JPH08160771A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH08160771A JPH08160771A JP6323852A JP32385294A JPH08160771A JP H08160771 A JPH08160771 A JP H08160771A JP 6323852 A JP6323852 A JP 6323852A JP 32385294 A JP32385294 A JP 32385294A JP H08160771 A JPH08160771 A JP H08160771A
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- JP
- Japan
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- intermediate transfer
- transfer belt
- image
- belt
- toner
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- Pending
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- Color Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中間転写ベルトの感光層の除電を容易にする
ことにより、画像品質の向上を図ることのできる画像形
成装置を提供することである。。 【構成】 トナー像を形成する感光体ドラム9と、該感
光体ドラム9上のトナー像を一次転写部Aで一旦転写す
る中間転写ベルト19と、該中間転写ベルト19上のト
ナー像を二次転写部Bで転写紙24上に再転写する転写
チャージャ106とを設け、該中間転写ベルト19を、
基材層102と、該基材層102よりも高抵抗である感
光層101とで構成し、かつ該中間転写ベルト19が該
二次転写部Bから該一次転写部Aに移動する移動経路上
に、該感光層101を除電する露光装置103を設け
る。
ことにより、画像品質の向上を図ることのできる画像形
成装置を提供することである。。 【構成】 トナー像を形成する感光体ドラム9と、該感
光体ドラム9上のトナー像を一次転写部Aで一旦転写す
る中間転写ベルト19と、該中間転写ベルト19上のト
ナー像を二次転写部Bで転写紙24上に再転写する転写
チャージャ106とを設け、該中間転写ベルト19を、
基材層102と、該基材層102よりも高抵抗である感
光層101とで構成し、かつ該中間転写ベルト19が該
二次転写部Bから該一次転写部Aに移動する移動経路上
に、該感光層101を除電する露光装置103を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、潜
像担持体上のトナー像を中間転写ベルトに一旦転写し、
更にこの中間転写ベルト上のトナー像を転写紙上に転写
する転写装置を有する画像形成装置に関するものであ
る。
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、潜
像担持体上のトナー像を中間転写ベルトに一旦転写し、
更にこの中間転写ベルト上のトナー像を転写紙上に転写
する転写装置を有する画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、中間転写ベルトを採用した画像形
成装置においては、中間転写ベルトの材質として、低抵
抗材料から高抵抗材料、これらの組合せなどさまざまな
抵抗の材質が使用されている(例えば、特開平1−27
3075、特開平1−243085号公報参照)。
成装置においては、中間転写ベルトの材質として、低抵
抗材料から高抵抗材料、これらの組合せなどさまざまな
抵抗の材質が使用されている(例えば、特開平1−27
3075、特開平1−243085号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、中
間転写ベルトに低抵抗の材質を使用した場合、特に、潜
像担持体から中間転写ベルトに転写する際、中間転写ベ
ルトに付加された電荷が動きやすいため、トナー保持力
が弱くなり、傾向として、トナーがドット部以外に散っ
てしまうことによるぼけ画像を発生しやすい。逆に、高
抵抗の材質を使用した場合は、中間転写ベルトに付加さ
れた電荷は動きにくくなるため、トナー保持力が強くな
り、ぼけ画像は発生しにくくなる。ところが、高抵抗の
材質では電荷が移動しにくくなるのであるから、連続し
て画像形成を行なう場合には、前に印加した電荷が中間
転写ベルト上に残留していると、これが蓄積してしま
う。このため、画像に対する最適転写バイアスが変化
し、画像を安定させることができなくなる。また、トナ
ーがあるところと無いところでは、中間転写ベルト上に
蓄積される電荷量が異なるため、連続して画像形成を行
なうと、前の画像形成においてトナーがあったところに
適正量の電荷を供給できず、潜像担持体から中間転写ベ
ルトへのトナーが転写されにくくなり、ネガ残像として
次の画像に重なって現れるといった不具合が生じてしま
う。この対策としては、コロナ放電などによる除電をす
ることが考えられるが、高抵抗の材質では電荷を保持し
やすいのであるから、同時に除電もしにくく、潜像担持
体の除電に比較するとかなりの困難を伴うという不具合
もあった。また、後述する図7に示すようなローラに電
圧をかける転写方式は、電流がローラ間に流れないた
め、採用することはできない。また、転写チャージャに
よるコロナ転写を採用すると、上述の除電手段と合わせ
てコストの上昇につながり、オゾンの発生という問題も
生じてしまう。このような理由により、ぼけ画像の問題
もなく除電手段も必要ないような抵抗の設定は非常に困
難であり、従来装置においては、やむを得ず中抵抗のベ
ルトを使用し、ぼけ画像を割り切っているものもあり、
これが画像品質低下の主な原因の一つとなっているとい
う問題点もあった。
間転写ベルトに低抵抗の材質を使用した場合、特に、潜
像担持体から中間転写ベルトに転写する際、中間転写ベ
ルトに付加された電荷が動きやすいため、トナー保持力
が弱くなり、傾向として、トナーがドット部以外に散っ
てしまうことによるぼけ画像を発生しやすい。逆に、高
抵抗の材質を使用した場合は、中間転写ベルトに付加さ
れた電荷は動きにくくなるため、トナー保持力が強くな
り、ぼけ画像は発生しにくくなる。ところが、高抵抗の
材質では電荷が移動しにくくなるのであるから、連続し
て画像形成を行なう場合には、前に印加した電荷が中間
転写ベルト上に残留していると、これが蓄積してしま
う。このため、画像に対する最適転写バイアスが変化
し、画像を安定させることができなくなる。また、トナ
ーがあるところと無いところでは、中間転写ベルト上に
蓄積される電荷量が異なるため、連続して画像形成を行
なうと、前の画像形成においてトナーがあったところに
適正量の電荷を供給できず、潜像担持体から中間転写ベ
ルトへのトナーが転写されにくくなり、ネガ残像として
次の画像に重なって現れるといった不具合が生じてしま
う。この対策としては、コロナ放電などによる除電をす
ることが考えられるが、高抵抗の材質では電荷を保持し
やすいのであるから、同時に除電もしにくく、潜像担持
体の除電に比較するとかなりの困難を伴うという不具合
もあった。また、後述する図7に示すようなローラに電
圧をかける転写方式は、電流がローラ間に流れないた
め、採用することはできない。また、転写チャージャに
よるコロナ転写を採用すると、上述の除電手段と合わせ
てコストの上昇につながり、オゾンの発生という問題も
生じてしまう。このような理由により、ぼけ画像の問題
もなく除電手段も必要ないような抵抗の設定は非常に困
難であり、従来装置においては、やむを得ず中抵抗のベ
ルトを使用し、ぼけ画像を割り切っているものもあり、
これが画像品質低下の主な原因の一つとなっているとい
う問題点もあった。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、中間転写ベルトの感
光層の除電を容易にすることにより、画像品質の向上を
図ることのできる画像形成装置を提供することである。
