリート壁Wのドリル穴7内に固設する際
に、作業者はボルト2の頭部2aを1本ずつ外側へ引っ
張って埋設ナット4とカラー5をドリル穴7内に固定さ
せており、ボルト2を引っ張るのに相当強大な力が必要
となり、アンカーボルトの数が多い場合には極めて多大
な労力を要し、コンクリート壁W等の施工状態が悪いと
怪我をする可能性もあり、施工作業が困難を伴うという
問題点があった。
ト1をコンクリート壁Wのドリル穴7内に固設する際
に、作業者はボルト2の頭部2aを1本ずつ外側へ引っ
張って埋設ナット4とカラー5をドリル穴7内に固定さ
せており、ボルト2を引っ張るのに相当強大な力が必要
となり、アンカーボルトの数が多い場合には極めて多大
な労力を要し、コンクリート壁W等の施工状態が悪いと
怪我をする可能性もあり、施工作業が困難を伴うという
問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み、差ほどの力を必要とせず容易にアンカーボル
トをドリル穴内に固設できる施工工具を提供せんことを
目的とし、その要旨は、頭部を有するボルトと、該ボル
トが螺合する雌ネジを内側に有し先端側へ拡径した円錐
部を有する埋設ナットと、該埋設ナットに前記ボルトを
螺合一体化させた状態で埋設ナットに外嵌され前記ボル
トを引っ張ることにより埋設ナットの円錐部が圧入され
て外側へ拡径する拡径片部を有するカラーとで構成され
るアンカーボルトを、コンクリート壁に形成したドリル
穴内に固設する施工工具であって、該施工工具は、前記
ドリル穴内に前記埋設ナットとカラーを挿入させ前記ボ
ルトの頭部をドリル穴の外側へ突出させた状態で、握り
片部を握ることにより、前記カラーをドリル穴内へ押圧
する押圧片部と、逆にボルトの頭部をドリル穴の外側へ
引っ張る引張片部を備えて構成されていることである。
点に鑑み、差ほどの力を必要とせず容易にアンカーボル
トをドリル穴内に固設できる施工工具を提供せんことを
目的とし、その要旨は、頭部を有するボルトと、該ボル
トが螺合する雌ネジを内側に有し先端側へ拡径した円錐
部を有する埋設ナットと、該埋設ナットに前記ボルトを
螺合一体化させた状態で埋設ナットに外嵌され前記ボル
トを引っ張ることにより埋設ナットの円錐部が圧入され
て外側へ拡径する拡径片部を有するカラーとで構成され
るアンカーボルトを、コンクリート壁に形成したドリル
穴内に固設する施工工具であって、該施工工具は、前記
ドリル穴内に前記埋設ナットとカラーを挿入させ前記ボ
ルトの頭部をドリル穴の外側へ突出させた状態で、握り
片部を握ることにより、前記カラーをドリル穴内へ押圧
する押圧片部と、逆にボルトの頭部をドリル穴の外側へ
引っ張る引張片部を備えて構成されていることである。
【0005】
【作用】壁面のドリル穴内に埋設ナットとカラーを挿入
させた後、外側に突出しているボルトに対し外側より押
圧片部と引張片部を挿着させて、握り片部を握ることに
より、押圧片部はカラーをドリル穴側へ押圧し、引張片
部はボルトをドリル穴の外側へ引っ張るため、ボルトの
外側への移動に伴って埋設ナットの円錐部がカラー内に
圧入されてゆき、これにより円錐部に沿ってカラーの拡
径片部が外側へ拡径されて、拡径片部が強固にドリル穴
の内周面に圧着されて固定される。
させた後、外側に突出しているボルトに対し外側より押
圧片部と引張片部を挿着させて、握り片部を握ることに
より、押圧片部はカラーをドリル穴側へ押圧し、引張片
部はボルトをドリル穴の外側へ引っ張るため、ボルトの
外側への移動に伴って埋設ナットの円錐部がカラー内に
圧入されてゆき、これにより円錐部に沿ってカラーの拡
径片部が外側へ拡径されて、拡径片部が強固にドリル穴
の内周面に圧着されて固定される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本例の施工工具10によりアンカーボルト
1をコンクリート壁Wに形成されたドリル穴7内に固設
する状態を示す断面構成図であり、図2は施工工具の一
例を示す概略斜視構成図である。図において、施工工具
10は、第1部材11と第2部材12が連結ピン13で
連結されて構成されたものであり、第1部材11の先端
には、手で握ることのできる握り片部11aが形成され
ており、他端側には前記ボルト2が係合可能なボルト係
合溝11cを形成した押圧片部11bが形成されたもの
となっており、また、第2部材12は、先端に前記握り
片部11aと対向する握り片部12aが形成されてお
り、他端側には前記押圧片部11bと対向する引張片部
12bが形成されたものとなっており、引張片部12b
にはボルト2を係合できるボルト係合溝12cが形成さ
れている。また、引張片部12bと握り片部12a間は
くの字状に湾曲した湾曲アーム部12dとなっている。
