JPH08187913A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 片面印刷機構のみを装備する場合、または指
定の記録紙サイズに対応できない場合であっても略２倍
のサイズの記録紙に指定された画像情報を全て印刷する
ことが可能な印刷装置を提供する。 【構成】 プリンタが両面印刷モードに設定されている
か否かを判断し（ステップＳ５０４）、両面印刷モード
に設定されている場合には、指定された綴じ代方向およ
び記録紙のサイズに基づいて、記録紙両面分の画像情報
を指定されたサイズの２倍のサイズの記録紙片面に印刷
する際のページの展開方向、配置、および綴じ代の配置
が決定され、画像情報が２倍サイズの記録紙片面に印刷
される（ステップＳ５１３）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、入力された印刷情報を
処理して記録紙に印刷するプリンタ等の印刷装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、記録紙の片面印刷機構しか有しな
い印刷装置と、記録紙両面に自動的に画像情報を印刷す
る両面印刷機構を装備した印刷装置とがあるが、前者の
タイプの印刷装置に対して両面印刷を指定した場合に
は、この指定は無視され、記録紙片面への印刷が実行さ
れるようになっていた。

【０００３】また、後者のタイプの印刷装置において
も、印刷装置が指定されたサイズの記録紙への印刷に対
応していない場合には、単に紙サイズの不一致エラーを
表示するのみで印刷は実行されないようになっていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の片
面印刷機構のみを装備する印刷装置においては、記録紙
両面に画像情報を印刷しようとした使用者の意図に反し
て記録紙の片面にのみ画像情報が印刷されたり、また、
両面印刷機構を装備した印刷装置においても、指定され
たサイズの記録紙の印刷に対応していない場合には、使
用者が印刷を指示したにも拘わらず印刷が実行されない
という不都合があった。

【０００５】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、片面印刷機構のみを装備する場合、また
は指定の記録紙サイズに対応できない場合であっても略
２倍のサイズの記録紙に指定された画像情報を全て印刷
することが可能な印刷装置を提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１記載の発明は、両面印刷を指定する両面印刷
指定手段と、記録紙のサイズを指定するサイズ指定手段
とを備えた印刷装置において、当該印刷装置が、前記サ
イズ指定手段により指定されたサイズの略２倍のサイズ
の記録紙に印刷可能か否かを判別する判別手段と、前記
両面印刷指定手段により両面印刷が指定され且つ前記判
別手段により当該印刷装置が前記指定されたサイズの略
２倍のサイズの記録紙に印刷可能であると判別されたと
きには、前記両面印刷を指定された表面および裏面の画
像情報を前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記録
紙の片面に印刷するように制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。

【０００７】また、請求項２記載の発明は、両面印刷を
指定する両面印刷指定手段と、記録紙のサイズを指定す
るサイズ指定手段と、記録紙の綴じ代方向を指定する綴
じ代方向指定手段とを備えた印刷装置において、当該印
刷装置が、前記サイズ指定手段により指定されたサイズ
の略２倍のサイズの記録紙に印刷可能か否かを判別する
判別手段と、前記両面印刷指定手段により両面印刷が指
定され且つ前記判別手段により当該印刷装置が前記指定
されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能であ
ると判別されたときには、前記両面印刷を指定された表
面および裏面の画像情報を前記指定されたサイズの略２
倍のサイズの記録紙の片面に記録するように制御する第
１の制御手段と、前記第１の制御手段による片面印刷の
際に、前記綴じ代方向指定手段により指定された記録紙
の綴じ代方向に対応して、前記表面および裏面の画像情
報の印刷方向および印刷位置、および綴じ代位置を決定
する第２の制御手段と備えたことを特徴とする。

【０００８】また、請求項３記載の発明は、両面印刷を
指定する両面印刷指定手段と、記録紙のサイズを指定す
るサイズ指定手段とを備えた印刷装置において、当該印
刷装置が、前記サイズ指定手段により指定されたサイズ
の略２倍のサイズの記録紙に印刷可能か否かを判別する
判別手段と、前記両面印刷指定手段により両面印刷が指
定され且つ前記判別手段により当該印刷装置が前記指定
されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能であ
ると判別されたときには、前記両面印刷を指定された連
続した複数頁分の画像情報を２頁分ずつ前記指定された
サイズの略２倍のサイズの記録紙の表面および裏面にそ
れぞれ印刷するように制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。

【０００９】また、請求項４記載の発明は、両面印刷を
指定する両面印刷指定手段と、記録紙のサイズを指定す
るサイズ指定手段と、記録紙の綴じ方向を指定する綴じ
代方向指定手段とを備えた印刷装置において、当該印刷
装置が、前記サイズ指定手段により指定されたサイズの
略２倍のサイズの記録紙に印刷可能か否かを判別する判
別手段と、前記両面印刷指定手段により両面印刷が指定
され且つ前記判別手段により当該印刷装置が前記指定さ
れたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能である
と判別されたときには、前記両面印刷を指定された連続
した複数頁分の画像情報を２頁分ずつ前記指定されたサ
イズの略２倍のサイズの記録紙の表面および裏面にそれ
ぞれ印刷するように制御する第１の制御手段と、前記第
１の制御手段による両面印刷の際に、前記綴じ代方向指
定手段により指定された記録紙の綴じ代方向に対応し
て、前記複数頁分の画像情報の印刷方向および印刷位
置、および綴じ代位置を決定する第２の制御手段と備え
たことを特徴とする。

【００１０】

【作用】請求項１記載の印刷装置によれば、判別手段に
より、当該印刷装置が、サイズ指定手段により指定され
たサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能か否かが
判別され、両面印刷指定手段により両面印刷が指定され
且つ前記判別手段により当該印刷装置が前記指定された
サイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能であると判
別されたときには、制御手段により、前記両面印刷を指
定された表面および裏面の画像情報を前記指定されたサ
イズの略２倍のサイズの記録紙の片面に印刷するように
制御される。