であり、その目的とするところは、中間転写ベルトの感
光層の除電を容易にすることにより、画像品質の向上を
図ることのできる画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、トナー像を形成する潜
像担持体と、該潜像担持体上のトナー像を一次転写部で
一旦転写する中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上の
トナー像を二次転写部で転写材上に再転写する転写手段
とを有する画像形成装置において、該中間転写ベルト
を、基材層と感光層とで構成し、かつ該中間転写ベルト
が該二次転写部から該一次転写部に移動する移動経路上
に、該感光層を除電する露光手段を設けたことを特徴と
するものである。
に、請求項1の画像形成装置は、トナー像を形成する潜
像担持体と、該潜像担持体上のトナー像を一次転写部で
一旦転写する中間転写ベルトと、該中間転写ベルト上の
トナー像を二次転写部で転写材上に再転写する転写手段
とを有する画像形成装置において、該中間転写ベルト
を、基材層と感光層とで構成し、かつ該中間転写ベルト
が該二次転写部から該一次転写部に移動する移動経路上
に、該感光層を除電する露光手段を設けたことを特徴と
するものである。
【0006】ここで、上記体積固有抵抗は、106Ω・c
mより小さいものを低抵抗、106Ω・cm乃至1012Ω・
cmであるものを中抵抗、1012Ω・cmより大きいものを
高抵抗として区分している。
mより小さいものを低抵抗、106Ω・cm乃至1012Ω・
cmであるものを中抵抗、1012Ω・cmより大きいものを
高抵抗として区分している。
【0007】請求項2の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記潜像担持体上のトナー像を上
記中間転写ベルトに転写する直前に、該中間転写ベルト
の感光層を帯電させる帯電装置を設けたことを特徴とす
るものである。
像形成装置において、上記潜像担持体上のトナー像を上
記中間転写ベルトに転写する直前に、該中間転写ベルト
の感光層を帯電させる帯電装置を設けたことを特徴とす
るものである。
【0008】請求項3の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記基材層を、体積固有抵抗が1
06Ω・cmより小さい材質を用いて構成したことを特徴
とするものである。
像形成装置において、上記基材層を、体積固有抵抗が1
06Ω・cmより小さい材質を用いて構成したことを特徴
とするものである。
【0009】請求項4の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記基材層を、体積固有抵抗が1
06Ω・cm乃至1012Ω・cmである材質を用いて構成
し、かつ上記潜像担持体から上記中間転写ベルトへトナ
ー像を転写するための転写装置を該中間転写ベルトの内
側の基材層側に設けたことを特徴とするものである。
像形成装置において、上記基材層を、体積固有抵抗が1
06Ω・cm乃至1012Ω・cmである材質を用いて構成
し、かつ上記潜像担持体から上記中間転写ベルトへトナ
ー像を転写するための転写装置を該中間転写ベルトの内
側の基材層側に設けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項5の画像形成装置は、請求項4の画
像形成装置において、上記潜像担持体と上記中間転写ベ
ルトとが接触している部分の上流、あるいは下流で該中
間転写ベルトを支持している支持ローラに電圧を印加
し、これにより該潜像担持体上のトナー像を該中間転写
ベルトに転写することを特徴とするものである。
像形成装置において、上記潜像担持体と上記中間転写ベ
ルトとが接触している部分の上流、あるいは下流で該中
間転写ベルトを支持している支持ローラに電圧を印加
し、これにより該潜像担持体上のトナー像を該中間転写
ベルトに転写することを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1の画像形成装置においては、高抵抗で
ある感光層では電荷が移動しにくいので、上記中間転写
ベルトの感光層側に上記潜像担持体上のトナー像を転写
したときのトナー像の保持力が強く、該中間転写ベルト
上でのトナー像のぶれを生じない。また、上記露光手段
によって、中間転写ベルトから転写材へ転写した後に、
該中間転写ベルト上に残留した電荷を除電するので、該
感光層の除電を容易に行なうことができる。
ある感光層では電荷が移動しにくいので、上記中間転写
ベルトの感光層側に上記潜像担持体上のトナー像を転写
したときのトナー像の保持力が強く、該中間転写ベルト
上でのトナー像のぶれを生じない。また、上記露光手段
によって、中間転写ベルトから転写材へ転写した後に、
該中間転写ベルト上に残留した電荷を除電するので、該
感光層の除電を容易に行なうことができる。
【0012】請求項2の画像形成装置においては、上記
転写部の直前に配設された帯電装置によって、潜像担持
体からトナー像を転写し得るだけの電荷を中間転写ベル
トの感光層へ与えるので、トナー量が多い場合であって
も転写電荷の不足が生じない。
転写部の直前に配設された帯電装置によって、潜像担持
体からトナー像を転写し得るだけの電荷を中間転写ベル
トの感光層へ与えるので、トナー量が多い場合であって
も転写電荷の不足が生じない。
【0013】請求項3の画像形成装置においては、上記
基材層の体積固有抵抗が106Ω・cmより小さいため、
該基材層上の電荷が移動しやすくなる。このため、上記
中間転写ベルトの露光除電がよりスムーズに行なわれ
る。
基材層の体積固有抵抗が106Ω・cmより小さいため、
該基材層上の電荷が移動しやすくなる。このため、上記
中間転写ベルトの露光除電がよりスムーズに行なわれ
る。
【0014】請求項4の画像形成装置においては、上記
中間転写ベルト内側に設けた転写装置によって、該中間
転写ベルトと上記潜像担持体との間に電界を形成するの
で、この電界によって該潜像担持体上のトナー像が該中
間転写ベルトへ静電的に転写される。ここで、上記基材
層の体積固有抵抗を106Ω・cm乃至1012Ω・cmとす
ることで、上記感光層よりも電荷の移動しやすい該基材
層側から、該転写装置によって該中間転写ベルトへ与え
られた電荷は、該中間転写ベルトの基材層の体積固有抵
抗を106Ω・cmより小さくした場合に比して移動しに
くいため、該中間転写ベルトへ静電的に転写されたトナ
ー像のぼけが生じない。
中間転写ベルト内側に設けた転写装置によって、該中間
転写ベルトと上記潜像担持体との間に電界を形成するの
で、この電界によって該潜像担持体上のトナー像が該中
間転写ベルトへ静電的に転写される。ここで、上記基材
層の体積固有抵抗を106Ω・cm乃至1012Ω・cmとす
ることで、上記感光層よりも電荷の移動しやすい該基材
層側から、該転写装置によって該中間転写ベルトへ与え
られた電荷は、該中間転写ベルトの基材層の体積固有抵
抗を106Ω・cmより小さくした場合に比して移動しに
くいため、該中間転写ベルトへ静電的に転写されたトナ
ー像のぼけが生じない。
【0015】請求項5の画像形成装置においては、上流
側あるいは下流側のローラに電圧を印加して両ローラ間
に電位勾配を生じさせ、該転写部における感光層の電位
を一定に保つ。そして、上記中間転写ベルトと上記潜像
担持体との間に形成された電界によってトナー像を転写
する。
側あるいは下流側のローラに電圧を印加して両ローラ間
に電位勾配を生じさせ、該転写部における感光層の電位
を一定に保つ。そして、上記中間転写ベルトと上記潜像
担持体との間に形成された電界によってトナー像を転写
する。
【0016】
【実施例】まず、本発明を適用できる画像形成装置であ
るカラー複写装置の一例について説明する。図1はカラ
ー複写装置の概略構成図、図2は感光体・中間転写ベル
ト回りの拡大図である。カラー画像読み取り装置(以
下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー群5、及びレンズ6を介してカラー
センサー7に結像して、原稿のカラー画像情報を、例え
