JPH0815310A - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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- JPH0815310A JPH0815310A JP17356494A JP17356494A JPH0815310A JP H0815310 A JPH0815310 A JP H0815310A JP 17356494 A JP17356494 A JP 17356494A JP 17356494 A JP17356494 A JP 17356494A JP H0815310 A JPH0815310 A JP H0815310A
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- Japan
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- roller
- contact
- acceleration sensor
- guide
- movable contact
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数が少なく簡単な構成により加速度セ
ンサが得られ、生産性の向上を図ると共に、従来に比べ
ローラの移動特性を向上させる。 【構成】 樹脂ベース1は傾斜状の案内レールを形成す
る。ローラ3は樹脂ベース1に形成された案内レール2
上を回転移動する。バネ板部材4は樹脂ベース1の裏面
に突出する電極リード(第1の電極リード)4aと、ロ
ーラ3の少なくと一部に圧接してローラ3を所定位置に
とどめる圧接部4eと、圧接部4eと共に変位する可動
接点4bとを形成する。樹脂カバー1はローラ3の上下
方向の移動を規制するガイド部(案内支持部)6aを形
成する。接点部材5は樹脂カバー1に一体に埋設される
もので、樹脂ベース1の裏面に突出する電極リード(第
2の電極リード)5aと、可動接点4bと電気的に接触
する固定接点5bとを形成する。
ンサが得られ、生産性の向上を図ると共に、従来に比べ
ローラの移動特性を向上させる。 【構成】 樹脂ベース1は傾斜状の案内レールを形成す
る。ローラ3は樹脂ベース1に形成された案内レール2
上を回転移動する。バネ板部材4は樹脂ベース1の裏面
に突出する電極リード(第1の電極リード)4aと、ロ
ーラ3の少なくと一部に圧接してローラ3を所定位置に
とどめる圧接部4eと、圧接部4eと共に変位する可動
接点4bとを形成する。樹脂カバー1はローラ3の上下
方向の移動を規制するガイド部(案内支持部)6aを形
成する。接点部材5は樹脂カバー1に一体に埋設される
もので、樹脂ベース1の裏面に突出する電極リード(第
2の電極リード)5aと、可動接点4bと電気的に接触
する固定接点5bとを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速度センサに関し、
特に車両の衝突感知用の加速度センサに関するものであ
る。
特に車両の衝突感知用の加速度センサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両の安全装置としてエアバックが装備
される傾向にあり、このエアバックは車両のフェンダパ
ネル内等の衝撃感知可能個所に配設された加速度センサ
により衝撃が感知されると、瞬時にエアバック空気圧入
装置が作動してエアバックを膨張させ、運転者等の乗員
を衝撃力から保護するようになっている。このような加
速度センサは、例えば特公昭57−19382号公報,
特開平5−80073号公報,特願平5−179961
号に開示されているように、樹脂フレームと、この樹脂
フレームの案内面を回転移動するように配置されたロー
ラと、このローラに巻装され可動接点を構成するロール
スプリングと、前記ローラの移動方向に位置して前記樹
脂フレームに設けられた固定接点と、前記ロールスプリ
ングの一端側に位置して前記樹脂フレームに固定された
導電性の保持部材とを有し、この保持部材に沿わせて前
記ロールスプリングの一端側をスポット溶接によって固
着することにより前記ロールスプリングにテンションを
付与し、衝撃による加速度が加わると前記ローラが前記
ロールスプリングの付勢に抗して慣性力で移動し前記可
動接点と前記固定接点とが電気的に接触するように構成
されており、前記各接点の電気的な接触により加速度を
感知して、その衝撃感知信号を前記エアバック空気圧入
装置に出力するものである。
される傾向にあり、このエアバックは車両のフェンダパ
