JPH08166050A - 遊星歯車装置 - Google Patents
遊星歯車装置Info
- Publication number
- JPH08166050A JPH08166050A JP33143394A JP33143394A JPH08166050A JP H08166050 A JPH08166050 A JP H08166050A JP 33143394 A JP33143394 A JP 33143394A JP 33143394 A JP33143394 A JP 33143394A JP H08166050 A JPH08166050 A JP H08166050A
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- JP
- Japan
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- ring gear
- planetary gear
- elastic member
- peripheral surface
- casing
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- Gears, Cams (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低振動、低騒音の遊星歯車装置に関するもの
で装置の組立を容易にし、リングギヤと遊星歯車との噛
合い時の衝撃を吸収できるようにしたもの。 【構成】 遊星歯車装置を構成するケーシングの内周面
を多角形とし、かつリングギヤ17の外周面と両端面に
弾性部材18を固着する。そしてリングギヤ17を第1
ケーシング19aの内周面に挿入するよう構成し、リン
グギヤ17とケーシングが直接接触することを回避し、
リングギアと遊星歯車との噛合い時の衝撃力は、弾性部
材18により分散吸収され、衝撃による振動がケーシン
グに殆んど伝わらない。しかもリングギヤは挿入するだ
けの簡単な構造なので、装置の組立が容易である。
で装置の組立を容易にし、リングギヤと遊星歯車との噛
合い時の衝撃を吸収できるようにしたもの。 【構成】 遊星歯車装置を構成するケーシングの内周面
を多角形とし、かつリングギヤ17の外周面と両端面に
弾性部材18を固着する。そしてリングギヤ17を第1
ケーシング19aの内周面に挿入するよう構成し、リン
グギヤ17とケーシングが直接接触することを回避し、
リングギアと遊星歯車との噛合い時の衝撃力は、弾性部
材18により分散吸収され、衝撃による振動がケーシン
グに殆んど伝わらない。しかもリングギヤは挿入するだ
けの簡単な構造なので、装置の組立が容易である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低振動かつ低騒音の遊
星歯車装置に関する。
星歯車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の低振動、低騒音遊星歯車装置の1
例を図4により説明する。
例を図4により説明する。
【0003】図4は従来装置の要部縦断側面図を示し、
図において1は高速軸で、該高速軸1にはサンギヤ2が
一体的に形成されている。
図において1は高速軸で、該高速軸1にはサンギヤ2が
一体的に形成されている。
【0004】一方、3は低速軸で該低速軸3にはキャリ
ヤ4が一体的に固定されている。
ヤ4が一体的に固定されている。
【0005】該キャリヤ4には円周方向に所定角度間隔
で軸5が突設されており、各軸5には遊星歯車6が回転
自在に嵌合されている。そして遊星歯車6はそれぞれサ
ンギヤ2と噛合している。
で軸5が突設されており、各軸5には遊星歯車6が回転
自在に嵌合されている。そして遊星歯車6はそれぞれサ
ンギヤ2と噛合している。
【0006】7はリングギヤであり、前記遊星歯車6は
このリングギヤ7とも噛合している。
このリングギヤ7とも噛合している。
【0007】一方、符号8a,8b,8cで示すものは
第1,第2及び第3ケーシングであり、該第1ケーシン
グ8aの内周面と前記リングギヤ7の外周面との両面に
第1弾性部材9aが焼付けられた状態で、該第1弾性部
材9aを介して両者が設けられている。
第1,第2及び第3ケーシングであり、該第1ケーシン
グ8aの内周面と前記リングギヤ7の外周面との両面に
第1弾性部材9aが焼付けられた状態で、該第1弾性部
材9aを介して両者が設けられている。
【0008】また、前記リングギヤ7の一方の側端面
と、前記第2ケーシング8bとの間隙に、該第2ケーシ
ング8bの面に設けられた溝にリング状の第2弾性部材
9bが挿設されており、一方、前記リングギヤ7の他の