ばブルー(Blue、以下Bという)、グリーン(Gree
n、以下Gという)、レッド(Red、以下Rという)の
色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
そして、このカラースキャナー1で得たB、G、Rの色
分解画像信号強度レベルを基にして、画像処理部(図示
なし)で色変換処理を行ない、ブラック(以下、Bkと
いう)、シアン(Cyan、以下Cという)、マゼンタ
(Magenta、以下Mという)、イエロー(Yellow、以
下Yという)のカラー画像データを得る。これを、次に
述べるカラー画像記録装置(以下、カラープリンターと
いう)2によって、Bk、C、M、Yの顕像化を行な
い、これにより得られたトナー像を重ね合わして4色フ
ルカラー画像を形成する。
るカラー複写装置の一例について説明する。図1はカラ
ー複写装置の概略構成図、図2は感光体・中間転写ベル
ト回りの拡大図である。カラー画像読み取り装置(以
下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー群5、及びレンズ6を介してカラー
センサー7に結像して、原稿のカラー画像情報を、例え
ばブルー(Blue、以下Bという)、グリーン(Gree
n、以下Gという)、レッド(Red、以下Rという)の
色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
そして、このカラースキャナー1で得たB、G、Rの色
分解画像信号強度レベルを基にして、画像処理部(図示
なし)で色変換処理を行ない、ブラック(以下、Bkと
いう)、シアン(Cyan、以下Cという)、マゼンタ
(Magenta、以下Mという)、イエロー(Yellow、以
下Yという)のカラー画像データを得る。これを、次に
述べるカラー画像記録装置(以下、カラープリンターと
いう)2によって、Bk、C、M、Yの顕像化を行な
い、これにより得られたトナー像を重ね合わして4色フ
ルカラー画像を形成する。
【0017】カラープリンター2の書き込み光学ユニッ
ト8は、カラースキャナー1からのカラー画像データを
光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行
ない、感光体ドラム9に静電潜像を形成する。感光体ド
ラム9は、矢印のように反時計方向に回転し、その周囲
には、感光体クリーニングユニット(クリーニング前除
電器を含む)10、除電ランプ11、帯電器12、電位
センサ13、Bk現像ユニット14、C現像ユニット1
5、M現像ユニット16、Y現像ユニット17、現像濃
度パターン検出用の光学センサ18、中間転写ベルト1
9などが配置されている。
ト8は、カラースキャナー1からのカラー画像データを
光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行
ない、感光体ドラム9に静電潜像を形成する。感光体ド
ラム9は、矢印のように反時計方向に回転し、その周囲
には、感光体クリーニングユニット(クリーニング前除
電器を含む)10、除電ランプ11、帯電器12、電位
センサ13、Bk現像ユニット14、C現像ユニット1
5、M現像ユニット16、Y現像ユニット17、現像濃
度パターン検出用の光学センサ18、中間転写ベルト1
9などが配置されている。
【0018】各現像ユニットは、静電潜像を現像するた
めに現像剤の穂を感光体ドラム9の表面に接触させて回
転する現像スリーブ(14a、15a、16a、17
a)と、現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現
像パドル(14b、15b、16b、17b)、及び現
像剤のトナー濃度センサ(14c、15c、16c、1
7c)などで構成されている。
めに現像剤の穂を感光体ドラム9の表面に接触させて回
転する現像スリーブ(14a、15a、16a、17
a)と、現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現
像パドル(14b、15b、16b、17b)、及び現
像剤のトナー濃度センサ(14c、15c、16c、1
7c)などで構成されている。
【0019】以下、現像動作の順序(カラー画像形成順
序)が、Bk、C、M、Yの例でコピー動作の概略を説
明する(ただし、画像形成順序はこれに限定されるもの
ではない)。コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナー1で所定のタイミングからBk画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み、潜像形成が始まる(以下、Bk画像デ
ータによる静電潜像をBk潜像といい、C、M、Yにつ
いて、それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という)。この
Bk潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像ユニッ
ト14の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像ス
リーブ14aを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで
現像する。そして以後、Bk潜像領域の現像動作を続
け、潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、現像
不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像デー
タによるC潜像先端部が到達する前に完了させておく。
序)が、Bk、C、M、Yの例でコピー動作の概略を説
明する(ただし、画像形成順序はこれに限定されるもの
ではない)。コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナー1で所定のタイミングからBk画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み、潜像形成が始まる(以下、Bk画像デ
ータによる静電潜像をBk潜像といい、C、M、Yにつ
いて、それぞれC潜像、M潜像、Y潜像という)。この
Bk潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像ユニッ
ト14の現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像ス
リーブ14aを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで
現像する。そして以後、Bk潜像領域の現像動作を続
け、潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、現像
不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像デー
タによるC潜像先端部が到達する前に完了させておく。
【0020】感光体ドラム9に形成したBkトナー像
は、感光体ドラム9と等速駆動されている中間転写ベル
ト19の表面に転写する(以下、感光体から中間転写ベ
ルトへのトナー像転写をベルト転写といい、この転写位
置を一次転写部Aという)。なお、中間転写ベルト19
には、感光体ドラム9に順次形成するBk、C、M、Y
のトナー像を、同一面に順次位置合せして、4色重ねの
ベルト転写画像を形成し、その後、転写紙に一括転写を
行う(以下、この転写位置を二次転写部Bという)。こ
の中間転写ユニット190については後述する。
は、感光体ドラム9と等速駆動されている中間転写ベル
ト19の表面に転写する(以下、感光体から中間転写ベ
ルトへのトナー像転写をベルト転写といい、この転写位
置を一次転写部Aという)。なお、中間転写ベルト19
には、感光体ドラム9に順次形成するBk、C、M、Y
のトナー像を、同一面に順次位置合せして、4色重ねの
ベルト転写画像を形成し、その後、転写紙に一括転写を
行う(以下、この転写位置を二次転写部Bという)。こ
の中間転写ユニット190については後述する。
【0021】感光体ドラム9側ではBk工程の次にC工
