JPH08183934A - 粘着シート - Google Patents
粘着シートInfo
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- JPH08183934A JPH08183934A JP33836294A JP33836294A JPH08183934A JP H08183934 A JPH08183934 A JP H08183934A JP 33836294 A JP33836294 A JP 33836294A JP 33836294 A JP33836294 A JP 33836294A JP H08183934 A JPH08183934 A JP H08183934A
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- sensitive adhesive
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- component
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、(A)アルケニル基を含有するポ
リオルガノシロキサン、(B)ポリオルガノハイドロジ
ェンシロキサン、(C)エポキシ基およびアルコキシ基
がケイ素原子に結合した有機ケイ素化合物、(D)有機
アルミニウム化合物、(E)有機錫化合物、(F)白金
および白金化合物からなる群より選ばれた触媒を、それ
ぞれ特定量含有するプライマー組成物で基材を処理し、
さらに付加反応硬化型または有機過酸化物硬化型のシリ
コーン感圧接着剤を塗布してなる粘着シートである。 【効果】 本発明によれば、シリコーン粘着剤の基材に
対する密着性が優れたものとなり、また粘着シートを被
着体から引き剥がす際の糊残り現象が改善される。
リオルガノシロキサン、(B)ポリオルガノハイドロジ
ェンシロキサン、(C)エポキシ基およびアルコキシ基
がケイ素原子に結合した有機ケイ素化合物、(D)有機
アルミニウム化合物、(E)有機錫化合物、(F)白金
および白金化合物からなる群より選ばれた触媒を、それ
ぞれ特定量含有するプライマー組成物で基材を処理し、
さらに付加反応硬化型または有機過酸化物硬化型のシリ
コーン感圧接着剤を塗布してなる粘着シートである。 【効果】 本発明によれば、シリコーン粘着剤の基材に
対する密着性が優れたものとなり、また粘着シートを被
着体から引き剥がす際の糊残り現象が改善される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコーン感圧接着剤を
塗布した粘着シートに関し、さらに詳しくは基材にプラ
イマーを処理することにより、シリコーン感圧接着剤の
基材に対する密着性が非常に優れる粘着シートに関す
る。
塗布した粘着シートに関し、さらに詳しくは基材にプラ
イマーを処理することにより、シリコーン感圧接着剤の
基材に対する密着性が非常に優れる粘着シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】シリコーン感圧接着剤は、粘着力、保持
力、表面タック、粘着性等の特性に優れる感圧接着剤で
あり、加えて耐熱性、耐寒性、電気絶縁性等のシリコー
ン特有の特性を有しているため、電気絶縁テープ、剥離
紙用スプライジングテープを初めとして耐熱性、耐寒性
の要求される各種粘着製品に広く使用されている。一般
にシリコーン感圧接着剤としては、有機過酸化物で硬化
するタイプおよびアルケニル基含有オルガノポリシロキ
サンとケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキ
サンとの付加反応によって硬化するタイプのものが知ら
れている。
力、表面タック、粘着性等の特性に優れる感圧接着剤で
あり、加えて耐熱性、耐寒性、電気絶縁性等のシリコー
ン特有の特性を有しているため、電気絶縁テープ、剥離
紙用スプライジングテープを初めとして耐熱性、耐寒性
の要求される各種粘着製品に広く使用されている。一般
にシリコーン感圧接着剤としては、有機過酸化物で硬化
するタイプおよびアルケニル基含有オルガノポリシロキ
サンとケイ素原子結合水素原子含有オルガノポリシロキ
サンとの付加反応によって硬化するタイプのものが知ら
れている。
【0003】通常、粘着シート基材としてはポリプロピ
レン(OPP)フィルム、ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム、ポリイミドフィルム、有機フッ素
重合体フィルム、ガラスクロス等を使用し、その基材上
にシリコーン感圧接着剤を塗布後、加熱硬化させて粘着
テープなどに製品化し、使用されている。しかしなが
ら、これらのテープを被着体に貼り付け、使用後に剥が
すと、シリコーン感圧接着剤とテープ基材との間で界面
剥離が生じ、被着体に接着剤の一部が残る、いわゆる糊
残り現象が発生することがある。またこの粘着剤と基材
間の界面剥離によって、保持力、粘着力などに影響が生
じ、粘着テープ本来の特性が損なわれるという問題があ
る。
レン(OPP)フィルム、ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム、ポリイミドフィルム、有機フッ素
重合体フィルム、ガラスクロス等を使用し、その基材上
にシリコーン感圧接着剤を塗布後、加熱硬化させて粘着
テープなどに製品化し、使用されている。しかしなが
ら、これらのテープを被着体に貼り付け、使用後に剥が
すと、シリコーン感圧接着剤とテープ基材との間で界面
剥離が生じ、被着体に接着剤の一部が残る、いわゆる糊
残り現象が発生することがある。またこの粘着剤と基材
間の界面剥離によって、保持力、粘着力などに影響が生
じ、粘着テープ本来の特性が損なわれるという問題があ
る。
【0004】そこで、これらの問題を解消するために、
例えば特公昭54-44017号公報では、水酸基末端のジオル
ガノポリシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシロ
キサン及び有機カルボン酸錫塩からなるプライマー組成
物の硬化層を設け、この上にシリコーン粘着剤層を設け
る方法が提案されているが、この方法ではプライマーの
処理に高温処理が必要であり、また十分な密着性が得ら
れず、さらに付加反応硬化型のシリコーン感圧接着剤を
塗布した場合はプライマー層による硬化阻害が生じると
いう問題があった。また特公昭60-11950号公報では、ビ
ニル基含有ジオルガノポリシロキサン、オルガノハイド
ロジェンポリシロキサン及び白金触媒からなるプライマ
ー組成物の硬化層を設けることにより、上記欠点を改良
することが示されるが、プライマー組成物のポットライ
フが短いうえに、硬化温度を高くする必要があるため、
耐熱性の低い基材には適用できないという問題があっ
た。また特公平 6-39584号公報には、水酸基末端のジオ
ルガノポリシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン、加水分解性シリル基含有ビニル系共重合体お
よび有機カルボン酸金属塩とからなるプライマー組成物
の硬化層を設ける方法が提案されているが、プライマー
組成物のポットライフ、基材への密着性がやはり十分で
はなかった。
例えば特公昭54-44017号公報では、水酸基末端のジオル
ガノポリシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシロ
キサン及び有機カルボン酸錫塩からなるプライマー組成
物の硬化層を設け、この上にシリコーン粘着剤層を設け
る方法が提案されているが、この方法ではプライマーの
処理に高温処理が必要であり、また十分な密着性が得ら
れず、さらに付加反応硬化型のシリコーン感圧接着剤を
塗布した場合はプライマー層による硬化阻害が生じると
