JPH08148411A - 投影露光装置 - Google Patents
投影露光装置Info
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- JPH08148411A JPH08148411A JP6288496A JP28849694A JPH08148411A JP H08148411 A JPH08148411 A JP H08148411A JP 6288496 A JP6288496 A JP 6288496A JP 28849694 A JP28849694 A JP 28849694A JP H08148411 A JPH08148411 A JP H08148411A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70216—Mask projection systems
- G03F7/70308—Optical correction elements, filters or phase plates for manipulating imaging light, e.g. intensity, wavelength, polarisation, phase or image shift
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルタ挿脱機構を用いずに、露光パターン
に応じた最適な投影光学系を構築する。 【構成】 投影光学系PLのフーリエ変換面又はその近
傍面に、凸状断面の空隙を有する光学部材(PF1、P
F2)を設置し、その空隙中に露光するレチクルのパタ
ーンに応じた屈折率を有する流体を充填することによ
り、光学フィルタを機構的に挿脱することなく、その光
学部材を、露光パターンに応じて、平行平板ガラス材と
して、あるいは位相差型又は干渉性低減型瞳フィルタと
して機能させることができる。
に応じた最適な投影光学系を構築する。 【構成】 投影光学系PLのフーリエ変換面又はその近
傍面に、凸状断面の空隙を有する光学部材(PF1、P
F2)を設置し、その空隙中に露光するレチクルのパタ
ーンに応じた屈折率を有する流体を充填することによ
り、光学フィルタを機構的に挿脱することなく、その光
学部材を、露光パターンに応じて、平行平板ガラス材と
して、あるいは位相差型又は干渉性低減型瞳フィルタと
して機能させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路、液晶
ディスプレイ用基板等の微細パターンの形成に用いる投
影露光装置に係り、特に露光するパターンに応じて光学
系を最適化することが可能な投影露光装置に関するもの
である。
ディスプレイ用基板等の微細パターンの形成に用いる投
影露光装置に係り、特に露光するパターンに応じて光学
系を最適化することが可能な投影露光装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の投影露光装置に実装される投影
光学系は、高度な光学設計、硝材の厳選、硝材の精密加
工、及び精密な組立調整を経て装置内に組み込まれる。
現在、半導体製造工程では、水銀ランプのi線(波長3
65nm)を照明光としてレチクル(マスク)を照射
し、そのレチクル上の回路パターンの透過光を投影光学
系を介して感光基板(ウェハ等)上に結像するステッパ
ーが主流となっている。
光学系は、高度な光学設計、硝材の厳選、硝材の精密加
工、及び精密な組立調整を経て装置内に組み込まれる。
現在、半導体製造工程では、水銀ランプのi線(波長3
65nm)を照明光としてレチクル(マスク)を照射
し、そのレチクル上の回路パターンの透過光を投影光学
系を介して感光基板(ウェハ等)上に結像するステッパ
ーが主流となっている。
【0003】一般に、投影光学系を用いた露光によって
微細なレチクルパターンを感光基板へ忠実に転写するた
めには、投影光学系の解像力と焦点深度(DOF:De
pth Of Focus)とが重要なファクタとなっ
ている。そして、i線用の投影光学系に関しては、現
在、像側の開口数NAを0.6程度に調整したものが実
用化されている。
微細なレチクルパターンを感光基板へ忠実に転写するた
めには、投影光学系の解像力と焦点深度(DOF:De
pth Of Focus)とが重要なファクタとなっ
ている。そして、i線用の投影光学系に関しては、現
在、像側の開口数NAを0.6程度に調整したものが実
用化されている。
【0004】ところで、投影光学系の開口数NAと焦点
深度DOFとの間には、照明光の波長をλとすると、D
OF=±λ/(2×NA2)の関係が成立することが知
られている。そして、使用する照明光の波長λが同じで
ある場合に、投影光学系の解像力を高めるためには、投
影光学系の感光基板側(像側)の開口数NAw(あるい
はマスク側の開口数NAr)を大きく、換言すれば、投
影光学系の瞳の径、さらにレンズ径又はミラー径の有効
径を大きくする必要がある。しかしながら、如上のよう
に、焦点深度DOFの方は開口数NAwの2乗に反比例
して減少してしまうため、例え高開口数の投影光学系が
製造できたとしても、必要な焦点深度が得られず、実用
上の大きな障害となっていた。
深度DOFとの間には、照明光の波長をλとすると、D
OF=±λ/(2×NA2)の関係が成立することが知
られている。そして、使用する照明光の波長λが同じで
ある場合に、投影光学系の解像力を高めるためには、投
影光学系の感光基板側(像側)の開口数NAw(あるい
はマスク側の開口数NAr)を大きく、換言すれば、投
影光学系の瞳の径、さらにレンズ径又はミラー径の有効
径を大きくする必要がある。しかしながら、如上のよう
に、焦点深度DOFの方は開口数NAwの2乗に反比例
して減少してしまうため、例え高開口数の投影光学系が
製造できたとしても、必要な焦点深度が得られず、実用
上の大きな障害となっていた。
【0005】例えば、照明光の波長をi線の365nm
とし、開口数NAwを0.6とすると、焦点深度DOF
は、幅で約1μm(±0.5μm)となってしまい、感
光基板としてのウェハW上の1回のショット領域(20
mm角〜30mm角程度)内で、表面の凹凸や湾曲が焦
点深度DOF以上の部分については解像不良を起こすお
それがあった。
とし、開口数NAwを0.6とすると、焦点深度DOF
は、幅で約1μm(±0.5μm)となってしまい、感
光基板としてのウェハW上の1回のショット領域(20
mm角〜30mm角程度)内で、表面の凹凸や湾曲が焦
点深度DOF以上の部分については解像不良を起こすお
それがあった。
【0006】かかる問題に対して、位相シフト法(特公
昭62−50811号公報)や、SHRINC法(特開
平4−101148号公報、特開平4−180612号
公報、特開平4−180613号公報等)などのいわゆ
る超解像技術が提案されている。しかし、これらの技術
は、比較的パターン密度の高い、かつ周期的なパター
ン、例えばラインアンドスペース用パターンに対して
は、解像度の向上及び焦点深度の増大に極めて有効であ
るが、コンタクトホール用パターンと称されるような離
散的かつ孤立的なパターンに対しては、実効性を得られ
ないものであった。
昭62−50811号公報)や、SHRINC法(特開
平4−101148号公報、特開平4−180612号
公報、特開平4−180613号公報等)などのいわゆ
る超解像技術が提案されている。しかし、これらの技術
は、比較的パターン密度の高い、かつ周期的なパター
ン、例えばラインアンドスペース用パターンに対して
は、解像度の向上及び焦点深度の増大に極めて有効であ
るが、コンタクトホール用パターンと称されるような離
散的かつ孤立的なパターンに対しては、実効性を得られ
ないものであった。
【0007】そこで、コンタクトホールパターン等の孤
立パターンに対しても、見かけ上の焦点深度を拡大させ
る露光方法として、ウェハWの1つのショット領域に対
する露光を複数回に分け、各露光の間にウェハWを光軸
方向に一定量だけ移動させる方法、いわゆるFLEX
(Focus Latitude enhanceme
nt EXposure)法が、例えば特開昭63−4
2122号公報などで提案されている。しかしながら、
このFLEX法は、わずかにデフォーカスしたコンタク
トホール像を多重露光することを必須とするため、現像
後に得られるレジスト像は必然的に鮮鋭度が低下したも
のとならざるを得なかった。
立パターンに対しても、見かけ上の焦点深度を拡大させ
る露光方法として、ウェハWの1つのショット領域に対
する露光を複数回に分け、各露光の間にウェハWを光軸
方向に一定量だけ移動させる方法、いわゆるFLEX
(Focus Latitude enhanceme
nt EXposure)法が、例えば特開昭63−4
2122号公報などで提案されている。しかしながら、
