JPH08174448A - 協調型無人搬送車 - Google Patents
協調型無人搬送車Info
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- JPH08174448A JPH08174448A JP6326270A JP32627094A JPH08174448A JP H08174448 A JPH08174448 A JP H08174448A JP 6326270 A JP6326270 A JP 6326270A JP 32627094 A JP32627094 A JP 32627094A JP H08174448 A JPH08174448 A JP H08174448A
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Links
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- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 abstract description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 4
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
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- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロボットの作業範囲を拡大し効率的な作業に
貢献する協調型無人搬送車を提供する。 【構成】 走行制御装置62は、動作指示受信装置61
からの信号を受けて走行機構63を制御する。つまり、
走行軌道上を走行してワークを搬送する。同期装置65
は、ロボットプログラム読込装置64によって読み込ん
だロボットプログラムに同期させてX,Y,Z軸動作機
構66,67,68の動作を制御する。この制御によ
り、作業ステージにおいて協調型無人搬送車に載置され
ているワークを上下左右前後に移動させ、ロボットの見
掛上の作業領域を拡大し、しかも作業を効率化する。
貢献する協調型無人搬送車を提供する。 【構成】 走行制御装置62は、動作指示受信装置61
からの信号を受けて走行機構63を制御する。つまり、
走行軌道上を走行してワークを搬送する。同期装置65
は、ロボットプログラム読込装置64によって読み込ん
だロボットプログラムに同期させてX,Y,Z軸動作機
構66,67,68の動作を制御する。この制御によ
り、作業ステージにおいて協調型無人搬送車に載置され
ているワークを上下左右前後に移動させ、ロボットの見
掛上の作業領域を拡大し、しかも作業を効率化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、載置しているワークを
ロボットが作業しやすいように3次元方向に動かす機能
を有する協調型無人搬送車に関する。
ロボットが作業しやすいように3次元方向に動かす機能
を有する協調型無人搬送車に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車は非常に多くの部
品から構成されている。この自動車部品の中でも、イン
ストルメントパネルは組立工数や加工工数が多い部品で
ある。
品から構成されている。この自動車部品の中でも、イン
ストルメントパネルは組立工数や加工工数が多い部品で
ある。
【0003】このようなインストルメントパネルを従来
の生産ラインを用いて製造しようとすると、一例として
図6に示すような生産ラインを構成する必要がある。
の生産ラインを用いて製造しようとすると、一例として
図6に示すような生産ラインを構成する必要がある。
【0004】このライン構成は、要求される作業内容に
応じて技術者によって適宜デザインされるものである
が、従来は基本的には1台のロボットで1種類の作業を
行うようにしてあることから、インストルメントパネル
のように作業工数の多い部品の組立には、非常に多くの
作業ステージを必要とする。
応じて技術者によって適宜デザインされるものである
が、従来は基本的には1台のロボットで1種類の作業を
行うようにしてあることから、インストルメントパネル
のように作業工数の多い部品の組立には、非常に多くの
作業ステージを必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来行われているデザインに基づいて生産ラインを
構成した場合には、1つの作業ステージで基本的に1種
類の作業を行うようになっていることから、製造する部
品の作業工数に応じた作業ステージを用意する必要があ
り、インストルメントパネルのような部品の製造ライン
は、図6のように非常に多くのロボットや生産機械を必
要とし、その生産ラインの所用スペースも非常に広いス
ペースが必要とされる。
うな従来行われているデザインに基づいて生産ラインを
構成した場合には、1つの作業ステージで基本的に1種
類の作業を行うようになっていることから、製造する部
品の作業工数に応じた作業ステージを用意する必要があ