いう問題があった。また特公昭60-11950号公報では、ビ
ニル基含有ジオルガノポリシロキサン、オルガノハイド
ロジェンポリシロキサン及び白金触媒からなるプライマ
ー組成物の硬化層を設けることにより、上記欠点を改良
することが示されるが、プライマー組成物のポットライ
フが短いうえに、硬化温度を高くする必要があるため、
耐熱性の低い基材には適用できないという問題があっ
た。また特公平 6-39584号公報には、水酸基末端のジオ
ルガノポリシロキサン、オルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン、加水分解性シリル基含有ビニル系共重合体お
よび有機カルボン酸金属塩とからなるプライマー組成物
の硬化層を設ける方法が提案されているが、プライマー
組成物のポットライフ、基材への密着性がやはり十分で
はなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来技術の欠点を解決し、粘着剤層が基材に対して良好な
密着性を有する粘着シートを提供することを目的とす
る。
来技術の欠点を解決し、粘着剤層が基材に対して良好な
密着性を有する粘着シートを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来技術
の欠点を解決するべく鋭意検討した結果、基材上に特定
のプライマー層を設け、後にシリコーン感圧接着剤を塗
布することにより、引き剥がしの際の糊残り現象がな
く、粘着シート本来の粘着力、保持力等の特性を損なう
ことのない粘着シートが得られることを見いだし、本発
明を成すに至った。
の欠点を解決するべく鋭意検討した結果、基材上に特定
のプライマー層を設け、後にシリコーン感圧接着剤を塗
布することにより、引き剥がしの際の糊残り現象がな
く、粘着シート本来の粘着力、保持力等の特性を損なう
ことのない粘着シートが得られることを見いだし、本発
明を成すに至った。
【0007】即ち、本発明の接着シートは (A)ケイ素原子に結合した 1価の脂肪族不飽和炭化水素基を 1分子中に 2個以 上含有するポリオルガノシロキサン 100 重量部 (B)ケイ素原子に結合した水素原子を 1分子中に 3個以上有するポリオルガノ ハイドロジェンシロキサン、(A)成分中の 1価の脂肪族不飽和炭化水素基 1個 に対して、ケイ素原子に結合した水素原子の数が 1.0〜10個となるような量 (C)エポキシ基およびアルコキシ基がケイ素原子に結合した有機ケイ素化合物 0.1〜20重量部 (D)有機アルミニウム化合物 0.01 〜10重量部 (E)有機錫化合物 0.001〜1 重量部 (F)白金および白金化合物からなる群より選ばれた触媒、(A)成分に対して 白金原子として 0.1〜500 ppm を含有するプライマー組成物で基材を処理し、さらにシ
リコーン感圧接着剤を塗布してなることを特徴とする。
リコーン感圧接着剤を塗布してなることを特徴とする。
【0008】以下に、本発明に使用される基材、プライ
マー組成物、シリコーン感圧接着剤について説明する。
マー組成物、シリコーン感圧接着剤について説明する。
【0009】本発明に使用される基材としては、粘着シ
ートに使用されるものであれば特に制限されず、ポリエ
チレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオ
レフィンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムなどのポリエステルフィルム、ポリテトラフルオロエ
チレンフィルムなどの有機フッ素重合体フィルム、ポリ
イミドフィルム、ポリアミドフィルムおよびポリアミド
イミドフィルムなどの各種のプラスチックフィルム、ガ
ラスクロス並びに金属箔などが例示されるが、本発明の
粘着シートの特徴が良好に見いだされることから、プラ
スチックフィルムが好ましい。また通常これらのフィル
ム基材を使用する場合、基材とシリコーン感圧接着剤と
の密着性を向上させるために、あらかじめ基材を例えば
重クロム酸カリウムなどによる化学的処理、コロナ放電
などによる電気的処理、エッチングを施すなどの機械的
処理などにより表面処理をしてもよい。
ートに使用されるものであれば特に制限されず、ポリエ
チレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオ
レフィンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムなどのポリエステルフィルム、ポリテトラフルオロエ
チレンフィルムなどの有機フッ素重合体フィルム、ポリ
イミドフィルム、ポリアミドフィルムおよびポリアミド
イミドフィルムなどの各種のプラスチックフィルム、ガ
ラスクロス並びに金属箔などが例示されるが、本発明の
粘着シートの特徴が良好に見いだされることから、プラ
スチックフィルムが好ましい。また通常これらのフィル
ム基材を使用する場合、基材とシリコーン感圧接着剤と
の密着性を向上させるために、あらかじめ基材を例えば
重クロム酸カリウムなどによる化学的処理、コロナ放電
などによる電気的処理、エッチングを施すなどの機械的
処理などにより表面処理をしてもよい。
【0010】本発明に使用されるプライマー組成物は、
基材とシリコーン感圧接着剤の密着性を改善するもので
ある。
基材とシリコーン感圧接着剤の密着性を改善するもので
ある。
【0011】本発明のプライマー組成物における(A)
成分のポリオルガノシロキサンは、ケイ素原子に結合し
た脂肪族不飽和炭化水素基(アルケニル基)を 1分子中
に少なくとも 2個有するもので、直鎖状でも分岐状でも
環状でもよく、またこれらの混合物でもあってもよい。
ここでアルケニル基としては、ビニル基、アリル基、ブ
テニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基
が例示され、合成のし易さ、硬化性の良好なことからビ
ニル基、アリル基、特にビニル基が好ましい。アルケニ
ル基以外のケイ素原子に結合した置換基としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、
ドデシル基などのアルキル基、フェニル基、トリル基な
どのアリール基、β−フェニルエチル基、β−フェニル
プロピル基などのアラルキル基、シクロヘキシル基など
のシクロアルキル基、あるいはこれらの基の炭素原子に
結合している水素原子の一部または全部をハロゲン原
子、シアノ基などで置換した同一または異種の非置換ま
たは置換 1価炭化水素基が例示され、合成がしやすく、
シリコーン感圧接着剤とのなじみが良好に保たれること
から、メチル基またはフエニル基が好ましく、特にメチ
ル基が好ましい。
成分のポリオルガノシロキサンは、ケイ素原子に結合し
た脂肪族不飽和炭化水素基(アルケニル基)を 1分子中
に少なくとも 2個有するもので、直鎖状でも分岐状でも
環状でもよく、またこれらの混合物でもあってもよい。
ここでアルケニル基としては、ビニル基、アリル基、ブ
テニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基
が例示され、合成のし易さ、硬化性の良好なことからビ
ニル基、アリル基、特にビニル基が好ましい。アルケニ
ル基以外のケイ素原子に結合した置換基としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、
ドデシル基などのアルキル基、フェニル基、トリル基な
どのアリール基、β−フェニルエチル基、β−フェニル
プロピル基などのアラルキル基、シクロヘキシル基など
のシクロアルキル基、あるいはこれらの基の炭素原子に
結合している水素原子の一部または全部をハロゲン原
子、シアノ基などで置換した同一または異種の非置換ま
たは置換 1価炭化水素基が例示され、合成がしやすく、
