JPH08154632A - 塩分濃度調整装置 - Google Patents
塩分濃度調整装置Info
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- JPH08154632A JPH08154632A JP6330573A JP33057394A JPH08154632A JP H08154632 A JPH08154632 A JP H08154632A JP 6330573 A JP6330573 A JP 6330573A JP 33057394 A JP33057394 A JP 33057394A JP H08154632 A JPH08154632 A JP H08154632A
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- water
- salt
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】摘採した海苔原藻を一旦貯蔵する貯蔵槽の貯蔵
水又は海苔原藻を洗浄する洗浄水の塩分濃度を適正に保
つ塩分濃度調整装置の提供。 【構成】貯蔵槽2又は/及び洗浄槽とこれに淡水を供給
する淡水供給手段と、上記貯蔵水又は/及び洗浄水の流
通経路の塩分濃度を検出する塩分濃度センサー4と、こ
れによる塩分濃度測定値と塩分濃度適正範囲を比較して
測定値が適正範囲より高いときは上記淡水供給手段を駆
動する信号を出す塩分濃度制御手段5と、貯蔵水又は/
及び洗浄水の塩分濃度の測定値を表示する表示手段とを
備え、上記塩分濃度センサーは電極とこれを清掃する清
掃手段を備えた塩分濃度調整装置。
水又は海苔原藻を洗浄する洗浄水の塩分濃度を適正に保
つ塩分濃度調整装置の提供。 【構成】貯蔵槽2又は/及び洗浄槽とこれに淡水を供給
する淡水供給手段と、上記貯蔵水又は/及び洗浄水の流
通経路の塩分濃度を検出する塩分濃度センサー4と、こ
れによる塩分濃度測定値と塩分濃度適正範囲を比較して
測定値が適正範囲より高いときは上記淡水供給手段を駆
動する信号を出す塩分濃度制御手段5と、貯蔵水又は/
及び洗浄水の塩分濃度の測定値を表示する表示手段とを
備え、上記塩分濃度センサーは電極とこれを清掃する清
掃手段を備えた塩分濃度調整装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海苔原藻の貯蔵水または
/及び洗浄水の塩分濃度調整装置に関するものである。
更に詳しくは、摘採した海苔原藻を一旦貯蔵する貯蔵槽
における貯蔵水または海苔原藻を洗浄する洗浄槽におけ
る洗浄水の塩分濃度を適正な濃度に保つ塩分濃度調整装
置に関するものである。
/及び洗浄水の塩分濃度調整装置に関するものである。
更に詳しくは、摘採した海苔原藻を一旦貯蔵する貯蔵槽
における貯蔵水または海苔原藻を洗浄する洗浄槽におけ
る洗浄水の塩分濃度を適正な濃度に保つ塩分濃度調整装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】摘採された海苔原藻は、製造工程に入る
前に貯蔵槽または/及び洗浄槽において海苔原藻の活性
を保つために貯蔵水中で一時貯蔵されたり、海苔原藻の
汚れを落とすために洗浄水で洗浄される。しかし、海苔
原藻が順次追加されると貯蔵槽内の貯蔵水や洗浄槽内の
洗浄水の塩分濃度は、初期の塩分濃度よりも次第に高く
なる。これは、海苔原藻の細胞中に含まれる塩分が貯蔵
水または洗浄水中に溶け出すためと考えられ、そのまま
放置すると海苔の仕上がり品質の低下につながる。
前に貯蔵槽または/及び洗浄槽において海苔原藻の活性
を保つために貯蔵水中で一時貯蔵されたり、海苔原藻の
汚れを落とすために洗浄水で洗浄される。しかし、海苔
原藻が順次追加されると貯蔵槽内の貯蔵水や洗浄槽内の
洗浄水の塩分濃度は、初期の塩分濃度よりも次第に高く
なる。これは、海苔原藻の細胞中に含まれる塩分が貯蔵
水または洗浄水中に溶け出すためと考えられ、そのまま
放置すると海苔の仕上がり品質の低下につながる。
【0003】そこで、適正濃度になるまで淡水で希釈す
る必要があるが、塩分濃度が低くなりすぎると、貯蔵や
洗浄期間中に海苔の活性が失われ、やはり海苔の品質が
低下する。従って、貯蔵槽内の貯蔵水や洗浄槽内の洗浄
水の塩分濃度を規定の適正範囲内に管理する必要があ
る。従来の塩分濃度調整装置は、貯蔵槽内の貯蔵水や洗
浄槽内の洗浄水中に塩分濃度センサーの電極を埋没さ
せ、電極間の貯蔵水または洗浄水の電気抵抗の変化を測
定し、この結果から比重及び塩分濃度を求め、この測定
値を基に淡水または海水や人工海水などの塩水を補充す
ることにより塩分濃度を調整するものが一般的である。
る必要があるが、塩分濃度が低くなりすぎると、貯蔵や
洗浄期間中に海苔の活性が失われ、やはり海苔の品質が
低下する。従って、貯蔵槽内の貯蔵水や洗浄槽内の洗浄
水の塩分濃度を規定の適正範囲内に管理する必要があ
る。従来の塩分濃度調整装置は、貯蔵槽内の貯蔵水や洗
浄槽内の洗浄水中に塩分濃度センサーの電極を埋没さ
せ、電極間の貯蔵水または洗浄水の電気抵抗の変化を測
定し、この結果から比重及び塩分濃度を求め、この測定
値を基に淡水または海水や人工海水などの塩水を補充す
ることにより塩分濃度を調整するものが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置には次のような課題があった。すなわち、
従来の塩分濃度調整装置のセンサーに設けてある電極
は、貯蔵水または洗浄水中に埋没した状態のままで長期
間使用されている。このため、電極の表面に海苔原藻に
混入したゴミ、不純物などが付着したり、錆が発生した
りして電極が劣化し、正確な測定結果が次第に得られな
くなるために、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を規定の
適正範囲内に管理することは困難であった。
た従来の装置には次のような課題があった。すなわち、
従来の塩分濃度調整装置のセンサーに設けてある電極
は、貯蔵水または洗浄水中に埋没した状態のままで長期
間使用されている。このため、電極の表面に海苔原藻に
混入したゴミ、不純物などが付着したり、錆が発生した
りして電極が劣化し、正確な測定結果が次第に得られな
くなるために、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を規定の
適正範囲内に管理することは困難であった。
【0005】
【本発明の目的】本発明は、上記課題を解消するもの
で、海苔原藻の貯蔵槽内の貯蔵水または/及び洗浄槽内
の洗浄水の塩分濃度を調整する塩分濃度調整装置におい
て、塩分濃度センサーの電極にゴミや不純物が付着しに
くいようにし、かつ錆も発生しにくいようにして電極の
劣化を防ぎ、長期の使用においても測定精度が低下しな
いようにして、塩分濃度を規定の適正範囲内に管理する
ことができるようにする。また、これにより、海苔原藻
の活性を保持し、乾海苔に仕上った際の歩留まりや製品