り、インストルメントパネルのような部品の製造ライン
は、図6のように非常に多くのロボットや生産機械を必
要とし、その生産ラインの所用スペースも非常に広いス
ペースが必要とされる。
【0006】したがって、生産ラインを構成するために
多額の資金が必要となり、また、多くの種類の生産機械
を必要とすることからその保守など多くの間接費もかか
るという問題がある。
多額の資金が必要となり、また、多くの種類の生産機械
を必要とすることからその保守など多くの間接費もかか
るという問題がある。
【0007】このような問題を解消するために、作業ツ
ールを交換することができる機能を持った多機能のロボ
ットを1つの作業ステージに複数台配置させ、無人搬送
車でそのステージにワークを搬送するという生産ライン
を構成することによって、組立工数の多い部品であって
も、ロボットおよび無人搬送車によって構成される1つ
のステージで効率的に生産させようとする構想がある。
ールを交換することができる機能を持った多機能のロボ
ットを1つの作業ステージに複数台配置させ、無人搬送
車でそのステージにワークを搬送するという生産ライン
を構成することによって、組立工数の多い部品であって
も、ロボットおよび無人搬送車によって構成される1つ
のステージで効率的に生産させようとする構想がある。
【0008】この構想の実現には、単にワークを作業ス
テージに運ぶという従来の無人搬送車とは異なって、ロ
ボットの一軸として機能するような無人搬送車の提供が
不可欠である。
テージに運ぶという従来の無人搬送車とは異なって、ロ
ボットの一軸として機能するような無人搬送車の提供が
不可欠である。
【0009】本発明は、その構想を効果的に実現させる
ことができる協調型の無人搬送車の提供を目的とする。
ことができる協調型の無人搬送車の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、作業ステージにワークを搬送する無人搬送
車において、当該作業ステージに配設されているロボッ
トのプログラムを読み込むロボットプログラム入力手段
と、当該読み込んだロボットのプログラムに応じて前記
無人搬送車の動作を制御し、載置されているワークを3
次元方向に位置決めする制御手段とを有することを特徴
とする。
の本発明は、作業ステージにワークを搬送する無人搬送
車において、当該作業ステージに配設されているロボッ
トのプログラムを読み込むロボットプログラム入力手段
と、当該読み込んだロボットのプログラムに応じて前記
無人搬送車の動作を制御し、載置されているワークを3
次元方向に位置決めする制御手段とを有することを特徴
とする。
【0011】また、作業ステージにワークを搬送する無
人搬送車において、外部からの動作指示を受信する受信
手段と、当該受信手段によって受信した動作指示にした
がってワークを搬送するワーク搬送手段と、当該作業ス
テージに配設されているロボットのプログラムを読み込
むロボットプログラム入力手段と、当該読み込んだロボ
ットのプログラムに応じて前記無人搬送車の動作を制御
し、載置されているワークを3次元方向に位置決めする
制御手段とを有することを特徴とする。
人搬送車において、外部からの動作指示を受信する受信
手段と、当該受信手段によって受信した動作指示にした
がってワークを搬送するワーク搬送手段と、当該作業ス
テージに配設されているロボットのプログラムを読み込
むロボットプログラム入力手段と、当該読み込んだロボ
ットのプログラムに応じて前記無人搬送車の動作を制御
し、載置されているワークを3次元方向に位置決めする
制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】そして、前記無人搬送車には、前記制御手
段の指令に基づいて、載置したワークをX軸方向に移動
するX軸方向移動手段と、当該ワークをY軸方向に移動
するY軸方向移動手段と、Z軸方向に移動するz軸方向
移動手段とを有することを特徴とする。
段の指令に基づいて、載置したワークをX軸方向に移動
するX軸方向移動手段と、当該ワークをY軸方向に移動
するY軸方向移動手段と、Z軸方向に移動するz軸方向
移動手段とを有することを特徴とする。
【0013】
【作用】このように構成した本発明にかかる協調型無人
搬送車は次のように作用する。
搬送車は次のように作用する。
【0014】請求項1に記載の発明にあって、制御手段
は、ロボットプログラム入力手段から入力したロボット
プログラムに基づいて協調型無人搬送車の動作を制御す
る。無人搬送車は、制御手段の制御に基づいて載置して
いるワークをX,Y,Z方向に動かして、ロボットの作
業の補助をする。
は、ロボットプログラム入力手段から入力したロボット
プログラムに基づいて協調型無人搬送車の動作を制御す
る。無人搬送車は、制御手段の制御に基づいて載置して
いるワークをX,Y,Z方向に動かして、ロボットの作
業の補助をする。
【0015】このように、無人搬送車をロボットの一軸
として機能させることによって、ロボットの作業範囲を
疑似的に拡大することができ、作業の効率化を図ること
ができるようになる。
として機能させることによって、ロボットの作業範囲を
疑似的に拡大することができ、作業の効率化を図ること
ができるようになる。
【0016】請求項2に記載の発明にあって、ワーク搬