このFLEX法は、わずかにデフォーカスしたコンタク
トホール像を多重露光することを必須とするため、現像
後に得られるレジスト像は必然的に鮮鋭度が低下したも
のとならざるを得なかった。
【0008】また、FLEX法のように露光動作中にウ
ェハWを移動させることなく、コンタクトホール用パタ
ーンの投影時の焦点深度を拡大する試みとして、199
1年春季応用物理学会の予稿集28a−ZC−8、9に
おいて、Super−FLEX法が提案されている。こ
のSuper−FLEX法は、投影光学系の瞳面(すな
わちレチクルに対するフーリエ変換面)に、光軸を中心
とする同心円的な振幅透過分布を有するフィルタを設
け、このフィルタの作用により、解像度及び焦点深度を
増大させるものである。
ェハWを移動させることなく、コンタクトホール用パタ
ーンの投影時の焦点深度を拡大する試みとして、199
1年春季応用物理学会の予稿集28a−ZC−8、9に
おいて、Super−FLEX法が提案されている。こ
のSuper−FLEX法は、投影光学系の瞳面(すな
わちレチクルに対するフーリエ変換面)に、光軸を中心
とする同心円的な振幅透過分布を有するフィルタを設
け、このフィルタの作用により、解像度及び焦点深度を
増大させるものである。
【0009】なお、上記フィルタに形成される振幅透過
率分布は、瞳面の半径方向に連続的に変化することが望
ましいが、このようなフィルタの製造は困難であるた
め、実際には、特定の半径にて振幅透過率、すなわち位
相差が、負から正に段階的に変化する光学フィルタ(以
下、「位相差型瞳フィルタ」称する。)を製造し、かか
る位相差型瞳フィルタを、投影光学系のフーリエ変換面
に設置する試みがなされている。
率分布は、瞳面の半径方向に連続的に変化することが望
ましいが、このようなフィルタの製造は困難であるた
め、実際には、特定の半径にて振幅透過率、すなわち位
相差が、負から正に段階的に変化する光学フィルタ(以
下、「位相差型瞳フィルタ」称する。)を製造し、かか
る位相差型瞳フィルタを、投影光学系のフーリエ変換面
に設置する試みがなされている。
【0010】また、投影光学系PLの瞳面に、結像光束
を互いに干渉しない複数の光束に交換するための光学フ
ィルタ(以下、「干渉性低減型瞳フィルタ」と称す
る。)を設置し、コンタクトホール等の孤立的なパター
ンの投影露光時の焦点深度を拡大する方法、いわゆるS
FINCS法(Spatial Filter for
INCoherent Stream)が、特開平6−
120110号公報、特開平6−124870号公報な
どにおいて提案されている。
を互いに干渉しない複数の光束に交換するための光学フ
ィルタ(以下、「干渉性低減型瞳フィルタ」と称す
る。)を設置し、コンタクトホール等の孤立的なパター
ンの投影露光時の焦点深度を拡大する方法、いわゆるS
FINCS法(Spatial Filter for
INCoherent Stream)が、特開平6−
120110号公報、特開平6−124870号公報な
どにおいて提案されている。
【0011】そして、上記のような光学特性を有する位
相型瞳フィルタ又は干渉性低減型瞳フィルタFは、図8
に示すように、投影光学系PLの瞳面の実効的な半径よ
りも若干大きな半径r1の円形透明平行基板の少なくと
も一方の表面の中心部に半径r2の円形透過領域FAが
形成されるように、周辺の輪帯透過領域FBを段差d分
だけエッチングすることにより、凸形状断面を有する光
学フィルタとして構成され、投影光学系PLの瞳面、す
なわちフーリエ変換面FTP、又はその近傍に設置され
ていた。なお円形透過部FAを規定する半径r2の値及
び段差dの値は、必要な位相差及び干渉性低減状態に応
じて、最適に決定される。
相型瞳フィルタ又は干渉性低減型瞳フィルタFは、図8
に示すように、投影光学系PLの瞳面の実効的な半径よ
りも若干大きな半径r1の円形透明平行基板の少なくと
も一方の表面の中心部に半径r2の円形透過領域FAが
形成されるように、周辺の輪帯透過領域FBを段差d分
だけエッチングすることにより、凸形状断面を有する光
学フィルタとして構成され、投影光学系PLの瞳面、す
なわちフーリエ変換面FTP、又はその近傍に設置され
ていた。なお円形透過部FAを規定する半径r2の値及
び段差dの値は、必要な位相差及び干渉性低減状態に応
じて、最適に決定される。
【0012】ところで、以上のように投影光学系PLの
瞳面に設置される光学フィルタFは、いずれもコンタク
トホール用パターンのような、レチクルの遮光領域(ク
ロム蒸着等)中に微小透過開口パターンが離散的かつ孤
立的に存在するパターンに対しては有効に作用するが、
ラインアンドスペース用パターン(明暗の幅が約1:1
で周期的に並ぶ繰り返し、かつ近接パターン)に対して
は、逆に焦点深度を低下させたり、解像度を低下(偽解
像)させたりする場合がある。
瞳面に設置される光学フィルタFは、いずれもコンタク
トホール用パターンのような、レチクルの遮光領域(ク
ロム蒸着等)中に微小透過開口パターンが離散的かつ孤
立的に存在するパターンに対しては有効に作用するが、
ラインアンドスペース用パターン(明暗の幅が約1:1
で周期的に並ぶ繰り返し、かつ近接パターン)に対して
は、逆に焦点深度を低下させたり、解像度を低下(偽解
像)させたりする場合がある。
【0013】そこで、従来の投影露光装置では、上記の
ような光学フィルタFを、図8に示す如く、投影光学系
PLに隣接して設けられたフィルタ挿脱機構FDによ
り、露光するパターンに応じて投影光学系PLのフーリ
エ変換面FTPに挿脱することが可能なように構成して
いた。そして、例えばコンタクトホール用パターンの露
光を行う場合には、光学フィルタFを投影光学系PLに
挿着し、例えばラインアンドスペース用パターンの露光
を行う場合には、光学フィルタFを投影光学系PLから
脱着するように構成して、露光パターンの種類にかかわ
らず、常に高い解像度と焦点深度を得る試みがなされて
いた。
ような光学フィルタFを、図8に示す如く、投影光学系
PLに隣接して設けられたフィルタ挿脱機構FDによ
り、露光するパターンに応じて投影光学系PLのフーリ
エ変換面FTPに挿脱することが可能なように構成して
いた。そして、例えばコンタクトホール用パターンの露
光を行う場合には、光学フィルタFを投影光学系PLに
挿着し、例えばラインアンドスペース用パターンの露光
を行う場合には、光学フィルタFを投影光学系PLから
脱着するように構成して、露光パターンの種類にかかわ
らず、常に高い解像度と焦点深度を得る試みがなされて
いた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き構成では、光学フィルタFを脱着するための機構的
部分(すなわちフィルタ挿脱機構FD)を設ける必要が
あり、その設置スペース分だけ装置が大型化するという
問題があった。また、フィルタ挿脱機構FDの駆動部が
埃塵の発生源となるため、発生した埃塵が瞳面に混入す
ることを防止するための対策を講じる必要であった。さ
らに、光学フィルタFを投影光学系PLの瞳面に挿着す
る際には、厳しい位置決め精度が要求されるため、制御
が難しく、安定した結像性能が得にくいという問題があ
った。
如き構成では、光学フィルタFを脱着するための機構的
部分(すなわちフィルタ挿脱機構FD)を設ける必要が
あり、その設置スペース分だけ装置が大型化するという
問題があった。また、フィルタ挿脱機構FDの駆動部が
埃塵の発生源となるため、発生した埃塵が瞳面に混入す
ることを防止するための対策を講じる必要であった。さ
らに、光学フィルタFを投影光学系PLの瞳面に挿着す
る際には、厳しい位置決め精度が要求されるため、制御
が難しく、安定した結像性能が得にくいという問題があ
った。
【0015】本発明は、従来のフィルタ挿脱機構を備え
た露光装置が抱える如上の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、機構的部分を減じることにより、
省スペース化を図ると共に、埃塵の発生を抑えることが
可能であり、光学フィルタの機械的挿脱を不要にするこ
とにより、瞳フィルタの位置決め精度の問題をクリア
し、露光するパターンの種類にかかわらず安定した結像
性能を得ることが可能な新規かつ改良された投影露光装
置を提供することである。
た露光装置が抱える如上の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、機構的部分を減じることにより、
省スペース化を図ると共に、埃塵の発生を抑えることが
可能であり、光学フィルタの機械的挿脱を不要にするこ
とにより、瞳フィルタの位置決め精度の問題をクリア
し、露光するパターンの種類にかかわらず安定した結像
性能を得ることが可能な新規かつ改良された投影露光装
