JPH0819548A - 大腸粘膜用のクリップ装置 - Google Patents
大腸粘膜用のクリップ装置Info
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- JPH0819548A JPH0819548A JP6157544A JP15754494A JPH0819548A JP H0819548 A JPH0819548 A JP H0819548A JP 6157544 A JP6157544 A JP 6157544A JP 15754494 A JP15754494 A JP 15754494A JP H0819548 A JPH0819548 A JP H0819548A
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- JP
- Japan
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- clip
- arm
- sandwiching
- tube
- tightening ring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大腸粘膜のみを確実に挟持し得る大腸粘膜用
のクリップ装置の提供を目的としている。 【構成】1対の腕部2c,2c´の先端に大腸粘膜を挟
持可能な挟持部2d,2d´が形成されるとともに、前
記挟持部2d,2d´を離間させる方向に前記腕部2
c,2c´を拡開する開拡習性が付与されたクリップ2
と、前記クリップ2の腕部2c,2c´に被嵌されて装
着されることによりクリップ2の前記挟持部2d,2d
´を閉成するクリップ締付用リング4とを備えた大腸粘
膜用のクリップ装置1において、前記クリップ2の最大
開き幅Xを5〜9mmとしたものである。
のクリップ装置の提供を目的としている。 【構成】1対の腕部2c,2c´の先端に大腸粘膜を挟
持可能な挟持部2d,2d´が形成されるとともに、前
記挟持部2d,2d´を離間させる方向に前記腕部2
c,2c´を拡開する開拡習性が付与されたクリップ2
と、前記クリップ2の腕部2c,2c´に被嵌されて装
着されることによりクリップ2の前記挟持部2d,2d
´を閉成するクリップ締付用リング4とを備えた大腸粘
膜用のクリップ装置1において、前記クリップ2の最大
開き幅Xを5〜9mmとしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大腸粘膜を挟持するた
めのクリップ装置に関する。
めのクリップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病変部の止血或いはマーキングを
目的として、生体内の組織を把持した状態で生体内に留
置されるクリップ装置が知られている。この種のクリッ
プ装置としては、例えば実開平2−6011号公報のも
のが提案されている。このクリップ装置が図13に示さ
れている。
目的として、生体内の組織を把持した状態で生体内に留
置されるクリップ装置が知られている。この種のクリッ
プ装置としては、例えば実開平2−6011号公報のも
のが提案されている。このクリップ装置が図13に示さ
れている。
【0003】図示のように、クリップ装置はクリップa
を備え、このクリップaは、金属性の薄い帯板材を中央
部分で折り曲げ、その曲げ部分に基端部bを形成して成
るものである。さらに、このクリップaの基端部bから
延出する一対の腕部c、cの先端部にはそれぞれ内側に
90゜の角度に屈曲されて生体組織gを挟持する挟持部
d、dが形成されている。これらの挟持部d、dの先端
は、生体組織gを把持しやすいように、一方が凸形状に
形成され、他方が凹形状に形成されている。さらに、こ
のクリップaにはこれらの挟持部d、dを離間させる方
向に腕部c、cを拡開させる開拡習性が付与されてい
る。
を備え、このクリップaは、金属性の薄い帯板材を中央
部分で折り曲げ、その曲げ部分に基端部bを形成して成
るものである。さらに、このクリップaの基端部bから
延出する一対の腕部c、cの先端部にはそれぞれ内側に
90゜の角度に屈曲されて生体組織gを挟持する挟持部
d、dが形成されている。これらの挟持部d、dの先端
は、生体組織gを把持しやすいように、一方が凸形状に
形成され、他方が凹形状に形成されている。さらに、こ
のクリップaにはこれらの挟持部d、dを離間させる方
向に腕部c、cを拡開させる開拡習性が付与されてい
る。
【0004】また、このクリップ装置は、クリップaの
腕部c、cに被嵌して装着されるクリップ締付用リング
eと、クリップaの基端部bに係脱可能に係合される連
結部材fとを有している。クリップaの基端部bに連結
部材fが係合された状態で、この連結部材fを図中右方
向に引っ張り操作することにより、クリップ締付用リン
グe内にクリップaを基端部b側から挿入させ、このク
リップ締付用リングeをクリップaの腕部c、cに被嵌
して装着させると、クリップaの挟持部d、dが閉成し
て、生体組織gが挟持部d、dによって挟持される。
腕部c、cに被嵌して装着されるクリップ締付用リング
eと、クリップaの基端部bに係脱可能に係合される連
結部材fとを有している。クリップaの基端部bに連結
部材fが係合された状態で、この連結部材fを図中右方
向に引っ張り操作することにより、クリップ締付用リン
グe内にクリップaを基端部b側から挿入させ、このク
リップ締付用リングeをクリップaの腕部c、cに被嵌
して装着させると、クリップaの挟持部d、dが閉成し
て、生体組織gが挟持部d、dによって挟持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、クリップによ
って挟持される粘膜やポリープはその厚さや大きさが様
々である。しかしながら、上記構成のような従来のクリ
ップ装置は、クリップaの最大開き幅が1種類のみであ
り、粘膜の厚さやポリープの大きさによってクリップa
を選択使用することが出来なかった。
って挟持される粘膜やポリープはその厚さや大きさが様
々である。しかしながら、上記構成のような従来のクリ
ップ装置は、クリップaの最大開き幅が1種類のみであ
り、粘膜の厚さやポリープの大きさによってクリップa
を選択使用することが出来なかった。
【0006】粘膜をクリップによって挟持する場合、ク
リップの最大開き幅は重要な意味を持つ。すなわち、ク
リップは、最大に開かれた状態で粘膜に押し付けられ、
この状態で挟持部d,dが閉じられて粘膜を挟持する
が、最大開き幅が大きければ大きいほど、粘膜を深くま
で挟持することとなる。したがって、クリップaの最大
開き巾が1種類のみであると、大腸粘膜(平均2〜3m
mの厚さを有する)のように薄い粘膜をクリップaによ
って挟持しようとした場合に、挟持する必要のない深部
まで一緒に挟持してしまい、その後のクリップの抜去が
困難になることがある。
リップの最大開き幅は重要な意味を持つ。すなわち、ク
リップは、最大に開かれた状態で粘膜に押し付けられ、
この状態で挟持部d,dが閉じられて粘膜を挟持する
が、最大開き幅が大きければ大きいほど、粘膜を深くま
で挟持することとなる。したがって、クリップaの最大
開き巾が1種類のみであると、大腸粘膜(平均2〜3m
mの厚さを有する)のように薄い粘膜をクリップaによ
って挟持しようとした場合に、挟持する必要のない深部
まで一緒に挟持してしまい、その後のクリップの抜去が