ネル内等の衝撃感知可能個所に配設された加速度センサ
により衝撃が感知されると、瞬時にエアバック空気圧入
装置が作動してエアバックを膨張させ、運転者等の乗員
を衝撃力から保護するようになっている。このような加
速度センサは、例えば特公昭57−19382号公報,
特開平5−80073号公報,特願平5−179961
号に開示されているように、樹脂フレームと、この樹脂
フレームの案内面を回転移動するように配置されたロー
ラと、このローラに巻装され可動接点を構成するロール
スプリングと、前記ローラの移動方向に位置して前記樹
脂フレームに設けられた固定接点と、前記ロールスプリ
ングの一端側に位置して前記樹脂フレームに固定された
導電性の保持部材とを有し、この保持部材に沿わせて前
記ロールスプリングの一端側をスポット溶接によって固
着することにより前記ロールスプリングにテンションを
付与し、衝撃による加速度が加わると前記ローラが前記
ロールスプリングの付勢に抗して慣性力で移動し前記可
動接点と前記固定接点とが電気的に接触するように構成
されており、前記各接点の電気的な接触により加速度を
感知して、その衝撃感知信号を前記エアバック空気圧入
装置に出力するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる加速度センサ
は、製造工程において複雑な形状の部品で構成され、部
品点数も多いため組立作業性が悪く組立工数がかかり、
また、ローラに巻装されているコイルスプリングと、こ
のコイルスプリングに構成する可動接点と電気的に接触
する固定接点とが高価であるためコストアップにつなが
るといった問題点があった。
は、製造工程において複雑な形状の部品で構成され、部
品点数も多いため組立作業性が悪く組立工数がかかり、
また、ローラに巻装されているコイルスプリングと、こ
のコイルスプリングに構成する可動接点と電気的に接触
する固定接点とが高価であるためコストアップにつなが
るといった問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、傾斜状の案内レールを形成したベース部材
と、このベース部材に形成された案内レール上を移動可
能に配置したローラと、一端側が前記ベース部材に固定
され、かつ他端側に前記ローラを反移動方向に付勢する
圧接部及び衝撃に伴う加速度により前記ローラが前記圧
接部の付勢に抗して慣性力により移動した時に前記圧接
部と共に変位する可動接点を備えた導電性材料からなる
バネ板部材と、一端側が前記ベース部材に固定され、か
つ他端側が前記可動接点の変位方向に位置し前記可動接
点と電気的に接触する固定接点を備えた導電性材料から
なる接点部材と、前記ベース部材上を覆うカバー部材
と、からなるものである。
決するため、傾斜状の案内レールを形成したベース部材
と、このベース部材に形成された案内レール上を移動可
能に配置したローラと、一端側が前記ベース部材に固定
され、かつ他端側に前記ローラを反移動方向に付勢する
圧接部及び衝撃に伴う加速度により前記ローラが前記圧
接部の付勢に抗して慣性力により移動した時に前記圧接
部と共に変位する可動接点を備えた導電性材料からなる
バネ板部材と、一端側が前記ベース部材に固定され、か
つ他端側が前記可動接点の変位方向に位置し前記可動接
点と電気的に接触する固定接点を備えた導電性材料から
なる接点部材と、前記ベース部材上を覆うカバー部材
と、からなるものである。
【0005】また、前記バネ板部材と前記接点部材とに
前記ベース部材の外部に突出する第1,第2の電極リー
ドをそれぞれ一体に形成したものである。
前記ベース部材の外部に突出する第1,第2の電極リー
ドをそれぞれ一体に形成したものである。
【0006】また、前記接点部材は前記カバー部材に一
体に埋設されているものである。
体に埋設されているものである。
【0007】また、前記ローラは前記案内レールに沿っ
て移動するように案内部を形成したものである。
て移動するように案内部を形成したものである。
【0008】また、前記カバー部材は前記ローラの移動
を案内する案内保持部を形成したものである。
を案内する案内保持部を形成したものである。
【0009】
【作用】ベース部材に形成された案内レールを回転移動
するローラに圧接する圧接部を形成し、前記ローラが衝
撃による慣性力により前記圧接部の付勢に抗して回転移
動する際、前記圧接部と共に変位する可動接点を形成し
たバネ板部材と、カバー部材に一体に設けられている固
定接点とを電気的に接触させ衝撃感知信号を出力するも
ので、従来に比べ部品点数が少ない簡単な構成で安価な
加速度センサが得られ、また、前記ローラが前記案内レ
ール上を回転移動することから良好な移動特性が得られ