シリコーン感圧接着剤とのなじみが良好に保たれること
から、メチル基またはフエニル基が好ましく、特にメチ
ル基が好ましい。
【0012】(A)成分のポリオルガノシロキサンは、
1分子中に少なくとも 2個のアルケニル基を含有すれば
よく、好ましくは 1分子中の全置換基のうち、 0.1〜50
モル%、特に 0.5〜4 モル%がアルケニル基であること
が、得られる組成物の硬化性、硬化後の皮膜の強度など
から好ましい。
1分子中に少なくとも 2個のアルケニル基を含有すれば
よく、好ましくは 1分子中の全置換基のうち、 0.1〜50
モル%、特に 0.5〜4 モル%がアルケニル基であること
が、得られる組成物の硬化性、硬化後の皮膜の強度など
から好ましい。
【0013】(A)成分のポリオルガノシロキサンのケ
イ素原子に結合するアルケニル基は、ポリオルガノシロ
キサンの分子鎖の末端または中間のいずれに存在しても
よく、またその両方に存在してもよいが、硬化後の皮膜
が優れた機械的強度を有するためには、少なくとも末端
に位置していることが好ましい。
イ素原子に結合するアルケニル基は、ポリオルガノシロ
キサンの分子鎖の末端または中間のいずれに存在しても
よく、またその両方に存在してもよいが、硬化後の皮膜
が優れた機械的強度を有するためには、少なくとも末端
に位置していることが好ましい。
【0014】本発明における(B)成分のポリオルガノ
ハイドロジェンシロキサンは、(A)成分のポリオルガ
ノシロキサンと架橋反応して硬化皮膜を形成するもの
で、ケイ素原子に結合した水素原子を、 1分子中に少な
くとも 2個有することが必要である。水素原子以外のケ
イ素原子に結合した置換基としては、(A)成分と同じ
ものが例示されるが、合成の容易さと良好な物性を持つ
硬化皮膜が得られることからアルキル基、アリール基が
好ましく、特にメチル基であることが好ましい。このよ
うなポリオルガノハイドロジェンシロキサンとしては直
鎖状、分岐状または環状のいずれでもよく、またこれら
の混合物であってもよい。
ハイドロジェンシロキサンは、(A)成分のポリオルガ
ノシロキサンと架橋反応して硬化皮膜を形成するもの
で、ケイ素原子に結合した水素原子を、 1分子中に少な
くとも 2個有することが必要である。水素原子以外のケ
イ素原子に結合した置換基としては、(A)成分と同じ
ものが例示されるが、合成の容易さと良好な物性を持つ
硬化皮膜が得られることからアルキル基、アリール基が
好ましく、特にメチル基であることが好ましい。このよ
うなポリオルガノハイドロジェンシロキサンとしては直
鎖状、分岐状または環状のいずれでもよく、またこれら
の混合物であってもよい。
【0015】(B)成分のポリオルガノハイドロジェン
シロキサンとしては、得られる組成物および硬化後の皮
膜に良好な特性を付与することから、以下の(a)〜
(c)で示した化合物が好ましい。
シロキサンとしては、得られる組成物および硬化後の皮
膜に良好な特性を付与することから、以下の(a)〜
(c)で示した化合物が好ましい。
【0016】(a):(CH3 )2 HSi O 0.5単位と
Si O2 単位からなり、ケイ素原子に結合した水素原子
の含有量(有効水素量)が 0.3〜 1.2重量%の範囲であ
る分岐状の構造を有するポリオルガノハイドロジェンシ
ロキサン。 (b):次式
Si O2 単位からなり、ケイ素原子に結合した水素原子
の含有量(有効水素量)が 0.3〜 1.2重量%の範囲であ
る分岐状の構造を有するポリオルガノハイドロジェンシ
ロキサン。 (b):次式
【0017】
【化1】 (但し式中、m は 3〜100 、n は 0〜100 の整数を示
す)で表され、ケイ素原子に結合した水素原子の含有量
が 0.5〜 1.6重量%の範囲である直鎖状ポリオルガノハ
イドロジェンシロキサン。 (c)次式
す)で表され、ケイ素原子に結合した水素原子の含有量
が 0.5〜 1.6重量%の範囲である直鎖状ポリオルガノハ
イドロジェンシロキサン。 (c)次式
【0018】
【化2】 (但し式中、p は 1〜100 、q は 0〜100 の整数を示
す)で表され、ケイ素原子に結合した水素原子の含有量
が 0.5〜 1.6重量%の範囲である直鎖状ポリオルガノハ
イドロジェンシロキサン。
す)で表され、ケイ素原子に結合した水素原子の含有量
が 0.5〜 1.6重量%の範囲である直鎖状ポリオルガノハ
イドロジェンシロキサン。
【0019】(B)成分のポリオルガノハイドロジェン
シロキサンの使用量は、(A)成分のポリオルガノシロ
キサン中の 1価の脂肪族不飽和炭化水素基 1個に対し
て、ケイ素原子に結合した水素原子の数が 1.0〜10個と
なるような量であり、プライマー組成物の硬化性が良好
なものとなることから 1.5〜 4.0個となるような量が好
ましい。
シロキサンの使用量は、(A)成分のポリオルガノシロ
キサン中の 1価の脂肪族不飽和炭化水素基 1個に対し
て、ケイ素原子に結合した水素原子の数が 1.0〜10個と
なるような量であり、プライマー組成物の硬化性が良好
なものとなることから 1.5〜 4.0個となるような量が好
ましい。
【0020】本発明のプライマー組成物に用いる(C)
成分は、(D)成分の有機アルミニウム化合物および
(E)成分の有機錫化合物と共に、密着性を付与するた
めに用いる成分である。この(C)成分は、 1分子中に
ケイ素原子に結合したエポキシ基とケイ素原子に結合し
たアルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物であれば、
いかなる有機ケイ素化合物でも使用することができる
が、得られたポリオルガノシロキサン組成物が優れた自
己接着性を示すには、(C)成分は 1分子中にケイ素原
子に結合したエポキシ基が少なくとも 1個と、ケイ素原
子に結合したアルコキシ基が少なくとも 2個を有する有
機ケイ素化合物であることが好ましい。(C)成分の化
合物として、
成分は、(D)成分の有機アルミニウム化合物および
(E)成分の有機錫化合物と共に、密着性を付与するた
めに用いる成分である。この(C)成分は、 1分子中に
ケイ素原子に結合したエポキシ基とケイ素原子に結合し
たアルコキシ基とを有する有機ケイ素化合物であれば、
いかなる有機ケイ素化合物でも使用することができる
が、得られたポリオルガノシロキサン組成物が優れた自
己接着性を示すには、(C)成分は 1分子中にケイ素原
子に結合したエポキシ基が少なくとも 1個と、ケイ素原
子に結合したアルコキシ基が少なくとも 2個を有する有
機ケイ素化合物であることが好ましい。(C)成分の化
合物として、
【0021】
【化3】
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】 (上各式中、Rは炭素数 1〜6 の1 価の炭化水素基、n
は 0または正の整数)等の化学式で例示される有機ケイ
素化合物、これらの 1種もしくは 2種以上の部分加水分
解縮合物またはこれらの 1種もしくは 2種以上と(C)
成分以外のアルコキシシラン類との部分加水分解縮合物
等が例示される。(C)成分の具体例としては、以下の
ようなものが例示される。
は 0または正の整数)等の化学式で例示される有機ケイ
素化合物、これらの 1種もしくは 2種以上の部分加水分
解縮合物またはこれらの 1種もしくは 2種以上と(C)
成分以外のアルコキシシラン類との部分加水分解縮合物
等が例示される。(C)成分の具体例としては、以下の
ようなものが例示される。
【0024】
【化6】
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】(C)成分の配合量は(A)成分100 重量
部に対して、 0.1〜20重量部、好ましくは 0.5〜10重量
部である。配合量が 0.1重量部未満であると、得られた
プライマー組成物が十分な密着性の効果を示さず、ま
