JPH08185252A - 多相位相式デジタイザのスキャニング方法 - Google Patents
多相位相式デジタイザのスキャニング方法Info
- Publication number
- JPH08185252A JPH08185252A JP33919394A JP33919394A JPH08185252A JP H08185252 A JPH08185252 A JP H08185252A JP 33919394 A JP33919394 A JP 33919394A JP 33919394 A JP33919394 A JP 33919394A JP H08185252 A JPH08185252 A JP H08185252A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】多相位相式デジタイザにおける励磁ペンの位置
する絶対領域を不感帯を作らずに確定するスキャニング
方法を提供する。 【構成】励磁ペンと、絶縁性シート上に並列配置した複
数本のセレクト導体により形成される検出ループと、励
磁ペンの発生する磁束によって検出ループに誘起される
電圧を処理する信号処理手段とを具備し、セレクト導体
X1,X2,・・・,XNを所定のピッチ毎に一方が共
通でもう一方をスイッチング回路に接続するよう配設
し、導体X1,X2,・・・,XNのなかの(N−2)
本目とN本目(Nは3以上の整数)で形成される絶対領
域B1,B2,・・,B(N−1)のなかの2つの絶対
領域に対応する検出ループS1,S2,・・・,S(N
−2)を順次選択するようスキャニングし、その検出ル
ープに発生する誘起電圧から励磁ペン5の絶対領域を確
定する。
する絶対領域を不感帯を作らずに確定するスキャニング
方法を提供する。 【構成】励磁ペンと、絶縁性シート上に並列配置した複
数本のセレクト導体により形成される検出ループと、励
磁ペンの発生する磁束によって検出ループに誘起される
電圧を処理する信号処理手段とを具備し、セレクト導体
X1,X2,・・・,XNを所定のピッチ毎に一方が共
通でもう一方をスイッチング回路に接続するよう配設
し、導体X1,X2,・・・,XNのなかの(N−2)
本目とN本目(Nは3以上の整数)で形成される絶対領
域B1,B2,・・,B(N−1)のなかの2つの絶対
領域に対応する検出ループS1,S2,・・・,S(N
−2)を順次選択するようスキャニングし、その検出ル
ープに発生する誘起電圧から励磁ペン5の絶対領域を確
定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導方式で多相位
相式のデジタイザにおいて、励磁コイルを具備した励磁
ペンが位置する絶対領域を確定するためのスキャニング
方法に関するものである。
相式のデジタイザにおいて、励磁コイルを具備した励磁
ペンが位置する絶対領域を確定するためのスキャニング
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導方式で多相位相式デジタイザに
おいて、励磁ペンの位置する絶対領域を確定するのに従
来より多用されているスキャニング方法を図5により説
明する。なお、説明を簡単にするため、図にはデジタイ
ザの構成と説明に必要な部分のみ図示している。図にお
いて、1は絶縁性シート(図示せず)上に配設されるX
軸方向のセンサ線であり、X1,X2,X3,X4,X
5はそれぞれX軸方向のセレクト導体である。また、B
1,B2,B3,B4はセレクト導体X1とX2、X2
とX3、X3とX4、X4とX5によりそれぞれ形成さ
れる絶対領域である。また、S1,S2,S3,S4は
セレクト導体X1とX2、X2とX3、X3とX4、X
4とX5によりそれぞれ囲まれるてなる検出ループであ
る。また、5は発振回路(図示せず)に接続されて励磁
コイル(図示せず)を具備する励磁ペンである。
おいて、励磁ペンの位置する絶対領域を確定するのに従
来より多用されているスキャニング方法を図5により説
明する。なお、説明を簡単にするため、図にはデジタイ
ザの構成と説明に必要な部分のみ図示している。図にお