送手段は、受信手段によって受信された外部からの動作
指示にしたがって所定のワークを指示された搬送経路で
搬送する。作業ステージにおいては、制御手段は、ロボ
ットプログラム入力手段から入力したロボットプログラ
ムに基づいて協調型無人搬送車の動作を制御する。無人
搬送車は、制御手段の制御に基づいて載置しているワー
クをX,Y,Z方向に動かして、ロボットの作業の補助
をする。
送手段は、受信手段によって受信された外部からの動作
指示にしたがって所定のワークを指示された搬送経路で
搬送する。作業ステージにおいては、制御手段は、ロボ
ットプログラム入力手段から入力したロボットプログラ
ムに基づいて協調型無人搬送車の動作を制御する。無人
搬送車は、制御手段の制御に基づいて載置しているワー
クをX,Y,Z方向に動かして、ロボットの作業の補助
をする。
【0017】したがって、協調型無人搬送車は、搬送経
路上においては従来と同様にワークを搬送するためだけ
の搬送車として機能し、作業ステージにおいては、ロボ
ットの作業を補助するための1つの作業装置として機能
することになる。
路上においては従来と同様にワークを搬送するためだけ
の搬送車として機能し、作業ステージにおいては、ロボ
ットの作業を補助するための1つの作業装置として機能
することになる。
【0018】請求項3に記載の発明にあって、無人搬送
車には前記制御手段の指令に基づいて、載置したワーク
をX軸方向に移動するX軸方向移動手段と、当該ワーク
をY軸方向に移動するY軸方向移動手段と、Z軸方向に
移動するz軸方向移動手段とを備えているので、ロボッ
トの動作に協調させてワークを三次元方向に移動させる
ことができる。
車には前記制御手段の指令に基づいて、載置したワーク
をX軸方向に移動するX軸方向移動手段と、当該ワーク
をY軸方向に移動するY軸方向移動手段と、Z軸方向に
移動するz軸方向移動手段とを備えているので、ロボッ
トの動作に協調させてワークを三次元方向に移動させる
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明にかかる協調型無人搬送車を用
いて構成した部品組立装置の概略構成図である。
明する。図1は、本発明にかかる協調型無人搬送車を用
いて構成した部品組立装置の概略構成図である。
【0020】図示されているように、この部品組立装置
は、作業ステージ5の周囲に設けられた走行軌道10
A,10B,10C上をワークである部品を搬送する無
人搬送車(以下、AGVという)15A〜15Fと、作
業ステージに設けられている両腕ロボット20と、多軸
型のロボット25A,25Bとから構成されている。前
記のAGVのうち、走行軌道10Aおよび10Bを走行
するAGV15A〜15Dは、従来と同様の普通のAG
Vであり、走行軌道10Cを走行するAGV15E,1
5Fは、本発明にかかる協調型無人搬送車である。
は、作業ステージ5の周囲に設けられた走行軌道10
A,10B,10C上をワークである部品を搬送する無
人搬送車(以下、AGVという)15A〜15Fと、作
業ステージに設けられている両腕ロボット20と、多軸
型のロボット25A,25Bとから構成されている。前
記のAGVのうち、走行軌道10Aおよび10Bを走行
するAGV15A〜15Dは、従来と同様の普通のAG
Vであり、走行軌道10Cを走行するAGV15E,1
5Fは、本発明にかかる協調型無人搬送車である。
【0021】AGV15A〜15Dは、単に部品の搬送
を行うために設けられているものであり、AGV15
E,15Fは、単に部品を搬送するのみならず、載置し
ている部品を必要に応じて上下させたり、左右にスライ
ドさせたりしてロボット20,25A,25Bの作業を
助けるように動作する。これらAGV15A〜15Fお
よびロボット20,25A,25Bの動作は、統合コン
トローラ30によって総合的に制御される。なお、両腕
ロボット20はCR制御盤35によって、また、多軸型
ロボット25A,25BはAR制御盤40によってそれ
ぞれ個別的に制御される。
を行うために設けられているものであり、AGV15
E,15Fは、単に部品を搬送するのみならず、載置し
ている部品を必要に応じて上下させたり、左右にスライ
ドさせたりしてロボット20,25A,25Bの作業を
助けるように動作する。これらAGV15A〜15Fお
よびロボット20,25A,25Bの動作は、統合コン
トローラ30によって総合的に制御される。なお、両腕
ロボット20はCR制御盤35によって、また、多軸型
ロボット25A,25BはAR制御盤40によってそれ
ぞれ個別的に制御される。
【0022】なお、両腕ロボット20は、走行軌道10
C上を走行するAGV15E,15Fと協調して作業を
行う協調型のロボットであり、作業の内容に応じて作業
ツールを自動的に取り替える機能を有している。また、
視覚センサや力覚センサを備えているので、ある程度の
力が加わると弾性変形してしまうような柔らかい部品の
組立も容易に行うことができるようになっている。AG
V15E,15Fは、協調型の両腕ロボット20と協調
して動作する協調型のAGVである。
C上を走行するAGV15E,15Fと協調して作業を
行う協調型のロボットであり、作業の内容に応じて作業