置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる問題点を解決する
ために、本発明に基づいて構成された投影露光装置、す
なわち、微細なパターン(例えばコンタクトホール用パ
ターンやラインアンドスペース用パターン)が形成され
たマスク(レチクルR)を露光用の照明光で照明する照
明手段(1〜14)と、マスクのパターンから発生した
光を入射してパターンの像を感光基板(例えばウェハ
W)上に投影する投影光学系(PL)と、マスクと感光
基板との間の結像光路内の光学的なフーリエ変換面(F
TP)、又はその近傍面に配置され、投影光学系の光軸
(AX)を中心とする円形領域(FA)内に分布する結
像光とその外側の領域(FB)に分布する結像光との間
の干渉性を低減する、又は位相を異ならせる光学フィル
タ(PF)を備えた投影露光装置は、その光学フィルタ
を、円形領域が入射側または射出側に対して少なくとも
一方の側に凸に形成された空隙を備え、屈折率がn1で
あるような透光性部材(PF1、PF2)から構成し、そ
の透光性部材及び空隙のそれぞれの入射面および射出面
を投影光学系の光軸を垂線とする平行平面として形成す
るとともに、その空隙に屈折率(n2)の異なる流体
(例えば液体又は気体)が交換して充填されるように構
成している。
ために、本発明に基づいて構成された投影露光装置、す
なわち、微細なパターン(例えばコンタクトホール用パ
ターンやラインアンドスペース用パターン)が形成され
たマスク(レチクルR)を露光用の照明光で照明する照
明手段(1〜14)と、マスクのパターンから発生した
光を入射してパターンの像を感光基板(例えばウェハ
W)上に投影する投影光学系(PL)と、マスクと感光
基板との間の結像光路内の光学的なフーリエ変換面(F
TP)、又はその近傍面に配置され、投影光学系の光軸
(AX)を中心とする円形領域(FA)内に分布する結
像光とその外側の領域(FB)に分布する結像光との間
の干渉性を低減する、又は位相を異ならせる光学フィル
タ(PF)を備えた投影露光装置は、その光学フィルタ
を、円形領域が入射側または射出側に対して少なくとも
一方の側に凸に形成された空隙を備え、屈折率がn1で
あるような透光性部材(PF1、PF2)から構成し、そ
の透光性部材及び空隙のそれぞれの入射面および射出面
を投影光学系の光軸を垂線とする平行平面として形成す
るとともに、その空隙に屈折率(n2)の異なる流体
(例えば液体又は気体)が交換して充填されるように構
成している。
【0017】そして、例えばラインアンドスペース用パ
ターンのように瞳フィルタが不要な露光処理の場合に
は、透光性部材と屈折率が実質的に等しい流体(すなわ
ち、n 1=n2)を充填することが好ましく、例えばコン
タクトホール用パターンのように瞳フィルタが必要な露
光処理の場合には、透光性部材と屈折率が異なる流体を
充填することが好ましい。
ターンのように瞳フィルタが不要な露光処理の場合に
は、透光性部材と屈折率が実質的に等しい流体(すなわ
ち、n 1=n2)を充填することが好ましく、例えばコン
タクトホール用パターンのように瞳フィルタが必要な露
光処理の場合には、透光性部材と屈折率が異なる流体を
充填することが好ましい。
【0018】さらに、透光性部材の空隙の凸部の段差d
は、位相差型瞳フィルタを構成する場合には、2つの結
像光の間に与えるべき位相差をPC、透光性部材の屈折
率をn1、空隙に充填される1つの流体の屈折率をn2、
照明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定される。
は、位相差型瞳フィルタを構成する場合には、2つの結
像光の間に与えるべき位相差をPC、透光性部材の屈折
率をn1、空隙に充填される1つの流体の屈折率をn2、
照明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定される。
【0019】あるいは、干渉性低減型瞳フィルタを構成
する場合には、透光性部材の空隙の凸部の段差dは、透
光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される流体の屈折
率をn2、照明光のコヒーレント長をΔLcとしたと
き、
する場合には、透光性部材の空隙の凸部の段差dは、透
光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される流体の屈折
率をn2、照明光のコヒーレント長をΔLcとしたと
き、
【0020】
【数2】
【0021】となるように設定される。
【0022】
【作用】以上のように構成された投影露光装置は、透光
性部材に形成された空隙に対して、例えば露光するマス
クのパターンに応じて屈折率が異なる流体を出し入れす
るだけで、パターンの種類にかかわらず、常に高い焦点
深度及び解像度を有する最適な投影光学系を構築するこ
とが可能である。そして、従来装置のような機構的なフ
ィルタ挿脱機構を省略可能なので、構造の単純化及び装
置の省スペース化を図ることができるとともに、フィル
タ挿脱機構に起因する埃塵対策から解放される。また、
挿脱動作のたびに位置合わせを行う必要がないので、初
期設定調整のみにより安定した結像性能を得ることがで
きる。
性部材に形成された空隙に対して、例えば露光するマス
クのパターンに応じて屈折率が異なる流体を出し入れす
るだけで、パターンの種類にかかわらず、常に高い焦点
深度及び解像度を有する最適な投影光学系を構築するこ
とが可能である。そして、従来装置のような機構的なフ
ィルタ挿脱機構を省略可能なので、構造の単純化及び装
置の省スペース化を図ることができるとともに、フィル
タ挿脱機構に起因する埃塵対策から解放される。また、
挿脱動作のたびに位置合わせを行う必要がないので、初
期設定調整のみにより安定した結像性能を得ることがで
きる。
【0023】より具体的に言えば、例えばラインアンド
スペース用のパターンで露光を行う場合には、図4に示
すように、透光性部材に形成された空隙中に、その透光
性部材の屈折率と実質的に等しい屈折率を有する流体
(すなわち、n1=n2)を充填することにより、透光性
部材を実質的に平板ガラスと同様に機能させることが可
能となり、高い解像度及び焦点深度を得ることが可能と
なる。これに対して、例えばコンタクトホール用のパタ
ーンで露光を行う場合には、図5に示すように、透光性
部材に形成された空隙中に、透光性部材の屈折率と異な
る屈折率を有する流体(すなわち、n1≠n2)を充填す
ることにより、該空隙部を位相差型瞳フィルタ又は干渉
性低減型瞳フィルタとして機能させることが可能とな
り、その焦点深度を拡大することが可能となる。
スペース用のパターンで露光を行う場合には、図4に示
すように、透光性部材に形成された空隙中に、その透光
性部材の屈折率と実質的に等しい屈折率を有する流体
(すなわち、n1=n2)を充填することにより、透光性
部材を実質的に平板ガラスと同様に機能させることが可
能となり、高い解像度及び焦点深度を得ることが可能と
なる。これに対して、例えばコンタクトホール用のパタ
ーンで露光を行う場合には、図5に示すように、透光性
部材に形成された空隙中に、透光性部材の屈折率と異な
る屈折率を有する流体(すなわち、n1≠n2)を充填す
ることにより、該空隙部を位相差型瞳フィルタ又は干渉
性低減型瞳フィルタとして機能させることが可能とな
り、その焦点深度を拡大することが可能となる。
【0024】なお透光性部材の空隙の凸部の段差dは、
2つの結像光の間に与えるべき位相差PCに応じて、透
光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される1つの流体
の屈折率をn2、照明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定することにより、解像度を高め、焦点
深度を拡大することが可能な位相差型瞳フィルタを構成
することができる。
2つの結像光の間に与えるべき位相差PCに応じて、透
光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される1つの流体
の屈折率をn2、照明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定することにより、解像度を高め、焦点
深度を拡大することが可能な位相差型瞳フィルタを構成
することができる。
【0025】あるいは、透光性部材の空隙の凸部の段差
dは、透光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される流
体の屈折率をn2、照明光のコヒーレント長をΔLcと
したとき、
dは、透光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される流
体の屈折率をn2、照明光のコヒーレント長をΔLcと