いて、1は絶縁性シート(図示せず)上に配設されるX
軸方向のセンサ線であり、X1,X2,X3,X4,X
5はそれぞれX軸方向のセレクト導体である。また、B
1,B2,B3,B4はセレクト導体X1とX2、X2
とX3、X3とX4、X4とX5によりそれぞれ形成さ
れる絶対領域である。また、S1,S2,S3,S4は
セレクト導体X1とX2、X2とX3、X3とX4、X
4とX5によりそれぞれ囲まれるてなる検出ループであ
る。また、5は発振回路(図示せず)に接続されて励磁
コイル(図示せず)を具備する励磁ペンである。
【0003】なお、これらのセンサ線1とセレクト導体
X1,X2,X3,X4,X5は絶縁性シート上に互い
に接触しないよう並列配置されてデジタイザを構成する
ものである。また、複数本のセレクト導体X1,X2,
X3,X4,X5は、図示する如く、所定のピッチP毎
に一方が共通でもう一方をスイッチング回路6に接続さ
れている。
X1,X2,X3,X4,X5は絶縁性シート上に互い
に接触しないよう並列配置されてデジタイザを構成する
ものである。また、複数本のセレクト導体X1,X2,
X3,X4,X5は、図示する如く、所定のピッチP毎
に一方が共通でもう一方をスイッチング回路6に接続さ
れている。
【0004】ここで、励磁ペン5の位置する絶対領域を
確定するためのスキャニングは次のようにして行われ
る。例えば、複数本のセレクト導体X1,X2,X3,
X4,X5のうちの1本目と2本目、2本目と3本目、
3本目と4本目、4本目と5本目を順次切り換え、スイ
ッチング回路6に接続する。この時、励磁ペン5の発生
する磁束によってこれらのセレクト導体により形成され
る検出ループS1,S2,S3,S4に誘起される電圧
を信号処理手段(図示せず)で検出することにより、前
記励磁ペン5が位置する絶対領域を確定していた。この
場合、励磁ペン5の位置する絶対領域を確定するにあた
って、各検出ループS1,S2,S3,S4に対応する
絶対領域B1,B2,B3,B4は、セレクト導体の
(N−1)本目とN本目で囲まれた検出ループに対応す
る1つの絶対領域だけである。
確定するためのスキャニングは次のようにして行われ
る。例えば、複数本のセレクト導体X1,X2,X3,
X4,X5のうちの1本目と2本目、2本目と3本目、
3本目と4本目、4本目と5本目を順次切り換え、スイ
ッチング回路6に接続する。この時、励磁ペン5の発生
する磁束によってこれらのセレクト導体により形成され
る検出ループS1,S2,S3,S4に誘起される電圧
を信号処理手段(図示せず)で検出することにより、前
記励磁ペン5が位置する絶対領域を確定していた。この
場合、励磁ペン5の位置する絶対領域を確定するにあた
って、各検出ループS1,S2,S3,S4に対応する
絶対領域B1,B2,B3,B4は、セレクト導体の
(N−1)本目とN本目で囲まれた検出ループに対応す
る1つの絶対領域だけである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より行
われている励磁ペンの位置する絶対領域を確定する方法
では、励磁ペンの位置する絶対領域を確定することので
きない絶対領域(以下、不感帯と称する。)が存在して
しまう難点があった。この理由は、励磁ペンが所定のピ
ッチP毎に一方が共通でもう一方がスイッチング回路に
接続されたセレクト導体上に位置した場合には、励磁ペ
ンの発生する磁束による電圧が各検出ループに誘起され
ないためである。従って、それぞれの検出ループに対応
する1つの絶対領域のなかのどの絶対領域なのかを確定
することは不可能であった。
われている励磁ペンの位置する絶対領域を確定する方法
では、励磁ペンの位置する絶対領域を確定することので
きない絶対領域(以下、不感帯と称する。)が存在して
しまう難点があった。この理由は、励磁ペンが所定のピ
ッチP毎に一方が共通でもう一方がスイッチング回路に
接続されたセレクト導体上に位置した場合には、励磁ペ
ンの発生する磁束による電圧が各検出ループに誘起され
ないためである。従って、それぞれの検出ループに対応
する1つの絶対領域のなかのどの絶対領域なのかを確定
