JPH08185216A - 工具姿勢パラメータ設定方法及びロボット制御装置 - Google Patents
工具姿勢パラメータ設定方法及びロボット制御装置Info
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- JPH08185216A JPH08185216A JP32701994A JP32701994A JPH08185216A JP H08185216 A JPH08185216 A JP H08185216A JP 32701994 A JP32701994 A JP 32701994A JP 32701994 A JP32701994 A JP 32701994A JP H08185216 A JPH08185216 A JP H08185216A
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- flange
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工具姿勢パラメータの簡単且つ高精度な設
定。 【構成】 ロボットに姿勢を教示して、工具アプローチ
方向が鉛直下方向または鉛直上方向に向く工具姿勢を設
定し(ステップS1)、設定した工具姿勢でのフランジ
姿勢のデータからフランジ座標系における工具アプロー
チ方向の単位ベクトル fAt * を求め(ステップS2〜
S3)、この単位ベクトル fAt * とフランジアプロー
チ方向の単位ベクトル fAf * とから工具オリエント方
向の単位ベクトル fOt * を算出し(ステップS4〜S
6)、次いで両単位ベクトル fAt * と fOt * から工
具ノーマル方向の単位ベクトル fNt * を算出し(ステ
ップS7)、 fAt * , fOt * 及び fNt * を工具姿
勢パラメータとして設定する(ステップS8)。
定。 【構成】 ロボットに姿勢を教示して、工具アプローチ
方向が鉛直下方向または鉛直上方向に向く工具姿勢を設
定し(ステップS1)、設定した工具姿勢でのフランジ
姿勢のデータからフランジ座標系における工具アプロー
チ方向の単位ベクトル fAt * を求め(ステップS2〜
S3)、この単位ベクトル fAt * とフランジアプロー
チ方向の単位ベクトル fAf * とから工具オリエント方
向の単位ベクトル fOt * を算出し(ステップS4〜S
6)、次いで両単位ベクトル fAt * と fOt * から工
具ノーマル方向の単位ベクトル fNt * を算出し(ステ
ップS7)、 fAt * , fOt * 及び fNt * を工具姿
勢パラメータとして設定する(ステップS8)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボット手先(ハン
ド)のフランジに取り付けられる工具の、フランジ座標
系における姿勢をロボット制御装置にパラメータとして
設定するための技術に関する。
ド)のフランジに取り付けられる工具の、フランジ座標
系における姿勢をロボット制御装置にパラメータとして
設定するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用等のロボットの手先に工具を取り
付けて作業を行わせようとする場合、工具アプローチ方
向などの工具姿勢をパラメータとしてロボット制御装置
に設定しておくと便利なことが多い。例えば、ロボット
手先を工具アプローチ方向に沿って移動させたり、工具
アプローチ方向を作業座標軸に合致させたりすることが
容易になり、ロボットへの作業の教示が簡単になる。
付けて作業を行わせようとする場合、工具アプローチ方
向などの工具姿勢をパラメータとしてロボット制御装置
に設定しておくと便利なことが多い。例えば、ロボット
手先を工具アプローチ方向に沿って移動させたり、工具
アプローチ方向を作業座標軸に合致させたりすることが
容易になり、ロボットへの作業の教示が簡単になる。
【0003】従来は、工具アプローチ方向をパラメータ
としてロボット制御装置に設定する場合、下記,の
方法が採用されている。 工具をロボット手先に取り付けた後、工具アプロー
チ方向のフランジ座標系における各成分を人間が実測
し、設定を行う。 工具及びロボット手先の図面上の寸法等から工具ア
プローチ方向のフランジ座標系における各成分を人間が
計算により求め、設定を行う。
としてロボット制御装置に設定する場合、下記,の
方法が採用されている。 工具をロボット手先に取り付けた後、工具アプロー
チ方向のフランジ座標系における各成分を人間が実測
し、設定を行う。 工具及びロボット手先の図面上の寸法等から工具ア
プローチ方向のフランジ座標系における各成分を人間が
計算により求め、設定を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実測による方
法では、空間中に浮いた状態での測定となるから、誤
差が発生し易い。また、図面上の寸法等から算出する方
法では、使用中に衝突等により工具取付部に位置ずれ
が生じた場合は、実測により工具アプローチ方向を求め
る必要がある。更に、工具アプローチ方向だけでなく、
工具オリエント方向の各成分をロボット制御装置に設定
する場合にも、同様な問題がある。
法では、空間中に浮いた状態での測定となるから、誤
差が発生し易い。また、図面上の寸法等から算出する方
法では、使用中に衝突等により工具取付部に位置ずれ
が生じた場合は、実測により工具アプローチ方向を求め
る必要がある。更に、工具アプローチ方向だけでなく、
工具オリエント方向の各成分をロボット制御装置に設定
する場合にも、同様な問題がある。
【0005】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
決した工具姿勢パラメータ設定方法及びロボット制御装
置を提供することを目的とする。
決した工具姿勢パラメータ設定方法及びロボット制御装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の工具姿勢パラメータ設定方法は、ロボット手先のフ
ランジに工具が取り付けられるロボットに姿勢を教示し
て、工具アプローチ方向、工具オリエント方向及び工具
ノーマル方向のうち一方向がロボット座標系で所定の教
示方向に向く工具姿勢を設定すること、及び設定した工
具姿勢でのフランジ姿勢のロボット座標系におけるデー
タから、フランジ座標系における工具姿勢を求め、パラ
メータとして設定することを特徴とするものである。
明の工具姿勢パラメータ設定方法は、ロボット手先のフ
ランジに工具が取り付けられるロボットに姿勢を教示し
て、工具アプローチ方向、工具オリエント方向及び工具
ノーマル方向のうち一方向がロボット座標系で所定の教
示方向に向く工具姿勢を設定すること、及び設定した工
具姿勢でのフランジ姿勢のロボット座標系におけるデー
タから、フランジ座標系における工具姿勢を求め、パラ
メータとして設定することを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の他の方法は、上記方法に与
えて、前記一方向が工具アプローチ方向であり、前記教
示方向が鉛直下方向あるいは鉛直上方向であり、且つ、
フランジ座標系における前記工具姿勢が工具アプローチ
方向の単位ベクトルAt * であること;フランジ座標系
をフランジアプローチ方向Af と、フランジオリエント
方向Of と、フランジノーマル方向Nf とを座標軸とす
る三次元直交座標系(Af ,Of ,Nf )として前記工
具アプローチ方向の単位ベクトルAt * を、 fAt * =
(A1 ,A2 ,A3 )と記述するとき;ロボット座標系
におけるフランジ姿勢のデータから、フランジアプロー
チ方向の単位ベクトル wAf * の鉛直軸方向の成分c
と、フランジオリエント方向の単位ベクトル wOf * の
鉛直軸方向の成分fと、フランジノーマル方向の単位ベ
クトル WNf * の鉛直軸方向の成分iとを求め;フラン
ジ座標系における工具アプローチ方向の単位ベクトル f
At * を、教示方向が鉛直下方向の場合はA1 =−c,
A2 =−f,A3 =−iとして求め、教示方向が鉛直上
方向の場合はA1 =c,A2 =f,A3 =iとして求め
ること;を特徴とする。
えて、前記一方向が工具アプローチ方向であり、前記教
示方向が鉛直下方向あるいは鉛直上方向であり、且つ、
フランジ座標系における前記工具姿勢が工具アプローチ
方向の単位ベクトルAt * であること;フランジ座標系
をフランジアプローチ方向Af と、フランジオリエント
方向Of と、フランジノーマル方向Nf とを座標軸とす
る三次元直交座標系(Af ,Of ,Nf )として前記工
具アプローチ方向の単位ベクトルAt * を、 fAt * =
(A1 ,A2 ,A3 )と記述するとき;ロボット座標系
におけるフランジ姿勢のデータから、フランジアプロー
チ方向の単位ベクトル wAf * の鉛直軸方向の成分c
と、フランジオリエント方向の単位ベクトル wOf * の
鉛直軸方向の成分fと、フランジノーマル方向の単位ベ
クトル WNf * の鉛直軸方向の成分iとを求め;フラン
ジ座標系における工具アプローチ方向の単位ベクトル f
At * を、教示方向が鉛直下方向の場合はA1 =−c,
A2 =−f,A3 =−iとして求め、教示方向が鉛直上
方向の場合はA1 =c,A2 =f,A3 =iとして求め
ること;を特徴とする。
【0008】更に他の方法は、上記方法に加えて、フラ
ンジ座標系における工具アプローチ方向の単位ベクトル
fAt * のフランジアプローチ方向成分A1 を用いて、
θ=cos-1A1 なる演算によりフランジアプローチ方向