海苔の色、光沢などの品質を向上させると共に、乾海苔
保存時の吸湿あるいは二次加工時の塩分析出などのトラ
ブルを防止することを目的とする。
で、海苔原藻の貯蔵槽内の貯蔵水または/及び洗浄槽内
の洗浄水の塩分濃度を調整する塩分濃度調整装置におい
て、塩分濃度センサーの電極にゴミや不純物が付着しに
くいようにし、かつ錆も発生しにくいようにして電極の
劣化を防ぎ、長期の使用においても測定精度が低下しな
いようにして、塩分濃度を規定の適正範囲内に管理する
ことができるようにする。また、これにより、海苔原藻
の活性を保持し、乾海苔に仕上った際の歩留まりや製品
海苔の色、光沢などの品質を向上させると共に、乾海苔
保存時の吸湿あるいは二次加工時の塩分析出などのトラ
ブルを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の手段
にあっては、海苔原藻の貯蔵水または/及び洗浄水の塩
分濃度を適正範囲内に保つための塩分濃度調整装置であ
って、この装置は、貯蔵槽または/及び洗浄槽と、この
貯蔵槽または/及び洗浄槽に淡水を供給する淡水供給手
段と、上記の貯蔵水または/及び洗浄水の流通経路の塩
分濃度を検出する塩分濃度センサーと、塩分濃度適正範
囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測定値を比較し、
測定値が塩分濃度適正範囲より高いときは上記淡水供給
手段を駆動する信号を出す塩分濃度制御手段と、貯蔵水
または/及び洗浄水の塩分濃度の測定値を表示する表示
手段と、を備え、上記塩分濃度センサーは、電極と、こ
の電極を清掃する清掃手段と、を備えた、塩分濃度調整
装置である。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の手段
にあっては、海苔原藻の貯蔵水または/及び洗浄水の塩
分濃度を適正範囲内に保つための塩分濃度調整装置であ
って、この装置は、貯蔵槽または/及び洗浄槽と、この
貯蔵槽または/及び洗浄槽に淡水を供給する淡水供給手
段と、上記の貯蔵水または/及び洗浄水の流通経路の塩
分濃度を検出する塩分濃度センサーと、塩分濃度適正範
囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測定値を比較し、
測定値が塩分濃度適正範囲より高いときは上記淡水供給
手段を駆動する信号を出す塩分濃度制御手段と、貯蔵水
または/及び洗浄水の塩分濃度の測定値を表示する表示
手段と、を備え、上記塩分濃度センサーは、電極と、こ
の電極を清掃する清掃手段と、を備えた、塩分濃度調整
装置である。
【0007】第2の手段にあっては、貯蔵槽または/及
び洗浄槽に塩水を供給するための塩水供給手段と、塩分
濃度適正範囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測定値
を比較し、測定値が塩分濃度適正範囲より低いときは、
上記塩水供給手段を駆動する信号を出す塩分濃度制御手
段と、を備えた、第1の手段に係る塩分濃度調整装置で
ある。
び洗浄槽に塩水を供給するための塩水供給手段と、塩分
濃度適正範囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測定値
を比較し、測定値が塩分濃度適正範囲より低いときは、
上記塩水供給手段を駆動する信号を出す塩分濃度制御手
段と、を備えた、第1の手段に係る塩分濃度調整装置で
ある。
【0008】第3の手段にあっては、塩分濃度センサー
の電極の近傍に温度センサーを備え、この温度センサー
を電極と共に清掃手段によって清掃するようにしてあ
る、第1または第2の手段に係る塩分濃度調整装置であ
る。
の電極の近傍に温度センサーを備え、この温度センサー
を電極と共に清掃手段によって清掃するようにしてあ
る、第1または第2の手段に係る塩分濃度調整装置であ
る。
【0009】第4の手段にあっては、塩分濃度センサー
は、実質的に水密に形成された収容ケースに収容してあ
る、第1ないし第3の手段に係る塩分濃度調整装置であ
る。
は、実質的に水密に形成された収容ケースに収容してあ
る、第1ないし第3の手段に係る塩分濃度調整装置であ
る。
【0010】第5の手段にあっては、収容ケースは、貯
蔵水または洗浄水の水位の変動に追随して上下動をする
ようにしてある、第4の手段に係る塩分濃度調整装置で
ある。
蔵水または洗浄水の水位の変動に追随して上下動をする
ようにしてある、第4の手段に係る塩分濃度調整装置で
ある。
【0011】第6の手段にあっては、収容ケースに、塩
分濃度制御手段と表示手段を一体に設けてある、第4ま
たは第5の手段に係る塩分濃度調整装置である。
分濃度制御手段と表示手段を一体に設けてある、第4ま
たは第5の手段に係る塩分濃度調整装置である。
【0012】
【作用】海苔原藻を貯蔵槽または/及び洗浄槽に投入
し、淡水または塩水を加えて海苔生育段階と同様の条件
とし、これを貯蔵槽または/及び洗浄槽内で攪拌しなが
ら貯蔵する。貯蔵槽内の貯蔵水または洗浄槽内の洗浄水
の塩分濃度を塩分濃度センサーによって検出、測定し、
そのデータを塩分濃度制御手段に入力する。
し、淡水または塩水を加えて海苔生育段階と同様の条件
とし、これを貯蔵槽または/及び洗浄槽内で攪拌しなが
ら貯蔵する。貯蔵槽内の貯蔵水または洗浄槽内の洗浄水
の塩分濃度を塩分濃度センサーによって検出、測定し、
そのデータを塩分濃度制御手段に入力する。
【0013】表示手段により、上記貯蔵水または洗浄水
の塩分濃度を表示する。塩分濃度の適正範囲をあらかじ
め設定しておき、上記検出濃度がこの適正範囲より高い
ときは、淡水供給手段により淡水を貯蔵槽または/及び
洗浄槽へ供給して塩分濃度を調整する。
の塩分濃度を表示する。塩分濃度の適正範囲をあらかじ
め設定しておき、上記検出濃度がこの適正範囲より高い
ときは、淡水供給手段により淡水を貯蔵槽または/及び
洗浄槽へ供給して塩分濃度を調整する。
【0014】なお、上記したように貯蔵槽内の塩分濃度
は海苔原藻の細胞から塩分が溶け出して高くなる傾向に
あるので、通常は淡水供給手段だけで足りるが、塩水供
給手段を設けたものにあっては、なんらかの原因で塩分
濃度が適正範囲より低くなったときに、塩水供給手段に
より塩水を貯蔵槽または/及び洗浄槽へ供給して塩分濃
度を調整できるので、より細かで迅速な調整が可能とな
る。また、塩分濃度が適正範囲に収まれば、淡水供給手
段及び塩水供給手段共に作動させない。以下、これを繰
り返すことにより、貯蔵槽または/及び洗浄槽内の貯蔵
水または洗浄水の塩分濃度は常に適正濃度範囲に維持さ
れる。
は海苔原藻の細胞から塩分が溶け出して高くなる傾向に
あるので、通常は淡水供給手段だけで足りるが、塩水供
給手段を設けたものにあっては、なんらかの原因で塩分
濃度が適正範囲より低くなったときに、塩水供給手段に
より塩水を貯蔵槽または/及び洗浄槽へ供給して塩分濃
度を調整できるので、より細かで迅速な調整が可能とな
る。また、塩分濃度が適正範囲に収まれば、淡水供給手
段及び塩水供給手段共に作動させない。以下、これを繰
