JPH08181889A - 輪郭補正装置 - Google Patents
輪郭補正装置Info
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- JPH08181889A JPH08181889A JP6335909A JP33590994A JPH08181889A JP H08181889 A JPH08181889 A JP H08181889A JP 6335909 A JP6335909 A JP 6335909A JP 33590994 A JP33590994 A JP 33590994A JP H08181889 A JPH08181889 A JP H08181889A
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- JP
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- line
- circuit
- level
- contour
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- Picture Signal Circuits (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 字幕スーパーだけを選択的に輪郭補正するこ
とのできる輪郭補正装置を提供する。 【構成】 輪郭補正回路50はRin,Gin,Binのディ
ジタルコンポーネント映像信号に対し、各々、ラインメ
モリ52、60、68で1ライン分遅延させた遅延ディ
ジタルコンポーネント映像信号RD ,GD ,BD を作成
し、比較回路54、62、70と、エンコーダ56、6
4、72により輪郭強調したディジタルコンポーネント
映像信号RE ,GE ,BE を作成する。一方、ライン位
置判別回路10により、RD ,GD ,BD の現在のライ
ン位置が字幕スーパーエリアに入っているか判別して判
別信号を出力する。この判別信号に基づき、輪郭補正回
路50のセレクタ58、66、74はRD ,GD ,BD
の現在のライン位置が字幕スーパーエリアに入っている
とき、RE ,GE ,BE を選択して出力し、字幕スーパ
ーエリアに入っていないとき、RD ,GD ,BD を選択
して出力する。
とのできる輪郭補正装置を提供する。 【構成】 輪郭補正回路50はRin,Gin,Binのディ
ジタルコンポーネント映像信号に対し、各々、ラインメ
モリ52、60、68で1ライン分遅延させた遅延ディ
ジタルコンポーネント映像信号RD ,GD ,BD を作成
し、比較回路54、62、70と、エンコーダ56、6
4、72により輪郭強調したディジタルコンポーネント
映像信号RE ,GE ,BE を作成する。一方、ライン位
置判別回路10により、RD ,GD ,BD の現在のライ
ン位置が字幕スーパーエリアに入っているか判別して判
別信号を出力する。この判別信号に基づき、輪郭補正回
路50のセレクタ58、66、74はRD ,GD ,BD
の現在のライン位置が字幕スーパーエリアに入っている
とき、RE ,GE ,BE を選択して出力し、字幕スーパ
ーエリアに入っていないとき、RD ,GD ,BD を選択
して出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輪郭補正装置に係り、特
に映像のフレーム下部に合成された字幕スーパーを見易
くする輪郭補正装置に関する。
に映像のフレーム下部に合成された字幕スーパーを見易
くする輪郭補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外国映画、カラオケなどの映像ソフトに
は図10(1),(2)に示す如く、フレーム下部また
は右端部にセリフ、歌詞を表した字幕スーパーが合成さ
れることがある。この字幕スーパーを見易くしたい場
合、映像信号を輪郭補正装置に通して文字の輪郭を強調
すれば良い。
は図10(1),(2)に示す如く、フレーム下部また
は右端部にセリフ、歌詞を表した字幕スーパーが合成さ
れることがある。この字幕スーパーを見易くしたい場
合、映像信号を輪郭補正装置に通して文字の輪郭を強調
すれば良い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
輪郭補正装置はフレーム全域を輪郭補正するものであっ
たため、字幕スーパー以外の通常画部分(図10(1)
のA、図10(2)のA´参照)も輪郭補正されてしま
い、不自然な画像になってしまうという問題があった。
本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、字幕スーパー
だけを選択的に輪郭補正することのできる輪郭補正装置
を提供することを目的とする。
輪郭補正装置はフレーム全域を輪郭補正するものであっ
たため、字幕スーパー以外の通常画部分(図10(1)
のA、図10(2)のA´参照)も輪郭補正されてしま
い、不自然な画像になってしまうという問題があった。
本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、字幕スーパー
だけを選択的に輪郭補正することのできる輪郭補正装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る輪郭補正装
置では、映像信号の走査位置がフレームの所定エリアに
入っているか判別する判別回路と、判別回路で走査位置
がフレームの所定エリア内に入っていると判別されてい
る間、映像信号の輪郭を強調して出力する輪郭補正回路
と、を備えたことを特徴としている。
置では、映像信号の走査位置がフレームの所定エリアに
入っているか判別する判別回路と、判別回路で走査位置
がフレームの所定エリア内に入っていると判別されてい
る間、映像信号の輪郭を強調して出力する輪郭補正回路
と、を備えたことを特徴としている。
【0005】本発明に係る他の輪郭補正装置では、映像
信号の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判別す
るライン色判別回路と、ライン色判別回路でラインの色
が2種類のみと判別されたラインにつき、映像信号の輪
郭を強調して出力する輪郭補正回路と、を備えたことを
特徴としている。
信号の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判別す
るライン色判別回路と、ライン色判別回路でラインの色
が2種類のみと判別されたラインにつき、映像信号の輪
郭を強調して出力する輪郭補正回路と、を備えたことを
特徴としている。
【0006】本発明に係る更に他の輪郭補正装置では、
映像信号の各ラインにつきラインの位置がフレームの所
定エリア内か判別するライン位置判別回路と、映像信号
の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判別するラ
イン色判別回路と、ライン位置判別回路でラインの位置
がフレームの所定エリア内に入っていると判別され、か
つ、ライン色判別回路でラインの色が2種類のみと判別
されたラインにつき、映像信号の輪郭を強調して出力す
る輪郭補正回路と、を備えたことを特徴としている。
映像信号の各ラインにつきラインの位置がフレームの所
定エリア内か判別するライン位置判別回路と、映像信号
の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判別するラ
イン色判別回路と、ライン位置判別回路でラインの位置
がフレームの所定エリア内に入っていると判別され、か
つ、ライン色判別回路でラインの色が2種類のみと判別
されたラインにつき、映像信号の輪郭を強調して出力す
る輪郭補正回路と、を備えたことを特徴としている。
【0007】本発明に係る更に他の輪郭補正装置では、
ライン色判別回路は映像信号の各ラインにつきラインの
色が予め定められた特定の2種類の色のみか判別するよ
うにし、この際、特定の2種類の色以外の色の継続する
期間が一定以下のとき、この特定の2種類の色以外の色
の存在を無視するようにしたこと、を特徴としている。
ライン色判別回路は映像信号の各ラインにつきラインの
色が予め定められた特定の2種類の色のみか判別するよ