側端面と、前記第3ケーシング8cとの間隙に該第3ケ
ーシング8cの面に設けられた溝にリング状の第3弾性
部材9cが挿設されている。
と、前記第2ケーシング8bとの間隙に、該第2ケーシ
ング8bの面に設けられた溝にリング状の第2弾性部材
9bが挿設されており、一方、前記リングギヤ7の他の
側端面と、前記第3ケーシング8cとの間隙に該第3ケ
ーシング8cの面に設けられた溝にリング状の第3弾性
部材9cが挿設されている。
【0009】前記各々の第1,第2及び第3ケーシング
8a,8b,8cは複数のボルト10によって一体的に
固定されている。
8a,8b,8cは複数のボルト10によって一体的に
固定されている。
【0010】次に以上のように構成された従来例の動作
について説明する。
について説明する。
【0011】高速軸1の回転はサンギヤ2を介して遊星
歯車6に伝達され、該遊星歯車6は自転をするとともに
リングギヤ7と噛合しつつ公転を開始する。
歯車6に伝達され、該遊星歯車6は自転をするとともに
リングギヤ7と噛合しつつ公転を開始する。
【0012】この結果、キャリア4を介して低速軸3が
回転され減速された出力が取出される。
回転され減速された出力が取出される。
【0013】この時、リングギヤ7に対し遊星歯車6に
よる噛合時の衝撃力が伝わるが、この衝撃力は第1ケー
シング8aの内周面とリングギヤ7の外周面との両面に
焼付けられて設けられた第1弾性部材9aによって吸収
される。
よる噛合時の衝撃力が伝わるが、この衝撃力は第1ケー
シング8aの内周面とリングギヤ7の外周面との両面に
焼付けられて設けられた第1弾性部材9aによって吸収
される。
【0014】又、第2,第3ケーシング8b,8cの各
々の面に設けられた溝にリング状の第2,第3弾性部材
9b,9cが挿入されているので、前記リングギヤ7の
側面と前記第2,第3ケーシング8b,8cの各面とは
接触せず、かつ該リングギヤ7の左右方向への移動が抑
止される。
々の面に設けられた溝にリング状の第2,第3弾性部材
9b,9cが挿入されているので、前記リングギヤ7の
側面と前記第2,第3ケーシング8b,8cの各面とは
接触せず、かつ該リングギヤ7の左右方向への移動が抑
止される。
【0015】そのため、前記リングギヤ7に対する遊星
歯車6の衝撃力は該リングギヤ7の周囲に設けられた各
々の第1,第2及び第3弾性部材9a,9b,9cによ
り吸収されるので噛合音が減少し、第1,第2及び第3
ケーシング8a,8b,8cへの振動伝達も殆んどなく
なる。
歯車6の衝撃力は該リングギヤ7の周囲に設けられた各
々の第1,第2及び第3弾性部材9a,9b,9cによ
り吸収されるので噛合音が減少し、第1,第2及び第3
ケーシング8a,8b,8cへの振動伝達も殆んどなく
なる。
【0016】又、リング状の第2弾性部材9b及び第3
弾性部材9cが第2ケーシング8b及び第3ケーシング
8cの面に設けられた溝に挿入された例を示したが、リ
ングギヤ7の両端面に溝を設け各々にリング状の第2弾
性部材9b及び第3弾性部材9cを配設することも可能
である。(上記従来技術の一例として実開昭63−20
1249号公報参照のこと)
弾性部材9cが第2ケーシング8b及び第3ケーシング
8cの面に設けられた溝に挿入された例を示したが、リ
ングギヤ7の両端面に溝を設け各々にリング状の第2弾
性部材9b及び第3弾性部材9cを配設することも可能
である。(上記従来技術の一例として実開昭63−20
1249号公報参照のこと)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のよう
に、従来の遊星歯車装置においては、振動、騒音の減少
対策が進められているが、ケーシングと弾性部材の結合
部において弾性部材の強度不足から生ずる破断等の不具
合の発生が予想される。
に、従来の遊星歯車装置においては、振動、騒音の減少
対策が進められているが、ケーシングと弾性部材の結合
部において弾性部材の強度不足から生ずる破断等の不具
合の発生が予想される。
【0018】本発明はリングギヤ、弾性部材、ケーシン
グの構成を改善することにより、さらに振動、騒音の減
少を図ると共に前記不具合点を解決し、組立が容易でか
つ堅牢な遊星歯車装置を提供することを目的としてい
る。
グの構成を改善することにより、さらに振動、騒音の減
少を図ると共に前記不具合点を解決し、組立が容易でか
つ堅牢な遊星歯車装置を提供することを目的としてい
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明の遊星歯車装置は、高速軸側の軸端
に設けたサンギヤを、低速軸端側のキャリアに嵌合する
遊星歯車に噛合わせると共に、該遊星歯車を、遊星歯車