の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の単位ベク
トルAt * のなす角θを算出し、これらフランジアプロ
ーチ方向の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の
単位ベクトルAt * とに垂直なベクトルの回りに、フラ
ンジオリエント方向の単位ベクトルOf * を角度θ回転
することによりフランジ座標系における工具オリエント
方向の単位ベクトル fOt * を算出し、これをパラメー
タとして設定することを特徴とする。
ンジ座標系における工具アプローチ方向の単位ベクトル
fAt * のフランジアプローチ方向成分A1 を用いて、
θ=cos-1A1 なる演算によりフランジアプローチ方向
の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の単位ベク
トルAt * のなす角θを算出し、これらフランジアプロ
ーチ方向の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の
単位ベクトルAt * とに垂直なベクトルの回りに、フラ
ンジオリエント方向の単位ベクトルOf * を角度θ回転
することによりフランジ座標系における工具オリエント
方向の単位ベクトル fOt * を算出し、これをパラメー
タとして設定することを特徴とする。
【0009】また更に他の方法は、上記方法に加えて、
工具アプローチ方向の単位ベクトルAt * と工具オリエ
ント方向の単位ベクトルOt * とから、両単位ベクトル
に垂直なフランジ座標系における単位ベクトル fNt *
を算出し、これを工具ノーマル方向のパラメータとして
設定することを特徴とする。
工具アプローチ方向の単位ベクトルAt * と工具オリエ
ント方向の単位ベクトルOt * とから、両単位ベクトル
に垂直なフランジ座標系における単位ベクトル fNt *
を算出し、これを工具ノーマル方向のパラメータとして
設定することを特徴とする。
【0010】一方、上記目的を達成する本発明のロボッ
ト制御装置は、ロボット手先のフランジに工具が取り付
けられるロボットの位置と姿勢を制御するロボット制御
装置において:工具アプローチ方向,工具オリエント方
向及び工具ノーマル方向のうち一方向が所定の教示方向
を向く工具姿勢を設定した教示データにより、ロボット
に姿勢を教示する教示部と;ロボット座標系でのフラン
ジの姿勢を検出する検出部と;この検出部により得られ
たフランジ姿勢のデータから、フランジ座標系における
工具姿勢を求め、パラメータとして設定する設定部と;
を具備することを特徴とするものである。
ト制御装置は、ロボット手先のフランジに工具が取り付
けられるロボットの位置と姿勢を制御するロボット制御
装置において:工具アプローチ方向,工具オリエント方
向及び工具ノーマル方向のうち一方向が所定の教示方向
を向く工具姿勢を設定した教示データにより、ロボット
に姿勢を教示する教示部と;ロボット座標系でのフラン
ジの姿勢を検出する検出部と;この検出部により得られ
たフランジ姿勢のデータから、フランジ座標系における
工具姿勢を求め、パラメータとして設定する設定部と;
を具備することを特徴とするものである。
【0011】また本発明の他の装置は、上記構成に加え
て、前記一方向が工具アプローチ方向であり、前記教示
方向が鉛直下方向あるいは鉛直上方向であり、且つ、フ
ランジ座標系における前記工具姿勢が工具アプローチ方
向の単位ベクトルAt * であること;同単位ベクトルA
t * の各成分A1 ,A2 及びA3 をそれぞれ教示方向が
鉛直下方向の場合はA1 =−c,A2 =−f及びA3 =
−iとし、教示方向が鉛直上方向の場合はA1 =c,A
2 =f及びA3 =iとすること;を特徴とする。但し、
フランジ座標系をフランジアプローチ方向Af と、フラ
ンジオリエント方向Of と、フランジノーマル方向Nf
とを座標軸とする三次元直交座標系(A f ,Of ,
Nf )として前記工具アプローチ方向の単位ベクトルA
t * を、フランジ座標系で fAt * =(A1 ,A2 ,A
3 )と記述し、c,f及びiはそれぞれロボット座標系
におけるフランジ姿勢のデータのうち、フランジアプロ
ーチ方向の単位ベクトル wAf * の鉛直軸方向の成分
c,フランジオリエント方向の単位ベクトル wOf * の
鉛直軸方向の成分f及びフランジノーマル方向の単位ベ
クトル wNf * の鉛直軸方向の成分iである。
て、前記一方向が工具アプローチ方向であり、前記教示
方向が鉛直下方向あるいは鉛直上方向であり、且つ、フ
ランジ座標系における前記工具姿勢が工具アプローチ方
向の単位ベクトルAt * であること;同単位ベクトルA
t * の各成分A1 ,A2 及びA3 をそれぞれ教示方向が
鉛直下方向の場合はA1 =−c,A2 =−f及びA3 =
−iとし、教示方向が鉛直上方向の場合はA1 =c,A
2 =f及びA3 =iとすること;を特徴とする。但し、
フランジ座標系をフランジアプローチ方向Af と、フラ
ンジオリエント方向Of と、フランジノーマル方向Nf
とを座標軸とする三次元直交座標系(A f ,Of ,
Nf )として前記工具アプローチ方向の単位ベクトルA
t * を、フランジ座標系で fAt * =(A1 ,A2 ,A
3 )と記述し、c,f及びiはそれぞれロボット座標系
におけるフランジ姿勢のデータのうち、フランジアプロ
ーチ方向の単位ベクトル wAf * の鉛直軸方向の成分
c,フランジオリエント方向の単位ベクトル wOf * の
鉛直軸方向の成分f及びフランジノーマル方向の単位ベ
クトル wNf * の鉛直軸方向の成分iである。
【0012】更に他の装置は、上記構成に加えて、フラ
ンジ座標系における工具アプローチ方向の単位ベクトル
fAt * のフランジアプローチ方向成分A1 を用いて、
θ=cos-1A1 なる演算によりフランジアプローチ方向
の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の単位ベク
トルAt * のなす角θを算出し、これらフランジアプロ
ーチ方向の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の
単位ベクトルAt * とに垂直なベクトルV* をV* =A
f * ×At * なる演算により算出し、このベクトルV*
の回りにフランジオリエント方向の単位ベクトルOf *
を角度θ回転させる演算によりフランジ座標系における
工具オリエント方向の単位ベクトル fO t * を算出し、
これをパラメータとして設定する工具オリエント方向設
定部を具備することを特徴とする。
ンジ座標系における工具アプローチ方向の単位ベクトル
fAt * のフランジアプローチ方向成分A1 を用いて、
θ=cos-1A1 なる演算によりフランジアプローチ方向
の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の単位ベク
トルAt * のなす角θを算出し、これらフランジアプロ
ーチ方向の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の
単位ベクトルAt * とに垂直なベクトルV* をV* =A
f * ×At * なる演算により算出し、このベクトルV*
の回りにフランジオリエント方向の単位ベクトルOf *
を角度θ回転させる演算によりフランジ座標系における
工具オリエント方向の単位ベクトル fO t * を算出し、
これをパラメータとして設定する工具オリエント方向設
定部を具備することを特徴とする。
【0013】また更に他の装置は、上記構成に加えて、
工具アプローチ方向の単位ベクトルAt * と工具オリエ
ント方向の単位ベクトルOt * とから、両単位ベクトル
に垂直なフランジ座標系における単位ベクトル fNt *
を fNt * =At * ×Ot *なる演算により算出し、こ
れを工具ノーマル方向のパラメータとして設定する工具
ノーマル方向設定部を具備することを特徴とする。
工具アプローチ方向の単位ベクトルAt * と工具オリエ
ント方向の単位ベクトルOt * とから、両単位ベクトル
に垂直なフランジ座標系における単位ベクトル fNt *
を fNt * =At * ×Ot *なる演算により算出し、こ
れを工具ノーマル方向のパラメータとして設定する工具
ノーマル方向設定部を具備することを特徴とする。
【0014】
【作用】ロボットにおける工具姿勢のパラメータには工
具アプローチ方向の単位ベクトルAt * ,工具オリエン
ト方向の単位ベクトルOt * 及び工具ノーマル方向の単
位ベクトルNt * があり、これら3方向は互いに直交し
てさえいれば良い。直感的で判り良いため一般に工具ア
プローチ方向は工具がワークに作用する方向を取ること
が多い。なお、右肩の添字*はベクトルであることを示
している。
具アプローチ方向の単位ベクトルAt * ,工具オリエン
ト方向の単位ベクトルOt * 及び工具ノーマル方向の単
位ベクトルNt * があり、これら3方向は互いに直交し
てさえいれば良い。直感的で判り良いため一般に工具ア
プローチ方向は工具がワークに作用する方向を取ること
が多い。なお、右肩の添字*はベクトルであることを示
している。
【0015】このような工具姿勢のパラメータである各
単位ベクトルAt * ,Ot * 及びN t * は、ロボット手
先のフランジに固定した三次元直交座標系であるフラン
ジ座標系(Af ,Of ,Nf )で定義され、フランジ座
標系での各軸成分値を用いると、 fAt * =(A1 ,A