うにし、この際、特定の2種類の色以外の色の継続する
期間が一定以下のとき、この特定の2種類の色以外の色
の存在を無視するようにしたこと、を特徴としている。
【0008】
【作用】本発明に係る輪郭補正装置によれば、映像信号
の走査位置がフレームの所定エリアに入っているか判別
し、走査位置がフレームの所定エリア内に入っていると
判別されている間、映像信号の輪郭を強調して出力す
る。これにより、フレーム内の字幕スーパーが合成され
る所定エリアだけ輪郭補正されるので、字幕スーパーが
合成されないエリアについて画像が不自然になるのを回
避することができる。
の走査位置がフレームの所定エリアに入っているか判別
し、走査位置がフレームの所定エリア内に入っていると
判別されている間、映像信号の輪郭を強調して出力す
る。これにより、フレーム内の字幕スーパーが合成され
る所定エリアだけ輪郭補正されるので、字幕スーパーが
合成されないエリアについて画像が不自然になるのを回
避することができる。
【0009】本発明に係る他の輪郭補正装置によれば、
映像信号の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判
別し、ラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力する。字幕スーパー
のエリアは通常、白などの文字色と黒などの背景色の2
種類で形成されることから、フレーム下部などに字幕ス
ーパーが合成されている場合に、字幕スーパーだけ輪郭
補正されるので、字幕スーパーが合成されていないエリ
アについて画像が不自然になるのを回避することがで
き、また、字幕スーパーが合成されていない場合は、フ
レーム全域の画像が不自然になるのを防止することがで
きる。
映像信号の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判
別し、ラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力する。字幕スーパー
のエリアは通常、白などの文字色と黒などの背景色の2
種類で形成されることから、フレーム下部などに字幕ス
ーパーが合成されている場合に、字幕スーパーだけ輪郭
補正されるので、字幕スーパーが合成されていないエリ
アについて画像が不自然になるのを回避することがで
き、また、字幕スーパーが合成されていない場合は、フ
レーム全域の画像が不自然になるのを防止することがで
きる。
【0010】本発明に係る更に他の輪郭補正装置によれ
ば、映像信号の各ラインにつきラインの位置がフレーム
の所定エリア内か判別するとともに、映像信号の各ライ
ンにつきラインの色が2種類のみか判別し、ラインの位
置がフレームの所定エリア内に入っていると判別され、
かつ、ラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力する。これにより、
字幕スーパーの合成されるエリア以外でたまたまライン
の色が2種類のみとなっても、間違って輪郭補正され不
自然な画像となることはない。
ば、映像信号の各ラインにつきラインの位置がフレーム
の所定エリア内か判別するとともに、映像信号の各ライ
ンにつきラインの色が2種類のみか判別し、ラインの位
置がフレームの所定エリア内に入っていると判別され、
かつ、ラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力する。これにより、
字幕スーパーの合成されるエリア以外でたまたまライン
の色が2種類のみとなっても、間違って輪郭補正され不
自然な画像となることはない。
【0011】本発明に係る更に他の輪郭補正装置によれ
ば、ライン色判別回路は映像信号の各ラインにつきライ
ンの色が予め定められた特定の2種類の色のみか判別す
るようにし、この際、特定の2種類の色以外の色の継続
する期間が一定以下のとき、この特定の2種類の色以外
の色の存在を無視する。これにより、字幕スーパーが特
定の文字色と特定の背景色で形成されているが、映像信
号のなまりにより文字と背景の境界部分で文字色から背
景色へ、これら文字色や背景色と異なる色となって変化
していても、確実に字幕スーパーのラインを判別し、該
字幕スーパーの輪郭補正を行うことができる。
ば、ライン色判別回路は映像信号の各ラインにつきライ
ンの色が予め定められた特定の2種類の色のみか判別す
るようにし、この際、特定の2種類の色以外の色の継続
する期間が一定以下のとき、この特定の2種類の色以外
の色の存在を無視する。これにより、字幕スーパーが特
定の文字色と特定の背景色で形成されているが、映像信
号のなまりにより文字と背景の境界部分で文字色から背
景色へ、これら文字色や背景色と異なる色となって変化
していても、確実に字幕スーパーのラインを判別し、該
字幕スーパーの輪郭補正を行うことができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る輪郭補正装置
の回路図である。なお、図1の輪郭補正装置は、1フレ
ームの大きさが525ライン×858画素のノンインタ
レース走査方式で、R,G,Bのディジタルコンポーネ
ント映像信号を対象に輪郭補正するものとする。有効画
像エリアは45ライン分(ライン位置1〜45)の垂直
ブランキング期間と154画素分の水平ブランキング期
間を除く480ライン(ライン位置46〜525)×7
04画素の大きさである。そして、字幕スーパーは有効
画面下部のライン位置が465から525までの61ラ
インのエリアに合成されるものとする。また、R,G,
Bのディジタルコンポーネント映像信号と対で各種同期
クロック(1フレームの垂直ブランキング期間の最終ラ
インの間だけLとなる周波数29.97Hz のフレームクロッ
クFCK、水平ブランキング期間の最後の部分だけLと
なる周波数15.734kHzのラインクロックLCK、水平ブ
ランキング期間の直前の部分だけLとなる周波数15.734
kHzのラインクロックLCK´と、1画素分の周期(デ
ィジタルコンポーネント映像信号の1サンプル周期)を
持つ周波数13.5MHz のピクセルクロックPCK)を入力
するものとする(フレームクロックFCK、ラインクロ
ックLCK,LCK´については図2、図4、図6参
照)。
の回路図である。なお、図1の輪郭補正装置は、1フレ
ームの大きさが525ライン×858画素のノンインタ
レース走査方式で、R,G,Bのディジタルコンポーネ
ント映像信号を対象に輪郭補正するものとする。有効画
像エリアは45ライン分(ライン位置1〜45)の垂直
ブランキング期間と154画素分の水平ブランキング期
間を除く480ライン(ライン位置46〜525)×7
04画素の大きさである。そして、字幕スーパーは有効
画面下部のライン位置が465から525までの61ラ
インのエリアに合成されるものとする。また、R,G,
Bのディジタルコンポーネント映像信号と対で各種同期
クロック(1フレームの垂直ブランキング期間の最終ラ
インの間だけLとなる周波数29.97Hz のフレームクロッ
クFCK、水平ブランキング期間の最後の部分だけLと
なる周波数15.734kHzのラインクロックLCK、水平ブ
ランキング期間の直前の部分だけLとなる周波数15.734
kHzのラインクロックLCK´と、1画素分の周期(デ
ィジタルコンポーネント映像信号の1サンプル周期)を
持つ周波数13.5MHz のピクセルクロックPCK)を入力
するものとする(フレームクロックFCK、ラインクロ
ックLCK,LCK´については図2、図4、図6参
照)。
【0013】図1において、Rin,Gin,Binは外部か
ら入力されるディジタルコンポーネント映像信号であ
り、0〜255(シンクチップ先端0、黒レベル=1
6、ピークレベル=235)のスケールで量子化されて
いる。10はディジタルコンポーネント映像信号のライ
ン位置が字幕スーパーのエリアに入っているか判別する
ためのライン位置判別回路であり、後述する輪郭補正回
路内でRin,Gin,Binを1ライン分遅延させた遅延デ
ィジタルコンポーネント映像信号RD ,GD ,BDのラ
イン位置nが465〜525に入っているときHレベ
ル、入っていないときLレベルを出力する。12はフレ
ームクロックFCKをプリセット端子に入力し、ライン