た、20重量部を超えると、得られたプライマー組成物の
ポットライフが低下するためである。
部に対して、 0.1〜20重量部、好ましくは 0.5〜10重量
部である。配合量が 0.1重量部未満であると、得られた
プライマー組成物が十分な密着性の効果を示さず、ま
た、20重量部を超えると、得られたプライマー組成物の
ポットライフが低下するためである。
【0029】本発明に用いられる(D)成分の有機アル
ミニウム化合物としては(CH3 O)3 Al 、(C2 H
5 O)3 Al 、(n-C3 H7 O)3 Al などのアルミニ
ウムアルコラート;ナフテン酸、ステアリン酸、オクチ
ル酸、安息香酸などのアルミニウム塩;アルミニウムア
ルコラートとアセト酢酸エステルまたはジアルキルマロ
ネートなどを反応させて得られる、
ミニウム化合物としては(CH3 O)3 Al 、(C2 H
5 O)3 Al 、(n-C3 H7 O)3 Al などのアルミニ
ウムアルコラート;ナフテン酸、ステアリン酸、オクチ
ル酸、安息香酸などのアルミニウム塩;アルミニウムア
ルコラートとアセト酢酸エステルまたはジアルキルマロ
ネートなどを反応させて得られる、
【0030】
【化10】
【0031】
【化11】 などのアルミニウムキレート;アルミニウムオキサイド
の有機酸塩;アルミニウムアセチルアセテートなどが例
示されるが、好ましくはアルミニウムキレート、アルミ
ニウムアルコラートである。これらは混合物であっても
良い。
の有機酸塩;アルミニウムアセチルアセテートなどが例
示されるが、好ましくはアルミニウムキレート、アルミ
ニウムアルコラートである。これらは混合物であっても
良い。
【0032】(D)成分の配合量は(A)成分 100重量
部に対して、 0.01 〜10重量部、好ましくは 0.1〜5 重
量部である。配合量が 0.01 重量部未満であると、得ら
れたプライマー組成物が十分な密着性の効果を示さず、
また、10重量部を超えると、得られたプライマー組成物
のポットライフが低下するためである。
部に対して、 0.01 〜10重量部、好ましくは 0.1〜5 重
量部である。配合量が 0.01 重量部未満であると、得ら
れたプライマー組成物が十分な密着性の効果を示さず、
また、10重量部を超えると、得られたプライマー組成物
のポットライフが低下するためである。
【0033】(D)成分を配合する方法は特に限定され
ないが、室温で固体の有機アルミニウム化合物を配合す
るには、固体の有機アルミニウム化合物を溶媒に溶解
後、該組成物に配合する方法が好ましい。使用できる溶
媒は固体の有機アルミニウム化合物を溶解させるもので
あれば特に限定されないが、溶媒の除去の容易さから、
低沸点溶媒が好ましい。このような溶媒としては、ジエ
チルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルエチルエー
テル、メチルプロピルエーテル、エチルプロピルエーテ
ルなどのエーテル類;ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、ノナン、デカンなどの脂肪族炭化水素類;ク
ロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類;
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類
が例示される。また、(D)成分は(C)成分と予め反
応させ、Al −O−Si 結合を有する有機化合物として
配合しても良い。
ないが、室温で固体の有機アルミニウム化合物を配合す
るには、固体の有機アルミニウム化合物を溶媒に溶解
後、該組成物に配合する方法が好ましい。使用できる溶
媒は固体の有機アルミニウム化合物を溶解させるもので
あれば特に限定されないが、溶媒の除去の容易さから、
低沸点溶媒が好ましい。このような溶媒としては、ジエ
チルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルエチルエー
テル、メチルプロピルエーテル、エチルプロピルエーテ
ルなどのエーテル類;ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、ノナン、デカンなどの脂肪族炭化水素類;ク
ロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類;
ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類
が例示される。また、(D)成分は(C)成分と予め反
応させ、Al −O−Si 結合を有する有機化合物として
配合しても良い。
【0034】(E)成分の有機錫化合物としては、一般
に縮合反応型ポリオルガノシロキサン組成物に用いられ
ているものを使用することができる。例えば、ジブチル
錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫
ジベンジルマレート、ジブチル錫ジオクトエート、ジオ
クチル酸錫、ジ−n-ブチルジメトキシ錫、ビスエチルマ
レイルジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ベンジルマレ
ート、テトラブチルビス(エチルマレート)ジ錫オキサ
イド、ジブチル錫ビス(イソオクチルフタレート)、ジ
ブチル錫ビス(3-メチル-3−メトキシブチルマレー
ト)、ジオクチル錫ジラウレートなどが例示される。ま
た、予めアルコキシ基含有ケイ素化合物と反応させ、S
n −O -Si 結合を有する以下のような有機化合物とし
て配合しても良い。
に縮合反応型ポリオルガノシロキサン組成物に用いられ
ているものを使用することができる。例えば、ジブチル
錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫
ジベンジルマレート、ジブチル錫ジオクトエート、ジオ
クチル酸錫、ジ−n-ブチルジメトキシ錫、ビスエチルマ
レイルジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ベンジルマレ
ート、テトラブチルビス(エチルマレート)ジ錫オキサ
イド、ジブチル錫ビス(イソオクチルフタレート)、ジ
ブチル錫ビス(3-メチル-3−メトキシブチルマレー
ト)、ジオクチル錫ジラウレートなどが例示される。ま
た、予めアルコキシ基含有ケイ素化合物と反応させ、S
n −O -Si 結合を有する以下のような有機化合物とし
て配合しても良い。
【0035】
【化12】 (R′は炭素数 1〜6 の 1価の炭化水素基、R″はアル
コキシ基および/または炭素数 1〜6 の 1価の炭化水素
基、p 、q は 0または正の整数) (E)成分の配合量は(A)成分100 重量部に対して、
0.001〜1 重量部、好ましくは 0.001〜 0.5重量部であ
る。配合量が 0.001重量部未満であると、得られたプラ
イマー組成物が十分な密着性の効果を示さず、また、1
重量部を超えると米国特許第 3532649号公報に教示され
ているように、有機錫化合物は本質的に付加硬化型のポ
リオルガノシロキサン組成物に対して硬化阻害効果を有
するため、硬化性が著しく低下する。
コキシ基および/または炭素数 1〜6 の 1価の炭化水素
基、p 、q は 0または正の整数) (E)成分の配合量は(A)成分100 重量部に対して、
0.001〜1 重量部、好ましくは 0.001〜 0.5重量部であ
る。配合量が 0.001重量部未満であると、得られたプラ
イマー組成物が十分な密着性の効果を示さず、また、1
重量部を超えると米国特許第 3532649号公報に教示され
ているように、有機錫化合物は本質的に付加硬化型のポ
リオルガノシロキサン組成物に対して硬化阻害効果を有
するため、硬化性が著しく低下する。
【0036】本発明に用いる(F)成分の白金および白
