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JPH08127242A - ドアハンドル用丸座の組付け構造 - Google Patents

ドアハンドル用丸座の組付け構造

Info

Publication number
JPH08127242A
JPH08127242A JP29041194A JP29041194A JPH08127242A JP H08127242 A JPH08127242 A JP H08127242A JP 29041194 A JP29041194 A JP 29041194A JP 29041194 A JP29041194 A JP 29041194A JP H08127242 A JPH08127242 A JP H08127242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat plate
cover member
engaging means
pair
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29041194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3737147B2 (ja
Inventor
Fujihisa Urata
藤久 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miwa Lock KK, Miwa Lock Co Ltd filed Critical Miwa Lock KK
Priority to JP29041194A priority Critical patent/JP3737147B2/ja
Publication of JPH08127242A publication Critical patent/JPH08127242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3737147B2 publication Critical patent/JP3737147B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が極めて簡単で、加工精度にそれ程配慮
しなくても、カバー部材と座板との係脱を簡単かつ確実
に行うことができる。カバー部材の着脱は、手で楽に行
えるようにしたので、丸座自体又はドア表面を痛めるこ
とがない。 【構成】 突部31と凹部32とから成る係合手段3、
3は、座板1とカバー部材2との間に座板1の直径の両
端部付近に互いに対をなすようにして設け、一対の係合
手段3、3から座板1の中心軸線の回りにほぼ90゜ず
らした角度位置において座板1に対し対をなして切欠き
11、11を設け、カバー部材2は長円状に弾性変形さ
せつつ座板1に係脱させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドアハンドル用丸座
の組付け構造の改良に関する。本明細書において、用語
「ドアハンドル」又は「ハンドル」は、扉又は引き戸に
おいてラッチ又は各種の掛け金具を作動させるレバーハ
ンドル、ノブその他の把手を総称するものとして用いら
れている。
【0002】
【従来の技術】従来のドアハンドル用丸座の組付け構造
としては、例えば実公平6−40295号公報に示され
ているように、ドアの表面に固定される正面円形状の座
板と薄い有底円筒状のカバー部材とを、座板の外周部と
カバー部材の胴部内面との間に設けられた突部と凹部と
による着脱可能な複数の係合手段で嵌合係着させるよう
にしたものを挙げることができる。
【0003】同公報に示されたものの一つは、カバー部
材の内周面に係合突起を設け、座板に対し、前記係合突
起を位置決めする挿入案内用凹部、係合突起嵌着用係合
凹部、その係合凹部に連なるネック部及びそのネック部
に連なる螺旋溝を設けたもの、すなわち考案に係るもの
であり、同公報に示された他の一つは、カバー部材に係
合突部及び工具差込み用凹部を設け、座板に係合凹部及
び工具受け入れ用凹部を設けたものであり、これは従来
例のものとして挙げられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ドアハンドル用丸座の組付け構造によれば、座板及びカ
バー部材からなる丸座に使用機能の異なった多数の凹部
を設けなくてはならず、加工が面倒なこと、加工精度を
高くしないと、簡単にして確実な係脱ができないこと、
あるいは、カバー部材を取り外す時、工具によりカバー
部材、座板又はドアの表面を痛め易いこと、などの問題
点があった。
【0005】この発明は、このような問題点を悉く解決