り返すことにより、貯蔵槽または/及び洗浄槽内の貯蔵
水または洗浄水の塩分濃度は常に適正濃度範囲に維持さ
れる。
【0015】塩分濃度センサーの電極は、必要に応じて
清掃手段により清掃される。すなわち、装置の休止中や
シーズンオフなど塩分濃度センサーを使用しないとき、
あるいは運転中においても一定時間ごとに電極を清掃す
れば、電極の表面に付着した貯蔵水または洗浄水中のゴ
ミ、不純物、錆などを取り除くことができる。従って、
電極の汚損、劣化を軽減または防止でき、常に正確な測
定結果が得られ、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を規定
の適正範囲内に管理することが可能となる。また、温度
センサーも同時に清掃するようにしたものは、同様に不
純物などによる汚損や劣化が軽減または防止できるので
貯蔵水または洗浄水の温度の測定が正確にできる。
清掃手段により清掃される。すなわち、装置の休止中や
シーズンオフなど塩分濃度センサーを使用しないとき、
あるいは運転中においても一定時間ごとに電極を清掃す
れば、電極の表面に付着した貯蔵水または洗浄水中のゴ
ミ、不純物、錆などを取り除くことができる。従って、
電極の汚損、劣化を軽減または防止でき、常に正確な測
定結果が得られ、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を規定
の適正範囲内に管理することが可能となる。また、温度
センサーも同時に清掃するようにしたものは、同様に不
純物などによる汚損や劣化が軽減または防止できるので
貯蔵水または洗浄水の温度の測定が正確にできる。
【0016】清掃手段としては、清掃が効率よくできれ
ばその方法、装置は特に限定するものではないが、例え
ば射水など水の圧力により洗浄するもの、あるいはブラ
シなど固体の摩擦力により擦り取るもの、または研磨す
るものなどがあげられる。
ばその方法、装置は特に限定するものではないが、例え
ば射水など水の圧力により洗浄するもの、あるいはブラ
シなど固体の摩擦力により擦り取るもの、または研磨す
るものなどがあげられる。
【0017】塩分濃度センサーが実質的に水密に形成さ
れた収容ケースに収容してあるものにあっては、塩分濃
度センサーを被水から保護することができ、塩分濃度セ
ンサーの被水による故障の発生を防止できる。
れた収容ケースに収容してあるものにあっては、塩分濃
度センサーを被水から保護することができ、塩分濃度セ
ンサーの被水による故障の発生を防止できる。
【0018】収容ケースが貯蔵水または洗浄水の水位の
変動に追随して上下動をするようにしてあるものにあっ
ては、水位が低下しているとき以外は、塩分濃度センサ
ーを不純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位置させ
ておくことができる。従って、電極の汚損を軽減または
防止できる。
変動に追随して上下動をするようにしてあるものにあっ
ては、水位が低下しているとき以外は、塩分濃度センサ
ーを不純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位置させ
ておくことができる。従って、電極の汚損を軽減または
防止できる。
【0019】収容ケースに塩分濃度制御手段と表示手段
を一体に設けたものにあっては、全体として、装置をコ
ンパクトにすることができる。従って、設置するときに
場所をとらず、取り扱いもしやすい。
を一体に設けたものにあっては、全体として、装置をコ
ンパクトにすることができる。従って、設置するときに
場所をとらず、取り扱いもしやすい。
【0020】
【実施例】本発明を図面に示す実施例に基づいて更に詳
細に説明する。図1は本発明に係る塩分濃度調整装置に
おける塩分濃度センサーの第1実施例を示す説明図、図
2は本発明に係る塩分濃度調整装置の一実施例を示すブ
ロック図、図3は本発明に係る塩分濃度調整装置を使用
した海苔抄き原料の製造工程を示すフローシートであ
る。
細に説明する。図1は本発明に係る塩分濃度調整装置に
おける塩分濃度センサーの第1実施例を示す説明図、図
2は本発明に係る塩分濃度調整装置の一実施例を示すブ
ロック図、図3は本発明に係る塩分濃度調整装置を使用
した海苔抄き原料の製造工程を示すフローシートであ
る。
【0021】図2を参照する。符号Aは塩分濃度調整装
置で、貯蔵槽2を備えている。貯蔵槽2内には、貯溜さ
れた海苔原藻を攪拌する攪拌機2aと、貯蔵水3の塩分
濃度を検出するための塩分濃度センサー4を備えてい
る。なお、本実施例においては塩分濃度センサー4を貯
蔵槽2内に設けているが、例えば貯蔵槽2の前工程に海
苔原藻1の洗浄をより確実に行なうための洗浄槽(図示
省略)を別に設け、この洗浄槽内に塩分濃度センサー4
を設けることもできる。貯蔵槽2には、海苔原藻1(図
3参照)が貯蔵水3と共に貯蔵される。貯蔵槽2には、
淡水槽6から淡水が、塩水槽7から塩水が、それぞれポ
ンプP1、P2により供給されるようにしてある。
置で、貯蔵槽2を備えている。貯蔵槽2内には、貯溜さ
れた海苔原藻を攪拌する攪拌機2aと、貯蔵水3の塩分
濃度を検出するための塩分濃度センサー4を備えてい
る。なお、本実施例においては塩分濃度センサー4を貯
蔵槽2内に設けているが、例えば貯蔵槽2の前工程に海
苔原藻1の洗浄をより確実に行なうための洗浄槽(図示
省略)を別に設け、この洗浄槽内に塩分濃度センサー4
を設けることもできる。貯蔵槽2には、海苔原藻1(図
3参照)が貯蔵水3と共に貯蔵される。貯蔵槽2には、
淡水槽6から淡水が、塩水槽7から塩水が、それぞれポ
ンプP1、P2により供給されるようにしてある。
【0022】ここで、図1を参照して塩分濃度センサー
4の構造を説明する。貯蔵槽2内には、取付金具49に
よって収容ケース41が取り付けてある。収容ケース4
1は上下が遮蔽された円筒状で、内部には塩分濃度セン
サー4が設けてある。塩分濃度センサー4は、塩分濃度
を検出するための電極42、42を有している。電極4
2、42は収容ケース41の底部に先端部が外部に突出
するように貫通して設けてある。
4の構造を説明する。貯蔵槽2内には、取付金具49に
よって収容ケース41が取り付けてある。収容ケース4
1は上下が遮蔽された円筒状で、内部には塩分濃度セン
サー4が設けてある。塩分濃度センサー4は、塩分濃度
を検出するための電極42、42を有している。電極4
2、42は収容ケース41の底部に先端部が外部に突出
するように貫通して設けてある。
【0023】また、収容ケース41の底部にはシャフト
43が貫通して設けてある。シャフト43の一端部はモ
ーター44の回転軸に取り付けてある。シャフト43
は、回転可能かつ水密に挿通してある。シャフト43の
先端部には、細板状の回転体45が取り付けてある。回
転体45の上面には、収容ケース41底部から外部へ突
出している電極42、42に接触するようにして、清掃
手段を構成するブラシ46、46が設けてある。ブラシ
46は、本実施例においてはワイヤーブラシであるが、