程に進むが、所定のタイミングからカラースキャナー1
によるC画像データ読み取りが始まり、その画像データ
によるレーザー光書き込みで、C潜像形成を行う。C現
像ユニット15はその現像位置に対して、先のBk潜像
後端部が通過した後で、かつC潜像の先端が到達する前
に現像スリーブ15aを回転開始して、C潜像をCトナ
ーで現像する。以後、C潜像領域の現像を続け、潜像後
端部が通過した時点で、先のBk現像ユニットの場合と
同様に現像不作動状態にする。これもやはり次のM潜像
先端部が到達する前に完了させる。なお、M及びYの各
工程についても、それぞれの画像データ読み取り、潜像
形成及び現像の動作が上述のBk、Cの工程と同様に行
なわれる。
程に進むが、所定のタイミングからカラースキャナー1
によるC画像データ読み取りが始まり、その画像データ
によるレーザー光書き込みで、C潜像形成を行う。C現
像ユニット15はその現像位置に対して、先のBk潜像
後端部が通過した後で、かつC潜像の先端が到達する前
に現像スリーブ15aを回転開始して、C潜像をCトナ
ーで現像する。以後、C潜像領域の現像を続け、潜像後
端部が通過した時点で、先のBk現像ユニットの場合と
同様に現像不作動状態にする。これもやはり次のM潜像
先端部が到達する前に完了させる。なお、M及びYの各
工程についても、それぞれの画像データ読み取り、潜像
形成及び現像の動作が上述のBk、Cの工程と同様に行
なわれる。
【0022】次に、中間転写ユニット190について説
明する。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、転写
バイアスローラ20a,20b、及び従動ローラ群に張
架されており、図示していない駆動モータにより後述す
るように駆動制御される。ベルトクリーニングユニット
22は、ブラシローラ22a、ゴムブレード22b、及
び中間転写ベルト19からの接離機構22cなどで構成
されており、1色目のBk画像をベルト転写した後の、
2、3、4色目をベルト転写している間は、接離機構2
2cによって中間転写ベルト19面から離間させてお
く。
明する。中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、転写
バイアスローラ20a,20b、及び従動ローラ群に張
架されており、図示していない駆動モータにより後述す
るように駆動制御される。ベルトクリーニングユニット
22は、ブラシローラ22a、ゴムブレード22b、及
び中間転写ベルト19からの接離機構22cなどで構成
されており、1色目のBk画像をベルト転写した後の、
2、3、4色目をベルト転写している間は、接離機構2
2cによって中間転写ベルト19面から離間させてお
く。
【0023】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラ23a、ローラークリーニングブレード23b、及
び中間転写ベルト19からの接離機構23cなどで構成
されている。該バイアスローラ23aは、通常は中間転
写ベルト19面から離間しているが、このベルト19面
に形成された4色の重ね画像を、転写紙24に一括転写
する時にタイミングを取って接離機構23cで押圧さ
れ、該バイアスローラ23aに所定のバイアス電圧を印
加して転写紙24への転写を行う。なお、この転写紙2
4は、給紙ローラ25、レジストローラ26によって、
中間転写ベルト面の4色重ね画像の先端部が、紙転写位
置に到達するタイミングに合わせて給紙される。
ーラ23a、ローラークリーニングブレード23b、及
び中間転写ベルト19からの接離機構23cなどで構成
されている。該バイアスローラ23aは、通常は中間転
写ベルト19面から離間しているが、このベルト19面
に形成された4色の重ね画像を、転写紙24に一括転写
する時にタイミングを取って接離機構23cで押圧さ
れ、該バイアスローラ23aに所定のバイアス電圧を印
加して転写紙24への転写を行う。なお、この転写紙2
4は、給紙ローラ25、レジストローラ26によって、
中間転写ベルト面の4色重ね画像の先端部が、紙転写位
置に到達するタイミングに合わせて給紙される。
【0024】ここで中間転写ベルト19の駆動制御につ
いて説明する。中間転写ベルト19の駆動の仕方として
は、1色目のBkトナー像のベルト転写が端部まで終了
した後の動作方式として次の3方式が考えられ、この中
の1方式で、又はコピー速度の面からコピーサイズに応
じてこの中の複数の方式を効率的に組み合わせて、中間
転写ベルト19を駆動する。 (1)まず第1の方式として一定速往動方式について説
明する。 Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速度で
往動を続ける。 そして中間転写ベルト19面上のBk画像先端位置
が、再び感光体ドラム9との接触部のベルト転写位置に
到達したとき、感光体ドラム9側は次のCトナー像の先
端部が丁度その位置にくるように、タイミングを取って
画像形成されている。その結果、C画像はBk画像に正
確に位置合わせして中間転写ベルト19上に重ねてベル
ト転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、そ
のまま往動しながらベルト面上の4色重ねトナー像を、
上記のように転写紙24に一括転写する。 (2)次に第2の方式としてスキップ往動方式について
説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ドラ
ム9表面から中間転写ベルト19を離間させ、そのまま
の往動方向に高速スキップさせて所定量を移動したら当
初の往動速度に戻す。また、その後再び感光体ドラム9
に中間転写ベルト19を接触させる。 そして中間転写ベルト19面上のBk画像先端位置が
再びベルト転写位置に到達したとき、感光体ドラム9側
は次のCトナー像の先端頤部が丁度その位置にくるよう
にタイミングを取って画像形成されている。その結果、
C画像はBk画像に正確に位置合わせして重ねてベルト
転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
まの往動速度で、中間転写ベルト19面上の4色重ねト
ナー像を転写紙24に一括転写する。 (3)次に、第3の方式として往復動(クイックリター
ン)方式について説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ドラ
ム9面から中間転写ベルト19を離間させ、そして往動
を停止させると同時に逆方向に高速リターンさせる。リ
ターンは、中間転写ベルト19面上のBk画像先端位置
がベルト転写相当位置を逆方向に通過し、更にあらかじ
め設定された距離分を移動した後に停止させて待機状態
にする。 次に感光体ドラム9側のCトナー像の先端部がベルト
転写位置より手前の所定位置に到達した時点に、中間転
写ベルト19を再び往動方向にスタートさせる。また中
間転写ベルト19を感光体ドラム9表面に再び接触させ
る。この場合も、C画像が中間転写ベルト19面上でB
k画像に正確に重なるような条件に制御されてベルト転
写される。 その後も同様の動作によってY,M画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、リ
ターンせずにそのままの速度で往動して、中間転写ベル
ト19面上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写
する。
いて説明する。中間転写ベルト19の駆動の仕方として
は、1色目のBkトナー像のベルト転写が端部まで終了
した後の動作方式として次の3方式が考えられ、この中
の1方式で、又はコピー速度の面からコピーサイズに応
じてこの中の複数の方式を効率的に組み合わせて、中間
転写ベルト19を駆動する。 (1)まず第1の方式として一定速往動方式について説
明する。 Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速度で
往動を続ける。 そして中間転写ベルト19面上のBk画像先端位置
が、再び感光体ドラム9との接触部のベルト転写位置に
到達したとき、感光体ドラム9側は次のCトナー像の先