2 ,A3 )、 fOt * =(O1 ,O2 ,O3 )、 fN t
* =(N1 ,N2 ,N3 )と記述することができる。な
お、左肩の添字fはフランジ座標系での記述を表わして
いる。また、フランジ座標系は互いに直交するフランジ
アプローチ方向Af ,フランジオリエント方向Of 及び
フランジノーマル方向Nf を座標軸としており、A1 ,
O1 及びN1 はフランジアプローチ方向Af での成分
値、A2 ,O2 及びN2 はフランジオリエント方向Of
での成分値、A3 ,O3 及びN3 はフランジノーマル方
向Nf での成分値を表わしている。これら3方向も互い
に直交してさえいれば良い。一般には工具姿勢を定義し
易いように、また座標変換がし易いように、ロボットを
基準姿勢にした時の座標系と同じ方向を取ることが多
い。言うまでもないが、ベクトルそのものはAt * = f
At * 、Ot * = fOt * 、Nt * = fNt * である。
単位ベクトルAt * ,Ot * 及びN t * は、ロボット手
先のフランジに固定した三次元直交座標系であるフラン
ジ座標系(Af ,Of ,Nf )で定義され、フランジ座
標系での各軸成分値を用いると、 fAt * =(A1 ,A
2 ,A3 )、 fOt * =(O1 ,O2 ,O3 )、 fN t
* =(N1 ,N2 ,N3 )と記述することができる。な
お、左肩の添字fはフランジ座標系での記述を表わして
いる。また、フランジ座標系は互いに直交するフランジ
アプローチ方向Af ,フランジオリエント方向Of 及び
フランジノーマル方向Nf を座標軸としており、A1 ,
O1 及びN1 はフランジアプローチ方向Af での成分
値、A2 ,O2 及びN2 はフランジオリエント方向Of
での成分値、A3 ,O3 及びN3 はフランジノーマル方
向Nf での成分値を表わしている。これら3方向も互い
に直交してさえいれば良い。一般には工具姿勢を定義し
易いように、また座標変換がし易いように、ロボットを
基準姿勢にした時の座標系と同じ方向を取ることが多
い。言うまでもないが、ベクトルそのものはAt * = f
At * 、Ot * = fOt * 、Nt * = fNt * である。
【0016】一方、工具姿勢の各単位ベクトルAt * ,
Ot * 及びNt * は、ロボット座標系(X,Y,Z)で
の直交3軸Z,Y,Zの各成分値を用いれば、 wAt *
=(α,β,γ)、 wOt * =(δ,ε,ζ)、 wNt
* =(η,θ,ι)と記述することができる。なお、左
肩の添字wはロボット座標系での記述を表わしている。
従って、 fAt * と wAt * 、 fOt * と wOt * 、 f
Nt * と wNt * はそれぞれAt * 、Ot * 、Nt * と
同じベクトルであるが記述されている座標系が異なるの
で、成分が異なる。α,δ及びηはX軸の成分値、β,
ε及びθはY軸の成分値、γ,ζ及びιはZ軸の成分値
である。Z軸は鉛直方向の軸、X軸とY軸は水平面内の
直交2軸である。
Ot * 及びNt * は、ロボット座標系(X,Y,Z)で
の直交3軸Z,Y,Zの各成分値を用いれば、 wAt *
=(α,β,γ)、 wOt * =(δ,ε,ζ)、 wNt
* =(η,θ,ι)と記述することができる。なお、左
肩の添字wはロボット座標系での記述を表わしている。
従って、 fAt * と wAt * 、 fOt * と wOt * 、 f
Nt * と wNt * はそれぞれAt * 、Ot * 、Nt * と
同じベクトルであるが記述されている座標系が異なるの
で、成分が異なる。α,δ及びηはX軸の成分値、β,
ε及びθはY軸の成分値、γ,ζ及びιはZ軸の成分値
である。Z軸は鉛直方向の軸、X軸とY軸は水平面内の
直交2軸である。
【0017】そこで、ロボットの姿勢を教示して、例え
ば工具アプローチ方向がロボット座標系で(α,β,
γ)なる工具に応じて取り易い所定の教示方向に向くよ
うに工具姿勢を設定した時、この工具姿勢でのフランジ
姿勢のデータがロボット座標系で wAf * =(a,b,
c)、 wOf * =(d,e,f)、 wNf * =(g,
h,i)であったとする。これら wAf * , wOf * 及
び wNf * はそれぞれフランジアプローチ方向、フラン
ジオリエント方向及びフランジノーマル方向のロボット
座標系での単位ベクトルであり、それらの各軸成分値は
公知の座標変換により検出される。
ば工具アプローチ方向がロボット座標系で(α,β,
γ)なる工具に応じて取り易い所定の教示方向に向くよ
うに工具姿勢を設定した時、この工具姿勢でのフランジ
姿勢のデータがロボット座標系で wAf * =(a,b,
c)、 wOf * =(d,e,f)、 wNf * =(g,
h,i)であったとする。これら wAf * , wOf * 及
び wNf * はそれぞれフランジアプローチ方向、フラン
ジオリエント方向及びフランジノーマル方向のロボット
座標系での単位ベクトルであり、それらの各軸成分値は
公知の座標変換により検出される。
【0018】上述した工具姿勢パラメータの定義から、
A1 は単位ベクトル wAt * の wA f * 方向への方向余
弦であり、A2 は同単位ベクトル wAt * の wOf * 方
向への方向余弦であり、A3 は同単位ベクトル wAt *
の wNf * 方向への方向余弦であるため、数1〜数3に
示される3つのベクトル内積の式(1)〜式(3)が成
立する。
A1 は単位ベクトル wAt * の wA f * 方向への方向余
弦であり、A2 は同単位ベクトル wAt * の wOf * 方
向への方向余弦であり、A3 は同単位ベクトル wAt *
の wNf * 方向への方向余弦であるため、数1〜数3に
示される3つのベクトル内積の式(1)〜式(3)が成
立する。
【0019】
【数1】 A1 = wAt * ・ wAf * ……式(1)
【0020】
【数2】 A2 = wAt * ・ wOf * ……式(2)
【0021】
【数3】 A3 = wAt * ・ wNf * ……式(3)
【0022】上記3つの式(1)〜式(3)から、各ベ
クトルのロボット座標系における成分値α〜ι,a〜i
を用いると、数4に示される式(4)が得られる。従っ
て、前述したロボット座標系での教示方向のデータのう
ち(α,β,γ)と、同じくロボット座標系でのフラン
ジ姿勢のデータ(a,b,c),(d,e,f)及び
(g,h,i)とから、フランジ座標系における工具ア
プローチ方向の単位ベクトル fAt * =(A1 ,A2 ,
A3 )が求まる。即ち、ロボットの姿勢を教示するだけ
で、式(4)より自動的に工具アプローチ方向をパラメ
ータとして設定することができる。
クトルのロボット座標系における成分値α〜ι,a〜i
を用いると、数4に示される式(4)が得られる。従っ
て、前述したロボット座標系での教示方向のデータのう
ち(α,β,γ)と、同じくロボット座標系でのフラン
ジ姿勢のデータ(a,b,c),(d,e,f)及び
(g,h,i)とから、フランジ座標系における工具ア
プローチ方向の単位ベクトル fAt * =(A1 ,A2 ,
A3 )が求まる。即ち、ロボットの姿勢を教示するだけ
で、式(4)より自動的に工具アプローチ方向をパラメ
ータとして設定することができる。
【0023】
【数4】
【0024】同じ考え方により、ロボットを教示して、
工具オリエント方向がロボット座標系で(δ,ε,ζ)
なる教示方向に向くように工具姿勢を設定した時にフラ
ンジ姿勢がロボット座標系で wAf * =(a,b,
c)、 wOf * =(d,e,f)、 wNf * (g,h,
i)であれば、これらのデータより、フランジ座標系に
おける工具オリエント方向の単位ベクトル fOt * =
(O1 ,O2 ,O3 )は、数5に示される式(5)で求
まる。
工具オリエント方向がロボット座標系で(δ,ε,ζ)
なる教示方向に向くように工具姿勢を設定した時にフラ
ンジ姿勢がロボット座標系で wAf * =(a,b,
c)、 wOf * =(d,e,f)、 wNf * (g,h,
i)であれば、これらのデータより、フランジ座標系に
おける工具オリエント方向の単位ベクトル fOt * =
(O1 ,O2 ,O3 )は、数5に示される式(5)で求
まる。
【0025】
【数5】
【0026】更に、ロボットを教示して、工具ノーマル
方向がロボット座標系で(η,θ,ι)なる教示方向に
向くように工具姿勢を設定した時にフランジ姿勢がロボ
ット座標系で wAf * =(a,b,c)、 wOf * =
(d,e,f)、 wNf * =(g,h,i)であれば、
これらのデータより、フランジ座標系における工具ノー
マル方向の単位ベクトル fNt * =(N1 ,N2 ,
N3 )は、数6に示される式(6)で求まる。
方向がロボット座標系で(η,θ,ι)なる教示方向に
向くように工具姿勢を設定した時にフランジ姿勢がロボ
ット座標系で wAf * =(a,b,c)、 wOf * =
(d,e,f)、 wNf * =(g,h,i)であれば、
これらのデータより、フランジ座標系における工具ノー
マル方向の単位ベクトル fNt * =(N1 ,N2 ,
N3 )は、数6に示される式(6)で求まる。
【0027】
【数6】
【0028】上述した式(4)〜式(6)によりフラン
ジ座標系における工具姿勢のパラメータ fAt * , fO
t * 及び fNt * を別々に求めて設定しても良いが、前
述の如くこれらの単位ベクトルは互いに直交するから、
1つだけ例えば工具アプローチ方向の単位ベクトル fA
t * だけ式(4)により求め、他の2つは fAt * から
導出して設定しても良い。
ジ座標系における工具姿勢のパラメータ fAt * , fO