る。
するローラに圧接する圧接部を形成し、前記ローラが衝
撃による慣性力により前記圧接部の付勢に抗して回転移
動する際、前記圧接部と共に変位する可動接点を形成し
たバネ板部材と、カバー部材に一体に設けられている固
定接点とを電気的に接触させ衝撃感知信号を出力するも
ので、従来に比べ部品点数が少ない簡単な構成で安価な
加速度センサが得られ、また、前記ローラが前記案内レ
ール上を回転移動することから良好な移動特性が得られ
る。
【0010】また、前記ローラに案内部を設けることに
より、案内レールを回転移動する際の蛇行を防止するこ
とができる。
より、案内レールを回転移動する際の蛇行を防止するこ
とができる。
【0011】また、前記カバー部材に案内支持部を設け
ることにより、衝撃に伴う加速度が加わった場合に前記
ローラの上下方向の動きを規制し、前記可動接点と前記
固定接点との各接点間のチャタリングを防止することが
できる。
ることにより、衝撃に伴う加速度が加わった場合に前記
ローラの上下方向の動きを規制し、前記可動接点と前記
固定接点との各接点間のチャタリングを防止することが
できる。
【0012】
【実施例】図1から図3は本発明の実施例を示し、図1
は加速度センサの全体構成を示す分解斜視図、図2は加
速度センサの要部断面図、図3は加速度センサの回路構
成図であり、以下、添付図面に記載した実施例に基づき
本発明を説明する。
は加速度センサの全体構成を示す分解斜視図、図2は加
速度センサの要部断面図、図3は加速度センサの回路構
成図であり、以下、添付図面に記載した実施例に基づき
本発明を説明する。
【0013】図1,2で示すように、加速度センサA
は、樹脂ベース(ベース部材)1の案内レール2に沿っ
て回転移動するように配置されたローラ3と、一端側が
樹脂ベース1の前端側裏面に突出し図示しないエンジン
コントロールユニット(ECU)に配設される回路基板
と電気的に接続される電極リード4a(第1の電極リー
ド)及び、ローラ3の回転移動に伴い隆起(変位)する
可動接点4bを有するバネ板部材4と、一端側が樹脂ベ
ース1の後端側裏面に突出し図示しないECUに配設さ
れる回路基板と電気的に接続される電極リード5a(第
2の電極リード)及び、可動接点4bと電気的に接触す
る固定接点5bを有する接点部材5と、樹脂ベース1上
を覆う樹脂ケース(カバー部材)6と、樹脂ベース1の
裏面を気密的に封止するシール材7と、から構成されて
いる。
は、樹脂ベース(ベース部材)1の案内レール2に沿っ
て回転移動するように配置されたローラ3と、一端側が
樹脂ベース1の前端側裏面に突出し図示しないエンジン
コントロールユニット(ECU)に配設される回路基板
と電気的に接続される電極リード4a(第1の電極リー
ド)及び、ローラ3の回転移動に伴い隆起(変位)する
可動接点4bを有するバネ板部材4と、一端側が樹脂ベ
ース1の後端側裏面に突出し図示しないECUに配設さ
れる回路基板と電気的に接続される電極リード5a(第
2の電極リード)及び、可動接点4bと電気的に接触す
る固定接点5bを有する接点部材5と、樹脂ベース1上
を覆う樹脂ケース(カバー部材)6と、樹脂ベース1の
裏面を気密的に封止するシール材7と、から構成されて
いる。
【0014】樹脂ベース1は、ベース部8の上面に前後
方向に凹状の案内レール2がベース部8と一体に形成さ
れており、この案内レール2は、後で詳述するローラ3
が回転移動するように任意の傾斜角を有するように設け
られていると共に、ベース部8の後端に後で詳述するバ
ネ板部材(以下同じ)4を支持する支持台9が案内レー
ル2と一体に形成されている。そして、ベース部8の前
端には、ベース部8の裏面に貫通しバネ板部材4の電極
リード4aを挿入する挿入孔8aが形成され、また、ベ
ース部8の下面周縁には後で詳述する樹脂ケース6と当
接する周壁部8bが形成されている
方向に凹状の案内レール2がベース部8と一体に形成さ
れており、この案内レール2は、後で詳述するローラ3
が回転移動するように任意の傾斜角を有するように設け
られていると共に、ベース部8の後端に後で詳述するバ
ネ板部材(以下同じ)4を支持する支持台9が案内レー
ル2と一体に形成されている。そして、ベース部8の前
端には、ベース部8の裏面に貫通しバネ板部材4の電極
リード4aを挿入する挿入孔8aが形成され、また、ベ
ース部8の下面周縁には後で詳述する樹脂ケース6と当
接する周壁部8bが形成されている
【0015】ローラ3は、ローラ3の側面中心から横方
向に貫通する支持軸10を備えており、案内レール2に
沿って移動するする際、ローラ3が蛇行しないように支
持軸10の両端部には案内溝(案内部)10aが形成さ