するために提案されたものである。すなわち、構造を簡
単にすること、加工精度をそれ程配慮しなくてもよいよ
うにすること、カバー部材と座板との係脱を簡単かつ確
実にすること、並びにカバー部材の着脱において、工具
類の使用を不要として手で行えるようにすることを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のドアハンドル用丸座の組付け構造は、ド
アの表面に固定される正面円形状の座板と薄い有底円筒
状のカバー部材とを、座板の外周部とカバー部材の胴部
内面との間に設けられた突部と凹部とによる着脱可能な
複数の係合手段で嵌合係着させるようにしたドアハンド
ル用丸座の組付け構造において、係合手段は座板の直径
の両端部付近に互に対をなして設けるものとし、一対の
係合手段部分から座板の中心軸線の回りにほぼ90°ず
らした角度位置において座板に対をなして切欠きを設
け、カバー部材の胴部における前記座板の対をなす切欠
きに相当する部分を座板の中心軸線に向け押圧させ、カ
バー部材の胴部における各係合手段部分をほぼ直径方向
に押し広げることにより、座板に対しカバー部材を弾性
的に係脱させるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】図1及び図2を参照してこの発明の作用につい
て説明する。ドア10にねじ杆13、14等で固定され
た座板1に対しカバー部材2を嵌合係着させるには、カ
バー部材2の胴部21における前記座板1の対をなす切
欠き11、11に相当する部分を手指により矢印Aで示
すように内向きに押圧させ、カバー部材2の胴部21に
おける各係合手段部分をほぼ直径方向に押し広げる。
【0008】この際、カバー部材2は弾性変形して、そ
の正面外形が図1に2点鎖線で示すように長円状になる
ので、その状態で座板1に対しカバー部材2を嵌め込
む。
【0009】この嵌め合せにおいて、各係合手段3の突
部31が嵌め合せの相手(図示例では座板1の外周部)
からやや離れて通過するので、突部31がぶつかって嵌
め合せに支障を来たしたりすることがない。
【0010】また、カバー部材2の胴部21において径
を狭められた部分、すなわち、矢印A方向に押圧された
部分は、座板1の切欠き11、11において衝突から逃
がされるので、嵌挿がスムーズに達成される。
【0011】次いで、手指を緩めてカバー部材2を押圧
状態から解放すれば、カバー部材2は図1に実線で示す
ようにその正面外形が弾性的に円形に復帰するので、一
対の係合手段3、3はそれぞれの突部31と凹部21と
が係止することになり、カバー部材2は座板1に対し嵌
合状態で係着されることになる。
【0012】逆に、座板1からカバー部材2を取り外す
場合は、取り付ける場合と同様に、図1で矢印Aで示す
ように手指でカバー部材2の胴部21を内向きに押し込
めばよい。この押し込みにより、カバー部材2の正面外
形が長円状に弾性変形するので、係合手段3、3の係止
状態は解除され、カバー部材2は座板1から簡単に引き
離すことができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す1つの実施例に基いてこの
発明について説明する。図1〜図6において、符号10
は扉又は引戸であるドア、20は後記の座板1及びカバ
ー部材2を介してドア10に取り付けられたハンドル、
30はドア10の室外側及び室内側のハンドル20、2
0を接続し、ラッチ又は各種の掛け金具が連係されるハ
ンドル角軸をそれぞれ示す。
【0014】ドア10の表面に固定される座板1は、図
3及び図4に明示するように、正面が円形状をなす。換
言すれば、座板1の正面形は、切欠き11、11を除け
ば、嵌め合わせるカバー部材2の胴部21の内面が接す
る基準の円弧部分を備えている。
【0015】座板1及びカバー部材2は、適度の弾性を
有するステンレススチール、真ちゅうその他の金属材
料、又は合成樹脂材料で製作するとよい。
【0016】座板1の中央部に貫通された受け孔12
は、ハンドル20の基端部を支承させるために設けたも
のである。
【0017】座板1の裏面に一体に突設された2本の雌
ねじ杆13は、室内側など他方の座板1に挿通される雄
ねじ杆14がねじ合されるもので、この実施例では、室
内外の座板1、1が雌ねじ杆13と雄ねじ杆14とのね
じ合せより、呼び付けられてドア10の内外の表面にそ
れぞれ固定される。
【0018】但し、座板のドア表面に対する固定は、こ
の手段に限るものではなく、単に止めねじを用いるな
ど、任意の手段を採用できることはいうまでもない。
【0019】カバー部材2は、周知のように、薄い有底
円筒状をなし、正面の中央部には、ハンドル20の基端
部が挿通される挿通孔22を有する。
