JPH08146159A - 時間測定装置 - Google Patents
時間測定装置Info
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- JPH08146159A JPH08146159A JP31115894A JP31115894A JPH08146159A JP H08146159 A JPH08146159 A JP H08146159A JP 31115894 A JP31115894 A JP 31115894A JP 31115894 A JP31115894 A JP 31115894A JP H08146159 A JPH08146159 A JP H08146159A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カウンタのオーバーフローに関係なく連続的
に、且つ時間間隔の各々をカウンタの最大計数値の範囲
内で測定する。 【構成】 カウンタ18が基準クロック信号を循環的に
計数し、メモリ26が測定時点毎にこのカウンタの計数
値を記憶する。また、最大計数値がカウンタ18と同じ
であるカウンタ22は、測定時点付近毎に所定値にリセ
ットされ、基準クロック信号を計数する。メモリ28
が、測定時点の各間隔期間中にカウンタ22がオーバー
フローしたか否かを記憶し、処理回路30が、メモリ2
6、28の内容に応じて、測定時点の各時間間隔を求め
る。メモリ28の記憶内容がオーバーフローを表すと
き、対応するメモリ18の記憶内容を無効とする。
に、且つ時間間隔の各々をカウンタの最大計数値の範囲
内で測定する。 【構成】 カウンタ18が基準クロック信号を循環的に
計数し、メモリ26が測定時点毎にこのカウンタの計数
値を記憶する。また、最大計数値がカウンタ18と同じ
であるカウンタ22は、測定時点付近毎に所定値にリセ
ットされ、基準クロック信号を計数する。メモリ28
が、測定時点の各間隔期間中にカウンタ22がオーバー
フローしたか否かを記憶し、処理回路30が、メモリ2
6、28の内容に応じて、測定時点の各時間間隔を求め
る。メモリ28の記憶内容がオーバーフローを表すと
き、対応するメモリ18の記憶内容を無効とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時間測定装置、特に、
順次生じる測定時点間の各時間間隔を連続的に測定する
時間測定装置に関する。
順次生じる測定時点間の各時間間隔を連続的に測定する
時間測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の事象が連続的に生じる場合、各事
象が生じる時間間隔を順次測定したい場合がある。一
方、デジタル・カウンタにより時間間隔を測定する場
合、第1事象発生以前にカウンタをゼロにリセットし、
その後、第1及び第2事象間に発生する基準クロック信
号のパルス数をカウンタで計数する。この計数値を基準
クロック信号の周期と乗算して、第1及び第2事象間の
時間間隔を求めている。
象が生じる時間間隔を順次測定したい場合がある。一
方、デジタル・カウンタにより時間間隔を測定する場
合、第1事象発生以前にカウンタをゼロにリセットし、
その後、第1及び第2事象間に発生する基準クロック信
号のパルス数をカウンタで計数する。この計数値を基準
クロック信号の周期と乗算して、第1及び第2事象間の
時間間隔を求めている。
【0003】このようにカウンタを用いた場合、発生す
る事象が3つ以上の場合、第2及び第3事象間の時間間
隔を測定するためには、第2事象発生後にカウンタをリ
セットする必要がある。しかし、カウンタをゼロにリセ
ットするには時間がかかり、第2事象が発生してからリ
セットが完了するまでの間に生じた基準クロック信号を
カウンタが計数できないので、第2事象発生後の時間間
隔測定に誤差が生じる。
る事象が3つ以上の場合、第2及び第3事象間の時間間
隔を測定するためには、第2事象発生後にカウンタをリ
セットする必要がある。しかし、カウンタをゼロにリセ
ットするには時間がかかり、第2事象が発生してからリ
セットが完了するまでの間に生じた基準クロック信号を
カウンタが計数できないので、第2事象発生後の時間間
隔測定に誤差が生じる。
【0004】このような誤差を解決するための従来例で
は、カウンタが基準クロック信号を順次計数し、各事象
が発生した時点(測定時点)毎にカウンタの計数値を記
憶手段に記憶する。処理手段は、記憶手段に記憶された
計数値を順次読み取り、隣接した計数値の差を順次求
め、これら差とクロック周期との乗算により、連続した
時間間隔を測定できる。また、別の従来例では、2個の
カウンタを交互に用いて、時間間隔を測定する。すなわ
ち、第1カウンタは、第1及び第2事象発生時点の間に
発生する基準クロックを計数し、その間に第2カウンタ
をゼロにリセットする。次に、第2カウンタが第2及び
第3事象発生時点間に発生する基準クロックを計数し、
その間に第1カウンタをゼロにリセットする。以下、こ
の動作を繰り返すことにより、各事象間の時間間隔を連
続的、且つ正確に測定できる。
は、カウンタが基準クロック信号を順次計数し、各事象
が発生した時点(測定時点)毎にカウンタの計数値を記
憶手段に記憶する。処理手段は、記憶手段に記憶された
計数値を順次読み取り、隣接した計数値の差を順次求
め、これら差とクロック周期との乗算により、連続した
時間間隔を測定できる。また、別の従来例では、2個の
カウンタを交互に用いて、時間間隔を測定する。すなわ
ち、第1カウンタは、第1及び第2事象発生時点の間に
発生する基準クロックを計数し、その間に第2カウンタ
をゼロにリセットする。次に、第2カウンタが第2及び
第3事象発生時点間に発生する基準クロックを計数し、
その間に第1カウンタをゼロにリセットする。以下、こ
の動作を繰り返すことにより、各事象間の時間間隔を連
続的、且つ正確に測定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単一のカウン
タを用いて、事象発生毎にその計数値を読み取る従来例
では、各時間間隔のクロック数の累積値がカウンタの計
数値である。よって、カウンタの規格(ビット数)で決
まる最大計数値に累積値が達すると、このカウンタがオ
ーバーフロー(桁あふれ)してしまい、ゼロから新たな
計数を行う。よって、事象発生間隔期間にオーバーフロ
ーを含んだ場合、オーバーフローの生じた回数が不明の
ため、カウンタの計数値から時間間隔が判定できない。
よって、連続する時間間隔の測定数が制限される。カウ
ンタのオーバーフローを計数するカウンタを別に設ける
ことも考えられるが、これはカウンタのビット数を増加
したに過ぎず、同様な問題がある。また、この方法で
は、カウンタの最大計数値を分割するために、1つの時
間間隔の測定にカウンタの全ビット(最大計数値)を使
用できず、分解能が低下する。
タを用いて、事象発生毎にその計数値を読み取る従来例
では、各時間間隔のクロック数の累積値がカウンタの計
数値である。よって、カウンタの規格(ビット数)で決
まる最大計数値に累積値が達すると、このカウンタがオ
ーバーフロー(桁あふれ)してしまい、ゼロから新たな
計数を行う。よって、事象発生間隔期間にオーバーフロ
ーを含んだ場合、オーバーフローの生じた回数が不明の
ため、カウンタの計数値から時間間隔が判定できない。
よって、連続する時間間隔の測定数が制限される。カウ
ンタのオーバーフローを計数するカウンタを別に設ける
ことも考えられるが、これはカウンタのビット数を増加
したに過ぎず、同様な問題がある。また、この方法で
は、カウンタの最大計数値を分割するために、1つの時
間間隔の測定にカウンタの全ビット(最大計数値)を使
用できず、分解能が低下する。
【0006】2個のカウンタを交互に用いる従来では、
2個のカウンタを交互にリセットする回路や、測定順序
を維持しながら2個のカウンタの計数値を交互に読出す
回路が必要となり、回路及びその制御が複雑となる。
2個のカウンタを交互にリセットする回路や、測定順序
を維持しながら2個のカウンタの計数値を交互に読出す
回路が必要となり、回路及びその制御が複雑となる。
【0007】したがって、本発明の目的は、カウンタの
オーバーフローに関係なく連続的に、且つ時間間隔の各
々をカウンタの最大計数値の範囲内で測定できる簡単な
時間測定装置の提供にある。
オーバーフローに関係なく連続的に、且つ時間間隔の各
々をカウンタの最大計数値の範囲内で測定できる簡単な
時間測定装置の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の時間測定装置
は、第1カウンタが基準クロック信号を循環的に計数
し、第1記憶手段が測定時点毎に第1カウンタの計数値
を記憶する。また、最大計数値が第1カウンタと同じで
ある第2カウンタは、測定時点付近毎に所定値にリセッ
トされ、基準クロック信号を計数する。第2記憶手段
が、測定時点の各間隔期間中に第2カウンタがオーバー
フローしたか否かを記憶し、処理手段が、第1及び第2
記憶手段の記憶内容に応じて、測定時点の各時間間隔を
求める。また、アドレス発生手段は、測定時点付近毎に
変化するアドレス信号を発生し、第1及び第2記憶手段
のアドレスを制御する。この際、処理手段は、第2記憶
手段の記憶内容がオーバーフローを表すとき、対応する
第1記憶手段の記憶内容を無効とする。
は、第1カウンタが基準クロック信号を循環的に計数
し、第1記憶手段が測定時点毎に第1カウンタの計数値
を記憶する。また、最大計数値が第1カウンタと同じで
ある第2カウンタは、測定時点付近毎に所定値にリセッ
トされ、基準クロック信号を計数する。第2記憶手段
が、測定時点の各間隔期間中に第2カウンタがオーバー
フローしたか否かを記憶し、処理手段が、第1及び第2
記憶手段の記憶内容に応じて、測定時点の各時間間隔を
求める。また、アドレス発生手段は、測定時点付近毎に
変化するアドレス信号を発生し、第1及び第2記憶手段
のアドレスを制御する。この際、処理手段は、第2記憶
手段の記憶内容がオーバーフローを表すとき、対応する
第1記憶手段の記憶内容を無効とする。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の好適な実施例のブロック図
である。入力端子10には、事象が生じる時点(測定時
点)毎に発生するパルス信号を供給する。このパルス信
号間の時間間隔が測定対象となる。入力端子10のパル
ス信号は、遅延回路12及びゲート回路16に供給され
る。ゲート回路16は、測定開始後、最初に発生するパ
ルス信号のみを通過させ、第1カウンタ18のリセット
端子Rに供給する。このゲート回路16は、入力端子1
0からのパルス信号を一方の入力端に受けるアンド・ゲ
ートと、このアンド・ゲートの出力信号によりセットさ
れ、/Q出力信号をアンド・ゲートの他方の入力端に供
給するるフリップ・フロップとにより構成できる。
である。入力端子10には、事象が生じる時点(測定時
点)毎に発生するパルス信号を供給する。このパルス信
号間の時間間隔が測定対象となる。入力端子10のパル
ス信号は、遅延回路12及びゲート回路16に供給され
る。ゲート回路16は、測定開始後、最初に発生するパ
ルス信号のみを通過させ、第1カウンタ18のリセット
端子Rに供給する。このゲート回路16は、入力端子1
0からのパルス信号を一方の入力端に受けるアンド・ゲ
ートと、このアンド・ゲートの出力信号によりセットさ
れ、/Q出力信号をアンド・ゲートの他方の入力端に供
給するるフリップ・フロップとにより構成できる。
【0010】遅延回路12の出力信号は、別の遅延回路
14及びメモリ(第1記憶手段)26の書込み制御端子
Wに供給する。遅延回路14の出力信号は、アドレス・
カウンタ(アドレス発生手段)20のクロック端子及び
第2カウンタ22のロード端子22に供給する。基準ク
ロック発生器24は、安定した周波数の基準クロック信
号を発生し、カウンタ18及び22のクロック端子に供
給する。メモリ26は、アドレス・カウンタ20からの
アドレス信号をアドレス端子Aに受け、書込み制御端子
Wの信号に応じて、カウンタ18の計数データを順次記
憶する。また、メモリ(第2記憶手段)28は、アドレ
ス・カウンタ20からのアドレス信号をアドレス端子A
に受け、カウンタ22のオーバーフロー信号をデータ入
力端子及び書込み制御端子Wに受ける。よって、このカ
ウンタ22は、カウンタ22がオーバーフロー信号を発
生する度に、オーバーフロー信号自体により書込みが制
御されて、オーバーフロー信号を記憶する。処理回路3
0は、マイクロプロセッサ、処理プログラムを記憶した
ROM、一時記憶装置としてのRAM、入力装置及び出
力装置を具え、メモリ26及び28の記憶内容を読み取
り、時間間隔の処理を行う。
14及びメモリ(第1記憶手段)26の書込み制御端子
Wに供給する。遅延回路14の出力信号は、アドレス・
カウンタ(アドレス発生手段)20のクロック端子及び
第2カウンタ22のロード端子22に供給する。基準ク
ロック発生器24は、安定した周波数の基準クロック信
号を発生し、カウンタ18及び22のクロック端子に供
給する。メモリ26は、アドレス・カウンタ20からの
アドレス信号をアドレス端子Aに受け、書込み制御端子
Wの信号に応じて、カウンタ18の計数データを順次記
憶する。また、メモリ(第2記憶手段)28は、アドレ
ス・カウンタ20からのアドレス信号をアドレス端子A
に受け、カウンタ22のオーバーフロー信号をデータ入
力端子及び書込み制御端子Wに受ける。よって、このカ
ウンタ22は、カウンタ22がオーバーフロー信号を発
生する度に、オーバーフロー信号自体により書込みが制
御されて、オーバーフロー信号を記憶する。処理回路3
0は、マイクロプロセッサ、処理プログラムを記憶した
ROM、一時記憶装置としてのRAM、入力装置及び出
力装置を具え、メモリ26及び28の記憶内容を読み取
り、時間間隔の処理を行う。
【0011】次に、図2の波形図を参照して、図1の動
作を説明する。なお、以下の説明では、説明を簡単にす
るため、10進法で説明し、カウンタ18及び22の最
大計数値も99とする(即ち、0から99の100まで
を計数する)ものとする。測定を開始すると、事象に関
連したパルス信号が入力端子10に到来する。また、ア
ドレス・カウンタ20はゼロにリセットされ、カウンタ
18及び22は基準クロックの計数を開始し、メモリ2
8の記憶内容は、全アドレスが0にリセットされる。入
力端子10のパルスは、遅延回路12により遅延され
て、パルス信号Aとなる。遅延回路12は、総てのパル
ス信号を遅延させるので、遅延されたパルス信号Aの時
間間隔を測定すればよい。
作を説明する。なお、以下の説明では、説明を簡単にす
るため、10進法で説明し、カウンタ18及び22の最
大計数値も99とする(即ち、0から99の100まで
を計数する)ものとする。測定を開始すると、事象に関
連したパルス信号が入力端子10に到来する。また、ア
ドレス・カウンタ20はゼロにリセットされ、カウンタ
18及び22は基準クロックの計数を開始し、メモリ2
8の記憶内容は、全アドレスが0にリセットされる。入
力端子10のパルスは、遅延回路12により遅延され
て、パルス信号Aとなる。遅延回路12は、総てのパル
ス信号を遅延させるので、遅延されたパルス信号Aの時
間間隔を測定すればよい。
【0012】一方、ゲート回路16は、遅延される前の
パルス信号を受け、最初のパルスのみを通過させるの
で、その出力信号はパルス信号Bとなる。パルス信号B
は、パルス信号Aの最初のパルスよりもわずか前に発生
することに留意されたい。よって、メモリ26に最初の
パルス信号Aが到達する時点T2より前の時点T1に、
カウンタ18はゼロにリセットされる。また、遅延回路
12の遅延時間は、カウンタ18のリセットにかかる時
間に設定されているため、時点T2においてカウンタ1
8の計数値はゼロである。よって、時点T2において、
メモリ26のアドレス0に計数値ゼロが記憶される。
パルス信号を受け、最初のパルスのみを通過させるの
で、その出力信号はパルス信号Bとなる。パルス信号B
は、パルス信号Aの最初のパルスよりもわずか前に発生
することに留意されたい。よって、メモリ26に最初の
パルス信号Aが到達する時点T2より前の時点T1に、
カウンタ18はゼロにリセットされる。また、遅延回路
12の遅延時間は、カウンタ18のリセットにかかる時
間に設定されているため、時点T2においてカウンタ1
8の計数値はゼロである。よって、時点T2において、
メモリ26のアドレス0に計数値ゼロが記憶される。
【0013】カウンタ22は、測定開始時から最初のパ
ルス信号までの間に、基準クロック信号の計数がオーバ
ーフローしていれば、その時点でオーバーフロー信号を
メモリ28のアドレス0に1を記憶し、オーバーフロー
していなければ、0を記憶する。最初のパルス信号が発
生してから、遅延回路14の遅延時間後の時点T3に
て、アドレス・カウンタ20は、パルス信号Cを計数し
て、アドレスを1とする。よって、遅延回路14の遅延
時間は、メモリ26にカウンタ18の計数値が書込まれ
た後に、アドレスを進めるように設定される。一方、カ
ウンタ22は、時点T3にて、所定値をロードする。こ
れは、時点T2〜T3間にカウンタ18が依然クロック
信号の計数を行っており、また、カウンタ22が所定値
をロードするのにも時間がかかるためであり、所定値
は、時点T2からカウンタ22のロードが終了するまで
の間に生じる基準クロック信号のクロック数により決ま
る。これにより、事象発生(パルス信号Aの発生)毎
に、カウンタ18が計数をするパルス数、即ち、カウン
タ18の計数値そのものではなく、パルス信号Aの発生
時を基準とした計数差と、カウンタ22の計数値が一致
する。
ルス信号までの間に、基準クロック信号の計数がオーバ
ーフローしていれば、その時点でオーバーフロー信号を
メモリ28のアドレス0に1を記憶し、オーバーフロー
していなければ、0を記憶する。最初のパルス信号が発
生してから、遅延回路14の遅延時間後の時点T3に
て、アドレス・カウンタ20は、パルス信号Cを計数し
て、アドレスを1とする。よって、遅延回路14の遅延
時間は、メモリ26にカウンタ18の計数値が書込まれ
た後に、アドレスを進めるように設定される。一方、カ
ウンタ22は、時点T3にて、所定値をロードする。こ
れは、時点T2〜T3間にカウンタ18が依然クロック
信号の計数を行っており、また、カウンタ22が所定値
をロードするのにも時間がかかるためであり、所定値
は、時点T2からカウンタ22のロードが終了するまで
の間に生じる基準クロック信号のクロック数により決ま
る。これにより、事象発生(パルス信号Aの発生)毎
に、カウンタ18が計数をするパルス数、即ち、カウン
タ18の計数値そのものではなく、パルス信号Aの発生
時を基準とした計数差と、カウンタ22の計数値が一致
する。
【0014】次に、時点T4にてパルス信号Aが再び発
生すると、メモリ26は、その時点のカウンタ18の計
数値、例えば37をアドレス1に記憶する。時点T2及
びT4間にカウンタ22がオーバーフローしていなけれ
ば、メモリ28のアドレス1の内容は0のままである。
これは、時点T2及びT4間の計数において、カウンタ
18が最大計数値以上を計数していないことを示す。な
お、メモリ26及び28の記憶内容を図3に示す。時点
T5において、アドレス・カウンタ20は、計数を1つ
すすめ、アドレス信号を2とし、カウンタ22は、所定
値をロードする。
生すると、メモリ26は、その時点のカウンタ18の計
数値、例えば37をアドレス1に記憶する。時点T2及
びT4間にカウンタ22がオーバーフローしていなけれ
ば、メモリ28のアドレス1の内容は0のままである。
これは、時点T2及びT4間の計数において、カウンタ
18が最大計数値以上を計数していないことを示す。な
お、メモリ26及び28の記憶内容を図3に示す。時点
T5において、アドレス・カウンタ20は、計数を1つ
すすめ、アドレス信号を2とし、カウンタ22は、所定
値をロードする。
【0015】時点T6にて、パルス信号Aが発生する
と、メモリ26は、その時点のカウンタ18の計数値、
例えば、87をアドレス2に記憶する。一方、時点T4
及びT6間でカウンタ22がオーバーフローしないの
で、メモリ28のアドレス2の記憶内容は0のままであ
る。時点T7では、アドレス・カウンタ20からのアド
レス信号が3となり、カウンタ22が再び所定値にロー
ドされる。
と、メモリ26は、その時点のカウンタ18の計数値、
例えば、87をアドレス2に記憶する。一方、時点T4
及びT6間でカウンタ22がオーバーフローしないの
で、メモリ28のアドレス2の記憶内容は0のままであ
る。時点T7では、アドレス・カウンタ20からのアド
レス信号が3となり、カウンタ22が再び所定値にロー
ドされる。
【0016】時点T6及びT8間が、カウンタ18及び
22の最大計数値とクロック周期との積以上の場合、時
点T8にて、メモリ26はそのときのカウンタ18の計
数値、例えば20をアドレス3に記憶する。一方、メモ
リ28は、時点T8以前のオーバーフローした時点で、
アドレス3に1を記憶する。以下、同様な動作を繰り返
す。
22の最大計数値とクロック周期との積以上の場合、時
点T8にて、メモリ26はそのときのカウンタ18の計
数値、例えば20をアドレス3に記憶する。一方、メモ
リ28は、時点T8以前のオーバーフローした時点で、
アドレス3に1を記憶する。以下、同様な動作を繰り返
す。
【0017】処理回路30は、時間間隔の測定が総て終
了した時点、又は、時間間隔の測定をしながら、メモリ
26及び28の内容を読み出す。そして、処理回路30
は、次の処理を行う。すなわち、メモリ28のアドレス
1の内容を読み取り、その内容が0であるため、時点T
2及びT4間にカウンタがオーバーフローしていないと
判断する。そして、メモリ26のアドレス0及び1の記
憶内容の差(37−0)を求め、クロック周期と乗算し
て、時点T2及びT4間の時間間隔を求める。同様に、
メモリ28のアドレス2の内容から、メモリ26のアド
レス2及び1の内容の差が有効であるかを判断し、有効
ならば、その差を求めて、時点T4及びT6の時間差を
求める。アドレス3のように、メモリ28の記憶内容が
1の場合、メモリ26のアドレス2及び3を書込む間に
オーバーフローが発生したため、これらアドレスの内容
の差は無効で、時点T6及びT8の時間差に対応しない
と判断する。これら有効及び無効、有効の際の時間差
は、処理手段30が出力装置に表示したり、印刷したり
する。また、これら測定結果を別の利用回路に伝送して
もよい。
了した時点、又は、時間間隔の測定をしながら、メモリ
26及び28の内容を読み出す。そして、処理回路30
は、次の処理を行う。すなわち、メモリ28のアドレス
1の内容を読み取り、その内容が0であるため、時点T
2及びT4間にカウンタがオーバーフローしていないと
判断する。そして、メモリ26のアドレス0及び1の記
憶内容の差(37−0)を求め、クロック周期と乗算し
て、時点T2及びT4間の時間間隔を求める。同様に、
メモリ28のアドレス2の内容から、メモリ26のアド
レス2及び1の内容の差が有効であるかを判断し、有効
ならば、その差を求めて、時点T4及びT6の時間差を
求める。アドレス3のように、メモリ28の記憶内容が
1の場合、メモリ26のアドレス2及び3を書込む間に
オーバーフローが発生したため、これらアドレスの内容
の差は無効で、時点T6及びT8の時間差に対応しない
と判断する。これら有効及び無効、有効の際の時間差
は、処理手段30が出力装置に表示したり、印刷したり
する。また、これら測定結果を別の利用回路に伝送して
もよい。
【0018】メモリ28の記憶内容が0で、オーバーフ
ローがないことを示している場合に、メモリ26の記憶
内容の差が負の値になった場合は、カウンタ18の計数
値が最大値からゼロに1回だけ戻ったことを考慮すれ
ば、簡単に差が求まる。
ローがないことを示している場合に、メモリ26の記憶
内容の差が負の値になった場合は、カウンタ18の計数
値が最大値からゼロに1回だけ戻ったことを考慮すれ
ば、簡単に差が求まる。
【0019】上述は、本発明の好適な実施例について説
明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の変
更及び変形が可能である。例えば、遅延回路12及びゲ
ート16を除去してもよい。その場合、アドレス0にお
いて、メモリ26の記憶内容が0にならないが、アドレ
ス1の記憶内容との差を求めるのに問題はない。
明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の変
更及び変形が可能である。例えば、遅延回路12及びゲ
ート16を除去してもよい。その場合、アドレス0にお
いて、メモリ26の記憶内容が0にならないが、アドレ
ス1の記憶内容との差を求めるのに問題はない。
【0020】
【発明の効果】上述の如く本発明の時間測定装置によれ
ば、カウンタのオーバーフローに関係なく連続的に、且
つ時間間隔の各々をカウンタの最大計数値の範囲内で測
定できる。また、回路の接続関係も簡単にできる。
ば、カウンタのオーバーフローに関係なく連続的に、且
つ時間間隔の各々をカウンタの最大計数値の範囲内で測
定できる。また、回路の接続関係も簡単にできる。
【図1】本発明の好適な実施例のブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するタイミング図である。
【図3】本発明に用いるメモリの記憶内容を示す図であ
る。
る。
18 第1カウンタ 20 アドレス発生手段 22 第2カウンタ 26 第1記憶手段 28 第2記憶手段 30 処理手段
Claims (3)
- 【請求項1】 基準クロック信号を循環的に計数する第
1カウンタと、 測定時点毎に上記第1カウンタの計数値を記憶する第1
記憶手段と、 上記測定時点付近毎に所定値にリセットされ、上記基準
クロック信号を計数すし、最大計数値が上記第1カウン
タと同じ第2カウンタと、 上記測定時点の各間隔期間中に上記第2カウンタがオー
バーフローしたか否かを記憶する第2記憶手段と、 上記第1及び第2記憶手段の記憶内容に応じて、上記測
定時点の各時間間隔を求める処理手段とを具えた時間測
定装置。 - 【請求項2】 上記測定時点付近毎に変化するアドレス
信号を発生し、上記第1及び第2記憶手段のアドレスを
制御するアドレス発生手段を更に具えたことを特徴とす
る請求項1の時間測定装置。 - 【請求項3】 上記処理手段は、上記第2記憶手段の記
憶内容がオーバーフローを表すとき、対応する第1記憶
手段の記憶内容を無効とすることを特徴とする請求項2
の時間測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31115894A JPH08146159A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 時間測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31115894A JPH08146159A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 時間測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08146159A true JPH08146159A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=18013803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31115894A Pending JPH08146159A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | 時間測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08146159A (ja) |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP31115894A patent/JPH08146159A/ja active Pending
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