クロックLCKをクロック端子に入力するカウンタであ
り、フレームクロックFCKの立ち下がりで予め定めら
れた44をプリセットし、その後、ラインクロックLC
Kを入力する度に1づつカウントアップし、遅延ディジ
タルコンポーネント映像信号RD ,GD ,BD のライン
位置nを計数する。14はカウンタ12の計数値を46
5及び525と比較し、465≦カウンタ12の計数値
≦525の範囲のときHレベル、それ以外のときLレベ
ルを出力する比較回路である。
ら入力されるディジタルコンポーネント映像信号であ
り、0〜255(シンクチップ先端0、黒レベル=1
6、ピークレベル=235)のスケールで量子化されて
いる。10はディジタルコンポーネント映像信号のライ
ン位置が字幕スーパーのエリアに入っているか判別する
ためのライン位置判別回路であり、後述する輪郭補正回
路内でRin,Gin,Binを1ライン分遅延させた遅延デ
ィジタルコンポーネント映像信号RD ,GD ,BDのラ
イン位置nが465〜525に入っているときHレベ
ル、入っていないときLレベルを出力する。12はフレ
ームクロックFCKをプリセット端子に入力し、ライン
クロックLCKをクロック端子に入力するカウンタであ
り、フレームクロックFCKの立ち下がりで予め定めら
れた44をプリセットし、その後、ラインクロックLC
Kを入力する度に1づつカウントアップし、遅延ディジ
タルコンポーネント映像信号RD ,GD ,BD のライン
位置nを計数する。14はカウンタ12の計数値を46
5及び525と比較し、465≦カウンタ12の計数値
≦525の範囲のときHレベル、それ以外のときLレベ
ルを出力する比較回路である。
【0014】20はライン色判別回路であり、外部から
入力したRin,Gin,Binのディジタルコンポーネント
映像信号の各ラインにつき、白と黒の2種類の色だけか
ら形成されているか判別し、判別結果を、次のラインの
走査期間中に出力する。白と黒の2種類の色だけから形
成されているときHレベル、それ以外のときLレベルを
出力する。22、26、30は各々、Rin,Gin,Bin
のレベルを個別に216及び235と比較し、216か
ら235の間の高レベルのときHレベルを出力する比較
回路、24、28、32は各々、Rin,Gin,Binのレ
ベルを個別に35と比較し、35以下の低レベルのとき
Hレベルを出力する比較回路、34は比較回路22、2
6、30の出力側に設けられて、Rin,Gin,Binのデ
ィジタルコンポーネント映像信号がほぼ白レベルに達し
ているときHレベルを出力するAND回路、36は比較
回路24、28、32の出力側に設けられて、Rin,G
in,Binのディジタルコンポーネント映像信号がほぼ黒
レベルに達しているときHレベルを出力するAND回路
である(ここではシンクチップも黒レベルとして扱う
が、特に問題はない。なお、比較回路24、28、32
を、各々、Rin,Gin,Binのレベルを個別に16〜3
5と比較し、16から35の間の低レベルのときHレベ
ルを出力するようにしても良い)。
入力したRin,Gin,Binのディジタルコンポーネント
映像信号の各ラインにつき、白と黒の2種類の色だけか
ら形成されているか判別し、判別結果を、次のラインの
走査期間中に出力する。白と黒の2種類の色だけから形
成されているときHレベル、それ以外のときLレベルを
出力する。22、26、30は各々、Rin,Gin,Bin
のレベルを個別に216及び235と比較し、216か
ら235の間の高レベルのときHレベルを出力する比較
回路、24、28、32は各々、Rin,Gin,Binのレ
ベルを個別に35と比較し、35以下の低レベルのとき
Hレベルを出力する比較回路、34は比較回路22、2
6、30の出力側に設けられて、Rin,Gin,Binのデ
ィジタルコンポーネント映像信号がほぼ白レベルに達し
ているときHレベルを出力するAND回路、36は比較
回路24、28、32の出力側に設けられて、Rin,G
in,Binのディジタルコンポーネント映像信号がほぼ黒
レベルに達しているときHレベルを出力するAND回路
である(ここではシンクチップも黒レベルとして扱う
が、特に問題はない。なお、比較回路24、28、32
を、各々、Rin,Gin,Binのレベルを個別に16〜3
5と比較し、16から35の間の低レベルのときHレベ
ルを出力するようにしても良い)。
【0015】38はAND回路34と36の出力側に設
けられて、Rin,Gin,Binのディジタルコンポーネン
ト映像信号がほぼ白レベルまたは黒レベルに達してお
り、AND回路34または36のいずれかの出力がHレ
ベルのときLレベルを出力し、Rin,Gin,Binのディ
ジタルコンポーネント映像信号が白または黒とは異なる
色のレベルに有り、AND回路34及び36の出力がい
ずれもLレベルのときHレベルを出力するNOR回路、
40はNOR回路38の出力をクリア端子に入力し、ピ
クセルクロックPCKをクロック端子に入力するカウン
タであり、NOR回路38からLレベルを入力している
間、クリア状態になって計数値を0とし、NOR回路3
8の出力がHレベルになると、ピクセルクロックPCK
を入力する度に1づつカウントアップし、Rin,Gin,
Binのディジタルコンポーネント映像信号が白と黒のい
ずれでもない色の状態の継続時間を計数する。42は比
較回路であり、カウンタ40の計数値を5(5画素分)
と比較し、5未満の間は白と黒以外の色が存在しないこ
とを示すLレベルを出力し、5以上になったとき初めて
白と黒以外の色の存在を示すHレベルを出力する。
けられて、Rin,Gin,Binのディジタルコンポーネン
ト映像信号がほぼ白レベルまたは黒レベルに達してお
り、AND回路34または36のいずれかの出力がHレ
ベルのときLレベルを出力し、Rin,Gin,Binのディ
ジタルコンポーネント映像信号が白または黒とは異なる
色のレベルに有り、AND回路34及び36の出力がい
ずれもLレベルのときHレベルを出力するNOR回路、
40はNOR回路38の出力をクリア端子に入力し、ピ
クセルクロックPCKをクロック端子に入力するカウン
タであり、NOR回路38からLレベルを入力している
間、クリア状態になって計数値を0とし、NOR回路3
8の出力がHレベルになると、ピクセルクロックPCK
を入力する度に1づつカウントアップし、Rin,Gin,
Binのディジタルコンポーネント映像信号が白と黒のい
ずれでもない色の状態の継続時間を計数する。42は比
較回路であり、カウンタ40の計数値を5(5画素分)
と比較し、5未満の間は白と黒以外の色が存在しないこ
とを示すLレベルを出力し、5以上になったとき初めて
白と黒以外の色の存在を示すHレベルを出力する。
【0016】このように、Rin,Gin,Binのディジタ
ルコンポーネント映像信号が白と黒のいずれでもない色
の状態が5未満であれば白と黒以外の色の存在を示すH
レベルを出力しないようにしたのは、ラインの色が白と
黒だけであるが、ディジタルコンポーネント映像信号の
波形が白レベルから黒レベルへ、或いは黒レベルから白
レベルへなまって変化していた場合に、白と黒の間に他
の色が存在すると誤って判別しないようにするためであ
る。
ルコンポーネント映像信号が白と黒のいずれでもない色
の状態が5未満であれば白と黒以外の色の存在を示すH
レベルを出力しないようにしたのは、ラインの色が白と
黒だけであるが、ディジタルコンポーネント映像信号の
波形が白レベルから黒レベルへ、或いは黒レベルから白
レベルへなまって変化していた場合に、白と黒の間に他
の色が存在すると誤って判別しないようにするためであ
る。
【0017】44はR/S−フリップフロップ(以下、
R/S−FFと略す)であり、ラインクロックLCKが
S端子に入力されると、セット状態になってQ端子出力
をHレベルとし、その後、比較回路42からHレベルが
R端子に入力されるとリセットしてQ端子出力をLレベ
ルに落とす。映画等の通常の映像ソフトの場合、字幕ス
ーパーを含めて1ライン中に2色以上存在するのが普通
である。ラインの始まりでQ端子出力がHレベルになっ
たあと、ラインの終わりまでHが継続すれば、今回のラ
インに白と黒の2色以外の色が存在せず、結局、白と黒
の2種類の色だけ存在することが判る。また、ラインの
始まりでQ端子出力がHレベルになったあと、ラインの