装置ケーシング内側に装着するリングギヤに噛合わせて
構成する遊星歯車装置において、前記リングギヤの外周
面と前記ケーシングの内周面との間に、弾性部材をリン
グギヤの外周面と両側端面に亘り固着して設けると共
に、該弾性部材の外周とケーシングの内周を多角形状に
形成したことを特徴としている。
の構成として本発明の遊星歯車装置は、高速軸側の軸端
に設けたサンギヤを、低速軸端側のキャリアに嵌合する
遊星歯車に噛合わせると共に、該遊星歯車を、遊星歯車
装置ケーシング内側に装着するリングギヤに噛合わせて
構成する遊星歯車装置において、前記リングギヤの外周
面と前記ケーシングの内周面との間に、弾性部材をリン
グギヤの外周面と両側端面に亘り固着して設けると共
に、該弾性部材の外周とケーシングの内周を多角形状に
形成したことを特徴としている。
【0020】また、前記弾性部材をリングギヤの外周面
と両側端面に焼付けにより固着してもよい。
と両側端面に焼付けにより固着してもよい。
【0021】また、前記弾性部材を軸方向に2分割する
ことも好ましい。
ことも好ましい。
【0022】さらに、前記リングギヤの外周面と、前記
弾性部材の内周にセレーション若しくは歯車等の凹凸部
を設け、リングキヤと弾性部材とを嵌合装着するよう構
成することも効果的である。
弾性部材の内周にセレーション若しくは歯車等の凹凸部
を設け、リングキヤと弾性部材とを嵌合装着するよう構
成することも効果的である。
【0023】
【作用】本発明の遊星歯車装置においては、遊星歯車装
置を構成するリングギヤは外周面、両側面に弾性部材が
固着されており、該リングギヤを前記装置を構成するケ
ーシングの内周面に挿入する構造としているので、前記
リングギヤとケーシングは外周面、両側面とも直に接触
することがなく、該リングギヤに遊星歯車との噛合時の
衝撃力を受けたとき、リングギヤと弾性部材、該弾性部
材とケーシングによりこの衝撃は分散して吸収され、衝
撃による振動が該ケーシングにほとんど伝わることな
く、該装置のケーシングを固定して設けることができ
る。
置を構成するリングギヤは外周面、両側面に弾性部材が
固着されており、該リングギヤを前記装置を構成するケ
ーシングの内周面に挿入する構造としているので、前記
リングギヤとケーシングは外周面、両側面とも直に接触
することがなく、該リングギヤに遊星歯車との噛合時の
衝撃力を受けたとき、リングギヤと弾性部材、該弾性部
材とケーシングによりこの衝撃は分散して吸収され、衝
撃による振動が該ケーシングにほとんど伝わることな
く、該装置のケーシングを固定して設けることができ
る。
【0024】そして、前記リングギヤとケーシングは直
接ボルトにより固定されていないため、該リングギヤに
噛合時の衝撃力を受けたとき、衝撃力は弾性部材により
分散され、振動、騒音を最小限にすることができる。
接ボルトにより固定されていないため、該リングギヤに
噛合時の衝撃力を受けたとき、衝撃力は弾性部材により
分散され、振動、騒音を最小限にすることができる。
【0025】又、リングギヤは挿入するだけの簡単な構
造なので該装置組立も容易に行うことができる。
造なので該装置組立も容易に行うことができる。
【0026】さらに、弾性部材とリングギヤとの焼付け
による固着に代えて、弾性部材を2分割構造とし、リン
グギヤの両側端から嵌め込む構造とすることもできるの
で、これにより装置の組立は一層容易となった。
による固着に代えて、弾性部材を2分割構造とし、リン
グギヤの両側端から嵌め込む構造とすることもできるの
で、これにより装置の組立は一層容易となった。
【0027】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図3によって説
明する。なお図4で説明した従来技術と同様な構成につ
いては重複する説明を省略し、相違点を中心に説明す
る。
明する。なお図4で説明した従来技術と同様な構成につ
いては重複する説明を省略し、相違点を中心に説明す
る。
【0028】図1及び図2は本発明の第1の実施例を示
し、図1はその主要部の側断面図、図2は同主要部の正
面断面図であり、また図3は本発明の第2の実施例に係
る二分割弾性部材の斜視図である。
し、図1はその主要部の側断面図、図2は同主要部の正
面断面図であり、また図3は本発明の第2の実施例に係
る二分割弾性部材の斜視図である。
【0029】まず第1実施例につき図1、図2で説明す
ると、この実施例は、遊星歯車装置を構成するケーシン
グの内周面を多角形とし、かつリングギヤの外周面と両
端面に外周面を多角形とした弾性部材を焼付けられた状
態で固着したものであり、図において、1は高速軸、2
はサンギヤ、3は低速軸、4はキャリヤ、5は軸、6は
遊星歯車で、これらはさきに図4で説明したものと同様