困難になることがある。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、大腸粘膜のみを確実
に挟持し得る大腸粘膜用のクリップ装置を提供すること
にある。
であり、その目的とするところは、大腸粘膜のみを確実
に挟持し得る大腸粘膜用のクリップ装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明は、1対の腕部の先端に大腸粘膜を
挟持可能な挟持部が形成されるとともに、前記挟持部を
離間させる方向に前記腕部を拡開する開拡習性が付与さ
れたクリップと、前記クリップの腕部に被嵌されて装着
されることによりクリップの前記挟持部を閉成するクリ
ップ締付用リングとを備えた大腸粘膜用のクリップ装置
において、前記クリップの最大開き幅を5〜9mmとし
たものである。上記構成では、クリップの最大開き幅が
5〜9mmであるため、平均2〜3mmの厚さを有する
大腸粘膜のみを挟持することが可能となる。
するために、本発明は、1対の腕部の先端に大腸粘膜を
挟持可能な挟持部が形成されるとともに、前記挟持部を
離間させる方向に前記腕部を拡開する開拡習性が付与さ
れたクリップと、前記クリップの腕部に被嵌されて装着
されることによりクリップの前記挟持部を閉成するクリ
ップ締付用リングとを備えた大腸粘膜用のクリップ装置
において、前記クリップの最大開き幅を5〜9mmとし
たものである。上記構成では、クリップの最大開き幅が
5〜9mmであるため、平均2〜3mmの厚さを有する
大腸粘膜のみを挟持することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例に
ついて説明する。図1は本発明の一実施例に係るクリッ
プユニット1を示している。このクリップユニット1
は、クリップ2と、このクリップ2に係脱可能に係合さ
れる連結部材としての連結板3と、クリップ締付用リン
グ4とから構成されている。
ついて説明する。図1は本発明の一実施例に係るクリッ
プユニット1を示している。このクリップユニット1
は、クリップ2と、このクリップ2に係脱可能に係合さ
れる連結部材としての連結板3と、クリップ締付用リン
グ4とから構成されている。
【0010】クリップ2は、ステンレス製の薄い帯板を
中央部分で曲げ、その曲げ部分を基端部2aとしたもの
で、この基端部2aからクリップ締付用リング4の内径
よりも広い間隔の1対の嵌動部2b、2b′が延出し、
さらに、これらの嵌動部2b、2b′が延出して両方の
腕部2c、2c′を互いに交差させることによって成る
ものである。さらに、各腕部2c、2c´の先端部を向
き合うように折り曲げて、挟持部2d、2d´を形成し
ている。また、クリップ2には挟持部2d,2d′を開
くように腕部2c、2c′に開拡習性が付与してある。
中央部分で曲げ、その曲げ部分を基端部2aとしたもの
で、この基端部2aからクリップ締付用リング4の内径
よりも広い間隔の1対の嵌動部2b、2b′が延出し、
さらに、これらの嵌動部2b、2b′が延出して両方の
腕部2c、2c′を互いに交差させることによって成る
ものである。さらに、各腕部2c、2c´の先端部を向
き合うように折り曲げて、挟持部2d、2d´を形成し
ている。また、クリップ2には挟持部2d,2d′を開
くように腕部2c、2c′に開拡習性が付与してある。
【0011】また、挟持部2d、2d´の先端は生体組
織を傷付けず且つ把持し易い形状となっている。例え
ば、図1の(c)に示すように、一方の挟持部2dの先
端中央に突起歯部21が設けられ、他方の挟持部2d´
の先端中央にこの突起歯部21に凸凹嵌合可能な凹部2
1´が設けられている。
織を傷付けず且つ把持し易い形状となっている。例え
ば、図1の(c)に示すように、一方の挟持部2dの先
端中央に突起歯部21が設けられ、他方の挟持部2d´
の先端中央にこの突起歯部21に凸凹嵌合可能な凹部2
1´が設けられている。
【0012】一方、連結板3は、金属製の板材であり、
フォトエッチングによる加工によって形成されるもので
ある。そのため、加工時に母材と連結板3との間を連結
するブリッジが必要であり、そのブリッジは、この連結
板3におけるクリップ締付用リング4と接触しない部分
に配置された切り欠き部3eの中央に設けられている。
これにより、連結板3のブリッジの切断端部は連結板3
の側面の延長線より外方に突出しないように設定されて
いる。
フォトエッチングによる加工によって形成されるもので
ある。そのため、加工時に母材と連結板3との間を連結
するブリッジが必要であり、そのブリッジは、この連結
板3におけるクリップ締付用リング4と接触しない部分
に配置された切り欠き部3eの中央に設けられている。
これにより、連結板3のブリッジの切断端部は連結板3
の側面の延長線より外方に突出しないように設定されて
いる。
【0013】また、連結板3の一端には図1の(b)に
示すようにクリップ2の基端部2aに係脱可能に係合す
るJの字状のフック部3aが形成されている。また、連
結板3の他端近傍には後述するフック部30(図2参
照)との連結用の係合孔3bが形成されている。この係
合孔3bは、長手方向に延びる長孔3cと、この長孔3
cに連なる大径孔3dとから成る。この場合、大径孔3
dが長孔3cよりも先端側に位置している。
示すようにクリップ2の基端部2aに係脱可能に係合す
るJの字状のフック部3aが形成されている。また、連
結板3の他端近傍には後述するフック部30(図2参
照)との連結用の係合孔3bが形成されている。この係
合孔3bは、長手方向に延びる長孔3cと、この長孔3
cに連なる大径孔3dとから成る。この場合、大径孔3
dが長孔3cよりも先端側に位置している。
【0014】また、クリップ締付用リング4は後述する
操作管9(図2参照)の先端の連結用リング8に着脱自
在に装着され、クリップ2の腕部2c、2c′に被嵌し
て装着することにより、クリップ2の挟持部2d、2
d′を閉成するものである。図1の(a)(b)に示す
ように、クリップ締付用リング4の外周面には段差が形
成されている。そして、このクリップ締付用リング4の
径の細い部分によって操作管9の連結用リング8の内径
よりも小さい連結部4aが形成されている。なお、この
クリップ締付用リング4の径の太い部分(太径部4b)
は連結用リング8の内径よりも大きくなっている。ま
た、クリップ締付用リング4の先端部内周面にはテーパ
部4cが形成されている。
操作管9(図2参照)の先端の連結用リング8に着脱自
在に装着され、クリップ2の腕部2c、2c′に被嵌し
て装着することにより、クリップ2の挟持部2d、2
d′を閉成するものである。図1の(a)(b)に示す
ように、クリップ締付用リング4の外周面には段差が形
成されている。そして、このクリップ締付用リング4の
径の細い部分によって操作管9の連結用リング8の内径
よりも小さい連結部4aが形成されている。なお、この
クリップ締付用リング4の径の太い部分(太径部4b)
は連結用リング8の内径よりも大きくなっている。ま
た、クリップ締付用リング4の先端部内周面にはテーパ
部4cが形成されている。
【0015】そして、図1の(a)(b)に示すよう
に、カセット式クリップユニット1は、クリップ2の基
端部2aに連結板3のフック部3aを引っ掛け、その状
態で連結板3をクリップ締付用リング4に管外径の大き
い方から挿入(クリップ2の基端部2aがテーパ部4b
の近傍に位置するまで又はテーパ部4bに接触するま
で、連結板3をクリップ締付用リング4内に挿入)し、