ツールを自動的に取り替える機能を有している。また、
視覚センサや力覚センサを備えているので、ある程度の
力が加わると弾性変形してしまうような柔らかい部品の
組立も容易に行うことができるようになっている。AG
V15E,15Fは、協調型の両腕ロボット20と協調
して動作する協調型のAGVである。
【0023】図2は、作業ステージ5に配設されている
両腕ロボット20および多軸型のロボット25A,25
Bの配設状況および協調型のAGV15Fの動作説明図
である。
両腕ロボット20および多軸型のロボット25A,25
Bの配設状況および協調型のAGV15Fの動作説明図
である。
【0024】両腕ロボット20は、2つの腕20A,2
0Bを同期して動作させ、AGV15Fに載置されてい
るような長尺の部品を両腕で把持して運んだり、取り付
けたりする機能を有しており、また、多軸型のロボット
25A,25Bでは取り扱えないような重量の重い部品
を取り扱うことができる。
0Bを同期して動作させ、AGV15Fに載置されてい
るような長尺の部品を両腕で把持して運んだり、取り付
けたりする機能を有しており、また、多軸型のロボット
25A,25Bでは取り扱えないような重量の重い部品
を取り扱うことができる。
【0025】多軸型のロボット25A,25Bは、従来
から用いられている一般的なロボットである。
から用いられている一般的なロボットである。
【0026】なお、両腕型ロボット20および多軸型ロ
ボット25A,25Bは、作業内容に応じたツールが使
用できるようにツールチェンジの機能を有している。
ボット25A,25Bは、作業内容に応じたツールが使
用できるようにツールチェンジの機能を有している。
【0027】協調型無人搬送車15Fは、載置されてい
る部品を上下や左右に移動させる機構を有しており、こ
の機構を用いてロボット20,25A,25Bの動作に
同期させて部品を上下左右に移動させることによって、
ロボットの作業領域を見掛上拡大することができること
となり、より少ないスペースの作業領域での作業を可能
としている。
る部品を上下や左右に移動させる機構を有しており、こ
の機構を用いてロボット20,25A,25Bの動作に
同期させて部品を上下左右に移動させることによって、
ロボットの作業領域を見掛上拡大することができること
となり、より少ないスペースの作業領域での作業を可能
としている。
【0028】図3は、本発明にかかる協調型無人搬送車
の制御系のブロック図である。AGVの制御装置60に
は、動作指示受信装置61が設けられているが、この動
作指示受信装置61は外部装置からのIDを受信し、こ
の受信したIDに基づいて走行制御装置62には走行制
御に関する信号を、また同期装置65にはロボットと協
調動作させるための信号をそれぞれ出力するものであ
る。走行制御装置61は、協調型無人搬送車を所定の走
行軌道上で走行させるために走行機構63の動作を制御
する。
の制御系のブロック図である。AGVの制御装置60に
は、動作指示受信装置61が設けられているが、この動
作指示受信装置61は外部装置からのIDを受信し、こ
の受信したIDに基づいて走行制御装置62には走行制
御に関する信号を、また同期装置65にはロボットと協
調動作させるための信号をそれぞれ出力するものであ
る。走行制御装置61は、協調型無人搬送車を所定の走
行軌道上で走行させるために走行機構63の動作を制御
する。
【0029】ロボットプログラム読込装置64は、統合
コントローラ30などの内部に存在するロボットプログ
ラム70を読み込んで、ロボットの動作と協調させるた
めの同期装置65にこのプログラムを送る。同期装置6
5は、ロボットの動作に同期させてX軸動作機構(X方
向に移動させるテーブルや前後の走行)66、Y軸動作
機構(Y軸方向に移動させるテーブル)67、Z軸動作
機構(リフター)68を動作させて載置しているワーク
を動かす。この動作によって協調型無人搬送車は、あた
かもロボットの一軸であるかのように機能することにな
る。
コントローラ30などの内部に存在するロボットプログ
ラム70を読み込んで、ロボットの動作と協調させるた
めの同期装置65にこのプログラムを送る。同期装置6
5は、ロボットの動作に同期させてX軸動作機構(X方
向に移動させるテーブルや前後の走行)66、Y軸動作
機構(Y軸方向に移動させるテーブル)67、Z軸動作
機構(リフター)68を動作させて載置しているワーク
を動かす。この動作によって協調型無人搬送車は、あた
かもロボットの一軸であるかのように機能することにな
る。
【0030】以上のように構成されている本発明の協調
型無人搬送車は図4の動作フローチャートにしたがって
次のように動作する。この動作を図5を参照しながら説
明する。
型無人搬送車は図4の動作フローチャートにしたがって
次のように動作する。この動作を図5を参照しながら説
明する。
【0031】S1,S2 協調型無人搬送車に設けられている制御装置60の動作
指示受信装置61は、外部装置からのIDを受信し、こ
の受信したIDが走行を指示するものであるか,ワーク
をロボットに同期させて移動させるものであるかの判断
をする。
指示受信装置61は、外部装置からのIDを受信し、こ
の受信したIDが走行を指示するものであるか,ワーク
をロボットに同期させて移動させるものであるかの判断