金化合物からなる群から選ばれた触媒は、(A)成分の
1価の脂肪族不飽和炭化水素基と(B)成分の中のヒド
ロシリル基との間の付加反応を促進させるための触媒で
ある。
金化合物からなる群から選ばれた触媒は、(A)成分の
1価の脂肪族不飽和炭化水素基と(B)成分の中のヒド
ロシリル基との間の付加反応を促進させるための触媒で
ある。
【0037】(F)成分としては、白金の単体(白金
黒)、塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金とアル
コールより得られる錯体、白金−ビニルシロキサン錯
体、その他の白金配位化合物、あるいはアルミナ、シリ
カなどの担体に白金の単体を担持したものなどを用いる
ことができる。塩化白金酸、白金−オレフィン錯体を用
いる場合は、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテ
ル系溶剤、炭化水素系溶剤などに溶解したものを使用す
ることが好ましい。また、固体のものは分散性を良くす
るために細かく粉砕する必要があり、使用する担体も粒
径が小さく、比表面積の大きいものを用いるのが好まし
い。
黒)、塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金とアル
コールより得られる錯体、白金−ビニルシロキサン錯
体、その他の白金配位化合物、あるいはアルミナ、シリ
カなどの担体に白金の単体を担持したものなどを用いる
ことができる。塩化白金酸、白金−オレフィン錯体を用
いる場合は、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エーテ
ル系溶剤、炭化水素系溶剤などに溶解したものを使用す
ることが好ましい。また、固体のものは分散性を良くす
るために細かく粉砕する必要があり、使用する担体も粒
径が小さく、比表面積の大きいものを用いるのが好まし
い。
【0038】(F)成分の使用量は、成分(A)に対し
て白金原子として 0.1〜500 ppm の範囲が好ましい。
0.1ppm 未満では効果が少なく、500 ppm を超えて配合
しても特に硬化速度の向上などが期待できず、ポットラ
イフが低下するため好ましくない。
て白金原子として 0.1〜500 ppm の範囲が好ましい。
0.1ppm 未満では効果が少なく、500 ppm を超えて配合
しても特に硬化速度の向上などが期待できず、ポットラ
イフが低下するため好ましくない。
【0039】本発明のプライマー組成物には、さらに組
成物の室温における保存安定性を付与させるために、付
加反応抑制剤を配合してもよく、このような付加反応抑
制剤としては、3-メチル-1−ブチン-3−オール、3,5-ジ
メチル-1−ヘキシン-3−オール、3-メチル-1−ペンテン
-3−オール、フェニルブチノールなどのアセチレン系ア
ルコール、3-メチル-3−ペンテン-1−イン、3,5-ジメチ
ル-1−ヘキシン-3−インなどのアセチレン系化合物、こ
れらのアセチレン系化合物とアルコキシシランまたはシ
ロキサンあるいはハイドロジェンシランまたはシロキサ
ンとの反応物、テトラメチルビニルシロキサン環状体な
どのビニルシロキサン、ベンゾトリアゾールなどの有機
窒素化合物、及びその他の有機リン化合物、オキシム化
合物、有機クロム化合物などが例示される。付加反応抑
制剤の配合量は、良好な保存安定性が得られる量であれ
ばよく、一般に(A)成分 100重量部に対して 0.001〜
10重量部、好ましくは 0.01 〜1 重量部使用される。ま
た本発明の組成物には、真球状または不定形のシリカや
酸化チタンなどの無機質充填剤、ポリオルガノシルセス
キオキサン、ポリオルガノシロキサンなどの硬化物粉体
であるシリコーンパウダー、その他の顔料、染料などを
配合することも任意である。
成物の室温における保存安定性を付与させるために、付
加反応抑制剤を配合してもよく、このような付加反応抑
制剤としては、3-メチル-1−ブチン-3−オール、3,5-ジ
メチル-1−ヘキシン-3−オール、3-メチル-1−ペンテン
-3−オール、フェニルブチノールなどのアセチレン系ア
ルコール、3-メチル-3−ペンテン-1−イン、3,5-ジメチ
ル-1−ヘキシン-3−インなどのアセチレン系化合物、こ
れらのアセチレン系化合物とアルコキシシランまたはシ
ロキサンあるいはハイドロジェンシランまたはシロキサ
ンとの反応物、テトラメチルビニルシロキサン環状体な
どのビニルシロキサン、ベンゾトリアゾールなどの有機
窒素化合物、及びその他の有機リン化合物、オキシム化
合物、有機クロム化合物などが例示される。付加反応抑
制剤の配合量は、良好な保存安定性が得られる量であれ
ばよく、一般に(A)成分 100重量部に対して 0.001〜
10重量部、好ましくは 0.01 〜1 重量部使用される。ま
た本発明の組成物には、真球状または不定形のシリカや
酸化チタンなどの無機質充填剤、ポリオルガノシルセス
キオキサン、ポリオルガノシロキサンなどの硬化物粉体
であるシリコーンパウダー、その他の顔料、染料などを
配合することも任意である。
【0040】本発明のプライマー組成物は、組成物の粘
度が低い場合はそのまま基材に塗布して使用することが
できるが、一般に塗布や処理する際の作業性を向上さ
せ、また組成物の保存安定性をさらに向上させるために
溶剤に溶解して使用される。この場合の溶剤としてはベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘ
プタン、ヘキサン、ペンタンなどの脂肪族炭化水素、ト
リクロロエチレン、パークロロエチレンなどのハロゲン
化炭化水素、酢酸エチル、メチルエチルケトンなどが例
示される。
度が低い場合はそのまま基材に塗布して使用することが
できるが、一般に塗布や処理する際の作業性を向上さ
せ、また組成物の保存安定性をさらに向上させるために
溶剤に溶解して使用される。この場合の溶剤としてはベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘ
プタン、ヘキサン、ペンタンなどの脂肪族炭化水素、ト
リクロロエチレン、パークロロエチレンなどのハロゲン
化炭化水素、酢酸エチル、メチルエチルケトンなどが例
示される。
【0041】本発明のプライマー組成物は上記した
(A)〜(F)成分、さらに必要によりその他の成分及
び溶剤を、均一に混合することにより得られる。
(A)〜(F)成分、さらに必要によりその他の成分及
び溶剤を、均一に混合することにより得られる。
【0042】本発明のプライマー組成物はロールコータ
ー、リバースコーター、グラビアコーターなどを用いて
基材に塗布し、80〜180 ℃で 5〜60秒間加熱することに
より処理することができ、塗布量はシロキサン換算で概
ね、 0.2〜2.0g/ m2 の範囲とすればよい。
ー、リバースコーター、グラビアコーターなどを用いて
基材に塗布し、80〜180 ℃で 5〜60秒間加熱することに
より処理することができ、塗布量はシロキサン換算で概
ね、 0.2〜2.0g/ m2 の範囲とすればよい。
【0043】本発明に使用されるシリコーン感圧接着剤
としては、シリコーンを主成分とする感圧接着剤であれ
ばとくに制限されない。一般にシリコーン感圧接着剤と
してはSi O2 単位と(CH3 )3 Si O0.5 単位の共
重合体およびシラノール基含有ポリジメチルシロキサン
との混合物または反応物を主成分とするものが使用さ
れ、必要によりこれらのシロキサン単位の置換基がメチ
ル基以外のもの、例えばフェニル基、ビニル基などで置
換されたものが使用される。
としては、シリコーンを主成分とする感圧接着剤であれ
ばとくに制限されない。一般にシリコーン感圧接着剤と
してはSi O2 単位と(CH3 )3 Si O0.5 単位の共
重合体およびシラノール基含有ポリジメチルシロキサン