端部が丁度その位置にくるように、タイミングを取って
画像形成されている。その結果、C画像はBk画像に正
確に位置合わせして中間転写ベルト19上に重ねてベル
ト転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み、
4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、そ
のまま往動しながらベルト面上の4色重ねトナー像を、
上記のように転写紙24に一括転写する。 (2)次に第2の方式としてスキップ往動方式について
説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ドラ
ム9表面から中間転写ベルト19を離間させ、そのまま
の往動方向に高速スキップさせて所定量を移動したら当
初の往動速度に戻す。また、その後再び感光体ドラム9
に中間転写ベルト19を接触させる。 そして中間転写ベルト19面上のBk画像先端位置が
再びベルト転写位置に到達したとき、感光体ドラム9側
は次のCトナー像の先端頤部が丁度その位置にくるよう
にタイミングを取って画像形成されている。その結果、
C画像はBk画像に正確に位置合わせして重ねてベルト
転写される。 その後も同様の動作によってM,Y画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像ベルト転写工程に引き続きそのま
まの往動速度で、中間転写ベルト19面上の4色重ねト
ナー像を転写紙24に一括転写する。 (3)次に、第3の方式として往復動(クイックリター
ン)方式について説明する。 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ドラ
ム9面から中間転写ベルト19を離間させ、そして往動
を停止させると同時に逆方向に高速リターンさせる。リ
ターンは、中間転写ベルト19面上のBk画像先端位置
がベルト転写相当位置を逆方向に通過し、更にあらかじ
め設定された距離分を移動した後に停止させて待機状態
にする。 次に感光体ドラム9側のCトナー像の先端部がベルト
転写位置より手前の所定位置に到達した時点に、中間転
写ベルト19を再び往動方向にスタートさせる。また中
間転写ベルト19を感光体ドラム9表面に再び接触させ
る。この場合も、C画像が中間転写ベルト19面上でB
k画像に正確に重なるような条件に制御されてベルト転
写される。 その後も同様の動作によってY,M画像工程に進み4
色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、リ
ターンせずにそのままの速度で往動して、中間転写ベル
ト19面上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写
する。
【0025】以上のようにして、中間転写ベルト面から
4色重ねトナー像を一括転写された転写紙24は、紙搬
送ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコ
ントロールされた定着ローラ28aと加圧ローラ28b
でトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出され
フルカラーコピーを得る。
4色重ねトナー像を一括転写された転写紙24は、紙搬
送ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコ
ントロールされた定着ローラ28aと加圧ローラ28b
でトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出され
フルカラーコピーを得る。
【0026】なお、ベルト転写後の感光体ドラム9は、
感光体クリーニングユニット10(クリーニング前除電
器10a、ブラシローラ10b、ゴムブレード10c)
で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均
一に除電される。また、転写紙24にトナー像を転写し
た後の中間転写ベルト19は、クリーニングユニット2
2を再び接離機構22cで押圧して表面をクリーニング
される。
感光体クリーニングユニット10(クリーニング前除電
器10a、ブラシローラ10b、ゴムブレード10c)
で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均
一に除電される。また、転写紙24にトナー像を転写し
た後の中間転写ベルト19は、クリーニングユニット2
2を再び接離機構22cで押圧して表面をクリーニング
される。
【0027】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作及び感光体ドラム9への画像形成は、1枚目のY
(4色目)画像工程に引き続き、所定のタイミングで2
枚目のBk(1色目)画像工程に進む。また、中間転写
ベルト19の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙24
への一括転写工程に引き続き、表面をクリーニングユニ
ット22でクリーニングされた領域に、2枚目のBkト
ナー像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚
目と同様の動作になる。なお、転写紙カセット30、3
1、32、33は、各種サイズの転写紙が収納されてお
り、操作パネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収
納カセットから、タイミングを取ってレジストローラ2
6方向に給紙、搬送される。34は、OHP用紙や厚紙
などの手差し給紙トレイである。
の動作及び感光体ドラム9への画像形成は、1枚目のY
(4色目)画像工程に引き続き、所定のタイミングで2
枚目のBk(1色目)画像工程に進む。また、中間転写
ベルト19の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙24
への一括転写工程に引き続き、表面をクリーニングユニ
ット22でクリーニングされた領域に、2枚目のBkト
ナー像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚
目と同様の動作になる。なお、転写紙カセット30、3
1、32、33は、各種サイズの転写紙が収納されてお
り、操作パネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収
納カセットから、タイミングを取ってレジストローラ2
6方向に給紙、搬送される。34は、OHP用紙や厚紙
などの手差し給紙トレイである。
【0028】以上は、4色フルカラーを得るコピーモー
ドの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
と同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモー
ドの場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現
像ユニットのみを現像作動(剤穂立て)状態にして、中
間転写ベルト19は、感光体ドラム9面に接触したまま
往動方向に一定速駆動し、さらに、ベルトクリーナー2
2もベルト19に接触したままの状態で、コピー動作を
行う。 (以下、余白)
ドの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
と同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモー
ドの場合は、所定枚数が終了するまでの間、その色の現
像ユニットのみを現像作動(剤穂立て)状態にして、中
間転写ベルト19は、感光体ドラム9面に接触したまま
往動方向に一定速駆動し、さらに、ベルトクリーナー2
2もベルト19に接触したままの状態で、コピー動作を
行う。 (以下、余白)
【0029】次に、本実施例に係る中間転写ユニット1
90について説明する。図3は、中間転写ユニット19
0における一次転写部の拡大図である。中間転写ベルト
19は、基材層102の上に感光層101を形成した構