途中でLレベルに落ちたとき、今回のラインにつき白と
黒以外の色が存在することが判る。
R/S−FFと略す)であり、ラインクロックLCKが
S端子に入力されると、セット状態になってQ端子出力
をHレベルとし、その後、比較回路42からHレベルが
R端子に入力されるとリセットしてQ端子出力をLレベ
ルに落とす。映画等の通常の映像ソフトの場合、字幕ス
ーパーを含めて1ライン中に2色以上存在するのが普通
である。ラインの始まりでQ端子出力がHレベルになっ
たあと、ラインの終わりまでHが継続すれば、今回のラ
インに白と黒の2色以外の色が存在せず、結局、白と黒
の2種類の色だけ存在することが判る。また、ラインの
始まりでQ端子出力がHレベルになったあと、ラインの
途中でLレベルに落ちたとき、今回のラインにつき白と
黒以外の色が存在することが判る。
【0018】46はR/S−FF44のQ端子出力をD
端子に入力し、ラインクロックLCK´をクロック端子
に入力するD−フリップフロップ(以下、D−FFと略
す)であり、次のラインが始まる直前にR/S−FF4
4のQ端子出力をラッチすることで、今回のラインに白
と黒の2種類の色のみ存在するか否かを示す判別信号を
次のラインの期間中にQ端子から出力する。D−FF4
6のQ端子出力がHレベルのとき2種類の色のみ存在
し、Lレベルのとき白と黒以外の色も存在することを示
す。
端子に入力し、ラインクロックLCK´をクロック端子
に入力するD−フリップフロップ(以下、D−FFと略
す)であり、次のラインが始まる直前にR/S−FF4
4のQ端子出力をラッチすることで、今回のラインに白
と黒の2種類の色のみ存在するか否かを示す判別信号を
次のラインの期間中にQ端子から出力する。D−FF4
6のQ端子出力がHレベルのとき2種類の色のみ存在
し、Lレベルのとき白と黒以外の色も存在することを示
す。
【0019】50は輪郭補正回路であり、Rin,Gin,
Binのディジタルコンポーネント映像信号の各ラインの
内、ライン位置判別回路10で字幕スーパーエリアに入
っており、かつ、ライン色判別回路20でラインの色が
白と黒の2種類の色のみと判別されたラインにつき、輪
郭を強調する補正を行い、Rout ,Gout ,Bout のデ
ィジタルコンポーネント映像信号として出力する。
Binのディジタルコンポーネント映像信号の各ラインの
内、ライン位置判別回路10で字幕スーパーエリアに入
っており、かつ、ライン色判別回路20でラインの色が
白と黒の2種類の色のみと判別されたラインにつき、輪
郭を強調する補正を行い、Rout ,Gout ,Bout のデ
ィジタルコンポーネント映像信号として出力する。
【0020】52、60、68は各々、Rin,Gin,B
inを1ライン分遅延させRD ,GD,BD の遅延ディジ
タルコンポーネント映像信号として出力するラインメモ
リ、54、62、70は各々、RD ,GD ,BD のレベ
ルを216と比較し、216以上のときHレベルを出力
し、216未満のときLレベルを出力する比較回路、5
6、64、72は各々、個別に比較回路54、62、7
0の出力がHレベルのとき235を出力し、Lレベルの
とき16を出力することでRE ,GE ,BE の輪郭補正
ディジタルコンポーネント映像信号を出力するエンコー
ダである(RD,GD ,BD 、RE ,GE ,BE につい
ては図5、図7参照)。RD ,GD ,BD の遅延ディジ
タルコンポーネント映像信号がほぼ白レベルでいずれも
レベルは216以上であるとき、完全な白レベルである
235に置き換えられる。白と黒の2色の字幕スーパー
であれば、白レベル以外が完全な黒レベルとされること
で、文字の輪郭がくっきりすることになる。
inを1ライン分遅延させRD ,GD,BD の遅延ディジ
タルコンポーネント映像信号として出力するラインメモ
リ、54、62、70は各々、RD ,GD ,BD のレベ
ルを216と比較し、216以上のときHレベルを出力
し、216未満のときLレベルを出力する比較回路、5
6、64、72は各々、個別に比較回路54、62、7
0の出力がHレベルのとき235を出力し、Lレベルの
とき16を出力することでRE ,GE ,BE の輪郭補正
ディジタルコンポーネント映像信号を出力するエンコー
ダである(RD,GD ,BD 、RE ,GE ,BE につい
ては図5、図7参照)。RD ,GD ,BD の遅延ディジ
タルコンポーネント映像信号がほぼ白レベルでいずれも
レベルは216以上であるとき、完全な白レベルである
235に置き換えられる。白と黒の2色の字幕スーパー
であれば、白レベル以外が完全な黒レベルとされること
で、文字の輪郭がくっきりすることになる。
【0021】58、66、74は各々、RD ,GD ,B
D の遅延ディジタルコンポーネント映像信号とRE ,G
E ,BE の輪郭補正ディジタルコンポーネント映像信号
を択一的に選択して出力するセレクタである。76はラ
イン位置判別回路10の出力とライン色判別回路20の
出力のANDを取り、セレクト信号を出力するAND回
路である。セレクト信号はRD ,GD ,BD の遅延ディ
ジタルコンポーネント映像信号の各ラインにつき、ライ
ン位置nが字幕スーパーエリアに相当する465〜52
5の間にあり、かつ、ライン中に白と黒の2種類の色の
み存在するときHレベルとなり、そのほかはLレベルと
なる。各セレクタ58、66、74はAND回路76か
らLレベルのセレクト信号を入力するとラインメモリ5
2、60、68から入力したRD ,GD ,BD の遅延デ
ィジタルコンポーネント映像信号をRout ,Gout ,B
out として出力し、逆に、Hレベルのセレクト信号を入
力するとエンコーダ56、64、72から入力した輪郭
補正ディジタルコンポーネント映像信号をRout ,G
out ,Bout として出力する。
D の遅延ディジタルコンポーネント映像信号とRE ,G
E ,BE の輪郭補正ディジタルコンポーネント映像信号
を択一的に選択して出力するセレクタである。76はラ
イン位置判別回路10の出力とライン色判別回路20の
出力のANDを取り、セレクト信号を出力するAND回
路である。セレクト信号はRD ,GD ,BD の遅延ディ
ジタルコンポーネント映像信号の各ラインにつき、ライ
ン位置nが字幕スーパーエリアに相当する465〜52
5の間にあり、かつ、ライン中に白と黒の2種類の色の
み存在するときHレベルとなり、そのほかはLレベルと
なる。各セレクタ58、66、74はAND回路76か
らLレベルのセレクト信号を入力するとラインメモリ5
2、60、68から入力したRD ,GD ,BD の遅延デ
ィジタルコンポーネント映像信号をRout ,Gout ,B
out として出力し、逆に、Hレベルのセレクト信号を入
力するとエンコーダ56、64、72から入力した輪郭
補正ディジタルコンポーネント映像信号をRout ,G
out ,Bout として出力する。
【0022】次に上記した実施例の動作を図3〜図8を
参照して説明する。図3はライン位置判別回路の動作を
示すタイムチャート、図4は字幕スーパーにおける色判
別回路の動作を示すタイムチャート、図5は字幕スーパ
ーにおける輪郭補正回路の動作を示すタイムチャート、
図6は字幕スーパー以外における色判別回路の動作を示
すタイムチャート、図7は字幕スーパー以外における輪
郭補正回路の動作を示すタイムチャート、図8は字幕ス
ーパーでの走査動作を示す説明図である。
参照して説明する。図3はライン位置判別回路の動作を
示すタイムチャート、図4は字幕スーパーにおける色判
別回路の動作を示すタイムチャート、図5は字幕スーパ
ーにおける輪郭補正回路の動作を示すタイムチャート、
図6は字幕スーパー以外における色判別回路の動作を示
すタイムチャート、図7は字幕スーパー以外における輪
郭補正回路の動作を示すタイムチャート、図8は字幕ス
ーパーでの走査動作を示す説明図である。
【0023】字幕スーパーが存在する場合 ライン位置判別回路10は輪郭補正回路50のラインメ
モリ52、60、68の出力するRD ,GD ,BD のラ
イン位置nをカウンタ12で計数し、字幕スーパーエリ
アに相当する465〜525の間、比較回路14からラ
イン位置が字幕スーパーエリアに入っていることを示す
Hレベルの判別信号を出力し、他はLレベルを出力する