それに限定するものではなく、合成樹脂など他の素材を
使用してもよい。なお、符号Lはモーター44、電極4
2に通電するリード線である。更には、収容ケース41
の上部には塩分濃度制御部5の各回路と表示灯30を一
体に取り付けてある。
43が貫通して設けてある。シャフト43の一端部はモ
ーター44の回転軸に取り付けてある。シャフト43
は、回転可能かつ水密に挿通してある。シャフト43の
先端部には、細板状の回転体45が取り付けてある。回
転体45の上面には、収容ケース41底部から外部へ突
出している電極42、42に接触するようにして、清掃
手段を構成するブラシ46、46が設けてある。ブラシ
46は、本実施例においてはワイヤーブラシであるが、
それに限定するものではなく、合成樹脂など他の素材を
使用してもよい。なお、符号Lはモーター44、電極4
2に通電するリード線である。更には、収容ケース41
の上部には塩分濃度制御部5の各回路と表示灯30を一
体に取り付けてある。
【0024】塩分濃度調整装置Aには、塩分濃度制御手
段である塩分濃度制御部5を有している。塩分濃度制御
部5は、電源回路21、発振変調回路22、電極駆動手
段を構成する駆動回路20、塩分濃度調整回路23、ポ
ンプP1を駆動する第1の駆動回路27、ポンプP2を
駆動する第2の駆動回路28、表示回路29、表示灯3
0、警報回路31、警報ブザー32を有している。そし
て、塩分濃度調整回路23は、整流器24、増幅回路2
5、信号弁別器26を有している。
段である塩分濃度制御部5を有している。塩分濃度制御
部5は、電源回路21、発振変調回路22、電極駆動手
段を構成する駆動回路20、塩分濃度調整回路23、ポ
ンプP1を駆動する第1の駆動回路27、ポンプP2を
駆動する第2の駆動回路28、表示回路29、表示灯3
0、警報回路31、警報ブザー32を有している。そし
て、塩分濃度調整回路23は、整流器24、増幅回路2
5、信号弁別器26を有している。
【0025】第1の駆動回路27、第2の駆動回路28
の出力により、淡水および塩水の供給手段であるポンプ
P1、P2が駆動され、淡水槽6、塩水槽7よりそれぞ
れ淡水、塩水が貯蔵槽2に供給される。淡水と塩水の供
給路にはそれぞれの時間当り供給量を調節する手段とし
てバルブV1、V2が設けてある。電源回路21は制御
装置各回路に交流電源を供給すると共に整流回路、定電
圧回路を介し、直流電源、定電圧電源を供給する。
の出力により、淡水および塩水の供給手段であるポンプ
P1、P2が駆動され、淡水槽6、塩水槽7よりそれぞ
れ淡水、塩水が貯蔵槽2に供給される。淡水と塩水の供
給路にはそれぞれの時間当り供給量を調節する手段とし
てバルブV1、V2が設けてある。電源回路21は制御
装置各回路に交流電源を供給すると共に整流回路、定電
圧回路を介し、直流電源、定電圧電源を供給する。
【0026】電源回路21は商用周波交流を受電し、整
流して一旦直流とし、この過程で定電圧回路を組込み、
後段の高周波発生時には一定電圧の交流が得られるよう
にしており、電源側の電圧変動が+20%の範囲では、
二次側へ影響がなく濃度測定が安定してできるようにし
ている。
流して一旦直流とし、この過程で定電圧回路を組込み、
後段の高周波発生時には一定電圧の交流が得られるよう
にしており、電源側の電圧変動が+20%の範囲では、
二次側へ影響がなく濃度測定が安定してできるようにし
ている。
【0027】発振変調回路22は、直流定電圧を受け、
無安定マルチバイブレータなどの発振回路により所定の
高周波出力を得る。この場合、周波数は固定あるいは可
変とする。また、抵抗、コンデンサなどによる基準レベ
ル調整回路により基準レベルを調整し、正負平衡した高
周波出力を得るようにする。この高周波出力を塩分濃度
センサ4へ印加して作動させる。塩分濃度センサ4の出
力は塩分濃度調整回路23へ入力される。
無安定マルチバイブレータなどの発振回路により所定の
高周波出力を得る。この場合、周波数は固定あるいは可
変とする。また、抵抗、コンデンサなどによる基準レベ
ル調整回路により基準レベルを調整し、正負平衡した高
周波出力を得るようにする。この高周波出力を塩分濃度
センサ4へ印加して作動させる。塩分濃度センサ4の出
力は塩分濃度調整回路23へ入力される。
【0028】濃度調整回路23へ入力された信号は整流
器24、増幅回路25により処理され、信号弁別器26
において予め設定された濃度基準値と比較され、その濃
度が基準値域へ入っているかどうかが判別される。本実
施例では、5段階の弁別信号S1、S2、S3、S4、
S5を発し、基準値域に入っている場合はS3を「良」
とし、基準値域より「濃」側は濃度差の程度に応じ、S
2を「濃」、S1を「濃過」とする。また、「薄」側は
濃度差の程度に応じ、S4を「薄」、S5を「薄過」と
する。
器24、増幅回路25により処理され、信号弁別器26
において予め設定された濃度基準値と比較され、その濃
度が基準値域へ入っているかどうかが判別される。本実
施例では、5段階の弁別信号S1、S2、S3、S4、
S5を発し、基準値域に入っている場合はS3を「良」
とし、基準値域より「濃」側は濃度差の程度に応じ、S
2を「濃」、S1を「濃過」とする。また、「薄」側は
濃度差の程度に応じ、S4を「薄」、S5を「薄過」と
する。
【0029】これらの信号は、それぞれ表示手段を構成
する表示回路29に供給され、弁別によって信号S1〜
S5に応じて表示灯30であるL1〜L5のいずれかを
点灯させ、検出された塩分濃度の状態を表示する。即
ち、L1「濃過」、L2「濃」、L3「良」、L4
「薄」、L5「薄過」を表示する。「濃過」信号S1ま
たは「薄過」信号S5が発せられたときはいずれも警報
回路31が作動し、警報ブザー32を鳴らして塩分濃度
が「濃過」または「薄過」であることを知らせる。
する表示回路29に供給され、弁別によって信号S1〜
S5に応じて表示灯30であるL1〜L5のいずれかを
点灯させ、検出された塩分濃度の状態を表示する。即
ち、L1「濃過」、L2「濃」、L3「良」、L4
「薄」、L5「薄過」を表示する。「濃過」信号S1ま
たは「薄過」信号S5が発せられたときはいずれも警報
回路31が作動し、警報ブザー32を鳴らして塩分濃度
が「濃過」または「薄過」であることを知らせる。
【0030】「濃過」信号S1および「濃」信号S2は
第1の駆動回路27を作動させ、また「薄」信号S4お
よび「薄過」信号S5は第2の駆動回路28を作動させ
る。第1の駆動回路27は、「濃」信号S2および「濃
過」信号S1を受けて出力し、ポンプP1を駆動して淡
水槽6から貯蔵槽2へ淡水を供給する。この場合、「濃
過」S1のときは「濃」S2に比べて、ポンプP1の駆
動時間を長くするなどして1回当りの供給量を増すよう
にする。
第1の駆動回路27を作動させ、また「薄」信号S4お
よび「薄過」信号S5は第2の駆動回路28を作動させ
る。第1の駆動回路27は、「濃」信号S2および「濃
過」信号S1を受けて出力し、ポンプP1を駆動して淡
水槽6から貯蔵槽2へ淡水を供給する。この場合、「濃