ている。
向に貫通する支持軸10を備えており、案内レール2に
沿って移動するする際、ローラ3が蛇行しないように支
持軸10の両端部には案内溝(案内部)10aが形成さ
ている。
【0016】バネ板部材4は、ベリリューム銅,ベリリ
ュ−ムニッケル等の略L字状の導電性材料からなり、こ
のバネ板部材4の一端側には樹脂ベース1の裏面につな
がる挿入孔8aに挿通させ、図示しないECUに配設さ
れる回路基板の電気的接続と樹脂ベース1への固定とを
兼ねた一対の電極リード4aが形成され、その上方には
後述する圧接部4eとの間でローラ3の静止位置を定め
るストッパ4cが形成されている。そして、略L字状に
屈曲する部分を経て図2中右方向に延びる他端側には、
四角形状に切り欠いた中間部4dが形成され、案内レー
ル2が有する傾斜とは略逆方向の傾斜を有すると共に、
ローラ3の少なくとも一部に圧接してローラ3を静止位
置にとどめる(ローラ3を反移動方向に付勢する)圧接
部4eが形成されている。また、この圧接部4eの一端
側から中間部4dの上方には、圧接部4eの一端側から
伸長形成されると共に、その伸長端が略コの字状に形成
された可動接点4bが設けられており、この可動接点4
bはローラ3の移動による圧接部4eの隆起に伴って上
方側に変位するように形成されている。尚、圧接部4e
の端部には樹脂ベース1の支持台9に支持される自由端
部4fが形成されている。
ュ−ムニッケル等の略L字状の導電性材料からなり、こ
のバネ板部材4の一端側には樹脂ベース1の裏面につな
がる挿入孔8aに挿通させ、図示しないECUに配設さ
れる回路基板の電気的接続と樹脂ベース1への固定とを
兼ねた一対の電極リード4aが形成され、その上方には
後述する圧接部4eとの間でローラ3の静止位置を定め
るストッパ4cが形成されている。そして、略L字状に
屈曲する部分を経て図2中右方向に延びる他端側には、
四角形状に切り欠いた中間部4dが形成され、案内レー
ル2が有する傾斜とは略逆方向の傾斜を有すると共に、
ローラ3の少なくとも一部に圧接してローラ3を静止位
置にとどめる(ローラ3を反移動方向に付勢する)圧接
部4eが形成されている。また、この圧接部4eの一端
側から中間部4dの上方には、圧接部4eの一端側から
伸長形成されると共に、その伸長端が略コの字状に形成
された可動接点4bが設けられており、この可動接点4
bはローラ3の移動による圧接部4eの隆起に伴って上
方側に変位するように形成されている。尚、圧接部4e
の端部には樹脂ベース1の支持台9に支持される自由端
部4fが形成されている。
【0017】接点部材5は、後で詳述する樹脂ケース6
と一体にインサート成形されるもので、リン青銅,ベリ
リューム銅等の材料からなる略L字形状の導電性材料か
らなり、この接点部材5の一端側には樹脂ベース1の裏
面につながる図示しない挿入孔(挿入孔8aと同等なも
の)に挿通させ、図示しないECUに配設される回路基
板の電気的接続と樹脂ベース1への固定とを兼ねた電極
リード5aが形成され、また、その他端側にはローラ3
の移動によりバネ板部材4の圧接部4eの隆起に伴って
変位する可動接点4bの変位方向(移動方向)に位置
し、可動接点4bと電気的に接触をする固定接点5b
(固定接点5bには金メッキ等が施されている)が形成
されている。
と一体にインサート成形されるもので、リン青銅,ベリ
リューム銅等の材料からなる略L字形状の導電性材料か
らなり、この接点部材5の一端側には樹脂ベース1の裏
面につながる図示しない挿入孔(挿入孔8aと同等なも
の)に挿通させ、図示しないECUに配設される回路基
板の電気的接続と樹脂ベース1への固定とを兼ねた電極
リード5aが形成され、また、その他端側にはローラ3
の移動によりバネ板部材4の圧接部4eの隆起に伴って
変位する可動接点4bの変位方向(移動方向)に位置
し、可動接点4bと電気的に接触をする固定接点5b
(固定接点5bには金メッキ等が施されている)が形成
されている。
【0018】樹脂ケース6は、下方が開口するカップ形
状で、下方周縁には樹脂ベース1のベース部8に形成す
る周壁部8bと当接する当接部6bが下方へ伸長形成さ
れ、樹脂ケース6の当接部6bの一部がベース部8の周
壁部8bを覆うように熱加締めにより固定されるもので
ある。そして、樹脂ベース1と樹脂ケース6とが熱加締
めされた後、樹脂ベース1の裏面に、例えば、紫外線硬
化性を有するエポキシ系樹脂,アクリル系樹脂等からな
るシール材7が各電極リード4a,5aを固定し、かつ
樹脂ベース1の裏面を気密的に封止している。また、樹
脂ケース6は、加速度センサAに衝撃による加速度が加
わった場合に、接点間のチャタリング(ローラ3がはね