(図3参照)。よって、RD ,GD ,BD のライン位置
nが通常画像エリアである1〜464の間、輪郭補正回
路50のAND回路76はLレベルのセレクト信号を出
力するので、セレクタ58、66、74は各々、ライン
メモリ52、60、68の出力するRD ,GD ,BD を
選択し、Rout ,Gout ,Bout として出力する。この
結果、通常画像エリアが不自然に輪郭強調されることは
ない。一方、RD ,GD ,BD のライン位置nが465
〜525の字幕スーパーエリアに入っているとき、比較
回路14はHレベルを出力するので、セレクタ58、6
6、74の選択はライン色判別回路20での判別結果に
委ねられる(図5、図7参照)。
モリ52、60、68の出力するRD ,GD ,BD のラ
イン位置nをカウンタ12で計数し、字幕スーパーエリ
アに相当する465〜525の間、比較回路14からラ
イン位置が字幕スーパーエリアに入っていることを示す
Hレベルの判別信号を出力し、他はLレベルを出力する
(図3参照)。よって、RD ,GD ,BD のライン位置
nが通常画像エリアである1〜464の間、輪郭補正回
路50のAND回路76はLレベルのセレクト信号を出
力するので、セレクタ58、66、74は各々、ライン
メモリ52、60、68の出力するRD ,GD ,BD を
選択し、Rout ,Gout ,Bout として出力する。この
結果、通常画像エリアが不自然に輪郭強調されることは
ない。一方、RD ,GD ,BD のライン位置nが465
〜525の字幕スーパーエリアに入っているとき、比較
回路14はHレベルを出力するので、セレクタ58、6
6、74の選択はライン色判別回路20での判別結果に
委ねられる(図5、図7参照)。
【0024】ライン色判別回路20は、Rin,Gin,B
inの入力ディジタルコンポーネント映像信号に基づいて
各ラインにつき、比較回路22、26、30とAND回
路34とによりほぼ白レベルとなっている期間を検出
し、比較回路24、28、32とAND回路36とでほ
ぼ黒レベルとなっている期間を検出し、AND回路34
と36の出力のNORを取って、白レベルと黒レベルの
いずれでもない期間だけHとなる信号をカウンタ40の
クリア端子に入力して、白レベルと黒レベルのいずれで
もない期間の継続期間を計数する。そして、カウンタ4
0の計数値を比較回路42で5と比較し、計数値が5未
満であれば白と黒以外の色が存在しないことを示すLを
出力させ、1ラインの途中で計数値が5を越えたときは
白と黒以外の色が存在することを示すHを出力させる。
inの入力ディジタルコンポーネント映像信号に基づいて
各ラインにつき、比較回路22、26、30とAND回
路34とによりほぼ白レベルとなっている期間を検出
し、比較回路24、28、32とAND回路36とでほ
ぼ黒レベルとなっている期間を検出し、AND回路34
と36の出力のNORを取って、白レベルと黒レベルの
いずれでもない期間だけHとなる信号をカウンタ40の
クリア端子に入力して、白レベルと黒レベルのいずれで
もない期間の継続期間を計数する。そして、カウンタ4
0の計数値を比較回路42で5と比較し、計数値が5未
満であれば白と黒以外の色が存在しないことを示すLを
出力させ、1ラインの途中で計数値が5を越えたときは
白と黒以外の色が存在することを示すHを出力させる。
【0025】図8に示す如く、Rin,Gin,Binの現在
のライン位置nが字幕スーパーエリアの字幕文字に掛か
った475のとき、背景から文字に入る境界においてR
in,Gin,Binは通常、35以下から216以上にピク
セルクロックPCKの5周期未満の短時間で立ち上が
り、また、文字から背景に出る境界において216以上
から35以下にピクセルクロックPCKの5周期未満の
短時間で立ち下がる。よって、Rin,Gin,Binのn=
475のラインの走査中、ライン色判別回路20の動作
は図4に示す如くなり、カウンタ40の計数値は5以上
となることはなく、比較回路42の出力はLレベルを維
持する。すると、Rin,Gin,Binのn=475のライ
ンの開始時点でラインクロックLCKの入力によりQ出
力がHにセットされたR/S−FF44は475のライ
ンの走査中、H出力を維持し、同じラインの終了時点で
ラインクロックLCK´を入力したD−FF46はR/
S−FF44のQ出力をラッチしてQ出力をHレベルと
し、Rin,Gin,Binのn=476のラインの走査中に
n=475のラインが白と黒の2種類しか存在しないこ
とを示す判別信号Hを出力する。
のライン位置nが字幕スーパーエリアの字幕文字に掛か
った475のとき、背景から文字に入る境界においてR
in,Gin,Binは通常、35以下から216以上にピク
セルクロックPCKの5周期未満の短時間で立ち上が
り、また、文字から背景に出る境界において216以上
から35以下にピクセルクロックPCKの5周期未満の
短時間で立ち下がる。よって、Rin,Gin,Binのn=
475のラインの走査中、ライン色判別回路20の動作
は図4に示す如くなり、カウンタ40の計数値は5以上
となることはなく、比較回路42の出力はLレベルを維
持する。すると、Rin,Gin,Binのn=475のライ
ンの開始時点でラインクロックLCKの入力によりQ出
力がHにセットされたR/S−FF44は475のライ
ンの走査中、H出力を維持し、同じラインの終了時点で
ラインクロックLCK´を入力したD−FF46はR/
S−FF44のQ出力をラッチしてQ出力をHレベルと
し、Rin,Gin,Binのn=476のラインの走査中に
n=475のラインが白と黒の2種類しか存在しないこ
とを示す判別信号Hを出力する。
【0026】Rin,Gin,Binのn=476のラインの
走査期間はRD ,GD ,BD のn=475のラインの走
査期間であり、該期間の間、ライン位置判別回路10と
ライン色判別回路20からHレベルを入力した輪郭補正
回路50のAND回路76はセレクト信号としてHレベ
ルを出力する。Hレベルのセレクト信号を入力したセレ
クタ58はエンコーダ56から入力したRE ,GE ,B
E を選択する。エンコーダ56はRD ,GD ,BD のn
=475のラインにつき、216以上を235に置き換
え、216未満を16に置き換えて輪郭補正したRE ,
GE ,BE を出力するので、セレクタ58からは字幕ス
ーパー文字の輪郭が強調されたRout ,Gout ,Bout
が出力される(図5参照)。字幕スーパー文字に掛かっ
ている他のラインについても全く同様にして、輪郭が強
調されたRout ,Gout ,Boutが出力される。
走査期間はRD ,GD ,BD のn=475のラインの走
査期間であり、該期間の間、ライン位置判別回路10と
ライン色判別回路20からHレベルを入力した輪郭補正
回路50のAND回路76はセレクト信号としてHレベ
ルを出力する。Hレベルのセレクト信号を入力したセレ
クタ58はエンコーダ56から入力したRE ,GE ,B
E を選択する。エンコーダ56はRD ,GD ,BD のn
=475のラインにつき、216以上を235に置き換
え、216未満を16に置き換えて輪郭補正したRE ,
GE ,BE を出力するので、セレクタ58からは字幕ス
ーパー文字の輪郭が強調されたRout ,Gout ,Bout
が出力される(図5参照)。字幕スーパー文字に掛かっ
ている他のラインについても全く同様にして、輪郭が強
調されたRout ,Gout ,Boutが出力される。
【0027】このように、RD ,GD ,BD の現在のラ
イン位置が字幕スーパーエリアに入っていること、
RD ,GD ,BD の現在のラインに白と黒という特定の
2種類のみ存在することの両者が成立する場合だけ輪郭
補正されたRout ,Gout ,Bou t が出力されるので、
字幕スーパーの白文字だけを確実に輪郭強調して見易く
することができる。そして、ライン色判別回路20はカ
ウンタ40の計数値が5以上とならない限り、白と黒以
外の他の色が存在すると判別しないので、背景の黒と文
字の白の境界でRin,Gin,Binの全てまたはいずれか
がなまって変化しても、確実に輪郭強調することができ
る。また、何らかの事情でRD ,GD ,BD がn=1〜
464の通常画像エリアに入っているときに、ライン色
判別回路20が或るラインにつき誤判別し、Hレベルを