その状態でこのクリップ締付用リング4の内部に例えば
シリコーン等の固定剤5を充填して、クリップ2と連結
板3とをクリップ締付用リング4内に仮止めしたもので
ある。
に、カセット式クリップユニット1は、クリップ2の基
端部2aに連結板3のフック部3aを引っ掛け、その状
態で連結板3をクリップ締付用リング4に管外径の大き
い方から挿入(クリップ2の基端部2aがテーパ部4b
の近傍に位置するまで又はテーパ部4bに接触するま
で、連結板3をクリップ締付用リング4内に挿入)し、
その状態でこのクリップ締付用リング4の内部に例えば
シリコーン等の固定剤5を充填して、クリップ2と連結
板3とをクリップ締付用リング4内に仮止めしたもので
ある。
【0016】また、本実施例において、最も特徴的な点
は、クリップ2の最大開き幅と腕部2c、2c´の長さ
にある。すなわち、図8の(a)に示すように、クリッ
プ2はこれを最大に開いた状態でその開き幅Xが5〜9
mmとなるように開拡習性が付与されており、また、図
8の(b)に示すように、挟持部2d,2d´を閉じた
状態でクリップ締付用リング4から突出する腕部2c、
2c´の長さYが2〜4mmとなるように形成されてい
る。
は、クリップ2の最大開き幅と腕部2c、2c´の長さ
にある。すなわち、図8の(a)に示すように、クリッ
プ2はこれを最大に開いた状態でその開き幅Xが5〜9
mmとなるように開拡習性が付与されており、また、図
8の(b)に示すように、挟持部2d,2d´を閉じた
状態でクリップ締付用リング4から突出する腕部2c、
2c´の長さYが2〜4mmとなるように形成されてい
る。
【0017】次に、図2を参照しつつクリップ操作装置
6について説明する。図2の(a)に示すように、この
クリップ操作装置6は、挿入部6aと手元側操作部6b
とから構成されている。
6について説明する。図2の(a)に示すように、この
クリップ操作装置6は、挿入部6aと手元側操作部6b
とから構成されている。
【0018】挿入部6aは、柔軟な四フッ化エチレン樹
脂製のチューブによって形成された導入管7と、この導
入管7内に進退自在に挿入された可撓性を有する操作管
9とから成り、操作管9内には操作ワイヤ10が進退自
在に挿通されている。
脂製のチューブによって形成された導入管7と、この導
入管7内に進退自在に挿入された可撓性を有する操作管
9とから成り、操作管9内には操作ワイヤ10が進退自
在に挿通されている。
【0019】また、操作ワイヤ10の先端部にはフック
部30が接続されている。このフック部30は、棒状部
材によって形成されており、図4に詳細に示すようにそ
の先端部側に凹陥状の切欠部33が形成されている。こ
の切欠部33の底面には操作ワイヤ10の進退方向に対
して垂直にピン36が突設されている。このピン36
は、円形の頭部34と、この頭部34よりも小径な柄部
35とによって形成されている。この場合、図4の
(b)に示すように、ピン36の頭部34は、その外径
がクリップ2の連結板3の大径孔3dよりも小さく、且
つ、長孔3cよりも大きく形成されている。さらに、ピ
ン36の柄部35の外径は連結板3の長孔3cよりも小
さく形成されている。
部30が接続されている。このフック部30は、棒状部
材によって形成されており、図4に詳細に示すようにそ
の先端部側に凹陥状の切欠部33が形成されている。こ
の切欠部33の底面には操作ワイヤ10の進退方向に対
して垂直にピン36が突設されている。このピン36
は、円形の頭部34と、この頭部34よりも小径な柄部
35とによって形成されている。この場合、図4の
(b)に示すように、ピン36の頭部34は、その外径
がクリップ2の連結板3の大径孔3dよりも小さく、且
つ、長孔3cよりも大きく形成されている。さらに、ピ
ン36の柄部35の外径は連結板3の長孔3cよりも小
さく形成されている。
【0020】なお、ピン36の柄部35の断面は、円形
でも良いが、より強度を出すために、図5及び図6に示
すように矩形である方が望ましい。また、ピン36の柄
部35は、クリップ2の取り付け性を向上させるため、
図5に示すように先端側を頭部34と同一面に形成し、
手元側に頭部34との段差を設けても良い。
でも良いが、より強度を出すために、図5及び図6に示
すように矩形である方が望ましい。また、ピン36の柄
部35は、クリップ2の取り付け性を向上させるため、
図5に示すように先端側を頭部34と同一面に形成し、
手元側に頭部34との段差を設けても良い。
【0021】また、導入管7の材料である四フッ化エチ
レエン樹脂は、原料の状態で融点以上に加熱されてγ線
が照射されたものである。このような四フッ化エチレエ
ン樹脂はγ線による滅菌処理が施されても劣化すること
がない。したがって、このような四フッ化エチレエン樹
脂によって導入管7を形成すれば、γ線によって導入管
7を滅菌処理することが可能となる。
レエン樹脂は、原料の状態で融点以上に加熱されてγ線
が照射されたものである。このような四フッ化エチレエ
ン樹脂はγ線による滅菌処理が施されても劣化すること
がない。したがって、このような四フッ化エチレエン樹
脂によって導入管7を形成すれば、γ線によって導入管
7を滅菌処理することが可能となる。
【0022】図2の(b)に示すように、導入管7の手
元側延出端部には手元側操作部6bが接続されている。
この手元側操作部6bは、導入管7の手元側に固定され
たチューブ継手14と、操作管9を進退操作する操作部
本体22と、操作ワイヤ10を進退操作するスライダ部
32とを備えている。
元側延出端部には手元側操作部6bが接続されている。
この手元側操作部6bは、導入管7の手元側に固定され
たチューブ継手14と、操作管9を進退操作する操作部
本体22と、操作ワイヤ10を進退操作するスライダ部
32とを備えている。
【0023】チューブ継手14の先端部内にはチューブ
押さえ部材13が配設されている。導入管7の手元側延
出端部はチューブ受け部材12の先端に形成された先細
状のテーパ部の外周に嵌着されている。したがって、こ
のチューブ受け部材12をチューブ押さえ部材13に捩
じ込んで、チューブ受け部材12のテーパ部をチューブ
押さえ部材13の後端部に形成されたテーパー孔に押し
付けていくと、導入管7の手元側延出端部がテーパ面同
志の間で挟み込まれて固定される。なお、導入管7の手
元側延出端部の外周には折れ止めチューブ20が被嵌さ
れており、折れ止めチューブ20の基端部はチューブ押
さえ部材13の先端部外周に嵌着固定されている。
押さえ部材13が配設されている。導入管7の手元側延
出端部はチューブ受け部材12の先端に形成された先細
状のテーパ部の外周に嵌着されている。したがって、こ
のチューブ受け部材12をチューブ押さえ部材13に捩
じ込んで、チューブ受け部材12のテーパ部をチューブ
押さえ部材13の後端部に形成されたテーパー孔に押し
付けていくと、導入管7の手元側延出端部がテーパ面同
志の間で挟み込まれて固定される。なお、導入管7の手
元側延出端部の外周には折れ止めチューブ20が被嵌さ
れており、折れ止めチューブ20の基端部はチューブ押
さえ部材13の先端部外周に嵌着固定されている。
【0024】チューブ継手14は、チューブ継手本体1
5と、このチューブ継手本体15内に進退自在に配置さ
れた操作部本体22と、チューブ継手本体15の手元端
に内蔵されたロック解除ボタン16と連動し、且つ、ば
ね17によってロック解除ボタン16の方向に付勢され
た固定部材18と、チューブ継手本体15の手元側端部
に螺着された蓋体19とを備えている。この場合、蓋体