て可動接点4bと固定接点5bとがON/OFFを繰返
す)を防止するガイド(案内支持部)6aが形成され、
このガイド6aはローラ3が案内レール2を移動可能
で、かつローラ3の上下方向の移動を規制するように樹
脂ケース6内部の両端に形成されている。
状で、下方周縁には樹脂ベース1のベース部8に形成す
る周壁部8bと当接する当接部6bが下方へ伸長形成さ
れ、樹脂ケース6の当接部6bの一部がベース部8の周
壁部8bを覆うように熱加締めにより固定されるもので
ある。そして、樹脂ベース1と樹脂ケース6とが熱加締
めされた後、樹脂ベース1の裏面に、例えば、紫外線硬
化性を有するエポキシ系樹脂,アクリル系樹脂等からな
るシール材7が各電極リード4a,5aを固定し、かつ
樹脂ベース1の裏面を気密的に封止している。また、樹
脂ケース6は、加速度センサAに衝撃による加速度が加
わった場合に、接点間のチャタリング(ローラ3がはね
て可動接点4bと固定接点5bとがON/OFFを繰返
す)を防止するガイド(案内支持部)6aが形成され、
このガイド6aはローラ3が案内レール2を移動可能
で、かつローラ3の上下方向の移動を規制するように樹
脂ケース6内部の両端に形成されている。
【0019】次に図3を用いて加速度センサの動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【0020】通常運転時において、バネ板部材4の圧接
部4eがローラ3を静止位置にとどめているため、バネ
板部材4に形成される可動接点4bと接点部材5に形成
される可動接点とは電気的に接触しない状態(オープ
ン)となっている。
部4eがローラ3を静止位置にとどめているため、バネ
板部材4に形成される可動接点4bと接点部材5に形成
される可動接点とは電気的に接触しない状態(オープ
ン)となっている。
【0021】次に、車両に衝撃を受けた時、ローラ3は
バネ板部材4の圧接部4eの付勢に抗して慣性力で樹脂
ベース1に形成される案内レール2に沿って回転移動
し、このローラ3の回転移動に伴い圧接部4eと共に可
動接点4bが変位することで、可動接点4bと可動接点
4bの変位方向に配置された固定接点5bとが電気的に
接触して、衝撃感知信号を出力するように構成されてい
る。従って、可動接点4と固定接点5とが電気的に接触
した時に出力される衝撃感知信号により図示しないエア
バック空気圧入装置が瞬時に動作してエアッバクを膨張
させ、乗員を衝撃力から守ることができる。
バネ板部材4の圧接部4eの付勢に抗して慣性力で樹脂
ベース1に形成される案内レール2に沿って回転移動
し、このローラ3の回転移動に伴い圧接部4eと共に可
動接点4bが変位することで、可動接点4bと可動接点
4bの変位方向に配置された固定接点5bとが電気的に
接触して、衝撃感知信号を出力するように構成されてい
る。従って、可動接点4と固定接点5とが電気的に接触
した時に出力される衝撃感知信号により図示しないエア
バック空気圧入装置が瞬時に動作してエアッバクを膨張
させ、乗員を衝撃力から守ることができる。
【0022】かかる構成の加速度センサAは、衝撃に伴
う加速度によりローラ3がバネ板部材4の圧接部4eの
付勢に抗して慣性力で案内レール2を回転移動して、バ
ネ板部材4に形成される可動接点4bと接点部材5に形
成される固定接点5bとを電気的に接触させるもので、
部品点数が少ない簡単な構成で安価な加速度センサAが
得られ、製造工程も簡素化することから生産性向上に寄
与し、また、ローラが案内面を回転移動(面接触)する
従来に比べローラ3は案内レール2上を回転移動(部分
的接触)することからローラ3の接触面積が小さくな
り、ローラ3の移動特性が向上する。また、ローラ3の
支持軸10に案内溝10aを設けることでローラ3の確
実な回転移動を可能とし、しかも、樹脂ケース6にロー
ラ3の上下方向の移動を規制するガイド6aを形成する
ことにより、可動接点4bと固定接点5bとの各接点間
のチャタリングを防止し、各接点が電気的に接触したと
きに出力する衝撃感知信号を確実に出力することができ
る。
う加速度によりローラ3がバネ板部材4の圧接部4eの
付勢に抗して慣性力で案内レール2を回転移動して、バ
ネ板部材4に形成される可動接点4bと接点部材5に形
成される固定接点5bとを電気的に接触させるもので、
部品点数が少ない簡単な構成で安価な加速度センサAが
得られ、製造工程も簡素化することから生産性向上に寄
与し、また、ローラが案内面を回転移動(面接触)する
従来に比べローラ3は案内レール2上を回転移動(部分
的接触)することからローラ3の接触面積が小さくな
り、ローラ3の移動特性が向上する。また、ローラ3の