過」S1のときは「濃」S2に比べて、ポンプP1の駆
動時間を長くするなどして1回当りの供給量を増すよう
にする。
【0031】第2の駆動回路28は、「薄」信号S4お
よび「薄過」信号S5を受けて出力し、ポンプP2を駆
動して塩水槽7から貯蔵槽2へ塩水を供給する。この場
合、「薄過」S5のときは、「薄」S5に比べて、ポン
プP2の駆動時間を長くするなどして1回当りの供給量
を増すようにする。なお、「良」信号S3では、駆動回
路27、28は作動せず、ポンプP1、P2は駆動され
ない。
よび「薄過」信号S5を受けて出力し、ポンプP2を駆
動して塩水槽7から貯蔵槽2へ塩水を供給する。この場
合、「薄過」S5のときは、「薄」S5に比べて、ポン
プP2の駆動時間を長くするなどして1回当りの供給量
を増すようにする。なお、「良」信号S3では、駆動回
路27、28は作動せず、ポンプP1、P2は駆動され
ない。
【0032】なお、貯蔵槽2内の塩分濃度は上記したよ
うに海苔原藻1の細胞から塩分が溶け出して高くなる傾
向にあるので、濃度が高いときのみを検出して淡水供給
で調整し、濃度が低いときの検出や塩水供給を行わない
ようにしてもよい。
うに海苔原藻1の細胞から塩分が溶け出して高くなる傾
向にあるので、濃度が高いときのみを検出して淡水供給
で調整し、濃度が低いときの検出や塩水供給を行わない
ようにしてもよい。
【0033】(作用)図1ないし図3を参照して本実施
例の作用を説明する。海苔原藻1を貯蔵槽2に投入し、
淡水または塩水を加えて海苔生育段階と同様の条件と
し、これを貯蔵槽2内で攪拌しながら貯蔵する。塩分濃
度センサー4によって貯蔵水3の塩分濃度を検出し、塩
分濃度調整回路23に入力する。
例の作用を説明する。海苔原藻1を貯蔵槽2に投入し、
淡水または塩水を加えて海苔生育段階と同様の条件と
し、これを貯蔵槽2内で攪拌しながら貯蔵する。塩分濃
度センサー4によって貯蔵水3の塩分濃度を検出し、塩
分濃度調整回路23に入力する。
【0034】塩分濃度が、あらかじめ設定された適正濃
度範囲を基準として、表示灯30のL1〜L5のいずれ
かを点灯することにより表示される。上記検出濃度が塩
分濃度の適正範囲より高いときは、淡水供給ポンプP1
を作動し、淡水槽6から貯蔵槽2へ淡水を一定時間供給
する。また、検出濃度が適正範囲より低いときは塩水供
給ポンプP2を作動し、塩水槽7から貯蔵槽2へ塩水を
一定時間供給する。
度範囲を基準として、表示灯30のL1〜L5のいずれ
かを点灯することにより表示される。上記検出濃度が塩
分濃度の適正範囲より高いときは、淡水供給ポンプP1
を作動し、淡水槽6から貯蔵槽2へ淡水を一定時間供給
する。また、検出濃度が適正範囲より低いときは塩水供
給ポンプP2を作動し、塩水槽7から貯蔵槽2へ塩水を
一定時間供給する。
【0035】なお、淡水または塩水の供給時間は、適正
濃度範囲と検出濃度との濃度差に対応させることもでき
る。すなわち、検出濃度が高く、適正濃度範囲との濃度
差が大きいほど長い時間淡水を供給し、また検出濃度が
低く、適正濃度範囲との濃度差が大きいほど長い時間塩
水を供給するようにすることもできる。
濃度範囲と検出濃度との濃度差に対応させることもでき
る。すなわち、検出濃度が高く、適正濃度範囲との濃度
差が大きいほど長い時間淡水を供給し、また検出濃度が
低く、適正濃度範囲との濃度差が大きいほど長い時間塩
水を供給するようにすることもできる。
【0036】そして、貯蔵水3の濃度が適正範囲に収ま
ればポンプP1またはP2を停止する。適正濃度範囲に
収まっていなければ、ポンプP1またはP2を作動させ
る。以下これを繰り返すことにより、貯蔵水3の塩分濃
度が適正範囲内に収まるように調整する。なお、装置の
休止中やシーズンオフなど塩分濃度センサーを使用しな
いとき、あるいは運転中において一定時間ごとに電極4
2、42を清掃する。すなわち、駆動回路20により、
モーター44を作動させ、回転体45を回転させる。
ればポンプP1またはP2を停止する。適正濃度範囲に
収まっていなければ、ポンプP1またはP2を作動させ
る。以下これを繰り返すことにより、貯蔵水3の塩分濃
度が適正範囲内に収まるように調整する。なお、装置の
休止中やシーズンオフなど塩分濃度センサーを使用しな
いとき、あるいは運転中において一定時間ごとに電極4
2、42を清掃する。すなわち、駆動回路20により、
モーター44を作動させ、回転体45を回転させる。
【0037】これにより、ブラシ46、46が電極4
2、42の表面を擦り、海苔原藻混合液中のゴミや不純
物あるいは錆などが取り除かれるので電極42、42の
活性が保たれる。また、収容ケース41の上部には塩分
濃度制御部5の各回路と表示灯30を一体に設けている
ので、全体として、装置をコンパクトにすることができ
る。従って、設置するときに場所をとらず、取り扱いも
しやすい。
2、42の表面を擦り、海苔原藻混合液中のゴミや不純
物あるいは錆などが取り除かれるので電極42、42の
活性が保たれる。また、収容ケース41の上部には塩分
濃度制御部5の各回路と表示灯30を一体に設けている
ので、全体として、装置をコンパクトにすることができ
る。従って、設置するときに場所をとらず、取り扱いも
しやすい。
【0038】貯蔵槽2内の海苔原藻1はミンチ機8によ
りミンチ化し、水洗装置9で水洗いをして塩分や挟雑物
を取り除いた後、このミンチ化した海苔を調合機10に
おいて水と混合して海苔抄き原料とする。この海苔抄き
原料は、濃度調整槽11において適度な海苔濃度に調整
され、海苔抄機12に供給されて抄製される。海苔濃度
調整は、調整槽11内に海苔濃度センサ13を設け、海
苔濃度を検出して海苔濃度調整装置14に入力する。濃
度調整装置14において、海苔濃度を予め設定された適
正濃度範囲を収まるよう給水ポンプP3、排水ポンプP
4を適宜駆動して調整する。
りミンチ化し、水洗装置9で水洗いをして塩分や挟雑物
を取り除いた後、このミンチ化した海苔を調合機10に
おいて水と混合して海苔抄き原料とする。この海苔抄き
原料は、濃度調整槽11において適度な海苔濃度に調整
され、海苔抄機12に供給されて抄製される。海苔濃度
調整は、調整槽11内に海苔濃度センサ13を設け、海
苔濃度を検出して海苔濃度調整装置14に入力する。濃
度調整装置14において、海苔濃度を予め設定された適
正濃度範囲を収まるよう給水ポンプP3、排水ポンプP
4を適宜駆動して調整する。
【0039】図4は本発明に係る塩分濃度調整装置にお
ける塩分濃度センサーの第2実施例を示す説明図であ
る。なお、以下に説明する図4ないし図7においては、
図1に示した塩分濃度センサー4と同一または同等箇所
には同一の符号を付して示している。本実施例において
は、貯蔵槽2内にガイドロッド201が垂直方向に設け
てある。塩分濃度センサー4の収容ケース41は、この
ガイドロッド201にスライド部材202によって上下
にスライド可能に取り付けてある。また、収容ケース4
1の内部の空気量は、塩分濃度センサー4が水位の変動