することは不可能であった。
【0006】本発明はこれら難点が解消し、電磁誘導方
式で多相位相式のデジタイザにおける不感帯を補うこと
ができ、デジタイザ上で励磁ペンの位置する絶対領域を
確定することができるスキャニング方法を提供するもの
である。
式で多相位相式のデジタイザにおける不感帯を補うこと
ができ、デジタイザ上で励磁ペンの位置する絶対領域を
確定することができるスキャニング方法を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】発振回路に接続された励
磁コイルを具備する励磁ペンと、絶縁性シート上のX軸
方向およびY軸方向に互いに接触しないよう並列配置さ
れた複数本のセレクト導体により形成される検出ループ
と、前記励磁ペンの発生する磁束によって前記検出ルー
プに誘起される電圧を処理する信号処理手段とを具備
し、前記励磁ペンが位置する絶対領域を確定するための
スキャニング方法であって、前記セレクト導体は所定の
ピッチ毎に一方が共通でもう一方がスイッチング回路に
接続されるよう配設せしめ、前記複数本のセレクト導体
のなかの(N−2)本目とN本目(Nは3以上の整数)
で形成されて2つの絶対領域に対応する検出ループを順
次選択し、前記検出ループに発生する誘起電圧から励磁
ペンがどの絶対領域に位置するかを確定する。
磁コイルを具備する励磁ペンと、絶縁性シート上のX軸
方向およびY軸方向に互いに接触しないよう並列配置さ
れた複数本のセレクト導体により形成される検出ループ
と、前記励磁ペンの発生する磁束によって前記検出ルー
プに誘起される電圧を処理する信号処理手段とを具備
し、前記励磁ペンが位置する絶対領域を確定するための
スキャニング方法であって、前記セレクト導体は所定の
ピッチ毎に一方が共通でもう一方がスイッチング回路に
接続されるよう配設せしめ、前記複数本のセレクト導体
のなかの(N−2)本目とN本目(Nは3以上の整数)
で形成されて2つの絶対領域に対応する検出ループを順
次選択し、前記検出ループに発生する誘起電圧から励磁
ペンがどの絶対領域に位置するかを確定する。
【0008】
【作用】本発明においては、複数本のセレクト導体のな
かの(N−2)本目とN本目(Nは3以上の整数)で形
成されて2つの絶対領域に対応する検出ループを順次選
択するようスキャニングするので各スキャニングで2つ
の絶対領域が選択されるほか、順次行われるスキャニン
グに共通の絶対領域が必ず存在するので、励磁ペンがセ
レクト導体上にあっても、励磁ペンが位置する絶対領域
を確定することができる。なお、このスキャニング方法
はROM内に記憶させ制御すればよい。
かの(N−2)本目とN本目(Nは3以上の整数)で形
成されて2つの絶対領域に対応する検出ループを順次選
択するようスキャニングするので各スキャニングで2つ
の絶対領域が選択されるほか、順次行われるスキャニン
グに共通の絶対領域が必ず存在するので、励磁ペンがセ
レクト導体上にあっても、励磁ペンが位置する絶対領域
を確定することができる。なお、このスキャニング方法
はROM内に記憶させ制御すればよい。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるスキャニング方法を図に
沿って説明する。なお、説明を簡単にするため、デジタ
イザの構成に最低限必要な部分のみを図示している。図
1は電磁誘導方式で多相位相式のデジタイザの要部構成
を示す説明図であり、図2はX軸方向のセレクト導体を
示す説明図、図3と図4は励磁ペンが存在する絶対的な
領域を確定するためのスキャニング方法をX軸方向のセ
レクト導体を使って説明するため図である。図におい
て、X0,Y0は絶縁性シート上のX軸方向およびY軸
方向に互いに接触しないよう並列配置されるX,Y軸方
向のセレクト導体群、1,2はX軸方向のセンサ線、
3,4はY軸方向のセンサ線であり、それぞれ説明を簡
単にするため必要な部分のみ分割して表示してある。
沿って説明する。なお、説明を簡単にするため、デジタ
イザの構成に最低限必要な部分のみを図示している。図
1は電磁誘導方式で多相位相式のデジタイザの要部構成