造となっている。感光層101の感光特性は、感光体ド
ラム9上のトナーの極性に対応している必要がある。例
えば、ポリエステル系、スチレン系、あるいはポリオー
ル系といった樹脂で構成されているトナーを用いている
場合、感光体ドラム9上でトナーTが負に帯電されてい
るので、図3に示すように、負帯電トナーTを中間転写
ベルト19上に転写するためには、中間転写ベルト19
の感光層101はSe系など、正に帯電するような材料
を用い、正電荷を中間転写ベルト19の感光層101に
注入しておく必要がある。
90について説明する。図3は、中間転写ユニット19
0における一次転写部の拡大図である。中間転写ベルト
19は、基材層102の上に感光層101を形成した構
造となっている。感光層101の感光特性は、感光体ド
ラム9上のトナーの極性に対応している必要がある。例
えば、ポリエステル系、スチレン系、あるいはポリオー
ル系といった樹脂で構成されているトナーを用いている
場合、感光体ドラム9上でトナーTが負に帯電されてい
るので、図3に示すように、負帯電トナーTを中間転写
ベルト19上に転写するためには、中間転写ベルト19
の感光層101はSe系など、正に帯電するような材料
を用い、正電荷を中間転写ベルト19の感光層101に
注入しておく必要がある。
【0030】〔実施例1〕図4は、本発明を上記図2に
示したカラー複写装置の中間転写ユニット190に適用
した一実施例である。本実施例では、図1及び図2とは
異なり、中間転写ベルト19のベルト面が、複数のロー
ラによって張架され、そのうちの感光体ドラム9近傍の
2本のローラによって感光体ドラム9側に押圧するよう
に接触している。また、紙転写ユニット23において
は、紙転写バイアスローラ23aの代わりに転写チャー
ジャ106を用い、中間転写ベルト19と転写チャージ
ャ106との間に転写電界を形成することによって転写
紙24への転写を行なっている。そして、中間転写ベル
ト19上のトナーを転写紙24に転写する二次転写部B
と、次のトナー像を感光体ドラム9から転写する一次転
写部Aとの間には、露光手段としての露光装置103を
設けてある。この構成により、図中矢印a方向に回転す
る感光体ドラム9上に形成されたトナー像は、一次転写
部Aにおいて中間転写ベルト19上に静電的に転写され
る。この中間転写ベルト19は図中矢印b方向に移動
し、紙転写ユニット23の二次転写部Bにおいて、転写
チャージャ106によって転写紙24に転写される。そ
して、転写紙24に転写した後の中間転写ベルト19は
図示しないベルトクリーニングユニットによってクリー
ニングされ、更に上記露光装置103によってベルト1
9上の残留電荷が除電されて電位を一定にする。次に感
光体ドラム9からトナー像を転写する一次転写部Aにお
ける中間転写ベルト19の最適転写バイアスを安定させ
る。ここで、中間転写ベルト19の感光層101は一般
に高抵抗の誘電体であるので、帯電した電荷が移動しに
くく、上述したぼけ画像が発生しにくい。これに対し、
基材層102の抵抗は感光層101に比して低いので、
転写紙24への転写工程終了後にベルト上に残留した正
電荷は、露光によって容易に除電することができる。な
お、上記図3に示す基材層102の体積固有抵抗を10
6Ω・cmより小さくすれば、基材層102に付加された
電荷がより動きやすくなるので、転写後の中間転写ベル
ト19の除電が更に行ないやすくなる。よって、転写時
のぼけ画像を防止することができる。
示したカラー複写装置の中間転写ユニット190に適用
した一実施例である。本実施例では、図1及び図2とは
異なり、中間転写ベルト19のベルト面が、複数のロー
ラによって張架され、そのうちの感光体ドラム9近傍の
2本のローラによって感光体ドラム9側に押圧するよう
に接触している。また、紙転写ユニット23において
は、紙転写バイアスローラ23aの代わりに転写チャー
ジャ106を用い、中間転写ベルト19と転写チャージ
ャ106との間に転写電界を形成することによって転写
紙24への転写を行なっている。そして、中間転写ベル
ト19上のトナーを転写紙24に転写する二次転写部B
と、次のトナー像を感光体ドラム9から転写する一次転
写部Aとの間には、露光手段としての露光装置103を
設けてある。この構成により、図中矢印a方向に回転す
る感光体ドラム9上に形成されたトナー像は、一次転写
部Aにおいて中間転写ベルト19上に静電的に転写され
る。この中間転写ベルト19は図中矢印b方向に移動
し、紙転写ユニット23の二次転写部Bにおいて、転写
チャージャ106によって転写紙24に転写される。そ
して、転写紙24に転写した後の中間転写ベルト19は
図示しないベルトクリーニングユニットによってクリー
ニングされ、更に上記露光装置103によってベルト1
9上の残留電荷が除電されて電位を一定にする。次に感
光体ドラム9からトナー像を転写する一次転写部Aにお
ける中間転写ベルト19の最適転写バイアスを安定させ
る。ここで、中間転写ベルト19の感光層101は一般
に高抵抗の誘電体であるので、帯電した電荷が移動しに
くく、上述したぼけ画像が発生しにくい。これに対し、
基材層102の抵抗は感光層101に比して低いので、
転写紙24への転写工程終了後にベルト上に残留した正
電荷は、露光によって容易に除電することができる。な
お、上記図3に示す基材層102の体積固有抵抗を10
6Ω・cmより小さくすれば、基材層102に付加された
電荷がより動きやすくなるので、転写後の中間転写ベル
ト19の除電が更に行ないやすくなる。よって、転写時
のぼけ画像を防止することができる。
【0031】〔実施例2〕図5は、本発明を上記図2に
示したカラー複写装置の中間転写ユニット190に適用
した他の実施例である。本実施例の基本的な構成は実施
例1と同様であり、異なる点としては、本実施例ではト
ナー像を感光体ドラム9から転写する一次転写部Aの直
前に、中間転写ベルト19をあらためて帯電させるため
の帯電器104を配置しているという点である。ところ
で、単色コピー時のように、感光体ドラム9上のトナー
付着量が少ない場合には、露光装置103による除電の
みで中間転写ベルト19上の電位を安定させても、中間
転写ベルト19上には、まだある程度の除電されなかっ
た電荷が残留しており、この電荷だけで感光体ドラム9
上のトナー像を中間転写ベルト19上へ転写することが
できる。しかし、カラーコピー時のように、感光体ドラ
ム9上のトナー付着量が多くなるときには、中間転写ベ
ルト19をあらためて帯電させてやらなければ、帯電不
足によって感光体ドラム9上に形成されたトナー像すべ
てを転写してくることは難しい。そこで、本実施例では
上記帯電器104により、感光体ドラム9からトナー像
を転写し得るだけの電荷を中間転写ベルト19の感光層
101に安定して与え、カラーコピー時のように、トナ
ー量が多くなる場合であっても帯電不足とならず、良好
な画像を得ることができるようにしたのである。
示したカラー複写装置の中間転写ユニット190に適用
した他の実施例である。本実施例の基本的な構成は実施
例1と同様であり、異なる点としては、本実施例ではト
ナー像を感光体ドラム9から転写する一次転写部Aの直
前に、中間転写ベルト19をあらためて帯電させるため
の帯電器104を配置しているという点である。ところ
で、単色コピー時のように、感光体ドラム9上のトナー
付着量が少ない場合には、露光装置103による除電の
みで中間転写ベルト19上の電位を安定させても、中間
転写ベルト19上には、まだある程度の除電されなかっ
た電荷が残留しており、この電荷だけで感光体ドラム9
上のトナー像を中間転写ベルト19上へ転写することが
できる。しかし、カラーコピー時のように、感光体ドラ
ム9上のトナー付着量が多くなるときには、中間転写ベ
ルト19をあらためて帯電させてやらなければ、帯電不
足によって感光体ドラム9上に形成されたトナー像すべ
てを転写してくることは難しい。そこで、本実施例では
上記帯電器104により、感光体ドラム9からトナー像
を転写し得るだけの電荷を中間転写ベルト19の感光層
101に安定して与え、カラーコピー時のように、トナ
ー量が多くなる場合であっても帯電不足とならず、良好
な画像を得ることができるようにしたのである。