t * 及び fNt * を別々に求めて設定しても良いが、前
述の如くこれらの単位ベクトルは互いに直交するから、
1つだけ例えば工具アプローチ方向の単位ベクトル fA
t * だけ式(4)により求め、他の2つは fAt * から
導出して設定しても良い。
【0029】この場合、工具姿勢のパラメータとしては
フランジ座標系での工具アプローチ方向の単位ベクトル
fAt * が重要であること、及び水準器等を利用できる
ことから、工具アプローチ方向を鉛直下方向に教示すれ
ば、(α,β,γ)=(0,0,−1)であるため、式
(4)より fAt * =(−c,−f,−i)となり、フ
ランジ姿勢のデータから極めて簡単に工具アプローチ方
向の単位ベクトル fA t * が求まる。逆に工具アプロー
チ方向を鉛直上方向に教示すれば(α,β,γ)=
(0,0,1)であるため、式(4)より fAt * =
(c,f,i)となり、この場合もフランジ姿勢のデー
タから極めて簡単に求まる。
フランジ座標系での工具アプローチ方向の単位ベクトル
fAt * が重要であること、及び水準器等を利用できる
ことから、工具アプローチ方向を鉛直下方向に教示すれ
ば、(α,β,γ)=(0,0,−1)であるため、式
(4)より fAt * =(−c,−f,−i)となり、フ
ランジ姿勢のデータから極めて簡単に工具アプローチ方
向の単位ベクトル fA t * が求まる。逆に工具アプロー
チ方向を鉛直上方向に教示すれば(α,β,γ)=
(0,0,1)であるため、式(4)より fAt * =
(c,f,i)となり、この場合もフランジ姿勢のデー
タから極めて簡単に求まる。
【0030】工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt
* =(A1 ,A2 ,A3 )が求まれば、工具オリエント
方向の単位ベクトル fOt * =(O1 ,O2 ,O3 )も
工具ノーマル方向の単位ベクトル fNt * =(N1 ,N
2 ,N3 )も自動的に計算することができる。但し、工
具オリエント方向は工具アプローチ方向に対して垂直な
ベクトルとして定義するが、特にどちら側でも良い場合
が多いので、仮に工具アプローチ方向の単位ベクトル f
At * から求める場合を考える。
* =(A1 ,A2 ,A3 )が求まれば、工具オリエント
方向の単位ベクトル fOt * =(O1 ,O2 ,O3 )も
工具ノーマル方向の単位ベクトル fNt * =(N1 ,N
2 ,N3 )も自動的に計算することができる。但し、工
具オリエント方向は工具アプローチ方向に対して垂直な
ベクトルとして定義するが、特にどちら側でも良い場合
が多いので、仮に工具アプローチ方向の単位ベクトル f
At * から求める場合を考える。
【0031】即ち、フランジアプローチ方向の単位ベク
トルAf * はロボット座標系では wAf * =(a,b,
c)であっても、フランジ座標系では当然ながら fAf
* =(1,0,0)であるから、この単位ベクトル fA
f * と工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * =
(A1 ,A2 ,A3 )のなす角をθとすると、θは次式
(7)から求まる。
トルAf * はロボット座標系では wAf * =(a,b,
c)であっても、フランジ座標系では当然ながら fAf
* =(1,0,0)であるから、この単位ベクトル fA
f * と工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * =
(A1 ,A2 ,A3 )のなす角をθとすると、θは次式
(7)から求まる。
【0032】
【数7】 θ= cos-1( fAf * ・ fAt * )= cos-1A1 ……式(7)
【0033】一方、これら2つの単位ベクトル fAf *
と fAt * に垂直なベクトルをV*とすると、V* は次
式(8)から求まる。
と fAt * に垂直なベクトルをV*とすると、V* は次
式(8)から求まる。
【0034】
【数8】 V* = fAf * × fAt * ……式(8)
【0035】従って、工具オリエント方向の単位ベクト
ル fOt * は、式(8)で求まるベクトルV* まわり
に、フランジオリエント方向の単位ベクトルOf * を、
式(7)で求まる角θだけ回転したものとする計算によ
り求めることができる。
ル fOt * は、式(8)で求まるベクトルV* まわり
に、フランジオリエント方向の単位ベクトルOf * を、
式(7)で求まる角θだけ回転したものとする計算によ
り求めることができる。
【0036】工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt
* と、工具オリエント方向の単位ベクトル fOt * が求
まれば、工具ノーマル方向の単位ベクトル fNt * はこ
れら2つの単位ベクトルに垂直なベクトルであるから、
次式(9)から求めることができる。
* と、工具オリエント方向の単位ベクトル fOt * が求
まれば、工具ノーマル方向の単位ベクトル fNt * はこ
れら2つの単位ベクトルに垂直なベクトルであるから、
次式(9)から求めることができる。
【0037】
【数9】 fNt * = fAt * × fOt * ……式(9)
【0038】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の方法及び装置
を、その実施例とともに詳細に説明する。図面中、図1
には本発明の工具姿勢パラメータ設定方法の一実施例に
係る処理手順が示され、図2にはフランジ座標系の説明
が示され、図3には工具姿勢パラメータの説明が示さ
れ、図4には本発明のロボット制御装置の一実施例に係
る構成が示され、図5には工具アプローチ方向を鉛直下
方向に教示した場合のフランジ姿勢が示され、図6には
工具アプローチ方向を鉛直上方向に教示した場合のフラ
ンジ姿勢が示されている。
を、その実施例とともに詳細に説明する。図面中、図1
には本発明の工具姿勢パラメータ設定方法の一実施例に
係る処理手順が示され、図2にはフランジ座標系の説明
が示され、図3には工具姿勢パラメータの説明が示さ
れ、図4には本発明のロボット制御装置の一実施例に係
る構成が示され、図5には工具アプローチ方向を鉛直下
方向に教示した場合のフランジ姿勢が示され、図6には
工具アプローチ方向を鉛直上方向に教示した場合のフラ
ンジ姿勢が示されている。
【0039】まず本実施例では、図2に示すような6軸
関節のロボット20を想定し、フランジ座標系(Xf ,
Yf ,Zf )は同ロボットを基準姿勢にした時のロボッ
ト手先のフランジに固定した三次元直交座標系である
が、工具姿勢を定義し易いように、また座標変換がし易
いように、ロボットの基準姿勢で6軸関節にそれぞれ固
定した三次元直交座標系(X1 ,Y1 ,Z1 )〜
(X6 ,Y6 ,Z6 )の3方向と同じ方向をそれぞれフ
ランジアプローチ方向Af ,フランジオリエント方向O
f 及びフランジノーマル方向Nf に取っている。即ち、
Xf 軸をフランジアプローチ方向Af に取り、Yf 軸を
フランジオリエント方向Of に取り、Zf 軸をフランジ
ノーマル方向Nf に取っている。座標変換は各関節角か
らロボット手先の直交座標を求めるものであり、ロボッ
トの基準座標系(X0 ,Y0 ,Z0 )から見たロボット
手先の座標を、各関節に固定した座標系の原点位置及び
姿勢(Xi,Yi ,Zi )を順次求めることにより得
る。なお、姿勢の成分Xi ,Yi ,Z i は全てベクトル
である。
関節のロボット20を想定し、フランジ座標系(Xf ,
Yf ,Zf )は同ロボットを基準姿勢にした時のロボッ
ト手先のフランジに固定した三次元直交座標系である
が、工具姿勢を定義し易いように、また座標変換がし易
いように、ロボットの基準姿勢で6軸関節にそれぞれ固
定した三次元直交座標系(X1 ,Y1 ,Z1 )〜
(X6 ,Y6 ,Z6 )の3方向と同じ方向をそれぞれフ
ランジアプローチ方向Af ,フランジオリエント方向O
f 及びフランジノーマル方向Nf に取っている。即ち、
Xf 軸をフランジアプローチ方向Af に取り、Yf 軸を
フランジオリエント方向Of に取り、Zf 軸をフランジ
ノーマル方向Nf に取っている。座標変換は各関節角か
らロボット手先の直交座標を求めるものであり、ロボッ
トの基準座標系(X0 ,Y0 ,Z0 )から見たロボット
手先の座標を、各関節に固定した座標系の原点位置及び
姿勢(Xi,Yi ,Zi )を順次求めることにより得
る。なお、姿勢の成分Xi ,Yi ,Z i は全てベクトル
である。
【0040】このように設定されたフランジ座標系にお
いて、工具姿勢のパラメータが定義される。本実施例で
は、図3に示すように、工具アプローチ方向を工具3が
作用する方向にとっている。工具オリエント方向は工具
アプローチ方向に直角であればどこを向いていても良
く、また工具ノーマル方向は工具ノーマル方向と工具オ
リエント方向の双方に直角であればどこを向いていても
良い。なお、図3中で、符号1はロボット手先、符号2
はフランジを示している。また、Af * はフランジアプ
ローチ方向の単位ベクトル、Of * はフランジオリエン
ト方向の単位ベクトル、Nf * はフランジノーマル方向
の単位ベクトル、At * は工具アプローチ方向の単位ベ
クトル、Ot * は工具オリエント方向の単位ベクトル、
Nt * は工具ノーマル方向の単位ベクトルを示してお
り、Af * =Of * ×Nf * 、At *=Ot * ×Nt *
である。
いて、工具姿勢のパラメータが定義される。本実施例で
