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JPH08141455A - 塗装ガン洗浄装置 - Google Patents

塗装ガン洗浄装置

Info

Publication number
JPH08141455A
JPH08141455A JP6285364A JP28536494A JPH08141455A JP H08141455 A JPH08141455 A JP H08141455A JP 6285364 A JP6285364 A JP 6285364A JP 28536494 A JP28536494 A JP 28536494A JP H08141455 A JPH08141455 A JP H08141455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
coating gun
nozzle
head
cleaning liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6285364A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
宏 鈴木
Yuji Fujinuma
勇二 藤沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP6285364A priority Critical patent/JPH08141455A/ja
Publication of JPH08141455A publication Critical patent/JPH08141455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/50Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
    • B05B15/55Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids
    • B05B15/555Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids discharged by cleaning nozzles

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は塗装ガンのヘッド表面に付着した塗
料を効率良く洗浄するよう構成した塗装ガン洗浄装置を
提供することを目的とする。 【構成】 塗装ガン洗浄装置10は、円筒状のケーシン
グ11の内部に洗浄室11aが形成されており、洗浄室
11aの内壁には3個の洗浄ノズル12〜14と、3個
の空気ノズル15〜17とが交互に配設されている。洗
浄ノズル12〜14は、シンナ等の洗浄液を噴射するノ
ズル部12aと、ノズル部12aを支持するとともに洗
浄液をノズル部12aに供給するパイプ部12bとより
なる。ノズル部12aは、先端12cが半球状に形成さ
れ、この先端12cには十字状に穿設された噴射口12
dが開口している。さらに、噴射口12dの各スリット
12d1 〜12d4 には、洗浄液が噴射される噴射角度
βを規制する扇状の規制板が圧入されており、洗浄液は
この規制板の傾斜部により各方向への拡散量が決まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装ガン洗浄装置に係
り、特に塗装ガンの先端のヘッド表面に付着した塗料を
洗浄するよう構成した塗装ガン洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば塗装用ロボットによりワーク表面
を塗装する塗装工程では、ワークがコンベヤにより搬送
されると、塗装用ロボットが予め登録された塗装プログ
ラムにしたがって所定の塗装作業を行う。即ち、塗装用
ロボットは、ワークが作業エリアに到着すると、自動的
に塗装作業を開始し、ワークが作業エリアを通過するま
でに所定の塗装作業を終了させる。
【0003】そして、所定の塗装作業が終了すると、塗
装用ロボットは、アームを旋回させて塗装開始位置に戻