支持軸10に案内溝10aを設けることでローラ3の確
実な回転移動を可能とし、しかも、樹脂ケース6にロー
ラ3の上下方向の移動を規制するガイド6aを形成する
ことにより、可動接点4bと固定接点5bとの各接点間
のチャタリングを防止し、各接点が電気的に接触したと
きに出力する衝撃感知信号を確実に出力することができ
る。
【0023】尚、本実施例では、2本の案内レール2上
を支持軸10で支持したローラ3が回転移動するように
構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、ローラ3の両端に案内溝を形成し案内レール2
をこの案内溝に沿って回転移動させるようにすれば、支
持軸10を不要とすることも可能である。
を支持軸10で支持したローラ3が回転移動するように
構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、ローラ3の両端に案内溝を形成し案内レール2
をこの案内溝に沿って回転移動させるようにすれば、支
持軸10を不要とすることも可能である。
【0024】また、本発明の加速度センサAに従来と同
様にモニタ抵抗を付与し、各電極リード4a,5a間の
電流値によって接触状態の良否をモニタできるようにし
ても良い。
様にモニタ抵抗を付与し、各電極リード4a,5a間の
電流値によって接触状態の良否をモニタできるようにし
ても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明は、傾斜状の案内レールを形成し
たベース部材と、このベース部材に形成された案内レー
ル上を移動可能に配置したローラと、一端側が前記ベー
ス部材に固定され、かつ他端側に前記ローラを反移動方
向に付勢する圧接部及び衝撃に伴う加速度により前記ロ
ーラが前記圧接部の付勢に抗して慣性力により移動した
時に前記圧接部と共に変位する可動接点を備えた導電性
材料からなるバネ板部材と、一端側が前記ベース部材に
固定され、かつ他端側が前記可動接点の変位方向に位置
し前記可動接点と電気的に接触する固定接点を備えた導
電性材料からなる接点部材と、前記ベース部材上を覆う
カバー部材と、からなるもので、また、前記バネ板部材
と前記接点部材とに前記ベース部材の外部に突出する第
1,第2の電極リードをそれぞれ一体に形成し、また、
前記接点部材を前記カバー部材に一体に埋設することか
ら、簡単な構成で安価な加速度センサAが得られ、製造
工程も簡素化することから生産性向上に寄与し、しか
も、前記案内レールを前記ローラが回転移動することか
ら、案内面を回転移動する従来に比べ前記ローラの移動
特性が向上する。
たベース部材と、このベース部材に形成された案内レー
ル上を移動可能に配置したローラと、一端側が前記ベー
ス部材に固定され、かつ他端側に前記ローラを反移動方
向に付勢する圧接部及び衝撃に伴う加速度により前記ロ
ーラが前記圧接部の付勢に抗して慣性力により移動した
時に前記圧接部と共に変位する可動接点を備えた導電性
材料からなるバネ板部材と、一端側が前記ベース部材に
固定され、かつ他端側が前記可動接点の変位方向に位置
し前記可動接点と電気的に接触する固定接点を備えた導
電性材料からなる接点部材と、前記ベース部材上を覆う
カバー部材と、からなるもので、また、前記バネ板部材
と前記接点部材とに前記ベース部材の外部に突出する第
1,第2の電極リードをそれぞれ一体に形成し、また、
前記接点部材を前記カバー部材に一体に埋設することか
ら、簡単な構成で安価な加速度センサAが得られ、製造
工程も簡素化することから生産性向上に寄与し、しか
も、前記案内レールを前記ローラが回転移動することか
ら、案内面を回転移動する従来に比べ前記ローラの移動
特性が向上する。
【0026】また、前記ローラは前記案内レールに沿っ
て移動するように案内部を形成したしたもので、前記ロ
ーラが案内レール上を回転移動する際に蛇行することな
く、確実な回転移動を可能とする。
て移動するように案内部を形成したしたもので、前記ロ
ーラが案内レール上を回転移動する際に蛇行することな
く、確実な回転移動を可能とする。
【0027】また、前記カバー部材は前記ローラの移動
を案内する案内保持部を形成したもので、前記ローラの
上下方向の移動を規制することで、前記可動接点と前記
固定接点との各接点間のチャタリングを防止することが
できる。
を案内する案内保持部を形成したもので、前記ローラの
上下方向の移動を規制することで、前記可動接点と前記
固定接点との各接点間のチャタリングを防止することが
できる。
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図。