【００１１】また、請求項２記載の印刷装置によれば、
判別手段により、当該印刷装置が、サイズ指定手段によ
り指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可
能か否かが判別され、両面印刷指定手段により両面印刷
が指定され且つ前記判別手段により当該印刷装置が前記
指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能
であると判別されたときには、第１の制御手段により、
前記両面印刷を指定された表面および裏面の画像情報を
前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙の片面
に印刷するように制御され、第２の制御手段により、前
記第１の制御手段による片面印刷の際に、前記綴じ代方
向指定手段により指定された記録紙の綴じ代方向に対応
して、前記表面および裏面の画像情報の印刷方向および
印刷位置、および綴じ代位置が決定される。

【００１２】また、請求項３記載の印刷装置によれば、
判別手段により、当該印刷装置が、前記サイズ指定手段
により指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印
刷可能か否かが判別され、両面印刷指定手段により両面
印刷が指定され且つ前記判別手段により当該印刷装置が
前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷
可能であると判別されたときには、制御手段により、前
記両面印刷を指定された連続した複数頁分の画像情報を
２頁分ずつ前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記
録紙の表面および裏面にそれぞれ印刷するように制御さ
れる。

【００１３】また、請求項４記載の印刷装置によれば、
判別手段により、当該印刷装置が、サイズ指定手段によ
り指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可
能か否かが判別され、両面印刷指定手段により両面印刷
が指定され且つ前記判別手段により当該印刷装置が前記
指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能
であると判別されたときには、第１の制御手段により、
前記両面印刷を指定された連続した複数頁分の画像情報
を２頁分ずつ前記指定されたサイズの略２倍のサイズの
記録紙の表面および裏面にそれぞれ印刷するように制御
され、第２の制御手段により、前記第１の制御手段によ
る両面印刷の際に、綴じ代方向指定手段により指定され
た記録紙の綴じ代方向に対応して、前記複数頁分の画像
情報の印刷方向および印刷位置、および綴じ代位置が決
定される。

【００１４】

【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。

【００１５】図１は、本発明の第１実施例に係る印刷装
置を構成するＬＢＰ（レーザビームプリンタ）１０００
の概略構成を示す断面図である。ＬＢＰ１０００は、片
面印刷機構のみを有する、即ち記録紙両面に自動的に印
刷する両面印刷機構を備えていないレーザプリンタであ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報（文字コード等）やフォーム情報、ある
いはマクロ命令等に基づいて、対応する文字パターンや
フォームパターン等の画像情報を作成し、記録媒体とし
ての記録紙に記録する。

【００１６】以下に、ＬＢＰ１０００の各構成要素を説
明する。図１において、１０１５は操作パネルであり、
各種操作情報を入力するためのスイッチ類を有するとと
もに、ＬＥＤ（発光ダイオード）等の表示手段を備えて
いる。１００１はプリンタ制御ユニットであり、ＬＢＰ
１０００全体の制御を司り、ホストコンピュータから供
給される印刷情報（文字コード等）やフォーム情報ある
いはマクロ命令等を解析して、対応する文字パターンや
フォームパターン等のビデオ信号に変換し、レーザドラ
イバ１００２に出力する。

【００１７】レーザドライバ１００２は半導体レーザ１
００３を駆動する駆動回路であり、プリンタ制御ユニッ
ト１００１から入力された前記ビデオ信号に基づいて、
半導体レーザ１００３から発射されるレーザ光１００４
のオン・オフ切り換え制御を行う。

【００１８】半導体レーザ１００３から発射されたレー
ザ光１００４は、回転多面鏡１００５で左右方向に振ら
されて静電ドラム１００６上を走査露光する。これによ
り、静電ドラム１００６上には前記文字パターンやフォ
ームパターン等の静電潜像が形成される。この静電潜像
は、静電ドラム１００６周囲に配設された現像ユニット
１００７により現像された後、記録紙に転写される。

【００１９】記録紙として用いられるカットシートは用
紙カセット１００８に収納されており、該用紙カセット
１００８から給紙ローラ１００９、第１の搬送ローラ１
０１０および第２の搬送ローラ１０１１により装置内に
取り込まれ、静電ドラム１００６に供給される。

【００２０】静電ドラム１００６および現像ユニット１
００７で現像・転写された記録紙は、定着器１０１２で
定着され、第３の搬送ローラ１０１３および第４の搬送
ローラ１０１４等により排紙部まで搬送され、排紙トレ
イに排紙される。

【００２１】図２は、本実施例装置の制御システムの概
略構成を示すブロック図である。本制御システムは、主
に、プリンタ制御ユニット１００１、および該プリンタ
制御ユニット１００１に所定のインタフェース２１を介
して接続されたホストコンピュータ１１により構成され
ている。

【００２２】プリンタ制御ユニット１００１は、プリン
タＣＰＵ１２、ＲＡＭ１９、ＲＯＭ１３、システムバス
１５、入力部１８、印刷部インタフェース（Ｉ／Ｆ）１
６、およびメモリコントローラ（ＭＣ）２０等から成
る。これらの各構成要素は、システムバス１５を介して
互いに接続されているとともに、システムバス１５には
操作部１０１５が接続され、印刷部インタフェース１６
には印刷部１７が接続され、メモリコントローラ２０に
は外部メモリ１４が接続されている。また、入力部１８
には、所定のインタフェース２１が接続され、該インタ
フェース２１を介してホストコンピュータ１１が接続さ
れている。ホストコンピュータ１１はプリンタ制御ユニ
ット１００１に、図形、文字、およびイメージ等のデー
タをプリンタ言語の形式で送付する。