19は、ロック解除ボタン16とばね17と固定部材1
8とをチューブ継手本体15内に収容した状態で保持す
る。
5と、このチューブ継手本体15内に進退自在に配置さ
れた操作部本体22と、チューブ継手本体15の手元端
に内蔵されたロック解除ボタン16と連動し、且つ、ば
ね17によってロック解除ボタン16の方向に付勢され
た固定部材18と、チューブ継手本体15の手元側端部
に螺着された蓋体19とを備えている。この場合、蓋体
19は、ロック解除ボタン16とばね17と固定部材1
8とをチューブ継手本体15内に収容した状態で保持す
る。
【0025】操作管9の先端には、クリップ締付用リン
グ4の連結部4aよりも大きく太径部4bよりも小さな
内径を有する連結用リング8が接続されている。また、
操作管9の手元側には筒状の操作部本体22が設けられ
ている。操作部本体22の内孔は先端側の大径孔22a
と手元側の小径孔22bとから成る。操作部本体22の
内孔には、図3に示すように操作管9の末端に接続され
たガイド部材23が挿通配置されている。このガイド部
材23は先端側の太径部23aと手元側の小径部23b
とから成っている。また、ガイド部材23の太径部23
aの外周にはコイル部材24が巻装され、小径部23b
の外周には操作部本体22とスライダ部32との間で操
作ワイヤ10を内挿するばね46の先端側が巻装されて
いる。そして、操作管9は、前記コイル部材24を操作
部本体22の小径孔22b内にねじ込むことによって、
ガイド部材23を介して操作部本体22に接続固定され
ている。
グ4の連結部4aよりも大きく太径部4bよりも小さな
内径を有する連結用リング8が接続されている。また、
操作管9の手元側には筒状の操作部本体22が設けられ
ている。操作部本体22の内孔は先端側の大径孔22a
と手元側の小径孔22bとから成る。操作部本体22の
内孔には、図3に示すように操作管9の末端に接続され
たガイド部材23が挿通配置されている。このガイド部
材23は先端側の太径部23aと手元側の小径部23b
とから成っている。また、ガイド部材23の太径部23
aの外周にはコイル部材24が巻装され、小径部23b
の外周には操作部本体22とスライダ部32との間で操
作ワイヤ10を内挿するばね46の先端側が巻装されて
いる。そして、操作管9は、前記コイル部材24を操作
部本体22の小径孔22b内にねじ込むことによって、
ガイド部材23を介して操作部本体22に接続固定され
ている。
【0026】また、操作部本体22の大径孔22a内に
位置するガイド部材23の先端部には、ばね部材25
が、このばね部材25にねじ込み固定された粗巻きコイ
ル部材26を介して、固定されている。このばね部材2
5は、操作部本体22を常時手元側に付勢しており、そ
の先端は操作部本体22の先端面を超えて操作部本体2
2の外部に延出されている。
位置するガイド部材23の先端部には、ばね部材25
が、このばね部材25にねじ込み固定された粗巻きコイ
ル部材26を介して、固定されている。このばね部材2
5は、操作部本体22を常時手元側に付勢しており、そ
の先端は操作部本体22の先端面を超えて操作部本体2
2の外部に延出されている。
【0027】また、操作部本体22の外周面にはチュー
ブ継手14の固定部材18をガイドする溝27が形成さ
れている。この溝27の手元側末端には操作部本体22
のスライドをロックするための段差部28が形成されて
いる。すなわち、固定部材18が段差部28の下に落と
し込まれた通常の状態(図の状態)では、固定部材18
が段差部28に突当たっているため、操作部本体22を
手元側に向けてスライドさせることができない。しか
し、ロック解除ボタン16によって、固定部材18がば
ね17の付勢力に抗して段差部28を越えて押し込まれ
ると、固定部材18と段差部28との当接が解除される
から、操作部本体22を手元側に向けてスライドさせる
ことができる。この場合、固定部材18は、スライドす
る操作部本体22の溝27に対して、ばね17の付勢力
により押し付けられた状態となる。なお、操作部本体2
2の手元側端部にはリング29が回転自在に接続されて
いる。
ブ継手14の固定部材18をガイドする溝27が形成さ
れている。この溝27の手元側末端には操作部本体22
のスライドをロックするための段差部28が形成されて
いる。すなわち、固定部材18が段差部28の下に落と
し込まれた通常の状態(図の状態)では、固定部材18
が段差部28に突当たっているため、操作部本体22を
手元側に向けてスライドさせることができない。しか
し、ロック解除ボタン16によって、固定部材18がば
ね17の付勢力に抗して段差部28を越えて押し込まれ
ると、固定部材18と段差部28との当接が解除される
から、操作部本体22を手元側に向けてスライドさせる
ことができる。この場合、固定部材18は、スライドす
る操作部本体22の溝27に対して、ばね17の付勢力
により押し付けられた状態となる。なお、操作部本体2
2の手元側端部にはリング29が回転自在に接続されて
いる。
【0028】また、スライダ部32には操作ワイヤ10
の手元側延出端部が連結されている。すなわち、スライ
ダ部32は、2体に分割された第1のスライダ部材38
と第2のスライダ部材39とを接合することによって形
成されており、操作ワイヤ10の末端に固定された接続
部材37を第1のスライダ部材38と第2のスライダ部
材39との間で挟み込むことによって、操作ワイヤ10
とスライダ部32との接続がなされている。
の手元側延出端部が連結されている。すなわち、スライ
ダ部32は、2体に分割された第1のスライダ部材38
と第2のスライダ部材39とを接合することによって形
成されており、操作ワイヤ10の末端に固定された接続
部材37を第1のスライダ部材38と第2のスライダ部
材39との間で挟み込むことによって、操作ワイヤ10
とスライダ部32との接続がなされている。
【0029】第1のスライダ部材38と第2のスライダ
部材39との接合はスライダ部32の先端部外周面と後
端部外周面とに螺着される固定管40,41によって行
なわれる。すなわち、操作ワイヤ10と接続する接続部
材37を挟み込むようにして第1のスライダ部材38と
第2のスライダ部材39とを互いに突き合わせ、この状
態で、固定管40,41をこれらスライダ部材38,3
9の両端部外周に捩じ込むことによってスライダ部材3
8,39同志を互いに固定する。その結果、第1のスラ
イダ部材38と第2のスライダ部材39とが一体化され
るとともに、操作ワイヤ10とスライダ部32とが接続
される。
部材39との接合はスライダ部32の先端部外周面と後
端部外周面とに螺着される固定管40,41によって行
なわれる。すなわち、操作ワイヤ10と接続する接続部
材37を挟み込むようにして第1のスライダ部材38と
第2のスライダ部材39とを互いに突き合わせ、この状
態で、固定管40,41をこれらスライダ部材38,3
9の両端部外周に捩じ込むことによってスライダ部材3
8,39同志を互いに固定する。その結果、第1のスラ
イダ部材38と第2のスライダ部材39とが一体化され
るとともに、操作ワイヤ10とスライダ部32とが接続
される。
【0030】また、スライダ部32にはラチェット爪4
2がばね43により付勢された状態で内蔵されている。
このラチェット爪42は、ラチェット解除ボタン44に
当接し、且つ、操作部本体22の手元側外周面に形成さ
れたラチェット45と噛み合った状態で設けられてい
る。