を示す説明図であり、図2はX軸方向のセレクト導体を
示す説明図、図3と図4は励磁ペンが存在する絶対的な
領域を確定するためのスキャニング方法をX軸方向のセ
レクト導体を使って説明するため図である。図におい
て、X0,Y0は絶縁性シート上のX軸方向およびY軸
方向に互いに接触しないよう並列配置されるX,Y軸方
向のセレクト導体群、1,2はX軸方向のセンサ線、
3,4はY軸方向のセンサ線であり、それぞれ説明を簡
単にするため必要な部分のみ分割して表示してある。
【0010】また、ここでは励磁ペン5の絶対領域を検
知するためのスキャニング方法を説明するだけなので、
X,Y軸方向のセレクト導体群X0,Y0のうちのX軸
方向のセレクト導体X1,X2,X3,・・・・,XN
のみ使って説明する。一方、B1,B2,B3,・・・
・,B(N−1)は、セレクト導体X1,X2,X3,
・・・・,XNのうちの2本のセレクト導体X1とX
2、X2とX3、・・・・X(N−1)とXNにより囲
まれた絶対領域を示しており、S1,S2,S3,・・
・・,S(N−2)はセレクト導体X1とX3、X2と
X4、X3とX5、X4とX6、・・・・X(N−2)
とXNにより形成される検出ループを示すとともに、そ
れぞれ2つの絶対領域B1とB2、B2とB3、・・・
・,B(N−2)とB(N−1)からなる検出ループを
スイッチング回路6により順次切り換えるスキャニング
の順番を示しいる。
知するためのスキャニング方法を説明するだけなので、
X,Y軸方向のセレクト導体群X0,Y0のうちのX軸
方向のセレクト導体X1,X2,X3,・・・・,XN
のみ使って説明する。一方、B1,B2,B3,・・・
・,B(N−1)は、セレクト導体X1,X2,X3,
・・・・,XNのうちの2本のセレクト導体X1とX
2、X2とX3、・・・・X(N−1)とXNにより囲
まれた絶対領域を示しており、S1,S2,S3,・・
・・,S(N−2)はセレクト導体X1とX3、X2と
X4、X3とX5、X4とX6、・・・・X(N−2)
とXNにより形成される検出ループを示すとともに、そ
れぞれ2つの絶対領域B1とB2、B2とB3、・・・
・,B(N−2)とB(N−1)からなる検出ループを
スイッチング回路6により順次切り換えるスキャニング
の順番を示しいる。
【0011】本発明のスキャニング方法では、X軸方向
のセレクト導体のうちの2本によって囲まれて2つの絶
対領域B1とB2、B2とB3、・・・・,B(N−
2)とB(N−1)により形成される検出ループS1、
S2、・・・S(N−2)・S1・・・がスイッチング
回路6により順次切り換えられスキャニングされる。な
お、スキャニングの順序はS1、S2、・・・S(N−
2)・S1・・・で規則的に繰り返して切り換えられ
る。そして、例えば、図3に図示する如く、励磁ペン5
が絶対領域B2に位置する場合は、次のようにしてスキ
ャニングが行われる。即ち、セレクト導体うちのX1と
X3、X2とX4、X3とX5の2本づつを同時に順次
スイッチング回路6により切り換え、2本のセレクト導
体X1とX3、X2とX4、X3とX5により形成され
る検出ループS1、S2、S3、・・・S(N−2)を
順次スキャンニングする。
のセレクト導体のうちの2本によって囲まれて2つの絶
対領域B1とB2、B2とB3、・・・・,B(N−
2)とB(N−1)により形成される検出ループS1、
S2、・・・S(N−2)・S1・・・がスイッチング
回路6により順次切り換えられスキャニングされる。な
お、スキャニングの順序はS1、S2、・・・S(N−
2)・S1・・・で規則的に繰り返して切り換えられ
る。そして、例えば、図3に図示する如く、励磁ペン5
が絶対領域B2に位置する場合は、次のようにしてスキ
ャニングが行われる。即ち、セレクト導体うちのX1と
X3、X2とX4、X3とX5の2本づつを同時に順次
スイッチング回路6により切り換え、2本のセレクト導
体X1とX3、X2とX4、X3とX5により形成され
る検出ループS1、S2、S3、・・・S(N−2)を
順次スキャンニングする。
【0012】従って、励磁ペン5が領域B2に位置する
場合には、スキャンニングのS1とS2の両方におい