をする。
【0032】S3 この判断の結果、走行に関するものであるときには、走
行制御装置62は走行機構63を制御して、そのIDを
解読した結果にしたがって所定のワークを載置し、所定
の走行軌道上を走行させる。
行制御装置62は走行機構63を制御して、そのIDを
解読した結果にしたがって所定のワークを載置し、所定
の走行軌道上を走行させる。
【0033】S4,S5,S6 一方、ワークをロボットに同期させて移動させることを
指示するものであるときには、ロボットプログラム読込
装置64はロボットプログラム70を読み込み、同期装
置65は、図5に示す協調型の両腕ロボット20の動作
に協調させるべく、X軸動作機構66,Y軸動作機構6
7,Z軸動作機構68をそれぞれ動作させてワークを3
次元方向に移動させる。また、必要に応じて協調型搬送
車15Fを前進後退させるようにして、ロボットの作業
領域を見かけ上大幅に拡大することも可能である。
指示するものであるときには、ロボットプログラム読込
装置64はロボットプログラム70を読み込み、同期装
置65は、図5に示す協調型の両腕ロボット20の動作
に協調させるべく、X軸動作機構66,Y軸動作機構6
7,Z軸動作機構68をそれぞれ動作させてワークを3
次元方向に移動させる。また、必要に応じて協調型搬送
車15Fを前進後退させるようにして、ロボットの作業
領域を見かけ上大幅に拡大することも可能である。
【0034】このように、協調型無人搬送車15Fに協
調して動作する協調型の両腕ロボット20と、この両腕
ロボット20に協調してワークを前進,後退,左右移
動,上下移動する協調型無人搬送車15Fで生産ライン
を構成すると、見掛上の作業領域を拡大することができ
るようになり、所用スペースの縮小化を図りつつ作業効
率を向上させることができるようになる。
調して動作する協調型の両腕ロボット20と、この両腕
ロボット20に協調してワークを前進,後退,左右移
動,上下移動する協調型無人搬送車15Fで生産ライン
を構成すると、見掛上の作業領域を拡大することができ
るようになり、所用スペースの縮小化を図りつつ作業効
率を向上させることができるようになる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、各請
求項ごとに次のような効果を奏することになる。
求項ごとに次のような効果を奏することになる。
【0036】請求項1に記載の発明にあっては、ロボッ
トプログラム入力手段から入力したロボットプログラム
に基づいて協調型無人搬送車の動作を制御し、ロボット
の作業を補助するようにしたので、無人搬送車をロボッ
トの一軸として機能させることができ、ロボットの作業
範囲が疑似的に拡大され、作業の効率化を図ることがで
きる。
トプログラム入力手段から入力したロボットプログラム
に基づいて協調型無人搬送車の動作を制御し、ロボット
の作業を補助するようにしたので、無人搬送車をロボッ
トの一軸として機能させることができ、ロボットの作業
範囲が疑似的に拡大され、作業の効率化を図ることがで
きる。
【0037】請求項2に記載の発明にあっては、受信手
段によって受信された外部からの動作指示にしたがって
所定のワークを指示された搬送経路で搬送する一方、作
業ステージにおいては、ロボットプログラム入力手段か
ら入力したロボットプログラムに基づいて協調型無人搬
送車の動作を制御するようにしたので、協調型無人搬送
車は、搬送経路上においては従来と同様にワークを搬送
するためだけの搬送車として機能させ作業ステージにお
いては、ロボットの作業を補助するための1つの作業装
置として機能させることができる。
段によって受信された外部からの動作指示にしたがって
所定のワークを指示された搬送経路で搬送する一方、作
業ステージにおいては、ロボットプログラム入力手段か
ら入力したロボットプログラムに基づいて協調型無人搬
送車の動作を制御するようにしたので、協調型無人搬送
車は、搬送経路上においては従来と同様にワークを搬送
するためだけの搬送車として機能させ作業ステージにお
いては、ロボットの作業を補助するための1つの作業装
置として機能させることができる。
【0038】請求項3に記載の発明にあっては、制御手
段の指令に基づいて、載置したワークをX軸方向に移動
するX軸方向移動手段と、当該ワークをY軸方向に移動
するY軸方向移動手段と、Z軸方向に移動するZ軸方向
移動手段とを設けたので、ロボットの動作に協調させて
ワークを三次元方向に移動させることができ、ロボット
の作業範囲の拡大化と作業の効率化とを図ることができ
る。
段の指令に基づいて、載置したワークをX軸方向に移動
するX軸方向移動手段と、当該ワークをY軸方向に移動
するY軸方向移動手段と、Z軸方向に移動するZ軸方向
移動手段とを設けたので、ロボットの動作に協調させて
ワークを三次元方向に移動させることができ、ロボット
の作業範囲の拡大化と作業の効率化とを図ることができ
る。
【図1】 本発明にかかる協調型無人搬送車を使用した
部品組立装置の概略構成図である。
部品組立装置の概略構成図である。
【図2】 図1に示した部品組立措置を構成するロボッ
トの一例を示す図ある。
トの一例を示す図ある。