である。
ると、この実施例は、遊星歯車装置を構成するケーシン
グの内周面を多角形とし、かつリングギヤの外周面と両
端面に外周面を多角形とした弾性部材を焼付けられた状
態で固着したものであり、図において、1は高速軸、2
はサンギヤ、3は低速軸、4はキャリヤ、5は軸、6は
遊星歯車で、これらはさきに図4で説明したものと同様
である。
【0030】17はリングギヤで、該ギヤの外周面には
図2に示すように複数の凹部17aが設けられる。
図2に示すように複数の凹部17aが設けられる。
【0031】同凹部17aに、弾性部材18の内周に複
数個設けた凸部18aを嵌入するとともに、弾性部材1
8はリングギヤ17の両側端部をかかえる形で焼付けに
よりリングギヤと一体に固着されている。
数個設けた凸部18aを嵌入するとともに、弾性部材1
8はリングギヤ17の両側端部をかかえる形で焼付けに
よりリングギヤと一体に固着されている。
【0032】19aは第1ケーシング、19bは第2ケ
ーシングで、これらケーシングにより遊星歯車装置のケ
ーシングが構成され、第1ケーシング19aの内周面
を、図2に示すように弾性部材18の外周面と同じ多角
形に構成し、該第1ケーシング19aに前記弾性部材1
8と一体構造としたリングギヤ17を挿入し、第2ケー
シング19bを固定ボルト12により組立るものであ
る。なお弾性部材18と第1ケーシング19aの多角形
は図示実施例の6角形に限らず、他のものでもよい。
ーシングで、これらケーシングにより遊星歯車装置のケ
ーシングが構成され、第1ケーシング19aの内周面
を、図2に示すように弾性部材18の外周面と同じ多角
形に構成し、該第1ケーシング19aに前記弾性部材1
8と一体構造としたリングギヤ17を挿入し、第2ケー
シング19bを固定ボルト12により組立るものであ
る。なお弾性部材18と第1ケーシング19aの多角形
は図示実施例の6角形に限らず、他のものでもよい。
【0033】この結果リングギヤの固定ボルトを省略す
ることができ、リングギヤ17に対する遊星歯車6の衝
撃力は、該リングギヤ17の周囲に設けられた弾性部材
18により吸収されるので噛合音等の騒音が減少し、第
1,第2ケーシング19a,19bへの振動伝達もほと
んどなくなると共に、従来の装置に比較して容易に組立
てが出来る。
ることができ、リングギヤ17に対する遊星歯車6の衝
撃力は、該リングギヤ17の周囲に設けられた弾性部材
18により吸収されるので噛合音等の騒音が減少し、第
1,第2ケーシング19a,19bへの振動伝達もほと
んどなくなると共に、従来の装置に比較して容易に組立
てが出来る。
【0034】つぎに図3により本発明の第2実施例につ
いて説明すると、同実施例は、弾性部材をリングギヤに
焼付ける構造でなく二分割の嵌入構造としたものであ
り、図3はその実施例の二分割弾性部材の片方の部材の
形状を示す斜視図である。
いて説明すると、同実施例は、弾性部材をリングギヤに
焼付ける構造でなく二分割の嵌入構造としたものであ
り、図3はその実施例の二分割弾性部材の片方の部材の
形状を示す斜視図である。
【0035】リングギヤ17の外周面、第1ケーシング
19aの内周面の形状は第1実施例と同一形状とし、本
実施例では弾性部材28を軸方向二分割構造としたもの
であり、該弾性部材28をリングギヤ17に両端より嵌
込み第1ケーシング19aに挿入し、第2ケーシング1
9bを固定ボルトにより組立るものである。なお、組立
てた状態を図1の2点鎖線により示す。
19aの内周面の形状は第1実施例と同一形状とし、本
実施例では弾性部材28を軸方向二分割構造としたもの
であり、該弾性部材28をリングギヤ17に両端より嵌
込み第1ケーシング19aに挿入し、第2ケーシング1
9bを固定ボルトにより組立るものである。なお、組立
てた状態を図1の2点鎖線により示す。
【0036】上記各実施例においては、何れもリングギ
ヤ17の外周面に複数の凹部を設ける例を示したが、本
発明はこれに限定するものでなく、リングギヤ17の外
周面に複数の突起部(例えばセレーション、歯車等)を
設けてもよく、またその形状にも複数の種類が考えられ
ることはいうまでもない。
ヤ17の外周面に複数の凹部を設ける例を示したが、本
発明はこれに限定するものでなく、リングギヤ17の外
周面に複数の突起部(例えばセレーション、歯車等)を
設けてもよく、またその形状にも複数の種類が考えられ
ることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遊星歯車装
置によれば以下のような効果を奏する。
置によれば以下のような効果を奏する。
【0038】(1)リングギヤに弾性部材を焼付けまた
は嵌入構造としたので装置組立が容易となった。