は、図3に示すように、工具アプローチ方向を工具3が
作用する方向にとっている。工具オリエント方向は工具
アプローチ方向に直角であればどこを向いていても良
く、また工具ノーマル方向は工具ノーマル方向と工具オ
リエント方向の双方に直角であればどこを向いていても
良い。なお、図3中で、符号1はロボット手先、符号2
はフランジを示している。また、Af * はフランジアプ
ローチ方向の単位ベクトル、Of * はフランジオリエン
ト方向の単位ベクトル、Nf * はフランジノーマル方向
の単位ベクトル、At * は工具アプローチ方向の単位ベ
クトル、Ot * は工具オリエント方向の単位ベクトル、
Nt * は工具ノーマル方向の単位ベクトルを示してお
り、Af * =Of * ×Nf * 、At *=Ot * ×Nt *
である。
【0041】次に、図4を参照して本発明の一実施例に
係るロボット制御装置の構成を説明する。図4におい
て、ロボット制御装置は、制御部11に加えて教示部1
2と、検出部13と、設定部14とを有しており、更に
設定部14は工具アプローチ方向設定部15と、工具オ
リエント方向設定部16と、工具ノーマル方向設定部1
7から構成される。なお、ロボット20においては、図
3に示されるように、そのロボット手先(ハンド)1の
フランジ2に工具3が取り付けられる。符号2Aはフラ
ンジ面を示す。
係るロボット制御装置の構成を説明する。図4におい
て、ロボット制御装置は、制御部11に加えて教示部1
2と、検出部13と、設定部14とを有しており、更に
設定部14は工具アプローチ方向設定部15と、工具オ
リエント方向設定部16と、工具ノーマル方向設定部1
7から構成される。なお、ロボット20においては、図
3に示されるように、そのロボット手先(ハンド)1の
フランジ2に工具3が取り付けられる。符号2Aはフラ
ンジ面を示す。
【0042】図4に示したロボット制御装置の各部11
〜17のうちで制御部11は、外部からの指令18また
は教示部12からの指令12Aと、設定部14により設
定される工具姿勢のパラメータ14Aとに基づいて、ロ
ボット20の各関節のアクチュエータ(図示省略)を駆
動し、ロボット20の位置及び姿勢を制御する。なお、
工具姿勢のパラメータ14Aを設定する場合は、ロボッ
ト20の姿勢を指令12Aの教示データに基づいて制御
すれば十分である。
〜17のうちで制御部11は、外部からの指令18また
は教示部12からの指令12Aと、設定部14により設
定される工具姿勢のパラメータ14Aとに基づいて、ロ
ボット20の各関節のアクチュエータ(図示省略)を駆
動し、ロボット20の位置及び姿勢を制御する。なお、
工具姿勢のパラメータ14Aを設定する場合は、ロボッ
ト20の姿勢を指令12Aの教示データに基づいて制御
すれば十分である。
【0043】教示部12はロボット20に作業を行わせ
るための通常の教示に加えて、ロボット手先1に工具3
を取り付けた状態で工具アプローチ方向が鉛直下方向ま
たは鉛直上方向に向く工具姿勢を設定するように、制御
部11に指令12Aを与えてロボット20の姿勢を教示
する。更に教示部12は、設定した工具姿勢でのフラン
ジ姿勢のデータ13Aから設定部14に工具姿勢のパラ
メータ14Aを求めさせて制御部11に設定させる指令
12Bを、設定部14に与える。なお、鉛直下方向か鉛
直上方向いずれを教示するかは、工具に応じて設定し易
い方が選ばれる。
るための通常の教示に加えて、ロボット手先1に工具3
を取り付けた状態で工具アプローチ方向が鉛直下方向ま
たは鉛直上方向に向く工具姿勢を設定するように、制御
部11に指令12Aを与えてロボット20の姿勢を教示
する。更に教示部12は、設定した工具姿勢でのフラン
ジ姿勢のデータ13Aから設定部14に工具姿勢のパラ
メータ14Aを求めさせて制御部11に設定させる指令
12Bを、設定部14に与える。なお、鉛直下方向か鉛
直上方向いずれを教示するかは、工具に応じて設定し易
い方が選ばれる。
【0044】そのため教示部12には、表1または表2
に例示するようなロボット動作プログラムが教示データ
として予め用意されている。
に例示するようなロボット動作プログラムが教示データ
として予め用意されている。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】表1または表2のロボット動作プログラム
中の各ステップの命令が意味するところは、次の通りで
ある。
中の各ステップの命令が意味するところは、次の通りで
ある。
【0048】表1におけるステップの命令は通常と同
様の動作命令であり、工具3が取り付いた状態で工具ア
プローチ方向が鉛直下方向となるように水準器等を用い
てロボット手先1の姿勢を教示した場合に、その時の教
示点をP1なる位置名で教示したものである。この動作
命令の実行により、ロボット20は図5に示すような工
具アプローチ方向が鉛直下方向を向くフランジ姿勢をと
る。このとき、工具アプローチ方向の単位ベクトルAt
* はロボットの基準座標系(X0 ,Y0 ,Z0)で記述
すれば、 wAt * =(0,0,−1)となって既知であ
る。一方、フランジ姿勢はフランジアプローチ方向の単
位ベクトルAf * 、フランジオリエント方向の単位ベク
トルOf * 及びフランジノーマル方向の単位ベクトルN
f * で規定され、それぞれをロボットの基準座標系(X
0 ,Y0 ,Z0 )で記述した場合の単位ベクトル wAf
* , wOf * 及び wNf * がフランジ姿勢データ13A
であり、数10〜数12の式(10)〜式(12)の如
く表記されるが、これらの各成分値a〜iは検出部13
によって検出される。
様の動作命令であり、工具3が取り付いた状態で工具ア
プローチ方向が鉛直下方向となるように水準器等を用い
てロボット手先1の姿勢を教示した場合に、その時の教
示点をP1なる位置名で教示したものである。この動作
命令の実行により、ロボット20は図5に示すような工
具アプローチ方向が鉛直下方向を向くフランジ姿勢をと
る。このとき、工具アプローチ方向の単位ベクトルAt
* はロボットの基準座標系(X0 ,Y0 ,Z0)で記述
すれば、 wAt * =(0,0,−1)となって既知であ
る。一方、フランジ姿勢はフランジアプローチ方向の単
位ベクトルAf * 、フランジオリエント方向の単位ベク
トルOf * 及びフランジノーマル方向の単位ベクトルN
f * で規定され、それぞれをロボットの基準座標系(X
0 ,Y0 ,Z0 )で記述した場合の単位ベクトル wAf
* , wOf * 及び wNf * がフランジ姿勢データ13A
であり、数10〜数12の式(10)〜式(12)の如
く表記されるが、これらの各成分値a〜iは検出部13
によって検出される。
【0049】
【数10】 wAf * =(a,b,c) ……式(10)
【0050】
【数11】 wOf * =(d,e,f) ……式(11)
【0051】
【数12】 wNf * =(g,h,i) ……式(12)
【0052】他方、表2におけるステップの命令も通
常と同様の動作命令であり、この例では、工具3が取り
付いた状態で工具アプローチ方向が鉛直上方向となるよ
うに水準器等を用いてロボット手先1の姿勢を教示した
場合に、その時の教示点をP1なる位置名で教示したも
のである。この動作命令の実行により、ロボット20は
図6に示すような工具アプローチ方向が鉛直上方向を向
くフランジ姿勢をとる。このとき、工具アプローチ方向
の単位ベクトルAt * はロボットの基準座標系(X0 ,
Y0 ,Z0 )で記述すれば、 wAt * =(0,0,1)
となって既知である。一方、フランジ姿勢はフランジア
プローチ方向の単位ベクトルAf * 、フランジオリエン
ト方向の単位ベクトルOf * 及びフランジノーマル方向
の単位ベクトルNf * で規定され、それぞれをロボット
の基準座標系(X0 ,Y0 ,Z0)で記述した場合の単
位ベクトル wAf * , wOf * 及び wNf * がフランジ
姿勢データ13Aであり、数10〜数12の式(10)
〜式(12)の如く表記されるが、これらの各成分値a
〜iも検出部13によって検出される。
常と同様の動作命令であり、この例では、工具3が取り
付いた状態で工具アプローチ方向が鉛直上方向となるよ
うに水準器等を用いてロボット手先1の姿勢を教示した
場合に、その時の教示点をP1なる位置名で教示したも
のである。この動作命令の実行により、ロボット20は
図6に示すような工具アプローチ方向が鉛直上方向を向
くフランジ姿勢をとる。このとき、工具アプローチ方向
の単位ベクトルAt * はロボットの基準座標系(X0 ,
Y0 ,Z0 )で記述すれば、 wAt * =(0,0,1)
となって既知である。一方、フランジ姿勢はフランジア
プローチ方向の単位ベクトルAf * 、フランジオリエン
ト方向の単位ベクトルOf * 及びフランジノーマル方向
の単位ベクトルNf * で規定され、それぞれをロボット
の基準座標系(X0 ,Y0 ,Z0)で記述した場合の単
位ベクトル wAf * , wOf * 及び wNf * がフランジ
姿勢データ13Aであり、数10〜数12の式(10)
〜式(12)の如く表記されるが、これらの各成分値a
〜iも検出部13によって検出される。
【0053】表1,表2のステップの命令は工具番号
nの工具について、表1または表2のステップの動作
命令の実行により工具姿勢が設定された場合のフランジ
姿勢データ13A( wAf * , wOf * , wNf * )か
ら、フランジ座標系における工具姿勢のパラメータ14
A( fAt * , fOt * , fNt * )を求めて設定させ
る命令である。
nの工具について、表1または表2のステップの動作