【0032】〔実施例3〕図6は、本発明を上記図2に
示したカラー複写装置の中間転写ユニット190に適用
した更に他の実施例である。本実施例も基本的な構成は
実施例1と同様であり、異なる点は、本実施例では、上
記図3の基材層102に、体積固有抵抗が106Ω・cm
乃至1012Ω・cmである材質を用いている点と、中間転
写ベルト19内側、すなわち基材層102側から中間転
写ベルト19に電荷を与える転写チャージャ105を設
けている点である。ここで、基材層102の体積固有抵
抗を中抵抗としたことで、実施例1において基材層10
2の体積固有抵抗を106Ω・cmより小さくする場合に
比して除電をしにくくしてしまう。しかし、除電しにく
くなるということは、すなわち、電荷がリークしにくく
なるということでもある。そこで、本実施例では、感光
層101に比して電荷の移動しやすい基材層102側に
転写チャージャ105を配設することによって、中間転
写ベルト19に電荷を与えている。これにより、中間転
写ベルト19に与えた電荷がリークすることなく該ベル
ト19上に保持される。そして、この電荷によって感光
体ドラム9上のトナー像を中間転写ベルト19側に静電
的に引き付け転写することが可能になり、かつ転写され
たトナー像は、該ベルト19上に保持される電荷が移動
しにくいので、ぼけ画像を生じない。また、中間転写ベ
ルト19の内側に転写チャージャ105を配設できるの
で、中間転写ベルト19の外側に転写チャージャ105
を配設するよりも小さいスペースで済ませることがで
き、装置本体スペースが有効に利用できる。
示したカラー複写装置の中間転写ユニット190に適用
した更に他の実施例である。本実施例も基本的な構成は
実施例1と同様であり、異なる点は、本実施例では、上
記図3の基材層102に、体積固有抵抗が106Ω・cm
乃至1012Ω・cmである材質を用いている点と、中間転
写ベルト19内側、すなわち基材層102側から中間転
写ベルト19に電荷を与える転写チャージャ105を設
けている点である。ここで、基材層102の体積固有抵
抗を中抵抗としたことで、実施例1において基材層10
2の体積固有抵抗を106Ω・cmより小さくする場合に
比して除電をしにくくしてしまう。しかし、除電しにく
くなるということは、すなわち、電荷がリークしにくく
なるということでもある。そこで、本実施例では、感光
層101に比して電荷の移動しやすい基材層102側に
転写チャージャ105を配設することによって、中間転
写ベルト19に電荷を与えている。これにより、中間転
写ベルト19に与えた電荷がリークすることなく該ベル
ト19上に保持される。そして、この電荷によって感光
体ドラム9上のトナー像を中間転写ベルト19側に静電
的に引き付け転写することが可能になり、かつ転写され
たトナー像は、該ベルト19上に保持される電荷が移動
しにくいので、ぼけ画像を生じない。また、中間転写ベ
ルト19の内側に転写チャージャ105を配設できるの
で、中間転写ベルト19の外側に転写チャージャ105
を配設するよりも小さいスペースで済ませることがで
き、装置本体スペースが有効に利用できる。
【0033】〔実施例4〕図7は、本発明を上記図2に
示したカラー複写装置の中間転写ユニット190に適用
した更に他の実施例である。本実施例の基本的な構成も
実施例1と同様であり、異なる点は、本実施例では、一
次転写部Aに対して下流側のバイアスローラ20cにバ
イアス電圧を印加し、上流側のアースローラ20dをア
ースとしている点である。これにより、この2本のロー
ラ20c,20d間に電位勾配が生じ、一次転写部Aで
の感光層101の電位が一定に保たれる。したがって、
感光体ドラム9と一次転写部Aでの感光層101との間
に形成される電界によって、感光体ドラム9上のトナー
像が中間転写ベルト19上に転写される。よって、転写
チャージャなどの転写装置が不要になるため、転写チャ
ージャを用いる場合のようなオゾンの発生がなく、環境
への影響を軽減できる。また、バイアスローラ20cに
印加する電圧が転写チャージャに比較して低い電圧で済
むため、電源のコストダウンが達成できる。
示したカラー複写装置の中間転写ユニット190に適用
した更に他の実施例である。本実施例の基本的な構成も
実施例1と同様であり、異なる点は、本実施例では、一
次転写部Aに対して下流側のバイアスローラ20cにバ
イアス電圧を印加し、上流側のアースローラ20dをア
ースとしている点である。これにより、この2本のロー
ラ20c,20d間に電位勾配が生じ、一次転写部Aで
の感光層101の電位が一定に保たれる。したがって、
感光体ドラム9と一次転写部Aでの感光層101との間
に形成される電界によって、感光体ドラム9上のトナー
像が中間転写ベルト19上に転写される。よって、転写
チャージャなどの転写装置が不要になるため、転写チャ
ージャを用いる場合のようなオゾンの発生がなく、環境
への影響を軽減できる。また、バイアスローラ20cに
印加する電圧が転写チャージャに比較して低い電圧で済
むため、電源のコストダウンが達成できる。
【0034】上記各実施例によれば、中間転写ベルト1
9を感光層101と基材層102の2層で構成するた
め、電荷が移動しにくい感光層101によって、感光体
ドラム9から転写されたトナー像のぼけを防止できると
ともに、転写紙24への転写を終了した後に中間転写ベ
ルト19上に残留する電荷を感光層101よりも電荷の
移動しやすい基材層102側から速やかに除去し、次の
転写工程のためにベルト19上の電位を安定させるの
で、安定したトナー像を得ることができる。よって、画
像品質の向上を図ることができる。
9を感光層101と基材層102の2層で構成するた
め、電荷が移動しにくい感光層101によって、感光体
ドラム9から転写されたトナー像のぼけを防止できると
ともに、転写紙24への転写を終了した後に中間転写ベ
ルト19上に残留する電荷を感光層101よりも電荷の
移動しやすい基材層102側から速やかに除去し、次の
転写工程のためにベルト19上の電位を安定させるの
で、安定したトナー像を得ることができる。よって、画
像品質の向上を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、上記
感光層でのトナー像の保持力が強く、中間転写ベルトへ
転写されたトナーが中間転写ベルト上を移動しにくいの
で、従来からの問題であったぼけ画像を防止することが
できる。また、除電装置の位置を中間転写ベルトから転
写材に転写した後としているので、転写材へ転写した後
の中間転写ベルトの感光層上に残留した電荷を容易に除
電することができる。よって、次の潜像担持体から中間
転写ベルトへの転写時の最適転写バイアスを安定させる
ことができる。
感光層でのトナー像の保持力が強く、中間転写ベルトへ
転写されたトナーが中間転写ベルト上を移動しにくいの
で、従来からの問題であったぼけ画像を防止することが
できる。また、除電装置の位置を中間転写ベルトから転
写材に転写した後としているので、転写材へ転写した後
の中間転写ベルトの感光層上に残留した電荷を容易に除
電することができる。よって、次の潜像担持体から中間
転写ベルトへの転写時の最適転写バイアスを安定させる
ことができる。
【0036】請求項2の画像形成装置によれば、上記転
写部の直前に配設された帯電装置によって、潜像担持体
からトナー像を転写し得るだけの電荷を中間転写ベルト
の感光層へ与えることができるので、請求項1の効果に
加えて、トナー付着量が比較的多い場合でも安定した転
写ができる。
写部の直前に配設された帯電装置によって、潜像担持体
からトナー像を転写し得るだけの電荷を中間転写ベルト
の感光層へ与えることができるので、請求項1の効果に
加えて、トナー付着量が比較的多い場合でも安定した転
写ができる。
【0037】請求項3の画像形成装置によれば、上記基
材層の体積固有抵抗が106Ω・cmより小さいため、該
基材層上の電荷が移動しやすいので、請求項1の効果に
加えて、上記中間転写ベルトの露光除電がよりスムーズ
に行なわれる。よって、画像品質を安定させることがで
きる。
材層の体積固有抵抗が106Ω・cmより小さいため、該
基材層上の電荷が移動しやすいので、請求項1の効果に
加えて、上記中間転写ベルトの露光除電がよりスムーズ