との混合物または反応物を主成分とするものが使用さ
れ、必要によりこれらのシロキサン単位の置換基がメチ
ル基以外のもの、例えばフェニル基、ビニル基などで置
換されたものが使用される。
【0044】シリコーン感圧接着剤は、基材に塗布する
ことにより使用でき、溶剤を使用している場合はさらに
溶剤を揮発させることにより使用できるが、塗布された
シリコーン感圧接着剤の凝集力を高め、良好な粘着性が
得られることから、架橋させて使用することが好まし
い。シリコーン粘着剤はこの架橋の方法により、一般に
付加反応型と過酸化物硬化型に分けられる。
ことにより使用でき、溶剤を使用している場合はさらに
溶剤を揮発させることにより使用できるが、塗布された
シリコーン感圧接着剤の凝集力を高め、良好な粘着性が
得られることから、架橋させて使用することが好まし
い。シリコーン粘着剤はこの架橋の方法により、一般に
付加反応型と過酸化物硬化型に分けられる。
【0045】付加反応型シリコーン粘着剤は、一般にR
3 Si O0.5 単位と(式中、Rは 1価炭化水素基)とS
i O2 単位からなる溶剤可溶性の共重合体および末端シ
ラノールのアルケニル基含有ポリオルガノシロキサンと
の縮合反応物あるいは混合物を、ポリオルガノハイドロ
ジェンシロキサンと付加反応させるものである。
3 Si O0.5 単位と(式中、Rは 1価炭化水素基)とS
i O2 単位からなる溶剤可溶性の共重合体および末端シ
ラノールのアルケニル基含有ポリオルガノシロキサンと
の縮合反応物あるいは混合物を、ポリオルガノハイドロ
ジェンシロキサンと付加反応させるものである。
【0046】また、過酸化物硬化型シリコーン粘着剤
は、R3 Si O0.5 単位と(式中、Rは 1価炭化水素
基)とSi O2 単位からなる溶剤可溶性の共重合体およ
び末端シラノールのポリオルガノシロキサンとの縮合反
応物あるいは混合物を、過酸化ベンゾイル等の有機過酸
化物で架橋させるものである。
は、R3 Si O0.5 単位と(式中、Rは 1価炭化水素
基)とSi O2 単位からなる溶剤可溶性の共重合体およ
び末端シラノールのポリオルガノシロキサンとの縮合反
応物あるいは混合物を、過酸化ベンゾイル等の有機過酸
化物で架橋させるものである。
【0047】本発明の粘着シートにおいては、プライマ
ーによる密着性の向上の効果が良好に得られることか
ら、架橋型のシリコーン粘着剤の使用が好ましく、付加
反応型、過酸化物硬化型のどちらも好ましく使用でき
る。従来の縮合型プライマーのような硬化阻害の影響も
無いため、本発明のプライマーを使用することにより過
酸化物硬化型粘着剤に加え、特に付加反応型粘着剤を使
用した場合に良好な効果が得られる。
ーによる密着性の向上の効果が良好に得られることか
ら、架橋型のシリコーン粘着剤の使用が好ましく、付加
反応型、過酸化物硬化型のどちらも好ましく使用でき
る。従来の縮合型プライマーのような硬化阻害の影響も
無いため、本発明のプライマーを使用することにより過
酸化物硬化型粘着剤に加え、特に付加反応型粘着剤を使
用した場合に良好な効果が得られる。
【0048】本発明の粘着シートは、基材にプライマー
組成物を塗布して加熱硬化させ、続いてシリコーン感圧
接着剤を塗布し、好ましくは加熱することにより得られ
る。
組成物を塗布して加熱硬化させ、続いてシリコーン感圧
接着剤を塗布し、好ましくは加熱することにより得られ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明の粘着シートは、基材に特定の組
成のプライマー組成物を処理し、その上にシリコーン感
圧接着剤を施すことにより、シリコーン粘着剤の基材に
対する密着性が優れたものとなり、粘着シートを被着体
から引き剥がす際の糊残り現象が改善されるために被着
体を汚損することがなくなり、また再度被着体に使用す
る場合に粘着シート本来の粘着力、保持力等が良好に維
持されるという特徴がある。
成のプライマー組成物を処理し、その上にシリコーン感
圧接着剤を施すことにより、シリコーン粘着剤の基材に
対する密着性が優れたものとなり、粘着シートを被着体
から引き剥がす際の糊残り現象が改善されるために被着
体を汚損することがなくなり、また再度被着体に使用す
る場合に粘着シート本来の粘着力、保持力等が良好に維
持されるという特徴がある。
【0050】また、粘着テープを製造する場合、基材に
感圧接着剤を塗布して巻き取った後、スリット状に切断
するために巻き戻しをおこなう場合があるが、本発明の
粘着シートを粘着テープとした場合は、シリコーン粘着
剤と基材との剥離が生じない良好な巻き戻しが行え、よ
り高速での巻き戻しが可能となるため、作業性と生産効
率に優れるという特徴もある。
感圧接着剤を塗布して巻き取った後、スリット状に切断
するために巻き戻しをおこなう場合があるが、本発明の
粘着シートを粘着テープとした場合は、シリコーン粘着
剤と基材との剥離が生じない良好な巻き戻しが行え、よ
り高速での巻き戻しが可能となるため、作業性と生産効
率に優れるという特徴もある。
【0051】本発明の粘着シートは各種の粘着テープ、
ラベル、粘着フィルムとして有用である。
ラベル、粘着フィルムとして有用である。
【0052】
【実施例】以下に実施例をあげ、本発明をさらに詳細に
説明する。なお、実施例中の部および%は、とくに断ら
ない限りそれぞれ重量部および重量%を示し、粘度は25
℃での値を示す。
説明する。なお、実施例中の部および%は、とくに断ら
ない限りそれぞれ重量部および重量%を示し、粘度は25
℃での値を示す。
【0053】実施例中以下の略号を用いた。 M単位:(CH3 )3 Si O0.5 単位 DH 単位:(CH3 )HSi O1.0 単位 Q単位:Si O2 単位 H/Vi 比:Si −H基/Si −Vi 基のモル比(Vi
:ビニル基) なお評価は下記の方法によりおこなった。
:ビニル基) なお評価は下記の方法によりおこなった。
【0054】1)T型剥離力 シリコーン感圧接着剤を基材に塗布して得られたシート
を、 2.5cm×15cmに切り出し、その 2枚の粘着面同士を
貼り合わせ、20g /cm2 の荷重下、70℃で5 時間養生し
て試験片とした。次に引張り試験機を用いて試験片を 1
80度方向に、5cm/分の速度で引き剥がし、その時の剥
離力を測定してT型剥離力とした。
を、 2.5cm×15cmに切り出し、その 2枚の粘着面同士を
貼り合わせ、20g /cm2 の荷重下、70℃で5 時間養生し
て試験片とした。次に引張り試験機を用いて試験片を 1
80度方向に、5cm/分の速度で引き剥がし、その時の剥
離力を測定してT型剥離力とした。
【0055】2)SUS板剥離力 シリコーン感圧接着剤を基材に塗布して得られたシート
を、 2.5cm×15cmに切り出し、ステンレス板(JIS
C2107)に貼り付け、2kg ゴムローラで圧着した後
に、70℃で 5時間養生して試験片とした。次に引張り試
験機を用いて、試験片のステンレス板から粘着フィルム
を 180度方向に 0.3 m/分の速度で引き剥がし、その時
に剥離力を測定してSUS板剥離力とした。
を、 2.5cm×15cmに切り出し、ステンレス板(JIS
C2107)に貼り付け、2kg ゴムローラで圧着した後
に、70℃で 5時間養生して試験片とした。次に引張り試
験機を用いて、試験片のステンレス板から粘着フィルム
を 180度方向に 0.3 m/分の速度で引き剥がし、その時
に剥離力を測定してSUS板剥離力とした。
【0056】3)剥離面の状態 T型剥離力の測定を行った際に剥離面を観察し、糊残り
の有無ならびにプライマー層、基材および粘着剤の間の
密着性の評価を行った。なお評価は以下のように行っ
た。 ○:粘着剤間で剥離し、糊残りなし。 ×:粘着剤と基材間で剥離し、一方の粘着シートに粘着
剤の移行あり。 (×1 :プライマーと基材間で剥離、×2 粘着剤とプラ
イマー間で剥離)。