する。図1は本例の施工工具10によりアンカーボルト
1をコンクリート壁Wに形成されたドリル穴7内に固設
する状態を示す断面構成図であり、図2は施工工具の一
例を示す概略斜視構成図である。図において、施工工具
10は、第1部材11と第2部材12が連結ピン13で
連結されて構成されたものであり、第1部材11の先端
には、手で握ることのできる握り片部11aが形成され
ており、他端側には前記ボルト2が係合可能なボルト係
合溝11cを形成した押圧片部11bが形成されたもの
となっており、また、第2部材12は、先端に前記握り
片部11aと対向する握り片部12aが形成されてお
り、他端側には前記押圧片部11bと対向する引張片部
12bが形成されたものとなっており、引張片部12b
にはボルト2を係合できるボルト係合溝12cが形成さ
れている。また、引張片部12bと握り片部12a間は
くの字状に湾曲した湾曲アーム部12dとなっている。
【0007】従って、このような施工工具10において
は、一対の握り片部11a,12aを外側より手で握り
締め付けると、逆に他端側の押圧片部11bと引張片部
12bは反対方向へ拡開することとなる。
は、一対の握り片部11a,12aを外側より手で握り
締め付けると、逆に他端側の押圧片部11bと引張片部
12bは反対方向へ拡開することとなる。
【0008】図1に示すように、コンクリート壁Wに予
め形成されているドリル穴7内にアンカーボルト1の埋
設ナット4とカラー5を挿入させてボルト2を外側へ突
出させた状態としておき、この状態で、外側へ突出した
ボルト2に対し施工工具10のボルト係合溝11c,1
2cを係合させて、押圧片部11bをコンクリート壁W
に当接させ、引張片部12bをボルト2の頭部2aの内
側に当接させ、この状態で握り片部11a,12aを外
側より握り力を入れると、押圧片部11bはカラー5を
ボルト穴7側へ押し込む作用力を発揮し、逆に引張片部
12bはボルト2の頭部2aを外側へ引っ張る作用力を
発揮することとなり、これによりボルト2は外側へ引っ
張られて、これに伴い埋設ナット4も外側へ引っ張られ
るため、この時に埋設ナット4の円錐部4bがカラー5
の拡径片部5cの内側に圧入されてゆき、拡径片部5c
は円錐部4bに沿って外側へ次第に拡径され、やがては
ドリル穴7の内周面に強固に拡径片部5cが円錐部4b
を介し圧着される状態となり、これによりカラー5及び
埋設ナット4がドリル穴7内に強固に固定されることと
なる。
め形成されているドリル穴7内にアンカーボルト1の埋
設ナット4とカラー5を挿入させてボルト2を外側へ突
出させた状態としておき、この状態で、外側へ突出した
ボルト2に対し施工工具10のボルト係合溝11c,1
2cを係合させて、押圧片部11bをコンクリート壁W
に当接させ、引張片部12bをボルト2の頭部2aの内
側に当接させ、この状態で握り片部11a,12aを外
側より握り力を入れると、押圧片部11bはカラー5を
ボルト穴7側へ押し込む作用力を発揮し、逆に引張片部
12bはボルト2の頭部2aを外側へ引っ張る作用力を
発揮することとなり、これによりボルト2は外側へ引っ
張られて、これに伴い埋設ナット4も外側へ引っ張られ
るため、この時に埋設ナット4の円錐部4bがカラー5
の拡径片部5cの内側に圧入されてゆき、拡径片部5c
は円錐部4bに沿って外側へ次第に拡径され、やがては
ドリル穴7の内周面に強固に拡径片部5cが円錐部4b
を介し圧着される状態となり、これによりカラー5及び
埋設ナット4がドリル穴7内に強固に固定されることと
なる。
【0009】この状態で施工工具10を取り除き、ボル
ト2のネジを埋設ナット4から緩めて取外し、洗面器,
浴槽等の取付孔部にボルト2を挿通させて、再びボルト
2を埋設ナット4に螺合させることにより、強固にコン
クリート壁Wにアンカーボルト1を介し浴槽,洗面器等
を取り付けることができるものとなる。
ト2のネジを埋設ナット4から緩めて取外し、洗面器,
浴槽等の取付孔部にボルト2を挿通させて、再びボルト
2を埋設ナット4に螺合させることにより、強固にコン
クリート壁Wにアンカーボルト1を介し浴槽,洗面器等
を取り付けることができるものとなる。
【0010】本例においては、アンカーボルト1のドリ
ル穴7内への固定を施工工具10を介し片手で軽い力で
作動させて容易に行なうことができ、アンカーボルト1
の固設作業が極めて容易なものとなる。
ル穴7内への固定を施工工具10を介し片手で軽い力で
作動させて容易に行なうことができ、アンカーボルト1
の固設作業が極めて容易なものとなる。
【0011】なお、図2の施工工具は一例であって、図
3に前記第1部材11の要部を示すように、第1部材1
1の握り片部11aの外周に外側へ突出状に円板状の押
付フランジ部11dを一体形成させておいても良く、こ