【００２３】プリンタＣＰＵ１２は、ＲＯＭ１３のプロ
グラム用ＲＯＭ１３ｂ又は外部メモリ１４等に記憶され
た制御プログラムに基づいて、システムバス１５に接続
された前記各種デバイスへのホストコンピュータ１１か
らのアクセスを総括的に制御するとともに、印刷部イン
タフェース１６を介した印刷部（プリンタエンジン）１
７への画像情報の出力を制御する。また、プリンタＣＰ
Ｕ１２は、入力部１８を介してホストコンピュータ１１
との通信処理が可能とされている。

【００２４】印刷部１７は、印刷部インタフェース１６
を介して入力された画像情報を記録紙に記録する。

【００２５】ＲＯＭ１３のフォント用ＲＯＭ１３ａは、
上記出力画像情報を生成する際に使用するフォントデー
タ等を記憶し、データ用ＲＯＭ１３ｃは、ホストコンピ
ュータ１１において利用される情報等を記憶する。

【００２６】ＲＡＭ１９は、ＣＰＵ１２の主メモリやワ
ークエリア等として機能し、入力データのバッファリン
グ領域、描画情報の展開領域、環境データの格納領域と
して用いられる。また、ＲＡＭ１９は、不図示の増設ポ
ートに接続されるオプションＲＡＭにより、メモリ容量
が拡張可能に構成されている。

【００２７】外部メモリ１４は、ハードディスク（Ｈ
Ｄ）、拡張ＲＯＭ、又はフラッシュＰＲＯＭ等により構
成されるオプションとして接続されるメモリであり、メ
モリコントローラ２０によりアクセスを制御され、フォ
ントデータ、エミュレーションプログラム、およびフォ
ームデータ等を記憶する。外部メモリ１４は、１系統に
限られるものではなく、内蔵のフォントに加えてオプシ
ョンフォント、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈
するためのプログラム等を格納した外部メモリを複数接
続できるように構成してもよい。更に、図示しないＮＶ
ＲＡＭを有し、操作パネル１０１５からのプリンタモー
ド設定情報を記憶するようにしてもよい。

【００２８】次に、図３乃至図６を参照して本実施例装
置の動作を説明する。

【００２９】図３は、ホストコンピュータ１１およびプ
リンタ制御ユニット１００１により制御される印刷処理
の流れを示すフローチャートである。

【００３０】まず、ステップＳ５０１において、電源が
投入されると、ＲＡＭ１９上に設定される各種変数の初
期化が行われる。例えば、印刷モードを示す印刷モード
フラグは片面印刷指定に設定され、用紙サイズフラグは
Ａ４指定に設定され、記録紙の綴じ代方向を示す綴じ代
方向フラグは左綴じ指定に設定され、綴じ代長は値０に
設定され、記録紙の記録面を示す印刷面フラグは表面
（第１面）指定に設定される。

【００３１】次に、ステップＳ５０２において、入力部
１８によりホストコンピュータ１１からデータを受信
し、１単位コード分のデータを読み取る。次に、ステッ
プＳ５０３において、前記入力されたデータが、印刷モ
ード指定命令か、紙サイズ指定命令か、排紙命令か、又
は文字コード等の印刷情報であるかを判断する。印刷モ
ード指定命令であると判断された場合には、ステップＳ
５０４に進み、指定された印刷モードが片面印刷モード
であるか両面印刷モードであるかを判断する。この印刷
モード指定命令によって、片面印刷か両面印刷かを示す
印刷モードの他に、両面印刷時の記録紙の綴じ方向、お
よび綴じ代長の設定値（単位ミリメートル）が指定され
る。また、印刷モード指定命令によって指定される記録
紙の綴じ方向には、左綴じ、右綴じ、上綴じ、および下
綴じの各綴じ代方向がある。

【００３２】前記ステップＳ５０４において、指定され
たモードが片面印刷モードであると判断された場合に
は、ステップＳ５０５に進み、前記印刷モードフラグを
片面印刷指定に設定し、印刷面フラグを表面指定に設定
して、ステップＳ５０２に戻る。

【００３３】前記ステップＳ５０４において、両面印刷
モードであると判断された場合は、ステップＳ５０６に
進み、前記印刷モードフラグを両面印刷指定に設定し、
前記綴じ方向フラグおよび綴じ代長をそれぞれ指定され
た方向および値に設定し、前記ステップＳ５０２に戻
る。

【００３４】前記ステップＳ５０３において、前記入力
データが、紙サイズ指定命令であると判断された場合に
は、ステップＳ５０７に進み、前記紙サイズ指定命令に
より指定されたサイズを前記紙サイズフラグに設定し、
前記ステップＳ５０２に戻る。本実施例においては、Ａ
４、Ａ４Ｒ、Ｂ５、Ｂ５Ｒ、Ａ５、およびＡ５Ｒの各種
サイズが前記紙サイズフラグに設定可能である。

【００３５】前記ステップＳ５０３において、前記入力
データが、文字コードであると判断された場合には、ス
テップＳ５０８に進み、前記入力された文字コードに対
応する文字パターンをフォント用ＲＯＭ１３ａから読み
出し、ＲＡＭ１９上に設けた描画メモリに展開し、前記
ステップＳ５０２に戻る。

【００３６】前記ステップＳ５０３において、前記入力
データが、排紙命令であると判断された場合には、ステ
ップＳ５０９に進み、前記印刷モードフラグをチェック
して、片面印刷モードであればステップＳ５１０に進
み、前記描画メモリに記憶された文字パターンをそのま
ま印刷部インタフェース１６を介して印刷部１７に送
り、紙サイズフラグで指定されたサイズの記録紙に記録
する。他方、両面印刷モードであればステップＳ５１１
に進み、前記印刷面フラグをチェックして、表面が指定
されている場合には、前記印刷面フラグの指定を裏面に
変更し、前記描画メモリの記憶内容をセーブするととも
に、ＲＡＭ１９上に新たに描画メモリを獲得し、前記ス
テップＳ５０２に戻る。