2がばね43により付勢された状態で内蔵されている。
このラチェット爪42は、ラチェット解除ボタン44に
当接し、且つ、操作部本体22の手元側外周面に形成さ
れたラチェット45と噛み合った状態で設けられてい
る。
【0031】次に、上記構成のクリップ装置6にクリッ
プユニット1を取り付ける場合について説明する。ま
ず、図2の(b)の状態では、操作管9は導入管7の先
端から突出した状態にある。この状態で、ばね43の付
勢力に項してラチェット解除ボタン44を押し込んで、
ラチェット爪42とラチェット45との噛み合い状態を
解除し、スライダ部32を先端側に押し出すと、操作ワ
イヤ10が先端側に押し出されて、フック部30が連結
リング8の先端から突出する。この状態は、ラチェット
解除ボタン44を元の状態に戻して、再びラチェット爪
42とラチェット45とを噛み合わせることで保持され
る。
プユニット1を取り付ける場合について説明する。ま
ず、図2の(b)の状態では、操作管9は導入管7の先
端から突出した状態にある。この状態で、ばね43の付
勢力に項してラチェット解除ボタン44を押し込んで、
ラチェット爪42とラチェット45との噛み合い状態を
解除し、スライダ部32を先端側に押し出すと、操作ワ
イヤ10が先端側に押し出されて、フック部30が連結
リング8の先端から突出する。この状態は、ラチェット
解除ボタン44を元の状態に戻して、再びラチェット爪
42とラチェット45とを噛み合わせることで保持され
る。
【0032】このように、フック部30を連結リング8
の先端から突出させた状態で、フック部30のピン36
をクリップ2の連結板3の大径孔3dに通したのち、ス
ライダ部32を軽く引いて操作ワイヤ10を手元側に牽
引する。その結果、ピン36の頭部34が連結板3の長
孔3cに係合して連結板3がフック部30から容易に外
れなくなる。
の先端から突出させた状態で、フック部30のピン36
をクリップ2の連結板3の大径孔3dに通したのち、ス
ライダ部32を軽く引いて操作ワイヤ10を手元側に牽
引する。その結果、ピン36の頭部34が連結板3の長
孔3cに係合して連結板3がフック部30から容易に外
れなくなる。
【0033】その後、再びラチェット解除ボタン44を
押すと、ばね46の付勢力によってスライダ部32が自
動的に手元側に引かれ、図2の(a)に示すようにクリ
ップ締付用リング4の連結部4aが連結リング8内に引
き込まれる。その結果、クリップユニット1が操作管9
の先端に取り付けられる。
押すと、ばね46の付勢力によってスライダ部32が自
動的に手元側に引かれ、図2の(a)に示すようにクリ
ップ締付用リング4の連結部4aが連結リング8内に引
き込まれる。その結果、クリップユニット1が操作管9
の先端に取り付けられる。
【0034】続いて、チューブ継手14のロック解除ボ
タン16を押すと、固定部材18が押し込まれて操作部
本体22の段差部28から外れ、操作部本体22のばね
部材25の付勢力が解除される。その結果、操作部本体
22はチューブ継手14に対し手元側に押し出される。
これにより、操作部本体22に接続された操作管9が手
元側に牽引されて、クリップ2が導入管7内に収納され
る。この状態が図2の(a)に示されている。
タン16を押すと、固定部材18が押し込まれて操作部
本体22の段差部28から外れ、操作部本体22のばね
部材25の付勢力が解除される。その結果、操作部本体
22はチューブ継手14に対し手元側に押し出される。
これにより、操作部本体22に接続された操作管9が手
元側に牽引されて、クリップ2が導入管7内に収納され
る。この状態が図2の(a)に示されている。
【0035】次に、クリップ装置6とクリップユニット
1とによって大腸粘膜を把持する場合について説明す
る。クリップ2を導入管7内に収納した図2の(a)の
状態で、体腔内に挿入された内視鏡のチャンネルを介し
て、クリップ操作装置6の導入管7を体腔内に導入し、
導入管7の先端部をクリップ対象組織、例えば大腸粘膜
の近傍に位置させるこの状態で、操作部本体22をチュ
ーブ継手14に対して押し込み操作すると、クリップ2
が導入管7から突出する。この時、チューブ継手14の
固定部材18は操作部本体22の段差部28に落ち込み
固定された状態となる。すなわち、操作部本体22及び
操作管9のスライドがロックされた状態となる。
1とによって大腸粘膜を把持する場合について説明す
る。クリップ2を導入管7内に収納した図2の(a)の
状態で、体腔内に挿入された内視鏡のチャンネルを介し
て、クリップ操作装置6の導入管7を体腔内に導入し、
導入管7の先端部をクリップ対象組織、例えば大腸粘膜
の近傍に位置させるこの状態で、操作部本体22をチュ
ーブ継手14に対して押し込み操作すると、クリップ2
が導入管7から突出する。この時、チューブ継手14の
固定部材18は操作部本体22の段差部28に落ち込み
固定された状態となる。すなわち、操作部本体22及び
操作管9のスライドがロックされた状態となる。
【0036】次に、スライダ部32を手元側に引いて操
作ワイヤ10を牽引すると、図7の(a)に示すように
クリップ2の嵌動部2b、2b´がクリップ締付用リン
グ4内に引き込まれ、この嵌動部2b、2b´が潰され
る。これにより、クリップ2の腕部2c、2c´が開操
作される。
作ワイヤ10を牽引すると、図7の(a)に示すように
クリップ2の嵌動部2b、2b´がクリップ締付用リン
グ4内に引き込まれ、この嵌動部2b、2b´が潰され
る。これにより、クリップ2の腕部2c、2c´が開操
作される。
【0037】この状態で、大腸粘膜47を挟むようにク
リップ2を誘導する。その後、スライダ部32をさらに
手元側に引き込み操作して操作ワイヤ10を牽引する
と、クリップ2の腕部2c、2c´がクリップ締付用リ
ング4内に引き込まれる。そのため、クリップ2の腕部
2c、2c´が図7の(b)に示すように閉じて、大腸
粘膜47がクリップ2の腕部2c、2c´間に挟まれ
る。この時、クリップ2は、これを最大に開いた状態の
開き幅Xが5〜9mmと非常に狭く、また、挟持部2
d,2d´を閉じた状態でクリップ締付用リング4から
突出する腕部2c、2c´の長さYが2〜4mmと短い
ため、平均2〜4mmの厚さを有する大腸粘膜47を挟
持する際、深部まで挟持してしまうことがない。
リップ2を誘導する。その後、スライダ部32をさらに
手元側に引き込み操作して操作ワイヤ10を牽引する
と、クリップ2の腕部2c、2c´がクリップ締付用リ
ング4内に引き込まれる。そのため、クリップ2の腕部
2c、2c´が図7の(b)に示すように閉じて、大腸
粘膜47がクリップ2の腕部2c、2c´間に挟まれ
る。この時、クリップ2は、これを最大に開いた状態の
開き幅Xが5〜9mmと非常に狭く、また、挟持部2
d,2d´を閉じた状態でクリップ締付用リング4から
突出する腕部2c、2c´の長さYが2〜4mmと短い
ため、平均2〜4mmの厚さを有する大腸粘膜47を挟
持する際、深部まで挟持してしまうことがない。
【0038】このように大腸粘膜47をクリップ2の腕
部2c、2c´間に確実にクリップさせた状態で、さら
に、スライダ部32を手元側に引くと、クリップ2の連
結板3のフック3aが変形して伸び、クリップユニット
1がクリップ操作装置6から離脱して粘膜47を挟んだ
状態で留置される。
部2c、2c´間に確実にクリップさせた状態で、さら
に、スライダ部32を手元側に引くと、クリップ2の連
結板3のフック3aが変形して伸び、クリップユニット
1がクリップ操作装置6から離脱して粘膜47を挟んだ