したとき、
【0026】
【数3】
【0027】となるように設定することにより、より簡
便な構成で解像度を高め、焦点深度を拡大することが可
能な干渉性低減型瞳フィルタを構成することができる。
便な構成で解像度を高め、焦点深度を拡大することが可
能な干渉性低減型瞳フィルタを構成することができる。
【0028】
【実施例】図1は本発明の実施例による投影露光装置の
全体的な構成を示す。図1において、水銀ランプ1から
放射された高輝度光は楕円鏡2によって第2焦点に収斂
した後、発散光となってコリメータレンズ4に入射す
る。その第2焦点の位置にはロータリシャッタ3が配置
され、照明光の通過、遮断を制御する。コリメータレン
ズ4によってほぼ平行光束に変換された照明光は、干渉
フィルタ5に入射し、ここで露光に必要とされる所望の
スペクトル、例えばi線(波長365nm)のみが抽出
される。干渉フィルタ5を射出した照明光(i線)は、
オプチカルインテグレータとしてのフライアイレンズ7
に入射する。なお、本発明による露光装置で使用する光
源は、水銀ランプ等の輝線ランプに限定されるものでは
なく、例えばレーザ光源等を用いることも可能である。
全体的な構成を示す。図1において、水銀ランプ1から
放射された高輝度光は楕円鏡2によって第2焦点に収斂
した後、発散光となってコリメータレンズ4に入射す
る。その第2焦点の位置にはロータリシャッタ3が配置
され、照明光の通過、遮断を制御する。コリメータレン
ズ4によってほぼ平行光束に変換された照明光は、干渉
フィルタ5に入射し、ここで露光に必要とされる所望の
スペクトル、例えばi線(波長365nm)のみが抽出
される。干渉フィルタ5を射出した照明光(i線)は、
オプチカルインテグレータとしてのフライアイレンズ7
に入射する。なお、本発明による露光装置で使用する光
源は、水銀ランプ等の輝線ランプに限定されるものでは
なく、例えばレーザ光源等を用いることも可能である。
【0029】さて、フライアイレンズ7に入射した照明
光(ほぼ平行光束)は、フライアイレンズ7の複数のレ
ンズエレメントによって分割され、各レンズエレメント
のそれぞれの射出側には2次光源(水銀ランプ1の発光
点の像)が形成される。すなわち、フライアイレンズ7
の射出側にはレンズエレメントの数と同じ数の点光源像
が分布した面光源像が作られる。またフライアイレンズ
7の射出側には、面光源像の大きさを調整するための可
変絞り8が設けられる。この可変絞り8を通った照明光
(発散光)はミラー9で反射され、集光レンズ系10に
入射した後、照明視野絞り(レチクルブラインド)11
の開口部を均一な照度分布で照射する。なお集光レンズ
系10によって、フライアイレンズ7の射出側(すなわ
ち2次光源像が形成される面)はレチクルブラインド1
1の開口面に対するフーリエ変換面になっている。従っ
てフライアイレンズ7の複数の2次光源像のそれぞれか
ら発散して集光レンズ系10に入射した各照明光は、レ
チクルブラインド11上で互いにわずかずつ入射角が異
なる平行光束となって重畳される。
光(ほぼ平行光束)は、フライアイレンズ7の複数のレ
ンズエレメントによって分割され、各レンズエレメント
のそれぞれの射出側には2次光源(水銀ランプ1の発光
点の像)が形成される。すなわち、フライアイレンズ7
の射出側にはレンズエレメントの数と同じ数の点光源像
が分布した面光源像が作られる。またフライアイレンズ
7の射出側には、面光源像の大きさを調整するための可
変絞り8が設けられる。この可変絞り8を通った照明光
(発散光)はミラー9で反射され、集光レンズ系10に
入射した後、照明視野絞り(レチクルブラインド)11
の開口部を均一な照度分布で照射する。なお集光レンズ
系10によって、フライアイレンズ7の射出側(すなわ
ち2次光源像が形成される面)はレチクルブラインド1
1の開口面に対するフーリエ変換面になっている。従っ
てフライアイレンズ7の複数の2次光源像のそれぞれか
ら発散して集光レンズ系10に入射した各照明光は、レ
チクルブラインド11上で互いにわずかずつ入射角が異
なる平行光束となって重畳される。
【0030】レチクルブラインド11の開口を通過した
照明光はレンズ系12、ミラー13を解してコンデンサ
レズ14に入射し、コンデンサレンズ14を射出する光
が照明光ILBとなってレチクルRに達する。ここでレ
チクルブラインド11の開口面とレチクルRのパターン
面とは、レンズ系12とコンデンサレンズ14との合成
光学系によって互いに共役に配置され、レチクルブライ
ンド11の開口の像が、レチクルRのパターン面内に形
成されたパターン形成領域を含むように結像される。な
おレチクルRのパターン面とフライアイレンズ7の射出
側面とは、集光レンズ系10、レンズ系12、コンデン
サレンズ14の合成光学系によってフーリエ変換の関係
にあるため、フライアイレンズ7の複数の2次光源像か
らのそれぞれの照明光はレチクルR上では光軸AXに対
してわずかずつ傾いた平行光束となってパターン形成領
域内で重畳される。
照明光はレンズ系12、ミラー13を解してコンデンサ
レズ14に入射し、コンデンサレンズ14を射出する光
が照明光ILBとなってレチクルRに達する。ここでレ
チクルブラインド11の開口面とレチクルRのパターン
面とは、レンズ系12とコンデンサレンズ14との合成
光学系によって互いに共役に配置され、レチクルブライ
ンド11の開口の像が、レチクルRのパターン面内に形
成されたパターン形成領域を含むように結像される。な
おレチクルRのパターン面とフライアイレンズ7の射出
側面とは、集光レンズ系10、レンズ系12、コンデン
サレンズ14の合成光学系によってフーリエ変換の関係
にあるため、フライアイレンズ7の複数の2次光源像か
らのそれぞれの照明光はレチクルR上では光軸AXに対
してわずかずつ傾いた平行光束となってパターン形成領
域内で重畳される。
【0031】さて、レチクルRのパターン面には、クロ
ム層によって所定のレチクルパターンが形成されてい
る。このレチクルパターンとしては、クロム層に比較的
高い密度で、かつ周期的に光透過用開口部が形成された
ラインアンドスペース用パターンに加え、全面に蒸着さ
れたクロム層に対して離散的かつ孤立的に微小な光透過
用開口部が形成されたコンタクトホール用パターンが、
リソグラフィ工程に合わせて適宜選択され使用される。
ム層によって所定のレチクルパターンが形成されてい
る。このレチクルパターンとしては、クロム層に比較的
高い密度で、かつ周期的に光透過用開口部が形成された
ラインアンドスペース用パターンに加え、全面に蒸着さ
れたクロム層に対して離散的かつ孤立的に微小な光透過
用開口部が形成されたコンタクトホール用パターンが、
リソグラフィ工程に合わせて適宜選択され使用される。
【0032】図1に示すように、レチクルRはレチクル
ステージRSTに保持され、レチクルRのパターンの光
学像(光強度分布)は、少なくともレチクル側がテレセ
ントリックに構成された投影光学系PLを介してウェハ
Wの表面のフォトレジスト層に結像される。そして、投
影光学系PL内のフーリエ変換面FTP又はその近傍面
には、流体供給機構20及び流体排出機構21を介して
所定の流体を供給又は排出することにより、レチクルR
のパターンの種類に応じて最適な光学系を形成すること
ができる光学フィルタPFが設置されるが、その詳細な
構造については後述する。
ステージRSTに保持され、レチクルRのパターンの光
学像(光強度分布)は、少なくともレチクル側がテレセ
ントリックに構成された投影光学系PLを介してウェハ
Wの表面のフォトレジスト層に結像される。そして、投
影光学系PL内のフーリエ変換面FTP又はその近傍面
には、流体供給機構20及び流体排出機構21を介して
所定の流体を供給又は排出することにより、レチクルR
のパターンの種類に応じて最適な光学系を形成すること
ができる光学フィルタPFが設置されるが、その詳細な
構造については後述する。
【0033】さて、ウェハWは、光軸AXと垂直な面内
で2次元移動(以下、XY移動と称する。)するととも
に、光軸AXと平行な方向に微動(以下、Z移動と称す
る。)するウェハステージWST上に保持される。ウェ
ハステージWXTのXY移動、Z移動は、ステージ駆動
ユニット22によって行われ、XY移動に関してはレー
ザ干渉計23による座標計測値に従って制御され、Z移
動に関してはオートフォーカス用のフォーカスセンサ2
4の検出値に基づいて制御される。またステージ駆動ユ
ニット22は主制御ユニット25からの指令で動作す
る。この主制御ユニット25は、さらにシャッタ駆動ユ
ニット26へ指令を送り、シャッタ3の開閉を制御する
とともに、開口制御ユニット27へ指令を送り、絞り8
又はレチクルブラインド11の各開口の大きさを制御す
る。また主制御ユニット25は、レチクルステージRS
TへのレチクルRの搬送路中に設けられたバーコードリ