出力したとしても、通常画像エリア内ではライン位置判
別回路10からLレベルの判別信号が出力されるので、
AND回路76からHレベルのセレクト信号が出力され
ることはない。これにより、誤った輪郭補正がされて通
常画像が不自然になるのが回避される。
イン位置が字幕スーパーエリアに入っていること、
RD ,GD ,BD の現在のラインに白と黒という特定の
2種類のみ存在することの両者が成立する場合だけ輪郭
補正されたRout ,Gout ,Bou t が出力されるので、
字幕スーパーの白文字だけを確実に輪郭強調して見易く
することができる。そして、ライン色判別回路20はカ
ウンタ40の計数値が5以上とならない限り、白と黒以
外の他の色が存在すると判別しないので、背景の黒と文
字の白の境界でRin,Gin,Binの全てまたはいずれか
がなまって変化しても、確実に輪郭強調することができ
る。また、何らかの事情でRD ,GD ,BD がn=1〜
464の通常画像エリアに入っているときに、ライン色
判別回路20が或るラインにつき誤判別し、Hレベルを
出力したとしても、通常画像エリア内ではライン位置判
別回路10からLレベルの判別信号が出力されるので、
AND回路76からHレベルのセレクト信号が出力され
ることはない。これにより、誤った輪郭補正がされて通
常画像が不自然になるのが回避される。
【0028】字幕スーパーが存在しない場合 字幕スーパーが存在しなかった場合、Rin,Gin,Bin
の現在のライン位置nが字幕スーパーエリア内の475
であっても、1ラインの途中に白と黒以外の色が存在す
るのが普通であり、図6に示す如く、カウンタ40の計
数値が或るタイミングで5以上となり、比較回路42は
Hレベルを出力する。比較回路42の出力は予め、n=
475のラインの走査開始時点でセットされたR/S−
FF44のR端子に入力されるので、比較回路42の出
力がHになると、R/S−FF44がリセットされてQ
端子がLレベルとなり、次のラインの開始直前にD−F
F46にラッチされる。この結果、D−FF46はQ端
子からn=476のラインの走査期間中、すなわち、R
D ,GD ,BD で見た場合のn=475の走査期間中、
D−FFのQ端子からラインに白と黒以外の色も存在す
ることを示すLレベルの判別信号を出力する。
の現在のライン位置nが字幕スーパーエリア内の475
であっても、1ラインの途中に白と黒以外の色が存在す
るのが普通であり、図6に示す如く、カウンタ40の計
数値が或るタイミングで5以上となり、比較回路42は
Hレベルを出力する。比較回路42の出力は予め、n=
475のラインの走査開始時点でセットされたR/S−
FF44のR端子に入力されるので、比較回路42の出
力がHになると、R/S−FF44がリセットされてQ
端子がLレベルとなり、次のラインの開始直前にD−F
F46にラッチされる。この結果、D−FF46はQ端
子からn=476のラインの走査期間中、すなわち、R
D ,GD ,BD で見た場合のn=475の走査期間中、
D−FFのQ端子からラインに白と黒以外の色も存在す
ることを示すLレベルの判別信号を出力する。
【0029】よって、輪郭補正回路50のAND回路7
6はライン色判別回路20から入力した判別信号に基づ
きLレベルのセレクト信号を出力するので、セレクタ5
8、66、74は各々、ラインメモリ52、60、68
の出力したRD ,GD ,BDを選択し、Rout ,
Gout ,Bout として出力する(図7参照)。この結
果、字幕スーパーエリアの通常画が不自然に輪郭強調さ
れることはない。
6はライン色判別回路20から入力した判別信号に基づ
きLレベルのセレクト信号を出力するので、セレクタ5
8、66、74は各々、ラインメモリ52、60、68
の出力したRD ,GD ,BDを選択し、Rout ,
Gout ,Bout として出力する(図7参照)。この結
果、字幕スーパーエリアの通常画が不自然に輪郭強調さ
れることはない。
【0030】なお、Rin,Gin,Binの現在のライン位
置nが1〜464の通常画像エリア内に入っているとき
も、1ラインの途中に白と黒以外の色が存在するのが普
通であり、ライン色判別回路20は図6の場合と同様に
して、現在のラインに白と黒以外の色が存在することを
示すLレベルの判別信号を次の1ラインの走査期間中に
出力する。若し、何らかの事情でRD ,GD ,BD がn
=1〜464の通常画像エリアに入っているときに、ラ
イン色判別回路20が或るラインにつき誤判別し、Hレ
ベルを出力したとしても、通常画像エリア内ではライン
位置判別回路10からLレベルの判別信号が出力される
ので、AND回路76からHレベルのセレクト信号が出
力されることはない。これにより、誤った輪郭補正がさ
れて通常画像が不自然になるのが回避される。
置nが1〜464の通常画像エリア内に入っているとき
も、1ラインの途中に白と黒以外の色が存在するのが普
通であり、ライン色判別回路20は図6の場合と同様に
して、現在のラインに白と黒以外の色が存在することを
示すLレベルの判別信号を次の1ラインの走査期間中に
出力する。若し、何らかの事情でRD ,GD ,BD がn
=1〜464の通常画像エリアに入っているときに、ラ
イン色判別回路20が或るラインにつき誤判別し、Hレ
ベルを出力したとしても、通常画像エリア内ではライン
位置判別回路10からLレベルの判別信号が出力される
ので、AND回路76からHレベルのセレクト信号が出
力されることはない。これにより、誤った輪郭補正がさ
れて通常画像が不自然になるのが回避される。
【0031】この実施例によれば、フレーム下部に字幕
スーパーが存在しなければ、RD ,BD ,GD の現在の
ライン位置nが1〜464の通常画像エリア内に入って
いるときはライン位置判別回路10がLレベルの判別信
号を出力し、nが465〜525の字幕スーパーエリア
に入っているときはライン色判別回路20がLレベルの
判別信号を出力し、セレクタ58、66、74にRD ,
BD ,GD を選択させるようにしたので1フレーム全て
につき誤った輪郭強調がされるのを回避させることがで
きる。
スーパーが存在しなければ、RD ,BD ,GD の現在の
ライン位置nが1〜464の通常画像エリア内に入って
いるときはライン位置判別回路10がLレベルの判別信
号を出力し、nが465〜525の字幕スーパーエリア
に入っているときはライン色判別回路20がLレベルの
判別信号を出力し、セレクタ58、66、74にRD ,
BD ,GD を選択させるようにしたので1フレーム全て
につき誤った輪郭強調がされるのを回避させることがで
きる。
【0032】一方、フレーム下部に字幕スーパーが存在
する場合、RD ,BD ,GD の現在のライン位置nが字
幕スーパーエリア内の字幕スーパーの文字に掛かってい
るときだけライン位置判別回路10とライン色判別回路
20がともにHレベルの判別信号を出力し、この際、背
景と文字の境界でRin,Gin,Binの全てまたはいずれ
かがなまって変化しても、ライン色判別回路20が背景
と文字の2種類の色だけしか存在しないことを示すHレ
ベルの判別信号を出力するようにし、セレクタ58、6
6、74にRE ,BE ,GE を選択させるようにしたの
で、確実に字幕スーパーの輪郭強調を行わせることがで
きる。
する場合、RD ,BD ,GD の現在のライン位置nが字
幕スーパーエリア内の字幕スーパーの文字に掛かってい
るときだけライン位置判別回路10とライン色判別回路
20がともにHレベルの判別信号を出力し、この際、背
景と文字の境界でRin,Gin,Binの全てまたはいずれ
かがなまって変化しても、ライン色判別回路20が背景
と文字の2種類の色だけしか存在しないことを示すHレ
ベルの判別信号を出力するようにし、セレクタ58、6
6、74にRE ,BE ,GE を選択させるようにしたの
で、確実に字幕スーパーの輪郭強調を行わせることがで
きる。
【0033】また、フレーム下部に字幕スーパーが存在
する場合で、RD ,BD ,GD の現在のライン位置nが
字幕スーパーエリア内に入っているが字幕スーパーの文
字に掛かっていないときは、ライン色判別回路20がL
レベルの判別信号を出力し、また、RD ,BD ,GD の
現在のライン位置nが通常画像エリア内に入っていると
きはライン位置判別回路10がLレベルの判別信号を出