に追随できるだけの十分な浮力を発生するように設定し
てある。
ける塩分濃度センサーの第2実施例を示す説明図であ
る。なお、以下に説明する図4ないし図7においては、
図1に示した塩分濃度センサー4と同一または同等箇所
には同一の符号を付して示している。本実施例において
は、貯蔵槽2内にガイドロッド201が垂直方向に設け
てある。塩分濃度センサー4の収容ケース41は、この
ガイドロッド201にスライド部材202によって上下
にスライド可能に取り付けてある。また、収容ケース4
1の内部の空気量は、塩分濃度センサー4が水位の変動
に追随できるだけの十分な浮力を発生するように設定し
てある。
【0040】本実施例によれば、水位が低下していると
き以外は、塩分濃度センサー4の電極42、42を、不
純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位置させておく
ことができる。従って、電極42、42の汚損を軽減ま
たは防止でき、ブラシ46、46による清掃の頻度を少
なくすることができる。
き以外は、塩分濃度センサー4の電極42、42を、不
純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位置させておく
ことができる。従って、電極42、42の汚損を軽減ま
たは防止でき、ブラシ46、46による清掃の頻度を少
なくすることができる。
【0041】図5は本発明に係る塩分濃度調整装置にお
ける塩分濃度センサーの第3実施例を示す説明図であ
る。本実施例においては、貯蔵槽2に取付金具49によ
り取り付けられた円筒状のケーシング41aを有してい
る。ケーシング41aの上部には上部ケース41bが設
けてあり、その内部にはモーター44が設けてある。モ
ーター44のシャフト43はケーシング41aの下部ま
で延出してあり、その下端部にはブラシ46がケーシン
グ41aの内壁に先端部を接触させて設けてある。
ける塩分濃度センサーの第3実施例を示す説明図であ
る。本実施例においては、貯蔵槽2に取付金具49によ
り取り付けられた円筒状のケーシング41aを有してい
る。ケーシング41aの上部には上部ケース41bが設
けてあり、その内部にはモーター44が設けてある。モ
ーター44のシャフト43はケーシング41aの下部ま
で延出してあり、その下端部にはブラシ46がケーシン
グ41aの内壁に先端部を接触させて設けてある。
【0042】ケーシング41aの壁部には電極42、4
2が貫通して設けてある。電極42、42の先端部はケ
ーシング41aの内壁に突出して設けてある。本実施例
によれば、必要に応じて、駆動回路20により、モータ
ー44を作動させる。これにより、ブラシ46が電極4
2、42の表面を擦り、貯蔵水中のゴミや不純物あるい
は錆などが取り除かれるので活性が保たれる。
2が貫通して設けてある。電極42、42の先端部はケ
ーシング41aの内壁に突出して設けてある。本実施例
によれば、必要に応じて、駆動回路20により、モータ
ー44を作動させる。これにより、ブラシ46が電極4
2、42の表面を擦り、貯蔵水中のゴミや不純物あるい
は錆などが取り除かれるので活性が保たれる。
【0043】図6は本発明に係る塩分濃度調整装置にお
ける塩分濃度センサーの第4実施例を示す説明図であ
る。本実施例においては、第1実施例の塩分濃度センサ
ー4の収容ケース41と同等の収容ケース41の側部に
洗浄ノズル47が設けてある。洗浄ノズル47には送水
管471が接続してあり、洗浄ノズル47の下端部には
ノズル口470が設けてある。ノズル口470は回転体
45の近傍に開口している。本実施例によれば、射水に
よって電極42、42及びブラシ46、46の洗浄がで
きるので、電極42、42の清掃をより効率よく行なう
ことができる。
ける塩分濃度センサーの第4実施例を示す説明図であ
る。本実施例においては、第1実施例の塩分濃度センサ
ー4の収容ケース41と同等の収容ケース41の側部に
洗浄ノズル47が設けてある。洗浄ノズル47には送水
管471が接続してあり、洗浄ノズル47の下端部には
ノズル口470が設けてある。ノズル口470は回転体
45の近傍に開口している。本実施例によれば、射水に
よって電極42、42及びブラシ46、46の洗浄がで
きるので、電極42、42の清掃をより効率よく行なう
ことができる。
【0044】図7は本発明に係る塩分濃度調整装置にお
ける塩分濃度センサーの第5実施例を示す説明図であ
る。本実施例においては、貯蔵槽2内には、取付金具4
9によって収容ケース41が取り付けてある。収容ケー
ス41は上下が遮蔽された円筒状で、内部には塩分濃度
センサー4が設けてある。塩分濃度センサー4は電極駆
動手段である電動シリンダー401を有している。電動
シリンダー401のロッドヘッドには連結バー402が
取り付けてある。連結バー402には、三本のスライド
ロッド403、403、403が下方へ垂下して取り付
けてある。
ける塩分濃度センサーの第5実施例を示す説明図であ
る。本実施例においては、貯蔵槽2内には、取付金具4
9によって収容ケース41が取り付けてある。収容ケー
ス41は上下が遮蔽された円筒状で、内部には塩分濃度
センサー4が設けてある。塩分濃度センサー4は電極駆
動手段である電動シリンダー401を有している。電動
シリンダー401のロッドヘッドには連結バー402が
取り付けてある。連結バー402には、三本のスライド
ロッド403、403、403が下方へ垂下して取り付
けてある。
【0045】各スライドロッド403のうちの二本の下
部寄りには、塩分濃度を検出するための電極42、42
が設けてある。また、他の一本の下部寄りには、温度セ
ンサー48が設けてある。なお、各スライドロッド40
3は中空体であり、内部には電極42、温度センサー4
8につながるリード線Lが導入してある。
部寄りには、塩分濃度を検出するための電極42、42
が設けてある。また、他の一本の下部寄りには、温度セ
ンサー48が設けてある。なお、各スライドロッド40
3は中空体であり、内部には電極42、温度センサー4
8につながるリード線Lが導入してある。
【0046】収容ケース41の底部には保護手段である
挿通部材404が内外に貫通して三箇所に取り付けてあ
る。各挿通部材404は水密に取り付けてある。挿通部
材404は柔軟性を有し、密着性の高いゴム(シリコン
ゴム、ウレタンゴムなど)で扁平な円柱形に形成されて
いる。挿通部材404には、上記各スライドロッド40
3を挿通する挿通孔405がそれぞれ設けてある。各ス
ライドロッド403は、各挿通孔405にややきつく密
着してスライドできるように挿通してある。これによ
り、水密性が確保されている。
挿通部材404が内外に貫通して三箇所に取り付けてあ
る。各挿通部材404は水密に取り付けてある。挿通部
材404は柔軟性を有し、密着性の高いゴム(シリコン
ゴム、ウレタンゴムなど)で扁平な円柱形に形成されて
いる。挿通部材404には、上記各スライドロッド40
3を挿通する挿通孔405がそれぞれ設けてある。各ス
ライドロッド403は、各挿通孔405にややきつく密