ーダ28が読み取った各レチクルに関する情報を入力で
きるようになっている。従って主制御ユニット25は、
入力されたレチクルに関する情報に応じて、流体供給機
構20、流体排出機構21、開口駆動ユニット27の動
作等を統括的に制御し、絞り8、レチクルブラインド1
1の各開口寸法、及び瞳フィルタPFの種類を、そのレ
チクルに合わせて自動的に調整することができる。
で2次元移動(以下、XY移動と称する。)するととも
に、光軸AXと平行な方向に微動(以下、Z移動と称す
る。)するウェハステージWST上に保持される。ウェ
ハステージWXTのXY移動、Z移動は、ステージ駆動
ユニット22によって行われ、XY移動に関してはレー
ザ干渉計23による座標計測値に従って制御され、Z移
動に関してはオートフォーカス用のフォーカスセンサ2
4の検出値に基づいて制御される。またステージ駆動ユ
ニット22は主制御ユニット25からの指令で動作す
る。この主制御ユニット25は、さらにシャッタ駆動ユ
ニット26へ指令を送り、シャッタ3の開閉を制御する
とともに、開口制御ユニット27へ指令を送り、絞り8
又はレチクルブラインド11の各開口の大きさを制御す
る。また主制御ユニット25は、レチクルステージRS
TへのレチクルRの搬送路中に設けられたバーコードリ
ーダ28が読み取った各レチクルに関する情報を入力で
きるようになっている。従って主制御ユニット25は、
入力されたレチクルに関する情報に応じて、流体供給機
構20、流体排出機構21、開口駆動ユニット27の動
作等を統括的に制御し、絞り8、レチクルブラインド1
1の各開口寸法、及び瞳フィルタPFの種類を、そのレ
チクルに合わせて自動的に調整することができる。
【0034】次に図2及び図3を参照しながら、投影光
学系PLの瞳面に設置される光学フィルタPFについて
説明する。光学フィルタPFは、図2(A)に示すよう
に、瞳の実効的な最大径r1’よりも大きな径r3を有す
る透明円形基板(ガラス、石英など)PF1及びPF2を
貼設することにより構成される。そして、上側の透明円
形基板PF1の貼設面には、投影光学系PLの光軸AX
を中心とする半径r2で深さdの円筒状空隙がエッチン
グにて形成されている。また同様に下側の透明円形基板
PF2の貼設面には、投影光学系の光軸AXを中心とす
る半径r1で適当な深さの円筒状空隙がエッチングにて
形成されている。従って、上下2枚の透明円形基板PF
1及びPF2を貼設することにより、中央に凸形状断面の
空隙を有する光学フィルタPFが形成される。
学系PLの瞳面に設置される光学フィルタPFについて
説明する。光学フィルタPFは、図2(A)に示すよう
に、瞳の実効的な最大径r1’よりも大きな径r3を有す
る透明円形基板(ガラス、石英など)PF1及びPF2を
貼設することにより構成される。そして、上側の透明円
形基板PF1の貼設面には、投影光学系PLの光軸AX
を中心とする半径r2で深さdの円筒状空隙がエッチン
グにて形成されている。また同様に下側の透明円形基板
PF2の貼設面には、投影光学系の光軸AXを中心とす
る半径r1で適当な深さの円筒状空隙がエッチングにて
形成されている。従って、上下2枚の透明円形基板PF
1及びPF2を貼設することにより、中央に凸形状断面の
空隙を有する光学フィルタPFが形成される。
【0035】なお、図2(B)に示す凸形状断面の輪帯
状透光領域(FB)の外径r1は、瞳の実効的な半径
r1’よりも若干大きな径となるように選択され、その
輪帯状透光領域(FB)の内径、すなわち凸形状断面の
凸部である円形透光領域(FA)の半径r2は、必要な
光学特性に応じて最適となるように選択される。例えば
位相差型瞳フィルタを構成する場合に、投影露光系PL
の光軸近傍の振幅透過率が−1で、周辺では+1に段階
的に変化するタイプではは、瞳面半径r1’に対する半
径r2の比は0.2〜0.25程度に設定すると良好な
結果が得られることが、本件出願人のシミュレーション
より判明している。またSFNICS法に基づく干渉性
低減型瞳フィルタを構成する場合には、瞳の実効的な最
大半径r1’に対して、r1’2=2r2 2の関係になるよ
うに設定することが好ましい。すなわち、半径r2の円
形透過部の面積πr2 2は実効的な瞳開口の面積πr1’2
に対して約半分に構成することが可能である。
状透光領域(FB)の外径r1は、瞳の実効的な半径
r1’よりも若干大きな径となるように選択され、その
輪帯状透光領域(FB)の内径、すなわち凸形状断面の
凸部である円形透光領域(FA)の半径r2は、必要な
光学特性に応じて最適となるように選択される。例えば
位相差型瞳フィルタを構成する場合に、投影露光系PL
の光軸近傍の振幅透過率が−1で、周辺では+1に段階
的に変化するタイプではは、瞳面半径r1’に対する半
径r2の比は0.2〜0.25程度に設定すると良好な
結果が得られることが、本件出願人のシミュレーション
より判明している。またSFNICS法に基づく干渉性
低減型瞳フィルタを構成する場合には、瞳の実効的な最
大半径r1’に対して、r1’2=2r2 2の関係になるよ
うに設定することが好ましい。すなわち、半径r2の円
形透過部の面積πr2 2は実効的な瞳開口の面積πr1’2
に対して約半分に構成することが可能である。
【0036】また凸形状断面の凸部段差dは、必要な光
学特性又は構成される光学フィルタの種類に応じて最適
となるように選択される。例えば位相差型瞳フィルタを
構成する場合には、凸部の段差dは、2つの結像光の間
に与えるべき位相差PCに応じて、透光性部材の屈折率
をn1、空隙に充填される1つの流体の屈折率をn2、照
明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定することが可能である。従って、水銀
ランプのi線(波長λ=365nm)を照明光として用
い、屈折率n1が1.5のガラスを透光性部材(PF1及
びPF2)として使用し、空隙に充填する流体として屈
折率がほぼ1の空気を使用し、位相差PC=π[ra
d]を得たい場合には、段差dを(1.5)×365=
182.5nmとすればよい。
学特性又は構成される光学フィルタの種類に応じて最適
となるように選択される。例えば位相差型瞳フィルタを
構成する場合には、凸部の段差dは、2つの結像光の間
に与えるべき位相差PCに応じて、透光性部材の屈折率
をn1、空隙に充填される1つの流体の屈折率をn2、照
明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定することが可能である。従って、水銀
ランプのi線(波長λ=365nm)を照明光として用
い、屈折率n1が1.5のガラスを透光性部材(PF1及
びPF2)として使用し、空隙に充填する流体として屈
折率がほぼ1の空気を使用し、位相差PC=π[ra
d]を得たい場合には、段差dを(1.5)×365=
182.5nmとすればよい。
【0037】また、干渉性低減型瞳フィルタを構成する
場合には、透光性部材の空隙の凸部の段差dは、透光性
部材の屈折率をn1、空隙に充填される流体の屈折率を
n2、照明光のコヒーレント長をΔLcとしたとき、
場合には、透光性部材の空隙の凸部の段差dは、透光性
部材の屈折率をn1、空隙に充填される流体の屈折率を
n2、照明光のコヒーレント長をΔLcとしたとき、
【0038】
【数4】
【0039】となるように設定することが可能である。
例えば、水銀ランプのi線(波長λ=365nm)を光
源として用いる場合に、この光源の波長幅Δλは5nm
であるので、コヒーレント長ΔLCは、ΔLC=λ2/
Δλ=26μmとなる。従って、屈折率n1が1.5の
ガラスを透光性部材(PF1及びPF2)として使用し、
空隙に充填する流体として屈折率がほぼ1の空気を使用
する場合には、段差dを52μm以上に設定すればよ
い。
例えば、水銀ランプのi線(波長λ=365nm)を光
源として用いる場合に、この光源の波長幅Δλは5nm
であるので、コヒーレント長ΔLCは、ΔLC=λ2/
Δλ=26μmとなる。従って、屈折率n1が1.5の
ガラスを透光性部材(PF1及びPF2)として使用し、
空隙に充填する流体として屈折率がほぼ1の空気を使用
する場合には、段差dを52μm以上に設定すればよ
い。
【0040】さらに、透明円形基板PF1及びPF2の貼
設面には、少なくともいずれか一方の面に少なくとも1
本の溝が直径方向にわたって切られており、この溝を介
して、透明円形基板の貼設面に形成された凸形状断面の
空隙の内部と外部とが、少なくとも2カ所において、連
通するように構成されている。そして、これらの連通溝
(ただし、透明円形基板PF1及びPF2の貼設後には連
通孔)20a、21aは、図3に示すように、一方の連
通孔20aが流体供給機構20に接続されるとともに、
他方の連通孔21aが流体排出機構21に接続されて、
後述するように、露光するレチクルRのパターンの種類