【００３７】前記ステップＳ５１１において、印刷面フ
ラグが裏面を指定している場合には、ステップＳ５１３
に進み、前記紙サイズフラグおよび綴じ代方向フラグを
チェックして、画像情報を記録する記録紙の紙サイズ、
ページの展開方向、配置、および綴じ代の配置を決定
し、ステップＳ５１４に進み、前記ステップＳ５１３で
決定された記録紙のサイズ、ページの展開方向、配置、
および綴じ代の配置に従って、前記描画メモリにセーブ
された表面の画像情報および裏面の画像情報を印刷部イ
ンタフェース１６を介して印刷部１７に転送して印刷を
実行するとともに、前記印刷面フラグを表面に戻して、
前記ステップＳ５０２に戻る。

【００３８】図４および図５は、前記印刷モード指定命
令により指定される記録紙の紙サイズおよび綴じ代方向
と、実際に画像情報が記録される記録紙のサイズ、ペー
ジの展開方向、配置、および綴じ代の配置との関係を示
す図である。

【００３９】図４は綴じ代位置を記録紙の左右または上
下方向の両端に設けると共に、記録紙の左側と右側また
は上側と下側の印刷方向を同一とする条件を示し、例え
ば、図４（ａ）は、Ａ５サイズの記録紙両面に綴じ代方
向を左綴じとして印刷するように設定した場合には、Ａ
５の２倍のサイズであるＡ４Ｒの記録紙片面の中央の折
り線の左側に両面印刷されるべき画像情報の表面分の画
像情報が記録され、右側に裏面に印刷されるべき画像情
報が表面と同一の方向に記録され、綴じ代は、記録紙の
左端部および右端部に設けられることを示す。また、指
定された記録紙のサイズがＢ５又はＡ４である場合に
は、それぞれ２倍のサイズであるＢ４Ｒ又はＡ３Ｒの記
録紙に上記と同様に記録されることを示す。

【００４０】また、図５は綴じ代位置を記録紙の左右ま
たは上下方向の一端のみに設けると共に、記録紙の左側
と右側または上側と下側の印刷方向を逆とする条件を示
し、例えば図５（ａ）は、Ａ５の記録紙両面に綴じ代方
向を上綴じとして印刷するように設定した場合には、Ａ
４Ｒの記録紙片面の中央の折り線の左側に両面印刷され
るべき画像情報の表面分の画像情報が記録され、右側に
裏面に印刷されるべき画像情報が左側とは逆の方向に記
録され、綴じ代は、記録紙の上端部に設けられることを
示す。また、指定された記録紙のサイズがＢ５又はＡ４
である場合には、それぞれＢ４Ｒ又はＡ３Ｒの記録紙に
上記と同様に記録されることを示す。

【００４１】以上説明したように、本実施例の印刷装置
によれば、両面印刷に対応していないプリンタに対して
両面印刷の実行が指令された場合には、プリンタが２倍
サイズの記録紙に印刷可能であれば、指定された記録紙
のサイズおよび綴じ代方向に基づいてページの展開方
向、配置、および綴じ代の配置が決定され、１枚の記録
紙両面に印刷されるべき画像情報が前記２倍サイズの記
録紙片面に印刷されるので、使用者の意図に柔軟に対応
した印刷を実行することができる。

【００４２】尚、上記実施例においては、ＬＢＰ１００
０のような両面印刷機構を備えていないプリンタに対し
てホストコンピュータ１１から両面印刷を行うように指
令された場合の処理について説明したが、本発明はこれ
に限られるものではなく、両面印刷機構を備えたプリン
タにおいても、指定されたサイズの略２倍の面積の記録
紙片面に、指定されたサイズの記録紙両面に印刷すべき
画像情報を記録するように設定できる構成としてもよ
い。

【００４３】また、上記実施例においては、紙サイズを
規格のＡ４、Ｂ５等として説明したが、これに限られる
ものではなく、規格外の記録紙に対しても適用可能であ
ることはいうまでもない。

【００４４】次に、本発明の第２実施例を図面を参照し
て説明する。

【００４５】図６は、本発明の第２実施例に係る印刷装
置を構成するＬＢＰ３０００の概略構成を示す断面図で
ある。ＬＢＰ３０００は、両面印刷を実行することが可
能なレーザビームプリンタであり、外部に接続されてい
るホストコンピュータから供給される印刷情報（文字コ
ード等）やフォーム情報、あるいはマクロ命令等に基づ
いて、対応する文字パターンやフォームパターン等の画
像情報を作成し、記録媒体としての記録紙に記録する。

【００４６】以下に、ＬＢＰ３０００の各構成要素を説
明する。図６において、３０２６は操作パネルであり、
各種操作情報を入力するためのスイッチ類を有するとと
もに、ＬＥＤ（発行ダイオード）等の表示手段を備えて
いる。３００１はプリンタ制御ユニットであり、ＬＢＰ
３０００全体の制御を行うとともに、ホストコンピュー
タから供給される印刷情報（文字コード等）やフォーム
情報、あるいはマクロ命令等に基づいて、対応する文字
パターンやフォームパターン等のビデオ信号を作成し、
レーザドライバ３００２に出力する。ＬＢＰ３０００に
より両面印刷を実行する場合には、プリンタ制御ユニッ
ト３００１は、まず、ホストコンピュータから供給され
る記録紙両面分の印刷情報等の内、裏面（第２面）分の
印刷情報等に基づいて作成したビデオ信号をレーザドラ
イバ３００２に出力し、次に、表面（第１面）分のビデ
オ信号をレーザドライバ３００２に出力する。

【００４７】レーザドライバ３００２は半導体レーザ３
００３を駆動する駆動回路であり、プリンタ制御ユニッ
ト３００１から入力されたビデオ信号に応じて、半導体
レーザ３００３から発射されるレーザ光３００４のオン
・オフ切り換え制御を行う。