す。このように、動作する塗装用ロボットでは、ワーク
によってA色の塗料からB色の塗料に切り替える所謂色
替えを行うことがある。この色替えを行う場合、アーム
先端に設けられた塗装ガンには、前回のA色の塗料が付
着し、塗装ガンに接続された塗料チューブには前回のA
色の塗料が残留しているため、前回の塗料を排出するパ
ージ作業を行った後、塗装ガンの先端のヘッド表面に付
着した前回の塗料を洗浄する必要がある。
【0004】そのため、従来は塗装用ロボットの近傍に
塗装ガン洗浄装置を設け、この洗浄装置内に塗装ガンを
挿入させて前回の塗料をパージした後、塗装ガンのヘッ
ドを洗浄させていた。従来の塗装ガン洗浄装置では、円
筒状のケーシング内に複数の洗浄ノズルと複数の空気ノ
ズルが設けられている。洗浄ノズルの先端には、円形の
噴射孔が穿設されており、圧縮空気により霧化されたシ
ンナが噴射孔より塗装ガンのヘッドに向けて噴射され
る。
【0005】各洗浄ノズル及び空気ノズルは、噴射口を
ケーシングの中心に向けるように取り付けられており、
例えば4個の洗浄ノズルが90°間隔で配置され、4個
の空気ノズルが90°間隔で配置されている。又、各洗
浄ノズルと各空気ノズルとは、交互に45°間隔で設け
られており、洗浄ノズルから噴射された洗浄液(例えば
シンナ等)により塗装ガンのヘッド表面を洗浄した後、
空気ノズルから圧縮空気を塗装ガンのヘッド表面に吹き
付けて洗浄液を吹き飛ばす。
【0006】そして、塗装用ロボットは、上記のような
洗浄作業が終了すると、塗装ガンを塗装ガン洗浄装置の
ケーシングから引き抜き塗装開始位置に復帰する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
な従来の塗装ガン洗浄装置では、洗浄ノズルにシンナと
圧縮空気を供給し、圧縮空気の圧力によりシンナを霧化
する構成であるため、洗浄ノズルを継手に接続し、継手
にシンナを供給するシンナ供給管路と圧縮空気を供給す
る圧縮空気供給管路とを接続するようになっている。そ
のため、洗浄ノズルの継手には、シンナ供給管路及び圧
縮空気供給管路を接続する接続孔や、洗浄ノズルを接続
する接続孔及び各接続孔を連通する連通孔等を加工する
必要がある。
【0008】従って、従来は、洗浄ノズルの継手の構成
が複雑化して加工するのに手間がかかるばかりか、洗浄
ノズルを継手に接続するといった面倒な組立作業を要す
るといった課題がある。そこで、本発明は上記課題を解
決した塗装ガン洗浄装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、塗装ガンのヘ
ッドが挿入される洗浄室が形成されたケーシング内に該
塗装ガンのヘッドに向けて洗浄液を噴射する洗浄ノズル
を設けた塗装ガン洗浄装置において、前記洗浄ノズルの
先端に前記洗浄液を噴射するスリットを設け、該スリッ
トに前記洗浄液が噴射される噴射角度を規制する噴射角
度規制部材を設けてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】洗浄ノズルの先端に洗浄液を噴射するスリット
に洗浄液が噴射される噴射角度を規制する噴射角度規制
部材を設けることにより、加工及び組立工程が容易とな
り、且つ加圧した洗浄液を塗装ガンのヘッドに噴射する
ことができるので、塗装ガンのヘッドに付着した塗料を
効率良く洗浄することができる。
【0011】
【実施例】図1乃至図3に本発明になる塗装ガン洗浄装
置の一実施例を示す。各図中、塗装用ロボット1は、塗
装エリア2内に設置されている。塗装エリア2には、被
塗装物としてのワーク3を搬送するコンベヤ4が設けら
れており、コンベヤ4によりワーク3が一定の速度で供
給される。
【0012】又、塗装エリア2の背面には、塗料が周囲
に飛散することを防止する壁面5が設けられている。塗
装用ロボット1は、多関節形のロボットで、アーム6先
端には塗装ガン7を有する。塗装用ロボット1は、ワー
ク3がコンベヤ4により塗装エリア2に搬送されると、
図1中1点鎖線で示すように塗装ガン7の先端のヘッド
7aをワーク3に近づけて塗料をワーク3に吹き付け
る。
【0013】塗装用ロボット1の基台8には、水平方向
に延在するブラケット9が設けられている。このブラケ