に応じた屈折率(n2)を有する流体を供給又は排出す
ることが可能である。なお、図3は全て屈折性硝材で作
られた投影光学系PLの部分的な断面を示し、前群のレ
ンズ系GAの最下部のレンズGA 1と後群のレンズ系G
Bの最上部のレンズGB1との間の空間にフーリエ変換
面FTPが存在し、このフーリエ変換面FTP又はその
近傍に上記構成になる瞳フィルタPFが設置されてい
る。投影光学系PLは複数枚のレンズを鏡筒で保持して
いるが、図2(A)の瞳フィルタPFに設けられた連通
孔20a、21aに対向する鏡筒の一部に、連通孔20
b、21bが穿設されている。そして、連通孔20bに
は、管路20c及びバルブ20dを介して流体供給機構
20が接続されるとともに、連通孔21bには、管路2
1c及びバルブ21dを介して流体排出機構21が接続
されている。
設面には、少なくともいずれか一方の面に少なくとも1
本の溝が直径方向にわたって切られており、この溝を介
して、透明円形基板の貼設面に形成された凸形状断面の
空隙の内部と外部とが、少なくとも2カ所において、連
通するように構成されている。そして、これらの連通溝
(ただし、透明円形基板PF1及びPF2の貼設後には連
通孔)20a、21aは、図3に示すように、一方の連
通孔20aが流体供給機構20に接続されるとともに、
他方の連通孔21aが流体排出機構21に接続されて、
後述するように、露光するレチクルRのパターンの種類
に応じた屈折率(n2)を有する流体を供給又は排出す
ることが可能である。なお、図3は全て屈折性硝材で作
られた投影光学系PLの部分的な断面を示し、前群のレ
ンズ系GAの最下部のレンズGA 1と後群のレンズ系G
Bの最上部のレンズGB1との間の空間にフーリエ変換
面FTPが存在し、このフーリエ変換面FTP又はその
近傍に上記構成になる瞳フィルタPFが設置されてい
る。投影光学系PLは複数枚のレンズを鏡筒で保持して
いるが、図2(A)の瞳フィルタPFに設けられた連通
孔20a、21aに対向する鏡筒の一部に、連通孔20
b、21bが穿設されている。そして、連通孔20bに
は、管路20c及びバルブ20dを介して流体供給機構
20が接続されるとともに、連通孔21bには、管路2
1c及びバルブ21dを介して流体排出機構21が接続
されている。
【0041】次に図4及び図5を参照しながら、上記実
施例に係る投影露光装置の動作について説明する。すで
に説明したように、露光を行うレチクルRのパターンの
種類(例えば、ラインアンドスペース用パターン又はコ
ンタクトホール用パターン)は、レチクルステージRS
Tへの搬送路中に設けられたバーコードリーダ28によ
り識別され、その情報は主制御ユニット25に入力され
る。そして、露光するパターンが、比較的パターン密度
が高く、かつ周期的なラインアンドスペース用パターン
である場合には、すでに説明したように、瞳面には瞳フ
ィルタPFを設置しない方が、良好な解像度及び広い焦
点深度を得ることができるので、主制御ユニット25
は、流体供給機構20及び流体排出機構21に指令を送
り、図4のように瞳フィルタPFを構成する透明円形基
板PF1及びPF2の屈折率n1と等しい屈折率n2(すな
わち、n1=n2)の流体を凸状断面の空隙に供給し、気
泡等が完全に除去された後に、バルブ20d及び21d
を閉止する。この結果、透明円形基板PF 1及びPF2の
屈折率n1と充填される流体の屈折率n2とは等しいの
で、瞳フィルタPFは平行平板ガラスと等価となり、フ
ーリエ変換面を通過する透過光に位相差又は干渉性低減
状態を生じさせない、ラインアンドスペース用パターン
の転写に最適な投影光学系PLを構成することが可能と
なる。
施例に係る投影露光装置の動作について説明する。すで
に説明したように、露光を行うレチクルRのパターンの
種類(例えば、ラインアンドスペース用パターン又はコ
ンタクトホール用パターン)は、レチクルステージRS
Tへの搬送路中に設けられたバーコードリーダ28によ
り識別され、その情報は主制御ユニット25に入力され
る。そして、露光するパターンが、比較的パターン密度
が高く、かつ周期的なラインアンドスペース用パターン
である場合には、すでに説明したように、瞳面には瞳フ
ィルタPFを設置しない方が、良好な解像度及び広い焦
点深度を得ることができるので、主制御ユニット25
は、流体供給機構20及び流体排出機構21に指令を送
り、図4のように瞳フィルタPFを構成する透明円形基
板PF1及びPF2の屈折率n1と等しい屈折率n2(すな
わち、n1=n2)の流体を凸状断面の空隙に供給し、気
泡等が完全に除去された後に、バルブ20d及び21d
を閉止する。この結果、透明円形基板PF 1及びPF2の
屈折率n1と充填される流体の屈折率n2とは等しいの
で、瞳フィルタPFは平行平板ガラスと等価となり、フ
ーリエ変換面を通過する透過光に位相差又は干渉性低減
状態を生じさせない、ラインアンドスペース用パターン
の転写に最適な投影光学系PLを構成することが可能と
なる。
【0042】これに対して、バーコードリーダ28によ
り識別されたレチクルRの種類が離散的かつ孤立的なパ
ターン、例えばコンタクトホール用パターンである場合
には、瞳面に位相差型瞳フィルタ又は干渉性低減型瞳フ
ィルタPFを介在させることが好ましい。従って、主制
御ユニット25は、流体供給機構20及び流体排出機構
21に指令を送り、すでに光学フィルタPFの凸状断面
の空隙に透明円形基板PF1及びPF2の屈折率n1と等
しい屈折率n2(すなわち、n1=n2)の流体が充填さ
れている場合には、バルブ21dを開放して、図5の如
く内部の流体を排出して空にし(すなわち空気を充填
し)、透明円形基板PF1及びPF2の屈折率n1と凸状
断面空隙内の空間の屈折率n2を相違させることによ
り、中央の円形透過領域FAとその周囲の輪帯状透過領
域FBを透過する光の間に、所定の位相差を与える又は
干渉性を低減する瞳フィルタPFを構成し、焦点深度と
解像度を向上させることが可能となる。なおコンタクト
ホール用パターン処理のための瞳フィルタPFを構成す
るにあたっては、上記のように凸状断面空隙内から流体
を排出することにより空隙内を単に空胴とする、すなわ
ち屈折率がほぼ1の空気を充填するだけでも可能である
が、用途によっては所望の屈折率n2を有する別の流体
を導入したり、所定の圧力の空気を導入することにより
所望の屈折率n2を形成する構成を採用することも可能
である。
り識別されたレチクルRの種類が離散的かつ孤立的なパ
ターン、例えばコンタクトホール用パターンである場合
には、瞳面に位相差型瞳フィルタ又は干渉性低減型瞳フ
ィルタPFを介在させることが好ましい。従って、主制
御ユニット25は、流体供給機構20及び流体排出機構
21に指令を送り、すでに光学フィルタPFの凸状断面
の空隙に透明円形基板PF1及びPF2の屈折率n1と等
しい屈折率n2(すなわち、n1=n2)の流体が充填さ
れている場合には、バルブ21dを開放して、図5の如
く内部の流体を排出して空にし(すなわち空気を充填
し)、透明円形基板PF1及びPF2の屈折率n1と凸状
断面空隙内の空間の屈折率n2を相違させることによ
り、中央の円形透過領域FAとその周囲の輪帯状透過領
域FBを透過する光の間に、所定の位相差を与える又は
干渉性を低減する瞳フィルタPFを構成し、焦点深度と
解像度を向上させることが可能となる。なおコンタクト
ホール用パターン処理のための瞳フィルタPFを構成す
るにあたっては、上記のように凸状断面空隙内から流体
を排出することにより空隙内を単に空胴とする、すなわ
ち屈折率がほぼ1の空気を充填するだけでも可能である
が、用途によっては所望の屈折率n2を有する別の流体
を導入したり、所定の圧力の空気を導入することにより
所望の屈折率n2を形成する構成を採用することも可能
である。
【0043】このように、本発明の一実施例によれば、
透光性部材(PF1及びPF2)の空隙の凸部の段差d
を、2つの結像光の間に与えるべき位相差PCに応じ
て、透光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される1つ
の流体の屈折率をn2、照明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定することにより、所望の位相差を持つ
位相差型瞳フィルタを構成することができる。そして、
その瞳フィルタにより、光軸方向の異なる点に結像する
像の振幅を適当な位相差で重ね合わせ、コンタクトホー
ル用パターンに対しても、焦点深度と解像度を向上させ
ることが可能である。
透光性部材(PF1及びPF2)の空隙の凸部の段差d
を、2つの結像光の間に与えるべき位相差PCに応じ
て、透光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される1つ