【００４８】半導体レーザ３００３から発射されたレー
ザ光３００４は、回転多面鏡３００５で左右方向に振ら
されて静電ドラム３００６上を走査露光する。これによ
り、静電ドラム３００６上には前記ビデオ信号に対応す
る文字パターン等の静電潜像が形成される。この静電潜
像は、静電ドラム３００６周囲に配設された現像ユニッ
ト３００７により現像された後、記録紙に転写される。

【００４９】記録紙として用いられるカットシートは用
紙カセット３００８に収納されており、該用紙カセット
３００８から給紙ローラ３００９、第１の搬送ローラ３
０１０および第２の搬送ローラ３０１１により装置内に
取り込まれ、静電ドラム３００６に供給される。

【００５０】静電ドラム３００６および現像ユニット３
００７で、裏面への現像・転写が行われた記録紙は、第
３の搬送ローラ３０１２、第４の搬送ローラ３０１３、
および第５の搬送ローラ３０１４により定着器３０１５
まで搬送され、裏面が定着され、第１の切り換え器３０
１７および第６の搬送ローラ３０１８により第７の搬送
ローラ３０１９まで搬送され、該第７の搬送ローラ３０
１９においてスイッチバックのために一旦保持される。

【００５１】第７の搬送ローラ３０１９においてスイッ
チバックされた記録紙は、第２の切り換え器３０２０、
第８の搬送ローラ３０２１、および第２の搬送ローラ３
０１１により静電ドラム３００６および現像ユニット３
００７まで搬送され、表面への現像・転写が行われ、第
３の搬送ローラ３０１２、第４の搬送ローラ３０１３、
および第５の搬送ローラ３０１４により定着器３０１５
まで搬送され、表面が定着され、第２の切り換え器３０
２２、第８の搬送ローラ３０２３、第９の搬送ローラ３
０２４、および第１０の搬送ローラ３０２５により排紙
トレイに排紙される。

【００５２】図７は、本実施例装置の制御システムの概
略構成を示すブロック図である。本制御システムは、第
１実施例の制御システムと同一であるので、その説明は
省略する。

【００５３】次に、図８乃至図１２を参照して本実施例
装置の動作を説明する。

【００５４】図８は、ホストコンピュータ１１およびプ
リンタ制御ユニット１００１が制御する印刷処理の流れ
を示すフローチャートである。尚、同図において、ステ
ップＳ９０１乃至Ｓ９０９は、図３のステップＳ５０１
乃至Ｓ５０９と同一であるので説明を省略する。

【００５５】ステップＳ９０９において、前記印刷モー
ド指定フラグに設定された印刷モードが片面印刷モード
であると判断された場合には、ステップＳ９１０に進
み、指定されたサイズの記録紙に印刷可能であるかおよ
び指定されたサイズの２倍のサイズの記録紙に印刷可能
であるかを判断する。指定されたサイズの記録紙に印刷
可能である場合にはステップＳ９１１に進み、前記描画
メモリの記憶内容をそのまま印刷部インタフェース１６
を介して印刷部１７に転送し、記録紙に記録する。

【００５６】前記ステップＳ９１０において、指定され
たサイズの２倍のサイズの記録紙にのみ印刷可能である
と判断された場合には、ステップＳ９１２に進み、前記
印刷面フラグをチェックする。この印刷面フラグは、本
実施例装置においては、印刷を指定された第１ページか
ら第４ページまでが設定可能であり、前記ステップＳ９
１２において、印刷面フラグが第１ページに設定されて
いる場合には、ステップＳ９１３に進み、ＲＡＭ１９上
に設定された描画メモリの記録内容をセーブするととも
に、新たな描画メモリを獲得し、印刷面フラグを第２ペ
ージ目に切り換えて、前記ステップＳ９０２に戻る。

【００５７】前記ステップＳ９１２において、印刷面フ
ラグが第２ページ目に設定されている場合には、ステッ
プＳ９１４に進み、前記紙サイズフラグおよび綴じ代フ
ラグをチェックして、図４および図５に示した例に従っ
て、画像情報を記録する記録紙の紙サイズ、ページの展
開方向、配置、および綴じ代の配置を決定する。

【００５８】次に、ステップＳ９１５において、前記ス
テップＳ９１４で決定された記録紙のサイズ、ページの
展開方向、配置、および綴じ代の配置に従って、前記そ
れぞれの描画メモリにセーブされた第１ページ目（表
面）の画像情報および第２ページ目（裏面）の画像情報
を印刷部インタフェース１６を介して印刷部１７に転送
して印刷を実行するとともに、前記印刷面フラグを第１
ページ目に戻して、前記ステップＳ９０２に戻る。

【００５９】前記ステップＳ９０９において、印刷モー
ドが両面印刷モードであると判断された場合には、ステ
ップＳ９１６に進み、前記印刷面フラグをチェックし
て、前記印刷面フラグが第１ページ目または第３ページ
目に設定されていれば、ステップＳ９１７に進み、前記
印刷面フラグを１ページ分インクリメントする（第１ペ
ージ目ならば第２ページ目に、第３ページ目ならば第４
ページ目に）とともに、その印刷面の画像情報が記憶さ
れた描画メモリをセーブするとともに、新たな描画メモ
リを獲得し、前記ステップＳ９０２に戻る。

【００６０】前記ステップＳ９１６において、印刷面が
第２ページ目であると判断された場合には、ステップＳ
９１８に進み、指定されたサイズの記録紙に印刷可能で
あるかおよび指定されたサイズの２倍のサイズの記録紙
に印刷可能であるかを判断する。指定されたサイズの記
録紙に印刷可能である場合にはステップＳ９１９に進
み、第１ページ目および第２ページ目の描画メモリの記
憶内容、および指定された綴じ代方向を印刷部インタフ
ェース１６を介して印刷部１７に転送し、指定されたサ
イズの記録紙に前記指定された綴じ代方向に対応する綴
じ代を設けて両面印刷を実行するとともに、前記印刷面
フラグを第１ページ目に戻して前記ステップＳ９０２に
戻る。