【図2】同上実施例の断面図。
【図3】同上実施例の回路構成図。
1 樹脂ベース(ベース部材) 2 案内レール 3 ローラ 10a 案内溝(案内部) 4 バネ板部材 4a 電極リード(第1の電極リード) 4b 可動接点 4e 圧接部 5 接点部材 5a 電極リード(第2の電極リード) 5b 固定接点 6 樹脂ケース(カバー部材) 6a ガイド(案内支持部) A 加速度センサ
Claims (5)
- 【請求項1】 傾斜状の案内レールを形成したベース部
材と、このベース部材に形成された案内レール上を移動
可能に配置したローラと、一端側が前記ベース部材に固
定され、かつ他端側に前記ローラを反移動方向に付勢す
る圧接部及び衝撃に伴う加速度により前記ローラが前記
圧接部の付勢に抗して慣性力により移動した時に前記圧
接部と共に変位する可動接点を備えた導電性材料からな
るバネ板部材と、一端側が前記ベース部材に固定され、
かつ他端側が前記可動接点の変位方向に位置し前記可動
接点と電気的に接触する固定接点を備えた導電性材料か
らなる接点部材と、前記ベース部材上を覆うカバー部材
と、から構成されることを特徴とする加速度センサ。 - 【請求項2】 前記バネ板部材と前記接点部材とに前記
ベース部材の外部に突出する第1,第2の電極リードを
それぞれ一体に形成したことを特徴とする請求項1に記
載の加速度センサ。 - 【請求項3】 前記接点部材は前記カバー部材に一体に
埋設されていることを特徴とする請求項1もしくは請求
項2に記載の加速度センサ。 - 【請求項4】 前記ローラは前記案内レールに沿って移
動するように案内部を形成したことを特徴とする請求項
1から請求項3に記載の加速度センサ。 - 【請求項5】 前記カバー部材は前記ローラの移動を案
内する案内保持部を形成したことを特徴とする請求項1
から請求項4に記載の加速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17356494A JPH0815310A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17356494A JPH0815310A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 加速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0815310A true JPH0815310A (ja) | 1996-01-19 |
Family
ID=15962898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17356494A Pending JPH0815310A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815310A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7170642B2 (en) | 2001-04-12 | 2007-01-30 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing apparatus and method for improving output image quality |
CN111469707A (zh) * | 2020-04-30 | 2020-07-31 | 博众精工科技股份有限公司 | 一种车辆定位装置 |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP17356494A patent/JPH0815310A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7170642B2 (en) | 2001-04-12 | 2007-01-30 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing apparatus and method for improving output image quality |
CN111469707A (zh) * | 2020-04-30 | 2020-07-31 | 博众精工科技股份有限公司 | 一种车辆定位装置 |
CN111469707B (zh) * | 2020-04-30 | 2022-02-22 | 博众精工科技股份有限公司 | 一种车辆定位装置 |
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