ット9は、図2,図3に示す塗装ガン洗浄装置10を支
持している。従って、塗装ガン洗浄装置10は、塗装用
ロボット1の近傍に一体的の設けられており、塗装用ロ
ボット1はアーム6を下方に回動させるだけで塗装ガン
7のヘッド7aを塗装ガン洗浄装置10で洗浄させるこ
とができる。
【0014】塗装ガン洗浄装置10は、円筒状のケーシ
ング11の内部に洗浄室11aが形成されており、洗浄
室11aの内壁には3個の洗浄ノズル12〜14と、3
個の空気ノズル15〜17とが交互に配設されている。
各洗浄ノズル12〜14及び各空気ノズル15〜17と
は、夫々60°間隔となる位置に配設されている。上記
洗浄ノズル12〜14及び空気ノズル15〜17は、例
えば銅管あるいは可撓性を有するフレキシブルチューブ
等により形成されており、任意の方向を向くように撓ま
せることができる。尚、洗浄ノズル12〜14は夫々同
一構成であるので、以下洗浄ノズル12の構成について
説明し、他の洗浄ノズル13,14の説明は省略する。
【0015】図4に示すように、洗浄ノズル12は、シ
ンナ等の洗浄液を噴射するノズル部12aと、ノズル部
12aを支持するとともに洗浄液をノズル部12aに供
給するパイプ部12bとよりなる。ノズル部12aは、
先端12cが半球状に形成され、この先端12cには軸
方向から見ると十字状に穿設された噴射口12dが開口
している。
【0016】図5に示すように、噴射口12dの各スリ
ット12d1 〜12d4 には、洗浄液が噴射される噴射
角度βを規制する扇状の規制板(噴射角度規制部材)1
2eが圧入されており、洗浄液はこの規制板12eの傾
斜部12fにより各方向への拡散量が決まる。尚、規制
板12eは、厚さ寸法が各スリット12d1 〜12d 4
より僅かに薄い板厚となるように形成されており、各ス
リット12d1 〜12d4 に圧入されることにより、そ
の圧入部分を塞ぐことができる。
【0017】又、傾斜部12fの傾斜角度が異なる規制
板12eを予め用意しておくことにより、組立工程にお
いて一の規制板12eを選択して噴射角度βを段階的に
変更することができる。図6に示すように、ノズル部1
2aは、一端に4方向のスリット12d1 〜12d4
有する噴射口12dが穿設され、他端にパイプ部12b
の端部が挿入される挿入孔12gが穿設されている。
尚、パイプ部12bは挿入孔12gに挿入された後、ノ
ズル部12aにろう付けにより固着される。この挿入孔
12gと噴射口12dとの間には、軸方向に延在する流
路12hが穿設されている。
【0018】この流路12hは、流路断面積が小となる
ようにパイプ部12bの内径に比べて小径となってい
る。従って、流路12hは、ノズル部12aの絞り(オ
リフィス)として機能する部分である。そして、上記規
制板12eが図7に示すように噴射口12dの各スリッ
ト12d1 〜12d4 に圧入され、且つ規制板12eと
各スリット12d1 〜12d4との間がろう付けにより
固着されると、流路12hはその各スリット12d1
12d4 が交差する中心部分においてその一部が規制板
12eにより塞がれる。そのため、噴射口12dは規制
板12eから外れた扇状の微小通路12iを介して流路
12hと連通する。
【0019】従って、パイプ部12bから噴射口12d
に供給された洗浄液は、上記微小通路12iを通過する
際に加速されて各スリット12d1 〜12d4 に噴射さ
れる。さらに、各スリット12d1 〜12d4 内では、
スリット12d1 〜12d4の内壁及び規制板12eの
傾斜部12fに噴射方向を規制される。その結果、噴射
口12dから噴射された洗浄液は、図4に示すような十
字状パターンとなって塗装ガン7のヘッド7aに吹き付
けられる。
【0020】洗浄液はこのような十字状パターンで噴射
口12dから噴射されるため、ケーシング11内に挿入
される塗装ガン7の挿入位置がずれてもヘッド7aに付
着した塗料を効果的に洗浄することができる。又、洗浄
ノズル12〜14の各噴射口12d〜14dは、塗装ガ
ン7のヘッド7aの周辺となるヘッド7aの外周の接線
方向に向けられており、洗浄ノズル12〜14は噴射さ
れた洗浄液が塗装ガン7のヘッド7aの周辺で旋回運動
するように設けられている。従って、各洗浄ノズル12