に行なわれる。よって、画像品質を安定させることがで
きる。
【0038】請求項4の画像形成装置によれば、上記基
材層の体積抵抗が中抵抗であるため、請求項3に比して
除電はしにくくなるが、上記中間転写ベルト内側の基材
層側から該中間転写ベルトに与えた電荷が移動しにくく
なるので、トナー像のぼけを防止することができる。ま
た、上記感光層に比して電荷の移動しやすい該基材層側
から電荷を注入できるので、上記潜像担持体と該中間転
写ベルトとの間の電界による静電転写により、請求項1
よりも効果的にトナー像を転写することが可能となる。
更に、該中間転写ベルトの内側、つまり基材層側に転写
装置を配置できることにより、該中間転写ベルトの外側
に転写装置を配置する場合に比して小さいスペースで済
むので、装置本体内のスペースを有効に利用することが
できる。
材層の体積抵抗が中抵抗であるため、請求項3に比して
除電はしにくくなるが、上記中間転写ベルト内側の基材
層側から該中間転写ベルトに与えた電荷が移動しにくく
なるので、トナー像のぼけを防止することができる。ま
た、上記感光層に比して電荷の移動しやすい該基材層側
から電荷を注入できるので、上記潜像担持体と該中間転
写ベルトとの間の電界による静電転写により、請求項1
よりも効果的にトナー像を転写することが可能となる。
更に、該中間転写ベルトの内側、つまり基材層側に転写
装置を配置できることにより、該中間転写ベルトの外側
に転写装置を配置する場合に比して小さいスペースで済
むので、装置本体内のスペースを有効に利用することが
できる。
【0039】請求項5の画像形成装置によれば、上記転
写部に対して下流側のローラと、上流側のローラとの間
に電位勾配が生じさせ、該転写部における感光層の電位
を一定に保っている。これにより、上記潜像担持体と該
転写部における感光層との間に形成される電界によっ
て、該潜像担持体上のトナー像が中間転写ベルト上に転
写される。よって、請求項4に比して、転写チャージャ
などの転写装置を新たに設けずに済み、これにより発生
するオゾンも発生しないため、環境対策としても有効で
ある。また、上流側あるいは下流側のローラに印加する
電圧も、転写チャージャを用いる場合に比して低い電圧
で済むため、電源のコストダウンが達成できる。
写部に対して下流側のローラと、上流側のローラとの間
に電位勾配が生じさせ、該転写部における感光層の電位
を一定に保っている。これにより、上記潜像担持体と該
転写部における感光層との間に形成される電界によっ
て、該潜像担持体上のトナー像が中間転写ベルト上に転
写される。よって、請求項4に比して、転写チャージャ
などの転写装置を新たに設けずに済み、これにより発生
するオゾンも発生しないため、環境対策としても有効で
ある。また、上流側あるいは下流側のローラに印加する
電圧も、転写チャージャを用いる場合に比して低い電圧
で済むため、電源のコストダウンが達成できる。
【図1】本発明を適用できるカラー複写装置の概略構成
図。
図。
【図2】図1中の感光体ドラム、及び中間転写ベルト回
りの拡大図。
りの拡大図。
【図3】中間転写ベルトの帯電状態を示す説明図。
【図4】本発明をカラー複写装置の中間転写ユニットに
適用した実施例に係る拡大図。
適用した実施例に係る拡大図。
【図5】本発明をカラー複写装置の中間転写ユニットに
適用した他の実施例に係る拡大図。
適用した他の実施例に係る拡大図。
【図6】本発明をカラー複写装置の中間転写ユニットに
適用した更に他の実施例に係る拡大図。
適用した更に他の実施例に係る拡大図。
【図7】本発明をカラー複写装置の中間転写ユニットに
適用した更に他の実施例に係る拡大図。
適用した更に他の実施例に係る拡大図。
9 感光体ドラム 19 中間転写ベルト 20a,20b 転写バイアスローラ 20c バイアスローラ 20d アースローラ 21 駆動ローラ 21a 従動ローラ 23 紙転写ユニット 24 転写紙 101 感光層 102 基材層 103 露光装置 104 帯電器 105 転写チャージャ 106 転写チャージャ 190 中間転写ユニット A 第一転写部 B 第二転写部 T トナー
Claims (5)
- 【請求項1】トナー像を形成する潜像担持体と、該潜像
担持体上のトナー像を一次転写部で一旦転写する中間転
写ベルトと、該中間転写ベルト上のトナー像を二次転写
部で転写材上に再転写する転写手段とを有する画像形成
装置において、 該中間転写ベルトを、基材層と感光層とで構成し、かつ
該中間転写ベルトが該二次転写部から該一次転写部に移
動する移動経路上に、該感光層を除電する露光手段を設
けたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】上記潜像担持体上のトナー像を上記中間転
写ベルトに転写する直前に、該中間転写ベルトの感光層
を帯電させる帯電装置を設けたことを特徴とする請求項
1の画像形成装置。 - 【請求項3】上記基材層を、体積固有抵抗が106Ω・c
mより小さい材質を用いて構成したことを特徴とする請
求項1の画像形成装置。 - 【請求項4】上記基材層を、体積固有抵抗が106Ω・c
m乃至1012Ω・cmである材質を用いて構成し、かつ上
記潜像担持体から上記中間転写ベルトへトナー像を転写
するための転写装置を該中間転写ベルトの内側の基材層
側に設けたことを特徴とする請求項1の画像形成装置。 - 【請求項5】上記潜像担持体と上記中間転写ベルトとが
接触している部分の上流、あるいは下流で該中間転写ベ
ルトを支持している支持ローラに電圧を印加し、これに
より該潜像担持体上のトナー像を該中間転写ベルトに転
写することを特徴とする請求項4の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323852A JPH08160771A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323852A JPH08160771A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160771A true JPH08160771A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18159307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6323852A Pending JPH08160771A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08160771A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6006062A (en) * | 1996-10-04 | 1999-12-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image transferring method using an intermediate transfer body and image forming apparatus for practicing the same |
US8374532B2 (en) | 2009-07-10 | 2013-02-12 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP6323852A patent/JPH08160771A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6006062A (en) * | 1996-10-04 | 1999-12-21 | Ricoh Company, Ltd. | Image transferring method using an intermediate transfer body and image forming apparatus for practicing the same |
US8374532B2 (en) | 2009-07-10 | 2013-02-12 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030307 |