【００６１】前記ステップＳ９１８において、指定され
たサイズの２倍のサイズの記録紙にのみ印刷可能である
と判断された場合には、ステップＳ９２０に進み、描画
メモリをセーブして新たな描画メモリを獲得し、前記印
刷面フラグを第３ページ目に設定して前記ステップＳ９
０２に戻る。

【００６２】前記ステップＳ９１６において、印刷面が
第４ページ目であると判断された場合には、前記紙サイ
ズフラグおよび綴じ方向フラグをチェックして、画像情
報を記録する記録紙のサイズ、ページの展開方向、配
置、および綴じ代の配置を決定し、ステップＳ９２１に
進み、前記ステップＳ９１６で決定された記録紙のサイ
ズ、ページの展開方向、配置、および綴じ代の配置に従
って、描画メモリにセーブされた第１ページ目から第４
ページ目の画像情報を印刷部インタフェース１６を介し
て印刷部１７に転送して記録紙両面への印刷を実行する
とともに、前記印刷面フラグを第１ページ目に戻して、
前記ステップＳ９０２に戻る。

【００６３】図９乃至図１２は、前記印刷モード指定命
令により指定される記録紙の紙サイズおよび綴じ代方向
と、実際に画像情報が記録される記録紙のサイズ、ペー
ジの展開方向、配置、および綴じ代の配置との関係を示
す図である。

【００６４】図９は綴じ代位置を記録紙の左右方向の両
端に設けると共に、記録紙の左側と右側の印刷方向を同
一とし、記録紙の表面と裏面の印刷方向を同一とする条
件を示し、例えば、図９（ａ）は、Ａ５の記録紙両面に
綴じ方向を左綴じとして印刷するように設定した場合に
は、Ａ４Ｒの記録紙表面の中央の切取り線左側に第１ペ
ージ目の画像情報が記録され、右側に第４ページ目の画
像情報が左側と同一の方向に記録され、記録紙の裏面の
切取り線左側に表面と同一の方向に第３ページ目の画像
情報が記録され、右側に表面と同一の方向に第２ページ
目の画像情報が記録されることを示す。また、指定され
た記録紙のサイズがＢ５又はＡ４である場合には、それ
ぞれＢ４Ｒ又はＡ３Ｒの記録紙に記録されることを示
す。

【００６５】図１０は綴じ代位置を記録紙の上下方向の
両端に設けると共に、記録紙の上側と下側の印刷方向を
同一とし、記録紙の表面と裏面の印刷方向を逆とする条
件を示し、例えば図１０（ａ）は、Ａ５Ｒの記録紙両面
に綴じ方向を上綴じとして印刷するように設定した場合
には、Ａ４の記録紙表面の中央の切取り線上側に第１ペ
ージ目の画像情報が記録され、下側に第４ページ目の画
像情報が上側と同一の方向に記録され、記録紙の裏面の
切取り線上側に第２ページ目の画像情報が表面と逆の方
向に記録され、下側に第３ページ目の画像情報が表面と
逆の方向に記録されることを示す。また、指定された記
録紙のサイズがＢ５Ｒ又はＡ４Ｒである場合には、それ
ぞれＢ４又はＡ３の記録紙に記録されることを示す。

【００６６】図１１は綴じ代位置を記録紙の上下方向の
一端に設けると共に、記録紙の左側と右側の印刷方向を
逆とし、記録紙の表面と裏面の印刷方向を同一とする条
件を示し、例えば、図１１（ａ）は、Ａ５の記録紙両面
に綴じ方向を上綴じとして印刷するように設定した場合
には、Ａ４Ｒの記録紙表面の中央の切取り線左側に第１
ページ目の画像情報が記録され、右側に第４ページ目の
画像情報が表面と逆の方向に記録され、記録紙の裏面の
切取り線左側に表面と同一の方向に第３ページ目の画像
情報が記録され、右側に表面と同一の方向に第２ページ
目の画像情報が記録されることを示す。また、指定され
た記録紙のサイズがＢ５又はＡ４である場合には、それ
ぞれＢ４Ｒ又はＡ３Ｒの記録紙に記録されることを示
す。

【００６７】図１２は綴じ代位置を記録紙の左右方向の
一端に設けると共に、記録紙の上側と下側の印刷方向を
逆とし、記録紙の表面と裏面の印刷方向を同一とする条
件を示し、例えば図１２（ａ）は、Ａ５Ｒの記録紙両面
に綴じ方向を左綴じとして印刷するように設定した場合
には、Ａ４の記録紙表面の中央の折り線上側に第４ペー
ジ目の画像情報が記録され、下側に第１ページ目の画像
情報が上側と逆の方向に記録され、記録紙の裏面の折り
線上側に第３ページ目の画像情報が表面と同一の方向に
記録され、下側に第２ページ目の画像情報が表面と同一
の方向に記録されることを示す。また、指定された記録
紙のサイズがＢ５Ｒ又はＡ４Ｒである場合には、それぞ
れＢ４又はＡ３の記録紙に記録されることを示す。

【００６８】図１３は綴じ代位置を記録紙の中央部に設
けると共に、記録紙の左側と右側の印刷方向を同一と
し、記録紙の表面と裏面の印刷方向を同一とする条件を
示し、例えば、図１３（ａ）はＡ５の記録紙両面に綴じ
方向を左綴じとして印刷するように設定した場合には、
Ａ４Ｒの記録紙表面の中央の折り線左側に第４ページ目
の画像情報が記録され、右側に第１ページ目の画像情報
が左側と同一の方向に記録され、記録紙の裏面の折り線
左側に表面と同一の方向に第２ページ目の画像情報が記
録され、右側に表面と同一の方向に第３ページ目の画像
情報が記録されることを示す。また、指定された記録紙
のサイズがＢ５又はＡ４である場合には、それぞれＢ４
Ｒ又はＡ３Ｒの記録紙に記録されることを示す。