〜14の横方向への傾斜角αは、塗装ガン7の外径の大
きさに応じて決まる。
【0021】図8に示すように、洗浄ノズル12〜14
のパイプ部12b〜14bに連通する洗浄液供給管路2
5は、洗浄液が貯溜されたタンク26に連通しており、
洗浄液供給管路25の途中には、タンク26から供給さ
れた洗浄液を圧送するポンプ27と、ポンプ27により
加圧された圧力を溜めておくアキュムレータ28と、電
磁弁よりなる洗浄液供給弁29と、が配設されている。
【0022】又、洗浄液供給管路25に供給された洗浄
液の圧力は、アキュムレータ28により常に所定圧力以
上に加圧された状態に保持される。さらに、アキュムレ
ータ28には、アキュムレータ28内の圧力を検出する
圧力センサ30が設けられている。上記ポンプ27,洗
浄液供給弁29,圧力センサ30は、制御装置31に接
続されており、制御装置31には後述するように塗装用
ロボット1が塗装ガン洗浄モードになったとき、ポンプ
27を起動するとともに洗浄液供給弁29を開弁させて
塗装ガン7のヘッド7aを洗浄する塗装ガン洗浄プログ
ラムが入力されている。
【0023】空気ノズル15〜17は、上記洗浄ノズル
12〜14と同様にケーシング11の洗浄室11aに挿
入された塗装ガン7のヘッド7aの周辺に空気を噴射す
る噴射口15d〜17dを有する。即ち、空気ノズル1
5〜17の各噴射口15d〜17dは、塗装ガン7のヘ
ッド7aの周辺となるヘッド7aの外周の接線方向に向
けられており、空気ノズル15〜17は噴射された空気
が塗装ガン7のヘッド7aの周辺で旋回運動するように
設けられている。従って、各空気ノズル15〜17の横
方向への傾斜角αは、塗装ガン7の外径の大きさに応じ
て決まる。
【0024】尚、各洗浄ノズル12〜14は、横方向か
らみると、塗料が付着しやすい塗装ガン7の先端部分に
向くように斜め下方から延在するように取り付けられて
いる。又、空気ノズル15〜17は、空気の流速を高め
るため噴射口15a〜17aが偏平形状に絞られてお
り、噴射口15a〜17aはほぼ塗装ガン7のヘッド7
aの側方から圧縮空気を噴射するように設けられてい
る。
【0025】ケーシング11は、塗装ガン7及び塗料チ
ューブ(図示せず)に残留する塗料をパージする際に塗
装ガン7から噴射された塗料及びパージ用のシンナを回
収する回収容器としても機能する。そのため、ケーシン
グ11の底部には、テーパ状の液回収部18が設けられ
ている。又、ケーシング11の上部開口11aは、洗浄
液が外部に吹き出すことを防止するため、円盤状の蓋部
材19により閉蓋されている。そして、塗装ガン7は、
蓋部材19の中央に穿設された挿入口19aからケーシ
ング11の内部に形成された洗浄室11aに挿入され
る。
【0026】尚、図2において、上記蓋部材19が省略
されている。ケーシング11は、前述したブラケット9
に固定されたフレーム20により垂直状態に保持されて
いる。又、フレーム20には、上記洗浄ノズル12〜1
4,空気ノズル15〜17に洗浄液,圧縮空気を供給す
る洗浄用バルブユニット21が設けられている。
【0027】洗浄用バルブユニット21には、上記洗浄
液供給弁29及び各ノズル12〜17と洗浄液用チュー
ブ,空気チューブを介して接続された複数の電磁弁(図
示せず)が設けられている。各電磁弁は、ロボット制御
盤又は制御装置31からの指令により、洗浄液供給源,
圧縮空気供給源(図示せず)から供給された洗浄液,圧
縮空気を各ノズルに供給する際に開弁する。
【0028】ここで、上記制御装置31が実行する洗浄
処理につき図9のフローチャートを参照して説明する。
図9中、制御装置31は、ステップS1(以下「ステッ
プ」を省略する)で塗装用ロボット1の塗装ガン7を洗
浄するモードが設定されたどうかをチェックしており、
塗装ガン洗浄フラグがオンになると、S2に進み、ポン
プ27を起動させる。
【0029】次のS3では、アキュームレータ28の圧
力Paが塗装ガン7を洗浄するのに必要な目標圧力Po
以上あるかどうかをチェックする。従って、ポンプ27
の起動によりアキュームレータ28の圧力Paが上昇し
て、Pa≧Poになると、S4に進み、洗浄液供給弁2
9を開弁させる。これにより、加圧された洗浄液が洗浄
ノズル12〜14に供給され、前述した噴射口12dの