の流体の屈折率をn2、照明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定することにより、所望の位相差を持つ
位相差型瞳フィルタを構成することができる。そして、
その瞳フィルタにより、光軸方向の異なる点に結像する
像の振幅を適当な位相差で重ね合わせ、コンタクトホー
ル用パターンに対しても、焦点深度と解像度を向上させ
ることが可能である。
【0044】あるいは、本発明の別の実施例によれば、
透光性部材(PF1及びPF2)の空隙の凸部の段差d
を、透光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される流体
の屈折率をn2、照明光のコヒーレント長をΔLcとし
たとき、
透光性部材(PF1及びPF2)の空隙の凸部の段差d
を、透光性部材の屈折率をn1、空隙に充填される流体
の屈折率をn2、照明光のコヒーレント長をΔLcとし
たとき、
【0045】
【数5】
【0046】となるように設定することにより、干渉性
低減型瞳フィルタPFを構成することも可能である。そ
して、その瞳フィルタにより、円形透過領域FAとその
周囲の輪帯状透過領域FBをそれぞれ透過する結像光束
を、互いに干渉し合わない光束として、ウェハWに到達
させ、互いに干渉し合わない強度合成像を得ることによ
り、コンタクトホール用パターンに対しても焦点深度と
解像度を向上させる効果を得ることが可能である。
低減型瞳フィルタPFを構成することも可能である。そ
して、その瞳フィルタにより、円形透過領域FAとその
周囲の輪帯状透過領域FBをそれぞれ透過する結像光束
を、互いに干渉し合わない光束として、ウェハWに到達
させ、互いに干渉し合わない強度合成像を得ることによ
り、コンタクトホール用パターンに対しても焦点深度と
解像度を向上させる効果を得ることが可能である。
【0047】ところで、以上説明したように、本発明に
おいては、屈折率n1を有する透明円形基板PF1及びP
F2の凸状断面空隙中に、屈折率n2の異なる流体を交換
して充填するのであるが、充填される流体が液体である
場合には、液体中に気泡が混入し、光学特性が損なわれ
ないように留意する必要がある。このような気泡対策と
して、流体供給機構20側に気泡除去手段を設けること
が好ましい。あるいは、図6に示すように、透明円形基
板PF1’及びPF2’に形成される空隙の各段差部、例
えば、凸部FA’に形成される段差E1、E2及び空隙へ
の流体導入部に形成される段差E3、E4を角状ではな
く、アール状に構成し、その段差部に気泡が滞留し難い
構成を採用することも可能である。あるいは、図7に示
すように、透明円形基板PF1”及びPF2”に形成され
る空隙の凸部(FA”)を光軸に沿って下方、すなわち
ウェハ側に形成し、空隙の上面Uを平面状に構成するこ
とにより、空隙の上面Uに気泡が滞留し難い構成を採用
することも可能である。
おいては、屈折率n1を有する透明円形基板PF1及びP
F2の凸状断面空隙中に、屈折率n2の異なる流体を交換
して充填するのであるが、充填される流体が液体である
場合には、液体中に気泡が混入し、光学特性が損なわれ
ないように留意する必要がある。このような気泡対策と
して、流体供給機構20側に気泡除去手段を設けること
が好ましい。あるいは、図6に示すように、透明円形基
板PF1’及びPF2’に形成される空隙の各段差部、例
えば、凸部FA’に形成される段差E1、E2及び空隙へ
の流体導入部に形成される段差E3、E4を角状ではな
く、アール状に構成し、その段差部に気泡が滞留し難い
構成を採用することも可能である。あるいは、図7に示
すように、透明円形基板PF1”及びPF2”に形成され
る空隙の凸部(FA”)を光軸に沿って下方、すなわち
ウェハ側に形成し、空隙の上面Uを平面状に構成するこ
とにより、空隙の上面Uに気泡が滞留し難い構成を採用
することも可能である。
【0048】なお、透明円形基板PF1及びPF2は、適
当な透光性材料、例えばガラス、石英、ホタル石などの
任意の材料から構成することが可能であるが、ラインア
ンドスペース用パターンの露光行う場合に凸状断面空隙
中に充填する流体については、透明円形基板PF1及び
PF2を構成する透光性材料の種類に応じて、その透光
性材料と等しい屈折率を有する材料を選定する必要があ
る。例えば、屈折率が1.5のガラスから透明円形基板
PF1及びPF2を構成する場合には、充填する流体とし
ては、屈折率が1.5程度のイマジンオイン、四塩化炭
素等を使用することが可能である。
当な透光性材料、例えばガラス、石英、ホタル石などの
任意の材料から構成することが可能であるが、ラインア
ンドスペース用パターンの露光行う場合に凸状断面空隙
中に充填する流体については、透明円形基板PF1及び
PF2を構成する透光性材料の種類に応じて、その透光
性材料と等しい屈折率を有する材料を選定する必要があ
る。例えば、屈折率が1.5のガラスから透明円形基板
PF1及びPF2を構成する場合には、充填する流体とし
ては、屈折率が1.5程度のイマジンオイン、四塩化炭
素等を使用することが可能である。
【0049】また上記実施例においては、位相差型瞳フ
ィルタ又は干渉性低減型瞳フィルタを単独で構成する場
合について説明したが、本発明はかかる実施例に限定さ
れず、位相差型瞳フィルタ及び干渉性低減型瞳フィルタ
を組み合わせたような瞳フィルタに対しても当然に適用
することが可能である。さらに上記実施例では、流体導
入用貫通孔及び流体排出用貫通孔を、それぞれ1つずつ
設ける構成を示したが、これらの貫通孔の数及び寸法に
関しては、用途に応じて任意に設定することができるこ
とは言うまでもない。
ィルタ又は干渉性低減型瞳フィルタを単独で構成する場
合について説明したが、本発明はかかる実施例に限定さ
れず、位相差型瞳フィルタ及び干渉性低減型瞳フィルタ
を組み合わせたような瞳フィルタに対しても当然に適用
することが可能である。さらに上記実施例では、流体導
入用貫通孔及び流体排出用貫通孔を、それぞれ1つずつ
設ける構成を示したが、これらの貫通孔の数及び寸法に
関しては、用途に応じて任意に設定することができるこ
とは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、投影光学系(PL)のフーリエ変換面(FTP)又
はその近傍に配置された透光性部材(PF1、PF2)に
形成された空隙に対して、屈折率が異なる流体(空気
等)を出し入れするだけで、パターンの種類にかかわら
ず、常に高い焦点深度及び解像度を有する最適な投影光
学系を構築することが可能である。そして、従来装置の
ような機構的なフィルタ挿脱機構を省略可能なので、構
造の単純化及び装置の省スペース化を図ることができる
とともに、フィルタ挿脱機構に起因する埃塵対策から解
放される。また、挿脱動作のたびに位置合わせを行う必
要がないので、初期設定調整のみにより安定した結像性
能を得ることができる。
で、投影光学系(PL)のフーリエ変換面(FTP)又
はその近傍に配置された透光性部材(PF1、PF2)に
形成された空隙に対して、屈折率が異なる流体(空気
等)を出し入れするだけで、パターンの種類にかかわら
ず、常に高い焦点深度及び解像度を有する最適な投影光
学系を構築することが可能である。そして、従来装置の
ような機構的なフィルタ挿脱機構を省略可能なので、構
造の単純化及び装置の省スペース化を図ることができる
とともに、フィルタ挿脱機構に起因する埃塵対策から解
放される。また、挿脱動作のたびに位置合わせを行う必
要がないので、初期設定調整のみにより安定した結像性
能を得ることができる。
【図1】本発明の実施例に係る投影露光装置の概略的な
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】図1に示す投影露光装置の投影光学系PLに実
装可能な本発明に基づいて構成された光学フィルタPF
の構成の一例を示す図であり、(A)はその光学フィル
タPFの側面図、(B)はその光学フィルタPFの平面
図である。
装可能な本発明に基づいて構成された光学フィルタPF
の構成の一例を示す図であり、(A)はその光学フィル
タPFの側面図、(B)はその光学フィルタPFの平面
図である。
【図3】図1に示す投影露光装置の投影光学系PLの部
分的な構造を示す部分断面図である。
分的な構造を示す部分断面図である。
【図4】本発明にかかる光学フィルタPFの使用状態を
示す図であり、凸状断面空隙中に流体を導入し、例えば
ラインアンドスペース用パターンの露光を行う状態を示
す図である。
示す図であり、凸状断面空隙中に流体を導入し、例えば
ラインアンドスペース用パターンの露光を行う状態を示
す図である。
【図5】本発明にかかる光学フィルタPFの使用状態を
示す図であり、凸状断面空隙中を空にし、例えばコンタ
クトホール用パターンの露光を行う状態を示す図であ
る。
示す図であり、凸状断面空隙中を空にし、例えばコンタ