力し、セレクタ58、66、74にRD ,BD ,GD を
選択させるようにしたので誤った輪郭強調がされるのを
回避することができる。
する場合で、RD ,BD ,GD の現在のライン位置nが
字幕スーパーエリア内に入っているが字幕スーパーの文
字に掛かっていないときは、ライン色判別回路20がL
レベルの判別信号を出力し、また、RD ,BD ,GD の
現在のライン位置nが通常画像エリア内に入っていると
きはライン位置判別回路10がLレベルの判別信号を出
力し、セレクタ58、66、74にRD ,BD ,GD を
選択させるようにしたので誤った輪郭強調がされるのを
回避することができる。
【0034】なお、上記した実施例では、ライン位置判
別回路10とライン色判別回路20の両者の出力のAN
Dを取ってセレクタ58、66、74のセレクト信号を
作成したが、ライン色判別回路20を省略し、ライン位
置判別回路10の判別信号出力をそのままセレクト信号
としたり、逆に、ライン位置判別回路10を省略し、ラ
イン色判別回路20の判別信号出力をそのままセレクト
信号とするようにしても良い。ライン位置判別回路10
の出力をそのままセレクト信号とする場合、字幕スーパ
ーエリアだけ輪郭強調されるので、字幕スーパーが存在
するときは文字が見易くなり、字幕スーパーの存在、不
存在にかかわらず通常画像エリアが不自然になるのを回
避できる。ライン色判別回路20の出力をそのままセレ
クト信号とする場合、字幕スーパーが存在するときに字
幕スーパー文字だけ輪郭強調されるので、字幕スーパー
文字以外の通常画像が不自然に輪郭強調されるのを回避
できる。
別回路10とライン色判別回路20の両者の出力のAN
Dを取ってセレクタ58、66、74のセレクト信号を
作成したが、ライン色判別回路20を省略し、ライン位
置判別回路10の判別信号出力をそのままセレクト信号
としたり、逆に、ライン位置判別回路10を省略し、ラ
イン色判別回路20の判別信号出力をそのままセレクト
信号とするようにしても良い。ライン位置判別回路10
の出力をそのままセレクト信号とする場合、字幕スーパ
ーエリアだけ輪郭強調されるので、字幕スーパーが存在
するときは文字が見易くなり、字幕スーパーの存在、不
存在にかかわらず通常画像エリアが不自然になるのを回
避できる。ライン色判別回路20の出力をそのままセレ
クト信号とする場合、字幕スーパーが存在するときに字
幕スーパー文字だけ輪郭強調されるので、字幕スーパー
文字以外の通常画像が不自然に輪郭強調されるのを回避
できる。
【0035】また、ライン色判別回路20は現在のライ
ン位置に白と黒の2種類の色のみ存在するか判別するよ
うにしたが、青の背景に白文字で表した字幕スーパーな
ども有ることから、白と黒の組み合わせ以外の他の2種
類の色のみ存在するか判別するようにしても良い。ま
た、インタレース方式の映像信号に適用したり、1フレ
ームが525ライン×858画素以外の規格の映像信号
に適用することもできる。
ン位置に白と黒の2種類の色のみ存在するか判別するよ
うにしたが、青の背景に白文字で表した字幕スーパーな
ども有ることから、白と黒の組み合わせ以外の他の2種
類の色のみ存在するか判別するようにしても良い。ま
た、インタレース方式の映像信号に適用したり、1フレ
ームが525ライン×858画素以外の規格の映像信号
に適用することもできる。
【0036】また、字幕スーパーがフレームのライン位
置n=46〜106のエリアに合成される場合、ライン
位置判別回路10の比較回路14はカウンタ12の計数
値が46〜106の間、Hレベルを出力し、他の期間は
Lレベルを出力するようにすれば良い。
置n=46〜106のエリアに合成される場合、ライン
位置判別回路10の比較回路14はカウンタ12の計数
値が46〜106の間、Hレベルを出力し、他の期間は
Lレベルを出力するようにすれば良い。
【0037】また、上記した実施例では、映像信号の走
査位置がフレームの所定エリアに入っているか判別する
判別回路の一例としてライン位置判別回路10を例に挙
げて説明したが、字幕スーパーが図10(2)に示す如
く、右端部の例えば1ライン中の778画素〜858画
素の範囲に合成される場合、ライン位置判別回路10を
図9に示す走査位置判別回路80に置き換える。走査位
置判別回路80はラインクロックLCKがプリセット端
子PRSに入力され、ピクセルクロックPCKがクロッ
ク端子に入力されるカウンタ82とカウンタ82の計数
値が778〜858の範囲に入っているか比較する比較
回路84とで構成してある。カウンタ82はラインクロ
ックLCKがLレベルになったとき、154がプリセッ
トされ、以降、ピクセルクロックPCKが入力される度
に1ずつカウントアップする。このカウンタ82の計数
値が778〜858の間に入っているとき比較回路84
からHレベルを出力し、他の期間はLレベルを出力させ
る。そして、比較回路84の出力をそのままセレクト信
号として図1の輪郭補正回路50のセレクタ58、6
6、74に入力させれば、1フレーム中の字幕スーパー
エリアだけ輪郭強調することができ、通常画のエリアは
不自然な強調がされるのを回避できる。
査位置がフレームの所定エリアに入っているか判別する
判別回路の一例としてライン位置判別回路10を例に挙
げて説明したが、字幕スーパーが図10(2)に示す如
く、右端部の例えば1ライン中の778画素〜858画
素の範囲に合成される場合、ライン位置判別回路10を
図9に示す走査位置判別回路80に置き換える。走査位
置判別回路80はラインクロックLCKがプリセット端
子PRSに入力され、ピクセルクロックPCKがクロッ
ク端子に入力されるカウンタ82とカウンタ82の計数
値が778〜858の範囲に入っているか比較する比較
回路84とで構成してある。カウンタ82はラインクロ
ックLCKがLレベルになったとき、154がプリセッ
トされ、以降、ピクセルクロックPCKが入力される度
に1ずつカウントアップする。このカウンタ82の計数
値が778〜858の間に入っているとき比較回路84
からHレベルを出力し、他の期間はLレベルを出力させ
る。そして、比較回路84の出力をそのままセレクト信
号として図1の輪郭補正回路50のセレクタ58、6
6、74に入力させれば、1フレーム中の字幕スーパー
エリアだけ輪郭強調することができ、通常画のエリアは
不自然な強調がされるのを回避できる。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る輪郭補正装置によれば、映
像信号の走査位置がフレームの所定エリアに入っている
か判別し、走査位置がフレームの所定エリア内に入って
いると判別されている間、映像信号の輪郭を強調して出
力するようにしたことにより、フレーム内の字幕スーパ
ーが合成される所定エリアだけ輪郭補正されるので、字
幕スーパーが合成されないエリアについて画像が不自然
になるのを回避することができる。
像信号の走査位置がフレームの所定エリアに入っている
か判別し、走査位置がフレームの所定エリア内に入って
いると判別されている間、映像信号の輪郭を強調して出
力するようにしたことにより、フレーム内の字幕スーパ
ーが合成される所定エリアだけ輪郭補正されるので、字
幕スーパーが合成されないエリアについて画像が不自然
になるのを回避することができる。
【0039】本発明に係る他の輪郭補正装置によれば、
映像信号の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判
別し、ラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力するようにしたこと
により、字幕スーパーのエリアは通常、白などの文字色
と黒などの背景色の2種類で形成されることから、フレ
ーム下部などに字幕スーパーが合成されている場合に、
字幕スーパーだけ輪郭補正されるので、字幕スーパーが
合成されていないエリアについて画像が不自然になるの
を回避することができ、また、字幕スーパーが合成され
ていない場合は、フレーム全域の画像が不自然になるの
を防止することができる。
映像信号の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判