状態で留置される。
【0039】以上説明したように、本実施例のクリップ
ユニット1は、クリップ2の最大開き幅が5〜9mmと
狭く、閉時のクリップ締付用リング4からのクリップ突
出長が2〜4mmと短いため、粘膜の薄い大腸粘膜47
を挟持する際に深くまで挟持することがなくなる。した
がって、その後のクリップ2の抜去も非常に楽である。
ユニット1は、クリップ2の最大開き幅が5〜9mmと
狭く、閉時のクリップ締付用リング4からのクリップ突
出長が2〜4mmと短いため、粘膜の薄い大腸粘膜47
を挟持する際に深くまで挟持することがなくなる。した
がって、その後のクリップ2の抜去も非常に楽である。
【0040】ところで、茎部に血管があるポリープを切
除する場合、切除時に出血の虞があるため、予め茎部を
クリップによって挟持することが望ましい。しかしなが
ら、食道静脈瘤や胃静脈瘤等の大きなポリープの茎部を
挟持しようとする場合、従来のクリップでは、開き幅が
狭く、また、腕の長さも短いため、十分に茎部を挟持で
きない場合がある。すなわち、ポリープの止血やマーキ
ング用として従来から存在するクリップはその最大開き
幅が10〜14mmであり、また、閉じた時の腕長が5
〜9mmであるため、たとえ複数のクリップを使用した
としても十分に茎部を挟持することができず、完全な止
血を行なうことができないといった事態が生じる。
除する場合、切除時に出血の虞があるため、予め茎部を
クリップによって挟持することが望ましい。しかしなが
ら、食道静脈瘤や胃静脈瘤等の大きなポリープの茎部を
挟持しようとする場合、従来のクリップでは、開き幅が
狭く、また、腕の長さも短いため、十分に茎部を挟持で
きない場合がある。すなわち、ポリープの止血やマーキ
ング用として従来から存在するクリップはその最大開き
幅が10〜14mmであり、また、閉じた時の腕長が5
〜9mmであるため、たとえ複数のクリップを使用した
としても十分に茎部を挟持することができず、完全な止
血を行なうことができないといった事態が生じる。
【0041】このような問題を解決するため、大ポリー
プ切除時の予防止血用としてクリップの最大開き幅を1
5〜25mmとし、閉じたときの腕長を10〜15mm
とすると良い。これは、内部に血管がある大ポリープの
茎部が一般に10mm以上であり、また、経内視鏡的に
切除可能なポリープの外径が20mm程度であることを
考慮したものである。ただし、腕長が15mmを越える
と挟持力が弱くなり、十分に止血できない虞がある。
プ切除時の予防止血用としてクリップの最大開き幅を1
5〜25mmとし、閉じたときの腕長を10〜15mm
とすると良い。これは、内部に血管がある大ポリープの
茎部が一般に10mm以上であり、また、経内視鏡的に
切除可能なポリープの外径が20mm程度であることを
考慮したものである。ただし、腕長が15mmを越える
と挟持力が弱くなり、十分に止血できない虞がある。
【0042】このようなクリップによれば、図9に示す
ような大ポリープPであってもその茎部Qを確実に挟持
して確実に止血を行なうことができる。また、上記寸法
のものも含めて各種の寸法のクリップを取り揃えれば、
止血やマーキングを行う際、適用部位やポリープの大き
さに応じてクリップ2(従来のクリップも含めて)を選
択できるため、効果的かつ安全に処置を行うことができ
る。
ような大ポリープPであってもその茎部Qを確実に挟持
して確実に止血を行なうことができる。また、上記寸法
のものも含めて各種の寸法のクリップを取り揃えれば、
止血やマーキングを行う際、適用部位やポリープの大き
さに応じてクリップ2(従来のクリップも含めて)を選
択できるため、効果的かつ安全に処置を行うことができ
る。
【0043】一方、粘膜を切除する際、クリップで粘膜
の複数箇所を挟持し、クリップで挟持された組織部位を
高周波スネアによって切除して、目標の範囲を確実に切
除する処置方法が従来からある。しかし、従来のクリッ
プの外観は全て同一であったため、切除した組織がどの
ような位置関係で体内に存在していたかを把握するのが
非常に難しかった。
の複数箇所を挟持し、クリップで挟持された組織部位を
高周波スネアによって切除して、目標の範囲を確実に切
除する処置方法が従来からある。しかし、従来のクリッ
プの外観は全て同一であったため、切除した組織がどの
ような位置関係で体内に存在していたかを把握するのが
非常に難しかった。
【0044】そこで、図10では、切除された組織の体
内に対する位置関係を容易に把握できるように、各クリ
ップ締付用リング4に異なるマーキング50,50´…
を設け、クリップ締付用リング4同志を識別できるよう
にすると良い。無論、マーキング50,50´…をクリ
ップ2に設けても良い。
内に対する位置関係を容易に把握できるように、各クリ
ップ締付用リング4に異なるマーキング50,50´…
を設け、クリップ締付用リング4同志を識別できるよう
にすると良い。無論、マーキング50,50´…をクリ
ップ2に設けても良い。
【0045】このようにマーキング50,50´…を付
与すると、クリップ2で挟持された組織部位47aを含
む組織47の対象部位を高周波スネア21によって切除
しても、切除した組織49(図10の(b)参照)がど
のような位置関係で体内に存在していたかを把握するの
が容易となる。その結果、診断が容易にできるようにな
る。
与すると、クリップ2で挟持された組織部位47aを含
む組織47の対象部位を高周波スネア21によって切除
しても、切除した組織49(図10の(b)参照)がど
のような位置関係で体内に存在していたかを把握するの
が容易となる。その結果、診断が容易にできるようにな
る。
【0046】なお、図10ではマーキング50,50´
…によってクリップ2同志を識別できるようにしたが、
図11に示すように、クリップ締付用リング4もしくは
クリップ2の表面を着色することでクリップ2同志を識
別できるようにしても良い。例えば、一方のクリップ締
付用リング4を無色とし、他方のクリップ締付用リング
4の表面を着色する。
…によってクリップ2同志を識別できるようにしたが、
図11に示すように、クリップ締付用リング4もしくは
クリップ2の表面を着色することでクリップ2同志を識
別できるようにしても良い。例えば、一方のクリップ締
付用リング4を無色とし、他方のクリップ締付用リング
4の表面を着色する。
【0047】なお、図10及び図11のような処置にあ
っては、少なくともクリップ2が絶縁被膜によって被覆
されていることが望ましい。これにより、高周波電流が
クリップ2に流れても、クリップ2で挟持されている組
織が焼けないで済む。
っては、少なくともクリップ2が絶縁被膜によって被覆
されていることが望ましい。これにより、高周波電流が
クリップ2に流れても、クリップ2で挟持されている組
織が焼けないで済む。
【0048】ところで、組織を挟持する挟持部2d,2
d´は、組織を傷付けないような形状になっていること
が望ましい。前述したように、従来のクリップ装置は、
クリップの挟持部の一方の先端形状が凸形状をなし、他
方が凹形状をなしており、これによって凸凹嵌合可能に
なっていた。そのため、このクリップの挟持部によって
例えば食道静脈瘤等の柔らかい粘膜を備えた生体組織を
挟持止血する際、各挟持部の先端が生体組織の表面を傷
つけ易く、各挟持部の先端によって出血させてしまう虞
があった。そこで、各挟持部の先端形状を図12に示す
ようにすると良い。
d´は、組織を傷付けないような形状になっていること