【図3】 本発明にかかる協調型無人搬送車の制御系の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】 図3に示した制御系の動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】 図1に示した部品組立装置の動作説明に供す
る図である。
る図である。
【図6】 従来の生産ライン構成の一例を示す図であ
る。
る。
10A〜10C…軌道、 15A〜15F…搬送台車、 20…両腕型ロボット、 25A,25B…多軸型ロボット、 30…統合コントローラ、 35…CR制御盤、 40…AR制御盤、 50…ロボットコントローラ、 60…AGVの制御装置、 61…動作指示受信装置、 62…走行制御装置、 63…走行機構、 64…ロボットプログラム読込装置、 65…同期装置、 66,67,68…X,Y,Z軸動作機構、 70…ロボットプログラム。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図5】
【図1】
【図3】
【図6】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 65/00 L (72)発明者 渡辺 晋一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 作業ステージ(5) にワークを搬送する無
人搬送車(15E,15F)において、 当該作業ステージ(5) に配設されているロボット(20,25
A,25B)のプログラムを読み込むロボットプログラム入力
手段(64)と、 当該読み込んだロボットのプログラムに応じて前記無人
搬送車(15E,15F) の動作を制御し、載置されているワー
クを3次元方向に位置決めする制御手段(65)とを有する
ことを特徴とする協調型無人搬送車。 - 【請求項2】 作業ステージ(5) にワークを搬送する無
人搬送車(15E,15F)において、 外部からの動作指示を受信する受信手段(61)と、 当該受信手段861)によって受信した動作指示にしたがっ
てワークを搬送するワーク搬送手段(62,63) と、 当該作業ステージ(5) に配設されているロボットのプロ
グラムを読み込むロボットプログラム入力手段(64)と、 当該読み込んだロボットのプログラムに応じて前記無人
搬送車(15E,15F) の動作を制御し、載置されているワー
クを3次元方向に位置決めする制御手段(65)とを有する
ことを特徴とする協調型無人搬送車。 - 【請求項3】 前記無人搬送車(15E,15F) には、前記制
御手段(65)の指令に基づいて、載置したワークをX軸方
向に移動するX軸方向移動手段(66)と、当該ワークをY
軸方向に移動するY軸方向移動手段(67)と、Z軸方向に
移動するz軸方向移動手段(68)とを有することを特徴と
する請求項1または請求項2に記載の協調型無人搬送
車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326270A JPH08174448A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 協調型無人搬送車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6326270A JPH08174448A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 協調型無人搬送車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08174448A true JPH08174448A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18185898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6326270A Pending JPH08174448A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 協調型無人搬送車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08174448A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPWO2018055745A1 (ja) * | 2016-09-23 | 2019-04-11 | ヤマハ発動機株式会社 | ロボットシステム、ロボットコントローラー、ロボットコントロール方法、ロボットプログラム |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6326270A patent/JPH08174448A/ja active Pending
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JPWO2019064913A1 (ja) * | 2017-09-27 | 2020-10-15 | 日本電産株式会社 | 移動体及び生産システム |
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