のように押付フランジ部11dを形成させることによ
り、押付フランジ部11dを介し前記押圧片部11bを
コンクリート壁W側に容易に押し付け状にして施工工具
10を操作することができるものとなり、施工工具の操
作性が良好なものとなる。
3に前記第1部材11の要部を示すように、第1部材1
1の握り片部11aの外周に外側へ突出状に円板状の押
付フランジ部11dを一体形成させておいても良く、こ
のように押付フランジ部11dを形成させることによ
り、押付フランジ部11dを介し前記押圧片部11bを
コンクリート壁W側に容易に押し付け状にして施工工具
10を操作することができるものとなり、施工工具の操
作性が良好なものとなる。
【0012】さらに、図4に示すように、握り片部11
aの外側へコの字状に手挿入部11eを一体形成させて
おき、この手挿入部11e内に手を挿入させ、施工工具
10の操作時に押圧片部11bをコンクリート壁W側に
良好に押圧することができるものとなる。
aの外側へコの字状に手挿入部11eを一体形成させて
おき、この手挿入部11e内に手を挿入させ、施工工具
10の操作時に押圧片部11bをコンクリート壁W側に
良好に押圧することができるものとなる。
【0013】さらに、図5に斜視図で示すように、施工
工具10の前記握り片部11a及び12aの上端に折曲
状にそれぞれ延出片部11f,12eを形成させてお
き、この延出片部11f,12eは前記押圧片部11b
及び引張片部12bと平行な方向へ延出状としておけ
ば、延出片部11f,12eを介し前記押圧片部11
b,引張片部12bをコンクリート壁W側に押し付けな
がら延出片部11f,12eを手で握り操作することが
でき、施工工具10の操作性がより良好なものとなる。
工具10の前記握り片部11a及び12aの上端に折曲
状にそれぞれ延出片部11f,12eを形成させてお
き、この延出片部11f,12eは前記押圧片部11b
及び引張片部12bと平行な方向へ延出状としておけ
ば、延出片部11f,12eを介し前記押圧片部11
b,引張片部12bをコンクリート壁W側に押し付けな
がら延出片部11f,12eを手で握り操作することが
でき、施工工具10の操作性がより良好なものとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、頭部を有するボルトと、該ボ
ルトが螺合する雌ネジを内側に有し先端側へ拡径した円
錐部を有する埋設ナットと、該埋設ナットに前記ボルト
を螺合一体化させた状態で埋設ナットに外嵌され前記ボ
ルトを引っ張ることにより埋設ナットの円錐部が圧入さ
れて外側へ拡径する拡径片部を有するカラーとで構成さ
れるアンカーボルトを、コンクリート壁に形成したドリ
ル穴内に固設する施工工具であって、該施工工具は、前
記ドリル穴内に前記埋設ナットとカラーを挿入させ前記
ボルトの頭部をドリル穴の外側へ突出させた状態で、握
り片部を握ることにより、前記カラーをドリル穴内へ押
圧する押圧片部と、逆にボルトの頭部をドリル穴の外側
へ引っ張る引張片部を備えて構成されていることによ
り、施工工具を介し軽い力でボルトを外側へ引っ張り、
埋設ナットの円錐部をカラーの拡径片部内に圧入させて
強固にカラーの拡径片部をドリル穴内に圧着させて固定
させることができ、アンカーボルトのドリル穴内への固
設作業を軽い力で楽に行なうことができ、作業性が良好
で、作業を片手で早く行なうことができる効果を有す
る。
ルトが螺合する雌ネジを内側に有し先端側へ拡径した円
錐部を有する埋設ナットと、該埋設ナットに前記ボルト
を螺合一体化させた状態で埋設ナットに外嵌され前記ボ
ルトを引っ張ることにより埋設ナットの円錐部が圧入さ
れて外側へ拡径する拡径片部を有するカラーとで構成さ
れるアンカーボルトを、コンクリート壁に形成したドリ
ル穴内に固設する施工工具であって、該施工工具は、前
記ドリル穴内に前記埋設ナットとカラーを挿入させ前記
ボルトの頭部をドリル穴の外側へ突出させた状態で、握
り片部を握ることにより、前記カラーをドリル穴内へ押
圧する押圧片部と、逆にボルトの頭部をドリル穴の外側
へ引っ張る引張片部を備えて構成されていることによ
り、施工工具を介し軽い力でボルトを外側へ引っ張り、
埋設ナットの円錐部をカラーの拡径片部内に圧入させて
強固にカラーの拡径片部をドリル穴内に圧着させて固定
させることができ、アンカーボルトのドリル穴内への固
設作業を軽い力で楽に行なうことができ、作業性が良好
で、作業を片手で早く行なうことができる効果を有す
る。
【図1】施工工具によりアンカーボルトを壁面のドリル
穴内に固設する状態の作業状態図である。
穴内に固設する状態の作業状態図である。
【図2】施工工具の一例を示す概略斜視構成図である。
【図3】施工工具における握り片部に押付フランジ部を