別し、ラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力するようにしたこと
により、字幕スーパーのエリアは通常、白などの文字色
と黒などの背景色の2種類で形成されることから、フレ
ーム下部などに字幕スーパーが合成されている場合に、
字幕スーパーだけ輪郭補正されるので、字幕スーパーが
合成されていないエリアについて画像が不自然になるの
を回避することができ、また、字幕スーパーが合成され
ていない場合は、フレーム全域の画像が不自然になるの
を防止することができる。
【0040】本発明に係る更に他の輪郭補正装置によれ
ば、映像信号の各ラインにつきラインの位置がフレーム
の所定エリア内か判別するとともに、映像信号の各ライ
ンにつきラインの色が2種類のみか判別し、ラインの位
置がフレームの所定エリア内に入っていると判別され、
かつ、ラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力するように構成した
ことにより、字幕スーパーの合成されるエリア以外でた
またまラインの色が2種類のみとなっても、間違って輪
郭補正され不自然な画像となることはない。
ば、映像信号の各ラインにつきラインの位置がフレーム
の所定エリア内か判別するとともに、映像信号の各ライ
ンにつきラインの色が2種類のみか判別し、ラインの位
置がフレームの所定エリア内に入っていると判別され、
かつ、ラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力するように構成した
ことにより、字幕スーパーの合成されるエリア以外でた
またまラインの色が2種類のみとなっても、間違って輪
郭補正され不自然な画像となることはない。
【0041】本発明に係る更に他の輪郭補正装置によれ
ば、ライン色判別回路は映像信号の各ラインにつきライ
ンの色が予め定められた特定の2種類の色のみか判別す
るようにし、この際、特定の2種類の色以外の色の継続
する期間が一定以下のとき、この特定の2種類の色以外
の色の存在を無視するように構成したことにより、字幕
スーパーが特定の文字色と特定の背景色で形成されてい
るが、映像信号のなまりにより文字と背景の境界部分で
文字色から背景色へ、これら文字色や背景色と異なる色
となって変化していても、確実に字幕スーパーのライン
を判別し、該字幕スーパーの輪郭補正を行うことができ
る。
ば、ライン色判別回路は映像信号の各ラインにつきライ
ンの色が予め定められた特定の2種類の色のみか判別す
るようにし、この際、特定の2種類の色以外の色の継続
する期間が一定以下のとき、この特定の2種類の色以外
の色の存在を無視するように構成したことにより、字幕
スーパーが特定の文字色と特定の背景色で形成されてい
るが、映像信号のなまりにより文字と背景の境界部分で
文字色から背景色へ、これら文字色や背景色と異なる色
となって変化していても、確実に字幕スーパーのライン
を判別し、該字幕スーパーの輪郭補正を行うことができ
る。
【図1】本発明の一実施例に係る輪郭補正装置の回路図
である。
である。
【図2】映像信号の規格の説明図である。
【図3】ライン位置判別回路の動作を示すタイムチャー
トである。
トである。
【図4】字幕スーパーにおけるライン色判別回路の動作
を示すタイムチャートである。
を示すタイムチャートである。
【図5】字幕スーパーにおける輪郭補正回路の動作を示
すタイムチャートである。
すタイムチャートである。
【図6】字幕スーパー以外におけるライン色判別回路の
動作を示すタイムチャートである。
動作を示すタイムチャートである。
【図7】字幕スーパー以外における輪郭補正回路の動作
を示すタイムチャートである。
を示すタイムチャートである。
【図8】字幕スーパーにおける走査動作の説明図であ
る。
る。
【図9】本発明の変形例に係る走査位置判別回路の回路
図である。
図である。
【図10】字幕スーパーを含む映像フレームの説明図で
ある。
ある。
10 ライン位置判別回路 20 ライン色判
別回路 50 輪郭補正回路 80 走査位置判
別回路
別回路 50 輪郭補正回路 80 走査位置判
別回路
Claims (4)
- 【請求項1】 映像信号の走査位置がフレームの所定エ
リアに入っているか判別する判別回路と、 判別回路で走査位置がフレームの所定エリア内に入って
いると判別されている間、映像信号の輪郭を強調して出
力する輪郭補正回路と、 を備えたことを特徴とする輪郭補正装置。 - 【請求項2】 映像信号の各ラインにつきラインの色が
2種類のみか判別するライン色判別回路と、 ライン色判別回路でラインの色が2種類のみと判別され
たラインにつき、映像信号の輪郭を強調して出力する輪
郭補正回路と、 を備えたことを特徴とする輪郭補正装置。 - 【請求項3】 映像信号の各ラインにつきラインの位置
がフレームの所定エリア内か判別するライン位置判別回
路と、 映像信号の各ラインにつきラインの色が2種類のみか判
別するライン色判別回路と、 ライン位置判別回路でラインの位置がフレームの所定エ
リア内に入っていると判別され、かつ、ライン色判別回
路でラインの色が2種類のみと判別されたラインにつ
き、映像信号の輪郭を強調して出力する輪郭補正回路
と、 を備えたことを特徴とする輪郭補正装置。 - 【請求項4】 ライン色判別回路は映像信号の各ライン
につきラインの色が予め定められた特定の2種類のみで
形成されているか判別するようにし、この際、特定の2
種類の色以外の色の継続する期間が一定以下のとき、こ
の特定の2種類の色以外の色の存在を無視するようにし
たこと、 を特徴とする請求項2または3記載の輪郭補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6335909A JPH08181889A (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | 輪郭補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6335909A JPH08181889A (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | 輪郭補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08181889A true JPH08181889A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18293730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6335909A Pending JPH08181889A (ja) | 1994-12-24 | 1994-12-24 | 輪郭補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08181889A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007053539A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Pentax Corp | 輪郭強調処理ユニット |
-
1994
- 1994-12-24 JP JP6335909A patent/JPH08181889A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007053539A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Pentax Corp | 輪郭強調処理ユニット |
US7860329B2 (en) | 2005-08-17 | 2010-12-28 | Hoya Corporation | Edge enhancement processing unit, endoscope processor, and computer program product |
JP4694306B2 (ja) * | 2005-08-17 | 2011-06-08 | Hoya株式会社 | 輪郭強調処理ユニット |
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