【００６９】図１４は綴じ代位置を記録紙の中央部に設
けると共に、記録紙の上側と下側の印刷方向を同一と
し、記録紙の表面と裏面の印刷方向を逆とする条件を示
し、例えば図１４（ａ）は、Ａ５Ｒの記録紙両面に綴じ
方向を上綴じとして印刷するように設定した場合には、
Ａ４の記録紙表面の中央の折り線上側に第４ページ目の
画像情報が記録され、下側に第１ページ目の画像情報が
上側と同一の方向に記録され、記録紙の裏面の折り線上
側に第３ページ目の画像情報が表面と逆の方向に記録さ
れ、下側に第２ページ目の画像情報が表面と逆の方向に
記録されることを示す。また、指定された記録紙のサイ
ズがＢ５Ｒ又はＡ４Ｒである場合には、それぞれＢ４又
はＡ３の記録紙に記録されることを示す。

【００７０】以上説明したように、本実施例の印刷装置
によれば、対応していないサイズの記録紙に印刷を実行
することが指令された場合には、プリンタが２倍サイズ
の記録紙に印刷可能であれば、指定された記録紙のサイ
ズおよび綴じ方向に基づいてページの展開方向、配置、
および綴じ代の配置が決定され、２枚の記録紙両面に印
刷されるべき画像情報が前記２倍サイズの記録紙１枚の
両面に印刷されるので、更に、使用者の意図に柔軟に対
応した印刷を実行することができる。

【００７１】尚、上記実施例においては、指定されたサ
イズの記録紙への両面印刷が不可能な場合にのみ２倍サ
イズの記録紙両面への印刷を行う構成について説明した
が、これに限られるものではなく、指定された記録紙へ
の両面印刷が可能であっても、設定により、２倍サイズ
の記録紙両面への印刷を行う構成とすることももちろん
可能である。

【００７２】また、上記実施例においては、紙サイズを
規格のＡ４、Ｂ５等として説明したが、これに限られる
ものではなく、本発明は規格外の記録紙に対しても適用
可能であることはいうまでもない。

【００７３】また、上記実施例においては、２倍サイズ
の記録紙両面への印刷の方式を、記録紙の中央を切り取
り線とした所謂袋綴じ印刷として説明したが、図９およ
び図１０に示した方式に換えて、図１３および図１４に
示すような紙の中央を折り代とした印刷方式とすること
も可能である。

【００７４】尚、上記各実施例においては、レーザビー
ムプリンタに本発明を適用する場合を説明したが、他の
方式のプリンタに適用するかのうであることはいうまで
もない。

【００７５】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１記載の印
刷装置によれば、判別手段により、当該印刷装置が、サ
イズ指定手段により指定されたサイズの略２倍のサイズ
の記録紙に印刷可能か否かが判別され、両面印刷指定手
段により両面印刷が指定され且つ前記判別手段により当
該印刷装置が前記指定されたサイズの略２倍のサイズの
記録紙に印刷可能であると判別されたときには、制御手
段により、前記両面印刷を指定された表面および裏面の
画像情報を前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記
録紙の片面に印刷するように制御されるので、片面印刷
機構のみを装備する場合、または指定の記録紙サイズに
対応できない場合であっても略２倍のサイズの記録紙に
指定された画像情報を全て印刷することができる。

【００７６】また、請求項２記載の印刷装置によれば、
判別手段により、当該印刷装置が、サイズ指定手段によ
り指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可
能か否かが判別され、両面印刷指定手段により両面印刷
が指定され且つ前記判別手段により当該印刷装置が前記
指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能
であると判別されたときには、第１の制御手段により、
前記両面印刷を指定された表面および裏面の画像情報を
前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙の片面
に印刷するように制御され、第２の制御手段により、前
記第１の制御手段による片面印刷の際に、前記綴じ代方
向指定手段により指定された記録紙の綴じ代方向に対応
して、前記表面および裏面の画像情報の印刷方向および
印刷位置、および綴じ代位置が決定されるので、片面印
刷機構のみを装備する場合、または指定の記録紙サイズ
に対応できない場合であっても略２倍のサイズの記録紙
に指定された画像情報を全て印刷することができる。

【００７７】また、請求項３記載の印刷装置によれば、
判別手段により、当該印刷装置が、前記サイズ指定手段
により指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印
刷可能か否かが判別され、両面印刷指定手段により両面
印刷が指定され且つ前記判別手段により当該印刷装置が
前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷
可能であると判別されたときには、制御手段により、前
記両面印刷を指定された連続した複数頁分の画像情報を
２頁分ずつ前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記
録紙の表面および裏面にそれぞれ印刷するように制御さ
れるので、指定の記録紙サイズに対応できない場合であ
っても略２倍のサイズの記録紙に指定された画像情報を
全て印刷することができる。

【００７８】また、請求項４記載の印刷装置によれば、
判別手段により、当該印刷装置が、サイズ指定手段によ
り指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可
能か否かが判別され、両面印刷指定手段により両面印刷
が指定され且つ前記判別手段により当該印刷装置が前記
指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に印刷可能
であると判別されたときには、第１の制御手段により、
前記両面印刷を指定された連続した複数頁分の画像情報
を２頁分ずつ前記指定されたサイズの略２倍のサイズの
記録紙の表面および裏面にそれぞれ印刷するように制御
され、第２の制御手段により、前記第１の制御手段によ
る両面印刷の際に、綴じ代方向指定手段により指定され
た記録紙の綴じ代方向に対応して、前記複数頁分の画像
情報の印刷方向および印刷位置、および綴じ代位置が決
定されるので、指定の記録紙サイズに対応できない場合
であっても略２倍のサイズの記録紙に指定された画像情
報を全て印刷することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る印刷装置の概略構成を
示す断面図である。