【0020】座板1の外周面等の外周部とカバー部材2
における胴部21の内面との間には、突部31と凹部3
2とによる着脱可能な複数の係合手段3を設け、それら
係合手段3、3は座板1又はカバー部材の1つの直径の
両端部付近に互に対をなして配設するのとする。
【0021】座板1とカバー部材2との間に設ける一対
の係合手段3、3は、座板1又はカバー部材2において
中心軸線の回りに正確に180°ずらして配置すると好
ましい。
【0022】図示例において、1組の係合手段3の突部
31はカバー部材2に設けてあり、凹部32は座板1に
設けてあるが、逆にして、突部を座板に、また、凹部を
カバー部材に設けてもよい。
【0023】前記座板1に対しては、一対の係合手段
3、3が配された部分から該座板1の中心軸線の回りに
ほぼ90°ずらした角度位置に対をなして切欠き11、
11を設ける。換言すれば、一対の切欠き11、11
は、座板1上で180°ずらした位置関係にある。
【0024】各切欠き11の形状は、正面弓形にする
と、座板1の製作上有利であるが、他の任意の形状を採
用してよい。
【0025】座板1の切欠き11の形状は、図1に示す
ように、座板1に対しカバー部材2を弾性的に変形させ
つつ係脱させる際に、カバー部材2の胴部21を矢印A
方向に向け、すなわち内方に向け手指で挟み付けるよう
に押圧した時、カバー部材胴部21の押圧部分を内側に
逃がしつつ、カバー部材2の正面の外形が2点鎖線で示
すような長円状に弾性的に変形できるものであれば、如
何なる形に形成してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の組付
け構造によるドアハンドル用丸座は、構造が極めて簡単
であり、加工精度についてそれほど配慮しなくても、カ
バー部材と座板との係脱を簡単かつ確実に行うできるも
のである。
【0027】また、カバー部材の着脱において、工具類
の使用を不要として手で楽に行えるようにしたので、カ
バー部材、座板又はドア表面を損傷させることがない、
など種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る丸座の組付け構造の実施例をカ
バー部材の一部を切除して示す正面図。
【図2】図1のII−II線による部分縦断平面図。
【図3】図1の座板の正面図。
【図4】その座板の部分縦断側面図。
【図5】図1のカバー部材の正面図。
【図6】そのカバー部材の縦断側面図。
【符号の説明】
10 ドア 1 座板 11 切欠き 2 カバー部材 21 胴部 3 係合手段 31 突部 32 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの表面に固定される正面円形状の座
    板と薄い有底円筒状のカバー部材とを、座板の外周部と
    カバー部材の胴部内面との間に設けられた突部と凹部と
    による着脱可能な複数の係合手段で嵌合係着させるよう
    にしたドアハンドル用丸座の組付け構造において、係合
    手段は座板の直径の両端部付近に互に対をなして設ける
    ものとし、一対の係合手段部分から座板の中心軸線の回
    りにほぼ90°ずらした角度位置において座板に対をな
    して切欠きを設け、カバー部材の胴部における前記座板
    の対をなす切欠きに相当する部分を座板の中心軸線に向
    け押圧させ、カバー部材の胴部における各係合手段部分
    をほぼ直径方向に押し広げることにより、座板に対しカ
    バー部材を弾性的に係脱させるようにしたことを特徴と
    するドアハンドル用丸座の組付け構造。
  2. 【請求項2】 座板の切欠きの形状を正面弓形に形成し
    た請求項1記載のドアハンドル用丸座の組付け構造。
  3. 【請求項3】 座板のカバー部材との間の一対の係合手
    段を座板において中心軸線の回りに180°ずらして設
    けた請求項1又は請求項2記載のドアハンドル用丸座の
    組付け構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257705A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Union Corp ドアハンドルの取付構造
JP2008133679A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Union Corp レバーハンドルの取付座
WO2008105405A1 (ja) * 2007-02-26 2008-09-04 Nifco Inc. ドアハンドル装置

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