て、セレクト導体X1とX3の2本によって囲まれた絶
対領域B1とB2からなる検出ループおよびセレクト導
体X2とX4の2本によって囲まれた絶対領域B2とB
3からなる検出ループにおいて誘起電圧が発生する。と
ころが、スキャンニングS1,S2の両方に共通な絶対
領域はB2のみなので励磁ペン5の位置する絶対領域は
B2であることが確定される。
場合には、スキャンニングのS1とS2の両方におい
て、セレクト導体X1とX3の2本によって囲まれた絶
対領域B1とB2からなる検出ループおよびセレクト導
体X2とX4の2本によって囲まれた絶対領域B2とB
3からなる検出ループにおいて誘起電圧が発生する。と
ころが、スキャンニングS1,S2の両方に共通な絶対
領域はB2のみなので励磁ペン5の位置する絶対領域は
B2であることが確定される。
【0013】一方、図4に図示する如く、励磁ペン5が
絶対領域B1に位置する場合は、励磁ペン5が位置する
絶対的な絶対領域を検知するため、次のようなスキャニ
ングが行われる。即ち、セレクト導体うちのX1とX
3、X2とX4の2本づつを同時に順次スイッチング回
路6により切り換え、2本のセレクト導体X1とX3に
より囲まれた絶対領域B1とB2からなる検出ループお
よび2本のセレクト導体X2とX4により囲まれた絶対
領域B2とB3からなる検出ループをS1,S2の順に
順次スキャンニングする。
絶対領域B1に位置する場合は、励磁ペン5が位置する
絶対的な絶対領域を検知するため、次のようなスキャニ
ングが行われる。即ち、セレクト導体うちのX1とX
3、X2とX4の2本づつを同時に順次スイッチング回
路6により切り換え、2本のセレクト導体X1とX3に
より囲まれた絶対領域B1とB2からなる検出ループお
よび2本のセレクト導体X2とX4により囲まれた絶対
領域B2とB3からなる検出ループをS1,S2の順に
順次スキャンニングする。
【0014】この場合には、スキャンニングのS1にお
いて、セレクト導体X1とX3によって囲まれた絶対領
域B1とB2からなる検出ループにおいてのみ誘起電圧
が発生し、スキャンニングのS2のセレクト導体X2と
X4に囲まれた絶対領域B2とB3からなる検出ループ
には誘起電圧が発生しない。従って、スキャンニングS
1,S2の両方に共通でなく、スキャンニングS1にの
み関係して誘起電圧が発生した絶対領域はB1のみなの
で励磁ペン5の位置する絶対領域がB1であることが確
定される。
いて、セレクト導体X1とX3によって囲まれた絶対領
域B1とB2からなる検出ループにおいてのみ誘起電圧
が発生し、スキャンニングのS2のセレクト導体X2と
X4に囲まれた絶対領域B2とB3からなる検出ループ
には誘起電圧が発生しない。従って、スキャンニングS
1,S2の両方に共通でなく、スキャンニングS1にの
み関係して誘起電圧が発生した絶対領域はB1のみなの
で励磁ペン5の位置する絶対領域がB1であることが確
定される。
【0015】このように、本発明によるスキャニング方
法においては、スキャンニングにおける各検出ループを
2つの絶対領域で構成したので、励磁ペンの位置する絶
対領域が確実に確定されるものである。なお、このスキ
ャニング方法はROM等に記憶させ、制御するものであ
る。
法においては、スキャンニングにおける各検出ループを
2つの絶対領域で構成したので、励磁ペンの位置する絶
対領域が確実に確定されるものである。なお、このスキ
ャニング方法はROM等に記憶させ、制御するものであ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、複数本のセレクト導体
のなかの(N−2)本目とN本目(Nは3以上の整数)
で形成され、2つの絶対領域に対応する検出ループを順
次選択してスキャニングするという簡便な手段により、
従来のスキャニング方法では補うことが困難であった不
感帯を補うことが可能になった。この結果、多相位相方
式のデジタイザに好適で信頼性が向上した座標入力装置
が得られる。
のなかの(N−2)本目とN本目(Nは3以上の整数)
で形成され、2つの絶対領域に対応する検出ループを順