が望ましい。前述したように、従来のクリップ装置は、
クリップの挟持部の一方の先端形状が凸形状をなし、他
方が凹形状をなしており、これによって凸凹嵌合可能に
なっていた。そのため、このクリップの挟持部によって
例えば食道静脈瘤等の柔らかい粘膜を備えた生体組織を
挟持止血する際、各挟持部の先端が生体組織の表面を傷
つけ易く、各挟持部の先端によって出血させてしまう虞
があった。そこで、各挟持部の先端形状を図12に示す
ようにすると良い。
【0049】すなわち、クリップユニット1のクリップ
2の挟持部2b、2b´の先端を図12の(a)もしく
は(b)に示すように凸状の曲面21,21´に形成す
る。クリップ2の挟持部2b、2b´の先端をこのよう
に凸状に丸くすると、止血を行う時、クリップ2の挟持
部2b、2b´の先端が粘膜を傷つけることがなくな
り、止血を安全且つ容易に行うことができる。特に、持
部2d、2d´によって柔らかい食道静脈瘤47を挟持
する場合には有益となる。
2の挟持部2b、2b´の先端を図12の(a)もしく
は(b)に示すように凸状の曲面21,21´に形成す
る。クリップ2の挟持部2b、2b´の先端をこのよう
に凸状に丸くすると、止血を行う時、クリップ2の挟持
部2b、2b´の先端が粘膜を傷つけることがなくな
り、止血を安全且つ容易に行うことができる。特に、持
部2d、2d´によって柔らかい食道静脈瘤47を挟持
する場合には有益となる。
【0050】なお、以上説明してきた態様により、以下
の項で示す各種の構成が得られる。 1.1対の腕部の先端に大腸粘膜を挟持可能な挟持部が
形成されるとともに、前記挟持部を離間させる方向に前
記腕部を拡開する開拡習性が付与されたクリップと、前
記クリップの腕部に被嵌されて装着されることによりク
リップの前記挟持部を閉成するクリップ締付用リングと
を備えた大腸粘膜用のクリップ装置において、前記クリ
ップの最大開き幅が5〜9mmで、且つ、クリップ閉時
におけるクリップ締付用リングからの腕部の突出長が2
〜4mmであることを特徴とする大腸粘膜用のクリップ
装置 2.1対の腕部の先端に生体組織を挟持可能な挟持部が
形成されるとともに、前記挟持部を離間させる方向に前
記腕部を拡開する開拡習性が付与されたクリップと、前
記クリップの腕部に被嵌されて装着されることによりク
リップの前記挟持部を閉成するクリップ締付用リングと
を備えたクリップ装置において、前記クリップの最大開
き幅が5〜9mmで、且つ、クリップ閉時におけるクリ
ップ締付用リングからの腕部の突出長が2〜4mmであ
ることを特徴とするクリップ装置。
の項で示す各種の構成が得られる。 1.1対の腕部の先端に大腸粘膜を挟持可能な挟持部が
形成されるとともに、前記挟持部を離間させる方向に前
記腕部を拡開する開拡習性が付与されたクリップと、前
記クリップの腕部に被嵌されて装着されることによりク
リップの前記挟持部を閉成するクリップ締付用リングと
を備えた大腸粘膜用のクリップ装置において、前記クリ
ップの最大開き幅が5〜9mmで、且つ、クリップ閉時
におけるクリップ締付用リングからの腕部の突出長が2
〜4mmであることを特徴とする大腸粘膜用のクリップ
装置 2.1対の腕部の先端に生体組織を挟持可能な挟持部が
形成されるとともに、前記挟持部を離間させる方向に前
記腕部を拡開する開拡習性が付与されたクリップと、前
記クリップの腕部に被嵌されて装着されることによりク
リップの前記挟持部を閉成するクリップ締付用リングと
を備えたクリップ装置において、前記クリップの最大開
き幅が5〜9mmで、且つ、クリップ閉時におけるクリ
ップ締付用リングからの腕部の突出長が2〜4mmであ
ることを特徴とするクリップ装置。
【0051】3.1対の腕部の先端に生体組織を挟持可
能な挟持部が形成されるとともに、前記挟持部を離間さ
せる方向に前記腕部を拡開する開拡習性が付与されたク
リップと、前記クリップの腕部に被嵌されて装着される
ことによりクリップの前記挟持部を閉成するクリップ締
付用リングとを備えたクリップ装置において、前記クリ
ップの最大開き幅が15〜25mmであることを特徴と
するクリップ装置。
能な挟持部が形成されるとともに、前記挟持部を離間さ
せる方向に前記腕部を拡開する開拡習性が付与されたク
リップと、前記クリップの腕部に被嵌されて装着される
ことによりクリップの前記挟持部を閉成するクリップ締
付用リングとを備えたクリップ装置において、前記クリ
ップの最大開き幅が15〜25mmであることを特徴と
するクリップ装置。
【0052】4.1対の腕部の先端に食道静脈瘤や胃静
脈瘤等の大ポリープを挟持可能な挟持部が形成されると
ともに、前記挟持部を離間させる方向に前記腕部を拡開
する開拡習性が付与されたクリップと、前記クリップの
腕部に被嵌されて装着されることによりクリップの前記
挟持部を閉成するクリップ締付用リングとを備えた大ポ
リープ挟持用のクリップ装置において、前記クリップの
最大開き幅が15〜25mmであることを特徴とする大
ポリープ挟持用のクリップ装置。
脈瘤等の大ポリープを挟持可能な挟持部が形成されると
ともに、前記挟持部を離間させる方向に前記腕部を拡開
する開拡習性が付与されたクリップと、前記クリップの
腕部に被嵌されて装着されることによりクリップの前記
挟持部を閉成するクリップ締付用リングとを備えた大ポ
リープ挟持用のクリップ装置において、前記クリップの
最大開き幅が15〜25mmであることを特徴とする大
ポリープ挟持用のクリップ装置。
【0053】5.クリップ閉時におけるクリップ締付用
リングからの腕部の突出長が10〜15mmであること
を特徴とする第3項もしくは第4項に記載のクリップ装
置。 6.基端部を有し、この基端部より延出する一対の腕部
の先端に生体組織を挟持する挟持部が形成されたクリッ
プと、上記クリップに被嵌して装着することにより、上
記クリップの挟持部を閉成するクリップ締付用リングと
を備えたクリップ装置において、前記クリップと締付用
リングの少なくとも一方にクリップ同志を識別可能な表
示手段を設けたことを特徴とする生体組織用クリップ。
リングからの腕部の突出長が10〜15mmであること
を特徴とする第3項もしくは第4項に記載のクリップ装
置。 6.基端部を有し、この基端部より延出する一対の腕部
の先端に生体組織を挟持する挟持部が形成されたクリッ
プと、上記クリップに被嵌して装着することにより、上
記クリップの挟持部を閉成するクリップ締付用リングと
を備えたクリップ装置において、前記クリップと締付用
リングの少なくとも一方にクリップ同志を識別可能な表
示手段を設けたことを特徴とする生体組織用クリップ。
【0054】7.少なくとも前記クリップが絶縁被膜に
よって被覆されていることを特徴とする第6項に記載の
クリップ装置。 8.前記クリップの挟持部が凸状の曲面を有しているこ
とを特徴とする第1項ないし第7項のいずれか1項に記
載のクリップ装置。
よって被覆されていることを特徴とする第6項に記載の
クリップ装置。 8.前記クリップの挟持部が凸状の曲面を有しているこ
とを特徴とする第1項ないし第7項のいずれか1項に記
載のクリップ装置。
【0055】9.内視鏡チャンネルを介して使用される
ことを特徴とする第1項ないし第8項のいずれか1項に
記載のクリップ装置。 10.先端にフックを取着した操作ワイヤと、1対の腕
部の先端に生体組織を挟持可能な挟持部が形成されたク
リップと、前記操作部材の先端に着脱自在に装着され前
記クリップの腕部に被嵌して装着することによりクリッ
プの前記挟持部を閉成するクリップ締付用リングと、前