命令の実行により工具姿勢が設定された場合のフランジ
姿勢データ13A( wAf * , wOf * , wNf * )か
ら、フランジ座標系における工具姿勢のパラメータ14
A( fAt * , fOt * , fNt * )を求めて設定させ
る命令である。
【0054】検出部13は、表1のステップまたは
表2のステップの実行後に、ロボット20の位置あ
るいは角度センサ(図示省略)の出力から、公知の座標
変換により前出の式(10)〜式(12)に示した前記
各成分値a〜iからなるフランジ姿勢データ13Aを検
出し、設定部14に与える。座標変換例としては、ロボ
ットの基準座標系から見たフランジ座標を、各関節角か
ら各関節に固定した座標系の原点位置及び姿勢を順次求
めることにより得ることができる。
表2のステップの実行後に、ロボット20の位置あ
るいは角度センサ(図示省略)の出力から、公知の座標
変換により前出の式(10)〜式(12)に示した前記
各成分値a〜iからなるフランジ姿勢データ13Aを検
出し、設定部14に与える。座標変換例としては、ロボ
ットの基準座標系から見たフランジ座標を、各関節角か
ら各関節に固定した座標系の原点位置及び姿勢を順次求
めることにより得ることができる。
【0055】設定部14では、まずフランジ座標系での
工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * を工具アプ
ローチ方向設定部15により求め、次いでフランジ座標
系での工具オリエント方向の単位ベクトル fOt * を工
具オリエント方向設定部16により求め、更にフランジ
座標系での工具ノーマル方向の単位ベクトル fNt *を
工具ノーマル方向設定部17により求め、これらの単位
ベクトル fAt * , fOt * 及び fNt * を工具姿勢の
パラメータ14Aとして制御部11に設定する。ここ
で、図5、図6に示すように fAt * =(A1 ,A2 ,
A3 )、 fOt *=(O1 ,O2 ,O3 )、 fNt * =
(N1 ,N2 ,N3 )として、以下に詳細を説明する。
工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * を工具アプ
ローチ方向設定部15により求め、次いでフランジ座標
系での工具オリエント方向の単位ベクトル fOt * を工
具オリエント方向設定部16により求め、更にフランジ
座標系での工具ノーマル方向の単位ベクトル fNt *を
工具ノーマル方向設定部17により求め、これらの単位
ベクトル fAt * , fOt * 及び fNt * を工具姿勢の
パラメータ14Aとして制御部11に設定する。ここ
で、図5、図6に示すように fAt * =(A1 ,A2 ,
A3 )、 fOt *=(O1 ,O2 ,O3 )、 fNt * =
(N1 ,N2 ,N3 )として、以下に詳細を説明する。
【0056】工具アプローチ方向設定部15は、検出部
13により検出されたロボット座標系(X0 ,Y0 ,Z
0 )におけるフランジ姿勢データ13Aのうち、フラン
ジアプローチ方向の単位ベクトル wAf * のZ0 軸方向
即ち鉛直軸方向の成分値cと、フランジオリエント方向
の単位ベクトル wOf * の同じく鉛直軸方向の成分値f
と、フランジノーマル方向の単位ベクトル wNf * の同
じく鉛直軸方向の成分値iとを用いて、フランジ座標系
における工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * =
(A1 ,A2 ,A3 )の各成分値A1 ,A2 ,A3 を求
め、制御部11に設定する。
13により検出されたロボット座標系(X0 ,Y0 ,Z
0 )におけるフランジ姿勢データ13Aのうち、フラン
ジアプローチ方向の単位ベクトル wAf * のZ0 軸方向
即ち鉛直軸方向の成分値cと、フランジオリエント方向
の単位ベクトル wOf * の同じく鉛直軸方向の成分値f
と、フランジノーマル方向の単位ベクトル wNf * の同
じく鉛直軸方向の成分値iとを用いて、フランジ座標系
における工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * =
(A1 ,A2 ,A3 )の各成分値A1 ,A2 ,A3 を求
め、制御部11に設定する。
【0057】但し、工具姿勢を図5の如く工具アプロー
チ方向が鉛直下方向に向くように設定した場合は、ロボ
ット座標系(X0 ,Y0 ,Z0 )における工具アプロー
チ方向の単位ベクトル wAt * が wAt * =(0,0,
−1)であるから、前出の式(4)の関係に基づき、設
定部15はA1 =−c、A2 =−f、A3 =−iとして
数13に示す式(13)の如くフランジ座標系における
工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * を求める。
チ方向が鉛直下方向に向くように設定した場合は、ロボ
ット座標系(X0 ,Y0 ,Z0 )における工具アプロー
チ方向の単位ベクトル wAt * が wAt * =(0,0,
−1)であるから、前出の式(4)の関係に基づき、設
定部15はA1 =−c、A2 =−f、A3 =−iとして
数13に示す式(13)の如くフランジ座標系における
工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * を求める。
【0058】
【数13】 fAt * =(A1 ,A2 ,A3 )=(−c,−f,−i)……式(13)
【0059】他方、工具姿勢を図6の如く工具アプロー
チ方向が鉛直上方向に向くように設定した場合は、ロボ
ット座標系(X0 ,Y0 ,Z0 )における工具アプロー
チ方向の単位ベクトル wAt * が wAt * =(0,0,
1)であるから、同じく前出の式(4)の関係に基づ
き、設定部15はA1 =c、A2 =f、A3 =iとして
数14に示す式(14)の如くフランジ座標系における
工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * を求める。
チ方向が鉛直上方向に向くように設定した場合は、ロボ
ット座標系(X0 ,Y0 ,Z0 )における工具アプロー
チ方向の単位ベクトル wAt * が wAt * =(0,0,
1)であるから、同じく前出の式(4)の関係に基づ
き、設定部15はA1 =c、A2 =f、A3 =iとして
数14に示す式(14)の如くフランジ座標系における
工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * を求める。
【0060】
【数14】 fAt * =(A1 ,A2 ,A3 )=(c,f,i) ……式(14)
【0061】工具オリエント方向設定部16は、まず、
工具アプローチ方向設定部15で前述の如く求めた工具
アプローチ方向の単位ベクトル fAt * のフランジアプ
ローチ方向の成分値A1 (−cまたはc)を用いること
により、前出の式(7)の如くθ= cos-1A1 を計算
し、フランジアプローチ方向の単位ベクトル fAf * と
工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * とのなす角
度θを求める。次いで、前出の式(8)の如くV* = f
Af * × fAt * なるベクトル外積の計算を行い、この
ベクトルV* 回りにフランジオリエント方向の単位ベク
トル fOf * を角度θだけ回転したベクトルを求める計
算を行い、このベクトルをフランジ座標系における工具
オリエント方向の単位ベクトル fOt * =(O1 ,
O2 ,O3 )とする。
工具アプローチ方向設定部15で前述の如く求めた工具
アプローチ方向の単位ベクトル fAt * のフランジアプ
ローチ方向の成分値A1 (−cまたはc)を用いること
により、前出の式(7)の如くθ= cos-1A1 を計算
し、フランジアプローチ方向の単位ベクトル fAf * と
工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt * とのなす角
度θを求める。次いで、前出の式(8)の如くV* = f
Af * × fAt * なるベクトル外積の計算を行い、この
ベクトルV* 回りにフランジオリエント方向の単位ベク
トル fOf * を角度θだけ回転したベクトルを求める計
算を行い、このベクトルをフランジ座標系における工具
オリエント方向の単位ベクトル fOt * =(O1 ,
O2 ,O3 )とする。
【0062】工具ノーマル方向設定部17は、工具アプ
ローチ方向設定部15で前述の如く求めた工具アプロー
チ方向の単位ベクトル fAt * と、工具オリエント設定
部16で求めた工具オリエント方向の単位ベクトル fO
t * とを用いることにより、前出の式(9)の如く fN
t * = fAt * × fOt * なるベクトル外積の計算を行
い、フランジ座標系における工具ノーマル方向の単位ベ
クトル fNt * =(N 1 ,N2 ,N3 )を求める。
ローチ方向設定部15で前述の如く求めた工具アプロー
チ方向の単位ベクトル fAt * と、工具オリエント設定
部16で求めた工具オリエント方向の単位ベクトル fO
t * とを用いることにより、前出の式(9)の如く fN
t * = fAt * × fOt * なるベクトル外積の計算を行
い、フランジ座標系における工具ノーマル方向の単位ベ
クトル fNt * =(N 1 ,N2 ,N3 )を求める。
【0063】上述した各部11〜17の機能により、本
実施例のロボット制御装置10では図1に示した処理手
順で工具姿勢のパラメータ14Aの設定が行なわれる。