各スリット12d1 〜12d4 より洗浄液が十字状パタ
ーンとなって塗装ガン7のヘッド7aに向けて噴射され
る。
【0030】S5では、洗浄液の噴射時間をカウントし
ており、予め設定された所定時間Tが経過すると、S6
に進み、洗浄液供給弁29を閉弁させる。これで、洗浄
ノズル12〜14からの洗浄液の噴射が停止する。続い
て、S7では、ポンプ27を停止させる。これで、一連
の塗装ガン洗浄処理が終了する。
【0031】次に上記構成になる塗装ガン洗浄装置10
の洗浄動作について説明する。塗装用ロボット1は、ワ
ーク3によってA色の塗料からB色の塗料に切り替える
所謂色替えを行う場合、塗装ガン7に接続された塗料チ
ューブには、前回のA色の塗料が残留し、塗装ガン7の
ヘッド7aの表面にはA色の塗料が付着している。
【0032】そのため、塗装用ロボット1は、A色の塗
装が終了すると、図1に示すようにアーム6を下方に回
動させてアーム6先端に装着された塗装ガン7のヘッド
7aを塗装ガン洗浄装置10に挿入する。即ち、塗装ガ
ン7のヘッド7aは、垂直状態のまま上方から蓋部材1
9の挿入口19aに挿入され、塗料を噴射する噴射口7
aが洗浄室11a内の中央に挿入される。
【0033】そして、塗装ガン7は、塗料チューブ内に
残留する前回の塗料を噴射口7bからケーシング11内
に噴射させた後、シンナを噴射口7bから噴射させる。
このように、噴射口7bから噴射された塗料及びシンナ
は、ケーシング11の洗浄室11aの底部に形成された
液回収部18に回収される。次に、上記図9の塗装ガン
洗浄処理が実行される。即ち、図2に示すように、洗浄
ノズル12〜14より洗浄液(例えばシンナ等)が塗装
ガン7のヘッド7aに設けられた噴射口7b近傍に吹き
付けられる。洗浄ノズル12〜14の各噴射口12d〜
14dは、上方からみると塗装ガン7のヘッド7aの外
周の接線方向を向くように傾斜して設けられているた
め、塗装ガン7のヘッド7aの周辺には外周に沿って旋
回する旋回流22が発生する。
【0034】又、洗浄ノズル12〜14は、120°間
隔で設けられているが、上記洗浄液の旋回流22により
塗装ガン7のヘッド7aの周囲に付着した塗料は、従来
よりも少ないノズル数でも効果的に洗浄される。しか
も、各洗浄ノズル12〜14から噴射された洗浄液が衝
突することがないので、洗浄液が蓋部材19の挿入口1
9aから外部に噴出することが防止される。
【0035】上記洗浄ノズル12〜14から噴射された
洗浄液による塗装ガン7のヘッド7aの洗浄作業が終了
すると、図10に示すように、空気ノズル15〜17の
噴射口15a〜17aから圧縮空気が塗装ガン7の噴射
口7a近傍に吹き付けられる。そして、空気ノズル15
〜17の噴射口15a〜17aは、塗装ガン7の外周の
接線方向を向くように傾斜して設けられているので、塗
装ガン7のヘッド7aの周辺には外周に沿って旋回する
空気流23が発生する。
【0036】この空気流23により、塗装ガン7のヘッ
ド7a表面に付着している洗浄液が周囲に吹き飛ばさ
れ、従来よりも少ないノズル数でも塗装ガン7の全周が
短時間で乾燥される。又、空気ノズル15〜17から噴
射された空気が衝突しないため、吹き飛ばされた洗浄液
のミストが蓋部材19の挿入口19aから外部に噴出す
ることが防止される。
【0037】このようにして塗装ガン7のヘッド7aの
表面が洗浄されると、塗装用ロボット1は、アーム6を
上方に回動させて塗装ガン7を蓋部材19の挿入口19
aから引き抜く。そして、塗装用ロボット1は、次のワ
ーク3が塗装エリア2に到着すると、再び塗装開始す
る。図11に本発明の変形例を示す。
【0038】同図中、ノズル部12aには、噴射口12
dから噴射される洗浄液の噴射角度βを調整する噴射角
調整機構32が設けられている。この噴射角調整機構3
2は、噴射口12dの各スリット12d1 〜12d4
に設けられた回動板33と、ノズル部12aの外周に突
出する回動板33の端部33aがピン34aにより回動
自在に連結されたナット34と、よりなる。
【0039】回動板33は各スリット12d1 〜12d
4 が交差する中心部で、端部33bがピン35により回
動自在に支承されている。ナット34は、ノズル部12
aの外周に設けられたおねじ36に螺合するめねじ34
