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JPH08127200A - 永久記録板 - Google Patents

永久記録板

Info

Publication number
JPH08127200A
JPH08127200A JP26646894A JP26646894A JPH08127200A JP H08127200 A JPH08127200 A JP H08127200A JP 26646894 A JP26646894 A JP 26646894A JP 26646894 A JP26646894 A JP 26646894A JP H08127200 A JPH08127200 A JP H08127200A
Authority
JP
Japan
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characters
plate
permanent recording
laser beam
patterns
Prior art date
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Granted
Application number
JP26646894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2775395B2 (ja
Inventor
Yoji Marutani
洋二 丸谷
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Individual
Original Assignee
Individual
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Publication date
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Publication of JPH08127200A publication Critical patent/JPH08127200A/ja
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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 後世に長く伝えたい事項を記録するための記
録媒体と記録方法を開発する。 【構成】 レーザ光線を使用し各種セラミックス板
(塊、容器等)の表面を溶融除去して文字、模様、絵画
を描出することにより情報を記録する。さらに必要なも
のについては、その文字等の凹刻部に着色ガラス粉など
の着色剤を充填して焼成する。このように情報の記録さ
れたセラミックス板は記念碑などにはめ込まれて文字が
消滅することなく永久に保存される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偉業、社会的遺産、文
学的創作、個人の経歴などを記念碑、顕賞碑、墓碑など
に記載し、または記載した記録体を装着して、また、骨
壺などに利用して末長く保存するための永久記録方法及
び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】個人の業績、社会的遺産の記録、文学、
芸術等の創作物は紙や木板に書きとめ、或いは金属板、
石材等に彫刻して記念碑、顕賞碑或いは墓碑として残さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような記録が永
久に残存することは不可能に近い。例えば、古墳の発掘
調査に見られるように、貴重な記録物が腐食、褪色し、
或いは盗掘により持ち去られているものがほとんどであ
る。このような貴重な記録には腐食に強く、持ち去られ
ることもないものとして石碑があるが、これに記録する
ためには特殊技術による彫刻作業が必要であることと記
録容量が小さいことが問題であった。また、耐食性の良
好な金属板に彫刻することもあるが、例えば金、銀、ス
テンレス鋼などは腐食は進むのみならず高価であり、溶
解して他のものに鋳造し直すことが可能で破壊されるこ
とが起きるなど必ずしも最適材料とは言えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】記録を永久に保存するた
めの記録材料としては、融解や粉砕などしても再利用の
価値がなく耐火、耐食性を有し、機械的に堅牢であり、
かつ細かい文字、模様、絵画を記入することが可能であ
るものが望ましい。本発明は、アルミナ、炭化ケイ素、
窒化ケイ素、ジルコニア、フェライトなどをセラミック
ス板(または塊)とし、その表面にレーザ光線を照射し
て線及び面を蒸発除去することによって文字、模様、絵
画等を描出しこれを永久保存の記録体とするものであ
る。
【0005】また、レーザー光線により融解除去された
文字、模様、絵画等の彫刻凹部に着色ガラス粉、陶芸用
などの着色顔料、エナメル塗料または炭素粉の1または
複数を充填して加熱融着させることによりこの着色料を
定着させ、視認性とより一層の美観を向上させたもので
ある。
【0006】今一つの手段としては、コート材を塗布し
た焼成前のセラミック素材上に、適宜の方法、例えばX
−Yプロッターを用いてその表面から生地材料に達する
深さに文字、模様、絵画等を彫刻して、その後本焼成す
ることによって永久保存の可能な記録体をえることとし
たものである。
【0007】
【作用】レーザー光線を用いることによって非常に細か
い文字、模様がセラミックス上に彫刻(加熱蒸発)でき
る。したがって多量の情報を記録することができ、この
セラミックスは長年にわたって大気に晒されても腐食、
破損、焼損、摩滅することがなく、また流用目的で破壊
されることもなく記録事項が永久に保存せられることに
なる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面にしたがって説明す
る。まず、永久保存の記録板(または記録媒体、以下同