記クリップと係合し且つ前記フックと着脱自在に係合す
る連結部材とを備えたクリップ装置において、前記フッ
クは連結部材の係合孔に係合する突起を有し、この突起
が長円形に形成されていることを特徴とするクリップ装
置。
ことを特徴とする第1項ないし第8項のいずれか1項に
記載のクリップ装置。 10.先端にフックを取着した操作ワイヤと、1対の腕
部の先端に生体組織を挟持可能な挟持部が形成されたク
リップと、前記操作部材の先端に着脱自在に装着され前
記クリップの腕部に被嵌して装着することによりクリッ
プの前記挟持部を閉成するクリップ締付用リングと、前
記クリップと係合し且つ前記フックと着脱自在に係合す
る連結部材とを備えたクリップ装置において、前記フッ
クは連結部材の係合孔に係合する突起を有し、この突起
が長円形に形成されていることを特徴とするクリップ装
置。
【0056】11.医療装置用部品製造方法において、
(a)四フッ化エチレン樹脂の原料を融点以上の温度に
加熱し、(b)この加熱状態でγ線を照射し、(c)
(a)及び(b)による処置が行なわれた原料を成形し
て医療装置用部品を作ることを特徴とする医療装置用部
品製造方法。
(a)四フッ化エチレン樹脂の原料を融点以上の温度に
加熱し、(b)この加熱状態でγ線を照射し、(c)
(a)及び(b)による処置が行なわれた原料を成形し
て医療装置用部品を作ることを特徴とする医療装置用部
品製造方法。
【0057】12.四フッ化エチレン樹脂の原料を融点
以上の温度に加熱し、この加熱状態でγ線を照射されて
成る原料によって成形された医療装置用部品。 13.内視鏡用処置に用いられることを特徴とする第1
2項に記載の医療装置用部品。 14.管状体であることを特徴とする第12項もしくは
第13項に記載の医療装置用部品。
以上の温度に加熱し、この加熱状態でγ線を照射されて
成る原料によって成形された医療装置用部品。 13.内視鏡用処置に用いられることを特徴とする第1
2項に記載の医療装置用部品。 14.管状体であることを特徴とする第12項もしくは
第13項に記載の医療装置用部品。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクリップ
装置によれば、クリップの最大開き幅が5〜9mmであ
るため、平均2〜3mmの厚さを有する大腸粘膜のみを
挟持することが可能となる。
装置によれば、クリップの最大開き幅が5〜9mmであ
るため、平均2〜3mmの厚さを有する大腸粘膜のみを
挟持することが可能となる。
【図1】(a)は本発明の一実施例に係る大腸粘膜用の
クリップ装置の縦断面図、(b)は(a)のクリップ装
置の横断面図、(c)は(a)のクリップ装置を構成す
るクリップの正面図である。
クリップ装置の縦断面図、(b)は(a)のクリップ装
置の横断面図、(c)は(a)のクリップ装置を構成す
るクリップの正面図である。
【図2】図1のクリップ装置が取り付けられるクリップ
操作装置の側断面図である。
操作装置の側断面図である。
【図3】図2のクリップ操作装置の操作部本体の側断面
図である。
図である。
【図4】(a)は図1のクリップ装置が装着されるフッ
ク部の第1の例を示す側面図、(b)は(a)の平面図
である。
ク部の第1の例を示す側面図、(b)は(a)の平面図
である。
【図5】(a)は図1のクリップ装置が装着されるフッ
ク部の第2の例を示す側面図、(b)は(a)の平面図
である。
ク部の第2の例を示す側面図、(b)は(a)の平面図
である。
【図6】(a)は図1のクリップ装置が装着されるフッ
ク部の第3の例を示す側面図、(b)は(a)の平面図
である。
ク部の第3の例を示す側面図、(b)は(a)の平面図
である。
【図7】クリップによって大腸粘膜を挟持する前と後の
状態を示す状態図である。
状態を示す状態図である。
【図8】図1のクリップ装置の寸法を説明するための図
である。
である。
【図9】クリップ装置によって大ポリープの茎部を挟持
した状態を示す状態図である。
した状態を示す状態図である。
【図10】クリップ同志を識別するための第1の手段を
示しており、高周波スネアによってクリップ挟持組織部
位を切除する様子を示す概略図である。
示しており、高周波スネアによってクリップ挟持組織部
位を切除する様子を示す概略図である。
【図11】クリップ同志を識別するための第2の手段を
示しており、高周波スネアによってクリップ挟持組織部
位を切除する様子を示す概略図である。
示しており、高周波スネアによってクリップ挟持組織部
位を切除する様子を示す概略図である。
【図12】クリップの挟持部の先端形状を示す正面図で
ある。
ある。
【図13】従来のクリップ装置の構成を示す断面図であ
る。
る。
1…クリップユニット(クリップ装置)、2…クリッ
プ、2c,2c´…腕部、2d,2d´…挟持部、4…
クリップ締付用リング。
プ、2c,2c´…腕部、2d,2d´…挟持部、4…
クリップ締付用リング。
Claims (1)
- 【請求項1】 1対の腕部の先端に大腸粘膜を挟持可能
な挟持部が形成されるとともに、前記挟持部を離間させ
る方向に前記腕部を拡開する開拡習性が付与されたクリ
ップと、前記クリップの腕部に被嵌されて装着されるこ
とによりクリップの前記挟持部を閉成するクリップ締付
用リングとを備えた大腸粘膜用のクリップ装置におい
て、前記クリップの最大開き幅が5〜9mmであること
を特徴とする大腸粘膜用のクリップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157544A JPH0819548A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 大腸粘膜用のクリップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157544A JPH0819548A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 大腸粘膜用のクリップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819548A true JPH0819548A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15652005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6157544A Pending JPH0819548A (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 大腸粘膜用のクリップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0819548A (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-07-08 JP JP6157544A patent/JPH0819548A/ja active Pending
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050328 |
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A02 | Decision of refusal |
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