の有無ならびにプライマー層、基材および粘着剤の間の
密着性の評価を行った。なお評価は以下のように行っ
た。 ○:粘着剤間で剥離し、糊残りなし。 ×:粘着剤と基材間で剥離し、一方の粘着シートに粘着
剤の移行あり。 (×1 :プライマーと基材間で剥離、×2 粘着剤とプラ
イマー間で剥離)。
【0057】調製例1(プライマーI ) (A)成分として分子鎖両末端がジメチルビニルシリル
基で封鎖され、ビニル基含有量が全置換基の 1.0モル%
であり、平均重合度が 5,000のポリメチルビニルシロキ
サン100 部、(B)成分として分子鎖両末端がトリメチ
ルシリル基で封鎖され、有効水素量が 1.6%で粘度が 1
5 cPのポリメチルハイドロジェンシロキサン(MDH 60
M) 2.6部、(C)成分としてγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン 3.0部、(D)成分としてアルミ
ニウムアセチルアセテート 0.15部、および希釈溶剤と
してトルエン 246部を混合攪拌して均一にし、混合物A
を得た。(H/Vi 比= 1.5)。
基で封鎖され、ビニル基含有量が全置換基の 1.0モル%
であり、平均重合度が 5,000のポリメチルビニルシロキ
サン100 部、(B)成分として分子鎖両末端がトリメチ
ルシリル基で封鎖され、有効水素量が 1.6%で粘度が 1
5 cPのポリメチルハイドロジェンシロキサン(MDH 60
M) 2.6部、(C)成分としてγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン 3.0部、(D)成分としてアルミ
ニウムアセチルアセテート 0.15部、および希釈溶剤と
してトルエン 246部を混合攪拌して均一にし、混合物A
を得た。(H/Vi 比= 1.5)。
【0058】この混合物Aの10部にトルエン50部を加え
て均一になるまで混合攪拌し、さらに(E)成分してジ
ブチルスズジアセテートをポリシロキサンの合計量に対
して320 ppm となる量、および(F)成分として塩化白
金酸とビニルシロキサンの反応錯体をポリシロキサンの
合計量に対して白金原子に換算して150 ppm となる量を
添加して均一になるまで混合攪拌し、本発明のプライマ
ー組成物であるプライマーIを得た。
て均一になるまで混合攪拌し、さらに(E)成分してジ
ブチルスズジアセテートをポリシロキサンの合計量に対
して320 ppm となる量、および(F)成分として塩化白
金酸とビニルシロキサンの反応錯体をポリシロキサンの
合計量に対して白金原子に換算して150 ppm となる量を
添加して均一になるまで混合攪拌し、本発明のプライマ
ー組成物であるプライマーIを得た。
【0059】調製例2(プライマーII) 混合物Aにおいて、成分(C)、(D)を配合しないほ
かは、混合物Aと同様に混合物Bを得た。さらに成分
(E)を配合しないほかはプライマーI と同様に成分を
調製して、比較用のプライマー組成物であるプライマー
IIを得た。
かは、混合物Aと同様に混合物Bを得た。さらに成分
(E)を配合しないほかはプライマーI と同様に成分を
調製して、比較用のプライマー組成物であるプライマー
IIを得た。
【0060】調製例3(プライマーIII ) 両末端シラノール封鎖ポリジメチルシロキサン100 部、
分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖され、有効水
素量が 1.6%で粘度が15 cP のポリメチルハイドロジェ
ンシロキサン(MDH 60M) 1.0部、および希釈溶剤と
してトルエン73部を混合攪拌して均一にし、混合物Cを
得た。この混合物C10部にトルエン50部を加えて均一に
なるまで混合攪拌し、さらにジブチルスズジアセテート
をポリシロキサンの合計量に対して 4.0%となる量を添
加して均一になるまで混合攪拌し、比較用のプライマー
組成物であるプライマーIII を得た。
分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖され、有効水
素量が 1.6%で粘度が15 cP のポリメチルハイドロジェ
ンシロキサン(MDH 60M) 1.0部、および希釈溶剤と
してトルエン73部を混合攪拌して均一にし、混合物Cを
得た。この混合物C10部にトルエン50部を加えて均一に
なるまで混合攪拌し、さらにジブチルスズジアセテート
をポリシロキサンの合計量に対して 4.0%となる量を添
加して均一になるまで混合攪拌し、比較用のプライマー
組成物であるプライマーIII を得た。
【0061】調製例4(プライマーIV) (C)成分のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランの替わりにβ−(3,4-エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン、(E)成分のジブチルスズジ
アセテートの替わりにジブチルスズジラウレートを使用
したほかは、調製例1と同様に成分を調製して、本発明
のプライマー組成物であるプライマーIVを得た。
ランの替わりにβ−(3,4-エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン、(E)成分のジブチルスズジ
アセテートの替わりにジブチルスズジラウレートを使用
したほかは、調製例1と同様に成分を調製して、本発明
のプライマー組成物であるプライマーIVを得た。
【0062】調製例5(プライマーV ) (C)成分のγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランの替わりにγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランを使用したほかは、調製例1と同様に成分を調
製して、比較用のプライマー組成物であるプライマーV
を得た。
ランの替わりにγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランを使用したほかは、調製例1と同様に成分を調
製して、比較用のプライマー組成物であるプライマーV
を得た。
【0063】調製例6(粘着剤 I) M単位とQ単位からなり、M:Qのモル比が 4:5 、水
酸基含有量が 6.0%、キシレン溶液(60%)の粘度が10
cStのシロキサンレジン65部と、分子鎖両末端が水酸基
で封鎖され、平均重合度が 5,000のビニル基含有ポリジ
メチルシロキサン35部との縮合反応物100 部に、ポリメ
チルハイドロジェンシロキサン(MDH 56M) 0.4部、
反応触媒としての塩化白金酸のイソプロピルアルコール
溶液(白金含有量 0.05 %) 2.0部および希釈溶剤のト
ルエン50部を加えて均一になるまで混合攪拌し、付加反
応型のシリコーン感圧接着剤である粘着剤I を得た。
酸基含有量が 6.0%、キシレン溶液(60%)の粘度が10
cStのシロキサンレジン65部と、分子鎖両末端が水酸基
で封鎖され、平均重合度が 5,000のビニル基含有ポリジ
メチルシロキサン35部との縮合反応物100 部に、ポリメ
チルハイドロジェンシロキサン(MDH 56M) 0.4部、
反応触媒としての塩化白金酸のイソプロピルアルコール
溶液(白金含有量 0.05 %) 2.0部および希釈溶剤のト
ルエン50部を加えて均一になるまで混合攪拌し、付加反
応型のシリコーン感圧接着剤である粘着剤I を得た。
【0064】調製例7(粘着剤II) 調製例6において、シロキサンレジンを55部、ビニル基
含有ポリジメチルシロキサンを45部としたほかは、同様
に粘着剤IIを得た。
含有ポリジメチルシロキサンを45部としたほかは、同様
に粘着剤IIを得た。
【0065】調製例8(粘着剤III ) 調製例6のシロキサンレジンの50部と、分子鎖両末端が