は嵌入構造としたので装置組立が容易となった。
【0039】(2)リングギヤを直接ケーシングにボル
トにて固定しないので振動の伝達が減少した。
トにて固定しないので振動の伝達が減少した。
【0040】(3)弾性部材の成形、嵌入方式のもの
は、定期的交換を可能にし、装置の耐用期間を延すこと
ができる。
は、定期的交換を可能にし、装置の耐用期間を延すこと
ができる。
【0041】(4)リングギヤ外周の凹み、弾性部材外
周の多角形により衝撃力を分散吸収できる。
周の多角形により衝撃力を分散吸収できる。
【0042】以上の結果により、安全性に優れ、振動、
騒音を著しく抑制することができる。
騒音を著しく抑制することができる。
【図1】本発明遊星歯車装置の第1実施例に係る主要部
の側断面図である。
の側断面図である。
【図2】同装置の主要部の正面断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る二分割弾性部材の斜
視図である。
視図である。
【図4】従来の遊星歯車装置の主要部を示す縦断面図で
ある。
ある。
1 高速軸 2 サンギヤ 3 低速軸 4 キャリア 6 遊星歯車 17 リングギヤ 17a 凹部 18,28 弾性部材 18a 凸部 19a 第1ケーシング 19b 第2ケーシング
Claims (4)
- 【請求項1】 高速軸側の軸端に設けたサンギヤを、低
速軸端側のキャリアに嵌合する遊星歯車に噛合わせると
共に、該遊星歯車を、遊星歯車装置ケーシング内側に装
着するリングギヤに噛合わせて構成する遊星歯車装置に
おいて、前記リングギヤの外周面と前記ケーシングの内
周面との間に弾性部材をリングギヤの外周面と両側端面
に亘り固着して設けると共に、該弾性部材の外周とケー
シングの内周を多角形状に形成したことを特徴とする遊
星歯車装置。 - 【請求項2】 前記弾性部材をリングギヤの外周面と両
側端面に焼付けにより固着したことを特徴とする請求項
1記載の遊星歯車装置。 - 【請求項3】 前記弾性部材を軸方向に2分割したこと
を特徴とする請求項1記載の遊星歯車装置。 - 【請求項4】 前記リングギヤの外周面と、前記弾性部
材の内周に、セレーション若しくは歯車等の凹凸部を設
け、リングギヤと弾性部材とを嵌合装着するよう構成し
たことを特徴とする請求項1又は3記載の遊星歯車装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33143394A JPH08166050A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 遊星歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33143394A JPH08166050A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 遊星歯車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166050A true JPH08166050A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18243617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33143394A Pending JPH08166050A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | 遊星歯車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08166050A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN106976103A (zh) * | 2017-05-02 | 2017-07-25 | 上海未来伙伴机器人有限公司 | 用于人型腿部关节输出端舵机与骨架的连接结构及机器人 |
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EP4365465A1 (de) * | 2022-11-03 | 2024-05-08 | Ovalo GmbH | Getriebevorrichtung |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP33143394A patent/JPH08166050A/ja active Pending
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