着してスライドできるように挿通してある。これによ
り、水密性が確保されている。
【0047】なお、電動シリンダー401が作動して各
スライドロッド403が上昇したときには各スライドロ
ッド403に設けてある電極42、42及び温度センサ
ー48は各挿通孔405内部に収容され、各スライドロ
ッド403が下降したときには電極42、42及び温度
センサー48が各挿通孔405から外部へ露出するよう
に各部寸法が設定してある。収容ケース41の側部には
洗浄ノズル47を備えている。洗浄ノズル47には送水
管471が接続してある。また、洗浄ノズル47の下端
部に設けてあるノズル口470は挿通部材404に向け
て開口させてある。
スライドロッド403が上昇したときには各スライドロ
ッド403に設けてある電極42、42及び温度センサ
ー48は各挿通孔405内部に収容され、各スライドロ
ッド403が下降したときには電極42、42及び温度
センサー48が各挿通孔405から外部へ露出するよう
に各部寸法が設定してある。収容ケース41の側部には
洗浄ノズル47を備えている。洗浄ノズル47には送水
管471が接続してある。また、洗浄ノズル47の下端
部に設けてあるノズル口470は挿通部材404に向け
て開口させてある。
【0048】本実施例によれば、駆動回路20が作動
し、貯蔵槽2内にある塩分濃度センサー4の電動シリン
ダー401が駆動され、各スライドロッド403が下方
へスライドし、電極42、42と温度センサー48が海
苔原藻混合液3中に露出する。なお、装置の休止中やシ
ーズンオフでは、電動シリンダー401を駆動して各ス
ライドロッド403を上方へスライドさせて電極42、
42と温度センサー48を挿通部材404の挿通孔40
5の内部に収容する。これにより、電極42、42と温
度センサー48は海苔原藻混合液3と分離され、汚損し
にくくなる。また、電極42、42と温度センサー48
は挿通部材404で保護され、多少の衝撃などでは破損
しにくい。
し、貯蔵槽2内にある塩分濃度センサー4の電動シリン
ダー401が駆動され、各スライドロッド403が下方
へスライドし、電極42、42と温度センサー48が海
苔原藻混合液3中に露出する。なお、装置の休止中やシ
ーズンオフでは、電動シリンダー401を駆動して各ス
ライドロッド403を上方へスライドさせて電極42、
42と温度センサー48を挿通部材404の挿通孔40
5の内部に収容する。これにより、電極42、42と温
度センサー48は海苔原藻混合液3と分離され、汚損し
にくくなる。また、電極42、42と温度センサー48
は挿通部材404で保護され、多少の衝撃などでは破損
しにくい。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
している。 (a)塩分の検出濃度が適正範囲より高いときは、淡水
供給手段により淡水を貯蔵槽または/及び洗浄槽へ供給
し、塩分濃度が適正範囲に収まれば、淡水供給手段を作
動させないようにする。この制御を繰り返すことによ
り、貯蔵槽内の貯蔵水または/及び浄槽内の洗浄水の塩
分濃度を常に適正濃度範囲に維持することができる。ま
た、塩分濃度センサーの電極は、必要に応じて清掃手段
により清掃される。すなわち、装置の休止中やシーズン
オフなど塩分濃度センサーを使用しないとき、あるいは
運転中においても一定時間ごとに電極を清掃すれば、電
極の表面に付着した貯蔵水または洗浄水中のゴミ、不純
物、錆などを取り除くことができる。従って、電極の汚
損、劣化を軽減または防止でき、常に正確な測定結果が
得られ、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を適正範囲内に
管理することが可能となる。これにより、海苔原藻の活
性を保持することができ、乾海苔に仕上った際の歩留ま
りや製品海苔の色、光沢などの品質を向上させると共
に、乾海苔保存時の吸湿あるいは二次加工時の塩分析出
などのトラブルを防止することができる。
している。 (a)塩分の検出濃度が適正範囲より高いときは、淡水
供給手段により淡水を貯蔵槽または/及び洗浄槽へ供給
し、塩分濃度が適正範囲に収まれば、淡水供給手段を作
動させないようにする。この制御を繰り返すことによ
り、貯蔵槽内の貯蔵水または/及び浄槽内の洗浄水の塩
分濃度を常に適正濃度範囲に維持することができる。ま
た、塩分濃度センサーの電極は、必要に応じて清掃手段
により清掃される。すなわち、装置の休止中やシーズン
オフなど塩分濃度センサーを使用しないとき、あるいは
運転中においても一定時間ごとに電極を清掃すれば、電
極の表面に付着した貯蔵水または洗浄水中のゴミ、不純
物、錆などを取り除くことができる。従って、電極の汚
損、劣化を軽減または防止でき、常に正確な測定結果が
得られ、貯蔵水または洗浄水の塩分濃度を適正範囲内に
管理することが可能となる。これにより、海苔原藻の活
性を保持することができ、乾海苔に仕上った際の歩留ま
りや製品海苔の色、光沢などの品質を向上させると共
に、乾海苔保存時の吸湿あるいは二次加工時の塩分析出
などのトラブルを防止することができる。
【0050】(b)塩水供給手段を設けたものにあって
は、なんらかの原因で塩分濃度が適正範囲より低くなっ
たときに、塩水供給手段により塩水を貯蔵槽または/及
び洗浄槽へ供給して塩分濃度を調整できるので、より細
かで迅速な調整が可能となる。
は、なんらかの原因で塩分濃度が適正範囲より低くなっ
たときに、塩水供給手段により塩水を貯蔵槽または/及
び洗浄槽へ供給して塩分濃度を調整できるので、より細
かで迅速な調整が可能となる。
【0051】(c)温度センサーも同時に清掃するよう
にしたものは、不純物などによる汚損や劣化が軽減また
は防止できるので、海苔原藻混合液の温度の測定が正確
にできる。
にしたものは、不純物などによる汚損や劣化が軽減また
は防止できるので、海苔原藻混合液の温度の測定が正確
にできる。
【0052】(d)塩分濃度センサーが実質的に水密に
形成された収容ケースに収容してあるものにあっては、
塩分濃度センサーを被水から保護することができ、塩分
濃度センサーの被水による故障の発生を防止できる。
形成された収容ケースに収容してあるものにあっては、
塩分濃度センサーを被水から保護することができ、塩分
濃度センサーの被水による故障の発生を防止できる。
【0053】(e)収容ケースが貯蔵水または洗浄水の
水位の変動に追随して上下動をするようにしてあるもの
にあっては、水位が低下しているとき以外は、塩分濃度
センサーを不純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位
置させておくことができる。従って、電極の汚損を軽減
または防止できる。
水位の変動に追随して上下動をするようにしてあるもの
にあっては、水位が低下しているとき以外は、塩分濃度
センサーを不純物が堆積しやすい槽底部よりも上方に位
置させておくことができる。従って、電極の汚損を軽減
または防止できる。
【0054】(f)収容ケースに塩分濃度制御手段と表