次選択してスキャニングするという簡便な手段により、
従来のスキャニング方法では補うことが困難であった不
感帯を補うことが可能になった。この結果、多相位相方
式のデジタイザに好適で信頼性が向上した座標入力装置
が得られる。
【図1】電磁誘導方式で多相位相式のデジタイザの構成
の要部の構成を示す説明図である。
の要部の構成を示す説明図である。
【図2】X軸方向のセレクト線を示す説明図である。
【図3】励磁ペンの絶対的な領域を検知するスキャニン
グ方法をX軸方向のセレクト線を使って説明するための
図である。
グ方法をX軸方向のセレクト線を使って説明するための
図である。
【図4】励磁ペンの絶対領域を検知するスキャニング方
法をX軸方向のセレクト線を使って説明するための図で
ある。
法をX軸方向のセレクト線を使って説明するための図で
ある。
【図5】従来のスキャニング方法を説明するための図で
ある。
ある。
1,2 X軸方向センサ線 3,4 Y軸方向センサ線 5 励磁ペン 6 スイッチング回路 X0,Y0 セレクト導体群 X1,X2,X3,X4,X5,・・・X(N−1),
XN X軸方向セレクト導体 B1,B2,B3,B4,B5,・・・B(N−1)
絶対領域 S1,S2,S3,S4,S5,・・・S(N−1)
検出ループ
XN X軸方向セレクト導体 B1,B2,B3,B4,B5,・・・B(N−1)
絶対領域 S1,S2,S3,S4,S5,・・・S(N−1)
検出ループ
Claims (1)
- 【請求項1】 発振回路に接続される励磁コイルを具備
する励磁ペンと、絶縁性シート上のX軸方向およびY軸
方向に互いに接触しないよう並列配置された複数本のセ
レクト導体により形成される検出ループと、前記励磁ペ
ンの発生する磁束によって前記検出ループに誘起される
電圧を処理する信号処理手段とを具備し、前記励磁ペン
が位置する絶対領域を確定するためのスキャニング方法
であって、前記セレクト導体は所定のピッチ毎に一方が
共通でもう一方がスイッチング回路に接続されるよう配
設せしめ、前記複数本のセレクト導体のなかの(N−
2)本目とN本目(Nは3以上の整数)で形成されて2
つの絶対領域に対応する検出ループを順次選択し、前記
検出ループに発生する誘起電圧から励磁ペンの位置する
絶対領域を確定することを特徴とする多相位相式デジタ
イザのスキャニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33919394A JPH08185252A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 多相位相式デジタイザのスキャニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33919394A JPH08185252A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 多相位相式デジタイザのスキャニング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08185252A true JPH08185252A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18325122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33919394A Pending JPH08185252A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 多相位相式デジタイザのスキャニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08185252A (ja) |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP33919394A patent/JPH08185252A/ja active Pending
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