【図２】同装置の制御システムの概略構成を示すブロッ
ク図である。

【図３】同制御システムが行う制御の流れを示すフロー
チャートである。

【図４】指定された紙サイズおよび綴じ代方向と記録さ
れる紙サイズ、描画位置および綴じ代の設定位置との関
係を示す図である。

【図５】指定された紙サイズおよび綴じ代方向と記録さ
れる紙サイズ、描画位置および綴じ代の設定位置との関
係を示す図である。

【図６】本発明の一実施例に係る印刷装置の概略構成を
示す断面図である。

【図７】同装置の制御システムの概略構成を示すブロッ
ク図である。

【図８】同制御システムが行う制御の流れを示すフロー
チャートである。

【図９】指定された紙サイズおよび綴じ方向と記録され
る紙サイズ、描画位置および綴じ代の設定位置との関係
を示す図である。

【図１０】指定された紙サイズおよび綴じ代方向と記録
される紙サイズ、描画位置および綴じ代の設定位置との
関係を示す図である。

【図１１】指定された紙サイズおよび綴じ代方向と記録
される紙サイズ、描画位置および綴じ代の設定位置との
関係を示す図である。

【図１２】指定された紙サイズおよび綴じ代方向と記録
される紙サイズ、描画位置および綴じ代の設定位置との
関係を示す図である。

【図１３】指定された紙サイズおよび綴じ代方向と記録
される紙サイズ、描画位置および綴じ代の設定位置との
関係を示す図である。

【図１４】指定された紙サイズおよび綴じ代方向と記録
される紙サイズ、描画位置および綴じ代の設定位置との
関係を示す図である。

【符号の説明】

１２ ＣＰＵ １７ 印刷部 １９ ＤＫＣ ２０ 外部メモリ ２１ 双方向性インタフェース １１ ホストコンピュータ １０１５ 操作部 １０００ ＬＢＰ ３０００ ＬＢＰ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 両面印刷を指定する両面印刷指定手段
   と、記録紙のサイズを指定するサイズ指定手段とを備え
   た印刷装置において、当該印刷装置が、前記サイズ指定
   手段により指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙
   に印刷可能か否かを判別する判別手段と、前記両面印刷
   指定手段により両面印刷が指定され且つ前記判別手段に
   より当該印刷装置が前記指定されたサイズの略２倍のサ
   イズの記録紙に印刷可能であると判別されたときには、
   前記両面印刷を指定された表面および裏面の画像情報を
   前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙の片面
   に印刷するように制御する制御手段とを備えたことを特
   徴とする印刷装置。
2. 【請求項２】 両面印刷を指定する両面印刷指定手段
   と、記録紙のサイズを指定するサイズ指定手段と、記録
   紙の綴じ代方向を指定する綴じ代方向指定手段とを備え
   た印刷装置において、当該印刷装置が、前記サイズ指定
   手段により指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙
   に印刷可能か否かを判別する判別手段と、前記両面印刷
   指定手段により両面印刷が指定され且つ前記判別手段に
   より当該印刷装置が前記指定されたサイズの略２倍のサ
   イズの記録紙に印刷可能であると判別されたときには、
   前記両面印刷を指定された表面および裏面の画像情報を
   前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙の片面
   に記録するように制御する第１の制御手段と、前記第１
   の制御手段による片面印刷の際に、前記綴じ代方向指定
   手段により指定された記録紙の綴じ代方向に対応して、
   前記表面および裏面の画像情報の印刷方向および印刷位
   置、および綴じ代位置を決定する第２の制御手段と備え
   たことを特徴とする印刷装置。
3. 【請求項３】 両面印刷を指定する両面印刷指定手段
   と、記録紙のサイズを指定するサイズ指定手段とを備え
   た印刷装置において、当該印刷装置が、前記サイズ指定
   手段により指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙
   に印刷可能か否かを判別する判別手段と、前記両面印刷
   指定手段により両面印刷が指定され且つ前記判別手段に
   より当該印刷装置が前記指定されたサイズの略２倍のサ
   イズの記録紙に印刷可能であると判別されたときには、
   前記両面印刷を指定された連続した複数頁分の画像情報
   を２頁分ずつ前記指定されたサイズの略２倍のサイズの
   記録紙の表面および裏面にそれぞれ印刷するように制御
   する制御手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
4. 【請求項４】 両面印刷を指定する両面印刷指定手段
   と、記録紙のサイズを指定するサイズ指定手段と、記録
   紙の綴じ方向を指定する綴じ代方向指定手段とを備えた
   印刷装置において、当該印刷装置が、前記サイズ指定手
   段により指定されたサイズの略２倍のサイズの記録紙に
   印刷可能か否かを判別する判別手段と、前記両面印刷指
   定手段により両面印刷が指定され且つ前記判別手段によ
   り当該印刷装置が前記指定されたサイズの略２倍のサイ
   ズの記録紙に印刷可能であると判別されたときには、前
   記両面印刷を指定された連続した複数頁分の画像情報を
   ２頁分ずつ前記指定されたサイズの略２倍のサイズの記
   録紙の表面および裏面にそれぞれ印刷するように制御す
   る第１の制御手段と、前記第１の制御手段による両面印
   刷の際に、前記綴じ代方向指定手段により指定された記
   録紙の綴じ代方向に対応して、前記複数頁分の画像情報
   の印刷方向および印刷位置、および綴じ代位置を決定す
   る第２の制御手段と備えたことを特徴とする印刷装置。