水酸基で封鎖され、平均重合度が5,000 のビニル基含有
ポリジメチルシロキサン50部との縮合反応物100 部に、
反応触媒としての過酸化ベンゾイル 1.0部および希釈溶
剤のトルエン50部を加えて均一になるまで混合攪拌し、
過酸化物硬化型のシリコーン感圧粘着剤である粘着剤II
I を得た。
水酸基で封鎖され、平均重合度が5,000 のビニル基含有
ポリジメチルシロキサン50部との縮合反応物100 部に、
反応触媒としての過酸化ベンゾイル 1.0部および希釈溶
剤のトルエン50部を加えて均一になるまで混合攪拌し、
過酸化物硬化型のシリコーン感圧粘着剤である粘着剤II
I を得た。
【0066】実施例1 ポリイミドフィルム(50μm 厚)に、プライマーI を
0.8g / m2 (固形分)の塗布量となるように塗布し、1
00 ℃で30秒間加熱硬化させて、プライマー処理を行っ
た。次にプライマー処理面に粘着剤I を25〜30μm 厚
(固形分)となるように塗布し、120 ℃で 2分間加熱硬
化させて粘着シートを作成した。得られた粘着シートを
用いて前記の評価を行い、結果を表1に示す。
0.8g / m2 (固形分)の塗布量となるように塗布し、1
00 ℃で30秒間加熱硬化させて、プライマー処理を行っ
た。次にプライマー処理面に粘着剤I を25〜30μm 厚
(固形分)となるように塗布し、120 ℃で 2分間加熱硬
化させて粘着シートを作成した。得られた粘着シートを
用いて前記の評価を行い、結果を表1に示す。
【0067】実施例2 粘着剤I の替わりに粘着剤IIを使用したほかは、実施例
1と同様に粘着シートを作成した。同様に評価を行い、
結果を表1に示す。
1と同様に粘着シートを作成した。同様に評価を行い、
結果を表1に示す。
【0068】実施例3 粘着剤I の替わりに粘着剤III を使用したほかは、実施
例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評価を行
い、結果を表1に示す。
例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評価を行
い、結果を表1に示す。
【0069】実施例4 プライマーI の替わりにプライマーIVを使用したほか
は、実施例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評
価を行い、結果を表1に示す。
は、実施例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評
価を行い、結果を表1に示す。
【0070】比較例1 プライマーを使用しないほかは実施例1と同様に粘着シ
ートを作成した。同様に評価を行い、結果を表1に示
す。
ートを作成した。同様に評価を行い、結果を表1に示
す。
【0071】比較例2 粘着剤I の替わりに粘着剤III を使用し、プライマーを
使用しないほかは実施例1と同様に粘着シートを作成し
た。同様に評価を行い、結果を表1に示す。
使用しないほかは実施例1と同様に粘着シートを作成し
た。同様に評価を行い、結果を表1に示す。
【0072】比較例3 プライマーI の替わりにプライマーIIを使用したほか
は、実施例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評
価を行い、結果を表1に示す。
は、実施例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評
価を行い、結果を表1に示す。
【0073】比較例4 プライマーI の替わりにプライマーIII を使用したほか
は、実施例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評
価を行い、結果を表1に示す。
は、実施例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評
価を行い、結果を表1に示す。
【0074】比較例5 プライマーI の替わりにプライマーV を使用したほか
は、実施例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評
価を行い、結果を表1に示す。
は、実施例1と同様に粘着シートを作成した。同様に評
価を行い、結果を表1に示す。
【0075】比較例6 プライマーI の替わりにプライマーII、粘着剤I の替わ
りに粘着剤III を使用したほかは、実施例1と同様に粘
着シートを作成した。同様に評価を行い、結果を表1に
示す。
りに粘着剤III を使用したほかは、実施例1と同様に粘
着シートを作成した。同様に評価を行い、結果を表1に
示す。
【0076】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 183/07 JGF
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)ケイ素原子に結合した 1価の脂肪
族不飽和炭化水素基を 1分子中に 2個以上含有するポリ
オルガノシロキサン 100 重量部 (B)ケイ素原子に結合した水素原子を 1分子中に 3個
以上有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン、
(A)成分中の 1価の脂肪族不飽和炭化水素基 1個に対
して、ケイ素原子に結合した水素原子の数が 1.0〜10個
となるような量 (C)エポキシ基およびアルコキシ基がケイ素原子に結
合した有機ケイ素化合物0.1〜20重量部 (D)有機アルミニウム化合物
0.01 〜10重量部 (E)有機錫化合物
0.001〜1 重量部 (F)白金および白金化合物からなる群より選ばれた触
媒、(A)成分に対して白金原子として 0.1〜500 ppm
を含有するプライマー組成物で基材を処理し、さらにシ
リコーン感圧接着剤を塗布してなる粘着シート。 - 【請求項2】 シリコーン感圧接着剤が、有機過酸化物
で加熱硬化するものである請求項1記載の粘着シート。 - 【請求項3】 シリコーン感圧接着剤が、付加反応で加
熱硬化するものである請求項1記載の粘着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33836294A JP2875758B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33836294A JP2875758B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08183934A true JPH08183934A (ja) | 1996-07-16 |
JP2875758B2 JP2875758B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=18317443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33836294A Expired - Lifetime JP2875758B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 粘着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2875758B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-12-28 JP JP33836294A patent/JP2875758B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2875758B2 (ja) | 1999-03-31 |
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