示手段を一体に設けたものにあっては、全体として、装
置をコンパクトにすることができる。従って、設置する
ときに場所をとらず、取り扱いもしやすい。
示手段を一体に設けたものにあっては、全体として、装
置をコンパクトにすることができる。従って、設置する
ときに場所をとらず、取り扱いもしやすい。
【図1】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第1実施例を示す説明図。
度センサーの第1実施例を示す説明図。
【図2】本発明に係る塩分濃度調整装置の一実施例を示
すブロック図。
すブロック図。
【図3】本発明に係る塩分濃度調整装置を使用した海苔
抄き原料の製造工程を示すフローシート。
抄き原料の製造工程を示すフローシート。
【図4】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第2実施例を示す説明図。
度センサーの第2実施例を示す説明図。
【図5】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第3実施例を示す説明図。
度センサーの第3実施例を示す説明図。
【図6】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第4実施例を示す説明図。
度センサーの第4実施例を示す説明図。
【図7】本発明に係る塩分濃度調整装置における塩分濃
度センサーの第5実施例を示す説明図。
度センサーの第5実施例を示す説明図。
A 塩分濃度調整装置 2 貯蔵槽 2a 攪拌機 3 海苔原藻混合液 4 塩分濃度センサー 43 シャフト 44 モーター 46 ブラシ 5 塩分濃度制御部 6 淡水槽 7 塩水槽 20 電極駆動回路 23 塩分濃度調整回路 27 第1の駆動回路 28 第2の駆動回路 P1 淡水供給ポンプ P2 塩水供給ポンプ
Claims (6)
- 【請求項1】 海苔原藻の貯蔵水または/及び洗浄水の
塩分濃度を適正範囲内に保つための塩分濃度調整装置で
あって、この装置は、 貯蔵槽または/及び洗浄槽と、 この貯蔵槽または/及び洗浄槽に淡水を供給する淡水供
給手段と、 上記の貯蔵水または/及び洗浄水の流通経路の塩分濃度
を検出する塩分濃度センサーと、 塩分濃度適正範囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測
定値を比較し、測定値が塩分濃度適正範囲より高いとき
は上記淡水供給手段を駆動する信号を出す塩分濃度制御
手段と、 貯蔵水または/及び洗浄水の塩分濃度の測定値を表示す
る表示手段と、を備え、 上記塩分濃度センサーは、 電極と、 この電極を清掃する清掃手段と、を備えたことを特徴と
する、 塩分濃度調整装置。 - 【請求項2】 貯蔵槽または/及び洗浄槽に塩水を供給
するための塩水供給手段と、 塩分濃度適正範囲と塩分濃度センサーによる塩分濃度測
定値を比較し、測定値が塩分濃度適正範囲より低いとき
は、上記塩水供給手段を駆動する信号を出す塩分濃度制
御手段と、を備えたことを特徴とする、 請求項1記載の塩分濃度調整装置。 - 【請求項3】 塩分濃度センサーの電極の近傍に温度セ
ンサーを備え、この温度センサーを電極と共に清掃手段
によって清掃するようにしてあることを特徴とする、 請求項1または2記載の塩分濃度調整装置。 - 【請求項4】 塩分濃度センサーは、実質的に水密に形
成された収容ケースに収容してあることを特徴とする、 請求項1ないし3記載の塩分濃度調整装置。 - 【請求項5】 収容ケースは、貯蔵水または洗浄水の水
位の変動に追随して上下動をするようにしてあることを
特徴とする、 請求項4記載の塩分濃度調整装置。 - 【請求項6】 収容ケースに、塩分濃度制御手段と表示
手段を一体に設けたことを特徴とする、 請求項4または5記載の塩分濃度調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330573A JPH08154632A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 塩分濃度調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330573A JPH08154632A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 塩分濃度調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154632A true JPH08154632A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18234170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6330573A Pending JPH08154632A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 塩分濃度調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08154632A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009148223A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Itsuwa Kogyo:Kk | 海苔貯蔵槽の海水循環システム |
CN103743648A (zh) * | 2013-12-19 | 2014-04-23 | 西安工程大学 | 基于光波的输电线路等值盐密传感器及其在线测量方法 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP6330573A patent/JPH08154632A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009148223A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Itsuwa Kogyo:Kk | 海苔貯蔵槽の海水循環システム |
JP4691546B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2011-06-01 | 株式会社イツワ工業 | 海苔貯蔵槽の海水循環システム |
CN103743648A (zh) * | 2013-12-19 | 2014-04-23 | 西安工程大学 | 基于光波的输电线路等值盐密传感器及其在线测量方法 |
CN103743648B (zh) * | 2013-12-19 | 2015-11-18 | 西安工程大学 | 基于光波的输电线路等值盐密传感器及其在线测量方法 |
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