即ち、ロボット手先1に工具3を取り付けた後に水準器
等を用いて工具アプローチ方向を鉛直下方向または鉛直
上方向に合わせる教示を行うことにより、自動的にそれ
ぞれフランジ座標系における工具アプローチ方向の単位
ベクトル fAt * =(A1 ,A2 ,A3 )、工具オリエ
ント方向の単位ベクトル fOt * =(O 1 ,O2 ,
O3 )、及び工具ノーマル方向の単位ベクトル fNt *
=(N1 ,N 2 ,N3 )を制御部11に設定することが
できる。
実施例のロボット制御装置10では図1に示した処理手
順で工具姿勢のパラメータ14Aの設定が行なわれる。
即ち、ロボット手先1に工具3を取り付けた後に水準器
等を用いて工具アプローチ方向を鉛直下方向または鉛直
上方向に合わせる教示を行うことにより、自動的にそれ
ぞれフランジ座標系における工具アプローチ方向の単位
ベクトル fAt * =(A1 ,A2 ,A3 )、工具オリエ
ント方向の単位ベクトル fOt * =(O 1 ,O2 ,
O3 )、及び工具ノーマル方向の単位ベクトル fNt *
=(N1 ,N 2 ,N3 )を制御部11に設定することが
できる。
【0064】また、衝突等で工具姿勢にずれが生じた場
合には、工具姿勢パラメータ設定用のジョブ(JO
B)、即ち表1または表2に示したステップの命令
を再度実施する。これにより、ずれの有無を簡単にチェ
ックすることができ、且つ、修正を簡単に行うことがで
きる。
合には、工具姿勢パラメータ設定用のジョブ(JO
B)、即ち表1または表2に示したステップの命令
を再度実施する。これにより、ずれの有無を簡単にチェ
ックすることができ、且つ、修正を簡単に行うことがで
きる。
【0065】なお、上記実施例では工具アプローチ方向
として工具がワークに作用する方向が直感的であるので
これを採用したが、他の任意の方向を採用しても良い。
として工具がワークに作用する方向が直感的であるので
これを採用したが、他の任意の方向を採用しても良い。
【0066】
【発明の効果】本発明の工具姿勢パラメータ設定方法及
びロボット制御装置によれば、ロボットに姿勢を教示し
て、工具アプローチ方向,工具オリエント方向及び工具
ノーマル方向のうち一方向について、該一方向が所定の
教示方向に向く工具姿勢をそれぞれ設定し、及び、設定
した工具姿勢でのフランジ姿勢のデータから、フランジ
座標系における工具姿勢を求め、パラメータとして設定
するので、空間での長さの実測が不要であり、精度良く
工具姿勢パラメータを設定することができる。
びロボット制御装置によれば、ロボットに姿勢を教示し
て、工具アプローチ方向,工具オリエント方向及び工具
ノーマル方向のうち一方向について、該一方向が所定の
教示方向に向く工具姿勢をそれぞれ設定し、及び、設定
した工具姿勢でのフランジ姿勢のデータから、フランジ
座標系における工具姿勢を求め、パラメータとして設定
するので、空間での長さの実測が不要であり、精度良く
工具姿勢パラメータを設定することができる。
【0067】特に、教示方向を鉛直下方向または鉛直上
方向とし、これらの教示方向に工具アプローチ方向を向
かわせる場合は、水準器等を用いて簡単且つ正確に教示
を行うことができ、また、フランジ座標系における工具
アプローチ方向の単位ベクトル fAt * が簡単に求ま
る。
方向とし、これらの教示方向に工具アプローチ方向を向
かわせる場合は、水準器等を用いて簡単且つ正確に教示
を行うことができ、また、フランジ座標系における工具
アプローチ方向の単位ベクトル fAt * が簡単に求ま
る。
【0068】更に、衝突等で工具姿勢がずれた場合に
は、再度教示を行うことにより、ずれの有無のチェック
及び工具姿勢パラメータの修正を簡単に行うことができ
る。
は、再度教示を行うことにより、ずれの有無のチェック
及び工具姿勢パラメータの修正を簡単に行うことができ
る。
【図1】本発明の工具姿勢パラメータ設定方法の一実施
例に係る処理手順を示す図。
例に係る処理手順を示す図。
【図2】フランジ座標系の説明図。
【図3】工具姿勢パラメータの説明図。
【図4】本発明のロボット制御装置の一実施例に係る構
成を示す図。
成を示す図。
【図5】工具アプローチ方向を鉛直下方向とした場合の
フランジ姿勢を示す図。
フランジ姿勢を示す図。
【図6】工具アプローチ方向を鉛直上方向とした場合の
フランジ姿勢を示す図。
フランジ姿勢を示す図。
1 ロボット手先 2 フランジ 2A フランジ面 3 工具 10 ロボット制御装置 11 制御部 12 教示部 13 検出部 14 設定部 15 工具アプローチ方向設定部 16 工具オリエント方向設定部 17 工具ノーマル方向設定部 18 外部指令 20 ロボット
Claims (10)
- 【請求項1】 ロボット手先のフランジに工具が取り付
けられるロボットに姿勢を教示して、工具アプローチ方
向、工具オリエント方向及び工具ノーマル方向のうち一
方向がロボット座標系で所定の教示方向に向く工具姿勢
を設定すること、及び設定した工具姿勢でのフランジ姿
勢のロボット座標系におけるデータから、フランジ座標
系における工具姿勢を求め、パラメータとして設定する
ことを特徴とする工具姿勢パラメータ設定方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記一方向が工具ア
プローチ方向であり、前記教示方向が鉛直下方向であ
り、且つ、フランジ座標系における前記工具姿勢が工具
アプローチ方向の単位ベクトルAt * であること;フラ
ンジ座標系をフランジアプローチ方向Af と、フランジ
オリエント方向O f と、フランジノーマル方向Nf とを
座標軸とする三次元直交座標系(Af ,O f ,Nf )と
して前記工具アプローチ方向の単位ベクトルAt * を、
フランジ座標系で fAt * =(A1 ,A2 ,A3 )と記
述するとき;ロボット座標系におけるフランジ姿勢のデ
ータから、フランジアプローチ方向の単位ベクトル wA
f * の鉛直軸方向の成分cと、フランジオリエント方向
の単位ベクトル wOf * の鉛直軸方向の成分fと、フラ
ンジノーマル方向の単位ベクトル WNf * の鉛直軸方向
の成分iとを求め;フランジ座標系における工具アプロ
ーチ方向の単位ベクトル fAt * を、A1=−c,A2
=−f,A3 =−iとして求めること;を特徴とする工
具パラメータ設定方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記一方向が工具ア
プローチ方向であり、前記教示方向が鉛直上方向であ
り、且つ、フランジ座標系における前記工具姿勢が工具
アプローチ方向の単位ベクトルAt * であること;フラ
ンジ座標系をフランジアプローチ方向Af と、フランジ
オリエント方向O f と、フランジノーマル方向Nf とを
座標軸とする三次元直交座標系(Af ,O f ,Nf )と
して前記工具アプローチ方向の単位ベクトルAt * を、
フランジ座標系で fAt * =(A1 ,A2 ,A3 )と記
述するとき;ロボット座標系におけるフランジ姿勢のデ
ータから、フランジアプローチ方向の単位ベクトル wA
f * の鉛直軸方向の成分cと、フランジオリエント方向
の単位ベクトル wOf * の鉛直軸方向の成分fと、フラ
ンジノーマル方向の単位ベクトル WNf * の鉛直軸方向
の成分iとを求め;フランジ座標系における工具アプロ
ーチ方向の単位ベクトル fAt * を、A1=c,A2 =
f,A3 =iとして求めること;を特徴とする工具パラ
メータ設定方法。 - 【請求項4】 請求項2または3において、フランジ座
標系における工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt
* のフランジアプローチ方向成分A1 を用いて、θ= c
os-1A1 なる演算によりフランジアプローチ方向の単位
ベクトルAf * と工具アプローチ方向の単位ベクトルA
t * のなす角θを算出し、これらフランジアプローチ方
向の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の単位ベ
クトルAt * とに垂直なベクトルの回りに、フランジオ
リエント方向の単位ベクトルO f * を角度θ回転するこ
とによりフランジ座標系における工具オリエント方向の
単位ベクトル fOt * を算出し、これをパラメータとし
て設定することを特徴とする工具姿勢パラメータ設定方
法。 - 【請求項5】 請求項4において、工具アプローチ方向
の単位ベクトルAt * と工具オリエント方向の単位ベク
トルOt * とから、両単位ベクトルに垂直なフランジ座
標系における単位ベクトル fNt * を算出し、これを工
具ノーマル方向のパラメータとして設定することを特徴
とする工具姿勢パラメータ設定方法。 - 【請求項6】 ロボット手先のフランジに工具が取り付
けられるロボットの位置と姿勢を制御するロボット制御
装置において:工具アプローチ方向,工具オリエント方
向及び工具ノーマル方向のうち一方向が所定の教示方向
を向く工具姿勢を設定した教示データにより、ロボット
に姿勢を教示する教示部と;ロボット座標系でのフラン
ジの姿勢を検出する検出部と;この検出部により得られ
たフランジ姿勢のデータから、フランジ座標系における
工具姿勢を求め、パラメータとして設定する設定部と;
を具備することを特徴とするロボット制御装置。 - 【請求項7】 請求項6において、前記一方向が工具ア
プローチ方向であり、前記教示方向が鉛直下方向であ
り、且つ、フランジ座標系における前記工具姿勢が工具
アプローチ方向の単位ベクトルAt * であること;同単
位ベクトルAt * の各成分A1 ,A2 及びA3 をそれぞ