一体形成させた要部斜視構成図である。
一体形成させた要部斜視構成図である。
【図4】施工工具の握り片部に手を挿入可能な手挿入部
を一体形成させた要部斜視図である。
を一体形成させた要部斜視図である。
【図5】施工工具の変更例を示す斜視構成図である。
【図6】アンカーボルトの分解斜視図である。
【図7】従来の固設方法を示すドリル穴内にアンカーボ
ルトを挿着した状態の断面構成図である。
ルトを挿着した状態の断面構成図である。
【図8】図7の状態からボルトを引っ張りドリル穴内に
固設させた状態の従来作業工程断面図である。
固設させた状態の従来作業工程断面図である。
1 アンカーボルト 2 ボルト 2a 頭部 4 埋設ナット 4a 軸部 4b 円錐部 4c 雌ネジ 5 カラー 5a 基部 5b スリット 5c 拡径片部 7 ドリル穴 10 施工工具 11 第1部材 11a 握り片部 11b 押圧片部 11c ボルト係合溝 11d 押付フランジ部 11e 手挿入部 11f 延出片部 12 第2部材 12a 握り片部 12b 引張片部 12c ボルト係合溝 12d 湾曲アーム部 12e 延出片部 13 連結ピン W コンクリート壁
Claims (1)
- 【請求項1】 頭部2aを有するボルト2と、該ボルト
2が螺合する雌ネジ4cを内側に有し先端側へ拡径した
円錐部4bを有する埋設ナット4と、該埋設ナット4に
前記ボルト2を螺合一体化させた状態で埋設ナット4に
外嵌され前記ボルト2を引っ張ることにより埋設ナット
4の円錐部4bが圧入されて外側へ拡径する拡径片部5
cを有するカラー5とで構成されるアンカーボルト1
を、コンクリート壁Wに形成したドリル穴7内に固設す
る施工工具10であって、該施工工具10は、前記ドリ
ル穴7内に前記埋設ナット4とカラー5を挿入させ前記
ボルト2の頭部2aをドリル穴7の外側へ突出させた状
態で、握り片部11a,12aを握ることにより、前記
カラー5をドリル穴7内へ押圧する押圧片部11bと、
逆にボルト2の頭部2aをドリル穴7の外側へ引っ張る
引張片部12bを備えて構成されていることを特徴とす
るアンカーボルトの施工工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2748295A JPH08197448A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | アンカーボルトの施工工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2748295A JPH08197448A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | アンカーボルトの施工工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197448A true JPH08197448A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12222357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2748295A Pending JPH08197448A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | アンカーボルトの施工工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08197448A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014128838A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Nec Networks & System Integration Corp | アンカーボルト引き抜き具 |
CN105020226A (zh) * | 2015-08-12 | 2015-11-04 | 深圳亚太航空技术有限公司 | 涨紧螺栓组件 |
GB2574451A (en) * | 2018-06-07 | 2019-12-11 | Caterpillar Energy Solutions Gmbh | Device for tensioning a screw |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP2748295A patent/JPH08197448A/ja active Pending
Cited By (4)
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