bを有する。従って、ナット34は一方向に回動操作さ
れると、A方向に移動し、係合孔34aに係合する回動
板33の端部33aを同方向に回動させる。そのため、
各スリット12d1 〜12d4 に挿入された回動板33
は、噴射角度βを小さくする方向に回動して洗浄液の噴
射パターンを狭くする。
【0040】これとは逆にナット34が他方向に回動操
作されると、B方向に移動し、ナット34は連結された
回動板33の端部33aを同方向に回動させる。そのた
め、各スリット12d1 〜12d4 に挿入された回動板
33は、噴射角度βを大きくする方向に回動して洗浄液
の噴射パターンを広くする。このように、ナット34の
回動操作することにより回動板33の傾斜角度を任意の
角度に容易に調整することができる。従って、塗装ガン
7の大きさ(外径)や長さに応じて噴射角度βを調整し
てヘッド7aの洗浄効率をより高め、短時間でヘッド7
aに付着した塗料を洗浄できる。
【0041】尚、上記実施例では、ノズル部12aの先
端に十字状のスリットよりなる噴射口12dを設けた構
成を一例として説明したが、これに限らず、噴射口12
dとしては1本のスリットであっても良いし、あるいは
3本のスリットを交差させる構成としても良い。又、上
記実施例では、塗装用ロボットのアーム先端に設けられ
た塗装ガンを洗浄するものとして説明したが、これに限
らず、手動式の塗装ガンあるいはレシプロケータに装着
される塗装ガンを洗浄するのにも適用できるのは勿論で
ある。
【0042】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、洗浄ノズ
ルの先端に洗浄液を噴射するスリットに洗浄液が噴射さ
れる噴射角度を規制する噴射角度規制部材を設けたた
め、従来圧縮空気の圧力を利用して洗浄液を霧化する構
成に比べて圧縮空気を供給する空気管路及びその接続孔
等が不要になり、加工及び組立工程が容易に行え、生産
性を高めることができる。しかも、加圧した洗浄液を噴
射角度規制部材により決められた噴射角度で塗装ガンの
ヘッドに噴射することができるので、塗装ガンのヘッド
に付着した塗料を効率良く短時間で洗浄することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる塗装ガン洗浄装置の一実施例が適
用された塗装エリアを説明するための側面図である。
【図2】塗装ガン洗浄装置の平面図である。
【図3】塗装ガン洗浄装置の正面図である。
【図4】洗浄ノズルの斜視図である。
【図5】洗浄ノズルの正面図,及び側面図である。
【図6】洗浄ノズルのノズル部を拡大して示す図であ
る。
【図7】ノズル部の噴射口のスリットに規制板を圧入し
た状態を示す図である。
【図8】洗浄ノズル及び洗浄液供給システムの構成図で
ある。
【図9】制御装置が実行する洗浄処理のフローチャート
である。
【図10】空気ノズルより圧縮空気を吹き付ける状態を
示す平面図である。
【図11】洗浄ノズルのノズル部の変形例を説明するた
めの縦断面図である。
【符号の説明】
1 塗装用ロボット 2 塗装エリア 3 ワーク 4 コンベヤ 7 塗装ガン 7a ヘッド 10 塗装ガン洗浄装置 11 ケーシング 12〜14 洗浄ノズル 12a ノズル部 12b パイプ部 12d 噴射口 12d1 〜12d4 スリット 12e 規制板 12h 流路 12i 微小通路 15〜17 空気ノズル 18 液回収部 25 洗浄液供給管路 26 タンク 27 ポンプ 28 アキュムレータ 29 洗浄液供給弁 30 圧力センサ 31 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ガンのヘッドが挿入される洗浄室が
    形成されたケーシング内に該塗装ガンのヘッドに向けて
    洗浄液を噴射する洗浄ノズルを設けた塗装ガン洗浄装置
    において、 前記洗浄ノズルの先端に前記洗浄液を噴射するスリット
    を設け、 該スリットに前記洗浄液が噴射される噴射角度を規制す
    る噴射角度規制部材を設けてなることを特徴とする塗装
    ガン洗浄装置。
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