クトホール用パターンの露光を行う状態を示す図であ
る。
【図6】本発明に係る光学フィルタPFの別の実施例の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図7】本発明に係る光学フィルタPFのさらに別の実
施例の構成を示す図である。
施例の構成を示す図である。
【図8】従来の投影露光装置の概略的な構成を示す図で
ある。
ある。
R レチクル W ウェハ PL 投影光学系 AX 光軸 FA 円形状透過領域 FB 輪帯状透過領域 ILB 照明光 FTP フーリエ変換面 PF 光学フィルタ PF1、PF2 透光性部材 d 段差 20 流体供給機構 21 流体排出機構
Claims (5)
- 【請求項1】 微細なパターンが形成されたマスクを露
光用の照明光で照明する照明手段と、前記マスクのパタ
ーンから発生した光を入射して前記パターンの像を感光
基板上に投影する投影光学系と、前記マスクと前記感光
基板との間の結像光路内の光学的なフーリエ変換面、又
はその近傍面に配置され、前記投影光学系の光軸を中心
とする円形領域内に分布する結像光とその外側の領域に
分布する結像光との間の干渉性を低減する、又は位相を
異ならせる光学フィルタを備えた投影露光装置におい
て、 前記光学フィルタは、前記円形領域が入射側または射出
側に対して少なくとも一方の側に凸に形成された空隙を
備えた透光性部材から構成され、前記透光性部材及び前
記空隙のそれぞれの入射面及び射出面は前記投影光学系
の光軸を垂線とする平行平面として形成されるととも
に、前記空隙には屈折率の異なる流体が交換して充填さ
れることを特徴とする投影露光装置。 - 【請求項2】 前記流体は、前記透光性部材と屈折率が
実質的に等しいものを含むことを特徴とする、請求項1
に記載の投影露光装置。 - 【請求項3】 前記空隙に充填される前記流体は、前記
透光性部材と屈折率が異なることを特徴とする、請求項
1に記載の投影露光装置。 - 【請求項4】 前記空隙の凸部の段差dは、前記2つの
結像光の間に与えるべき位相差をPC、前記透光性部材
の屈折率をn1、前記空隙に充填される1つの流体の屈
折率をn2、前記照明光の波長をλとしたとき、 d=λ・PC/{2π(n1−n2)} となるように設定されることを特徴とする請求項1また
は3に記載の投影露光装置。 - 【請求項5】 前記空隙の凸部の段差dは、前記透光性
部材の屈折率をn1、前記空隙に充填される1つの流体
の屈折率をn2、前記照明光のコヒーレント長をΔLc
としたとき、 【数1】 となるように設定されることを特徴とする請求項1また
は3に記載の投影露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6288496A JPH08148411A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 投影露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6288496A JPH08148411A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 投影露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08148411A true JPH08148411A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17730974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6288496A Pending JPH08148411A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 投影露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08148411A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100549780B1 (ko) * | 2002-08-29 | 2006-02-06 | 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. | 정렬 툴, 리소그래피장치, 정렬방법, 디바이스제조방법 및그 제조된 디바이스 |
JP2006528433A (ja) * | 2003-05-30 | 2006-12-14 | シーディーエム オプティックス, インコーポレイテッド | 拡大された焦点深度を有するリソグラフィックシステムおよび方法 |
WO2007039257A1 (en) * | 2005-10-03 | 2007-04-12 | Firma Carl Zeiss Smt Ag | Illumination system comprising an otpical filter |
JP2009507366A (ja) * | 2005-09-03 | 2009-02-19 | カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー | マイクロリソグラフィック投影露光装置 |
JP2009295976A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 |
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JP2010130010A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ装置の方法 |
JP2010251761A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Asml Netherlands Bv | デバイス製造方法およびリソグラフィ装置 |
-
1994
- 1994-11-24 JP JP6288496A patent/JPH08148411A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7876417B2 (en) | 2003-05-30 | 2011-01-25 | Omnivision Technologies, Inc. | Lithographic systems and methods with extended depth of focus |
JP2006528433A (ja) * | 2003-05-30 | 2006-12-14 | シーディーエム オプティックス, インコーポレイテッド | 拡大された焦点深度を有するリソグラフィックシステムおよび方法 |
JP4749332B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2011-08-17 | オムニビジョン テクノロジーズ, インコーポレイテッド | 拡大された焦点深度を有するリソグラフィックシステムおよび方法 |
JP2009507366A (ja) * | 2005-09-03 | 2009-02-19 | カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー | マイクロリソグラフィック投影露光装置 |
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JP2012004579A (ja) * | 2008-06-03 | 2012-01-05 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 |
JP2010130010A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Asml Netherlands Bv | リソグラフィ装置の方法 |
US8178263B2 (en) | 2008-11-26 | 2012-05-15 | Asml Netherlands B.V. | Method for a lithographic apparatus |
US8426088B2 (en) | 2008-11-26 | 2013-04-23 | Asml Netherlands B.V. | Method for a lithographic apparatus |
JP2010251761A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Asml Netherlands Bv | デバイス製造方法およびリソグラフィ装置 |
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