れA1 =−c,A2 =−f及びA3 =−iとすること;
を特徴とするロボット制御装置。但し、フランジ座標系
をフランジアプローチ方向Af と、フランジオリエント
方向Of と、フランジノーマル方向Nf とを座標軸とす
る三次元直交座標系(A f ,Of ,Nf )として前記工
具アプローチ方向の単位ベクトルAt * を、フランジ座
標系で fAt * =(A1 ,A2 ,A3 )と記述し、c,
f及びiはそれぞれロボット座標系におけるフランジ姿
勢のデータのうち、フランジアプローチ方向の単位ベク
トル wAf * の鉛直軸方向の成分c,フランジオリエン
ト方向の単位ベクトル wOf * の鉛直軸方向の成分f及
びフランジノーマル方向の単位ベクトル wNf * の鉛直
軸方向の成分iである。 - 【請求項8】 請求項6において、前記一方向が工具ア
プローチ方向であり、前記教示方向が鉛直上方向であ
り、且つ、フランジ座標系における前記工具姿勢が工具
アプローチ方向の単位ベクトルAt * であること;同単
位ベクトルAt * の各成分A1 ,A2 及びA3 をそれぞ
れA1 =c,A2 =f及びA3 =iとすること;を特徴
とするロボット制御装置。但し、フランジ座標系をフラ
ンジアプローチ方向Af と、フランジオリエント方向O
f と、フランジノーマル方向Nf とを座標軸とする三次
元直交座標系(A f ,Of ,Nf )として前記工具アプ
ローチ方向の単位ベクトルAt * を、フランジ座標系で
fAt * =(A1 ,A2 ,A3 )と記述し、c,f及び
iはそれぞれロボット座標系におけるフランジ姿勢のデ
ータのうち、フランジアプローチ方向の単位ベクトル w
Af * の鉛直軸方向の成分c,フランジオリエント方向
の単位ベクトル wOf * の鉛直軸方向の成分f及びフラ
ンジノーマル方向の単位ベクトル wNf * の鉛直軸方向
の成分iである。 - 【請求項9】 請求項7または8において、フランジ座
標系における工具アプローチ方向の単位ベクトル fAt
* のフランジアプローチ方向成分A1 を用いて、θ= c
os-1A1 なる演算によりフランジアプローチ方向の単位
ベクトルAf * と工具アプローチ方向の単位ベクトルA
t * のなす角θを算出し、これらフランジアプローチ方
向の単位ベクトルAf * と工具アプローチ方向の単位ベ
クトルAt * とに垂直なベクトルV* をV* =Af * ×
At * なる演算により算出し、このベクトルV* の回り
にフランジオリエント方向の単位ベクトルOf * を角度
θ回転させる演算によりフランジ座標系における工具オ
リエント方向の単位ベクトル fOt * を算出し、これを
パラメータとして設定する工具オリエント方向設定部を
具備することを特徴とするロボット制御装置。 - 【請求項10】 請求項9において、工具アプローチ方
向の単位ベクトルA t * と工具オリエント方向の単位ベ
クトルOt * とから、両単位ベクトルに垂直なフランジ
座標系における単位ベクトル fNt * を fNt * =At
* ×Ot * なる演算により算出し、これを工具ノーマル
方向のパラメータとして設定する工具ノーマル方向設定
部を具備することを特徴とするロボット制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32701994A JPH08185216A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 工具姿勢パラメータ設定方法及びロボット制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32701994A JPH08185216A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 工具姿勢パラメータ設定方法及びロボット制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08185216A true JPH08185216A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18194406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32701994A Withdrawn JPH08185216A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 工具姿勢パラメータ設定方法及びロボット制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08185216A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7410639B2 (en) | 1996-08-23 | 2008-08-12 | Vegenics Limited | Vascular endothelial growth factor D(VEGF-D) antibodies and methods of use |
JP2010079471A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Nippon Shoryoku Kikai Kk | ロボットシステム |
US7846437B2 (en) | 2004-03-05 | 2010-12-07 | Vegenics Limited | Chimeric anti-VEGF-D antibodies and humanized anti-VEGF-D antibodies and methods of using same |
US8383788B2 (en) | 1995-09-29 | 2013-02-26 | Vegenics Pty Limited | C-Fos induced growth factor (FIGF) and DNA encoding same |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP32701994A patent/JPH08185216A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8383788B2 (en) | 1995-09-29 | 2013-02-26 | Vegenics Pty Limited | C-Fos induced growth factor (FIGF) and DNA encoding same |
US7410639B2 (en) | 1996-08-23 | 2008-08-12 | Vegenics Limited | Vascular endothelial growth factor D(VEGF-D) antibodies and methods of use |
US7662932B2 (en) | 1996-08-23 | 2010-02-16 | Vegenics Limited | Vascular endothelial growth factor D (VEGF-D) polypeptides and methods of use |
US7785803B2 (en) | 1996-08-23 | 2010-08-31 | Vegenics Limited | Antibody diagnostic kits and methods of use |
US7871798B2 (en) | 1996-08-23 | 2011-01-18 | Vegenics Limited | Mammalian cells that express VEGF-D polypeptides |
US7928061B2 (en) | 1996-08-23 | 2011-04-19 | Vegenics Pty Limited | Methods of using VEGF-D polypeptides |
US8227410B2 (en) | 1996-08-23 | 2012-07-24 | Vegenics Pty Limited | Methods of stimulating wound healing by administration of vascular endothelial growth factor D (VEGF-D) |
US8445234B2 (en) | 1996-08-23 | 2013-05-21 | Vengenics Pty Limited | Methods of making VEGF-D polypeptides |
US8759286B2 (en) | 1996-08-23 | 2014-06-24 | Vegenics Pty Limited | Pharmaceutical compositions comprising a VEGF-D polypeptide |
US7846437B2 (en) | 2004-03-05 | 2010-12-07 | Vegenics Limited | Chimeric anti-VEGF-D antibodies and humanized anti-VEGF-D antibodies and methods of using same |
JP2010079471A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Nippon Shoryoku Kikai Kk | ロボットシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |