JPH0813257B2 - 痩身用食品 - Google Patents
痩身用食品Info
- Publication number
- JPH0813257B2 JPH0813257B2 JP4339737A JP33973792A JPH0813257B2 JP H0813257 B2 JPH0813257 B2 JP H0813257B2 JP 4339737 A JP4339737 A JP 4339737A JP 33973792 A JP33973792 A JP 33973792A JP H0813257 B2 JPH0813257 B2 JP H0813257B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cyclodextrin
- weight
- inclusion
- linolenic acid
- food
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は痩身用食品に関する。
【0002】
【従来の技術】サイクロデキストリンは数個のグルコー
ス分子が環状に結合し、立体的に中空構造であることを
特長としており、その分子構造上の差異から3種に分類
されている。更に詳しくは、その環状構造がグルコース
6分子、7分子、8分子からなるものが存在し、夫々の
分子に化学的修飾を施したものをも含め、夫々α−サイ
クロデキストリン、β−サイクロデキストリン、γ−サ
イクロデキストリンと分類されている。これらサイクロ
デキストリンは、古くから食品用の素材として使用され
て来ており、特にβ−サイクロデキストリンはその包接
作用に基づく各種の用途、たとえば味覚改良剤や粉末ア
ルコールなどの担体として利用されている。しかしなが
らこのβ−サイクロデキストリンは消化性物質で、人体
の小腸から吸収されるため栄養過多となる傾向があり、
痩身用食品の素材としては極めて不向きなものである。
ス分子が環状に結合し、立体的に中空構造であることを
特長としており、その分子構造上の差異から3種に分類
されている。更に詳しくは、その環状構造がグルコース
6分子、7分子、8分子からなるものが存在し、夫々の
分子に化学的修飾を施したものをも含め、夫々α−サイ
クロデキストリン、β−サイクロデキストリン、γ−サ
イクロデキストリンと分類されている。これらサイクロ
デキストリンは、古くから食品用の素材として使用され
て来ており、特にβ−サイクロデキストリンはその包接
作用に基づく各種の用途、たとえば味覚改良剤や粉末ア
ルコールなどの担体として利用されている。しかしなが
らこのβ−サイクロデキストリンは消化性物質で、人体
の小腸から吸収されるため栄養過多となる傾向があり、
痩身用食品の素材としては極めて不向きなものである。
【0003】而して最近サイクロデキストリンのうち、
6分子のグルコース単位より成るα−サイクロデキスト
リンは、その結合様式がいわゆる食物繊維様オリゴ結合
を成すものであり、人の消化酵素によっては消化され難
い性質を有することが見出され、この点で消化性物質で
あるβ−サイクロデキストリン、γ−サイクロデキスト
リンとは性格を異にするものであり、痩身用食品の素材
として使用出来る可能性のあることが発表された。そし
て引き続きこのα−サイクロデキストリンが消化器官内
にて特異選択的に遊離脂肪酸を吸着し排泄する作用を有
することも見出されるに至った。
6分子のグルコース単位より成るα−サイクロデキスト
リンは、その結合様式がいわゆる食物繊維様オリゴ結合
を成すものであり、人の消化酵素によっては消化され難
い性質を有することが見出され、この点で消化性物質で
あるβ−サイクロデキストリン、γ−サイクロデキスト
リンとは性格を異にするものであり、痩身用食品の素材
として使用出来る可能性のあることが発表された。そし
て引き続きこのα−サイクロデキストリンが消化器官内
にて特異選択的に遊離脂肪酸を吸着し排泄する作用を有
することも見出されるに至った。
【0004】一方γ−リノレン酸は脂肪代謝作用を有す
る物質として古くから良く知られており、その他たとえ
ばコレステロール値と血圧の調整等にも有効である等各
種の健康維持に好適な物質として知られている。
る物質として古くから良く知られており、その他たとえ
ばコレステロール値と血圧の調整等にも有効である等各
種の健康維持に好適な物質として知られている。
【0005】また一方分子量の大きい蛋白質分子を加水
分解し低分子化したものには多彩な生理作用と複雑なる
作用機構のあることが見出され、活性機能性ペプチドと
しての位置づけが成されている。
分解し低分子化したものには多彩な生理作用と複雑なる
作用機構のあることが見出され、活性機能性ペプチドと
しての位置づけが成されている。
【0006】
【発明の目的並びに概要】本発明者は従来から痩身用食
品について研究を続けて来たが、この研究に於いて各種
の肥満防止に有効な数多くの化合物のうち、特にα−サ
イクロデキストリンとγ−リノレン酸とを併用する場合
は、これ等の相乗作用により著しく優れた肥満乃至体重
増加防止効果を発揮することを見出し、痩身用食品とし
て極めて好適なものであることを確認し、これに基づく
発明を出願し、特許された。
品について研究を続けて来たが、この研究に於いて各種
の肥満防止に有効な数多くの化合物のうち、特にα−サ
イクロデキストリンとγ−リノレン酸とを併用する場合
は、これ等の相乗作用により著しく優れた肥満乃至体重
増加防止効果を発揮することを見出し、痩身用食品とし
て極めて好適なものであることを確認し、これに基づく
発明を出願し、特許された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】更に引き続く研究の結
果、α−サイクロデキストリンとγ−リノレン酸とを含
有する食品としては、これ等両者の含有のさせ方に依
り、著しく肥満防止効果が異なって来ることを見出し
た。
果、α−サイクロデキストリンとγ−リノレン酸とを含
有する食品としては、これ等両者の含有のさせ方に依
り、著しく肥満防止効果が異なって来ることを見出し
た。
【0008】従って本発明が解決しようとする課題は、
この新しい知見に基づいて、上記両者を含有する痩身用
食品として最も好ましい含有形態を開発し、更に優れた
痩身用食品を開発することである。
この新しい知見に基づいて、上記両者を含有する痩身用
食品として最も好ましい含有形態を開発し、更に優れた
痩身用食品を開発することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記新事実
に基づき更に研究を続けた結果、α−サイクロデキスト
リンにγ−リノレン酸を包接という手段で含有せしめて
配合した食品は、その他の手段でこれ等両者を含有せし
めた食品に比し、更に一段と肥満防止効果が上がること
を見出し、本発明を完成した。
に基づき更に研究を続けた結果、α−サイクロデキスト
リンにγ−リノレン酸を包接という手段で含有せしめて
配合した食品は、その他の手段でこれ等両者を含有せし
めた食品に比し、更に一段と肥満防止効果が上がること
を見出し、本発明を完成した。
【0010】
【発明の構成】本発明の痩身用食品は、基本的にはα−
サイクロデキストリンにγ−リノレン酸を、好ましくは
上記デキストリン100重量部に対してγ−リノレン酸
0.5〜50重量部、特に好ましくは3〜25重量部を
包接手段により含有せしめて成るものである。
サイクロデキストリンにγ−リノレン酸を、好ましくは
上記デキストリン100重量部に対してγ−リノレン酸
0.5〜50重量部、特に好ましくは3〜25重量部を
包接手段により含有せしめて成るものである。
【0011】本発明に於いて使用されるα−サイクロデ
キストリンとしては、そのもの自体ばかりでなく、その
分子に化学的修飾を施したものも含まれ、これ等自体は
従来から知られているものである。本発明に於いては従
来から知られているものがいずれも使用出来る。化学修
飾したα−サイクロデキストリンとしては、代表例とし
て分岐のα−サイクロデキストリンを例示出来、その他
α−サイクロデキストリンの立体的中空構造を保持させ
たまま一部を他の原子団で置換したものも使用される。
このα−サイクロデキストリンは、これを単独または2
種以上併用しても良く、またこれを含有する素材を使用
しても良い。
キストリンとしては、そのもの自体ばかりでなく、その
分子に化学的修飾を施したものも含まれ、これ等自体は
従来から知られているものである。本発明に於いては従
来から知られているものがいずれも使用出来る。化学修
飾したα−サイクロデキストリンとしては、代表例とし
て分岐のα−サイクロデキストリンを例示出来、その他
α−サイクロデキストリンの立体的中空構造を保持させ
たまま一部を他の原子団で置換したものも使用される。
このα−サイクロデキストリンは、これを単独または2
種以上併用しても良く、またこれを含有する素材を使用
しても良い。
【0012】本発明に於いて使用されるγ−リノレン酸
としてもこれを単独で使用しても良く、またこれを含有
する成分乃至物質たとえば月見草油等を使用しても良
い。
としてもこれを単独で使用しても良く、またこれを含有
する成分乃至物質たとえば月見草油等を使用しても良
い。
【0013】本発明に於いては、上記両者を特に包接と
いう手段で含有せしめることが必須であり、この包接と
いう特定の含有手段を採用することにより、他の含有手
段に比し著しくその肥満防止効果を向上せしめることが
出来る。
いう手段で含有せしめることが必須であり、この包接と
いう特定の含有手段を採用することにより、他の含有手
段に比し著しくその肥満防止効果を向上せしめることが
出来る。
【0014】包接手段自体は公知の手段であり、本発明
に於いては従来から知られている包接手段がいずれも有
効に適用される。代表的な手段を例示すれば以下の通り
である。
に於いては従来から知られている包接手段がいずれも有
効に適用される。代表的な手段を例示すれば以下の通り
である。
【0015】α−サイクロデキストリン1重量部に水3
0重量部を加えて充分に撹拌したのちγ−リノレン酸
0.3重量部を加え、冷却しながらホモジナイザーにて
60分間激しく撹拌して得たペースト状物質を凍結乾燥
して製する(混練法)。
0重量部を加えて充分に撹拌したのちγ−リノレン酸
0.3重量部を加え、冷却しながらホモジナイザーにて
60分間激しく撹拌して得たペースト状物質を凍結乾燥
して製する(混練法)。
【0016】このような包接手段に依り、肥満防止効果
が著しく向上する理由は、次の様に考えられる。
が著しく向上する理由は、次の様に考えられる。
【0017】即ちγ−リノレン酸中に存在する二重結合
が、空気中の酸素と接することにより、破壊され、本来
のγ−リノレン酸としての作用が著しく低下するが、こ
れを包接という手段で含有せしめることにより、他の含
有手段に比し、酸素による二重結合の破壊が大きく防止
され、その結果、優れた肥満防止効果を発揮するものと
考えられる。
が、空気中の酸素と接することにより、破壊され、本来
のγ−リノレン酸としての作用が著しく低下するが、こ
れを包接という手段で含有せしめることにより、他の含
有手段に比し、酸素による二重結合の破壊が大きく防止
され、その結果、優れた肥満防止効果を発揮するものと
考えられる。
【0018】本発明に於いては更に必要に応じ活性機能
性ペプチドを含有せしめることが出来る。この添加によ
り更に一段と肥満防止効果が向上する。特にα−サイク
ロデキストリンとして化学修飾したものを使用する場合
には、これを施さないα−サイクロデキストリンに比
し、当該ペプチドの添加による肥満防止効果がさらに向
上する。
性ペプチドを含有せしめることが出来る。この添加によ
り更に一段と肥満防止効果が向上する。特にα−サイク
ロデキストリンとして化学修飾したものを使用する場合
には、これを施さないα−サイクロデキストリンに比
し、当該ペプチドの添加による肥満防止効果がさらに向
上する。
【0019】本発明に於いて必要に応じ使用する活性機
能性ペプチドとは、ポリペプチドを通常の方法により加
水分解したものをいい、これ自体は公知のものである。
活性とは低分子化することにより蛋白質としての性質に
加え、元の蛋白質には見出せない新しい特性が加わるこ
とをいい、機能性とは、ペプチド本来の各種作用をその
まま保持していることを示す。ペプチドとしては、その
アミノ酸鎖長は7〜12程度好ましくは8〜10程度の
ものである。
能性ペプチドとは、ポリペプチドを通常の方法により加
水分解したものをいい、これ自体は公知のものである。
活性とは低分子化することにより蛋白質としての性質に
加え、元の蛋白質には見出せない新しい特性が加わるこ
とをいい、機能性とは、ペプチド本来の各種作用をその
まま保持していることを示す。ペプチドとしては、その
アミノ酸鎖長は7〜12程度好ましくは8〜10程度の
ものである。
【0020】本発明に於いては上記2種類の化合物を併
用することを必須とし、これ等二者の相乗作用と包接と
いう手段の組合せにより、著しく優れた肥満防止乃至体
重増加防止効果を発揮する。この相乗作用は特にα−サ
イクロデキストリン100重量部に対しγ−リノレン酸
0.5〜50重量部特に好ましくは3〜25重量部であ
る。またペプチドを使用する場合はペプチド10〜10
00重量部特に好ましくは400〜600重量部の割合
である。
用することを必須とし、これ等二者の相乗作用と包接と
いう手段の組合せにより、著しく優れた肥満防止乃至体
重増加防止効果を発揮する。この相乗作用は特にα−サ
イクロデキストリン100重量部に対しγ−リノレン酸
0.5〜50重量部特に好ましくは3〜25重量部であ
る。またペプチドを使用する場合はペプチド10〜10
00重量部特に好ましくは400〜600重量部の割合
である。
【0021】本発明に於いては、α−サイクロデキスト
リンにγ−リノレン酸を包接させたものをそのまま使用
しても良く、また上記活性機能性ペプチド、各種の食品
または食品添加材に含有させても良い。更にはα−サイ
クロデキストリンにγ−リノレン酸と、上記ペプチドと
を包接させても良い。また本発明に於いては他の食品添
加材を包接することも防げない。食品乃至食品添加材と
しても特に限定されず、各種のものが広い範囲で使用出
来、たとえば小麦粉、食物繊維素、大豆粉等をはじめそ
の他乳糖、ブドウ糖、澱粉等を具体例として挙げること
が出来る。
リンにγ−リノレン酸を包接させたものをそのまま使用
しても良く、また上記活性機能性ペプチド、各種の食品
または食品添加材に含有させても良い。更にはα−サイ
クロデキストリンにγ−リノレン酸と、上記ペプチドと
を包接させても良い。また本発明に於いては他の食品添
加材を包接することも防げない。食品乃至食品添加材と
しても特に限定されず、各種のものが広い範囲で使用出
来、たとえば小麦粉、食物繊維素、大豆粉等をはじめそ
の他乳糖、ブドウ糖、澱粉等を具体例として挙げること
が出来る。
【0022】以下に本発明の特徴をより明瞭にするため
の実験例と本発明の具体例たる実施例を示す。
の実験例と本発明の具体例たる実施例を示す。
【0023】
【実験例1】体重が450gになるまで自由食で飼育し
た11〜13週令の雄ラット15匹を3つの群に分け、
次の割合にて調製した飼料を1回5g、1日2回に制限
して与え、7日後、14日後、21日後の各群ラットの
平均体重を求め、その体重減少効果を測定した。
た11〜13週令の雄ラット15匹を3つの群に分け、
次の割合にて調製した飼料を1回5g、1日2回に制限
して与え、7日後、14日後、21日後の各群ラットの
平均体重を求め、その体重減少効果を測定した。
【0024】また実験最終日に屠殺して、頭部、臓器、
尾を除いた残部の脂肪組織重量を計り、屠殺時の体重で
除して脂肪組織比率を求めた。なお、飼料3はコントロ
ールであり、%は重量%を示す。結果を表1〜3に示
す。但し表1は各群ラットの平均体重の推移(単位g)
を、表2は各群の平均体重比(測定時の平均体重(g)
/実験開始時の平均体重(g))を、また表3は各群の
脂肪組織重量比(実験最終日)を示す。
尾を除いた残部の脂肪組織重量を計り、屠殺時の体重で
除して脂肪組織比率を求めた。なお、飼料3はコントロ
ールであり、%は重量%を示す。結果を表1〜3に示
す。但し表1は各群ラットの平均体重の推移(単位g)
を、表2は各群の平均体重比(測定時の平均体重(g)
/実験開始時の平均体重(g))を、また表3は各群の
脂肪組織重量比(実験最終日)を示す。
【0025】また包接品−1はγ−リノレン酸/α−サ
イクロデキストリン=1/4の重量配合で、混練法の手
法により包接したものである。
イクロデキストリン=1/4の重量配合で、混練法の手
法により包接したものである。
【0026】 飼料1:α−サイクロデキストリン・・・・ 8% γ−リノレン酸・・・・・・・・・・・・・・ 2% 包接品−1・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0% 市販配合飼料・・・・・・・・・・・・・・・・90%
【0027】 飼料2:α−サイクロデキストリン・・・・ 0% γ−リノレン酸・・・・・・・・・・・・・・ 0% 包接品−1・・・・・・・・・・・・・・・・・・10% 市販配合飼料・・・・・・・・・・・・・・・・90%
【0028】 飼料3:デキストリン・・・・・・・・・・・・・・・・ 8% リノール酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2% 包接品−1・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0% 市販配合飼料・・・・・・・・・・・・・・・・90%
【0029】<結果>
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】以上の結果からα−サイクロデキストリ
ン、γ−リノレン酸を夫々単独で使用した第1群は、コ
ントロールの第3群に比べての体重は減少しているもの
の、その低下率は小さく、これに対してα−サイクロデ
キストリンにγ−リノレン酸を包接させたものは、その
絶対量が第1群と同一であるにもかかわらず、その減少
効果は有意に大きく、その相乗効果は極めて明らかであ
る。またこの事実は各群の脂肪組織重量比によっても裏
付けられている。
ン、γ−リノレン酸を夫々単独で使用した第1群は、コ
ントロールの第3群に比べての体重は減少しているもの
の、その低下率は小さく、これに対してα−サイクロデ
キストリンにγ−リノレン酸を包接させたものは、その
絶対量が第1群と同一であるにもかかわらず、その減少
効果は有意に大きく、その相乗効果は極めて明らかであ
る。またこの事実は各群の脂肪組織重量比によっても裏
付けられている。
【0034】
【実験例2】体重が35gになるまで自由食で飼育した
雄ラット15匹を3群に分け、次の割合にて調製した飼
料を夫々対応する群に1日1回1.5g/kgずつ胃内投与
し、それ以外は同一の高脂肪含有飼料(脂肪含量27
%)を自由に摂取させて飼育し、21日後に屠殺して頭
部、臓器、尾を除いた残部の脂肪組織重量比を求めた。
結果を表4に示す。また包接品−2は包接品−1に於い
てα−サイクロデキストリンに代え分岐のα−サイクロ
デキストリンを使用したものである。
雄ラット15匹を3群に分け、次の割合にて調製した飼
料を夫々対応する群に1日1回1.5g/kgずつ胃内投与
し、それ以外は同一の高脂肪含有飼料(脂肪含量27
%)を自由に摂取させて飼育し、21日後に屠殺して頭
部、臓器、尾を除いた残部の脂肪組織重量比を求めた。
結果を表4に示す。また包接品−2は包接品−1に於い
てα−サイクロデキストリンに代え分岐のα−サイクロ
デキストリンを使用したものである。
【0035】 飼料4:包接品−2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30% 低分子ペプチド(平均分子量3000)・・70%
【0036】 飼料5:包接品−2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥30% 大豆蛋白‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥70%
【0037】 飼料6:γ−リノレン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6% α−サイクロデキストリン(分岐)・・・・24% 大豆蛋白・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70%
【0038】
【表4】
【0039】上記表4の結果からα−サイクロデキスト
リン就中分岐のα−サイクロデキストリンとγ−リノレ
ン酸とを包接し、且つこれに活性機能性ペプチドを更に
含有させたものは、著しく肥満防止効果が優れているこ
とが判明する。
リン就中分岐のα−サイクロデキストリンとγ−リノレ
ン酸とを包接し、且つこれに活性機能性ペプチドを更に
含有させたものは、著しく肥満防止効果が優れているこ
とが判明する。
【0040】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明を具体的に説
明する。
明する。
【0041】
【実施例1】α−サイクロデキストリン20重量部、γ
−リノレン酸9重量部を包接品−1と同じ操作により、
包接し、これを乳糖100重量部に配合し痩身用食品を
調製した。
−リノレン酸9重量部を包接品−1と同じ操作により、
包接し、これを乳糖100重量部に配合し痩身用食品を
調製した。
【0042】
【実施例2】分岐のα−サイクロデキストリン30重量
部及びγ−リノレン酸25重量%を含む月見草油10重
量部を包接品−2と同じ操作により包接し、これをペプ
チド100重量部、乳糖、ブドウ糖並びに天然果汁粉末
と共に混合し痩身用食品を調製した。
部及びγ−リノレン酸25重量%を含む月見草油10重
量部を包接品−2と同じ操作により包接し、これをペプ
チド100重量部、乳糖、ブドウ糖並びに天然果汁粉末
と共に混合し痩身用食品を調製した。
【0043】
【発明の効果】本発明の痩身用食品に於いては、α−サ
イクロデキストリンにγ−リノレン酸を包接し、更に必
要に応じ活性機能性ペプチドを更に加えているので、こ
れ等二者の相乗作用と包接手段との作用により、著しく
優れた肥満防止または体重防止効果を発揮する。このた
め痩身用として極めて優れた食品となり、肥満または体
重過剰に基づく各種疾病の予防に極めて有効である。
イクロデキストリンにγ−リノレン酸を包接し、更に必
要に応じ活性機能性ペプチドを更に加えているので、こ
れ等二者の相乗作用と包接手段との作用により、著しく
優れた肥満防止または体重防止効果を発揮する。このた
め痩身用として極めて優れた食品となり、肥満または体
重過剰に基づく各種疾病の予防に極めて有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 31/20 ACN 9455−4C 38/00 ADN
Claims (3)
- 【請求項1】α−サイクロデキストリンにγ−リノレン
酸が包接されて含有されて成る痩身用食品。 - 【請求項2】更に活性機能性ペプチドが含有されて成る
請求項1に記載の痩身用食品。 - 【請求項3】分岐のα−サイクロデキストリン100重
量部に対して、γ−リノレン酸が0.5〜45重量部の
割合で含有されて成る請求項1または2に記載の痩身用
食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4339737A JPH0813257B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 痩身用食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4339737A JPH0813257B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 痩身用食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06153860A JPH06153860A (ja) | 1994-06-03 |
JPH0813257B2 true JPH0813257B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=18330328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4339737A Expired - Lifetime JPH0813257B2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 痩身用食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813257B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1278269A (zh) | 1997-11-07 | 2000-12-27 | 第一制药株式会社 | 哌嗪-环糊精复合体 |
JP2000300211A (ja) * | 1999-04-21 | 2000-10-31 | Risoo Erudesu:Kk | 乳酸菌代謝生産物質配合健康食品組成物 |
WO2004016101A2 (en) * | 2002-08-19 | 2004-02-26 | Art Jen Complexus, Inc. | Compositions comprising dietary fat complexer and methods for their use |
DE10253042A1 (de) * | 2002-11-14 | 2004-06-03 | Wacker-Chemie Gmbh | Kosmetische Zubereitung enthaltend einen Komplex aus Cyclodextrin und Vitamin F |
EP1447014A1 (en) * | 2003-02-14 | 2004-08-18 | Wacker-Chemie GmbH | Method for reducing the glycemic index for food |
EP1447013A1 (en) * | 2003-02-14 | 2004-08-18 | Wacker-Chemie GmbH | Method for reducing the glycemic index of food |
JP2006008568A (ja) * | 2004-06-24 | 2006-01-12 | Cyclochem:Kk | IgE抗体抑制剤および食品 |
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1992
- 1992-11-25 JP JP4339737A patent/JPH0813257B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH06153860A (ja) | 1994-06-03 |
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