じ)としてアルミナ、炭化ケイ素、窒化ケイ素、ジルコ
ニア、フェライトなどの焼成されたセラミックスの板状
または塊状物を記録媒体1として使用し、このセラミッ
クスの表面にレーザ光線2を照射して加熱・蒸発させて
記録すべき文字、模様、絵画を描出する。レーザ光線は
レーザ加工機よりコンピュタ制御のもとに照射すること
が可能で非常に細かい文字、模様が描ける。
【0009】この実施例においてレーザ光線2は、波長
10.6ミクロンメーターの炭酸ガスレーザ光線を出力
約10ワットの連続出力の方法と、波長1.06ミクロ
ンメーターのYAGレーザ光線を平均出力30ワットの
パルス出力の方法を使用して文字を描出したが、いずれ
の方法においても良好な文字が描かれた。その出力条件
に関しては炭酸ガスレーザで5ないし20W、YAGレ
ーザにおいては20ないし50Wの範囲内で良好に使用
することができ、それ以上の出力においても可能で、加
工深さが深くなる。また、その出力形式はパルス出力で
も連続出力でもよい。
【0010】アルミナ板上においては上記レーザ光線2
の照射部及びその周辺が酸化されて容易に消すことがで
きない程度の黒ないし褐色の着色が生じる。この着色部
は文字を鮮明に描出する効果を有し美麗であるが文字の
周辺の着色は美観を損ない欠点となる。このような文字
周辺の着色を消去するためには該アルミナ板を摂氏70
0ないし850度で短時間加熱することが有効であり、
これによって文字部分の着色は消失することはなく残存
する。
【0011】炭化ケイ素、窒化ケイ素、ジルコニア、フ
ェライトなどのセラミックス記録板上に前記レーザ光線
で文字、模様を加熱・蒸発することにより描出するとそ
の描出部は基材の色彩と同色に現れる。記録体としては
この状態でもよいが、視認性および美観を向上させるた
めに該描出部に着色剤を充填し、必要なものについては
さらにそれぞれに必要とされる温度条件で焼結または乾
燥する。
【0012】前記の着色剤としては七宝焼きに使用され
る着色ガラス粉、陶芸用などの顔料、炭素粉、エナメル
塗料、ラッカーなどが有効である。
【0013】次に請求項4に対応するもので、図3に示
すようにアルミナ、炭化ケイ素、窒化ケイ素、ジルコニ
ア、フェライトなどのセラミックス素材を板状1aの表
面に着色ガラス粉、陶芸用着色顔料、炭素粉等の着色剤
3を塗布し、未焼成の段階でその表面から基材に達する
深さに彫刻機またはX−Yプロッター(図示していな
い)にカッター4を装着し或いは彫刻刀等で手彫りによ
り文字、模様を彫刻する。この彫刻されたセラミックス
板1aをそのセラミックスに適応した温度で焼成する。
これによって記録体の表面と異なる基材色の文字、模様
または絵画が鮮明に現れることになる。
【0014】以上によって作製されたセラミックス記録
板1は、石碑、顕彰碑5などの碑表面に、又はあらかじ
め刻設された凹刻部5に嵌合し接着剤などで貼付するこ
とにより装着される(図4)。これによってその記録は
消えることなく、流用目的で破壊されることなく永久に
保存されることになる。
【0015】なお、上記にはセラミックスの板状、塊状
のものについて説明したが記録媒体として容器状のもの
も使用することができることは当然である。例えば図5
に示すような箱状体7の表面あるいは内面、骨壺などの
表面などに記録することも可能でその用途は種々であ
る。
【0016】
【発明の効果】レーザ光線をコンピューター制御するこ
とによって細かな文字の描写が可能であり小面積のセラ
ミックス上に多量の情報が記録することができる。しか
も、記録された情報は消去、腐食、摩耗することがな
く、さらにリサイクル目的による破壊がなく永久保存資
料の記録体として有効なものである。
【0017】従来の石碑においては、個人の情報を多量
に記録することが不可能で碑の共用はあまり進まなかっ
たが、今後、土地の高騰などにより記念碑、顕賞碑、墓
碑を共用するものが多くなるものと考えられる。本発明
の記録媒体を使用し、該碑に嵌合など適宜の方法によっ
て添付すれば多量の情報が記録され碑の共同利用が進む
ものと思われる。
【0018】記録媒体の表面の色彩と文字、模様の色彩
を適当に組み合わせることによって美観に秀でたものが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ光線を用いセラミックス板上に文字を彫
刻している状態を示す斜視図である。
【図2】彫刻した文字に着色剤を充填した状態を示す斜
視図である。
【図3】未焼成のセラミックス上にカッターで文字を彫
刻している状態を示す斜視図である。
【図4】記録媒体を添付した記念碑の斜視図である。
【図5】セラミック製容器の内部に文字を彫刻した状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 レーザ光線 3 着色剤 4 カッター 5 顕賞碑 6 凹刻部 7 セラミック容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、模様、絵画等をセラミックス板上
    にレーザ光線により彫刻したことを特徴とする永久記録
    板。
  2. 【請求項2】 文字、模様、絵画等をセラミック板上に
    レーザ光線により彫刻し、その彫刻凹部に着色ガラス
    粉、着色顔料、エナメル塗料または炭素粉の1またはそ
    の複数を充填して加熱または乾燥し着色したことを特徴
    とする請求項1記載の永久記録板。
  3. 【請求項3】 記念碑、顕賞碑、墓碑に嵌合または貼付
    することに特徴を有する請求項1または請求項2記載の
    永久記録板。
  4. 【請求項4】 焼成前のセラミック板(塊)上にコート
    材を塗布した後、文字、模様、絵画等を彫刻して焼成す
    ることに特徴を有する永久記録板。
JP6266468A 1994-10-31 1994-10-31 永久記録板 Expired - Fee Related JP2775395B2 (ja)

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